JP2008243262A - 磁気ディスク装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気ディスクに形成された複数のトラックに必要に応じて補正データを記録しつつも、磁気ディスクの記憶容量を向上させることが可能な磁気ディスク装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】磁気ディスク装置において、磁気ディスクには、サーボデータ領域23が周期的に配列し、その間の領域の一部が補正データ領域25とされ、残余の領域がユーザデータ領域27とされた第1のトラックと、サーボデータ領域23が周期的に配列し、その間の領域がユーザデータ領域27とされた第2のトラックとが形成されており、MPUは、磁気ヘッドによるサーボ再生対象となるトラックが第1のトラックであるか第2のトラックであるかに応じて、位置情報サンプラのサーボ抽出タイミングを切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁気ディスク装置およびその製造方法に関する。
ハードディスクなどの磁気ディスク装置では、磁気ディスクに形成された円周状のトラックの中心が、磁気ディスクの回転中心に対して偏心している等の理由によって、磁気ヘッドの位置決め制御系に、磁気ディスクの回転に同期する周期的な外乱、いわゆるRRO(Repeatable Run Out)が作用することがある。そのため、このようなRROを抑制するための対策が施される。
その対策の一つとして、特許文献1のように、磁気ヘッドの位置誤差信号(PES:Position Error Signal)を生成し、このPESに含まれるRRO成分を抑制するための補正データを求めて、サーボデータとともにトラックに記録する技術がある。
特開2005−353148号公報
ところで、磁気ヘッドの位置決め制御系に作用するRROは、磁気ヘッドが位置決めされる磁気ディスク上の位置によってその傾向が異なることから、磁気ディスクに形成された複数のトラックのうち、一部のトラックでは補正データを要しないことがある。それにも関わらず、全てのトラックに補正データが記録されると、ユーザデータを記録可能な領域が低減され、磁気ディスクの記憶容量を圧迫してしまう。また、全てのトラックについてRRO成分を測定し、補正データを求めて記録すると、製造工程の所要時間が増大してしまう。
なお、上記特許文献1では、一部のトラックに補正データを記録することが示唆されているものの、全てのトラックに補正データを記録する領域が確保されていることから、一部のトラックのみに補正データを記録したとしても、磁気ディスクの記憶容量が圧迫されるという問題を解決できない。
本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであり、磁気ディスクに形成された複数のトラックに必要に応じて補正データを記録しつつも、磁気ディスクの記憶容量を向上させることが可能な、磁気ディスク装置およびその製造方法を提供することをその目的の一つとする。
上記課題を解決するため、本発明の磁気ディスク装置は、サーボデータが記録されるサーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列され、該サーボデータ領域同士の間の領域の一部に、前記サーボデータから生成される位置決め用データを補正するための補正データが記録される補正データ領域を有し、残余の領域がユーザデータ領域とされた第1のトラック、および前記サーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列し、該サーボデータ領域同士の間の領域が前記ユーザデータ領域とされた第2のトラック、が形成された磁気ディスクと、前記磁気ディスクの前記トラックからデータを再生する磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドが再生したデータの一部を所定のタイミングで抽出する抽出回路部と、前記磁気ヘッドによるサーボ再生の対象となるトラックが前記第1のトラックである場合には、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記サーボデータおよび前記補正データを、前記抽出回路部に抽出させ、前記磁気ヘッドによるサーボ再生の対象となるトラックが前記第2のトラックである場合には、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記サーボデータを、前記抽出回路部に抽出させる、タイミング制御部と、前記抽出回路部が抽出した前記サーボデータに基づいて位置決め用データを生成し、前記抽出回路部が前記補正データを抽出した場合には、前記位置決め用データを該補正データに基づいて補正して、前記磁気ヘッドの位置決め制御を行う位置決め制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置は、前記第1のトラックにおいて、前記補正データ領域が、前記サーボデータ領域に対して前記磁気ヘッドによりデータが再生されていく方向の側に隣接して形成される、ことを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置は、前記第1のトラックにおいて、前記補正データ領域が、該補正データ領域よりも、前記磁気ヘッドによりデータが再生されていく方向の先に位置する前記サーボデータ領域に記録された前記サーボデータから生成される位置決め用データを補正するための前記補正データが記録される、ことを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置において、前記タイミング制御部は、前記磁気ヘッドによるサーボ再生の対象となるトラックが前記第1のトラックである場合には、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記サーボデータおよび前記補正データを抽出するためのサーボ抽出タイミングを生成し、前記磁気ヘッドによるサーボ再生の対象となるトラックが前記第2のトラックである場合には、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記サーボデータを抽出させるためのサーボ抽出タイミングを生成する、ことを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置において、前記タイミング制御部は、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記サーボデータを抽出するためのサーボ抽出タイミングを生成するとともに、前記磁気ヘッドによるサーボ再生の対象となるトラックが前記第1のトラックである場合には、