JPH10247316A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体およびその製造方法

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JPH10247316A
JPH10247316A JP5070697A JP5070697A JPH10247316A JP H10247316 A JPH10247316 A JP H10247316A JP 5070697 A JP5070697 A JP 5070697A JP 5070697 A JP5070697 A JP 5070697A JP H10247316 A JPH10247316 A JP H10247316A
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magnetic
abrasive
recording medium
parts
magnetic layer
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JP5070697A
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Kunihiko Shimoda
邦彦 下田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性粉末と研磨剤とを均一に分散させて良好
な平滑面を有する同時重層塗布方式の磁気記録媒体の製
造方法を提供し、高密度記録に好適な電磁変換特性と耐
久性等の信頼性とを有する磁気記録媒体を提供すること
である。 【解決手段】 非磁性支持体1上に非磁性粉末を含有す
る中間層2とその上層に磁性粉末と研磨剤とを含有する
磁性層3が形成されている磁気記録媒体において、磁性
層3に含有する研磨剤の平均粒径dと磁性層3の層厚u
との関係がu≦d≦(u+0.1μm)を満足すること
を特徴とする。また磁気記録媒体の製造方法では、磁性
層塗料を作製する工程が、バインダ中に研磨剤を分散し
た研磨剤塗料を作製し、これを磁性層塗料に添加して磁
性層塗料中に磁性粉末と研磨剤とを均一に分散させる工
程であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録媒体および
その製造方法に関し、さらに詳しくは、非磁性支持体上
に中間層が形成され、中間層上に磁性層が形成されてい
る重層塗布型の磁気記録媒体およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生装置ではデジタル記
録などにより益々短波長記録化の方向にあり、これに供
されるテープ状やディスク状の磁気記録媒体は記録再生
信号が劣化するスペーシングロスやドロップアウトを小
とする磁性層の薄膜化および表面の平滑化、電磁変換特
性を向上する磁性粉末の微細化や保持力分布の均一化お
よび長時間且つ多数回の使用に耐えうる高耐久性の何れ
も兼ね備えていることが求められている。これらのため
に、磁気記録媒体の磁性層には磁気ヘッド表面に付着し
た異物を除去するための研磨剤が添加されている。
【0003】図1は、重層構造を有する磁気記録媒体の
一例を示した概略断面図であり、バインダにより均一に
分散された磁性粉末と研磨剤とを含有する磁性層3と非
磁性支持体1の間に、表面粗度が大である非磁性支持体
1影響を排除するための中間層2が形成されたものであ
る。また、図中の符号4は用途により形成されるバック
コート層である。そして、このような重層構造を有する
磁気記録媒体の非磁性支持体1上に磁性層3と中間層2
とを形成する工程では、同時に磁性層3と中間層2とを
一工程で形成することが可能であり、塗布欠陥や塗り筋
のない均一な塗布層が形成でき且つ上層の磁性層3と下
層の中間層2との界面の接着性が向上する同時重層塗布
方式が注目されている。
【0004】図2は、同時重層塗布方式を用いた工程を
説明する概略側面断面図であり、同図(a)はマルチダ
イコータ方式と称され、同図(b)は3リップダイコー
タ方式と称され、同図(c)は4リップダイコータ方式
と称されるものである。なお、図中の矢印方向は非磁性
支持体1の移動方向である。同図(a)に示したよう
