JPH10247721A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH10247721A
JPH10247721A JP4932997A JP4932997A JPH10247721A JP H10247721 A JPH10247721 A JP H10247721A JP 4932997 A JP4932997 A JP 4932997A JP 4932997 A JP4932997 A JP 4932997A JP H10247721 A JPH10247721 A JP H10247721A
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capacitor
layer
electrode
capacitor electrode
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伸一 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い静電耐圧を有し、信頼性が高く、製造工
程数の増大化を回避してコストの低減化をはかる。 【解決手段】 共通の半導体基板50に、少なくとも電
界効果トランジスタFET51とキャパシタ52とを含
む回路素子が形成される半導体集積回路装置において、
FETのゲート電極53と第1のキャパシタ電極54と
が同一導電層55によって形成され、第1の層間絶縁層
56によって第1のキャパシタ電極54上に第1の誘電
体層57が形成され、第1の配線層58と第2のキャパ
シタ電極59とが同一導電層60によって形成されてな
り、第1および第2のキャパシタ電極54,59は、第
1の誘電体層57を介して対向され、両者間に第1の静
電容量を形成する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置、特に少なくとも電界効果トランジスタ(以下FET
という)とキャパシタとを回路素子として有する例えば
モノリシック・マイクロ波集積回路(以下MMICとい
う)に適用して好適な半導体集積回路装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】従来、能動素子としてのFETと、受動
素子のキャパシタとを回路素子として有するMMIC、
すなわち高周波用ICにおいては、図7にその概略断面
図を示すように、半絶縁性のGaAs基板1上にFET
3を形成して後、キャパシタ4の形成がなされる。図7
におけるFETは、接合ゲート型構成とされていて、こ
の場合は、基板1の1主面に臨んでn型のソースないし
はドレイン(以下ソース/ドレインと記す)領域5が形
成され、両者間に低不純物濃度のチャネル形成領域6が
形成され、これの上にp型のゲート領域5gが形成され
る。ゲート領域5g上には、基板1の表面に形成された
表面絶縁層8に開口した電極窓を通じてゲート電極7g
がオーミックに被着される。またソース/ドレイン領域
5上には、同様に表面絶縁層8に開口した各電極窓を通
じてそれぞれソース/ドレイン電極7がオーミックに被
着される。
【0003】そして、これら電極を一旦覆って第1の層
間絶縁層9が形成され、これの所定部例えばゲート電極
7gおよびソース/ドレイン各電極7上にそれぞれ開口
されたコンタクト窓を通じてコンタクトされた第1の配
線層10が形成される。そして、この第1の配線層10
の形成と同時に、すなわちこの第1の配線層10と同一
導電層によって、キャパシタ形成部において、第1の層
間絶縁層9上に第1のキャパシタ電極11が形成され
る。
【0004】更に、第1の配線層10および第1のキャ
パシタ電極11を覆って第2の層間絶縁層12が形成さ
れ、これの所定部に開口されたコンタクト窓を通じて、
例えば一方のソース/ドレイン電極7にコンタクトされ
た第2の配線層13が形成される。そして、この第2の
配線層13の形成と同時に、すなわちこの第2の配線層
13と同一導電層によって、第2の層間絶縁層12を介
して第1のキャパシタ電極11と対向する第2のキャパ
シタ電極14が形成される。このようにして、第1およ
び第2のキャパシタ電極11および14と、これら電極
間に介在された第2の層間絶縁層を誘電体層15とする
MIM(金属−絶縁層−金属)構造によるキャパシタ4
が形成される。
【0005】この構成および方法によって形成されたキ
ャパシタ4は、第1および第2のキャパシタ電極11お
よび15によって形成される単層構造のキャパシタとな
る。ところで、MMICの半導体チップ内におけるキャ
パシタの占める面積はかなり大きいものであり、MMI
Cの縮小化の上でキャパシタの占める面積はできるだけ
小さくしたい。つまり、キャパシタの単位面積当たりの
