JPH10258636A - 車両用カーテンの自動開閉装置 - Google Patents

車両用カーテンの自動開閉装置

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Publication number
JPH10258636A
JPH10258636A JP6783397A JP6783397A JPH10258636A JP H10258636 A JPH10258636 A JP H10258636A JP 6783397 A JP6783397 A JP 6783397A JP 6783397 A JP6783397 A JP 6783397A JP H10258636 A JPH10258636 A JP H10258636A
Authority
JP
Japan
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curtain
alarm
window
rail
controller
Prior art date
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Pending
Application number
JP6783397A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Matsuzaki
秀志 松崎
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10258636A publication Critical patent/JPH10258636A/ja
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  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】昼夜に拘らず常に、アラーム機構の設定部を設
定するだけでカーテンが自動的に展開され、警報時刻に
なるとカーテンが自動的に折畳まれる。 【解決手段】車室内に窓の上縁に沿ってレールが設けら
れ、このレールに沿って移動可能にカーテンの上縁がレ
ールに取付けられる。カーテンは駆動手段31にて窓を
覆うように展開され、かつ窓から車室外を視認可能に折
畳まれる。車室内の時計37に設けられたアラーム機構
41が警報時刻を設定する設定部41aと、時刻が警報
時刻になったことを検出する検出部41bと、検出部4
1bが警報時刻になったことを検出したときに目覚し音
を発する警報部41cとを有する。設定部41bに警報
時刻を設定したときにコントローラ43は駆動手段31
を介してカーテンを展開し、検出部41bが警報時刻に
なったことを検出したときにコントローラ43は駆動手
段31を介してカーテンを折畳む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の窓を覆うよ
うに展開し又は窓から車室外を視認可能に折畳まれるカ
ーテンを自動的に開閉する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカーテンの自動開閉装置
として、窓を覆うようにカーテンを展開するモータが窓
から車室外を視認可能にカーテンを折畳み、車室外の明
るさを照度センサが検出し、傾動自在なシートバックの
傾き角をシートバック位置センサが検出し、これらのセ
ンサの検出出力に基づいてコントローラが上記モータを
制御してカーテンを展開又は折畳むように構成された車
両用カーテンの駆動装置が開示されている(実開昭60
−61919)。この装置では、照度センサは所定の照
度以上の明るさを検出したときに検出出力を発生し、シ
ートバック位置センサはシートバックが路面に対してほ
ぼフラットな位置になったとき検出出力を発生するよう
になっている。
【0003】このように構成された車両用カーテンの駆
動装置では、照度センサが車室外の明るさが設定照度以
上になったことを検出し、かつシートバック位置センサ
がシートバックがフラットな位置になったことを検出す
ると、コントローラはこれらの各検出出力に基づいてモ
ータを駆動し、カーテンを自動的に展開して窓を覆う。
即ち、昼間シートバックを倒してベッドとして使用する
場合に、カーテンの開閉操作をせずにシートバックをフ
