JP2003063307A - 車両用照明装置 - Google Patents

車両用照明装置

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JP2003063307A JP2001252464A JP2001252464A JP2003063307A JP 2003063307 A JP2003063307 A JP 2003063307A JP 2001252464 A JP2001252464 A JP 2001252464A JP 2001252464 A JP2001252464 A JP 2001252464A JP 2003063307 A JP2003063307 A JP 2003063307A
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】車室内を視覚的に演出する照明を行う車両用照
明装置において、視覚的演出効果の高い照明を行いなが
ら、乗降時における障害等の視認性を高める。 【解決手段】車両用照明装置の発光制御手段は、発光手
段4,5,6,7,10,11,13,14を、ドア
2,3,8,9閉時は視覚的な演出効果の高い第1のモ
ードで発光させ、ドア2,3,8,9開時は、発光手段
からドア近傍の乗員の方向に光が照射されることを抑制
する第2のモードで制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内を照明する
車両用照明装置に関し、特に車室内を視覚的に演出する
車両用照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特開2000−23271に記載
されているように車載スピーカーに視覚的な演出(イル
ミネーション)用の発光手段を設けたり、特開2000
−43497に記載されているようにカーオーディオの
音声信号のレベルや音質に応じて発光制御手段が発光手
段を制御して発色状態や発光状態を変化させることで、
車室内を光によって視覚的に演出する車両用照明装置が
知られている。
【0003】また、特開平11−105626に記載さ
れているように、フットランプをドアトリム下部に設置
されたスピーカーに取り付けたものが知られている。
【0004】ここで、ドアトリム下部に設置されたスピ
ーカーやその近傍のインストルメントパネル等に演出用
の発光手段を設けることが考えられる。
【0005】また、高輝度、高コントラスト、鮮やかな
色調の発光を行なうことで乗員の目に付きやすくなり、
視覚的な演出効果をより高めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の照
明は通常ドアを閉じている状態で行なわれるものであ
り、ドアを開いた時にもドアを閉じている時と同様に照
明が行われると、夜間や暗い場所で乗降する際に車外の
状態を確認したい場合、発光手段が乗員から見て車外よ
りも手前にあることから、図15に示すように、ランプ
を内蔵した右前スピーカー5の発光が目に付くためにそ
の先に地面の水溜り29などの障害があっても確認しづ
らいという問題が考えられる。
【0007】したがって、本発明は、車室内を視覚的に
演出する照明を行う車両用照明装置において、視覚的な
演出効果の高い照明を行いながら、乗降時における障害
等の視認性を高めることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の構成による車両用照明装置は、ドア
車室内側、または車室内のドア近傍に設けられた発光手
段と、ドア閉時には、上記発光手段を車室内照明として
少なくともそのドア近傍の乗員の方向に光が照射される
ように発光させる第1のモードで制御し、ドア開時に
は、上記発光手段の発光を禁止する第2のモードで制御
する発光制御手段を有するものである。本発明の第1の
構成による車両用照明装置によれば、ドア閉時には演出
効果の高い照明を行え、ドア開時には照明を消灯するこ
とができる。
【0009】そして、本発明の第2の構成による車両用
照明装置は、ドア車室内側、または車室内のドア近傍に
設けられた発光手段と、ドア閉時には、上記発光手段を
