JPH10247128A - キー入力装置 - Google Patents

キー入力装置

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JPH10247128A
JPH10247128A JP6256920A JP25692094A JPH10247128A JP H10247128 A JPH10247128 A JP H10247128A JP 6256920 A JP6256920 A JP 6256920A JP 25692094 A JP25692094 A JP 25692094A JP H10247128 A JPH10247128 A JP H10247128A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手帳型等のワープロを左手もしくは右手でも
って、もう片方の手で簡単にかな、英文等の文字入力が
できるようにしたキー入力装置を提供する。 【構成】 入力用の文字にはローマ字を使い、上下3段
左右5列のキーに、日本語と英語がともに打ちやすい共
通の配列をなす。特に、左側もしくは右側2列を母音エ
リア、残り右側もしくは左側3列を子音エリアに設定し
て、複数の子音と母音を同時に打って、2文字ないし4
文字のアルファベットを1回の打けん操作で入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字入力装置ないし入
力方法の分野で利用されるキー入力装置に係わり、詳し
くは、小型の電子手帳、小型のワードプロセッサ(ワー
プロ)やパーソナルコンピュータ(パソコン)等に用い
られるキーボードとして、入力操作を行なえるようにし
たキー入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
「背景」ワープロやパソコンは、「漢字かな交じり文」
をはじめ、いろいろな文字・記号・図形などを自由自在
に入力し、編集し、印刷し、保存するといった優れた機
能があリ、これからの時代に欠かせないツール(「筆記
具」)となっている。ところが、この「筆記具」は、現
在のところあまりにもその形態が大きく、重く、簡単に
は持ち歩けない不便さがある。また、ポケットに収まら
ず、片手では扱えず、操作がしにくいというわずらわし
さも持っている。それは、ワープロやパソコンの中身の
メカニズムにもよるが、表面のキーボードによるところ
が大きく、携帯型の場合でも80個以上のキーがひしめ
いているので、どうしても小型化に限界があるためであ
る。すなわち、80個のキーの数を減らさずにそのまま
小型化したのでは、キーが密集して、かえって打ちにく
い。逆にキーの数を単純に減らしたのでは、肝心な機能
が低下するだけで、まったく意味がない。なんとか、ワ
ープロやパソコンのキーボードが、本来の性能を損なわ
ず「電卓」なみに、より速く入力できるようにならない
だろうか。もし、それが可能ならば、ワープロやパソコ
ンを誰でもがポケットにしのばせ、仕事に、学習に、遊
びに、いままでとはまったく違った新しいメディアの世
界が開けるようになる。
【0003】そこで、ワープロやパソコンのキーボード
も「電卓」並に小型化し得て日本語と英語が共に打ちや
すく、すべての操作を片手でもできるようにしたキーボ
ードの開発が従来より要望されている。そして、いまま
でのキーボードと同等以上の能力を確保しながら、その
キーの数を大幅に減らすには、次の5つの要件を満足さ
せる必要がある。 1.持っても打てる「小型」サイズであること。 2.文字や記号の入力が「簡単」にできること。 3.豊富な機能の選定が「簡単」にできること。 4.各種のモード切替が「簡単」にできること。 5.日本語と英語が「高速」で入力できること。 本発明者等はこのような5つの要件を満足させるため
に、「キーボードの現状と問題点」、「キーボードの矛
盾と多くの試み」、「コンピュータのダウンサイジング
と小型入力ツールへの期待」、「小型キーボードのイメ
ージ」の各項目について、詳細な検討を加え、本発明を
創案したものである。以下、これらの検討について説明
を加え、本発明の従来技術と解決しようとする課題につ
いて説明する。
【0004】「キーボードの現状と問題点」ワープロや
パソコンを使いながら誰もが思うことは、日本語を入力
するときのキーボードの覚えにくさと打ちにくさであ
る。しかも、いろいろな打ち方があって、すでによく知
られている方式だけでも「JISかな」、「ローマ字入
力(QWERTY配列)」、「親指シフト」、「新JI
Sかな」などがある。いずれも一長一短があって、将来
性まで考えると選択に迷うばかりである。解説書やマニ
ュアルによれば、効率のよいスピード入力を行なうに
は、キーボードをまったく見ずに、10本の指をフルに
使って、ブラインドタッチ(正式にはタッチタイピング
というが、ブラインドタッチのほうが慣用的なので、以
下この表現で統一する。)で打つことが必要条件になっ
ている。そこで多くの人が、この「10本指打法」にチ
ャレンジして、訓練に励んでみるが、よほど計画的に実
績を積まないと、途中で挫折して「1本指打法」に戻る
ケースが多い。特に「JISかな」の場合は、「かな文
字」の数に合わせてキーがやたらと多く、しかも、4段
に配列されているので打ちにくい。その上、文字配列に
規則性がなく複雑なので、その位置を覚える苦労も加わ
って、ブランインドタッチをものにするのが難しい。な
お、横にアイウエオ順に並べられたものがあるが、濁音
や半濁音を入力する場合には、清音をキー入力した上
で、濁点記号「″」あるいは半濁点記号「°」をもう一
度キー入力し、結局2回キーを押さなければならないな
ど、その操作性が悪い。一方、「ローマ字入力」の場合
は、文字数の少ない英語の入力に似ていて、キーの数も
少なく、打ちやすい3段の配列なので、比較的ブライン
ドタッチに取り組みやすい。現在、専門家を除いた一般
のワープロ・パソコン人口で、男性はその80%以上が
ローマ字党と言われている。
【0005】ところが、一見効率的な「ローマ字入力」
も、文字キーが子音と母音に分れていて、一つの「かな
文字」を2度打ちして入力しなければならない。そのた
め「JISかな」よりキーを打つ回数が多くなり、入力
時間が長くなる欠点は否めない。日本語の入力方式で、
最も合理的で優れていると思われる「親指シフト」や、
それと似ている「新JISかな」の場合は、1つのキー
に2つの文字を割り当て、親指や小指のシフトで打ち分
ける。したがって、3段の配列に収まってキーの数も少
なく、ブラインドタッチで打ちやすい効率的な設計にな
っている。しかし、文字の位置をマスターすることの苦
労が「JISかな」とあまり変わらないので、今後の普
及率や他のボードとの互換性も考えると、二の足を踏む
人が多い。
【0006】「キーボードの矛盾と多くの試み」これだ
けワープロやパソコンが普及しながら、なぜこういう問
題を残しているのかを検討してみると、現在のキーボー
ドが昔の英文タイプライターから発展し、その形状を変
えずに日本語の「JISかな」などの「かな文字」を無
理矢理に割り振った点にある。また、「ローマ字入力」
においても、「QWERTY配列」と呼ばれる英文作成
用に作られたアルファベットの配列を、そのまま日本文
作成用に転用している。従って、よく使う文字が打ちに
くい位置にあったり、使わない文字が打ちやすい位置に
あったりなどの矛盾が生じて当然である。さらに、現在
のキーボードは、キーが格段ごとに右にずれて、ジグザ
グに配列されているが、これも昔の機械式タイプライタ
ーの名残である。機械式の機構は、ピアノの構造と似て
いて、文字を打つキーが活字のついたタイプバーと連結
棒で結ばれ、紙面を叩くようになっていたため、上下の
キーを少し横にずらして配置しないと、その連結棒がこ
すれたり、絡んだりしたからである。
【0007】この各段ごとにずれたキーの配列は、現在
の電子式スイッチのキーボードにはまったく必要がない
にもかかわらず、慣習で採用されている。そのため、左
右対称でないなど人間工学性に欠け、指の移動効率に悪
影響を与えている。キーボードの配列が、各段毎にずれ
ていない方が打ちやすいことは、パソコンのテンキー
や、電卓のキー配列を思いおこせば、容易に納得でき
る。こうした日本語入力の矛盾を、何とか解決しようと
考え、覚えやすく、打ちやすく、しかもブラインドタッ
チでスピード入力しやすいキーボードの開発を多くの人
が手掛けてきた。それらの中には、「SKY配列」や
「M式」など、理論的にも実質的にも優れた方式がいく
つか提案されているのであるが、残念ながらあまり一般
化されていない。
【0008】ところで、このような入力方法の矛盾は、
日本語だけでなく、もともとの英語のキーボードにも内
在している。世界共通の「QWERTY配列」は、実は
英語の打ちにくい配列なのである。「QWERTY配
列」は、タイプライターの初期の頃に考えられたが、当
時、隣り合った活字のついたタイプバーが絡んで困るの
で、出願頻度の高い文字を互いに離して、わざわざ打ち
にくい位置に配置したともいわれている。その後、多く
の改良案が提案され、その代表的なものに「Dvora
k配列」という優れた方式があるが、評価は高いものの
少し出遅れたため、一部にしか普及していない。
【0009】「コンピュータのダウンサイジングと小型
入力ツールへの期待」今日、コンピュータの機能はます
ます高度化され、多様化しながら発展している。反面、
エレクトロニクスの技術は、より細分化され、ダウンサ
イジングの方向へと向かっている。ワープロやパソコン
も、その機能を高めながら、デスクトップ型からラップ
トップ型、ノート型へと小型化が進み、今後さらにポケ
ッタブルな手帳型、パームトップ型へと変わり始めてい
る。すでに電子手帳が普及し、その機能は年々向上し
て、1世代前のパソコンをしのぐ能力を備えているもの
もある。ただ残念なことに、今の電子手帳ではキーボー
ドに配置されているキーのサイズが極めて小さく、ブラ
インドタッチはおろか、キーを良く見ながらでも打つの
に骨が折れる。そこで最近では、電子手帳から発展した
「携帯情報ツール」や「PDA」と呼ばれる小型パソコ
ンに、ノンキーボードの「ペン入力」方式が開発され、
付属のタッチペンで、画面に表示される文字や情報を選
択したり、画面に文字や記号を直接「手書き入力」する
方式が普及しはじめている。しかし、この「ペン入力」
方式の難点は、1本のペンだけに頼るので「1本指打
法」と同様、ブラインドタッチもできず、「キー入力」
方式ほどの高速性が望めないことである。
【0010】ところで、将来はキーボードもタッチペン
も不要な時代がやってきて、日本語による「音声入力」
によって、日本語入力が可能になるという、うがった見
解をもつ人が多い。たしかに、その可能性がまったくな
いわけではないが、それにはかなりの問題を解決してい
かなければならない。第1に、単純な文字や言葉以外
に、複雑な「機能」の選定や「モード」の切替を、音声
だけで今のワープロなみに、きめ細かく、しかも迅速に
行なうには、たとえば自動車を音声による指示だけで操
縦できるようにするのと、同じ程度の高度な技術が必要
になる。第2に、音声を明瞭に読み取らせるには、回り
の人に気兼ねしたり、機密を保必要がある場合には向い
ていない。したがって、会議の議事録やメモなどのその
場での入力、電車の中など人の多い場所での入力は、将
来とも「音声入力」より「キー入力」に適した世界なの
である。
【0011】いまここに、手帳ぐらいの大きさで、電卓
のように気軽に扱える小型キーボードの付いた「携帯情
報ツール」があれば、その用途は大きく広がって、さま
ざまな使い方ができる。例えば、携帯電話と一体化する
ことによって、スピーディーなパソコン通信や電子メー
ルが可能になる。現在の携帯電話は、人の多い場所で使
う場合、はた迷惑になることと、機密を保てない欠点が
ある。もし、小型キーボードで高速の「双方向文字通
信」ができれば、会議中や電車の中などから、資料の送
受信や記録の保存ができ、コンパクトな「マルチメディ
ア端末」が実現する。ふだん事務所や家でワープロやパ
ソコンを使いこなしている人が、外出先で急に文書入力
を必要としたり、思い付いたアイデアをまとめたり、記
録したいときに、手元に手頃な機種がないためイライラ
することが多い。こんなとき、使いやすい小型キーボー
ドが必要になる。
【0012】いまでも、ポータブルのワープロやパソコ
ンが出回っていて、それなりの使い方はできるが、電車
の中で手に持ったまま打ったり、膝の上でブラインドタ
ッチのキー入力をしようとすると、ひじが隣の人に当た
ったり、膝からずり落ちたりして打ちにくく、かなりの
無理が生じる。それは、現在のキーボードのキー配列
が、両手による操作を前提に設計されているからであ
る。また、文字キーと機能キーが別かれているので、そ
れぞれのキーの数が極めて多く、キーボードをそのまま
小型化しても、キーが細かく密集して、逆に大変打ちに
くくなってしまう。したがって、本格的に実用に耐える
小型キーボードを実現させるなら、性能を損なわずにキ
ーの数を大幅に減らす工夫をして、その機構を根本的に
見直す必要がある。
【0013】「小型キーボードのイメージ」携帯に便利
な小型キーボードをイメージすると、電卓のように左手
で持って、右手だけですべてのキーが打てると大変都合
がよい。昔は読み書きと同様に重要だったソロバンも、
左手で持って、右手の人差指と親指だけでタマの操作が
行なえるように、作られていた。この電卓やソロバンの
片手による入力方法は、慣れればかなりのスピード操作
が可能になり、箸を使って食事をする日本人にとって、
最適の方式であるに違いない。また、ペンや筆で紙に文
字を書く動作を思い起こすと、万国共通に片手の入力方
式が採用されてきたといえる。つまり、スピード入力に
は、必ずしも両手を使う必要がないということになる。
【0014】では、なぜワープロやパソコンが両方の手
をフルに使って、左右の指で均等に打つことを重視して
きたのだろうか。それは、入力に必要な文字や機能など
の情報量が、電卓やソロバンに比べて圧倒的に多く、し
かも、一つの「文字」や「機能」を一つのキーに割り当
てるという、機械式の英文タイプライターをそのまま踏
襲してきたからである。その結果、両手の指の数の10
倍以上ものキーをもつ(例えば携帯型のものでも80個
近いキーをもつ)ボードに立ち向かい、悪戦苦闘しなけ
ればならなくなってしまった。これでは、全てのキーの
ブラインドタッチなど、望むべくもない。そこで本発明
者は、前記従来の問題点を解決すべく鋭意研究した結
果、キーボードに割り当てられる「文字・記号・機能・
モード」を「右手主体」の「左手補助」という新しい考
え方で整理し直し、機械式とは異なる電子式メカニズム
を有効に使ってコンパクト化し、すべてのキーをブライ
ンドタッチで、素早く簡単にかつ迅速に打てるようにし
た、新たなキー入力装置を開発した。
【0015】なお、本発明者等は、キー入力装置の従来
技術として日本特許情報機構のパトリスにより国際特許
分類「G06F3/02」内の先行技術を予め調査し
た。その結果、関連する公報として、特公平4−773
31号「2ストローク用キー配列のキーボード」、特公
平5−21247号「日本語入力用キーボード装置」、
特公平3−37054号「キーボード装置」、特開平4
−139520号「少数のキーで日本語を入力するキー
ボード装置」等を得た。ところが、これら先行技術のう
ち前記3つの先行技術は、本発明者等が発明した「右手
主体」の「左手補助」という新しい考え方のキー入力装
置とは異なるものであり、片手によってすべてのキーを
ブラインドタッチで、素早く簡単にかつ迅速に打つこと
はできないという問題点がある。特に、特公平4−77
331号「2ストローク用キー配列のキーボード」及び
特公平5−21247号「日本語入力用キーボード装
置」の2つの技術は、何れも右手及び左手の両手で入力
することを前提としており、少ないキー配列でかつ片手
により入力する構成とはなっていない。また、特公平3
−37054号「キーボード装置」ではキー配列を少な
くしてアルファベット、片カナ、平がな等の文字を入力
するキー配列としているが、キー配列上でのキーの打ち
やすさを考慮したものとなっておらず、また母音、子音
の文字を考慮していないため、文字を迅速に入力するこ
とができない。なお、特開平4−139520号「少数
のキーで日本語を入力するキーボード装置」は、テンキ
ーと同じ5段4列に、アルファベットを「複合配列」し
てあり、このうち、右端を除く各キーには、左右2つず
つ文字を配置して、左の文字は単諾打けんで入力し、右
の文字は右隣のキーとの同時打けんで入力するようにな
っている。そして、この技術は、隣合うキーを同時に打
って、4列の配列を7列相当に使い、片手での文字入力
を可能にしている。ところが、この技術では片手での文
字入力は可能となっているが、常にアルファベットを1
文字ずつ打って、日本語や英語を入力するようになって
いるため、高速での文字入力が難しく、またワープロと
して必要な豊富な機能選定ができない難点がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
における次のような課題を解決せんとするものである。
第1に、従来の「JISかな」の入力では、「かな文
字」の数に合わせてキーがやたらと多く、4段にキーが
配列されているので、その入力スピードが遅い点であ
る。第2に、「ローマ字入力」では、「JISかな」の
入力に比べて一見効率的に見えるが、文字キーが子音と
母音に分れていて、1つの「かな文字」を2度打ちして
入力するため、「JISかな」よりキーを打つ回数が多
くなり、入力時間が長くなる点である。第3に、ワープ
ロやパソコンの小型化、特に将来はさらにポケッタブル
な手帳型、パームトップ型へと移りつつあるなかで、そ
のようなワープロ、パソコンに対応可能で豊富な機能選
定が可能で高速での文字入力もできる小型キーボードが
ない点である。最近ではノンキーボードの「ペン入力」
方式が開発され、付属のタッチペンで、画面に表示され
る文字や情報を選択したり、画面に文字や記号を直接書
いたりして入力する方法が普及しはじめているが、キー
ボード方式ほど高速な入力が望めないという問題点があ
る。
【0017】本発明は前記事情に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、「文字・記号・機能・モ
ード」を一般のキーボード以上に覚えやすく、打ちやす
い順序で複合的に配列し、いくつかのキーを組み合わせ
て同時に打ち、全てブラインドタッチで素早く入力でき
るようにしたキー入力装置を提供することにある。ま
た、本発明では、打けんするキーの数を減らすことによ
ってポケッタブルな手帳型あるいはパームトップ型のワ
ープロ、パソコン等にも使い勝手を悪くすることなく、
設置できるようにし、パームトップ型のワープロ、パソ
コン等への適用性を向上させたキー入力装置を提供する
ことを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも上
下3段左右5列の15個のキーを母音エリアと子音エリ
アとに分け、各エリアの各キーにアルファベットの母音
と子音を割り付けたことを最大の特徴としており、各発
明を説明する前に、まず、この発明の前提となる3段5
列15個のキーと、本発明者等が新たに案出したキーへ
の割付方法について説明する。
【0019】図1は上下3段左右5列の15個のキーと
右手を用いた場合の右手の指のポジション(図中丸付き
数字7、丸付き数字8、丸付き数字9、丸付き数字10
で示す位置)を示したものである。上下3段左右5列の
15個のキーは、親指を除いた右手もしくは左手だけの
ブラインドタッチで、容易に指を動かせる範囲である。
そして、このキー配列における右指の配置として、左側
2列を人差指で、右側3列を中指・薬指・小指でそれぞ
れ受け持ち、中段の丸付き数字7、丸付き数字8、丸付
き数字9、丸付き数字10のキーを4本の指を待機させ
ておくホームポジションにすると、最も効率よく打てる
ことが経験的に知られている。
【0020】この上下3段左右5列の15個の各キーに
「打ちやすさの順序」をつけると、図2に示すようにな
る。すなわち、図2に示すように、人差指のエリアと、
中指、薬指、小指を含めたエリアでは、共に中段の指を
置こうとするポジションの位置が最も打ちやすく、順に
上段、下段となり、さらに各段においては、図中数字の
順番で示すように、人差指のエリアでは、図中右側から
1、2となり、中指、薬指、小指を含めたエリアでは、
図中左側から1、2、3の順に打ちやすい順序となる。
さらに、上下3段左右5列の15個のキーの下段(最下
段)に4個のキーを加えて親指で打つようにすると、親
指部分のエリアでは図2に示すような打ちやすさの順序
で親指も使えるようになる。なお、最下段右端の(4)
のキーは、親指では打ちにくい場合があり、小指で打っ
ても良い。
【0021】この上下3段左右5列の15個と、最下段
の4個を加えた19個のキーを使って、それぞれの指の
ポジションを守りながら、単独に打ったり、いくつかの
指を組み合わせて複数のキーを同時に打つことは、手と
指の自然な形をくずさず、ブラインドタッチで比較的容
易にできる動作である。そこで、このキー入力装置に、
必要な全ての文字・数字・記号・機能・モードを複合的
に配列し、複数のキーを同時に打ち分けるようにすれ
ば、多様な入力を簡単にできるようになる。このような
点を考慮して本発明者等は、本発明のキー入力装置の文
字の割付を案出したものである。
【0022】なお、このようなキー入力装置への文字の
割付は、次の点を考慮する必要がある。すなわち、キー
ボードの設計において最も重要なところの、使用する文
字の出現頻度に合わせて、いかに覚えやすく、打ちやす
い配列を行なうかという点である。より具体的には、次
の1〜4の点が必要がある。 1.文字の配列にできるだけ規則性をもたせ、覚えやす
くすること。 2.出現頻度の高い文字を、打ちやすいキー位置に配置
すること。 3.人差指や親指など、活動力の高い指のポジションを
広くとり、使用頻度を多くすること。 4.中指・薬指・小指はその順に活動力が低くなるの
で、使用頻度もその順に合わせること。 都合の良いことに、日本語の出現頻度にはある程度の規
則性がある。図3はローマ字入力におけるアルファベッ
トの出現頻度を示す図で、50音それぞれの発音には必
ず母音が伴われるので、図3に示すように「ローマ字入
力」では母音の頻度が最も高く、次に子音が「K(か
行)・S(さ行)・T(た行)・N(な行)……」とい
う50音表の順に、ほぼ準じて出現することとなる。な
お、図3は「SKY配列」の発表資料より引用した。
【0023】そこで、図2の「打ちやすさの順序」に従
って50音順に、母音を人差指のポジションにおいて
「母音エリア」とし、次に子音を中指・薬指・小指のポ
ジションにおいて「子音エリア」とすると、ある程度出
現頻度に合わせて、覚えやすく、打ちやすい「エリア別
の配列」ができることとなる。図4は本発明の基本的な
構成を示す図であり、図2と対応して説明すると、本発
明では、上下3段左右5列の15個のキーからなるキー
群を、左右何れか一方側が基準側とされたメインキーエ
リアとし、当該メインキーエリアのうち前記基準側2列
(図示例では右側2列)のキー群からなるエリアを母音
を入力する母音エリアに、残り3列(図示例では左側3
列)のキー群からなるエリアを子音を入力する子音エリ
アにそれぞれ設定し(図4の右手の例では右側2列を母
音エリアに、左側3列を子音エリアに設定し)たもの
で、さらに母音エリアの中段1列に「I」、「A」のキ
ーを配置し、上段1列に「E」、「U」のキーを配置
し、さらに下段には「O」のキーを配置したものであ
る。
【0024】また、子音エリアの中段1列には「K」、
「S」、「T」のキーを配置し、上段1列には「N」、
「H」、「M」のキーを配置し、さらに下段1列には
「Y」、「R」、「W」のキーを配置した。そして、子
音エリアのキーのうち「K」、「S」、「T」、
「N」、「H」の各シフト状態(各キーをシフト状態と
非シフト状態の何れかに切り替えるシフトキー(図4最
下段「シフト」と書かれたキー)を押してシフトにした
状態)には、母音「A」、「I」、「U」、「E」、
