JPH10251436A - 無機物含有ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体 - Google Patents

無機物含有ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体

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JPH10251436A
JPH10251436A JP7262897A JP7262897A JPH10251436A JP H10251436 A JPH10251436 A JP H10251436A JP 7262897 A JP7262897 A JP 7262897A JP 7262897 A JP7262897 A JP 7262897A JP H10251436 A JPH10251436 A JP H10251436A
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ethylene
polypropylene resin
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particles
inorganic
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JP7262897A
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Inventor
Akira Shiotani
暁 塩谷
Mitsuru Shinohara
篠原  充
Toshio Tokoro
寿男 所
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JSP Corp
Original Assignee
JSP Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、無機物を多量に含有させたポリプロピ
レン系樹脂発泡粒子成形体は、抜き加工性に劣るもので
あった。 【解決手段】 ポリプロピレン系樹脂57〜92重量%
と、エチレン−αオレフィン共重合体系ゴム3〜30重
量%、及び無機物5〜40重量%とからなるポリプロピ
レン系樹脂組成物を基材とする無機物含有ポリプロピレ
ン系樹脂発泡粒子成形体を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無機物含有ポリプロ
ピレン系樹脂発泡粒子成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリオレフィン系樹脂発泡粒子成
形体に高付加価値を付与するため、無機物が含有させら
れた発泡粒子を成形してなるものが知られている。即
ち、導電性を付与するために導電性カーボンを、また難
燃性を付与するために無機難燃剤を、また燃焼カロリー
の低減を目的として所定の無機物をそれぞれ含有させる
ことが行なわれている。
【0003】上記した付加価値を充分に付与するために
は、無機物の含有量をある程度より多くする必要があ
る。つまり、無機物の含有量があまりに少な過ぎると、
無機物を含有させた意味がなくなる。そこで、できるだ
け多くの無機物を含有させることは意義のあることであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、一般に、無機物
を多量に含有させたポリオレフィン系樹脂の発泡粒子成
形体は全体的に脆くなり、抜き加工等の機械加工を行な
う場合には成形体に割れや欠け、ささくれ等が起こり易
くなって仕上がり製品の品質が低下してしまうという問
題があった。特にポリプロピレン系樹脂は、同じポリオ
レフィン系樹脂であるポリエチレン系樹脂と比較して剛
性において上回るため、その発泡粒子を用いた成形体は
元来、抜き加工性が劣る傾向にある。
【0005】また、一般に無機物を多量に含有させたポ
リオレフィン系樹脂の発泡粒子は気泡が微細なものとな
り易く、その成形体は脆く、圧縮回復性に劣る傾向があ
る。このことによっても、抜き加工性は悪化し、入り刃
部の潰れや割れを生じていた。
【0006】従って、多量の無機物を含有させたポリプ
ロピレン系樹脂の発泡粒子成形体においては、大型の成
形体を成形した後にこれを抜き加工して多数の所定形状
の成形品を得るといった生産方式の採用が困難であり、
生産性を低下させる原因となっていた。
【0007】即ち、多量の導電性カーボン等の無機物を
