JPH10253077A - 床暖房制御装置 - Google Patents

床暖房制御装置

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Publication number
JPH10253077A
JPH10253077A JP6109497A JP6109497A JPH10253077A JP H10253077 A JPH10253077 A JP H10253077A JP 6109497 A JP6109497 A JP 6109497A JP 6109497 A JP6109497 A JP 6109497A JP H10253077 A JPH10253077 A JP H10253077A
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JP
Japan
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heating
floor
temperature
radiator
air conditioner
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Application number
JP6109497A
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English (en)
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Yoshio Muto
好夫 武藤
Koichi Noma
耕一 野間
Masayuki Morishima
正行 森島
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内の設定温度に対して床温度を適切に制御
することのできる床暖房制御装置を提供することを解決
すべき課題とする。 【解決手段】 室内の床面に設置された床暖房用放熱機
4と、前記室内の空気を循環させて暖房や冷房を行なう
空気調和機3と、前記床暖房用放熱機および空気調和機
に暖房用温水を供給する熱源機2とからなり、前記空気
調和機には、前記床面からの輻射熱を検出して床面温度
を検出する輻射センサー13が設けられ、暖房時に、前
記輻射センサーからの検出信号に基づいて、前記床暖房
用放熱機へ供給する暖房用温水の供給時間を制御するよ
うになされていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の床に暖房用
温水を循環させて床暖房を行なう際に好適に用いられる
床暖房制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内温度を調節する暖房装置とし
て、室内の床に床暖房用放熱機を設置し、この床暖房用
放熱機に暖房用温水を循環させてこの床を暖め、その輻
射熱によって室内空気を加熱する、いわゆる、床暖房シ
ステムが知られており、一般的には、室内空気を循環さ
せつつ加熱あるいは冷却することにより、前記室内空気
を直接加熱あるいは冷却して室内温度を調整する室内機
を備えた空気調和システムと併用される。
【0003】そして、このような従来の床暖房システム
においては、前記空気調和機を構成する室内機に設けら
れている室温センサによって室内温度を検出し、この室
温センサからの検出信号に基づいて、床暖房用放熱機へ
の暖房用温水の供給量や暖房用水の温度を制御すること
により、前記室内温度の調整を行なうようになってい
る。
【0004】また、前記空気調和機および床暖房用放熱
機は、それぞれのリモートコントローラによって設定さ
れたモードにより、それぞれ単独で、あるいは、相互に
連動して駆動させられるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、床暖房用放熱機に暖房用温水を供給して室内空気
を暖める場合、この室内空気は、床面近傍の空気が床面
において暖められて上昇させられたのちに、この上昇し
た空気および室内上方の空気が放熱現象に伴って下降さ
せられるといった対流によって撹拌されて、前記室内温
度が徐々に上昇させられる。
【0006】このために、前記床暖房用放熱機へ暖房用
