JPH10257324A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH10257324A JPH10257324A JP9070794A JP7079497A JPH10257324A JP H10257324 A JPH10257324 A JP H10257324A JP 9070794 A JP9070794 A JP 9070794A JP 7079497 A JP7079497 A JP 7079497A JP H10257324 A JPH10257324 A JP H10257324A
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Links
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 40
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- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- KNMAVSAGTYIFJF-UHFFFAOYSA-N 1-[2-[(2-hydroxy-3-phenoxypropyl)amino]ethylamino]-3-phenoxypropan-2-ol;dihydrochloride Chemical compound Cl.Cl.C=1C=CC=CC=1OCC(O)CNCCNCC(O)COC1=CC=CC=C1 KNMAVSAGTYIFJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 濃度変換手段に予め設定しておく濃度変換内
容を原稿画像の種類ごとに複数用意しておき、原稿の種
類別に最適な濃度の設定を行う。 【解決手段】 本発明の画像処理装置は、画像入力部1
01、濃度変換部102、画像処理部103、画像出力
部104、制御部105、操作部106、画像特徴検出
部107を備えている。画像特徴検出部107は具体的
にはエッジ検出部205と黒画素連続検出部206から
構成される。そして、画像データの濃度分布のみならず
画像データの特徴検出結果に応じて所定の濃度変換カー
ブを選択する。
容を原稿画像の種類ごとに複数用意しておき、原稿の種
類別に最適な濃度の設定を行う。 【解決手段】 本発明の画像処理装置は、画像入力部1
01、濃度変換部102、画像処理部103、画像出力
部104、制御部105、操作部106、画像特徴検出
部107を備えている。画像特徴検出部107は具体的
にはエッジ検出部205と黒画素連続検出部206から
構成される。そして、画像データの濃度分布のみならず
画像データの特徴検出結果に応じて所定の濃度変換カー
ブを選択する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データをディ
ジタル信号により処理する画像処理装置に係り、特に、
様々な特徴を持つ原稿に対して最適な濃度変換を施し、
再現性を高めるための画像処理技術に関する。この画像
処理装置は、スキャナ、ファクシミリ、プリンタに好適
である。
ジタル信号により処理する画像処理装置に係り、特に、
様々な特徴を持つ原稿に対して最適な濃度変換を施し、
再現性を高めるための画像処理技術に関する。この画像
処理装置は、スキャナ、ファクシミリ、プリンタに好適
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディジタル複写機等において、
スキャナから入力される画像データを処理してプリンタ
から出力する場合には、原稿画像の濃度を制御するγ補
正などの濃度変換手段を有している。その濃度変換手段
の濃度変換の設定を原稿全体の濃度範囲から決定するこ
とで画像品質を向上させる発明として、特開平5−14
730(画像形成装置・キャノン)号公報がある。ま
た、地肌濃度範囲の除去を行うことで画像品質を向上さ
せる発明として特開平2−265276(画像読み取り
装置の地肌除去方式・富士ゼロックス)号公報等があ
る。
スキャナから入力される画像データを処理してプリンタ
から出力する場合には、原稿画像の濃度を制御するγ補
正などの濃度変換手段を有している。その濃度変換手段
の濃度変換の設定を原稿全体の濃度範囲から決定するこ
とで画像品質を向上させる発明として、特開平5−14
730(画像形成装置・キャノン)号公報がある。ま
た、地肌濃度範囲の除去を行うことで画像品質を向上さ
せる発明として特開平2−265276(画像読み取り
装置の地肌除去方式・富士ゼロックス)号公報等があ
る。
【0003】しかし、1枚の原稿の中に性質の異なる画
像が含まれており、このような画像の種類別に濃度が異
なることを検出して、その濃度分布範囲に応じて濃度変
換装置を選択するような方法を講じたものは見られな
い。また、こうした方法を講じた上に濃度変換範囲の指
定が可能なようにし、さらにその指定を簡便で容易にな
るように考慮されているものはない。
像が含まれており、このような画像の種類別に濃度が異
なることを検出して、その濃度分布範囲に応じて濃度変
換装置を選択するような方法を講じたものは見られな
い。また、こうした方法を講じた上に濃度変換範囲の指
定が可能なようにし、さらにその指定を簡便で容易にな
るように考慮されているものはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、世の中
には様々な特徴を持つ原稿が存在する。例えば、原稿の
地肌の濃い原稿、文字が薄く書かれている原稿、グラフ
用紙に書かれたグラフ、写真や図面などがあり、かつそ
れらが混在する原稿があり得る。
には様々な特徴を持つ原稿が存在する。例えば、原稿の
地肌の濃い原稿、文字が薄く書かれている原稿、グラフ
用紙に書かれたグラフ、写真や図面などがあり、かつそ
れらが混在する原稿があり得る。
【0005】しかし、従来技術においては、前述したよ
うに原稿の中に含まれる画像の種類別に濃度が異なるこ
とを検出して、その濃度分布に応じて濃度変換手段を選
択するようになっておらず、様々な特徴を持つ原稿に対
して最適な濃度変換が施されていないという問題があっ
た。
