JPH1023266A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1023266A
JPH1023266A JP8195755A JP19575596A JPH1023266A JP H1023266 A JPH1023266 A JP H1023266A JP 8195755 A JP8195755 A JP 8195755A JP 19575596 A JP19575596 A JP 19575596A JP H1023266 A JPH1023266 A JP H1023266A
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Japan
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JP8195755A
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Inventor
Koji Tone
剛治 刀根
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の原稿に対して適した濃度変換を可能と
する画像処理装置を提供する。 【解決手段】 画像データをディジタル信号により処理
する画像処理装置において、複数の濃度変換手段401
〜403と、読み取り原稿に対する濃度変換特性を任意
に設定する濃度変換部202と、画像データの濃度分布
範囲を検出する濃度範囲検知手段405〜407と、画
像処理方法を指示する操作部209とを備え、予め登録
されている濃度分布範囲の設定値の中から濃度分布範囲
を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データをディ
ジタル信号により処理する画像処理装置に係り、特に、
様々な特徴を持つ原稿に対して最適な濃度変換を施し、
再現性を高めるための画像処理技術に関する。この画像
処理装置は、スキャナ、ファクシミリ、プリンタに好適
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディジタル複写機等において、
スキャナから入力される画像データを処理してプリンタ
から出力する場合には、原稿画像の濃度を制御するγ補
正などの濃度変換手段を有している。その濃度変換手段
の濃度変換の設定を原稿全体の濃度範囲から決定するこ
とで画像品質を向上させる発明として特開平5−147
30(画像形成装置・キャノン)また地肌濃度範囲の除
去を行うことで画像品質を向上させる発明として特開平
3−265276(画像読み取り装置の地肌除去方式・
富士ゼロックス)等がある。
【0003】しかし、1枚の原稿の中に性質の異なる画
像が含まれており、このような画像の種類別に濃度が異
なることを検出して、その濃度分布範囲に応じて濃度変
換装置を選択するような方法を講じたものは見られな
い。また、こうした方法を講じた上に濃度変換範囲の指
定が可能なようにし、さらにその指定を簡便で容易にな
るように考慮されているものはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、世の中
には様々な特徴を持つ原稿が存在する。例えば、原稿の
地肌の濃い原稿、文字が薄く書かれている原稿、グラフ
用紙に書かれたグラフ、写真や図面などがあり、かつそ
れらが混在する原稿があり得る。しかし、従来技術にお
いては、前述したように原稿の中に含まれる画像の種類
別に濃度が異なることを検出して、その濃度分布に応じ
て濃度変換手段を選択するようになっておらず、様々な
特徴を持つ原稿に対して最適な濃度変換が施されていな
いという問題があった。
【0005】本発明は、複数の原稿に対して適した濃度
変換を可能とする画像処理装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1の発明は、画像データをディジタル信号により
処理する画像処理装置において、複数の濃度変換手段
と、読み取り原稿に対する濃度変換特性を任意に設定す
る濃度変換特性設定手段と、画像データの濃度分布範囲
を検出する濃度分布範囲検出手段と、画像処理方法を指
示する操作部と、予め登録されている濃度分布範囲の設
定値の中から濃度分布範囲を選択することで濃度分布範
囲を設定する濃度分布範囲設定手段とを備えたことを特
徴とする。
【0007】また第2の発明は、第1の発明の画像処理
装置において、選択された濃度分布範囲の設定値が呼び
出された回数をカウントアップする機能を有すると共
