JPH10253935A - 液晶表示装置の製法 - Google Patents

液晶表示装置の製法

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JPH10253935A
JPH10253935A JP5272097A JP5272097A JPH10253935A JP H10253935 A JPH10253935 A JP H10253935A JP 5272097 A JP5272097 A JP 5272097A JP 5272097 A JP5272097 A JP 5272097A JP H10253935 A JPH10253935 A JP H10253935A
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JP
Japan
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liquid crystal
insulating substrate
substance
composition
relative permittivity
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JP5272097A
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Inventor
Hiroyoshi Kitabayashi
宏佳 北林
Haruhisa Fujii
治久 藤井
Takayuki Oishi
貴之 大石
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Advanced Display Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Advanced Display Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電気の発生自体を安定して長期間防止する
ことができる液晶表示装置の製法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 絶縁性基板たるガラス基板1上に液晶素
子を形成する工程を含む液晶表示装置の製法であって、
ガラス基板上に液晶素子を形成する工程においてガラス
基板に接触する部材たるOリング3の材料として、ガラ
ス基板の組成と等しい組成を有する物質、およびガラス
基板の組成とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方
を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電気の発生を防
止することができる液晶表示装置の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、2枚の絶縁性基板と、
該2枚の絶縁性基板表面に形成された液晶素子と、2枚
の絶縁性基板が貼り合わされたのちに該2枚の絶縁性基
板のうちの一方の絶縁性基板表面に貼りつけられる1枚
の偏光板とからなる。前記液晶素子は、たとえば、液晶
材料と、該液晶材料を挟持する2種類の電極と、該2種
類の電極にそれぞれ所定の電圧を印加するための配線
と、RGBの3原色からなるカラーフィルタとを含んで
なる。
【0003】前記液晶表示装置を製造する際には、通
常、液晶表示装置を構成する部品を移載および搬送する
ための装置(以下、単に「移載および搬送装置」とい
う)が用いられる。液晶表示装置の製造工程において
は、液晶表示装置を構成する部品であるたとえば絶縁性
基板と、移載および搬送装置との剥離や摩擦などによっ
て、絶縁性基板が静電気を帯びるばあいが多々ある。同
時に、移載および搬送装置の絶縁性基板に接触していた
部材は、絶縁性基板に帯電した静電気と逆の極性の静電
気を帯びる。前記静電気によって周囲の塵埃が絶縁性基
板に引き寄せられ、絶縁性基板に塵埃が付着すると、液
晶表示装置の製造工程の歩留まりが低下するという問題
が生じる。また、絶縁性基板に帯電した静電気の量によ
っては、絶縁性基板と外部とのあいだで放電が発生し、
絶縁性基板表面上に形成された液晶素子が損傷を受け、
液晶素子が不良となるばあいがある。したがって、静電
気の発生を防止したり、発生した静電気を絶縁性基板か
ら速やかに逃がすことができる方策を講じることは、歩
留まりの向上を図るために極めて重要なことである。
【0004】前述のような観点にもとづく、発生した静
電気を速やかにリークさせる(逃がす)ことができる装
置の一例として特開平7−37962号公報に開示され
た移載および搬送装置があり、図6を用いて説明する。
図6は、従来の移載および搬送装置の一例を示す説明図
である。図6において、101はアーム、102はアー
ム101の先端に取り付けられたチャック、103はチ
ャック102の先端の吸引部、104は半導体ウエハ
(想像線を用いて示される)、105は接地点を示す。
アーム101およびチャック102は、アルミニウムま
たはアルミニウム合金と、該アルミニウムまたはアルミ
