JP3466313B2 - キー入力装置 - Google Patents

キー入力装置

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JP3466313B2
JP3466313B2 JP03673895A JP3673895A JP3466313B2 JP 3466313 B2 JP3466313 B2 JP 3466313B2 JP 03673895 A JP03673895 A JP 03673895A JP 3673895 A JP3673895 A JP 3673895A JP 3466313 B2 JP3466313 B2 JP 3466313B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字入力装置ないし入
力方法の分野で利用されるキー入力装置に係わり、詳し
くは、小型の電子手帳、小型のワードプロセッサ(ワー
プロ)やパーソナルコンピュータ(パソコン)等に用い
られるキーボードとして、入力操作を行なえるようにし
たキー入力装置に関するものである。
【0002】ワープロやパソコンは、「漢字かな交じり
文」をはじめ、いろいろな文字・記号・図形などを自由
自在に入力し、編集し、印刷し、保存するといった優れ
た機能があリ、これからの時代に欠かせないツール
(「筆記具」)となっている。ワープロやパソコンを使
いながら誰もが思うことは、日本語を入力するときのキ
ーボードの覚えにくさと打ちにくさである。しかも、い
ろいろな打ち方があって、すでによく知られている方式
だけでも「JISかな」、「ローマ字入力(QWERT
Y配列)」、「親指シフト」、「新JISかな」などが
ある。いずれも一長一短があって、将来性まで考えると
選択に迷うばかりである。
【0003】例えば、「JISかな」の場合は、「かな
文字」の数に合わせてキーがやたらと多く、しかも、4
段に配列されているので打ちにくい。その上、文字配列
に規則性がなく複雑なので、その位置を覚える苦労も加
わって、ブランインドタッチをものにするのが難しい。
なお、横にアイウエオ順に並べられたものがあるが、濁
音や半濁音を入力する場合には、清音をキー入力した上
で、濁点記号「″」あるいは半濁点記号「°」をもう一
度キー入力し、結局2回キーを押さなければならないな
ど、その操作性が悪い。
【0004】また、日本語の入力方式で、最も合理的で
優れていると思われる「親指シフト」や、それと似てい
る「新JISかな」の場合は、1つのキーに2つの文字
を割り当て、親指や小指のシフトで打ち分ける。したが
って、3段の配列に収まってキーの数も少なく、ブライ
ンドタッチで打ちやすい効率的な設計になっている。し
かし、文字の位置をマスターすることの苦労が「JIS
かな」とあまり変わらないので、今後の普及率や他のボ
ードとの互換性も考えると、二の足を踏む人が多い。
【0005】一方、「ローマ字入力」の場合は、文字数
の少ない英語の入力に似ていて、キーの数も少なく、打
ちやすい3段の配列なので、比較的ブラインドタッチに
取り組みやすい。現在、専門家を除いた一般のワープロ
・パソコン人口で、男性はその80%以上がローマ字党
と言われている。
【0006】ところが、一見効率的な「ローマ字入力」
も、文字キーが子音と母音に分れていて、一つの「かな
文字」を2度打ちして入力しなければならない。そのた
め「JISかな」よりキーを打つ回数が多くなり、入力
時間が長くなる欠点は否めない。そこで、本出願人は、
複数のキーを同時に入力して1音節以上の文字を入力
し、キー入力の打けん操作を少なくして入力時間を短く
したキー入力装置を提案している。
【0007】この際、同時に入力された複数のキーの並
びを入力者が指示していたのでは、入力操作が煩雑とな
ってかえって効率が低下してしまう。そこで、本出願人
は、複数のキーが同時に入力された場合には、所定のル
ールに基づいてその並び順序を自動的に設定する機能を
設けて効率低下を防止していた。例えば、日本語の音節
は通常「子音+母音」の順序で並ぶため、入力されたキ
ーが子音および母音であるかのチェックを行った後に、
子音と母音とが1つずつあれば、基本的に「子音+母
音」の順序で出力するように設定していた。さらに、本
出願人は、「子音+母音」形式の1音節の文字だけでな
く、しゃ(SYA)、しゅ(SYU)等の単拗音や、し
ょう(SYOU)、しゅう(SYUU)等の長拗音、あ
るいは日本語の音読みで頻出する2音節目が「い・う・
ん・き・く・ち・つ・っ」となる文字、例えば「回(K
AI)、方(HOU)、管(KAん)、的(TEき)、
確(KAく)、一(Iち)、実質(ZIっ・SIつ)」
などの3つ以上のキーを同時に打けんして1音節あるい
は2音節以上の文字を同時入力できるようにして、より
一層の高速化をはかっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに複数のキーを同時に打けんし、所定の順序で並べて
文字列を生成する場合に、種々のルールを作成し、入力
の度にそのルールに照らし合わせて順序を決定して処理
するのでは、文字列生成処理が複雑となってキー入力に
対する画面表示が遅れて操作性が低下するおそれがある
という問題があった。
【0009】本発明は前記事情に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、複数のキーを同時に打け
んした際の文字列の生成処理を迅速に行えて操作性を向
上できるキー入力装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のキー入力装置
は、複数のキーが同時に打けんされたことを検出する複
合入力検出手段と、1つ以上のキーの組合せパターン及
び当該パターンに対応する文字列を記録したパターン記
録手段と、打けんされたキーの入力パターンを前記パタ
ーン記録手段に記録された組合せパターンと比較するパ
ターン比較手段と、前記パターン比較手段で入力パター
ンに一致する組合せパターンが検出された際に前記パタ
ーン記録手段から当該パターンに対応した前記文字列を
取得して出力する文字列選択手段とを具備し、前記複数
のキーは、文字入力用の文字キーと、各種機能を実行す
る特殊キーとで構成され、前記パターン記録手段におけ
る組合せパターンは、前記文字キー部分におけるパター
ンと、特殊キー部分におけるパターンとに分けられて記
憶され、前記パターン比較手段は、入力キーの入力パタ
ーンを、文字キー部分のパターンと特殊キー部分のパタ
ーンとに分けて比較するものであることを特徴とする。
【0011】この際、前記パターン比較手段は、文字キ
ー部分の入力パターンがパターン記録手段に記録された
組合せパターンに一致した場合のみ、特殊キー部分のパ
ターン比較処理を行うものであることが好ましい。
【0012】また、前記パターン記録手段に記録された
キーの組合せパターンは数字コードで表され、前記パタ
ーン比較手段は、キーの入力パターンを数字コードで表
して前記パターン記録手段の組合せパターンと比較する
ものであることが好ましい。さらに、前記パターン比較
手段は、前記パターン記録手段に記録されたキーの組合
せパターンを複数のゾーンに分け、入力されたパターン
がどのゾーンに含まれるかを検索し、該当するゾーンが
検出されたら、そのゾーンにおける各組合せパターンと
前記入力パターンとを順次比較検出するものでもよい。
なお、入力されたパターンがどのゾーンに含まれるかを