に、呼び出された回数を記憶するメモリを備え、かつ操
作部にはその回数を表示する機能を有することを特徴と
する。
【0008】また第3の発明は、第1の発明の画像処理
装置において、選択された濃度分布範囲の設定値が呼び
出された回数をカウントアップする機能を有すると共
に、呼び出された回数を記憶するメモリと、各設定値の
呼び出され回数に応じて並べ換えを行うソート部を備
え、かつ操作部には呼び出され頻度順に表示する機能を
有することを特徴とする。
【0009】また第4の発明は、第1の発明の画像処理
装置において、機械電源オン時には、予め登録されてい
る濃度分布範囲の設定値の中からROMアドレスの先頭
に登録されているものを自動選択し、デフォルトとして
設定するデフォルト設定手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】また第5の発明は、第1の発明の画像処理
装置において、機械電源オン時にデフォルトの設定値と
して、予め登録されている濃度分布範囲の設定値の中か
ら選択する設定値を任意に決定できるデフォルト設定手
段を備えたことを特徴とする。
【0011】また第6の発明は、第1の発明の画像処理
装置において、電源オフ直前の前後に使用していた設定
状態を記憶する状態記憶部と、機械電源オン時には予め
登録されている濃度分布範囲の設定値の中から電源オフ
時に最後に選択していた設定値を自動選択し、デフォル
トとして設定するデフォルト設定手段を備えたことを特
徴とする。
【0012】また第7の発明は、第3の発明の画像処理
装置において、機械電源オン時には、各設定値の呼び出
され回数の頻度が最も多いものを自動選択し、デフォル
トとして設定するデフォルト設定手段を備えたことを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態
に係る画像処理装置の全体概略ブロック図である。この
画像処理装置は、画像入力部101、濃度変換部10
2、画像処理部103、画像出力部104、制御部10
5、操作部106を備えている。画像入力部101は、
ディジタルコピー、ディジタルファクシミリのスキャナ
に相当し、原稿を読み取り、入力画像データとして濃度
変換部102に送る。濃度変換部102は、入力画像デ
ータの濃度分布を検知し、画像の濃度範囲に対応した濃
度変換を行う。変換後の画像データを画像処理部103
に送る。
【0014】画像処理部103は、入力された画像デー
タに対して、フィルタ処理、変倍処理、階調処理などの
各種画像処理を行い、処理結果を画像出力部104に送
る。画像出力部104は、ディジタル複写機のプリンタ
に相当し、処理後のビットマップ画像データを紙にプリ
ント出力する。
【0015】制御部105は、コピー動作を行うときの
装置の全体制御を行う。画像入力部101に対してはス
キャナの動作制御を行い、濃度変換部102に対しては
濃度範囲の設定を行い、画像処理部103に対しては、
フィルタ処理、変倍処理、階調処理などの各種画像処理
の選択、処理に用いるパラメータの設定を行い、操作部
106に対しては、動作設定条件の表示制御や動作モー
ド、レベル設定の入力制御を行う。操作部106は、使
用者が動作モードの入力やコピー動作、動作のスタート
の指示の入力、濃度設定範囲の変更などに用いられる。
【0016】図2は本発明の第1の実施の形態に係る画
像処理装置の全体詳細ブロック図である。図1に示す画
像入力部101に対応するスキャナ部201、同じく濃
度変換部102に対応する濃度変換部202、同じく画
像処理部103に対応する画像処理部(フィルタ処理部
・変倍処理部・階調処理部)203、同じく画像出力部
104に対応するプリンタ部204、同じく制御部10
5に対応するCPU206、ROM207、RAM20
8、同じく操作部106に対応する操作部209の他、
システムバス205、呼び出しカウントメモリ210、
ソート部211を備える。
【0017】図3は図2に示すスキャナ部201及びプ
リンタ部204の内部の概略構成図である。スキャナ部
201における原稿を載置するためのコンタクトガラス
301は、光源302a,302bによって照明され、
読取原稿からの反射光は、ミラー303,304,30
5,306,307及びレンズ308を介して、CCD
イメージセンサ309の受光面に結像されるようになっ
ている。
【0018】光源302(302a,302b)及びミ
ラー303は、コンタクトガラス301の下面をコンタ
クトガラス301と平行に副走査方向に移動する走行体
310に搭載され、ミラー304,305は、その走行
体310に連動して1/2の速度で副走査方向に移動す