ラットにするだけで済む利点がある。またフラットな位
置にあるシートバックを起立させるか、或いは車室外の
明るさが所定の照度未満になるかすると、コントローラ
はモータを駆動してカーテンを折畳むようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の車
両用カーテンの駆動装置では、シートバックを倒しカー
テンにて窓が覆われた状態で乗員が仮眠しているうちに
夜になると、車室外の明るさが所定の照度未満になって
カーテンが不意に折畳まれたり、夜間に他の走行する自
動車のヘッドライトの光等により照度センサが反応しカ
ーテンが頻繁に展開又は折畳まれたりして、乗員を驚か
せる不具合があった。また上記従来の車両用カーテンの
駆動装置では、夜間シート上で仮眠しようとしてシート
を倒しても、照度センサが所定照度未満の明るさしか検
出しないため、コントローラがカーテンを展開せず、他
人に車室内を覗き込まれる恐れもあった。本発明の目的
は、車室外の明るさの変化によりカーテンが不意に展開
又は折畳まれることがなく、昼夜に拘らず常に、アラー
ム機構の設定部を設定するだけでカーテンを自動的に展
開し、警報時刻になるとカーテンを自動的に折畳むこと
ができる車両用カーテンの自動開閉装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、車室11内に窓16の上縁
に沿って設けられたレール23と、このレール23に沿
って移動可能に上縁がレール23に取付けられ駆動手段
31により窓16を覆うように展開されかつ窓16から
車室11外を視認可能に折畳まれるカーテン27と、車
室11に設けられた時計37と、時計37に設けられ警
報時刻を設定する設定部41aと時刻が警報時刻になっ
たことを検出する検出部41bと検出部41bが警報時
刻になったことを検出したときに目覚し音を発する警報
部41cとを有するアラーム機構41と、設定部41a
に警報時刻を設定したときに駆動手段31を介してカー
テン27を展開しかつ検出部41bが警報時刻になった
ことを検出したときに駆動手段31を介してカーテン2
7を折畳むコントローラ43とを備えた車両用カーテン
の自動開閉装置である。
【0006】この請求項1に記載された車両用カーテン
の自動開閉装置では、設定部41aに警報時刻を設定す
ると、コントローラ43は駆動手段31を駆動してカー
テン27を展開し、カーテン27により窓16を覆う。
この結果、車室11外の光が車室11内に差込まないの
で、乗員は車室11内でぐっすり仮眠することができ
る。また検出部41bが警報時刻になったことを検出す
ると、警報部41cが目覚し音を発し、かつコントロー
ラ43が駆動手段31を駆動してカーテン27を折畳
み、窓16から車室11外を視認可能になる。この結
果、仮眠している乗員は目覚し音により耳を刺激され、
かつ車室11外からの光により目を刺激され、確実に目
覚めることができる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1及び図2に示すように、車室11
に音響機器38が設けられ、アラーム機構41の検出部
41bが警報時刻になったことを検出したときにコント
ローラ43が音響機器38を作動させるように構成され
たことを特徴とする。この請求項2に記載された車両用
カーテンの自動開閉装置では、警報時刻になると音響機
器38から音楽等が流れるため、乗員は爽やかで気持よ
く目覚めることができる。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、車室にスピーカを有する音響機器が設けら
れ、アラーム機構の検出部が警報時刻になったことを検
出したときにコントローラがスピーカから目覚し音を流
すように構成されたことを特徴する。この請求項3に記
載された車両用カーテンの自動開閉装置では、警報部が
発する目覚し音が小さくても、スピーカから大音量の目
覚し音が流れるので、仮眠している乗員の耳を確実に刺
激することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1〜図9に示すように、キ
ャブオーバ型トラックのキャブ11内には運転席12、
補助席13及び助手席14が車幅方向に並んで設けら
れ、これらの席12〜14の後方にはベッド15が設け
られる。またキャブ11の周面には複数の窓16が設け
