JPH10252318A - 折戸用ハンドル - Google Patents

折戸用ハンドル

Info

Publication number
JPH10252318A
JPH10252318A JP3029697A JP3029697A JPH10252318A JP H10252318 A JPH10252318 A JP H10252318A JP 3029697 A JP3029697 A JP 3029697A JP 3029697 A JP3029697 A JP 3029697A JP H10252318 A JPH10252318 A JP H10252318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
folding door
fixed
door
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3029697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3064941B2 (ja
Inventor
Toshiharu Nakajima
利春 中島
Kazuo Sekine
一男 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKAHASHI KANAMONO CORP
Original Assignee
TAKAHASHI KANAMONO CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKAHASHI KANAMONO CORP filed Critical TAKAHASHI KANAMONO CORP
Priority to JP9030296A priority Critical patent/JP3064941B2/ja
Publication of JPH10252318A publication Critical patent/JPH10252318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3064941B2 publication Critical patent/JP3064941B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 折戸の開閉の操作性の向上を図るとともに、
戸板面に対するハンドルの取付孔の加工を不要としたハ
ンドルの取付け構造の提供。 【解決手段】 2軸蝶番40b側のブロック体41に一
体的に設けた受座44にスペーサを介してハンドル50
を取付けるようにしたので、ハンドル50の操作位置と
折戸の回動中心位置とを一致させることができ、折戸の
回動中心位置に与えるべき開閉操作力にロスを生じない
ことから、折戸の開閉力を必要最小限とすることが可能
となり、スムーズな開閉を行うことができる。また2軸
蝶番40b側のブロック体41に一体的に設けた受座4
4にハンドル50を取付けたので、戸板の面上へのハン
ドル50の取付けが不要となり、その取付孔の加工を要
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折戸の開閉をスム
ーズに行わせるための折戸用ハンドルに関する。
【従来の技術】
【0002】間仕切り等に用いられる折戸は、隣接する
それぞれの戸板の木口面や木口面近傍に取付けられる直
付け式及び堀込み式等の蝶番によって回動自在に連結さ
れている。また、折戸を開閉するためのハンドルは、折
戸の開閉力を小さくするために、戸板面上の蝶番側に寄
せた位置に取付けられることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した折
戸の場合、ハンドルの取付け位置と蝶番の取付け位置と
が離れているばかりか、折戸を開閉する際のハンドルの
操作位置と折戸の回動中心位置とが一致しないため、折
戸の回動中心位置に与えるべき開閉操作力にロスを生じ
ることから、折戸の開閉力を必要最小限とし、スムーズ
な開閉を行わせる上で妨げとなっている。
【0004】また、従来の折戸のハンドルは、戸板面上
に取付けられるため、戸板面に対してハンドルの取付孔
の加工が必要となるといった不具合もある。
【0005】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたものであり、折戸の開閉の操作性の向上を図ること
ができるとともに、戸板面に対するハンドルの取付孔の
加工を不要とすることができる折戸用ハンドルを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
固定羽根と、この固定羽根の両端部に回動自在に支持さ
れるとともに、折戸の戸板間のそれぞれの木口面に取付
けられる可動羽根とを有した2軸蝶番に取付けられる折
