JPH10255266A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JPH10255266A
JPH10255266A JP6149497A JP6149497A JPH10255266A JP H10255266 A JPH10255266 A JP H10255266A JP 6149497 A JP6149497 A JP 6149497A JP 6149497 A JP6149497 A JP 6149497A JP H10255266 A JPH10255266 A JP H10255266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
writing
test writing
medium
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6149497A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Hamaguchi
慎吾 濱口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6149497A priority Critical patent/JPH10255266A/ja
Publication of JPH10255266A publication Critical patent/JPH10255266A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置に関し、特に記録パワーを設
定するための試し書きをユーザ領域においても実行する
ことで信頼性を向上させた光ディスク装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 媒体10のユーザ領域1に記録されている
データをユーザ領域1以外の領域に退避させてユーザ領
域1に試し書きを行い、試し書きが終了した時点で退避
させてあるデータをユーザ領域1に復元する試し書き実
行手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】最近の光ディスク装置は、マ
ークの位置で記録するポジション記録からマークのエッ
ジの位置で記録するエッジポジション記録に移行しつつ
ある。これは高密度記録のニーズに応えるためである。
【0002】
【従来の技術】ポジション記録の場合はマークを書き込
む位置だけに注意すればよい。しかしながら、エッジポ
ジション記録の場合はマークを書き込む位置だけでなく
記録パワーにも注意しないと意図した大きさのマークを
書き込むことができない。
【0003】なお、どの程度の記録パワーで書き込むと
どの程度の大きさのマークが書けるかは個々の媒体の感
度,環境温度等によって変化するので最初に設定した値
を使うだけでは対応できない。そこで実際に媒体にテス
トデータを書いてそれを読んでみて記録パワーを設定す
るという方法がとられる。この方法を試し書きと呼んで
いる。
【0004】但し、試し書きを行えばそこに記録されて
いるデータは消去される。従って、必要な情報が記録さ
れているトラック(ユーザ領域)でこの試し書きを行う
ことはできない。そのため、従来はユーザが使用しない
領域(例えばユーザ領域の内側と外側に設けられている
システム領域)で試し書きを行っていた。
【0005】図10(a) と(b) と(c) は従来の記録パワー
の設定方法を説明するための図であって、(a) は記録媒
体の模式的斜視図、(b) はその要部断面図、(c) は記録
パワーの設定方法を説明するための図である。
【0006】図10(a) と(b) において、10は記録媒体
(以下媒体と呼ぶ)、Oは媒体10の回転中心、1は媒体
10上に設けられているユーザ領域、2aと2bはユーザ領域
1の内周部分と外周部分に設けられているシステム領
域、をそれぞれ示す。
【0007】従来から行われている記録パワーの設定方
法は、図10(c) に示すように、通常ユーザが使用しない
システム領域2a或いは2bで試し書きを行って記録パワー
を設定し、これら記録パワーを補間カーブβ(点線で示
すカーブ)で補間して前記ユーザ領域1内の記録パワー
を推定するというものである。
【0008】なお、ユーザ領域1の内周側に設けられて
いるシステム領域2aと外周側に設けられているシステム
領域2bとでは記録パワーに差がある〔図10(c) 参照〕
が、これは光ディスク装置はディスクの回転数が一定で
あることから、半径方向の位置によって周速度が異なる
ためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図10を用いて説明した
ように、従来の光ディスク装置は、システム領域2aの記
録パワーP2aとシステム領域2bの記録パワーP2bを補間
してユーザ領域1の記録パワーを設定する。しかしなが
ら、この方法で設定された記録パワーデータは肝心なユ
ーザ領域1内の記録パワーが加味されていないので信頼
性に問題がある。
【0010】本発明は、試し書きをユーザ領域内で実行
することで記録パワー設定の信頼性を向上させた光ディ
スク装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
装置は、媒体のユーザ領域に記録されているデータを当
該媒体のユーザ領域以外の領域(例えばシステム領域)
に退避させて試し書きを行い、試し書きが終了した時点
で退避させてあるデータを元のユーザ領域に復帰させて
復元する試し書き実行手段を備えたことを特徴とする。
【0012】この光ディスク装置は、媒体のユーザ領域