車室内照明として少なくともそのドア近傍の乗員の方向
に光が照射されるように発光させる第1のモードで制御
し、ドア開時には、上記発光手段を略下方へ発光させる
第2のモードで制御する発光制御手段を有するものであ
る。本発明の第2の構成による車両用照明装置によれ
ば、ドア閉時には視覚的演出効果の高い照明を行え、ド
ア開時には足元や地面を照明できる。
【0010】また、本発明の第3の構成による車両用照
明装置は、ドア車室内側、または車室内のドア近傍に設
けられた発光手段が、それぞれ異なる照射方向に向けら
れた複数の発光部を有し、上記発光制御手段が、上記第
2のモードにおいて、上記複数の発光部のうち略下方を
照射するもののみ発光させるよう制御するものである。
本発明の第3の構成による車両用照明装置によれば、上
記本発明の第2の構成と同様の作用の他、上記発光手段
の照射方向を、可動部を設けることなく制御するとがで
きる。
【0011】さらに、本発明の第4の構成による車両用
照明装置は、ドア車室内側に設けられた発光手段と、ド
ア閉時には、上記発光手段を車室内照明として少なくと
もそのドア近傍の乗員の方向に光が照射されるように発
光させる第1のモードで制御し、ドア開時には、上記発
光手段を車両進行方向略後方へ発光させる第2のモード
で制御する発光制御手段を有するものである。本発明の
第4の構成による車両用照明装置によれば、ドア閉時に
は演出効果の高い照明を行え、ドア開時には、ドアの開
放を後方へ警告表示できる。
【0012】そして、本発明の第5の構成による車両用
照明装置は、ドア車室内側に設けられた発光手段が、そ
れぞれ異なる照射方向に向けられた複数の発光部を有
し、上記発光制御手段が、上記第2のモードにおいて、
上記複数の発光部のうち車両進行方向略後方を照射する
もののみ発光させるよう制御するものである。本発明の
第5の構成による車両用照明装置によれば、上記本発明
の第4の構成と同様の作用の他、上記発光手段の照射方
向を、可動部を設けることなく制御することができる。
【0013】また、本発明の第6の構成による車両用照
明装置は、ドア車室内側に設けられた発光手段と、ドア
閉時には、上記発光手段を車室内照明として少なくとも
そのドア近傍の乗員の方向に光が照射されるように発光
させる第1のモードで制御し、ドア開時には、上記発光
手段の略下方と車両進行方向略後方へ発光させる第2の
モードで制御する発光制御手段を有するものである。本
発明の第6の構成による車両用照明装置によれば、ドア
閉時には演出効果の高い照明を行え、ドア開時には、足
元や地面を照明でき、かつ、ドアの開放を後方へ警告表
示することができる。
【0014】さらに、本発明の第7の構成による車両用
照明装置は、ドア車室内側に設けられた発光手段が、そ
れぞれ異なる照射方向に向けられた複数の発光部を有
し、上記発光制御手段が、上記第2のモードにおいて、
上記複数の発光部のうち略下方と車両進行方向略後方へ
照射するもののみ発光させるよう制御するものである。
本発明の第7の構成による車両用照明装置によれば、上
記本発明の第6の構成と同様の作用の他、上記発光手段
の照射方向を、可動部を設けることなく制御することが
できる。
【0015】そして、本発明の第8の構成による車両用
照明装置は、複数のドアを備えた車両において、上記発
光手段が、各ドアに対応して設けられ、上記発光制御手
段が、開放されたドアに対応した上記発光手段のみを上
記第2のモードで制御するものである。本発明の第8の
構成による車両用照明装置によれば、ドア閉時には演出
効果の高い照明を行え、ドア開時には、開放したドアに
対応した発光手段のみ上記第2のモードにより制御し、
乗降に関係のない他のドアに対応した発光手段はそのま
ま演出効果の高い照明を行うことができる。
【0016】また、本発明の第9の構成による車両用照
明装置は、上記発光手段が、インストルメントパネルの
ドア近傍に設けられているものである。本発明の第10
の構成による車両用照明装置によれば、上記発光手段を
ドアに取り付ける場合に比して、ドアの配線の複雑化や
延長による重量の増加を抑えることが出来る。
【0017】さらに、本発明の第10の構成による車両
用照明装置は、上記発光手段が、スピーカーと一体、又
