JP2006085832A - 記録電流の制御方法及び磁気ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サーマル・プロトリュージョンが発生してフライ・ハイトが変化しても磁気ディスクに安定した記録を行う。
【解決手段】
ユーザ・データを記録する先頭アドレスのデータ・セクタ81aから中間アドレスのデータ・セクタ85bまでの所定数のデータ・セクタにユーザ・データの第1の部分を記録するとき補償記録電流A2で記録する。中間アドレスのデータ・セクタから最終アドレスに向かうデータ・セクタ85c〜87bにユーザ・データの第2の部分を記録するとき記録電流を補償記録電流より小さい記録電流A3で記録する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、磁気ディスク装置の記録性能を向上する技術に関し、さらに詳細には、ヘッドと磁気ディスクとの間隔が温度で変化しても安定した記録性能を発揮させる技術に関する。
磁気ディスク装置に使用する磁気ヘッドは、アルティックとよばれるAl、Ti、Cの燒結体で形成されたスライダの端に薄膜プロセスを用いて形成される。以後、磁気ヘッドとスライダの組み合わせをヘッド/スライダという。ヘッド/スライダが磁気ディスクと対向する面には空気軸受面(以下、ABSという。)が形成されている。回転する磁気ディスクの表面に発生した粘性気流がABSと磁気ディスクの表面を通過する際ABSが浮力を受け、この浮力とスライダを支持するヘッド・ジンバル・アセンブリの押付荷重と均衡を保つ位置までヘッド/スライダが磁気ディスクの表面から浮上する。その結果、磁気ディスクが回転している間磁気ヘッドと磁気ディスクの磁性層との間に所定範囲の間隔が維持される。磁気ヘッドが磁性層に対して安定した記録・再生を行うためには、磁気ヘッドと磁性層との間隔が所定の範囲に維持されている必要がある。
磁気ヘッドと磁性層との間隔が近づきすぎると、ヘッド/スライダが磁気ディスクの表面に接触して磁気ディスクや磁気ヘッドが損傷する恐れがあり、また、広がりすぎると磁気ヘッドと磁性層との磁気的結合が弱まりデータの記録・再生が不安定になる。磁気ヘッドは一般には、コイル、磁極、記録ギャップからなる誘導型の記録ヘッドと、巨大磁気抵抗効果素子を使用したGMRヘッドまたは磁気抵抗効果素子を使用したMRヘッドで構成される。
磁気ディスクにデータを書き込むために記録ヘッドに記録電流を流すと、記録ヘッドのコイルに存在する抵抗により熱が発生し、コイル周辺の温度が上昇する。このとき、記録ヘッドおよびスライダ本体を構成する材料の熱膨張係数の差により、記録ヘッドの磁極が記録ギャップを形成している部分がABSから突出してしまうサーマル・プロトリュージョンという現象が発生する。ヘッド/スライダと磁気ディスク表面との間隔が同一だとしてもサーマル・プロトリュージョンにより記録ヘッドと磁性層との間隔が変化してしまうため、安定した記録動作に支障をきたす。
特許文献1は、低温環境下でのヘッド素子収縮に伴う記録開始後の記録性能劣化を抑制する技術を開示する。同文献記載の発明では、データを媒体に記録する直前のある期間ダミートラックに疑似データを記録したあとに、本来のデータを記録する。特許文献2は、低温時に磁気ヘッドのリセス部が引っ込んで等価的な磁気的スペーシングが増加し、再生エラーが発生することを防止する技術を開示する。同文献記載の発明では、データ記録を行う際、磁気ディスク装置内の温度を検出して磁気ヘッドを非記録領域に移動させ、最低でも1セクタ分の先行疑似記録動作をする。特許文献3は、ディスクの保持力が温度によって変化することに着目して、環境温度に応じて使用する書き込み電流の設定を変更する技術を開示する。
特開2004−110918号公報 特開2004−79126号公報 特開2002−237004号公報
近年、磁気ディスクの記録密度が向上するとともに磁気ヘッドと磁気ディスク表面との間隔が一層狭くなり、ヘッド/スライダと磁性層との間隔の変化が記録性能に大きな影響をもたらすようになってきた。以後、本明細書においては記録ヘッドと回転する磁気ディスク表面との間隔をフライ・ハイトということにする。記録ヘッドのコイルに記録電流を流したときのジュール熱で発生するサーマル・プロトリュージョンは、記録動作開始直後の記録ヘッドの温度が低い期間のフライ・ハイトに比べて、記録動作を所定時間継続して記録ヘッドの温度が上昇したあとのフライ・ハイトを低下させる。また、磁気ディスク装置内部の温度によってもサーマル・プロトリュージョンが発生し、フライ・ハイトを変動させる。
磁気ディスクが回転している間は、記録ヘッドと磁気ディスクの接触を極力防止する必要があるため、記録ヘッドの温度が上昇したときの低いフライ・ハイトを基準にして、フライ・ハイトに関係するABSやHGAのパラメータを決定する。しかし、サーマル・プロトリュージョンが発生する前はフライ・ハイトが高いため記録ヘッドと磁性層の間隔が大きくなって、記録ヘッドが磁性層を十分な磁界強度で磁化できない場合がある。現実には、ホスト・コンピュータからライト・コマンドとユーザ・データを受けとって磁気ディスクに記録したとき、ユーザ・データを書き込んだデータ・セクタのうち、先頭アドレスのデータ・セクタから20個程度のデータ・セクタのソフト・エラー・レート(以下、SERという。)がそれ以降のデータ・セクタに比べて高いことが確認されている。