うに原稿の中に含まれる画像の種類別に濃度が異なるこ
とを検出して、その濃度分布に応じて濃度変換手段を選
択するようになっておらず、様々な特徴を持つ原稿に対
して最適な濃度変換が施されていないという問題があっ
た。
【0006】これに対し、本出願人より、原稿の中に含
まれる画像の種類別に濃度が異なることを検出し、その
濃度分布に応じて濃度変換手段を選択する画像処理装置
が既に提案されている。
まれる画像の種類別に濃度が異なることを検出し、その
濃度分布に応じて濃度変換手段を選択する画像処理装置
が既に提案されている。
【0007】本発明は上記先願技術をさらに改良したも
のであり、その目的は、濃度変換手段に予め設定してお
く濃度変換内容を原稿画像の種類ごとに複数用意してお
き、原稿の種類別に最適な濃度の設定ができる画像処理
装置を提供することにある。
のであり、その目的は、濃度変換手段に予め設定してお
く濃度変換内容を原稿画像の種類ごとに複数用意してお
き、原稿の種類別に最適な濃度の設定ができる画像処理
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、画像データをディジタル信
号により処理する画像処理装置において、所定の濃度変
換特性を有する複数の濃度変換手段と、画像データの濃
度領域分布を検出する濃度領域分布検出手段と、複数の
濃度変換手段に対し、個別に対応する濃度分布範囲を設
定する濃度分布範囲設定手段と、画像の特徴を検出する
画像特徴検出手段と、画像データの領域分布及び画像デ
ータの特徴検出結果に応じて、複数の濃度変換手段のう
ちの1つを選択する選択手段とを備えたことを特徴とす
る。
に、請求項1記載の発明は、画像データをディジタル信
号により処理する画像処理装置において、所定の濃度変
換特性を有する複数の濃度変換手段と、画像データの濃
度領域分布を検出する濃度領域分布検出手段と、複数の
濃度変換手段に対し、個別に対応する濃度分布範囲を設
定する濃度分布範囲設定手段と、画像の特徴を検出する
画像特徴検出手段と、画像データの領域分布及び画像デ
ータの特徴検出結果に応じて、複数の濃度変換手段のう
ちの1つを選択する選択手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、画像特徴検出手段は、原稿から読み取
られた画像データからエッジを検出するエッジ検出手段
を備え、選択手段は、画像データの濃度分布及びエッジ
検出結果に応じて、複数の濃度変換手段のうちの1つを
選択することを特徴とする。
の発明において、画像特徴検出手段は、原稿から読み取
られた画像データからエッジを検出するエッジ検出手段
を備え、選択手段は、画像データの濃度分布及びエッジ
検出結果に応じて、複数の濃度変換手段のうちの1つを
選択することを特徴とする。
【0010】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の発明において、画像特徴検出手段は、原稿から読み取
られた画像データから黒画素の連続を検出する黒画素連
続検出手段を備え、選択手段は、画像データの濃度分布
及び黒画素連続検出結果に応じて、複数の濃度変換手段
のうちの1つを選択することを特徴とする。
の発明において、画像特徴検出手段は、原稿から読み取
られた画像データから黒画素の連続を検出する黒画素連
続検出手段を備え、選択手段は、画像データの濃度分布
及び黒画素連続検出結果に応じて、複数の濃度変換手段
のうちの1つを選択することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態
を示す画像処理装置の全体概略ブロック図である。この
画像処理装置は、画像入力部101、濃度変換部10
2、画像処理部103、画像出力部104、制御部10
5、操作部106、画像特徴検出部107を備えてい
る。
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態
を示す画像処理装置の全体概略ブロック図である。この
画像処理装置は、画像入力部101、濃度変換部10
2、画像処理部103、画像出力部104、制御部10
5、操作部106、画像特徴検出部107を備えてい
る。
【0012】画像入力部101は、ディジタル複写機、
ディジタルファクシミリのスキャナに相当し、原稿を読
み取り、入力画像データとして濃度変換部102と画像
特徴検出部107に送る。濃度変換部102は、入力画
像データの濃度分布を検知し、画像の濃度範囲に対応し
た濃度変換及び画像特徴検出部107からの制御による
濃度変換を行う。変換後の画像データを画像処理部10
3に送る。
ディジタルファクシミリのスキャナに相当し、原稿を読
み取り、入力画像データとして濃度変換部102と画像
特徴検出部107に送る。濃度変換部102は、入力画
像データの濃度分布を検知し、画像の濃度範囲に対応し
た濃度変換及び画像特徴検出部107からの制御による
濃度変換を行う。変換後の画像データを画像処理部10
3に送る。
【0013】画像処理部103は、入力された画像デー
タに対して、フィルタ処理、変倍処理、階調処理などの
各種画像処理を行い、処理結果を画像出力部104に送
る。画像出力部104は、ディジタル複写機のプリンタ
に相当し、処理後のビットマップ画像データを紙にプリ
ント出力する。
タに対して、フィルタ処理、変倍処理、階調処理などの
各種画像処理を行い、処理結果を画像出力部104に送
る。画像出力部104は、ディジタル複写機のプリンタ
に相当し、処理後のビットマップ画像データを紙にプリ
ント出力する。
【0014】制御部105は、コピー動作を行うときの
装置の全体制御を行う。画像入力部101に対してはス
キャナの動作制御を行い、濃度変換部102に対しては
濃度範囲の設定を行い、画像処理部103に対しては、
フィルタ処理、変倍処理、階調処理などの各種画像処理
の選択、処理に用いるパラメータの設定を行う。また、
操作部106に対しては、動作設定条件の表示制御や動
作モード、レベル設定の入力制御を行う。
装置の全体制御を行う。画像入力部101に対してはス
キャナの動作制御を行い、濃度変換部102に対しては
濃度範囲の設定を行い、画像処理部103に対しては、
フィルタ処理、変倍処理、階調処理などの各種画像処理
