JP2002313017A - データ記録装置 - Google Patents

データ記録装置

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JP2002313017A
JP2002313017A JP2001116634A JP2001116634A JP2002313017A JP 2002313017 A JP2002313017 A JP 2002313017A JP 2001116634 A JP2001116634 A JP 2001116634A JP 2001116634 A JP2001116634 A JP 2001116634A JP 2002313017 A JP2002313017 A JP 2002313017A
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buffer memory
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JP2001116634A
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English (en)
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Yoshinori Masuzawa
良典 増沢
Atsuyuki Nakabayashi
敬幸 中林
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Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短いユーザデータを断続的に記録する場合に
おいて、ホストコンピュータやデータ記録装置の電源が
不意にOFFとなった場合であっても、データの消滅を
防いで記録媒体のユーザデータを読取り可能に記録する
データ記録を提供する。 【解決手段】 ホストコンピュータから、先に転送され
てきたユーザデータと次に転送されてくるユーザデータ
との時間間隔を測定するタイマ手段が設けられ、制御部
は、タイマ手段が、ホストコンピュータから所定時間以
上ユーザデータが転送されないことを検出した場合に
は、バッファメモリ内に記録してある残りのユーザデー
タを全て記録媒体に記録し、残りのユーザデータを記録
した後に、トラッククローズ処理またはセッションクロ
ーズ処理を行なって記録媒体を読み出し可能とすること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDやDVDなど
の記録媒体へユーザデータを記録するデータ記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】CDやDVDなどの記録媒体にユーザデ
ータを記録するデータ記録装置は、主としてホストコン
ピュータに内蔵されるか外付けされるかして、ホストコ
ンピュータから送られてきたユーザデータを記録するも
のである。図4に従来のデータ記録装置とホストコンピ
ュータを示し、ユーザデータの記録をする記録装置の構
成について説明する。なお、ここではデータ記録装置1
0として、CD−R等の光ディスク12にユーザデータ
を記録するドライブ装置について示している。ホストコ
ンピュータ11からユーザデータが通信回線13を経て
ドライブ装置10のインターフェイス部14に入力され
る。ドライブ装置10に転送されてきたユーザデータ
は、光ディスク12に記録される前にまずバッファメモ
リ16内に貯留される。バッファメモリ16内に一定量
以上貯留されたユーザデータは、バッファメモリ16か
ら取り出されて光ディスク12に記録される。このよう
に、バッファメモリ16にユーザデータを一旦貯留する
のは、光ディスク12への記録速度が、ホストコンピュ
ータ11からのユーザデータの転送速度よりも早くなっ
てしまうことで生じる、バッファアンダーランエラーを
防止するためである。
【0003】次に、記録媒体にデータを記録する際のデ
ータの記録方法について説明する。記録媒体に少量のユ
ーザデータを断続的に記録する際の記録方法として、パ
ケットライトとよばれる方法がある。パケットライトと
は、少量のユーザデータを所定の単位ごとに追記をくり
返して、記録媒体にユーザデータを記録する方法であ
る。このようなパケットライトによるユーザデータの記
録は、ホストコンピュータのバックアップなどを取るデ
ータロガーなどに採用されるなどしている。
【0004】ここで、パケットライトによるデータ記録
の概要について、図5に基づいて説明する。図5では、
複数ブロックからなるユーザデータ9を記録する際に、
他のユーザデータ9とデータ同士でどのようにリンクさ
れるかを示している。パケットライトによる記録方式で
は、ユーザデータ9の前後にRun―In20aとRu
