JP2005346766A - 磁気ディスク装置のサーボライト方法及び磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置のサーボライト方法及び磁気ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】セルフ型サーボライト方法において、サーボデータの記録品質不良を未然に抑制し、結果として記録品質の良好なサーボデータを記録することができるサーボライト方法を提供することにある。
【解決手段】セルフ型サーボライト方法において、ディスク媒体11上に全範囲にサーボデータを記録完了した後に、サーボライト方向を切換えて、ディスク媒体11上の中周領域までの範囲に、サーボデータを再記録して記録品質の悪化したサーボデータを修正するサーボライト方法である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般的には磁気ディスク装置のセルフ型サーボライト方法に関し、特に、垂直磁気記録方式の磁気ディスク装置に適用するセルフ型サーボライト方法に関する。
近年、ハードディスクドライブとも呼ばれる磁気ディスク装置(以下単にディスクドライブと表記する)では、ディスク媒体上の半径方向に回動するロータリ型アクチュエータが使用されている。ロータリ型アクチュエータの先端部には、ライトヘッド(記録素子)とリードヘッド(再生素子)とが分離して実装された磁気ヘッドが搭載されている。
ライトヘッドとリードヘッド間には、ディスク媒体の半径方向(トラック方向)に、例えば数十トラック分程度の間隔(オフセット)がある。ディスクドライブでは、ディスク媒体上にサーボデータが記録されており、当該サーボデータを使用してヘッド位置決め制御(サーボ制御)が実行される。サーボデータは、リードヘッドにより読み込まれて、サーボ制御に使用される。
ディスクドライブの製造工程では、内部に組み込まれるディスク媒体上に、サーボデータを記録するサーボライト工程がある。サーボライト工程で利用されるサーボライト方法としては、大別して、専用のサーボトラックライタを使用する方法と、製造対象のディスクドライブのヘッドを使用するセルフ型(または自立型)サーボライト方法とが周知である。
セルフ型サーボライト方法は、相対的に高価でかつ多数台のサーボトラックライタを必要とする方法と比較して、相対的に低コストで効率的なサーボライト工程を実現できるため、技術開発が推進されている(例えば、特許文献1,2を参照)
特許第3083747号公報 特許第3238057号公報
セルフ型サーボライト方法では、ディスクドライブに組み込まれたロータリ型アクチュエータに搭載されたヘッドのライトヘッドにより、ディスク媒体上の全周に渡ってサーボデータが記録される。但し、通常では、セクタサーボ方式が採用されているため、サーボデータは、ディスク媒体上に構成される各データトラックに一定の間隔を以って記録される。
ところで、ロータリ型アクチュエータ及びヘッドの構造に関係して、ディスク媒体上にサーボデータを記録するときに、ライトヘッドにはスキュ角と呼ぶ傾きが発生するため、サーボデータの磁化転移は全周に渡ってスキュ角分だけ傾いて記録される。特に、垂直磁気記録方式のディスクドライブでは、ライトヘッドとして単磁極型ヘッドが使用されるため、サーボデータの傾き状態が顕著となる。
一般的に、サーボライト工程では、ディスク媒体上の最内周領域から最外周領域の方向にロータリ型アクチュエータを移動制御しながら、ライトヘッドによりサーボデータが記録される。この場合、特に、ディスク媒体上の中周領域から最外周領域の範囲で、サーボデータの磁化転移の傾きが大きくなり、記録品質の悪化したサーボデータ領域が発生する。
このようなサーボデータの記録品質不良を防ぐための有効な技術として、両方向サーボライト方法が周知である。この方法は、ディスク媒体上のスキュ角がほぼ0となる最内周領域から中周領域近傍までサーボデータを記録した後に、一度、ヘッドを最外周領域まで移動させて、最外周領域から中周領域近傍までサーボデータを記録する。
しかしながら、両方向サーボライト方法は、中周領域に最大で数トラック分の記録品質が悪化したサーボデータが発生する。また、両方向サーボライト方法は、ヘッド位置を制御するための専用のサーボトラックライタを必要とし、セルフ型サーボライト方法には適用できない。