の選択、処理に用いるパラメータの設定を行う。また、
操作部106に対しては、動作設定条件の表示制御や動
作モード、レベル設定の入力制御を行う。
【0015】操作部106は、使用者が動作モードの入
力やコピー動作、動作のスタートの指示の入力、濃度設
定範囲の変更などに用いられる。画像特徴検出部107
は、入力画像データの原稿の種類を特定可能な特徴を検
出する。検出結果は濃度変換部102へ送る。
力やコピー動作、動作のスタートの指示の入力、濃度設
定範囲の変更などに用いられる。画像特徴検出部107
は、入力画像データの原稿の種類を特定可能な特徴を検
出する。検出結果は濃度変換部102へ送る。
【0016】図2は本発明の一実施の形態を示す画像処
理装置の全体詳細ブロック図である。この図は、制御部
105と画像特徴検出部107の構成を具体的に示すも
のであり、制御部105は、装置全体の制御を実行する
CPU201、制御プログラム及び変換テーブルが格納
されているROM202、制御プログラムが一時的に使
用するRAM203を備える。また、各装置間のデータ
のやりとりは内部システムバス204により行われる。
また、画像特徴検出部107は、エッジ検出部205と
黒画像(黒画素)連続検出部206を備える。
理装置の全体詳細ブロック図である。この図は、制御部
105と画像特徴検出部107の構成を具体的に示すも
のであり、制御部105は、装置全体の制御を実行する
CPU201、制御プログラム及び変換テーブルが格納
されているROM202、制御プログラムが一時的に使
用するRAM203を備える。また、各装置間のデータ
のやりとりは内部システムバス204により行われる。
また、画像特徴検出部107は、エッジ検出部205と
黒画像(黒画素)連続検出部206を備える。
【0017】図3は画像入力部101及び画像出力部1
04の内部の概略構成図である。画像入力部101にお
ける原稿を載置するためのコンタクトガラス301は、
光源302a,302bによって照明され、読取原稿か
らの反射光は、ミラー303,304,305,30
6,307及びレンズ308を介して、CCDイメージ
センサ309の受光面に結像されるようになっている。
04の内部の概略構成図である。画像入力部101にお
ける原稿を載置するためのコンタクトガラス301は、
光源302a,302bによって照明され、読取原稿か
らの反射光は、ミラー303,304,305,30
6,307及びレンズ308を介して、CCDイメージ
センサ309の受光面に結像されるようになっている。
【0018】光源302(302a,302b)及びミ
ラー303は、コンタクトガラス301の下面をコンタ
クトガラス301と平行に副走査方向に移動する走行体
310に搭載され、ミラー304,305は、その走行
体310に連動して1/2の速度で副走査方向に移動す
る走行体311に搭載されている。
ラー303は、コンタクトガラス301の下面をコンタ
クトガラス301と平行に副走査方向に移動する走行体
310に搭載され、ミラー304,305は、その走行
体310に連動して1/2の速度で副走査方向に移動す
る走行体311に搭載されている。
【0019】主走査方向のスキャンは、CCDイメージ
センサ309の個体走査によって行われ、原稿画像はC
CDイメージセンサ309によって読み取られ、前述の
ような光学系が移動することで、原稿全体が走査される
ようになっている。なお、図中339は、原稿を押圧す
るための圧板である。
センサ309の個体走査によって行われ、原稿画像はC
CDイメージセンサ309によって読み取られ、前述の
ような光学系が移動することで、原稿全体が走査される
ようになっている。なお、図中339は、原稿を押圧す
るための圧板である。
【0020】次に、画像出力部104は、レーザ書き込
み系、画像再生系ならびに給紙系により構成される。レ
ーザ書き込み系は、レーザ出力ユニット321、結像レ
ンズ322ならびにミラー323を備えている。
み系、画像再生系ならびに給紙系により構成される。レ
ーザ書き込み系は、レーザ出力ユニット321、結像レ
ンズ322ならびにミラー323を備えている。
【0021】レーザ出力ユニット321の内部には、レ
ーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高
速で回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が設けら
れている。レーザ書き込み系から出力されるレーザ光が
画像再生系の感光体ドラム324に照射される。感光体
ドラム324の周囲には、帯電チャージャ325、イレ
ーサ326、現像ユニット327、転写チャージャ32
8、分離チャージャ329、分離爪330、クリーニン
グユニット331等が備わっている。なお、感光体ドラ
ム324の一端近傍でレーザビームが照射される位置に
主走査同期信号を発生するビームセンサ(図示せず)が
配置されている。
ーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高
速で回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が設けら
れている。レーザ書き込み系から出力されるレーザ光が
画像再生系の感光体ドラム324に照射される。感光体
ドラム324の周囲には、帯電チャージャ325、イレ
ーサ326、現像ユニット327、転写チャージャ32
8、分離チャージャ329、分離爪330、クリーニン
グユニット331等が備わっている。なお、感光体ドラ
ム324の一端近傍でレーザビームが照射される位置に
主走査同期信号を発生するビームセンサ(図示せず)が
配置されている。
【0022】この画像出力部104における画像再生プ
ロセスを簡単に説明する。感光体ドラム324の周面
は、帯電チャージャ325によって一様に高電位に帯電
される。その周面にレーザ光が照射されると、照射され
た部分は電位が下がる。レーザ光は記録再生の黒/白に
応じてオン/オフ制御されるので、レーザ光の照射によ
って、感光体ドラム324の周面に記録画像に対応する
電位分布、すなわち静電潜像が形成される。
ロセスを簡単に説明する。感光体ドラム324の周面