「O」と組み合わせて、日本語の濁音、半濁音を入力す
る「G」、「Z」、「D」、「P」、「B」を配置する
ことにした。
【0025】なお、本発明者等は、日本語の打ちやすい
配列だけでなく、英語の打ちやすい配列についても検討
を加え、日本語と英語の共通の打ちやすい配列を考慮し
た。この点について説明を補足すると、次の通りであ
る。すなわち、昔からの英文機械式タイプライターの中
の活字の並びを調べてみると、次の順序になっている。 1QA 2ZWS 3XE 4DCRF 5VTG 6
BYHN 7UJ 8MIK 9,OL 0.P この順序を詳しく検討してみると、数字が連続して並ん
でいないことが分かる。また、英語に多く使われる「th
e, you, she, they, it, for, and, to」などで隣合う
綴りが、連続して並んでいないことに気づく。これは
昔、活字の付いたタイプバーが絡み合って困るので、続
けて使う可能性の高い文字を離して設けたからである。
つまり、この「英文タイプライターの配列」は、打ちや
すさを前提に設計されていないことが分かる。
【0026】打ちやすく、効率の良い英語の入力方法を
検討するため、アルファベットやスペース、句読点など
の出現頻度を調べ、順序別に並べると図5に示すように
なる。なお、図5は、はぎのよしか著「英文ワープロ検
定教本」(技術評論社)より引用した。図5を参考に、
図6に示す「QWERTY配列」(図6(a)参照)
と、「Dvorak配列」(図6(b)参照)との打ち
やすさを比較してみる。まず、「QWERTY配列」で
は、出現頻度の比較的低い「F・J・K」が、最も打ち
やすい右と左の中段の人差指と中指を締めている。逆
に、かなり頻度の高い5つの母音がバラバラに配置さ
れ、「E」が左上段の中指に、やや打ちにくいキーに割
り当てられている。したがって、この配列では、右手と
左手でのバランスの良い「交互打鍵」は望めない。
【0027】一方、「Dvorak配列」では、主な子
音が「T・N・S・H」などの頻度の高い文字を中心に
右手に配置され、5つの母音がすべて左手の中段に並べ
られている。その理由は、子音と母音をペアにして打て
るように、数の多い子音を動きのよい右指に分散し、数
の少ないわりに頻度の高い母音を左指の中央に集中させ
て、右手と左手での「交互打鍵」を行ないやすくしたか
らである。英語と日本語は、本来あまり似ていないが、
1つ共通点を挙げると、それはローマ字で書き表す場合
に、両者共まったく同じ5つの母音を持ち、子音と母音
が組み合わさって言葉が形成されている点である。その
共通性の証しとして、英語の打ちやすい「Dvorak
配列」を使って日本語を入力すると、「QWERTY配
列」よりはるかに打ちやすいことが挙げられる。もし、
この事実の逆が成り立ち、しかも前述の日本語の標準配
列の考え方が「Dvorak配列」と似ているならば、
日本語の配列をそのまま英語の標準配列として、適用す
ることができる。
【0028】図4に示す配列を、図6(b)に示す「D
vorak配列」と比べると、その形状や文字の位置で
は異なるが、配列の考え方が似ている。それは右3列に
頻度の高い子音を置き、左2列に5つの母音を置いて、
中指・薬指・小指と人差指との組み合わせで「交互打
鍵」や「同時打鍵」を行ないやすくした点である。この
ように本発明では、図4に示すような基本的なキーの配
置により、日本語だけでなく英語においても、共通の打
ちやすい配列にできるものとなる。
【0029】すなわち、請求項1記載のキー入力装置
は、少なくとも上下3段左右5列の15個のキーからな
りその左右何れか一方側が基準側とされたメインキーエ
リアを含み、当該メインキーエリアのうち前記基準側2
列のキー群からなるエリアを母音を入力する母音エリア
に設定し、前記メインキーエリアの残り3列のキー群か
らなるエリアを子音を入力する子音エリアに設定した構
造を基本的特徴としている。
【0030】そして、請求項2に記載のキー入力装置で
は、前記メインキーエリアに配置されたキー群のうち各
列中段のキーにホームポジションを示すホームポジショ
ン指示手段を形成したことを特徴とし、ホームポジショ
ン指示手段としては、例えば、キーの表面に凸部等を設
けるものが挙げられる。
【0031】また、請求項3に記載のキー入力装置で
は、前記母音エリアおよび/または子音エリアの各キー
に、それぞれ予め定められた打ちやすさの順番に基づい
て母音および/または子音を、使用頻度が高い順に配列
したものである。
【0032】また請求項4に記載のキー入力装置では、
前記打ち易さの順番を中段の基準側から反対側、上段の
基準側から反対側、下段の基準側から反対側の順にした
ことを特徴とする。
【0033】そして、請求項5に記載のキー入力装置
は、前記母音エリアに日本語の母音「A」、「I」、
「U」、「E」、「O」を入力する母音キーを設定し、
前記子音エリアに前記母音キーと組み合わせて日本語の
「か」行から「わ」行までの清音「K」、「S」、
「T」、「N」、「H」、「M」、「Y」、「R」、
「W」を入力する子音キーを設定したものである。
【0034】なお、請求項6に記載のキー入力装置は、
前記母音エリアの中段1列に前記基準側から順に
「I」、「A」のキーを配置し、上段1列に前記基準側
から順に「E」、「U」のキーを配置し、さらに下段の
何れかには「O」のキーを配置したものである。
【0035】また、請求項7記載のキー入力装置では、
請求項5または請求項6の何れかに記載のキー入力装置
において、前記子音エリアの中段1列に前記基準側から
順に「K」、「S」、「T」のキーを配置し、上段1列
に前記基準側から順に「N」、「H」、「M」のキーを
配置し、さらに下段1列に前記基準側から順に「Y」、
「R」、「W」のキーを配置した。
【0036】また、請求項8に記載のキー入力装置で
は、前記メインキーエリアの各キーをシフト状態と非シ
フト状態の何れかに切り替えるシフトキーを有するとと
もに、前記子音エリアのうち「K」、「S」、「T」、
「N」、「H」の各シフト状態には、母音「A」、
「I」、「U」、「E」、「O」と組み合わせて、日本
語の濁音、半濁音を入力する「G」、「Z」、「D」、
「P」、「B」を配列した。
【0037】そして、請求項9および請求項10に記載
のキー入力装置は、前記請求項5から請求項8までの何
れかに記載のキー入力装置において、前記メインキーエ
リアの何れかのキーに撥音「ん」、促音「っ」、句
点「、」、読点「。」、長音「ー」を入力するキーを配
置し、母音エリアのキーのうち下段端部のキーを撥音
「ん」のキーとしたことを特徴とした。
【0038】また請求項11に記載のキー入力装置で
は、前記メインキーエリアの各キーをシフト状態と非シ
フト状態の何れかに切り替えるシフトキーを有するとと
もに、前記母音エリアのキーのシフト状態には句読点の
カンマ「,」、ピリオド「.」、ハイフン「-」、アポス
トロフィ「′」を設定した。
【0039】なお、請求項12および請求項13に記載
のキー入力装置では、請求項1から請求項11に記載の
キー入力装置において、ローマ字入力による日本語入力
モードとアルファベット入力による英字モードとを切り
替える切替手段を有することとし、母音エリアのキーの
下段のキーを「O」のおよび「X」のキーとした。
【0040】一方、請求項14に記載のキー入力装置で
は、請求項12または請求項13に記載のキー入力装置
でおいて、前記子音エリアの中段1列の中指のホームポ
ジションとなるキーの位置に、「K/C」のキーを配置
し、当該「K/C」のキーを、日本語モード時には子音
「K」となり、前記英字モード時にはアルファベットの
「C」となるように設定したものである。
【0041】また請求項15に記載のキー入力装置は、
請求項12から請求項14までの何れかに記載のキー入
力装置において、前記メインキーエリアの各キーをシフ
ト状態と非シフト状態の何れかに切り替えるシフトキー
を有するようにし、前記メインキーエリアの上段のシフ
ト状態には前記基準側から順にハイフン記号「-」、ア
ポストロフィ記号「′」、「P」、「B」、「L」を配
置し、中段のシフト状態には、前記基準側から順にピリ
オド「.」、カンマ「,」、「G」、「Z」、「D」を配
置し、さらに下段のシフト状態には、前記基準側から順
に「J」、「Q」、「F」、「V」、「K」を配置した
ことを特徴とするものである。
【0042】なお、請求項16に記載のキー入力装置
は、請求項1から請求項15までの何れかに記載のキー
入力装置において、前記メインキーエリアの各キーを文
字キー状態から機能キー状態に切り替える機能コントロ
ールキーを有するとともに、メインキーエリアの各キー
の機能キー状態には「後退、削除、改行、実行、取消、
タブ、移動、領域設定、単漢字、前候補、部首別、分野
別」等の機能を設定した。
【0043】また、請求項17記載のキー入力装置で
は、請求項16に記載のキー入力装置において、前記機
能コントロールキーを、中段の1列を人差指、中指、薬
指、小指を待機させておくホームポジションとした際
に、親指で打けん可能な位置に配置したものである。
【0044】また、請求項18に記載のキー入力装置
は、請求項16または請求項17に記載のキー入力装置
において、機能コントロールキーを、前記メインキーエ
リアの前記基準側に配置された複数のサブキーと、前記
メインキーエリアの下段側に配置された複数のコントロ
ールキーとを含む構成とした。
【0045】そして、請求項19に記載のキー入力装置
は、請求項1から請求項18までの何れかに記載のキー
入力装置において、前記メインキーエリアの各キーがシ
フト状態と非シフト状態の何れかに切り替えるシフトキ
ーを有するとともに、複数のキーを所定の組み合わせで
同時に打けんした際に前記同時に打けんされたキーのう
ち一方のキーのシフト状態に設定された記号のコードを
生成する隣指シフト入力手段を具備してなるものであ
る。
【0046】また、請求項20に記載のキー入力装置
は、複数のキーを所定の組み合わせで同時に打けんした
際に所定の機能を実行する機能シフト入力手段を具備す
るようにしたことを特徴とする。
【0047】そして請求項21に記載のキー入力装置で
は、請求項19または請求項20に記載のキー入力装置
において、前記所定の組み合わせは同じ段で隣り合う2
つのキーの組み合わせとしたことを特徴とする。
【0048】また、請求項22に記載のキー入力装置で
は、請求項19から請求項21までの何れかに記載のキ
ー入力装置において、前記所定の組み合わせは、上段も
しくは中段のキーとその一つ下の段で前記基準側とは反
対側にあるキーとの組み合わせであることを特徴とす
る。
【0049】また、請求項23に記載のキー入力装置
は、請求項1から請求項22までの何れかに記載のキー
入力装置において、前記メインキーエリアに配列された
キーを複数同時に打けんした際に前記同時に打けんされ
たキーの組み合わせに対して予め設定された記号コード
を生成する複合入力手段を具備する構造とした。
【0050】そして、請求項24に記載のキー入力装置
の複合入力手段は、拗音もしくは重母音となる母音が設
定された母音キーを複数同時に打けんした際に前記拗音
もしくは重母音の日本語文字コードを生成する母音複合
入力手段を具備したことを特徴とする。
【0051】また、請求項25に記載のキー入力装置の
複合入力手段は、複数のキーの組み合わせパターン及び
当該パターンに対応する文字列を記録したパターン記録
手段と、複数のキーが同時に打けんされた際に当該同時
に打けんされたキーの組み合わせを前記パターン記録手
段に記録されたパターンと比較するパターン比較手段
と、前記パターン比較手段で該当するパターンが発見さ
れた際に前記パターン記録手段から当該パターンに対応
した前記文字列を取得して出力する文字列選択手段とを
具備したことを特徴とする。
【0052】また、請求項26に記載のキー入力装置
は、請求項25に記載のキー入力装置において、前記キ
ーの組合わせパターンに対応して文字並びが異なる複数
の文字列が設定され、前記文字列選択手段は所定のキー
操作により前記複数の文字列を順次選択するように構成
したものである。
【0053】請求項27に記載のキー入力装置は、請求
項25または請求項26に記載のキー入力装置におい
て、前記パターンを、英文のルファベットの綴りについ
て、2文字単位の6つのパターン(A)子音+母音、
(B)子音+子音、(C)母音+母音、(D)重複の子
音、(E)重複の母音、(F)母音+子音と、3文字単
位の9つのパターン(G)子音+母音+子音、(H)子
音+子音+母音、(I)子音+子音+子音、(J)子音
+重複の母音、(K)母音+母音+子音、(L)母音+
子音+子音、(M)母音+重複の子音、(N)子音+母
音+子音、(O)母音+子音+母音の合計15のパター
ンにまとめたものである。
【0054】さらに、請求項28に記載のキー入力装置
は、請求項25または請求項26に記載のキー入力装置
において、前記パターンを日本語のローマ字入力の綴り
について「しゃ」、「しゅ」、「しょ」などの「子音+
Y+母音」等の拗音のパターンにまとめたものである。
【0055】また、請求項29に記載のキー入力装置
は、請求項25または請求項26に記載のキー入力装置
において、前記パターンを日本語のローマ字入力の綴り
について「あん」、「いん」、「うん」などの「母音+
撥音」、「かん」、「きん」、「くん」などの「子音+
撥音」等の撥音を最後に含むパターンにまとめたもので
ある。
【0056】そして、請求項30に記載のキー入力装置
は、請求項1から請求項29に記載のキー入力装置にお
いて、前記メインキーエリアに設定されたカーソル移動
キーと、前記カーソル移動キーが押された際にワープ
ロ、パソコン等のモニターが表示するカーソルを移動さ
せるカーソル移動信号を出力するカーソル移動信号出力
手段とを具備したことを特徴とするものである。
【0057】
【作用】以下、本発明の作用について説明する。請求項
1に記載の発明によれば、少なくとも上下3段左右5列
の15個のキーからなりその左右何れか一方側が基準側
とされたメインキーエリアを含み、当該メインキーエリ
アのうち前記基準側2列のキー群からなるエリアを母音
を入力する母音エリアに設定し、前記メインキーエリア
の残り3列のキー群からなるエリアを子音を入力する子
音エリアに設定した構造を基本的特徴としているので、
キー入力時に手をこの3段5列のキーに添えれば、母音
エリアが人差指のポジションとなり、子音エリアが中指
・薬指・小指のポジションとなって、活動量の多い人差
指によって出現頻度の高い母音の入力操作を行なうこと
ができる。
【0058】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記メインキーエリアに配置されたキー群のうち各列中段
のキーにホームポジションを示すホームポジション指示
手段を形成したことを特徴としているるので、上下3段
左右5列の15個のキー群からなるメインエリアキーの
中における指の置くポジションを容易に識別することが
できる。
【0059】さらに、請求項3記載の発明によれば、前
記母音エリアおよび/または子音エリアの各キーに、そ
れぞれ予め定められた打ちやすさの順番に基づいて母音
および/または子音を、使用頻度が高い順に配列し、ま
た請求項4に記載のキー入力装置では、前記打ち易さの
順番を中段の基準側から反対側、上段の基準側から反対
側、下段の基準側から反対側の順にしたことを特徴とし
たので、指の中で最も優れた独自の働きと活動力を持っ
ている人差指に最も頻度の高い文字が配置されることと
なり、さらに、中指、薬指、小指の順にアルファベット
の文字が頻度順に配置され、キー入力の操作性を向上す
ることができる。
【0060】そして、請求項5に記載のキー入力装置に
よれば、前記母音エリアに日本語の母音「A」、
「I」、「U」、「E」、「O」を入力する母音キーを
設定し、前記子音エリアに前記母音キーと組み合わせて
日本語の「か」行から「わ」行までの清音「K」、
「S」、「T」、「N」、「H」、「M」、「Y」、
「R」、「W」を入力する子音キーを設定しているの
で、人差指の担当エリアに日本語では頻度の高い母音
「A」、「I」、「U」、「E」、「O」が配置され、
中指、薬指、人差指には子音「K」、「S」、「T」、
「N」、「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」が配
置されることとなり、子音と母音が交互に出現する日本
語入力の操作性を向上することができる。
【0061】また、請求項6に記載のキー入力装置によ
れば、前記母音エリアの中段1列に前記基準側から順に
「I」、「A」のキーを配置し、上段1列に前記基準側
から順に「E」、「U」のキーを配置し、さらに下段の
何れかには「O」のキーを配置したものであるから、ホ
ームポジションとなる中段の位置に最もローマ字の出現
頻度の高い「I」、「A」の文字が配列され、さらに上
段、下段と出現頻度の順に「E」、「U」、「O」の母
音キーが位置することとなる。またその母音エリアでの
母音の配列はキーの打ちやすさの順(中段、上段、下段
の順)に「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」とな
ることから、キーの位置が覚えやすいものとなる。
【0062】また、請求項7記載のキー入力装置では、
請求項5または請求項6の何れかに記載のキー入力装置
において、前記子音エリアの中段1列に前記基準側から
順に「K」、「S」、「T」のキーを配置し、上段1列
に前記基準側から順に「N」、「H」、「M」のキーを
配置し、さらに下段1列に前記基準側から順に「Y」、
「R」、「W」のキーを配置しているので、子音エリア
の配列が出現頻度の順に「か」、「さ」、「た」、
「な」、「は」、「ま」、「や」、「ら」、「わ」とな
ることから、子音エリアのキーの位置が覚えやすいもの
となる。
【0063】また、請求項8に記載のキー入力装置で
は、前記メインキーエリアの各キーをシフト状態と非シ
フト状態の何れかに切り替えるシフトキーを有するとと
もに、前記子音エリアのうち「K」、「S」、「T」、
「N」、「H」の各シフト状態には、母音「A」、
「I」、「U」、「E」、「O」と組み合わせて、日本
語の濁音、半濁音を入力する「G」、「Z」、「D」、
「P」、「B」を配列したので、「か」、「さ」、
「た」の入力位置に対応して「が」、「ざ」、「だ」
が、「な」、「は」の入力位置に対応して「ぱ」、
「ば」がそれぞれ配列されることとなり、濁音、半濁音
のキーの位置を覚えやすくすることができる。
【0064】そして、請求項9および請求項10に記載
のキー入力装置によれば、前記請求項5から請求項8ま
での何れかに記載のキー入力装置において、前記メイン
キーエリアの何れかのキーに撥音「ん」、促音「っ」、
句点「、」、読点「。」、長音「ー」を入力するキーを
配置し、母音エリアのキーのうち下段端部のキーを撥音
「ん」のキーとしたことを特徴としたとしているので、
少ないキー数においても、撥音「ん」、促音「っ」、句
点「、」、読点「。」、長音「ー」の打けん回数を1回
の打けん数とすることができ、また特に母音エリアのキ
ーのうち下段端部のキーが撥音「ん」のキーとなってい
ることから、撥音「ん」の入力がやりやすくなる。
【0065】また、請求項11に記載のキー入力装置で
は、前記メインキーエリアの各キーをシフト状態と非シ
フト状態の何れかに切り替えるシフトキーを有するとと
もに、前記母音エリアのキーのシフト状態には句読点の
カンマ「,」、ピリオド「.」、ハイフン「-」、アポス
トロフィ「′」を設定したので、文章入力の際に、人差
指によって句読点のカンマ「,」、ピリオド「.」、ハイ
フン「-」、アポストロフィ「′」を簡単に入力するこ
とができる。
【0066】なお、請求項12に記載のキー入力装置で
は、請求項1から請求項11に記載のキー入力装置にお
いて、ローマ字入力による日本語入力モードとアルファ
ベット入力による英字モードとを切り替える切替手段を
有することとしているので、日本語と英語の入力切り替
えができ、同じ配列で、日本語と英語の入力ができるこ
ととなる。また、請求項13に記載のキー入力装置で
は、母音エリアのキーの下段のキーを「O」のおよび
「X」のキーとしたので、アルファベットとしての出現
頻度が少なく、また日本語入力の際にほとんど使用頻度
のない「X」が少ないキー配列の中に効率的に位置する
こととなる。
【0067】そして、請求項14に記載のキー入力装置
では、請求項12または請求項13に記載のキー入力装
置でおいて、前記子音エリアの中段1列の中指のホーム
ポジションとなるキーの位置に、「K/C」のキーを配
置し、当該「K/C」のキーを、日本語モード時には子
音「K」となり、前記英字モード時にはアルファベット
の「C」となるように設定したので、日本語で良く使わ
れるが、英語では頻度の低い「K」を英語入力時には別
配置にして、頻度の高い「C」を人差指の最も使い勝手
の良い位置にすることができる。
【0068】また、請求項15に記載のキー入力装置
は、請求項12から請求項14までの何れかに記載のキ
ー入力装置において、前記メインキーエリアの各キーを
シフト状態と非シフト状態の何れかに切り替えるシフト
キーを有するようにし、前記メインキーエリアのキーの
シフト状態には前記基準側から順にハイフン記号
「-」、アポストロフィ記号「′」、「P」、「B」、
「L」を配置し、中段のシフト状態には、前記基準側か
ら順にピリオド「.」、カンマ「,」、「G」、「Z」、
「D」を配置し、さらに下段のシフト状態には、前記基
準側から順に「J」、「Q」、「F」、「V」、「K」
を配置したことを特徴とするものであるから、句読点の
ピリオド「.」、カンマ「,」、ハイフン記号「-」、ア
ポストロフィ記号「′」、さらには子音の「P」、
「B」、「L」、「J」、「Q」、「F」、「V」、
「K」の英語標準入力もシフト操作によって可能にな
る。
【0069】また請求項16に記載のキー入力装置は、
請求項1から請求項15までの何れかに記載のキー入力
装置において、前記メインキーエリアの各キーを文字キ
ー状態から機能キー状態に切り替える機能コントロール
キーを有するとともに、メインキーエリアの各キーの機
能キー状態には「後退、削除、改行、実行、取消、タ
ブ、移動、領域設定、単漢字、前候補、部首別、分野
別」等の機能を設定したので、機能コントロールキーの
操作によって、メインキーエリアの各キーを機能状態と
することができ、上下3段左右5列の15個の各キー
を、「後退、削除、改行、実行、取消、タブ、移動、領
域設定、単漢字、前候補、部首別、分野別」等の機能状
態とすることができる。
【0070】また、請求項17記載のキー入力装置で
は、請求項16に記載のキー入力装置において、前記機
能コントロールキーを、中段の1列を人差指、中指、薬
指、小指を待機させておくホームポジションとした際
に、親指で打けん可能な位置に配置したので、親指と、
人差指、中指、薬指、小指の片手5本の指の組合わせに
よって、15個の機能を簡単に操作することができる。
【0071】また、請求項18に記載のキー入力装置
は、請求項16または請求項17に記載のキー入力装置
において、機能コントロールキーを、前記メインキーエ
リアの前記基準側に配置された複数のサブキーと、前記
メインキーエリアの下段側に配置された複数のコントロ
ールキーとを含む構成としたので、複数のサブキーの組
み合わせを加えることによって、機能操作を簡単にする
ことが可能になる。
【0072】請求項19に記載のキー入力装置によれ
ば、請求項1から請求項18までの何れかに記載のキー
入力装置において、前記メインキーエリアの各キーがシ
フト状態と非シフト状態の何れかに切り替えるシフトキ
ーを有するとともに、複数のキーを所定の組み合わせで
同時に打けんした際に前記同時に打けんされたキーのう
ち一方のキーのシフト状態に設定された記号のコードを
生成する隣指シフト入力手段を具備してなるものである
から、シフトキーによるシフト操作をすることなく、シ
フト位置にある文字を入力することができる。
【0073】また、請求項20に記載のキー入力装置で
は、複数のキーを所定の組み合わせで同時に打けんした
際に所定の機能を実行する機能シフト入力手段を具備す
るようにしたので、機能コントロールキーの操作によら