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記補正データを抽出するための補正データ抽出タイミングを生成する、ことを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置は、外部装置から受信した命令に基づいて、前記磁気ヘッドの位置決め目標を決定する目標決定部を備え、前記磁気ディスクは、複数の前記第1のトラックが径方向に配列する第1の区域と、複数の前記第2のトラックが径方向に配列する第2の区域とが形成され、前記目標決定部は、データの記録に係る命令を受信した場合に、前記第2の区域に含まれる前記複数の第2のトラックのうち、前記第1の区域との境界付近に形成された1または複数の前記第2のトラックに、前記磁気ヘッドの再生素子が位置決めされることを禁止する、ことを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置において、前記目標決定部は、データの再生に係る命令を受信した場合に、前記1または複数の第2のトラックに前記磁気ヘッドの再生素子がそれぞれ位置するとした場合に前記磁気ヘッドの記録素子が位置することになる1または複数トラックに、前記磁気ヘッドの再生素子が位置決めされることを禁止する、ことを特徴とする。
次に、本発明の磁気ディスク装置は、磁気ディスクと磁気ヘッドを有する磁気ディスク装置であって、前記磁気ディスクは、サーボデータが記録されるサーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列され、該サーボデータ領域同士の間の領域の一部に、前記サーボデータから生成される位置決め用データを補正するための補正データが記録される補正データ領域を有し、残余の領域がユーザデータ領域とされた第1のトラック、および前記サーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列し、該サーボデータ領域同士の間の領域が前記ユーザデータ領域とされた第2のトラックを有し、前記磁気ヘッドによるサーボ再生対象となるトラックが、前記第1のトラックと前記第2のトラックの境界に隣接する1または複数の第2のトラックである場合に、当該第2のトラックがサーボ再生対象となることを禁止する使用禁止トラックを設けてなることを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置において、前記磁気ディスクは、複数の前記第1のトラックからなる領域を最外周側に有することを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置において、前記磁気ディスクは、複数の前記第1のトラックからなる領域を有し、当該領域の内周側および外周側に第2のトラックからなる領域を有することを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置において、前記磁気ディスク上のゾーンは、前記第1のトラックを有する第1のゾーンと、前記第2のトラックを有する第2のゾーンを有することを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置において、前記使用禁止トラックの情報は、欠陥登録テーブルに記録されていることを特徴とする。
次に、本発明の磁気ディスク装置の製造方法は、磁気ディスクにサーボデータを記録し、サーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列したトラックを複数形成するサーボ記録ステップと、前記複数のトラックのうち、径方向に配列する所定数のトラックごとに定められたそれぞれの代表トラックについて、当該代表トラックから磁気ヘッドが再生した前記サーボデータに基づいて位置決め用データを生成し、前記位置決め用データに含まれる前記磁気ディスクの回転に同期した周期成分を特定して、当該代表トラックが属する前記所定数のトラックにおける前記位置決め用データの補正の要否を判定する判定ステップと、前記位置決め用データの補正が必要と判定された前記所定数のトラックのそれぞれについて、当該トラックから前記磁気ヘッドが再生した前記サーボデータに基づいて前記位置決め用データを生成し、前記位置決め用データに含まれる前記周期成分を特定して、前記周期成分を抑制するための補正データを、当該トラックにおける前記サーボデータ領域同士の間の領域の一部に記録する補正データ記録ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明の磁気ディスク装置の製造方法において、前記補正データが記録されない所定数のトラックのうち、前記補正データが記録される所定数のトラックとの境界付近に形成された1または複数のトラックに、前記磁気ヘッドの再生素子がそれぞれ位置するとした場合に前記磁気ヘッドの記録素子が位置することになる1または複数トラックを使用禁止トラックとして登録する登録ステップを含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、補正データ領域を有する第1のトラックと、補正データ領域を有さない第2のトラックとで、データを抽出するタイミングを切替えることから、第2のトラックにおいてユーザデータ領域の領域長を確保することができ、その結果、磁気ディスクに形成された複数のトラックに必要に応じて補正データを記録しつつも、磁気ディスクの記憶容量を向上させることが可能な磁気ディスク装置を実現できる。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の構成例を表すブロック図を示す。磁気ディスク装置1は、磁気ディスク2と、スピンドルモータ3と、磁気ヘッド4と、サスペンションアーム5と、ヘッド用アクチュエータとしてのボイスコイルモータ6と、ヘッドアンプ7と、主回路部8と、モータドライバ9と、を備える。
主回路部8は、マイクロプロセッシングユニット(MPU11)11と、ハードディスクコントローラ(HDC)12と、リードライトチャネル(R/Wチャネル)13と、を含んでいる。また、R/Wチャネル13は、抽出回路部としての位置情報サンプラ15を含んでいる。
磁気ディスク2は、スピンドルモータ3に取付けられ、図1の矢印DRの方向に回転駆動される。磁気ディスク2には、同心円状に配列する複数のトラック21が形成されている。また、それぞれのトラック21には、周方向に沿って所定の周期的でサーボデータ領域23が設けられている。ここで、磁気ディスク2に形成された複数のトラック21は、第1のトラックと、第2のトラックとに分類される。これらについては、後に詳しく述べる。
磁気ヘッド4は、再生素子および記録素子を含んでおり、磁気ディスク2上に位置し、トラック21に沿ってデータを磁気的に再生および記録する。この磁気ヘッド4は、サスペンションアーム5の先端に支持されている。このサスペンションアーム5は、ボイスコイルモータ6に取付けられ、ピボットを中心に旋回駆動される。これにより、サスペンションアーム6の先端に支持された磁気ヘッド4が、磁気ディスク2上を略半径方向に相対移動することになる。