戸用ハンドルであって、前記固定羽根に固定される受座
と、前記折戸を開閉する際に操作されるハンドル本体を
有したハンドルと、前記ハンドル本体が取付けられるハ
ンドルプレートと、このハンドルプレートの背面側に設
けられ、前記受座に固定される固定手段とが具備されて
いることを特徴とする。
【0007】この発明では、2軸蝶番側の受座にハンド
ルプレートの背面側に設けられている固定手段を介して
ハンドルを取付けるようにしたので、ハンドルの操作位
置と折戸の回動中心位置とを一致させることができ、折
戸の回動中心位置に与えるべき開閉操作力にロスを生じ
ないことから、折戸の開閉力を必要最小限とすることが
可能となり、スムーズな開閉を行うことができる。
【0008】また、2軸蝶番側の受座に固定手段を介し
てハンドル本体を取付けるようにしたので、戸板面上へ
のハンドルの取付けが不要となる。
【0009】請求項2記載の発明は、前記固定手段は、
前記受座に対する前記ハンドルプレートの固定位置を調
整するスペーサであることを特徴とする。
【0010】この発明では、受座とハンドルプレートと
の間にスペーサを介在させることにより、受座に対する
ハンドルプレートの固定位置の調整が容易となる。
【0011】請求項3記載の発明は、前記受座にはピッ
チの異なる複数の取付孔が形成され、これら取付孔の何
れかを介して装着された止めねじにより、サイズの異な
る前記ハンドルの着替えが可能とされていることを特徴
とする。
【0012】この発明では、ピッチの異なる複数の取付
孔の何れかを介して装着した止めねじにより、サイズの
異なるハンドルを受座に取付けることができるので、サ
イズの異なるハンドルの着替えが容易となるばかりか、
受座をサイズの異なるハンドル毎に用意する必要がな
く、受座の管理が容易となる。
【0013】請求項4記載の発明は、前記受座は前記固
定羽根に固定されるとともに、前記可動羽根の閉じ位置
を規制したりするブロック体の上下端部に一体的に延設
されていることを特徴とする。
【0014】この発明では、2軸蝶番の可動羽根の閉じ
位置を規制したりするブロック体に受座を一体的に設け
たので、ブロック体の交換のみで既存の2軸蝶番を用い
ることができる。
【0015】請求項5記載の発明は、前記固定羽根の背
面側には、前記ブロック体内部に連通するねじ孔が形成
されており、このねじ孔を介して補助ハンドルが装着可
能とされていることを特徴とする。
【0016】この発明では、固定羽根の背面側に形成さ
れているねじ孔を介して補助ハンドルを取付けることが
できるので、たとえば折戸を閉じる場合、補助ハンドル
の操作位置と折戸の回動中心位置とを一致させることが
でき、折戸の閉じ力を必要最小限とすることが可能とな
ることから、折戸をスムーズに閉じることができる。
【0017】また、固定羽根の背面側に補助ハンドルを
取付けることができるため、戸板面上への補助ハンドル
の取付けが不要となり、その取付孔の加工を要しない。
【0018】請求項6記載の発明は、前記固定手段は、
前記ハンドルプレートを保持するとともに、前記受座に
対する前記ハンドルプレートの固定位置を調整する台座
であることを特徴とする。
【0019】この発明では、2軸蝶番側の受座とハンド
ルプレートとの間に台座を介在させることにより、受座
に対するハンドルプレートの固定位置の調整が容易とな
る。
【0020】請求項7記載の発明は、前記受座には、前
記台座を固定する固定部が設けられ、前記台座には、前
記固定部にて固定される被固定部が設けられていること
を特徴とする。
【0021】この発明では、受座の固定部に台座の被固
定部を固定することで、ハンドル本体を2軸蝶番側に固
定することができ、戸板面に対してのハンドルの取付孔
の加工が不要となる。
【0022】請求項8記載の発明は、前記固定部は、嵌
合溝と第1のねじ孔とで構成され、前記被固定部は、前
記嵌合溝に嵌め込まれる嵌合突部と、前記第1のねじ孔
に連通する第2のねじ孔とで構成され、前記嵌合突部を
前記嵌合溝に嵌め合わせた後、第1のねじ孔と第2のね
じ孔との間に止めねじを装着することで、前記固定部に
前記被固定部が固定されることを特徴とする。
【0023】この発明では、受座側の嵌合溝に台座側の
嵌合突部を嵌め合わせた後、受座側の第1のねじ孔と台
座側の第2のねじ孔との間に止めねじを装着すること
で、ハンドルが2軸蝶番側に固定されることから、受座
に対するハンドルの取付けを容易に行うことができると
ともに、嵌合溝に対する嵌合突部の嵌合によって受座に
対する台座のガタ付きが抑えられるので、受座に対する
台座の座りが良くなり、ハンドルの取付けを確実に行う
ことができる。
【0024】請求項9記載の発明は、前記ハンドルプレ
ートは、前記戸板間のそれぞれの木口面の上端から下端
にかけて付設され、前記折戸の閉塞状態では前記木口面
間の隙間を閉塞する弾性部材の表面側に位置しているこ
とを特徴とする。
【0025】この発明では、折戸の戸板間のそれぞれの