ず、機能操作ができ、より多様な機能選定が可能にな
る。
【0074】そして請求項21に記載のキー入力装置で
は、請求項19または請求項20に記載のキー入力装置
において、前記所定の組み合わせは同じ段で隣り合う2
つのキーの組み合わせとしたことを特徴とするので、人
差指と中指、中指と薬指、薬指と小指といった隣どうし
の指を使ってシフト操作をすることができ、シフト位置
にある文字を入力することができる。
【0075】また、請求項22に記載のキー入力装置で
は、請求項19から請求項21までの何れかに記載のキ
ー入力装置において、前記所定の組み合わせは、上段も
しくは中段のキーとその一つ下の段で前記基準側とは反
対側にあるキーとの組み合わせとしたので、人差指と中
指、中指と薬指、薬指と小指といった隣どうしの指のう
ち、指の長さの短い方を、常に下のキー操作とするの
で、自然な指の状態で、キーをシフト操作をすることが
でき、シフト位置にある文字を入力することができる。
【0076】また、請求項23に記載のキー入力装置
は、請求項1から請求項22までの何れかに記載のキー
入力装置において、前記メインキーエリアに配列された
キーを複数同時に打けんした際に前記同時に打けんされ
たキーの組み合わせに対して予め設定された記号コード
を生成する複合入力手段を具備する構造としたので、複
数のキーの組み合わせを使うことによって、ピアノの和
音のように文字・数字・記号・機能・モードを、「複合
入力」することができる。
【0077】さらに、請求項24に記載のキー入力装置
では、複合入力手段を、拗音もしくは重母音となる母音
が設定された母音キーを複数同時に打けんした際に前記
拗音もしくは重母音の日本語文字コードを生成する母音
複合入力手段を具備したものとしたので、ピアノの和音
のようにキー操作することにより、「しゃ」、「し
ゅ」、「しょ」などの拗音や、「AI」、「UI」、
「EI」、「UU」、「OU」などの2重母音の続く
語、例えば「会計(KAIKEI)」などの語を(KA
I)で1回、(KEI)で1回の打けん操作で入力する
ことが可能になる。
【0078】また、請求項25に記載のキー入力装置の
複合入力手段は、複数のキーの組み合わせパターン及び
当該パターンに対応する文字列を記録したパターン記録
手段と、複数のキーが同時に打けんされた際に当該同時
に打けんされたキーの組み合わせを前記パターン記録手
段に記録されたパターンと比較するパターン比較手段
と、前記パターン比較手段で該当するパターンが発見さ
れた際に前記パターン記録手段から当該パターンに対応
した前記文字列を取得して出力する文字列選択手段とを
具備したことを特徴とするものであるから、複数のキー
を1打けんで操作した際に、そのキーの組み合わせのパ
ターンを、パターン比較手段で比較し、パターン比較手
段で該当するパターンが発見された際に前記パターン記
録手段から文字列選択手段によって、当該パターンに対
応した前記文字列が取得され、出力される。
【0079】また、請求項26に記載のキー入力装置
は、請求項25に記載のキー入力装置において、前記キ
ー組合わせパターンに対応して文字並びが異なる複数の
文字列が設定され、前記文字列選択手段は所定のキー操
作により前記複数の文字列を順次選択するように構成し
たものであるから、パターンの異なる文字列が選択され
ても、所定のキー操作により文字列の順序を変更するこ
とができ、例えば「no」や「on」のように、母音+子音
の順がどちらでもいいような場合には、その文字順を入
力時に機能キーを押すことにより正確に表示することが
できる。
【0080】また、請求項27に記載のキー入力装置
は、請求項25または請求項26に記載のキー入力装置
において、前記パターンを、英文のルファベットの綴り
について、2文字単位の6つのパターン(A)子音+母
音、(B)子音+子音、(C)母音+母音、(D)重複
の子音、(E)重複の母音、(F)母音+子音と、3文
字単位の9つのパターン(G)子音+母音+子音、
(H)子音+子音+母音、(I)子音+子音+子音、
(J)子音+重複の母音、(K)母音+母音+子音、
(L)母音+子音+子音、(M)母音+重複の子音、
(N)子音+母音+子音、(O)母音+子音+母音の合
計15のパターンにまとめたものであるから、特に、英
語の入力においては、1打けんで複合入力した単語を1
5のパターン中から検索して高速入力することが可能に
なる。
【0081】また、請求項28に記載のキー入力装置
は、請求項25または請求項26に記載のキー入力装置
において、前記パターンを日本語のローマ字入力の綴り
について「しゃ」、「しゅ」、「しょ」などの「子音+
Y+母音」等の拗音のパターンにまとめたものであるか
ら、母音と子音の同時入力が可能になるとともに拗音の
1打けんでの高速入力が可能になる。
【0082】また、請求項29に記載のキー入力装置
は、請求項25または請求項26に記載のキー入力装置
において、前記パターンを日本語のローマ字入力の綴り
について「あん」、「いん」、「うん」などの「母音+
撥音」、「かん」、「きん」、「くん」などの「子音+
撥音」等の撥音を最後に含むパターンにまとめたもので
あるから、「子音+撥音」等の撥音を最後に含む文字列
の高速入力が可能になる。
【0083】そして、請求項30に記載のキー入力装置
は、請求項1から請求項29に記載のキー入力装置にお
いて、前記メインキーエリアに設定されたカーソル移動
キーと、前記カーソル移動キーが押された際にワープ
ロ、パソコン等のモニターが表示するカーソルを移動さ
せるカーソル移動信号を出力するカーソル移動信号出力
手段とを具備したことを特徴とするものであるから、メ
インキーエリアに設定されたカーソル移動キーに指を置
いてカーソル移動キーが押すと、カーソル移動信号出力
手段からカーソル移動信号が出力され、カーソルがキー
操作によって操作されることとなる。
【0084】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、実施例では、キー入力装置の種類として、
液晶画面をワープロ本体にヒンジ結合した「ヨコ型タイ
プ」の適用例と、液晶画面をワープロ本体と一体とした
「タテ型タイプ」の適用例と、キー入力のみの単体例の
3タイプをそれぞれ説明し、またキー入力装置への配列
として「ワープロ用キーボード(日本語)」と「パソコ
ン用キーボード(英語)」の2タイプについて以下説明
する。
【0085】図7ないし図9は、第1の実施例として、
本発明にかかるキー入力装置が適用された「ヨコ型タイ
プ」(手帳型)のワープロ用キーボードを示すもので、
これらの図において、符号1はワープロ本体、2はこの
ワープロ本体1の後壁部1aにヒンジ1bを介して回動
自在に設けられた液晶画面2a付きの蓋体であり、この
蓋体2aは開口側に設けられた口金部2bによって、ワ
ープロ本体1に係止されるようになっている。 そし
て、全体として符号3で示すものが本発明にかかるキー
入力装置であり、このキー入力装置3は、実施例ではワ
ープロ本体1の後壁部1a側に位置し上下3段左右5列
の15個のキー群からなるメインキーエリア3Aと、ワ
ープロ本体1の前壁部1c側に位置し前記メインキーエ
リア3Aの下側に1列にキーが配列されたコントロール
キーエリア3Bと、前記メインキーエリア3Aと並ぶ位
置に配列されワープロ本体1の左側に1列3段にキーが
配列されたサブキーエリア3Cとを主体として構成され
ている。
【0086】なお、図8及び図9はそれぞれこのワープ
ロを使用する場合の図であり、図8は、左手で持ったま
ま、メインキーエリア3Aのキーとコントロールキーエ
リア3Bのキーとを右指で打ちながら、サブキーエリア
3Cのキーを左手の親指で同時に押して「複合入力」を
行なっている状態を示す。なお、この場合、隣合った2
個のサブキーを左親指の腹で同時に打つことも可能であ
る。また、図9では、机の上に置いて使う場合を示し、
サブキーエリア3Cに左手の人差指と中指を添え、多様
な「複合入力」を行なっているものである。また、机の
上に置いて使う場合は、サブキーを左の人差指と中指で
打ち、コントロールキーの一部を左親指でも打てるよう
にしてある。そして、図7ないし図9に示す例では、キ
ーボードを持った場合も、置いて使う場合も、手と指の
使い方が不自然にならないよう、人間工学的に配慮して
ある。すなわち、実施例では、サブキーエリア3Cのキ
ーを斜目に配列してあり、これにより、特に置いて使う
場合は、両手を八の字に開いて打つことができ、一般の
キーボードのように手が窮屈な形にならない利点があ
る。また、左手がふさがっていたりして使いにくい場合
には、右指だけの片手操作でも、全ての文字・数字・記
号・機能・モードが、簡単に入力できるものである。
【0087】図10は、図7ないし図9に示すメインキ
ーエリア3Aを構成する上下3段左右5列の15のキー
と、コントロールキーエリア3Bを構成する1列4個の
キーと、サブキーエリア3Cを構成する3個のキーに、
日本語の入力を主体に配慮した「ワープロ配列」の割付
例を示すもので、この例では入力用の文字にローマ字を
用い、日本語と英語を共通の配列で入力できるように配
慮してある。また、図10では、図面から明らかなよう
に、数字・記号・機能・モードをメインキーエリア3A
を構成する上下3段左右5列の15の文字キーに同居さ
せ、コントロールキーエリア3Bを構成する1列4個の
キーと、サブキーエリア3Cを構成する3個のキーを使
って打ち分けるようにしてあり、これにより、これら数
字・記号・機能・モードを離れた位置まで指を運ばず、
手元を見ないで入力できる利点がある。
【0088】さらに、前記メインキーエリア内での文字
キーの配列は、このメインキーエリア内の各キーの打ち
やすさの順序(図1参照)と、ローマ字入力の際のアル
ファベットの母音および子音の使用頻度(図3参照)と
を照らし合わせて配置されたものとなっており、また母
音および子音はそれぞれ使用頻度が高い順にこのキー配
列上において付けられた打ちやすさの順である中段、上
段、下段へと配列されるとともに、各段のキーは基準側
から反対側へと配列された構造となっている。
【0089】なお、前記メインキーエリア3Aの横に配
列されたサブキーエリア3Cの3つのキー120、12
1、122は、主として、ワープロ機能に備えられた変
換機能(略語変換、短縮変換等の機能)や常用記号、テ
ンキー等の入力の際に使用されるもので、それらの機能
については後に詳しく説明するが、3つのキーを組み合
わせて使うことにより、ワープロ機能を操作するもので
ある。さて、このような本発明の特徴的なキーの配列で
あるメインキーエリア3Aの配列についてより詳しく説
明する。なお、図10に示す図示例では、日本語・英語
の標準入力の際の文字キーとともに常用記号およびテン
キー用の文字が同居した状態で配列されているが、以下
ではこれらの文字の配列を分かりやすく説明するため
に、日本語の標準入力の際の文字キー、常用記号、およ
びテンキー用の文字に分けてその配列を説明する。「日
本語・英語の標準入力の際の文字キーの配列について」
まず図11は、図10に示す日本語のローマ字入力の際
の配列だけを取り出して、ローマ字入力の際に出現する
文字を、上下3段左右5列の計15個のメインキーエリ
ア3Aに配列した状態を示す図であり、実施例のメイン
キーエリア3Aは、右手を使って入力されるように配慮
されている。すなわち、当該メインキーエリア3Aのう
ち一方側(図示例では左側)は人差指がホームポジショ
ンとなる基準側とされており、この基準側2列のキー群
からなるエリアが母音を入力する母音エリア3Dに設定
され、また、メインキーエリア3Aの残り3列のキー群
からなるエリアが子音を入力する子音エリア3Eに設定
された構成となっている。
【0090】そして、基準側2列のキー群からなる母音
エリア3Dには、101、102、106、107、1
11、112の6つのキーが備えられ、これら各キー1
01、102、106、107、111、112にはそ
れぞれ母音を表す「A」、「I」、「U」、「E」、
「O」の母音キーが以下のように配列されている。すな
わち、母音キーのうち中段のキー107、106にはそ
れぞれ「A」、「I」の打けんキーが配列され、上段の
キー102、101にはそれぞれ「U」、「E」の打け
んキーが配列され、さらに下段のキー112、111に
は「O」、と撥音である「ん」の打けんキーが配列され
ている。
【0091】この配列は、右手人差指を母音エリアのホ
ームポジションとした際に、人差指のホームポジション
となる位置のキー107に、使用頻度の高い「A」のキ
ーが配置され、その横のキー106に「I」のキーが配
置され、さらに、上段、下段に行くにしたがって、使用
頻度順に沿って「U」、「E」、「O」のキーが配置さ
れたものである。なお、図示例の母音エリア上での配列
は、キーの打ちやすさの順番に沿って、図3に示す文字
の使用頻度順に必ずしも合致していないが、これは中
段、上段、下段に行くに従って、「A」、「I」、
「U」、「E」、「O」となるように文字の覚えやすさ
を配慮したためである。また、図示例では、キー107
にホームポジションを示すホームポジション指示手段1
30が形成されている。ここでは、ホームポジション指
示手段130として、キー107上の文字Aを囲むよう
に四角枠が形成され、この四角枠の内側が凸部とされ、
指を置いたときに、このキー107が認識できるように
なっている。しかし本発明は、このような図示例に限定
されるものではなく、キー107が認識できるものであ
れば他の手段(例えばキー107の色を変えたり、LE
Dが点滅したりするような手段)であっても良い。
【0092】一方、右側3列の子音エリア3Eには、日
本語の子音を表す「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」の子音キーが
配列されている。より具体的には、中段のキー108、
109、110が左側から順に「K」、「S」、「T」
のキーとされ、また上段のキー103、104、105
が左側から順に「N」、「H」、「M」のキーとされ、
さらに下段のキー113、114、115が、左側から
順に「Y」、「R」、「W」のキーとされた基本構造と
なっている。そして、これらの配列は、「か」行、
「さ」行、「た」行、「な」行、「は」行、「ま」行、
「や」行、「ら」行、「わ」行の子音がアカサタナ順に
キーの中段、上段、下段、さらに基準側から反対側へ並
ぶように配慮したために構成されたものである。
【0093】なお、このような配列も、母音の配列と同
様に、打ちやすさの順と、ローマ字の使用頻度の順とを
配慮して設定されていることは勿論であり、右手人差指
を母音エリアのホームポジションとした際に、中段の中
指のホームポジションとなる位置のキー108に、使用
頻度の高い「K」のキーが配置されるものである。また
前述の中指位置のキー108の横には、「S」が備えら
れたキー109が備えられ、その横のキー110には
「T」のキーが配置される。そして、上段、下段に行く
にしたがって、各段のキーには、基準側から反対側に向
かって、使用頻度順に沿ってキー103には「N」が、
キー104には「H」が、キー105には「M」が、キ
ー113には「Y」が、キー114には「R」が、キー
115には「W」のキーがそれぞれ配置されている。
【0094】一方、前記子音キーのシフト状態(コント
ロールキーエリア3Bに配列されて前記メインキーエリ
アの各キーをシフト状態と非シフト状態の何れかに切り
替えるシフトキー116によりシフト操作した状態)に
は、句点「、」、読点「。」、長音「−」、促音「っ」
並びに母音を組み合わせて半濁音、濁音を構成する
「P」、「B」、「G」、「Z」、「D」が割り付けら
れている。具体的には、上段の「N」、「H」、「M」
に対応する打けんキー103、104、105には、
「P」、「B」、「っ」が配列され、中段の「K」、
「S」、「T」に対応する打けんキー108、109、
110には、「G」、「Z」、「D」が配列され、さら
に下段の「Y」、「R」、「W」に対応する打けんキー
113、114、115には句点「、」、読点「。」、
長音「−」が配列されている。なお、実施例では、右手
で操作する場合についてのキー配列となっているが、左
手で操作する場合は基準側が図示例とは逆になって左右
逆に配列されることは言うまでもない。
【0095】一方、コントロールキーエリア3B内のキ
ーについて、説明を補足しておくと、これらコントロー
ルキーエリア3B内に配置された4個のキー116、1
17、118、119は、主として変換・無変換・シフ
ト等の機能を持つものでメインキーエリア3A内に配列
された15個のキーと組み合わされて、キー入力装置の
特徴である各種機能を作用させるようになっている。実
施例では、基準側(左側)からシフトとかな漢字変換の
機能をもったシフトキー116と、F(ファンクショ
ン)シフトとかな漢字無変換の機能をもったFシフトキ
ー117と、メインキーエリア内のキーを機能操作させ
る機能シフトの機能とスペース入力の機能をもった機能
シフトキー118と、かな小文字の入力機能とメニュー
呼びだし機能を備えたLシフトキー119とにより構成
されており、またこのLシフトキー119は、他のキー
116、117、118等に比べると、幅が略倍の大き
さにされ、打けんしやすくなるように配慮されている。
【0096】ところで、図10に示すキーの配列は、前
述したように英語の入力の際の操作性をも配慮してお
り、この点のキー配列について、図12を参照して説明
を補足する。図12は、右手による英語の標準入力のた
めの配列を示し、この例でも基本的には、図11に示す
日本語の標準入力の配列と同じになっている。なお、英
語入力のモード(英字モード)と日本語入力のモード
(ローマ字入力による日本語入力モード)の切り替えの
ための手段150(後述する。)は、例えばワープロ機
能に備えられているモード切替を機能コントロールキー
により呼び出し、画面上でモード切替をするか、あるい
は機能コントロールキーエリアの何れかのキーにモード
切替えの機能を持たせ、キーを打つことにより切り替え
るようにしても良い。そして、モード切替手段150を
作動させることにより、図11に示す日本語入力モード
が図12に示す英語入力モードの配置となって、各キー
が作動するものである。
【0097】まず英語入力モードにおいて、文字のキー
は、日本語モードと同様に、基準側2列のキー群からな
る母音エリア3Dの各キー101、102、106、1
07、111、112にそれぞれ母音を表す「A」、
「I」、「U」、「E」、「O」の母音キーが配列され
るとともに、残り3列のキー群からなる子音エリア3A
にそれぞれ子音を表す「C」、「S」、「T」、
「N」、「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」等の
子音キーが配列された基本構造となっている。そして、
前記「A」、「I」、「U」、「E」、「O」の母音キ
ーは、中段のキー107、106にそれぞれ「A」、
「I」の打けんキーが配列され、上段のキー102、1
01にそれぞれ「U」、「E」の打けんキーが配列さ
れ、さらに下段のキー112、111に「O」、と
「X」の打けんキーが配列されている。
【0098】一方、右側3列の子音エリア3Eには、非
シフト状態において、「C」、「S」、「T」、
「N」、「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」の子
音キーが配列されており、より具体的には、中段のキー
108、109、110が左側から順に「C」、
「S」、「T」のキーとされ、また上段のキー103、
104、105が左側から順に「N」、「H」、「M」
のキーとされ、さらに下段のキー113、114、11
5が、左側から順に「Y」、「R」、「W」のキーとさ
れた基本構造となっている。
【0099】なお前記において、中指のホームポジショ
ンである108のキーは、日本語では、「K」のキーと
されていたが、英文モードでは「C」のキーとして作用
し、「K」のキーは、シフト状態における「W」のキー
の位置に配列される。これは、英語では、「K」よりも
「C」の文字の出現頻度が高いからであり(図5参
照)、このため、本実施例では、中指のホームポジショ
ンである108のキーは、「K/C」の文字として配置
され、当該「K/C」のキーは、これにより、日本語モ
ード時には「K」となり、英字モード字にはアルファベ
ットの「C」となるように設定されるものである。
【0100】一方、前記メインキーエリア3Aの各キー
のシフト状態には、上段の基準側から順にキー101に
ハイフン記号「−」が、キー102にアポストロフィー
「′」が、キー103に「P」が、キー104に「B」
が、キー105に「L」が配置されるとともに、中段の
シフト状態には、前記基準側から順にキー106にピリ
オド「.」が、キー107にカンマ「,」が、キー108
に「G」が、キー109に「Z」が、キー110に
「D」が配置され、さらに下段のシフト状態には、前記
基準側から順にキー111に「J」が、キー112に
「Q」が、キー113に「F」が、キー114に「V」
が、キー115に「K」がそれぞれ配置されている。よ
り、具体的には、上段の「E」、「U」、「N」、
「H」、「M」に対応する打けんキー101、102、
103、104、105には、ハイフン記号「−」、ア
ポストロフィー「′」、「P」、「B」、「L」が配列
され、中段の「I」、「A」、「C」、「S」、「T」
に対応する打けんキー106、107、108、10
9、110には、ピリオド「.」、カンマ「,」、
「G」、「Z」、「D」が配列され、さらに下段の
「X」、「O」、「Y」、「R」、「W」に対応する打
けんキー111、112、113、114、115には
「J」、「Q」、「F」、「V」、「K」が配列されて
いる。
【0101】なお、前記シフト状態において、日本語の
シフト状態と文字の異なる下段の3つのキー113、1
14、115は、それぞれ「F/、」、「V/。」、
「K/−」とされ、当該「F/、」、「V/。」、「K
/−」の各キーは、モード切替手段150により、日本
語モード時には「、」、「。」、「−」となり、英字モ
ード字にはアルファベットの「F」、「V」、「K」と
なるように設定されるものである。
【0102】次に、図13及び図14を参照して、図1
0に示すキー入力装置の機能選定のための配列について
説明を補足する。まず図13により、機能キーの配列に
ついて説明する。これら機能キーは、後述の機能制御部
151の作用によって、親指等により、キー入力部14
0である機能シフトキー118を押し、同時に、メイン
キーエリア3Aのキーを押すことにより、メインキーエ
リア3Aの15個のキーが機能キーとして作動するもの
である。そして、上下3段左右5列のキー群からなるメ
インキーエリア3Aの機能キー配列は次のようになって
いる。すなわち、上段の「E」、「U」、「N」、
「H」、「M」に対応する打けんキー101、102、
103、104、105には、文頭方向への移動機能と
なる「文頭移動(図面では上向きの白三角で示され
る。)」、文末方向への移動機能となる「文末移動(図
面では下向きの白三角で示される。)」、頁頭への移動
を示すカーソルキーとなる「上方移動カーソル(図面で
は上向きの太矢印で示される。)」、後退キーとなる
「後退」、削除キーとなる「削除」の各キーが配列さ
れ、また中段の「I」、「A」、「C」、「S」、
「T」に対応する打けんキー106、107、108、
109、110には、タブ機能となる「タブ」、左カー
ソル移動キーとなる「左方移動カーソル(図面では左向
きの太矢印で示される。)」、頁末への移動カーソルキ
ーとなる「下方移動カーソル(図面では下向きの太矢印
で示される。)」、右カーソル移動キーとなる「右方移
動カーソル(図面では右向きの太矢印で示され
る。)」、改行キーであることを示す「改行機能(図示
例では改行のマークで示されている。)」キーがそれぞ
れ配列され、さらに下段の「X」、「O」、「Y」、
「R」、「W」に対応する打けんキー111、112、
113、114、115には、領域指定キーとなる「領
域」、移動キーとなる「移動」、複写機能キーとなる
「複写」、取消キーとなる「取消」、実行キーとなる