られる。窓16はキャブ11の前面に設けられた前窓1
7と、キャブ11の背面に設けられた後窓18と、キャ
ブ11の両側後面に設けられた一対のクォータ窓19,
19と、キャブ11の両側に開閉可能に取付けられた一
対のサイドドア21,22(図4)に設けられた一対の
ドア窓21a,22aとを有する(図2〜図4)。これ
らの窓17〜19,21a,22aにはウインドシール
ドガラス17a、バックウインドウガラス18a、一対
のクォータウインドウガラス19a,19a及びドアガ
ラス21b,22bがそれぞれ取付けられる。
【0010】キャブ11内には窓16の上縁に沿ってレ
ール23が設けられ、レール23にはカーテン27の上
縁がレール23に沿って移動可能に取付けられる(図2
〜図8)。レール23は左側のクォータ窓19の上縁か
ら左側のドア窓21aの上縁を介して前窓17の左半分
の上縁にわたって設けられた左側レール24と、右側の
クォータ窓19の上縁から右側のドア窓22aの上縁を
介して前窓17の右半分の上縁にわたって設けられた右
側レール25と、後窓18の上縁に沿って設けられた後
側レール26とを有する。左側レール24及び右側レー
ル25は左右対称に略L字状に折曲して形成され、後側
レール26は一直線状に形成される。また左側レール2
4及び右側レール25のうち左右のドア窓21a,22
aの上縁に沿う部分はドア21,22に取付けられるの
ではなく、ドア21,22の上方のキャブ11内面に取
付けられる。
【0011】カーテン27は左側のクォータ窓19から
左側のドア窓21aを介して前窓17の左半分を覆うよ
うに展開されかつこれらの窓19,21a,17からキ
ャブ11外を視認可能に左側レール24の後端に折畳ま
れる左側カーテン28と、右側のクォータ窓19から右
側のドア窓22aを介して前窓17の右半分を覆うよう
に展開されかつこれらの窓19,22a,17からキャ
ブ11外を視認可能に右側レール25の後端に折畳まれ
る左側カーテン29と、後窓18を覆うように展開され
かつこの窓18からキャブ11外を視認可能に後側レー
ル26の左端に折畳まれる後側カーテン30とを有す
る。これらのカーテン28〜30は駆動手段31により
駆動される(図1及び図4〜図8)。駆動手段31は左
側レール24に沿って左側カーテン28を移動させる左
側カーテン駆動手段32と、右側レール25に沿って右
側カーテン29を移動させる右側カーテン駆動手段33
と、後側レール26に沿って後側カーテン30を移動さ
せる後側カーテン駆動手段34とを備える。
【0012】左側カーテン駆動手段32及び右側カーテ
ン駆動手段33は同一に構成されたリニヤモータであ
り、略伏せC型チャンネル状に形成されたレール24,
25の一対の下壁上24a,25a面にレール24,2
5に沿って延びてそれぞれ固定された一対の回転子32
a,33aと、レール24,25内に移動可能に収容さ
れた浮上体32b,33bとを有する(図5及び図
6)。一対の回転子32a,33aはレール24,25
の長手方向に所定の間隔をあけて複数の鉄心(図示せ
ず)が設けられ、これらの鉄心にはコイル(図示せず)
がそれぞれ巻回される。浮上体32b,33bには上記
鉄心に対向しかつ所定の間隔をあけて3個の永久磁石3
2c,33cが設けられ、これらの磁石32c,33c
は磁極の向きが隣同士で逆向きとなるように配設され
る。また浮上体32b,33bの中央下面には被係止部
32d,33dがレール24,25の下方に突出して設
けられ、この被係止部32d,33dにはフック32
e,33eを介してカーテン28,29の前端上縁が取
付けられる。図5及び図6の符号32f,33fはレー
ル24,25の一対の下壁24a,25aに摺動可能に
係止する従動吊下げ具であり、カーテン28,29の上
縁を所定の間隔をあけて保持するように構成される。
【0013】後側カーテン駆動手段34は後側レール2
6の両端にそれぞれ設けられた駆動プーリ34a及び従
動プーリ34b(図4)と、レール26内を通って上記
プーリ34a,34bに掛渡された無端のワイヤ34c
(図7及び図8)と、上端がワイヤ34cに固定されレ
ール26の一対の下壁26a,26aに沿って摺動可能
な駆動吊下げ具34d(図7及び図8)と、上記駆動プ
ーリ34aを回転駆動する電動モータ34e(図4)と
を有する。駆動吊下げ具34dの下面には被係止部34
