JPH1025112A - 消石灰の製造方法 - Google Patents

消石灰の製造方法

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JPH1025112A
JPH1025112A JP20297196A JP20297196A JPH1025112A JP H1025112 A JPH1025112 A JP H1025112A JP 20297196 A JP20297196 A JP 20297196A JP 20297196 A JP20297196 A JP 20297196A JP H1025112 A JPH1025112 A JP H1025112A
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slaked lime
water
alcohol
additive
producing
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Toshio Kadokura
利夫 門倉
Fumikazu Saito
文和 斎藤
Yasutaka Kanazawa
保孝 金澤
Masahiro Machida
雅広 町田
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Chichibu Lime Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の消石灰より、比表面積が大きく反応性
の高い消石灰を得ることができる消石灰の製造方法を提
供する。 【解決手段】 生石灰と水とを反応させて製造する消石
灰の製造方法において、前記水の温度が氷点〜30℃で
あって、1価アルコール類、2価アルコール類、3価ア
ルコール類、1級アミン類及び2級アミン類の中から選
択される1種以上の添加物を、生石灰の使用量から計算
される製造後に得られる消石灰の理論量に対し0.1重
量%〜20重量%含んでいることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生石灰と水とを
反応させて製造する消石灰の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】生石灰(酸化カルシウム)から消石灰
(水酸化カルシウム)を工業的に製造する方法として
は、混合機を備え付けた消化反応装置に生石灰を消化水
と共に投入し消化させ、熟成槽が設置されている場合に
は必要に応じて熟成させて消石灰を得る乾式消化方法が
一般的に知られている。
【0003】生石灰と水は接触するとすぐに消化反応を
起こし消石灰となり、次に、生成された消石灰分子同士
が集まり微細な結晶核を形成する。その後、反応が進む
につれて結晶核が成長していき消石灰が粒子として得ら
れる。生石灰と水との消化反応は発熱を伴う反応である
ことから、反応槽内の温度分布は不均一な状態となり部
分的に急激な消化反応や結晶核の成長が進行し、粒子の
成長に差が生じることとなり、結果として粗大な粒子を
含んだ消石灰が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】消石灰はアルカリ源と
して各種酸性成分との反応剤に用いられ、例えば、ゴミ
処理施設においては、燃焼排ガス中に消石灰を空気輸送
により吹き込み、燃焼排ガス中に含まれる有害酸性成分
である硫黄酸化物、塩素、塩酸等と反応させて固形の硫
酸カルシウム、塩化カルシウム等を生成させることによ
り酸性成分を除去することができる。
【0005】この場合、消石灰の反応性が高いほど酸性
成分との反応は速くなることから、消石灰の反応性はよ
り高い方が好ましい。また、酸性成分との反応において
は、理論量(消石灰と酸性成分の規定度が等しくなる消
石灰の量)では足りず、通常は理論量より多い消石灰を
用いる。そのために酸性成分との反応後の後処理物は、
反応固形物(例えば、上記における硫酸カルシウム、塩
化カルシウム)の他に未反応の消石灰を含むことにな
る。工業的な点から後処理物はなるべく少ない方がよ
く、反応性の高い消石灰を使用すれば後処理物の量を少
なくすることができる。この点からもより反応性の高い
消石灰が望まれている。
【0006】消石灰の反応性は、比表面積(単位重量当
たりの表面積)が大きいほど高くなり、比表面積は、消
石灰の粒子の大きさが小さいほど、また同じ大きさなら
ば粒子表面に凹凸や粒子全体として隙間があるほど大き
な値を示す。しかし、上記の従来の製造方法で得られた
消石灰はその表面が比較的平滑な粗大粒子を含んでいる
ことから、JIS規格R9001特号品の場合、比表面
積は約15m2/g、平均粒径が6〜10μm程度であ
り、反応性の面から考えると十分とは言えずさらに比表
面積の大きい消石灰を得ることができる製造方法が望ま
れていた。
【0007】本発明の目的は、従来の消石灰より、比表
面積が大きく反応性の高い消石灰を得ることができる消
石灰の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決する手段】本発明者らは、前述の問題点を
解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、反応に使用する水
に特定の添加剤を加えることで、従来の製造方法では製
造できない、より比表面積の大きな消石灰を製造する方
法を見いだし本発明をなすに至った。
【0009】本発明の請求項1に記載の発明は、生石灰
と水とを反応させて製造する消石灰の製造方法におい
て、前記水が、1価アルコール類、2価アルコール類、
3価アルコール類、1級アミン類及び2級アミン類の中
から選択される1種以上の添加剤を含んでいることを特
