JP3447854B2 - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

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JP3447854B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、割り込みモードを
備えたデジタル複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の複写機としては、例えば特開昭
60−19160号に示されたものがある。この複写機
は、予約状態でのキー設定値を記憶し、コピー完了後、
予約されたキーの状態に従ってコピー動作を開始するよ
うにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記複写機の場合、操
作キーの予約受付が可能で、コピー完了後、予約された
キーの状態に従ってコピー動作を開始するというだけの
もので、原稿読み取り動作、プリント出力のみの動作と
いうように、個々の動作の組合せが考慮されておらず、
複写機利用の効率が悪いという問題があった。
【0004】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、原稿読み取り動作やプリント出力
動作などの個々の動作を組み合わせて割り込み予約する
ことにより、複写機の利用効率の向上を図ったデジタル
複写機を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では次のような手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の発明は、デジタル複写機において、複数
ページ分の画像データを記憶し、該記憶した画像データ
をページ単位で順次読み出す記憶部と、割り込み動作を
制御する割り込み制御手段とを備え、前記割り込み制御
手段は、第一操作者による前記記憶部を用いたコピージ
ョブの実行中であって、かつ、第一操作者の原稿読取が
完了している状態において、第二操作者のキー操作によ
る割り込み要求があったとき、第一操作者のコピージョ
ブを中断することなしに前記第二操作者のコピーモード
の設定を受け付け可能な状態とし、前記第二操作者によ
る所定のコピーモードの設定がされた後、エンターキー
の操作により前記第二操作者のコピーモード設定の受付
を完了することものである。
【0006】また、請求項2記載の発明は、デジタル複
写機において、原稿読み取り手段へ原稿を自動的に送給
する自動原稿送給手段と、複数ページ分の画像データを
記憶し、該記憶した画像データをページ単位で順次読み
す記憶部と、割り込み動作を制御する割り込み制御手
段とを備え、前記割り込み制御手段は、第一操作者によ
る前記記憶部を用いたコピージョブの実行中であって、
かつ、第一操作者の原稿読み取りが完了している状態に
おいて、第二操作者による前記自動原稿送給手段への原
稿のセットがあったとき、自動的に割り込みモードへ移
行させ、第一操作者のコピージョブを中断することなし
に第二操作者のコピーモードの予約のみを受け付け、第
一操作者のコピージョブの完了後、第二操作者の原稿を
読み取ってその画像データを前記記憶部に記憶させると
ともに、前記予約された第二操作者のコピーモードに従
って記憶部から画像データを読み出して第二操作者のコ
ピージョブを自動実行させるように制御することを特徴
とするものである。
【0007】また、請求項3記載の発明は、デジタル複
写機において、前記原稿読み取り手段へ原稿を自動的に
送給する自動原稿送給手段と、複数ページ分の画像デー
タを記憶し、該記憶した画像データをページ単位で順次
読み出す記憶部と、割り込み動作を制御する割り込み制
御手段とを備え、前記割り込み制御手段は、第一操作者
による前記記憶部を用いたコピージョブの実行中であっ
て、かつ、第一操作者の原稿読み取りが完了している状
態において、第二操作者のキー操作による割り込み要求
があったとき、第一操作者のコピージョブを中断するこ
となしに第二操作者のコピーモードの予約のみを受け付