MPU11は、装置全体の制御を司るものである。このMPU11は、図示しないメモリに格納されたプログラムに基づいて動作し、本実施形態の目標決定部、位置決め制御部およびタイミング制御部として機能する。
このMPU11は、目標決定部としての機能により、外部装置から記録命令または再生命令を受信すると、この命令に基づき、磁気ヘッド4の位置決め目標を決定する。具体的には、外部装置から送信される記録命令または再生命令は、データが記録または再生される位置をセクタに通しで付された番号により特定するLBA(Logical Block Addressing)パラメータを含んでおり、MPU11は、このLBAパラメータを、データが記録または再生される位置をシリンダ番号、ヘッド番号およびセクタ番号により特定するCHSパラメータに変換して、磁気ヘッド4の位置決め目標を決定する。この際、MPU11は、図示しないメモリに格納された欠陥登録テーブルを参照して、使用禁止トラックとして登録されているトラックを位置決め目標としないようにする。これについては、後に詳しく述べる。
また、MPU11は、位置決め制御部としての機能により、ボイスコイルモータ6を駆動して、磁気ヘッド4を位置決め目標とされたトラック上までシークさせて、位置決めさせる。この際、MPU11は、磁気ヘッド4により再生されたサーボデータに含まれるトラックデータ、セクタデータおよびバースト信号の振幅値が、R/Wチャネル13の位置情報サンプラ15から入力されると、これらに基づいて磁気ヘッド4の現在位置を特定して、磁気ヘッド4の位置決め目標と現在位置との位置誤差を表す位置誤差信号(PES)を位置決め用データとして算出する。そして、MPU11は、算出した位置誤差信号からボイスコイルモータ6の駆動信号を生成して、この駆動信号をモータドライバ9へ出力する。
モータドライバ9は、MPU11からボイスコイルモータ6の駆動信号が入力されると、この駆動信号をアナログ変換し、増幅して、ボイスコイルモータ6に出力する。また、モータドライバ9は、MPU11からスピンドルモータ3の駆動信号が入力されると、この駆動信号をアナログ変換し、増幅して、スピンドルモータ3に出力する。
HDC12は、インターフェースコントローラ、エラー訂正回路、バッファコントローラなどを有している。
このHDC12は、磁気ディスク2に記録するユーザデータを外部装置から受信すると、このユーザデータをR/Wチャネル13へ出力する。また、HDC12は、磁気ディスク2から再生されたユーザデータがR/Wチャネル13から入力されると、このユーザデータを外部装置へ送信する。この際、HDC12は、MPU11からの制御を受けて、ユーザデータをバッファメモリ(図示せず)に一時的に蓄積する。
R/Wチャネル13は、HDC12からユーザデータが入力されると、このユーザデータを変調し、アナログ信号に変換して生成される記録信号を、ヘッドアンプ7へ出力する。また、R/Wチャネル13は、磁気ディスク2から再生された再生信号がヘッドアンプ7から入力されると、この再生信号をデジタルデータに変換し、復調して、HDC12へ出力する。
R/Wチャネル13に含まれる位置情報サンプラ15は、磁気ディスク2から再生された再生データから所定のサーボ抽出タイミングでサーボデータを抽出し、このサーボデータに含まれるトラックデータ、セクタデータおよびバースト信号の振幅値を、HDC12を経由してMPU11へ出力する。また、MPU11は、タイミング制御部としての機能により、位置情報サンプラ15のサーボ抽出タイミングを変更することができる。具体的には、MPU11は、再生データからサーボデータを抽出するためのサーボ抽出タイミング(サーボゲート)を設定/変更し、HDC12は、その設定に基づいてサーボ抽出タイミングを生成する。なお、サーボ抽出タイミングの変更については、後に詳しく述べる。
ヘッドアンプ7は、磁気ディスク2に記録される記録信号がR/Wチャネル13から入力されると、この記録信号を増幅して、磁気ヘッド4へ出力する。また、ヘッドアンプ7は、磁気ディスク2から再生された再生信号が磁気ヘッド4から入力されると、この信号を増幅して、R/Wチャネル13へ出力する。
図2に、磁気ディスク2に形成された第1のトラックおよび第2のトラックの構成例と、これらに対するサーボ抽出タイミングを示す。図2において、矢印HDは、磁気ヘッド4によりサーボデータが再生されていく方向(再生進行方向)を表す。この再生進行方向HDは、磁気ディスク2の回転方向DRとは反対となる。
磁気ディスク2は、同心円状に配列する複数のゾーン(区域)に区分けされており、それぞれのゾーンは、同心円状に配列する複数のトラック21を含む。ここで、それぞれのゾーンに含まれる複数のトラック21は、第1のトラックまたは第2のトラックで構成される。
第1のトラックと第2のトラックが異なる点は、補正データ領域25を第1のトラックが有し、第2のトラックが有さない点である。この補正データ領域25には、MPU11が算出したPESに含まれる周期的外乱成分(RRO成分)を抑制するための補正データが記録される。
そして、本実施の形態では、磁気ディスク2において、RRO成分が比較的多いゾーン(第1のゾーンという)は、第1のトラックで構成され、RRO成分が比較的少ないゾーン(第2のゾーンという)は、第2のトラックで構成されるように設定する。例えば、磁気ディスク2において、外周に近い側のゾーン(一般的にRRO成分が大きい傾向にある)を第1のゾーンとし、内周に近い側のゾーンおよび中間のゾーンを第2のゾーンとすることができる。この場合に限らず、磁気ディスク2が、中間のゾーンや内周側のゾーンでRRO成分が大きい特性を有する場合には、そのゾーンを第1のゾーンと設定することも可能である。尚、本実施の形態では、RRO成分を有する補正データは、ユーザデータ領域27に記録されるユーザデータの記録動作において使用されるものとして説明するが、再生用のRRO(再生用補正データ)が記録されている場合であっても本発明は適用可能である。
図2(A)に示す第1のトラックは、サーボデータが記録されたサーボデータ領域23が所定の周期で形成されている。このサーボデータは、サーボアドレスマーク(SAM)、トラック番号、セクタ番号およびバースト信号を含む。
また、隣り合って配列する2つのサーボデータ領域23の間の領域の一部には、補正データ領域25が形成されている。本実施形態では、補正データ領域25は、サーボデータ領域23に対して再生進行方向HDの側に隣接して形成されている。それぞれの補正データ領域25に記録される補正データは、それぞれのサーボデータ領域23の位置に応じたRRO成分を抑制するための補正値(RRO補正値)を表す。