磁気ディスク装置は、ホスト・コンピュータからライト・コマンドを受けとったらできるだけ速く記録完了コマンドをホスト・コンピュータに返すことが求められているので、記録動作の開始前にユーザ・データ以外の擬似データを記録したり、記録ヘッドを退避領域に移動してウォーミング・アップしたりして、フライ・ハイトを低下させる動作を行うことは速度パフォーマンスの低下につながる。磁気ディスク装置が速度パフォーマンスの低下をもたらさないで、サーマル・プロトリュージョンによる不安定記録の問題を解決するために、高いフライ・ハイトでも安定した書き込みができるように記録電流を高めに設定しておくことも考えられる。しかし、近年の磁気ディスクは高記録密度を実現するためにトラック・ピッチが一層狭くなっており、記録電流を大きくすると隣接するトラックのユーザ・データを書き換えてしまうATE(Adjacent Track Erase)またはATI(Adjacent Track Interference)という現象が発生してSERが低下する恐れがあるため確実な方法ではない。また、記録電流の増大は、GMRヘッドに対するノイズの原因となったり、磁気ディスク装置の消費電力の増大につながったりする点も考慮する必要がある。
そこで本発明の目的は、記録ヘッドのフライ・ハイトが変化しても弊害の生じない方法で安定した記録ができる記録電流の制御方法を提供することにある。さらに、本発明の目的は、安定した記録を確実かつ簡易に実現できる記録電流の制御方法を提供することにある。さらに、本発明の目的は、これらの記録電流の制御方法を実行する磁気ディスク装置を提供することにある。
本発明の原理は、ヘッド/スライダが低温度条件下にあってフライ・ハイトが高い場合にも確実にユーザ・データを記録できるようにするために、記録開始直後の先頭アドレスのデータ・セクタから所定数のデータ・セクタに記録するまでの間、記録電流が大きくなるように補償する点にある。本発明の第1の態様は、磁気ディスク装置においてユーザ・データを磁気ディスクのデータ・セクタに記録するために記録ヘッドに供給する記録電流を制御する方法であって、前記ユーザ・データを記録する先頭アドレスのデータ・セクタから中間アドレスのデータ・セクタまでの所定数のデータ・セクタに前記ユーザ・データの第1の部分を記録するとき前記記録電流を第1の記録電流値に設定する第1の記録ステップと、前記中間アドレスのデータ・セクタから最終アドレスに向かうデータ・セクタに前記ユーザ・データの第2の部分を記録するとき前記記録電流を前記第1の記録電流値より小さい第2の記録電流値に設定する第2の記録ステップとを有する制御方法を提供する。
データ・セクタは、ホスト・コンピュータからの指令を受けてユーザ・データを記録するためのセクタであり、一時的に記録したりダミーで記録したりするセクタとは異なる。本発明においては、ユーザ・データを記録しながらフライ・ハイトの変化に対応しており、速度パフォーマンスを低下させることがない。先頭アドレスから数えた所定数のデータ・セクタは補償データ・セクタであり、フライ・ハイトが高い状態でユーザ・データが記録されるため第1の記録電流値である補償記録電流で記録される。フライ・ハイトが低下するまでの期間を記録にかかるデータ・セクタの数でカウントすることは、間接的に記録ヘッドに供給する熱量を測定していることに相当し、第1の記録電流値から第2の記録電流値に切り替えるタイミングを適切に決定することができる。
フライ・ハイトが高い間は記録電流を増大しても隣接トラックのデータ・セクタに記録したユーザ・データをオーバーライトしてしまうような、いわゆるATEが発生する可能性が小さく、かつ、目的とするデータ・セクタに対する磁界強度を確保することができる。中間アドレスのデータ・セクタから最終アドレスに向かうデータ・セクタに記録を開始する時点では、当該記録ヘッドにサーマル・プロトリュージョンが発生してフライ・ハイトが低くなっているので、第2の記録電流値である通常の記録電流で記録する。
第2の記録電流値は、磁気ディスクに記録するとき大部分のデータ・セクタに記録することになる値で、サーマル・プロトリュージョンが発生したあとの低いフライ・ハイトにおいて、ATEが発生せず、かつ、目的とするデータ・トラックを確実に磁化できる値に選定する。補償データ・セクタの数は先頭アドレスのデータ・セクタから20個〜30個の間で選択しておくとサーマル・プロトリュージョンが安定する期間として適切である。補償記録電流で記録するかどうか、補償する場合の補償記録電流の大きさおよび補償データ・セクタの数は、磁気ディスク装置内部の動作温度に応じて決定してもよい。補償記録電流は、オーバーシュート電流だけを増大して生成したり、矩形波電流だけを増大して生成したり、オーバーシュート電流および矩形波電流をともに増大して生成したりすることができる。
補償記録電流は、フライ・ハイトの高さに相応するように複数の値に設定したり、漸減するように調整したりしてもよい。記録ヘッドが切り替わったときは、切り替わり後の記録ヘッドが記録するユーザ・データの先頭アドレスのデータ・セクタから補償データ・セクタに相当する所定数のデータ・セクタに補償記録電流で記録する。本発明にかかる記録電流の制御方法は、磁気ディスク装置のヘッド支持機構に設けた記録電流生成部の構成とファームウエアの変更で容易に実現することができる。
本発明により、記録ヘッドのフライ・ハイトが変化しても弊害の生じない方法で安定した記録ができる記録電流の制御方法を提供することができた。さらに、本発明により安定した記録を確実かつ簡易に実現できる記録電流の制御方法を提供することができた。さらに、本発明により、これらの記録電流の制御方法を実行する磁気ディスク装置を提供することができた。
[トラックのフォーマット]
図1は、磁気ディスクの記録面に設けたデータ・トラック51のフォーマットを示す図である。データ面サーボ方式を採用する磁気ディスク装置は、データ・トラック51の一部にサーボ・データが埋め込まれている。ただし本発明は、サーボ面サーボ方式に採用することもできる。サーボ・データは、磁気ディスクの最内周データ・トラックから最外周データ・トラックに向かって放射状に等角度で記録されており、図1は1つのデータ・トラックの一部に記録されたサーボ・セクタS1、S2を示している。サーボ・セクタS1、S2の間には、複数のデータ・セクタD1〜Dnからなるデータ領域53が設けられている。