内に書き込まれているデータを退避させて試し書きを行
い、試し書き終了後に退避中のデータを元のユーザ領域
に復帰させて復元することでユーザ領域内における試し
書きを可能にしている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1(a) と(b) と(c) は本発明に
よる光ディスク装置の作用を説明するための図である。
図中、10は媒体、1は媒体10上に設けられたユーザ領
域、2aと2bはユーザ領域1の内周側と外周側に設けられ
たシステム領域、3aと3bと3cはユーザ領域1内の任意の
位置(a位置とb位置とc位置)に記録されたデータ、
Oは媒体10の回転中心をそれぞれ示す。
【0014】この光ディスク装置は、図1(a) と(b) と
(c) に示すように、ユーザ領域1のa位置とb位置とc
位置に書き込まれているデータ3a,3b,3cを当該媒体10
のユーザ領域1以外の領域(この場合はシステム領域2a
或いは2b)に退避させてその退避跡において試し書きT
を行う〔図1(c) はc位置において試し書きTを行って
いる場合を示す〕。そして試し書きTが終了した時点で
退避させてある前記データ3aと3bと3cをそれぞれ元のユ
ーザ領域1に復帰させて復元する。なお、データの復元
は試し書きTの上にデータ3a,3b,3cを重ね書きするこ
とになるので、試し書きTはデータを元の領域に復元さ
せた時点で自動的に消去される。
【0015】図1(a) と(b) と(c) は、ユーザ領域1の
c位置に記録されているデータ3cをシステム領域2bへ退
避させて試し書きTを行い、試し書きTが終了した時点
で退避させてあるデータ3cを元のユーザ領域1のc位置
に復帰させる手順を示している。
【0016】本発明によるこの光ディスク装置は、ユー
ザ領域1内の任意の位置(この場合はa,b,cの3位
置)において順次試し書きを行って各位置における記録
パワーを確認し、これら3位置における記録パワーを補
間カーブで補間してユーザ領域1の記録パワーを設定す
る。
【0017】図2は前記補間カーブの新旧比較図であっ
て、点線で示す補間カーブβは、システム領域2aの記録
パワーP2aとシステム領域2bの記録パワーP2bを補間し
た従来の補間カーブ(以下旧補間カーブβと称する)で
ある。
【0018】一方、実線で示す補間カーブαは、システ
ム領域2a,2bにおいて確認した記録パワーP2a,P2bと
ユーザ領域1内のa位置,b位置,c位置において確認
した記録パワーPa ,Pb ,Pc を補間した補間カーブ
(以下新補間カーブαと称する)である。
【0019】この新補間カーブαは、ユーザ領域1内の
3位置(a位置,b位置,c位置)で確認した記録パワ
ーが加味されていることから、前記旧補間カーブβに比
べて格段に信頼性が高い。なお、この新補間カーブαの
精度をより高めるためにはユーザ領域1内における記録
パワーの確認位置をさらに増加させれば良い。
【0020】図3は本発明による光ディスク装置の基本
構成を示す図である。図中、20は記録の読み書きを行う
ヘッド、21は光信号を出力するレーザダイオード、41は
ヘッド20にライト信号(記録信号)を出力するライト回
路、40はライト回路41を制御するライト制御部、31はヘ
ッド20から出力された信号を読み取るリード回路、30は
リード回路31を制御するリード制御部、80は装置に挿入
された媒体10をイジェクトするイジェクトモータ、81は
イジェクトモータ80を作動させるイジェクトスイッチ、
70は試し書きの一連の処理(その内容については後述)
が実行されている間はイジェクトスイッチ81を操作して
もイジェクトモータ80が作動しないように制御するイジ
ェクトモータ制御部、60は試し書き実行プログラム(以
下プログラム60と呼ぶ)、65はプログラム60の内容を記
録するメモリ、50はこれら各構成要素を総括的に制御す
る制御部、をそれぞれ示す。
【0021】この光ディスク装置は、媒体10を装置にセ
ット(挿入)することによって自動的にプログラム60が
作動して図1で説明した試し書きを行うように構成され
ている。なお、試し書きで得られた記録パワーに関する
データはメモリ65に記録される。
【0022】本発明によるこの光ディスク装置は、図1
に開示しているように、ユーザ領域1に書き込まれてい
るデータ3a,3b,3cをシステム領域2a或いは2bへ退避さ
せて試し書きを行い、試し書きが終了した時点で退避さ
せてあるこれらのデータ3a,3b,3cをユーザ領域1内の
元の位置に復帰させて復元することから、試し書きによ
って元のデータが失われることはない。
【0023】しかしながら、試し書きの一連の処理を行
っているときに誤って媒体10をイジェクトすると処理中
のデータは失われてしまう。本発明によるこの光ディス
ク装置は、この問題に対処するために試し書きの一連の
処理が実行されている間はイジェクトスイッチ81を操作
してもイジェクトモータ80が作動しないように制御する
イジェクトモータ制御部70を備えている。
【0024】図4は本発明による光ディスク装置の媒体
イジェクト制御の流れを示すフローチャートである。 1.START(媒体を装置に挿入する)。これによっ
て装置が自動的に試し書きを開始する。
【0025】2.試し書き開始と同時に前記イジェクト
モータ制御部70(図3参照)が作動して該媒体10のイジ
ェクトを禁止する。イジェクトが禁止されるとイジェク
トスイッチ81(図3参照)を操作してもイジェクトモー
タ80が作動しないので媒体10をイジェクトすることがで
きなくなる。
【0026】3.試し書きの一連の処理(後述)を実行
する。 4.試し書きの一連の処理が終了すると前記イジェクト
モータ制御部70から媒体10のイジェクトを解除する信号