そこで、本発明の目的は、セルフ型サーボライト方法において、サーボデータの記録品質不良を未然に抑制し、結果として記録品質の良好なサーボデータを記録することができるサーボライト方法を提供することにある。
本発明の観点は、セルフ型サーボライト方法において、サーボデータの再記録動作を実行することにより、記録品質が悪化したサーボデータを書き換える方法である。
本発明の観点に従ったサーボライト方法は、ディスク媒体、リードヘッドとライトヘッドとが分離して設けられたヘッド及び当該ヘッドを搭載するロータリ型アクチュエータを有する磁気ディスク装置のセルフ型サーボライト方法であって、前記リードヘッドにより前記ディスク媒体上から読み込まれたサーボデータを使用して、前記ロータリ型アクチュエータを移動制御することで前記ライトヘッドを位置決めするステップと、前記ディスク媒体上の最内周領域から最外周領域までの全範囲に、前記ライトヘッドによりサーボデータを記録するステップと、前記全範囲での前記サーボデータの記録完了後に、前記ロータリ型アクチュエータを移動制御して前記ライトヘッドを位置決めし、前記ディスク媒体上の指定された範囲に、前記ライトヘッドにより前記サーボデータを再記録するステップとを備えた構成である。
本発明によれば、ヘッドのスキュ角に従って傾いて記録されるサーボデータを書き換えることにより、結果として記録品質の良好なサーボデータを記録することができるサーボライト方法を提供できる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(ディスクドライブの構成)
本実施形態のディスクドライブは、図2に示すように、ドライブ筐体10の内部に、ディスク媒体11、ロータリ型アクチュエータ13、及び回路基板16が組み込まれている。本実施形態のディスクドライブは、製品出荷前で、後述するセルフ型サーボライト方法によるサーボライト工程でサーボデータ100が記録完了または記録される前の状態を想定している。
ディスク媒体11は、スピンドルモータ12により高速回転されている。ディスク媒体11は、垂直磁気記録可能な磁気記録媒体である。ディスク媒体11は、ドライブ筐体10に組み込まれる前に、予め最内周領域に基準サーボデータ(またはシードサーボデータ:seed servo dataとも呼ばれる)100Rが記録されている。
ロータリ型アクチュエータ13は、先端部に磁気ヘッド(以下単にヘッドと呼ぶ)15を搭載し、ボイスコイルモータ(VCM)14の駆動力によりディスク媒体11上の半径方向に回動する。即ち、ディスクドライブは、ロータリ型アクチュエータ13を移動制御することにより、ヘッド15をディスク媒体11上の最内周領域から最外周領域の範囲まで移動させることができる。
ヘッド15は、図3に示すように、サーボデータなどのデータを読出すリードヘッド15Rと、サーボデータなどのデータを書き込むライトヘッド15Wとが分離して、同一のスライダ上に実装されている構造である。本実施形態のライトヘッド15Wは、ディスク媒体11に対して、垂直磁気記録の可能な単磁極型ヘッドである。また、リードヘッド15Rとライトヘッド15W間には、ディスク媒体11上での半径方向(トラック方向)に、例えば数十トラック分の間隔(オフセット)がある。
回路基板16には、リードヘッド15Rから出力されるリード信号(サーボデータなど)を増幅したり、またライトヘッド15Wに対してライト信号(サーボデータなど)を送信するためのヘッドアンプ回路などが実装されている。
(サーボライト動作)
以下、図2に示すようなディスクドライブにおいて、内部に組み込まれたアクチュエータ13を移動制御して、当該アクチュエータ13に搭載されたヘッド15を使用することで、ディスク媒体11にサーボデータ100を記録するセルフ型サーボライト動作を説明する。
図1は、本実施形態のサーボライト方法を説明するためのロータリ型アクチュエータ13、即ちヘッド15の移動軌跡を示す図である。また、図9は、同サーボライト方法の手順を説明するためのフローチャートである。