徴とする消石灰の製造方法である。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の消石灰の製造方法において、前記添加剤の量が、生石
灰の使用量から計算される製造後に得られる消石灰の理
論量に対し、0.1重量%〜20重量%であることを特
徴としている。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の消石灰の製造方法において、前記水の温度が、
氷点温度〜30℃であることを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1、2又
は3に記載の消石灰の製造方法において、前記水に、前
記添加剤として含まれる前記1価アルコール類が、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、nープロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、t−ブチルアルコール
及びアリルアルコールから選択される少なくとも1種で
あることを特徴としている。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1、2又
は3に記載の消石灰の製造方法において、前記水に、前
記添加剤として含まれる前記2価アルコール類が、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、プロピレングリコール及びブチルグリコー
ルから選択される少なくとも1種であるあることを特徴
としている。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1、2又
は3に記載の消石灰の製造方法において、前記水に、前
記添加剤として含まれる前記3価アルコール類が、グリ
セリンであることを特徴としている。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1、2又
は3に記載の消石灰の製造方法において、前記水に、前
記添加剤として含まれる前記1級アミン類が、nープロ
ピルアミン、イソプロピルアミン及びモノエタノールア
ミンから選択される少なくとも1種であることを特徴と
している。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項1、2又
は3に記載の消石灰の製造方法において、前記水に、前
記添加剤として含まれる前記2級アミン類が、ジメチル
アミン、ジエチルアミン及びジエタノールアミンから選
択される少なくとも1種であることを特徴としている。
【0017】請求項1〜8に記載の発明によれば、従来
品に比較して、比表面積の大きい消石灰を製造すること
ができる。消石灰の反応性は比表面積が大きいほど高く
なることから、従来の消石灰より反応性の高い消石灰を
得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る消石灰の製造
方法を説明する。
【0019】本発明に係る消石灰の製造方法は、生石灰
と水とを反応させて製造する製造方法において、前記水
が1価アルコール類、2価アルコール類、3価アルコー
ル類、1級アミン類及び2級アミン類の中から選択され
る1種以上の添加剤を含んでいることを特徴とする。
【0020】本発明の消石灰の製造方法における工程は
連続で行われ、例えば反応漕に単位時間あたり一定量の
生石灰と水(以下、反応水という)を連続して加えてい
き、その混合したものが順次熟成漕に送られ熟成させて
消石灰が製造される。反応槽に生石灰と水が入れられて
から、消石灰として熟成槽から取り出されるまでの所要
時間は、製造に用いる生石灰や反応水の量によっても異
なるが、通常15分〜90分程度である。
【0021】本発明の製造方法に用いられる生石灰は、
市販されている数mm径の塊を含んだ生石灰やそれらを
粉砕したものでもよいが、粉末生石灰を用いた方が消化
反応速度が均一化することから工業的には好ましく、例
えば粒径150μmのものを90%以上含んでいる生石
灰を用いる。
【0022】本発明の製造方法に用いられる反応水は工
業用水、飲料水いずれでもよく、量は、生石灰の使用量
から計算される理論量に対して、1.5倍〜2.5倍、
好ましくは1.7倍〜2.1倍である。また、反応水の
温度は氷点温度〜30℃であり、より好ましくは5℃〜
25℃である。30℃よりも高い温度の反応水を使用す
ると、部分的に反応が極端に進んでしまい、全体として
反応が不均一に進行し粗大粒子を多く含むことになるか
らである。
【0023】本発明に係る製造方法に使用される反応水
は、1価アルコール類、2価アルコール類、3価アルコ
ール類、1級アミン類及び2級アミン類の中から選択さ
れる1種以上の添加剤を含み、これらの添加剤は沸点が
40〜300℃のものであることが好ましい。本発明に
おいて、添加剤として使用される1価アルコール類とし
てはメチルアルコール、エチルアルコール、nープロピ
ルアルコール、イソプロピルアルコール、tーブチルア
ルコール、アリルアルコールが挙げられる。また、2価
アルコール類としては、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ブチルグリコールが挙げられる。3価アルコ
ール類としては、グリセリンが挙げられる。1級アミン
類としては、nープロピルアミン、イソプロピルアミ
ン、モノエタノールアミンが挙げられる。2級アミンと
しては、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジエタノー
ルアミンが挙げられる。
【0024】これらの添加剤の反応水中の含有量は、生