含有するポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体の抜き加
工を行なうと、入刃部につぶれや割れを生じ、商品価値
を低下させていた。商品価値を低下させないように抜き
加工を忌避すると、それに伴い生産性が低下するという
問題が生じていた。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので
あり、従来の欠点を解消し、無機物を多量に含有してい
ることにより高導電性等の付加価値を有し、しかも抜き
加工性も良好な無機物含有ポリプロピレン系樹脂発泡粒
子成形体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)ポリプ
ロピレン系樹脂57〜92重量%、エチレン−αオレフ
ィン共重合体系ゴム3〜30重量%、及び無機物5〜4
0重量%とからなるポリプロピレン系樹脂組成物を基材
とする無機物含有ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形
体、(2)エチレン−αオレフィン共重合体系ゴムが、
エチレン−オクテン共重合体ゴムであることを特徴とす
る上記(1)記載の無機物含有ポリプロピレン系樹脂発
泡粒子成形体、(3)無機物が導電性カーボンであるこ
とを特徴とする上記(1)又は(2)記載の無機物含有
ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体を要旨とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の、無機物含有ポリプロピレン系樹脂発泡
粒子成形体を得るために用いられる発泡粒子は、ポリプ
ロピレン系樹脂57〜92重量%と、エチレン−αオレ
フィン共重合体系ゴム3〜30重量%と、無機物5〜4
0重量%とからなる組成物を基材樹脂として構成された
ものである。
【0011】上記ポリプロピレン系樹脂としては、プロ
ピレンホモポリマー、プロピレン−エチレンランダムコ
ポリマー、プロピレン−エチレンブロックコポリマー、
プロピレン−エチレンランダムコポリマー、エチレン−
ブテンランダムコポリマー、プロピレン−エチレン−ブ
テンランダムターポリマー等が挙げられ、特に、プロピ
レン含有量が50重量%以上のものが好ましい。上記ポ
リプロピレン系樹脂は、1種又は2種以上をブレンドし
てもよい。
【0012】また、上記エチレン−αオレフィン共重合
体系ゴムとしては、エチレンとプロピレン、ブテン−
1、ペンテン−1、オクテン−1の1種又は2種以上を
ランダム共重合して得られる共重合体系ゴムが挙げら
れ、特に、エチレン含有量が10〜90重量%のものが
好ましい。
【0013】エチレン−αオレフィン共重合体系ゴム以
外のゴムを用いた場合には、ポリプロピレン系樹脂との
相溶性が低いため、発泡粒子独立気泡率が低下し、成形
性が不良なものとなる。このため、得られる成形体は圧
縮残留歪等の物性が低下した圧縮回復性に劣ったものと
なり、抜き加工性を良好な物とすることは困難であり、
しかもこの場合、ポリプロピレン系樹脂組成物中の無機
物の分散不良が生じ易く、例えば、無機物として導電性
カーボンを多量に含有させても、導電性カーボンの分散
が不良なものとなるため優れた導電性を示す成形体を得
ることは困難となる。
【0014】本発明においてはエチレン−αオレフィン
共重合体系ゴムとしては、特に、エチレン−オクテン共
重合体ゴムを用いるのが好ましく、ポリプロピレン系樹
脂との相溶性に特に優れるため、独立気泡率の高い発泡
粒子を得ることが容易である。このため、得られる発泡
粒子成形体は圧縮残留歪が小さいなど圧縮回復性に優
れ、抜き加工性をより良好なものとすることができる。
また、無機物の分散を阻害し難いため、導電性カーボン
を含有させた場合の導電性等の付加価値が低下しない。
【0015】エチレン−αオレフィン共重合体系ゴムの
添加量が、基材樹脂組成物に対するエチレン−αオレフ
ィン共重合体系ゴムの含有率にして3重量%未満では、
成形体に充分な柔軟性、回復性を付与できないため、抜
き加工性を向上できない。また上記含有率が30重量%
を越えると成形体の圧縮応力等の機械的性質や、耐熱性
が劣るものとなるため、ポリプロピレン系樹脂を使用す
るメリットが損なわれる。
【0016】本発明においては、上記発泡粒子の基材と
なるポリプロピレン系樹脂組成物中における無機物の含
有量が5〜40重量%となるように、無機物を添加す
る。無機物を多量に含有させると以下のようなメリット
がある。即ち、例えば難燃性を付与する場合は、無機難