はその近傍に取り付けられ、上記発光制御手段は上記第
1のモードにおいては上記スピーカーによる音響出力状
況に同期して上記発光手段を発光制御させているもので
ある。これにより、上記発光手段取り付けスペースを省
くことが出来、レイアウトの自由度が高くなる。また、
このように発光制御された光はちかちかしてしまうた
め、乗員の乗降時における障害等の視認性を確実に阻害
するという問題点を生じるが、そのような問題点も解消
可能である。
【0018】
【発明の効果】上記本発明による車両用照明装置によれ
ば、視覚的演出効果の高い車室内照明を行いながら、乗
降時において、障害等の視認性を高めることが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1〜図7により説明する。
【0020】本実施形態における車両の平面概略図であ
る図1に示すように、車両1の左右前ドア2、3にそれ
ぞれ照明装置付の左右ドアスピーカー4、5と前ドアカ
ーテシランプ6、7が、左右後ドア8、9にはそれぞれ
後ドアカーテシランプ10、11が取り付けられ、リア
パッケージトレイ12に照明装置付の後スピーカー1
3、14が取り付けられている。
【0021】そして、本実施形態における右側ドアの斜
視図である図2に示すように、右ドアスピーカー5は右
前ドア3のドアトリム15の下部で車両進行方向前方に
配置され、同方向後方に右前ドアカーテシランプ7が配
置されている。
【0022】また、本実施形態におけるドアスピーカー
の断面図である図3(a)、および図3(a)中のラン
プおよび反射板の正面図である図3(b)に示すよう
に、右ドアスピーカー5は右前ドア3のドアインナパネ
ル16に取り付けられたスピーカー本体17と、ドアト
リム15のドアインナパネル16側に取り付けられた反
射板18と、この反射板18の中央部に設けられた音透
過用の開口部19、および反射板18の中央に取り付け
られたランプ20と、ドアトリム15の車室内側に露出
し、発光面として機能する防塵用スピーカーカバー21
から構成される。なお、左右前ドア2、3は、図6、図
12乃至図14に示されているように、車両進行方向前
端を垂直軸にして開閉可能に構成されている所謂前端ヒ
ンジ式のドアであり、その左右前ドア2、3が開いてい
る時であっても閉じている時であっても、ランプ20を
点灯させるとそのドア近傍の乗員の方向に直接的或いは
間接的に光が照射されるように配置されている。
【0023】また、上記ランプ20は、白熱電球やLE
D、ネオン管等の光源を使用することができ、その発光
色は、発色の異なる複数の電球を切換えて制御するか、
あるいは多色発光可能なLEDを用いた発色制御などに
よって変更してもよい。
【0024】ここで、この第1実施形態の動作を説明す
る。本実施形態における発光制御装置のブロック図であ
る図4に示すように、本実施形態ではカーオーディオの
音響コントローラA1によって各スピーカーランプやド
アカーテシランプを制御している。
【0025】なお、音響コントローラA1は、その制御
を行うCPUと、制御に関する基本的なプログラムを記
録したROMと、一時的にデータを記憶するRAMと、
端子を通じて外部接続ユニットと信号の入出力を行うI
/Oポートから構成され、バッテリーA11から直接電
力を供給されることにより、外部接続ユニットA2〜A
5との入出力以外は常時信号を入出力可能になってい
る。
【0026】次に、上記音響コントローラA1と外部接
続ユニットとの接続状況について説明する。A2〜A5
はカーオーディオの操作スイッチ、CD等の音楽媒体リ
ーダーやチューナー等のユニットであり、上記音響コン
トローラA1は、上記操作スイッチA2から操作信号の
入力を受け、ディスプレイA3へ表示命令信号や表示デ
ータ信号を出力し、上記リーダーA4やチューナーA5
との制御命令信号やデータ信号の入出力を行なう。
【0027】そして、各ドアの開放検出スイッチA6、
A8、A12、A16からは各ドアの開放信号の入力を
受け、各ドアのカーテシランプA7、A9、A15、A
19へ発光命令信号を出力する。
【0028】また、左右ドアスピーカーA13、A17
