JP2002127565A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

印刷装置および印刷方法

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JP2002127565A
JP2002127565A JP2000331295A JP2000331295A JP2002127565A JP 2002127565 A JP2002127565 A JP 2002127565A JP 2000331295 A JP2000331295 A JP 2000331295A JP 2000331295 A JP2000331295 A JP 2000331295A JP 2002127565 A JP2002127565 A JP 2002127565A
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JP2000331295A
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English (en)
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Yukio Nakai
由紀夫 中井
Tadashi Okada
正 岡田
Masao Miyaza
政雄 宮座
Toshio Tanoue
寿雄 田野上
Tsuyoshi Iwamoto
強志 岩本
Hidetoshi Atsumi
英要 渥美
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリに蓄積された画像データを印刷する際
に、印刷の中断によって生じる印刷書類の紛失および異
なるデータの印刷書類との混同などを防止する印刷装置
および印刷方法を提供する。 【解決手段】 メモリの残量が所定の残量以下となった
場合、S6でメインCPU401は、カセット給紙装置
51に収納されているシートの残り枚数を確認する。ま
た、S7でメインCPU401は、メモリに記憶されて
いる印刷データのデータ量を確認し、S8で各印刷デー
タの印刷を完了するために必要なシート枚数を算出す
る。そして、S9において算出したシート枚数とカセッ
ト給紙装置51内のシートの残り枚数とを比較し、現在
のシートの残り枚数で印刷を完了できるジョブが有れ
ば、S11でそのジョブを選択して印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データをメモ
リに受信可能なファクシミリ装置およびネットワークに
接続されたプリンタなどの外部から入力された画像デー
タをメモリに蓄積した後に印刷する印刷装置および印刷
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平6−152820号公報に記載さ
れているように、受信したファクシミリデータをメモリ
に蓄積し、予め定める時刻までにメモリに蓄積されたデ
ータの印刷を完了する、いわゆるメモリ受信機能を有す
るファクシミリ装置が開発されている。このようなメモ
リ受信機能は、主に夜間および休暇中など、ユーザが不
在となる際に有効な機能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファクシミリ装置では、メモリに受信したファクシミリ
データの大きさに関係なく、蓄積された全てのデータを
一度に印刷するようになっている。このため、夜間およ
び休暇中に1つのファクシミリデータを印刷している途
中でシートが不足し、印刷が完了せずに中断されてしま
うことがある。
【0004】したがって、早朝や休暇明けにおいて、ユ
ーザが印刷の中断に気付かずに印刷された書類を回収す
ると、受信していたファクシミリデータの一部(シート
の補充後に出力される書類)を失ってしまうという問題
がある。特に複数の印刷機能を有する複合機では、シー
トの補充後に、ファクシミリ以外の機能(プリンタ機能
など)をファクシミリ機能に割込んで使用すると、印刷
途中のファクシミリ書類の上に、異なるデータが印刷さ
れた書類が積載されてしまい、シートの補充後に中断し
ていたファクシミリデータの残りを印刷しても、異なる
データが印刷された書類によってファクシミリ書類が分
断されるため、書類の紛失および混同が著しく顕著とな
る。
【0005】本発明の目的は、メモリに蓄積された画像
データを印刷する際に、印刷の中断によって生じる印刷
書類の紛失および異なるデータの印刷書類との混同など
を防止する印刷装置および印刷方法を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部から入力
されたシート1枚分もしくは複数枚分の一連の画像デー
タを、一まとまりの印刷データとして蓄積するメモリ
と、前記メモリに蓄積された印刷データをシートに印刷