木口面の上端から下端にかけて付設された弾性部材によ
って、戸板間の隙間が閉塞されるとともに、ハンドルプ
レートの背面側が覆い隠されるため、ハンドルを折戸に
対して違和感なく取付けることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の折戸用
ハンドルの一実施の形態を示すものである。
【0027】これらの図に示すように、折戸10の戸板
20,30は、これら戸板20,30の木口面間に取付
けられている2軸蝶番40a,40b,40cによって
回動自在に連結されている。
【0028】また、中段に位置する2軸蝶番40bに
は、折戸10を開閉する際に操作されるハンドル50が
取付けられている。但し、このハンドル50の詳細につ
いては後述する。
【0029】さらに、各戸板20,30の木口面間に
は、ゴム又は発泡材等の弾性体からなる中空状の弾性部
材60,61が配設されている。これら弾性部材60,
61は、折戸10が閉じられているとき、互いに弾接し
合い、木口面間における指詰め防止効果や木口面間の隙
間の目隠し効果等がもたされるようになっている。
【0030】さらにまた、折戸10が開閉される場合、
上段に位置する2軸蝶番40a側に取付けられているガ
タ付き防止部材70によって折戸10のガタ付きが抑え
られるようにもなっている。
【0031】図3乃至図5は、上述したハンドル50の
詳細を示すものであり、ハンドル50は中段に位置する
2軸蝶番40b側のブロック体41に取付けられてい
る。
【0032】すなわち、ブロック体41は、可動羽根4
2を軸ピン43aを介して回動自在に取付けている固定
羽根43に取付けられているものであり、カム片43b
とともにキャッチ機構を構成するバネ部材43cを固定
羽根43との間に固定するとともに、可動羽根42の閉
じ位置を調整する調整ねじ43dを有している。
【0033】また、固定羽根43の背面側には、ブロッ
ク体41内部に連通するねじ孔41aが形成されてい
る。このねじ孔41aを介して後述する下り80が取付
けられるようになっているが、その詳細についても後述
する。
【0034】また、ブロック体41の上下端部には、受
座44が垂直方向に延設されている。受座44には、取
付孔44a,44bが形成されており、サイズの異なる
ハンドル50の取付けを可能としている。なお、これら
上下端部の受座44に設けられている取付孔44a,4
4bにあっては、図4中に示しているように、長孔44
cとしてもよい。
【0035】すなわち、図3及び図4は、サイズの大き
いハンドル50の取付けを示しており、取付孔44a及
びスペーサ51に挿通された止ねじ52がハンドルプレ
ート53の挿通孔54を経てハンドル本体55の両端部
の雌ねじ部56に螺着されている。
【0036】ここで、スペーサ51は、上述した戸板2
0,30の戸厚に対応させたものであり、このスペーサ
51によって図3のように、ハンドル本体55を支持し
ているハンドルプレート53が弾性部材60の表面側に
位置するように保持される。これにより、上述した折戸
10の閉じ状態でハンドル50を正面側から見た場合、
ハンドルプレート53の背面側が弾性部材60によって
隠されるため、折戸10に対するハンドル50を違和感
なく取付けることができるようになっている。
【0037】なお、スペーサ51にあっては、両端部に
雄ねじ部を形成しておき、止ねじ52を用いることなく
スペーサ51自体を受座44及びハンドルプレート53
に直に取付けることもできる。
【0038】図6は、上記のねじ孔41aを介して取付
けられる下り80を示すものである。同図に示すよう
に、下り80のベースプレート81には、ねじ孔41a
に連通するとともに、止ねじ82が挿通される挿通孔8
3が形成されている。ベースプレート81の上下端部に
は、固定羽根43の上下端縁部に係合する係合片部84
が設けられている。これら係合片部84により、固定羽
根43の背面側に固定されたベースプレート81の回止
め防止効果がもたされるようになっている。
【0039】また、ベースプレート81の上端部側に
は、軸受部85が設けられている。この軸受部85に設
けられている軸86には、ハンドル87の突出片部88
が回動自在に支持されている。
【0040】このハンドル87は、通常、自重によって
ベースプレート81側に回動している。使用時にはハン
ドル87を軸86を支点として回動させると、ハンドル
87が引起こされるため、握り易くなっている。
【0041】続いて、以上のような構成の折戸用ハンド
ルの作用について説明する。まず、ハンドル50を中段
に位置する2軸蝶番40bに取付ける場合、図4に示し
たように、ブロック体41に一体的に設けられている受
座44の取付孔44aに背面側から止ねじ52を挿通さ
せる。次いで、止ねじ52の軸部に戸板20,30の戸
厚に対応させたスペーサ51を装着する。
【0042】この状態で、ハンドル本体55を垂直状態