に、マルチダイコータ方式を用いた工程では、先ず第一
のダイコータ5a内にある中間層塗料溜まり7aから第
一のリップ6aを経由し、第一のリップ6a先端から中
間層塗料2aを非磁性支持体1上に所定の膜厚に塗布
し、続いて第二のダイコータ5b内にある磁性層塗料溜
まり7bから第二のリップ6bを経由し、第二のリップ
6b先端から磁性層塗料3aを中間層塗料2a上に所定
の膜厚に塗布する工程を有する。同図(b)に示したよ
うに、3リップダイコータ方式を用いた工程では、一個
のダイコータ5内に中間層塗料溜まり7aと、この中間
層塗料溜まり7aの非磁性支持体1の移動方向側に磁性
層塗料溜まり7bとを有し、中間層塗料溜まり7aおよ
び磁性層塗料溜まり7bからの中間層塗料2aと磁性層
塗料3aとが共用のリップ6に導かれて層状となり、リ
ップ6先端から非磁性支持体1上に所定の膜厚に中間層
塗料2aと磁性層塗料3aとを塗布する工程を有する。
同図(c)に示したように、4リップダイコータ方式を
用いた工程では、一個のダイコータ5内に中間層塗料溜
まり7aと、この中間層塗料溜まり7aの非磁性支持体
1の移動方向側に磁性層塗料溜まり7bとを有し、中間
層塗料溜まり7aから第一のリップ6aを経由し、第一
のリップ6a先端から中間層塗料2aを非磁性支持体1
上に所定の膜厚に塗布し、続いて磁性層塗料溜まり7b
から第二のリップ6bを経由し、第二のリップ6b先端
から磁性層塗料3aを中間層塗料2a上に所定の膜厚に
塗布する工程を有する。
【0005】ところで、一般に磁性層塗料3aには磁気
ヘッド表面を常にクリーニングして記録再生信号の劣
化、すなわちスペーシングロスやドロップアウトを小と
するために研磨剤が添加されており、同時重層塗布方式
の場合には研磨剤の分散性が小であるために磁性粉末の
分散が阻害されて良好な平滑性を有する磁性層3表面の
形成が困難であり、電磁変換特性および耐久性等の信頼
性を劣化させる虞があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、磁性
粉末と研磨剤とを均一に分散させて良好な平滑面を有す
る磁気記録媒体の製造方法を提供し、高密度記録に好適
な電磁変換特性と耐久性等の信頼性とを有する磁気記録
媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の磁気記録媒体では、非磁性支持体上に非磁
性粉末を含有する中間層が形成され、中間層上に磁性粉
末と研磨剤とを含有する磁性層が形成されている磁気記
録媒体において、研磨剤の平均粒径dと磁性層の層厚u
との関係がu≦d≦(u+0.1μm)を満足すること
を特徴とする。
【0008】本発明の磁気記録媒体の製造方法では、中
間層塗料を作製する工程と、磁性層塗料を作製する工程
と、非磁性支持体上に中間層塗料と磁性層塗料とを一工
程で塗布し、非磁性支持体上に中間層と、中間層上に磁
性層を形成する工程とを有する磁気記録媒体の製造方法
において、磁性層塗料を作製する工程が、バインダ中に
研磨剤を分散した研磨剤塗料を作製した後、この研磨剤
塗料を磁性層塗料に添加して磁性層塗料中に磁性粉末と
研磨剤とを均一に分散させる工程であることを特徴とす
る。
【0009】上記した磁気記録媒体およびその製造方法
は、特に磁性層の層厚が0.1μm以上0.5μm以下
である場合に有効であり、さらに研磨剤のモース硬度は
6以上10以下が望ましく、磁性層に含有する磁性粉末
と研磨剤との構成比は磁性粉末100重量部に対して研
磨剤を5重量部以上15重量部以下とするのが望まし
く、磁性層に含有する磁性粉末および中間層に含有する
非磁性粉末の比表面積は30m2 /g以上80m2 /g
以下が望ましく、磁性粉末が板状フェライトである場合
は、その板径が0.01μm以上0.5μm以下であ
り、板厚が0.001μm以上0.2μm以下が望まし
い。
【0010】上述した手段による作用を以下に記す。本
発明の磁気記録媒体の製造方法によれば、研磨剤を予め
バインダ中に均一に分散した研磨剤塗料が磁性層塗料中
に添加されるので、磁性粉末と研磨剤とが均一に分散し
た磁性層塗料を得ることができる。
【0011】本発明の磁気記録媒体では、研磨剤の平均
粒径dを磁性層の層厚uに対してu≦d≦(u+0.1
μm)の範囲とすることにより、磁性層表面の平滑性と