n−Out20bという2種類のリンキング部20が形
成される。つまり、ユーザデータ9とRun―In20
aとRun−Out20bという2種類のリンキング部
20とを合わせた部分が、1回のデータの書込みで記録
媒体へ記録されるデータXとなる。
【0005】なお、Run―In20aが設けられてい
るのは、ブロック同士の同期をとることや、誤り訂正用
のインターリーブを確立するためであり、Run−Ou
t20bが設けられているのは、ユーザデータの誤り訂
正用インターリーブを適合させるためである。また、P
MA(Program Memory Area)/PCA(Power Caribra
tion Area)23は、追記に必要なアドレスを一時保管
したり、レーザパワーの校正をするエリアである。つま
り、あるデータXの記録が終了すると、そのデータX中
のユーザデータ9の記録開始時間と記録終了時間がPM
A23に記録される。このように、PMA23への記録
が終わることが、あるデータXの記録が終了したという
ことで、トラッククローズといわれる。
【0006】そして、記録媒体への記録全体を終了させ
る場合(いわゆるディスククローズまたはセッションク
ローズ)には、最終的なデータXを記録終了後、PMA
23を記録する。そして、リードイン24を記録し、P
MA23の情報に基づいてTOC情報を作成してリード
アウト22を記録する。
【0007】このようなパケットライトによるユーザデ
ータ9の記録は、短いユーザデータ9の単位で記録を繰
り返して行なうことができる。しかし、極端に短いユー
ザデータ9を記録する場合、例えば、1ブロックのユー
ザデータ9を記録する場合であってもその前後に7ブロ
ックものリンキング部20が必要となる。このため、短
いユーザデータ9を繰り返し記録するパケットライトで
は記録媒体上の記録可能なエリアを十分に活用すること
ができないという問題もあった。そこで、バーンプルー
フという機能を用いてユーザデータを記録する方法が確
立されてきている。
【0008】バーンプルーフ機能によるデータ記録方法
について図6に基づいて説明する。バーンプルーフ機能
では、ユーザデータ9の前後でリンキング部20を必要
とせずに単なるブランク25だけでユーザデータ同士を
結合させている。このため、短いユーザデータ9を繰り
返し記録するような場合であっても、無駄と思われるよ
うな冗長エリアを必要とせず記録媒体の記録エリアを有
効に使用することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】バーンプルーフ機能に
よってユーザデータを記録している場合に次のユーザデ
ータが送られてくるのを待機している途中で、例えば停
電等の原因により不意にホストコンピュータの電源がO
FFになってしまうことが生じると、次のユーザデータ
が送られてこないので、いつまでたってもPMAの作成
ができず、ユーザデータの読取りができない記録媒体が
作成されてしまう。すなわち、不測の原因でホストコン
ピュータ側からユーザデータが送られてこなくなった場
合には、先に転送していたユーザデータが読み出せない
記録媒体に記録されてしまい、いわばユーザデータが消
滅してしまうことと同じ状態になり、ユーザデータの保
護が確実ではないという課題があった。
【0010】また、停電などの何らかの原因でデータ記
録装置の電源がOFFになった場合には、データ記録装
置のバッファメモリ内に記録されているユーザデータも
消えてしまう。従来の方法であると、バッファメモリ内
には常になるべく多くのユーザデータを貯留しておいて
バッファアンダーランエラーを防止することを図ってい
るが、常にバッファメモリ内に多くのユーザデータが貯
留されているとなると、不測の事態で電源がOFFにな
ると、バッファメモリ内の多くのユーザデータも消滅し
てしまうという課題があった。
【0011】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、短いユーザデータを断
続的に記録する場合において、ホストコンピュータやデ
ータ記録装置の電源が不意にOFFとなった場合であっ
ても、データの消滅を防いで記録媒体のユーザデータを
読取り可能に記録するデータ記録装置、およびホストコ
ンピュータ側から送られたユーザデータを大量に消滅さ
せないようにしたデータ記録装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、ホストコンピ
ュータに接続され、該ホストコンピュータから転送され
るユーザデータを記録媒体に記録するデータ記録装置に
おいて、ホストコンピュータから転送されるユーザデー
タを、記録媒体に記録する前に一旦貯留するバッファメ
モリと、該バッファメモリに貯留されたユーザデータを
抽出して記録媒体に記録していく際に、バッファメモリ
内のユーザデータが所定量未満に減少したら、記録媒体