また、隣り合って配列する2つのサーボデータ領域23の間の領域のうち、補正データ領域25を除く領域は、ユーザデータ領域(セクタ)27とされている。このユーザ領域27には、先頭部分にデータアドレスマーク(DAM)が記録され、このDAMに続いてユーザデータが記録される。
これに対し、図2(B)に示す第2のトラックは、サーボデータ領域23が第1のトラックと同じ周期で形成されており、補正データ領域25を有さず、隣り合って配列する2つのサーボデータ領域23の間の領域の全てがユーザデータ領域27とされている。このディスクフォーマット構成により、ユーザデータ領域27を拡大させることができ、フォーマット効率の向上が実現される。
タイミング制御部として機能するMPU11は、磁気ヘッド4によるサーボ再生対象となるトラックが第1のトラックであるか第2のトラックであるかに応じて、位置情報サンプラ15のサーボ抽出タイミングを切り替える。
磁気ヘッド4が第1のトラックからデータを再生する場合、位置情報サンプラ15は、図2(A)に示すように、磁気ヘッド4が再生したデータに、サーボデータ領域23からのサーボデータおよび補正データ領域25からの補正データが現れるタイミングで、これらのデータを抽出するように設定される。サーボデータおよび補正データを抽出した位置情報サンプラ15は、サーボデータに含まれるトラックデータ等と、補正データに含まれるRRO補正値とをMPU11に出力する。
他方、磁気ヘッド4が第2のトラックからデータを再生する場合、位置情報サンプラ15は、図2(B)に示すように、磁気ヘッド4が再生したデータに、サーボデータ領域23からのサーボデータが現れるタイミングで、このサーボデータを抽出するように設定される。サーボデータを抽出した位置情報サンプラ15は、このサーボデータに含まれるトラックデータ等をMPU11に出力する。
ここで、MPU11は、目標決定部としての機能により位置決め目標として決定されるトラックに基づいて、磁気ヘッド4によるサーボ再生対象となるトラックが第1のトラックであるか第2のトラックであるか否かを判断する。サーボ再生対象となるトラックは、磁気ヘッド4に含まれる再生素子がサーボデータの読込み時に位置することになるトラックである。例えばMPU11が再生命令を受信した場合は、ユーザデータの再生に係る位置決め目標(すなわち、磁気ヘッド4の再生素子の位置決め目標)として決定されるトラックがサーボ再生対象のトラックとなる。また、記録命令を受けた場合も、ユーザデータの記録に係る位置決め目標となるトラック(再生素子の位置するトラック)がサーボ再生対象となるトラックとなる。ここで、記録命令を受けた場合のサーボ再生対象となるトラックは、記録に係る位置決め目標(すなわち、磁気ヘッド4の記録素子の位置決め目標)とされるトラックから径方向に所定距離ずれた位置にあるトラックとされる場合がある。これは、磁気ヘッド4において、再生素子と記録素子は離れた位置に形成されていることから、サスペンションアーム5に搭載された磁気ヘッド4がボイスコイルモータ6の駆動により回動された場合、そのスキュー角に依存して、再生素子と記録素子が径方向のオフセット位置、すなわち異なるトラック上に位置される場合があるからである。よって、スキュー角がゼロの場合は、再生素子と記録素子が同一トラック上に位置される。
サーボ再生対象となるトラックが第1のトラックであるか第2のトラックであるか否かは、例えば、MPU11が、位置決め目標として決定されるトラックに基づいて、主回路部8に含まれるメモリ(図示せず)に格納されたRRO有無テーブルを参照することによって判断することができる。このRRO有無テーブルは、例えば、磁気ディスク2に形成されたそれぞれのトラックが、第1のトラックおよび第2のトラックのどちらであるかを特定する。具体的には、磁気ディスク2において区分けされたゾーン毎に、第1のトラックおよび第2のトラックのどちらを含むかを特定する。
なお、本実施形態において、第1のトラックには、補正データ領域25が、サーボデータ領域23に対して再生進行方向HDの側に隣接して形成されているので、MPU11は、第1のトラックがサーボ再生対象である場合の位置情報サンプラ15のサーボ抽出タイミングの長さを、第2のトラックがサーボ再生対象である場合と比して延長するだけで、第1のトラックからサーボデータと補正データを一度に抽出することができる。
次に、位置決め制御部として機能するMPU11は、磁気ヘッド4を位置決め目標とされたトラック上までシークさせた後、このトラック上で磁気ヘッド4を位置決めする。
ここで、磁気ヘッド4を第1のトラック上に位置させ、この第1のトラックからサーボデータが再生された場合には、MPU11は、位置情報サンプラ15からトラックデータ等とRRO補正値が入力されるので、トラックデータ等に基づいて磁気ヘッド4の現在位置を特定してPESを算出するとともに、このPESをRRO補正値に基づいて補正する。
他方、磁気ヘッド4を第2のトラック上に位置させ、この第2のトラックからサーボデータが再生された場合には、MPU11は、位置情報サンプラ15からトラックデータ等が入力されるので、トラックデータ等に基づいて磁気ヘッド4の現在位置を特定しPESを算出する。
そして、MPU11は、このようにして得られるPESからボイスコイルモータ6の駆動信号を生成して、この駆動信号をモータドライバ9へ出力することで、ボイスコイルモータ6を駆動して、位置決め目標とされたトラック上で磁気ヘッド4を位置決めさせる。
なお、位置情報サンプラ15によるサーボ抽出タイミング以外のタイミング、すなわち磁気ヘッド4が再生したデータにサーボデータおよび補正データのどちらもが現れないタイミングにおいては、ユーザデータ領域27から再生されたユーザデータが、HDC12等を経由して外部装置へ出力されるか(再生動作)、または、外部装置から入力されたユーザデータが、HDC12等を経由してユーザデータ領域27に記録される(記録動作)。
ここで、第2のトラックでは、補正データ領域25が形成される場合と比してユーザデータ領域27の領域長が長くなっており、これに合わせて、位置情報サンプラ15によるサーボ抽出タイミングが短くなっていることから、より多くのユーザデータをユーザデータ領域27に記録することができるとともに、このユーザデータをユーザデータ領域27から再生することができる。
なお、本実施形態では、図3に示すように、第1のトラックの補正データ領域25Aには、この補正データ領域25Aよりも再生進行方向HDにあるサーボデータ領域23B(サーボデータ領域23Aの次に再生されるサーボデータ領域23)に記録されたサーボデータから生成されるPESを補正するための補正データが記録される。この場合、MPU11は、補正データ領域25Aから再生される補正データのRRO補正値が位置情報サンプラ15から入力されると、続くユーザデータ領域27Aに対する記録動作または再生動作の間、このRRO補正値を保持しておく。そして、MPU11は、その後にサーボデータ領域23Bから再生されるサーボデータのトラックデータ等が位置情報サンプラ15から入力されると、このトラックデータ等に基づいてPESを算出するとともに、保持しておいたRRO補正値を用いてこのPESを補正する。そして、RRO補正後の位置制御のもと、続くユーザデータ領域27Bの記録動作(または再生動作)を実行する。