温水を供給してから、前記室内の温度が上昇するまでに
時間遅れがあり、従来のように、室内温度を検出し、こ
の検出結果に基づいて暖房用温水の供給制御を行なう
と、室内温度が適温まで上昇させられた時点において、
前記床暖房用放熱機へ過剰な暖房用温水が供給されて、
床の温度が必要以上に上昇させられてしまうことが想定
される。
【0007】また、床暖房用放熱機への暖房用温水の供
給が停止させられて、床の温度が低下しているのにも拘
わらず、部屋の中間部や上方に暖かい空気が滞留してし
まう現象が生じた場合、室温が適当であると判断されて
しまい、床暖房用放熱機への暖房用温水の供給が停止さ
れた状態に保持され、この結果、居住者にあっては、体
の上部は暖かいものの、足下が冷たく感じられて、快適
な暖房感が得られなくなることも想定される。
【0008】そして、前記床暖房用放熱機への暖房用温
水の供給制御は、その供給あるいは温度を、室温の変化
に応じて連続的に調整するものではなく、たとえば、2
0分間を1制御サイクル時間として、制御サイクルの開
始時点若しくは1サイクル前のサイクル中の室温に対し
て、供給する暖房用水の供給量あるいは温度を決定する
とともに、1制御サイクル時間中における暖房用温水の
供給時間の割合を変化させることにより、前記床暖房用
放熱機への熱供給量を制御するようにしている。
【0009】したがって、たとえば、室温が設定温度に
達する直前に制御サイクルが開始されると、制御サイク
ル開始直後もしくは1サイクル前のサイクル中の前記室
内温度は設定温度に達するものの、この制御サイクル開
始後20分間は、設定温度以下の室内温度に対応した条
件で暖房用温水の供給が行なわれることとなり、床温度
が必要以上に上昇させられてしまうことが考えられる。
【0010】また、室内温度が設定温度以下に到達する
直前に制御サイクルが開始されると、床暖房用放熱機へ
の暖房用温水の供給が、1制御サイクルが完了するまで
(20分間)停止されることになり、床温度すなわち足
下の温度低下がさらに大きくなることが考えられる。
【0011】さらに、前記1制御サイクル中に、外気温
度の変化や室内の湿度の変化、あるいは、リモートコン
トローラに室内センサが設けられている場合には、この
リモートコントローラの置場所によって検出される室温
が変化し、また、室内への太陽光の照射状態の変化とい
った外的要因によって室内の上部空間の温度のみが変化
した場合等においても、その変化に適切に対応できな
い。
【0012】このような種々の問題点に対処するため
に、たとえば、前記室内機によって室内の空気を強制循
環させるとともに、この室内空気と床面との熱交換を促
進させることで、床暖房用放熱機への暖房用水の供給形
態の変化に対する室内温度の変化の応答性を高め、ある
いは、室内温度を室内全体に亙って極力均一化すること
により、室内温度の検出精度を高めることが考えられ
る。
【0013】しかしながら、このような対処方法によっ
ても、室内温度に基づいて間接的に床の温度を調整する
ものであるから、十分な効果を期待し得ない。
【0014】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、室内の設定温度に対して室温のみな
らず床温度をも適切に制御することのできる床暖房制御
装置を提供することを解決すべき課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の床暖房制御装置は、前述した課題を解決するために、
室内の床面に設置された床暖房用放熱機と、前記室内の
空気を循環させて暖房や冷房等の空気調和を行なう空気
調和機と、前記床暖房用放熱機および空気調和機に暖房
用温水を供給する熱源機とからなり、前記空気調和機に
は、前記床面からの輻射熱を検出して床面温度を検出す
る輻射センサが設けられ、暖房時に、前記輻射センサか
らの検出信号に基づいて、前記床暖房用放熱機へ供給す
る暖房用温水の供給時間を制御するようになされている
ことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項2に記載の床暖房制御装置
は、室内の床面に設置された床暖房用放熱機と、前記室
内の空気を循環させて暖房や冷房等の空気調和を行なう
