JPH1024741A - 自動車ドアのウエザストリップ - Google Patents

自動車ドアのウエザストリップ

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JPH1024741A
JPH1024741A JP8201310A JP20131096A JPH1024741A JP H1024741 A JPH1024741 A JP H1024741A JP 8201310 A JP8201310 A JP 8201310A JP 20131096 A JP20131096 A JP 20131096A JP H1024741 A JPH1024741 A JP H1024741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
door
weather strip
seal lip
lip
Prior art date
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Pending
Application number
JP8201310A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Omura
昌之 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1024741A publication Critical patent/JPH1024741A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車ドアのドアフレームおよびドアウエス
トラインにわたって取付けられるウエザストリップと、
ドアガラスとの間のシール性能を向上させること。 【解決手段】 ドアウエストラインに沿うガラスウエザ
ストリップ32Aがドアフレームの縦枠に沿うガラスラ
ン31に接続されるコーナ部33Aにおいて、ドアガラ
ス4面に当接するシールリップ332の端末部をガラス
ラン31のシールリップ312の幅方向中間部に接続
し、かつシールリップ332の幅を端末終端へと次第に
細くし、シールリップ332がその終端に至るまで途切
れなくドアガラス4面に密着するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車ドアのドア
フレームからウエストラインにわたって一連に取付けら
れるウエザストリップ、特にそのコーナ部の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、自動車ドアにはドア
フレーム1およびウエストライン2に沿って一連にウエ
ザストリップ3が取付けられている。
【0003】ウエザストリップ3のうち、ドアフレーム
1に沿うウエザストリップ(ガラスラン)31は、図3
に示すように断面コ字形の本体部311の両開口端に、
ドアガラス4の周縁の車外側および車内側の両面を挟む
シールリップ312を備えている。一方、ウエストライ
ン2に沿うウエザストリップ(ガラスウエザストリッ
プ)32はドアガラス4を介して車外側および車内側に
ガラスアウタウエザストリップ32Aとガラスインナウ
エザストリップ32Bが設けられており、それぞれ基部
321から相対向する方向に延びてドアガラス4を両面
から挟むシールリップ322を備えている。
【0004】各ガラスウエザストリップ32A,32B
と上記ガラスラン31は、ともに押出成形体であって、
両者は型成形部33(図2)によりコーナ形状に接続さ
れている。そして外側の型成形コーナ部33Aおよび内
側の型成形コーナ部33Bには、それぞれアウタおよび
インナガラスウエザストリップ32A,32Bのシール
リップ322をこれと同一幅で延長するシールリップ3
32が形成されている。両側のシールリップ332はガ
ラスラン31の両側のシールリップ312近くまで延在
している。しかしながらシールリップ332の端末縁と
シールリップ312とは、ドアガラス4に押付けられた
ときの撓み方向が異なることから接続されておらず、互
に分離している。この結果、ウエザストリップ3のコー
ナ部33では、ドアガラス4の外側と内側とに、ドアガ
ラス4と、ガラスラン31側のシールリップ312と、
型成形コーナ部33A、33Bのシールリップ332の
端末との間に、図3(C)に示すように、ほぼ三角形の
隙間5が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】自動車の高速走行時、
ドアガラスの外面付近は負圧となって車室内外に圧力差
が生じる。このため、車室内のエアは、車内側の上記隙
間5、およびドアガラス4の外方への吸出されによって