へのユーザデータの記録を停止し、該記録停止中にバッ
ファメモリ内のユーザデータが所定量以上に貯留された
ら、該バッファメモリからユーザデータを抽出して記録
媒体へ追記することを繰り返し行うと共に、先に記録媒
体に記録したユーザデータと追記したユーザデータとの
間には、ユーザデータ同士をリンクさせるためのリンキ
ング部を設けずに所定間隔以下のブランクだけを設けて
データの記録を行なう制御部と、前記ホストコンピュー
タから、先に転送されてきたユーザデータと次に転送さ
れてくるユーザデータとの時間間隔を測定するタイマ手
段とを具備し、前記制御部は、該タイマ手段が、ホスト
コンピュータから所定時間以上ユーザデータが転送され
ないことを検出した場合には、バッファメモリ内に記録
してある残りのユーザデータを全て記録媒体に記録し、
該残りのユーザデータを記録した後に、トラッククロー
ズ処理またはセッションクローズ処理を行なって記録媒
体を読み出し可能とすることを特徴としている。この構
成を採用することによって、何らかの原因でホストコン
ピュータの電源がOFFとなってしまっても、記録され
ていたユーザデータの後にバッファメモリ内の残りのデ
ータを記録し、さらにトラッククローズ処理またはセッ
ションクローズ処理によりデータが読取り可能な記録媒
体を形成するので、ホストコンピュータから転送したユ
ーザデータをすべて記録媒体に記録され、データを確実
に保護することができる。
【0013】また、本発明によるデータ記録装置は、ホ
ストコンピュータに接続され、該ホストコンピュータか
ら転送されるユーザデータを記録媒体に記録するデータ
記録装置において、ホストコンピュータから転送される
ユーザデータを、記録媒体に記録する前に一旦貯留する
バッファメモリと、該バッファメモリに貯留されたユー
ザデータを抽出して記録媒体に記録していく際に、バッ
ファメモリ内のユーザデータが所定量未満に減少した
ら、記録媒体へのユーザデータの記録を停止し、該記録
停止中にバッファメモリ内のユーザデータが所定量以上
に貯留されたら、該バッファメモリからユーザデータを
抽出して記録媒体へ追記することを繰り返し行うと共
に、先に記録媒体に記録したユーザデータと追記したユ
ーザデータとの間には、ユーザデータ同士をリンクさせ
るためのリンキング部を設けずに所定間隔以下のブラン
クだけを設けてデータの記録を行なう制御部と、前記記
録媒体にユーザデータの追記を開始させる基準となるバ
ッファメモリ内のユーザデータの所定量を変更する変更
手段とを具備することを特徴としている。短いデータを
断続的に記録する場合には、バッファアンダーランエラ
ーが生じにくく、バッファメモリ内に大量のユーザデー
タを貯留しておく必要がないので、上記構成を採用可能
となっている。すなわち、この構成を採用することによ
って、データがどの程度の間隔で送られてくるかなどの
環境に合わせてバッファメモリがFULLになる前にバ
ッファメモリ内のユーザデータを記録して、バッファメ
モリ内には常時少ないユーザデータしか残さないように
調整することができる。このため、不意にデータ記録装
置の電源がOFFになった場合には、バッファメモリ内
で消滅してしまうユーザデータの量をなるべく少なくす
ることができ、データの保護が確実となる。
【0014】さらに、本発明は、ホストコンピュータに
接続され、該ホストコンピュータから転送されるユーザ
データを記録媒体に記録するデータ記録装置において、
ホストコンピュータから転送されるユーザデータを、記
録媒体に記録する前に一旦貯留するバッファメモリと、
該バッファメモリに貯留されたユーザデータを抽出して
記録媒体に記録していく際に、バッファメモリ内のユー
ザデータが所定量未満に減少したら、記録媒体へのユー
ザデータの記録を停止し、該記録停止中にバッファメモ
リ内のユーザデータが所定量以上に貯留されたら、該バ
ッファメモリからユーザデータを抽出して記録媒体へ追
記することを繰り返し行うと共に、先に記録媒体に記録
したユーザデータと追記したユーザデータとの間には、
ユーザデータ同士をリンクさせるためのリンキング部を
設けずに所定間隔以下のブランクだけを設けてデータの
記録を行なう制御部と、前記ホストコンピュータから、
先に転送されてきたユーザデータと次に転送されてくる
ユーザデータとの時間間隔を測定するタイマ手段と、前
記記録媒体にユーザデータの追記を開始させる基準とな
るバッファメモリ内のユーザデータの所定量を変更する
変更手段とを具備し、前記制御部は、該タイマ手段が、
ホストコンピュータから所定時間以上ユーザデータが転
送されないことを検出した場合には、バッファメモリ内
に記録してある残りのユーザデータを全て記録媒体に記
録し、該残りのユーザデータを貯留した後に、トラック
クローズ処理またはセッションクローズ処理を行なって
記録媒体を読み出し可能とすることを特徴としている。
この構成を採用することによって、不測の原因でホスト