燃剤を基材樹脂組成物中に10〜40重量%含有せしめ
ることによって、ポリプロピレン系樹脂発泡粒子成形体
を充分に難燃化することができる。無機難燃剤の含有量
が10重量%未満では難燃化の効果が不充分であり、4
0重量%を超えると、得られる発泡粒子成形体の抜き加
工性が低下する虞れがあり、また基材樹脂組成物の発泡
性が低下してしまい、高発泡倍率の発泡粒子を得ること
が困難となったり、発泡粒子相互の融着が不充分になっ
て成形体表面の発泡粒子間に隙間が生じたものとなり易
い。このような発泡粒子間の隙間(以下、ボイドという
こともある)が発生した発泡粒子成形体は圧縮強度等の
機械的物性が低下したり、力を加えた時に上記ボイドの
位置から割れ易くなる虞れがある。
【0017】無機難燃剤としては、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、硼酸、硼酸亜鉛等が挙げら
れ、これらは有機難燃剤として広く用いられている、テ
トラブロモビスフェノールA系難燃剤等のハロゲン系難
燃剤と比較すると、燃焼時にハロゲンガスが発生せず低
公害である点で優れている。
【0018】また、発泡粒子成形体の燃焼カロリーを下
げたい場合には、タルク、炭酸カルシウム、シリカ等の
無機物を基材樹脂組成物中に5〜40重量%含有せしめ
ることによって充分な効果を得ることができる。5重量
%未満では効果が不充分であり、40重量%を超えると
無機難燃剤の場合と同様に発泡粒子成形体の抜き加工性
が低下したり、基材樹脂組成物の発泡性が低下して高発
泡倍率の発泡粒子を得ることが困難となったり、成形体
表面にボイドを生じたりする虞れがある。
【0019】また、導電性を付与する場合は、導電性カ
ーボンを発泡粒子中に10重量%以上含有せしめること
により優れた導電性を発現させることができる。導電性
カーボンの含有量が多いほど、導電性は向上するが、導
電性カーボンを10〜16重量%含有する発泡粒子であ
れば、体積固有抵抗値100 〜104 Ωcmという優れ
た導電性を有する発泡粒子成形体が得られるので好まし
い。導電性カーボンの含有量が16重量%を超えると、
コスト的に不利となると共に、発泡剤を含浸した発泡性
樹脂粒子の溶融時の流動性が減少して発泡性が不良なも
のとなり、発泡倍率の大きい良好な成形体を得ることが
困難となる。導電性カーボンの含有量は、特に好ましく
は12〜14重量%である。
【0020】導電性カーボンとしては アセチレンブラ
ック、ファーネスブラック等を用いることができるが、
少ない添加量で高い導電性を付与できるファーネスブラ
ックが好ましい。ファーネスブラックの中でも特に、ジ
ブチルフタレート吸油量が300ミリリットル/100
g以上で、BET比表面積が700m2 /g以上のもの
が、小量の配合でも高い導電性を付与できるので好まし
い。このようなファーネスブラックとしては、例えばブ
ラックパール2000(キャボット社製)、ケッチェン
ブラックEC(ケッチェン・ブラック・インターナショ
ナル社製)、♯3950(三菱化成社製)等が挙げられ
る。これらは単独または2種以上を混合して用いること
ができる。
【0021】上記した発泡粒子としては、該発泡粒子の
示差走査熱量測定によって得られたDSC曲線に、基材
樹脂の融解に起因した吸熱ピーク(以下、固有ピークと
いう)よりも高温側に、二次結晶の存在に起因すると考
えられる吸熱ピーク(以下、高温ピークという)を有
し、該高温ピークの融解熱量が9〜30J/gであるこ
とが好ましい。このような融解熱量の高温ピークを有す
ることが、独立気泡率の高い成形体を得るための必要条
件となる。高温ピークの融解熱量は、図1に示すDSC
曲線において、固有ピークaよりも高温側の高温ピーク
bの山のベースラインcとで囲まれた部分の面積に相当
するものである。
【0022】本発明に用いる発泡粒子は、無機物の他
に、必要に応じて発泡助剤、帯電防止剤、酸化防止剤、
光安定剤、滑剤、顔料等の添加剤を任意の割合で含有し
ていてもよい。尚、これらの添加剤として、無機物から
なるものを用いる場合にはこれを含めて基材樹脂組成物
中に含有される無機物の量を5〜40重量%とすること
が好ましい。上記発泡粒子は、通常、嵩密度0.01〜
0.3g/cm3 である。
【0023】上記発泡助剤としては、硼酸金属塩を用い
るのが、発泡粒子の気泡径を増大する効果が大きく好ま
しい。硼酸金属塩としては、硼砂、硼酸亜鉛、硼酸ナト
リウム、硼酸マグネシウム等が挙げられるが、中でも硼
酸亜鉛が好ましい。硼酸亜鉛を用いると、気泡径が大き
く且つ均一な、成形性に優れる発泡粒子が得られる。硼
酸金属塩は1種又は2種以上を混合して用いることがで
