JP3621795B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル画像処理装置に関し、とりわけスキャナ等から入力された画像データを処理する画像処理装置に関するものである。
本発明は、デジタル画像データを使用するコピー、ファクシミリ、およびスキャナ、プリンタを有する各種装置の画像処理部に応用される。
【0002】
【従来の技術】
デジタル複写機のスキャナなどから入力された画像データを処理して、プリンタから出力するデジタル複写機等では、原稿画像の濃度を制御するγ補正などの濃度変換手段を有している。
こうした濃度変換手段の設定については、従来、原稿全体の濃度範囲から設定を行うことで画像品質を向上させる構成があり、例えば特開平5−14730号公報において開示されている。あるいは、地肌濃度範囲の除去を行うことで画像品質を向上させる構成として、特開平2−265276号公報がある。
【0003】
ところが、前記のような構成は、原稿のなかに含まれる画像の種類別に濃度が異なることを検出して、その濃度分布に応じて濃度変換装置を選択するものではなかった。
そこで原稿に含まれる画像の種類によって異なる濃度を検出して、その濃度分布に応じて濃度変換手段を選択する画像処理装置が試みられた。
しかし、上記における従来技術においては、濃度変換手段にあらかじめ設定しておく濃度変換内容を新たに作成し、あるいは所望の任意の条件に設定可能な機能が備わっておらず、このため種々の異なる濃度構成の原稿に最適な処理条件を具現することが容易ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記のような従来技術における問題点を解決するためなされたもので、その目的は濃度変換手段にあらかじめ設定しておく濃度変換内容の新規作成および変更を容易に行うことができ、原稿の種類別に最適な濃度の設定が可能な画像処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するため本発明に係る画像処理装置は、複数の濃度変換と、画像データの濃度分布を検出する手段と、前記複数の濃度変換手段に対し個別に対応する濃度分布範囲を設定する手段と、複数の濃度変換手段に 対し個別に対応する濃度分布範囲を設定する手段と、前記複数の濃度変換手段の入力濃度値に対応する出力濃度値の濃度変換内容を濃度変換内容がグラフとして示された専用の原稿から読取り、前記読取り値に基づいて濃度変換内容を設定する手段と画像データの濃度分布に応じて前記複数の濃度変換手段のいずれかを選択する手段とを有することを特徴とする。
前記の構成によれば、原稿ごとに最適な濃度変換内容が異なることに対して、濃度変換内容を原稿ごとに任意に設定する際に、その設定内容を専用の原稿から読み取ることができるから、様々な画像に対して最適な濃度変換設定を容易に行うことが可能になる。
【0006】
請求項2に対応する課題を解決するため本発明に係る画像処理装置は、複数の濃度変換手段を有し、画像データの濃度分布を検出する手段を有し、専用の原稿から読み取ることにより設定された濃度変換内容を操作部から容易に確認できる手段を有して構成されたことを特徴とする。
前記の構成によれば、最適な濃度変換内容の設定に対し、専用の原稿から読み取ることにより設定された濃度変換内容を操作部から容易に確認することが可能であるから、様々な画像に対して良好な濃度変換を行うことが可能になる。
【0007】
また、請求項3に対応する課題を解決するため本発明に係る画像処理装置は、複数の濃度変換手段を有し、画像データの濃度分布を検出する手段を有し、濃度変換内容をグラフとして記入できるフォーマットシートを作成する手段を有して構成されたことを特徴とする。前記の構成によれば、濃度変換内容をグラフとして記入できる専用のフォーマットシートによって最適な濃度変換内容の設定原稿が作成されるから、様々な画像に対して良好な濃度変換を行う画像処理装置の実現が可能になる。
【0008】
さらに請求項4に対応する課題を解決するため本発明に係る画像処理装置は、複数の濃度変換手段を有し、画像データの濃度分布を検出する手段を有し、最適な濃度変換内容の設定に対し、読取原稿が濃度変換内容を記入したフォーマットシートであるかどうか判断する手段を有して構成されたことを特徴とする。