コンピュータの電源がOFFとなってしまっても、記録
されていたデータの後にバッファメモリ内の残りのデー
タを記録し、さらにトラックまたはセッションをクロー
ズ処理してデータが読取り可能な記録媒体を形成する。
このため、ホストコンピュータから転送したユーザデー
タをすべて記録媒体に記録され、データを確実に保護す
ることができる。さらに、環境に合わせて、バッファメ
モリがFULLになる前にバッファメモリ内のユーザデ
ータを記録し、バッファメモリ内には常時少ないデータ
しか残されていないようにできる。このため、不測の原
因でデータ記録装置の電源がOFFになった場合には、
バッファメモリ内で消滅してしまうデータの量をなるべ
く少なくすることができ、データの保護がより確実とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1に、データ記録装置の一例とし
て、CD−Rディスクにデータを書込むCD−Rドライ
ブ装置について示し、これに基づいて本実施形態の構成
について説明する。以下、CD−Rドライブ装置を単に
ドライブ装置という。ドライブ装置30は、SCSI、
ATAPIなどのインターフェイスによるインターフェ
イス部32を介して通信回線33によってホストコンピ
ュータ36に接続されている。CD−Rディスク34に
記録すべきデータは、ホストコンピュータ30側から通
信回線33を通してドライブ装置30へ転送されてく
る。なお、ここで説明するドライブ装置30としては、
ホストコンピュータ36内に内蔵されているものであっ
ても、ホストコンピュータ36とは別体に設けられてい
るものであってもどちらであってもよい。
【0016】ドライブ装置30には、CD−Rディスク
34を装着して駆動するスピンドルモータ(図示せ
ず)、データの読み出し及び書込みを行なう光ピックア
ップ38、光ピックアップ38に記録させるデータを一
旦貯留して記録しておくバッファメモリ40、ユーザデ
ータの記録動作を制御すべくバッファメモリ40に接続
されている制御部42等が設けられている。制御部42
としてはCPUなどが用いられ、ROM等のメモリ44
に予め記憶されている制御プログラムに基づいて動作す
る。また、制御部42には、ホストコンピュータ36側
から転送されてくるユーザデータと、次に転送されてく
るユーザデータの時間間隔を測定するタイマ手段45が
制御部42の一機能として設けられている。
【0017】このドライブ装置30の動作を説明する。
まず、記録すべきユーザデータは、ホストコンピュータ
36から通信回線33を経てインターフェイス部32に
転送されてくる。ユーザデータがドライブ装置30内に
入力された事実は、データ入力信号aとしてインターフ
ェイス部32からタイマ手段45へ入力される。ユーザ
データは、インターフェイス部32からバッファメモリ
40に送り込まれて一旦貯留される。バッファメモリ4
0内に所定量のデータが貯留されたと制御部42が判断
すると、制御部42はバッファメモリ40からデータを
抽出してCD−Rディスク34にユーザデータを記録さ
せる。
【0018】ユーザデータの記録は、パケットライトお
よびTAOによる方式であって、且つバーンプルーフ機
能を用いて行なわれる。パケットライト方式およびバー
ンプルーフ機能については、従来の技術で説明したもの
と同一の方式であるので、ここでは詳細には説明しない
が、ブロック単位ずつでユーザデータ9の追記を行なう
ことができ、しかもリンキング部20を作成しなくとも
ブランク25だけでユーザデータ9同士のリンクが可能
な記録方式である(図5、図6参照)。このため、極端
に短いユーザデータを記録する場合でもユーザデータ以
外の部分である冗長エリアをほとんどなくして、CD−
Rディスク34上の記録可能なエリアをほとんど全てユ
ーザデータにより記録可能である。したがって、CD−
Rディスク34を効率よく使用することができる。
【0019】ユーザデータの記録中、ユーザデータの記
録速度がホストコンピュータ36側からのデータの転送
速度よりも早い場合には、バッファアンダーランエラー
が生じてしまうが、制御部42は、バッファメモリ40
内のユーザデータがある一定量以下になった場合にはバ
ッファアンダーランエラーが生じないように、ユーザデ
ータの記録を一時中止してバッファメモリ40内にユー
ザデータが一定量以上貯留されるまで待機する。
【0020】タイマ手段45が、ユーザデータがドライ
ブ装置30内に転送されてから、次のユーザデータが転
送されてくるまで所定時間以上経過していることを測定
した場合には、タイマ手段45は制御部42に対してホ
スト側異常信号bを出力する。ホスト側異常信号bを受
けた制御部42は、バッファメモリ40内に記録されて
いるユーザデータを全て抽出し、抽出したユーザデータ
をCD−Rディスク34に記録するように光ピックアッ
プ38を制御する。そして、少なくともランアウトおよ