きる。これら硼酸金属塩は、通常、基材樹脂のペレタイ
ズ工程において基材樹脂中に添加する。硼酸金属塩は通
常、粉体として添加する。粒径は特に限定されないが、
一般に0.1〜150μm、好ましくは0.5〜20μ
mである。硼酸金属塩は、ペレタイズされた基材樹脂粒
子中に0.01〜5重量%、好ましくは0.01〜1重
量%含有させられる。樹脂粒子中の硼酸金属塩の含有量
が0.01重量%未満であると、発泡粒子の気泡径を増
大させる効果が充分に得られず、高発泡倍率の発泡粒子
を得ることが困難である。また5重量%を超えるとコス
ト高となると共に発泡直後の発泡粒子の収縮率が高くな
り易く好ましくない。
【0024】本発明に用いるポリプロピレン系樹脂発泡
粒子の平均気泡径は好ましくは80〜1000μm、よ
り好ましくは100〜500μmである。平均気泡径が
80μmよりも小さい発泡粒子を用いた場合には、得ら
れる成形体は圧縮回復性に劣ったものとなり易く、抜き
加工性が不良になる虞れがあり、また1000μmを超
える場合には成形時の二次発泡性が低下して成形体の表
面付近にボイドが発生し、割れ易くなったり、圧縮強度
が低下するなどの機械的物性に劣るものとなる虞れがあ
る。
【0025】また、上記滑剤としては、高級脂肪酸の金
属塩又は/及び高級脂肪酸のアミド化合物が好ましく、
樹脂粒子中に0.1〜2.0重量%含有させられる。
【0026】導電性カーボン等の無機物を樹脂粒子中に
分散させるに当っては、樹脂粒子のペレタイズ工程以前
にバンバリーミキサーや加圧ニーダー、二軸押出機等を
用いて基材樹脂と添加剤とを予備分散させた原料混合物
を作成しておくことが好ましい。
【0027】上記のようにして、5〜40重量%の無機
物を含有するポリプロピレン系樹脂粒子を得る。そし
て、該ポリプロピレン系樹脂粒子を発泡させて、発泡粒
子を得る。上記樹脂粒子を発泡させる方法としては、樹
脂粒子と発泡剤とを、密閉容器内で分散媒に分散させて
樹脂粒子の軟化点以上の温度に加熱、加圧し、樹脂粒子
に発泡剤を含浸させて発泡性樹脂粒子とした後、容器の
一端を開放して発泡性樹脂粒子と分散媒とを容器内より
も低圧の雰囲気下に放出して発泡させる方法が挙げられ
る。
【0028】上記の発泡方法を用いた場合には、分散媒
としては水、メタノールやエタノール等のアルコール
類、エチレングリコール等のグリコール類、グリセリン
等の、樹脂粒子を溶解しない溶媒を用いることができる
が、通常は水が用いられる。
【0029】また、発泡剤としては、揮発性発泡剤、無
機ガス系発泡剤が用いられる。揮発性発泡剤としては、
プロパン、ブタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素類、シ
クロブタン、シクロヘキサン等の環式脂肪族炭化水素
類、トリクロロフロロメタン、ジクロロジフロロメタ
ン、ジクロロテトラフロロエタン、メチルクロライド、
エチルクロライド、メチレンクロライド等のハロゲン化
炭化水素類が挙げられる。また無機ガス系発泡剤として
は、二酸化炭素、空気、窒素、ヘリウム、アルゴン等が
挙げられる。これらの発泡剤は単独で用いても、或いは
2種以上を混合して用いてもよく、また揮発性発泡剤と
無機ガス系発泡剤とを混合して用いることもできる。発
泡剤の添加量は、揮発性発泡剤の場合は基材樹脂100
重量部に対して5〜30重量部が好ましく、無機ガス系
発泡剤を用いる場合は密閉容器内の平衡蒸気圧が20〜
60kgf/cm2 Gとなるように添加することが好ま
しい。
【0030】樹脂粒子を分散媒に分散させて加熱するに
際し、樹脂粒子相互の融着を防止するために融着防止剤
を分散媒に添加することができる。融着防止剤として
は、分散媒に溶解せず、加熱によって溶融しないもので
あれば、無機系、有機系を問わず使用可能であるが、一
般には無機系の融着防止剤が使用される。無機系の融着
防止剤としてはカオリン、マイカ、酸化アルミニウム、
酸化チタン、水酸化アルミニウム等の粉末が好適であ
る。融着防止剤は平均粒径が0.001〜100μm、
特に0.01〜30μmのものが好ましい。融着防止剤
を添加した場合、分散助剤としてドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム等のアニオン
系界面活性剤を併用することが好ましい。融着防止剤は
樹脂粒子100重量部当たり0.01〜2重量部程度添
加し、界面活性剤は樹脂粒子100重量部当たり0.0
01〜1重量部程度添加することが好ましい。
【0031】上記にようにして得られた無機物含有ポリ
プロピレン系樹脂発泡粒子は、大気圧下で熟成し、次い