ニウム合金の表面に形成され多数の微細な孔を有する陽
極酸化被膜(アルマイト被膜)と、陽極酸化被膜表面に
塗布されたフッ素系樹脂とからなる。
【0005】前記陽極酸化被膜およびフッ素系樹脂から
なる処理層の厚さは40μm以下である。また、アルミ
ニウムまたはアルミニウム合金からなるアーム101お
よびチャック102から、接地点105までのあいだは
絶縁性の部材を一切介していない。
【0006】前記フッ素系樹脂は薄いので、フッ素系樹
脂の表面に静電気が帯電することはない。さらに、半導
体ウエハ104に接触する部分、すなわち吸引部103
から接地点105に至るまで絶縁性の部材が介在しな
い。したがって、移載および搬送装置および半導体ウエ
ハ104のあいだで発生した静電気を効率的に、かつ完
全に接地点105から移載および搬送装置外部に逃がす
ことができる。また、フッ素系樹脂が表面に塗布されて
いるので、移載および搬送装置の摺接部の耐磨耗性も高
めることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の移載および搬送
装置を用いた液晶表示装置の製法では、絶縁性基板と該
絶縁性基板に接触する部材との接触や磨耗により移載お
よび搬送装置側で発生した静電気を効率的に逃がすこと
ができるが、絶縁性基板の絶縁性のため、絶縁性基板表
面側で発生した静電気を効率よく接地点に逃がすことが
できないばあいがある。さらに、移載および搬送装置の
表面に陽極酸化被膜を形成することが必要であるため、
移載および搬送装置の作製に手間がかかる。また、フッ
素系樹脂が非常に薄いために、該フッ素系樹脂が短期間
で磨耗し、フッ素系樹脂の下の層が露出して効果がえら
れなくなるという問題がある。
【0008】本発明はかかる問題を解決するためになさ
れたもので、静電気の発生自体を安定して長期間防止す
ることができ、したがって、剥離や摩擦によって、発生
していた静電気を逃がすための方策を考慮する必要がな
い液晶表示装置の製法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】絶縁性基板での静電気の
発生を防止するためには、液晶表示装置を製造するとき
に絶縁性基板に接触する部材の材質に着目する必要があ
る。すなわち、物質A、Bの剥離により生じる帯電(以
下、単に「剥離帯電」という)や物質A、Bの摩擦によ
り生じる帯電(以下、単に「摩擦帯電」という)などの
静電気は、互いに電気的な特性が違う物質A、Bが接触
することによって起こる現象であり、つぎのように解釈
することができる。
【0010】まずはじめに、剥離帯電では、物質A、B
が密着している際に、たとえば物質Aから物質Bへマイ
ナスの電荷が移動し、物質Aがプラスの電気(静電気)
を帯び、物質Bがマイナスの電気(静電気)を帯びる。
しかし、この時点では物質A、Bが密着しているため、
物質A、B間の静電容量が極めて大きく、物質A、Bの
外部から帯電現象は観察されない。そののち、プラスの
電気を帯びた物質Aと、マイナスの電気を帯びた物質B
とが引き離され(剥離され)距離が生じると、物質A、
B間の静電容量が有限の値になる。したがって、物質
A、B間で電位が発生し、物質A、Bの外部から帯電現
象が観察される。前述のように、剥離という動作により
はじめて帯電現象が観察されるが、該帯電現象は物質
A、Bが接触しているあいだに生じる。
【0011】つぎに、摩擦帯電について説明する。物質
A、Bの接触界面を微視的に見れば、物質A、B表面に
は凹凸があり、該凹凸の形状に応じて物質A、Bは部分
的に接触している。接触した状態で摩擦という動作を行
うことにより物質A、Bのあいだで接触する部分が増加
する。その結果、物質A、B間を移動する電荷が増え、
物質A、Bそれぞれの帯電量が増大する。したがって、
摩擦帯電も物質A、Bが接触することが直接の要因とな
って生じる。
【0012】前記剥離帯電や摩擦帯電により生じる静電
気は、基本的には電気的な特性が異なる2つの物質A、
Bが接触することによって引き起こされる現象であると
考えることができる。また、静電気による液晶表示装置
の不良を防ぐには、静電気の発生を防止する方法と、発
生した静電気を除去する方法とが考えられる。後者のば
あい、液晶表示装置を製造する際に絶縁性基板に接触す
る液晶表示装置を製造するための装置(以下、単に「製
造装置」という)側において、接地を行ったり、絶縁性
基板に接触する部材から接地点へ電荷を逃がすための手
段を講じたりする。しかし、かかる方策により除去でき
るのは製造装置側に帯電した電荷であり、絶縁性基板側
に帯電した電荷は除去できないので、絶縁性基板側に静
電気は発生する。したがって、静電気による液晶表示装
置の不良を防ぐには、静電気の発生を抑制する必要があ
る。本発明ではかかる点に着目した。
【0013】つぎに、絶縁性基板に接触する物質の材質
の違いによる絶縁性基板の帯電量の違いについて説明す
る。図5は、材質の異なる数種類のプレートを接触させ
たばあいの絶縁性基板の帯電量を示すグラフである。図
5において、縦軸は絶縁性基板の帯電量として電位(V
(ボルト))、横軸は絶縁性基板とプレートとの総接触