け、第一操作者のコピージョブの完了後、第二操作者の
原稿を読み取ってその画像データを前記記憶部に記憶さ
せるとともに、前記予約された第二操作者のコピーモー
ドに従って前記記憶部から画像データを読み出して第二
操作者のコピージョブを自動実行させるように制御する
ことを特徴とするものである。
【0008】本発明のデジタル複写機は、前記のような
構成としたので、電子ソート機能を利用しているので、
原稿読み取り動作は原稿1ページに1回で済む。このた
め、複数部のコピーをとる場合でも最初の1部目に1回
だけ原稿を読み取るだけで済み、2部目以降のプリント
出力中に、空いている原稿読み取り装置に次のコピー原
稿をセットして割り込み予約することができ、複写機の
利用効率が向上する。
【0009】また、従来においては、第一操作者のコピ
ージョブの完了までの時間が長くかかるような場合、一
度原稿を持ち帰って第一操作者のコピージョブが終わる
頃を見計らってって再度複写機のところまで足を運ばね
ばならなかったが、本発明のデジタル複写機の場合、第
一操作者のコピージョブの完了後、第二操作者のコピー
ジョブを自動的に実行するので、このような不便もなく
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の具体例につ
いて図面を参照して説明する。図1に、本発明のデジタ
ル複写機の一例の全体構成を示す。図において、1は原
稿から画像情報を読み取って電気信号に変換する原稿読
み取り装置、2は原稿読み取り装置1へ原稿を自動的に
送給する自動原稿送給装置(ADF)、3は読み取られ
た画像データに画像再生のために必要な所望の信号処理
を施す信号処理回路、4は該信号処理された画像データ
を用いて画像を再生するレーザプリンタ(現像装置)、
5は複数ページ分の画像データを記憶し、該記憶した画
像データをページ単位で順次読み出してソートする電子
ソート回路、6はLCDなどから構成された操作パネ
ル、7は後述する本発明の割り込み動作を初めとして複
写機全体の処理動作を制御するマイクロコンピュータな
どからなる制御回路である。
【0011】図2に、図1中の原稿読み取り装置1の具
体的な構造例を示す。図において、読み取り原稿を載置
するためのコンタクトガラス101は、光源102a,
102bによって照明される。読み取り原稿からの反射
光(原稿像)は、ミラー103〜107、レンズ108
を介してCCDセンサ109の受光面に結像される。
【0012】前記光源102a,102bとミラー10
3、およびミラー104と105はそれぞれ走行体11
0,111に搭載されており、点線で示すようにコンタ
クトガラス101の下面を副走査方向(図2の左右方
向)に移動するように構成されている。原稿面の主走査
(図2の紙面と垂直方向)は、CCDセンサ109のC
CD素子を電子的に走査することにより行なわれる。読
み取り原稿の画像情報はCCDセンサ109から電気信
号として取り出される。例えば、この原稿の読み取り密
度は主および副走査方向とも16画素/mmに設定され
ており、A3判(297mm×420mm)の原稿まで
読み取り可能とされている。
【0013】第3図に、図1中のレーザプリンタ4の具
体的な構造例を示す。この図3のレーザプリンタと前記
図2の原稿読み取り装置は一体化して構成される場合が
多い。
【0014】レーザプリンタ4は、レーザ書き込み系、
画像再生系、給紙系を備えている。レーザ書き込み系
は、レーザ出力ユニット401、結像レンズ402、ミ
ラー403などから構成されている。図示は略したが、
レーザ出力ユニット401の内部には、レーザ光源であ
るレーザダイオードと、電気モータによって高速回転さ
れるポリゴンミラーが設けられており、レーザダイオー
ドから放射されるレーザ光はポリゴンミラーによって主
走査方向に高速で振られる。このレーザ書き込み系から
出力されるレーザ光が画像再生系の感光体ドラム404
に照射されるものである。なお、感光体ドラム404の
一端近傍で、かつ、レーザ光が照射される位置には、主
走査同期信号(MSYC)を発生するビームセンサ(図
示せず)が設けられている。