で加圧処理して内圧を付与した後、金型内に充填して蒸
気等で加熱することにより、発泡粒子相互を融着せしめ
た所望の形状の成形体とすることができる。
【0032】尚、本発明の無機物含有ポリプロピレン系
樹脂発泡粒子成形体は、基材樹脂としてポリエチレン系
樹脂を用いて得られる同様の成形体と比較すると、物性
面での機械的性質や耐熱性の点で優れている。また、製
造工程において発泡粒子を得る際に、発泡剤として二酸
化炭素を用いた場合に、無機物含有ポリエチレン系樹脂
を基材とする場合と比較してより低密度の発泡粒子を得
ることができるという利点も有する。
【0033】
【実施例】
実施例1〜6 導電性カーボン(ケッチェン・ブラック・インターナシ
ョナル社製;ケッチェンブラックEC、BET比表面積
800m2 /g)14重量%、エチレン−プロピレンコ
ポリマー(エチレン含有量4.5重量%、融点135
℃、MI:8g/10min)、エチレン−αオレフィ
ン共重合体系ゴム、発泡助剤(硼酸亜鉛0.25重量
%)、滑剤(エチレンビスステアロアミド1重量%)を
バンバリーミキサーで混練し、原料混合物を作成した。
次いで、この原料混合物を押出機内で溶融混練し、スト
ランド状に押し出した後、切断して重量2mgの樹脂粒
子を得た。この樹脂粒子中のエチレン−αオレフィン共
重合体系ゴムの種類及び量を表1に示す。
【0034】次いで、上記樹脂粒子100重量部、水3
00重量部、カオリン0.3重量部、界面活性剤(ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム)0.06重量部、
表1に示す量の二酸化炭素を、容量5リットルのオート
クレーブに仕込み、攪拌しながら表1に示す発泡温度よ
り5℃低い温度で15分間保持した後、表1に示す発泡
温度まで加熱し、同温度で15分間保持した後、オート
クレーブに窒素ガスを導入して、オートクレーブ内の平
衡蒸気圧を保持しながらオートクレーブの一端を開放
し、大気圧下に放出して発泡粒子を得た。
【0035】得られた発泡粒子を大気圧下で24時間放
置して養生した後、空気による加圧を行ない、1.5k
g/cm2 Gの内圧を付与した。
【0036】内圧付与後の発泡粒子を、300×300
×60mmの金型に充填した後、金型内をスチームで5
秒間排気し、その後、3.2kg/cm2 Gのスチーム
を金型内に導入して成形を行ない、金型内の発泡粒子相
互を熱融着させた。その後、得られた成形体を大気圧下
で60℃で24時間の養生を行ない、次いで室温に戻し
た。得られた成形体の諸物性を表1に併せて示す。尚、
諸物性の測定、評価は以下のようにして行なった。
【0037】導電性 三菱化学社製抵抗計(Loresta AP)にて成形
体の体積固有抵抗値を測定した。
【0038】50%歪時圧縮応力 JIS Z0234に準拠し、測定を行なった。10m
m/1minの速度で圧縮し、50%歪を示した時点の
応力を測定した。
【0039】圧縮残留歪 JIS Z0234に準拠し、測定を行なった。10m
m/1minの速度で75%まで圧縮して、同速度で戻
し、応力が無くなった時点の歪量を圧縮残留歪とした。
【0040】抜き加工性 図2に示す形状の、厚さ1mm、高さ10mmの刃の上
に、30mm厚みにスライスした成形体を載せ、下方か
ら圧縮板を上昇させて圧縮カットし、同一形状の20個
のサンプルを得た。この圧縮カットにより得られた抜き
加工サンプルのカット部位を観察してその状態によって
以下の基準に基づき評価した。尚、図2の(a)は抜き
加工刃の平面図、(b)は刃の側面図である。図中、1
は刃を、1aは刃先を表わす。 1)入刃部のつぶれについて 得られた20個の抜き加工サンプルについて、それぞれ
抜き刃の入る側のサンプル表面とカット面上縁との高さ
の最大値を測定してこれを各々のサンプルの入り刃部の
つぶれの大きさとした。 ○・・・3mm以上のつぶれが見られるサンプルがな
く、且つ1mm以上3mm未満のつぶれが見られるサン
プルの個数が20個中4個未満である。 △・・・3mm以上のつぶれが見られるサンプルがな
く、且つ1mm以上3mm未満のつぶれが見られるサン
プルの個数が20個中4個以上である。 ×・・・3mm以上のつぶれが見られるサンプルがあ
る。 2)入刃部の割れ及び欠けについて 得られた20個の抜き加工サンプルについて、それぞれ
入り刃部周辺のサンプルの割れ、及び発泡粒子の脱落に
よる欠けを観察した。割れが見られる場合には表面に沿
って割れの両端の距離を測定し、その最大値を割れの長
さとした。また、欠けが見られる場合にはサンプルに残