る走行体311に搭載されている。
【0019】主走査方向のスキャンは、CCDイメージ
センサ309の個体走査によって行われ、原稿画像はC
CDイメージセンサ309によって読み取られ、前述の
ような光学系が移動することで、原稿全体が走査される
ようになっている。なお、図中339は、原稿を押圧す
るための圧板である。
【0020】次に、プリンタ部204は、レーザ書き込
み系、画像再生系ならびに給紙系により構成される。レ
ーザ書き込み系は、レーザ出力ユニット321、結像レ
ンズ322ならびにミラー323を備えている。
【0021】レーザ出力ユニット321の内部には、レ
ーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高
速で回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が設けら
れている。レーザ書き込み系から出力されるレーザ光が
画像再生系の感光体ドラム324に照射される。
【0022】感光体ドラム324の周囲には、帯電チャ
ージャ325、イレーサ326、現像ユニット327、
転写チャージャ328、分離チャージャ329、分離爪
330、クリーニングユニット331等が備わってい
る。なお、感光体ドラム324の一端近傍でレーザビー
ムが照射される位置に主走査同期信号を発生するビーム
センサ(図示せず)が配置されている。
【0023】このプリンタ部204における画像再生プ
ロセスを簡単に説明する。感光体ドラム324の周面
は、帯電チャージャ325によって一様に高電位に帯電
される。その周面にレーザ光が照射されると、照射され
た部分は電位が下がる。レーザ光は記録再生の黒/白に
応じてオン/オフ制御されるので、レーザ光の照射によ
って、感光体ドラム324の周面に記録画像に対応する
電位分布、すなわち静電潜像が形成される。
【0024】静電潜像が形成された部分が現像ユニット
327を通り、その電位の高低に応じてトナーが付着
し、静電潜像が可視化したトナー像となる。トナー像が
形成された部分に、所定のタイミングで記録シート33
2(332a,332b)がカセットから送り込まれ、
トナー像に重なる。
【0025】このトナー像は、転写チャージャ328に
よって記録シート332に転写され、その後、分離チャ
ージャ329ならびに分離爪330によって感光体ドラ
ム324から分離される。分離された記録シート332
は、搬送ベルト334によって搬送され、ヒータを内蔵
した定着ローラ335によって加熱定着された後、排紙
トレイ336に排紙される。
【0026】また本実施の形態では、図3に示すとお
り、プリンタ部204は給紙系を2系統有している。一
方の給紙系は、上段給紙カセット333a及び手差し給
紙台333cが備わっており、上段給紙カセット333
a及び手差し給紙台333cにセットされた記録シート
332aは、給紙ローラ337aによって給紙される。
【0027】もう一方の給紙系には、下段給紙カセット
333bが備わり、下段給紙カセット333b内の記録
シート332bは、給紙ローラ337bによって給紙さ
れる。そしていずれかの給紙ローラから給紙された記録
シート332は、レジストローラ338に当接した状態
で一旦停止し、記録プロセスの進行に同期したタイミン
グで感光体ドラム324に送り込まれる。
【0028】次に、本発明の実施の形態における動作を
デジタル複写機を例にして説明する。図4は濃度変換部
のブロック図である。図1に示す画像入力部101(あ
るいは図2に示すスキャナ部201)から入力された画
像データに対し、濃度変換手段401(濃度変換1)、
濃度変換手段402(濃度変換2)、濃度変換手段40
3(濃度変換3)がそれぞれ設定されている濃度変換カ
ーブに基づいて濃度変換を行う。
【0029】濃度変換カーブは例えば、図11のように
各濃度変換手段ごとに設定する。ここでは、濃度変換1
では濃い出力が得られる変換が行われ、また濃度変換2
では薄い出力が得られる変換が行われ、さらに濃度変換
3では入力濃度と等しい出力が得られる変換が行われ
る。
【0030】また、画像入力部101から入力された画
像データに対し、濃度範囲検知手段405(濃度範囲検
知1)、濃度範囲検知手段406(濃度範囲検知2)、
濃度範囲検知手段407(濃度範囲検知3)がそれぞれ
設定されている濃度範囲内であるかどうか検知する。濃
度範囲検知1,2,3は、入力された画像データが設定
されている濃度範囲内であった場合は、それぞれに対応
する信号a1,a2,a3を出力する。
【0031】優先順位判定手段408は、濃度範囲検知