時間(S(秒))を示す。なお、絶縁性基板としてはガ
ラス基板が用いられ、材質の異なる数種類のプレートと
しては、アルミニウム(Al)からなるプレートと、酸
化アルミニウム(Al23)からなるプレートと、酸化
シリコン(SiO2)からなるプレートと、チッ化シリ
コン(SiNx、xは正数である)からなるプレートと
が用いられた。なお、前記チッ化シリコンからなるプレ
ートの一例として、Si34からなるプレートが用いら
れた。図中、アルミニウムからなるプレートと接触させ
たときの絶縁性基板の電位は、白抜きの丸形を用いて示
され、酸化アルミニウムからなるプレートと接触させた
ときの絶縁性基板の電位は、白抜きの四角形を用いて示
され、酸化シリコンからなるプレートと接触させたとき
の絶縁性基板の電位は、黒塗りの丸形を用いて示され、
チッ化シリコンからなるプレートと接触させたときの絶
縁性基板の電位は、黒塗りの四角形を用いて示されてい
る。
【0014】図5に示されるように、接触する材質によ
って絶縁性基板の電位が異なる理由は、プレートの材質
の組成の違いで説明できる。組成の異なる物質は互いの
電気的な特性が異なり、組成の異なる2つの物質を接触
させたばあい、ある物質から別の物質のほうへ電荷が移
動しやすく、すなわち接触時の帯電が発生しやすい。一
方、組成がほぼ等しい2つの物質を接触させたばあい、
電荷の移動量が少なく、すなわち帯電しにくい。図5に
示されているように、ガラス基板にも含まれているSi
を含む物質(以下、「Si系物質」という)、SiO2
またはSi34をプレートの材料として用いた方が帯電
しにくいことが分かる。
【0015】さらに、図5において、SiO2とSi3
4とを比較したばあい、帯電量(電位)が異なる原因
は、SiO2からなるプレートとSi34からなるプレ
ートとの比誘電率の差で説明できる。すなわち、ガラス
基板の比誘電率は6.5であるのに対し、SiO2の比
誘電率は4であり、Si34の比誘電率は7である。し
たがって、ガラス基板の比誘電率により近い誘電率を有
するSi34の方がガラス基板は帯電しにくい。
【0016】このことから、絶縁性基板での静電気の発
生を防止するためには、液晶表示装置を製造する際に、
液晶表示装置を構成する部品の1つである絶縁性基板に
接触する部材の材料として、絶縁性基板の組成と等しい
組成を有する物質、または絶縁性基板の組成とほぼ等し
い組成を有する物質を選べばよく、もしくは、絶縁性基
板の比誘電率と等しい比誘電率を有する物質、または絶
縁性基板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する物
質を選べばよい。このような条件にもとづき絶縁性基板
に接触する部材の材料を選択することによって、絶縁性
基板と該絶縁性基板に接触する部材とのあいだでの静電
気の発生自体を防止できる。同時に、静電気が発生しな
いので、絶縁性基板や該絶縁性基板に接触する部材で発
生した電荷を逃がすことや除電することを考慮する必要
がなく、そのための方策を講じる必要もない。
【0017】本発明の液晶表示装置の製法は、絶縁性基
板上に液晶素子を形成する工程を含む液晶表示装置の製
法であって、前記絶縁性基板上に液晶素子を形成する工
程において前記絶縁性基板に接触する部材の材料とし
て、前記絶縁性基板の組成と等しい組成を有する物質、
および前記絶縁性基板の組成とほぼ等しい組成を有する
物質のうちの一方を用いるものである。
【0018】また、前記部材の全体が、前記絶縁性基板
の組成と等しい組成を有する物質、および前記絶縁性基
板の組成とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方か
らなるものである。
【0019】また、前記部材の表面が、前記絶縁性基板
の組成と等しい組成を有する物質、および前記絶縁性基
板の組成とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方か
らなるものである。
【0020】また、前記物質がシリコンを含む化合物で
ある。
【0021】また、前記シリコンを含む化合物が、チッ
化シリコン、酸化シリコンおよび炭化シリコンのうちの
1つである。
【0022】本発明の液晶表示装置の製法は、絶縁性基
板上に液晶素子を形成する工程を含む液晶表示装置の製
法であって、前記絶縁性基板上に液晶素子を形成する工
程において前記絶縁性基板に接触する部材の材料とし
て、前記絶縁性基板の比誘電率と等しい比誘電率を有す
る物質、および前記絶縁性基板の比誘電率との差が小さ
い比誘電率を有する物質のうちの一方を用いるものであ
る。
【0023】また、前記部材の全体が、前記絶縁性基板
の比誘電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記
絶縁性基板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する
物質のうちの一方からなるものである。
【0024】また、前記部材の表面が、前記絶縁性基板
の比誘電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記