と、左右後スピーカーA20、A22に接続されてお
り、これら各スピーカーへ音声信号を出力する。
【0029】さらに、左右ドアスピーカーと左右後スピ
ーカーの内蔵ランプA14、A18、A21、A23に
接続されており、各ランプに発光信号を出力する。
【0030】その他、イグニッションスイッチA10に
接続され、このイグニッションスイッチA10のON信
号の入力を受ける。また、バッテリーA11に接続さ
れ、常時電力供給されている。
【0031】上記音響コントローラA1の制御は、図5
に示されるフローS1に沿ってループ制御が行われる。
まず、ステップS101において、イグニッションスイ
ッチA10からその状態信号を検出し、ついでステップ
S102において、操作スイッチA2から操作信号の検
出を行う。
【0032】なお、フローには示していないが上記音響
コントローラはイグニッションスイッチA10OFF時
に上記カーオーディオをOFFにすると共に、カーオー
ディオの操作状態をRAMに記憶しておき、イグニッシ
ョンスイッチA10ON後にその操作状態に復帰する。
【0033】ここで、音響コントローラA1に、イグニ
ッションスイッチA10からON信号が入力され、かつ
操作スイッチA11から上記カーオーディオOFF以外
の操作信号が入力されるか、RAMに記憶された操作状
態が上記カーオーディオOFF以外の場合にはステップ
S103に進み、音響コントローラA1は、入力された
操作信号に応じてディスプレイA3に表示信号を出力し
て制御し、必要に応じて音楽用CDや磁気テープ等の音
楽媒体リーダA4に制御信号を出力するか、TVやラジ
オのチューナーA5に制御信号を出力することで、必要
なデータを入力させ、それを音声信号に変換した後、各
スピーカーA13、A17、A20、A22に音声信号
を出力して音声を発生させる。
【0034】次に、ステップS104において、音響コ
ントローラA1に、各ドア開検出スイッチA6、A8、
A12、A16からドア開放信号が入力された場合、例
えば左前ドア開検出スイッチA12から左前ドア2の開
放信号が入力された場合では、ステップS105に進
み、左前スピーカー内蔵ランプA14からその内蔵ラン
プへの発光信号の出力を禁止して、本実施形態における
車両の平面概略図である図6に示すようにその内蔵ラン
プを消灯する。なお、図6中の矢印は発光部からの照射
方向を示し、他の本発明に関する車両の平面概略図であ
る図7、図12、図14、図17でも同様である。
【0035】そして、音響コントローラA1は、ステッ
プS106において、左前スピーカー内蔵ランプA14
以外のスピーカー内蔵ランプA18、A21、A23に
は、音声信号レベルに比例した所定の発光・発色パター
ンによるモード(すなわち、スピーカーA17、A2
0、A22による音響出力状況に同期してスピーカー内
蔵ランプA18、A21、A23が発光制御されている
モードであり、以降、所定モードとする)でこれら内蔵
ランプの発光信号を出力することにより、各スピーカー
内蔵ランプA18、A21、A23を点灯制御する。こ
れにより、少なくともそのドア近傍の乗員の方向に対し
て所定モードでの光が直接的或いは間接的に照射される
ようになっている。
【0036】ここで、上記所定モードは上記の形態に限
らず、あらかじめ発光・発色パターンをROMに記憶さ
せておき、音声信号が出力状態の場合にこの発光・発色
パターンを出力するものでもよい。
【0037】そして、音響コントローラA1は、ステッ
プS107において、開放された左前ドア2の左前ドア
カーテシランプA15に発光信号を出力し、この左前ド
アカーテシランプA15を点灯した後リターンするよう
になっている。
【0038】また、音響コントローラA1は、上記ステ
ップS101、S102において、イグニッションスイ
ッチA10がOFFであるか、カーオーディオが停止状
態である場合は、ステップS111に進み、音響コント
ローラA1に各ドア開検出スイッチA6、A8、A1
2、A16からドア開放信号が入力された場合には、ス
テップS107に進んで、その開放されたドアのドアカ
ーテシランプを点灯させ、そうでない場合は、ステップ
S112、S113に進んで、ドアカーテシランプと全