が出力される。媒体10のイジェクトが許可されるとイジ
ェクトスイッチ81を操作することによって媒体10をイジ
ェクトすることができる。
【0027】5.END 図4に開示したイジェクト制御を行うことによって人為
的な中断による事故は回避できる。しかしながら、試し
書き中に停電などが起こるとデータは失われてしまう。
これを防止するためには、停電等によって処理が中断し
たときの対策を試し書き実行プログラムの中に組み入れ
ておく必要がある。
【0028】図5は本発明による光ディスク装置が実行
する試し書きの一連の処理を示すフローチャートであっ
て、図5に開示したこのフローは停電等による中断対策
を配慮した形になっている。
【0029】1.媒体を挿入して装置をSTARTさせ
る。 2.試し書きを行う領域のデータを当該媒体上の他の場
所(例えばシステム領域)に退避させる。このとき、試
し書きを行う領域のアドレスとデータを退避させた領域
のアドレスをユーザ領域以外の特定の領域に書き込んで
おく。
【0030】3.ユーザ領域以外の予め定めた領域に試
し書き中であることを示すデータを書き込む。 4.ユーザ領域内のデータ退避跡において試し書きを行
う。
【0031】5.試し書きが終了した時点で退避させて
あったデータをユーザ領域内の元の位置へ復帰させてデ
ータを復元する。 6.試し書きが終了したことを示すデータを、試し書き
中であることを示すデータの上に重ね書きする。
【0032】7.END 前記3項のフローを実行しているときに試し書き中であ
ることを示すデータが書き込まれたままになっていると
それは試し書きを中断した媒体である。従ってそのとき
は退避中のデータを復元した後に試し書きの一連の処理
を実行する。
【0033】これで停電などで試し書きの一連の処理が
中断しても元のデータが失われることはない。図6は本
発明による光ディスク装置が実行する試し書き工程の第
1実施例を示すフローチャートである。なお、この図6
に開示した試し書きの一連の処理工程は図5に開示され
ている工程と同じである。
【0034】1.START。 2.試し書きを開始した時点で試し書き中であることを
示すデータが存在するか否かをチェックする。
【0035】3.チェック結果がノー(N)であれば通
常処理を行う。なお、この通常処理というのは、「試し
書きを行う領域のデータの退避」→「試し書き中である
ことを示すデータの書き込み」→「試し書き」→「デー
タの復元」→「試し書きが終了したことを示すデータの
書き込み」という図5に開示した5つの工程で構成され
る「試し書きの一連の処理」のことである。
【0036】4.チェック結果がイエス(Y)であれ
ば、試し書き中であることを示すデータが存在するとい
うことだから例外処理を行う。この例外処理というの
は、「退避先よりデータを戻して復元する工程」と「試
し書きが終了したことを示すデータを書き込む工程」を
実行してから「試し書きの一連の処理」を実行すること
である。
【0037】5.END 以上のフローを実行することによって処理が中断された
場合でもデータが消失することはない。
【0038】次の図7は本発明による光ディスク装置が
実行する試し書き工程の第2実施例を示す図であって、
試し書きの一連の処理工程の内容は前記図5,図6に開
示した内容と同じである。なお、この図7に開示した第
2実施例は、例外処理を簡素化している点が図6に開示
した第1実施例と異なる。
【0039】即ち図7に開示したこの第2実施例は、
「試し書き中であることを示すデータの書き込み」が終
了した時点で処理が中断された場合に適用される。この
ようなケースでは、「試し書き中であることを示すデー
タ」が残ったままになっていることから、「データの退
避」及び「試し書き中であることを示すデータの書き込
み」を省略して試し書きの一連の処理を「試し書き工
程」から開始することができる。従って、この第2実施
例を適用すると手順が簡略化される。
【0040】図8は本発明による光ディスク装置が実行
する試し書き工程の第3実施例を示すフローチャートで
あって、この第3実施例は光ディスクのような可換媒体
に適用される。
【0041】光ディスクのような可換媒体は、試し書き
処理を中断した媒体を他のドライブで使用する場合もあ
る。しかしながら、このドライブが前記データの退避処
理を実行するようになっていない場合は、試し書きをし
ていること自体を認識していないから、試し書きを行っ
ている領域を含むファイルをコピーすると試し書き部分
はその内容をそのままコピーしてしまう。このため、結
果的に壊れたファイルをコピーすることになる。これを
防ぐために次のような方法をとる。
【0042】光ディスクでは媒体欠陥を想定して交代セ
クタが準備されている。光ディスク使用中に書き込めな
くなったセクタが発生すると、そのセクタの代わりに交
代セクタを割り当てる。以後、書き込めなくなったセク
タに対するアクセスは自動的に交代セクタに切り換えら
れるのでシステムから見ると書き込めなくなったセクタ
に問題なく書き込みが行われているように見える。この
機能をデータの退避に利用する。
【0043】データの退避先を交代セクタとすることに
より、試し書きの途中で中断され、かつその状態で他の
ドライブで使用して、試し書きをしている部分がアクセ
スされたとしても、その部分は試し書きをしている部分
ではなく、交代セクタがアクセスされるので、正しい退
避データがアクセスされたことになる。
【0044】次にどのタイミングで交代セクタに登録す
るかを述べる。試し書き中であることを示すデータを書
き込む前に交代セクタを登録したとすると、試し書き中
であることを示すデータを書き込む前に処理が中断され
たときは交代セクタの登録のみが残る。データの破壊と