絶縁性基板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する
物質のうちの一方からなるものである。
【0025】また、前記物質がチッ化シリコンである。
【0026】本発明の液晶表示装置の製法は、2枚の絶
縁性基板上にそれぞれ液晶素子を形成する工程と、前記
2枚の絶縁性基板を貼り合わせる工程と、該2枚の絶縁
性基板のうちの一方の絶縁性基板の表面に偏光板を貼り
付ける工程とからなる液晶表示装置の製法であって、前
記偏光板を貼り付ける工程および当該工程以降に実施さ
れる工程において前記偏光板に接触する部材の材料とし
て、前記偏光板の組成と等しい組成を有する物質、およ
び前記偏光板の組成とほぼ等しい組成を有する物質のう
ちの一方を用いるものである。
【0027】また、前記部材の全体が、前記偏光板の組
成と等しい組成を有する物質、および前記偏光板の組成
とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方からなるも
のである。
【0028】また、前記部材の表面が、前記偏光板の組
成と等しい組成を有する物質、および前記偏光板の組成
とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方からなるも
のである。
【0029】本発明の液晶表示装置の製法は、2枚の絶
縁性基板上にそれぞれ液晶素子を形成する工程と、前記
2枚の絶縁性基板を貼り合わせる工程と、該2枚の絶縁
性基板のうちの一方の絶縁性基板の表面に偏光板を貼り
付ける工程とからなる液晶表示装置の製法であって、前
記偏光板を貼り付ける工程および当該工程以降に実施さ
れる工程において前記偏光板に接触する部材の材料とし
て、前記偏光板の比誘電率と等しい比誘電率を有する物
質、および前記偏光板の比誘電率との差が小さい比誘電
率を有する物質のうちの一方を用いるものである。
【0030】また、前記部材の全体が、前記偏光板の比
誘電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記偏光
板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する物質のう
ちの一方からなるものである。
【0031】また、前記部材の表面が、前記偏光板の比
誘電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記偏光
板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する物質のう
ちの一方からなるものである。
【0032】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の液晶表示装置の製法の実施の形態について説明する。
【0033】実施の形態1.本発明の液晶表示装置の製
法の実施の形態1について説明する。
【0034】本実施の形態においては、本発明の液晶表
示装置の製法を、液晶表示装置の製造工程中に絶縁性基
板を搬送アームで搬送する際に実施したばあいについて
説明する。図1は、本発明の液晶表示装置の製法の一実
施の形態において用いられる搬送アームを示す説明図で
ある。図1(a)は搬送アームを示す上面説明図であ
り、図1(b)は搬送アームを示す側面説明図である。
図1において、1は搬送される絶縁性基板たるガラス基
板、2は、洗浄または乾燥などの処理が終了したガラス
基板1を搬送するための搬送アーム、3は、搬送アーム
2表面上の4箇所に設置され、Si34でコーティング
されたOリングを示す。さらに、4は、ガラス基板1を
真空吸着するために設けられた孔を示し、搬送アーム2
の、Oリング3の中央の位置に設けられる。
【0035】洗浄または乾燥などの処理が終了したガラ
ス基板1は、搬送アーム2によって保持され搬送される
が、その際にガラス基板1と接触する部材はOリング3
のみである。ガラス基板1は、真空吸着によりOリング
3に密着しているので、滑ることはない。本実施の形態
においては、ガラス基板1に唯一接触するOリング3は
Si34でコーティングされているので、ガラス基板1
とOリング3とが接触しても、ガラス基板1およびOリ
ング3間での電荷の移動はほとんど生じず、ガラス基板
1にもOリング3にも静電気が発生することがない。し
たがって、発生した静電気を逃がしたり除電したりする
方策を講じる必要がない。
【0036】本実施の形態では、ガラス基板1を真空吸
着したばあいを示したが、Oリング3上をガラス基板1
が滑ることがないばあい、または滑ってもよいばあいに
は、真空吸着を行わなくてもよく、そのばあいも前述の
効果が損なわれることはない。また、Oリング3を4箇
所に設置し、孔4の数も4個としたが、ガラス基板1を
確実に保持でき、さらにガラス基板1がSi34でコー
ティングされたOリング3以外の物質と接触しないよう
になっていればよく、4箇所および4個に限定されず、
かかるばあいも同様の効果がえられる。
【0037】実施の形態2.つぎに、本発明の液晶表示
装置の製法の実施の形態2について説明する。
【0038】本実施の形態においては、本発明の液晶表