は、帯電チャージャ325によって一様に高電位に帯電
される。その周面にレーザ光が照射されると、照射され
た部分は電位が下がる。レーザ光は記録再生の黒/白に
応じてオン/オフ制御されるので、レーザ光の照射によ
って、感光体ドラム324の周面に記録画像に対応する
電位分布、すなわち静電潜像が形成される。
【0023】静電潜像が形成された部分が現像ユニット
327を通り、その電位の高低に応じてトナーが付着
し、静電潜像が可視化したトナー像となる。トナー像が
形成された部分に、所定のタイミングで記録シート33
2(332a,332b)がカセットから送り込まれ、
トナー像に重なる。
327を通り、その電位の高低に応じてトナーが付着
し、静電潜像が可視化したトナー像となる。トナー像が
形成された部分に、所定のタイミングで記録シート33
2(332a,332b)がカセットから送り込まれ、
トナー像に重なる。
【0024】このトナー像は、転写チャージャ328に
よって記録シート332に転写され、その後、分離チャ
ージャ329ならびに分離爪330によって感光体ドラ
ム324から分離される。分離された記録シート332
は、搬送ベルト334によって搬送され、ヒータを内蔵
した定着ローラ335によって加熱定着された後、排紙
トレイ336に排紙される。
よって記録シート332に転写され、その後、分離チャ
ージャ329ならびに分離爪330によって感光体ドラ
ム324から分離される。分離された記録シート332
は、搬送ベルト334によって搬送され、ヒータを内蔵
した定着ローラ335によって加熱定着された後、排紙
トレイ336に排紙される。
【0025】また本実施の形態では、図3に示すとお
り、画像出力部104は給紙系を2系統有している。一
方の給紙系は、上段給紙カセット333a及び手差し給
紙台333cが備わっており、上段給紙カセット333
a及び手差し給紙台333cにセットされた記録シート
332aは、給紙ローラ337aによって給紙される。
り、画像出力部104は給紙系を2系統有している。一
方の給紙系は、上段給紙カセット333a及び手差し給
紙台333cが備わっており、上段給紙カセット333
a及び手差し給紙台333cにセットされた記録シート
332aは、給紙ローラ337aによって給紙される。
【0026】もう一方の給紙系には、下段給紙カセット
333bが備わり、下段給紙カセット333b内の記録
シート332bは、給紙ローラ337bによって給紙さ
れる。そしていずれかの給紙ローラから給紙された記録
シート332は、レジストローラ338に当接した状態
で一旦停止し、記録プロセスの進行に同期したタイミン
グで感光体ドラム324に送り込まれる。
333bが備わり、下段給紙カセット333b内の記録
シート332bは、給紙ローラ337bによって給紙さ
れる。そしていずれかの給紙ローラから給紙された記録
シート332は、レジストローラ338に当接した状態
で一旦停止し、記録プロセスの進行に同期したタイミン
グで感光体ドラム324に送り込まれる。
【0027】次に、本発明の実施の形態における動作を
ディジタル複写機を例にして説明する。図4は濃度変換
部のブロック図である。濃度変換部102は、濃度変換
手段401〜403、セレクタ404、濃度範囲検知手
段405〜407、優先順位判定手段408を備える。
図1に示す画像入力部101から入力された画像データ
に対し、濃度変換手段401(濃度変換1)、濃度変換
手段402(濃度変換2)、濃度変換手段403(濃度
変換3)がそれぞれ設定されている濃度変換カーブに基
づいて濃度変換を行う。
ディジタル複写機を例にして説明する。図4は濃度変換
部のブロック図である。濃度変換部102は、濃度変換
手段401〜403、セレクタ404、濃度範囲検知手
段405〜407、優先順位判定手段408を備える。
図1に示す画像入力部101から入力された画像データ
に対し、濃度変換手段401(濃度変換1)、濃度変換
手段402(濃度変換2)、濃度変換手段403(濃度
変換3)がそれぞれ設定されている濃度変換カーブに基
づいて濃度変換を行う。
【0028】濃度変換カーブは例えば、図10(a),
(b),(c)に示すように各濃度変換手段ごとに設定
する。ここで、濃度変換1では、入力濃度から一定値を
減算した出力濃度が得られる変換が、濃度変換2では、
薄い濃度部の濃度の立ち上がりをなだらかにする出力濃
度が得られる変換が、濃度変換3では、濃い濃度部の濃
度を強調する出力濃度が得られる変換が、それぞれ行わ
れる。
(b),(c)に示すように各濃度変換手段ごとに設定
する。ここで、濃度変換1では、入力濃度から一定値を
減算した出力濃度が得られる変換が、濃度変換2では、
薄い濃度部の濃度の立ち上がりをなだらかにする出力濃
度が得られる変換が、濃度変換3では、濃い濃度部の濃
度を強調する出力濃度が得られる変換が、それぞれ行わ
れる。
【0029】また、画像入力部101から入力された画
像データに対し、濃度範囲検知手段405(濃度範囲検
知1)、濃度範囲検知手段406(濃度範囲検知2)、
濃度範囲検知手段407(濃度範囲検知3)がそれぞれ
設定されている濃度範囲内であるかどうか検知する。濃
度範囲検知1,2,3は、入力された画像データが設定
されている濃度範囲内であった場合は、それぞれに対応
する信号a1,a2,a3を出力する。
像データに対し、濃度範囲検知手段405(濃度範囲検
知1)、濃度範囲検知手段406(濃度範囲検知2)、
濃度範囲検知手段407(濃度範囲検知3)がそれぞれ
設定されている濃度範囲内であるかどうか検知する。濃
度範囲検知1,2,3は、入力された画像データが設定
されている濃度範囲内であった場合は、それぞれに対応
する信号a1,a2,a3を出力する。
【0030】優先順位判定手段408は、濃度範囲検知
1,2,3からの信号の優先度を決めてセレクタ404
へ送る。すなわち、a1,a2,a3の3つの信号のう
ち、複数の信号が入力されても、そのうち1つだけを決
めてセレクタ404へ送る。ここでは例として、(優先
度高い)a1>a2>a3(優先度低い)とする。
1,2,3からの信号の優先度を決めてセレクタ404
へ送る。すなわち、a1,a2,a3の3つの信号のう
ち、複数の信号が入力されても、そのうち1つだけを決