前記の構成によれば、読取原稿が濃度変換内容を記入した専用の原稿であるかどうか判断して、専用の原稿であれば濃度変換内容の設定を行い、そうでなければ通常のコピーを行うことで、連続する複数の原稿の様々な種類の画像に対して良好な濃度変換を行うことが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の画像処理装置の構成と動作を、デジタル複写機に応用した場合を一実施形態として説明する。
図1は、本発明に係る画像処理装置の一実施形態の機能ブロック図である。本発明に係る画像処理装置1は、画像入力部101、濃度変換部102、画像処理部103、画像出力部104、制御部105、操作部106、画像記憶部107、読取設定・表示部108を擁して構成されている。
【0010】
画像入力部101は、デジタルコピー、デジタルファクシミリのスキャナに相当し、原稿を読取入力画像データとして濃度変換部102と画像記憶部107に送る。
濃度変換部102は、入力画像データの濃度分布を検知し、画像の濃度範囲に対応した濃度変換を行う。変換後の画像データを画像処理部103に送る。
濃度変換部102は、濃度変換手段401〜403、濃度分布範囲設定手段409を擁する濃度範囲検知手段405〜407、適切な構成を選択するセレクタ404を備える。
【0011】
画像記憶部107は、入力画像データを記憶し、制御部105からの読みだし要求に応じて画像データを制御部105に送る。また制御部105からの書込み要求に応じて受け取ったデータを記憶し、濃度変換部102へ送る。
【0012】
画像処理部103は、入力された画像データに対してフィルタ処理、変倍処理、階調処理などの各種画像処理を行い処理結果を画像出力部104に送る。
画像出力部104は、デジタル複写機のプリンタに相当し、処理後のビットマップ画像データを紙にプリント出力する。
【0013】
制御部105は、コピー動作を行うときの装置の全体制御を行う。画像入力部101に対しては、スキャナの動作制御を行い、濃度変換102に対しては、濃度範囲の設定を行い、画像処理部103に対しては、フィルタ処理、変倍処理、階調処理などの各種画像処理の選択、処理に用いるパラメータの設定を行い、操作部106に対しては、動作設定条件の表示制御や動作モード、レベル設定の入力制御を行う。
【0014】
操作部106は、使用者が動作モードの入力やコピー動作、動作のスタートの指示の入力、濃度設定の変更などに用いられる。
読取設定・表示部108は、濃度変換条件を更新する際に機能するもので、更新されるべき濃度変換条件の内容を読み取って設定変更する濃度変換内容読取設定手段881と、更新されるべき濃度変換条件の内容を表示する濃度変換内容表示手段882をそれぞれ備える。
【0015】
図2は、画像処理装置1を構成する各機構の構成図である。同図で、原稿画像を読み取るスキャナ201が前記画像入力部101を構成し、濃度変換/設定/表示機構202が前記濃度変換部102ならびに読取設定・表示部108を構成し、画像データを記憶する画像メモリ210が画像記憶部107を構成し、フィルタ/変倍/階調処理機構203が画像処理部103を構成し、画像をコピーとして出力するプリンタ204が画像出力部104を構成し、動作モード選択、スタート、ストップ等の指示を与えたり認識を表示する操作パネル209が操作部106を構成している。
【0016】
さらに、装置全体の制御を実行するCPU206、制御プログラムが格納されているROM207、制御プログラムが一時的に使用するRAM208、各装置間のデータのやり取りを行う内部システムバス205が、制御部105に対応している。
【0017】