【0015】画像再生系は、感光体ドラム404、帯電
チャージャ405、イレーサ406、現像ユニット40
7、転写チャージャ408、分離チャージャ409、分
離爪410、クリーニングユニット411などから構成
されている。また、給紙系は、記録シート412aを収
納した上側給紙カセット413a、記録シート412b
を収納した下側給紙カセット413b、給紙ローラ41
4a,414b、レジストローラ415、搬送ベルト4
16、定着ローラ417、排紙トレイ418などから構
成されている。
【0016】図示例の場合、給紙系は2系統になってい
る。第1の給紙系は、上側給紙カセット413a内の記
録シート412aを、給紙ローラ414aによって給紙
する。一方、第2の給紙系は、下側給紙カセット413
b内の記録シート412bを、給紙ローラ414bによ
って給紙する。そして、いずれかの給紙系から給紙され
た記録シート412aまたは412bは、レジストロー
ラ415に当接した状態で一旦停止され、記録プロセス
の進行に同期したタイミングで感光体ドラム404に送
り込まれる。なお、図示は略したが、各給紙系には、給
紙カセット413a,413bに収納されている記録シ
ート412a,412bの用紙サイズを検知するシート
サイズ検知センサがそれぞれ設けられている。
【0017】前記レーザプリンタ4の画像再生プロセス
について簡単に説明する。感光体ドラム404の周面
は、帯電チャージャ405によって一様に高電位に帯電
される。この周面にレーザ光が照射されると、照射され
た部分の電位が下がる。レーザ出力ユニット401内の
レーザダイオードは、記録画像の白/黒に応じてオン/
オフされるとともに、その照射エネルギーがパルス変調
(PWM)あるいはパワー変調(PM)によって制御さ
れる。その結果、感光体ドラム404の周面には、記録
画像の階調レベルに対応する電位分布からなる静電潜像
が形成される。
【0018】この静電潜像を形成されたドラム周面部分
が現像ユニット407を通ると、その電位の高低に応じ
てトナーが付着し、静電潜像がトナー画像として顕像化
される。そして、このトナー画像が転写チャージャ40
8において所定のタイミングで記録シート412a(4
12b)に転写される。トナー画像を転写された記録シ
ートは、分離チャージャ409、分離爪410によって
感光体ドラム404から分離され、搬送ベルト416に
よって定着ローラ417に送られ、ヒータを内蔵した定
着ローラ417で加熱定着された後、排紙トレイ418
に排出される。
【0019】第4図に、図1中の信号処理回路3の具体
的な回路構成例を示す。図において、301はCCDセ
ンサ109を駆動するセンサドライバ回路、302は増
幅器、303はA/D変換回路、304はシェーディン
グ補正回路、305は空間フィルタ回路、306は主走
査変倍回路、307はγ(ガンマ)補正回路、308は
階調処理回路、309は文字発生部、310は合成部、
311はレーザ出力ユニット401のレーザダイオード
(LD)を制御するためのLD制御回路である。
【0020】図4の信号処理回路の信号処理プロセスに
ついて簡単に説明する。前述のCCDセンサ109か
ら、例えば16画素/mmのサンプリング密度で読み出
された画像信号は、まず増幅器302で所定の電圧振幅
まで増幅された後、A/D変換回路303に送られ、1
画素当たり2のn乗階調(8ビットの場合、256階
調)のデジタルデータに変換される。
【0021】そして、シェーディング補正回路304で
光源102a,102b(図2)の照度ムラやCCDセ
ンサ109の各素子間の感度のバラツキなどを補正し、
空間フィルタ回路305で文字,線字画像などの解像力
を上げるMTF補正、信号ノイズの除去、写真などの再
現性を上げるための平滑化処理などを行なった後、設定
された画像拡大倍率に従って主走査変倍回路306で2
次元リアルタイム変倍を行なう。
【0022】次いで、γ補正回路307で濃度設定に応
じたγ補正を行なうとともに、階調処理回路308で中
間調処理などの画質設定に応じた階調処理を行なった
後、合成部310に送られる。合成部310は、階調処
理回路308から送られてくる処理後の画像データと文