びPMA作成を行なうように光ピックアップ38を制御
する。
【0021】なお、Run−Out20bとPMA23
を作成する(図5参照)ことで、いわゆるトラッククロ
ーズの処理となる。これで、少なくともこのトラックの
データ読み取りは可能となる。また、PMA23だけで
なく、リードイン24とリードアウト22を作成するこ
とでセッションクローズ処理となる。本実施形態では、
セッションクローズ処理であってもよい。セッションク
ローズでは、ここまで記録したデータ読み取りが可能と
なる。なお、セッションクローズはTOCを生成して次
のセッションも同一ディスクに追記可能であるが、次の
セッションを追記不可にするディスククローズもリード
イン24とリードアウト22を作成することで処理が行
なわれる。そこで、本明細書中では、ディスククローズ
もセッションクローズに含まれる概念であるとする。
【0022】所定時間以上、ユーザデータがホストコン
ピュータ36から転送されていない場合には、ホストコ
ンピュータ36が何らかの原因によりユーザデータが転
送されなくなったかあるいは電源がOFFになってしま
ったと考えられるので、このままではCD−Rディスク
34が読み取り可能な完成状態とならずに終わってしま
い、すでに記録してあるデータが無駄になってしまうの
で、とにかくホストコンピュータ36の異常を検出し
て、異常を検出した場合にはCD−Rディスク34を完
成させるのである。
【0023】したがって、本実施形態によれば、ホスト
コンピュータ36側の様子が異常であれば、ホストコン
ピュータ36からドライブ装置30側に転送されてきた
ユーザデータをすべてCD−Rディスク34に記録し、
そしてCD−Rディスク34を完成させ、ユーザデータ
を消滅させずに記録させてデータ保護を確実に図ること
ができる。
【0024】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について図2に基づいて説明する。なお、本実
施形態において、上述してきた第1の実施形態で説明し
た構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を
付し、説明を省略する。本実施形態では、データの転送
の間隔を検出するタイマ手段が設けられておらず、ユー
ザデータがホストコンピュータ36からどの程度の時間
間隔を開けて転送されてきているのかは計測していな
い。
【0025】本実施形態では、バッファメモリ40内に
貯留するユーザデータが、2ブロックにまで減少したら
ユーザデータのCD−Rディスク34への記録を停止す
るように設けられている。また、バッファメモリ40内
にユーザデータが貯留されていき、所定量に達したとこ
ろでこのユーザデータの記録を開始する。このバッファ
メモリ40内のユーザデータを記録開始の基準となる所
定量は可変である。この所定量を変更するための変更手
段としては、本実施形態では制御部42が該当してい
る。具体的に説明すると、ホストコンピュータ36から
のコマンド入力によってメモリ44に予め所定量が決定
されて記録される。変更の際には、再度ホストコンピュ
ータ36から変更した量を入力する必要がある。制御部
42は、メモリ44に予め記録された所定量を読み出
し、この量に基づいてバッファメモリからのユーザデー
タの抽出を制御する。
【0026】本実施形態では、従来のデータ記録装置と
異なり、バッファアンダーランエラー防止のためにバッ
ファメモリにFULLにユーザデータが記録されてから
記録媒体への記録が開始されるようなことはせず、所定
量が貯留されたところで記録媒体へ記録してしまう。こ
のため、不測の原因でドライブ装置30の電源がOFF
となった場合でも、バッファメモリ40内にはごくわず
かのユーザデータが貯留されているだけであり、バッフ
ァメモリ40内で消滅するユーザデータを少なくするこ
とができる。
【0027】またこのように、CD−Rディスク34へ
のユーザデータの記録を開始する基準となるバッファメ
モリ40内のユーザデータの所定量を可変可能に設けた
ことで、環境に合わせた所定量を設定することができ
る。つまり、毎分10ブロックのユーザデータがホスト
コンピュータ36から送られてくるような場合にあって
は、10ブロック貯留されたらすぐにこのデータを記録
することができるのである。このため、不測の原因でド
ライブ装置30の電源がOFFとなった場合、バッファ
メモリ40内で消滅するユーザデータをさらに少なくし
て損失を最小限とするように図ることができる。
【0028】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について、図3に示す。第3の実施形態は、上
述してきた第1の実施形態と、第2の実施形態とを組み
合わせた形態である。したがって、上述してきた2つの
実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付