また、本実施形態では、磁気ヘッド4によるサーボ再生対象となるトラックが第1のトラックであるか第2のトラックであるかに応じてサーボ抽出タイミングを切り替える方式を適用したが、これに限らず、サーボ抽出タイミングを一定とする方式もある。この場合には、MPU11は、サーボ抽出タイミング(サーボゲート)とは別に、再生データから補正データを抽出するためのRRO抽出タイミング(RROゲート)を設定/変更し、HDC12は、その設定に基づいてRRO抽出タイミングを生成する。具体的には、MPU11は、図4(A)に示すように、磁気ヘッド4が第1のトラックからデータを再生する場合には、再生データに補正データ領域25からの補正データが現れるタイミングで、この補正データを抽出するようにRRO抽出タイミングを設定して、補正データを取得する。他方、MPU11は、図4(B)に示すように、磁気ヘッド4が第2のトラックからデータを再生する場合には、RRO抽出タイミングを設定しない。
次に、使用禁止トラックについて図5および図6を用いて説明する。
上述したように、本実施形態では、磁気ディスク2においてRRO成分が比較的多い領域を第1のゾーン、RRO成分が比較的少ない領域を第2のゾーンとして設定している。そのため、図5に示すように、第1のゾーンと第2のゾーンの境界付近に位置する1または複数の第2のトラックがサーボ再生対象とされた場合、これらの第2のトラックには補正データ領域25が記録されていないことから、これらの第2のトラックから再生されるサーボデータに基づいて生成されるPESには、RRO成分が無視できない程度に含まれてしまう虞がある。この状態でデータの記録動作が行われた場合、データをトラックからはみ出して記録してしまうオフトラックライトの問題が生じる虞がある。
特に、第1のゾーンと第2のゾーンの境界に隣接する第1のトラックがサーボ再生対象とされた場合と、隣接する第2のトラックがサーボ再生対象とされた場合とでは、隣接する第2のトラックを再生した場合の方が、PESが大きくなる傾向にあり、すなわちその境界、または境界付近においてPESのレベルに不整合が生じる場合がある。この不整合に起因して、境界に隣接する第2のトラックをサーボ再生対象としてデータ記録をした場合には、その記録トラックの第1のゾーン側に隣接するトラックに対して、特にオフトラックライトの問題が生じる虞があり、また、繰り返して記録動作がされることによる隣接トラック干渉の問題も、その記録トラックの第1のゾーン側に隣接するトラックに対して大きくなる虞がある。
ここで、図5のトラック中の点線は、境界付近のそれぞれのトラックに磁気ヘッド4の再生素子31が位置決めされた場合に、磁気ヘッド4の記録素子33が描くそれぞれの軌跡の例を示す。なお、図5では、再生素子31と記録素子33が径方向に3トラック分のオフセットを生じている場合の例を示している。これによると、境界付近の第2トラックに再生素子31が位置決めされた場合の記録素子33の軌跡は、境界付近の第1トラックに再生素子31が位置決めされた場合の記録素子33の軌跡よりも振れ幅が大きくなっている。
そこで、図6に示すように、目標決定部として機能するMPU11は、データの記録に係る命令を受信した場合に、第1のゾーンと第2のゾーンの境界付近に形成された1または複数の第2のトラックに、磁気ヘッド4の再生素子31が位置決めされることを禁止する。すなわち、これらの第2のトラックに磁気ヘッド4の再生素子31がそれぞれ位置するとした場合に、磁気ヘッド4の記録素子33が位置することになる1または複数のトラックを、記録禁止トラックとする。これにより、MPU11は、データの記録に係る命令を受信した際に、この記録禁止トラックを、磁気ヘッド4の記録素子33の位置決め目標としない。このようにすることで、オフトラックライトの問題を防止することができる。また、更なる防止を図るため、上記1または複数のトラックと、これに近接するトラックとを記録禁止トラックとし、記録禁止トラックの範囲に一定の幅を持たせるようにしてもよい。
ここで、図6には、境界に隣接する第2のトラックに磁気ヘッド3の再生素子31が位置するとした場合に、磁気ヘッド4の記録素子33が位置することになるトラックを、記録禁止トラックとした例を示す。この記録禁止トラックにより、前述のPESが不整合となるエリアにおいて、記録トラック間(第1のトラックと第2のトラック)を1トラック分空けることができ、オフトラックの問題を低減させることができる。尚、ここでは、前述のスキュー角により再生素子31と記録素子33に、径方向に3トラック分のオフセットが生じている場合を示している。
また、記録禁止トラックにはデータが記録されないことから、この記録禁止トラックからの再生も禁止することが好適である。そこで、目標決定部として機能するMPU11は、データの再生に係る命令を受信した場合に、記録禁止トラックに、磁気ヘッド4の再生素子31が位置決めされることを禁止する。すなわち、記録禁止トラックは、再生禁止トラックを兼ねることになる。これにより、MPU11は、データの再生に係る命令を受信した際に、この再生禁止トラックを、磁気ヘッド4の再生素子31の位置決め目標としない。以下、記録禁止トラックと再生禁止トラックを兼ねるトラックを、使用禁止トラックという。
このような使用禁止トラックの情報(または、その使用禁止トラック位置に対応するサーボ再生対象トラック)は、主回路部8に含まれるメモリ(図示せず)に格納された欠陥登録テーブルに記述される。MPU11は、外部装置から受信した記録命令または再生命令に含まれるLBAパラメータをCHSパラメータに変換する際に、欠陥登録テーブルを参照して、使用禁止トラックとして登録されているトラック(または、その使用禁止トラック位置に対応するサーボ再生対象トラック)を位置決め目標としないようにする。
なお、上記図6では、磁気ヘッド4において記録素子33が再生素子31よりも第1のゾーンの側に位置する場合の例について述べたが、これに限らず、図7に示すように、磁気ヘッド4において記録素子33が再生素子31よりも第2のゾーンの側に位置する場合についても、同様に使用禁止トラックを設定することができる。また、図6、図7では、第1のゾーンがOD側のみにある場合を示したが、第1のゾーンが例えばMD(ディスクの中間付近)にのみ存在する場合には、図8に示すように、第1のゾーンの両側にあるそれぞれの境界に対して使用禁止トラックを配置することができる。
以上に説明した磁気ディスク装置1の動作の流れを、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