いう点では交代セクタに元のデータが保存されているの
で問題はないが、本来問題なく使える筈のセクタを欠陥
セクタとして登録してこれを交代セクタとして使用して
いるため、その後本当に欠陥セクタが発生したときに交
代セクタ領域が一杯で使えなくなっている可能性があ
る。
【0045】これとは逆に、試し書き中であることを示
すデータを書き込んだ後に交代セクタを登録すると、試
し書き中であることを示すデータには使用する交代セク
タが記入されているが実際に交代セクタが登録されてい
ないことで処理が中断されたことは容易に認識できる。
【0046】以上の説明から明らかなように、工程の実
行順序は、「試し書き中であることを示すデータの書き
込み」→「交代セクタの登録」→「試し書きの実行」の
順に行うのが良い。また同じ理由で試し書き終了後は、
「交代セクタの登録解除」→「試し書きが終了したこと
を示すデータの書き込み」の順に行うのが良い。
【0047】図8はこの手順に基づいて試し書きを実行
するときのフローチャートである。 1.START。 2.試し書きを開始した時点で試し書き中であることを
示すデータが存在するか否かをチェックする。
【0048】3.チェック結果がノー(N)であれば通
常処理を行う。この場合の通常処理というのは、図8に
示すように、「試し書きを行う領域のデータの退避」→
「試し書き中であることを示すデータの書き込み」→
「退避先交代セクタの登録」→「試し書き」→「データ
の復元」→「交代セクタの登録解除」→「試し書きが終
了したことを示すデータの書き込み」をシーケンス的に
実行してENDとなる。
【0049】4.チェック結果がイエス(Y)であれば
例外処理を行う。例外処理の第1段階は、「データが退
避しているはずの交代セクタが登録されているか否か」
のチェックである。
【0050】5.このチェック結果が(N)であれば、
「試し書きを行う領域のデータの退避」から始まって
「試し書きが終了したことを示すデータの書き込み」で
終わる試し書きの一連の処理を実行してENDとなる。
【0051】図9は本発明の第4実施例を示すフローチ
ャートである。図9に開示したこの第4実施例は、「試
し書きを行う領域のデータの退避先が交代セクタと装置
内のメモリである点」と、「データが退避している筈の
交代セクタが登録されているときは交代セクタの内容を
装置内のメモリにコピーしてこれに基づいて試し書きを
行う点」と、「メモリの内容を試し書きを行った領域に
コピーしてデータを復元する点」が図8で説明した第3
実施例と異なる。
【0052】1.START。 2.試し書きを開始した時点で試し書き中であることを
示すデータがあるか否かをチェックする。
【0053】3.チェック結果がノー(N)であれば通
常処理を行う。この通常処理は図9に示すように、「試
し書きを行う領域のデータを交代セクタと装置内のメモ
リに退避させる」→「試し書き中であることを示すデー
タの書き込み」→「退避先交代セクタの登録」→「試し
書き」→「データの復元」→「交代セクタの登録の解
除」→「試し書きが終了したことを示すデータの書き込
み」をシーケンス的に実行してENDとなる。
【0054】4.一方、チェック結果がイエス(Y)で
あれば例外処理を行う。この例外処理の第1段階は、
「データが退避しているはずの交代セクタが登録されて
いるか否か」のチェックである。
【0055】5.例外処理の第1段階のチェック結果が
(N)であれば、前記3項に開示した試し書きの一連の
処理を実行してENDとなる。 6.一方、第1段階のチェック結果が(Y)であれば、
「交代セクタの内容を装置内のメモリにコピー」してか
ら「試し書き」以後の工程を実行してENDとなる。
【0056】以上述べた実施例は、試し書き中であるこ
とを示すデータの書き込み場所をユーザ領域以外の領域
とするものである。しかしながら、ユーザ領域以外の領
域をどのように使うかについては規定されていない。ま
た、試し書き中であることを示すデータを書き込むとい
うのも独自仕様である。このため、この媒体を他のドラ
イブで使用した場合、試し書き中であることを示すデー
タの上から別のデータが重ね書きされる可能性がある。
【0057】これは、「試し書きを中断した媒体を他の
ドライブで使用しても元のドライブに戻せば試し書きに
使用した部分を元通りに復元することができる」という
本願独特の作用を実現する上で大きな障害となる。
【0058】そこで、この障害を解決するために、試し
書き中であることを示すデータは通常のファイルの形で
格納する。そして試し書き終了後に削除(消去)する。
そうすることにより、他のドライブで使用しても、試し
書き中であることを示すデータが消されることはなく、
これを元のドライブに戻せば試し書きに使用した部分を
元通りに復元することが可能となる。この場合、試し書
きが終了したことを示すデータの書き込みは、試し書き
中であることを示すデータのファイルを消去することに
より行われる。
【0059】またMS−DOSの場合には、ユーザから
操作できないファイルを作成することが可能である。試
し書き中であることを示すデータのファイルにはこのユ
ーザから操作できないファイルにしておく方が安全であ
る。
【0060】光ディスク装置は一般にアクセスが遅いと
言われている。そのため、試し書きを行っている部分の
データを媒体10(図3参照)だけでなく、装置内のメモ
リ65(図3参照)にも書き込んでおく。そして試し書き
後のデータの復元はこのメモリ65から行う。このように
すれば、退避先へのアクセスが省略できるので、全体の
処理時間を短縮することができる。停電などにより中断
した場合は、メモリ65上のデータは消えてしまうので、
媒体上の退避先からメモリ65にデータを読み込んだ後に
試し書きの一連の処理を行う。