fがレール26の下方に突出して設けられ、この被係止
部34fにはフック34gを介してカーテン30の右端
上縁が取付けられる(図7及び図8)。図7及び図8の
符号34hはレール26の一対の下壁26a,26aに
摺動可能に係止する従動吊下げ具であり、カーテン30
の上縁を所定の間隔をあけて保持するように構成され
る。
【0014】またキャブ11内には前窓17の上方に時
計37とラジオ38とを収容したケース36が設けられ
る(図1〜図3)。時計37は現時刻を表示する表示部
39と、目覚し用のアラーム機構41とを備える(図
1)。アラーム機構41は警報時刻を設定する設定部4
1aと、時刻が警報時刻になったことを検出する検出部
41bと、検出部41bが警報時刻になったことを検出
したときに目覚し音を発する警報部41cとを有する。
表示部39には上記現時刻以外に、設定部41bにて設
定した警報時刻を表示したり、或はラジオ38の選曲し
た放送局の周波数を表示したりできるようになってい
る。また警報部41cはブザー又はベルであり、図1〜
図3の符号42はラジオ38の出力端子に接続されたス
ピーカである。検出部41bの検出出力はコントローラ
43の制御入力に接続され、コントローラ43の制御出
力は駆動回路44を介して左側カーテン駆動手段32及
び右側カーテン駆動手段33の回転子32a,33aの
コイルと、後側カーテン駆動手段34の電動モータ34
eと、ラジオ38にそれぞれ接続される(図1)。
【0015】またコントローラ43の制御入力には切換
スイッチ46と手動スイッチ47が接続され(図1)、
これらのスイッチ46,47はケース36近傍に設けら
れるか又はケース36に内蔵される。切換スイッチ46
は手動接点46aと、自動接点46bと、これらの接点
46a,46bのいずれか一方に切換わる可動片46c
とを有する。手動スイッチ47は折畳み接点47aと、
展開接点47bと、これらの接点47a,47bのいず
れか一方に切換わる可動片47cとを有する。切換スイ
ッチ46の可動片46cを手動接点46a側に切換える
と、図9に詳しく示すように手動スイッチ47を操作す
ることにより駆動手段31を介してカーテン27を展開
又は折畳み可能に構成され、切換スイッチ46の可動片
46cを自動接点46b側に切換えると、手動スイッチ
47を操作しても駆動手段31を駆動できないようにな
っている。
【0016】更に左側レール24及び右側レール25の
両端近傍には浮上体32b,33bがどちらの端部に位
置しているかを検出する浮上体位置センサ(図示せず)
がそれぞれ設けられ、後側レール26の両端近傍には駆
動吊下げ具34dがどちらの端部に位置しているかを検
出する吊下げ具位置センサ(図示せず)がそれぞれ設け
られる。これらの位置センサの検出出力はコントローラ
43の制御入力に接続され、コントローラ43はこれら
の位置センサの検出出力に基づいてカーテン27を駆動
する方向や駆動手段31を停止させる時期等を判断でき
るようになっている。
【0017】このように構成された車両用カーテンの自
動開閉装置の動作を図1〜図9に基づいて説明する。運
転者(図示せず)がキャブ11内のベッド15で仮眠す
るときには、切換スイッチ46の可動片46cを自動接
点46b側に切換えた後、時計37のアラーム機構41
の設定部41aを操作して起床する時刻、即ち警報時刻
を設定する。上記設定部41aの設定を検出部41bが
検出し、この検出部41bの検出出力に基づいてコント
ローラ43は左側カーテン駆動手段32及び右側カーテ
ン駆動手段33の回転子32a,33aの複数のコイル
(図示せず)に、位相をずらして所定周波数の交流を流
すので、回転子32a,33aの複数の鉄心(図示せ
ず)に交番磁界がそれぞれ発生し、浮上体32b,33
bが浮上し図5の実線矢印で示す方向にレール24,2
5に沿って移動する。この結果、レール24,25の後
端に折畳まれていたカーテン28,29のうち前端が浮
上体32b,33bとともに前方に移動するので、カー
テン28,29が次第に展開されてクォータ窓19,1
9、ドア窓21a,22a及び前窓17を覆う。
【0018】同時にコントローラ43は後側カーテン駆
動手段34の電動モータ34eを正転させてワイヤ34
cを図7の実線矢印で示す方向に移動させるので、駆動
吊下げ具34dがワイヤ34cとともに移動する。この
結果、レール26の左端に折畳まれていたカーテン30