する印刷部とを有する印刷装置において、各印刷データ
の印刷を完了するために必要なシート枚数をそれぞれ算
出し、シートの残り枚数に応じて、印刷を完了できる印
刷データを選択して前記印刷部に印刷させるように制御
する制御部を有することを特徴とする印刷装置である。
【0007】本発明に従えば、シートの残り枚数に応じ
て、印刷を完了できる印刷データを選択して印刷部から
印刷されるので、1つの印刷データを出力している途中
で、シートが不足して印刷が中断することがなく、印刷
書類の紛失および異なるデータの印刷書類との混同など
を防止することができる。
【0008】また本発明は、前記メモリの残量が所定の
残量以下となったとき、前記制御部は、各印刷データの
印刷を完了するために必要なシート枚数をそれぞれ算出
し、シートの残り枚数に応じて、印刷を完了できる印刷
データを選択して前記印刷部に印刷させることを特徴と
する。
【0009】本発明に従えば、メモリの残量が所定の残
量以下となったとき、シートの残り枚数に応じて印刷を
行う。したがって、メモリの残量が多い場合には、印刷
を行わずに印刷データをメモリに蓄積しておくので、印
刷する印刷データ量を抑えられ、たとえば夜間など、印
刷された書類を回収できないような場合に、印刷書類の
紛失および異なるデータの印刷書類との混同をより効果
的に防止することができる。
【0010】また本発明は、前記制御部は、各印刷デー
タの印刷を完了するために必要なシート枚数をそれぞれ
算出し、シートの残り枚数に応じて、印刷を完了できる
なるべく多くの印刷データを選択して前記印刷部に印刷
させ、印刷が完了した印刷データをメモリから削除す
る。
【0011】本発明に従えば、シートの残り枚数に応じ
て、印刷を完了できるなるべく多くの印刷データを選択
して前記印刷部に印刷させ、印刷が完了した印刷データ
をメモリから削除するので、一度に多数の印刷データを
印刷し、印刷処理のとき以外は印刷部を継続的にOFF
として印刷装置の省電力化を図れる。
【0012】また本発明は、外部から入力されたシート
1枚分もしくは複数枚分の一連の画像データを、一まと
まりの印刷データとしてメモリに蓄積し、前記メモリに
蓄積された印刷データをシートに印刷する印刷方法にお
いて、各印刷データの印刷を完了するために必要なシー
ト枚数をそれぞれ算出し、シートの残り枚数に応じて、
印刷を完了できる印刷データを選択して印刷することを
特徴とする印刷方法である。
【0013】本発明に従えば、蓄積された印刷データの
中から、シートの残り枚数に応じて印刷を完了できる画
像データだけを選択して印刷するので、1つの印刷デー
タを出力している途中で、シートが不足して印刷が中断
することがなく、印刷書類の紛失および異なるデータの
印刷書類との混同などを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について以下に
説明する。図1は、本発明にかかる印刷装置の実施の一
形態であるデジタル複合機1の構成を示す図である。こ
のデジタル複合機1は、複写機、プリンタおよびファク
シミリ装置としての機能を有するものであり、図1に示
すように、スキャナ部31と印刷部であるレーザ記録部
32とを備えている。スキャナ部31は、原稿画像を読
取るものであり、透明ガラスから成る原稿載置台35、
RADF(Reversing Automatic Document Feeder)3
6、スキャナユニット(SU)40を有している。RA
DF36は、両面自動原稿送り装置であり、所定の原稿
トレイにセットされた原稿を、一枚毎に原稿載置台35
に搬送するとともに、読取り後の原稿を排紙トレイに搬
出する機能を有している。また、RADF36は、読取
り後の原稿を裏返し、再び原稿載置台35に搬送するこ
ともできる。これにより、スキャナ部31では、原稿に
おける両面の画像を読取れるようになっている。
【0015】SU40は、原稿載置台35上の原稿画像
を1ライン毎に読取るものであり、第1、第2走査ユニ
ット40a,40b、光学レンズ43およびCCD(電
荷結合素子)44を有している。第1走査ユニット40
aは、原稿載置台35に沿って左から右に一定速度Vで
移動しながら、原稿を露光するものである。そして、光
源41と、原稿の反射光を第2走査ユニット40bに導
く第1の反射ミラー42aとを有している。第2走査ユ
ニット40bは、第1走査ユニット40aに追随してV
/2の速度で移動するようになっており、第1反射ミラ
ー42aからの光を光学レンズ43、CCD44に導く
第2、第3反射ミラー42b,42cを備えている。光
学レンズ43は、第3反射ミラー42cからの反射光
を、CCD44上で結像させるものである。CCD44
は、光学レンズ43からの光をアナログの電気信号に変
換するものである。なお、この電気信号は、後述するC
CDボードによってデジタルの画像データに変換され
る。
【0016】レーザ記録部32は、画像データに基づい
