JPH1025587A - 液透過型ガス拡散電極 - Google Patents

液透過型ガス拡散電極

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JPH1025587A
JPH1025587A JP8201261A JP20126196A JPH1025587A JP H1025587 A JPH1025587 A JP H1025587A JP 8201261 A JP8201261 A JP 8201261A JP 20126196 A JP20126196 A JP 20126196A JP H1025587 A JPH1025587 A JP H1025587A
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electrolyte
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孝之 島宗
Yoshinori Nishiki
善則 錦
Masashi Tanaka
正志 田中
Takahiro Ashida
高弘 芦田
Shuhei Wakita
修平 脇田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス拡散陰極の表面に留まりガス拡散電極の
貫通孔を閉塞したりガス供給及び取り出しを阻害する電
解液を円滑に除去できるガス拡散陰極を提供する。 【構成】 ガス拡散陰極6を水平方向の複数の電極部材
7に該部材間に空間を形成した状態で分割する。前記電
極部材表面に透過した生成電解液は該電極部材表面を流
下して前記空間に達し、この空間を水平方向に移動して
前記電極部材表面から離脱し除去される。該空間又は前
記電極部材の陰極室側下端側面に電解液案内板9を設置
すると、更に電解液の離脱を円滑に行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、効率良く電解生成物を
除去できるガス拡散電極に関し、より詳細にはソーダ電
解に好ましく使用でき、生成する苛性ソーダをその表面
から容易に除去できるガス拡散陰極に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】クロルアルカリ電解を代表と
する電解工業は素材産業として重要な役割を果たしてい
る。このような重要な役割を持つもののクロルアルカリ
電解に要する消費エネルギーが大きく、日本のようにエ
ネルギーコストが高い国ではその省エネルギー化が大き
な問題となる。例えばクロルアルカリ電解では環境問題
の解決とともに省エネルギー化を達成するために、水銀
法から隔膜法を経てイオン交換膜法へと転換され、約25
年で約40%の省エネルギー化を達成してきた。しかしこ
の省エネルギー化でも不十分で、エネルギーである電力
コストが全製造費の50%を占めているが、現行の方法を
使用する限りこれ以上の電力節約は不可能なところまで
来ている。より以上の省エネルギー化を達成するために
は電極反応を修正する等の抜本的な変化を行なわなけれ
ばならない。その例として燃料電池等で採用されている
ガス拡散電極の使用は現在考えられる中で最も可能性が
高く、電力節約が大きい手段である。
【0003】従来の金属電極を使用する陽極反応が、
陽極としてガス拡散電極を使用すると陽極反応に変換
される。 2NaCl+2H2 0→Cl2 +2NaOH+H2
O =2.21V 2NaCl+ 1/2O2 +H2 O→Cl2 +2NaO
H EO =0.96V つまり金属電極をガス拡散電極に変換することにより、
電位が2.21Vから0.96Vに減少し、理論的には約65%の
省エネルギー化が可能になる。従ってこのガス拡散電極
の使用によるクロルアルカリ電解の実用化に向けて種々
の検討が成されている。ガス拡散電極の構造は一般に半
疎水(撥水)型と言われるもので、表面に白金等の触媒
が担持された親水性の反応層と撥水性のガス拡散層を接
合した構造を有している。反応層及びガス拡散層ともバ
インダーとして撥水性のポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)樹脂を使用し、このPTFE樹脂の特性を