めてセレクタ404へ送る。ここでは例として、(優先
度高い)a1>a2>a3(優先度低い)とする。
【0031】またこのとき、画像特徴検出部107から
の信号b1,b2に応じて、選択信号を切り替える。例
えば、濃度検知結果がa1の範囲内のとき、画像特徴検
出部107からの信号b1がオフの場合は濃度変換1が
選択されるセレクト信号が発生し、オンの場合は濃度変
換2が選択されるセレクト信号が発生するなどの対応付
けが可能な構成になっている。
の信号b1,b2に応じて、選択信号を切り替える。例
えば、濃度検知結果がa1の範囲内のとき、画像特徴検
出部107からの信号b1がオフの場合は濃度変換1が
選択されるセレクト信号が発生し、オンの場合は濃度変
換2が選択されるセレクト信号が発生するなどの対応付
けが可能な構成になっている。
【0032】また、複数の画像特徴検出(b1,b2な
ど)に対しても、予め定められた優先順位に基づいてセ
レクト信号が生成されるように対応可能である。セレク
タ404は、優先順位判定手段408からの信号に基づ
いて、a1,a2,a3の3つの入力信号の中から1つ
だけを選択して出力する。例えば、濃度範囲検知信号a
1が出ているときは、対応する濃度変換1のテーブルを
参照し、濃度変換を行う。
ど)に対しても、予め定められた優先順位に基づいてセ
レクト信号が生成されるように対応可能である。セレク
タ404は、優先順位判定手段408からの信号に基づ
いて、a1,a2,a3の3つの入力信号の中から1つ
だけを選択して出力する。例えば、濃度範囲検知信号a
1が出ているときは、対応する濃度変換1のテーブルを
参照し、濃度変換を行う。
【0033】以上の構成により、画像データの濃度分布
に応じて濃度変換方式の選択を行う。
に応じて濃度変換方式の選択を行う。
【0034】図5は図4に示す濃度変換手段401から
403のブロック図である。濃度変換手段401,40
2,403はセレクタ501とRAM502を備える。
RAM502には濃度変換内容が記憶される。ここでは
例として、8ビット×256ワードのRAMを用いる。
その場合、入力濃度値の範囲は0から255、出力濃度
値の範囲も0から255になる。
403のブロック図である。濃度変換手段401,40
2,403はセレクタ501とRAM502を備える。
RAM502には濃度変換内容が記憶される。ここでは
例として、8ビット×256ワードのRAMを用いる。
その場合、入力濃度値の範囲は0から255、出力濃度
値の範囲も0から255になる。
【0035】図5に示す構成では、2通りの動作モード
を持つ。第1の動作モードは設定モードである。このと
きは、セレクタ501のセレクト信号であるモードを0
に設定する。セレクタ501はCPU201のアドレス
バスを選択してRAM502のアドレスバスに出力す
る。
を持つ。第1の動作モードは設定モードである。このと
きは、セレクタ501のセレクト信号であるモードを0
に設定する。セレクタ501はCPU201のアドレス
バスを選択してRAM502のアドレスバスに出力す
る。
【0036】また、CPU201のデータバスがRAM
502のデータインに接続されているので、この設定モ
ードではCPU201がRAM502の内容を自由に書
き込み設定できる。図5において、RAM502の制御
信号(リード信号、ライト信号、チップセレクト信号な
ど)は省略してあるが、一般的なRAMの書き込み動作
タイミングは満足されているものとする。
502のデータインに接続されているので、この設定モ
ードではCPU201がRAM502の内容を自由に書
き込み設定できる。図5において、RAM502の制御
信号(リード信号、ライト信号、チップセレクト信号な
ど)は省略してあるが、一般的なRAMの書き込み動作
タイミングは満足されているものとする。
【0037】図16にRAM502が格納されているデ
ータ形式の例を示す。アドレスが入力濃度に、データが
出力濃度に対応する。第2の動作モードは、濃度変換モ
ードである。このときは、セレクタ501のセレクト信
号であるモードを1に設定する。セレクタ501は画像
入力信号を選択してRAM502のアドレスバスに出力
する。RAM502はアドレスとして入力された信号を
入力濃度として、それに対応する濃度変換後の出力濃度
を読み出し、データアウト信号として出力する。
ータ形式の例を示す。アドレスが入力濃度に、データが
出力濃度に対応する。第2の動作モードは、濃度変換モ
ードである。このときは、セレクタ501のセレクト信
号であるモードを1に設定する。セレクタ501は画像
入力信号を選択してRAM502のアドレスバスに出力
する。RAM502はアドレスとして入力された信号を
入力濃度として、それに対応する濃度変換後の出力濃度
を読み出し、データアウト信号として出力する。
【0038】図5において、RAM502の制御信号
(リード信号、ライト信号、チップセレクト信号など)
は省略してあるが、一般的なRAMの書き込み動作タイ
ミングは満足されているものとする。
(リード信号、ライト信号、チップセレクト信号など)
は省略してあるが、一般的なRAMの書き込み動作タイ
ミングは満足されているものとする。
【0039】図6は図4に示す濃度範囲検知手段405
〜407のブロック図である。レジスタ601(レジス
タS1),602(レジスタE1)、コンパレータ60
7,608、ゲート613が濃度範囲検知1に対応し、
またレジスタ603(レジスタS2),604(レジス
タE2)、コンパレータ609,610、ゲート614
が濃度範囲検知2に対応し、さらにレジスタ605(レ
ジスタS3),606(レジスタE3)、コンパレータ
611,612、ゲート615が濃度範囲検知3にそれ
ぞれ対応している。
〜407のブロック図である。レジスタ601(レジス
タS1),602(レジスタE1)、コンパレータ60
7,608、ゲート613が濃度範囲検知1に対応し、
またレジスタ603(レジスタS2),604(レジス
タE2)、コンパレータ609,610、ゲート614
が濃度範囲検知2に対応し、さらにレジスタ605(レ
ジスタS3),606(レジスタE3)、コンパレータ
611,612、ゲート615が濃度範囲検知3にそれ
ぞれ対応している。