て用紙などのシートに画像を形成するものであり、レー
ザ書込みユニット(LSU)46、電子写真プロセス部
47、給紙搬送部50を備えている。LSU46は、ス
キャナ部31や外部から得られた画像データに基づい
て、電子写真プロセス部47における感光体ドラム48
に、レーザ光を照射して静電潜像を形成するものであ
る。電子写真プロセス部47は、感光体ドラム48と、
その周囲に設けられた帯電器、現像器、転写器、剥離
器、クリーニング器および除電器とを備えている。そし
て、感光体ドラム48上の静電潜像を現像してトナー像
を生成し、シートに静電転写する機能を有している。
【0017】給紙搬送部50は、電子写真プロセス部4
7にシートを供給するとともに、シートに転写された画
像を定着させ、さらに、シートを外部に排出する機能を
有している。そして、図1に示すように、搬送部33、
カセット給紙装置51〜53、手差し給紙装置54、定
着器49、再供給経路56、排紙ローラ57、両面複写
ユニット55および後処理装置34を備えている。搬送
部33は、電子写真プロセス部47における所定の転写
位置(転写器が配置されている位置)にシートを搬送す
るためのものである。カセット給紙装置51〜53は、
シートを収納しておくとともに、転写時に、シートを搬
送部33に送り込むものである。また、手差し給紙装置
54は、搬送部33に、手差しによりシートを供給する
ための装置である。定着器49は、シートに転写された
トナー像を定着させるものである。両面複写ユニット5
5は、両面複写用トレイ55aを備えており、トナー像
の定着後、シートの裏面に画像を形成するために、シー
トを搬送部33に再供給するためのものである。再供給
経路56は、画像形成後のシートを両面複写ユニット5
5に搬送するための経路である。排紙ローラ57は、定
着器49から排出されたシートを、後処理装置34ある
いは再供給経路56に供給する搬送ローラである。後処
理装置34は、排出されたシートに対してステープル処
理等の後処理を施すものである。図1に示す後処理装置
34は、印刷面を上に向けて排出するフェイスアップ排
出と印刷面を下に向けて排出するフェイスダウン排出を
切換えて排出できるように構成した後処理装置である。
第1の排出トレイ341は、フェイスアップ排出用の排
出トレイであり、第2の排出トレイ342は、フェイス
ダウン排出用の排出トレイである。また、後処理装置3
4内には、シート受取ローラ343、第1〜3の搬送経
路344,345,348、第1、第2の切換えゲート
346,347、第1、第2排出ローラ349,350
が配置されており、各種排出モードに対応している。第
3の搬送路348は、シートの表裏を反転して第2の排
出トレイ342上に排出するための搬送路である。
【0018】次に、デジタル複合機1における制御につ
いて説明する。図2は、デジタル複合機1の制御システ
ムを示すブロック図である。図2に示すように、デジタ
ル複合機1は、制御システムを構成するボードとして、
オペレーション(操作)パネルボード100、マシンコ
ントロール(MC)ボード200、CCDボード30
0、メイン画像処理ボード400、サブ画像処理ボード
500および拡張ボード群600を備えている。これら
のボードは、図1に示した各部を制御するとともに、ス
キャナ部31や外部から画像を入力し、これを処理する
ものである。以下、各ボードについて説明する。
【0019】メイン画像処理ボード400は、後述する
CCDボード300や外部から入力された画像データに
画像処理を行うものであり、メインCPU(中央演算処
理装置)401、多値画像処理部402、メモリ403
およびレーザコントローラ404を有している。メイン
CPU401は、他のCPU(サブCPU)と連携し
て、図1および図2に示した各部を制御する制御部であ
る。多値画像処理部402は、画像データに画像処理を
施し、所望の階調性を有する画像を生成するものであ
る。なお、この多値画像処理部402による画像処理
は、シェーディング補正、濃度補正、領域分離、フィル
タ処理、MTF(Modula tion TransferFunction)補
正、解像度変換、電子ズーム(変倍処理)、ガンマ補正
などの、多値の画像データに対する処理である。メモリ
403は、外部から入力されたシート1枚分もしくは複
数枚分の一連の画像データを一まとまりの印刷データと
して記憶するメモリであり、画像処理後の画像データお
よび画像処理のための制御データを記憶するものであ
る。レーザコントローラ404は、画像処理後の画像デ
ータをLSU46に伝達するものである。
【0020】サブ画像処理ボード500は、メイン画像
処理ボード400において画像処理された画像データに
対してさらに画像処理を行うための、もう一つの画像処
理部である。そして、図2に示すように、2値画像処理
部501、メモリ部502、ハードディスク装置503
およびインタフェイス部504を備えている。2値画像