石灰の使用量から計算される製造後に得られる消石灰の
理論量に対し、0.1重量%〜20重量%であり、好ま
しくは1重量%〜10重量%である。0.1重量%未満
であると、従来品に比較して比表面積の大きい消石灰を
得ることができず、また20重量%より多いとコストの
点から回収しなければならず作業工程が複雑になるから
である。
【0025】また、添加剤は適宜2種以上を混合したも
のを用いてもよく、例えば、2価アルコール類から選択
される1つと3価アルコール類から選択される1つを、
重量比1:1〜1:10の割合で混合したものを用いる
ことができる。
【0026】上記の本発明の製造方法により得られた消
石灰は、比表面積が、28m2/g〜60m2/gであ
る。また、平均粒径は5.0μm〜9.0μmである。
なお、本発明では、図2に示すように、平均粒径は消石
灰粒子の粒径ごとの累積含有量において、累積で50%
になる値を平均粒径としている。
【0027】以上のように、本発明に係る消石灰の製造
方法によれば、従来品に比較して、比表面積が大きい消
石灰が得られる。
【0028】これは、以下の理由によると考えられる。
本発明の製造方法においては、反応槽内の反応過程で、
反応水中に含まれている1価アルコール類や2価アルコ
ール類といった添加剤が、生成される消石灰の結晶核や
結晶核が成長して形成される1次粒子間に分散し、それ
らの表面に化学吸着を起こす。これにより、反応槽内全
体として結晶核や1次粒子の不均一な成長が抑制され、
結果として大きな粒が生成しにくくなったり、あるいは
微粒子同士が凝集したとしても空隙率の高い粒になるた
めと考えられる。
【0029】
【実施例】以下に、本発明の実施例を挙げて更に詳しく
説明するが、本発明はこの例によって限定されるもので
はない。
【0030】(実施例1)粉状生石灰を攪拌装置付横型
反応漕(有効容量1.8m3)に2.3t/時間の速度
で装入した。同時に食品添加物用プロピレングリコール
を溶解した温度14℃の反応水を1.5m3/時間の速
度で添加した。このときの反応漕内の消石灰の温度は約
110℃で安定した。ここで使用された食品添加物用プ
ロピレングリコールの量は、反応水中6.2重量%であ
り、生石灰の使用量から計算される製造後の消石灰の理
論量の3重量%であった。反応漕で混合され反応したも
のは、約17分で反応槽を満杯とし、反応槽に付設され
ている攪拌装置付横型熟成漕(有効容量3.0m3)に
(反応槽に連続的に装入される消石灰と反応水に対応す
る分量分)連続して溢流により送られた。熟成槽は反応
槽からの溢流が開始してから約30分で満杯となり、同
時に排出口より溢流により排出が開始された。このとき
の熟成漕内の温度は70℃〜80℃で安定した。温度が
安定してから1時間後に排出された消石灰を採取し以下
の方法により性状を調べた。
【0031】製造された消石灰を電子顕微鏡(HITA
CHI S−800)により観察し、その電子顕微鏡写
真を図1(a)に示した。比較として当社従来品(商品
名SA149、JIS規格R−9001特号品)の電子
顕微鏡写真も図1(b)に示した。図1は(a)および
(b)いずれも粒子の表面を観察したものである。図1
から分かるように、従来品の消石灰は粒子を構成してい
る微粒子が緻密に凝集して壁のようになっていて微粒子
の粒を確認することはできないが、本発明の製造方法に
より製造された消石灰は粒子を構成している微粒子を確
認することができ、粒子内の隙間が多い。また、比表面
積、平均粒径を以下の方法により測定した。 比表面積:測定装置 ベータソーブ自動表面積計4201型 (日機装(株)製) 前処理条件 常温にて脱ガスを30分行った。 測定時の使用ガス 窒素およびヘリウムの3:7混合ガス。 平均粒径:測定装置 マイクロトラックFRA (日機装(株)製) 測定条件 分散媒 イソプロピルアルコール 分散剤 なし 超音波バス分散 1分間 さらに、実施例1で製造された消石灰粒子を、平均粒径
が2.4μm及び1.1μmとなるように分級し、同様
に比表面積を測定した。これらの結果を表1に示した。
【0032】(実施例2)反応水に含まれている食品添
加物用プロピレングリコールの量が、生石灰の使用量か
ら計算される製造後の消石灰の理論量の5重量%で、反
応水の温度が13℃である以外は実施例1と同様な方法
で消石灰を製造した。実施例1と同様に比表面積、平均
粒径を測定し結果を表1に示した。
【0033】(実施例3)食品添加物用プロピレングリ
コールの代わりにモノエタノールアミンを添加剤として
含んでいる11℃の反応水を使用した以外は実施例1と
同様な方法で消石灰を製造した。この場合、熟成漕内の
温度は60℃〜70℃で安定し、その温度に達してから
30分後に排出口より消石灰を採取した。実施例1と同
様に比表面積、平均粒径を測定し結果を表1に示した。
【0034】(比較例1)添加剤を含まない反応水を使
用した以外は実施例3と同様な方法で消石灰を製造し
た。得られた消石灰について実施例1と同様に比表面
積、平均粒径を測定し結果を表1に示した。
【0035】(実施例4)食品添加物用プロピレングリ
コールの代わりにジエチレングリコールを添加剤として
含んでいる10℃の反応水を使用した以外は実施例1と
同様な方法で消石灰を製造した。実施例1と同様に比表
面積、平均粒径を測定した。平均粒径を測定した際の粒
度分布データを図2に示した。また、実施例4で製造さ
れた消石灰粒子を、平均粒径が2.4μm及び1.1μ
mとなるように分級し、同様に比表面積を測定した。こ
れらの結果を表1に示した。
【0036】(比較例2)温度が32℃である反応水を
使用した以外は実施例4と同様な方法で消石灰を製造し
た。得られた消石灰について実施例1と同様に比表面
積、平均粒径を測定し結果を表1に示した。
【0037】(実施例5)食品添加物用プロピレングリ
コールの代わりにジエチレングリコールを添加剤として
含んでいる22.5℃の反応水を使用した以外は実施例
1と同様な方法で消石灰を製造した。ここで使用された
ジエチレングリコールの量は、反応水中12.0重量%
であり、生石灰の使用量から計算される製造後の消石灰
の理論量の6重量%であった。この場合、熟成漕の温度
が60℃〜65℃で安定してから30分後に排出口より
採取した。得られた消石灰について実施例1と同様に比
表面積、平均粒径を測定し結果を表1に示した。
【0038】(実施例6)食品添加物用プロピレングリ
コールの代わりにnープロピルアルコールを添加剤とし
て含んでいる11℃の反応水を使用した以外は実施例1
と同様な方法で消石灰を製造した。ここで使用されたn
ープロピルアルコールの量は、生石灰の使用量から計算
される製造後の消石灰の理論量の3重量%であった。得
られた消石灰について実施例1と同様に比表面積、平均
粒径を測定し結果を表1に示した。
【0039】
【表1】
【0040】表1から分かるように、本発明の製造方法
により製造された消石灰は従来の消石灰よりも比表面積
が大きい。また、実施例1及び実施例4から分かるよう
に、製造された消石灰粒子をさらに分級し平均粒径を小
さくしたものの比表面積が、分級する前の消石灰粒子と
ほとんど変化がない。通常は、平均粒径が小さいほど比
表面積が大きくなるが、本発明の製造方法により得られ
た消石灰粒子は比表面積の大きさと粒子の大きさにあま
り相関がないということになり、これは、1個の粒子を
構成している微粒子の凝集の程度がゆるく、空隙率が高
いことを示している。上記の電子顕微鏡により観察され
た状態を数字的に裏付けているものと考えられる。
【0041】
【発明の効果】本発明の消石灰の製造方法によれば、比
表面積の大きい消石灰を製造することができ、したがっ
て、従来品よりも反応性の高い消石灰を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の製造方法により製造された消石
灰粒子の図面代用の電子顕微鏡写真である。 (b)従来の消石灰粒子の図面代用の電子顕微鏡写真で
ある。
【図2】本発明の製造方法の実施例4により製造した消
石灰の粒度分布を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 雅広 東京都中央区新川1丁目8番6号 秩父石 灰工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生石灰と水とを反応させて製造する消石
    灰の製造方法において、前記水が、1価アルコール類、
    2価アルコール類、3価アルコール類、1級アミン類及
    び2級アミン類の中から選択される1種以上の添加剤を
    含んでいることを特徴とする消石灰の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記添加剤の量が、生石灰の使用量から
    計算される製造後に得られる消石灰の理論量に対し、
    0.1重量%〜20重量%であることを特徴とする請求
    項1に記載の消石灰の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記水の温度が、氷点温度〜30℃であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の消石灰の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記水に、前記添加剤として含まれる前
    記1価アルコール類が、メチルアルコール、エチルアル
    コール、nープロピルアルコール、イソプロピルアルコ
    ール、t−ブチルアルコール及びアリルアルコールから
    選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求
    項1、2又は3に記載の消石灰の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記水に、前記添加剤として含まれる前
    記2価アルコール類が、エチレングリコール、ジエチレ
    ングリコール、トリエチレングリコール、プロピレング
    リコール及びブチルグリコールから選択される少なくと
    も1種であることを特徴とする請求項1、2又は3のい
    ずれかに記載の消石灰の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記水に、前記添加剤として含まれる前
    記3価アルコール類が、グリセリンであることを特徴と
    する請求項1、2又は3に記載の消石灰の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記水に、前記添加剤として含まれる前
    記1級アミン類が、nープロピルアミン、イソプロピル
    アミン及びモノエタノールアミンから選択される少なく
    とも1種であることを特徴とする請求項1、2又は3に
    記載の消石灰の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記水に、前記添加剤として含まれる前
    記2級アミン類が、ジメチルアミン、ジエチルアミン及
    びジエタノールアミンから選択される少なくとも1種で
    あることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の消石
    灰の製造方法。
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