JP3466309B2 - キー入力装置 - Google Patents

キー入力装置

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JP3466309B2
JP3466309B2 JP02389095A JP2389095A JP3466309B2 JP 3466309 B2 JP3466309 B2 JP 3466309B2 JP 02389095 A JP02389095 A JP 02389095A JP 2389095 A JP2389095 A JP 2389095A JP 3466309 B2 JP3466309 B2 JP 3466309B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字入力装置ないし入
力方法の分野で利用されるキー入力装置に係わり、詳し
くは、小型の電子手帳、小型のワードプロセッサ(ワー
プロ)やパーソナルコンピュータ(パソコン)等に用い
られるキーボードとして、入力操作を行なえるようにし
たキー入力装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】ワープロやパソコンは、「漢字かな交じり
文」をはじめ、いろいろな文字・記号・図形などを自由
自在に入力し、編集し、印刷し、保存するといった優れ
た機能があリ、これからの時代に欠かせないツール
(「筆記具」)となっている。ところが、この「筆記
具」は、現在のところあまりにもその形態が大きく、重
く、簡単には持ち歩けない不便さがある。また、ポケッ
トに収まらず、片手では扱えず、操作がしにくいという
わずらわしさも持っている。それは、ワープロやパソコ
ンの中身のメカニズムにもよるが、表面のキーボードに
よるところが大きく、携帯型の場合でも80個以上のキ
ーがひしめいているので、どうしても小型化に限界があ
るためである。すなわち、80個のキーの数を減らさず
にそのまま小型化したのでは、キーが密集して、かえっ
て打ちにくい。逆にキーの数を単純に減らしたのでは、
肝心な機能が低下するだけで、まったく意味がない。こ
のため、各種ワープロやパソコンの小型化は、キーボー
ドのサイズによって制限されていた。
【0003】ところで、キーの数を少なくして機能を低
下させないためには、各キーに様々な機能を持たせる必
要があり、このような考え方は従来のキーボードにも一
部採用されていた。たとえば、日本語の入力方式で、最
も合理的で優れていると思われる「親指シフト」や、そ
れと似ている「新JISかな」の場合は、1つのキーに
2つの文字を割り当て、親指や小指のシフトで打ち分け
ることで、2種類のキーコードを出力できるようにして
いる。したがって、3段の配列に収まってキーの数も少
なく、ブラインドタッチで打ちやすい効率的な設計にな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シフト
キーは、通常、キーボードの端部等に配置されることが
多く、他のキーと同時に打けんする際に押しにくいとい
う問題があった。特に、キーボードを小型化するために
キー数を非常に少なくして(たとえば15〜22程
度)、片手で操作できるようにした場合には、シフトキ
ーを他のキーと同時に打けんすることが困難な場合があ
り、操作性が低下するという問題が生じるおそれがあっ
た。
【0005】本発明は前記事情に鑑みて提案されたもの
で、その目的とするところは、シフトキーを用いずに、
操作性良く各キーをシフト状態および非シフト状態に打
ち分けることができるキー入力装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のキー入力装置
は、複数の母音キーおよび子音キーを母音エリアおよび
子音エリアに分けて配置し、これらの複数のキーが同時
に打けんされたことを検出する複合入力検出手段を設け
るとともに、相隣接する2つの子音キーを同時に打けん
した際に、これらの子音キーのうち一方の子音キーのシ
フト状態に設定されたコードを生成する隣指シフト入力
手段を設け、少なくとも1つの子音キーに、シフト状態
において文字コードおよび記号コード(句点「、」、読
点「。」など)の2つのコードを設定し、隣指シフト入
力手段を、2つのコードが設定されたキーと、このキー