検索する場合、前記パターン記録手段に記録された一連
の組合せパターンを、各ゾーンに含まれるパターン数が
ほぼ同一となるように2分割し、入力されたキーの組合
せパターンがどちらのゾーンに含まれているかをチェッ
クする2分検索処理を繰り返し、キーの入力パターンが
予め設定されたゾーン(例えば、各ゾーン内に含まれる
パターン数がある数以下になるように分けられた各ゾー
ン)に含まれることを検索する手段などが採用できる。
【0013】
【作用】このような本発明においては、ピアノの和音の
ように、複数のキーを打けんした際に、打けんされた複
数のキーの入力パターンをパターン記録手段に記録され
た組合せパターンと比較し、一致するパターンが検出さ
れれば対応する文字列を出力する。このため、入力され
たキーを検知して所定のルールに照らし合わせて並べる
場合に比べて、予め各種ルールに基づいて作成された変
換テーブルを利用して処理することになるため、迅速に
処理することが可能となり、操作性も向上し、高速入力
も可能となる。
【0014】この際、前記複数のキーを文字キーと特殊
キーとで構成し、各文字キー部分の組合せパターンと特
殊キー部分の組合せパターンとを分けてパターン記録手
段に記録し、パターン比較手段で入力キーの入力パター
ンを文字キー部分の入力パターンと特殊キー部分の入力
パターンとに分けて比較しているので、比較すべきパタ
ーン数が少なくなって処理が短縮される。特に、特殊キ
ーは押されることが無い場合もあるため、文字キー部分
のパターン比較を先に行えば、余分な比較処理を行うこ
とが少なくなり、一層処理が短縮される。
【0015】また、入力されたキーの入力パターンを比
較する際に、パターン記録手段に記録された組合せパタ
ーンを所定数のパターン毎に分けられたゾーンのいずれ
に含まれるかの大まかな一次検索を行った後に、各ゾー
ンに含まれる組合せパターンと順次比較検索するように
構成すれば、比較対象となるパターン数が少なくなり、
処理がより一層短縮される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、本実施例では、図1に示すように、キー配
列を少なくした特別なキー入力装置3に液晶画面2aが
ヒンジ結合されたワープロ本体1に本発明を適用した例
について説明する。
【0017】ワープロ本体1は、ワープロ本体1の後壁
部1aにヒンジ1bを介して回動自在に設けられた液晶
画面2a付きの蓋体2を備えており、この蓋体2は開口
側に設けられた口金部2bによって、ワープロ本体1に
係止されるようになっている。また、キー入力装置3
は、ワープロ本体1の後壁部1a側に位置し上下3段左
右5列の15個のキー群からなるメインキーエリア3A
と、ワープロ本体1の前壁部1c側に位置し前記メイン
キーエリア3Aの下側に1列にキーが配列されたコント
ロールキーエリア3Bと、前記メインキーエリア3Aと
並ぶ位置に配列されワープロ本体1の左側に1列3段に
キーが配列されたサブキーエリア3Cとを主体として構
成されている。
【0018】なお、このワープロ本体1は、左手で持っ
たまま、メインキーエリア3Aのキーとコントロールキ
ーエリア3Bのキーとを右指で打ちながら、サブキーエ
リア3Cのキーを左手の親指で打って使用してもよい。
この場合、隣合った2個のサブキーを左親指の腹で同時
に打つことも可能である。また、ワープロ本体1を机の
上に置いて、サブキーエリア3Cに左手の人差指と中指
を添えて入力してもよい。この場合は、サブキーを左の
人差指と中指で打ち、コントロールキーの一部を左親指
でも打てるようにしてある。
【0019】図2は、図1に示すメインキーエリア3A
を構成する上下3段左右5列の15のキーと、コントロ
ールキーエリア3Bを構成する1列4個のキーと、サブ
キーエリア3Cを構成する3個のキーに、日本語の入力
を主体に配慮した「ワープロ配列」の割付例を示すもの
で、この例では入力用の文字にローマ字を用い、日本語
と英語を共通の配列で入力できるように配慮してある。
また、図2では、図面から明らかなように、数字・記号
・機能・モードをメインキーエリア3Aを構成する上下
3段左右5列の15の文字キーに同居させ、コントロー
ルキーエリア3Bを構成する1列4個のキーと、サブキ
ーエリア3Cを構成する3個のキーを使って打ち分ける
ようにしてあり、これにより、これら数字・記号・機能
・モードを離れた位置まで指を運ばず、手元を見ないで
入力できる利点がある。
【0020】さらに、前記メインキーエリア3A内での
文字キーの配列は、このメインキーエリア3A内の各キ
ーの打ちやすさの順序と、ローマ字入力の際のアルファ
ベットの母音および子音の使用頻度とを照らし合わせて
配置されたものとなっており、また母音および子音はそ
れぞれ使用頻度が高い順にこのキー配列上において付け
られた打ちやすさの順である中段、上段、下段へと配列
されるとともに、各段のキーは基準側から反対側へと配
列された構造となっている。
【0021】なお、前記メインキーエリア3Aの横に配
列されたサブキーエリア3Cの3つのキー120、12
1、122は、主として、ワープロ機能に備えられた変
換機能(略語変換、短縮変換等の機能)や常用記号、テ
ンキー等の入力の際に使用されるもので、3つのキーを
組み合わせて使うことにより、ワープロ機能を操作する
ものである。但し、本発明に係る英文入力時には、文字
順の指定などにも用いられる。また、コントロールキー
エリア3B内に配置された4個のキー116、117、
118、119は、主として変換・無変換・シフト等の
機能を持つものでメインキーエリア3A内に配列された
15個のキーと組み合わされて、キー入力装置3におけ
る各種機能を作用させるようになっている。
【0022】従って、本実施例においては、メインキー
エリア3Aの15個のキー101〜115によって本発
明の文字キーが構成され、コントロールキーエリア3B
内の4個のキー116〜119およびサブキーエリア3
Cの3個のキー120〜122によって特殊キーが構成
されている。なお、文字キーとは、アルファベットを入
力するキーに限らず、数字、記号、機能、モードなどを
入力できるように構成された単独あるいは他のキーとと
もに入力されるキーであればよい。
【0023】さて、このように本実施例におけるキー入
力装置3は、非常に特色のあるキー配列を備えている
が、本発明とは直接関係しない部分もあってわかりにく
いため、日本語のローマ字入力に使用する配列だけを取
り出したものを図3に示す。図3は、ローマ字入力の際
に出現する文字を、上下3段左右5列の計15個のメイ
ンキーエリア3Aに配列した状態を示す図であり、実施
例のメインキーエリア3Aは、右手を使って入力される
ように配慮されている。すなわち、当該メインキーエリ
ア3Aのうち一方側(図示例では左側)は人差指がホー
ムポジションとなる基準側とされており、この基準側2
列のキー群からなるエリアが母音を入力する母音エリア
3Dに設定され、また、メインキーエリア3Aの残り3
列のキー群からなるエリアが子音を入力する子音エリア
3Eに設定された構成となっている。
【0024】そして、基準側2列のキー群からなる母音
エリア3Dには、101、102、106、107、1
11、112の6つのキーが備えられ、これら各キー1
01、102、106、107、111、112にはそ
れぞれ母音を表す「A」、「I」、「U」、「E」、
「O」の母音キーが以下のように配列されている。すな