空気調和機と、前記床暖房用放熱機および空気調和機に
暖房用温水を供給する熱源機とからなり、前記空気調和
機には、前記床面からの輻射熱を検出して床面温度を検
出する輻射センサが設けられ、暖房時に、前記輻射セン
サからの検出信号に基づいて、前記床暖房用放熱機へ供
給する暖房用温水の温度を制御するようになされている
ことを特徴とするものである。
【0017】また、本発明の請求項3に記載の床暖房制
御装置は、室内の床面に設置された床暖房用放熱機と、
前記室内の空気を循環させて暖房や冷房等の空気調和を
行なう空気調和機と、前記床暖房用放熱機および空気調
和機に暖房用温水を供給する熱源機と、前記空気調和機
の作動条件を設定する赤外線リモートコントローラとか
らなり、前記空気調和機には、前記床面からの輻射熱を
検出して床面温度を検出する輻射センサが設けられ、暖
房時に、前記輻射センサからの検出信号に基づいて、前
記床暖房用放熱機へ供給する暖房用温水の温度や供給時
間を制御するようになされていることを特徴とするもの
である。
【0018】さらに、本発明の請求項4に記載の床暖房
制御装置は、室内の床面に設置された床暖房用放熱機
と、前記室内の空気を循環させて暖房や冷房等の空気調
和を行なう空気調和機と、前記床暖房用放熱機および空
気調和機に暖房用温水を供給する熱源機と、前記空気調
和機の作動条件を設定する赤外線リモートコントローラ
とからなり、前記空気調和機には、前記室内の温度を検
出する室内センサと、前記床面からの輻射熱を検出して
床面温度を検出する輻射センサとが設けられ、暖房時
に、前記室内センサからの検出信号に基づいて、前記空
気調和機の作動を制御するとともに、前記輻射センサか
らの検出信号に基づいて、前記床暖房用放熱機へ供給す
る暖房用温水の温度や供給時間を制御するようになされ
ていることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1ないし図4に基づき説明する。
【0020】図1において、符号1は本実施形態に係わ
る床暖房制御装置を示し、暖房用温水を生成する熱源機
2と、室内空気を循環させるとともに、この室内空気を
加熱ないしは冷却することにより暖房や冷却等の空気調
和を行なう空気調和機3と、前記室内の床に設置され
て、この床の表面を介して前記室内空気を暖める床暖房
用放熱機4とによって概略構成され、前記空気調和機3
は室内に設置される室内機3aと、室外に設置される室
外機3bとによって構成されている。
【0021】詳述すれば、前記空気調和機3の室内機3
aと熱源機2とは、室内暖房用温水循環管路5を介して
連結されているとともに、この室内暖房用温水循環管路
5によって、前記熱源機2と室内機3aとの間に、室内
暖房用温水が循環させられるようになっており、前記室
内暖房用温水循環管路5の途中に設けられた熱動弁6に
よって前記室内機3aへの室内暖房用温水の供給量が制
御されるようになっている。
【0022】また、前記床暖房用放熱機4は、前記熱源
機2に、床暖房用温水循環管路7を介して連結されて、
前記熱源機2と床暖房用放熱機4との間に床暖房用温水
が循環させられるようになっているとともに、前記床暖
房用温水循環管路7の途中に設けられている熱動弁8に
よって、前記床暖房用放熱機4への床暖房用温水の供給
量が制御されるようになっている。
【0023】また、前記室内機3aには、空気調和機3
の運転やその停止を行ない、かつ、設定温度等の運転条
件の情報とともに、前記空気調和機3へ信号を出力する
赤外線リモートコントローラ9が対応して設けられてい
る。
【0024】前記室内機3aは、室内の壁の略上方に設
置されるもので、図2に示すように、空気調和機3の主
電源をON・OFFするための電源スイッチ等の入力キ
ー10が設けられているとともに、前記赤外線リモート
コントローラ9からの出力信号を受信する赤外線リーモ
トコントローラ用受信回路11と、前記室内の空気温度
を測定する室温センサ12と、前記室内の床温度を測定
するための輻射センサ13と、前記熱源機2との制御信
号の授受を通信線を介して行なう通信回路14、ならび
に、これらの赤外線リモートコントローラ用受信回路1
1、入力キー10や室温センサ12、輻射センサ13、
および通信回路14からの信号が入力され、室内機3a