し、説明を省略する。
【0029】本実施形態によるドライブ装置30によれ
ば、ホストコンピュータ36の様子がおかしい(電源が
OFFとなっている等)と思われる場合には、ホストコ
ンピュータ36から転送されてドライブ装置30に転送
されてきたユーザデータを全てCD−Rディスク34に
記録しておき、読み取り可能なCD−Rディスク34と
してCD−Rを完成させるのでユーザデータを消滅させ
ずに記録させておきデータの保護を図ることができる。
また、バッファメモリ40内のユーザデータを記録する
基準となる所定量を変更可能とした。このため、バッフ
ァメモリ40内でのユーザデータの貯留を常に少なくな
るようにでき、ドライブ装置30で不意に電源がOFF
になってしまったような場合であっても、バッファメモ
リ40内で消滅してしまうユーザデータの量を減少さ
せ、ユーザデータの損失を減らすことができる。
【0030】なお、上述してきた第1、第3の実施形態
では、タイマ手段45は制御部42に含まれているもの
であった。しかし、タイマ手段45としては制御部42
と別体に設けられているものであってもよい。
【0031】さらに、上述してきた3つの実施形態にお
いては、記録媒体の例としてCD−Rについてのみ説明
してきたが、このような実施形態に限定されることはな
く、記録媒体としてはCD−RW、DVD−RAM等様
々なメディアに適用可能である。
【0032】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るデータ記録装置によれば、
何らかの原因でホストコンピュータの電源がOFFとな
ってしまっても、記録されていたデータの後にバッファ
メモリ内の残りのデータを記録し、さらにトラッククロ
ーズ処理またはセッションクローズ処理を行なってデー
タが読み取り可能な記録媒体を完成させる。このため、
記録媒体にすでに記録されているデータを無駄にするこ
とがないようにすることができると共に、ホストコンピ
ュータからすでにデータ記録装置側に転送されたユーザ
データを全て記録可能であるので、データの保護を図る
ことができる。
【0034】また、短いデータを断続的に記録する場合
には、バッファアンダーランエラーが生じにくく、バッ
ファメモリ内に大量のユーザデータを貯留しておく必要
がないので、記録媒体へのユーザデータの記録を開始す
る基準となるバッファメモリ内のユーザデータの所定量
を可変とすることができる。このようにしたことで、バ
ッファメモリ内には常時少ないユーザデータしか残され
ていないこととなる。このため、不測の原因でデータ記
録装置の電源がOFFになった場合には、バッファメモ
リ内で消滅してしまうユーザデータの量をなるべく少な
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ記録装置の第1の実施形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ記録装置の第2の実施形態
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るデータ記録装置の第3の実施形態
の構成を示すブロック図である。
【図4】従来のデータ記録装置の構成を示す説明図であ
る。
【図5】パケットライトについて、記録媒体上のデータ
構造を示す説明図である。
【図6】バーンプルーフ機能について示す説明図であ
る。
【符号の説明】
30 ドライブ装置(データ記録装置) 32 インターフェイス部 33 通信回線 34 CD−Rディスク(記録媒体) 36 ホストコンピュータ 38 光ピックアップ 40 バッファメモリ 42 制御部 44 メモリ 45 タイマ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/12 G11B 20/12 27/00 27/00 D Fターム(参考) 5B018 GA04 LA06 MA12 QA05 5D044 AB01 BC05 CC06 DE29 DE33 EF03 EF05 GK12 GK19 HH02 HH17 5D090 AA01 BB04 CC01 CC16 CC18 EE05 FF30 FF36 HH01 JJ02 LL09 5D110 AA16 BB29 DA06 DA16 DB05 DB08 DC06 DE01 DF05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータに接続され、該ホス
    トコンピュータから転送されるユーザデータを記録媒体
    に記録するデータ記録装置において、 ホストコンピュータから転送されるユーザデータを、記
    録媒体に記録する前に一旦貯留するバッファメモリと、 該バッファメモリに貯留されたユーザデータを抽出して
    記録媒体に記録していく際に、バッファメモリ内のユー