とし、図3に示したように、止ねじ52の軸部をハンド
ルプレート53の挿通孔54に挿通し、ハンドル本体5
5の端部の雌ねじ部56にねじ込む。
【0043】このようにして、ハンドル本体55の上端
部側の固定を終えた後、ハンドル本体55の下端部側の
固定も上記同様にして行う。
【0044】これにより、戸板20,30の戸厚に対応
させたスペーサ51によってハンドルプレート53が弾
性部材60の表面側に位置するように固定されるため、
図1に示したように、戸板20,30が閉じられた状態
では、弾性部材60によって戸板20,30間の隙間が
隠されるので、折戸10に対してハンドル50が違和感
なく取付けられる。
【0045】これに対し、図7に示すように、サイズの
小さいハンドル50Aを2軸蝶番40bに取付ける場
合、受座44の取付孔44bに背面側から止ねじ52を
挿通させる。次いで、上記同様に、止ねじ52の軸部に
戸板20,30の戸厚に対応させたスペーサ51を装着
し、止ねじ52の軸部をサイズの小さいハンドルプレー
ト53aの挿通孔54に挿通し、同じくサイズの小さい
ハンドル本体55aの端部の雌ねじ部56にねじ込む。
【0046】このようにして、ハンドル本体55aの上
端部側の固定を終えた後、ハンドル本体55aの下端部
側の固定も上記同様にして行う。
【0047】これにより、上記同様に、戸板20,30
の戸厚に対応させたスペーサ51によってハンドルプレ
ート53aが弾性部材60の表面側に位置するように固
定されるため、折戸10に対してハンドル50Aが違和
感なく取付けられる。
【0048】受座44に対するハンドル本体55の固定
を終えた後、図6で説明したように、下り80の取付け
を行う。
【0049】すなわち、まず下り80のベースプレート
81を2軸蝶番40bの固定羽根43の背面側に当接さ
せる。このとき、ベースプレート81の上下端部の係合
片部84を固定羽根43の上下端縁部に係合させる。こ
れにより、ベースプレート81の挿通孔83と固定羽根
43の背面側のねじ孔41aとの位置が合わせられる。
【0050】この状態で、止ねじ82をベースプレート
81の挿通孔83から挿通させ、その軸部をねじ孔41
aにねじ込むことにより、下り80を固定羽根43の背
面側に取付けることができる。
【0051】このとき、ベースプレート81の係合片部
84が固定羽根43の上下端縁部に係合しているため、
ベースプレート81の回止め効果によって下り80の取
付けが確実に行われる。
【0052】そして、折戸10を開ける場合、ハンドル
50のハンドル本体55を手前側に引くと、図2に示し
たように、各戸板20,30が2軸蝶番40a〜40c
を支点として折曲がり、それぞれの戸板20,30の戸
板面(この場合、戸板20,30の背面側の面)が近接
することにより、折戸10が完全に開放される。
【0053】このとき、ハンドル本体55を介しての引
く力が中段の2軸蝶番40bに直に与えられるため、各
戸板20,30の折曲がり支点と開放操作点とが一致す
るため、軽い力で折戸10を開けることができることか
ら、折戸10をスムーズに開放することができる。
【0054】一方、折戸10を閉じる場合、戸10の背
面側から上述した下り80を操作する。
【0055】すなわち、自重によってベースプレート8
1側に回動している下り80のハンドル87を軸86を
支点として引起こし、ハンドル87を手前側に引込む。
これにより、各戸板20,30は上記とは逆方向に各戸
板20,30が2軸蝶番40a〜40cを支点として回
動し、それぞれの戸板20,30の木口面が対向するこ
とにより、折戸10が完全に閉じられる。
【0056】折戸10が閉じられた後、ハンドル87か
ら手を離すと、ハンドル87は自重によってベースプレ
ート81側の定位置まで回動する。
【0057】このように、この実施の形態では、2軸蝶
番40b側のブロック体41に一体的に設けた受座44
に固定手段としてのスペーサ51を介してハンドル50
を取付けるようにしたので、ハンドル50の操作位置と
折戸10の回動中心位置とを一致させることができ、折
戸10の回動中心位置に与えるべき開閉操作力にロスを
生じないことから、折戸10の開閉力を必要最小限とす
ることが可能となり、スムーズな開閉を行うことができ
る。
【0058】また、2軸蝶番40b側のブロック体41
に一体的に設けた受座44にハンドル50を取付けたの
で、戸板20又は30面上へのハンドル50の取付けが
不要となり、その取付孔の加工を要しない。
【0059】さらに、受座44とハンドルプレート53
との間にスペーサ51を介在させるようにしたので、受
座44に対するハンドルプレート53の固定位置の調整
が容易となるばかりか、ハンドルプレート53が弾性部
材60の表面側に位置するように固定されるため、折戸
10に対してハンドル50を違和感なく取付けることが
できる。
【0060】さらにまた、受座44に設けたピッチの異
なる取付孔44a又は44bの何れかを介して装着した