字発生部309から必要に応じて送られてくる文字デー
タとを合成し、LD制御回路311に送る。LD制御回
路311は、この合成された画像信号に基づいてレーザ
出力ユニット401内のレーザダイオードのオン/オフ
とその照射エネルギーの制御を行ない、感光体ドラム4
04の周面に静電潜像を形成するものである。
【0023】γ補正回路307と階調処理回路308に
接続された電子ソート回路5は、複数ページからなる原
稿を複数部コピーする際に、原稿のページ順を揃えて1
部づつコピーするためのソート回路であり、γ補正回路
から信号を受けることによって複数ページの原稿の画像
信号を記憶するとともに、この記憶した画像信号をペー
ジ単位で順次読み出して、階調処理回路308へソート
出力するものである。階調処理回路308は、通常のコ
ピー、ソートコピーなど、その時のコピーモードに応じ
て、γ補正回路307からの信号または電子ソート回路
5からの信号を選択的に切り替えて受信する。
【0024】図5に、前記電子ソート回路5の具体的な
回路構成例を示す。501は画像信号の圧縮伸長部、5
021 ,5022 は2つのページメモリ、503はハー
ドディスクI/F(インターフェース)、504はハー
ドディスクである。圧縮伸長部501はγ補正回路30
7から送られてくる画像信号を圧縮し、第1のページメ
モリ5021 と第2のページメモリ5022 にページ単
位で交互に転送するものである。
【0025】2つのページメモリ5021 ,502
2 は、それぞれ原稿1ページ分の画像信号を交互に記憶
するメモリであり、一方のページメモリに1ページ分の
画像信号の記憶動作が行なわれている時に、他方のペー
ジメモリに格納されている1ページ分の画像信号をハー
ドディスクI/F503を介してハードディスク504
に転送し、ハードディスク504に格納するように動作
するものである。
【0026】前記電子ソート回路5を用いた電子ソート
機能は、従来のデジタル複写機においても採用されてい
る方法であるが、後述する本発明で採用した新しい割り
込みモードは、この電子ソート回路を用いた電子ソート
機能を利用することにより実現されるものである。
【0027】したがって、本発明で採用した新しい割り
込みモードの理解を容易にするために、前記電子ソート
回路5を用いた電子ソート機能について説明する。な
お、説明を簡単とするため、コピーする原稿は全3ペー
ジからなり、この3ページからなる原稿を1部づつペー
ジを揃えて2部コピーする場合を例に採る。
【0028】自動原稿送給装置2に原稿がセットされ、
ソートコピーが開始されると、自動原稿送給装置2から
まず1枚目(3ページ目)の原稿が送り出され、原稿読
み取り装置1がこの1枚目の原稿を読み取る。この読み
取られた1枚目の原稿の画像信号は、CCDセンサ10
9から信号処理回路5に送られ、所定の信号処理を施さ
れた後、LD制御回路311がレーザプリンタ4のレー
ザ出力ユニット401を駆動し、1枚目(3ページ目)
の原稿のコピーがプリントアウトされる。
【0029】このとき、画像データはγ補正回路307
から電子ソート回路5へも入力される。電子ソート回路
5の圧縮伸長部501は、この1枚目(3ページ目)の
原稿の画像データを圧縮した後、第1のページメモリ5
021 に格納する。
【0030】前記1枚目(3ページ目)の原稿のコピー
と、その画像データの第1のページメモリ5021 への
格納が完了すると、自動原稿送給装置2から2枚目(2
ページ目)の原稿が送り出され、原稿読み取り装置1が
この2枚目の原稿を読み取る。そして、前記1枚目の原
稿の場合と同様に、レーザプリンタ4からこの2枚目
(2ページ目)の原稿のコピーがプリントアウトされる
とともに、2枚目の原稿の画像データが第2のページメ
モリ5022 に格納される。
【0031】このとき、電子ソート回路5は、前記のよ
うに2枚目(2ページ目)の原稿の画像データを第2の
ページメモリ5022 に格納しながら、第1のページメ
モリ5021 に格納されている1枚目(1ページ目)の
原稿の画像データを読み出し、ハードディスクI/F5
03を介してハードディスク504に転送して格納す