や室外機3bの作動を制御するマイクロコンピュータ1
5と、このマイクロコンピュータ15から駆動信号が出
力される室内空気撹拌用の送風ファン16が設けられて
おり、また、前記マイクロコンピュータ15には、前記
室外機3bが電気的に接続されている。
【0025】前記輻射センサ13は、ある程度の指向性
を有し、床面の所定範囲からの輻射熱を検出するように
なされ、床面温度の測定に際し、床面の上方にある室内
空気の温度の影響が極力軽減されるようになされてい
る。
【0026】前記熱源機2は、図2に示すように、熱源
機2の作動を制御するマイクロコンピュータ17が設け
られ、このマイクロコンピュータ17には、前記室内機
3aの通信回路14に通信線18を介して接続された通
信回路19が接続されている。
【0027】また、前記熱源機2には暖房用温水を生成
するためのバーナ20と、このバーナ20の点火をなす
点火器21と、前記マイクロコンピュータ17から送出
される制御信号に基づき、前記バーナ20および点火器
21の作動状態を制御する燃焼制御回路22と、前記マ
イクロコンピュータ17から送出される制御信号に基づ
き、前記熱動弁6・8を開閉制御することにより、前記
空気調和機3や床暖房用放熱機4への暖房用温水の供給
量を制御する熱動弁ドライバ23と、熱源機2から供給
される前記暖房用温水の温度を測定する温水サーミスタ
24とを備えている。
【0028】前記リモートコントローラ9は、図3に示
すように、運転状態か停止状態かを表示する運転状態表
示部25と、現在時刻を表示する時刻表示部26と、自
動運転、暖房運転、冷房運転、床暖房運転、ドライ運
転、あるいは、これらを連動して運転する連動運転の各
運転モードの設定表示を行なう運転モード表示部27
と、現在の室内温度と設定室温とを表示する温度表示部
28とからなる表示パネル29を備え、この表示パネル
29は液晶ディスプレイ(LCD)によって構成されて
いる。
【0029】また、前記リモートコントローラ9の前記
表示パネル29の下方には、運転開始および停止の信号
を送出するためのON・OFFボタン30と、現在時刻
の設定モードに切り替えるための時刻設定ボタン31
と、時間と分とをそれぞれ設定するための時刻合わせボ
タン32・33と、前述した各運転モードを選択するた
めの運転モード設定ボタン34と、室温の目標温度を+
補正するための+補正ボタン35と、−補正する−補正
ボタン36とを備えた操作パネル37が設けられてい
る。
【0030】ついで、このように構成された本実施形態
に係わる床暖房制御装置1の作用について、図4に示す
制御フロー図を参照して説明する。
【0031】この制御は、空気調和機3および床暖房用
放熱機4の総合制御のサブルーチンの一つとして行なわ
れるもので、まず、この制御が開始されると、ステップ
S1において、赤外線リモートコントローラ9のON・
OFFボタン30が操作されて、この赤外線リモートコ
ントローラ9からのON信号が、前記室内機3aのマイ
クロコンピュータ15に、リモートコントローラ受信回
路11を介して送出されているか否かの判断がなされ、
送出されていない場合(すなわち、空気調和機3あるい
は床暖房用放熱機4がOFF状態にある場合)には、ス
テップS2へ移行して暖房用温水の供給時間計算タイマ
がクリアされ、かつ、暖房運転(熱源機2の運転も含
む)が停止された後に前記ステップS1へ戻る。
【0032】また、ステップS1において赤外線リモー
トコントローラ9からのON信号が送出されている場合
には、つぎのステップS3へ移行して、赤外線リモート
コントローラ9からON信号が送出された直前の状態
が、空気調和機3あるいは床暖房用放熱機4がOFF状
態であったか否か(すなわち、停止状態から運転指令が
送出されたか否か)の判断がなされ、停止状態から運転
指令が送出されたと判断された場合には、ステップS4
へ移行して、赤外線リモートコントローラ9の運転モー
ド設定ボタン34によって選択された運転モードが、自
動運転モードに設定されているか否かの判断がなされ、
自動運転モードに設定されていない場合には、ステップ
S5へ移行し、自動運転モードに設定されている場合に
は、ステップS6へ移行して、前記室温センサ12から
の室温情報に基づき運転モードが決定された後に前記ス
テップS5へ移行する。
