JPH10249512A - 鋳造方法及び鋳造装置 - Google Patents

鋳造方法及び鋳造装置

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JPH10249512A
JPH10249512A JP11035798A JP11035798A JPH10249512A JP H10249512 A JPH10249512 A JP H10249512A JP 11035798 A JP11035798 A JP 11035798A JP 11035798 A JP11035798 A JP 11035798A JP H10249512 A JPH10249512 A JP H10249512A
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JP
Japan
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molten metal
mold
gate
seal member
sprue
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Pending
Application number
JP11035798A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Yoshikawa
邦明 吉川
Toshiyuki Waki
敏幸 脇
Masaaki Takeuchi
公明 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIRAMOTO KOGYOSHO KK
Original Assignee
HIRAMOTO KOGYOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】重力金型鋳造又は低圧鋳造において、注湯後に
溶湯をエアによって加圧した際に溶湯が型合わせ部等か
ら洩れないようにする。 【構成】湯口3が複数の外型2,2を合わせることによ
って構成されていて、該外型2に、合わせ面2a,2a
の隙間に洩れた溶湯を早く凝固させる凝固促進手段(互
い嵌合する凹溝2b及び凸条2c)を設けておき、キャ
ビティ6に溶湯を注入し、上記湯口3にシール部材7を
嵌入して該シール部材7の下面を溶湯16に接触させた
後、シール部材7の下面から湯口3の溶湯16の中央部
に加圧エアを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造方法及び鋳造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳造すべき製品に厚肉部と薄肉部とがあ
る場合に、溶湯の凝固速度の違いから厚肉部に引け巣を
発生し易いことはよく知られている。例えば、エンジン
用ピストンを軽合金の重力鋳造法によって得る場合、ス
カート部に比べて肉厚の厚いヘッド部は溶湯の最終凝固
部になるため、該溶湯の凝固収縮によって上記引け巣を
発生することがある。このような引け巣等の鋳造欠陥の
防止には、キャビティ内の溶湯の凝固の進行に方向性を
もたせる指向性凝固が有効であることは知られている。
しかし、それを押湯のみで行なうには該押湯のボリュー
ムを大きくする必要があり、歩留まりが悪くなる。
【0003】これに対して、鋳型のキャビティに注入さ
れた溶湯を加圧することによって上記引け巣を防止する
という技術は一般に知られている。例えば、特開平2−
303671号公報には、消失模型鋳造法において、湯
口の溶湯に加圧蓋の周縁のフランジを没入させることに
よって該加圧蓋の内部空間をシールし、その状態で該内
部空間に加圧エアを供給することによって溶湯を加圧す
るようにした鋳造方法が記載されている。また、実開平
3−106250号公報には、重力金型鋳造において、
注湯後の湯口を塞いだ状態で押湯口に加圧プランジャを
圧入することが記載されている。さらに、重力鋳造では
なく、溶湯を金型に圧入するダイカスト法も一般に知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、割り金型の場
合は、溶湯を加圧すると該溶湯が分割型の合わせ面の隙
間に洩れるという問題がある。特に上記エンジン用ピス
トンのような複雑な形状を有する物を鋳造する場合に
は、多数の分割型を組み合わせる必要があることから、