【0040】濃度範囲検知1の動作について説明する。
濃度範囲検知2、濃度範囲検知3についても同じであ
る。レジスタS1は、設定されている濃度範囲の始まり
の濃度を記憶しているレジスタである。またレジスタE
1は、設定されている濃度範囲の終わりの濃度を記憶し
ているレジスタである。
濃度範囲検知2、濃度範囲検知3についても同じであ
る。レジスタS1は、設定されている濃度範囲の始まり
の濃度を記憶しているレジスタである。またレジスタE
1は、設定されている濃度範囲の終わりの濃度を記憶し
ているレジスタである。
【0041】コンパレータ607は、画像入力部101
からの画像データがレジスタS1の設定値以上かどうか
判定する。またコンパレータ608は、画像入力部10
1からの画像データがレジスタE1の設定値未満かどう
か判定する。画像入力部101からの画像データが、レ
ジスタS1の設定値以上かつレジスタE1の設定値未満
のとき、アンドゲート613の出力a1が出る。ここ
で、各レジスタ(601〜606)は、図2に示すCP
U201によりシステムバス204を通して設定を変更
できる。
からの画像データがレジスタS1の設定値以上かどうか
判定する。またコンパレータ608は、画像入力部10
1からの画像データがレジスタE1の設定値未満かどう
か判定する。画像入力部101からの画像データが、レ
ジスタS1の設定値以上かつレジスタE1の設定値未満
のとき、アンドゲート613の出力a1が出る。ここ
で、各レジスタ(601〜606)は、図2に示すCP
U201によりシステムバス204を通して設定を変更
できる。
【0042】以上の構成により、複数の濃度変換手段に
対し、個別に対応する濃度分布範囲を設定する。
対し、個別に対応する濃度分布範囲を設定する。
【0043】図10のように、各濃度変換手段に濃度範
囲、変換内容が設定されていた場合、この例では各濃度
変換手段に設定されている濃度範囲に重なりが無いた
め、結果として図11に示す濃度変換が行われる。
囲、変換内容が設定されていた場合、この例では各濃度
変換手段に設定されている濃度範囲に重なりが無いた
め、結果として図11に示す濃度変換が行われる。
【0044】図7ないし図9は操作部の表示例を示す説
明図である。操作部106は、液晶ディスプレイとタッ
チパネルを備えていて、表示と入力ができる。初め、デ
ィジタル複写機の操作部106の表示は図7のようにな
っている。図7における「濃度変換」表示が機能のオン
オフを決める。濃度変換機能を使用する場合は、「濃度
変換」表示を押す。濃度変換機能が選択された場合は、
図8のように機能が選択された表示になる。
明図である。操作部106は、液晶ディスプレイとタッ
チパネルを備えていて、表示と入力ができる。初め、デ
ィジタル複写機の操作部106の表示は図7のようにな
っている。図7における「濃度変換」表示が機能のオン
オフを決める。濃度変換機能を使用する場合は、「濃度
変換」表示を押す。濃度変換機能が選択された場合は、
図8のように機能が選択された表示になる。
【0045】濃度変換機能が選択されると、図9のよう
に、使用する濃度変換の設定画面になる。この設定画面
において、請求項2記載の発明においては、「文字部に
対する濃度変換」が、請求項3記載の発明においては、
「写真部に対する濃度変換」がそれぞれ対応する。この
設定を「使用する」にした場合、本発明が機能する。
に、使用する濃度変換の設定画面になる。この設定画面
において、請求項2記載の発明においては、「文字部に
対する濃度変換」が、請求項3記載の発明においては、
「写真部に対する濃度変換」がそれぞれ対応する。この
設定を「使用する」にした場合、本発明が機能する。
【0046】次に、請求項2記載の発明に対応する動作
について具体的な例を挙げて説明する。まず通常の状態
では、図10に示す濃度変換カーブ(濃度変換A,B,
C)が複数の濃度変換1,2,3(図4)に設定されて
いる。この濃度変換カーブは、特に原稿の種類による最
適化は行っていないものである。本発明の「濃度変換」
を使用しない通常のコピーは、この濃度変換カーブに基
づいて画像出力される。
について具体的な例を挙げて説明する。まず通常の状態
では、図10に示す濃度変換カーブ(濃度変換A,B,
C)が複数の濃度変換1,2,3(図4)に設定されて
いる。この濃度変換カーブは、特に原稿の種類による最
適化は行っていないものである。本発明の「濃度変換」
を使用しない通常のコピーは、この濃度変換カーブに基
づいて画像出力される。
【0047】図11に図10の複数の濃度変換を連続さ
せた濃度変換カーブを示す。全ての濃度範囲にわたって
通常コピーされた場合は、この濃度カーブで画像が出力
される。ここで、図9における「文字部に対する濃度変
換」を「使用する」と設定した場合は、濃度変換部10
2(図1)に、図12に示す文字画像をコピー出力する
のに適した濃度変換カーブを設定する。具体的には、複
数の濃度変換1,2,3に、図12(a),(b),
(c)に示す文字画像に適した濃度変換カーブ(濃度変
換D,E,F)を設定し、複数の濃度範囲検知1,2,
3に濃度変換が有効となる入力濃度範囲を設定する。
せた濃度変換カーブを示す。全ての濃度範囲にわたって
通常コピーされた場合は、この濃度カーブで画像が出力
される。ここで、図9における「文字部に対する濃度変
換」を「使用する」と設定した場合は、濃度変換部10
2(図1)に、図12に示す文字画像をコピー出力する
のに適した濃度変換カーブを設定する。具体的には、複
数の濃度変換1,2,3に、図12(a),(b),
(c)に示す文字画像に適した濃度変換カーブ(濃度変
換D,E,F)を設定し、複数の濃度範囲検知1,2,
3に濃度変換が有効となる入力濃度範囲を設定する。
【0048】図13に図12の複数の濃度変換を連続さ
せた濃度変換カーブを示す。全ての濃度範囲にわたって
文字画像に適するコピーがされた場合は、この濃度カー
ブで画像が出力される。また、画像特徴検出部107か
ら優先順位判定手段408への信号は、エッジ検出部2
05を有効にする。
せた濃度変換カーブを示す。全ての濃度範囲にわたって
文字画像に適するコピーがされた場合は、この濃度カー
ブで画像が出力される。また、画像特徴検出部107か
ら優先順位判定手段408への信号は、エッジ検出部2