示装置の製法を、絶縁性基板表面にレジスト液や現像液
を塗布する工程で実施したばあいについて説明する。図
2は、本発明の液晶表示装置の製法の他の実施の形態に
おいて用いられる固定チャックを示す説明図である。図
2(a)は固定チャックを示す上面説明図であり、図2
(b)は固定チャックを示す側面説明図である。図2に
おいて、1は固定される絶縁性基板たるガラス基板、5
は、ガラス基板1を真空吸着によって固定する、たとえ
ばアルミニウムからなる部材(以下、「Al製部材」と
いう)、6は、Al製部材5の表面に蒸着により設けら
れたSi34膜であり、厚さはたとえば1μmである。
さらに、14は、ガラス基板1を真空吸着するために設
けられた孔および溝である。孔は、固定チャックの中心
部にガラス基板1表面に対して垂直な方向に沿って設け
られる。溝は、孔を中心部としてガラス基板1表面に対
して水平な方向に沿って放射線状に設けられる。さら
に、図示されていないが、互いに直径の異なる複数のリ
ング状の溝をさらに設け、所定の吸着力をうるようにし
てもよい。
【0039】ガラス基板1表面にレジスト液や現像液を
塗布する際、ガラス基板1がSi34膜6に接触した状
態で、ガラス基板1表面にレジスト液または現像液を塗
布し、そののち、ガラス基板1を固定チャックに真空吸
着させた状態で回転させ、ガラス基板1表面に均一な厚
さのレジスト液または現像液の膜を設ける。
【0040】かかるばあい、ガラス基板1に接触する部
材がSi34膜6であるため、ガラス基板1は帯電する
ことがない。したがって、ガラス基板1から電荷を逃が
したり除電したりすることを考慮する必要がない。ま
た、Si34膜6の厚さが1μmと厚いので、短期間
で、Si34膜6が磨耗して下地のAl製部材5が露出
し、ガラス基板1とAl製部材5とが接触するようにな
ることがなく(ガラス基板1とAl製部材5とが接触す
ると帯電が生じやすい)、長期間安定して静電気の発生
を防止することができる。
【0041】実施の形態3.つぎに、本発明の液晶表示
装置の製法の実施の形態3について説明する。
【0042】本実施の形態においては、本発明の液晶表
示装置の製法を、絶縁性基板を加熱プレート上で加熱す
る工程で実施したばあいについて説明する。図3は、本
発明の液晶表示装置の製法のさらに他の実施の形態にお
いて用いられる加熱プレートを示す説明図である。図3
において、1は加熱される絶縁性基板たるガラス基板、
7は加熱プレート素材を示し、SUS製である。加熱プ
レート素材7のガラス基板1と接触する面は、たとえば
厚さ1μmのSi34膜6でコーティングされている。
加熱プレート素材7の内部には図示されていないがヒー
タが設けられており、加熱プレートを所望の温度に設定
できる。
【0043】ガラス基板1を加熱する際、Si34膜6
に接触するようにガラス基板1を加熱プレート上に載置
する。このとき、ガラス基板1に接触する部材はSi3
4膜6のみであるため、ガラス基板1が帯電すること
がない。したがって、ガラス基板1から電荷を逃がした
り除電したりすることを考慮する必要がない。また、S
34膜6の厚さが1μmと厚いので、短期間で、Si
34膜6が磨耗して下地の加熱プレート素材7が露出
し、ガラス基板1とSUS製の加熱プレート素材7とが
接触するようになることがなく(ガラス基板1とSUS
製の加熱プレート素材7とが接触すると帯電が生じやす
い)、長期間安定して静電気の発生を防止することがで
きる。
【0044】前述の実施の形態1〜3において、絶縁性
基板に接触する部材の表面をコーティングするときの材
料としてSi34を示したが、これに限定されず、絶縁
性基板の組成と等しい組成を有する物質、または前記絶
縁性基板の組成とほぼ等しい組成を有する物質(酸化シ
リコンおよび炭化シリコンなどのSi系物質)、もしく
は絶縁性基板の比誘電率と等しい比誘電率を有する物
質、または絶縁性基板の比誘電率との差が小さい比誘電
率を有する物質を用いても、絶縁性基板での静電気の発
生を防止できるので、静電気の放電により絶縁性基板上
に形成された液晶素子が不良になるのを防止することが
でき、液晶表示装置の製造工程の歩留まりを向上させる
ことができる。また、強度および耐熱性の点で問題がな
ければ、絶縁性基板に接触する部材全体を、絶縁性基板
の組成と等しい組成を有する物質、または前記絶縁性基
板の組成とほぼ等しい組成を有する物質、もしくは絶縁
性基板の比誘電率と等しい比誘電率を有する物質、また
は絶縁性基板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有す
る物質を用いて形成してもよい。
【0045】実施の形態4.つぎに、本発明の液晶表示
装置の製法の実施の形態4について説明する。
【0046】本実施の形態においては、本発明の液晶表
示装置の製法を、液晶素子が形成された2枚の絶縁性基
板を貼り合わせたのち、さらに偏光板を絶縁性基板の表
面に貼り付ける工程で実施したばあいについて説明す
る。図4は、本発明の液晶表示装置の製法のさらに他の
実施の形態において用いられるローラを示す説明図であ
る。図4(a)は、2つのローラで絶縁性基板と偏光板