先ず、図1に示すように、サーボライト動作の初期時に、アクチュエータ13をディスク媒体11上の最内周領域に位置決めし、当該アクチュエータ13(位置13A)を最外周領域の方向(200A)に移動させる。ディスクドライブのコントローラは、ヘッド15のリードヘッド15Rにより、ディスク媒体11上の最内周領域に予め記録された基準サーボデータ(シードサーボデータ)100Rを読み込む(ステップS1)。ここで、コントローラとは、通常では、ディスクドライブの内部または外部に設けられたマイクロプロセッサ(CPU)、及び当該CPUがセルフ型サーボライト動作を実行するためのソフトウェアを意味する。
コントローラは、図3に示すように、リードヘッド15Rにより読み込まれた基準サーボデータ100Rに従って、アクチュエータ13を移動制御することでライトヘッド15Wを最内周領域の指定位置に位置決めする(ステップS2)。図3において、符号200Aは、ディスク媒体11上の内周領域から外周領域に、アクチュエータ13が移動する方向を示す。また、符号300は、ディスク媒体11の回転方向を示す。
ここで、当該指定位置が、ユーザデータをするためのデータトラック群の中で、最内周領域に含まれるデータトラックが構成される位置となる。従って、製品出荷後に、基準サーボデータ100Rは、ディスク媒体11上にそのまま残存または削除されることになる。
コントローラは、位置決めしたライトヘッド15Wにより、サーボデータ100Wを書き込み、記録する(ステップS3)。このサーボデータ100Wは、基準サーボデータ100Rのコピーデータまたは外部から供給される書き込み用サーボデータである。
コントローラは、アクチュエータ13を移動制御して、ヘッド15を外周方向200Aに走行させながら、前記と同様にライトヘッド15Wによりサーボデータ100Wを記録する(ステップS4)。このような動作を、ディスク媒体11の最外周領域にサーボデータ100Wを記録するまで繰り返す(ステップS5)。
ここで、アクチュエータ13が外周方向に移動するときには、リードヘッド15Rは、基準サーボデータ100Rが記録されていない領域に移動する。コントローラは、既にライトヘッド15Wにより書き込まれたサーボデータ100Wをリードヘッド15Rにより読み込み、アクチュエータ13の移動制御(ヘッド位置決め制御)に使用する。
以上のようにして、アクチュエータ13がディスク媒体11の最内周領域の位置13Aから最外周領域の位置13Bまで移動しながら、ディスク媒体11の全範囲(ユーザを記録する有効記録範囲)にサーボデータ100Wを記録する。なお、本実施形態のディスクドライブは、セクタサーボ方式であるため、サーボデータ100Wは周方向に一定の間隔を以って記録されている。
次に、本実施形態のサーボライト方法では、図1に示すように、コントローラは、アクチュエータ13をディスク媒体11の最外周領域の位置13Bから内周方向(200B)に移動させながら、ほぼ中周領域(サーボデータ100Mが記録された領域とする)までの範囲に、ライトヘッド15Wによりサーボデータの再書込み(再記録)を実行する(ステップS6からS8)。以下、この再書き込み動作について、図1及び図9と共に図4から図8を参照して説明する。
ロータリ型アクチュエータ13では、図1に示すように、当該アクチュエータ13がディスク媒体11上の最内周領域に位置する場合(13A)、及び最外周領域に位置する場合(13B)には、ヘッド15のスキュ角が発生する。このスキュ角とは、ヘッド15と、ディスク媒体11上に構成されるデータトラックとの相対角である。データトラックとは、記録されたサーボデータ(サーボトラックと呼ぶことがある)に基づいて、データが記録されたときに構成されるトラックである。
アクチュエータ13がディスク媒体11の中周領域に位置する場合、スキュ角は略0度である。一方、アクチュエータ13が最内周領域または最外周領域に位置する場合、スキュ角の絶対値は略10度となる。ここでは、外周領域でのスキュ角を正(+θ)とし、内周領域でのスキュ角を負(−θ)とする。
図4は、スキュ角が略0度の場合において、ヘッド15(ライトヘッド15Wとする)とデータトラックとの関係を示す。一般的に、隣接データトラックに対する影響を除去するため、ライトヘッド15W及びリードヘッド15Rのいずれのヘッド幅もトラックピッチTPよりも狭く設計されて、データトラック間にはトラックマージンTMも設けられている。スキュ角が略0度の場合には、ライトヘッド15Wにより記録される磁化転移は、データトラックに対して直角である。このため、ヘッド15により記録または再生される信号品質は良好であると共に、隣接データトラックへの干渉も少ない。