個々の分割型の寸法誤差の影響が相乗的に現われて上記
合わせ面の隙間が大きくなり易く、ダイカストの採用が
難しいと共に、重力鋳造法においても注湯後に溶湯を加
圧すると、上記合わせ面の隙間から溶湯が洩れることに
なる。
【0005】すなわち、本発明の課題は、割り金型を用
いた重力鋳造法あるいは低圧鋳造法において、溶湯を加
圧した際の該溶湯の洩れを防止し、溶湯を確実に加圧す
ることができるようにして、歩留まりを高めながら鋳造
欠陥のない鋳造品を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用】
<請求項1に係る発明>この発明は、金型を用いた鋳造
方法であって、溶湯を上記金型の湯口から製品部キャビ
ティに注入し、下面に開口するエア通路を有し上記湯口
又は押湯から溶湯が溢れることを阻止するシール部材を
該湯口又は押湯に嵌入して、該シール部材の下面の上記
開口まわりを該湯口又は押湯の溶湯に接触させた後に、
上記シール部材の下面の上記開口より、上記湯口又は押
湯の該開口に対応する凝固前の溶湯に加圧エアを供給し
て圧力を加えることを特徴とする。
【0007】この発明の場合、シール部材の下面の開口
まわりが溶湯に接触し、その後の加圧エアの供給によっ
て、溶湯は上記シール部材下面の開口に対応する凝固し
ていない部分より加圧されることになる。
【0008】<請求項2に係る発明>この発明は、金型
を用いた鋳造方法であって、溶湯を上記金型の湯口から
製品部キャビティに注入し、下面に開口するエア通路を
有し上記湯口又は押湯から溶湯が溢れることを阻止する
シール部材を該湯口又は押湯に嵌入して、該シール部材
の下面の上記開口まわりを該湯口又は押湯の溶湯に接触
させ、該開口まわりに溶湯の凝固層を形成した後に、上
記シール部材の下面の上記開口より、上記湯口又は押湯
の該開口に対応する凝固前の溶湯に加圧エアを供給して
圧力を加えることを特徴とする。
【0009】この発明の場合、シール部材の下面の上記
開口まわりでは溶湯の凝固層が形成され、その後の加圧
エアの供給によって、溶湯は上記シール部材下面の開口
に対応する凝固していない部分より加圧されることにな
る。
【0010】鋳造方法。
【0011】<請求項3に係る発明>この発明は、金型
を用いた鋳造方法であって、溶湯を上記金型の湯口から
製品部キャビティに注入し、下面に開口するエア通路を
有し上記湯口又は押湯から溶湯が溢れることを阻止する
シール部材を該湯口又は押湯に嵌入して、該シール部材
の下面の上記開口まわりを該湯口又は押湯の溶湯に接触
させることによって該開口まわりを溶湯でシールした後
に、上記シール部材の下面の上記開口より、上記湯口又
は押湯の該開口に対応する凝固前の溶湯に加圧エアを供
給して圧力を加えることを特徴とする。
【0012】この発明の場合、シール部材の下面の上記
開口まわりが溶湯によってシールされた状態で加圧エア
が供給されることによって、溶湯は上記シール部材下面
の開口に対応する凝固していない部分より加圧されるこ
とになる。
【0013】<請求項4に係る発明>この発明は、上記
請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載されている鋳
造方法において、上記金型が、複数の分割型を合わせる
ことによって上記湯口又は押湯を構成する割り金型であ
って、上記湯口又は押湯を構成する分割型に、該分割型
の合わせ面の隙間に洩れた溶湯を該合わせ面との接触に
よって当該割り金型の他の面に接触した場合よりも早く
凝固させる凝固促進手段を設けておくことを特徴とす
る。
【0014】この発明においては、湯口又は押湯を構成
する分割型に凝固促進手段が設けられているから、該分
割型の合わせ面の隙間に洩れ出た溶湯が早期に凝固して
該隙間を塞ぐことになる。よって、上記溶湯の加圧によ
って該溶湯が上記合わせ面の隙間から洩れることが防止
され、溶湯にエアによる加圧力を確実に伝えることがで
きるとともに、歩留まりも高くなり、さらに、鋳造後の
型の清掃も容易になる。
【0015】<請求項5に係る発明>この発明は、上記
請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載されている鋳
造方法において、上記湯口から製品部キャビティに溶湯
を注入する工程では、該溶湯に圧力をかけずに注湯する
重力鋳造法を採用することを特徴とする。
【0016】この発明においては、溶湯の注入が該溶湯