図3は、スキャナ201およびプリンタ204の内部の概略構成を示す説明図である。スキャナ201における原稿を載置するためのコンタクトガラス301は、光源302a、302bによって照明され、読取原稿からの反射光はミラー303から307およびレンズ308を介してCCDイメージセンサ309の受光面に結像される。光源302(302a、302b)およびミラー303は、コンタクトガラス301の下面をコンタクトガラス301と平行に副走査方向に移動する走行体310に搭載され、ミラー304、305はその走行体310に連動して2分の1の速度で副走査方向に移動する走行体311に搭載されている。主走査方向のスキャンは、CCDイメージセンサ309の固体走査によって行われ、原稿画像はCCDイメージセンサ309によって読み取られ、前述のような光源系が移動することで原稿全体が走査されるようになっている。図中339は、原稿を押圧するための圧板である。
【0018】
次に、プリンタ204は、レーザ書込み系、画像再生系ならびに給紙系により構成される。レーザ書込み系は、レーザ出力ユニット321、結像レンズ322ならびにミラー323を備えている。レーザ出力ユニット321の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよび電気モータによって高速で回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が設けらている。レーザ書込み系から出力されるレーザ光が画像再生系の感光対ドラム324に照射される。感光体ドラム324の周囲には、帯電チャージャ325、イレーサ326、現像ユニット327、転写チャージャ328、分離チャージャ329、分離爪330、クリーニングユニット331などが備わっている。尚、感光体ドラム324の一端近傍でレーザビームが照射される位置に主走査同期信号を発生させるビームセンサ(図示せず)が配置されている。
【0019】
このプリンタ204における画像再生プロセスを簡単に説明する。感光体ドラム324の周面は、帯電チャージャ325によって一様に高電位に帯電される。その周面にレーザ光が照射されると、照射された部分は電位が下がる。レーザ光は記録再生の黒/白に応じてON/OFF制御されるので、レーザ光の照射によって、感光体ドラム324の周面に記録画像に対応する電位分布、即ち静電潜像が形成される。静電潜像が形成された部分が現像ユニット327を通ると、その電位の高低に応じてトナーが付着し、静電潜像が可視化したトナー像となる。トナー像が形成された部分に所定のタイミングで記録シート332がカセットから送り込まれ、トナー像に重なる。このトナー像は転写チャージャ328によって記録シート332に転写され、その後分離チャージャ329ならびに分離爪330によって、感光体ドラム324から分離される。分離された記録シート332は、搬送ベルト334によって搬送され、ヒータを内蔵した定着ローラ335によって加熱着された後、排紙トレイ336に排紙される。
【0020】
また、本実施形態では、図3に示すとおりプリンタ206は給紙系を2系統有している。一方の給紙系は、上段給紙カセット333aおよび手差し給紙台333cが備わっており、上段給紙カセット333aおよび手差し給紙台333cにセットされた記録シート332aは、給紙ローラ337aによって給紙される。
もう一方の給紙系には下段給紙カセット333bが備わり、下段給紙カセット333b内の記録シート332bは、給紙ローラ337bによって給紙される。
そして何れかの給紙ローラから給紙された記録シート332はレジストローラ338に当接した状態で一旦停止し、記録プロセスの進行に同期したタイミングで感光体とラム324に送り込まれる。
【0021】
図4に、図1における濃度変換部102の詳細な構成例を示す。
画像入力部101から入力された画像データに対し、第1濃度変換401(あるいは濃度変換1(401))、第2濃度変換402、第3濃度変換403がそれぞれ設定されている。濃度変換カーブに基づいて濃度変換を行う。
濃度変換カーブは、例えば図17〜図19のように各濃度変換装置ごとに設定することができる。図17に示されるように、第1濃度変換401では、入力濃度に対し低濃度部の出力をおさえた出力濃度が得られる変換が、また第2濃度変換402では、図18に示されるように、薄い濃度部の濃度の立ち上がりをなだらかにする出力濃度が得られる変換が、また濃度変換3では、図19に示されるように、濃い濃度部の濃度を強調する出力濃度が得られる変換が行われる。
【0022】