容量をできるだけ大きくしたい。
【0006】このようにキャパシタの単位面積当たりの
容量を大きくする方法は、 (i) キャパシタ電極間に介在させる誘電体層の厚さを薄
くする。 (ii)誘電体層を、高誘電率材料例えばBST(BaSr
TiO)等によって構成する。 が考えられる。しかしながら、(i) の構成によるとき
は、電極間の耐圧の問題が生じる。また、(ii)の構成に
よるときは、この誘電体が層間絶縁層によって構成され
ることから、層間絶縁層としての機能の問題、プロセス
上の問題がある。
【0007】このような問題を解決する構成として、図
8にそのキャパシタ部のみの断面図を示す構造のキャパ
シタの提案がなされている(例えば特開昭60−282
60号公報、特開昭61−239661号公報、特開昭
63−108763号公報参照)。このキャパシタは、
半絶縁性半導体基板21の1主面に臨んで高濃度に不純
物を導入してなる低比抵抗の半導体領域22によって第
1のキャパシタ電極を形成し、これに対向して基板表面
に形成された絶縁層ないしは(および)層間絶縁層によ
る絶縁層23上に、低比抵抗多結晶シリコン層による第
1の配線層24を形成してこれにより第2のキャパシタ
電極25を形成するとともに、同様の第1の配線層24
によって絶縁層23に開口したコンタクト窓を通じて第
1のキャパシタ電極となる半導体領域22にコンタクト
する電極導出部26を形成し、この電極導出部26と、
第2のキャパシタ電極の一部を露呈させて層間絶縁層2
7を形成し、この層間絶縁層27を介して第2のキャパ
シタ電極25と対向して金属層による第3のキャパシタ
電極28を電極導出部26にコンタクトして形成する。
そして、この金属層によって同時に第2のキャパシタ電
極25にコンタクトする外部導出端子29を形成する。
【0008】この構成によるキャパシタ4は、低比抵抗
半導体領域22による第1のキャパシタ電極と、低比抵
抗多結晶シリコン層による第2のキャパシタ電極25と
の間に形成される第1の静電容量と、第2および第3の
キャパシタ電極25および28との間に形成される第2
の静電容量とが積層され、これらが並列に接続された大
容量のキャパシタが構成されるものである。
【0009】この構成によるキャパシタは、その第1の
静電容量の構成部が、いわゆるMIS(金属−絶縁層−
半導体)構造によることから、絶縁層23と半導体基体
21との界面にキャリア空乏層が発生し、これがバイア
ス電圧に応じて変動することによって不安定な寄生容量
がキャパシタ4に存在してキャパシタ全体の容量値が変
動するという不都合が生じる。
【0010】また、このMIS構造のキャパシタ4を構
成する半導体領域22においては、不純物をイオン注
入、拡散等によって高濃度に導入して低比抵抗化をはか
るものであるが、このような不純物導入による低比抵抗
化には制限があり、その比抵抗は、金属に比して格段に
高いことから、高周波特性を低下させることになる。
【0011】上述した諸問題から、MMICのような高
周波例えば1〜3GHzの準マイクロ波帯およびそれ以
上の周波数帯を扱うICにおいては、MIS構造を導入
したキャパシタは不適当でなる。
【0012】一方、図9にその概略断面図を示すよう
に、FET3として、そのゲート部がショットキー障壁
5sによって形成されたいわゆるMES−FETが用い
られたMMICにおいて、金属層によるソース/ドレイ
ン電極7の形成と同時にキャパシタ4の形成部の半絶縁
性基板1上に第1のキャパシタ電極41を形成し、第1
の配線層10によって第2のキャパシタ電極14を形成
し、更に第2の配線層13によって第3の電極30を形
成するようにした構造の提案がなされた(例えば特開昭
5−226582号公報参照)。図9において、図1と
対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する
が、この図9の構成においては、第1のキャパシタ電極
41にオーミックにコンタクトされた導出端子31を形
成し、これに第3のキャパシタ電極30をオーミックに
コンタクトする構成とされる。
【0013】この構成においても、第1〜第3の電極間
にそれぞれ静電容量が形成され、これらが並列に接続さ
れた構成が採られることから、占有面積が小で大容量の
キャパシタを構成することができる。
【0014】しかしながら、GaAs基板1に対するオ
ーミック電極例えばソース/ドレイン電極7として一般
的に用いられている金属は、AuGe−(W)−Ni−
(Au)(括弧内のW、Auは省略可)を順次形成した
金属層によるものであり、したがって、図9の構造にお
けるキャパシタの第1の電極41も同様の金属層によ
る。このため、後に行われる熱処理(アロイ処理)によ
ってこの電極材料と、GaAsとが反応し、その表面モ