S1およびS2のステップは、MPU11の目標決定部としての機能によるものである。MPU11は、外部装置から記録命令または再生命令を受信すると(S1)、この命令に含まれるLBAパラメータをCHSパラメータに変換する際に、メモリ(図示せず)に格納された欠陥登録テーブルを参照して、磁気ヘッド4の位置決め目標となるトラックを決定する(S2)。ここで、欠陥登録テーブルには、使用禁止トラック(または、対応するサーボ再生対象トラック)が登録されており、MPU11は、使用禁止トラック(または、対応するサーボ再生対象トラック)を磁気ヘッド4の位置決め目標としないようにされている。
S3およびS4のステップは、MPU11のタイミング制御部としての機能によるものである。MPU11は、位置決め目標とされたトラックを基に、メモリ(図示せず)に格納されたRRO有無テーブルを参照して、磁気ヘッド4によるサーボ再生対象となるトラックが第1のトラックであるか第2のトラックであるかを判断する(S3)。
そして、サーボ再生対象となるトラックが第1のトラックである場合(S3:YES)、MPU11は、位置情報サンプラ15のサーボ抽出タイミングを、磁気ヘッド4により再生されるデータからサーボデータおよび補正データが抽出されるタイミングに切替える(S4A)。他方、サーボ再生対象となるトラックが第2のトラックである場合(S3:NO)、MPU11は、位置情報サンプラ15のサーボ抽出タイミングを、磁気ヘッド4により再生されるデータからサーボデータが抽出されるタイミングに切替える(S4B)。
なお、上述したRRO抽出タイミングを切替える形態(図4参照)では、MPU11は、サーボ再生対象となるトラックが第1のトラックである場合に、再生データに補正データが現れるタイミングをRRO抽出タイミングとして設定し、第2のトラックである場合には、RRO抽出タイミングを設定しない。
S5およびS6のステップは、MPU11の位置決め制御部としての機能によるものである。MPU11は、ボイスコイルモータ6の速度制御を行い、また、位置情報サンプラ15から入力されるサーボデータに基づいてPESを生成し、このPESに基づいてボイスコイルモータ6を駆動して、磁気ヘッド4を位置決め目標とされたトラック上までシークさせる(S5)。
そして、MPU11は、位置決め目標のトラック上で磁気ヘッド4を位置決めする(S6)。ここで、サーボ再生対象のトラックが第1のトラックである場合、MPU11は、トラックデータ等に基づいて磁気ヘッド4の現在位置を特定してPESを算出するとともに、このPESをRRO補正値に基づいて補正し、これにより得られるPESに基づいてボイスコイルモータ6を駆動して、磁気ヘッド4を位置決めさせる。これに対し、サーボ再生対象のトラックが第2のトラックである場合、MPU11は、トラックデータ等に基づいて磁気ヘッド4の現在位置を特定してPESを算出し、このPESに基づいてボイスコイルモータ6を駆動して、磁気ヘッド4を位置決めさせる。
その後、磁気ヘッド4が位置決め目標のトラック上に位置決めされると、外部装置から入力されたユーザデータが、HDC12等を経由してそのトラックのセクタに記録されるか、または、そのトラックのセクタから再生されたユーザデータが、HDC12等を経由して外部装置へ出力される(S7)。
以下、本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の製造方法について、図10を用いて説明する。なお、以下の説明では、磁気ディスク装置の全体の製造工程のうち、磁気ディスク装置に組込まれた磁気ディスクに上記図2に示した第1のトラックおよび第2のトラックを形成する製造工程について主に触れ、その他の製造工程については詳細な説明を省略する。
図10に示すステップは、予め全ての部品が組込まれた状態の磁気ディスク装置、具体的には、磁気ディスクの記録内容以外は上記図1に示した磁気ディスク装置1と同じ構成の磁気ディスク装置に対して実施される。また、これらのステップは、磁気ディスク装置の機能を利用することによって実現することができる。すなわち、外部から動作命令を供給し、磁気ディスク装置に組込まれたMPUに所定のプログラムを実行させることによって実現することができる。
ここで、磁気ディスクには、例えばサーボトラックライタ等によって、予めサーボデータが記録されており、複数のトラックが形成されている(サーボ記録ステップ)。これにより、磁気ディスクに形成されたそれぞれのトラックには、上記図2と同様に、サーボデータが記録されたサーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列される。
S11ないしS14は、判定ステップである。磁気ディスクは、複数のゾーン(区域)に同心円状に区分けされており、それぞれのゾーンは、同心円状に配列する所定数のトラックを含む。それぞれのゾーンでは、所定数のトラックの中から代表トラックが定められており、判定ステップでは、これらの代表トラックが利用される。
MPUは、判定対象となるゾーンの代表トラックまで磁気ヘッドをシークさせ(S11)、磁気ヘッドによりこの代表トラックから再生されたサーボデータに基づいてPESを生成し、このPESに含まれるRRO成分を特定する(S12)。具体的には、代表トラックに記録されたサーボデータを磁気ヘッドに複数周分に亘って再生させてPESを生成し、磁気ディスクの回転に同期して生じるPESの変動を、RRO成分として特定する。また、この間、PESに基づいてボイスコイルモータを駆動して、磁気ヘッドの位置決めを行う。
次に、MPUは、特定したRRO成分の大きさと閾値を比較して、閾値を上回る場合に、その代表トラックが属するゾーンではPESに含まれるRRO成分の補正が必要であると判定し、他方、閾値を下回る場合に、その代表トラックが属するゾーンではPESに含まれるRRO成分の補正が不要であると判定する(S13)。また、判定の結果は、磁気ディスク装置に含まれるメモリまたは外部のメモリに格納された判定結果テーブルに記録される。この判定結果テーブルは、それぞれのゾーンについてのRRO成分の補正の要否が記述される。なお、この判定結果テーブルは、上記RRO有無テーブルとして流用することができる。
そして、MPUは、S11ないしS13のステップを全てのゾーンの代表トラックに適用して、全てのゾーンについてRRO成分の補正の要否を判定する(S14)。
なお、本実施形態では、ゾーン中の一つの代表トラックから補正の要否を判定しているが、これに限らず、ゾーン中に複数の代表トラックを設定し、これらの代表トラックから補正の要否を判定するようにしてもよい。
S21ないしS26は、補正データ記録ステップである。この補正データ記録ステップでは、磁気ディスクに形成された全てのトラックについて、例えば外周側または内周側のトラックから順に対象となるトラックを設定して、以下のステップを繰返し実施する。