すべてのサーボ・セクタは、先頭にプリアンブルのパターンが配置され、つづいて、サーボ・アドレス・マーク(SAM)、グレイ・コード、バースト・パターンの順番で配置されている。グレイ・コードおよびバースト・パターンをヘッドの位置情報という。プリアンブルは連続的なパターンであり、磁気ディスク装置のシステム・クロックと、グレイ・コードおよびバースト・パターンとの同期をとるフェーズ・ロック・ループ(PLL)を行うために利用される。また、プリアンブルはヘッド・アンプから送られてくるグレイ・コードおよびバースト・パターンの再生出力を増幅するVGAの利得調整に利用される。
SAMは他に使用されない専用のパターンであり、SAMが検出されるとサーボ割込信号が生成されてHDCがサーボ制御状態に入る。SAMが検出されるとさらにグレイ・コードおよびバースト・パターンを読み出すタイミングに使用するサーボ・ゲート信号が生成される。SAMの読み取り可否の判断のためにタイム・ウインドウが設定されており、所定の時間内にSAMが読み取れない場合は、サーボ・エラーとしてその後の処理を行う。
グレイ・コードは、複数の記録面がある場合に各記録面の同一番号のトラックの集合として構成されるシリンダのシリンダ番号に関する情報を記述した部分であり、さらに、サーボ・セクタを識別する番号もあわせて記述している。バースト・パターンは、磁気ヘッドの目標トラックに対する正確な位置を検出し、磁気ヘッドを目標トラックの中心に位置づけるトラック・フォローイングのために使用される。
磁気ディスクには、データ・トラック51を固定長の領域に区切るセクタ方式が採用されており、データ領域53には同一サイズの複数のデータ・セクタが配置されている。ただし本発明は、データ・トラックを可変長の領域に区切るバリアブル方式を採用してもよい。データ・セクタは、磁気ディスクに対してユーザ・データを記録・再生するときの最小単位であり、磁気ディスク装置とホスト・コンピュータとの間でデータ転送を行うときの単位としても使用される。ユーザ・データを記録するデータ・セクタのデータ・トラック上の位置は、ハード・ディスク・コントローラ(以下、HDCという。)が生成した一定間隔のライト・ゲート信号とサーボ・データを基準にして決定される。
各データ・セクタには、磁気ディスク装置がユーザ・データを記録するときに、プリアンブル、シンク・マーク(SYNC)、およびエラー訂正符号(ECC)が書き込まれる。プリアンブルは、データ再生時にPLLを行うために使用する。SYNCは、ユーザ・データの開始位置を見つけるために使用する。ユーザ・データの大きさは、1データ・セクタ当たり256バイト、512バイト、1024バイトなどの値の中から選択する。ECCは、再生エラーを検出するためにHDCがユーザ・データのビット・パターンに基づいて生成する。ECCに、データ・セクタのアドレス情報を含めておき誤ったアドレスにユーザ・データが記録された場合に検出できるようにしておくこともある。各ユーザ・セクタの境界には、データ・セクタ毎にユーザ・データの書き換えが可能なように相互を区分するギャップ領域が設けられている。
[記録電流制御]
図2を参照してサーマル・プロトリュージョンに起因したフライ・ハイトの変動に対して安定した記録動作を実現する本発明の実施の形態にかかる方法を説明する。図2は、ユーザ・データを記録するときに1つの記録ヘッドに供給される記録電流の時間的な変化の例を示す図である。図2(A)は、本発明を適用する前の記録電流であり、図2(B)は、本発明の実施の形態にかかる記録電流である。図2(A)において、参照番号61a〜67bで示した各ブロックは、1つのデータ・セクタに対する記録電流の大きさを示している。図2では、各データ・セクタの記録電流の大きさを単にブロックで示しているが、実際にはユーザ・データのビット・パターンに応じて反転する電流が流れている。
磁気ディスク装置に対してホスト・コンピュータからライト・コマンド、ユーザ・データ、および記録するデータ・セクタの先頭アドレスが転送されると、磁気ディスク装置は指定された先頭アドレスのデータ・セクタに記録電流61aでユーザ・データの記録を開始して、最終アドレスのデータ・セクタに記録電流67bで記録して終了する。本実施の形態において、ホスト・コンピュータは論理ブロック・アドレス(以下、LBAという。)でデータ・セクタのアドレスを指定するが、シリンダ番号(C)、ヘッド番号(H)、セクタ番号(S)でアドレス指定してもよい。
各データ・セクタにユーザ・データを記録するときの記録電流は、磁気ディスク装置内の温度に対する補償が行われるが、この場合でもライト・コマンドに対する記録動作を開始したあとは、記録動作を完了するまですべてのデータ・セクタ61a〜67bに対してA1の大きさになるように設定されている。温度補償は、低温時ほど記録電流を高く設定してフライ・ハイトの変動に対処する操作である。参照番号61aないし61fで示した6つのブロックのそれぞれは、図1に示したサーボ・セクタS1に続いて配置された各データ・セクタに記録する記録電流を示している。
データ領域53に含まれるデータ・セクタに対する記録は、記録電流61aで始まり記録電流61fで終了する。各データ・セクタ間にはギャップ領域があるため、データ・セクタ間で記録電流が中断する短い時間帯がある。記録電流63a、63bは、図1に示したサーボ・セクタS2に続く2つのデータ・セクタに記録する電流を示している。記録電流61fと記録電流63aとの間で記録電流が中断している時間帯71は、再生用のGMRヘッドがサーボ・セクタS2のサーボ・データを読み取っている時間帯である。記録電流65a〜65cは、記録電流63bを記録したデータ・セクタに続く3個のデータ・セクタに欠陥があったため、当該欠陥セクタに対して割り当てられた3個の代替セクタに記録する記録電流である。