05を有効にする。
【0049】この設定でコピーをとると、エッジ検出信
号(例えば図4のb1)により使用する濃度変換カーブ
が選択される。例えば、読み取り画像データが低濃度部
の場合を具体的に説明すると、読み取り画像データにお
いて、図10及び図12における濃度範囲はS2からE
2の間に存在する。
号(例えば図4のb1)により使用する濃度変換カーブ
が選択される。例えば、読み取り画像データが低濃度部
の場合を具体的に説明すると、読み取り画像データにお
いて、図10及び図12における濃度範囲はS2からE
2の間に存在する。
【0050】ここでの読み取り画像の種類が文字画像で
なかった場合は、エッジが検出されないので、通常コピ
ーの濃度変換Bが使用される。ここでの読み取り画像の
種類が文字画像であった場合は、エッジが検出されるの
で、文字画像に適した濃度変換Eが使用される。エッジ
検出の手段に関しては、従来からのディジタルフィルタ
技術を用いて行うことが可能なので説明を省略する。
なかった場合は、エッジが検出されないので、通常コピ
ーの濃度変換Bが使用される。ここでの読み取り画像の
種類が文字画像であった場合は、エッジが検出されるの
で、文字画像に適した濃度変換Eが使用される。エッジ
検出の手段に関しては、従来からのディジタルフィルタ
技術を用いて行うことが可能なので説明を省略する。
【0051】次に請求項3記載の発明に対応する動作に
ついて具体的な例を挙げて説明する。図9における「写
真部に対する濃度変換」を「使用する」と設定した場合
は、濃度変換部102には、図14に示す写真画像をコ
ピー出力するのに適した濃度変換カーブを設定する。具
体的には、複数の濃度変換1,2,3に、図14に示す
写真画像に適した濃度変換カーブ(濃度変換G,H,
I)を設定し、複数の濃度範囲検知1,2,3に濃度変
換が有効となる入力濃度範囲を設定する。
ついて具体的な例を挙げて説明する。図9における「写
真部に対する濃度変換」を「使用する」と設定した場合
は、濃度変換部102には、図14に示す写真画像をコ
ピー出力するのに適した濃度変換カーブを設定する。具
体的には、複数の濃度変換1,2,3に、図14に示す
写真画像に適した濃度変換カーブ(濃度変換G,H,
I)を設定し、複数の濃度範囲検知1,2,3に濃度変
換が有効となる入力濃度範囲を設定する。
【0052】図15に図14の複数の濃度変換を連続さ
せた濃度変換カーブを示す。全ての濃度範囲にわたって
写真画像に適するコピーがされた場合は、この濃度変換
カーブで画像が出力される。また、画像特徴検出部10
7から優先順位判定手段408への信号は、黒画像連続
検出部206を有効にする。
せた濃度変換カーブを示す。全ての濃度範囲にわたって
写真画像に適するコピーがされた場合は、この濃度変換
カーブで画像が出力される。また、画像特徴検出部10
7から優先順位判定手段408への信号は、黒画像連続
検出部206を有効にする。
【0053】この設定でコピーをとると、黒画素連続検
出信号(例えば図4のb1)により使用する濃度変換カ
ーブが選択される。例えば、読み取り画像データが高濃
度部の場合を具体的に説明すると、読み取り画像データ
において、図10及び図14における濃度範囲はS3か
らE3の間に存在する。
出信号(例えば図4のb1)により使用する濃度変換カ
ーブが選択される。例えば、読み取り画像データが高濃
度部の場合を具体的に説明すると、読み取り画像データ
において、図10及び図14における濃度範囲はS3か
らE3の間に存在する。
【0054】ここでの読み取り画像の種類が写真画像で
なかった場合は、黒画素連続が検出されないので、通常
コピーの濃度変換Cが使用される。ここでの読み取り画
像の種類が写真画像であった場合は、黒画素連続が検出
されるので、写真画像に適した濃度変換Iが使用され
る。
なかった場合は、黒画素連続が検出されないので、通常
コピーの濃度変換Cが使用される。ここでの読み取り画
像の種類が写真画像であった場合は、黒画素連続が検出
されるので、写真画像に適した濃度変換Iが使用され
る。
【0055】黒画素連続検出は、一定のしきい値を超え
る値を持つ画素が一定の画素数以上、連続的に続いた場
合検出される信号である。黒画素連続検出の手段に関し
ては、従来からの画像処理技術を用いて行うことが可能
なので説明を省略する。
る値を持つ画素が一定の画素数以上、連続的に続いた場
合検出される信号である。黒画素連続検出の手段に関し
ては、従来からの画像処理技術を用いて行うことが可能
なので説明を省略する。
【0056】以上の説明から、複数の濃度変換手段の濃
度変換内容を、読み取り原稿の画像データの濃度分布及
び原稿画像の種類に応じて予め設定しておくことが可能
になるので、原稿の種類別に最適な濃度の設定ができる
画像処理装置を実現することが可能となる。
度変換内容を、読み取り原稿の画像データの濃度分布及
び原稿画像の種類に応じて予め設定しておくことが可能
になるので、原稿の種類別に最適な濃度の設定ができる
画像処理装置を実現することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、濃度変換
内容を原稿画像の種類ごとに設定しておき、原稿画像の
特徴を検出して、その画像の特徴に最適な濃度変換を容
易に行うことができるので、様々な種類の原稿に対して
良好な濃度変換を行う画像処理装置を提供することがで
きる。
内容を原稿画像の種類ごとに設定しておき、原稿画像の
特徴を検出して、その画像の特徴に最適な濃度変換を容
易に行うことができるので、様々な種類の原稿に対して
良好な濃度変換を行う画像処理装置を提供することがで
きる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、原稿画像中
に存在する文字画像に対して、文字画像の特徴であるエ
ッジを検出して、文字画像に最適な濃度変換内容を可能
にし、文字画像に対して良好な濃度変換を行う画像処理
装置を提供することができる。
に存在する文字画像に対して、文字画像の特徴であるエ
ッジを検出して、文字画像に最適な濃度変換内容を可能
にし、文字画像に対して良好な濃度変換を行う画像処理