処理部501は、メイン画像処理ボード400から入力
された画像データを2値化した後、画像処理を施すもの
であり、多値の画像データを2値化する多値2値変換
部、画像を回転させる画像回転処理部、2値画像の変倍
処理を行う2値ズーム処理部および圧縮伸長処理を行う
圧縮伸長処理部を有している。なお、この2値画像処理
部501には、ファクシミリインタフェイスも備えられ
ている。また、この2値画像処理部501は、メイン画
像処理ボード側コネクタ405とサブ画像処理ボード側
コネクタ505とでコネクタ接続されており、メインC
PU401によって制御される。
【0021】メモリ部502は、画像処理後の2値画像
データや、画像処理のための制御データなどを記憶する
ものであり、ページメモリ502aと、このページメモ
リ502aを制御するゲートアレイ(G/A)502b
とを有している。ハードディスク装置503は、大容量
の画像データを記憶するディスクメモリ503aと、こ
のディスクメモリメモリ503aを制御するG/A50
3bとを備えている。また、インタフェイス部504
は、外部との印刷データの入出力を行うインタフェイス
であるSCSI端子504aと、この端子を制御するG
/A504bとを有している。
【0022】操作パネルボード100は、操作パネル1
03のLCD(液晶表示装置)104および操作キー群
105を制御するものであり、サブCPU101を備え
ている。このサブCPU101は、操作キーから入力さ
れたユーザの指示データをメインCPU401に伝達す
るとともに、メインCPU401から伝達された表示デ
ータをLCD104に表示させるものである。さらに、
このボード100には、これらの指示データおよび表示
データなどを記憶するメモリ102も設けられている。
【0023】MCボード200は、サブCPU201お
よびメモリ202を備えており、図1に示したRADF
36、スキャナ部31、電子写真プロセス部47、両面
複写ユニット55、給紙搬送部50および後処理装置3
4を制御するものである。
【0024】CCDボード300は、図1に示したCC
D44に加えて、CCD44の駆動回路であるG/A3
02、CCD44から出力されるアナログ信号をゲイン
調整するアナログ回路303、アナログ信号からデジタ
ル信号の画像データを生成するA/D(アナログ/デジ
タル)変換器304を備えている。なお、CCDボード
300の各部は、メインCPU401によって制御され
る。
【0025】拡張ボード群600は、プリンタボード6
01、機能拡張ボード602およびファクシミリボード
603から成り、サブ画像処理ボード500に接続され
ている。プリンタボード601は、レーザ記録部32を
制御して、パソコンなどの外部機器から送られてくる印
刷データを印刷させる機能を有している。機能拡張ボー
ド602は、デジタル複合機1の編集機能を拡張して、
その特徴を有効活用するためのものである。ファクシミ
リボード603は、CCDボード300によって生成さ
れた画像データを外部に送信したり、受信した印刷デー
タをレーザ記録部32に印刷させたりする機能を有して
いる。
【0026】次にデジタル複合機1の画像データ処理機
能をコピー、プリンタおよびファクシミリのモード毎に
説明する。
【0027】まずコピーモードについて説明する。コピ
ーモードとは、スキャナ部31によって読取られた原稿
を、レーザ記録部32によってシートに印刷するモード
である。このモードでは、ユーザは、RADF36の所
定位置に原稿をセットする。セットされた原稿は、RA
DF36によって一枚毎に原稿載置台35上に送られ
る。そして、CCDボード300のCCD44およびS
U40が、各原稿の画像を読取るとともに、8ビットの
画像データを生成してメイン画像処理ボード400に伝
達する。メイン画像処理ボード400における多値画像
処理部402は、この8ビットの画像データに対してガ
ンマ補正等の所定の多値画像処理を施し、レーザコント
ローラ404を介して、レーザ記録部32におけるLS
U46へ伝達する。これにより、スキャナ部31にて読
取られた原稿画像は、レーザ記録部32から階調性のあ
るコピー画像として出力される。なお、多値画像処理が
施された8ビットの画像データに対し、さらに2値化処
理を行うようにしてもよい(電子RDH機能)。すなわ
ち、この場合、画像データは、コネクタ405,505
を介してサブ画像処理ボード500に送られる。そし
て、2値画像処理部501の多値2値変換部が、8ビッ
トの画像データを2ビットの画像データに変換する。
【0028】2値画像処理部501は、画像データに誤
差拡散処理を行うように設定されている。誤差拡散処理
を行う理由は、単に多値2値変換を行っただけでは画質
的に問題があるので、画質の劣化を少なくするためであ
る。また、画像データを8ビットから2ビットに変換す
る目的は、画像データの容量を小さくするためである。
2値画像処理部501によって生成された2ビットの画