【0033】このステップS5では、赤外線リモートコ
ントローラ9において設定された運転モードが冷房運転
モードであるか否かの判断がなされ、冷房運転モードに
設定されていない場合には、つぎのステップS7へ移行
して、ドライモードであるか否かの判断がなされる。
【0034】また、前記ステップS5で赤外線リモート
コントローラ9において冷房運転モードが設定されてい
ると判断された場合には、ステップS8へ移行して冷房
運転処理が行なわれた後にステップS2を経てステップ
S1へ戻る。
【0035】前記ステップS7では、赤外線リモートコ
ントローラ9において設定されている運転モードがドラ
イ運転モードであるか否かの判断がなされ、ドライ運転
モードであると判断された場合には、ステップS9へ移
行してドライ運転処理がなされた後に、前記ステップS
2を経てステップS1へ戻る。
【0036】一方、ドライ運転モードでないと判断され
た場合には、ステップS10へ移行して、赤外線リモー
トコントローラ9で連動モードが設定されているか否か
の判断がなされ、連動モードに設定されている場合に
は、つぎのステップS11へ移行して、室温センサ12
によって検出される室内温度が設定温度よりも2度以上
低いか否かの判断がなされ、高い場合には、ステップS
12へ移行し、低い場合にはステップS13へ移行す
る。
【0037】そして、このステップS13においては、
室内機3aの送風ファン16および熱動弁6へ駆動信号
出力されて、前記室内の空気が前記室内機3aを通るよ
うに循環させられるとともに、室内機3aに暖房用温水
が供給されることにより、前記室内空気の加熱が開始さ
れた後に、つぎのステップS14へ移行する。
【0038】ここで、前記暖房用温水の生成は、室内機
3aのマイクロコンピュータ15から、通信回路14、
信号線18、および、通信回路19を経て、前記熱源機
2のマイクロコンピュータ17へ駆動信号が送出される
とともに、このマクロコンピュータ17から燃焼制御回
路22へ制御信号が送出され、また、このマイクロコン
ピュータ17から点火器21およびバーナ20へ駆動信
号が送出されることにより、このバーナ20が点火され
ることによって行なわれる。
【0039】また、このバーナ20の駆動信号として、
その能力調整信号が送出されることにより、前記熱源機
2からの出湯温度が調整される。
【0040】前記ステップS12においては、室内温度
が設定温度以上であるか否かの判断がなされ、設定温度
以上であると判断された場合には、前記ステップS14
へ移行し、設定温度以下と判断された場合、すなわち、
設定温度−2℃<室内温度<設定温度の範囲内と判断さ
れた場合には、ステップS15へ移行して室内機3aの
送風ファン16および熱動弁6の作動が停止されて、前
記ステップS14へ移行する。
【0041】このようなステップS15における送風フ
ァン16および熱動弁6の作動停止は、前記室内機3a
に設けられているマイクロコンピュータ15からの制御
信号に基づき行なわれる。
【0042】さらに、前記ステップS10において連動
モードでないと判断された場合には、先行するステップ
S5およびステップS7の判定との組み合わせにより、
床暖房単独での運転モードであると判断されることか
ら、このステップS10から直接ステップS14へ移行
させられることにより、室内機3aに対する制御は行な
われない。
【0043】そして、このステップS14においては、
床暖房用放熱機4に対応して設けられている熱動弁8が
作動状態にあるか否かの判断がなされ、熱動弁8の作動
が停止していると判断された場合には、つぎのステップ
S16へ移行して、温水供給時間計算タイマが終了した
か否かの判断がなされ、温水供給時間計測タイマが終了
していない場合、すなわち、床暖房用放熱機4の1制御
サイクルが終了していない場合には、制御の初期設定を
なすべく直接メインルーチンへ戻り、前記1制御サイク
ルが終了している場合には、つぎのステップS17へ移
行して、輻射センサ13によって検出された床温度と設
定温度との偏差に応じて、前記床暖房用温水温度やその
供給時間(すなわち、前記熱動弁8がON状態に保持さ
れる時間)が算出された後に、熱動弁8が作動させられ
てメインルーチンへ戻る。
【0044】一方、前記ステップS14において熱動弁