装置を提供することができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、原稿画像中
に存在する写真画像に対して、写真画像の特徴である黒
画素の連続性を検出して、写真画像に最適な濃度変換内
容を可能にし、写真画像に対して良好な濃度変換を行う
画像処理装置を提供することができる。
に存在する写真画像に対して、写真画像の特徴である黒
画素の連続性を検出して、写真画像に最適な濃度変換内
容を可能にし、写真画像に対して良好な濃度変換を行う
画像処理装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す画像処理装置の全
体概略ブロック図である。
体概略ブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す画像処理装置の全
体詳細ブロック図である。
体詳細ブロック図である。
【図3】画像形成装置の概略構成図である。
【図4】濃度変換部のブロック図である。
【図5】濃度変換手段のブロック図である。
【図6】濃度範囲検知手段のブロック図である。
【図7】操作部の初期表示例を示す説明図である。
【図8】濃度変換機能をオンにしたときの操作部の表示
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図9】濃度変換機能の使用の有無を設定するための操
作部の表示例を示す説明図である。
作部の表示例を示す説明図である。
【図10】通常コピー時に用いられる、複数の濃度変換
手段に設定されている濃度変換カーブの一例を示す図で
ある。
手段に設定されている濃度変換カーブの一例を示す図で
ある。
【図11】図10の濃度変換内容の設定から得られる全
ての濃度範囲に対する入力濃度と出力濃度の濃度変換内
容の対応を示した図である。
ての濃度範囲に対する入力濃度と出力濃度の濃度変換内
容の対応を示した図である。
【図12】文字画像コピー時に用いられる、複数の濃度
変換手段に設定されている濃度変換カーブの一例を示す
図である。
変換手段に設定されている濃度変換カーブの一例を示す
図である。
【図13】図12の濃度変換内容の設定から得られる全
ての濃度範囲に対する入力濃度と出力濃度の濃度変換内
容の対応を示した図である。
ての濃度範囲に対する入力濃度と出力濃度の濃度変換内
容の対応を示した図である。
【図14】写真画像コピー時に用いられる、複数の濃度
変換手段に設定されている濃度変換カーブの一例を示す
図である。
変換手段に設定されている濃度変換カーブの一例を示す
図である。
【図15】図14の濃度変換内容の設定から得られる全
ての濃度範囲に対する入力濃度と出力濃度の濃度変換内
容の対応を示した図である。
ての濃度範囲に対する入力濃度と出力濃度の濃度変換内
容の対応を示した図である。
【図16】図5に示すRAM502に格納されている入
力濃度と出力濃度の状態を表した説明図である。
力濃度と出力濃度の状態を表した説明図である。
101 画像入力部 102 濃度変換部 103 画像処理部 104 画像出力部 105 制御部 106 操作部 107 画像特徴検出部 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 システムバス 205 エッジ検出部 206 黒画素連続検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/405 H04N 1/40 B
Claims (3)
- 【請求項1】 画像データをディジタル信号により処理
する画像処理装置において、 所定の濃度変換特性を有する複数の濃度変換手段と、 画像データの濃度領域分布を検出する濃度領域分布検出
手段と、 複数の濃度変換手段に対し、個別に対応する濃度分布範
囲を設定する濃度分布範囲設定手段と、 画像の特徴を検出する画像特徴検出手段と、 画像データの領域分布及び画像データの特徴検出結果に
応じて、複数の濃度変換手段のうちの1つを選択する選
択手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 請求項1記載において、 画像特徴検出手段は、原稿から読み取られた画像データ
からエッジを検出するエッジ検出手段を備え、選択手段
は、画像データの濃度分布及びエッジ検出結果に応じ
て、複数の濃度変換手段のうちの1つを選択することを
特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】 請求項1記載において、 画像特徴検出手段は、原稿から読み取られた画像データ
から黒画素の連続を検出する黒画素連続検出手段を備
え、選択手段は、画像データの濃度分布及び黒画素連続
検出結果に応じて、複数の濃度変換手段のうちの1つを
選択することを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9070794A JPH10257324A (ja) | 1997-03-08 | 1997-03-08 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9070794A JPH10257324A (ja) | 1997-03-08 | 1997-03-08 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10257324A true JPH10257324A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13441813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9070794A Pending JPH10257324A (ja) | 1997-03-08 | 1997-03-08 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10257324A (ja) |
-
1997
- 1997-03-08 JP JP9070794A patent/JPH10257324A/ja active Pending
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