止めねじ52により、サイズの異なるハンドル50又は
50Aを受座44に取付けることができるので、ハンド
ルの着替えが容易となるばかりか、受座44をサイズの
異なるハンドル毎に用意する必要がなく、受座の管理が
容易となる。
【0061】また、2軸蝶番40bの可動羽根42の閉
じ位置を規制したりするブロック体41に受座44を一
体的に設けたので、ブロック体41の交換のみで既存の
2軸蝶番40bを用いることができる。
【0062】さらに、固定羽根43の背面側に形成され
ているねじ孔41aを介して補助ハンドルとしての下り
80を取付けることができるので、たとえば折戸10を
閉じる場合、下り80の操作位置と折戸10の回動中心
位置とを一致させることができ、折戸10の閉じ力を必
要最小限とすることが可能となることから、折戸10を
スムーズに閉じることができる。
【0063】さらにまた、固定羽根43の背面側に下り
80を取付けることができるため、戸板20又は30面
上への下り80の取付けが不要となり、その取付孔の加
工を要しない。
【0064】なお、この実施の形態では、補助ハンドル
として下り80を用いた場合について説明したが、この
例に限らず、撮等の他のハンドルを用いることもでき
る。
【0065】図8は、図1乃至図7に示した折戸用ハン
ドルの構成を変えた場合の他の実施の形態を示すもので
ある。なお、以下に説明する図において、図1乃至図7
と共通する部分には同一符号を付し重複する説明を省略
する。
【0066】すなわち、上記の2軸蝶番40b側のブロ
ック体41に取付けられているブロック体90は受座を
兼ねている。ブロック体90の上下端部には、後述する
台座110の突出部111が嵌り込む嵌合溝91が設け
られている。各嵌合溝91の底部には、その突出部11
1の挿通孔112に連通する軸孔92が形成されてい
る。
【0067】一方、ハンドル100のハンドルプレート
101の上下端部には、ハンドル本体102の両端部が
止めねじ103によって取付けられている。
【0068】ハンドルプレート101の背面側には、台
座110が設けられている。この台座110の厚みは、
ハンドルプレート101の幅寸法よりも薄くされてお
り、ハンドルプレート101の正面側からは台座110
が隠れて見えないようになっている。
【0069】また、台座110の矢印で示しているA部
分の寸法は、上述したように、戸板20,30の戸厚に
対応させた長さとなっており、これによって上記同様
に、ハンドルプレート101が弾性部材60の表面側に
位置するように固定されるため、折戸10に対してハン
ドル100が違和感なく取付けられるようになってい
る。
【0070】したがって、矢印で示しているA部分の寸
法の異なるものを用意することで、各種戸厚に対応させ
てハンドル100を取付けることができる。また、サイ
ズの異なるハンドル100を取付ける場合には、必要サ
イズに応じたハンドルプレート101及びハンドル本体
102を用意することで、サイズの対応を行うことがで
きる。
【0071】台座110の上下部には、上記のブロック
体41の嵌合溝91に合わせられた突出部111が設け
られている。各突出部111には、上記の軸孔92に連
通する挿通孔112が形成されている。
【0072】そして、これら突出部111が各嵌合溝9
1に嵌め込んだ後、止めねじ120を挿通孔112から
挿通して軸孔92に螺着することで、ハンドル100が
受座を兼ねるブロック体90に取付けられるようになっ
ている。
【0073】次に、以上のような構成の折戸用ハンドル
の作用について説明する。まず、ハンドル100を2軸
蝶番40bの受座を兼ねるブロック体90に取付ける場
合、ハンドルプレート101の背面側の台座110の各
突出部111をブロック体90の嵌合溝91に嵌め込
む。このとき、各嵌合溝91の底部の軸孔92と各突出
部111の挿通孔112とが連通するため、止めねじ1
20を挿通孔112から挿通して軸孔92に螺着するこ
とにより、ハンドル100をブロック体90に取付けら
れることができる。
【0074】このとき、各突出部111は嵌合溝91に
よって保持されるため、台座110はブロック体90に
対してガタつきなく固定される。
【0075】またこのとき、台座110の矢印で示して
いるA部分の寸法は、上記の戸板20,30の戸厚に対
応させた長さとなっているため、ハンドルプレート10
1が弾性部材60の表面側に位置するように固定される
ことから、上記の折戸10に対してハンドル100を違
和感なく取付けることができる。
【0076】一方、2軸蝶番40bに対してサイズの異
なるハンドル100を取付ける場合には、必要サイズに
応じたハンドルプレート101及びハンドル本体102
を台座110に固定したものを用意し、上記同様のねじ
止めによって2軸蝶番40bに対し所望サイズのハンド
ル100を取付けることができる。
【0077】さらに、台座110の矢印で示しているA