シール力が低下したドアガラス4の内面と車内側の上記
シールリップ322,332との隙間からドア内に入
り、ドア内でドアガラス4の下端を内側から外側へ廻り
込み、車外側の上記隙間5から車外へ吸引排出され、排
出時に異音が発生するおそれがある。異音が発生する
と、異音はエアの上記経路と逆の経路で車室内へ入り車
内騒音の原因となる。
【0006】本発明は、上記異音発生のおそれなきよう
に、ウエザストリップのコーナ部の構造を改良すべくな
されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラスランの
垂直部とガラスウエザストリップとが接続するコーナ部
において、ガラスウエザストリップのシールリップをガ
ラスランのシールリップまで延在させてこれに幅方向の
中間部で接続させる。そしてガラスウエザストリップの
シールリップの幅(根元から先端縁に至る幅)をガラス
ランのシールリップに接続する端末部において終端に向
けて次第に狭くし、終端で幅がほぼ零となる形状とす
る。
【0008】これにより、ガラスウエザストリップのシ
ールリップの端末部の先端縁はほぼ直線に近い線でガラ
スランのシールリップになだらかに接続するから、ドア
ガラス閉時にドアガラスと、ガラスランのシールリップ
およびガラスウエザストリップのシールリップ端末間に
隙間が生じない。
【0009】なお、上記シールリップの端末部構造は、
車内側および車外側の両方に適用することでシール性は
確実に保証されるが、車外側または車内側のいずれかに
適用しても車室内騒音防止のシール効果がある。
【0010】
【発明の実施の形態】図1および図2に示すように、ド
アフレーム1の垂直部に沿って取付けられるガラスラン
31はゴムの一体押出成形体で、ドアフレーム1に嵌合
される断面コ字形の本体部311の両開口端に対向方向
へ延びてドアガラス4の周縁を車内外の両面から挟む一
対のシールリップ312を備えている。また上記開口の
両端からは外側へ反転するように保持リップ313が伸
びており、本体部311との間でドアフレーム1の両側
面を挟持するようになっている。
【0011】ドアのウエストライン2に沿うガラスウエ
ザストリップ32は、ガラスアウタウエザストリップ3
2Aとガラスインナウエザストリップ32Bの2本で構
成されている。いずれもゴムの押出成形体で断面逆U字
形の基部321と、基部321の相対向する側面から伸
び出すシールリップ322を備えている。両ガラスウエ
ザストリップ32A,32Bは、それぞれウエストライ
ン2を形成するドアアウタパネルおよびドアインナパネ
ルの上縁に取付けられてドアガラス4を介して対向し、
それぞれのシールリップ322がドアガラス4を内外面
から挟みシールするようになっている。
【0012】ガラスラン31の垂直部とガラスウエザス
トリップ32とは型成形により接続されている。即ち、
ガラスアウタウエザストリップ32Aおよびガラスイン
ナウエザストリップ32Bはそれぞれガラスラン31の
開口側の外側および内側部分に型成形コーナ部33A,
33Bで接続されている。外側のコーナ部33Aの基部
331はガラスアウタウエザストリップ32Aの基部3
21とガラスラン31の外側の保持リップ313とをつ
ないでおり、上面はコーナ形状に湾曲しガラスラン31
になだらかな線で接続している。内側のコーナ部33B
の構造も実質的に同じである。
【0013】コーナ部33A,33Bにはそれぞれ同様
のシールリップ332が形成してある。外側のコーナ部
33Aにより説明すると、シールリップ332の一端は
ガラスアウタウエザストリップ32Aのシールリップ3
22と接続している。シールリップ332の他端側は基
部331の上面に沿う湾曲形状で基部側面に延在してお
り、端末部はガラスラン31の外側のシールリップ31
2に至り、更に斜め方向上方へ伸びてシールリップ31
2の外側面に当接している。そして上記端末部は、その
根元から先端縁に至る幅が先細りとなり、幅がなくなっ
て終端となっている。これにより上記端末部の先端縁
は、ドアガラス面に沿うようにほぼ一直線状に延び、ガ
ラスラン31のシールリップ312の幅方向のほぼ中央
位置でその外面になだらかに連なっている。内側の接続
部33Bのシールリップ332も同様の構造でガラスラ
ン31の内側のシールリップ312に連なっている。
【0014】上記構造において、ドアガラス4はその両
面がドアウエストライン2に沿う外側および内側の一連
のシールリップ322,332により払拭されつつ、か
つガラスラン31の垂直部で案内されつつ上下動し、開
閉される。ドアガラス閉時、コーナ部33の内外両側の
シールリップ332は、図3(C)に示すようにその先
端縁が端末部でもほぼ隙間なくドアガラス4面に接する
から、シールリップ312にいたるまでガラス面との間