8が作動状態であると判断された場合には、ステップS
18へ移行して、熱動弁8のONタイマが終了したか
(すなわち、前記熱動弁8をON状態に保持すべき時間
が経過したか)否かの判断がなされ、ONタイマが終了
したと判断された場合には、つぎのステップS19へ移
行して熱動弁8の作動が停止されて、前記床暖房用放熱
機4に対する床暖房用温水の供給が停止された後に、メ
インルーチンへ戻り、また、熱動弁8をON状態に保持
すべき時間が経過していないと判断された場合には、熱
動弁8を作動状態に保持すべくメインルーチンへ戻る。
【0045】このような本実施形態に係わる床暖房制御
装置1においては、空気調和機3に設けられた輻射セン
サ13によって床温度を検出し、この検出結果と室内の
設定温度との偏差に基づき、熱動弁8の1制御サイクル
時間に対するON時間の割合を算出し、これによって、
床暖房用放熱機4への暖房用温水の供給量を制御するよ
うにしたから、この床暖房用放熱機4への暖房用温水の
供給量が、ほぼ実際の床温度と室内設定温度との関係に
おいて決定される。
【0046】したがって、暖房用放熱機4への暖房用温
水の供給制御が、室内温度を介した間接的なものでな
く、床温度と設定温度の対比による直接的な制御とな
り、この結果、床の温度が熱すぎたり冷えすぎたりする
ことが抑制され、快適な床暖房が得られる。
【0047】また、本実施形態においては、ステップS
1からステップS13およびステップS15に示すよう
に、室内機3aに設けられた室温センサ12によって検
出された室内温度に基づいて、前記空気調和機3の作動
が連続的に制御されることから、室内空気が、空気調和
機3以外の床暖房用放熱機4によって加熱される状態に
おいても、その室内温度の変化が直接空気調和機3の制
御にフィードバックされることから、室内温度の制御に
悪影響を与えてしまうようなことはない。
【0048】この結果、前述した床暖房用放熱機4の制
御による床温度の適切な調整と、空気調和機3による室
内温度の適切な調整との相乗作用により、快適な暖房制
御が可能となる。
【0049】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、設計要求
等に基づき種々変更可能である。
【0050】たとえば、前記実施形態においては、床の
温度調整を、床暖房用放熱機へ供給するの暖房用温水の
供給量を制御することによって行なう例について示した
が、これに代えて、前記暖房用温水の温度を制御するこ
とによっても同様の作用が得られる。
【0051】この場合には、前述したような熱動弁8の
ON・OFF時間の制御に代えて、前記熱源機2におけ
るバーナ20の燃焼能力を調整することによって対処可
能である。
【0052】また、前記実施形態においては、空気調和
の条件を赤外線リモートコントローラ9によって行なう
ようにした例について示したが、条件設定機能を前記室
内機3bに設けることにより、赤外線リモートコントロ
ーラ9を省略することも可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
あるいは請求項2に係わる床暖房制御装置によれば、空
気調和機に設けた輻射センサによって床温度を検出し、
この検出結果と室内の設定温度との偏差に基づき、床暖
房用放熱機への暖房用温水の供給量あるいはこの暖房用
温水の温度を制御するようにしたから、床暖房用放熱機
への暖房用温水の供給量や温度の制御を、ほぼ実際の床
温度と室内設定温度との関係において行なうことができ
るしたがって、暖房用放熱機の制御が、室内温度を介し
た間接的なものでなく、床温度と設定温度の対比による
直接的な制御とし、この結果、床の温度が熱すぎたり冷
えすぎたりすることを抑制し、快適な床暖房を実施する
ことができる。
【0054】また、本発明の請求項3に係わる床暖房制
御装置によれば、暖房の種々の条件設定を行なう赤外線
リモートコントローラを設けることにより、請求項1お
よび請求2において得られる快適な暖房運転を遠隔操作
によって簡便に設定・変更が可能となる。
【0055】さらに、本発明の請求項4に係わる床暖房
制御装置によれば、空気調和機に設けた室温センサによ
って室内温度を検出するとともに、この検出された室内
温度に空気調和機の作動を制御して室内温度の調整を行