わち、母音キーのうち中段のキー107、106にはそ
れぞれ「A」、「I」の打けんキーが配列され、上段の
キー102、101にはそれぞれ「U」、「E」の打け
んキーが配列され、さらに下段のキー112、111に
は「O」、と撥音である「ん」の打けんキーが配列され
ている。
【0025】この配列は、右手人差指を母音エリア3D
のホームポジションとした際に、人差指のホームポジシ
ョンとなる位置のキー107に、使用頻度の高い「A」
のキーが配置され、その横のキー106に「I」のキー
が配置され、さらに、上段、下段に行くにしたがって、
使用頻度順に沿って「U」、「E」、「O」のキーが配
置されたものである。なお、図示例の母音エリア3D上
での配列は、文字の使用頻度順に必ずしも合致していな
いが、これは中段、上段、下段に行くに従って、
「A」、「I」、「U」、「E」、「O」となるように
文字の覚えやすさを配慮したためである。
【0026】また、図示例では、キー107にホームポ
ジションを示すホームポジション指示手段130が形成
されている。ここでは、ホームポジション指示手段13
0として、キー107上の文字Aを囲むように四角枠が
形成され、この四角枠の内側が凸部とされ、指を置いた
ときに、このキー107が認識できるようになってい
る。しかしホームポジション指示手段130は、このよ
うな図示例に限定されるものではなく、キー107が認
識できるものであれば他の手段(例えばキー107の色
を変えたり、LEDが点滅したりするような手段)であ
っても良い。
【0027】一方、右側3列の子音エリア3Eには、日
本語の子音を表す「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」の子音キーが
配列されている。より具体的には、中段のキー108、
109、110が左側から順に「K」、「S」、「T」
のキーとされ、また上段のキー103、104、105
が左側から順に「N」、「H」、「M」のキーとされ、
さらに下段のキー113、114、115が、左側から
順に「Y」、「R」、「W」のキーとされた基本構造と
なっている。そして、これらの配列は、「か」行、
「さ」行、「た」行、「な」行、「は」行、「ま」行、
「や」行、「ら」行、「わ」行の子音がアカサタナ順に
キーの中段、上段、下段、さらに基準側から反対側へ並
ぶように配慮したために構成されたものである。
【0028】なお、このような配列も、母音の配列と同
様に、打ちやすさの順と、ローマ字の使用頻度の順とを
配慮して設定されていることは勿論であり、右手人差指
を母音エリア3Dのホームポジションとした際に、中段
の中指のホームポジションとなる位置のキー108に、
日本語において使用頻度の高い「K」のキーが配置され
るものである。また前述の中指位置のキー108の横に
は、「S」が備えられたキー109が備えられ、その横
のキー110には「T」のキーが配置される。そして、
上段、下段に行くにしたがって、各段のキーには、基準
側から反対側に向かって、使用頻度順に沿ってキー10
3には「N」が、キー104には「H」が、キー105
には「M」が、キー113には「Y」が、キー114に
は「R」が、キー115には「W」のキーがそれぞれ配
置されている。
【0029】一方、前記子音キーのシフト状態(コント
ロールキーエリア3Bに配列されて前記メインキーエリ
ア3Aの各キーをシフト状態と非シフト状態の何れかに
切り替えるシフトキー116によりシフト操作した状
態)には、句点「、」、読点「。」、長音「−」、促音
「っ」並びに母音を組み合わせて半濁音、濁音を構成す
る「P」、「B」、「G」、「Z」、「D」が割り付け
られている。具体的には、上段の「N」、「H」、
「M」に対応する打けんキー103、104、105に
は、「P」、「B」、「っ」が配列され、中段の
「K」、「S」、「T」に対応する打けんキー108、
109、110には、「G」、「Z」、「D」が配列さ
れ、さらに下段の「Y」、「R」、「W」に対応する打
けんキー113、114、115には句点「、」、読点
「。」、長音「−」が配列されている。なお、実施例で
は、右手で操作する場合についてのキー配列となってい
るが、左手で操作する場合は基準側が図示例とは逆にな
って左右逆に配列されることは言うまでもない。
【0030】一方、コントロールキーエリア3Bは、図
2に示すように、基準側(左側)からシフトとかな漢字
変換の機能をもったシフトキー116と、F(ファンク
ション)シフトとかな漢字無変換の機能をもったFシフ
トキー117と、メインキーエリア内のキーを機能操作
させる機能シフトの機能とスペース入力の機能をもった
機能シフトキー118と、かな小文字の入力機能とメニ
ュー呼びだし機能を備えたLシフトキー119とにより
構成されており、またこのLシフトキー119は、他の
キー116、117、118等に比べると、幅が略倍の
大きさにされ、打けんしやすくなるように配慮されてい
る。
【0031】ところで、図2に示すキーの配列は、前述
したように英語の入力の際の操作性をも配慮しているた
め、英語入力用のキー配列も設定できるようになってい
る。すなわち、英語入力のモード(英字モード)と日本
語入力のモード(ローマ字入力による日本語入力モー
ド)とは適宜な切り替え手段によって切り替えることが
できるようにされており、英語入力モードにおいては、
各キーの「/」表示の左側の文字が入力されるようにさ
れ、日本語入力モードの場合には各キーの「/」表示の
右側の文字が入力されるようにされている。なお、
「/」キーで区分されていないキーに関しては、英語お
よび日本語の各入力モードにおいて同じ文字が入力され
るように設定されている。例えば、中指のホームポジシ
ョンである108のキーは、「C/K」の文字として配
置され、当該「C/K」のキーは、これにより、日本語
モード時には「K」となり、英字モード字にはアルファ
ベットの「C」となるように設定されている。その他、
図2に示すキーには、各種の機能実行キーが設定されて
いるが、本実施例では直接関係ないため説明を省略す
る。
【0032】次に前述のようなキー配列のキー入力装置
3における機能について、図4に示すブロック図および
図5に示すフローチャートを参照して説明する。まず、
前述した各キーエリア3A、3B、3Cが配列されたキ
ー入力部140においてキーが入力されたか否かを複合
入力検出手段141で検出する。具体的には、図5に示
すように、一定サイクル(例えば1〜10ms)でタイマ割
込を行い(ステップ1、以下「ステップ」を「S」と略
す)、キー入力部140の各キーに割り当てられたI/
Oポート(キーボードインターフェース)をチェックし
てキー入力があるか否かをチェックする(S2)。
【0033】キー入力無しと判断されたら、タイマ割込
(S1)を一定サイクルで繰り返してキー入力を待つ。
一方、キー入力有りと判断されれば、文字列生成処理手
段142において文字列生成処理が行われる(S3)。
この文字列生成処理(S3)については後で詳述する。
【0034】そして、文字列が確定されたら、表示装置
制御部143に確定された入力キーの信号(文字列)が
送られて画面144に表示される(S4)。この際、入
力キーの組み合わせが間違っている場合には、エラー表
示を行う。さらに、キー操作によっては、カーソル移
動、バックスペース等の各種機能を実行することもあ
り、そのような操作を指示するキーの組み合わせが入力
された場合には、機能処理(S5)を行う。