る。
【0032】前記2枚目(2ページ目)の原稿のコピー
と第2のページメモリ5022 への転送格納が完了する
と、3枚目(1ページ目)の原稿の読み取りが開始され
る。3枚目(1ページ目)の原稿の動作は、1枚目、2
枚目と同様であり、3枚目の原稿のコピーのプリントア
ウトと、その画像データの第1のページメモリ502 1
への格納、ならびに第2のページメモリ5022 に格納
されている2枚目(2ページ目)の原稿の画像データの
ハードディスク504への転送格納が行なわれる。
【0033】前記3枚目(1ページ目)の原稿の動作が
終了すると、レーザプリンタ4の排紙トレイ418(図
3)には、3ページからなる原稿コピーがページを揃え
られた状態で1部ソート出力された状態となる。このと
き、電子ソート回路5の第1のページメモリ5021
は3枚目(1ページ目)の原稿の画像データが残ってい
るので、次の2部目のソートコピーを開始する前に、こ
の3枚目の画像データをハードディスク504へ転送す
る。
【0034】3枚目の原稿の画像データのハードディス
ク504への転送格納が完了すると、続いて2部目のソ
ートコピーを開始する。まず、1枚目(3ページ目)の
原稿の画像データをハードディスク504から読み出
し、第1のページメモリ5021 に転送する。転送が終
わると、記録シートの給紙をスタートさせ、記録シート
と画像データの同期をとりながら、第1のページメモリ
5021 から1枚目(3ページ目)の原稿の画像データ
を読み出し、圧縮伸長部501で元のデータに伸長して
戻した後、階調処理回路308に送る。
【0035】階調処理回路308は、この送られてきた
1枚目(3ページ目)の原稿の画像データをLD制御回
路311へ送り、1枚目(3ページ目)の原稿の2部目
のコピーをプリントアウトする。このとき、このプリン
トアウト動作と同時に、ハードディスク504から2枚
目(2ページ目)の原稿の画像データを読み出し、第2
のページメモリ5022 に転送する。
【0036】前記1枚目(3ページ目)の原稿のコピー
のプリントアウトが終了し、さらに、2枚目(2ページ
目)の原稿の画像データの第2のページメモリ5022
への転送が完了すると、2枚目の記録シートの給紙をス
タートさせ、2枚目(2ページ目)の原稿のコピーをプ
リントアウトすると同時に、3枚目(1ページ目)の原
稿の画像データをハードディスク504から読み出し、
第1のページメモリ5021 に転送する。
【0037】そして、2枚目(2ページ目)の原稿の動
作が完了すると、3枚目(1ページ目)の画像データを
第1のページメモリ5021 から読み出し、3枚目(1
ページ目)のプリントアウトを行なう。以上のようにし
て、図5の電子ソート回路5を用いることにより、3ペ
ージからなる原稿が1部づつそのページを揃えられた上
で、2部コピーして出力される。
【0038】次に、本発明で新たに採用した割り込みモ
ードについて説明する。まず最初に、本発明で新たに採
用した割り込みモードと、従来の割り込みモードとの違
いを明確にするために、従来の割り込みモードについ
て、以下に簡単に説明する。
【0039】従来の割り込みモードの場合、第一操作者
があるコピー動作(ジョブ)を行なっており、それがす
ぐは終了しないことが明らかで、しかも、第二操作者が
第一操作者のコピージョブの完了を待たずに緊急にコピ
ーを行ないたい場合、第二操作者は、まず操作パネル上
の割り込みキーを押して割り込みモードとし、所望のコ
ピーモードを設定して原稿の割り込みコピーを行なう。
【0040】そして、この割り込みコピーの完了後、再
度割り込みキーを押して元の第一操作者のコピー状態に
戻し、中断していた第一操作者の続きのコピー動作を再
開するという方法を採っている。なお、以下に説明する
本発明で新たに採用した割り込みモードと区別するため
に、この従来の割り込みモードを「レベル1の割り込み
モード」と呼ぶことにする。
【0041】進んで、本発明で新たに採用した2つの割
り込みモードについて説明する。なお、前述した従来の
レベル1の割り込みモードと区別するために、この新た
に採用した2つの割り込みモードをそれぞれ「レベル2