「実行」の各キーが配列されている。
【0103】また、図13に示す例では、メインキーエ
リア3Aの下段と、機能コントロールキーエリア3Bの
下段には、それぞれ、隣合う2つのキーを間に挾むよう
にして「単漢字」、「前候補」、「部首別」、「分野
別」、「カナ変換」、「F表示切替」、「特別機能」の
ワープロの補助機能を実行させるための文字が配されて
おり、これらの文字に該当する2つのキーを同時に打つ
ことにより、後述の補助機能制御部152が作動し、ワ
ープロ上での補助機能が画面上において働くものであ
る。そして図14は、これら各機能キーの複合入力の仕
方を示すもので、図14に示す(A)〜(X)の24通
りの使い方によって、各機能キーに割り付けられた常用
機能を、使いこなすことができるものである。なお、
(M)〜(U)の各消去は、誤入力を避けるため、入力
後「実行」を打って確定する。なお、機能キーの複合入
力の仕方を補足すれば、右親指で機能シフトキーを押
し、右人差指、右中指、右小指を機能の対応する打けん
キーに臨ませ、図14に示すように押せば、(A)〜
(X)の24通りの機能が使いこなせるものである。
【0104】しかして、本実施例によれば、「常用機
能」や「補助機能」などの「基本機能」を前記のように
15個のメインキーエリア3Aに同居させ、親指の機能
シフトキー118により打ち分けるようにし、また特に
カーソルキーとなるキーを右手の中央に配置されたキー
103、107、108、109の各キーに配置したの
で、腕をまったく移動せず、ブラインドタッチで楽に打
てる利点がある。すなわち、一般のワープロでは「後退
・削除・改行・実行・取消・タブ」などの独立した機能
キーが、文字キーの周辺に分散して配置されているの
で、いちいち手元を見ながら、遠くへ指を延ばして打た
なければならず、特に頻繁に使うカーソルキーがキーボ
ードの右すみに追いやられているので、腕ごと移動して
打つ必要があり、そのうえ、それぞれの独立した機能キ
ーをどの指が受け持つかも、きちんと定められていない
ので、その都度操作に迷うが、本実施例によれば、前述
のように、「常用機能」や「補助機能」などの「基本機
能」を15個のメインキーエリア3Aに同居させ、親指
の機能シフトキー118により打ち分けるようにし、ま
た特にカーソルを右手の中央に配置したので、腕をまっ
たく移動せず、ブラインドタッチで楽に打てる利点があ
るのである。
【0105】ところで、一般のワープロやパソコンは、
画面の下方などに表示されている「機能」を選定するた
め、キーボードの最上段に「F1・F2・F3……」な
どのファンクションキーを設けているが、本実施例で
は、メインキーエリア3Aの15のキーに常用機能の表
示と並んで[1]〜[15](図面上は丸付き数字で示され
る)のキー番号を付し、Fシフトキー(ファンクション
シフトキー)117との複合同時入力によって、「ファ
ンクション」キーの働きをさせることとしてある。な
お、このファンクション機能は、後述のファンクション
機能制御部153によって制御され、画面がコントロー
ルされるものである。
【0106】前記ファンクション、メニューの入力、特
別機能の入力について説明を補足すると次の通りであ
る。「ファンクションの入力」についてまず、本実施例
においてワープロ画面上で、画面の下方等に表示される
ファンクション機能の選定は、画面のファンクション番
号に対応するメインキーエリア3A内のキー番号とFシ
フトキー117を親指等で同時に打って選定すれば良
い。ファンクションの表示切替は、Fシフトキー117
を親指により、機能シフトキー118を人差指で同時に
打って行なえば良い。「メニューの入力」についてま
た、ワープロでの初期画面で表示される機能や操作を選
択するには、メニューキー119を小指で単独に打っ
て、画面に「メニュー」のリストを呼びだし、次に対応
するキー番号を単独に打って選定すれば良い。なお、メ
ニューの制御は、補助機能制御部152により実施され
る。「特別機能の入力」についてまたワープロに備えら
れた「特別機能」を操作をする場合には、機能シフトの
キー118と、Lシフトのキー119を両方同時に押し
て、特別機能のリスト画面を出し、リスト画面の番号と
対応するメインキーエリア3A内のキー番号を単独に打
って選定すれば良い。なお、特別機能の制御も、補助機
能制御部152により実施される。
【0107】次に、本実施例における「半角モード」、
「数字モード」、「記号モード」、「英字モード」、
「罫線モード」、「カナモード」等の標準モードの切替
について説明する。図15は、前記標準モードの切替機
能を付加したキー入力装置のレイアウトを示したもの
で、メインキーエリア3Aの上段と、右列(基準側と反
対側の最右列)には、それぞれ、隣合う2つのキーを間
に挾むようにして「半角」、「数字」、「記号」、「英
字」、「罫線」、「カナ」のワープロの標準モードを実
行させるための文字が配されており、これらの文字に該
当する2つのキー(後述する。)を同時に打つことによ
り、標準モード制御部154が作動し、ワープロ上での
標準モードが画面上において働くものである。図16
は、前記標準モードの切替の仕方を示すもので、図16
に示す(A)〜(F)の6通りの使い方によって、各機
能キーに割り付けられた標準モード切替を、使いこなす
ことができるものである。
【0108】例えば、「全角の切替」は、メインキーの
外側に表記した「数字・記号・英字・罫線・カナ」の各
モードと線で結んだ2つずつのキーを同時に打ちなが
ら、機能シフトキーを親指で同時に打って入力する。ま
た、「半角の切替」は、各モード表記のすぐ下か、左横
の1つずつのキーと、「半角」表記のすぐ下の1つのキ
ーを同時に打ちながら、機能シフトキーを親指で同時に
打って入力できるようにしてある。また「数字の切替」
は、機能シフトキー118とともに102と103のキ
ーを同時に押せば良く、「記号の切替」は、機能シフト
キー118とともに103と104のキーを同時に押せ
ば良く、さらに「英字の切替」は、機能シフトキー11
8とともに104と105のキーを同時に押せば良い。
さらに、「罫線の切替」は、機能シフトキー118とと
もに105と1110のキーを同時に押せば良く、「カ
ナの切替」は、機能シフトキー118とともに110と
115のキーを同時に押せば良い。
【0109】なお図16において、(D)の「英字モー
ド」で「モード切替」の操作を繰り返すと、小文字から
大文字に変わる。各「標準モード切替」の解除は、原則
としてその「モード切替」と同じ操作を繰り返せば良
い。すなわち、標準モードへの切替と同じ手段、例え
ば、「半角」モードの解除は、機能シフトキー118と
ともに101と102のキーを同時に押せば良く、また
「数字」モードの解除は、機能シフトキー118ととも
に102と103のキーを同時に押せば良い。また、
「記号」モードの解除は、機能シフトキー118ととも
に103と104のキーを同時に押せば良く、また「英
字」モードの解除はは、機能シフトキー118とともに
104と105のキーを同時に押せば良い。さらに、
「罫線」モードの解除は、機能シフトキー118ととも
に105と1110のキーを同時に押せば良く、「カ
ナ」モードの解除は、機能シフトキー118とともに1
10と115のキーを同時に押せば良い。ただし、数字
・英字・カナの各モードは、無変換キー117を単独に
打っても解除できることとした。なお、図16において
(C)の記号モードでは、記号を1つ入力すると、画面
の記号リストが消え、自動的に解除されることとなる。
この「標準モード切替」による数字や英語の入力は、多
くの文字を連続的に打つ場合に効果的となる。しかし、
数字や英語のわずかな文字の入力は、後述する「簡易モ
ード切替」によりサブキーを使って左手で切替操作を行
なう方が効率がよいものとなる。
【0110】しかして、本実施例によれば、メインキー
エリア3Aの外側に表記した2つずつのキーと、機能シ
フトキーを同時に打って、半角も含めた「モード切替」
を行なうようにしたので、これらの「モード切替」を右
手のブラインドタッチで簡単に行なうことができる。す
なわち、一般のキーボードでは各種の「モード切替」キ
ーがスミの方にあるので、打ちにくく、特に、日本語の
文章では、「全角」ばかりでなく「半角」での数字や記
号、罫線を頻繁に使うので、「モード切替」とその解除
をキメ細かく行なう必要があり、わずらわしい操作を繰
り返さなければならないが、本実施例によれば、「全
角」はもちろん、「半角」と組み合わせた各種の「モー
ド切替」を右手のブラインドタッチによる1回の打けん
操作で、簡単に入力できるようにし、また、メインキー
エリア3Aの外側に表記した2つずつのキーと、機能シ
フトキーを同時に打って、半角も含めた「モード切替」
を行なうようにしたので、これらの「モード切替」を右
手のブラインドタッチで簡単に行なうことができるもの
である。
【0111】「常用記号の配列・テンキーの配列につい
て」次に、図17及び図18を参照して、常用記号の常
用記号の配列とその入力の仕方並びに、テンキーの配列
とその入力の仕方について説明する。なお、実施例で
は、メインキーエリア3Aの左側に配列された3つのサ
ブキー120、121、122を組み合わせて使うこと
により、常用記号、テンキー等の入力ができるようにな
るものである。
【0112】まず、常用記号の配列は次の通りとなって
いる。すなわち、常用記号は、図17に示すように、メ
インキーエリア3Aの各キー上において、前述した母
音、子音等の文字列の右側に配列され、上段の「E」、
「U」、「N」、「H」、「M」に対応する打けんキー
101、102、103、104、105のシフト状態
には、基準側から順にかっこ記号「‘」、かっこ記
号「’」、修飾記号「@」、右矢印記号「→」、左矢印
記号「←」の各キーが配列され、また中段の「I」、
「A」、「C」、「S」、「T」に対応する打けんキー
106、107、108、109、110のシフト状態
には、基準側から順にかっこ記号「<」、かっこ記号
「>」、点記号「‥」、点記号「…」、記号「〜」がそ
れぞれ配列され、さらに下段の「X」、「O」、
「Y」、「R」、「W」に対応する打けんキー111、
112、113、114、115のシフト状態には、基
準側から順にかっこ記号「〔」、かっこ記号「〕」、ド
ル記号「$」、円記号「¥」、修飾記号「§」の各キー
が配列されている。
【0113】一方、常用記号の上段の「E」、「U」、
「N」、「H」、「M」に対応する打けんキー101、
102、103、104、105の非シフト状態には、
基準側から順にかっこ記号「“」、かっこ記号「”」、
アスタリスク記号「*」、修飾記号「#」、アンド記号
「&」の各キーが配列され、また中段の「I」、
「A」、「C」、「S」、「T」に対応する打けんキー
106、107、108、109、110の非シフト状
態には、基準側から順にかっこ記号「「」、かっこ記号
「」」、点記号「・」、コロン記号「:」、セミコロン
記号「;」がそれぞれ配列され、さらに下段の「X」、
「O」、「Y」、「R」、「W」に対応する打けんキー
111、112、113、114、115の非シフト状
態には、基準側から順にかっこ記号「(」、かっこ記号
「)」、クエスチョン記号「?」、修飾記号「!」、記
号「/」の各キーが配列されている。
【0114】常用記号の入力の仕方は、前記サブIキー
120を押しながら、メインキーエリア3Aのキーを押
すことにより、メインキーエリア3Aに配列された常用
記号を入力するものであり、その際、サブIIキー121
も同時に押すと、半角の記号を入力されるものである。
また、シフト状態にはシフトキー116を押せば良く、
この操作によって、常用記号のシフト状態に配列された
記号も入力できるものである。
【0115】また、テンキーの配列は次の通りとなって
いる。すなわち、テンキーは、図17に示すように、メ
インキーエリア3Aの前述した母音、子音等の文字列の
左側に配列され、上段の「N」、「H」に対応する打け
んキー103、104のシフト状態には、基準側から順
に記号「AM」、記号「PM」の各キーが配列され、ま
た中段の「C」、「S」に対応する打けんキー108、
109のシフト状態には、基準側から順に記号「%」、
記号「√」がそれぞれ配列され、さらに下段の「X」、
「O」、「Y」、「R」、「W」に対応する打けんキー
111、112、113、114、115のシフト状態
には、基準側から順に記号「+/−」、記号「1/
x」、郵便番号の記号を示す「〒」、電話の記号を示す
「電話記号」、カンマ「,」の各キーが配列されてい
る。
【0116】また、メインキーエリア3Aの上段の
「E」、「U」、「N」、「H」、「M」に対応する打
けんキー101、102、103、104、105の非
シフト状態には、基準側から順に記号「−」、数字
「7」、数字「8」、数字「9」、記号「÷」の各キー
が配列され、また中段の「I」、「A」、「C」、
「S」、「T」に対応する打けんキー106、107、
108、109、110の非シフト状態には、基準側か
ら順に記号「+」、記号「4」、記号「5」、記号
「6」、記号「×」がそれぞれ配列され、さらに下段の
「X」、「O」、「Y」、「R」、「W」に対応する打
けんキー111、112、113、114、115の非
シフト状態には、基準側から順に数字「0」、数字
「1」、数字「2」、数字「3」、記号「.」の各キー
が配列されている。そしてテンキーによる数字の入力と
計算は、機能シフトキー118と102、103のキー
を同時に打って数字モードとし、テンキー機能となった
メインキーエリア3Aから数字を入力すれば良い。
【0117】なお本実施例では、後述する制御ブロック
により、サブキーエリア3Cに配列された3つのサブI
キー120、サブIIキー121、サブIIIキー122に
よっても、常用記号、テンキー入力が可能になってい
る。すなわち、常用記号をサブキーを使って入力する場
合には、サブIキー120を左指等で押しながら、メイ
ンキーエリア内に配列された前述の配列の「常用記号」
を打って入力する。その際「サブII」キー121も同時
に押すと、半角の記号が入力できる。また、テンキーは
サブIIIキー122を左指で押しながら、メインキーエ
リア内に配列された前述の配列の「テンキー」を打って
入力する。その際「サブII」キー121も同時に押す
と、半角のテンキーが入力できる。また、シフト状態に
あるテンキーを入力する場合は、親指によってシフトキ
ー116を叩き、入力すれば良い。なお、英大文字を入
力する場合には、「サブII」キー121を使い、この
「サブII」キー121を左指等で押しながら、メインキ
ーエリア内に配列された文字キーを1文字ずつ打って、
英語の大文字を入力すれば良い。
【0118】図18は、前述した常用記号、テンキーの
入力をするための制御のブロックを示すもので、実施例
では、サブIキー120、サブIIキー121、サブIII
キー122と、サブキーからの信号を受信する受信部1
23と、常用記号を出力する常用記号制御部124と、
英大文字を出力する英大文字制御部125と、テンキー
機能を制御するテンキー制御部126と、常用記号を半
角出力する半角記号制御部127と、数字を半角に出力
する半角数字制御部128と、画面(モニター)130
を制御する表示装置制御部129とを主体として構成さ
れる。そして、実施例では、サブIキー120、サブII
キー121、サブIIIキー122を押すと、受信部12
3がそれらの信号を受信し、当該受信部123を介し
て、それらの信号が、常用記号制御部124、英大文字
制御部125、テンキー制御部126、半角記号制御部
127、半角数字制御部128等の各制御部に伝達さ
れ、メインキーエリア3Aのキーとの組み合わせで、常
用記号、テンキー等から入力された文字が表示装置制御
部129を介して、画面130上にモニターされるもの
である。
【0119】しかして、前記のようなサブキーエリア3
C内の3つのキーを組み合わせた常用記号、英大文字、
テンキーの入力によれば、メインキーエリア3Aの中の
キーとは別の3つのサブキー120、121、122を
組み合わせて使うことにより、常用記号の入力、英大文
字の入力、テンキーの入力を簡易にモード切替して行な
うことができる。したがって、「漢字・かな・全半角数
字・全半角記号・英大文字交じり文」といったような日
本文でも、サブキーエリア3C内の3つのキーを組み合
わせることにより、文章中における常用記号、英大文
字、テンキーによる数字入力が簡単に行なえ、文字数は
少ないが頻度の高い「数字の全半角」、「記号の全半
角」、「英語の大文字」などを簡単に打ち分けることが
できるものである。
【0120】なお、このような利点についてさらに説明
を補足すれば、以下の通りである。すなわち、日本文の
文章中では数字は大変良く使われ、例えば「第回」・
21世紀」・「1998年」・「10日」というぐあ
いに、短い文字数で前後に漢字を伴い、全角と半角とが
混在して用いられる。また数字と同様に、記号において
も、例えば「/10・11」・「14:00
〜16:00」のように、区切りの記号やカッコが文字や数
字に交じって、全角と半角を問わずに使用される。さら
に、アルファベットの大文字も使用頻度が高く、例えば
「TV・NTT・JIS・VAN」といった外来語や団
体名、専門用語などの略語に多く使われる(これらアル
ファベットの大文字はもはや日本語の一部と考えて良
い。)。ただし、アルファベットの小文字は、日本分の
中では比較的頻度が低く、「mm,cm,km,kg」などの定型
の略語に使用されるが、これらはむしろ記号の一部とし
て扱うほうが良いので、英大文字ほど機能を備える必要
がない。
【0121】したがって、日本文では、漢字とひらが
な、カタカナのほか、1〜4文字程度の「全角と半角の
数字」、「全角と半角の記号」、「全角の英大文字」の
頻度が高く、これらが入り交じって出現する。つまり日
本文は、「漢字かな交じり文」というより、「漢字・か
な・全半角数字・全半角記号・英大文字交じり文」とい
うべきであり、本実施例では、それをメインキーエリア
3Aの中のキーとは別の3つのサブキー120、12
1、122を使うことにより、簡易にモードを切り替え
て、常用記号、英大文字、テンキーの入力を行なうよう
にしているので、文字数は少ないが頻度の高い「数字の
全半角」、「記号の全半角」、「英語の大文字」などを
簡単に打ち分けることができるのである。そして前述し
た「標準モード切替」は、多数の数字や英字を続けて入
力するとき、特に効果的となるが、それとは別に、頻度
は高いが文字数の少ない全角と半角のテンキーや常用の
記号、全角の英大文字を入力するとき、素早く簡単に
「モード切替」ができると大変都合が良いこととなる。
そこで、本実施例では、左手による「簡易モード切替」
を、本実施例の配列のサブキーを使って次の方法で行な
うこととした。すなわち、 1.常用記号の入力 「サブI」キーを左指で押しながら、メインキーの「常
用記号」を打って入力する。その場合、「サブII」キー
も同時に押すと、半角の記号が入力できることとなる。
(なおシフト状態の記号は、親指シフトで入力する。) 2.英大文字の入力 「サブII」キーを左指で押しながら、メインキーの文字
キーを1文字ずつ打って、英語の大文字を入力する。 3.テンキーの入力 「サブIII」キーを左指で押しながら、メインキーのテ
ンキーを1文字ずつ打って入力する。その場合、「サブ
II」キーも同時に押すと、半角の記号が入力できること
となる。(なおシフト状態の記号は、親指シフトで入力
する。)
【0122】なお、実施例では、サブキー120、12
1、122を打つとき、キーボードを左手でもって打つ
場合は、左親指を使い、置いて打つ場合は、左の人差指
と中指を使う。「サブI+サブII」と「サブII+サブII
I」を打つときも、持って打つ場合は、左親指の腹で2
つのキーを同時に打って入力する。またサブキーを押し
ている間は、指を離すまでそのモードが有効であり、ま
たサブキーを右人差指で打ってから、次にメインキーを
打ち、「プレフィックス」による時差入力を行なうこと
もできる。これは、左手がふさがっていて使えない場合
は、サブキーを右指で打って「プレフィックス」してか
ら、次にメインキーを打ち、右手の操作だけで1回ずつ
の「時差入力」を行なうものである。
【0123】次に前述のように打けんキーが配列された
本発明にかかるキー入力装置を実現する内部構成につい
て、図19及び図20を参照して説明する。図19は、
キー入力装置を実現する内部構成のブロック図であり、
図において、符号140は、キー入力部であり、ここで
は、前述した各キーエリア3A、3B、3Cに配列され
たキーが相当する。また符号150は、ローマ字入力に
よる日本語入力モードとアルファベット入力による英字
モードとを切り替える切替手段(モード切替制御部)で
あり、キー入力部からの信号によって日本語入力状態か
英字入力状態の何れかに切り替えるようになっている。
【0124】また符号151は、メインキーエリア3A
内の各キーを文字キー状態から機能キー状態に切り替え
る機能キー制御部であって、機能コントロールキー11
8が押されることによって作動し、メインキーエリア3
A内の各キーを、「後退、削除、改行、実行、取消、タ
ブ、移動、領域設定、単漢字、前候補、部首別、分野
別」等の機能キー状態に設定するようになっている。ま
た符号152は前記機能キー制御部151を補助する補
助機能制御部で、この補助機能制御部152は、隣合う
2つのキーを叩くことによって、「単漢字」、「前候
補」、「部首別」、「分野別」、「カナ変換」、「F表
示切替」、「特別機能等」のワープロの補助機能を作動
させるようになっている。
【0125】さらに符号153は、ファンクションキー
の制御部で、一般のワープロやパソコンに備えられてい
る「ファンクション機能」を選定するようになってお
り、常用機能の表示と並んで[1]〜[15](図面上は丸付
き数字で示される)のキー番号が付されたメインキーエ
リア3Aの15のキーを、ファンクションの選択キーと
して作用させ、通常キーボードの最上段に並んで配置さ
れた「F1・F2・F3……」などのファンクションキ
ーの代わりをなすものである。また符号154は、「半
角モード」、「数字モード」、「記号モード」、「英字
モード」、「罫線モード」、「カナモード」等の標準モ
ードの切替を制御する標準モード制御部であり、これ
は、実施例ではメインキーエリア3Aの上段と、右列
(基準側と反対側の最右列)に配された隣合うキーを同
時に打けんした際に、「半角」、「数字」、「記号」、
「英字」、「罫線」、「カナ」等のワープロの標準モー
ドを実行させるようになっている。
【0126】なお、本発明によるキー入力装置では、前
述した制御部の他、キー入力部140からの信号を受け
て、子音を用いたローマ字式から文字を発生するローマ
字変換機能制御部155と、後述の操作で説明するよう
に、複数の打けんキーを同時に打ったときに、重母音
(例えば、AI、UI、EI、OU)等のかな文字を発
生するキーコード変換制御部156と、メインキーエリ
ア3A内の各キーをシフトキー116が押された時に、
シフト状態と非シフト状態の何れかに切り替えるシフト
機能制御部157と、隣り合う打けんキーを同時に打っ
たときに、子音キーのうち一方の子音キーのシフト位置
に配列された記号のコードを生成する隣指シフト機能制
御部158とを備えており、各制御部からの信号は、画
面130を制御する表示装置制御部129に伝達するよ
うになっている。また、前記ローマ字変換機能制御部1
55は、拗音もしくは重母音となる打けんキーを複数同
時に打けんした際に、それらが同時に打けんされたこと
を認識する機能を備え、拗音もしくは重母音のコードを
生成するように構成されている。
【0127】なお、前記隣指シフト機能制御部158は
本発明の特徴的な構成となるもので、ここで詳しく説明
しておくと、隣指シフト機能制御部158は親指シフト
に代わるシフト状態切替手段であり、具体的には、図2
0に示すようになっている。すなわち、隣指シフト機能
制御部158は、子音エリア3Eにある各キーのシフト
状態にある濁音や句読点などを打つときに、複数のキー
を所定の組み合わせで同時に打けんした際に、シフト機
能を実行するもので、ここでは、図20に示すように、