とを挟み込んでいるところを示す説明図であり、図4
(b)は図4(a)に示されるローラを示す拡大説明図
である。図4において、8は、2枚の絶縁性基板が貼り
合わされてなるパネル、9は、パネル8の表面に貼り付
けられる偏光板を示す。さらに、10は、偏光板9をパ
ネル8の表面に貼り付けるための2つのローラを示す。
図4(b)に示されるように、ローラ10は、ゴム製の
ローラ素材10aと、該ローラ素材10a表面にコーテ
ィングされたSi34膜10bとからなる。
【0047】パネル8に偏光板9を貼り付ける際、2つ
のローラ10のあいだにパネル8と偏光板9とを挟み、
図中、AおよびBで示される方向にローラ10を回転さ
せることによって、図中、Cで示される方向にパネル8
と偏光板9とが送られ、パネル8に偏光板9が貼り付け
られる。このとき、偏光板9と接触するのはローラ10
表面のSi34膜10bであり、ガラス基板と同様に、
偏光板9とSi34膜10bとの接触では電荷の移動は
ほとんど発生しないので、偏光板9が帯電することはな
い。
【0048】本実施の形態においても、前述の実施の形
態1〜3と同様な効果がえられる。また、前述したSi
34膜以外でも、偏光板の組成と等しい組成を有する物
質、または偏光板の組成とほぼ等しい組成を有する物
質、もしくは、偏光板の比誘電率と等しい比誘電率を有
する物質、または偏光板の比誘電率との差が小さい比誘
電率を有する物質からなる膜を用いても、偏光板での静
電気の発生を防止できるので、静電気の放電によりパネ
ルの液晶素子が不良になるのを防止することができ、液
晶表示装置の製造工程の歩留まりを向上させることがで
きる。また、強度の点において問題がなければ、ローラ
全体を偏光板の組成と等しい組成を有する物質、または
偏光板の組成とほぼ等しい組成を有する物質、もしく
は、偏光板の比誘電率と等しい比誘電率を有する物質、
または偏光板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有す
る物質を用いて形成してもよい。
【0049】また、前述の実施の形態1〜4において
は、チッ化シリコンとしてSi34が用いられたがこれ
に限定されず、SiNx(xは正の整数である)で表現
しうる物質であればよい。
【0050】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置の製法は、絶縁性
基板上に液晶素子を形成する工程を含む液晶表示装置の
製法であって、前記絶縁性基板上に液晶素子を形成する
工程において前記絶縁性基板に接触する部材の材料とし
て、前記絶縁性基板の組成と等しい組成を有する物質、
および前記絶縁性基板の組成とほぼ等しい組成を有する
物質のうちの一方を用いるものであるので、絶縁性基板
での静電気の発生を防止できる。
【0051】また、前記部材の全体が、前記絶縁性基板
の組成と等しい組成を有する物質、および前記絶縁性基
板の組成とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方か
らなるものであるので、絶縁性基板での静電気の発生を
防止できる。
【0052】また、前記部材の表面が、前記絶縁性基板
の組成と等しい組成を有する物質、および前記絶縁性基
板の組成とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方か
らなるものであるので、絶縁性基板での静電気の発生を
防止できる。
【0053】また、前記物質がシリコンを含む化合物で
あるので、絶縁性基板での静電気の発生を防止できる。
【0054】また、前記シリコンを含む化合物が、チッ
化シリコン、酸化シリコンおよび炭化シリコンのうちの
1つであるので、絶縁性基板での静電気の発生を防止で
きる。
【0055】本発明の液晶表示装置の製法は、絶縁性基
板上に液晶素子を形成する工程を含む液晶表示装置の製
法であって、前記絶縁性基板上に液晶素子を形成する工
程において前記絶縁性基板に接触する部材の材料とし
て、前記絶縁性基板の比誘電率と等しい比誘電率を有す
る物質、および前記絶縁性基板の比誘電率との差が小さ
い比誘電率を有する物質のうちの一方を用いるものであ
るので、絶縁性基板での静電気の発生を防止できる。
【0056】また、前記部材の全体が、前記絶縁性基板
の比誘電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記
絶縁性基板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する
物質のうちの一方からなるものであるので、絶縁性基板
での静電気の発生を防止できる。
【0057】また、前記部材の表面が、前記絶縁性基板
の比誘電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記
絶縁性基板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する
物質のうちの一方からなるものであるので、絶縁性基板
での静電気の発生を防止できる。
【0058】また、前記物質がチッ化シリコンであるの
で、絶縁性基板での静電気の発生を防止できる。