また、画像入力部101から入力された画像データに対し、第1濃度範囲検知405、第2濃度範囲検知406、第3濃度検知407が、それぞれ設定されている濃度範囲内であるかどうかを検知する。
第1〜第3濃度検知範囲405、406、407は、入力された画像データが設定されている濃度範囲内であった場合は、それぞれに対応する信号a1、a2、a3を出力する。
【0023】
優先順位判定408は、第1〜第3濃度検知範囲405、406、407からの信号の優先度を決めてセレクタ404へ送る。即ちa1、a2、a3の3つの信号の内、複数の信号が入力されても、そのうち一つだけを選択してセレクタ404へ送る。ここでは例として、(優先度が高い側)a>a2>a3(優先度の低い側)とする。
【0024】
セレクタ404は、優先度判定408からの信号に基づいて、a1、a2、a3の3つの入力信号の中から一つだけを選択して出力する。例えば、濃度範囲検知a1の信号が出ているときは、対応する第1濃度変換401の出力を選択して出力する。
以上の構成により、画像データの濃度分布に応じて、濃度変換方式の選択を行う。
【0025】
図6に、図における第1〜第3濃度検知範囲405、406、407の内部の詳細な構成を示す。レジスタ601、602、コンパレータ607、608、ゲート613が第1濃度範囲検知405に、レジスタ603、604、コンパレータ609、610、ゲート614が第2濃度範囲検知406に、レジスタ605、606、コンパレータ611、612、ゲート615が第3濃度範囲検知407に、それぞれ対応している。
【0026】
第1濃度範囲検知405の動作について説明する。なお第2濃度範囲検知406、第3濃度範囲検知407についても同じである。
レジスタ601は、設定されている濃度範囲の始まりの濃度を記憶しているレジスタである。またレジスタ602は、設定されている濃度範囲の終わりの濃度を記憶しているレジスタである。
コンパレータ607は、画像入力部101からの画像データがレジスタ601の設定値以上かどうかを判定する。また、コンパレータ608は、画像入力部101からの画像データが、レジスタ602の設定値未満かどうかを判定する。
画像入力部101からの画像データが、レジスタ601の設定値以上かつレジスタ602の設定値未満の時、アンドゲート613の出力a1が出ることになる。
【0027】
ここで、各レジスタ(601〜606)への設定は、CPU206によりシステムバス205を通して変更できる。
以上の構成により、複数の濃度変換手段に対し、個別に対応する濃度分布範囲を設定することができる。
【0028】
図17〜図19のように各濃度変換手段に濃度範囲、変換内容が設定されていた場合、この例では各濃度変換手段に設定されている濃度範囲に重なりがないため、結果として図20に示す濃度変換が行われる。
【0029】
次に第1〜第3濃度変換401、402、403の内部構成について説明する。尚、それぞれの濃度変換の構成は同じであるので、第1濃度変換を例にして説明する。図5は第1濃度変換401の詳細な構成を表した図である。RAM502には、濃度変換内容が記憶される。ここでは例として8ビット×256ワードのRAMを用いる。その場合、入力濃度値の範囲は0から255、出力濃度値の範囲も0から255になる。
【0030】
図5のブロック図は2通りの動作モードをもつ。第1の動作モードは、設定モードである。この時は、セレクタ501のセレクト信号であるモードを0に設定する。セレクタ501はCPU206のアドレスバスを選択してRAM502のアドレスバスに出力する。またCPUのデータバスがRAM502に接続されているので、この設定モードではCPU206がRAM502の内容を自由に書込み設定できる。図5においてRAM502の制御信号(リード信号、ライト信号、チップセレクト信号など)を省略してあるが、一般的なRAMの書込み動作タイミングは満足されているものとする。
【0031】
第2の動作モードは、濃度変換モードである。この時は、セレクタ501のセレクト信号であるモードを1に設定する。セレクタ501は画像入力信号を選択してRAM502のアドレスバスに出力する。RAM502はアドレスとして入力された信号を入力濃度として、それに対応する濃度変換後の出力濃度を読みだし、データアウト信号として出力する。図5においてRAM502の制御信号(リード信号、ライト信号、チップセレクト信号など)は省略してあるが、一般的なRAMの読みだし動作タイミングは満足されているものとする。