の自重によるものであるから、割り金型各部の型合わせ
部の隙間への溶湯の洩れが少なくなり、複雑形状の製品
部キャビティを多数の分割型の組み合わせによって構成
する場合に有利になる。
【0017】<請求項6に係る発明>この発明は、上記
請求項5に記載されている鋳造方法において、上記金型
の湯口系が押湯を備えておらず、湯口に上記シール部材
を嵌入することを特徴とする。
【0018】この発明においては、押湯がないから、金
型の構成を簡単なものにする上で有利になり、シール部
材も湯口のみに設けることで足り、しかも歩留まりが高
くなる。
【0019】<請求項7に係る発明>この発明は、上記
請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載されている鋳
造方法において、上記金型がエンジン用ピストンを鋳造
するものであることを特徴とする。
【0020】この発明において、エンジン用ピストン
は、一般に厚肉のヘッド部と薄肉のスカート部とがあ
り、スカート部が比較的複雑な形状を有するため、多数
の分割型を必要とするとともに引け巣を生じ易いから、
上記請求項1乃至請求項6の各発明の作用が効果的に発
揮される。
【0021】<請求項8に係る発明>この発明は、湯口
及び製品部キャビティを有する金型と、下面に開口する
エア通路を有し上記湯口又は押湯から溶湯が溢れないよ
うに該湯口又は押湯に嵌入され該下面の開口まわりを該
湯口又は押湯の溶湯に接触させて保持されるシール部材
と、上記シール部材のエア通路より上記湯口又は押湯の
溶湯の上記開口に対応する部分に加圧エアを供給して該
溶湯を加圧するエア加圧手段とを備えていることを特徴
とする鋳造装置である。
【0022】この発明においては、上記シール部材及び
エア加圧手段を備えているから、請求項1乃至請求項3
に係る発明を実施することができる。
【0023】<請求項9に係る発明>この発明は、上記
請求項8に記載されている鋳造装置において、上記金型
が、複数の分割型を合わせることによって上記湯口又は
押湯を構成する割り金型であって、上記湯口又は押湯を
構成する分割型の対向する合わせ面に、該分割型の合わ
せ面の隙間に洩れた溶湯を該合わせ面との接触によって
当該割り金型の他の面に接触した場合よりも早く凝固さ
せるように、上記分割型の合わせ面の隙間における溶湯
と該分割型との接触面積を多くする、互い嵌合する凹部
と凸部とが形成されていることを特徴とする。
【0024】この発明においては、上記分割型の対向す
る合わせ面と溶湯との接触面積が凹部及び凸部の形成に
よって広くなっているから、溶湯は分割型に熱を奪われ
易くなって早期に凝固する。
【0025】<請求項10に係る発明>この発明は、上
記請求項8又は請求項9に記載されている鋳造装置にお
いて、上記分割型の合わせ面の湯口側の端縁に該合わせ
面に沿って上記シール部材の嵌入方向に延び且つ上記湯
口に開口した溝が形成されていることを特徴とする。
【0026】この発明の場合は、上記溝に硬いチル晶に
よる凝固層が形成されて合わせ面が内側から塞がれるた
め、溶湯に比較的高い圧力が加わっても凝固層の破壊が
少なくなり、合わせ面への溶湯の侵入が防止される。
【0027】<請求項11に係る発明>この発明は、上
記請求項8乃至請求項10のいずれか一に記載されてい
る鋳造装置において、上記シール部材に該シール部材を
冷却するための冷却媒体を通す冷却通路が形成されてい
ることを特徴とする。
【0028】この発明においては、シール部材自体を冷
却することができるから、該シール部材の表面に溶湯の
凝固層を形成することができ、該シール部材と湯口又は
押湯の内周面との間から溶湯が洩れることを防止する上
で有利になる。
【0029】<請求項12に係る発明>この発明は、上
記請求項8乃至請求項11のいずれか一に記載されてい
る鋳造装置において、上記シール部材の上記溶湯と接触
する下面が凹凸面に形成されていることを特徴とする。
【0030】この発明の場合は、シール部材と溶湯との
接触面積が上記凹凸面によって大きくなっているから、
該接触面に溶湯の凝固層が比較的速やかに形成される。
【0031】<請求項13に係る発明>この発明は、上
記請求項8乃至請求項12のいずれか一に記載されてい
る鋳造装置において、上記湯口は、溶湯を金型の製品部
キャビティに圧力をかけずに注入する重力鋳造用の湯口
であることを特徴とする。
【0032】この発明においては、溶湯の注入が該溶湯