スピーカー内蔵ランプを消灯させてリターンする。
【0039】また、音響コントローラA1は、上記ステ
ップS104において、音響コントローラA1にドア開
放信号が入力されなかった場合は、ステップS121に
進み、各スピーカー内蔵ランプA14、A18、A2
1、A23に所定モードによる発光信号を出力して、本
発明の車両の平面概略図である図7に示すように、全ス
ピーカー内蔵ランプを点灯し、ステップS122におい
て各ドアカーテシランプA7、A9、A15、A19へ
のドアカーテシランプ発光信号の出力を禁止する。すな
わち、ドアカーテシランプが点灯していれば消灯させて
リターンする。これにより、少なくともそのドア近傍の
乗員の方向に対して所定モードでの光が直接的或いは間
接的に照射されるようになっている。
【0040】このように、本実施形態による車両用照明
装置によれば、ドア閉時には装飾効果の高い照明を行
い、ドア開時にはその開放されたドアのドアスピーカー
内蔵ランプを消灯するため、このランプの光が乗員の目
に付くことを防ぐことができる。
【0041】次に、本発明の第2実施形態を図4、およ
び図8乃至図12により説明する。本実施形態における
車両の平面概略図である図8、右側ドアの斜視図である
図9に示すように、車両1の左右前ドア2、3にそれぞ
れ照明装置付の左右ドアスピーカー4、5が、左右後ド
ア8、9にはそれぞれ後ドアカーテシランプ10、11
が取り付けられ、リアパッケージトレイ12に照明装置
付の後スピーカー13、14が取り付けられており、右
ドアスピーカー5は右前ドア3のドアトリム15の下部
で車両進行方向後方に配置され、左も同様の構成であ
る。
【0042】そして、本実施形態におけるドアスピーカ
ーの断面図である図10(a)、および図10(a)中
のランプおよび反射板の正面図である図10(b)に示
すように、右ドアスピーカー5は右前ドア3のドアイン
ナパネル16に取り付けられたスピーカー本体17と、
ドアトリム15のドアインナパネル16側に取り付けら
れた反射板22と、この反射板22の中央部に設けられ
た音透過用の開口部23、および反射板22の上下左右
に取り付けられた、下方向を照射する白色の発光色であ
るスピーカー内蔵ランプ24a、上方向を照射する赤乃
至白以外の発光色であるスピーカー内蔵ランプ24b、
車両進行方向後方(図示右方向)を照射する赤色の発光
色であるスピーカー内蔵ランプ24c、車両進行方向前
方(図示左方向)を照射する赤乃至白以外の発光色であ
るスピーカー内蔵ランプ24dと、ドアトリム15の車
室内側に露出し、光が通過可能な網目状のスピーカーカ
バー25から構成される。なお、左右前ドア2、3は、
図6、図12乃至図14に示されているように、車両進
行方向前端を垂直軸にして開閉可能に構成されている所
謂前端ヒンジ式のドアであり、その左右前ドア2、3が
開いている時であっても閉じている時であっても、ラン
プ20を点灯させるとそのドア近傍の乗員の方向に直接
的或いは間接的に光が照射されるようにレイアウトされ
ている。
【0043】ここで、この第2実施形態の動作を説明す
る。本実施形態では上記第1実施形態同様、図4に示す
音響コントローラA1によって各スピーカー内蔵ランプ
やドアカーテシランプを制御している。具体的には、図
11に示すフローS2に沿ってループ制御が行われる。
但し、本実施形態においては、前ドアカーテシランプを
前ドアのドアスピーカー内蔵ランプが兼用するため、前
ドアカーテシランプA15およびA19(破線)は必要
無い。
【0044】まず、音響コントローラA1は、ステップ
S201、S202において、上記ステップS101、
S102同様イグニッションスイッチA10がONであ
り、カーオーディオが作動状態の場合にはステップS2
03に進み、操作スイッチA2から入力されるカーオー
ディオの操作信号に応じた音響制御を行う。
【0045】そして、音響コントローラA1は、ステッ
プS204において、前ドアの開放が検出された場合、
例えば左前ドア開検出スイッチA12から左前ドア2の
開放信号が入力された場合は、ステップS205に進
み、本実施形態における車両の平面概略図である図12
に示すように、開放された左前ドア2の左前スピーカー