像データは、原稿1枚毎にハードディスク装置503に
おけるディスクメモリに記憶される。そして、RADF
36にセットされた全原稿の画像データがディスクメモ
リ内に記憶された後、ゲートアレイ503aが、ディス
クメモリ内の画像データを指定部数だけ繰返し読出し
て、コネクタ405,505を介してメイン画像処理ボ
ード400に伝達する。そして、これらの画像データ
は、ガンマ補正などの処理が施された後、レーザコント
ローラ404を介してLSU46へと送られ、コピー画
像として印刷される。
【0029】なお、上記では、全原稿の画像データが記
憶された後に印刷が行われるように説明している。しか
しながら、所定数の画像データが記憶された段階で、順
次印刷するようにしてもよい。
【0030】次にプリンタモードについて説明する。プ
リンタモードとは、外部の機器から入力された印刷ジョ
ブ(シート1枚分もしくは複数枚分の一連の画像データ
を含む印刷データおよび印刷指示データ)に基づいて、
レーザ記録部32による印刷が行われるモードである。
このモードでは、印刷ジョブにおける印刷データは、プ
リンタボード601のサブCPUによってページ単位の
画像データとしてラスタイメージに展開され、メモリに
記憶される。そして、展開された画像データは、サブC
PUの制御により、SCSI端子504aを介してサブ
画像処理ボード500へと転送され、一連のページ単位
の画像データが印刷データとしてハードディスク装置5
03に記憶される。
【0031】その後、印刷データは、所定のページ順で
読出されてメイン画像処理ボード400へと送られ、ガ
ンマ補正の施された後、レーザコントローラ404を介
して、レーザ記録部32におけるLSU46へ伝達され
る。これにより、パソコンから伝達された印刷データ
を、レーザ記録部32から階調性のあるプリンタ画像と
して印刷することができる。なお、プリンタモードで
は、サブ画像処理ボード500による2値画像処理は行
われない。すなわち、サブ画像処理ボード500に転送
された印刷データは、ハードディスク装置503に一時
的に記憶された後、メイン画像処理ボード400に単に
転送されるだけである。
【0032】最後にファクシミリモードについて説明す
る。ファクシミリモードには、送信モードおよび受信モ
ードの2つのモードがあり、さらに、受信モードには、
通常受信モードおよび夜間受信モードの2種類がある。
すなわち、デジタル複合機1では、送信モードは常に1
種類である一方、受信モードは、夜間と昼間とで切換わ
るように設定されている。まず、送信モードについて説
明する。送信モードは、スキャナ部31によって読取ら
れた原稿の画像データを、外部の通信先に送信するモー
ドである。このモードでは、コピーモードと同様に、原
稿が読取られて画像データが生成され、2値化処理が施
される。そして、2値化処理された画像データは、所定
の形式で圧縮されてメモリ部502に記憶される。そし
て、ファクシミリボード603によって通信先との通信
回線が確保された後、画像データは、メモリ部502か
ら読出されて、ファクシミリボード603側へと転送さ
れる。そして、ファクシミリボード603で圧縮形式の
変更などの必要な処理が施された後、通信先に対して順
次送信される。
【0033】次に、受信モードについて説明する。受信
モードは、外部の通信先から送信されてきた画像データ
を、レーザ記録部32によって印刷するモードであり、
上記したように、通常受信モードと夜間受信モードとの
2種類がある。なお、以下では、ファクシミリ受信にお
いて使用されるシートは、カセット給紙装置51に収納
されているとする。通常受信モードでは、ファクシミリ
ボード603が、通信回線を介して、所定形式に圧縮さ
れた印刷データを受信し、サブ画像処理ボード500に
伝達する。サブ画像処理ボード500では、2値画像処
理部501のファクシミリインタフェイスによってこの
画像データを受けとる。そして、2値画像処理部501
の圧縮伸長処理部が画像データを伸長して、ページ単位
の画像データとして再現した後、メイン画像処理ボード
400に伝達する。そして、メイン画像処理ボード40
0においてガンマ補正が施された後、印刷データは、レ
ーザコントローラ404を介してLSU46へ伝達され
る。そして、LSU46によって画像データに応じた静
電潜像が感光体ドラム48に形成された後、電子写真プ
ロセス部47によってトナー像が生成されるとともに、
カセット給紙装置51からシートが供給される。その
後、シートに対してトナー像の転写・定着処理が施さ
れ、排紙トレイ341にシートが排紙される。これによ
り、外部からファクシミリ受信した印刷データに基づい
て、レーザ記録階調性のある画像を印刷できる。
【0034】次に、夜間受信モードについて詳細に説明
する。夜間受信モードとは、メインCPU401が、サ
ブ画像処理ボード500から送信された印刷データを、
シートの残量を考慮しながら印刷するモードである。