代替セクタは、磁気ディスク上の所定の位置に設けられており、記録電流63bを記録したデータ・セクタに連続して配置されていないため、記録ヘッドが代替セクタに移動するまでのシーク時間または回転待ち時間73において記録電流が中断する。代替セクタに記録電流65a〜65cで欠陥セクタの数だけユーザ・データを記録すると、記録ヘッドは記録電流63bを記録したデータ・セクタに続いて配置された健全なデータ・セクタにユーザ・データを記録電流63fで記録する。このとき、記録ヘッドのシーク時間または回転待ち時間75が発生する。つづいて記録ヘッドには、サーボ・データの再生時間帯77を経てこれに隣接するデータ・セクタに記録する記録電流67a、67bが流れる。最終アドレスのデータ・セクタに記録電流67bで記録してホスト・コンピュータから送られたユーザ・データの記録が完了すると、磁気ディスク装置はホスト・コンピュータに記録完了を表明する記録完了コマンドを送る。
記録ヘッドが複数ある場合には、さらに同一シリンダ内の別の記録面に記録するために記録ヘッドを切り替える時間帯もあり、任意の1つの記録ヘッドに流れる記録電流はデータ・セクタがトラック上に物理的に並ぶ順番で流れることはなく様々なインターバルで流れる。記録電流の大きさA1は、磁気ディスク装置の使用環境温度に応じて設定したあとでは、一旦ライト・コマンドに応じて記録動作を開始した後は、記録完了コマンドを送って記録動作を終了するまで変化することはない。
図2(B)は、サーマル・プロトリュージョンが発生しても安定した記録動作を行うことができる記録電流のパターンを示している。図2(B)も、図2(A)と同じユーザ・データを同じデータ・セクタのアドレスに記録する場合を示しているが、図2(A)と異なるのは、先頭アドレスのデータ・セクタから書き込みに使用する所定数のデータ・セクタまでの記録電流を補償している点である。説明のために、記録電流81aで記録を開始した先頭アドレスのデータ・セクタから、記録電流85bで記録した中間アドレスのデータ・セクタまで10個のデータ・セクタを選択し、これらに対する記録電流の大きさをA2に設定している。そして、中間アドレスのデータ・セクタから最終アドレスのデータ・セクタにユーザ・データを記録する記録電流85c〜87bの大きさをA2より小さいA3に設定している。
記録電流の設定値A2は設定値A3に比べて大きくなるように補償されている。設定値A2の記録電流を補償記録電流といい、補償記録電流が流れている10個のデータ・セクタを補償データ・セクタということにする。補償記録電流が流れている先頭アドレスから中間アドレスのデータ・セクタまでの間は、記録ヘッドの温度が低いためにフライ・ハイトが高くなっている。よって、補償データ・セクタの磁性層に対する記録ヘッドの磁界強度が弱まることを補償するために記録電流をA2に設定している。設定値A2は、高いフライ・ハイトでも磁性層を確実に磁化でき、かつ、隣接トラックにATEを生じない値に選定する。補償データ・セクタにユーザ・データを記録すると、記録ヘッドに流れた記録電流により発生したサーマル・プロトリュージョンが安定してフライ・ハイトも低くなるので、最終アドレスのデータ・セクタにユーザ・データを記録するまで記録電流の大きさをA3に設定する。
設定値A3は、低いフライ・ハイトで磁性層を確実に磁化でき、かつ、隣接トラックにATEを生じない値に選定する。また、補償データ・セクタの数は、20個〜30個の範囲で選択すると低い位置でフライ・ハイトが安定するので望ましい。設定値A2およびA3は、磁気ディスク装置の内部の温度に応じて変更してもよい。すなわち、磁気ディスク装置の内部の温度が低いほど設定値A2およびA3が大きくなるようにバイアスをかけることで、フライ・ハイトの変動と記録電流の設定値をより正確に関連づけることができる。磁気ディスク装置内部の温度がある程度高いときは、記録動作開始前のフライ・ハイトがさほど高くないので、図2(A)に示すように、補償記録電流を使用しないで記録電流の設定をしてもよい。図2(B)では、1つの記録ヘッドに着目して説明したが、磁気ディスク装置が複数の記録ヘッドを含む場合には、記録ヘッドが切り替わって最初に記録するデータ・セクタを先頭アドレスのデータ・セクタとして扱って同様の手順で切り替え後の記録ヘッドに対する記録電流を制御する。
つぎにホスト・コンピュータから新たなライト・コマンドが送られてきたときは、同様に補償データ・セクタに対しては設定値A2の補償記録電流で記録し、それ以降のすべてのデータ・セクタに対しては設定値A3の通常の記録電流で記録する。このような記録電流の制御方法によれば、ユーザ・データを記録しながらフライ・ハイトの変動に対応しているので。ライト・コマンドを実行したときの先頭アドレス近辺のデータ・セクタに対するSERの増大を抑制することができ、磁気ディスク装置の速度パフォーマンスを低下させることもない。また、記録電流を補償している期間は、フライ・ハイトが高い期間に限定しているので、補償記録電流が隣接トラックをオーバーライトしてATEが増大する可能性も極めて低い。
図2(B)のように、記録電流を補償する期間を記録に使用するデータ・セクタの数で決定する方法以外に、先頭アドレスのデータ・セクタに記録を開始してからの経過時間で決定する方法も考えられる。しかし、サーマル・プロトリュージョンの安定は、記録ヘッドのコイルに供給される熱量に関係しているので、経過時間で決定する場合には経過時間の設定に困難な面がある。図2(A)を参照して説明したようにユーザ・データは、データ・セクタの物理的配置の順番で記録されていくとは限らないため、設定した時間の中でどれだけの数のデータ・セクタにユーザ・データが記録されるかは一定しない。図2(A)で説明した以外にも、データ・セクタには製品出荷前に欠陥が発見されて欠陥登録されているデータ・セクタがあって、そのようなデータ・セクタは記録時にスキップしていくといった動作条件もあり、経過時間と記録電流による記録ヘッドに対する供給熱量との関係が一定しなくなる。
記録開始直後のデータ・セクタに対するSERを悪化させないように経過時間を長めに設定するとATEを悪化させてしまったり、ATEを悪化させないように経過時間を短めに設定すると記録開始直後のデータ・セクタに対するSERを悪化させてしまったりするので経過時間の設定が難しい。これに対して、図2(B)に示した本実施の形態にかかる方法では、SERとATEが両立するタイミングを記録するデータ・セクタの数で容易に設定することができる。