その同じキーと線で結んだ右隣か左隣の「シ」のキー
を、薬指か小指で同時に打ち、親指に代わってシフトす
るようになっている。
【0128】そして、本発明者等が、このようなシフト
制御を創案したのは次のような理由による。すなわち、
通常にキーを使って、シフト状態にある文字を入力する
場合には、シフトキーを親指で同時に打って入力すれば
良いが、親指を使って子音や母音エリアのキーを叩くよ
うにしてピアノの和音を打つように、複数のキーを同時
に打つようにすれば、入力の高速化は図れるが、親指の
シフト操作によるシフトは打ちにくくなる。つまり、日
本語の文章を高速で入力する場合には、第1に、日本語
の特性を活かして、音読み語・訓読み語・カタカナ語な
どにおける拗音や、2つの音節を同時に、1回の打けん
操作で入力するか、第2に、「かな漢字変換」の精度と
効率を高める工夫により、できるだけ少ない打けん回数
で意図した「漢字かな交じり文」に迅速に変換できるよ
うにするか、第3に、よく使う「日常語・丁寧語・専門
用語・固有名詞」などを予め登録し、覚えやすい「略
語」などによって、速く、簡単に呼びだせるようにする
か、などが考えられるが、第1のような方法で高速化を
図ろうとすれば、親指を使って子音や母音エリアのキー
を叩くようにしてピアノの和音を打つように、複数のキ
ーを同時に打つ操作となる。
【0129】なお、前記において音節とは、たとえば
「さ・く・ら」、「う・め」など、言葉を発音するとき
区切れる最小の単位を言うが、日本語は、撥音の「ん」
と促音「っ」以外、必ず子音のあとに母音を伴う「母音
どめ」の音節になっていて、特殊な外来語を除けば、1
00余りの音節ですべての言葉が作られているので、こ
の「子音どめ」の音節数の少ない特徴を使えば、「し
ゃ」、「しゅ」、「しょ」などの母音どめの拗音、「AI
・UI・EI・UU・OU」などの母音どめの2重母音は勿論の
こと、音読み、訓読み、カタカナ語の入力を、親指を使
ってピアノの和音を打つように、複数のキーを同時に打
つ入力操作が可能になる(ちなみに、外国語の場合は、
子音と母音の組み合わせが複雑で、複数の子音を続けた
り、末尾が子音になる「子音どめ」の音節が多く、その
ため、中国語では、北京語の標準語だけで400余りの
音節があり、英語にいたっては、3万以上の音節がある
と言われている。)。従って、日本語の文章の高速化を
図るために、親指を使って子音や母音エリアのキーを叩
くようにしてピアノの和音を打つように、複数のキーを
同時に打つ操作とすれば、入力の高速化は図れるが、親
指のシフト操作によるシフトは使えなくなる(但し、左
の親指等を使えば、シフト操作にはできる)。このた
め、本発明では、シフト操作の機能として隣指シフト機
能制御部158を設けて、前述の高速化に対応するよう
にしたものである。なお、この隣指シフトを使ったキー
入力の方法については後述詳しく説明する。
【0130】次に、図21を参照して、さらにキー入力
装置内部の制御について説明を補足しておくと、同図
は、英文モードでアルファベットを打つ際にアルファベ
ットの変換を制御するキー入力装置内部のブロック図で
あり、この図においても、前述した各キーエリア3A、
3B、3Cに配列されたキーが、キー入力部140に相
当するものである。図において符号160は英単語制御
部で、英語で特に出現頻度の高い「the、you、h
e、she、it、to」などが1打けんで入力された
ときにこれらの文字コードを生成するようになってい
る。また符号161は、英文の文頭にくる文字を大文字
にする文頭大文字制御部であり、ここでは、複数の英文
字を同時に打けんした際に、打けんされた文字のうち最
初の1文字についてこれを大文字で表示画面上に出力す
るようになっている。なお、実施例では文の始まりや固
有名詞の頭文字などを1文字だけ大文字にする場合に
は、「サブIIキー」121を押しながら、文頭や固有名
詞などの単語の最初の1文字だけを打てば良く、略語や
特定の単語をそっくり大文字にする場合には、「サブII
キー」121を押しながら、アルファベットを1文字ず
つ打てば、数個のアルファベットの大文字を入力するこ
とができる。
【0131】また符号162は、英文のスペースを制御
するスペース制御部であり、単語の末尾の文字や句読点
のあとに、文字や句読点を入力するのと同時に、末尾の
文字や句読点のあとにスペースが入るようにスペースの
コードを生成するもので、ここでは、2〜3文字単位の
複合入力か、単語の末尾の1文字を打ちながら、「サブ
IIキー121」を同時に打つと、後にスペース部が入力
されるようになっている。また、実施例では、カン
マ「,」やピリオド「.」を打ちながら、「サブIIキー1
21」を同時に打っても句読点の後にスペース部が入力
されるようになっている。また、符号163は、メイン
キーエリア3Aに配列されたキーを複数同時に打けんし
た際に前記同時に打けんされたキーの組み合わせに対し
て予め設定された記号コードを生成する複合入力手段で
あり、これは、複数のキーの組み合わせパターン及び当
該パターンに対応する文字列を記録したパターン記録手
段164と、複数のキーが同時に打けんされた際に当該
同時に打けんされたキーの組み合わせを前記パターン記
録手段164に記録されたパターンと比較するパターン
比較手段165と、前記パターン比較手段165で該当
するパターンが発見された際に前記パターン記録手段1
65から当該パターンに対応した前記文字列を取得して
出力する文字列選択手段166と主体として構成されて
いる。なお前記文字列選択手段166は、所定のキー操
作(ここではサブIIIキー123を同時に打けんするキ
ー操作)により前記複数の文字列を順次選択するように
構成されており、前記キーの組合わせパターンに対応し
て文字並びが異なる複数の文字列が設定されているもの
である。また符号167は、拗音もしくは重母音となる
母音が設定された母音キーを複数同時に打けんした際
に、前記拗音もしくは重母音の日本語文字コードを生成
する母音複合入力手段である。
【0132】なお、前記パターン記録手段164に記録
されたパターンとしては、図22および図23に示す1
5の英文のパターンなどが挙げられる。すなわち、英文
のアルファベットの綴りについて、図22に示す(A)
〜(F)の2文字単位の6つのパターンと、図23に示
す(G)〜(O)の3文字単位の9つのパターンであ
る。なお、(A)〜(O)のパターンは、次のとおりで
ある。(A)子音+母音、(B)子音+子音、(C)母
音+母音、(D)重複の子音、(E)重複の母音、
(F)母音+子音、(G)子音+母音+子音、(H)子
音+子音+母音、(I)子音+子音+子音、(J)子音
+重複の母音、(K)母音+母音+子音、(L)母音+
子音+子音、(M)母音+重複の子音、(N)子音+母
音+子音、(O)母音+子音+母音。
【0133】なお、前記(A)の「子音+母音」は、通
常の英語の標準入力であり、2文字ずつの「同時入力」
が出来るものである。またここで(B)・(C)・
(D)・(E)を「正順」と呼んでいるのは、(A)と
ほぼ同じ方法で入力できるからであり、(F)を「逆
順」としたのは、子音と母音の順序が(A)と逆になっ
ているので、打つとき(A)と混同しないよう、方法を
変えて入力する必要があるからである。ちなみに、2文
字の「正順」(A)・(B)・(C)のパターンを入力
する場合には、対象の2文字を右指で同時に打って入力
するが、(D)は子音の一つを、(E)は母音の一つを
右指で打ちながら、それぞれLシフトキー119を右の
親指か小指で同時に打って入力すれば良い。また(F)
のパターンを入力する場合には、母音と子音を右指で同
時に打ちながら、「サブIIIキー(逆順)」122を右
親指か左指で同時に打って入力すれば良い。
【0134】また、3文字の(G)〜(N)のパターン
は、次のようにして入力する。すなわち、3文字の「正
順」(G)・(H)・(I)のパターンでは、対象の3
文字を右指で同時に打って入力するが、(J)のパター
ンでは子音と母音を右指で同時に打ちながら、Fシフト
キーを右の親指か小指で同時に打って入力する。また3
文字の「逆順」(K)・(L)のパターンでは、3文字
を右指で同時に打ちながら、「サブIIIキー(逆順)」
キー122を左指で同時に打って入力するが、(M)の
パターンは、母音と子音を右指で同時に打ちながら、
「サブIIIキー(逆順)」キー122を左指で、Fシフ
トキー117を右の親指か小指で同時に打って入力すれ
ば良い。さらに、3文字の「交互」(N)・(O)のパ
ターンでは、3文字を右指で同時に打ちながら、「サブ
Iキー(交互)」キー121を左指で同時に打って入力
すれば良い。なお、このようなアルファベットの複合入
力のしかたについては後に詳しく説明する。
【0135】また、前記パターン記録手段164に記録
されたパターンとしては、日本語のローマ字入力の綴り
について「しゃ」、「しゅ」、「しょ」などの「子音+
Y+母音」等の拗音のパターンにまとめたものや、日本
語のローマ字入力の綴りについて「あん」、「いん」、
「うん」などの「母音+撥音」、「かん」、「きん」、
「くん」などの「子音+撥音」などの撥音を最後に含む
パターンにまとめたものなどが挙げられる。ちなみに、
「しゃ」、「しゅ」、「しょ」などの短い拗音を入力す
る場合は、子音と母音を同時に打ちながら、「Y」を右
親指で同時に打って入力すれば良く、「しゅう」、「し
ょう」などの長い拗音の場合は「子音+YUU」、「子音
+YOU」と打つ代わりに「子音+U」、「子音+O」
と打ちながら、それぞれLシフトキー119を右親指で
同時に打って入力すれば良い。なお、日本語のこのよう
な複合入力の方法についても後述で詳しく説明する。
【0136】また図24は、日本語及び英語の高速変換
を制御するキー入力装置内部のブロック図であり、この
図においても、前述した各キーエリア3A、3B、3C
に配列されたキーが、キー入力部140に相当するもの
となっている。同図において、符号170は同時変換制
御部であり、変換したい文節の末尾の文字キーと変換キ
ー116とを同時に打った時に当該制御部が作動して、
文節が変換されるようになっている。また、符号171
は同時無変換制御部であり、変換したい文節の末尾の文
字キーと変換キー117とを同時に打った時に当該制御
部が作動して、文節が変換されるようになっている。ま
た、符号172は句読点変換制御部で、読点や句点をそ
れぞれ「隣指シフト」で打ちながら、変換キー116を
右か左の親指で打った時に当該制御部が作動して、それ
まで打った文章が自動的に「かな漢字変換」されるよう
になるものである。さらに、符号173は句読点無変換
制御部で、読点や句点をそれぞれ「隣指シフト」で打ち
ながら、無変換キー117を右か左の親指で打った時に
当該制御部が作動して、それまで打った文章が自動的に
「無変換入力」されるようになっている。
【0137】符号174は、略語変換制御部で、略語を
右指で打ちながら「サブIキー」120か「サブIIキ
ー」121かを左指で、機能シフトキー118を右親指
等で同時に打つと、頭文字の略語で登録された特殊な語
句や記号を呼びだすものである。また符号175は短縮
変換制御部で、頭文字1〜2文字を右指で打ちながら
「サブIIIキー」122を左指で、機能シフトキー11
8を右親指等で同時に打つと、略語変換用に登録した語
句が呼びだされるようになるものである。そして、符号
176は、英語略語変換制御部で、略語を右指で打ちな
がら「サブIキー」120か「サブIIキー」121かを
左指で、機能シフトキー118を右親指等で同時に打つ
と、略語で登録された特殊な語句や記号を呼びだされる
ようになっている。なお、実施例では、「サブIキー」
120には慣用語句が登録され、「サブIIキー」121
には固有名詞、数字、記号などが登録される。また符号
177は短縮変換制御部で、一文字以上の短い頭文字を
右指で打ちながら「サブIIIキー」122を左指で、機
能シフトキー118を右親指等で同時に打つと、1度使
用され自動的に登録された語句が呼びだされるものであ
る。
【0138】図25は、キー入力装置のキーをカーソル
移動する機能を持たせるためのキー入力装置内部のブロ
ック図であり、このキー入力装置には、メインキーエリ
アに設定されたカーソル移動キー103、107、10
8、109と、前記カーソル移動キー103、107、
108、109が押された際に、これらが押されたこと
を感知する受信部180と、受信部180から信号が伝
達されワープロ、パソコン等のモニターが表示するカー
ソルを移動させるカーソル移動信号を出力するカーソル
移動信号出力手段181とが具備されている。なお、前
記受信部180は、例えば、カーソル移動キー103、
107、108、109が所定時間押された際に、その
信号を感知して、カーソル移動信号出力手段181に信
号を送るようになっており、また、カーソル移動信号出
力手段181はカーソル移動キー103が押されると、
カーソルを上に移動させ、カーソル移動キー107が押
されると、カーソルを左に移動させ、カーソル移動キー
109が押されると、カーソルを右に移動させ、さらに
カーソル移動キー108が押されると、カーソルを下に
移動させるものである。
【0139】なお、前記カーソル移動キー103、10
7、108、109は実施例では、メインキーエリアの
上段と中段に配されたキーとされているが、本発明はこ
の実施例に限定されるものではない。また、前記カーソ
ル移動キー103、107、108、109はこれらを
組み合わせて使えば、右斜上、左斜上等にカーソルを移
動させることができるものである。
【0140】次に、以上のように構成されたキー入力装
置を使って、日本語及び英語を入力する場合について説
明する。
【0141】「日本語の標準入力」まず、右手による日
本語の標準入力の方法について説明する。なお、次の説
明はワープロ機能を切替手段を使って、ローマ字入力に
よる日本語入力モードに切り替えて使用することは言う
までもない。 (片手もしくは両手の指1本を使って文字を入力する場
合)ワープロを入力画面に立ち上げて入力画面上で文字
を1文字ずつ入力する場合は、一般の「ローマ字入力」
と同様、アルファベットを1文字づつ打って入力する。
この入力は、例えば人差指1本などを使ってキーを叩く
操作により入力すれば良い。そして、人差指を使って入
力する場合は、濁音・半濁音の子音は、親指などでシフ
トキー116を押し、例えば人差指はメインキーエリア
のキーを叩いて入力する。なお、この入力は人差指に限
らず、両手でキー入力装置を手のひらの上にいくように
持ちかえ、両手の親指等を使って入力することもでき
る。
【0142】(片手の指を全て使って文字を入力する場
合)次に、右手の指全て使って子母音の複合入力する場
合は、右手の人差指を母音エリア3Dのキー107に置
き、中指、薬指、小指をそれぞれ子音エリア3Eのキー
108、109、110にそれぞれ置く。これにより、
右手の指は本実施例のキー入力装置のホームポジション
に置かれることとなる。そして、この状態から、人差
指、中指、薬指、小指を使って文字を入力する場合は、
次のように行なう。すなわち、右手の指は、中段に位置
させ、人差指を「A」に、中指を「K」に、薬指を
「S」に、小指を「T」に臨ませた状態で、各指で、上
段、中段及び下段のキーを叩く。これにより、子音は中
指か薬指か小指でキーを叩くことにより入力され、母音
は人差指でキーを叩くことにより同時に入力される。な
お、濁音・半濁音の子音は親指でシフトキーを押して入
力(以下親指シフトと称する。)すれば良い。なお図2
6及び図27はそれぞれこのようにして50音を入力す
る場合の入力表を示すもので、図に示すような指の打け
ん操作により、50音が入力されることになる。
【0143】(拗音を入力する場合)拗音は、各指をホ
ームポジションの位置に置いた状態で、まず子音を打
ち、次に「Y」のキー113を打ちながら、母音を人差
指で同時に打って、子音+「Y+母音」の2度打ちによ
り入力する。濁音と半濁音は、親指シフトにより入力す
れば良い。なお、1文字づつ打っても入力することがで
きることは言うまでもない。(撥音・促音・句読点を入
力する場合)図28は撥音「ん」、促音「っ」、読
点「、」、句点「。」、長音記号「―」の指の打けん位
置を示すもので、この図に示すように、撥音「ん」は、
母音と同様単独に入力する。その操作は、母音エリアに
ある「ん」の打けんキーを人差指で叩けば良い。また、
促音「っ」、長音記号「―」、読点「、」、句点「。」
はそれぞれ親指で最下段にあるシフトキー116を押し
(親指シフトし)、子音エリアにある下段の各キーを指
で押して入力する。
【0144】(かな小文字を入力する場合)図29はか
な小文字の入力方法を示す図であり、かな小文字「ぁ・
ぃ・ぅ・ぇ・ぉ・ゃ・ゅ・ょ・ゎ等」は、最下段にある
Lシフトキー119を親指か小指で同時に打ちながら入
力する。(漢字・カナを入力する場合)一方、一般のワ
ープロと同様に、「漢字かな交じり文」とカタカナ語
は、変換キー116を親指で単独に打って、「読みのか
な」から変換する。これは、一般のワープロと同様、ロ
ーマ字で「かな」を打ったあと、変換キー116を親指
などで押すことである。なおカタカナは、変換キー11
6と無変換キー117を右の親指と人差指とで同時に打
って変換すれば良い。
【0145】「英語の標準入力」英語の標準入力も基本
的には、日本語を標準入力する場合と同様に、片手によ
って簡単に入力することができるものである。なお、次
の説明はワープロ機能を切替手段を使って、ローマ字入
力による日本語入力モードから英語入力モードに切り替
えて使用することは言うまでもない。 (片手もしくは両手の指1本を使って文字を入力する場
合)ワープロを入力画面に立ち上げて入力画面上でアル
ファベットを入力するには、「QWERTY配列」と同
様にキー上のアルファベットを一文字ずつ叩いて入力す
れば良い。各キーのシフト状態にある子音は親指シフト
によって入力すれば良い。
【0146】(子母音を複合入力する場合)図30に示
すように「子音+母音」の順になる文字を入力する場合
は、右手の人差指を母音エリア3Dのキー107に置
き、中指、薬指、小指をそれぞれ子音エリア3Eのキー
108、109、110にそれぞれ置いた状態(すなわ
ち、右手の指を、中段に位置させ、人差指を「A」に、
中指を「K」に、薬指を「S」に、小指を「T」に臨ま
せた状態)で、子音を中指か、薬指か、小指で打ちなが
ら、母音を人差指で同時に打って入力する。各キー上部
の子音は親指シフトで入力すれば良い。なお、本実施例
では、複合入力手段163の作用によって、パターン記
録手段164に記録されたアルファベットのパターンよ
り、定形化された文字がピックアップされるので、図3
0に示す文字の他、良く使われる2文字の「he, me, w
e, do, so, to」なども対応する2つのキーを同時に打
けんする操作で簡単に「同時入力」することができるが
できる。また、例えば、「personal computer」や「wor
d processor」などの文字数の多い単語では、下線部分
のみを「子母音の同時入力」により、他は、1文字ずつ
打つことにより行なうことができる。
【0147】(句読点などを入力する場合)さらに、カ
ンマ「,」、ピリオド「.」、ハイフン「−」、アポスト
ロフィ「′」はそれぞれ対応するキーを人差指で打ち、
親指シフトで入力する。次に、本実施例にかかるキー入
力装置を使った日本語および英語の高速入力の方法につ
いて説明する。
【0148】「日本語の高速入力」日本語での高速入力
の方法は、原則として隣指シフトによるシフト操作を行
なって入力する。この操作は図20に示すように、各キ
ーのシフト位置にある文字を打つときに、その同じキー
と線で結んだ右隣か左上隣の「シ」印のキーを、薬指か
小指で同時に打ち、親指に代わってシフト操作する方法
であり、以下に説明する(1)〜(4)の日本語の高速
入力は、全てこの方法で行なうものである。なお、後で
述べる「同時変換モード」の設定時を除いて、これまで
の「親指シフト」もそのまま使えるので、句読点を打つ
とき、シフトキーを左親指で打って、高速入力するよう
にしても良い。 (1)拗音の複合入力について 拗音は、例えば「著書(TYO SYO)・助手(ZYO SYU)・
集中(SYUU TYUU)・商業(SYOU GYOU)」などのよう
に、音読みの熟語においてかなり出現頻度が高いので、
拗音自身を隣指シフトによるシフト操作で複合入力でき
れば、日本語での高速入力に寄与できることとなる。こ
のうち「しゃ」・「しゅ」・「しょ」などの短い拗音
は、「子音+Y+母音」となって「Y」が挾まれるが、
1音節として扱われ、また、「しゅう」・「しょう」な
どの長い拗音は、特に頻繁に用いられ、「子音+Y+母
音+母音」となって、2音節として扱われ、この長い拗
音の音読み語は、末尾の2つの母音が必ず「UU」か「O
U」のいずれかになり、例外をもたない。さらに、「JIS
かな」のキーボードでは、拗音に伴う「ゃ・ゅ・ょ」が
4段配列の最上段に配置されていて、シフトキーを小指
で押しながら、他の指を伸ばして打たなければならず、
操作がしにくい。ここでは、次の方法で、全ての拗音を
1回の打けん操作(ピアノの和音を打つように全ての指
を使って複合打けんする操作)で複合入力するが、その
場合、長い拗音は、最下段のLシフトキー119を利用
して入力することとしている。
【0149】(短拗音の入力)まず、「しゃ」、「し
ゅ」、「しょ」などの短い拗音は、それぞれ対応する子
音のキーと母音のキーを同時に打ちながら、「Y」を右
親指で同時に打って入力する。 (長拗音の入力)次に、「しゅう」、「しょう」などの
長い拗音は、「子音+YUU」、「子音+YOU」と打つ代わ
りに「子音+U」、「子音+O」と打ちながら、それぞれ
Lシフトキー119を右親指で同時に打って入力する。
図31は、このような拗音の複合入力例を示すもので、
右親指、右人差指、右中指、右薬指、右小指の5本の指
を図に示す位置に使って、「挙手」、「受領」、「駐
車」、「状況」、「供給」、「就業」等の文字を入力す
ることができる。
【0150】(2)音読み語すべての複合入力 次いで、日本語の高速入力を達成するための音読み語の
複合入力について説明するが、本発明にかかるキー入力
装置は、日本語に頻出する音読み語の規則性を利用して
いるので、まず、日本語に頻出する音読み語の規則性に
ついて簡単に説明を加え、次にその音読み語の複合入力
について説明する。日本語は語源的にみて、音読み語
(中国語に由来するもの)・訓読み語(元来の日本語)
・カタカナ語(外来語)の3つで表現される。日本文全
体で音読み語の占める割合はかなり高く、特に、漢字の
熟語の大半は音読み語である。ところで、中根式速記に
「インクツキ法(または、ツキイチクン法)」という面
白い法則があり、それによれば日本語に頻出する音読み
語には、およそ次のような規則性がある(ちなみに、
「SKY配列」や「M式」では、その配列に「速記法」
と同じ考え方を適用している。)。 1)すべての音読みの単漢字は、1音節か2音節で構成
され、3音節以上になるものはない。 2)音読みの単漢字の2音節目は、必ず「い・う」、
「き・く・ち・つ・っ・ん」のいずれかになる。 3)このうち、2音節目が「い」になるものは、「AI・
UI・EI」のいずれかの2重母音になる。 4)2音節目が「う」になるものは、「UU・OU」のいず
れかの2重母音になる。
【0151】たとえば、音読み語として、次のような漢
字の2文字熟語をあげることができる。 1)2音節目が「イ」になる漢字の例(2重母音の「AI
・UI・EI」のいずれかになる例) ・開催(KAI SAI) ・内外(NAI GAI) ・会計(KAI KEI) ・類推(RUI SUI) ・推定(SUI TEI) ・累計(RUI KEI) ・経営(KEI EI) ・経済(KEI ZAI) 2)2音節目が「ウ」になる漢字の例(2重母音の「UU