    ザデータが所定量未満に減少したら、記録媒体へのユー
    ザデータの記録を停止し、該記録停止中にバッファメモ
    リ内のユーザデータが所定量以上に貯留されたら、該バ
    ッファメモリからユーザデータを抽出して記録媒体へ追
    記することを繰り返し行うと共に、先に記録媒体に記録
    したユーザデータと追記したユーザデータとの間には、
    ユーザデータ同士をリンクさせるためのリンキング部を
    設けずに所定間隔以下のブランクだけを設けてデータの
    記録を行なう制御部と、 前記ホストコンピュータから、先に転送されてきたユー
    ザデータと次に転送されてくるユーザデータとの時間間
    隔を測定するタイマ手段とを具備し、 前記制御部は、 該タイマ手段が、ホストコンピュータから所定時間以上
    ユーザデータが転送されないことを検出した場合には、
    バッファメモリ内に記録してある残りのユーザデータを
    全て記録媒体に記録し、該残りのユーザデータを記録し
    た後に、トラッククローズ処理またはセッションクロー
    ズ処理を行なって記録媒体を読み出し可能とすることを
    特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 ホストコンピュータに接続され、該ホス
    トコンピュータから転送されるユーザデータを記録媒体
    に記録するデータ記録装置において、 ホストコンピュータから転送されるユーザデータを、記
    録媒体に記録する前に一旦貯留するバッファメモリと、 該バッファメモリに貯留されたユーザデータを抽出して
    記録媒体に記録していく際に、バッファメモリ内のユー
    ザデータが所定量未満に減少したら、記録媒体へのユー
    ザデータの記録を停止し、該記録停止中にバッファメモ
    リ内のユーザデータが所定量以上に貯留されたら、該バ
    ッファメモリからユーザデータを抽出して記録媒体へ追
    記することを繰り返し行うと共に、先に記録媒体に記録
    したユーザデータと追記したユーザデータとの間には、
    ユーザデータ同士をリンクさせるためのリンキング部を
    設けずに所定間隔以下のブランクだけを設けてデータの
    記録を行なう制御部と、 前記記録媒体にユーザデータの追記を開始させる基準と
    なるバッファメモリ内のユーザデータの所定量を変更す
    る変更手段とを具備することを特徴とするデータ記録装
    置。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータに接続され、該ホス
    トコンピュータから転送されるユーザデータを記録媒体
    に記録するデータ記録装置において、 ホストコンピュータから転送されるユーザデータを、記
    録媒体に記録する前に一旦貯留するバッファメモリと、 該バッファメモリに貯留されたユーザデータを抽出して
    記録媒体に記録していく際に、バッファメモリ内のユー
    ザデータが所定量未満に減少したら、記録媒体へのユー
    ザデータの記録を停止し、該記録停止中にバッファメモ
    リ内のユーザデータが所定量以上に貯留されたら、該バ
    ッファメモリからユーザデータを抽出して記録媒体へ追
    記することを繰り返し行うと共に、先に記録媒体に記録
    したユーザデータと追記したユーザデータとの間には、
    ユーザデータ同士をリンクさせるためのリンキング部を
    設けずに所定間隔以下のブランクだけを設けてデータの
    記録を行なう制御部と、 前記ホストコンピュータから、先に転送されてきたユー
    ザデータと次に転送されてくるユーザデータとの時間間
    隔を測定するタイマ手段と、 前記記録媒体にユーザデータの追記を開始させる基準と
    なるバッファメモリ内のユーザデータの所定量を変更す
    る変更手段とを具備し、 前記制御部は、 該タイマ手段が、ホストコンピュータから所定時間以上
    ユーザデータが転送されないことを検出した場合には、
    バッファメモリ内に記録してある残りのユーザデータを
    全て記録媒体に記録し、該残りのユーザデータを貯留し
    た後に、トラッククローズ処理またはセッションクロー
    ズ処理を行なって記録媒体を読み出し可能とすることを
    特徴とするデータ記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004084209A1 (en) * 2003-03-20 2004-09-30 Ricoh Company Ltd. Method of transferring data for efficiently using disk drive

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