一方、スキュ角の絶対値が略10度の場合には、図5に示すように、ライトヘッド15Wが傾いた状態で記録するため、データトラックの磁化転移500も10度傾くことになる。この場合、リードヘッド15Rも同様に傾くため、当該データトラックに対する記録または再生される信号品質は確保できる。
但し、図5に示すように、ライトヘッド15Wの一部がトラックサイドに位相のずれた記録を行なう。特に、垂直磁気記録方式の単磁極型ヘッドは、素子全面で記録を行なうため、当該スキュ角による影響が大きくなる。このような場合、データトラックのマージンTMが少ないと、隣接トラックのエッジにデータを上書き(オーバーライト)する可能性が高くなる。
ここで、ディスクドライブでは、前述したように、ディスク媒体11上に記録したサーボデータを再生して、データトラックに対するヘッド15の位置決めを行なう。このため、サーボデータは、データトラックよりも小さいピッチ(例えばデータトラックの1/2、1/3など)で記録される。この場合、ライトヘッド15Wのヘッド幅はサーボトラックよりも広いため、重ね書きすることでサーボデータを記録している。従って、記録されたサーボデータからなるサーボトラックには、トラックマージンを作ることはできない。
図6は、ディスク媒体11の内周領域でのサーボデータの記録状態を示す。このとき、ライトヘッド15Wのスキュ角は略−10度である。前述したように、ライトヘッド15Wは、内周領域から外周領域の方向200Aに移動しながら、サーボデータを上書き記録している。
図6では、(n)シリンダに対応する領域にサーボトラック100(n)のサーボデータが記録されている。ここで、ライトヘッド15Wがはみ出すため、隣接する(n+1)シリンダに対応する領域には、サーボトラック100(n)のサーボデータが記録される。しかし、当該サーボデータ(100n)の書き込みが完了すると、領域(n+1)にはサーボトラック100(n+1)のサーボデータが上書きされるため問題ない。
一方、ヘッド15の走行方向200Aが同じで、外周領域にサーボデータを記録する場合には、ライトヘッド15Wのスキュ角θは略+10度となる。この場合、図7に示すように、ライトヘッド15Wの一部700が、既に記録済みのサーボトラック100(n−1)上にはみ出し、サーボトラック100(n)をオーバーライトしてしまう。
即ち、サーボトラックはトラックマージンがないため、はみ出したライトヘッド15Wは、サーボトラック100(n−1)のエッジに、サーボデータ(100n)をノイズとして記録することになる。特に、垂直磁気記録方式の単磁極型ヘッドは、記録面が広いため、当該ノイズの影響が顕著となる。このとき、サーボトラック100(n+1)に記録されるサーボデータ(100n)は、図6の場合と同様に、サーボトラック100(n+1)のサーボデータが上書きされるため、ノイズの問題は発生しない。
ここで、図6及び図7は、磁化転移のトラックピッチに対する傾きが異なる。即ち、図6の場合には、サーボデータの磁化転移は、外周領域及び内周領域のそれぞれとも中周側が遅れるように形成される。一方、図7の場合には、サーボデータの磁化転移は、逆に中周側が進むように形成される。
要するに、最内周領域から外周領域の方向にサーボデータを書き込むと、スキュ角がほぼ0の中周領域までは、隣接トラックには該当のサーボデータがオーバーライトされるため、ノイズの問題はない。しかしながら、中周領域から最外周領域までの範囲では、前記のように、サーボデータが記録されたサーボトラックの一部には、ノイズとなるサーボデータがオーバーライトされて、そのまま残存することになる。従って、結果として中周領域から最外周領域までの範囲には、記録品質の悪化したサーボトラックが存在することになる。
そこで、本実施形態のサーボライト方法は、サーボデータの再書込み(再記録)動作を実行する。これにより、中周領域から最外周領域までの範囲において、ノイズが含まれている記録品質の悪化したサーボデータを修正(補正)して、記録品質を改善する。
以下、図1と図9のフローチャートと共に図8を参照して、サーボデータの再書込み動作を説明する。
コントローラは、図1に示すように、最外周領域までサーボデータを記録すると、サーボライト方向を切換えて、アクチュエータ13を内周方向(200B)に移動させる(ステップS6)。そして、コントローラは、ライトヘッド15Wにより、最外周領域から中周領域までサーボデータを再書込みする(ステップS7,S8)。