1,2,3からの信号の優先度を決めてセレクタ404
へ送る。すなわち、a1,a2,a3の3つの信号のう
ち、複数の信号が入力されても、そのうち1つだけを決
めてセレクタ404へ送る。ここでは例として、(優先
度高い)a1>a2>a3(優先度低い)とする。
【0032】セレクタ404は、優先順位判定手段40
8からの信号に基づいて、a1,a2,a3の3つの入
力信号の中から1つだけを選択して出力する。例えば、
濃度範囲検知信号a1が出ているときは、対応する濃度
変換1の出力を選択して出力する。以上の構成により、
画像データの濃度分布に応じて濃度変換方式の選択を行
う。
【0033】図5は図4に示す優先順位判定手段408
のブロック図である。濃度範囲検知1,2,3からの信
号a1,a2,a3に対して、それぞれ個別にゲート5
01,502,503によりオン、オフ制御する。ゲー
トオンの場合は、検知信号a1,a2,a3の信号をプ
ライオリティエンコーダ504に伝えるが、ゲートオフ
の場合は、検知濃度範囲内であっても、検知信号a1,
a2,a3をプライオリティエンコーダ504に伝えな
い。よって優先順位判定手段408は、オンとなってい
る濃度範囲検知からの出力のみに基づいて制御を行う。
以上の構成により、複数の濃度変換手段を個別にオン、
オフ制御する。
【0034】図6は図4に示す濃度範囲検知手段405
〜407のブロック図である。レジスタ601(レジス
タS1),602(レジスタE1)、コンパレータ60
7,608、ゲート613が濃度範囲検知1に対応し、
またレジスタ603(レジスタS2),604(レジス
タE2)、コンパレータ609,610、ゲート614
が濃度範囲検知2に対応し、さらにレジスタ605(レ
ジスタS3),606(レジスタE3)、コンパレータ
611,612、ゲート615が濃度範囲検知3にそれ
ぞれ対応している。
【0035】濃度範囲検知1の動作について説明する。
濃度範囲検知2、濃度範囲検知3についても同じであ
る。レジスタS1は、設定されている濃度範囲の始まり
の濃度を記憶しているレジスタである。またレジスタE
1は、設定されている濃度範囲の終わりの濃度を記憶し
ているレジスタである。
【0036】コンパレータ607は、画像入力部101
(スキャナ部201)からの画像データがレジスタS1
の設定値以上かどうか判定する。またコンパレータ60
8は、画像入力部101からの画像データがレジスタE
1の設定値未満かどうか判定する。画像入力部101か
らの画像データが、レジスタS1の設定値以上かつレジ
スタE1の設定値未満のとき、アンドゲート613の出
力a1が出る。ここで、各レジスタ(601〜606)
は、図2に示すCPU206によりシステムバス205
を通して設定を変更できる。以上の構成により、複数の
濃度変換手段に対し、個別に対応する濃度分布範囲を設
定する。
【0037】図7ないし図10は操作部の表示例を示す
説明図である。また図11(a)〜(d)は設定1〜4
の濃度変換特性を示す。図1に示す操作部106あるい
は図2に示す操作部209は、液晶ディスプレイとタッ
チパネルから構成されていて表示と入力ができる。初
め、コピーの操作部の表示は図7のようになっている。
図7における「濃度変換」表示が機能のオンオフを決め
る。濃度変換機能を使用する場合は、「濃度変換」表示
を押す。濃度変換機能が選択された場合は、図8のよう
に機能が選択された表示になる。
【0038】濃度変換機能が選択されると、図9のよう
に、使用する濃度変換の設定値リスト表示画面になる。
本実施の形態では3つの異なる濃度変換それぞれに対
し、4種類の濃度分布範囲を設定した設定1〜4〔図1
1の(a)〜(d)参照〕をリストアップしている。使
用する設定を選択すると図10の画面となり、設定2の
濃度分布範囲の設定が使用されることになる。
【0039】図9内のリストアップされている設定値
は、図2に示すROM207に、図12のように予め登
録されている。ROM207内にはアドレス下位から濃
度変換1から濃度変換3の濃度分布範囲の設定値が設定
1から設定nの情報として保管されている。操作部20
9から選択によりCPU206がROM207の設定2
のアドレスをアクセスして、レジスタS1,E1からレ
ジスタS3,E3の情報をダウンロードし、濃度変換部
202内の各レジスタ(601〜606)に入力され
る。
【0040】以上の構成によって、予め登録されている
濃度分布範囲の設定値をROM207から読み出し使用
することができる。図2において、呼び出し回数カウン
トメモリ210は、使用者が操作部209から選択した
濃度分布範囲の設定値の呼び出し回数をカウントアップ