【0035】また、変換キー116や無変換キー117
が押された場合には、かな漢字変換等の各種変換処理
(S6)が行われる。以上により、1回の打けん操作に
対する処理が完了し、次のキー入力があれば以上の処理
を繰り返して順次キー入力を行う。
【0036】なお、複合入力検出手段141におけるキ
ー入力の判断処理、特に複数キーの同時打けんの判定も
含む判断処理は、例えば、キー入力があった場合には、
そのキー番号をメモリに記憶し、タイマ割込毎にキー入
力をチェックして押されていたすべてのキーが離された
段階でキー入力があったと判断することなどで処理され
る。なお、間違えてキーを押した場合を考慮して、押さ
れているすべてのキーを離す前に、新たなキーが押され
た場合には、そのキーが押される前に離されたキーは無
効となるように設定することが好ましい。
【0037】文字列生成処理手段142は、図4に示す
ように、パターン比較手段172、パターン記録手段1
73、文字列選択手段174の各手段を備えており、パ
ターン記録手段173に記録された組合せパターンとそ
れに対応する文字列とのデータテーブルを用いて、パタ
ーン比較手段172で入力キーの入力パターンに一致す
る組合せパターンを検出し、一致するパターンが検出さ
れた場合には文字列選択手段174で対応した文字列を
選択して出力するように構成されている。
【0038】なお、パターン記録手段173における組
合せパターンおよび対応する文字列のデータテーブル
は、特に複数のキーを同時に打けんした場合(複合入
力)の文字列の並びを日本語における頻出傾向を利用し
て設定しているので、最初にそのことについて説明す
る。
【0039】「日本語での複合入力」 (1)拗音の複合入力 拗音は、例えば「著書(TYO SYO)・助手(ZYO SYU)・
集中(SYUU TYUU)・商業(SYOU GYOU)」などのよう
に、音読みの熟語においてかなり出現頻度が高いので、
拗音自身を複合入力できれば、日本語での高速入力に寄
与できることとなる。このうち「しゃ」・「しゅ」・
「しょ」などの短い拗音は、「子音+Y+母音」となっ
て「Y」が挾まれるが、1音節として扱われ、また、
「しゅう」・「しょう」などの長い拗音は、特に頻繁に
用いられ、「子音+Y+母音+母音」となって、2音節
として扱われ、この長い拗音の音読み語は、末尾の2つ
の母音が必ず「UU」か「OU」のいずれかになり、例外を
もたない。さらに、「JISかな」のキーボードでは、拗
音に伴う「ゃ・ゅ・ょ」が4段配列の最上段に配置され
ていて、シフトキーを小指で押しながら、他の指を伸ば
して打たなければならず、操作がしにくい。ここでは、
次の方法で、全ての拗音を1回の打けん操作(ピアノの
和音を打つように全ての指を使って複合打けんする操
作)で複合入力するが、その場合、長い拗音は、最下段
のLシフトキー119を利用して入力することとしてい
る。
【0040】(短拗音の入力)まず、「しゃ」、「し
ゅ」、「しょ」などの短い拗音は、それぞれ対応する子
音のキーと母音のキーを同時に打ちながら、「Y」を右
親指で同時に打って入力する。 (長拗音の入力)次に、「しゅう」、「しょう」などの
長い拗音は、「子音+YUU」、「子音+YOU」と打つ代わ
りに「子音+U」、「子音+O」と打ちながら、それぞれ
Lシフトキー119を右親指で同時に打って入力する。
図6は、このような拗音の複合入力例を示すもので、右
親指、右人差指、右中指、右薬指、右小指の5本の指を
図に示す位置に使って、「挙手」、「受領」、「駐
車」、「状況」、「供給」、「就業」等の文字を入力す
ることができる。従って、このような入力パターンが生
じたら、対応する拗音が入力されるようにパターン記録
手段173に記録されている。
【0041】なお、図6において、「受領」、「状況」
の「Z」はキー109のシフト位置に設定されている
が、本実施例では、通常のシフトキー116を用いる方
法の代わりに、「隣指シフト」という方法でシフト位置
の文字を入力している。具体的には、図7に示すように
なっている。すなわち、子音エリア3Eにある各キーの
シフト状態にある濁音や句読点などを打つときに、複数
のキーを所定の組み合わせで同時に打けんした際に、シ
フト機能を実行するようにされており、ここでは、図7
に示すように、その同じキーと線で結んだ右隣か左隣の
「シ」のキーを、薬指か小指で同時に打ち、親指に代わ
ってシフトするようになっている。従って、パターン記
録手段173には、このように隣接するキーが押された
場合の組合せパターンおよびそれに対応する文字列も記
録されている。
【0042】(2)音読み語の複合入力 日本語は語源的にみて、音読み語(中国語に由来するも
の)・訓読み語(元来の日本語)・カタカナ語(外来
語)の3つで表現される。日本文全体で音読み語の占め
る割合はかなり高く、特に、漢字の熟語の大半は音読み
語である。ところで、中根式速記に「インクツキ法(ま
たは、ツキイチクン法)」という面白い法則があり、そ
れによれば日本語に頻出する音読み語には、およそ次の
ような規則性がある(ちなみに、「SKY配列」や「M
式」では、その配列に「速記法」と同じ考え方を適用し
ている。)。
【0043】1)すべての音読みの単漢字は、1音節か
2音節で構成され、3音節以上になるものはない。 2)音読みの単漢字の2音節目は、必ず「い・う」、
「き・く・ち・つ・っ・ん」のいずれかになる。 3)このうち、2音節目が「い」になるものは、「AI・
UI・EI」のいずれかの2重母音になる。 4)2音節目が「う」になるものは、「UU・OU」のいず
れかの2重母音になる。
【0044】たとえば、音読み語として、次のような漢
字の2文字熟語をあげることができる。 1)2音節目が「イ」になる漢字の例(2重母音の「AI・UI・EI」のいずれか になる例) ・開催(KAI SAI) ・内外(NAI GAI) ・会計(KAI KEI) ・類推(RUI SUI) ・推定(SUI TEI) ・累計(RUI KEI) ・経営(KEI EI) ・経済(KEI ZAI) 2)2音節目が「ウ」になる漢字の例(2重母音の「UU・OU」のいずれかにな る例) ・方法(HOU HOU) ・構造(KOU ZOU) ・工場(KOU ZYOU) ・東京(TOU KYOU) ・通風(TUU FUU) ・中央(TYUU OU ) ・流通(RYUU TUU) ・共通(KYOU TUU) 3)2音節目が「ン」になる漢字の例 ・安全(Aん ZEん) ・簡単(KAん TAん) ・混沌(KOん TOん) ・新聞(SHIん BUん) ・単純(TAん JUん) ・判断(HAん DAん) ・民間(MIん KAん) ・人選(ZIん SEん) 4)2音節目が「キ・ク」になる漢字の例 ・辟易(HEき Eき) ・的確(TEき KAく) ・画策(KAく SAく) ・迫力(HAく RYOく) ・服役(FUく Eき) ・即席(SOく SEき) ・目的(MOく TEき) ・宿敵(SYUく TEき) 5)2音節目が「チ・ツ・ッ」になる漢字の例 ・1日(Iち NIち) ・吉日(KIち ZIつ) ・質実(SIつ ZIつ) ・切実(SEつ ZIつ) ・活発(KAっ PAつ) ・実質(ZIっ SIつ) ・出発(SYUっ PAつ) 以上はほんの一例で、これらは普通の文章でかなり頻繁
に使われる。しかし、この規則性は、すべての音読み語
に共通で、例外をもたない。
【0045】このように、音読み語に明快な規則性があ
るのは、漢字本来の中国語の規則性によるが、中国語に