図2(C)、図2(D)は、記録電流の他の制御方法を説明する図である。図2(C)は、ユーザ・データを先頭アドレスのデータ・セクタから記録していくときに、補償データ・セクタの一部が設定値A4の大きさの補償記録電流91で記録され、補償データ・セクタの残りの部分が設定値A4より小さいA5の大きさの補償記録電流93で記録される。それに続くデータ・セクタには、設定値A5より小さいA3の大きさの記録電流95で記録される。図2(D)は、ユーザ・データを先頭アドレスのデータ・セクタから記録していくときに、補償データ・セクタが設定値A6の記録電流から設定値A6より小さいA3の記録電流までデータ・セクタ毎に漸減する大きさの補償記録電流97で記録される。それに続くデータ・セクタには、設定値A3の大きさの記録電流99で記録される。サーマル・プロトリュージョンによるフライ・ハイトは、記録ヘッドに対して記録電流の通電を開始したあとに漸減していくと予想されるので、図2(C)、図2(D)の制御方法は、フライ・ハイトの高さの変化と記録電流の補償量がより正確に関連づけられている。
[オーバーシュート電流]
図3は、記録電流に重畳するオーバーシュート電流を説明する図である。記録ヘッドに供給される記録電流は正確な矩形波のパルス電流であることが望ましいが、記録電流の周波数を高くしていくほど波形が歪んだり、記録ヘッドのインピーダンスの影響を受けたりしてパルスの立ち上がり時間が長くなり高速レートでの記録動作を妨げることになる。これを補う方法として特開2004−30730号公報には、矩形波電流にオーバーシュート電流を重畳する技術を開示している。図3(A)は、矩形波発生器により生成した矩形波電流I1を示しているが、立ち上がり部分は垂直になっていない。このような矩形波電流I1を記録ヘッドに供給しても磁気ディスクを磁化する程度に磁界が強まるまでに多少の時間を費やすことになる。
図3(B)は、オーバーシュート電流発生器により生成したオーバーシュート電流I2の波形を示している。オーバーシュート電流I2はインパルス状の電流で、そのピークを矩形波電流I1の立ち上がりの位置より若干遅れた位置に生成している。図3(C)は、矩形波電流I1とオーバーシュート電流I2を合成した合成電流I3の波形を示している。合成電流I3は、矩形波電流I1より立ち上がりの時間が速くなっており、かつ平坦な部分より飛び出したピークを備えている。この結果、合成電流I3は矩形波電流I2の立ち上がり時間の遅れを補償して高速な磁気記録をすることができる。
オーバーシュート電流I2は、記録ヘッドに流れる電流が反転するタイミング毎に矩形波電流に重畳される。したがって、オーバーシュート電流の大きさを変更して補償記録電流を生成することができる。補償記録電流は、矩形波電流の大きさだけを変更したり、矩形波電流とオーバーシュート電流の双方の大きさを変更したりしても生成することができる。
[磁気ディスク装置の概略構成]
図4は、これまでに説明した記録電流の制御方法を実現する磁気ディスク装置100の概略ブロック図である。磁気ディスク装置100は、磁気ディスク111、112の2枚の磁気ディスクを備えている。磁気ディスク111は記録面111a、111bを有し、磁気ディスク112は記録面112a、112bを有している。各記録面には磁気記録のための磁性層が形成され表面には保護層が形成されている。磁気ディスク111、112は、所定の間隔でスピンドル軸115に固定されており、スピンドル・モータ(以下、SPMという。)113により両者一体となって回転する。
磁気ディスク装置100には、各記録面111a、111b、112a、112bにそれぞれ対応して4つの磁気ヘッド117a、117b、117c、117dが設けられている。各磁気ヘッドは、記録用の誘導型ヘッドと再生用のGMRヘッドの複合型ヘッドとしてスライダに形成されている。ただし、本発明においては、記録および再生を共用する誘導型磁気ヘッドを採用することもできる。4つの磁気ヘッドは、ホスト・コンピュータから指定されたアドレスのデータ・セクタにアクセスするために動作中にいずれか1つがアクティブになるように切り替えられる。
磁気ヘッドヘッド117a、117b、117c、117dが形成されたそれぞれのスライダは、ヘッド支持機構125a、125b、125c、125dに取り付けられている。ヘッド支持機構は、フレキシャ、サスペンション、キャリッジ、ボイス・コイル・モータ(以下、VCMという。)119で構成され、各ヘッドを対応する磁気ディスクの所定のトラックに位置づける。ヘッド支持機構とヘッド/スライダの組み合わせをヘッド・スタック・アセンブリ(HSA)という。
ヘッド支持機構には、ヘッド・アンプ121が取り付けられている。ヘッド・アンプ121は、リード/ライト・ドライバ(以下、R/Wドライバという。)、ドライバ・レジスタ、リード/ライト切替回路(以下、R/W切替回路という。)などで構成されているが詳細な構成は後述する。
さらに、磁気ディスク装置100は、リード/ライト・チャネル(以下、R/Wチャネルという。)129、MPUユニット131、電源/ドライバ135、HDC137、およびバッファ・メモリ141を実装する回路基板127を備える。R/Wチャネル129はデータ・ビット列を磁気ディスクに記録するビット列に変換する変調回路および逆方向に変換する復調回路、パラレル・データとシリアル・データを変換するパラレル/シリアル変換器、再生信号を一定の電圧レベルに調整する可変利得増幅器(VGA)などを備えている。
MPUユニット131は、磁気ディスク装置100の全体動作を制御するMPU、各種プログラムや本発明の実施の形態にかかる記録電流の制御に関するファームウエアを格納するROM、各種パラメータを格納するEEPROM、プログラムの実行や作業領域として使用するRAMなどで構成されている。MPUユニット131には、内部の温度を計測する温度センサ133が接続されており、EEPROMには磁気ディスク装置内部の動作温度と記録電流との関係を対応づけてサーマル・プロトリュージョンに対応する記録電流を生成するための温度補正テーブルを格納している。