MPUは、対象となるトラックが属するゾーンでRRO成分の補正が必要とされているか否かを、上記判定結果テーブルを参照して判断する(S21)。補正が必要とされている場合(S21:YES)、MPUは、対象となるトラックまで磁気ヘッドをシークさせ(S22)、磁気ヘッドによりこのトラックから再生されたサーボデータに基づいてPESを生成し、このPESに含まれるRRO成分を特定する(S23)。
次に、MPUは、PESから特定したRRO成分の大きさに基づいて、このRRO成分を抑制するための補正値(RRO補正値)を算出する(S24)。このRRO成分は、対象となるトラックに所定の周期で形成されたそれぞれのサーボデータ領域の位置に応じてそれぞれ算出される。
次に、MPUは、算出したそれぞれのRRO補正値を補正データとして、磁気ヘッドにより、対象となるトラックのそれぞれのサーボデータ領域に隣接させて記録する(S25)。この際、補正データは、サーボデータ領域よりも再生進行方向の手前側に、このサーボデータ領域に記録されたサーボデータから生成されるPESを補正するためのものが記録される。これにより、対象となるトラックは、上記第1のトラックとなる。
これに対し、対象となるトラックが属するゾーンでRRO成分の補正が不要とされている場合(S21:NO)、MPUは、S22ないしS25のステップを実行しない。これにより、対象となるトラックは、上記第2のトラックとなる。
そして、MPUは、S21ないしS25のステップを磁気ディスクに形成された全てのトラックに適用する(S26)。
S31およびS32のステップは、登録ステップである。MPUは、対象となるトラックが、補正データが記録されたトラック(第1のトラック)を含むゾーンから補正データが記録されないトラック(第2のトラック)を含むゾーンへ移行した際に(S21:NO、S31:YES)、これらの境界を基に定まる使用禁止トラックを上記欠陥登録テーブルに登録する(S32)。すなわち、第2のトラックを含むゾーンの境界付近に形成される1または複数の第2のトラックに、磁気ヘッドの再生素子がそれぞれ位置するとした場合に、磁気ヘッドの記録素子が位置することになる1または複数のトラックを、使用禁止トラックとして登録する。
なお、本実施形態では、対象となるトラックが、第1のトラックを含むゾーンから第2のトラックを含むゾーンへ移行した際に、使用禁止トラックを登録する例について述べたが、これとは逆に、対象となるトラックが、第2のトラックを含むゾーンから第1のトラックを含むゾーンへ移行する際に、使用禁止トラックを登録するには、S31とは反対の「前回の対象となるトラックで補正データを記録しなかったか否か」を判断するステップを、S32とともに、S21とS26の間に設けることで実現できる。
以上に説明した本実施形態の製造方法によれば、磁気ディスクのそれぞれのゾーンの代表トラックについてPESに含まれる補正の要否を判定することで、それぞれのゾーンについての補正の要否を判定し、その後、補正が必要とされたゾーンにのみ補正データを算出して記録することから、製造工程に要する時間の短縮化を図ることができる。
なお、更なる短縮化を図るため、複数の磁気ディスク装置のうち、代表となる磁気ディスク装置についてのみS11ないしS14のステップを実施して判定結果テーブルを作成し、その他の磁気ディスク装置については、この判定結果テーブルを参照することでS11ないしS14のステップを省略してもよい。
本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の構成例を表すブロック図である。 磁気ディスクに形成された第1のトラックおよび第2のトラックの構成例と、これらに対するサーボ抽出タイミングを表す図である。 第1のトラックの説明図である。 サーボ抽出タイミングおよびRRO抽出タイミングを表す図である。 使用禁止トラックの説明図である。 使用禁止トラックの説明図である。 使用禁止トラックの説明図である。 使用禁止トラックの説明図である。 本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の制御例を表すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の製造方法を表すフローチャートである。
符号の説明
1 磁気ディスク装置、2 磁気ディスク、3 スピンドルモータ、4 磁気ヘッド、5 サスペンションアーム、6 ボイスコイルモータ、7 ヘッドアンプ、8 主回路部、9 モータドライバ、11 MPU、12 HDC、13 R/Wチャネル、15 位置情報サンプラ、21 トラック、23 サーボデータ領域、25 補正データ領域、27 ユーザデータ領域、31 再生素子、33 記録素子。

Claims (14)

  1. サーボデータが記録されるサーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列され、該サーボデータ領域同士の間の領域の一部に、前記サーボデータから生成される位置決め用データを補正するための補正データが記録される補正データ領域を有し、残余の領域がユーザデータ領域とされた第1のトラック、および
    前記サーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列し、該サーボデータ領域同士の間の領域が前記ユーザデータ領域とされた第2のトラック、
    が形成された磁気ディスクと、
    前記磁気ディスクの前記トラックからデータを再生する磁気ヘッドと、
    前記磁気ヘッドが再生したデータの一部を所定のタイミングで抽出する抽出回路部と、
    前記磁気ヘッドによるサーボ再生の対象となるトラックが前記第1のトラックである場合には、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記サーボデータおよび前記補正データを、前記抽出回路部に抽出させ、前記磁気ヘッドによるサーボ再生の対象となるトラックが前記第2のトラックである場合には、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記サーボデータを、前記抽出回路部に抽出させる、タイミング制御部と、
    前記抽出回路部が抽出した前記サーボデータに基づいて位置決め用データを生成し、前記抽出回路部が前記補正データを抽出した場合には、前記位置決め用データを該補正データに基づいて補正して、前記磁気ヘッドの位置決め制御を行う位置決め制御部と、
    を備えることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の磁気ディスク装置であって、
    前記第1のトラックにおいて、前記補正データ領域は、前記サーボデータ領域に対して前記磁気ヘッドによりデータが再生されていく方向の側に隣接して形成される、
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 請求項1に記載の磁気ディスク装置であって、