【0032】
次に本発明の請求項1と4に対応する動作を説明する。図7、図8、図9、図10は、デジタル複写機の操作部の表示の例である。
はじめ、デジタル複写機の操作部の表示は図7のようになっている。図7における濃度変換表示が、機能のON/OFFを決める。濃度変換機能を使用する場合は、濃度変換表示を押す。濃度変換機能が選択された場合は、図8のように機能が選択された表示になる。
濃度変換機能が選択されると、図9のように使用する濃度変換の設定画面になる。請求項1に対しては濃度調整フォーマットシートによる濃度調整が対応する。この設定を、使用するにした場合、本発明が機能する。
【0033】
図11は、濃度変換内容を記入するフォーマットシートに、各種データを記入した例である。このシートに、図示されるように濃度変換内容を設定する濃度変換手段の番号と、その濃度変換手段が有効になる入力濃度範囲と入力濃度と出力濃度の変換対応のグラフを記入する。データ記入後のフォーマットシートは、原稿として読み取られる。
【0034】
次にフォーマットシートの読取から濃度変換内容の設定までの動作を説明する。図21に動作の流れを示す。
はじめに、通常のコピー動作と同じように原稿1908をスキャナで読み取る(ステップS1901)。読取画像データ1909は画像メモリ210に格納される。以下の動作は、画像メモリ210に格納された画像データに対してCPU206のプログラムが実行されるものである。
【0035】
読取画像データ1909に対してOCRを行い(ステップS1902)、フォーマットシート上に記入してある数字やグラフデータ1910を認識する。 認識の手段に関しては、従来からの技術によって可能なので説明を省略する。
ついでOCR結果1910から、読み取った原稿がフォーマットシートかどうかの認識を行う(ステップS1903)。フォーマットシートであると認識された場合は(ステップS1904)、OCR結果に基づき濃度変換内容の設定を行う。
【0036】
濃度変換内容の設定は、濃度変換内容読取設定手段881がOCR結果のグラフデータをRAM502に格納(ステップS1906)することにより実行される。
フォーマットシートでないと認識された場合は、通常コピー動作を行う。通常コピーは、画像メモリ210に格納されている読取画像データをコピー出力する動作を行う(ステップS1905)。
【0037】
次に読み取ったグラフデータを、メモリに格納する動作を説明する。グラフデータは入力濃度とそれに対応する出力濃度が表されている。ここで、入力濃度はRAM502のアドレスとなり、出力濃度はRAM502のデータとして対応するアドレスに格納される。
【0038】
RAM502に対するデータ格納の動作を図5の構成に基づいて説明する。図5は動作モードと設定モードという2つの動作モードをもつが、はじめに、設定モードにするためにモード信号を0にしてセレクタ501にCPUアドレスを選択させてRAM502のアドレスバスに伝える。
次に、グラフデータによる入力濃度値をCPU206のアドレスバスから出力する。グラフデータによる出力濃度値をCPU206のデータバスから出力する。グラフデータによる出力濃度値をCPU206のデータバスから出力してRAM502に書き込む。
【0039】
以上の動作を繰り返し行うことで、グラフデータによる全ての入力濃度値と出力濃度値の変換の対応関係がRAM502に記憶される。全ての対応の設定が終了したら、モード信号を1にしてセレクタ501に画像入力を選択させ、画像入力をRAM502のアドレスバスに伝える。これにより濃度変換モードになる。
図16は、RAM502に格納されているデータ形式を表した図である。RAM502のアドレスが入力濃度に、またデータが出力濃度に対応している。
【0040】
次に、グラフデータ濃度変換の有効範囲を設定する。有効範囲は入力の濃度範囲で指定されていて、範囲の始まりの値をレジスタ601に、範囲の終わりの値をレジスタ602に書き込むことで、設定を行う。
【0041】