温度補正テーブルは、磁気ディスク装置の内部の温度に応じて記録電流の値を適正な値に設定するために使用する。具体的には、磁気ディスク装置の内部の温度が低いほど記録電流が大きくなるように温度と記録電流を関係づけている。温度参照テーブルは、磁気ディスク装置の内部の温度に対する矩形波電流およびオーバーシュート電流の設定値を含む。さらに、本発明の実施の形態にかかる記録電流を補償した補償記録電流を生成するための補償値や補償データ・セクタ数を含む。補償値は、内部の温度と関連づけられており、矩形波電流に対する補償値とオーバーシュート電流に対する補償値で構成されている。また、補償データ・セクタの数は、内部の温度が低いほど多くなるようにしておく。
HDC137は、サーボ・データに基づいてシーク動作やトラック・フォローイング動作を制御するサーボ・コントローラ、バッファ・メモリ141を制御するバッファ・コントローラ、ホスト・コンピュータから送られたデータ・ビットに対する訂正ビットを生成したり、磁気ディスクから再生したユーザ・データを訂正したりするECC回路などを含んでいる。バッファ・メモリ141は、ホスト・コンピュータと磁気ディスク装置との間で高速のデータ転送を実現するために使用する。
電源/ドライバ135は、SPM113に動作電流を供給するSPMドライバ、VCM119に動作電流を供給するVCMドライバ、DAコンバータ、電源回路などで構成されている。回路基板127には、ホスト・コンピュータとデータ通信をするためのインターフェース・コネクタ139が取り付けられている。
[ヘッド・アンプの構成]
図5は、記録電流を生成するヘッド・アンプ121の概略ブロック図である。リード/ライト・ドライバ(以下、R/Wドライバという。)201は、ライン239を通じて電源/ドライバ135からドライバ駆動電流を受けとる。R/Wドライバ201は、ライト・ドライバ203、207、211、215を備えており、それぞれ磁気ヘッド117a、117b、117c、117dの記録ヘッドに記録電流を供給する。R/Wドライバ201は、さらに、リード・アンプ205、209、213、217を備えており、それぞれ磁気ヘッド117a、117b、117c、117dのGMR再生ヘッドにバイアス電流を供給し、磁気ディスクに記録された磁界による電気抵抗の変化を電圧の変化として取り出す。
R/Wドライバ201は、矩形波電流を生成する回路とオーバーシュート電流を生成する回路とそれらを合成する回路を有している。R/Wドライバ201は、ドライバ・レジスタ219からデジタル信号を受けとって、記録電流の矩形波電流分とオーバーシュート電流分の大きさをそれぞれ独立して変更することができるようになっている。ドライバ・レジスタ219は、図3に示した設定値A3の大きさの記録電流を生成するための矩形波電流に関するデジタル設定値を記憶するレジスタ221とオーバーシュート電流値に関するデジタル設定値を記憶するレジスタ223を備える。さらにドライバ・レジスタ219は、設定値A3の大きさの記録電流と設定値A2の大きさの補償記録電流の差に相当するデジタル補償値を記憶するレジスタ225と、補償データ・セクタ数を記憶するレジスタ227を備える。デジタル補償値は、矩形波電流に対する補償値とオーバーシュート電流に対する補償値を個々に設定できる構成になっている。
ドライバ・レジスタ219を構成する各レジスタに対する制御データの記憶は、ライン241を通じてMPUユニット131が温度参照テーブルと温度センサ133の計測値を参照して行う。ドライバ・レジスタ219は論理回路を備えており、各レジスタに記憶された値でR/Wドライバ201の動作を制御する。カウンタ231は、リード/ライト切替回路(以下、R/W切替回路という。)235から送られたライト・ゲート信号の個数をカウントする。ライト・ゲート信号の個数は、書き込みにかかるデータ・セクタの個数に対応する。R/W切替回路235は、ライン245を通じてHDC137が生成した記録動作または再生動作のいずれかの動作モードに関するR/Wゲート信号を受けとり、R/Wドライバ201およびR/Wバッファ237の動作モードを切り替える。
R/Wバッファ237は、ライン247を通じてR/Wチャネル129との間で記録または再生にかかるユーザ・データの転送を行う際に、ユーザ・データを一時的に記録する。ヘッド選択回路233は、HDC137が生成したヘッド選択信号をライン243を通じて受けとり、4つの磁気ヘッド117a、117b、117c、117dの中のいずれか1つをアクティブにする。
[ヘッド・アンプの動作説明]
つぎに、ユーザ・データの記録をするときのヘッド・アンプ121の動作について図4〜図6を参照して説明する。図6は、本発明の実施の形態にかかる記録電流の制御方法を説明するフローチャートである。磁気ディスク装置100は、インターフェース・コネクタ139を経由してホスト・コンピュータに接続されている。ブロック301で磁気ディスク装置100に電源が投入される。ブロック303では、MPUユニット131のROMに記憶されたファームウエアが、温度センサ133の温度信号と温度参照テーブルを使用して必要があればHDC137にドライバ・レジスタ219の更新をさせる。記録動作を開始する前は、ドライバ・レジスタ219のレジスタ221、223、225、227はイネーブルに設定されており、ドライバ・レジスタ219は、記録動作においてR/Wドライバ201が記録ヘッドに対して補償データ・セクタの数だけ補償記録電流を流すように制御する。