利用してガス拡散層ではその割合を多くし、反応層では
少なくして両層を構成している。
【0004】このようなガス拡散電極をクロルアルカリ
電解に使用すると幾つかの問題点が生じる。例えば高濃
度の苛性ソーダ中では撥水材であるPTFE樹脂が親水
化して撥水性を失い易くなる。これを防止するために前
記ガス拡散層のガス室側に薄い多孔性のPTFEシート
を貼ることが試みられている。又このガス拡散電極に酸
素や空気を供給しながら電解を進行させるが、副反応と
して一部過酸化水素が生成しそれが構成材料である炭素
を腐食して炭酸ソーダを生成することがある。アルカリ
溶液中では前記炭酸ソーダは沈澱してガス拡散層を閉塞
したり表面を親水化したりしてガス拡散電極の機能を劣
化させることがある。この炭酸ソーダが生成しなくても
炭素表面に触媒を担持するのみで該触媒による炭素腐食
が生ずることも観察されている。
【0005】このような欠点を解消するために従来は、
使用する炭素の選択やその作製法及び炭素と樹脂との混
合比をコントロールすることが検討されている。しかし
ながらこれらの方法は根本的な解決法とはならず、炭素
の腐食を遅らせることはできても、腐食を停止すること
はできない。炭素を使用しなければこのような腐食の問
題は起きないため、炭素の代わりに金属である銀を使用
することが試みられている。ところがこの金属を使用す
るガス拡散電極は炭素を構成材料とするガス拡散電極と
異なり焼結法で製造され、その製造方法が極めて複雑に
なり、更に金属を使用するガス拡散電極では親水性部分
と疎水性部分を制御しにくいという問題点がある。
【0006】これらの問題点の解決法としてかつ更に電
解電圧を低下させる方法として、ガス拡散電極をイオン
交換膜に密着又は接着して実質的に陰極室をなくしてし
まう、換言すると陰極室をガス室として構成する方法が
提案されている。この方法を採用した電解槽を使用して
クロルアルカリ電解を行なうと、生成する苛性ソーダは
反応層及びガス拡散層を通って陰極室であるガス室に到
達する。この方法は陰極液が存在しないためガス室の高
さ方向の圧力差の影響がなくなり大型化しても圧力分布
を考える必要がないこと、陰極液が実質的に存在しない
ため電気抵抗が最小になり電解電圧を最小に維持できる
という利点を有する一方、前記した生成する苛性ソーダ
のガス室方向への透過を促進するためにガス拡散層の貫
通孔の大きさ及び分布を制御しなければならない。しか
もガス室側に取り出された苛性ソーダが前記ガス拡散層
の貫通孔を閉塞し易く、閉塞が生ずると電解の円滑な進
行に支障を来たし、実験室レベルではさほど問題にはな
らないが、実用槽などの大型電解槽では前記閉塞による
電流分布の不均一や電解電圧の上昇といった問題が起こ
り易く、前記貫通孔の閉塞が電解槽の大型化を達成する
ための最大に障害となっている。又通常の食塩電解以外
にも芒硝電解等のソーダ電解でも同様の問題点が指摘さ
れている。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述の従来技術の問題点、つ
まりガス拡散電極を食塩電解や芒硝電解等の電気化学反
応に実用的なレベルで使用できないという欠点を解消
し、アルカリ中等の過酷な条件下でも長期間安定で食塩
電解等に実質的に使用可能な液透過型ガス拡散電極を提
供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明に係わる液透過
型ガス拡散電極は、陽極室及び陰極室を区画するイオン
交換膜に接触したガス拡散電極において、複数の帯状の
電極部材を互いに間隔を空けて水平方向に並べて構成し
たことを特徴とする液透過型ガス拡散電極であり、庇状
の電解液案内板を設置しても良い。
【0009】以下本発明を詳細に説明する。本発明で
は、ガス拡散電極を使用する食塩電解や芒硝電解等の工
業電解においてガス室を構成する電極室側に取り出され
る苛性ソーダ等を前記ガス拡散電極のガス室側表面から
迅速に除去してガス供給の不足や親水性化に起因する電
解条件の不安定化を抑制し、長期間使用しても安定した
条件でソーダ電解等を行ない得るガス拡散電極、特にガ