【0059】本発明の液晶表示装置の製法は、2枚の絶
縁性基板上にそれぞれ液晶素子を形成する工程と、前記
2枚の絶縁性基板を貼り合わせる工程と、該2枚の絶縁
性基板のうちの一方の絶縁性基板の表面に偏光板を貼り
付ける工程とからなる液晶表示装置の製法であって、前
記偏光板を貼り付ける工程および当該工程以降に実施さ
れる工程において前記偏光板に接触する部材の材料とし
て、前記偏光板の組成と等しい組成を有する物質、およ
び前記偏光板の組成とほぼ等しい組成を有する物質のう
ちの一方を用いるものであるので、偏光板での静電気の
発生を防止できる。
【0060】また、前記部材の全体が、前記偏光板の組
成と等しい組成を有する物質、および前記偏光板の組成
とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方からなるも
のであるので、偏光板での静電気の発生を防止できる。
【0061】また、前記部材の表面が、前記偏光板の組
成と等しい組成を有する物質、および前記偏光板の組成
とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方からなるも
のであるので、偏光板での静電気の発生を防止できる。
【0062】本発明の液晶表示装置の製法は、2枚の絶
縁性基板上にそれぞれ液晶素子を形成する工程と、前記
2枚の絶縁性基板を貼り合わせる工程と、該2枚の絶縁
性基板のうちの一方の絶縁性基板の表面に偏光板を貼り
付ける工程とからなる液晶表示装置の製法であって、前
記偏光板を貼り付ける工程および当該工程以降に実施さ
れる工程において前記偏光板に接触する部材の材料とし
て、前記偏光板の比誘電率と等しい比誘電率を有する物
質、および前記偏光板の比誘電率との差が小さい比誘電
率を有する物質のうちの一方を用いるものであるので、
偏光板での静電気の発生を防止できる。
【0063】また、前記部材の全体が、前記偏光板の比
誘電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記偏光
板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する物質のう
ちの一方からなるものであるので、偏光板での静電気の
発生を防止できる。
【0064】また、前記部材の表面が、前記偏光板の比
誘電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記偏光
板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する物質のう
ちの一方からなるものであるので、偏光板での静電気の
発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶表示装置の製法の一実施の形態
において用いられる搬送アームを示す説明図である。
【図2】 本発明の液晶表示装置の製法の他の実施の形
態において用いられる固定チャックを示す説明図であ
る。
【図3】 本発明の液晶表示装置の製法のさらに他の実
施の形態において用いられる加熱プレートを示す説明図
である。
【図4】 本発明の液晶表示装置の製法のさらに他の実
施の形態において用いられるローラを示す説明図であ
る。
【図5】 絶縁性基板の帯電量を示すグラフである。
【図6】 従来の移載および搬送装置の一例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板、3 Oリング、6 Si34膜、8
パネル、9 偏光板、10 ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 貴之 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株 式会社アドバンスト・ディスプレイ内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に液晶素子を形成する工程
    を含む液晶表示装置の製法であって、前記絶縁性基板上
    に液晶素子を形成する工程において前記絶縁性基板に接
    触する部材の材料として、前記絶縁性基板の組成と等し
    い組成を有する物質、および前記絶縁性基板の組成とほ
    ぼ等しい組成を有する物質のうちの一方を用いる液晶表
    示装置の製法。
  2. 【請求項2】 前記部材の全体が、前記絶縁性基板の組
    成と等しい組成を有する物質、および前記絶縁性基板の
    組成とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方からな
    る請求項1記載の液晶表示装置の製法。
  3. 【請求項3】 前記部材の表面が、前記絶縁性基板の組
    成と等しい組成を有する物質、および前記絶縁性基板の
    組成とほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方からな
    る請求項1記載の液晶表示装置の製法。
  4. 【請求項4】 前記物質がシリコンを含む化合物である
    請求項1、2または3記載の液晶表示装置の製法。