の割り込みモード」、「レベル3の割り込みモード」と
呼ぶことにする。
【0042】まず、レベル2の割り込みモードについて
説明する。いま、第一操作者が前述した電子ソートモー
ドでコピーしているときに、第二操作者が操作パネル6
のレベル2の割り込みキーを押すと、制御回路7はこれ
を検知し、第一操作者について原稿読み取り中であれ
ば、原稿読み取りと1部目のコピーが完了するのを待っ
て、レベル2の割り込みモードに入る。また、第一操作
者の原稿読み取りが既に完了している場合には、レベル
2の割り込みキーが押されたときの部数目のコピー完了
を待って、レベル2の割り込みモードに入る。
【0043】レベル2の割り込みモードに入ると、第一
操作者のコピー動作は中断され、第二操作者は操作パネ
ル6から所望のモード設定を行ない、プリントキーで原
稿の読み取り動作をスタートさせる。このとき、第二操
作者についてはプリントアウトまでは行なわず、読み込
んだ第二操作者の全原稿の画像データを電子ソート回路
5のハードディスク504へ転送して格納する動作のみ
を行なう。すべての原稿の読み取りが完了したら、第二
操作者は再度レベル2の割り込みキーを押し、第一操作
者のコピーモードに戻る。
【0044】その後、制御回路7は、中断していた第一
操作者のコピーの続きを完了させ、そのコピー完了後、
ハードディスク504に格納されている第二操作者の原
稿の画像データをページ単位で順次読み出し、第二操作
者が設定した部数のプリントアウトを行なう。なお、こ
のレベル2の割り込み動作は、ハードディスク504の
容量が許す限り、第三操作者、第四操作者というよう
に、複数の割り込み設定を行なうことができる。
【0045】次に、レベル3の割り込みモードについて
説明する。このレベル3の割り込みモードは、前記レベ
ル2の割り込みモードと異なり、割り込みというよりも
コピー予約という意味合いが強いモードである。このモ
ードは、原稿読み取り装置1に自動原稿送給装置(AD
F)2が装着されている場合にのみ実現できるモードで
ある。
【0046】このレベル3の割り込みモードは、第一操
作者が電子ソート回路5を用いた電子ソート機能でコピ
ーを行なっている最中であって、しかも、既に第一操作
者のすべての原稿の読み取りが完了して自動原稿送給装
置2が空きの状態において、第二操作者が原稿を自動原
稿送給装置2にセットすることで、このモードに自動的
にセットされるものである。
【0047】自動原稿送給装置2に原稿がセットされ、
このレベル3の割り込みモードに移行すると、制御回路
7は、第一操作者のプリント動作を中断することなく続
けながら、第二操作者によるコピーモード設定を受け付
け可能な状態とする。そして、第二操作者が操作パネル
6から所定のコピーモードを入力して設定した後、プリ
ントキーを押すことにより、第二操作者のコピージョブ
の受付完了状態となる。この場合、自動原稿送給装置2
にセットした原稿の読み取りは行われず、第一操作者の
コピージョブが完了するまで原稿の送給は待機状態とな
る。
【0048】第一操作者のコピージョブが完了すると、
制御回路7は自動原稿送給装置2にセットされている原
稿の読み取りを自動的に開始し、第二操作者の設定した
コピー動作を自動的にスタートさせるものである。な
お、このコピー動作がスタートする前に自動原稿送給装
置2から原稿が抜き取られた場合には、レベル3の割り
込みモードは自動的にリセットされる。
【0049】前記例では、第二操作者が自動原稿送給装
置2に原稿をセットすることにより、自動的にレベル3
の割り込みモードに移行するようにしたが、操作パネル
6にこのレベル3の割り込みモードに移行するためのキ
ーを用意してもよい。この場合には、原稿をセットした
後、この割り込みキーを押し、所定のコピーモードの入
力設定を行った後、エンターキーなどを押すことによ
り、レベル3の割り込みモードの予約完了とすればよ
い。このレベル3の割り込みモードの予約解除方法とし
ては、自動原稿送給装置2から原稿を抜き取った場合に
自動的に解除する方法、解除キーを設けて解除する方法
などを採用することができる。
【0050】なお、操作パネル6上のコピーモードの表