・OU」のいずれかになる例) ・方法(HOU HOU) ・構造(KOU ZOU) ・工場(KOU ZYOU) ・東京(TOU KYOU) ・通風(TUU FUU) ・中央(TYUU OU ) ・流通(RYUU TUU) ・共通(KYOU TUU) 3)2音節目が「ン」になる漢字の例 ・安全(A ZE) ・簡単(KA TA) ・混沌(KO TO) ・新聞(SHI BU) ・単純(TA JU) ・判断(HA DA) ・民間(MI KA) ・人選(ZI SE) 4)2音節目が「キ・ク」になる漢字の例 ・辟易(HE E) ・的確(TE KA) ・画策(KA SA) ・迫力(HA RYO) ・服役(FU E) ・即席(SO SE) ・目的(MO TE) ・宿敵(SYU TE) 5)2音節目が「チ・ツ・ッ」になる漢字の例 ・1日(I NI) ・吉日(KI ZI) ・質実(SI ZI) ・切実(SE ZI) ・1日(I NI) ・活発(KA PA) ・実質(ZI SI) ・出発(SYU PA) 以上はほんの一例で、これらは普通の文章でかなり頻繁
に使われる。しかし、下線部分の規則性は、前述した拗
音の場合とあわせて、すべての音読み語に共通で、例外
をもたない。
【0152】このように、音読み語に明快な規則性があ
るのは、漢字本来の中国語の規則性によるが、中国語の
特有の抑揚のある複雑な発音を、単調な日本語に合わせ
て単純化してしまったからでもある。現代の音読みの単
漢字や熟語に、やたらと同音異議語が多いのもそのため
である。しかし、逆にその特性を利用すると、すべての
音読み漢字を1回の複合入力による打けん操作で文字を
入力することが可能になる。例えば、2音節の音読み語
は、本実施例のキー入力装置によれば、「隣指シフト」
を使って、次の方法で「複合入力」することができる。
まず、2音節目が「イ・ウ・ン」になる音読み漢字は、
右手のみの操作により、次の方法で「複合入力」する。 1)2音節目が「イ」になる複合入力(2重母音の「AI
・UI・EI」のいずれか複合入力) 2重母音の「AI・UI・EI」になる複合入力は、「A・U・
E」の一つを人差し指で打ちながら、「I」を親指で同時
に打って入力する。前に子音を伴う場合は、それを中指
か、薬指か、小指で同時に打って入力する。 2)2音節目が「ウ」になる複合入力(2重母音の「UU
・OU」のいずれかの複合入力) 2重母音の「OU」になる複合入力は、「O」を親指で打
ちながら、「U」を人差し指で同時に打って入力する。
前に子音を伴う場合は、それを中指か、薬指か、小指で
同時に打って入力する。2重母音の「UU」になる複合入
力は、「子音+UU」の場合に限って使われるので、子音
を中指か、薬指か、小指で打ちながら、「UU」の代わり
に「ん」を親指か人差指でで同時に打って入力する。 3)2音節目が「ン」になる複合入力(「Aン・Iン・U
ン・Eン・Oン」のいずれか の複合入力) 1音節目の「子音+母音」か、「母音」を打ちながら、
「ん」を親指で同時に打って入力する。(この場合、前
記2)の「子音+UU」とは打ち方が異なるので、混同す
ることはない。) 図32は、2音節目が「イ・ウ・ン」になる複合入力の
例を示すもので、右手の場合、図に示すような押し方に
よって、該当、交通、雄大、永遠、水準、人類等の文字
を発生させることができる。次に、2音節目が「キ・ク
・チ・ツ・ッ」になる音読み漢字は、左手でサブキーを
使い、次の方法で「複合入力」することができる。 4)2音節目が「キ・ク・チ・ツ・ッ」になる複合入力 1音節目が「子音+母音」の場合は、それを右指で打ち
ながら、サブキーに配置してある2音節目の「き・く・
ち・つ・っ」の一つを、左指か右親指で同時に打って入
力する。一方、1音節目が子音を伴わない「母音のみ」
の場合は、それを右人差し指で打ちながら、2音節目の
「き・く・ち・つ・っ」の一つを、左指か右拇で同時に
打ち、「簡易モード切替」との混同を防ぐため、さらに
Lシフトキーを右小指で同時に打って入力すれば良い。
図33は2音節目が「キ・ク・チ・ツ・ッ」になる複合
入力の例を示すもので、両手を使って、図に示すように
指を臨ませて打けんすると、確実、錯覚、圧力、圧迫、
出席、一撃等の漢字が入力されるものである。
【0153】また、図34は、音読み語の複合入力の例
を示すもので、右親指、右人差指、右中指、右薬指、右
小指の5本の指を図に示す位置に使って、「経済」、
「交通」、「推薦」、「圧縮」、「出発」、「一撃」等
の文字を入力することができる。
【0154】(3)訓読み語の一部の複合入力について 訓読み語は、音読み語と発音形態が全く異なり、50音
がほぼ万遍なく使われるので、一定の規則性を見いだす
ことができない。また、カタカナ語も語源の範囲が広
く、規則性を特定することはできないが、外来語が多い
ので、やや音読み語に近い発音の傾向をもっている。ま
た訓読み語は、元来の日本語をそのまま「かな」で表し
たり、漢字にあてはめたりしているので、たとえば「み
る・見る・視る・観る・看る・診る」のように、同じ読
みで微妙にニュアンスの異なる同音異議語が多く、音読
み語以上にその使い分けに苦労する。しかも、訓読み語
には、50音がほぼ万遍なく使われ、音読み語のような
規則性はない。したがって、訓読み語のすべてを2音節
ずつ入力することはできないが、本実施例では、すでに
音読み語で採用した2音節単位の組み合わせを使い、さ
らに、母音エリアで打つことのできる2重母音の「AU・
AE・AO・OI・OE」と、サブキーで打つことのできる長音
の「AA・II・UU・EE・OO」を加えて、音読み語の一部を
次の方法で「複合入力」することとした。
【0155】1)2重母音の「AU・AE・AO・OI・OE」に
なる複合入力 2重母音の「AU・AE・AO・OI・OE」になる複合入力で
は、2重母音の「A+U・A+E・A+O・O+I・O+E」を、
人差指と親指で同時に打って入力する。ただし、前に子
音を伴う場合は、それらを中指か、薬指か、小指で同時
に打って入力する。 2)長音の「AA・II・UU・EE・OO」になる複合入力 長音の「AA・II・UU・EE・OO」になる複合入力では、1
音節目の50音を右指で打ちながら、「サブIキー」1
20を左指で、「サブIIIキー」121を左指か右親指
で同時に打って、長音を入力する。図35は、訓読み語
の複合入力の例を示すもので、右親指、右人差指、右中
指、右薬指、右小指の5本の指を図に示す位置に使っ
て、「考え」、「商い」、「大声」、「小さい」、「間
違う」、「恋しい」等の文字を入力することができる。
【0156】(4)カタカナ語の一部の複合入力 現代文では、カタカナの占める割合が多い。外来語ばか
りでなく、動植物名・擬態語・幼児語・強調語などもカ
タカナで表される。カタカナ語は、その範囲が広いので
規則性を特定できないが、拗音・撥音(ん)・促音
(っ)・長音(−)の出現頻度が高く、音読み語と似た
傾向をもっている。そこで、カタカナ語の入力は、音読
み語と訓読み語で採用した2音節単位の組み合わせを使
い、さらに、カタカナ語固有の特殊な拗音(1音節)と
長音(2音節)を加え、次の方法で「複合入力」するこ
ととした。
【0157】1)特殊拗音の入力 カタカナ語の入力の中でも特殊拗音を入力する場合、
「ファ・ヴァ」は「F+A・V+A」、「シェ・ジェ・チ
ェ」は「S+Y+E・Z+Y+E・T+Y+E」、「ティ・デ
ィ」は「T+Y+I・D+Y+E」と打って入力する。 2)長音記号の入力 長音記号の入力は、50音の一つを右指で打ちながら、
それに続く長音記号(−)として「サブI+サブIII」
120と122のキーを同時に打って入力する。図36
は、カタカナ語の複合入力の例を示すもので、右親指、
右人差指、右中指、右薬指、右小指の5本の指を図に示
す位置に使って、「ビュッフェ」、「ハイファイ」、
「チェッカー」、「ディーラー」、「アクション」、
「ジャンケン」等の文字を入力することができる。
【0158】なお、図37および図38は、「か行」、
「さ行」、「た行」、「な行」、「は行」、「ま行」、
「ら行」、「が行」、「ざ行」、「だ行」、「ば行」、
「ぱ行」の各種拗音の複合入力の例を示すもので、右親
指、右人差指、右中指、右薬指、右小指の5本の指を図
に示す位置に使って、拗音を入力することができる。ま
た、図39および図40は、「あ行」以下「か行」、
「さ行」、「た行」、「な行」、「は行」、「ま行」、
「ら行」、「が行」、「ざ行」、「だ行」、「ば行」、
「ぱ行」について撥音を含む場合の50音の複合入力の
例を示すもので、右親指、右人差指、右中指、右薬指、
右小指の5本の指を図に示す位置に使って、50音の撥
音を入力することができる。
【0159】図41ないし図44は、「あ行」以下「か
行」、「さ行」、「た行」、「な行」、「は行」、「ま
行」、「ら行」、「が行」、「ざ行」、「だ行」、「ば
行」、「ぱ行」についての2重母音の複合入力の例を示
すもので、右親指、右人差指、右中指、右薬指、右小指
の5本の指を図に示す位置に使って、2重母音を入力す
ることができる。
【0160】なお、前述した図37ないし図44に示す
入力の例では、片手の複数の指を使ってピアノの和音の
ように同時複合入力をする場合の例を示しているが、キ
ーを1つ押しているのか、あるいは複数同時に押して複
合入力しているのかの判断は、図45及び図46に示す
ようになっている。すなわち、図45に示すように、 ステップ1(S1) キー入力装置のキー入力部40(ここでは、メインキー
エリア内のキー)を操作して、キーを叩くと(押す
と)、 ステップ2(S2) 隣指シフト機能制御部158、複合入力手段163が、
1つの打けんキーか、2つ同時の打けんキー入力か、3
つ同時の打けんキー入力か、4つ同時の打けんキー入力
かを判断し、 ステップ3(S3) 表示装置制御部129が画面130に打けんされたキー
の組み合わせによる文字を表示し(なお、文字表示され
ない場合は、エラー表示し)する。ステップ4(S4)
そして、入力した文字が正しければ、実行キー115を
打けんし、文字を確定する。
【0161】なお、本実施例では、隣指シフト機能制御
部158、複合入力手段163が、キーの1打けんか、
複数打けんかを、指の重なり時間を電子的にキャッチし
て、それを自動的に読み取ることにより判断するように
なっており、例えば、図46に示すように「考察(KOU
SAつ)」とローマ字入力した場合では、「K」、
「O」、「U」並びに「S」、「A」、「つ」のキーの
打けん時での指の重なり時間をキャッチして、指の重な
り時間が所定時間に達していれば、キー入力操作が複合
入力と判断し、複合入力に応じた文字を画面130に表
示するものである。
【0162】さて次に、英語の高速入力について説明す
る。 「英語の高速入力」英語は、アルファベットの26文字
と句読点だけですべてを書き表すので、日本語のように
変換などのわずらわしい操作を必要としないが、反面日
本語のように子音の後に必ず母音を伴うとは限らず、複
数の子音が続いたり「子音どめ」の音節が多く、しかも
21文字の子音と5文字の母音が幾通りにも発音される
ので、その組み合わせによる音節の種類が複雑で膨大に
なる。例えば、日本語の「ほん(本)」や「そら
(空)」は、それぞれ「かな」2文字で2音節になり、
音節が単純で、発音と書き表し方が一致しているが、英
語の「BOOK」は、4文字で1音節になり、「SKY」は3
文字で1音節になるので、音節が複雑で、発音と書き表
し方が一致しない。こうした特色から英語は、日本語の
ような2音節単位の「複合入力」には向いていない。そ
こで、本発明では、音節や発音の形式にこだわらず、ア
ルファベットの綴りに一定の法則を見いだして、すべて
の単語を2文字か3文字単位に分解し、高速で入力する
ようにしたものでる。この点について説明を補足する
と、英語の単語は、わずか26文字で構成されるが、そ
のうち1文字の単語は、不定冠詞の「a」と人称代名詞
の「I」だけである。ところが、難しい文章にも次に説
明するような易しい2文字の単語が頻繁に使われ、平均
して4〜5文字程度の綴りが多い。また、長く難しい単
語も、語源的には比較的簡単な語幹の部分と、類型的な
接頭語や接尾語との組み合わせで成り立っている。英語
の標準入力では、「子音+母音」の順序で構成される2
文字の単語を、すべて1回の打けん操作で「複合入力」
できるようにした。しかし、2文字の単語は、他に「母
音+子音」の順序や「子音+子音」の組み合わせになる
ものもあり、これらを含めて簡単に「複合入力」できる
と大変都合が良いことになる。出現頻度の高い2文字を
単語を3つに分けて列記すると、次のようになる。 1.be,do,go,he,me,no,so,to,we 「子音+母音」 2.by,my 「子音+子音」 3.am,an,as,at,if,in,is,it,of,on,or,up,us 「母音+子音」 これらの単語で「子音+子音」は非常に少ない。また、
前記の1.と3.では、子音と母音の位置が逆になる。
3種類とも同じ方法で2文字の「複合入力」を行なおう
とすると、下線のついた「no」と「on」だけは、順序の
異なる同一文字の組み合わせになり、そのままでは識別
できない。しかし他の単語は、すべて文字の組み合わせ
が違っているので、互いに混同することはない。このよ
うに、2文字の単語に限って「複合入力」するのであれ
ば、さほど難しいルールは必要ないが、標準入力のよう
に、文字数の多い単語についても、一部を2文字ずつ区
切って「複合入力」するとなると、多少の工夫が必要と
なる。そこで、「on」のように子音と母音が逆になる場
合は、「サブIII」キーを左指で同時に打って「逆順」
キーとして働かせ、他と区別する。2文字の場合と同様
に、3文字についても、かなり出現頻度の高い「the,sh
e,you,who,how 」などの単語を、それぞれ1回の打けん
操作で単純に「複合入力」することができる。ところ
が、このうち「who」と「how」については、スペルの異
なる同一文字の組み合わせになるので、同じ入力方法で
は識別できないこととなる。そこで、「how」のように
3文字で子音と母音が一つおきになる場合は、「サブ
I」キーを左指で同時に打って「交互」キーとして働か
せ、他と区別するようにする。前記の2文字と3文字の
「複合入力」での「サブI」キーと「サブIII」キーの
使い方は、「簡易モード切替」で述べたメインキー1つ
づつと、サブキーとの同時打けんによる入力方法と良く
似ている。しかし、前記の「複合入力」では、必ず2つ
以上のメインキーを同時に打つので、プログラム上の矛
盾が生じることはない。したがって、高速入力時にも
「簡易モード」を使うことができる。文字数の多い4文
字以上の単語を、1回の打けん操作で入力することは難
しいが、音節の区切りとは別に、2文字か3文字単位に
分解すると、比較的容易に高速で入力できることとな
る。しかし、2文字と3文字単位の「複合入力」は、前
述した「no」と「on」、「who 」と「how」のように、
綴りの順序にルールを定めて区別する必要があう。そこ
で、2文字と3文字の単位を次のように区分する。 1.正順の区分 2文字か3文字の単位で「he」や「you」のように子音
が先行し、母音が後になるものや、「sky」のように子
音だけのもの(または母音だけのもの)を「正順」とし
て扱うこととする。 2.逆順の区分 2文字か3文字の単位で、「as 」や「and」のように母
音が先行し、子音が後になるものを「逆順」とし、「サ
ブIII」キーを使って、他と区別する。 3.交互の区分 3文字の単位で、「him」や「one」のように子音と母音
が一つおきになるものを「交互」とし、「サブI」キー
を使って他と区別する。そして、前記のような区分にし
たがって、アルファベットの綴りを15のパターンに分
類したのが、図22、図23に示す表である。なお、図
22、図23に示すパターンでは、同じ子音や母音が重
複する部分は、Lシフトキーを使って入力し、また、各
キーのシフト状態にある子音は、シフトキーやFシフト
キーを使って入力することとなる。
【0163】そこで、本実施例では前述したように、複
合入力手段163のパターン記録手段164に15の英
文のパターン((A)〜(O)のパターン)を記録し、
複数のキーを1打けんで操作した際に、そのキーの組み
合わせのパターンを、パターン比較手段164で比較
し、パターン比較手段164で該当するパターンが発見
された際に前記パターン記録手段163から文字列選択
手段165によって、当該パターンに対応した単語を出
力するようになっているので、2文字単位あるいは3文
字単位の「複合入力」により、すべての単語を高速で入
力できるものである。
【0164】なお、図22に示す2文字の「正順」
(A)・(B)・(C)のパターンを入力する場合に
は、対象の2文字を右指で同時に打って入力するが、
(D)は子音の一つを、(E)は母音の一つを右指で打
ちながら、それぞれLシフトキー119を右の親指か小
指で同時に打って入力すれば良い。また(F)のパター
ンを入力する場合には、母音と子音を右指で同時に打ち
ながら、「サブIIIキー(逆順)」122を右親指か左
指で同時に打って入力すれば良い。
【0165】各キーのシフト状態にある子音は、親指シ
フトで入力する。子音が2つ続く「複合入力」で「by
のように下線部分の子音の1番目がシフト位置であれ
ば、シフトキーを右か左の親指で同時に打って入力し、
slow」のように子音の2番目がシフト位置であれば、
Fシフトキーを右親指で同時に打って入力する。また
blue」のように2つともシフト状態であれば、シフト
キーとFシフトキーを左右の親指で同時に打って入力す
る。子音が2つ続く「複合入力」は、子音の順序が概ね
決まっているが、順序が2組みあるケースも合って、た
とえば「most」と「nuts」では、下線部分が互いに逆に
なるので、前に来る文字との関係を複合入力手段163
が自動的にスペルチェックし、適切な順序を機械的に選
択できるようになっている。なお、「cast」と「cats
のように、前にくる文字が同じで下線部分が逆になる場
合は、出現頻度の高い「st」を優先し、「ts」を入力し
たいときは、「サブIIIキー(逆順)」キー121を左
指で同時に打つか、「st」を入力した後に変換キーを右
か左の親指で打って変換入力すれば良い。また母音が2
つ続く「each」と「aero」なども「ea」を優先し、子音
と同じ方法で打ち分けるようにすれば良い。
【0166】図47は、英語入力における2文字単位の
複合入力の例を示すもので、右親指、右人差指、右中
指、右薬指、右小指の5本の指を図に示す位置に使っ
て、図に示す「east」、「gets」、「jump」、「hel
p」、「pass」、「also」等の英単語を入力することが
できるものである。
【0167】また、図23に示す3文字単位の(G)〜
(N)のパターンは、次のようにして入力する。すなわ
ち、3文字の「正順」(G)・(H)・(I)のパター
ンでは、対象の3文字を右指で同時に打って入力する
が、(J)のパターンでは、子音と母音を右指で同時に
打ちながら、Lシフトキーを右の親指か小指で同時に打
って入力する。また3文字の「逆順」(K)・(L)の
パターンでは、3文字を右指で同時に打ちながら、「サ
ブIIIキー(逆順)」キー122を左指で同時に打って
入力するが、(M)のパターンは、母音と子音を右指で
同時に打ちながら、「サブIIIキー(逆順)」キー12
2を左指で、Lシフトキー117を右の親指か小指で同
時に打って入力すれば良い。さらに、3文字の「交互」
(N)・(O)のパターンでは、3文字を右指で同時に
打ちながら、「サブIキー(交互)」キー121を左指
で同時に打って入力すれば良い。
【0168】3文字の「複合入力」で「dry」のように
子音の1番目がシフト位置であるならば、シフトキーを
右か左の親指で同時に打って入力し、「and」のように
子音の2番目がシフト位置であるならば、Fシフトキー
を右の親指で同時に打って入力すれば良い。また「di
g」のように2つある子音が共にシフト位置であるなら
ば、シフトキーとFシフトキーを左右の親指で同時に打
って入力する。なお、3つの子音全てがシフト位置にな
ることはないので、その説明は省略する。すくないケー
スではあるが、「ten」と「net」のように、全く同じ3
文字の組合わせで互いに文字の順序が入れ替わる場合
は、頻度の高い「ten」をそのまま入力し、「net」の方
は、同じ3文字を打ちながら「サブIIIキー(逆順)」
キー121を同時に打つか、「ten」の入力後に変換キ
ーを打って「net」に変換入力すれば良い。
【0169】図48は、英語入力における3文字単位の
複合入力の例を示すもので、右親指、右人差指、右中
指、右薬指、右小指の5本の指を図に示す位置に使っ
て、図に示す「sketch」、「weight」、「prefer」、
「degree」、「offend」、「outage」等の英単語を入力
することができるものである。
【0170】図49は、英語入力における変速的な指使
いの複合入力の例を示すもので、右親指、右人差指、右
中指、右薬指、右小指の5本の指を図に示す位置に使っ
て、図に示す「shadow」、「outlaw」、「quarts」、
「twenty」、「paying」、「bring」等の英単語を入力
することができるものである。なお、「複合入力」の指
の使い方は、原則的に指のポジションを守りながら、一
部変速的な打ち方になるが、図47に示す例のように、
「子音エリア」で同じ縦列のキーを同時に打つ場合に
は、中指・薬指・小指の各ポジションを1列だけずらし
たり、親指を加えて打つようにすれば良い。同様に、
「母音エリア」でも同じ縦列のキーを2つか3つ同時に
打つような場合には、人差指に親指や中指を加えて打つ
ようにすれば良い。
【0171】本実施例のキー入力装置では、できるだけ
別別のキーを組み合わせて、「複合入力」できるように
配慮してあり、2〜3文字単位の中で、同じキーのシフ
ト位置と非シフト位置の文字が同時に出現することを避
けてあるが、例えば「defy」や「film」などの下線部分
や「fy」や「lm」の組み合わせに限っては、同じキーの
シフト位置と非シフト位置の文字を「複合入力」する必
要がある。この場合「Y」キーや「L」キーを打ちなが
らシフトキーとFシフトキーを左右の親指で同時に打つ
と、入力できるようになっている。また、3文字につい
ても、「pantry」や「every」などの下線部分は、同じ
キーを交互に打って入力する必要があるが、この場合、
「P+A」や「E+V」を打ちながら、「サブI(交互)」キ
ーと「サブIII(逆順)」キーを左指で同時に打つと、
「複合入力」することができる。また、「X」は、「mi
x」や「oxen」など、音節の末尾に使われることが多い
ので、下段左端に右親指で打ちやすく配列してあり、前
にくる母音や、「子音+母音」と同時に打って入力する
場合、「サブI(交互)」キーと「サブIII(逆順)」
キーを使わずに、「複合入力」することができる。な
お、図50は、特殊操作の複合入力例を示すもので、左
指、親指、人差指、中指、薬指、小指を使って図のよう
な単語を入力することができるものである。
【0172】なお、以上説明した「複合入力」におけ
る、単語の1〜3文字単位での分け方には、特定のルー
ルはなく、必ずしも音節の区切りにこだわらず、なるべ
く打ちやすい単位で分けるようにすれば良い。たとえ
ば、4文字の単語の「give」や「fish」は、「2+2」
文字に分け、「this」や「when」や「next」は、「3+
1」文字に分けるようにすると、打ちやすくなる。ま
た、5文字の単語の「field」や「grass」は、「3+
2」文字に分け、「fight」や「basic」は、「2+3」
文字に分けるようにすると、打ちやすくなる。前にも触
れたが、英語で頻度の高い単語は、易しく文字数の少な
いものに多い。2文字の単語では、正順の「he,me,we,d
o,go,no,so,to,by,my」や、逆順の「an,it,us,am,is,a
t,in,on,as」などである。3文字では、正順の「the,sh
e,you,why」、逆順や交互の「and,him,for」、語尾に付
く「〜ing,〜ght,〜tch」などである。さらに、4文字
では、「this,they,them,come,have」や、語尾に付く
「〜tion,〜ough」などである。これらの単語や文字の
組み合せは、lpれまでに説明した「複合入力」によっ
て、極めて簡単に打つことができる。15種類ものパタ
ーンを瞬時に判別して、複数のキーを同時に打つ操作
は、ある程度熟練しないと難しいように思える。しか
し、ここでは全ての単語を「複合入力」できるようにす
るため、多少、複雑で難しい打ち方の例もあげ、めった