の自重によるものであるから、割り金型各部の型合わせ
部の隙間への溶湯の洩れが少なくなり、複雑形状の製品
キャビティを多数の分割型の組み合わせによって構成す
る場合に有利になる。
【0033】<請求項14に係る発明>この発明は、上
記請求項13に記載されている鋳造装置において、上記
金型の湯口系が押湯を備えておらず、湯口に上記シール
部材が嵌入することを特徴とする。
【0034】この発明においては、押湯がないから、金
型の構成を簡単なものにする上で有利になり、シール部
材も湯口のみに設けることで足り、しかも歩留まりが高
くなる。
【0035】<請求項15に係る発明>この発明は、上
記請求項8乃至請求項14のいずれか一に記載されてい
る鋳造装置において、上記金型がエンジン用ピストンを
鋳造するものであることを特徴とする。
【0036】この発明において、エンジン用ピストン
は、一般に厚肉のヘッド部と薄肉のスカート部とがあ
り、スカート部が比較的複雑な形状を有するため、多数
の分割型を必要とするとともに引け巣を生じ易いから、
上記請求項8乃至請求項14の各発明の作用が効果的に
発揮される。
【0037】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、湯口又は
押湯に該湯口又は押湯から溶湯が溢れることを阻止する
シール部材を嵌入し、該シール部材下面の開口まわりを
湯口又は押湯の溶湯に接触させてから、該開口より湯口
又は押湯の凝固前の溶湯に加圧エアを供給して圧力を加
えるようにしたから、溶湯の洩れを生ずることなく該溶
湯を加圧して、鋳造組織の緻密化を図ることができる。
【0038】請求項2に係る発明によれば、湯口又は押
湯に該湯口又は押湯から溶湯が溢れることを阻止するシ
ール部材を嵌入し、該シール部材下面の開口まわりを湯
口又は押湯の溶湯に接触させ、該開口まわりに溶湯の凝
固層を形成した状態で、該開口より湯口又は押湯の凝固
前の溶湯に加圧エアを供給して圧力を加えるようにした
から、溶湯の洩れを生ずることなく該溶湯を加圧して、
鋳造組織の緻密化を図ることができる。
【0039】請求項3に係る発明によれば、湯口又は押
湯に該湯口又は押湯から溶湯が溢れることを阻止するシ
ール部材を嵌入し、該シール部材下面の開口まわりを溶
湯でシールした状態で、該開口より湯口又は押湯の凝固
前の溶湯に加圧エアを供給して圧力を加えるようにした
から、溶湯の洩れを生ずることなく該溶湯を加圧して、
鋳造組織の緻密化を図ることができる。
【0040】請求項4に係る発明によれば、複数の分割
型を合わせることによって上記湯口又は押湯を構成し、
該分割型に凝固促進手段を設けておくようにしたから、
溶湯が上記分割型の合わせ面の隙間から洩れることを防
止しながら、溶湯に加圧エアによる圧力を確実に加える
ことができ、鋳造組織の緻密化、歩留まりの向上及び鋳
造における作業性の向上を図ることができる。
【0041】請求項5に係る発明によれば、重力鋳造法
を採用したから、複雑形状の製品キャビティを多数の分
割型の組み合わせによって構成する場合でも型合わせ面
の隙間への溶湯の洩れを防止しながら、溶湯に加圧エア
による圧力を加えることができる。
【0042】請求項6に係る発明によれば、上記金型の
湯口系が押湯を備えておらず、湯口に上記シール部材を
嵌入するようにしたから、鋳造装置の構造の複雑化を避
けながら、溶湯に加圧エアによる圧力を加えることがで
きるとともに、歩留まりも高くなる。
【0043】請求項7に係る発明によれば、上記金型が
エンジン用ピストンを鋳造するものであるから、上記請
求項1乃至請求項6の各発明によって当該ピストンを得
ることができる。
【0044】請求項8に係る発明によれば、湯口及び製
品部キャビティを有する金型と、下面に開口するエア通
路を有し上記湯口又は押湯から溶湯が溢れないように該
湯口又は押湯に嵌入され該下面の開口まわりを該湯口又
は押湯の溶湯に接触させて保持されるシール部材と、該
シール部材のエア通路より上記湯口又は押湯の溶湯の上
記開口に対応する部分に加圧エアを供給して該溶湯を加
圧するエア加圧手段とを備えているから、請求項1乃至
請求項3に係る各発明を実施することができる。
【0045】請求項9に係る発明によれば、複数の分割
型を合わせることによって湯口又は押湯を構成し、該分
割型の対向する合わせ面に互い嵌合する凹部と凸部とを
形成して、該分割型の合わせ面の隙間における溶湯と該