即ち、図8に示すように、スキュ角θが略+10度のライトヘッド15Wにより、既に全範囲に記録されたサーボデータに上書きしていく。これにより、図7に示すように、ノイズを含むオーバーライト部分700は、正常なサーボデータが上書きされて、当該ノイズ部分は消去される。
このとき、スキュ角θのために、ライトヘッド15Wの一部700が、内周方向の隣接サーボトラック上にはみ出すが、当該隣接サーボトラックのサーボデータをオーバーライトするため、ノイズの問題は発生しない。
以上のように、スキュ角θがほぼ0度である中周領域までサーボデータの再記録を行なうことにより、最外周領域から中周領域までの範囲を、ノイズ部分を消去した記録品質の良好なサーボデータに修正することができる。従って、相対的に生産性の高いセルフ型サーボライト方法により、記録品質の良好なサーボデータをディスク媒体上に記録するサーボライト工程を実現できる。
なお、リードヘッド11Rが最外周領域から中周領域までの範囲から記録品質の悪化したサーボデータの部分を読出すことになるが、振動や温湿度環境などの外乱影響をできるかぎり取り除くことで、一定レベル以上のヘッド位置決め精度を確保することは可能である。
(他の実施形態)
本実施形態は、セルフ型サーボライト方法において、ディスク媒体11上の最内周領域に予め記録された基準サーボデータ(シードサーボデータ)100Rを使用して、最内周領域から最外周領域の全範囲のサーボデータの記録完了後に、再記録動作を実行する方法である。
これに対して、他の本実施形態として、ディスク媒体11上の最外周領域に予め記録された基準サーボデータ(シードサーボデータ)を使用して、最外周領域から最内周領域の全範囲のサーボデータの記録完了後に、再記録動作を実行する方法でもよい。但し、当然ながら、再記録動作では、最内周領域から中周領域までの範囲に、サーボデータの再書込み動作が実行される。
また、ディスク媒体11上に予め記録する基準サーボデータを使用することなく、最初からディスク媒体11上にサーボデータを記録する、いわば完全セルフ型サーボライト方法に、本実施形態の再記録(再書込み)動作を実行してもよい。
さらに、セルフ型サーボライト方法により、ディスク媒体11上の全範囲にサーボデータを記録した場合に、予測可能な記録品質の悪化する範囲を、指定範囲としてサーボデータの再記録動作を選択的に実行させてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に関するサーボライト方法を説明するための図。 本実施形態に関するディスクドライブの構成を示す図。 本実施形態に関するリードヘッドとライトヘッドの位置関係を説明するための図。 本実施形態に関するヘッドとデータトラックとの関係を説明するための図。 本実施形態に関するデータトラックでのスキュ角による影響を説明するための図。 本実施形態に関する内周領域でのスキュ角による影響を説明するための図。 本実施形態に関する外周領域でのスキュ角による影響を説明するための図。 本実施形態に関する再書込み動作を説明するための図。 本実施形態に関するサーボライト方法の手順を説明するためのフローチャート。
符号の説明
10…ドライブ筐体、11…ディスク媒体、12…スピンドルモータ、
13…ロータリ型アクチュエータ、14…ボイスコイルモータ、15…磁気ヘッド、
15R…リードヘッド、15W…ライトヘッド、
100R…基準サーボデータ(シードサーボデータ)。

Claims (10)

  1. ディスク媒体、リードヘッドとライトヘッドとが分離して設けられたヘッド及び当該ヘッドを搭載するロータリ型アクチュエータを有する磁気ディスク装置のセルフ型サーボライト方法であって、
    前記リードヘッドにより前記ディスク媒体上から読み込まれたサーボデータを使用して、
    前記ロータリ型アクチュエータを移動制御することで前記ライトヘッドを位置決めするステップと、
    前記ディスク媒体上の最内周領域から最外周領域までの全範囲に、前記ライトヘッドによりサーボデータを記録するステップと、
    前記全範囲での前記サーボデータの記録完了後に、前記ロータリ型アクチュエータを移動制御して前記ライトヘッドを位置決めし、前記ディスク媒体上の指定された範囲に、前記ライトヘッドにより前記サーボデータを再記録するステップと