に使わないケースも含めて説明した。したがって、すべ
ての打ち方にトライする必要はなく、上にあげたよく使
う打ちやすい単語だけでも十分に効果があり、易しい単
語から次第に難しい単語へt段階的に取り組めば、比較
的導入しやすい。その際、3文字の組み合わせで、打ち
にくい指の使い方については、無理をせず、2文字や1
文字単位に分けて入力すればよい。なお、日本語の場合
も同じ事であるが、この「複合入力」は、あまり頭で覚
えようとせず、ルールをマスターしたうえで、単語ごと
に指のカタチで習熟し、打った後、常にホームポジショ
ンに指を戻すくせをつければ、流れのよい高速入力がも
のになる。
【0173】さて、本実施例では、メインキーエリアの
基準側に3つのサブキー120、121、122を設
け、日本語と英語の場合で、サブキーを使い分けするこ
とにより、サブキーによる各種の多様な入力を可能にし
ているが、以下では、これらサブキーの使い方につい
て、日本語と英語の場合に分けて詳しく説明する。図4
9は、このサブキーの日本語の場合と英語の場合の機能
を示すもので、日本語の場合では、サブIキー120は
単独で押すと常用記号の入力ができ、サブIIキー121
は単独で押すと英語の大文字の入力ができ、サブIIIキ
ー122は単独で押すとテンキー入力ができるようにな
っている。
【0174】また、サブIキー120、サブIIキー12
1はそれぞれよく使う語句や記号を、その頭文字などの
略語で簡単に呼びだせるように登録しておく「略語変
換」キーとしても作用し、より具体的には、サブIキー
120は、漢字と「かな」の慣用語句などが登録され、
サブIIキー121は固有名詞・外来語・数字・記号など
が登録されるようになっている。一方、サブIIIキー1
22は1度変換された語句を順次自動的に登録して、頭
文字1〜2文字で呼び出せるようにした「短縮変換」キ
ーとして作用し、頭文字1〜2文字を右指で打ちなが
ら、サブIIIキー122を左指で、機能シフトキーを右
親指で同時に打てば、短縮変換された文字が呼びだされ
る。この場合、次候補は、変換キーを、前候補は無変換
キーを単独に打って呼びだすようにするのは、通常のワ
ープロ機能と同様である。
【0175】また、前記3つのサブIキー120、サブ
IIキー121、サブIIIキー122を組み合わせて使う
と、次のようになる。すなわち、サブIキー120と、
サブIIキー121とを同時に押すと、半角記号の入力が
可能になり、またサブIIキー121と、サブIIIキー1
22とを同時に押すと、半角数字の入力が可能になる。
さらに、3つのサブIキー120、サブIIキー121、
サブIIIキー122を組み合わせには、「き・く・ち・
つ・っ・ー」の文字コードが生成されるようになってお
り、2音節目が「き・く・ち・つ・っ・ー」になる文章
の入力の効率化を図れるようになっている。具体的に
は、サブIキー120に「つ」が、サブIIキー121に
「く」が、サブIIIキー122に「っ」がそれぞれ配置
され、またサブIキー120と、サブIIキー121との
組み合わせによる打けん操作によって、「ち」の文字コ
ードが生成されるとともにサブIIキー121と、サブII
Iキー122との組み合わせによる打けん操作によっ
て、「き」の文字コードが生成され、さらにサブIキー
120と、サブIIIキー122との組み合わせによる打
けん操作によって、「ー」の文字コードが生成されるよ
うになっている。
【0176】一方、英語の場合では、サブIキー120
は単独で押すと英語の文字順を変える「交互」キーとし
て作用し、また、サブIIキー121は単独で押すと英語
の「空白」の入力ができ、サブIIIキー122は単独で
押すと英語の文字順を変える「逆順」キーとして作用さ
れるようになっている。
【0177】次に、以上のような3つのサブIキー12
0、サブIIキー121、サブIIIキー122を使った日
本語と英語の高速変換方法について説明する。まず、本
実施例では、日本語の高速変換の制御部として、変換し
たい文節の末尾の文字キーと変換キー116とを同時に
打った時に、文節を変換させる同時変換制御部170
と、変換したい文節の末尾の文字キーと変換キー117
とを同時に打った時に文節が変換させる同時無変換制御
部171と、読点や句点をそれぞれ「隣指シフト」で打
ちながら、変換キー116を右か左の親指で打った時に
それまで打った文章が自動的に「かな漢字変換」させる
句読点変換制御部172と、読点や句点をそれぞれ「隣
指シフト」で打ちながら、無変換キー117を右か左の
親指で打った時にそれまで打った文章が自動的に「無変
換入力」させる句読点無変換制御部173と、を具備し
ているので、次のような日本語の高速入力も可能になっ
ている。
【0178】すなわち、たとえば、「あすはいしゃにい
く。」を1度で一括変換しようとすると、「明日歯医
者に行く。あす歯医者に行く。明日は医者に行く。
あすは医者に行く。」の4つのいずれを取るか、ユー
ザー側では一発で決められないが、、本実施例では、文
節の末尾の「読み」つまり、まえの例の「あ」の
「す」か「あす」の「は」を同時に打つと同時変換制
御部並びに同時無変換制御部が作用して、文節変換され
る。従って、この場合には、従来、やたらと文節変換す
るために変換キーや無変換キーの打けんが必要であった
が、それを必要としなくなり、高速入力が可能になるも
のである。
【0179】また前述したように本実施例では、サブI
キー120、サブIIキー121はそれぞれよく使う語句
や記号を、その頭文字などの略語で簡単に呼びだせるよ
うに登録しておく「略語変換」キーとしても作用し、よ
り具体的には、サブIキー120は、漢字と「かな」の
慣用語句などが登録され、サブIIキー121は固有名詞
・外来語・数字・記号などが登録されるようになってお
り、また、サブIIIキー122は1度変換された語句を
順次自動的に登録して、頭文字1〜2文字で呼び出せる
ようにした「短縮変換」キーとして作用し、頭文字1〜
2文字を右指で打ちながら、サブIIIキー122を左指
で、機能シフトキーを右親指で同時に打てば、短縮変換
された文字が呼びだされるようになっているので、「略
語変換」、「短縮変換」の機能を随時呼びだすことがで
き、高速入力の機能を増すことができる。
【0180】図52ないし図54は、日本文の高速入力
の例を指との関係で示したもので、これらの図に示す文
例1ないし10の文章を少ない打けん回数で入力できる
ものである。
【0181】また、3つのサブIキー120、サブIIキ
ー121、サブIIIキー122を使った英語の高速変換
方法は、次のようにして行なう。すなわち、文字や句読
点との「複合スペース」は、サブIIキー121を使っ
て、次のようにして行なう。 1)単語末との複合 単語末との複合は、2〜3文字単位の複合入力か、単語
の末尾の1文字を打ちながら、サブIIキー121を左指
で同時に打って、後に空白を入力する。 2)句読点との複合 句読点との複合は、カンマ(,)、ピリオド(.)を親指
シフトで打ちながらサブIIキー121を左指で同様に打
って、句読点の後に空白を入力する。
【0182】図55は、複合スペースの入力例を示すも
ので、右親指、右人差指、右中指、右薬指、右小指の5
本の指を図に示す位置に使って、図に示すような複合ス
ペースの入力することができる。図55の例のように、
2文字以上の単語は、2〜3文字単位の「複合入力」
か、末尾の1文字を打ちながら、サブIIキー121を同
時に打つと、文字の後に空白が入力される。ただし、1
文字の単語である不定冠詞の「a」に限っては、大文字
の入力と混同するのを避けるため、アルファベット
「A」の1文字とLシフトキーを右小指で同時に打ちな
がら、サブIIキー121を同時に打って「a」の後に空
白を入力する。
【0183】また本実施例のキー入力装置では、高速入
力の制御部として頭文字の略語で登録された特殊な語句
や記号を呼びだす略語変換制御部174と、略語変換用
に登録した語句が呼びだす短縮変換制御部175と、略
語で登録された特殊な語句や記号を呼びだす英語略語変
換制御部176とを具備した構成としているので、文の
始まりや固有名詞の頭文字などを1文字だけ大文字にし
たり、略語や特定の単語をそっくり大文字にしたりを簡
単に実施でき、さらには、日本語と同様に、英語の慣用
語句や固有名詞・数字・記号などを「サブIキー」12
0か「サブIIキー」121等に登録することにより、そ
の文字入力の効率化を図ることができる利点がある。
【0184】なお、本実施例では、英語の場合のテンキ
ー入力は日本語の場合と同じであるため、ここでは説明
を省略する。
【0185】図56は、語頭の大文字の入力例を示すも
ので、右親指、右人差指、右中指、右薬指、右小指の5
本の指を図に示す位置に使って、図に示すような語頭の
大文字の入力することができる。なお、図56の例のよ
うに、1文字の単語である不定冠詞の「a」の大文字
や、人称代名詞の「I」は、1つの大文字と後に続く空
白を一緒に入力するため、サブIIキー121を打ちなが
ら、これらの1文字を同時に打ち、さらにLシフトキー
と機能シフトキーを同時に打って入力する。なお「語頭
の大文字」と前述した単語の末尾の「複合スペース」で
は、同じ「サブIIキー121」を使うが、大文字は必
ず、句読点やスペースの後に入力するので、プログラム
上の矛盾が生じることはない。
【0186】図57ないし図59は、英文の高速入力の
例を指との関係で示したもので、本実施例によれば、こ
れらの図に示す文例1ないし10の文章を少ない打けん
回数で入力できるものである。
【0187】図60は、前述したワープロ機能の配列に
代えて、パソコンのキーボードへの適用を考えたキー入
力装置の第2の実施例を示すもので、表示文字が英語に
なっている他は、前述した実施例のものとほぼ同様であ
り、ここでは同一符号を付してその説明を省略する。
【0188】図61ないし図63は、本発明にかかるキ
ー入力装置の第3の実施例を示すもので、液晶画面をワ
ープロ本体1と一体とした「タテ型タイプ」に本発明を
適用した例を示すものである。「タテ型タイプ」は「ヨ
コ型タイプ」と同様、左手でもって使う場合、メインキ
ーとコントロールキーを右指で打ちながら、サブキーを
左親指で同時にうてるようにしてあり、その場合、隣合
った2個のサブキーを、左親指お腹で同時に打つことも
可能である。また、この第3の実施例にあっても、第1
の実施例とは基本的に同じであり、第1の実施例と同一
の符号を付してここではその説明を省略する。なお、図
62及び図63はそれぞれこのワープロを使用する場合
の図であり、図62は、左手で持ったまま、メインキー
エリア3Aのキーとコントロールキーエリア3Bのキー
とを右指で打ちながら、サブキーエリア3Cのキーを左
手の親指で同時に押して「複合入力」を行なっている状
態を示す。また、図63では、机の上に置いて使う場合
を示し、サブキーエリア3Cに左手の人差指と中指を添
え、コントロールキーの一部を左親指でも打てるように
してあり、多様な「複合入力」を行なっているものであ
る。なお、この「タテ型タイプ」においても、「ヨコ型
タイプ」と同様、手と指の使い方が不自然にならないよ
う人間工学的に配慮してある。それは、持って使う場
合、左親指の自然な位置でサブキーを操作することがで
きる点と、置いて使う場合に両手を八の字に開いて打つ
ので、常に楽な姿勢で操作することができるものであ
る。なお、左手がふさがっている場合は、右指だけの片
手操作でも、すべての文字・数字・記号・機能・モード
が、簡単に入力できるようになっている。
【0189】図64は本発明の第4の実施例を示すもの
で、この実施例ではサブIIキー121とサブIIIキー1
22とをワープロ本体1の右側に配置し、ワープロ本体
を左手でもった時に左手の人差指と中指でサブIIキー1
21とサブIIIキー122と容易に操作できるように配
慮したものである。
【0190】図65は本発明の第5の実施例を示すもの
で、この実施例ではワープロ本体と画面は別個に設け、
キー入力装置だけで全体を構成するようにし、当該キー
入力装置からワープロ本体へは、いわゆるリモコン操作
で情報が送れるようになっているものである。なお、こ
のようなキー入力装置だけで全体が構成されたもので
は、通常のデスクトップ型ワープロ等へもその適用性を
向上することが可能になる。
【0191】なお、本発明は前述した実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変形可能
であることは勿論である。
【0192】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような優れた効果を奏する。請求項1に記載の発明に
よれば、少なくとも上下3段左右5列の15個のキーか
らなりその左右何れか一方側が基準側とされたメインキ
ーエリアを含み、当該メインキーエリアのうち前記基準
側2列のキー群からなるエリアを母音を入力する母音エ
リアに設定し、前記メインキーエリアの残り3列のキー
群からなるエリアを子音を入力する子音エリアに設定し
た構造を基本的特徴としているので、キー入力時に手を
この3段5列のキーに添れば、母音エリアが人差指のポ
ジションとなり、子音エリアが中指・薬指・小指のポジ
ションとなって、活動量の多い人差指によって出現頻度
の高い母音の入力操作を行なうことができる。
【0193】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記メインキーエリアに配置されたキー群のうち各列中段
のキーにホームポジションを示すホームポジション指示
手段を形成したことを特徴としているので、上下3段左
右5列の15個のキー群からなるメインキーエリアの中
における指の置くポジションを容易に識別することがで
きる。
【0194】さらに、請求項3記載の発明によれば、前
記母音エリアおよび/または子音エリアの各キーに、そ
れぞれ予め定められた打ちやすさの順番に基づいて母音
および/または子音を、使用頻度が高い順に配列し、ま
た請求項4に記載のキー入力装置では、前記打ち易さの
順番を中段の基準側から反対側、上段の基準側から反対
側、下段の基準側から反対側の順にしたことを特徴とし
たので、指の中で最も優れた独自の働きと活動力を持っ
ている人差指に最も頻度の高い文字が配置されることと
なり、さらに、中指、薬指、小指の順にアルファベット
の文字が頻度順に配置され、キー入力時の操作性を向上
することができる。
【0195】そして、請求項5に記載のキー入力装置に
よれば、前記母音エリアに日本語の母音「A」、
「I」、「U」、「E」、「O」を入力する母音キーを
設定し、前記子音エリアに前記母音キーと組み合わせて
日本語の「か」行から「わ」行までの清音「K」、
「S」、「T」、「N」、「H」、「M」、「Y」、
「R」、「W」を入力する子音キーを設定しているの
で、人差指の担当エリアに日本語では頻度の高い母音
「A」、「I」、「U」、「E」、「O」が配置され、
中指、薬指、人差指には子音「K」、「S」、「T」、
「N」、「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」が配
置されることとなり、子音と母音が交互に出現する日本
語入力の操作性を向上することができる。
【0196】また、請求項6に記載のキー入力装置によ
れば、前記母音エリアの中段1列に前記基準側から順に
「I」、「A」のキーを配置し、上段1列に前記基準側
から順に「E」、「U」のキーを配置し、さらに下段の
何れかには「O」のキーを配置したものであるから、ホ
ームポジションとなる中段の位置に最もローマ字の出現
頻度の高い「I」、「A」の文字が配列され、さらに上
段、下段と出現頻度の順に「E」、「U」、「O」の母
音キーが位置することとなる。またその母音エリアでの
母音の配列はキーの打ちやすさの順(中段、上段、下段
の順)に「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」とな
ることから、キーの位置が覚えやすいものとなる。
【0197】また、請求項7記載のキー入力装置では、
請求項5または請求項6の何れかに記載のキー入力装置
において、前記子音エリアの中段1列に前記基準側から
順に「K」、「S」、「T」のキーを配置し、上段1列
に前記基準側から順に「N」、「H」、「M」のキーを
配置し、さらに下段1列に前記基準側から順に「Y」、
「R」、「W」のキーを配置しているので、子音エリア
の配列が出現頻度の順に「か」、「さ」、「た」、
「な」、「は」、「ま」、「や」、「ら」、「わ」とな
ることから、子音エリアのキーの位置が覚えやすいもの
となる。
【0198】また、請求項8に記載のキー入力装置で
は、前記メインキーエリアの各キーをシフト状態と非シ
フト状態の何れかに切り替えるシフトキーを有するとと
もに、前記子音エリアのうち「K」、「S」、「T」、
「N」、「H」の各シフト状態には、母音「A」、
「I」、「U」、「E」、「O」と組み合わせて、日本
語の濁音、半濁音を入力する「G」、「Z」、「D」、
「P」、「B」を配列したので、「か」、「さ」、
「た」の入力位置に対応して「が」、「ざ」、「だ」
が、「な」、「は」の入力位置に対応して「ぱ」、
「ば」がそれぞれ配列されることとなり、濁音、半濁音
のキーの位置を覚えやすくすることができる。
【0199】そして、請求項9および請求項10に記載
のキー入力装置によれば、前記請求項5から請求項8ま
での何れかに記載のキー入力装置において、前記メイン
キーエリアの何れかのキーに撥音「ん」、促音「っ」、
句点「、」、読点「。」、長音「ー」を入力するキーを
配置し、母音エリアのキーのうち下段端部のキーを撥音
「ん」のキーとしたことを特徴としたとしているので、
少ないキー数においても、撥音「ん」、促音「っ」、句
点「、」、読点「。」、長音「ー」の打けん回数を1回
の打けん数とすることができ、また特に母音エリアのキ
ーのうち下段端部のキーが撥音「ん」のキーとなってい
ることから、撥音「ん」の入力がやりやすくなる。
【0200】また、請求項11に記載のキー入力装置で
は、前記メインキーエリアの各キーをシフト状態と非シ
フト状態の何れかに切り替えるシフトキーを有するとと
もに、前記母音エリアのキーのシフト状態には句読点の
カンマ「,」、ピリオド「.」、ハイフン「-」、アポス
トロフィ「′」を設定したので、文章入力の際に、人差
指によって句読点のカンマ「,」、ピリオド「.」、ハイ
フン「-」、アポストロフィ「′」を簡単に入力するこ
とができる。
【0201】なお、請求項12に記載のキー入力装置で
は、請求項1から請求項11に記載のキー入力装置にお
いて、ローマ字入力による日本語入力モードとアルファ
ベット入力による英字モードとを切り替える切替手段を
有することとしているので、日本語と英語の入力切り替
えができ、同じ配列で、日本語と英語の入力ができるこ
ととなる。また、請求項13に記載のキー入力装置で
は、母音エリアのキーの下段のキーを「O」のおよび
「X」のキーとしたので、アルファベットとしての出現
頻度が少なく、また日本語入力の際にほとんど使用頻度
のない「X」が少ないキー配列の中に効率的に位置する
こととなる。
【0202】そして、請求項14に記載のキー入力装置
では、請求項12または請求項13に記載のキー入力装
置でおいて、前記子音エリアの中段1列の中指のホーム
ポジションとなるキーの位置に、「K/C」のキーを配
置し、当該「K/C」のキーを、日本語モード時には子
音「K」となり、前記英字モード時にはアルファベット
の「C」となるように設定したので、日本語で良く使わ
れるが、英語では頻度の低い「K」を英語入力時には別
配置にして、頻度の高い「C」を人差指の最も使い勝手
の良い位置にすることができる。
【0203】また、請求項15に記載のキー入力装置
は、請求項12から請求項14までの何れかに記載のキ
ー入力装置において、前記メインキーエリアの各キーを
シフト状態と非シフト状態の何れかに切り替えるシフト
キーを有するようにし、前記メインキーエリアのキーの
シフト状態には前記基準側から順にハイフン記号
「-」、アポストロフィ記号「′」、「P」、「B」、
「L」を配置し、中段のシフト状態には、前記基準側か
ら順にピリオド「.」、カンマ「,」、「G」、「Z」、
「D」を配置し、さらに下段のシフト状態には、前記基
準側から順に「J」、「Q」、「F」、「V」、「K」
を配置したことを特徴とするものであるから、句読点の
ピリオド「.」、カンマ「,」、ハイフン記号「-」、ア
ポストロフィ記号「′」、さらには子音の「P」、
「B」、「L」、「J」、「Q」、「F」、「V」、
「K」の英語標準入力もシフト操作によって可能にな
る。
【0204】また請求項16に記載のキー入力装置は、
請求項1から請求項15までの何れかに記載のキー入力
装置において、前記メインキーエリアの各キーを文字キ
ー状態から機能キー状態に切り替える機能コントロール
キーを有するとともに、メインキーエリアの各キーの機
能キー状態には「後退、削除、改行、実行、取消、タ
ブ、移動、領域設定、単漢字、前候補、部首別、分野
別」等の機能を設定したので、機能コントロールキーの
操作によって、メインキーエリアの各キーを機能状態と
することができ、上下3段左右5列の15個の各キーを
使って、「後退、削除、改行、実行、取消、タブ、移
動、領域設定、単漢字、前候補、部首別、分野別」等の
機能を操作することができる。
【0205】また、請求項17記載のキー入力装置で
は、請求項16に記載のキー入力装置において、前記機
能コントロールキーを、中段の1列を人差指、中指、薬
指、小指を待機させておくホームポジションとした際
に、親指で打けん可能な位置に配置したので、親指と、
人差指、中指、薬指、小指の片手5本の指の組合わせに
よるキー操作をより簡単にすることができる。
【0206】また、請求項18に記載のキー入力装置
は、請求項16または請求項17に記載のキー入力装置
において、機能コントロールキーを、前記メインキーエ
リアの前記基準側に配置された複数のサブキーと、前記
メインキーエリアの下段側に配置された複数のコントロ
ールキーとを含む構成としたので、複数のサブキーの組
み合わせを加えることによって、機能操作を簡単にする
ことが可能になる。
【0207】請求項19に記載のキー入力装置によれ
ば、請求項1から請求項18までの何れかに記載のキー
入力装置において、前記メインキーエリアの各キーがシ
フト状態と非シフト状態の何れかに切り替えるシフトキ
ーを有するとともに、複数のキーを所定の組み合わせで
同時に打けんした際に前記同時に打けんされたキーのう
ち一方のキーのシフト状態に設定された記号のコードを
生成する隣指シフト入力手段を具備してなるものである
から、シフトキーによるシフト操作をすることなく、シ
フト位置にある文字を入力することができる。
【0208】また、請求項20に記載のキー入力装置で
は、複数のキーを所定の組み合わせで同時に打けんした
際に所定の機能を実行する機能シフト入力手段を具備す
るようにしたので、機能コントロールキーの操作によら
ず、機能操作ができ、より多様な機能選定が可能にな
る。
【0209】そして請求項21に記載のキー入力装置で
は、請求項19または請求項20に記載のキー入力装置
において、前記所定の組み合わせは同じ段で隣り合う2
つのキーの組み合わせとしたことを特徴とするので、人
差指と中指、中指と薬指、薬指と小指といった隣どうし
の指を使ってシフト操作をすることができ、シフト位置
にある文字を入力することができる。
【0210】また、請求項22に記載のキー入力装置で
は、請求項19から請求項21までの何れかに記載のキ
ー入力装置において、前記所定の組み合わせは、上段も
しくは中段のキーとその一つ下の段で前記基準側とは反
対側にあるキーとの組み合わせとしたので、人差指と中
指、中指と薬指、薬指と小指といった隣どうしの指のう
ち、指の長さの短い方を、常に下のキー操作とするの
で、自然な指の状態で、キーをシフト操作することがで
き、シフト位置にある文字を入力することができる。
【0211】また、請求項23に記載のキー入力装置
は、請求項1から請求項22までの何れかに記載のキー
入力装置において、前記メインキーエリアに配列された
キーを複数同時に打けんした際に前記同時に打けんされ