ホロジーが悪化する。そして、キャパシタの静電耐圧
は、この表面平坦性に大きく影響されることから、キャ
パシタの電極41をこのオーミック電極と兼用させるこ
とは、静電耐圧、信頼性の上から望ましくない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した諸
問題に鑑み、高い静電耐圧を有し、信頼性が高く、製造
工程数の増大化を回避してコストの低減化をはかること
ができる半導体集積回路装置を提供する。
【0016】更に、本発明にいおては、大容量のキャパ
シタを小なる占有面積をもって形成することができるよ
うにして、半導体集積回路装置の縮小化をはかることが
できるようにする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体集積
回路装置は、共通の半導体基板に、少なくとも電界効果
トランジスタFETとキャパシタとを含む回路素子が形
成される半導体集積回路装置において、FETのゲート
電極と第1のキャパシタ電極とが同一導電層によって形
成され、第1の層間絶縁層によって第1のキャパシタ電
極上に第1の誘電体層が形成され、第1の配線層と第2
のキャパシタ電極とが同一導電層によって形成されてな
り、第1および第2のキャパシタ電極は、第1の誘電体
層を介して対向され、両者間に第1の静電容量を形成す
る構成とする。
【0018】上述の本発明構成によれば、そのキャパシ
タの最下層の電極、すなわち第1のキャパシタ電極を、
半導体基板に対するオーミック電極によって構成せず
に、ゲート電極と同一導電層によって形成したことによ
って、前述したモホロジーの低下の問題を解決できる。
【0019】更に、FETのゲート電極と第1のキャパ
シタ電極とが同一導電層によって形成され、第1の層間
絶縁層によって第1のキャパシタ電極上に第1の誘電体
層が形成され、第1の配線層と第2のキャパシタ電極と
が同一導電層によって形成された構成として、キャパシ
タの各層を、FETによる集積回路の各部と同一層によ
って構成したことから、このキャパシタを形成するため
の特別の工程をとることが回避され、この半導体集積回
路装置を製造する場合において、その工程数を増加する
ことがなく、量産的にしたがって、コストの低減化をは
かることができる。
【0020】また、本発明構成によれば、キャパシタの
最下層の第1のキャパシタ電極を、FETのゲート電極
と同一導電層すなわち同一工程によって形成できるの
で、このキャパシタ電極を、半導体基板に直接的に形成
する必要がなく、例えば半導体基板表面に形成する表面
絶縁層ないしは層間絶縁層上に形成することができるこ
とによって、この電極材料の組成によってその表面性を
悪化して静電耐圧を低下させる不都合を回避でき、信頼
性の高いキャパシタしたがって、半導体集積回路を構成
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明による半導体集積回路装置
の実施の形態を説明する。図1は、本発明による少なく
ともFET51と、キャパシタ52とを有する半導体集
積回路の一例の要部の概略断面図を示す。
【0022】この例においては、共通の半絶縁性の例え
ばGaAs半導体基板50に、少なくともnチャネル型
のFET51とキャパシタ52とを含む回路素子が形成
される半導体集積回路装置において、FET51のゲー
ト電極53とキャパシタ52の第1のキャパシタ電極5
4とを同一導電層55によって形成し、第1の層間絶縁
層56によって第1のキャパシタ電極54上に第1の誘
電体層57を形成し、第1の配線層58と第2のキャパ
シタ電極59とを同一導電層60によって形成する。こ
れら第1および第2の各キャパシタ電極54および59
は、第1の誘電体層57を介して対向するように形成し
て両者間に第1の静電容量を形成する。
【0023】また、第2のキャパシタ電極59上に第2
の層間絶縁層61による第2の誘電体層62を形成し、
第2の配線層63と第3のキャパシタ電極64とを同一
導電層65によって形成する。これら第2および第3の
各キャパシタ電極59および64は、第2の誘電体層6
2を介して対向するように形成して両者間に第2の静電
容量を形成する。
【0024】そして、上述の構成による第1および第2
の静電容量を並列に接続した構成とする。
【0025】次にこの構成による半導体集積回路の理解
を更に容易にするために、図2〜図6の各工程図を参照
してその製造方法の一例と共に詳細に説明する。先ず図
1Aに示すように、ノンドープすなわち半絶縁性のGa
Asによる半導体基板50を用意し、その一主面に、最
終的に得るFET51のソース領域ないしはドレイン
(ソース/ドレイン)領域となる領域65を、n型不純