適度な摩擦係数を兼ね備えることができ、磁気ヘッドの
磁気記録媒体磁性面との対向面に付着した異物を良好に
除去することができる。特に、磁性層厚uが0.1μm
以上0.5μm以下であると記録減磁の低減が図られ、
短波長記録の出力信号やオーバーライトの電磁変換特性
等を向上することができる。研磨剤の平均粒径dが本発
明の範囲外である(磁性層の層厚u+0.1μm)を超
えると、磁性層表面の平滑性が損なわれるとともに磁性
粉末の充填度が小となって電磁変換特性が劣化し、磁性
層の層厚u未満であると、磁気ヘッドの磁気記録媒体磁
性面との対向面を常にクリーンな状態とするクリーニン
グ効果が期待できない。
【0012】磁性粉末の長軸長が本発明の範囲外である
0.3μmを超えると、ノイズ特性が劣化する虞があ
り、0.05μm未満であると磁性層塗料への分散が困
難となる。また、軸比が本発明の範囲外である15を超
えると再生信号出力が小となり、5未満であると磁性粉
末の配向性が劣化する。
【0013】磁性粉の比表面積が本発明の範囲内である
30m2 /g以上80m2 /g以下の微細化したものと
すれば、ノイズ特性の優れた高密度記録用の磁気記録媒
体とすることができる。
【0014】中間層に含有する非磁性粉末の比表面積が
本発明の範囲内である30m2 /g以上80m2 /g以
下の微細化したものとすれば、表面粗度が大である非磁
性支持体上に平滑面を有する中間層が形成され、結果的
に上層に形成される磁性層表面を平滑面とすることがで
きる。従って、スペーシングロスが小である磁気記録媒
体とすることができる。非磁性粉末の比表面積が本発明
の範囲外である80m2 /gを超えるとバインダへの分
散が困難となり、30m2 /g未満であると表面平滑性
が劣化する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の磁気記録媒体は、特に磁
性層の層厚が0.1μm〜0.5μmのように薄く形成
されている高密度記録用のものに有効であり、その製造
方法はダイコータを用いた同時重層塗布方式を採用する
工程に有効である。本発明に適用される研磨剤で、モー
ス硬度が6以上10以下のものの一例を挙げれば酸化ア
ルミニウム(α、β、γ)、Cr2 3 、炭化珪素、ダ
イヤモンド、ガーネット、エメリー、窒化ホウ素、チタ
ンカーバイト、炭化珪素、炭化チタン、酸化チタン(ル
チル、アナターゼ)、コランダム等がある。
【0016】磁性粉末の一例を挙げればFe、Co、N
i等の金属、Fe−Co、Fe−Ni、Fe−Al、F
e−Ni−Al、Fe−Al−P、Fe−Ni−Si−
Al、Fe−Ni−Si−Al−Mn、Fe−Mn−Z
n、Fe−Ni−Zn、Co−Ni、Co−P、Fe−
Co−Ni、Fe−Co−Ni−Cr、Fe−Co−N
i−P、Fe−Co−B、Fe−Co−Cr−B、Mn
−Bi、Mn−Al、Fe−Co−V等の合金、窒化鉄
および炭化鉄等がある。これらには還元時の焼結防止や
形状維持等の目的でAl、Si、P、Bなどの軽金属元
素を適当量含有させても本発明の効果を妨げることはな
い。また、γ−Fe2 3 、Fe3 4、γ−Fe2
3 とFe3 4 とのベルトライド化合物、Coを含有す
るγ−Fe2 3 、Coを含有するFe3 4 、Coを
含有するγ−Fe2 3 とFe34 とのベルトライド
化合物、CrO2 にTe、Sb、Fe、B等の金属元素
を少なくとも一種を含有させた酸化物、さらに六方晶系
板状フェライトも使用可能であり、M型、W型、Y型お
よびZ型のバリウムフェライト、ストロンチュームフェ
ライト、カルシウムフェライト、鉛フェライトおよびこ
れ等に保磁力を制御する目的でCo−Ti、Co−Ti
−Zn、Co−Ti−Nb、Co−Ti−Zn−Nb、
Cu−Zr、Ni−Ti等を添加したものも使用可能で
ある。上記した磁性粉末の一種を単独で用いる他に、二
種以上の併用としても良い。
【0017】磁性層中の磁性粉末や研磨剤を分散させる
バインダの一例を挙げれば、従来より公知の熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂および反応型樹脂等があり、数平均分
子量が5000〜100000のものが好ましい。熱可
塑性樹脂の一例を挙げれば塩化ビニル、酢酸ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合