【0035】図3は、夜間受信モードにおける印刷処理
動作を示すフローチャートである。図3に示すように、
まずステップS1でメインCPU401は、現在の時刻
が予めユーザによって設定された所定のモード切換え時
刻であるかどうかを判断し、所定の時刻であればS2に
すすみ、所定時刻でなければS1での判断を繰り返す。
S2では、受信モードを通常受信モードから夜間受信モ
ードに移行するとともに、LCD104の待機表示を、
通常の複写機用表示からファクシミリ受信用表示に切換
える。ここで、LCD104の待機表示とは、デジタル
複合機1の機能が使用されていない期間におけるLCD
104の画面表示である。すなわち、昼間においては、
デジタル複合機1は複写機として使用されることが多い
ため、待機表示は、複写機用の表示となっている。
【0036】一方、夜間では、デジタル複合機1は、フ
ァクシミリ受信機としての機能以外、ほとんど使用され
ないようになる。このため、デジタル複合機1では、所
定時刻以降,LCD104の待機表示がファクシミリ受
信用表示に切換わるように設定されている。また、メイ
ンCPU401は、夜間受信モードとなると、省電力化
を図るために、大電力を要する定着器49や、高電圧を
要する帯電器、現像器、転写器および剥離器などの電源
をOFF状態とするように設定されている。
【0037】次に、S3において、メインCPU401
は、メモリ403のメモリ残量が、所定の残量以下であ
るか否かを判断する。そして、メモリ残量が所定の残量
より多い場合、S16にすすみファクシミリ受信である
かどうかを判断する。ファクシミリ受信であれば、S1
8でメインCPU401は、外部から入力されたシート
1枚分もしくは複数枚分の一連の画像データを一まとま
りとする印刷データを、メモリ403に印刷ジョブとし
て保存し、S3に戻る。また、メインCPU401は、
ファクシミリ受信でなければ、S17で現在時刻が所定
時刻であるか否かを判断する。そして、所定時刻である
と判断した場合は、S19で受信モードを解除して通常
受信モードに戻し、LCD104の待機表示を複写機用
の表示に変更し、処理を終了する。所定時間でなければ
S3に戻る。
【0038】一方、メモリ403の残量が所定の残量以
下となった場合、メインCPU401は、S2において
OFFとした定着器49などの電源をONとし、S5で
定着器の温度などから印刷可能となるまで待機する。印
刷可能となればS6にすすみ、メインCPU401は、
カセット給紙装置51に収納されているシートの残量お
よびサイズを確認する。また、S7でメインCPU40
1は、メモリ403に記憶されている印刷ジョブのサイ
ズ(印刷データのデータ量)を確認し、S8で各印刷デ
ータの印刷を完了するために必要なシート枚数を算出す
る。そして、S9において算出したシート枚数とカセッ
ト給紙装置51内のシートの残り枚数とを比較し、S1
0で現在のシートの残り枚数で印刷を完了できるジョブ
が有るかどうか判断する。現在のシートの残り枚数で印
刷を完了できるジョブが有れば、S11でそのジョブを
選択し、S12で印刷を開始する。S13で印刷が終了
するまで待機し、S14で印刷を完了した印刷データを
メモリ403から消去してS10に戻る。S10で、現
在のシートの残り枚数で印字を完了できるジョブが無け
ればS15にすすみ、メインCPU401は、S2と同
様に定着器49などの電源をOFFとしてS3に戻る。
【0039】なお、メインCPU401は、S10〜S
14において、定着器49の起動したときに、メモリ4
03内のメモリ残量をできるだけ多く空けるように、な
るべく多くの印刷データを選択して印刷を行うように設
定されている(本実施形態では、印字が完了するもの全
てを印字している)。これは、定着器49の起動回数を
できるだけ少なくして、夜間モード時の電力消費量を低
減するためである。
【0040】以上のように、デジタル複合機1における
夜間受信モードでは、ファクシミリ受信に用いるメモリ
の残量がある程度少なくなったとき、シートの残量およ
びサイズに応じて、印刷を完了できる印刷ジョブだけを
選択して印刷するように設定されている。メモリ残量が
完全にゼロになって印字を開始しても良いが、印字のた
めに定着器49を起動している最中や、印字中であって
まだメモリ残量が受信するのに足りるだけ空いていない
ときに受信があると、メモリに受信できなくなることを
防止している。したがって、デジタル複合機1では、印
刷の中断によって生じる印刷書類の紛失および異なるデ
ータの印刷書類との混同などを防止することができる。
【0041】なお、本実施の形態では、デジタル複合機
1をファックスモードの夜間受信モードで使用する場合
に、カセット給紙装置51内のシートの残り枚数を考慮
した印刷処理を行うとしている。しかしながら、これに
限らず、このような印刷処理を、通常受信モード、ある
いは、プリンタモードにおいて行うようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、1つの印