物の例えばSi+ のイオン注入によって選択的に高不純
物濃度のn型領域として形成し、これら領域65間に例
えば同様のSi+ イオンのイオン注入によって、低不純
物濃度のn型のチャネル形成領域67を形成する。
【0026】図2Bに示すように、半導体基板50の主
面に、例えばSi3 4 による表面絶縁層68を被着形
成し、そのチャネル形成領域67上に一部に、開口68
Wを形成し、この開口68Wを通じてZn等のp型の不
純物を例えば拡散によって導入してゲート領域69を形
成する。イオン注入、拡散等によって所要の間隔を保持
して形成する。
【0027】図2Cに示すように、開口68Wを通じて
ゲート領域69上にゲート電極53をオーミックに被着
形成すると同時にキャパシタの形成部に第1のキャパシ
タ電極54を形成する。これらゲート電極53および第
1のキャパシタ電極54の形成は、例えば下層から順次
例えばTi、PtおよびAuの各金属層を順次をそれぞ
れ例えばスパッタリングしてなる、あるいはTiおよび
Auの各金属層を順次スパッタリングしてなる導電層5
5を形成し、これをフォトリソグラフィによるパターン
エッチングによってそれぞれ所要のパターンに同時にす
なわち同一工程で、同一導電層55によって形成する。
【0028】図3Dに示すように、全面的にSi3 4
等の第1の層間絶縁層56を形成する。次に、この第1
の層間絶縁層56とこれの下の表面絶縁層68を貫通し
て、ソース/ドレイン領域66上に電極窓の穿設を行
い、これら電極窓を通じてソース/ドレイン電極の形成
を行う。これがために、例えば先ず図3Eに示すよう
に、第1の層間絶縁層56上に、フォトレジスト層70
をスピンコーティングによって形成し、これにパターン
露光および現像を行って各ソース/ドレイン領域66上
に開口70Wを穿設する。
【0029】図4Fに示すように、フォトレジスト層7
0をエッチングマスクとして、その開口70Wを通じ
て、それぞれSi3 4 よりなる第1の層間絶縁層56
と、表面絶縁層68に対して例えばRIE(反応性イオ
ンエッチング)による異方性エッチングを行って、開口
70Wに対応する開口71Wを形成する。
【0030】更に、フォトレジスト層70をエッチング
マスクとして、開口70Wを通じて図4Gに示すよう
に、第1の層間絶縁層56と、表面絶縁層68に対して
例えば化学的エッチングによる等方性エッチングによる
サイドエッチングを行って、開口71Wの側面をエッチ
ングして、開口70Wより幅広の開口71Wを形成し
て、開口71W上に開口71の内縁より突出するひさし
(庇)70Aを形成する。
【0031】この状態で、図5Hに示すように、フォト
レジスト層70をマスクに、その上方からソース/ドレ
イン領域66に対する電極材料層72、例えばAuGe
およびNi層をスパッタリング等にによって被着する。
このようにすると、この電極材料層72は、開口70W
を通じて、ソース/ドレイン領域66にオーミックにコ
ンタクトされたソース/ドレイン電極73が形成され
る。このとき、フォトレジスト層70の開口70W下に
ひさし70Aが形成されていることによって、これら電
極73と、フォトレジスト層70に被着形成された電極
材料層72とは、分離されて形成することができる。
【0032】図5Iに示すように、フォトレジスト層7
0を除去する。このようにすると、ソース/ドレイン領
域66上の電極73と、フォトレジスト層70に被着さ
れた電極材料72とは前述したように分離されて形成さ
れていることから、電極73のみを残してフォトレジス
ト層70上の電極材料72は、フォトレジスト層70と
ともに除去、すなわちリフトオフされる。このようにし
て、電極73の形成を行って後に、全面的にSi3 4
による第1の層間絶縁層56を被着形成し、これに、フ
ォトリソグラフィによるパターンエッチングを行って、
第1のキャパシタ電極54の一端部上と、例えばソース
/ドレイン電極73上と、ゲート電極53上とにそれぞ
れコンタクト窓を穿設する。その後、これらコンタクト
窓を通じて外部に露呈した第1のキャパシタ電極54上
と、ソース/ドレイン電極73上と、ゲート電極53上
とに、それぞれオーミックにコンタクトして、全面的に
例えばTi、PtおよびAuの各金属層を順次をそれぞ
れ例えばスパッタリングしてなる、あるいはTiおよび
Auの各金属層を順次スパッタリングしてなる導電層6
0を形成する。
【0033】図6Jに示すように、導電層60に対し、
フォトリソグラフィを用いたパターンエッチングを行っ
て、導電層60によって第1のキャパシタ電極54の一
端部にコンタクト導電層74を形成すると同時に、第1
のキャパシタ電極54の大部分と対向する位置に第2の
キャパシタ電極59を形成し、さらに同時に、同様の導
電層60によってソース/ドレイン電極73上や、ゲー