図12〜図14は、上記のようにして設定された各濃度変換の例をグラフで表した図である。各濃度変換器別に独立の濃度変換内容が設定してある。
また、図12〜図14のように各濃度変換手段に濃度範囲、変換内容が設定されていた場合、この例では各濃度変換手段に設定されている濃度範囲に重なりがないため、結果として図15に示す濃度変換が行われる。
【0042】
次に、本発明の請求項2による画像処理装置の動作の説明を行う。
図9において、濃度調整フォーマットシートによる現在の濃度設定を確認すると指定した場合に、濃度変換内容表示手段882がRAM502に格納されているデータ(例えば図16)を読みだしグラフ化して、操作部に図10のように表示を行う。
【0043】
次に、本発明の請求項3による画像処理装置の動作の説明を行う。
図9において、濃度調整フォーマットシート原紙プリントを行うと指定した場合に動作する。
フォーマットシートのプリントは、図22の流れにより動作する。はじめに、ROM207にあらかじめ格納されているフォーマットシートデータ2005を読みだす(ステップS2001)。
次に読みだしたフォーマットシートのデータを、画像メモリ210上に展開描画する(ステップS2002)。メモリ量の節約のためフォーマットシートのデータ2005は圧縮形式でROM207に格納しておくため、まず圧縮形式の展開を行って次に描画を行う。
【0044】
フォーマットシートデータの全ての描画が完了したら(ステップS2003)、通常コピーのように複写機を動作させて、画像メモリ210内のデータを読み取り、データの代わりにプリント出力する(ステップS2004)。
【0045】
以上の説明から、複数の濃度変換手段の濃度変換内容として、フォーマットシートに記入された入力濃度と出力濃度の対応を原稿として、読み取ることで簡単に設定することができ、画像データの濃度分布に応じて、濃度変換方式を選択することが可能な画像処理装置を実現することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1に係る構成により、濃度変換手段にあらかじめ設定しておく濃度変換内容をフォーマットシートから設定する手段を提供することが可能になるので、複雑な濃度変換の設定も簡単に行うことができ、様々な種類の原稿に対して良好な濃度変換を行う画像処理装置を提供できる。
【0047】
また、本発明の請求項2に係る構成により、濃度変換手段にあらかじめ設定しておく濃度変換内容を、操作部から確認することが可能になるので、フォーマットシートによる設定誤りを未然に防止することができ、使用者の希望どうりの濃度変換を行う画像処理装置を提供できる。
【0048】
また、本発明の請求項3に係る構成により、濃度変換手段にあらかじめ設定しておく濃度変換内容を設定するフォーマットシートの原紙が作成できるので、濃度変換内容の記入の作業が行いやすく、使用者に負担をかけずに濃度変換内容の設定が行える画像処理装置を提供できる。
【0049】
さらに、本発明の請求項4に係る構成により、連続コピー時においても、濃度変換手段にあらかじめ設定しておく濃度変換内容をフォーマットシートから設定する手段を提供することが可能になるので、様々な種類の原稿が混在している複数枚の原稿に対しても、原稿の間にフォーマットシートを入れておくだけで、良好な濃度変換を行う画像処理装置を提供できる。
【0050】
例えば、5ページの原稿について、第1、第2、第4、第5ページ目が文字原稿であり、第3ページ目が写真原稿であり、かつ文字原稿は濃い濃度変換、写真原稿は薄い濃度変換を行いたい場合は、濃い濃度変換内容のフォーマットシートと薄い濃度変換内容のフォーマットシートを以下のように原稿の間に入れて、自動原稿読取装置にセットするだけで実現できる。
濃い濃度変換内容のフォーマットシート
1ページ目:文字原稿
2ページ目:文字原稿
薄い濃度変換内容のフォーマットシート
3ページ目:写真原稿
濃い濃度変換内容のフォーマットシート
4ページ目:文字原稿
5ページ目:文字原稿
ここでは原稿自動読取装置は、原稿の1ページ目から順番に読み取っていく場合を想定しているが、原稿の最終ページから順番に読み取っていく原稿自動読取装置においても、フォーマットシートを設定を有効にしたい原稿の読み取られる直前に入れておくことで対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の一実施形態の機能ブロック図である。