【0061】以上、自動的に試し書きを行う構造のもの
について説明したが、プログラムを変更すれば、試し書
きをマニュアル操作に切り換えることも可能である。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による光ディスク装置は、ユーザ領域で試し書きを行う
ことができることから、ユーザ領域内の記録パワーの設
定精度が格段に向上する。また、この光ディスク装置
は、試し書きの途中で処理を中断した場合でも媒体のユ
ーザ領域に記録されている元のデータが消失する危険性
がないので装置の信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光ディスク装置の作用を説明す
るための図
【図2】 ユーザ領域の記録パワー設定の基準となる補
間カーブの新旧比較図
【図3】 本発明による光ディスク装置の基本構成を示
す図
【図4】 媒体イジェクト制御の流れを示すフローチャ
ート
【図5】 本発明による光ディスク装置が実行する試し
書きの一連の処理を示すフローチャート
【図6】 本発明による光ディスク装置が実行する試し
書き工程の第1実施例を示すフローチャート
【図7】 本発明による光ディスク装置が実行する試し
書き工程の第2実施例を示すフローチャート
【図8】 本発明による光ディスク装置が実行する試し
書き工程の第3実施例を示すフローチャート
【図9】 本発明による光ディスク装置が実行する試し
書き工程の第4実施例を示すフローチャート
【図10】 従来の記録パワーの設定方法を説明するため
の図
【符号の説明】
1 ユーザ領域 2a ,2b システム領域 3a,3b,3c データ 10 媒体 20 ヘッド 21 レーザダイオード 30 リード制御部 31 リード回路 40 ライト制御部 41 ライト回路 50 制御部 60 プログラム 65 メモリ 70 イジェクトモータ制御部 80 イジェクトモータ 81 イジェクトスイッチ O 回転中心 α 新補間カーブ β 旧補間カーブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体のユーザ領域に記録されているデー
    タをユーザ領域以外の領域に退避させてユーザ領域に試
    し書きを行い、試し書きが終了した時点で退避させてあ
    るデータをユーザ領域に復元する試し書き実行手段を備
    えた、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 試し書きの一連の処理が実行されている
    間は媒体のイジェクトを禁止するイジェクト制御手段を
    備えた、 ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 試し書きを行うユーザ領域のデータの退
    避先が交代セクタである、 ことを特徴とする請求項1乃至2記載の光ディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 装置内にメモリを持ち、試し書きを行う
    領域のデータの退避は媒体上と前記メモリの両方に行
    い、データの復元はメモリのデータを戻すことによって
    行う、 ことを特徴とする請求項1乃至3記載の光ディスク装
    置。
JP6149497A 1997-03-14 1997-03-14 光ディスク装置 Pending JPH10255266A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6149497A JPH10255266A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6149497A JPH10255266A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10255266A true JPH10255266A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13172715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6149497A Pending JPH10255266A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10255266A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005083688A1 (ja) * 2004-03-01 2005-09-09 Pioneer Corporation 情報記録装置及び方法、情報記録再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
US7471617B2 (en) 2004-04-23 2008-12-30 Nec Corporation Optical disc medium having extended record control data areas, optical disc apparatus using the same, and data recording method on the same
US7733757B2 (en) 2003-05-20 2010-06-08 Panasonic Corporation Method and an apparatus for recording information, and an information recording medium