ト電極53上とに、それぞれ所要のパターンの第1の配
線層58を形成する。このようにすると、第1のキャパ
シタ電極54と第2のキャパシタ電極59との間に介在
する第1の層間絶縁層56の一部を第1の誘電体層57
とする第1の静電容量C1 が形成される。その後、全面
的に例えばSi3 4 よりなる第2の層間絶縁層61を
被着形成する。
【0034】図6Kに示すように、第2の層間絶縁層6
1に対してフォトリソグラフィを用いたパターンエッチ
ングを行って、コンタクト導電層74上と、第2の配線
層にコンタクトすべき例えば一方のソース/ドレイン電
極73上とにコンタクト窓を穿設し、更にこれらコンタ
クト窓を含んで全面的にフォトレジスト層75を形成
し、これにパターン露光、現像処理を行って、第2の層
間絶縁層61に形成したコンタクト窓上と、さらに、第
2のキャパシタ電極59の上方部とにそれぞれ開口75
Wを穿設する。その後、全面的に導電層65を、例えば
Ti、PtおよびAuもしくはTiおよびAuの各金属
層を順次スパッタリングして形成する。
【0035】その後、導電層65に対しフォトリソグラ
フィを用いたパターンエッチングを行って、図1に示す
ように、例えば一方のソース/ドレイン電極73上の第
1の配線層58上に第2の配線層63を形成するととも
に、第2のキャパシタ電極59と対向して第3のキャパ
シタ電極64をコンタクト導電層74にコンタクトして
すなわち第2のキャパシタ電極59と電気的に接続して
形成する。このようにすると、第2のキャパシタ電極5
9と第3のキャパシタ電極64との間に第2の層間絶縁
層61よりなる第2の誘電体層62が介在されてなる第
2の静電容量C2 が形成される。そして、上述の第1の
静電容量C1 と、第2の静電容量C2 とが並列接続され
たことによって大容量化されたキャパシタ52が形成さ
れる。
【0036】その後、フォトレジスト層75を除去す
る。このようにすると、フォトレジスト層75が存在し
ていたことによって、第3のキャパシタ電極64は、第
1および第2のキャパシタ電極54および59の縁部よ
り内側に形成することができることから、この縁部にお
ける不安定で耐圧の低下を生じ易い部分においては、キ
ャパシタ52が形成されることがないようにすることで
きる。
【0037】このようにして、図1の本発明による半導
体集積回路装置を構成できる。そして、この構成による
半導体集積回路装置によれば、第1、第2および第3の
キャパシタ電極54、59および64がほぼ同一位置で
積層された、すなわち占有面積の拡大化を生じることな
く、第1および第2の第2の静電容量C1 およびC2
並列接続されて大容量化されたキャパシタ52が形成さ
れる。
【0038】そして、このように、本発明装置において
は、第1〜第3のキャパシタ電極をそれぞれ誘電体層を
介して積層した多層構造によるにもかかわらず、これら
電極および誘電体層は、すべて、半導体集積回路装置を
構成するFET51を構成するゲート電極、第1および
第2の配線層、第1および第2の層間絶縁層と同一層に
よって構成したことによって、この半導体集積回路装置
の製造において、特段の工程を必要とせず、工程数の増
加を来すことなく、大容量、小占有面積のキャパシタを
形成できるものである。
【0039】また、上述の構成において、52のキャパ
シタ電極を、TiとPtとAuとの電極構成もしくはT
iとAuとの導電層によって構成するときは表面性にす
ぐれた、すなわち信頼性の高い、静電耐圧にすぐれたキ
ャパシタを構成することができる。
【0040】尚、図示の例では、それぞれ1つのFET
51とキャパシタ52とを代表的に示したものである
が、これら各1つのFET51とキャパシタ52とにの
み構成するに限られるものではなく、それぞれ複数、さ
らにこれらとともに他の回路素子が形成される半導体集
積回路装置等に本発明を適用できることは言うまでもな
い。また、上述した例においては、FET51が、nチ
ャネル型の接合型FETより構成した場合であるが、p
チャネル型の同様のFET、ショットキー接合型の各導
電型チャネルのFETいわゆるMES−FETや、HE
MT(高電子移動度トランジスタ)等の電界効果トラン
ジスタとすることもできるなど、図1〜図6で説明した
半導体集積回路に限定されるものではないことも言うま
でもない。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明による半導体集
積回路装置によれば、そのキャパシタの最下層の電極、
すなわち第1のキャパシタ電極を、電界効果トランジス
タの半導体基板に対するオーミック電極によって構成せ
ずに、ゲート電極と同一導電層によって形成したことに
よって、前述したモホロジーの低下の問題を解決でき、