    を備えたサーボライト方法。
  2. 前記再記録するステップでは、前記指定された範囲として、前記ディスク媒体上の最外周領域または最内周領域から中周領域までの範囲とすることを特徴とする請求項1に記載のサーボライト方法。
  3. 前記ディスク媒体上の最内周領域に記録された基準サーボデータを前記リードヘッドにより読み込み、
    前記ライトヘッドの最初の位置決め時に、前記基準サーボデータを使用して前記ロータリ型アクチュエータを移動制御することを特徴とする請求項1に記載のサーボライト方法。
  4. 前記ライトヘッドを位置決めするステップでは、前記ロータリ型アクチュエータを前記ディスク媒体の最内周領域から外周領域の方向に移動制御しながら前記ライトヘッドを位置決めし、
    前記再記録するステップでは、前記全範囲での前記サーボデータの記録完了後に、前記ロータリ型アクチュエータを前記ディスク媒体の最外周領域から中周領域まで移動制御しながら前記ライトヘッドを位置決めし、前記指定された範囲として当該最外周領域から中周領域までの範囲に前記サーボデータを再記録することを特徴とする請求項1または請求項3のいずれか1項に記載のサーボライト方法。
  5. 前記ディスク媒体上の最内周領域に記録された基準サーボデータを前記リードヘッドにより読み込むステップを有し、
    前記ライトヘッドを位置決めするステップでは、前記ディスク媒体上の最内周領域から最外周領域の方向に前記ロータリ型アクチュエータを移動制御し、
    前記サーボデータを記録するステップでは、前記ディスク媒体上の指定された前記最内周領域から前記最外周領域の全範囲に前記サーボデータを記録し、
    前記サーボデータを再記録するステップでは、前記全範囲での前記サーボデータの記録完了後に、前記ディスク媒体の最外周領域から内周方向に前記ロータリ型アクチュエータを移動制御し、前記ライトヘッドにより指定の範囲に前記サーボデータを再記録することを特徴とする請求項1に記載のサーボライト方法。
  6. 垂直磁気記録方式の前記磁気ディスク装置に適用するセルフ型サーボライト動作を実行することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のサーボライト方法。
  7. データを記録するためのディスク媒体と、
    リードヘッドとライトヘッドとが分離して設けられたヘッドを搭載し、前記ディスク媒体上の半径方向に移動するロータリ型アクチュエータと、
    サーボライト動作時に、前記リードヘッドにより読み込まれたサーボデータを使用して前記ロータリ型アクチュエータを移動制御することで前記ライトヘッドを位置決めし、前記ライトヘッドにより前記ディスク媒体上の最内周領域から最外周領域までの全範囲に対してサーボデータを記録する第1のサーボライト手段と、
    前記第1のサーボライト手段により前記全範囲での前記サーボデータの記録完了後に、前記ロータリ型アクチュエータを移動制御し、前記ディスク媒体上の指定された範囲に、前記ライトヘッドにより前記サーボデータを再記録する第2のサーボライト手段と
    を具備したことを特徴とする磁気ディスク装置。
  8. 前記第2のサーボライト手段は、前記指定された範囲として、前記ディスク媒体上の最外周領域または最内周領域から中周領域までの範囲に前記サーボデータを再記録することを特徴とする請求項7に記載の磁気ディスク装置。
  9. 前記ディスク媒体は、最内周領域に基準サーボデータが記録されており、
    前記第1のサーボライト手段は、前記ライトヘッドの最初の位置決め時に、前記リードヘッドにより読み込まれた前記基準サーボデータを使用して前記ロータリ型アクチュエータを移動制御し、
    前記第2のサーボライト手段は、前記指定された範囲として、前記ディスク媒体上の最外周領域から中周領域までの範囲に前記サーボデータを再記録することを特徴とする請求項7に記載の磁気ディスク装置。
  10. 前記ヘッドは、前記ライトヘッドとして前記ディスク媒体上に垂直磁気記録方式によりデータを記録する単磁極型ライトヘッドを有することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置。
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