ない、また、輻射センサによって検出される床温度に基
づいて床暖房用放熱機の作動を制御することにより、前
記床温度を調整することにより、床温度と室内温度とを
個別に調整して、より快適な暖房を実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態の制御ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に用いられる赤外線リモー
トコントローラの正面図である。
【図4】本発明の一実施形態の作動制御を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 床暖房制御装置 2 熱源機 3 空気調和機 4 床暖房用放熱機 8 熱動弁 9 赤外線リモートコントローラ 12 室温センサ 13 輻射センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の床面に設置された床暖房用放熱機
    と、前記室内の空気を循環させて暖房や冷房等の空気調
    和を行なう空気調和機と、前記床暖房用放熱機および空
    気調和機に暖房用温水を供給する熱源機とからなり、前
    記空気調和機には、前記床面からの輻射熱を検出して床
    面温度を検出する輻射センサが設けられ、暖房時に、前
    記輻射センサからの検出信号に基づいて、前記床暖房用
    放熱機へ供給する暖房用温水の供給時間を制御するよう
    になされていることを特徴とする床暖房制御装置。
  2. 【請求項2】 室内の床面に設置された床暖房用放熱機
    と、前記室内の空気を循環させて暖房や冷房等の空気調
    和を行なう空気調和機と、前記床暖房用放熱機および空
    気調和機に暖房用温水を供給する熱源機とからなり、前
    記空気調和機には、前記床面からの輻射熱を検出して床
    面温度を検出する輻射センサが設けられ、暖房時に、前
    記輻射センサからの検出信号に基づいて、前記床暖房用
    放熱機へ供給する暖房用温水の温度を制御するようにな
    されていることを特徴とする床暖房制御装置。
  3. 【請求項3】 室内の床面に設置された床暖房用放熱機
    と、前記室内の空気を循環させて暖房や冷房等の空気調
    和を行なう空気調和機と、前記床暖房用放熱機および空
    気調和機に暖房用温水を供給する熱源機と、前記空気調
    和機の作動条件を設定する赤外線リモートコントローラ
    とからなり、前記空気調和機には、前記床面からの輻射
    熱を検出して床面温度を検出する輻射センサが設けら
    れ、暖房時に、前記輻射センサからの検出信号に基づい
    て、前記床暖房用放熱機へ供給する暖房用温水の温度や
    供給時間を制御するようになされていることを特徴とす
    る床暖房制御装置。
  4. 【請求項4】 室内の床面に設置された床暖房用放熱機
    と、前記室内の空気を循環させて暖房や冷房等の空気調
    和を行なう空気調和機と、前記床暖房用放熱機および空
    気調和機に暖房用温水を供給する熱源機と、前記空気調
    和機の作動条件を設定する赤外線リモートコントローラ
    とからなり、前記空気調和機には、前記室内の温度を検
    出する室内センサと、前記床面からの輻射熱を検出して
    床面温度を検出する輻射センサとが設けられ、暖房時
    に、前記室内センサからの検出信号に基づいて、前記空
    気調和機の作動を制御するとともに、前記輻射センサか
    らの検出信号に基づいて、前記床暖房用放熱機へ供給す
    る暖房用温水の温度や供給時間を制御するようになされ
    ていることを特徴とする床暖房制御装置。
JP6109497A 1997-03-14 1997-03-14 床暖房制御装置 Pending JPH10253077A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020112340A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 株式会社コロナ 空調システム

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