し、各設定毎に記憶保存することが可能である。
【0041】CPU206は、呼び出し回数カウントメ
モリ210内の呼び出し回数を参照して、図9、図10
のように操作部209に表示することが可能である。例
えば図9、図10に示すように、濃度変換設定1は10
回、濃度変換設定2は15回、濃度変換設定3は20回
呼び出されている。以上の構成で予め登録されている濃
度分布範囲の設定値の呼び出され回数を記憶し表示する
ことで、使用者の設定値の使用頻度を確認することが可
能となる。
【0042】図2において説明した、呼び出しカウント
メモリ内の呼び出し回数は、ソート部211から参照す
ることが可能な構成とする。ソート部211では、この
回数より設定値を呼び出され順にソートすることが可能
である。ソート動作の1例は図13にて説明する。まず
設定1の回数と設定2の回数を比較テーブル211aに
移動させ比較する。回数の多い方が下位アドレスに書き
戻される。次に設定3と前回の比較で回数が少ないと判
断された設定(この場合、設定1とする)がテーブル2
11aに移動され比較される。
【0043】同様に回数の多い方が下位アドレスに書き
込まれる。この動作を登録してある最後の設定値まで行
い、これを1ステップとすると、同じ動作を登録個数ス
テップ行えば、カウントメモリ210内の設定値は各々
の呼び出し回数の多い順に下位アドレスから並び変える
ことが可能となる。
【0044】操作部209はこのソート動作が終了後に
改めてカウントメモリ210内の設定値を読み出すこと
で、操作部209上に呼び出し回数の多い順に並び変え
られた選択画面を表示することが可能となる(図14参
照)。
【0045】以上の構成によって、頻度の高い濃度分布
範囲の設定値を操作部209から探し出し、選択する手
間を省き、容易に選択することが可能となる。
【0046】図15は本発明の第2の実施の形態に係る
画像処理装置の全体詳細ブロック図である。この画像処
理装置は、図2に示す各ユニットの他、デフォルト設定
部212と状態記憶部213を備える。デフォルト設定
部212は操作部209とアドレスバス214で接続さ
れており、ROM207に登録されている濃度分布範囲
の設定値のアドレスを指定できる。通常、デフォルト設
定部212からのアドレスはROM207内の先頭アド
レスを指示しており、電源投入時には電源投入信号をセ
レクト信号として、ROMアドレスセレクタがデフォル
ト設定部212からのアドレスを選択し、ROM207
に送り、先頭アドレスに登録されている濃度分布範囲の
設定値を読み出すことが可能である。その後、操作部2
09からの設定値変更の際には、操作部209からのア
ドレスがROM207に送られる構成をとる。
【0047】図16はデフォルト設定部212の一例を
示すブロック図、図17はデフォルト設定部212の他
の例を示すブロック図である。いずれもデフォルトメモ
リ220とセレクタ221,222を備える。図16に
示す例は、電源投入信号をセレクト信号とし、操作部設
定アドレスとデフォルトアドレスを選択する。また図1
7に示す例は、状態記憶部213からの設定情報もセレ
クタ222に入力される。
【0048】図7、図8を基に前述したように濃度変換
機能が選択されると、図18のように、使用する濃度変
換の設定値リスト表示画面になる。ここで、図19の如
く、設定2に対応する「使用する」部分を押すと、設定
2の濃度分布範囲の設定が使用されることになる。
【0049】図18において、操作部209よりデフォ
ルト設定を選択すると、図20のデフォルト設定画面が
表示される。本実施の形態では3つの異なる濃度変換そ
れぞれに対し、4種類の濃度分布範囲を設定した設定1
〜4(図11)をリストアップしている。デフォルトと
して使用する設定を選択するために、「使用する」の部
分を押すと、電源投入時に自動的にデフォルト設定され
た濃度分布範囲の設定が使用されることになる。デフォ
ルト設定部212には上記設定の情報を格納するデフォ
ルトメモリ220があり、上記設定の際に書き換えられ
る構成とする。
【0050】状態記憶部213は、本体電源をオフにす
る直前の操作部209の内容を格納する。本体電源オフ
時には、操作部209で使用されていた濃度分布範囲の
設定の情報(ROMアドレス)がアドレスバス214を
通して状態記憶部213に送られる。状態記憶部213
では電源投入時に格納されている設定情報をデフォルト
設定部212に送る。
【0051】デフォルト設定部212内のROMアドレ
スセレクタ222は操作部アドレスと、デフォルトアド
レスと、状態記憶部213からのアドレスを選択する