  5. 【請求項5】 前記シリコンを含む化合物が、チッ化シ
    リコン、酸化シリコンおよび炭化シリコンのうちの1つ
    である請求項4記載の液晶表示装置の製法。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板上に液晶素子を形成する工程
    を含む液晶表示装置の製法であって、前記絶縁性基板上
    に液晶素子を形成する工程において前記絶縁性基板に接
    触する部材の材料として、前記絶縁性基板の比誘電率と
    等しい比誘電率を有する物質、および前記絶縁性基板の
    比誘電率との差が小さい比誘電率を有する物質のうちの
    一方を用いる液晶表示装置の製法。
  7. 【請求項7】 前記部材の全体が、前記絶縁性基板の比
    誘電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記絶縁
    性基板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する物質
    のうちの一方からなる請求項6記載の液晶表示装置の製
    法。
  8. 【請求項8】 前記部材の表面が、前記絶縁性基板の比
    誘電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記絶縁
    性基板の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する物質
    のうちの一方からなる請求項6記載の液晶表示装置の製
    法。
  9. 【請求項9】 前記物質がチッ化シリコンである請求項
    6、7または8記載の液晶表示装置の製法。
  10. 【請求項10】 2枚の絶縁性基板上にそれぞれ液晶素
    子を形成する工程と、前記2枚の絶縁性基板を貼り合わ
    せる工程と、該2枚の絶縁性基板のうちの一方の絶縁性
    基板の表面に偏光板を貼り付ける工程とからなる液晶表
    示装置の製法であって、前記偏光板を貼り付ける工程お
    よび当該工程以降に実施される工程において前記偏光板
    に接触する部材の材料として、前記偏光板の組成と等し
    い組成を有する物質、および前記偏光板の組成とほぼ等
    しい組成を有する物質のうちの一方を用いる液晶表示装
    置の製法。
  11. 【請求項11】 前記部材の全体が、前記偏光板の組成
    と等しい組成を有する物質、および前記偏光板の組成と
    ほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方からなる請求
    項10記載の液晶表示装置の製法。
  12. 【請求項12】 前記部材の表面が、前記偏光板の組成
    と等しい組成を有する物質、および前記偏光板の組成と
    ほぼ等しい組成を有する物質のうちの一方からなる請求
    項10記載の液晶表示装置の製法。
  13. 【請求項13】 2枚の絶縁性基板上にそれぞれ液晶素
    子を形成する工程と、前記2枚の絶縁性基板を貼り合わ
    せる工程と、該2枚の絶縁性基板のうちの一方の絶縁性
    基板の表面に偏光板を貼り付ける工程とからなる液晶表
    示装置の製法であって、前記偏光板を貼り付ける工程お
    よび当該工程以降に実施される工程において前記偏光板
    に接触する部材の材料として、前記偏光板の比誘電率と
    等しい比誘電率を有する物質、および前記偏光板の比誘
    電率との差が小さい比誘電率を有する物質のうちの一方
    を用いる液晶表示装置の製法。
  14. 【請求項14】 前記部材の全体が、前記偏光板の比誘
    電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記偏光板
    の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する物質のうち
    の一方からなる請求項13記載の液晶表示装置の製法。
  15. 【請求項15】 前記部材の表面が、前記偏光板の比誘
    電率と等しい比誘電率を有する物質、および前記偏光板
    の比誘電率との差が小さい比誘電率を有する物質のうち
    の一方からなる請求項13記載の液晶表示装置の製法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013039940A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Dainippon Printing Co Ltd 基板保持用枠体と基板の梱包体
JP2016000628A (ja) * 2015-07-07 2016-01-07 大日本印刷株式会社 基板保持用枠体と基板の梱包体
JP5885813B1 (ja) * 2014-12-03 2016-03-16 日東電工株式会社 光学的表示装置の製造方法及び製造装置

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