分割型との接触面積が多くなるようにしたから、金型構
造を複雑にすることなく、上記隙間に洩れる溶湯を早期
に凝固させることができ、加圧エアによる圧力を溶湯に
確実に伝えて鋳造組織の緻密化を図り、また、歩留まり
の向上及び鋳造における作業性の向上を図ることができ
る。
【0046】請求項10に係る発明によれば、上記分割
型の合わせ面の湯口側の端縁に該合わせ面に沿って上記
シール部材の嵌入方向に延び且つ上記湯口に開口した溝
が形成されているから、エアの加圧力を高めても合わせ
面の隙間への溶湯の侵入を防止することができる。
【0047】請求項11に係る発明によれば、上記シー
ル部材に該シール部材を冷却するための冷却媒体を通す
冷却通路が形成されているから、該シール部材と湯口又
は押湯の内周面との間から溶湯が洩れることを防止する
ことができる。
【0048】請求項12に係る発明によれば、上記シー
ル部材の溶湯との接触面に凹凸面が形成されているか
ら、該接触面に溶湯の凝固層を速やかに形成して、溶湯
に加圧エアによる圧力を加えることができる。
【0049】請求項13に係る発明によれば、上記湯口
は、溶湯を割り金型のキャビティに圧力をかけずに注入
する重力鋳造用の湯口であるから、複雑形状の製品キャ
ビティを多数の分割型の組み合わせによって構成する場
合に有利になる。
【0050】請求項14に係る発明によれば、上記金型
の湯口系が押湯を備えておらず、湯口に上記シール部材
が嵌入するものであるから、鋳造装置を簡単なものにし
ながら、歩留まりの向上が図れる。
【0051】請求項15に係る発明によれば、上記金型
がエンジン用ピストンを鋳造するものであるから、上記
請求項8乃至請求項14の各発明によって当該ピストン
を得ることができる。
【0052】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0053】<鋳造装置の構造>図1に示すエンジン用
ピストンの鋳造装置において、1はピストンの頂面を形
成する上型、2は前後に合わせられてピストンの外面を
形成するとともに、湯口3を形成する外型(図1では片
側の金型のみを示している)、4,4はピストンの内面
を形成する左右のサイドコア、5はピストンの頂部裏面
を形成するセンタコアであり、これらの分割型によって
ピストンを形成する製品部キャビティ6が形成されてい
る。また、7はシール部材、9はダイプレートである。
【0054】上型1は上ダイプレート11に固定され、
センタコア5は下ダイプレート12に固定されて、各々
上下動可能に設けられている。また、外型2及びサイド
コア4も前後又は左右に移動可能に設けられている。そ
して、図1に示す一方の外型2の合わせ面2aには湯口
3に沿って凹溝2bが形成されている。また、図2に示
すように、他方の外型2の合わせ面2aには上記凹溝2
bに嵌合する凸条2cが湯口3に沿って形成されてい
る。これらの互いに嵌合する凹溝2b及び凸条2cが、
外型2,2の合わせ面2a,2aの隙間に洩れた溶湯を
該合わせ面2aとの接触によって当該割り金型の他の面
に接触した場合よりも早く凝固させる凝固促進手段を構
成している。湯口3の断面形状は真円形である。
【0055】シール部材7は、上記湯口3の断面形状と
対応するように同じ断面真円形に形成されていて、上下
動手段13の下面に固定されている。シール部材7には
エア加圧手段が接続されている。すなわち、シール部材
7の中央にはエア通路21が上下方向に貫通するように
形成されており、該エア通路21にエア供給管22が接
続されている。エア供給管22にはエア源の圧力を増幅
するための増幅器23が介設されている。
【0056】<鋳造方法>上記分割型1,2,4,5を
組み合わせて製品部キャビティ6及び湯口3を形成す
る。図3に示すように、上記湯口3から杓15によって
溶湯(軽合金)16をキャビティ6に注入する。溶湯1
6は金型との接触によってその接触面から凝固してい
く。
【0057】上記凝固進行の途中の段階で、図1に示す
ように、シール部材7を下降させて該シール部材7の下
面を湯口3の溶湯16に隙間なく接触させる。シール部
材7と湯口3の溶湯との接触により、該シール部材7の
下面のエア通路21の開口部まわりに溶湯の凝固層が形
成される。
【0058】上記エア加圧手段によって湯口3の溶湯1
6の中央部に加圧エアを供給する。この場合、湯口3の
中央部の溶湯16は外型2,2から内側に離れているた
め、該外型2による冷却の影響が少なく、凝固前の状態