ス拡散陰極を提供できる。前述した通りガス拡散陰極を
使用する例えばソーダ電解では、電解の進行に伴ってガ
ス拡散陰極の背面に陰極液である苛性ソーダ溶液が透過
してくる。この溶液には陽極室側からイオン交換膜を浸
透してくるナトリウムイオン、同伴水及び陰極から供給
される水酸イオンが含まれる。この苛性ソーダ水溶液を
ガス拡散陰極表面から迅速に除去しないとガス拡散陰極
の貫通孔が閉塞してガス供給が阻害されて、安定な電解
操作が継続できなくなる。
【0010】ガス拡散陰極の表面から得られる苛性ソー
ダ溶液を離脱させることは、前記ガス拡散陰極表面を撥
水化することによりつまり液の濡れ性を悪くすることに
より円滑に行ない得ると考えられる。しかし単にガス拡
散陰極の表面を撥水化するのみでは表面の濡れ性の低下
は達成できるものの、ガス拡散電極を透過してガス室側
に達する溶液が水玉状の液滴として電極表面に残り、こ
の液滴はかなり大きくならないと表面から離脱しない。
特にこの傾向は大型の電解槽を使用する場合に顕著であ
り、ガス拡散陰極の下部、つまり重力方向に沿った下側
では上方からの苛性ソーダ水溶液が加わるため多量の苛
性ソーダ水溶液が滞留してその分見掛け上の過電圧が上
がり電圧が上昇してしまうという現象が生ずる。実験室
規模の電解槽の電極の高さである3〜20cm程度では槽電
圧の上昇、つまり電極の高さ方向での電圧差が殆ど観察
されないのに対し、この値を越える高さの電極を有する
電解槽では既述の通り液の除去が行なわれやすい電極上
部では十分に低い電圧で電解が進行するのに対し、生成
する苛性ソーダ水溶液等で表面が被覆されやすい電極下
部では電圧の上昇が観察される。
【0011】本発明者らは、この高さ方向での槽電圧の
差、つまり比較的大型の電解槽換言すると大型の電極を
有する電解槽における前記電極下部での電圧の上昇を、
該電極を水平方向に分割し、分割された電極部材の上下
幅が電圧上昇を招来しない比較的小型の電解槽の電極の
上下幅とほぼ同等の帯状の電極部材とし、これらを上下
方向に間隔を空けて並べることにより抑制し、大型の電
解槽でも殆ど電圧上昇を来すことなく、電解を進行させ
ることができることを見出し、本発明に到達したもので
ある。本発明における帯状の電極部材の上下幅は、各種
電解条件に依存するが、一般的な電解条件下では2〜20
cmとすることが望ましい。2cm未満では製作が煩雑にな
ることと、電極部材間の間隔のガス拡散電極全体に対す
る割合が大きくなり過ぎ、実質電解面積の減少を招くこ
とになる。又20cmを越えると、通常の大型の電解槽の場
合と同様に電極部材下部において電解液で被覆される部
分が大きくなり、十分低い電圧が得られないことがあ
る。
【0012】上下に隣接する電極部材間の間隔は特に限
定されず、電解面積の減少を抑制しかつ電解液の離脱を
円滑に行なえる範囲で適宜選択すれば良く、例えば1〜
5mmとする。この複数の電極部材を有する電解槽を使用
して電解を行なうと、例えばガス拡散陰極の表面に透過
する苛性ソーダ水溶液等の電解液が各電極部材の表面を
その重力によって流下し、各電極部材の下端に達する。
前記電解液は、該電極部材と真下の電極部材の間に形成
されている空間に位置することで前記真下の電極部材へ
の流下が防止され、水平方向に延びる前記空間に沿って
移動して前記空間の両端部から電解槽の底板へ流れ落ち
るか、前記空間から例えば前記電極部材に接触している
集電体等へ移動して、いずれにしても電極部材つまりガ
ス拡散電極表面から除去される。
【0013】なお前記電極部材は電解槽の水平方向全体
に亘って連続している必要はなく、複数に分割されてい
ても良く、分割されていると前記空間を水平方向に移動
する前記電解液が分割により形成される空間から流れ落
ちて、電解液の離脱を更に容易にすることが可能にな
る。又この電解液の離脱をより以上に円滑に行なうため
には、庇状の電解液案内板を少なくとも1個の電極部材
に設置し、又は上下に隣接する電極部材間に前記電解液
案内板がガス拡散電極のイオン交換膜と反対側に向けて
傾斜するように設置すれば良い。
【0014】この電解液案内板は、各電極部材の下端に
達した電解液を電極部材の表面方向又は該表面から外側