特有の抑揚のある複雑な発音を、単調な日本語に合わせ
て単純化してしまったからでもある。現代の音読みの単
漢字や熟語に、やたらと同音異議語が多いのもそのため
である。しかし、逆にその特性を利用すると、すべての
音読み漢字を1回の複合入力による打けん操作で入力す
ることが可能になる。例えば、2音節の音読み語は、本
実施例のキー入力装置によれば、「隣指シフト」を使っ
て、次の方法で「複合入力」することができる。
【0046】まず、2音節目が「イ・ウ・ン」になる音
読み漢字は、右手のみの操作により、次の方法で「複合
入力」する。 1)2音節目が「イ」になる複合入力(2重母音の「AI
・UI・EI」のいずれか複合入力) 2重母音の「AI・UI・EI」になる複合入力は、「A・U・
E」の一つを人差し指で打ちながら、「I」を親指で同時
に打って入力する。前に子音を伴う場合は、それを中指
か、薬指か、小指で同時に打って入力する。 2)2音節目が「ウ」になる複合入力(2重母音の「UU
・OU」のいずれかの複合入力) 2重母音の「OU」になる複合入力は、「O」を親指で打
ちながら、「U」を人差し指で同時に打って入力する。
前に子音を伴う場合は、それを中指か、薬指か、小指で
同時に打って入力する。2重母音の「UU」になる複合入
力は、「子音+UU」の場合に限って使われるので、子音
を中指か、薬指か、小指で打ちながら、「UU」の代わり
に「ん」を親指か人差指でで同時に打って入力する。 3)2音節目が「ン」になる複合入力(「Aン・Iン・U
ン・Eン・Oン」のいずれか の複合入力) 1音節目の「子音+母音」か、「母音」を打ちながら、
「ん」を親指で同時に打って入力する。(この場合、前
記2)の「子音+UU」とは打ち方が異なるので、混同す
ることはない。) 図8は、2音節目が「イ・ウ・ン」になる複合入力の例
を示すもので、右手の場合、図に示すような押し方によ
って、該当、交通、雄大、永遠、水準、人類等の文字を
発生させることができる。
【0047】次に、2音節目が「キ・ク・チ・ツ・ッ」
になる音読み漢字は、左手でサブキーを使い、次の方法
で「複合入力」することができる。 4)2音節目が「キ・ク・チ・ツ・ッ」になる複合入力 1音節目が「子音+母音」の場合は、それを右指で打ち
ながら、サブキーに配置してある2音節目の「き・く・
ち・つ・っ」の一つを、左指か右親指で同時に打って入
力する。一方、1音節目が子音を伴わない「母音のみ」
の場合は、それを右人差し指で打ちながら、2音節目の
「き・く・ち・つ・っ」の一つを、左指か右拇で同時に
打ち、「簡易モード切替」との混同を防ぐため、さらに
Lシフトキーを右小指で同時に打って入力すれば良い。
図9は、2音節目が「キ・ク・チ・ツ・ッ」になる複合
入力の例を示すもので、両手を使って、図に示すように
指を臨ませて打けんすると、確実、錯覚、圧力、圧迫、
出席、一撃等の漢字が入力されるものである。
【0048】また、図10は、音読み語の複合入力の例
を示すもので、右親指、右人差指、右中指、右薬指、右
小指の5本の指を図に示す位置に使って、「経済」、
「交通」、「推薦」、「圧縮」、「出発」、「一撃」等
の文字を入力することができる。従って、上記のような
入力パターンの場合には、前述したような文字列が生成
されるようにパターン記録手段173に記録すればよ
い。
【0049】(3)訓読み語の一部の複合入力 訓読み語は、音読み語と発音形態が全く異なり、50音
がほぼ万遍なく使われるので、一定の規則性を見いだす
ことができない。また、カタカナ語も語源の範囲が広
く、規則性を特定することはできないが、外来語が多い
ので、やや音読み語に近い発音の傾向をもっている。ま
た訓読み語は、元来の日本語をそのまま「かな」で表し
たり、漢字にあてはめたりしているので、たとえば「み
る・見る・視る・観る・看る・診る」のように、同じ読
みで微妙にニュアンスの異なる同音異議語が多く、音読
み語以上にその使い分けに苦労する。しかも、訓読み語
には、50音がほぼ万遍なく使われ、音読み語のような
規則性はない。したがって、訓読み語のすべてを2音節
ずつ入力することはできないが、本実施例では、すでに
音読み語で採用した2音節単位の組み合わせを使い、さ
らに、母音エリアで打つことのできる2重母音の「AU・
AE・AO・OI・OE」と、サブキーで打つことのできる長音
の「AA・II・UU・EE・OO」を加えて、音読み語の一部を
次の方法で「複合入力」することとした。
【0050】1)2重母音の「AU・AE・AO・OI・OE」に
なる複合入力 2重母音の「AU・AE・AO・OI・OE」になる複合入力で
は、2重母音の「A+U・A+E・A+O・O+I・O+E」を、
人差指と親指で同時に打って入力する。ただし、前に子
音を伴う場合は、それらを中指か、薬指か、小指で同時
に打って入力する。 2)長音の「AA・II・UU・EE・OO」になる複合入力 長音の「AA・II・UU・EE・OO」になる複合入力では、1
音節目の50音を右指で打ちながら、「サブIキー」1
20を左指で、「サブIIIキー」121を左指か右親指
で同時に打って、長音を入力する。図11は、訓読み語
の複合入力の例を示すもので、右親指、右人差指、右中
指、右薬指、右小指の5本の指を図に示す位置に使っ
て、「考え」、「商い」、「大声」、「小さい」、「間
違う」、「恋しい」等の文字を入力することができる。
【0051】(4)カタカナ語の一部の複合入力 現代文では、カタカナの占める割合が多い。外来語ばか
りでなく、動植物名・擬態語・幼児語・強調語などもカ
タカナで表される。カタカナ語は、その範囲が広いので
規則性を特定できないが、拗音・撥音(ん)・促音
(っ)・長音(−)の出現頻度が高く、音読み語と似た
傾向をもっている。そこで、カタカナ語の入力は、音読
み語と訓読み語で採用した2音節単位の組み合わせを使
い、さらに、カタカナ語固有の特殊な拗音(1音節)と
長音(2音節)を加え、次の方法で「複合入力」するこ
ととした。
【0052】1)特殊拗音の入力 カタカナ語の入力の中でも特殊拗音を入力する場合、
「ファ・ヴァ」は「F+A・V+A」、「シェ・ジェ・チ
ェ」は「S+Y+E・Z+Y+E・T+Y+E」、「ティ・デ
ィ」は「T+Y+I・D+Y+E」と打って入力する。 2)長音記号の入力 長音記号の入力は、50音の一つを右指で打ちながら、
それに続く長音記号(−)として「サブI+サブIII」
120と122のキーを同時に打って入力する。図12
は、カタカナ語の複合入力の例を示すもので、右親指、
右人差指、右中指、右薬指、右小指の5本の指を図に示
す位置に使って、「ビュッフェ」、「ハイファイ」、
「チェッカー」、「ディーラー」、「アクション」、
「ジャンケン」等の文字を入力することができる。
【0053】なお、図13および図14は、「か行」、
「さ行」、「た行」、「な行」、「は行」、「ま行」、
「ら行」、「が行」、「ざ行」、「だ行」、「ば行」、
「ぱ行」の各種拗音の複合入力の例を示すもので、右親
指、右人差指、右中指、右薬指、右小指の5本の指を図
に示す位置に使って、拗音を入力することができる。ま
た、図15および図16は、「あ行」以下「か行」、
「さ行」、「た行」、「な行」、「は行」、「ま行」、
「ら行」、「が行」、「ざ行」、「だ行」、「ば行」、
「ぱ行」について撥音を含む場合の50音の複合入力の
例を示すもので、右親指、右人差指、右中指、右薬指、
右小指の5本の指を図に示す位置に使って、50音の撥
音を入力することができる。
【0054】図17ないし図20は、「あ行」以下「か