(半凝固状態)にある。よって、上記加圧エアの供給に
よって、キャビティ各部の凝固途中の溶湯が効果的に加
圧され、その組織の緻密化が図れることになる。
【0059】上記加圧エアの供給によって、湯口3の溶
湯16が外型2,2の合わせ面2a,2aの隙間に洩れ
るが、この洩れた溶湯は該合わせ面2aとの接触によっ
て凝固する。その際、該合わせ面2aには凹溝2bと凸
条2cとによる凝固促進手段が形成されていて、接触面
積が大きくなっているから、当該凝固が速やかなものに
なり、溶湯が金型から洩れ出ることが防止されるととも
に、当該合わせ面の隙間は溶湯の凝固層によって塞がれ
ることになり、当該加圧が効果的なものになる。
【0060】上記シール部材7の下面は、図8に示すシ
ール部材7(この図8に示す例は本発明の実施例ではな
い。)の下面14に形成されているような凹凸面に形成
することができる。この下面14は複数の環状溝を加圧
プランジャ8と同心状に設けられて凹凸面に形成されて
いる。シール部材7の下面をこのような凹凸面に形成す
れば、該シール部材7の下面が溶湯に接触した際の接触
面積が大きくなるから溶湯の凝固層の形成は速やかなも
のになる。
【0061】<溶湯の洩れ防止について>図4に示すよ
うに、上記外型2,2の合わせ面2a,2aの湯口3側
の端縁に該合わせ面2aに沿って上記シール部材7の嵌
入方向に延び且つ上記湯口3に開口した溝24を形成す
ることは、溶湯16の洩れを防止する有効な手段とな
る。すなわち、この場合は、上記溝24に硬いチル晶に
よる凝固層が形成されて合わせ面2a,2aが内側から
塞がれるため、溶湯16に比較的高い圧力が加わっても
当該凝固層の破壊が少なくなり、合わせ面2a,2aへ
の溶湯の侵入が防止される。
【0062】図4に示す溝24は、断面が略矩形状に形
成されているが、図5に示すように断面三角形状の溝2
5に形成することもできる。また、溝25の両側に冷却
媒体(例えば冷却水)の流通路26を形成し、該溝25
に進入する溶湯の冷却を促進することは、早期に凝固層
が形成されるため、上記溶湯の洩れ防止に効果的であ
る。
【0063】<湯口3の断面形状について>図6に示す
ように、湯口3の断面形状は楕円形状にすることができ
る。このようにすると、湯口3の溶湯1との接触面積が
大きくなるため、それだけ該湯口3の内周面の凝固層の
形成が促進される。
【0064】<シール部材の冷却について>図7に示す
ように、内筒27aと外筒27bとを嵌合することによ
ってシール部材27を形成し、該両筒の間に冷却媒体の
流通路27cを形成することは、シール部材27の表面
に凝固層を速やかに形成する好適な手段となる。同図に
おいて、28は上記流通路27cに冷却媒体を供給排出
する管である。
【0065】<加圧手段についての参考例>図8には、
上記実施例のエア加圧手段に変えて加圧プランジャ8を
採用した参考例が示されている。
【0066】すなわち、シール部材7は、上記湯口3の
断面形状と同じ断面真円形に形成されていて、上下動す
る圧入手段13の下面に固定されている。シール部材7
の中心には上下方向の貫通孔が形成されていて、該貫通
孔にはシール部材7に対して上下動する上記加圧プラン
ジャ8が挿入されている。また、シール部材7の下面
(溶湯と接触する面)14は、複数の環状溝が上記加圧
プランジャ8と同心状に設けられて凹凸面に形成されて
いる。
【0067】−鋳造− 分割型1,2,4,5を組み合わせて製品部キャビティ
6及び湯口3を形成する。図3に示すように、上記湯口
3から杓15によって溶湯(軽合金)16をキャビティ
6に注入する。溶湯16は金型との接触によってその接
触面から凝固していく。
【0068】上記凝固進行の途中の段階で、図8に示す
ように、シール部材7を下降させて該シール部材7の凹
凸状下面14を湯口3の溶湯16に接触させ、そのまま
湯口3に圧入していく。シール部材7と湯口3の溶湯と
の接触により、該シール部材7の凹凸状下面14に溶湯
の凝固層が形成される。この凝固層の形成は当該下面1
4が凹凸状に形成されていて、その接触面積が大きくな
っているから速やかなものになる。また、湯口3の内周
面とシール部材7の外周面との間に侵入する溶湯も該シ
ール部材7との接触によって凝固する。
【0069】従って、上記シール部材7の圧入によっ
て、溶湯16の凝固を開始している部分が効果的に加圧
され、その組織の緻密化が図れるとともに、指向性凝固
が促されることになる。また、当該圧入によって、湯口