    前記第1のトラックにおいて、前記補正データ領域は、該補正データ領域よりも、前記磁気ヘッドによりデータが再生されていく方向の先に位置する前記サーボデータ領域に記録された前記サーボデータから生成される位置決め用データを補正するための前記補正データが記録される、
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 請求項1に記載の磁気ディスク装置であって、
    前記タイミング制御部は、前記磁気ヘッドによるサーボ再生の対象となるトラックが前記第1のトラックである場合には、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記サーボデータおよび前記補正データを抽出するためのサーボ抽出タイミングを生成し、前記磁気ヘッドによるサーボ再生の対象となるトラックが前記第2のトラックである場合には、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記サーボデータを抽出させるためのサーボ抽出タイミングを生成する、
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 請求項1に記載の磁気ディスク装置であって、
    前記タイミング制御部は、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記サーボデータを抽出するためのサーボ抽出タイミングを生成するとともに、前記磁気ヘッドによるサーボ再生の対象となるトラックが前記第1のトラックである場合には、前記磁気ヘッドが再生したデータに含まれる前記補正データを抽出するための補正データ抽出タイミングを生成する、
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  6. 請求項1に記載の磁気ディスク装置であって、
    外部装置から受信した命令に基づいて、前記磁気ヘッドの位置決め目標を決定する目標決定部を備え、
    前記磁気ディスクは、複数の前記第1のトラックが径方向に配列する第1の区域と、複数の前記第2のトラックが径方向に配列する第2の区域とが形成され、
    前記目標決定部は、データの記録に係る命令を受信した場合に、前記第2の区域に含まれる前記複数の第2のトラックのうち、前記第1の区域との境界付近に形成された1または複数の前記第2のトラックに、前記磁気ヘッドの再生素子が位置決めされることを禁止する、
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  7. 請求項6に記載の磁気ディスク装置であって、
    前記目標決定部は、データの再生に係る命令を受信した場合に、前記1または複数の第2のトラックに前記磁気ヘッドの再生素子がそれぞれ位置するとした場合に前記磁気ヘッドの記録素子が位置することになる1または複数トラックに、前記磁気ヘッドの再生素子が位置決めされることを禁止する、
    ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  8. 磁気ディスクと磁気ヘッドを有する磁気ディスク装置であって、
    前記磁気ディスクは、サーボデータが記録されるサーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列され、該サーボデータ領域同士の間の領域の一部に、前記サーボデータから生成される位置決め用データを補正するための補正データが記録される補正データ領域を有し、残余の領域がユーザデータ領域とされた第1のトラック、および前記サーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列し、該サーボデータ領域同士の間の領域が前記ユーザデータ領域とされた第2のトラックを有し、
    前記磁気ヘッドによるサーボ再生対象となるトラックが、前記第1のトラックと前記第2のトラックの境界に隣接する1または複数の第2のトラックである場合に、当該第2のトラックがサーボ再生対象となることを禁止する使用禁止トラックを設けてなることを特徴とする磁気ディスク装置。
  9. 請求項8に記載の磁気ディスク装置であって、
    前記磁気ディスクは、複数の前記第1のトラックからなる領域を最外周側に有することを特徴とする磁気ディスク装置。
  10. 請求項8に記載の磁気ディスク装置であって、
    前記磁気ディスクは、複数の前記第1のトラックからなる領域を有し、当該領域の内周側および外周側に第2のトラックからなる領域を有することを特徴とする磁気ディスク装置。
  11. 請求項8に記載の磁気ディスク装置であって、
    前記磁気ディスク上のゾーンは、前記第1のトラックを有する第1のゾーンと、前記第2のトラックを有する第2のゾーンを有することを特徴とする磁気ディスク装置。
  12. 請求項8に記載の磁気ディスク装置であって、
    前記使用禁止トラックの情報は、欠陥登録テーブルに記録されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  13. 磁気ディスクにサーボデータを記録し、サーボデータ領域が周方向に沿って所定の周期で配列したトラックを複数形成するサーボ記録ステップと、
    前記複数のトラックのうち、径方向に配列する所定数のトラックごとに定められたそれぞれの代表トラックについて、当該代表トラックから磁気ヘッドが再生した前記サーボデータに基づいて位置決め用データを生成し、前記位置決め用データに含まれる前記磁気ディスクの回転に同期した周期成分を特定して、当該代表トラックが属する前記所定数のトラックにおける前記位置決め用データの補正の要否を判定する判定ステップと、
    前記位置決め用データの補正が必要と判定された前記所定数のトラックのそれぞれについて、当該トラックから前記磁気ヘッドが再生した前記サーボデータに基づいて前記位置決め用データを生成し、前記位置決め用データに含まれる前記周期成分を特定して、前記周期成分を抑制するための補正データを、当該トラックにおける前記サーボデータ領域同士の間の領域の一部に記録する補正データ記録ステップと、
    を含むことを特徴とする磁気ディスク装置の製造方法。
  14. 請求項13に記載の磁気ディスク装置の製造方法であって、
    前記補正データが記録されない所定数のトラックのうち、前記補正データが記録される所定数のトラックとの境界付近に形成された1または複数のトラックに、前記磁気ヘッドの再生素子がそれぞれ位置するとした場合に前記磁気ヘッドの記録素子が位置することになる1または複数トラックを使用禁止トラックとして登録する登録ステップを含む、
    ことを特徴とする磁気ディスク装置の製造方法。
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