示は、前記レベル3の割り込みモードの予約が完了した
時点で元の第一操作者のコピーモード表示へと復帰する
が、予約受け付け中を示す表示と、予約の設定状況を表
示させるためのキーを用意しておいてもよい。また、こ
のレベル3の割り込みモードは、自動原稿送給装置2に
原稿がセットされていることが条件となるので、前述し
たレベル2の割り込みモードのように、続けて第三操作
者、第四操作者というように他の予約を受け付けること
はできない。
【0051】また、前述したレベル1〜3の割り込みモ
ードのすべてをデジタル複写機に組み込んでもよいし、
これらの中のいくつかを選択的に組み合わせて組み込ん
でもよいものである。
【0052】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その
発明の主旨に沿った各種の変形が可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によるときは、第一操作者による記憶部を用いたコピ
ージョブの実行中であって、かつ、第一操作者の原稿読
み取りが完了している状態において、第二操作者のキー
操作による割り込み要求があったとき、第一操作者の記
憶部を中断することなしに第二操作者のコピーモードの
予約のみを受け付けるようにしたので、複写機の利用効
率が向上する。
【0054】
【0055】
【0056】請求項2記載の発明によるときは、第一操
作者による記憶部を用いたコピージョブの実行中であっ
て、かつ、第一操作者の原稿読み取りが完了している状
態において、第二操作者による自動原稿送給手段への原
稿のセットがあったとき、自動的に割り込みモードへ移
行し、第一操作者のコピージョブを中断することなしに
第二操作者のコピーモードの予約のみを受け付け、第一
操作者のコピージョブの完了後、第二操作者の原稿を読
み取ってコピージョブを自動実行させるようにしたの
、割り込み予約のために第一操作者のコピージョブが
中断されることがないので、第一操作者に迷惑をかける
というようなこともなくなる。しかも、第一操作者のコ
ピージョブの完了後、第二操作者のコピージョブを自動
的に実行するので、第一操作者のコピージョブの完了ま
での時間が長くかかるような場合に、従来のように一度
原稿を持ち帰って第一操作者のコピージョブが終わる頃
を見計らって再度複写機のところまで足を運ばねばなら
ない、というような不便もなくなる。
【0057】請求項3記載の発明によるときは、第一操
作者による記憶部を用いたコピージョブの実行中であっ
て、かつ、第一操作者の原稿読み取りが完了している状
態において、第二操作者のキー操作による割り込み要求
があったとき、第一操作者のコピージョブを中断するこ
となしに第二操作者のコピーモードの予約のみを受け付
け、第一操作者のコピージョブの完了後、第二操作者の
原稿を読み取って第二操作者のコピージョブを自動実行
させるようにしたので、割り込み予約のために第一操作
者のコピージョブが中断されることがないので、第一操
作者に迷惑をかけるというようなこともなくなる。しか
も、第一操作者のコピージョブの完了後、第二操作者の
コピージョブを自動的に実行するので、第一操作者のコ
ピージョブの完了までの時間が長くかかるような場合
に、従来のように一度原稿を持ち帰って第一操作者のコ
ピージョブが終わる頃を見計らって再度複写機のところ
まで足を運ばねばならない、というような不便もなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタル複写機の全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】原稿読み取り装置部分の構成を示す略示断面図
である。
【図3】レーザプリンタ部分の構成を示す略示断面図で
ある。
【図4】信号処理回路のブロック図である。
【図5】電子ソート回路の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 原稿読み取り装置 2 自動原稿送給装置 3 信号処理回路 4 レーザプリンタ(現像手段) 5 電子ソート回路 6 操作パネル 7 制御回路(割り込み制御手段)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から画像情報を読み取って電気信号