刷データを出力している途中で、シートが不足して印刷
が中断することがなく、印刷書類の紛失および異なるデ
ータの印刷書類との混同などを防止することができる。
【0043】本発明によれば、メモリの残量が多い場合
には、印刷を行わずに印刷データをメモリに蓄積してお
くので、印刷する印刷データ量を抑えられ、たとえば夜
間など、印刷された書類を回収できないような場合に、
印刷書類の紛失および異なるデータの印刷書類との混同
をより効果的に防止することができる。
【0044】本発明によれば、一度に多数の印刷データ
を印刷し、印刷処理のとき以外は印刷部を継続的にOF
Fとして印刷装置の省電力化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる印刷装置の実施の一形態である
デジタル複合機1の構成を示す図である。
【図2】デジタル複合機1の制御システムを示すブロッ
ク図である。
【図3】夜間受信モードにおける印刷処理動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 デジタル複合機 31 スキャナ部 32 レーザー記録部 51〜53 カセット給紙装置 401 メインCPU(中央演算処理装置) 402 多値画像処理部 403 メモリ 404 レーザーコントローラ 501 2値画像処理部 502 メモリ 503 ハードディスク装置 504 インターフェイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮座 政雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 田野上 寿雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岩本 強志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 渥美 英要 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AP07 AQ06 AR01 AR03 AS02 HH01 HK16 HK23 HN15 5B021 AA02 BB01 BB10 CC06 KK01 5C073 AA02 BA04 BC02 BD03 CC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力されたシート1枚分もしく
    は複数枚分の一連の画像データを、一まとまりの印刷デ
    ータとして蓄積するメモリと、 前記メモリに蓄積された印刷データをシートに印刷する
    印刷部とを有する印刷装置において、 各印刷データの印刷を完了するために必要なシート枚数
    をそれぞれ算出し、シートの残り枚数に応じて、印刷を
    完了できる印刷データを選択して前記印刷部に印刷させ
    るように制御する制御部を有することを特徴とする印刷
    装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリの残量が所定の残量以下とな
    ったとき、前記制御部は、各印刷データの印刷を完了す
    るために必要なシート枚数をそれぞれ算出し、シートの
    残り枚数に応じて、印刷を完了できる印刷データを選択
    して前記印刷部に印刷させることを特徴とする請求項1
    記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、各印刷データの印刷を完
    了するために必要なシート枚数をそれぞれ算出し、シー
    トの残り枚数に応じて、印刷を完了できるなるべく多く
    の印刷データを選択して前記印刷部に印刷させ、印刷が
    完了した印刷データをメモリから削除することを特徴と
    する請求項2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 外部から入力されたシート1枚分もしく
    は複数枚分の一連の画像データを、一まとまりの印刷デ
    ータとしてメモリに蓄積し、前記メモリに蓄積された印
    刷データをシートに印刷する印刷方法において、 各印刷データの印刷を完了するために必要なシート枚数
    をそれぞれ算出し、シートの残り枚数に応じて、印刷を
    完了できる印刷データを選択して印刷することを特徴と
    する印刷方法。
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JP2005335228A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御装置および方法およびプログラム

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