4のスピーカー内蔵ランプ24a、24b、24c、2
4dのうち、下方に照射する白色の発光色であるスピー
カー内蔵ランプ24aを、足元照明として発光させ、後
方に照射する赤色の発光色であるスピーカー内蔵ランプ
24cを後方警告表示として発光させると共に、他のス
ピーカー内蔵ランプ24b、24dを消灯するよう左前
スピーカー内蔵ランプA14に発光信号を出力する。
【0046】その後、ステップS206に進み、その他
のスピーカー内蔵ランプA18、A21、A23に所定
モードで発光信号を出力して、視覚的演出効果のある赤
乃至白以外の発光色であるスピーカー内蔵ランプ24
b、24dのみを点灯制御する。これにより、少なくと
もそのドア近傍の乗員の方向に対して所定モードでの光
が直接的或いは間接的に照射されるようになっている。
【0047】次に、音響コントローラA1は、ステップ
207において、後ドアの開放が検出された場合、例え
ば左後ドア開検出スイッチA6から左後ドア8の開放信
号が入力された場合は、ステップS208に進み、開放
された左後ドア8の左後ドアカーテシランプA7に発光
信号を出力してこの左後ドアカーテシランプA7を点灯
し、ステップ207において、後ドアの開放が検出され
なかった場合は、ステップS209に進み、左右後ドア
カーテシランプA7,A9への発光信号を禁止した後、
左右後ドアカーテシランプA7,A9を消灯してリター
ンする。
【0048】また、音響コントローラA1は、ステップ
S201,S202において、イグニッションスイッチ
A10がOFFであるか、カーオーディオが停止状態で
ある場合は、ステップS211に進み、前ドアの開放が
検出された場合、例えば左前ドア開検出スイッチA12
から左前ドア2の開放信号が入力された場合には、ステ
ップS212に進んで、上記S205同様左前スピーカ
ー内蔵ランプA14に発光信号を出力し、ステップS2
11において、前ドアの開放が検出されなかった場合
は、ステップS213に進み、全スピーカー内蔵ランプ
A14、A18、A21、A23への発光信号を禁止
し、全スピーカー内蔵ランプを消灯した後、ステップS
207へ進み、上記同様後カーテシランプの処理をして
リターンする。
【0049】また、音響コントローラA1は、ステップ
S204において、前ドアの開放を検出しなかった場
合、ステップS221に進み、全スピーカー内蔵ランプ
A14、A18、A21、A23に所定モードによる発
光信号を出力して、視覚的演出効果のある赤乃至白以外
の発光色であるスピーカー内蔵ランプ24b、24dの
みを点灯した後、ステップS207へ進み、上記同様後
カーテシランプの処理をしてリターンする。これによ
り、少なくともそのドア近傍の乗員の方向に対して所定
モードでの光が直接的或いは間接的に照射されるように
なっている。
【0050】このように、本実施形態による車両用照明
装置によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得られ
ると共に、ドア開時には、その照明装置を足元照明と後
方表示灯として利用することができる他、左右前ドアカ
ーテシランプが無いのでドアトリムのスペースの効率を
向上し、デザインの自由度を広げることができる。ま
た、閉じている前ドアにおいては、発光色が白或いは赤
であるスピーカー内蔵ランプ24a、24cを消灯して
おり、発光色が視覚的演出効果の高い色(例えば青等、
赤或いは白以外の色)であるランプのみを点灯させてい
る。従って、閉じている前ドアにおける視覚的演出効果
が赤或いは白の発光色により損なわれることを極小化で
きる。更に、開いている前ドアにおいては、そのドア近
傍の乗員の方向に光を照射するスピーカー内蔵ランプ2
4b、24dを消灯しており、乗員の乗降時における障
害等の視認性が損なわれることを極小化している。その
上で、前ドアが閉じている時とはその発光方向或いは発
光色(或いはその両方)が異なるスピーカー内蔵ランプ
24a、24cを点灯させているので、各々足元の照明
(スピーカー内蔵ランプ24a)、及び後方への警告
(スピーカー内蔵ランプ24c)を有効に行うことがで
きる。
【0051】なお、上記第1乃至第2実施形態では、本