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7733757B2 (en) 2003-05-20 2010-06-08 Panasonic Corporation Method and an apparatus for recording information, and an information recording medium
US7940614B2 (en) 2003-05-20 2011-05-10 Panasonic Corporation Method and an apparatus for recording information, and an information recording medium
US8130611B2 (en) 2003-05-20 2012-03-06 Panasonic Corporation Method and an apparatus for recording information, and an information recording medium
WO2005083688A1 (ja) * 2004-03-01 2005-09-09 Pioneer Corporation 情報記録装置及び方法、情報記録再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
US7602683B2 (en) 2004-03-01 2009-10-13 Pioneer Corporation Information recording apparatus and method, information recording/reproducing apparatus and method and computer program
US7471617B2 (en) 2004-04-23 2008-12-30 Nec Corporation Optical disc medium having extended record control data areas, optical disc apparatus using the same, and data recording method on the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6625096B1 (en) Optical disk recording and reproduction method and apparatus as well as medium on which optical disk recording and reproduction program is recorded
RU2001117205A (ru) Способ непосредственной записи или считывания файлов на дисковом носителе записи
US6594207B2 (en) Information recording apparatus, information recording system and information recording medium
JPH02297770A (ja) 光ディスク装置
JP2005346766A (ja) 磁気ディスク装置のサーボライト方法及び磁気ディスク装置
JP2000048496A (ja) 光ディスク記録再生方法及び装置並びに光ディスク記録再生プログラムを記録した媒体
JPH10255266A (ja) 光ディスク装置
JP2001014606A (ja) 磁気ディスク装置
JP3595550B1 (ja) 情報記録再生装置と情報記録再生方法とプログラム
JPH1050005A (ja) 光ディスク欠陥管理方法および装置
US20070101189A1 (en) Storage apparatus, and control method and program
JP3050170B2 (ja) 磁気ヘッドゴミ付着検出方法
JP2587603B2 (ja) フレキシブルディスク装置の記録再生制御回路
JPH06309118A (ja) 情報処理装置
JP3264528B2 (ja) ライトプロテクトされた情報記録媒体の情報交替処理方法
JPH09330253A (ja) メモリダンプ方法及びそれを適用したメモリダンプシステム
JPH09312084A (ja) 情報記録装置
JPH1145440A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2658911B2 (ja) フロッピィ・ディスク装置
JP2001202200A (ja) データ記録再生方法、並びにディスク状記録媒体
JPH04223520A (ja) 磁気ディスク装置バックアップ方式
JP2002313017A (ja) データ記録装置
JPH10124404A (ja) 記録再生装置
JPS58165163A (ja) 再書込み不能な記録媒体およびその記録方法
JPH01220181A (ja) データ保護方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060209

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060228

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20060428

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20061003

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02