ブロック305で、磁気ディスク装置100にホスト・コンピュータからライト・コマンド、ユーザ・データ、ユーザ・データを記録するデータ・セクタの先頭アドレスを示すLBA、およびユーザ・データの記録に必要なLBAの数が送られてくる。MPUユニット131は、HDC137から送られたライト・コマンドを解釈してR/Wチャネル129およびHDC137が記録モードで動作するように制御する。ユーザ・データはHDC137でECCが付加されて、R/Wチャネル129に送られる。
ブロック307では、HDC137が一定周期のライト・ゲート信号をヘッド・アンプ121のR/W切替回路235に送る。R/W切替回路235は、R/Wドライバ201およびR/Wバッファ237を記録モードに設定し、さらに、カウンタ231にライト・ゲート信号を送る。HDC137は、MPUユニット131からの指令に応じてヘッド選択信号をヘッド選択回路233に送り、ユーザ・データを記録するLBAのデータ・セクタが存在する記録面を選択する。
R/Wドライバ201は、ドライバ・レジスタ219のレジスタ221、223、225の設定値に従って動作し、ブロック309では、先頭アドレスのデータ・セクタから設定値A2の補償記録電流で記録を開始する。ヘッド選択回路233とR/W切替回路235からの信号に応じてR/Wドライバ201が制御され、R/Wチャネル129からR/Wバッファ237に転送されていたユーザ・データが磁気ディスクの所定のデータ・セクタに記録される。ブロック311では、先頭アドレスのデータ・セクタに対する記録動作の開始とともにR/W切替回路235から送られてくるライト・ゲート信号をカウンタ231が積算しその出力をドライバ・レジスタ219に送る。
ブロック313では、ライト・ゲート信号の積算値を受けとったドライバ・レジスタ219は、レジスタ227に記憶されていた設定値と比較して、値が一致したときにはブロック315で、R/Wドライバ201に送っていたデジタル補償値を記憶していたレジスタ225と補償データ・セクタ数を記憶していたレジスタ227をディスエーブルにする。この動作はドライバ・レジスタ219に組み込んだ論理回路が実行する。
その後ブロック317で、R/Wドライバ201は、ドライバ・レジスタ219のレジスタ221およびレジスタ223のデジタル設定値に従って設定値A3の記録電流でユーザ・データを記録する。R/Wドライバ201は、記録動作をしている間にカウンタ231の出力に従って補償記録電流から記録電流に切り替わる。記録動作をしているR/Wドライバに対してコマンドを送って補償記録電流から記録電流に切り替える方法もあるが、この方法では記録動作をしているヘッド・アンプから発生する高周波ノイズにより、コマンド・ラインが影響を受けてR/Wドライバが誤動作する場合がある。しかし、本実施の形態にかかる切替方式によれば、コマンドを送らないでドライバ・レジスタ219の操作だけでR/Wドライバ201を制御できるので切り替え動作が安定する。ブロック319でホスト・コンピュータから送られたユーザ・データの記録が完了するまでレジスタ225、227はディスエーブルになっており、ユーザ・データは設定値A3の記録電流で記録される。ブロック319でユーザ・データの記録が完了すると、ブロック321で磁気ディスク装置100からホスト・コンピュータに記録完了コマンドが送られ、HDC137は、ドライバ・レジスタ219のすべてのレジスタをイネーブルに設定する。
つぎに新たなライト・コマンドがホスト・コンピュータから送られたときは、ブロック305に戻って同様の手順で補償記録電流と記録電流でユーザ・データを記録する。ブロック309において補償記録電流A2でユーザ・データの記録を開始したあと、または、ブロック317において設定値A3の記録電流でユーザ・データの記録を継続しているときに、ブロック323でHDC137からヘッド選択信号が送られて記録ヘッドが切り替わったときは、ブロック325でドライバ・レジスタ219のすべてのレジスタがイネーブルになり、カウンタ231がリセットされる。その後、ブロック311およびブロック309に移行する。したがって、ひとつのライト・コマンドに対するユーザ・データの記録開始から記録終了までの間に記録ヘッドの切り替えがあったとしても、切り替え後の記録ヘッドについてもフライ・ハイトの高い期間を補償記録電流で記録することができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
トラックのフォーマットを説明する図である。 磁気ヘッドに供給される記録電流の時間的な変化の例を示す図である。 記録電流に重畳するオーバーシュート電流を説明する図である。 本発明の実施の形態にかかる磁気ディスク装置の概略構成を示すブロック図である。 ヘッド・アンプの概略ブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる記録電流の制御方法のフローチャートである。
符号の説明
100 磁気ディスク装置
121 ヘッド・アンプ
201 リード/ライト・ドライバ
219 ドライバ・レジスタ
237 リード/ライト・バッファ

Claims (20)

  1. 磁気ディスク装置においてユーザ・データを磁気ディスクのデータ・セクタに記録するために記録ヘッドに供給する記録電流を制御する方法であって、
    前記ユーザ・データを記録する先頭アドレスのデータ・セクタから中間アドレスのデータ・セクタまでの所定数のデータ・セクタに前記ユーザ・データの第1の部分を記録するとき前記記録電流を第1の記録電流値に設定する第1の記録ステップと、
    前記中間アドレスのデータ・セクタから最終アドレスに向かうデータ・セクタに前記ユーザ・データの第2の部分を記録するとき前記記録電流を前記第1の記録電流値より小さい第2の記録電流値に設定する第2の記録ステップと
    を有する制御方法。
  2. 前記磁気ディスク装置の内部の温度を計測するステップを有し、前記第1の記録ステップが、前記計測した温度が所定値以下のときに前記記録電流を前記第1の記録電流値に設定するステップを含む請求項1記載の制御方法。