体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、
アクリル酸エステル−塩化ビニル−塩化ビニリデン共重
合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、アクリ
ル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸
エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エス
テル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エステル
−塩化ビニル共重合体、メタクリル酸エステル−エチレ
ン共重合体、ポリフッ化ビニル、塩化ビニリデン−アク
リロニトリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン
共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セ
ルロース誘電体(セルロースアセテートブチレート、セ
ルロースダイアセテート、セルローストリアセテート、
セルロースプロピオネート、ニトロセルロース)、スチ
レンブタジエン共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエス
テル樹脂、アミノ樹脂、合成ゴム等がある。
【0018】熱硬化性樹脂および反応型樹脂の一例を挙
げればフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬
化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、
シリコーン樹脂、ポリアミン樹脂、尿素ホルムアルデヒ
ド樹脂等がある。
【0019】上記した研磨剤を分散させるバインダの全
てに、顔料の分散性を向上させる目的で−SO3 M、−
OSO3 M、−COOM、P=O(OM)2 、−NR1
2、−NR1 2 3 +- の末端基を有する側鎖型
のもの、>NR1 2 +-の主鎖型のもの、−OH、−
SH、−CN、エポキシ基等の極性官能基が導入されて
いても良い。なお、上記した化学式中のMは水素原子あ
るいはリチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金
属であり、Rは水素原子あるいは炭化水素基であり、X
はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン元素イオン
あるいは無機・有機イオンである。これらの極性官能基
の量は10-1〜10-8mol/gであり、好ましくは1
-2〜10-6mol/gである。上記したバインダの一
種を単独で用いる他に、二種以上の併用としても良い。
また、磁性層および中間層に含有するバインダの量は、
磁性粉末あるいは中間層を主に構成する非磁性粉末10
0重量部に対して1〜200重量部であり、好ましくは
10〜50重量部である。磁性層に含有するバインダの
量が上記した範囲外の200重量部を超えると磁性粉末
の割合が小となって信号出力が小となり、1重量部未満
であると結合力の低下を招いて耐久性が低下する。
【0020】上記したバインダを架橋硬化させるものと
して、ポリイソシアネートを併用することができる。こ
のポリイソシアネートとしてはトルエンジイソシアネー
トおよびこれの付加体、アルキレンジイソシアネートお
よびこれの付加体等を挙げることができる。これらポリ
イソシアネートのバインダへの添加量は、バインダ10
0重量部に対して5〜80重量部であり、好ましくは1
0〜50重量部である。これらのポリイソシアネート類
は磁性層および中間層の何れにも使用可能であり、何れ
か一方に限定して使用することも可能である。磁性層お
よび中間層の何れにも使用する場合は、磁性層および中
間層への添加量を任意の比率に設定することも可能であ
る。
【0021】中間層を主に構成する非磁性粉末の一例を
挙げればα−Fe2 3 等の非磁性酸化鉄、ゲータイ
ト、ルチル型酸化チタン、アナターゼ型酸化チタン、酸
化錫、酸化タングステン、酸化珪素、酸化亜鉛、酸化ク
ロム、酸化セリウム、チタンカーバイト、BN、α−ア