方向に案内することにより、前記電解液が電極部材表面
に残存することを防止する。この電解液案内板は、前記
各電極部材への給電を考慮すると、隣接する電極部材間
の空間内に設置することが望ましいが、電極部材表面の
電解液除去を重視するのであれば、各電極部材の下端の
側面に外側に向けて傾斜させて設置するのが良く、これ
により各電極部材を流下している電解液が前記電解液案
内板に接触してその傾斜に従って流下し、その先端から
下方に流れ落ちる。この電解液案内板の先端の下方は電
解槽の底板であるため、確実に電極部材つまりガス拡散
電極から離脱し除去される。この電解液案内板は電解液
をガス拡散電極表面から離脱させる機能を有し、その幅
は1〜3mm程度とする。又該案内板は前述の箇所に固定
して設置できればその取付け方法は限定されず、例えば
接着用のペーストを使用してガス拡散電極表面や集電体
表面に設置すれば良い。
【0015】前述した通り電極部材間の空間は電解には
利用できないが、その減少分は電解効率の上昇により十
分に補償される。前記電解液案内板はガス拡散電極を通
してイオン交換膜に悪影響を与えるものでなければその
材質は特に限定されないが、フッ素樹脂やポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの耐食性で加工性に優れた樹脂
により成型することが好ましい。金属により成型しても
良いが、その場合は、特にイオン交換膜への影響を除く
ため、イオン交換膜と直接接触する部分又はガス拡散電
極を通して接触する部分の面積を大きくしてイオン交換
膜に圧力が掛かり難くすることが望ましい。
【0016】このような構成から成るガス拡散電極例え
ばガス拡散陰極及び他の構成部材を、陽極−イオン交換
膜−ガス拡散陰極−陰極給電体の順で積層して両側から
圧着して電極構造体を作製し、この構造体を電解槽内に
組み込んだ状態で陽極室に食塩水を陰極室に酸素含有ガ
スをそれぞれ供給しながら両極間に通電すると、ガス拡
散陰極で苛性ソーダ等の陰極生成物が生成し、この苛性
ソーダ等の電解液が前記ガス拡散陰極を透過してガス拡
散陰極表面、つまり実質的に電解液に被覆されない電極
に相当する電極部材表面に達し、各電極部材から容易に
離脱して除去され、各電極部材が生成する電解液に被覆
されることがなく、従って原料ガスの供給及び生成ガス
の排出を円滑に行なうことができるようになり、低電圧
で安定した電解を継続できる。
【0017】添付図面は、本発明に係わる2室型ソーダ
電解用電解槽を例示するもので、図1はその概略縦断面
図、図2は図1のガス拡散陰極のガス室側表面の拡大斜
視図である。電解槽本体1は、イオン交換膜2により陽
極室3と陰極室(ガス室)4に区画され、前記イオン交
換膜2の陽極室3側にはメッシュ状の不溶性陽極5が密
着し、該イオン交換膜2の陰極室4側にはガス拡散陰極
6が密着している。該ガス拡散陰極6は水平方向に上下
4個の帯状の電極部材7に分割され、隣接する部材間に
間隔(空間)が形成されている。各電極部材7の表面に
はメッシュ状の集電体8が接触して供給されるように構
成されている。該集電体8表面には前記電極部材7の間
隔に等しい間隔で、斜め上向きに電解液案内板9が結合
され、該集電体8を電極部材7表面に接触させることに
より各電解液案内板9が隣接する電解液案内板9間の空
間に挿入されるようになっている。なお10は陽極室底板
に形成された陽極液導入口、11は陽極室天板に形成され
た陽極液及びガス取出口、12は陰極室天板に形成された
酸素含有ガス導入口、13は陰極室底板に形成された苛性
ソーダ取出口である。
【0019】この電解槽本体1の陽極室3に陽極液例え
ば食塩水を供給しかつ陰極室4に酸素含有ガスを供給し
ながら両電極5、6間に通電すると、イオン交換膜2の
陰極室4側表面で苛性ソーダが生成し、この苛性ソーダ
は水溶液としてガス拡散陰極6を構成する電極部材7を
透過してその陰極室側表面に達する。この電極表面に達
した苛性ソーダ水溶液は前記電極部材7表面を重力で流
下して前記電解液案内板9に達し、この表面を斜めに流
下してその先端から落下して真下の電極部材7の上面に
達し横方向に移動して該電極部材7の両側の端部から流