部分の寸法を戸厚対応とすることで、ハンドル100の
戸厚対応を容易に行うことができる。
【0078】このように、この実施の形態では、2軸蝶
番40b側の受座を兼ねるブロック体90とハンドルプ
レート101との間に台座110を介在させることによ
り、ブロック体90に対するハンドルプレート101の
固定位置の調整が容易となるばかりか、ブロック体90
側の嵌合溝91に対する台座110側の嵌合突部として
の突出部111の嵌合によってブロック体90に対する
台座110のガタ付きが抑えられるので、ブロック体9
0に対する台座110の座りが良くなり、ハンドル10
0の取付けを確実に行うことができる。
【0079】なお、以上の各実施の形態では、各種ハン
ドルを戸板20,30間の中段に位置する2軸蝶番40
bに取付けた場合について説明したが、この例に限ら
ず、上段又は下段に位置する2軸蝶番40a,40cに
取付けることができる。
【0080】この場合には、2軸蝶番40a,40cの
ブロック体を上述したブロック体41,90に交換する
だけでよく、既存の2軸蝶番の使用も可能となる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の折戸用ハ
ンドルによれば、2軸蝶番側の受座にハンドルプレート
の背面側に設けられている固定手段を介してハンドルを
取付け、ハンドルの操作位置と折戸の回動中心位置とを
一致させるようにしたので、折戸の回動中心位置に与え
るべき開閉操作力にロスを生じることがなく、折戸の開
閉力を必要最小限とすることが可能となることから、ス
ムーズな開閉を行うことができ、折戸の開閉の操作性の
向上を図ることができる。
【0082】また、2軸蝶番側の受座に固定手段を介し
てハンドル本体を取付けるようにしたので、戸板面に対
するハンドルの取付孔の加工を不要とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折戸用ハンドルの一実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】図1の折戸用ハンドルを示す斜視図である。
【図3】図1の折戸用ハンドルを示す断面図である。
【図4】図1の折戸用ハンドルを示す分解斜視図であ
る。
【図5】図3の折戸用ハンドルを示すV−V線断面図で
ある。
【図6】図4の2軸蝶番の背面側に取付けられる下りを
示す斜視図である。
【図7】図3のハンドル本体をサイズの小さいものとし
た場合を示す断面図である。
【図8】図1のハンドルの構成を変えた場合の他の実施
の形態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 折戸 20,30 戸板 40a,40b,40c 2軸蝶番 41,90 ブロック体 42 可動羽根 43 固定羽根 43a 軸ピン 44 受座 50,50A,87,100 ハンドル 53,101 ハンドルプレート 55,55a,102 ハンドル本体 60,61 弾性部材 70 ガタ付き防止部材 80 下り 81 ベースプレート 84 係合片部 91 嵌合溝 110 台座 111 突出部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定羽根と、この固定羽根の両端部に回
    動自在に支持されるとともに、折戸の戸板間のそれぞれ
    の木口面に取付けられる可動羽根とを有した2軸蝶番に
    取付けられる折戸用ハンドルであって、 前記固定羽根に固定される受座と、 前記折戸を開閉する際に操作されるハンドル本体を有し
    たハンドルと、 前記ハンドル本体が取付けられるハンドルプレートと、 このハンドルプレートの背面側に設けられ、前記受座に
    固定される固定手段とが具備されていることを特徴とす
    る折戸用ハンドル。
  2. 【請求項2】 前記固定手段は、前記受座に対する前記
    ハンドルプレートの固定位置を調整するスペーサである
    ことを特徴とする請求項1記載の折戸用ハンドル。
  3. 【請求項3】 前記受座にはピッチの異なる複数の取付
    孔が形成され、これら取付孔の何れかを介して装着され
    た止めねじにより、サイズの異なる前記ハンドルの着替
    えが可能とされていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の折戸用ハンドル。
  4. 【請求項4】 前記受座は前記固定羽根に固定されると
    ともに、前記可動羽根の閉じ位置を規制したりするブロ
    ック体の上下端部に一体的に延設されていることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の折戸用ハンドル。
  5. 【請求項5】 前記固定羽根の背面側には、前記ブロッ
    ク体内部に連通するねじ孔が形成されており、このねじ
    孔を介して補助ハンドルが装着可能とされていることを