  3. 前記第1の記録電流値及び前記第2の記録電流値がそれぞれ矩形波電流とオーバーシュート電流の合成により生成され、前記第1の記録電流値を構成する矩形波電流値が前記第2の記録電流値を構成する矩形波電流値より大きい請求項1記載の制御方法。
  4. 前記第1の記録電流値及び前記第2の記録電流値がそれぞれ矩形波電流とオーバーシュート電流の合成により生成され、前記第1の記録電流値を構成するオーバーシュート電流値が前記第2の記録電流値を構成するオーバーシュート電流値より大きい請求項1記載の制御方法。
  5. 前記第1の記録電流値及び前記第2の記録電流値がそれぞれ矩形波電流とオーバーシュート電流の合成により生成され、前記第1の記録電流値を構成する矩形波電流値が前記第2の記録電流値を構成する矩形波電流値より大きく、かつ、前記第1の記録電流値を構成するオーバーシュート電流値が前記第2の記録電流値を構成するオーバーシュート電流値より大きい請求項1記載の制御方法。
  6. 前記磁気ディスク装置の内部の温度を計測するステップと、前記計測した温度の値に応じて前記
    第1の記録電流値を変更するステップを有する請求項1記載の制御方法。
  7. 前記磁気ディスク装置の内部の温度を計測するステップと、前記計測した温度の値に応じて前記
    第2の記録電流値を変更するステップを有する請求項1記載の制御方法。
  8. 前記第1の記録ステップが、前記記録電流を前記第1の記録電流値より小さく前記第2の記録電流値より大きい第3の記録電流値に設定するステップを含む請求項1記載の制御方法。
  9. ホスト・コンピュータに接続された磁気ディスク装置においてユーザ・データを磁気ディスクのデータ・セクタに記録するために記録ヘッドに供給する記録電流を制御する方法であって、
    前記ホスト・コンピュータからライト・コマンドとユーザ・データと該ユーザ・データを記録するデータ・セクタの先頭アドレスを受け取るステップと、
    前記先頭アドレスのデータ・セクタから第1の中間アドレスのデータ・セクタまでの所定数のデータ・セクタに前記ユーザ・データの第1の部分を記録するとき前記記録電流を第1の記録電流値に設定する第1の記録ステップと、
    前記第1の中間アドレスのデータ・セクタから最終アドレスに向かうデータ・セクタに前記ユーザ・データの第2の部分を記録するとき前記記録電流を前記第1の記録電流値より小さい第2の記録電流値に設定する第2の記録ステップと
    を有する制御方法。
  10. 前記記録ヘッドが第1の記録ヘッドと第2の記録ヘッドを含み、前記ユーザ・データを記録する記録ヘッドが前記第1の記録ヘッドから前記第2の記録ヘッドに切り替わり、前記第2の記録ヘッドが前記ユーザ・データを記録する先頭アドレスのデータ・セクタから第2の中間アドレスのデータ・セクタまでの前記所定数のデータ・セクタに前記ユーザ・データの第3の部分を記録するとき前記記録電流を前記第1の記録電流値に設定する第3の記録ステップを有する請求項9記載の制御方法。
  11. 前記第1の記録ステップが、前記第1の記録電流値から前記第2の記録電流値まで前記記録電流が漸減するように変化させるステップを含む請求項9記載の制御方法。
  12. 前記磁気ディスク装置の内部の温度を測定するステップと、前記測定された温度に応じて前記先頭アドレスから前記第1の中間アドレスまでのデータ・セクタの数を変更するステップを含む請求項9記載の制御方法。
  13. ユーザ・データの記録が可能な磁気ディスク装置であって、
    複数のデータ・セクタを備える磁気ディスクと、
    ヘッド支持機構に支持され前記磁気ディスクに前記ユーザ・データの記録を行う記録ヘッドと、
    前記ユーザ・データを記録する先頭アドレスのデータ・セクタから中間アドレスのデータ・セクタまでの所定数のデータ・セクタに前記ユーザ・データの第1の部分を記録するとき前記記録ヘッドに第1の記録電流値の記録電流を供給し、前記中間アドレスのデータ・セクタから最終アドレスに向かうデータ・セクタに前記ユーザ・データの第2の部分を記録するとき前記記録ヘッドに前記第1の記録電流値より小さい第2の記録電流値の記録電流を供給する記録電流生成部と、
    前記記録電流生成部を制御する制御部と
    を有する磁気ディスク装置。
  14. 前記記録電流生成部が、前記制御部により設定されるドライバ・レジスタと該ドライバ・レジスタにより設定されるリード/ライト・ドライバを含み、該リード/ライト・ドライバが矩形波電流とオーバーシュート電流を合成した前記第1の記録電流値の記録電流を供給する請求項13記載の磁気ディスク装置。
  15. 前記ドライバ・レジスタが、前記矩形波電流の設定値を記憶する第1のレジスタと前記オーバーシュート電流の設定値を記憶する第2のレジスタと前記矩形波電流及び前記オーバーシュート電流の補償値を記憶する第3のレジスタとを含む請求項14記載の磁気ディスク装置。
  16. 前記ドライバ・レジスタが、前記先頭アドレスから前記中間アドレスまでのデータ・セクタの数を記憶する第4のレジスタを含む請求項14記載の磁気ディスク装置。
  17. 前記磁気ディスク装置の内部の温度を計測する温度センサを備え、前記制御部は前記温度センサの値に応じて前記ドライバ・レジスタを構成するレジスタの設定値を変更する請求項15又は請求項16記載の磁気ディスク装置。
  18. 前記記録電流生成部が、前記制御部から受け取ったライト・ゲート信号により前記ユーザ・データを記録するデータ・セクタの数を前記先頭アドレスのデータ・セクタから積算するカウンタを有する請求項13記載の磁気ディスク装置。
  19. 前記磁気ディスク装置が前記記録ヘッドを複数含み、前記カウンターは前記ユーザ・データを記録する記録ヘッドが切り替わったときリセットされる請求項18記載の磁気ディスク装置。
  20. 前記記録電流生成部は、前記ヘッド支持機構に取り付けられている請求項13記載の磁気ディスク装置。
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