れ落ちるか、集電体8の裏面に透過するかして、いずれ
の場合もガス拡散陰極6表面から離脱する。前記電解液
案内板8が存在しない場合は、電極部材7表面を流下し
た苛性ソーダ水溶液は電極部材の下端に達し、重力によ
り真下の電極部材7に落下して該電極部材7の上面に達
する。その後横方向に移動して前記電極部材7の両側の
端部から流れ落ちてガス拡散陰極6表面から離脱する。
従って生成する苛性ソーダ水溶液が比較的迅速かつ確実
にガス拡散陰極6表面から離脱するため、電極表面に液
が残存してガス供給を阻害することがなく、該電極表面
全体が有効に電解に使用できる。
【0020】なお添付図面では2室型ソーダ電解用電解
槽を示したが、本発明は3室型ソーダ電解用電解槽等に
も適用可能である。図3は、図2のガス拡散陰極のガス
室側表面の変形例の拡大斜視図である。図示の例では、
電極部材7の下端の側面に斜め下向きに電解液案内板9
aが結合されている。この例では、電極部材7を透過し
てその陰極室側表面に達した苛性ソーダ水溶液は前記電
極部材7表面を重力で流下して前記電解液案内板9に達
し、この表面を斜めに流下してその先端から落下する。
この電解液案内板9先端の下方には他の部材がなく、そ
のまま電解槽底板に落下しガス拡散陰極6から確実に離
脱し除去される。なおこの例では各電極部材7の全てに
1枚の平面状の集電体で給電することができないため、
例えば横方向から鋸歯状の集電体を挿入して各電極部材
に接触させる等の給電方法を採用する必要がある。
【0021】
【実施例】次に本発明に係わるガス拡散電極及び該電極
を使用する電解の実施例を記載するが、該実施例は本発
明を限定するものではない。
【0022】
【実施例1】銀の厚付けメッキを行なった見掛け厚さ5
mm、幅50mmのニッケルフォームをプレスにより1mmの厚
さまで潰してガス拡散電極基材とした。カルボニルニッ
ケルにバインダーであるデキストリンを5%加え水で練
ったペーストを前記基材の内部に両面から充填しかつ表
面に塗布し、この基材を60℃で乾燥後、水素を流した45
0 ℃の電気炉中で15分焼結した。この焼結した基材を銀
の無電解メッキ浴に浸漬してその表面に銀メッキを施し
た。PTFE樹脂の水懸濁剤であるデュポン社製のJ30
を脱イオン水で2倍に希釈した液を、前記メッキ基材の
両面及び貫通孔表面に行き渡るように塗布し乾燥後350
℃で15分焼結した。
【0023】この基材の片面に平均粒径0.2 μmの銀粉
を硝酸銀溶液に懸濁した液を塗布し乾燥後、水素雰囲気
中250 ℃で15分焼成して一方面に電極触媒を有する電極
部材とした。このように作製した幅5cmの帯状の電極部
材5個のそれぞれの前記硝酸銀溶液を塗布していない面
を、その表面に前述のJ30を塗布した集電体として機能
する銀を厚付メッキした銅線から成る編みメッシュの表
面に1mm間隔で平行に並べて半固定した後、350 ℃で焼
結して固定した。集電体に固定したこの複数の電極部材
の電極触媒側表面を、デュポン社製のイオン交換膜ナフ
ィオン961 に密着させ、前記電極部材のイオン交換膜の
反対側には、厚さ0.5 mmのチタンメッシュに酸化ルテニ
ウムと酸化タンタルから成る混合物を被覆した不溶性陽
極を密着させ、前記陰極給電体と不溶性陽極間に圧力を
掛けて固定し、高さ25cm×幅20cmの2室型電解槽内に設
置し、ソーダ電解用電解槽を構成した。
【0024】この電解槽の陽極室に180 g/リットルの
食塩水を、陰極室に水分を飽和した酸素ガスを理論量の
120 %供給しながら温度90℃、電流密度30A/dm2 で電解
を行なった。初期槽電圧は2.11Vであり、陰極室から濃
33%の苛性ソーダが得られた。50日経過後も電圧変化
はなく他の性能にも変化はなかった。又電解継続中にガ
ス拡散陰極表面を観察したところ、ガス拡散陰極側に透
過した苛性ソーダ水溶液は上下に隣接する電極部材間の
間隙を横方向に流れていた。
【0025】
【比較例1】ガス拡散陰極を各電極部材に分割せず、縦
25cm×横20cmの長方形の1枚の電極としたこと以外は実
施例1と同一条件で苛性ソーダの電解製造を行なった。
初期の槽電圧は2.4 Vであったが、30分後には電圧が2.