(図17参照)。選択方法は電源投入信号とデフォルト
選択信号によって決定される。そのマトリックスを図2
1に示す。
【0052】図15における呼び出しカウントメモリ2
10内のカウント情報によって最大カウント数を持つ設
定を検索して、その設定値の格納されているROMアド
レスをデフォルト設定部212に送る。デフォルト設定
部212では最大カウント数を持つ設定値のROMアド
レスをデフォルトメモリ220に記憶しておき、電源投
入時にはデフォルトメモリ220からデフォルトとして
濃度分布範囲の設定値を読み出し、登録されているRO
M207より呼び出しカウント数の最も多い設定値を選
択することが可能となる。
【0053】本発明の実施の形態によれば、予め登録さ
れている濃度分布範囲の設定値の中から選択することで
濃度分布範囲を設定する手段を有するので、原稿の特徴
に追従した濃度分布範囲の設定が可能となり、原稿に最
適な変換が可能となる。
【0054】また、選択された設定値の呼び出され回数
をカウントアップする機能と、呼び出され回数を記憶す
るメモリ210を有し、操作部209にはその回数を表
示する機能を有することで、設定値の選択回数を把握可
能となり、使用頻度の多い原稿に対しての設定値の選択
が容易に行える。
【0055】また、選択された設定値の呼び出され回数
をカウントアップする機能と、呼び出され回数を記憶す
るメモリ210を有し、前記各設定値の呼び出され回数
に応じて並べ替えを行う機能を有し、操作部209には
呼び出され頻度順に表示する機能を有することで、操作
部209からの使用頻度の多い原稿に対しての濃度分布
範囲の設定値の選択が容易になり、設定値の検索の手順
を省くことが可能となる。
【0056】また、電源投入時の設定値の選択を自動選
択することで、操作性の向上を実現できる。
【0057】また、機械電源オン時にデフォルトの設定
値として、予め登録されている濃度分布範囲の設定値の
中から選択する設定値を任意に決定できるデフォルト設
定部212を有することで、使用する原稿の特性に対応
した濃度変換を行え、設定操作の行程を省くことが可能
となる。
【0058】また、電源オフ直前の最後に使用していた
設定状態を記憶する状態記憶部212を有し、機械電源
オン時には予め登録されている濃度分布範囲の設定値の
中から電源オフ時に最後に選択していた設定値を自動選
択し、デフォルトとして設定する手段を有することで、
使用頻度の高い濃度分布範囲の設定値の選択が容易とな
り、設定値の検索の手間を省くことが可能となる。
【0059】さらに、機械電源オン時には、前記各設定
値の呼び出され回数の頻度が最も多いものを自動選択
し、デフォルトとして設定する手段を有することで、使
用頻度の多い原稿に対しての操作部からの濃度分布範囲
の設定値の選択が容易になる。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、複数の濃度変
換特性を予め持ち合わせることで、原稿の種類に最適な
濃度変換を施すことが可能となる。
【0061】請求項2記載の発明では、設定値の選択回
数を把握することで、使用頻度の多い原稿に対しての設
定値の選択が容易に行える。
【0062】請求項3記載の発明では、操作部からの使
用頻度の多い原稿に対しての濃度分布範囲の設定値の選
択が容易になり、設定値の検索の手間を省くことが可能
となる。
【0063】請求項4記載の発明では、電源投入時の設
定値の選択を自動選択することで、操作性の向上を実現
できる。
【0064】請求項5記載の発明では、使用する原稿の
特性に対応した濃度変換を行え、その設定操作の行程を
省くことが可能となる。
【0065】請求項6記載の発明では、使用頻度の高い
濃度分布範囲の設定値の選択が容易になり、その設定値
の検索の手間を省くことが可能となる。
【0066】請求項7記載の発明では、使用頻度の高い
原稿に対しての操作部からの濃度分布範囲の設定値の選
択が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像処理装置の全体概略
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
の全体詳細ブロック図である。
【図3】スキャナ部及びプリンタ部の内部の概略構成図
である。
【図4】濃度変換部のブロック図である。
【図5】優先順位判定手段のブロック図である。
【図6】濃度範囲検知手段のブロック図である。
【図7】操作部の表示例を示す説明図である。
【図8】操作部の表示例を示す説明図である。
【図9】操作部の表示例を示す説明図である。