【図2】図1の画像処理装置を構成する各機構の構成図である。
【図3】本発明の一実施形態を構成するデジタル複写機の要部説明図である。
【図4】濃度変換部のブロック構成図である。
【図5】CPU及び周辺部分のブロック構成図である。
【図6】第1乃至第3濃度範囲検知のブロック構成図である。
【図7】デジタルコピーの操作部の表示例である。
【図8】濃度変換機能をONにした時のデジタルコピーの操作部の表示例である。
【図9】本発明の複数の機能の使用に関する設定の表示時のデジタルコピー操作部の表示例である。
【図10】複数の濃度変換に現在設定されている濃度変換内容を表示した時のデジタルコピーの操作部の表示例である。
【図11】濃度変換内容の記入を行ったフォーマットシートの例である。
【図12】濃度変換手段に設定した入力濃度と出力濃度の濃度変換内容の対応を示した図の一例である。
【図13】濃度変換手段に設定した入力濃度と出力濃度の濃度変換内容の対応を示した図の一例である。
【図14】濃度変換手段に設定した入力濃度と出力濃度の濃度変換内容の対応を示した図の一例である。
【図15】図12〜図14の濃度変換内容の設定から得られる実際の入力濃度と出力濃度の濃度変換内容の対応を示した図である。
【図16】RAMに格納されている入力濃度と出力濃度の状態を表した図である。
【図17】濃度変換手段に設定した入力濃度と出力濃度の濃度変換内容の対応を示した図の一例である。
【図18】濃度変換手段に設定した入力濃度と出力濃度の濃度変換内容の対応を示した図の一例である。
【図19】濃度変換手段に設定した入力濃度と出力濃度の濃度変換内容の対応を示した図の一例である。
【図20】図17〜図19の濃度変換内容の設定から得られる実際の入力濃度と出力濃度の濃度変換内容の対応を示した図である。
【図21】フォーマットシートの認識、濃度変換内容の設定動作のフローチャートである。
【図22】フォーマットシートのプリント出力動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像処理装置
101 画像入力部
102 濃度変換部
103 画像処理部
104 画像出力部
105 制御部
106 操作部
107 画像記憶部
108 読取設定・表示部
401〜403 濃度変換手段
404 セレクタ
405〜407 濃度範囲検知手段
409 濃度分布範囲設定手段
881 濃度変換内容読取設定手段
882 濃度変換内容表示手段

Claims (4)

  1. 画像データをデジタル信号により処理する画像処理装置において、複数の濃度変換手段と、画像データの濃度範囲を検知する手段と、前記複数の濃度変換手段に対し個別に対応する濃度分布範囲を設定する手段と、前記複数の濃度変換手段の入力濃度値に対応する出力濃度値の濃度変換内容を濃度変換内容がグラフとして示された専用の原稿から読取り、前記読取り値に基づいて濃度変換内容を設定する手段と、画像データの濃度分布に応じて前記複数の濃度変換手段のいずれかを選択する手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置は少なくとも操作値を表示する操作部を備え、かつ原稿から読取り設定された前記複数の濃度変換手段の入力濃度値に対応する出力濃度値の前記濃度変換内容を前記操作部に表示する手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記複数の濃度変換手段の入力濃度値に対応する出力濃度値の前記濃度変換内容を設定するための濃度変換内容をグラフとして記入できるフォーマットシートの作成手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記フォーマットシートの認識を行う手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
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