たキーの組み合わせに対して予め設定された記号コード
を生成する複合入力手段を具備する構造としたので、複
数のキーの組み合わせを使うことによって、ピアノの和
音のように文字・数字・記号・機能・モードを、「複合
入力」することができる。
【0212】さらに、請求項24に記載のキー入力装置
では、複合入力手段を、拗音もしくは重母音となる母音
が設定された母音キーを複数同時に打けんした際に前記
拗音もしくは重母音の日本語文字コードを生成する母音
複合入力手段を具備したものとしたので、ピアノの和音
のようにキー操作することにより、「しゃ」、「し
ゅ」、「しょ」などの拗音や、「AI」、「UI」、
「EI」、「UU」、「OU」などの2重母音の続く
語、例えば「会計(KAIKEI)」などの語を(KA
I)で1回、(KEI)で1回の打けん操作で入力する
ことが可能になる。
【0213】また、請求項25に記載のキー入力装置の
複合入力手段は、複数のキーの組み合わせパターン及び
当該パターンに対応する文字列を記録したパターン記録
手段と、複数のキーが同時に打けんされた際に当該同時
に打けんされたキーの組み合わせを前記パターン記録手
段に記録されたパターンと比較するパターン比較手段
と、前記パターン比較手段で該当するパターンが発見さ
れた際に前記パターン記録手段から当該パターンに対応
した前記文字列を取得して出力する文字列選択手段とを
具備したことを特徴とするものであるから、複数のキー
を1打けんで操作した際に、そのキーの組み合わせのパ
ターンを、パターン比較手段で比較し、パターン比較手
段で該当するパターンが発見された際に前記パターン記
録手段から文字列選択手段によって、当該パターンに対
応した前記文字列が取得され、出力される。
【0214】また、請求項26に記載のキー入力装置
は、請求項25に記載のキー入力装置において、前記キ
ー組合わせパターンに対応して文字並びが異なる複数の
文字列が設定され、前記文字列選択手段は所定のキー操
作により前記複数の文字列を順次選択するように構成し
たものであるから、パターンの異なる文字列が選択され
ても、所定のキー操作により文字列の順序を変更するこ
とができ、例えば「no」や「on」のように、母音+子音
の順がどちらでもいいような場合には、その文字順を入
力時に機能キーを押すことにより正確に表示することが
できる。
【0215】また、請求項27に記載のキー入力装置
は、請求項25または請求項26に記載のキー入力装置
において、前記パターンを、英文のルファベットの綴り
について、2文字単位の6つのパターン(A)子音+母
音、(B)子音+子音、(C)母音+母音、(D)重複
の子音、(E)重複の母音、(F)母音+子音と、3文
字単位の9つのパターン(G)子音+母音+子音、
(H)子音+子音+母音、(I)子音+子音+子音、
(J)子音+重複の母音、(K)母音+母音+子音、
(L)母音+子音+子音、(M)母音+重複の子音、
(N)子音+母音+子音、(O)母音+子音+母音の合
計15のパターンにまとめたものであるから、特に、英
語の入力においては、1打けんで複合入力した単語を1
5のパターン中から検索して高速入力することが可能に
なる。
【0216】また、請求項28に記載のキー入力装置
は、請求項25または請求項26に記載のキー入力装置
において、前記パターンを日本語のローマ字入力の綴り
について「しゃ」、「しゅ」、「しょ」などの「子音+
Y+母音」等の拗音のパターンにまとめたものであるか
ら、母音と子音の同時入力が可能になるとともに拗音の
1打けんでの高速入力が可能になる。
【0217】また、請求項29に記載のキー入力装置
は、請求項25または請求項26に記載のキー入力装置
において、前記パターンを日本語のローマ字入力の綴り
について「あん」、「いん」、「うん」などの「母音+
撥音」、「かん」、「きん」、「くん」などの「子音+
撥音」等の撥音を最後に含むパターンにまとめたもので
あるから、「子音+撥音」等の撥音を最後に含む文字列
の高速入力が可能になる。
【0218】そして、請求項30に記載のキー入力装置
は、請求項1から請求項29に記載のキー入力装置にお
いて、前記メインキーエリアに設定されたカーソル移動
キーと、前記カーソル移動キーが押された際にワープ
ロ、パソコン等のモニターが表示するカーソルを移動さ
せるカーソル移動信号を出力するカーソル移動信号出力
手段とを具備したことを特徴とするものであるから、メ
インキーエリアに設定されたカーソル移動キーに指を置
いてカーソル移動キーが押すと、カーソル移動信号出力
手段からカーソル移動信号が出力され、カーソルがキー
操作によって操作されることとなる。
【0219】また、本発明では、以上により、左側もし
くは右側2列の母音キーのエリアを人差指の打けんエリ
アとし、残り右側もしくは左側3列の子音キーのエリア
を左側から順に中指、薬指、小指に打けんエリアとし得
て、指の分担として、経験的に最も良く打てることが知
られている位置、すなわち3段5列の左側もしくは右側
2列に人差指の位置を、残り右側もしくは左側3列に中
指・薬指・小指の位置を割り当てることができる。そし
て、中段の2列から5列目までを、4本の指を待機させ
ておくホームポジションにすることにより、右手だけで
最も効率良く打てることができ、これにより、「文字・
記号・機能・モード」を一般のキーボード以上に覚えや
すく、打ちやすい順序で複合的に配列し、いくつかのキ
ーを組み合わせて同時に打ち、全てブラインドタッチで
素早く入力できる。また、本発明では、キーボードの数
を従来のキーボードの半分以下に減らすことによってポ
ケッタブルな手帳型あるいはパームトップ型のワープ
ロ、パソコン等にも使い勝手を悪くすることなく、設置
できるといった利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる3段5列のキー配列におけるキ
ー入力装置と、右手の指の担当エリアとの関係を示した
平面図である。
【図2】メインキーエリアとコントロールキーエリアの
キーにそれぞれ打ちやすさの順番を示したキー入力装置
の平面図である。
【図3】SKY配列の発表資料より引用したローマ字出
現頻度を示す図である。
【図4】キー入力装置のキーにローマ字の配置した平面
図である。
【図5】はぎのよしか著「英文ワープロ検定教本」より
引用したアルファベットの出現頻度を示す図である。
【図6】QWERTY配列およびDvorak配列を説明するために
示した平面図である。
【図7】本発明の第1の実施例にかかるキー入力装置の
斜視図である。
【図8】前記実施例にかかるキー入力装置の使用状態を
示す斜視図である。
【図9】前記実施例にかかるキー入力装置の使用状態を
示す斜視図である。
【図10】前記実施例にかかるキー入力装置の主要部を
示す平面図である。
【図11】前記実施例にかかるキー入力装置のローマ字
入力の際の文字の割付例を示す平面図である。
【図12】前記実施例にかかるキー入力装置の英文モー
ドの際の文字の割付例を示す平面図である。
【図13】前記実施例にかかるキー入力装置の機能キー
の割付を説明するために示した平面図である。
【図14】前記実施例にかかるキー入力装置の複合機能
の打ち方を示す図である。
【図15】前記実施例にかかるキー入力装置のローマ字
入力の際文字の割付例を示す平面図である。
【図16】前記実施例にかかるキー入力装置の各種標準
モードの切替を説明するために示した図である。
【図17】前記実施例にかかるキー入力装置の複合機能
の打ち方を示す図である。
【図18】サブキーの機能を説明するために示したブロ
ック図である。
【図19】前記実施例にかかるキー入力装置の内部構成
を示すブロック図である。
【図20】前記実施例にかかるキー入力装置の隣指シフ
ト機能を説明するために示した平面図である。
【図21】前記実施例にかかるキー入力装置の内部構成
を示すブロック図である。
【図22】パターン記録手段に記録される英文の2文字
単位のパターンを示す図である。
【図23】パターン記録手段に記録される英文の3文字
単位のパターンを示す図である。
【図24】前記実施例にかかるキー入力装置の内部構成
を示すブロック図である。
【図25】前記実施例にかかるキー入力装置の内部構成
を示すブロック図である。
【図26】50音の入力表を示す図である。
【図27】50音の入力表を示す図である。
【図28】撥音、促音、句読点、長音記号の入力表を示
す図である。
【図29】小文字の入力表を示す図である。
【図30】子母音の同時入力の例を示す図である。
【図31】拗音の入力の例を示す図である。
【図32】音読み語の入力の例を示す図である。
【図33】音読み語の入力の例を示す図である。
【図34】音読み語の入力の例を示す図である。
【図35】訓読み語の入力の例を示す図である。
【図36】カタカナ語の入力の例を示す図である。
【図37】拗音の入力の例を示す図である。
【図38】拗音の入力の例を示す図である。
【図39】撥音を含む50音の複合入力の例を示す図で
ある。
【図40】撥音を含む50音の複合入力の例を示す図で
ある。
【図41】2重母音の複合入力の例を示す図である。
【図42】2重母音の複合入力の例を示す図である。
【図43】2重母音の複合入力の例を示す図である。
【図44】2重母音の複合入力の例を示す図である。
【図45】前記実施例にかかるキー入力装置の複合入力
を説明するために示したフローチャートである。
【図46】前記実施例にかかるキー入力装置の複合入力
を説明するために示した打鍵タイミングの図である。
【図47】英語の2文字単位の複合入力の例を示す図で
ある。
【図48】英語の3文字単位の複合入力の例を示す図で
ある。
【図49】変速的な指使いの複合入力の例を示す図であ
る。
【図50】特殊操作の指使いの複合入力の例を示す図で
ある。
【図51】サブキーの機能を説明するために示した平面
図である。
【図52】日本文の高速入力の例を示す図である。
【図53】日本文の高速入力の例を示す図である。
【図54】日本文の高速入力の例を示す図である。
【図55】複合スペースの入力例を示す図である。
【図56】語頭の大文字の入力例を示す図である。
【図57】英文の高速入力の例を示す図である。
【図58】英文の高速入力の例を示す図である。
【図59】英文の高速入力の例を示す図である。
【図60】本発明の第2の実施例にかかるもので、パソ
コン仕様におけるキー入力装置の文字の割付を示す平面
図である。
【図61】本発明の第3の実施例を示す斜視図である。
【図62】本発明の第3の実施例の使用状態を示す斜視
図である。
【図63】本発明の第3の実施例の使用状態を示す斜視
図である。
【図64】本発明の第4の実施例を示す斜視図である。
【図65】本発明の第5の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ワープロ本体 2 蓋体 2a 画面 3 キー入力装置 3A メインキーエリア 3B コントロールキーエリア 3C サブキーエリア 3D 母音エリア 3E 子音エリア 120 サブIキー 121 サブIIキー 122 サブIIIキー

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上下3段左右5列の15個
    のキーからなりその左右何れか一方側が基準側とされた
    メインキーエリアを含み、当該メインキーエリアのうち
    前記基準側2列のキー群からなるエリアが母音を入力す
    る母音エリアに設定され、前記メインキーエリアの残り
    3列のキー群からなるエリアが子音を入力する子音エリ
    アに設定されていることを特徴とするキー入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキー入力装置であっ
    て、前記メインキーエリアに配置されたキー群のうち各
    列中段のキーにはホームポジションを示すホームポジシ
    ョン指示手段が形成されていることを特徴とするキー入
    力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のキー
    入力装置であって、前記母音エリアおよび/または子音
    エリアの各キーには、それぞれ予め定められた打ちやす
    さの順番に基づいて母音および/または子音が使用頻度
    が高い順に配列されていることを特徴とするキー入力装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のキー入力装置であっ
    て、前記打ち易さの順番は中段の基準側から反対側、上
    段の基準側から反対側、下段の基準側から反対側の順で
    あることを特徴とするキー入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までの何れかに
    記載のキー入力装置であって、前記母音エリアには日本
    語の母音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」を入
    力する母音キーが設定され、前記子音エリアには前記母
    音キーと組み合わせて日本語の「か」行から「わ」行ま
    での清音「K」、「S」、「T」、「N」、「H」、
    「M」、「Y」、「R」、「W」を入力する子音キーが
    設定されていることを特徴とするキー入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のキー入力装置であっ
    て、前記母音エリアの中段1列には前記基準側から順に
    「I」、「A」のキーが配置され、上段1列には前記基
    準側から順に「E」、「U」のキーが配置され、さらに
    下段の何れかには「O」のキーが配置されていることを
    特徴とするキー入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6の何れかに記
    載のキー入力装置であって、前記子音エリアの中段1列
    には前記基準側から順に「K」、「S」、「T」のキー
    が配置され、上段1列には前記基準側から順に「N」、
    「H」、「M」のキーが配置され、さらに下段1列には
    前記基準側から順に「Y」、「R」、「W」のキーが配
    置されていることを特徴とするキー入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のキー入力装置であっ
    て、前記メインキーエリアの各キーをシフト状態と非シ
    フト状態の何れかに切り替えるシフトキーを有するとと
    もに、前記子音エリアのうち「K」、「S」、「T」、
    「N」、「H」の各シフト状態には、母音「A」、
    「I」、「U」、「E」、「O」と組み合わせて、日本
    語の濁音、半濁音を入力する「G」、「Z」、「D」、
    「P」、「B」が配列されていることを特徴とするキー
    入力装置。
  9. 【請求項9】 請求項5から請求項8までの何れかに記
    載のキー入力装置であって、前記メインキーエリアの何
    れかのキーに撥音「ん」、促音「っ」、句点「、」、読
    点「。」、長音「ー」を入力するキーが配置されている
    ことを特徴とするキー入力装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のキー入力装置であっ
    て、母音エリアのキーのうち下段端部のキーが撥音
    「ん」のキーとされていることを特徴とするキー入力装
    置。
  11. 【請求項11】請求項1から請求項10までの何れかに
    記載のキー入力装置であって、前記メインキーエリアの
    各キーをシフト状態と非シフト状態の何れかに切り替え
    るシフトキーを有するとともに、前記母音エリアのキー
    のシフト状態には句読点のカンマ「,」、ピリオ
    ド「.」、ハイフン「-」、アポストロフィ「′」が設定
    されていることを特徴とするキー入力装置。
  12. 【請求項12】請求項1から請求項11に記載のキー入
    力装置であって、ローマ字入力による日本語入力モード
    とアルファベット入力による英字モードとを切り替える
    切替手段を有することを特徴とするキー入力装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載のキー入力装置であっ
    て、母音エリアのキーの下段のキーが「O」および
    「X」のキーであることを特徴とするキー入力装置。
  14. 【請求項14】請求項12または請求項13に記載のキ
    ー入力装置であって、前記子音エリアの中段1列の中指
    のホームポジションとなるキーの位置に、「K/C」の
    キーが配置され、当該「K/C」のキーは、日本語モー
    ド時には子音「K」となるとともに、前記英字モード時
    にはアルファベットの「C」となるように設定されてい
    ることを特徴とするキー入力装置。
  15. 【請求項15】請求項12から請求項14までの何れか
    に記載のキー入力装置であって、前記メインキーエリア
    の各キーをシフト状態と非シフト状態の何れかに切り替
    えるシフトキーを有するとともに、前記メインキーエリ
    アの上段のシフト状態には前記基準側から順にハイフン
    記号「-」、アポストロフィ記号「′」、「P」、
    「B」、「L」が配置され、中段のシフト状態には、前
    記基準側から順にピリオド「.」、カンマ「,」、
    「G」、「Z」、「D」が配置され、さらに下段のシフ
    ト状態には、前記基準側から順に「J」、「Q」、
    「F」、「V」、「K」が配置されていることを特徴と
    するキー入力装置。
  16. 【請求項16】請求項1から請求項15までの何れかに
    記載のキー入力装置であって、前記メインキーエリアの
    各キーを文字キー状態から機能キー状態に切り替える機
    能コントロールキーを有するとともに、メインキーエリ
    アの各キーの機能キー状態には「後退、削除、改行、実
    行、取消、タブ、移動、領域設定、単漢字、前候補、部
    首別、分野別」等の機能が設定されていることを特徴と
    するキー入力装置。
  17. 【請求項17】請求項16に記載のキー入力装置であっ
    て、前記機能コントロールキーは、中段の1列を人差
    指、中指、薬指、小指を待機させておくホームポジショ
    ンとした際に、親指で打けん可能な位置に配置されてい
    ることを特徴とするキー入力装置。
  18. 【請求項18】請求項16または請求項17に記載のキ
    ー入力装置であって、機能コントロールキーは、前記メ
    インキーエリアの前記基準側に配置された複数のサブキ
    ーと、前記メインキーエリアの下段側に配置された複数
    のコントロールキーとを含むことを特徴とするキー入力
    装置。
  19. 【請求項19】請求項1から請求項18までの何れかに
    記載のキー入力装置であって、前記メインキーエリアの
    各キーをシフト状態と非シフト状態の何れかに切り替え
    るシフトキーを有するとともに、複数のキーを所定の組
    み合わせで同時に打けんした際に前記同時に打けんされ
    たキーのうち一方のキーのシフト状態に設定された記号
    のコードを生成する隣指シフト入力手段を具備したこと
    を特徴とするキー入力装置。
  20. 【請求項20】請求項16から請求項18までの何れか
    に記載のキー入力装置であって、複数のキーを所定の組
    み合わせで同時に打けんした際に所定の機能を実行する
    機能シフト入力手段を具備したことを特徴とするキー入
    力装置。
  21. 【請求項21】請求項19または請求項20に記載のキ
    ー入力装置であって、前記所定の組み合わせは同じ段で
    隣り合う2つのキーの組み合わせであることを特徴とす
    るキー入力装置。
  22. 【請求項22】請求項19から請求項21までの何れか
    に記載のキー入力装置であって、前記所定の組み合わせ
    は上段もしくは中段のキーとその一つ下の段で前記基準
    側とは反対側にあるキーとの組み合わせであることを特
    徴とするキー入力装置。
  23. 【請求項23】請求項1から請求項22までの何れかに
    記載のキー入力装置であって、前記メインキーエリアに
    配列されたキーを複数同時に打けんした際に前記同時に
    打けんされたキーの組み合わせに対して予め設定された
    記号コードを生成する複合入力手段を具備したことを特
    徴とするキー入力装置。
  24. 【請求項24】請求項23に記載のキー入力装置であっ
    て、前記複合入力手段は、拗音もしくは重母音となる母
    音が設定された母音キーを複数同時に打けんした際に前
    記拗音もしくは重母音の日本語文字コードを生成する母
    音複合入力手段を具備したことを特徴とするキー入力装
    置。
  25. 【請求項25】請求項23または請求項24に記載のキ
    ー入力装置であって、前記複合入力手段は、複数のキー
    の組み合わせパターン及び当該パターンに対応する文字
    列を記録したパターン記録手段と、複数のキーが同時に
    打けんされた際に当該同時に打けんされたキーの組み合
    わせを前記パターン記録手段に記録されたパターンと比
    較するパターン比較手段と、前記パターン比較手段で該
    当するパターンが発見された際に前記パターン記録手段
    から当該パターンに対応した前記文字列を取得して出力
    する文字列選択手段とを具備したことを特徴とするキー
    入力装置。
  26. 【請求項26】請求項25に記載のキー入力装置であっ
    て、前記キーの組合わせパターンに対応して文字並びが
    異なる複数の文字列が設定され、前記文字列選択手段は
    所定のキー操作により前記複数の文字列を順次選択する
    ように構成されていることを特徴とするキー入力装置。
  27. 【請求項27】請求項25または請求項26に記載のキ
    ー入力装置であって、前記パターンは、英文のアルファ
    ベットの綴りについて、2文字単位の6つのパターン
    (A)子音+母音、(B)子音+子音、(C)母音+母
    音、(D)重複の子音、(E)重複の母音、(F)母音
    +子音と、3文字単位の9つのパターン(G)子音+母
    音+子音、(H)子音+子音+母音、(I)子音+子音
    +子音、(J)子音+重複の母音、(K)母音+母音+
    子音、(L)母音+子音+子音、(M)母音+重複の子
    音、(N)子音+母音+子音、(O)母音+子音+母音
    の合計15のパターンにまとめたものであることを特徴
    とするキー入力装置。
  28. 【請求項28】請求項25または請求項26に記載のキ
    ー入力装置において、前記パターンは日本語のローマ字
    入力の綴りについて「しゃ」、「しゅ」、「しょ」など
    の「子音+Y+母音」等の拗音のパターンにまとめたも
    のであることを特徴とするキー入力装置。
  29. 【請求項29】請求項25または請求項26に記載のキ
    ー入力装置において、前記パターンは日本語のローマ字
    入力の綴りについて「あん」、「いん」、「うん」など
    の「母音+撥音」、「かん」、「きん」、「くん」など
    の「子音+撥音」などの撥音を最後に含むパターンにま
    とめたものであることを特徴とするキー入力装置。
  30. 【請求項30】 請求項1から請求項29に記載のキー
    入力装置であって、前記メインキーエリアに設定された
    カーソル移動キーと、前記カーソル移動キーが押された
    際にワープロ、パソコン等のモニターが表示するカーソ
    ルを移動させるカーソル移動信号を出力するカーソル移
    動信号出力手段とを具備したことを特徴とするキー入力
    装置。
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