行」、「さ行」、「た行」、「な行」、「は行」、「ま
行」、「ら行」、「が行」、「ざ行」、「だ行」、「ば
行」、「ぱ行」についての2重母音の複合入力の例を示
すもので、右親指、右人差指、右中指、右薬指、右小指
の5本の指を図に示す位置に使って、2重母音を入力す
ることができる。
【0055】パターン記録手段173には、以上のよう
な、日本語における各種の特徴を考慮して複数キーの組
合せパターンに対する文字列が設定されている。従っ
て、すべての文字キーの組み合わせに対して文字列が設
定されているわけではなく、日本語として成立可能なパ
ターンのみが記録されている。なお、従来の一般的なキ
ーボードのように、1文字毎の入力や、シフトキー等を
用いたシフト位置の文字入力、記号、数字などの入力も
サブキー120〜122やシフトキー116などとの組
み合わせによって入力できるため、そのような入力パタ
ーンに対応して出力される文字もパターン記録手段17
3に記録されている。
【0056】一方、パターン比較手段172は、入力さ
れたキーの入力パターンを取得して、パターン記録手段
173に記録された組合せパターンと比較している。本
実施例では、入力キーのパターンを数字コードとして認
識しており、パターン記録手段173においても組合せ
パターンは数字コードで表されている。
【0057】キー入力パターンを数字コードで認識する
ための具体例は、例えば以下の通りである。図21
(A)に示すように、15個の文字キーには各キーが押
された場合の数値コードが割り当てられている。本実施
例では、各キーに割り当てたI/Oポートにおいてキー
が押されているか否かのON/OFF(1/0)を検出
しているので、上段左側の「E」キー101を15bit
とし、下段右側の「W」キー115を1bit と設定し、
各ビットを10進数で表したものをそのキーが押された
場合に出力する数値コードに設定している。データ幅と
しては15bit(2byte)である。例えば、「R」キー1
14のみ押された場合(入力例1)には、図21に示す
ように2bit のみ「1」となるため、数値コードは
「4」が出力される。同様に、「R」キー114と
「A」キー130では(入力例2)、「512+4=5
16」が出力され、「K」、「Y」、「A」、「ん」の
各キー108,113,130,111では(入力例
3)、「512+256+32+8=808」が出力さ
れる。
【0058】また、特殊キー3Bに関しても、図21
(B)に示すように、各キーを押した場合の数値コード
が設定されている。なお、本実施例では、文字キーと特
殊キーとは別個に検索するため、同じ数値コードを用い
ても問題とはならない。なお、特殊キー3Bは、7個の
キーが設けられているから、データ幅は7bit(1byte)
である。図22,23には、文字キーおよび特殊キーを
含めた入力キーの組合せパターン(押されているキーは
「○」、押されていないキーは空欄)と、それに対応す
る数値コード(文字キー部分および特殊キー部分)およ
び対応する文字列の一例が示されている。
【0059】一方、パターン記録手段173には、図2
4に一部を例示するように、文字キー部および特殊キー
部の各数字コード181,182と、各数字コードに対
応する文字列183とが記録されたデータテーブル18
0が設けられている。このテーブル180において、各
数字コード181はソートされて小さい数字から順次大
きくなるように並べられている。また、文字キー部の数
字コード181が同じ場合には、特殊キー部の数字コー
ド182が小さい順にソートされて並べ替えている。
【0060】パターン検索手段172は、まず文字キー
部分の数字コードをデータテーブル180の文字キー部
の数字コード181と比較し、一致するテーブルエント
リ(パターンデータ)が見つかった場合には、特殊キー
部分の数字コードをデータテーブル180の特殊キー部
の数字コード182と比較する。そして、両コードとも
一致する場合には、対応する文字列が特定されるため、
文字列選択手段174は対応する文字列183を選択し
て表示装置制御部143に出力し、この文字が画面に表
示される。
【0061】なお、本実施例のパターン検索手段172
は、文字キー部分の数字コードを比較する場合、二分検
索法を採用して短時間で検出できるように工夫してい
る。すなわち、本実施例では、図25に示すように、デ
ータテーブル180を8つのゾーン(#1〜#8)に分
けている。この際、各ゾーンにおけるパターンデータは
ほぼ同程度の数となるように区分している。例えば、図
25の例では、全部で1450件のパターンデータを作
成したため、各ゾーンは約180件前後のデータとなる
ように分けられている。なお、各ゾーンにおける数字コ
ードの最小値および最大値は図25に示す通りになって
いる。なお、図25の出力文字例は、文字キー部だけで
なく、特殊キー部のコードも含めた場合に各ゾーンの区
切り位置になる文字例が示されている。
【0062】そして、パターン検索手段172は、ま
ず、入力キーの文字キー部分の数字コードがゾーン#1
〜#4に含まれるのか、あるいはゾーン#5〜#8に含
まれるのかを判定する。具体的には、数字コードが51
92(ゾーン#5の最小値)よりも大きいか小さいかあ
るいは同じかを判定する。ここで、同じ値であればゾー
ン#5内における順次検索を行う。一方、数字コードが
5192よりも小さければ、同様のやり方で数字コード
がゾーン#1〜#2および#3〜#4のどちらに含まれ
るのかを判定する。そして、ゾーンが確定しない場合に
は、さらに#1、#2のどちらなのか(#1〜#2に含
まれるとされた場合)、#3、#4のどちらなのか(#
3〜#4に含まれるとされた場合)を判定する。同様
に、数字コードが5192よりも大きい場合にも、#5
〜#6および#7〜#8のどちらに含まれるのか(2回
目の判定)、#5、#6のどちらなのか(3回目の判
定)、#7、#8のどちらなのか(3回目の判定)を判
定する。
【0063】以上の順次2つのゾーン毎に分けて入力さ
れた数字コードが含まれるゾーンを検索する2分検索法
により、含まれるゾーンが確定したら、そのゾーン内の
数字コード181と順次比較し、一致する数字コード1
81が見つかれば、特殊キーの数字コードをテーブル1
80内の数字コード182と順次比較する。そして、文
字キー部分および特殊キー部分の各コードが一致すれ
ば、そのパターンデータに記録された文字列データ18
3を文字列選択手段174で選択して表示装置制御部1
43に送るようにされている。なお、文字キー部分およ
び特殊キー部分のいずれか一方のコードでも不一致とな
れば、対応する文字列がない(入力キーのパターンが正
しくない)ため、エラー信号を表示装置制御部143に
送って画面144にエラー表示するようにされている。
【0064】このような本実施例によれば、複数のキー
が同時に打けんされた場合や、1つのキーが打けんされ
た場合等のキー入力があった場合に、その入力パターン
を予めパターン記録手段173に記録された組合せパタ
ーンと比較して一致するパターンを検出し、その組合せ
パターンに対応する文字列を文字列選択手段174で選
択して出力するように構成しているので、従来のように
複数のキーが同時に入力された場合に、日本語の特徴に
基づく各種ルールに照らし合わせてキー並びを決定し、
出力文字列を生成する場合に比べて文字列の生成処理を
迅速に行うことができる。従って、キー入力に対して対
応する文字列を即座に画面144に表示することがで