ルミナ、β−アルミナ、γ−アルミナ、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、二硫化モリブデン、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸ストロンチウ
ム、チタン酸バリウム等があり、これらの比表面積は3
0m2 /g以上80m2 /g以下であり、好ましくは4
0m2 /g以上70m2 /g以下でありる。これらの粉
末は単独で用いても良いが、二種以上混合して用いても
良い。また、目的に応じては、上記した非磁性粉末に適
当量の不純物をドープしても良く、分散性の向上、導電
性の付与、色調の調整等の目的でAl、Si、Ti、S
n、Sb、Zr等の化合物で表面処理することも可能で
ある。さらに必要に応じてゴム用ファーネス、熱分解カ
ーボン、カラー用ブラック、アセチレンブラック等のカ
ーボンブラックを含有させても良い。これらのカーボン
ブラックの比表面積は100m2 /g以上400m2
g以下であり、DBP吸油量は20ml/100g以上
200ml/100g以下であることが好ましい。さら
にまた、中間層には非磁性補強粒子として酸化アルミニ
ウム(α、β、γ)、酸化クロム、炭化珪素、ダイヤモ
ンド、ガーネット、エメリー、窒化ホウ素、チタンカー
バイト、炭化珪素、炭化チタン、酸化チタン(ルチル、
アナターゼ)等を含有させても良い。これらの粒子の含
有量は、非磁性粉末100重量部に対して20重量部、
好ましくは10重量部以下である。また、モース硬度は
4以上、好ましくは5以上であり、比重量は2〜6×1
3 Kgf/m3 であり、好ましくは3〜5×103
gf/m3 であり、平均粒径は1.0μm以下、好まし
くは0.5μm以下である。
【0022】本発明の磁性層および中間層には、必要に
応じて潤滑剤および界面活性剤を含有させても良い。潤
滑剤の一例を挙げれば黒鉛、二硫化モリブデン、二硫化
タングステン、シリコーンオイル、炭素数10〜22ま
での脂肪酸、炭素数10〜22までの脂肪酸と炭素数2
〜26までのアルコールで構成される脂肪酸エステル、
テルペン系化合物およびこれらのオリゴマー等がある。
これらの潤滑剤を磁性層のみに含有させることも可能で
あるが、磁性層および中間層の何れにも含有させること
も可能である。界面活性剤としてはノニオン系、アニオ
ン系、カチオン系、両性のものを挙げることができる。
そして、これらの界面活性剤を磁性層のみに含有させる
ことも可能であるが、磁性層および中間層の何れにも含
有させることも可能である。
【0023】非磁性支持体の一例を挙げればポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン−2、6−ナフタレー
ト等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン類、セルローストリアセテート、セルロースジアセ
テート等のセルロース類、ビニル系樹脂、ポリイミド
類、ポリカーボネート類に代表されるような高分子材
料、金属、ガラス、セラミックス等がある。
【0024】中間層塗料および磁性層塗料に用いられる
溶剤の一例を挙げればアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール等のア
ルコール系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、酢酸プロピル、乳酸エチル、エチレングリコールア
セテート等のエステル系溶媒、ジエチレングリコールジ
メチルエーテル、2−エトキシエタノール、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、メチレ
ンクロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロ
ロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒がある。
【0025】以下、本発明の具体的な実施例と、この実
施例と対比する比較例について磁気記録媒体の一例であ
る8mm幅の磁気テープサンプルを作製し、これらにつ
いて説明する。
【0026】実施例1 本実施例は、層厚0.5μmの磁性層に平均粒径が0.