のうち右端が駆動吊下げ具34dとともに移動するの
で、カーテン30が次第に展開されて後窓18を覆う。
従って、街灯・ヘッドライト等の光や日光がカーテン3
0に遮られてキャブ11内に差込まないので、運転者は
ベッド15でぐっすり仮眠することができる。
【0019】一方、検出部41bが警報時刻になったこ
とを検出すると、警報部41cが目覚し音を発し、コン
トローラ43は検出部41bの検出出力に基づいて左側
カーテン駆動手段32及び右側カーテン駆動手段33の
回転子32a,33aの複数のコイルに、位相を上記と
は反対方向にずらして所定周波数の交流を流すので、回
転子32a,33aの複数の鉄心に交番磁界がそれぞれ
発生し、前窓17上縁の略中央に位置する浮上体32
b,33bが浮上し図5の破線矢印で示す方向、即ち上
記とは逆向きに移動する。この結果、窓19,21a,
22a,17を覆っていたカーテン28,29のうち前
端が浮上体32b,33bとともに移動するので、カー
テン28,29が次第に折畳まれ、クォータ窓19,1
9、ドア窓21a,22a及び前窓17を通してキャブ
11外を視認できるようになる。
【0020】同時にコントローラ43は後側カーテン駆
動手段34の電動モータ34eを逆転させてワイヤ34
cを図7の破線矢印で示す方向に移動させるので、駆動
吊下げ具34dがワイヤ34cとともに移動する。この
結果、後窓18を覆っていたカーテン30のうち右端が
駆動吊下げ具34dとともに移動するので、カーテン3
0が次第に折畳まれ、後窓18からキャブ11外を視認
できるようになる。従って、仮眠している運転者は目覚
し音や時にはカーテン27の折畳み音により耳を刺激さ
れ、かつ日光や街灯・ヘッドライト等の光により目を刺
激され、確実に目覚めることができる。更にコントロー
ラ43はラジオ38をオンして、スピーカ42から放送
局の放送する音楽等を流すので、運転者は爽やかで気持
よく目覚めることができる。
【0021】なお、この実施の形態では、車両としてキ
ャブオーバ型トラックを挙げたが、ワンボックス車又は
その他の車両でもよい。また、この実施の形態では、音
響機器としてラジオを挙げたが、カセットデッキやCD
プレーヤ等の音響機器でもよい。また、この実施の形態
では、警報時刻になったときにコントローラがラジオを
オンしてスピーカから放送を流したが、警報時刻になっ
たときにコントローラがラジオをオンせずに、目覚し音
をラジオのスピーカから流すように構成してもよい。こ
の場合、警報部が発する目覚し音が小さくても、スピー
カから大音量の目覚し音が流れるので、仮眠している運
転者の耳を更に刺激でき、運転者を確実に目覚めさせる
ことができる。更に、後側カーテン駆動手段としてリニ
ヤモータを用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、車
室内に窓の上縁に沿ってレールを設け、レールに沿って
移動可能にカーテンの上縁をレールに取付け、このカー
テンを駆動手段が展開しかつ折畳み、時計のアラーム機
構の設定部に警報時刻を設定し、時刻が警報時刻になっ
たことを検出部が検出したときに警報部が目覚し音を発
し、更にコントローラが設定部に警報時刻を設定したと
きにカーテンを展開し、検出部が警報時刻になったとき
にカーテンを折畳むように構成したので、設定部に警報
時刻を設定すると、コントローラは駆動手段を駆動して
カーテンを展開し、カーテンにより窓を覆う。この結
果、車室外から街灯・ヘッドライト等の光や日光が車室
内に差込まないので、乗員は車室内でぐっすり仮眠する
ことができる。また検出部が警報時刻になったことを検
出すると、警報部が目覚し音を発し、かつコントローラ
が駆動手段を駆動してカーテンを折畳み、窓から車室外
を視認可能になる。この結果、仮眠している乗員は目覚
し音により耳を刺激され、かつ車室外からの日光や街灯
・ヘッドライト等の光により目を刺激され、確実に目覚
めることができる。
【0023】また展開されているカーテンが夜になって
不意に折畳まれたり、或は夜間に他車両のヘッドライト
の光等により照度センサが反応しカーテンが頻繁に展開
又は折畳まれたりする従来の車両用カーテンの駆動装置
と比較して、本発明では車室外の明るさに拘らず、アラ
ーム機構の設定部に設定した警報時刻になるまではカー
テンを展開された状態を保つことができる。また夜間シ