き、応答性能を高くできて操作性を向上することがで
き、高速入力にも十分対応することができる。
【0065】また、従来のルールに照らし合わせてキー
入力を処理する場合には、処理を早めるために高速で高
価な処理装置を採用しなければならないが、本実施例で
は、パターン一致処理のみ行えばよいため、より安価な
処理装置を採用しても十分な速度で処理できるため、キ
ー入力装置3を安価に提供できる。
【0066】複数のキーを同時に打けんすることで、1
音節あるいは2音節の文字列を1回の打けん操作で入力
することができるため、1つのキーごとに入力する従来
の入力法に比べて、入力時間を短縮でき、また応答性も
よいことから、高速にかつ操作性よく文字を入力するこ
とができる。
【0067】前記実施例では、入力パターンを文字キー
部分と特殊キー部分とに分け、パターン記録手段173
に記録された組合せパターンも、文字キー部分と特殊キ
ー部分とに分けて記録し、入力パターンの文字キー部分
が組合せパターンの文字キー部分と一致した場合のみ、
特殊キー部分の比較検出を行うようにしているため、間
違えて該当する文字列が存在しない入力を行った場合
に、文字キー部分の検索で間違いを即座に検出すること
ができ、特殊キー部分の無駄な検索を行わなくてよいた
め、検索効率を向上できる。このため、文字キーおよび
特殊キーの両方を検索対象として検索する場合に比べ
て、該当する文字列が存在するか否かを迅速にチェック
することができる。
【0068】前記実施例では、文字キー部分の入力パタ
ーンを比較検出する際に、パターンデータを8つのゾー
ンに分けて入力パターンがどのゾーンに該当するかを検
出する一次検索を行った後に、各ゾーン内において個別
の組合せパターンと入力パターンとを順次比較する二次
検索を行うようにしたので、時間がかかる個別検索の対
象データ数を少なくできて検索時間を短縮することがで
き、該当する文字列を迅速に生成することができる。
【0069】この際、入力パターンがどのゾーンに該当
するかを検索する際に、2分検索法を利用しているの
で、例えば8ゾーンに分けている場合であれば、最大3
回の処理を行うだけでどのゾーンに含まれているかを判
定することができ、この点でも検索時間をより短縮でき
て該当する文字列をより一層迅速に生成することができ
る。
【0070】データテーブル180内の各パターンデー
タを数字コード181および数字コード182で2重に
ソートしているので、入力パターンを組合せパターンと
個別に比較検索する場合に、迅速に検索することができ
る。さらに、入力パターンと文字キー部の数字コード1
81が一致した場合、特殊キー部の個別検索を、その一
致したデータから始めることができるため、迅速に検出
することができる。さらに、入力キーに対する文字列生
成データをパターン記録手段173のデータテーブル1
80に記録しているので、パターンデータの追加、変更
を容易に行うことができる。このため、新たな文字列を
登録したり、入力者のくせや要望に合わせた並び替えパ
ターンを記録して利用することもでき、入力操作性をよ
り向上することができる。
【0071】本実施例では、入力検出手段141におい
て、複数のキーが同時に押されているかを、操作時のば
らつきが少ないキーが離されたタイミングを検出してチ
ェックしているので、同時に押されたキーを確実に検出
することができ、誤検出による文字入力のエラー等を無
くすことができる。
【0072】また、本実施例では、通常のキーボードに
比べてキー数が少ない入力装置3を用いているので、小
型化が図れ、片手での操作も可能にできる。特に、本実
施例のキー入力装置3は、少なくとも上下3段左右5列
の15個のキーからなりその左右何れか一方側が基準側
とされたメインキーエリア3Aを含み、当該メインキー
エリア3Aのうち前記基準側2列のキー群からなるエリ
アを主に母音を入力する母音エリア3Dに設定し、前記
メインキーエリア3Aの残り3列のキー群からなるエリ
アを子音を入力する子音エリア3Eに設定しているの
で、キー入力時に手をこの3段5列のキーに添れば、母
音エリア3Dが人差指のポジションとなり、子音エリア
3Eが中指・薬指・小指のポジションとなって、活動量
の多い人差指によって出現頻度の高い母音の入力操作を
行なうことができる。
【0073】なお、本発明は前記実施例の構成に限らな
い。例えば、図26(A),(B)に示すような、QW
ERTY配列やDvorak配列のキー入力装置(キー
ボード)等に適用してもよい。すなわち、キー数が多い
通常のキー入力装置であっても、そのキーに応じた組合
せパターンおよび文字列のデータを作成すれば対応で
き、種々のキー入力装置に広く適用することができる。
また、本発明のキー入力装置は、前記実施例のワープロ
本体1のように画面2aが一体化されたものに限らず、
デスクトップ型パソコンのキーボードのようにキーのみ
が設けられたキー入力装置にも利用することができる。
要するに、本発明は、ワープロやパソコン等の各種機器
の入力装置として広く利用することができる。
【0074】前記実施例では、入力および組合せパター
ンを10進法で表された数字コードで表現していたが、
2進法や16進法等の他の数字コードで表してもよい。
さらには、数字コードではなく、図形パターンなどの他
の型式のパターンを採用してもよい。但し、数字コード
のほうがパターンの一致を容易に検出できる点で優れて
いる。
【0075】前記実施例では、文字キー部と特殊キー部
とにパターンを分けて検索していたが、文字キー部およ
び特殊キー部を合わせてパターン化してもよい。但し、
すべてのキーをまとめてパターン化した場合には、パタ
ーンの一致を検索する際に時間が掛かるため、前記実施
例のように分けて設定したほうが好ましい。また、パタ
ーンを分ける場合に、文字キー部と特殊キー部といった
分類以外でも、例えば前記実施例のキー入力装置3で
は、特殊キーも含めて上下方向に4段に渡ってキーが設
定されているため、上段、下段などの各段毎に分けてパ
ターン化してもよく、パターンの分け方は適宜設定すれ
ばよい。さらに、前記実施例では、文字キー部のパター
ンを検索してから、特殊キー部のパターンを検索してい
たが、逆に特殊キー部のパターン検索を先に行ってもよ
い。但し、特殊キーに比べて文字キーのほうが押される
可能性が高く、入力キーの押し間違えも文字キー部分で
判断できることが多いため、文字キー部を先に検索した
ほうが検索効率を向上できる利点がある。
【0076】前記実施例では、データテーブル180を
8つのゾーンに分割していたが、このゾーン数はパター
ンデータ数に合わせて適宜設定すればよい。また、前記
実施例では、入力パターンがどのゾーンに含まれている
かを2分検索法で判定していたが、索引テーブルなどを
設けて判定してもよい。但し、2分検索法のほうが迅速
にかつ簡易に判定できる点で有利である。さらに、デー
タテーブル180をゾーンに分けずに検索してもよい
が、ゾーンに分けたほうが検索時間を短縮できるため好
ましい。
【0077】パターン記録手段173に記録するパター
ンは、日本語の入力パターンに限らず、英文のパターン
を設定して英文入力に利用してもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のキーを同時に打けんした際の文字列の生成処理を迅
速に行えて操作性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるキー入力装置の斜視図