    に変換する原稿読み取り手段と、該変換された電気信号
    に画像再生のために必要な所望の信号処理を施す信号処
    理手段と、該信号処理された画像データを用いて画像を
    再生する現像手段とを有するデジタル複写機において、 複数ページ分の画像データを記憶し、該記憶した画像デ
    ータをページ単位で順次読み出す記憶部と、 割り込み動作を制御する割り込み制御手段とを備え、 前記割り込み制御手段は、 第一操作者による前記記憶部を用いたコピージョブの実
    行中であって、かつ、第一操作者の原稿読取が完了して
    いる状態において、第二操作者のキー操作による割り込
    み要求があったとき、第一操作者のコピージョブを中断
    することなしに前記第二操作者のコピーモードの設定を
    受け付け可能な状態とし、前記第二操作者による所定の
    コピーモードの設定がされた後、エンターキーの操作に
    より前記第二操作者のコピーモード設定の受付を完了す
    ることを特徴とするデジタル複写機。
  2. 【請求項2】 原稿から画像情報を読み取って電気信号
    に変換する原稿読み取り手段と、該変換された電気信号
    に画像再生のために必要な所望の信号処理を施す信号処
    理手段と、該信号処理された画像データを用いて画像を
    再生する現像手段とを有するデジタル複写機において、 前記原稿読み取り手段へ原稿を自動的に送給する自動原
    稿送給手段と、 複数ページ分の画像データを記憶し、該記憶した画像デ
    ータをページ単位で順次読み出す記憶部と、 割り込み動作を制御する割り込み制御手段とを備え、 前記割り込み制御手段は、 第一操作者による前記記憶部を用いたコピージョブの実
    行中であって、かつ、第一操作者の原稿読み取りが完了
    している状態において、第二操作者による前記自動原稿
    送給手段への原稿のセットがあったとき、自動的に割り
    込みモードへ移行させ、第一操作者のコピージョブを中
    断することなしに第二操作者のコピーモードの予約のみ
    を受け付け、 第一操作者のコピージョブの完了後、第二操作者の原稿
    を読み取ってその画像データを前記記憶部に記憶させる
    とともに、前記予約された第二操作者のコピーモードに
    従って記憶部から画像データを読み出して第二操作者の
    コピージョブを自動実行させるように制御することを特
    徴とするデジタル複写機。
  3. 【請求項3】 原稿から画像情報を読み取って電気信号
    に変換する原稿読み取り手段と、該変換された電気信号
    に画像再生のために必要な所望の信号処理を施す信号処
    理手段と、該信号処理された画像データを用いて画像を
    再生する現像手段とを有するデジタル複写機において、 前記原稿読み取り手段へ原稿を自動的に送給する自動原
    稿送給手段と、 複数ページ分の画像データを記憶し、該記憶した画像デ
    ータをページ単位で順次読み出す記憶部と、 割り込み動作を制御する割り込み制御手段とを備え、 前記割り込み制御手段は、 第一操作者による前記記憶部を用いたコピージョブの実
    行中であって、かつ、第一操作者の原稿読み取りが完了
    している状態において、第二操作者のキー操作による割
    り込み要求があったとき、第一操作者のコピージョブを
    中断することなしに第二操作者のコピーモードの予約の
    みを受け付け、 第一操作者のコピージョブの完了後、第二操作者の原稿
    を読み取ってその画像データを前記記憶部に記憶させる
    とともに、前記予約された第二操作者のコピーモードに
    従って前記記憶部から画像データを読み出して第二操作
    者のコピージョブを自動実行させるように制御すること
    を特徴とするデジタル複写機。
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