ート上で仮眠しようとしてシートを倒しても、照度セン
サが所定照度未満の明るさしか検出しないため、コント
ローラがカーテンを展開せず、他人に車室内を覗き込ま
れる恐れのあった従来の車両用カーテンの駆動装置と比
較して、本発明ではアラーム機構の設定部に警報時刻を
設定すれば、常にカーテンが自動的に展開して窓を覆う
ので、他人に車室内を覗き込まれることはない。
【0024】また車室に音響機器が設け、アラーム機構
の検出部が警報時刻になったことを検出したときにコン
トローラが音響機器を作動させるように構成すれば、警
報時刻になると音響機器から音楽等が流れるため、乗員
は爽やかで気持よく目覚めることができる。更に車室に
スピーカを有する音響機器を設け、アラーム機構の検出
部が警報時刻になったことを検出したときにコントロー
ラがスピーカから目覚し音を発するように構成すれば、
警報部が発する目覚し音が小さくても、スピーカから大
音量の目覚し音が流れるので、仮眠している乗員の耳を
更に刺激することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の車両用カーテンの自動開閉
装置を示す構成図。
【図2】そのカーテンを展開して窓を覆った状態を示す
キャブ内の斜視図。
【図3】そのカーテンを折畳んで窓から車室外を視認可
能にした状態を示すキャブ内の斜視図。
【図4】ルーフを取外した状態を示すキャブの平面図。
【図5】左側レール内又は右側レール内を左側カーテン
用モータ又は右側カーテン用モータの浮上体が移動する
ことにより左側カーテン又は右側カーテンを展開してい
る状態を示す要部斜視図。
【図6】図5のA−A線断面図。
【図7】ワイヤに固定された駆動吊下げ具が後側レール
内をワイヤとともに移動することにより後側カーテンを
展開している状態を示す要部斜視図。
【図8】図7のB−B線断面図。
【図9】そのカーテンの自動開閉装置の動作を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
11 キャブ(車室) 16 窓 23 レール 27 カーテン 31 駆動手段 37 時計 38 ラジオ(音響機器) 41 アラーム機構 41a 設定部 41b 検出部 41c 警報部 43 コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室(11)内に窓(16)の上縁に沿って設け
    られたレール(23)と、 前記レール(23)に沿って移動可能に上縁が前記レール(2
    3)に取付けられ駆動手段(31)により前記窓(16)を覆うよ
    うに展開されかつ前記窓(16)から車室(11)外を視認可能
    に折畳まれるカーテン(27)と、 車室(11)に設けられた時計(37)と、 前記時計(37)に設けられ警報時刻を設定する設定部(41
    a)と時刻が前記警報時刻になったことを検出する検出部
    (41b)と前記検出部(41b)が前記警報時刻になったことを
    検出したときに目覚し音を発する警報部(41c)とを有す
    るアラーム機構(41)と、 前記設定部(41a)に警報時刻を設定したときに前記駆動
    手段(31)を介して前記カーテン(27)を展開しかつ前記検
    出部(41b)が前記警報時刻になったことを検出したとき
    に前記駆動手段(31)を介して前記カーテン(27)を折畳む
    コントローラ(43)とを備えた車両用カーテンの自動開閉
    装置。
  2. 【請求項2】 車室(11)に音響機器(38)が設けられ、ア
    ラーム機構(41)の検出部(41b)が警報時刻になったこと
    を検出したときにコントローラ(43)が前記音響機器(38)
    を作動させるように構成された請求項1記載の車両用カ
    ーテンの自動開閉装置。
  3. 【請求項3】 車室にスピーカを有する音響機器が設け
    られ、アラーム機構の検出部が警報時刻になったことを
    検出したときにコントローラが前記スピーカから目覚し
    音を流すように構成された請求項1記載の車両用カーテ
    ンの自動開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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