    特徴とする請求項1記載の折戸用ハンドル。
  6. 【請求項6】 前記固定手段は、前記ハンドルプレート
    を保持するとともに、前記受座に対する前記ハンドルプ
    レートの固定位置を調整する台座であることを特徴とす
    る請求項1記載の折戸用ハンドル。
  7. 【請求項7】 前記受座には、前記台座を固定する固定
    部が設けられ、前記台座には、前記固定部にて固定され
    る被固定部が設けられていることを特徴とする請求項6
    記載の折戸用ハンドル。
  8. 【請求項8】 前記固定部は、嵌合溝と第1のねじ孔と
    で構成され、前記被固定部は、前記嵌合溝に嵌め込まれ
    る嵌合突部と、前記第1のねじ孔に連通する第2のねじ
    孔とで構成され、前記嵌合突部を前記嵌合溝に嵌め合わ
    せた後、第1のねじ孔と第2のねじ孔との間に止めねじ
    を装着することで、前記固定部に前記被固定部が固定さ
    れることを特徴とする請求項7記載の折戸用ハンドル。
  9. 【請求項9】 前記ハンドルプレートは、前記戸板間の
    それぞれの木口面の上端から下端にかけて付設され、前
    記折戸の閉塞状態では前記木口面間の隙間を閉塞する弾
    性部材の表面側に位置していることを特徴とする請求項
    1記載の折戸用ハンドル。
JP9030296A 1997-02-14 1997-02-14 折戸用ハンドル Expired - Fee Related JP3064941B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9030296A JP3064941B2 (ja) 1997-02-14 1997-02-14 折戸用ハンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9030296A JP3064941B2 (ja) 1997-02-14 1997-02-14 折戸用ハンドル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10252318A true JPH10252318A (ja) 1998-09-22
JP3064941B2 JP3064941B2 (ja) 2000-07-12

Family

ID=12299783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9030296A Expired - Fee Related JP3064941B2 (ja) 1997-02-14 1997-02-14 折戸用ハンドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3064941B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3064941B2 (ja) 2000-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0611345Y2 (ja) 開閉装置
JP2010133234A (ja) 隠蔽式ドアヒンジ
JP5976296B2 (ja) 扉の取付構造及び取付方法
JP2001518586A (ja) 配電盤キャビネット本体に枢着された配電盤キャビネットドア用のスライドロッド施錠装置
JP3064941B2 (ja) 折戸用ハンドル
JP2602937Y2 (ja) 調整蝶番
JPH03271477A (ja) 扉、窓等の揺動式開き戸用折りたたみ腕支え具
JPH10227180A (ja) 折戸用蝶番のアタッチメント
JPH0547278U (ja) 蝶 番
JP2795813B2 (ja) 扉装置及び扉の取付方法
JPH0828130A (ja) 調整蝶番
JPH08270299A (ja) 軸芯調整型トップピボット装置
JP2008121312A (ja) 扉の取付構造
JP2789439B2 (ja) ドア用のピボット金具
JP2002213136A (ja) 蝶 番
JP3588942B2 (ja) 盤用ボックス
JPH0419184Y2 (ja)
JPH09271112A (ja) 分電盤扉の蝶番装置
JP2004089217A (ja) 収納家具
JP2824562B2 (ja) 合成樹脂製パチンコ機の施錠装置
JPH1194295A (ja) 空気調和機
JPH0882147A (ja) スライドヒンジ
JPH05222878A (ja) 微調整のできる蝶番
JP4282372B2 (ja) 扉のつまみ装置及びその取り付け方法
JPH03197765A (ja) 点検口の蝶番装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150512

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees