JPH10250376A - バスにおける昇降口の防塵構造 - Google Patents

バスにおける昇降口の防塵構造

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JPH10250376A
JPH10250376A JP5954897A JP5954897A JPH10250376A JP H10250376 A JPH10250376 A JP H10250376A JP 5954897 A JP5954897 A JP 5954897A JP 5954897 A JP5954897 A JP 5954897A JP H10250376 A JPH10250376 A JP H10250376A
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tip
door
opening
slope
bus
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JP5954897A
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Kazuyuki Kurihara
一幸 栗原
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノンステップバスにおいて昇降用有効面積を確
保すると共に車室内に塵芥等の侵入を防止し得るバスに
おける昇降口の防塵構造を提供する。 【解決手段】車室内の通路に連続する昇降用スロープ8
及び先端上部が車体前後方向に沿って延設されたガイド
レール19に沿って移動可能に支持され上下端縁の中央
部が揺動アーム16の先端16aに軸支されて揺動アー
ム16の揺動によって昇降スロープ8の先端縁8aに沿
う閉鎖位置と昇降用スロープ8上に収容する開放位置と
の間を反転移動する開閉扉を具備するバスにおける昇降
口において、基端が昇降口の側柱12に結合され、先端
が開閉扉20の下端縁先端に結合されて閉鎖状態におい
て上端が開閉扉20の下端縁20bに下端が昇降スロー
プ8の先端縁8aに各々圧接すると共に開閉状態におい
て折り畳まれる弾性材料性の防塵部材25を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスの昇降口の防
塵構造に係わり、特に昇降口の昇降ステップを廃止して
昇降用スロープを設けたバスにおける昇降口の防塵構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にバスの昇降口には外部から車室内
に砂等の塵芥が侵入を防止する防塵構造が施されてい
る。
【0003】例えば実開平4ー130556号公報に開
示されるように昇降口、特に昇降口を外方から開閉扉を
圧接して閉鎖するいわゆるスイング式の開閉扉を有する
昇降口には昇降のための昇降用ステップが設けられ、車
体の昇降口の周縁には開閉扉との間を封止するゴム等の
シール部材が設けられて昇降口からの塵芥の侵入を防止
している。
【0004】また、昇降口の開放時に開閉扉を折り畳ん
で昇降用ステップ上に収納するいわゆる折り戸式の開閉
扉にあっては、その開閉扉の下端面に先端が昇降用ステ
ップ上に摺接するブラシ状の防塵部材等が設けられてい
る。
【0005】しかし、上記スイング式の開閉扉にあって
は、昇降口開放時に開閉扉を車体外方に迫り出すように
揺動アームによって車体に片持ち状に支持することから
開閉扉の大きさが制限されて充分な昇降口の有効面積の
確保が困難であり、折り戸式の開閉扉にあっては開放時
に折り畳まれた開閉扉が昇降用ステップ上の昇降口両側
に収容されることから上記スイング式の開閉扉同様、昇
降口の有効面積の確保を困難にしている。
【0006】これらの対策として、昇降口開放時に開閉
扉を折り畳むことなく反転させて昇降用ステップ上に収
容するいわゆるスライドグランド式の開閉扉がある。
【0007】このスライドグライド式の開閉扉は、図1
2に概要を示す要部側面図を示し、図13に要部平面図
を示すように昇降口101の両側に沿って回転可能に上
下に延設された一対の回動軸103を有し、回動軸10
3には開閉扉107の上下端縁の略中央部に先端104
aが軸止される一対の揺動アーム104が一体的に設け
られると共に回動軸103は昇降口101の上方に配設
された開閉駆動装置105によって回動駆動されるよう
構成されている。
【0008】一方、昇降口101の上縁には図12のD
ーD断面を図14に示すように下方が開口して断面略コ
字状のガイドレール106が車体前後方向に沿って設け
られ、開閉扉107の上端縁の略先端に上方に突出して
設けたれたガイド部材108の先端108aがガイドレ
ール106内に摺動可能に係合している。
【0009】なお、図中符号109aは開閉扉107の
先端縁に沿って一体的に開閉扉107に取り付けられた
ウェザーストリップであり、109bは開閉扉107の
基端縁に沿って開閉扉107にと取り付けられたウェザ
ストリップであって、120は昇降ステップである。
【0010】昇降口101を閉鎖した状態では、図12
に実線で示すように互いの開閉扉107の先端縁に設け
られたウェザーストリップ109aが互いに圧接し、開
閉扉107の基端縁に設けられたウェザーストリップ1
09bが昇降口101の側柱102に当接している。
【0011】そして、回転駆動装置105によって回動
軸103を介して実線で示す閉鎖位置にある揺動アーム
104を二点鎖線で示す開放位置に揺動すると、揺動ア
ーム104の先端104aに軸止された開閉扉107の
中央部は揺動アーム104の先端104aと共に回動し
つつ揺動して開放位置に移動する一方、開閉扉107の
先端はガイドレール106に摺動可能に係合するガイド
部材108の先端108aの移動に従ってガイドドレー
ル106に沿って開放位置まで移動することによって開
閉扉107は反転しつつ二点鎖線で示すよう昇降ステッ
プ120上の開放位置に収容される。
【0012】一方、回転駆動装置105によって回動軸
103を介して二点鎖線で示す開放位置にある揺動アー
ム104を実線で示す閉鎖位置に揺動すると、揺動アー
ム104の先端104aに軸止された開閉扉107の中
央部は揺動アーム104の先端104aと共に回動しつ
つ揺動して閉鎖位置に移動し、開閉扉107の先端はガ
イドレール106に摺動可能に係合するガイド部材10
8の先端108aの移動に従ってガイドレール106に
沿って互いの先端縁に設けられたウエザーストリップ1
9aが互いに圧接する閉鎖位置まで移動することによっ
て開閉扉107は反転しつつ実線で示すよ閉鎖位置まで
移動して昇降口101を閉鎖するよう構成されている。
【0013】このように構成されるスライドグランド式
の開閉扉107は、回転駆動装置105によって揺動駆
動される揺動アーム104の先端104aによって下端
縁の略中央部が揺動可能に支持され、かつ開放作動時に
揺動アーム104に対し車体外方にある開閉扉107の
基端部が揺動アーム104より車体内方側に移動し、ま
た閉鎖作動時には揺動アーム104に対して開閉扉10
7の基端部が車体内方から車体外方に移動することから
揺動アーム104と昇降ステップ120との間に開閉扉
107と揺動アーム104との相対揺動を許容するた
め、換言すると開閉扉107と揺動アーム104との当
接を回避するため開閉扉107の下端縁と昇降ステップ
120との間に間隙aが、開閉扉107の上端縁とガイ
ドレール106との間に間隙bが各々形成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記、スライドグラン
ド式の開閉扉によると、昇降口開放時に開閉扉を折り畳
むことなく反転させて昇降用ステップ上に収容すること
から昇降口の有効面積の確保が容易に得られ、また開閉
扉の下端縁と昇降用ステップとの間に形成される間隙か
ら車室内に侵入した砂等の塵芥は、階段状に形成された
昇降用ステップの縦壁によって昇降用ステップより高段
に形成された車室内通路まで巻き上げられて侵入するこ
とは回避される。
【0015】しかし、車内通路を低くし、かつ昇降用ス
テップに換えて昇降用スロープを設けるよう構成して昇
降性及び車椅子での車内移動を容易にするいわゆるノン
ステップバスにあっては昇降用スロープと車内通路とが
連続形成され、かつこれら昇降用スロープ及び車内通路
が比較的低位置に配置されることから開閉扉の下端縁と
昇降用スロープとの間に形成される間隙から車室内に侵
入した砂等の塵芥が車内通路にまで侵入するおそれがあ
る。
【0016】従って、本発明は、かかる点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、ノンステップバスにおい
て昇降用有効面積を確保すると共に車室内に塵芥等の侵
入を防止し得るバスにおける昇降口の防塵構造を提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のバスにおける昇降口の防塵構造は、車室内の通路に
連続する昇降用スロープ及び先端上部が車体前後方向に
沿って延設されたガイドレールに沿って移動可能に支持
され上下端縁の中央部が揺動アームの先端に軸支されて
揺動アームの揺動によって昇降用スロープの先端に沿う
閉鎖位置と昇降用スロープ上に収容する開放位置との間
を反転移動する開閉扉を具備するバスにおける昇降口に
おいて、基端が昇降口の側柱に結合され、先端が開閉扉
の下端縁先端に結合されて閉鎖状態において上端が開閉
扉下端縁に下端が昇降スロープ先端に各々圧接すると共
に開閉状態において折り畳まれる弾性材料性の防塵部材
を有することを特徴とする。
【0018】従って、開閉扉を閉鎖位置に揺動すると、
開閉扉の閉鎖位置への移動に伴って開閉扉の先端に結合
された防塵部材の先端は開閉扉の先端と共にガイドレー
ルに沿って閉鎖位置へ移動し、防塵部材の上縁は開閉扉
の下部に、また下縁は昇降用スロープの先端縁に各々車
体外方から圧接して、開閉扉の下端縁と昇降用スロープ
の先端縁との間に形成される間隙が閉鎖されて砂等の塵
芥が車室内に侵入するのが防止される。一方、開放状態
では昇降が容易になるように防塵部材が折り畳まれて収
容される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるバスにおける
昇降口の防塵構造の第1実施の形態を図1乃至図8によ
り説明する。
【0020】図1はバス1の全体側面図であって、図2
はそのバス1に床構造の概要を説明する要部斜視図であ
る。
【0021】バス1は、乗降性を良好にするため床面を
低くした低床式でかつ、特に車椅子の移動を容易にする
ため昇降用ステップを廃止して昇降用スロープが設けら
れるいわゆるノンステップバスである。
【0022】このバス1の床2は、図2に斜視図を示す
ように、中央に車体前後方向に亘って通路3が形成さ
れ、この通路3を介して前輪用フェンダ4、後輪用フェ
ンダ5が各々対向して車室側に突出形成され、後端にエ
ンジン房内と区画する後方隔壁6が設けられている。
【0023】更に図1に示す車体の一側、例えば車体左
側に設けらる前部昇降口9及び後部昇降口10に対応し
て各々通路3に連続して前部昇降用スロープ7及び後部
スロープ8が形成されている。前部昇降用スロープ7及
び後部昇降用スロープ8は通路3側から前部昇降口9及
び後部昇降口10の先端側に移行するに従って、即ち車
体内方から車体外方に移行するに従って次第に下降する
よう緩やかに傾斜して車室内に侵入した水等が車外に排
出するように形成されている。
【0024】次に後部昇降口10について、図3乃至図
8によって説明する。
【0025】この後部昇降口10には有効昇降面積が得
られるいわゆるスライドグライド式の開閉扉が設けられ
図3に概要を示す要部側面図を示し、図4に要部平面図
を示すように後部昇降口10の両側に沿って回転可能に
上下に延設された一対の回動軸15を有し、回動軸15
には後述する開閉扉20の上下端縁20a、20bの略
中央部に先端16aが軸止される一対の揺動アーム16
が一体的に設けられると共に回動軸15は後部昇降口1
0の上方に配設された開閉駆動装置17によって図4に
実線で示す閉鎖位置と二点鎖線で示す開放位置との間で
回動駆動されるよう構成されている。
【0026】一方、昇降口10の上縁には図3のAーA
断面を図5に示すように昇降口上部部材11に下方が開
口した断面略コ字状のガイドレール19が車体前後方向
に沿って取り付けられ、後部昇降用スロープ8の先端縁
8aと対向配置されている。
【0027】開閉扉20の上端縁20aの略先端には、
上方に先端21aが突出するガイド部材21が設けら
れ、ガイド部材21の先端21aがガイドレール19内
に摺動可能に係合し、かつ開閉扉20の下端縁20bの
先端から下方に防塵部材取付部20cが下方に突出形成
されている。
【0028】また、開閉扉20の先端縁に沿ってウェザ
ーストリップ22aが、基端縁に沿ってウェザストリッ
プ22bが各々取り付けられ、後部昇降口20を閉鎖し
た状態では、図3に実線で示すように互いの開閉扉20
の先端縁に設けられたウェザーストリップ22aが互い
に圧接し、開閉扉20の基端縁に設けられたウェザース
トリップ22bが昇降口10の側柱12に当接してい
る。
【0029】そして、開閉扉20は、回転駆動装置17
によって揺動駆動される揺動アーム16の先端16aに
よって下端縁の略中央部が揺動可能に支持され、かつ開
放作動時に揺動アーム16に対し車体外方にある開閉扉
20の基端部が揺動アーム16より車体内方側に移動
し、また閉鎖作動時には揺動アーム16に対して開閉扉
20の基端部が車体内方から車体外方に移動することか
ら開閉扉20と揺動アーム16との相対揺動を許容する
ため、換言すると開閉扉20と揺動アーム16との当接
を回避するため開閉扉20の下端縁20bと後部昇降用
スロープ8との間に間隙aが、開閉扉20の上端縁20
aとガイドレールとの間に間隙bが各々形成されてい
る。
【0030】開閉扉20の下端縁20bと後部昇降スロ
ープ8の先端縁8aとの間に形成される間隙aから砂等
の塵芥が車室内に侵入するのを防止するための防塵部材
25が開閉扉20の下部に設けられている。
【0031】防塵部材25は、図3に示すように板状の
弾性材料製、例えばゴム製で略矩形形状であって、先端
上部が上記開閉扉20の下端縁20bの先端から下方に
突出形成された防塵部材取付部20cに矩形の止め金具
26aを介してビス26bによって取り付けられ、基端
は図6に斜視図を示すように上下に分岐され、分岐した
一方の上側基端25aは外方に折曲した上部固定部材2
7にビス27b等によって外方に湾曲するように付勢さ
れて後部昇降口10の側柱12に、また他方の下側基端
25bは側柱12から車体後方に向かって突出する下部
固定部材28にビス28b等によって取り付けられて防
塵部材25に車体前後方向の緊張が付与されている。ま
た防塵部材25は、図7に図3のBーB断面を示すよう
に防塵部材25の上縁25cは開閉扉20の下部に、ま
た下縁25dは後部昇降用スロープ8の先端縁8aに各
々車体外方から圧接している。
【0032】更に、開閉扉20の下部には防塵部材25
の上縁25cを庇状に覆う保護部材29が設けられてい
る。
【0033】そして開閉扉20により昇降口10を閉鎖
した状態では各開閉扉20に取り付けられた防塵部材2
5の先端縁25eは互いに当接し、防塵部材25によっ
て開閉扉20の下端縁20aと後部昇降スロープ8の先
端縁8aとの間に形成される間隙aが閉鎖されて砂等の
塵芥が車室内に侵入するのを防止するよう構成されてい
る。
【0034】一方、昇降口上部部材11には図8に図3
のCーC断面を示すように開閉扉20の上端縁20aに
車体外方から圧接するブラシ状の上部防塵部材29が設
けられ、開閉扉20の上端縁20aとガイドレールとの
間の間隙bを閉鎖している。
【0035】そして、回転駆動装置17によって回動軸
15を介して図4に実線で示す閉鎖位置にある揺動アー
ム16を二点鎖線で示す開放位置に揺動すると、揺動ア
ーム16の先端16aに軸止された開閉扉20の中央部
は揺動アーム16の先端16aと共に回動しつつ揺動し
て開放位置に移動し、開閉扉20の先端はガイドレール
19に摺動可能に係合するガイド部材21の先端21a
の移動に従ってガイドドレール19に沿って開放位置ま
で移動することによって開閉扉20は反転しつつ二点鎖
線で示すよう後部昇降用スロープ8上の開放位置に収容
される。
【0036】開閉扉20の先端の移動に伴って開閉扉2
0の先端に結合された防塵部材25の先端25eは開閉
扉20の先端と共にガイドレール19に沿って上側基端
25a及び下側基端25bが取り付けられた側柱12に
接近するよう移動する。
【0037】先端部25eの移動に伴って上側基端25
aが上部固定部材27によって外方に湾曲するように付
勢されることと相俟って防塵部材25の中央部が車体外
方に湾曲して突出し、図4に二点鎖線で示すように折り
畳まれた開放位置となる。
【0038】一方、回転駆動装置17によって回動軸1
5を介して二点鎖線で示す開放位置にある揺動アーム1
6を実線で示す閉鎖位置に揺動すると、揺動アーム16
の先端16aに軸止された開閉扉20の中央部は揺動ア
ーム16の先端16aと共に回動しつつ揺動して閉鎖位
置に移動し、開閉扉20の先端はガイドレール19に摺
動可能に係合するガイド部材21の先端21aの移動に
従ってガイドレール19に沿って互いの先端縁に設けら
れたウエザーストリップ22aが互いに圧接する閉鎖位
置まで移動することによって開閉扉20は反転しつつ実
線で示す閉鎖位置まで移動して昇降口10を閉鎖する。
【0039】開閉扉20の閉鎖位置への移動に伴って開
閉扉20の先端に結合された防塵部材25の先端25e
は開閉扉20の先端と共にガイドレール19に沿って閉
鎖位置へ移動し、各々の防塵部材25の先端縁25eは
互いに当接し、防塵部材25は、図7に示すように防塵
部材25の上縁25cが開閉扉20の下部に、また下縁
25dが後部昇降用スロープ8の先端縁8aに各々車体
外方から圧接して、開閉扉20の下端縁20aと後部昇
降用スロープ8の先端縁8aとの間に形成される間隙a
は閉鎖されて砂等の塵芥が車室内に侵入するのが防止さ
れる。
【0040】なお、防塵部材25は、開放時に中央部が
車体外方に容易に突出するよう予め湾曲形成することが
好ましい。
【0041】次に、本発明によるバスにおける昇降口の
防塵構造の第2実施の形態を図9乃至図11により説明
する。なお、図9乃至図11において図1乃至図8と対
応する部分には同一符号を付することで詳細な説明は省
略する。
【0042】図9に要部拡大図を示すように開閉扉20
の下端縁20bの先端から下方に突出形成される防塵部
材取付部20cに略矩形に形成された防塵部材20の先
端上部が車体前後方向及び上下方向に延伸する略L字状
の止め金具45を介してビス45bによって取り付けら
れ、基端は図10に斜視図を示すように上側固定部材2
7、下側固定部材28にビス等によって昇降口10の側
柱12に取り付けられ、閉鎖状態において防塵部材25
に車体前後方向の緊張が付与され、かつ防塵部材25の
上縁25cは開閉扉20の下部に、また下縁25dは後
部昇降スロープ8の先端縁8aに各々車体外方から圧接
している。
【0043】そして、上記第1実施の形態同様に、回転
駆動装置によって回動軸及び揺動アームを介して閉鎖位
置にある開閉扉20を反転しつつ二点鎖線で示すよう後
部昇降スロープ8上の開放位置に移動させると、開閉扉
20の先端の移動に伴って開閉扉20の先端に結合され
た防塵部材25の先端25eは開閉扉20の先端と共に
ガイドレールに沿って基端が取り付けられた側柱12に
接近するよう移動する。
【0044】先端部25eの移動に伴って車体前後方向
に延伸する略L字状の止め金具45によって防塵部材2
5が図10に示すように車体内方に押動されて中央部が
車体内方に湾曲し、図11に示すように後部昇降口10
の側壁12と開閉扉20との間に折り畳まれて収容され
る。
【0045】一方、回転駆動装置によって開放位置にあ
る開閉扉20を閉鎖位置に揺動すると、開閉扉20の閉
鎖位置への移動に伴って開閉扉20の先端に結合された
防塵部材25の先端25eは開閉扉20の先端と共にガ
イドレールに沿って閉鎖位置へ移動し、各々の防塵部材
25の先端縁25eが互いに当接し、防塵部材25の上
縁25cは開閉扉20の下部に、また下縁25dは後部
昇降スロープ8の先端縁8aに各々車体外方から圧接し
て、開閉扉20の下端縁20aと後部昇降スロープ8の
先端縁8aとの間に形成される間隙aは閉鎖されて砂等
の塵芥が車室内に侵入するのが防止される。
【0046】
【発明の効果】以上説明した本発明によるバスにおける
昇降口の防塵構造によると、車室内の通路に連続する昇
降用スロープ及び先端上部が車体前後方向に沿って延設
されたガイドレールに沿って移動可能に支持され上下端
縁の中央部が揺動アームの先端に軸支されて揺動アーム
の揺動によって昇降スロープの先端に沿う閉鎖位置と昇
降用スロープ上に収容する開放位置との間を反転移動す
る開閉扉を具備するバスにおける昇降口において、基端
が昇降口の側柱に結合され、先端が開閉扉の下端縁先端
に結合されて閉鎖状態において上端が開閉扉下端縁に下
端が昇降用スロープの先端に各々圧接すると共に開閉状
態において折り畳まれる弾性材料性の防塵部材を有する
ことから、ノンステップバスにおいて昇降用有効面積を
確保すると共に開閉扉の閉鎖位置への移動に伴って開閉
扉の先端に結合された防塵部材の上縁は開閉扉の下部
に、また下縁は昇降スロープの先端縁に各々車体外方か
ら圧接して、開閉扉の下端縁と昇降スロープの先端縁と
の間に形成される間隙が閉鎖されて砂等の塵芥が車室内
に侵入するのが防止される等本発明特有の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバスにおける昇降口の防塵構造の
第1実施の形態を説明するバスの全体側面図である。
【図2】同じく、本実施の形態における床構造を説明す
る要部斜視図である。
【図3】同じく、本実施の形態を説明する要部側面図で
ある。
【図4】同じく、本実施の形態を説明する要部平面面図
である。
【図5】同じく、本実施の形態を説明する図3のAーA
断面図である。
【図6】同じく、本実施の形態を説明する要部斜視図で
ある。
【図7】同じく、本実施の形態を説明する図6のBーB
断面図である。
【図8】同じく、本実施の形態を説明する図3のCーC
断面図である。
【図9】本発明によるバスにおける昇降口の防塵構造の
第2実施の形態を説明する要部側面図である。
【図10】同じく、本実施の形態を説明する要部斜視図
である。
【図11】同じく、本実施の形態を説明する要部斜視図
である。
【図12】従来のバスにおける昇降口を説明する要部側
面図である。
【図13】同じく、従来のバスの昇降口を説明する要部
平面図である。
【図14】図12のD−D断面図である。
【符号の説明】
1 バス 8 後部昇降用スロープ 8a 先端縁 10 昇降口 12 側柱 16 揺動アーム 16a 先端 19 ガイドレール 20 開閉扉 25 防塵部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内の通路に連続する昇降用スロープ及
    び先端上部が車体前後方向に沿って延設されたガイドレ
    ールに沿って移動可能に支持され上下端縁の各中央部が
    揺動アームの先端に軸支されて揺動アームの揺動によっ
    て昇降用スロープの先端に沿う閉鎖位置と昇降用スロー
    プ上に収容する開放位置との間を反転移動する開閉扉を
    具備するバスにおける昇降口において、 基端が昇降口の側柱に結合され、先端が開閉扉の下端縁
    先端に結合されて閉鎖状態において上端が開閉扉下端縁
    に下端が昇降用スロープ先端に各々圧接すると共に開閉
    状態において折り畳まれる弾性材料性の防塵部材を有す
    ることを特徴とするバスにおける昇降口の防塵構造。
  2. 【請求項2】閉鎖状態において先端が互いに接すると共
    に開放状態において先端が離間する一対の開閉扉及び一
    対の防塵部材を有することを特徴とする請求項1に記載
    のバスにおける昇降口の防塵構造。
  3. 【請求項3】開放状態において防塵部材の中央部が車体
    外方に突出して折り畳まれることを特徴とする請求項1
    または2に記載のバスにおける昇降口の防塵構造。
  4. 【請求項4】側柱に取り付けられる防塵部材の基端が車
    体外方に付勢されることを特徴とする請求項3に記載の
    バスにおける昇降口の防塵構造。
  5. 【請求項5】開放状態において防塵部材の中央部が車体
    内方に突出して側柱と開閉扉との間に折り畳まれること
    を特徴とする請求項1または2に記載のバスにおける昇
    降口の防塵構造。
  6. 【請求項6】防塵部材の先端が車体内方に付勢されるこ
    とを特徴とする請求項5に記載のバスにおける昇降口の
    防塵構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456516B1 (ko) * 2001-12-13 2004-11-10 기아자동차주식회사 버스 도어의 밀폐장치

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