【図10】操作部の表示例を示す説明図である。
【図11】設定1〜4の濃度変換特性図である。
【図12】ROM内の各設定の濃度変換の設定値情報の
エリアを示す説明図である。
【図13】呼び出しカウンタメモリとソート部による呼
び出し回数による並べ替え動作の一例を示す説明図であ
る。
【図14】操作部の表示例を示す説明図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装
置の全体詳細ブロック図である。
【図16】デフォルト設定部の一例を示すブロック図で
ある。
【図17】デフォルト設定部の他の例を示すブロック図
である。
【図18】操作部の表示例を示す説明図である。
【図19】操作部の表示例を示す説明図である。
【図20】操作部の表示例を示す説明図である。
【図21】デフォルト設定値の選択図表である。
【符号の説明】
201 スキャナ部 202 濃度変換部 203 画像処理部 204 プリンタ部 205 システムバス 206 CPU 207 ROM 208 RAM 209 操作部 210 呼び出しカウントメモリ 211 ソート部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データをディジタル信号により処理
    する画像処理装置において、 複数の濃度変換手段と、 読み取り原稿に対する濃度変換特性を任意に設定する濃
    度変換特性設定手段と、 画像データの濃度分布範囲を検出する濃度分布範囲検出
    手段と、 画像処理方法を指示する操作部と、 予め登録されている濃度分布範囲の設定値の中から濃度
    分布を選択することで濃度分布範囲を設定する濃度分布
    範囲設定手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、
    選択された濃度分布範囲の設定値が呼び出された回数を
    カウントアップする機能を有すると共に、呼び出された
    回数を記憶するメモリを備え、かつ操作部にはその回数
    を表示する機能を有することを特徴とする画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理装置において、
    選択された濃度分布範囲の設定値が呼び出された回数を
    カウントアップする機能を有すると共に、呼び出された
    回数を記憶するメモリと、各設定値の呼び出され回数に
    応じて並べ換えを行うソート部を備え、かつ操作部には
    呼び出され頻度順に表示する機能を有することを特徴と
    する画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像処理装置において、
    機械電源オン時には、予め登録されている濃度分布範囲
    の設定値の中からROMアドレスの先頭に登録されてい
    るものを自動選択し、デフォルトとして設定するデフォ
    ルト設定手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像処理装置において、
    機械電源オン時にデフォルトの設定値として、予め登録
    されている濃度分布範囲の設定値の中から選択する設定
    値を任意に決定できるデフォルト設定手段を備えたこと
    を特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像処理装置において、
    電源オフ直前の前後に使用していた設定状態を記憶する
    状態記憶部と、機械電源オン時には予め登録されている
    濃度分布範囲の設定値の中から電源オフ時に最後に選択
    していた設定値を自動選択し、デフォルトとして設定す
    るデフォルト設定手段を備えたことを特徴とする画像処
    理装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の画像処理装置において、
    機械電源オン時には、各設定値の呼び出され回数の頻度
    が最も多いものを自動選択し、デフォルトとして設定す
    るデフォルト設定手段を備えたことを特徴とする画像処
    理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016158022A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 キヤノン株式会社 電子機器及び表示制御方法

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