静電耐圧が改善され、信頼性の高いキャパシタ、したが
って半導体集積回路を構成できる。
【0042】また、このキャパシタを、電界効果トラン
ジスタのゲート電極と同一導電層によって第1のキャパ
シタ電極を形成し、第1の層間絶縁層によって第1のキ
ャパシタ電極上の第1の誘電体層を形成し、更に、第2
のキャパシタ電極を第1の配線層と同一導電層によって
形成する構成としたことから、本発明による半導体集積
回路装置によれば、その製造において製造工程数の増大
化が回避される。
【0043】そして、更に、第2のキャパシタ電極上
に、第2の層間絶縁層による第2の誘電体層とし、これ
の上に第2の配線層を構成する導電層によって第3のキ
ャパシタ電極を構成することによって、第1および第2
のキャパシタ電極間に第1の静電容量C1 を形成し、第
2および第3のキャパシタ電極間に第2の静電容量C2
を積層構造を採って形成し、これら静電容量C1 および
2 を並列に接続した構成とすることによって、小なる
占有面積をもって、大容量のキャパシタを構成できるこ
とから、全体の小型化がはかられた、特性にすぐれたM
MICを構成することができる。
【0044】そして、上述したようにその製造において
は、工程数の増加を回避できることから量産的に、した
がって、コスト高の招来を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体集回路装置の一例の概略断
面図である。
【図2】本発明装置の製造方法の一例の工程図(その
1)である。A〜Cは、その各工程における断面図であ
る。
【図3】本発明装置の製造方法の一例の工程図(その
2)である。DおよびEは、その各工程における断面図
である。
【図4】本発明装置の製造方法の一例の工程図(その
3)である。FおよびGは、その各工程における断面図
である。
【図5】本発明装置の製造方法の一例の工程図(その
4)である。HおよびIは、その各工程における断面図
である。
【図6】本発明装置の製造方法の一例の工程図(その
5)である。JおよびKは、その各工程における断面図
である。
【図7】従来の半導体集積回路装置の一例の断面図であ
る。
【図8】従来の半導体集積回路装置の他の一例の断面図
である。
【図9】従来の半導体集積回路装置の他の一例の断面図
である。
【符号の説明】
50 半導体基板、51 電界効果トランジスタFE
T、52 キャパシタ、53 ゲート電極、54 第1
のキャパシタ電極、55 導電層、56 第1の層間絶
縁層、57 第1の誘電体層、58 第1の配線層、5
9 第2のキャパシタ電極、60 導電層、61 第2
の層間絶縁層、62 第2の誘電体層、63 第2の配
線層、64 第3のキャパシタ電極、65 導電層、6
6 ソース/ドレイン領域、67 チャネル形成領域、
68 表面絶縁層、69 ゲート領域、70 フォトレ
ジスト層、70W,71W 開口、72 電極材料層、
73ソース/ドレイン電極、74 コンタクト導電層、
75 フォトレジスト層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の半導体基板に、少なくとも電界効
    果トランジスタとキャパシタとを含む回路素子が形成さ
    れる半導体集積回路装置において、 上記電界効果トランジスタのゲート電極と第1のキャパ
    シタ電極とが同一導電層によって形成され、 第1の層間絶縁層によって上記第1のキャパシタ電極上
    に第1の誘電体層が形成され、 第1の配線層と第2のキャパシタ電極とが同一導電層に
    よって形成されてなり、 上記第1および第2のキャパシタ電極は、上記第1の誘
    電体層を介して対向され、両者間に第1の静電容量を形
    成してなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 上記第2のキャパシタ電極上に第2の層
    間絶縁層による第2の誘電体層が形成され、 第2の配線層と第3のキャパシタ電極とが同一導電層に
    よって形成され、 上記第2および第3のキャパシタ電極は、上記第2の誘
    電体層を介して対向され、両者間に第2の静電容量を形
    成し、 上記第1および第2の静電容量が並列に接続されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ゲート電極および第1のキャパシタ
    電極を構成する導電層がTiとPtとAuの各層の積層
    構造によることを特徴とする請求項1に記載の半導体集
    積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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