に途切れのないシール線が得られる。
【0015】従って自動車の高速走行時、ドアガラス吸
出されによりドアの車室側のウエストラインに沿うシー
ルリップ332とドアガラス4との間のシールがゆるん
でドア内に車室のエアが吸込まれても、その量はわずか
であり、しかも車外側のウエストラインに沿うシールリ
ップ322、332はガラスラン31のシールリップ3
12と接続する端末に至るまでドアガラス4面と密着し
ているから、端末においてエアがドア外に吸引排出する
ことはなく、排出による異音発生のおそれはない。
【0016】上記した実施形態では、ドアウエストライ
ンに沿う内外のシールリップの端末部をともにガラスラ
ンのシールリップに接続する構造としたが、外側のシー
ルリップのみを上記構造とし、内側は従来のように隙間
がある構造としても、車室内のエアのドア外への排出は
防止され得る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、自動車高速走行時、車
室内外の圧力差から車室内エアがウエザストリップのコ
ーナ部からドアの内部を通って外側に吸出されることが
なく、従って吸出による異音および異音に基因する車内
騒音の発生のおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明によるウエザストリップの
コーナ部を前方斜め上方から見た図、図1(B)は上記
コーナ部の側面図、図1(C)は図2のX−X線に沿う
位置での断面図である。
【図2】本発明が適用される自動車ドアを示す図であ
る。
【図3】図3(A)は従来のウエザストリップの図1
(A)に対応する図、図3(B)は図1(B)に対応す
る図、図3(C)は図1(C)に対応する図である。
【符号の説明】
1 ドアフレーム 2 ドアのウエストライン 3 ウエザストリップ 31 ガラスラン 311 本体部 312 シールリップ 32A,32B ガラスウエザストリップ 322 シールリップ 33 接続コーナ部 332 シールリップ 4 ドアガラス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ドアのドアフレームに沿って取付
    けられ、ドアガラスの周縁をその両面から挟む一対のシ
    ールリップを備えたガラスランと、自動車ドアのウエス
    トラインに沿いドアガラスを介してその外側および内側
    に取付けられ、それぞれが備えたシールリップによりド
    アガラスを両面から挟むガラスウエザストリップとを、
    それぞれの端部で接続してなるウエザストリップにおい
    て、上記ガラスウエザストリップが上記ガラスランの垂
    直部と接続するコーナ部で、上記外側および内側のガラ
    スウエザストリップの少なくとも一方のシールリップの
    端末部を上記ガラスランのシールリップの幅方向の中間
    部に接続せしめ、かつ上記少なくとも一方のガラスウエ
    ザストリップのシールリップの端末部の幅を端末部終端
    に向けて漸次狭くしたことを特徴とする自動車ドアのウ
    エザストリップ。
  2. 【請求項2】 上記少なくとも一方のガラスウエザスト
    リップのシールリップの端末部は、上記コーナ部のコー
    ナ形状に沿って上記ガラスランのシールリップに向けて
    延びてこれに幅方向の中間部で接続し、上記端末部の終
    端の幅をほぼ零とした自動車ドアのウエザストリップ。
JP8201310A 1996-07-11 1996-07-11 自動車ドアのウエザストリップ Pending JPH1024741A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1044255A (ja) * 1996-08-05 1998-02-17 Fuji Xerox Co Ltd 微小構造体、およびその製造方法および装置
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JP2006130790A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Seiko Precision Inc 非球面ハイブリッドレンズ、その製造装置及び製造方法
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JP2013067016A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Keyence Corp 3次元造形装置

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