5μmである研磨剤を5重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものである。先ず常法に従い、一例とし
て下記組成の顔料、バインダ、添加剤、溶剤を混合し、
ニーダにより混練した後、サンドミルで5時間分散して
磁性層塗料と中間層塗料を作製した。
【0027】磁性層塗料 Fe系メタル磁性粉末 100重量部 (保持力=160kA/m、飽和磁化量=135Am2
/Kg、比表面積=51m2 /g、長軸長=0.12μ
m、軸比=8) ポリ塩化ビニル樹脂 17重量部 添加剤(カーボン) 2重量部 ミリスチン酸 1重量部 ブチルステアレート 1重量部 メチルエチルケトン 150重量部 シクロヘキサノン 150重量部
【0028】中間層塗料 針状α−Fe2 3 100重量部 (比表面積=53m2 /g、長軸長=0.15μm、軸
比=8) ポリ塩化ビニル樹脂 17重量部 ミリスチン酸 1重量部 ブチルステアレート 1重量部 メチルエチルケトン 150重量部 シクロヘキサノン 150重量部
【0029】次に、一例として下記組成物により研磨剤
の分散塗料を作製した。 研磨剤 100重量部 ポリエステルポリウレタン 14重量部 (商品名N−2304、日本ポリウレタン社製) メチルエチルケトン 105重量部 シクロヘキサノン 105重量部
【0030】次に、研磨剤の割合が磁性粉末100重量
部に対して5重量部となるように、作製した磁性層塗料
と研磨剤の分散塗料とを混合する。このようにして得ら
れた磁性層塗料に硬化剤であるポリイソシアネートを3
重量部添加し、中間層塗料にもポリイソシアネートを2
重量部添加し、従来の技術において図2(c)を参照し
て説明した事例である4リップダイコータ方式を用い
て、非磁性支持体として厚さが7μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルム上に中間層塗料と磁性層塗料を同
時に重層塗布し、ソレノイドコイルによる配向処理、乾
燥、カレンダー処理および硬化処理を順次行った。
【0031】次に、一例として下記組成物によりバック
コート層塗料を作製し、非磁性支持体であるポリエチレ
ンテレフタレートフィルムの磁性層形成面の反対面に塗
布し、乾燥させた後に8mm幅にスリットして8mm幅
の磁気テープを完成させた。
【0032】 カーボンブラック 100重量部 (商品名#50、旭カーボン社製) ポリエステルポリウレタン 100重量部 (商品名N−2304、日本ポリウレタン社製) メチルエチルケトン 500重量部 トルエン 500重量部
【0033】実施例2 本実施例は、層厚0.5μmの磁性層に平均粒径が0.
5μmである研磨剤を15重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して15重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0034】実施例3 本実施例は、層厚0.5μmの磁性層に平均粒径が0.
6μmである研磨剤を5重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して5重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0035】実施例4 本実施例は、層厚0.5μmの磁性層に平均粒径が0.
6μmである研磨剤を15重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して15重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0036】比較例1 本比較例は、層厚0.5μmの磁性層に平均粒径が0.
4μmである研磨剤を15重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して15重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0037】比較例2 本比較例は、層厚0.5μmの磁性層に平均粒径が0.
7μmである研磨剤を5重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して5重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0038】比較例3 本比較例は、層厚0.5μmの磁性層に平均粒径が0.
5μmである研磨剤を17重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して17重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0039】比較例4 本比較例は、層厚0.5μmの磁性層に平均粒径が0.
6μmである研磨剤を3重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して3重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0040】実施例5 本実施例は、層厚0.3μmの磁性層に平均粒径が0.
3μmである研磨剤を5重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して5重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0041】実施例6 本実施例は、層厚0.3μmの磁性層に平均粒径が0.
3μmである研磨剤を15重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して15重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0042】実施例7 本実施例は、層厚0.3μmの磁性層に平均粒径が0.
4μmである研磨剤を5重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して5重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0043】実施例8 本実施例は、層厚0.3μmの磁性層に平均粒径が0.