された痕跡から確認される、脱落した発泡粒子の個数を
数えた。尚、1つの発泡粒子により隣接する複数のサン
プルに欠けが生じている場合には、各々について1個と
数えることとした。 ○・・・割れの長さが3cm以上のサンプルがなく、且
つ割れの長さが1cm以上3cm未満のサンプルの個数
が20個中4個未満であると共に、発泡粒子4個以上の
欠けが見られるサンプルがない。 ×・・・割れの長さが3cm以上のサンプルがあるか、
または割れのあがさが1cm以上3cm未満のサンプル
の個数が20個中4個以上であるか、または発泡粒子4
個以上の欠けが見られるサンプルがあるか、またはこれ
らの2つ以上を満たす。 3)カット面のささくれについて 得られた20個の抜き加工サンプルについて、それぞれ
抜き刃によるカット面を観察し、ささくれが見られる場
合にはその深さを測定して最も大きな値をそのサンプル
のささくれの深さとした。 ○・・・すべてのサンプルについてささくれが見られな
いか、またはささくれの深さが1mm未満である。 △・・・ささくれの深さが2mm以上であるサンプルが
なく、且つささくれの深さが1mm以上2mm未満のサ
ンプルの個数が20個中10個未満である。 ×・・・ささくれの深さが2mm以上であるサンプルが
あるか、またはささくれの深さが1mm以上2mm未満
のサンプルの個数が20個中10個以上であるか、また
はその両方である。
【0041】比較例1、2 エチレン−αオレフィン共重合体系ゴムの種類、量を、
表1に示すようにした以外は、実施例1〜6と同様にし
て発泡体を得た後、実施例1〜6と同様にして諸物性を
測定し、評価した。結果を表1に併せて示す。
【0042】
【表1】
【0043】実施例7、8 次に、実施例7、8として、実施例5、6と同じ配合、
成形条件で発泡粒子成形体を成形して、各20点の抜き
加工サンプルを得た。それぞれのサンプルについて抜き
加工性を、実施例1〜6と同様の方法で測定し、以下の
基準で評価した。結果を表2に示す。 1)入り刃部つぶれについて ○・・・つぶれが殆ど見られない(1mm未満)であ
る。 △・・・つぶれの大きさが1mm以上3mm未満であ
る。 ×・・・つぶれの大きさが3mm以上である。 2)入り刃部の割れ及び欠けについて ○・・・割れの長さが1cm未満であり、且つ発泡粒子
4個以上の欠けが見られない。 △・・・割れの長さが1cm以上3cm未満であり、且
つ発泡粒子4個以上の欠けが見られるか、またはその両
方である。 ×・・・割れの長さが3cm以上であるか、または発泡
粒子4個以上の欠けが見られるか、またはその両方であ
る。 3)カット面のささくれについて ○・・・ささくれが見られないか、深さが1mm未満で
ある。 △・・・ささくれの深さが1mm以上2mm未満であ
る。 ×・・・ささくれの深さが2mm以上である。
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】本発明の無機物含有ポリプロピレン系樹
脂発泡粒子成形体は、以上のように構成されているの
で、無機物が多量に含有され付加価値を有するものであ
りながら、抜き加工性等の二次加工性に優れたものであ
り、高付加価値の成形体を生産性良く効率的に製造する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明成形体に用いる発泡粒子の吸熱特性につ
いて説明するための説明図であり、DSC曲線を示す図
である。
【図2】抜き加工性の評価に用いた抜き加工刃を示す図
である。
【符号の説明】
1 抜き加工刃 1a 刃先
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C08L 23/10 23:20)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂57〜92重量
    %、エチレン−αオレフィン共重合体系ゴム3〜30重
    量%、及び無機物5〜40重量%とからなるポリプロピ
    レン系樹脂組成物を基材とする無機物含有ポリプロピレ
    ン系樹脂発泡粒子成形体。
  2. 【請求項2】 エチレン−αオレフィン共重合体系ゴム
    が、エチレン−オクテン共重合体ゴムであることを特徴
    とする請求項1記載の無機物含有ポリプロピレン系樹脂
    発泡粒子成形体。
  3. 【請求項3】 無機物が導電性カーボンであることを特
    徴とする請求項1又は2記載の無機物含有ポリプロピレ
    ン系樹脂発泡粒子成形体。
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