発明の車両用照明装置の発光手段であるスピーカー内蔵
ランプは、ドアを開放した際に開放したドアに設けられ
たドアスピーカー内蔵ランプのみ、発光手段から車室内
側上方に照射される方向成分を含む発光を禁止、または
抑制する第2のモードで制御し、他のスピーカー内蔵ラ
ンプは所定モードで制御したが、制御を簡略化して、ド
アを開放した際に全ての発光手段を第2のモードで制御
してもよい。
【0052】また、本発明の他の実施形態として、図1
3に示すように、インストルメントパネル26のドア近
傍に設けられた照明用ランプ付のスピーカー27や、図
14に示すように、インストルメントパネル26のドア
近傍に取り付けられた車室内照明用ランプ28を備え、
これらの発光手段をドア開時には所定モードで車室内を
照明し、ドア開時に消灯するか、又は照明を下方に照射
して足元照明に利用する車両用照明装置が考えられる。
【0053】さらに、本発明は、上記実施形態に限ら
ず、発光手段を、ドアトリムや、ピラー、ステップ、ル
ーフなどのドア近傍に設けたものであれば、本発明を実
施することができる。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における照明装置の配置
を示す車両の平面概略図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるドアスピーカー
のドアへの取り付け状態を示す右側ドアの斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態におけるドアスピーカー
であり、(a)は図2中のA−A線部分を矢印方向から
見た断面図、(b)は(a)中のランプおよび反射板を
車室内側から見た正面図である。
【図4】本発明の第1および第2実施形態における発光
制御手段のブロック図である。
【図5】本発明の第1実施形態における発光制御手段の
フローチャートを示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態における照明装置のドア
開時における発光状態を示す車両の平面概略図である。
【図7】本発明の第1実施形態における照明装置のドア
閉時における発光状態を示す車両の平面概略図である。
【図8】本発明の第2実施形態における照明装置の車両
の平面概略図である。
【図9】本発明の第2実施形態におけるドアスピーカー
のドアへの取り付け状態を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態におけるドアスピーカ
ーであり、(a)は図9中のB−B線を矢印方向から見
た断面図、(b)は(a)中のランプおよび反射板を車
室内側から見た正面図である。
【図11】本発明の第2実施形態における発光制御手段
のフローチャートを示す図である。
【図12】本発明の第2実施形態における照明装置のド
ア開時における使用状態を示す車両の平面概略図であ
る。
【図13】本発明の他の実施形態における照明装置付ス
ピーカーのインストルメントパネルへの取り付け状態を
示す図である。
【図14】本発明の他の実施形態における照明装置のイ
ンストルメントパネルへの取り付け状態を示す図であ
る。
【図15】本発明の課題を示す図である。
【符号の説明】
1・・・車両 2、3、8、9・・・ドア 4、5、6、7、10、11、13、14、27、28
・・・発光手段 26・・・インストルメントパネル A1・・・発光制御手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3K040 CA01 CA05 DC00 EA03 EA05 EB02 EB03 FB03 GB08 GB09 GC14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア車室内側、または車室内のドア近傍に
    設けられた発光手段と、ドア閉時には、上記発光手段を
    車室内照明として少なくともそのドア近傍の乗員の方向
    に光が照射されるように発光させる第1のモードで制御
    し、ドア開時には、上記発光手段の発光を禁止する第2
    のモードで制御する発光制御手段とを備えることを特徴
    とする車両用照明装置。
  2. 【請求項2】ドア車室内側、または車室内のドア近傍に
    設けられた発光手段と、ドア閉時には、上記発光手段を
    車室内照明として少なくともそのドア近傍の乗員の方向
    に光が照射されるように発光させる第1のモードで制御
    し、ドア開時には、上記発光手段を略下方へ発光させる
    第2のモードで制御する発光制御手段とを備えることを
    特徴とする車両用照明装置。
  3. 【請求項3】上記車両用照明装置は、上記発光手段が、
    それぞれ異なる照射方向に向けられた複数の発光部を有
    し、上記発光制御手段が、上記第2のモードにおいて、
    上記発光部のうち略下方を照射するもののみ発光させる
    よう制御するものであることを特徴とする請求項2記載
    の車両用照明装置。
  4. 【請求項4】ドア車室内側に設けられた発光手段と、ド
    ア閉時には、上記発光手段を車室内照明として少なくと
    もそのドア近傍の乗員の方向に光が照射されるように発
    光させる第1のモードで制御し、ドア開時には、上記発
    光手段を車両進行方向略後方へ発光させる第2のモード
    で制御する発光制御手段とを備えることを特徴とする車
    両用照明装置。
  5. 【請求項5】上記車両用照明装置は、上記発光手段が、
    それぞれ異なる照射方向に向けられた複数の発光部を有
    し、上記発光制御手段が、上記第2のモードにおいて、
    上記複数の発光部のうち車両進行方向略後方を照射する
    もののみ発光させるよう制御するものであることを特徴
    とする請求項4記載の車両用照明装置。
  6. 【請求項6】ドア車室内側に設けられた発光手段と、ド
    ア閉時には、上記発光手段を車室内照明として少なくと
    もそのドア近傍の乗員の方向に光が照射されるように発
    光させる第1のモードで制御し、ドア開時には、上記発
    光手段を略下方および車両進行方向略後方へ発光させる
    第2のモードで制御する発光制御手段とを備えることを
    特徴とする車両用照明装置。
  7. 【請求項7】上記車両用照明装置は、上記発光手段が、
    それぞれ異なる照射方向に向けられた複数の発光部を有
    し、上記発光制御手段が、上記第2のモードにおいて、
    上記発光部のうち略下方および車両進行方向略後方へ照
    射するもののみ発光させるよう制御するものであること
    を特徴とする請求項6記載の車両用照明装置。
  8. 【請求項8】複数のドアを備えた車両において、上記発
    光手段が、各ドアに対応して設けられ、上記発光制御手
    段が、上記第2のモードにおいて開放されたドアに対応
    した発光手段のみを制御することを特徴とする請求項1
    乃至7記載の車両用照明装置。
  9. 【請求項9】上記発光手段が、インストルメントパネル
    のドア近傍に設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至3、および請求項8記載の車両用照明装置。
  10. 【請求項10】上記発光手段がスピーカーと一体、又は
    その近傍に取り付けられ、上記発光制御手段は上記第1
    のモードにおいては上記スピーカーによる音響出力状況
    に同期して上記発光手段を発光制御させていることを特
    徴とする請求項1乃至9記載の車両用照明装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022325A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Fujikura Ltd 車両用ドアの照明装置
WO2018207272A1 (ja) * 2017-05-10 2018-11-15 河西工業株式会社 車両室内用照明装置
WO2024128028A1 (ja) * 2022-12-12 2024-06-20 株式会社小糸製作所 車両用灯具

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