3の溶湯16が外型2,2の合わせ面2a,2aの隙間
に洩れるが、この洩れた溶湯は該合わせ面2aとの接触
によって凝固する。その際、該合わせ面2aには凹溝2
bと凸条2cとによる凝固促進手段が形成されていて、
接触面積が大きくなっているから、当該凝固が速やかな
ものになり、溶湯が金型から洩れ出ることが防止される
とともに、当該合わせ面の隙間は溶湯の凝固層によって
塞がれることになる。
【0070】しかる後、加圧プランジャ8が下降して上
記シール部材7の下面中央より湯口3の中央部の溶湯1
6に進出する。この場合、湯口3の中央部の溶湯16は
外型2,2から内側に離れているため、該外型2による
冷却の影響が少なく、凝固前の状態(半凝固状態)にあ
る。よって、上記加圧プランジャ8は当該溶湯16内に
進入することができる。
【0071】上記加圧プランジャ8の進入によって、キ
ャビティ各部の凝固途中の溶湯が効果的に加圧され、そ
の組織の緻密化が図れることになる。この加圧プランジ
ャ8による加圧の際も、シール部材7と湯口3の内周面
との間や、外型2の合わせ面2aの隙間には凝固層が形
成されているから、溶湯の洩れは生ずることがなく、当
該加圧が効果的なものになる。
【0072】なお、上記例ではシール部材7によって溶
湯16を加圧するようにしたが、シール部材7は溶湯1
6に接触させるに止め、加圧プランジャ8のみによって
溶湯を加圧するようにしてもよい。その場合でも、溶湯
の洩れは上記同様に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳造装置の縱断面図
【図2】湯口部分の横断面図
【図3】キャビティへの注湯状態を示す縱断面図
【図4】溝を備えた湯口部分の横断面図
【図5】溝を備えた湯口部分の他の例を示す横断面図
【図6】湯口形状の他の例を示す横断面図
【図7】シール部材の冷却手段を示す縱断面図
【図8】加圧プランジャを備えた鋳造装置の縱断面図
【符号の説明】
1 上型 2 外型 2a 合わせ面 2b 凹溝 2c 凸条 3 湯口 4 サイドコア 5 センタコア 6 製品部キャビティ 7 シール部材 8 加圧プランジャ 13 圧入手段 14 シール部材7の下面 21 エア通路 22 エア供給管 23 増幅器 24 溝 25 溝 26 冷却媒体流通路 27 シール部材 27c 冷却媒体流通路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を用いた鋳造方法であって、 溶湯を上記金型の湯口から製品部キャビティに注入し、 下面に開口するエア通路を有し上記湯口又は押湯から溶
    湯が溢れることを阻止するシール部材を該湯口又は押湯
    に嵌入して、該シール部材の下面の上記開口まわりを該
    湯口又は押湯の溶湯に接触させた後に、 上記シール部材の下面の上記開口より、上記湯口又は押
    湯の該開口に対応する凝固前の溶湯に加圧エアを供給し
    て圧力を加えることを特徴とする鋳造方法。
  2. 【請求項2】 金型を用いた鋳造方法であって、 溶湯を上記金型の湯口から製品部キャビティに注入し、 下面に開口するエア通路を有し上記湯口又は押湯から溶
    湯が溢れることを阻止するシール部材を該湯口又は押湯
    に嵌入して、該シール部材の下面の上記開口まわりを該
    湯口又は押湯の溶湯に接触させ、該開口まわりに溶湯の
    凝固層を形成した後に、 上記シール部材の下面の上記開口より、上記湯口又は押
    湯の該開口に対応する凝固前の溶湯に加圧エアを供給し
    て圧力を加えることを特徴とする鋳造方法。
  3. 【請求項3】 金型を用いた鋳造方法であって、 溶湯を上記金型の湯口から製品部キャビティに注入し、 下面に開口するエア通路を有し上記湯口又は押湯から溶
    湯が溢れることを阻止するシール部材を該湯口又は押湯
    に嵌入して、該シール部材の下面の上記開口まわりを該
    湯口又は押湯の溶湯に接触させることによって該開口ま
    わりを溶湯でシールした後に、 上記シール部材の下面の上記開口より、上記湯口又は押
    湯の該開口に対応する凝固前の溶湯に加圧エアを供給し
    て圧力を加えることを特徴とする鋳造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
    載されている鋳造方法において、 上記金型が、複数の分割型を合わせることによって上記
    湯口又は押湯を構成する割り金型であって、 上記湯口又は押湯を構成する分割型に、該分割型の合わ
    せ面の隙間に洩れた溶湯を該合わせ面との接触によって
    当該割り金型の他の面に接触した場合よりも早く凝固さ
    せる凝固促進手段を設けておくことを特徴とする鋳造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記
    載されている鋳造方法において、 上記湯口から製品部キャビティに溶湯を注入する工程で
    は、該溶湯に圧力をかけずに注湯する重力鋳造法を採用
    することを特徴とする鋳造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されている鋳造方法にお
    いて、 上記金型の湯口系が押湯を備えておらず、湯口に上記シ
    ール部材を嵌入することを特徴とする鋳造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一に記
    載されている鋳造方法において、 上記金型がエンジン用ピストンを鋳造するものであるこ
    とを特徴とする鋳造方法。
  8. 【請求項8】 湯口及び製品部キャビティを有する金型
    と、 下面に開口するエア通路を有し上記湯口又は押湯から溶
    湯が溢れないように該湯口又は押湯に嵌入され該下面の
    開口まわりを該湯口又は押湯の溶湯に接触させて保持さ
    れるシール部材と、 上記シール部材のエア通路より上記湯口又は押湯の溶湯
    の上記開口に対応する部分に加圧エアを供給して該溶湯
    を加圧するエア加圧手段とを備えていることを特徴とす
    る鋳造装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載されている鋳造装置にお
    いて、 上記金型が、複数の分割型を合わせることによって上記
    湯口又は押湯を構成する割り金型であって、 上記湯口又は押湯を構成する分割型の対向する合わせ面
    に、該分割型の合わせ面の隙間に洩れた溶湯を該合わせ
    面との接触によって当該割り金型の他の面に接触した場
    合よりも早く凝固させるように、上記分割型の合わせ面
    の隙間における溶湯と該分割型との接触面積を多くす
    る、互い嵌合する凹部と凸部とが形成されていることを
    特徴とする鋳造装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9に記載されてい
    る鋳造装置において、 上記分割型の合わせ面の湯口側
    の端縁に該合わせ面に沿って上記シール部材の嵌入方向
    に延び且つ上記湯口に開口した溝が形成されていること
    を特徴とする鋳造装置。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至請求項10のいずれか一
    に記載されている鋳造装置において、 上記シール部材に該シール部材を冷却するための冷却媒
    体を通す冷却通路が形成されていることを特徴とする鋳
    造装置。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至請求項11のいずれか一
    に記載されている鋳造装置において、 上記シール部材の上記溶湯と接触する下面が凹凸面に形
    成されていることを特徴とする鋳造装置。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至請求項12のいずれか一
    に記載されている鋳造装置において、 上記湯口は、溶湯を金型の製品部キャビティに圧力をか
    けずに注入する重力鋳造用の湯口であることを特徴とす
    る鋳造装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載されている鋳造装置
    において、 上記金型の湯口系が押湯を備えておらず、湯口に上記シ
    ール部材が嵌入することを特徴とする鋳造装置。
  15. 【請求項15】 請求項8乃至請求項14のいずれか一
    に記載されている鋳造装置において、 上記金型がエンジン用ピストンを鋳造するものであるこ
    とを特徴とする鋳造装置。
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