4μmである研磨剤を15重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して15重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0044】比較例5 本比較例は、層厚0.3μmの磁性層に平均粒径が0.
2μmである研磨剤を15重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して15重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0045】比較例6 本比較例は、層厚0.3μmの磁性層に平均粒径が0.
5μmである研磨剤を5重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して5重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0046】比較例7 本比較例は、層厚0.3μmの磁性層に平均粒径が0.
3μmである研磨剤を17重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して17重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0047】比較例8 本実施例は、層厚0.3μmの磁性層に平均粒径が0.
4μmである研磨剤を3重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して3重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0048】実施例9 本実施例は、層厚0.1μmの磁性層に平均粒径が0.
1μmである研磨剤を5重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して5重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0049】実施例10 本実施例は、層厚0.1μmの磁性層に平均粒径が0.
1μmである研磨剤を15重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して15重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0050】実施例11 本実施例は、層厚0.1μmの磁性層に平均粒径が0.
2μmである研磨剤を5重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して5重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0051】実施例12 本実施例は、層厚0.1μmの磁性層に平均粒径が0.
2μmである研磨剤を15重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して15重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0052】比較例9 本比較例は、層厚0.1μmの磁性層に平均粒径が0.
05μmである研磨剤を15重量部含有した8mm幅磁
気テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料
と研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤
の割合を磁性粉末100重量部に対して15重量部とす
る以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重
複する説明は省略する。
【0053】比較例10 本比較例は、層厚0.1μmの磁性層に平均粒径が0.
3μmである研磨剤を5重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して5重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0054】比較例11 本比較例は、層厚0.1μmの磁性層に平均粒径が0.
1μmである研磨剤を17重量部含有した8mm幅磁気
テープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と
研磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の
割合を磁性粉末100重量部に対して17重量部とする
以外の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複
する説明は省略する。
【0055】比較例12 本比較例は、層厚0.1μmの磁性層に平均粒径が0.
2μmである研磨剤を3重量部含有した8mm幅磁気テ
ープを作製したものであるが、作製した磁性層塗料と研
磨剤の分散塗料とを混合する工程において、研磨剤の割
合を磁性粉末100重量部に対して3重量部とする以外
の工程は実施例1に示した事例と同様であり、重複する
説明は省略する。
【0056】以上の実施例1〜12および比較例1〜1
2で完成させた8mm幅磁気テープを下記項目で評価
し、結果を表1〜3に示す。
【0057】電磁変換特性 各サンプルの最適記録電流で7MHzの矩形波信号を記
録し、その再生信号レベルのスペクトラムアナライザで
の測定値が−1.5〜2.0dBの範囲にあるものを良
品とした。なお、リファレンス(0dB)テープにはソ
ニー社製の8mm幅磁気テープであるHi8テープを用
いた。
【0058】耐久性 常温常湿の環境下において、データ記録用磁気記録再生
機(商品名EXB−8500、エクサバイト社製)でサ
ンプルに3200ブロックにわたってデータを記録し、
再生とリワインドを一サイクルとして繰り返し、ダメー
ジが観測されるまでのサイクル数が1000回を超える
ものを良品とした。
【0059】ヘッドクロッグ ソニー社製8mmVTR、商品名EX−8500を45
℃/30%RHの環境下に置いてサンプルの8mm幅磁
気テープを500回走行させ、エラーレートの5%を超
える回数が25回以下であるものを良品とした。なお、
エラーレートが大となってテープが停止した場合には、
磁気ヘッドをクリーニングした後、測定を継続した。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】