である。
【図2】前記実施例のキー入力装置のキー配列を示す平
面図である。
【図3】前記実施例のキー入力装置のローマ字入力の際
の文字の割付例を示す平面図である。
【図4】前記実施例のキー入力装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】前記実施例のキー入力装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】拗音の入力パターン例を示す図である。
【図7】前記実施例の隣指シフト機能を説明する平面図
である。
【図8】音読み語の入力パターン例を示す図である。
【図9】音読み語の入力パターン例を示す図である。
【図10】音読み語の入力パターン例を示す図である。
【図11】訓読み語の入力パターン例を示す図である。
【図12】カタカナ語の入力パターン例を示す図であ
る。
【図13】拗音の入力パターン例を示す図である。
【図14】拗音の入力パターン例を示す図である。
【図15】撥音を含む50音の複合入力パターン例を示
す図である。
【図16】撥音を含む50音の複合入力パターン例を示
す図である。
【図17】2重母音を含む50音の複合入力パターン例
を示す図である。
【図18】2重母音を含む50音の複合入力パターン例
を示す図である。
【図19】2重母音を含む50音の複合入力パターン例
を示す図である。
【図20】2重母音を含む50音の複合入力パターン例
を示す図である。
【図21】文字キーおよび特殊キーの数値コードの例を示
す図である。
【図22】文字キーおよび特殊キーの入力パターンの例
を示す図である。
【図23】文字キーおよび特殊キーの入力パターンの例
を示す図である。
【図24】パターン記録手段におけるデータテーブルの
例を示す図である。
【図25】2分検索法を説明するために示した図であ
る。
【図26】QWERTY配列およびDvorak配列を説明するため
に示した平面図である。
【符号の説明】
1 ワープロ本体 2 蓋体 2a 画面 3 キー入力装置 3A メインキーエリア 3B コントロールキーエリア 3C サブキーエリア 3D 母音エリア 3E 子音エリア 140 キー入力部 141 複合入力検出手段 142 文字列生成処理手段 172 パターン比較手段 173 パターン記録手段 174 文字列選択手段 180 データテーブル 181 数字コード(文字キー) 182 数字コード(特殊キー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−247128(JP,A) 加藤善也、北上義一,「複合入力処理 におけるパーム型キーボードの実験」, 情報処理学会研究報告「ヒューマンイン ターフェイス」,日本,情報処理学会, 1995年 5月17日,95/42/(HI−60 −3),17−24 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/023 G06F 3/02 G06F 17/22 502 H03M 11/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキーが同時に打けんされたことを
    検出する複合入力検出手段と、1つ以上のキーの組合せ
    パターン及び当該パターンに対応する文字列を記録した
    パターン記録手段と、打けんされたキーの入力パターン
    を前記パターン記録手段に記録された組合せパターンと
    比較するパターン比較手段と、前記パターン比較手段で
    入力パターンに一致する組合せパターンが検出された際
    に前記パターン記録手段から当該パターンに対応した前
    記文字列を取得して出力する文字列選択手段とを具備
    前記キーは文字を入力する文字キーと、各種機能を実行
    する特殊キーとから構成され、 前記パターン記録手段における組合せパターンは、前記
    文字キー部分におけるパターンと、特殊キー部分におけ
    るパターンとに分けられて記憶され、前記パターン比較
    手段は、入力キーの入力パターンを、文字キー部分のパ
    ターンと特殊キー部分のパターンとに分けて比較するも
    のである ことを特徴とするキー入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキー入力装置におい
    て、前記各キーはキー入力用のI/Oポートの複数のデ
    ータバスに個別に割り当てられ、前記複合入力検出手段
    は一定サイクルで前記データバスをチェックして前記キ
    ーの入力パターンを取得するものであることを特徴とす
    るキー入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のキー入
    力装置において、前記パターン比較手段は、文字キー部
    分の入力パターンがパターン記録手段に記録された組合
    せパターンに一致した場合のみ、特殊キー部分の入力パ
    ターン及び組合せパターンの比較処理を行うものである
    ことを特徴とするキー入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項のいずれかに記載
    のキー入力装置において、前記パターン記録手段に記録
    されたキーの組合せパターンは数字コードで表され、前
    記パターン比較手段は、キーの入力パターンを数字コー
    ドで表して前記パターン記録手段の組合せパターンと比
    較するものであることを特徴とするキー入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項のいずれかに記載
    のキー入力装置において、前記パターン比較手段は、前
    記パターン記録手段に記録されたキーの組合せパターン
    を複数のゾーンに分け、入力されたパターンがどのゾー
    ンに含まれるかを検索し、該当するゾーンが検出された
    ら、そのゾーンにおける各組合せパターンと前記入力パ
    ターンとを順次比較検出するものであることを特徴とす
    るキー入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項に記載のキー入力装置におい
    て、前記パターン比較手段は、前記パターン記録手段に
    記録された一連の組合せパターンを2分割して入力され
    たキーの入力パターンがどちらのゾーンに含まれている
    かをチェックし、該当するゾーンをさらに2分割して入
    力パターンがどちらのゾーンに含まれているかをチェッ
    クする2分検索処理を繰り返し、設定されたゾーンにキ
    ーの入力パターンが含まれることが判定されたら、その
    ゾーン内の各組合せパターンと、入力キーの入力パター
    ンとを順次比較検出するものであることを特徴とするキ
    ー入力装置。
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加藤善也、北上義一,「複合入力処理におけるパーム型キーボードの実験」,情報処理学会研究報告「ヒューマンインターフェイス」,日本,情報処理学会,1995年 5月17日,95/42/(HI−60−3),17−24

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