8 Vまで上昇した。ガス拡散陰極表面の垂直方向の電流
分布を観察したところ、電解槽上端から10cmの所での電
流密度は40〜50A/dm2 に相当したのに対し、下端から5
cmの部分では電流が殆ど零であり僅かな水素発生が認め
られた。電解継続は危険であると判断し、電解は継続し
なかった。なお前記ガス拡散陰極表面の液は電極表面全
体を流下し、最下部では流下する液により電極表面全体
が完全に覆われていた。
【0026】
【実施例2】電極部材の幅を5〜20cmの範囲で変化させ
たこと以外は、実施例1と同一条件で苛性ソーダの電解
製造を行なった。初期の槽電圧及び1時間後の槽電圧の
値をそれぞれ表1に纏めた。表1から電極部材の幅が5
〜15cmであると、槽電解が安定し水素発生も無く、安定
した電解を継続できた。但し電極部材の幅を17cm及び20
cmとすると、初期の槽電圧は問題ないが、運転後1時間
を経過すると電圧が上昇し始め、僅少量ではあるが水素
発生が認められた。
【0027】
【表1】
【0028】
【実施例3】電極部材の幅を10cm、隣接する電極部材間
の間隔を3mmとし、集電体として銀の厚付けメッキを行
なった直径1mmの長方形の目を有する網メッシュに10cm
間隔で幅5mmの庇状の電解液案内板を斜め上方向に向け
て装着し、この網メッシュの電解液案内板を前記電極部
材間の間隔に挿入するとともに網メッシュを各電極部材
表面に実施例1と同様にして固定したこと以外は実施例
1と同じ電解槽及び電解条件で苛性ソーダの電解製造を
行なった。初期槽電圧は2.20Vであり実施例2の同じ電
極部材幅のものと同じであったが、本実施例では1時間
経過後も槽電圧は2.20Vに維持され、更に10日経過後も
槽電圧は一定であった。電解液案内板から電解液が離脱
しているためと推測できた。
【0029】
【発明の効果】本発明のガス拡散電極は、陽極室及び陰
極室を区画するイオン交換膜に接触したガス拡散電極に
おいて、複数の帯状の電極部材を互いに間隔を空けて水
平方向に並べて構成したことを特徴とする液透過型ガス
拡散電極である。このガス拡散電極は、実質的に表面が
生成する電解液により被覆されない程度の大きさの複数
の水平方向の電極部材に分割され、各電極部材ごとに電
解液が離脱するよう構成されているため、ガス室側に透
過する苛性ソーダ水溶液等が電極部材表面に残留して各
電極部材を被覆することがない。隣接する電極部材を分
割している空間に対応する部分は電解には使用できない
が、該空間が存在しなければ電極表面全体を被覆してガ
ス供給を阻害してしまう電解液の滞留を抑制し生成した
苛性ソーダ等を直ちに陰極室側から取り出すことがで
き、これによりガスの供給及び取り出しを円滑に行なう
ことが可能になり、槽電圧の低下を達成できる。つまり
本発明では前記ガス拡散電極の分割による有効電極面積
の減少による電解効率の減少を十分に補償できる電解効
率の上昇を、前記ガス拡散電極の分割により獲得するこ
とができるのである。更に電流密度を上昇させて生成電
解液量を増加させても電極部材の閉塞は殆どない。
【0030】電解槽を大型化する際には前述したガス拡
散電極表面からの液離脱が重大な問題点となりやすく、
この問題点解決が電解槽大型化のネックになることが多
い。本発明によると電解槽を大型化しても、ガス拡散電
極を水平方向に分割するのみで大量の液離脱を円滑に行
なうことができ、電解槽の大型化にも容易に対応でき
る。又電極部材に直接又は隣接する電極部材間に庇状の
電解液案内板を設置すると、電極部材表面の電解液が前
記電解液案内板により案内されて更に円滑に電解液を電
極部材表面から離脱させることができる。この電極部材
の上下幅は2〜20cmとすることが望ましい。2cm未満で
あると製造に手間取りかつ有効電極面積の減少が著し
く、20cmを越えると電解液による電極部材の被覆による
電圧低下が生ずることがあるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるソーダ電解用電解槽を例示する
概略縦断面図。
【図2】図1のガス拡散陰極の陰極室側表面の拡大斜視
図。
【図3】図2に示した陰極室側表面の変形例を示す拡大
斜視図。
【符号の説明】
1・・・電解槽本体 2・・・イオン交換膜 3・・・
陽極室 4・・・陰極室(ガス室) 5・・・不溶性陽
極 6・・・ガス拡散陰極 7・・・電極部材 8・・・集電体 9、9a・・・電解液案内板 10・・
・陽極液導入口 11・・・陽極液及びガス取出口 12・
・・酸素含有ガス導入口 13・・・苛性ソーダ取出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極室及び陰極室を区画するイオン交換
    膜に接触したガス拡散電極において、複数の帯状の電極
    部材を互いに間隔を空けて水平方向に並べて構成したこ
    とを特徴とする液透過型ガス拡散電極。
  2. 【請求項2】 少なくとも1個の電極部材に、又は隣接
    する電極部材間に庇状の電解液案内板を設置した請求項
    1に記載の液透過型ガス拡散電極。
  3. 【請求項3】 電極部材の上下幅が2〜20cmである請求
    項1に記載の液透過型ガス拡散電極。
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