【表3】
【0063】表1〜3から明らかなように、実施例1〜
12が電磁変換特性、耐久性およびヘッドクロッグの全
ての評価項目を満足したのに対して、比較例1〜12は
全ての評価項目を満足するものがなかった。
【0064】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体およびその製造方
法によれば、高密度記録に好適な電磁変換特性および信
頼性を有する重層塗布型の磁気記録媒体を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気記録媒体の概略断面図である。
【図2】 重層塗布方式を用いた工程を説明する概略側
面断面図であり、(a)はマルチダイコータ方式、
(b)は3リップダイコータ方式、(c)は4リップダ
イコータ方式である。
【符号の説明】
1…非磁性支持体、2…中間層、2a…中間層塗料、3
…磁性層、3a…磁性層塗料、4…バックコート層、5
…ダイコータ、5a…第一のダイコータ、5b…第二の
ダイコータ、6…リップ、6a…第一のリップ、6b…
第二のリップ、7a…中間層塗料溜まり、7b…磁性層
塗料溜まり

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に中間層が形成され、 前記中間層上に、磁性粉末と研磨剤とを含有する磁性層
    が形成されている磁気記録媒体において、 前記研磨剤の平均粒径dと前記磁性層の層厚uとの関係
    が下記式(1)を満足することを特徴とする磁気記録媒
    体。 u≦d≦(u+0.1μm) (1) (但し、dは磁性層の層厚であり、uは研磨剤の平均粒
    径である)
  2. 【請求項2】 前記磁性層の層厚uが0.1μm以上
    0.5μm以下であることを特徴とする請求項1に記載
    の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記研磨剤のモース硬度が6以上10以
    下であることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 前記磁性層が、前記磁性粉末100重量
    部に対して5重量部以上15重量部以下の前記研磨剤を
    含有したものであることを特徴とする請求項1に記載の
    磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記磁性粉末の比表面積が30m2 /g
    以上80m2 /g以下であることを特徴とする請求項1
    に記載の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記中間層が非磁性粉末を含有し、 前記非磁性粉末の比表面積が30m2 /g以上80m2
    /g以下であることを特徴とする請求項1に記載の磁気
    記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記磁性粉末の長軸長が0.05μm以
    上0.3μm以下であり、軸比が5以上15以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記磁性粉末が、 0.01μm以上0.5μm以下の板径と、 0.001μm以上0.2μm以下の板厚とを有する板
    状フェライトであることを特徴とする請求項1に記載の
    磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】 中間層塗料を作製する工程と、 磁性粉末と研磨剤とを含有する磁性層塗料を作製する工
    程と、 非磁性支持体上に前記中間層塗料と前記磁性層塗料とを
    塗布し、前記非磁性支持体上に中間層と、前記中間層上
    に磁性層を形成する工程とを有する磁気記録媒体の製造
    方法において、 前記磁性層塗料を作製する工程が、 バインダ中に前記研磨剤を分散した研磨剤塗料を作製し
    た後、前記研磨剤塗料を前記磁性層塗料に添加する工程
    であることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記研磨剤のモース硬度が6以上10
    以下であることを特徴とする請求項9に記載の磁気記録
    媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記磁性粉末の比表面積が30m2
    g以上80m2 /g以下であることを特徴とする請求項
    9に記載の磁気記録媒体の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記中間層塗料が非磁性粉末を含有
    し、 前記非磁性粉末の比表面積が30m2 /g以上80m2
    /g以下であることを特徴とする請求項9に記載の磁気
    記録媒体の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記磁性粉末の長軸長が0.05μm
    以上0.3μm以下であり、軸比が5以上15以下であ
    ることを特徴とする請求項9に記載の磁気記録媒体の製
    造方法。
  14. 【請求項14】 前記磁性粉末が、 0.01μm以上0.5μm以下の板径と、 0.001μm以上0.2μm以下の板厚とを有する板
    状フェライトであることを特徴とする請求項9に記載の
    磁気記録媒体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1073041A1 (en) * 1999-07-28 2001-01-31 TDK Corporation Magnetic recording medium
JP2006216149A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体

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EP1073041A1 (en) * 1999-07-28 2001-01-31 TDK Corporation Magnetic recording medium
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