に相隣接する子音キーと、母音キーとを同時に打けんし
た際には、前記文字コードである子音に母音を加えて
「子音+母音」のコード(文字)を生成し、母音キーが
同時に打けんされなかった場合には、前記記号コードを
生成するように設定したことを特徴とする。
【0007】ここで、隣指シフト入力手段を、斜め方向
に相隣接する2つの子音キーを同時に打けんした際に、
これらの子音キーのうち一方の子音キーのシフト状態に
設定されたコードを生成するように構成してもよい。ま
た、隣指シフト入力手段を、複数の子音キーのうちの右
端に配置された子音キーに対しては、その子音キーの左
斜め上あるいは左斜め下に隣接する他の子音キーを同時
に打けんした際に、前記右端の子音キーのシフト状態に
設定されたコードを生成するとともに、右端以外に配置
された子音キーに対しては、その子音キーの右横に隣接
する他の子音キーを同時に打けんした際に、前記右端以
外の子音キーのシフト状態に設定されたコードを生成す
るように構成してもよい。
【0008】
【0009】さらに、前記複合入力検出手段は、押され
ている複数のキーのなかで最初に離されたキーと、この
キーが離された時から一定時間内に離されたキーとを同
時に打けんしたキーと判断するように、つまりキーが離
されて上がったタイミングによって判断するように設定
されていることが好ましい。
【0010】
【作用】このような本発明においては、ピアノの和音の
ように、複数のキーを打けんした際に、打けんされた複
数のキーのなかに、相隣接する2つの子音キーが含まれ
ていれば、隣指シフト入力手段によって一方の子音キー
のシフト状態のコードを出力する。例えば、キーボード
の子音エリアの右端に配置された子音キーと、その左斜
め上あるいは左斜め下に配置された子音キーとを同時に
打けんした際には、右端の子音キーのシフト状態に設定
されたコードが出力され、子音エリアの右端以外に配置
された子音キーと、その右横に配置された子音キーとを
同時に打けんした際には、前記子音キーのシフト状態に
設定されたコードが出力される。この際、各子音キーの
シフト状態に設定されたコードは、隣接するキーを同時
に打けんすることで入力されるため、従来の離れた位置
に設けられるシフトキーを用いた場合に比べて入力操作
性が向上する。また、1つのキーのシフト状態に2つの
コードを設定することができ、1つのキーでより多くの
コードを出力することができ、キー数をより一層少なく
することができたり、より多くのコードを設定すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、本実施例では、図1に示すように、キー配
列を少なくした特別なキー入力装置3に液晶画面2aが
ヒンジ結合されたワープロ本体1に本発明を適用した例
について説明する。
【0012】ワープロ本体1は、ワープロ本体1の後壁
部1aにヒンジ1bを介して回動自在に設けられた液晶
画面2a付きの蓋体2を備えており、この蓋体2は開口
側に設けられた口金部2bによって、ワープロ本体1に
係止されるようになっている。また、キー入力装置3
は、ワープロ本体1の後壁部1a側に位置し上下3段左
右5列の15個のキー群からなるメインキーエリア3A
と、ワープロ本体1の前壁部1c側に位置し前記メイン
キーエリア3Aの下側に1列にキーが配列されたコント
ロールキーエリア3Bと、前記メインキーエリア3Aと
並ぶ位置に配列されワープロ本体1の左側に1列3段に
キーが配列されたサブキーエリア3Cとを主体として構
成されている。
【0013】なお、このワープロ本体1は、左手で持っ
たまま、メインキーエリア3Aのキーとコントロールキ
ーエリア3Bのキーとを右指で打ちながら、サブキーエ
リア3Cのキーを左手の親指で打って使用してもよい。
この場合、隣合った2個のサブキーを左親指の腹で同時
に打つことも可能である。また、ワープロ本体1を机の
上に置いて、サブキーエリア3Cに左手の人差指と中指
を添えて入力してもよい。この場合は、サブキーを左の
人差指と中指で打ち、コントロールキーの一部を左親指
でも打てるようにしてある。
【0014】図2は、図1に示すメインキーエリア3A
を構成する上下3段左右5列の15のキーと、コントロ
ールキーエリア3Bを構成する1列4個のキーと、サブ
キーエリア3Cを構成する3個のキーに、日本語の入力
を主体に配慮した「ワープロ配列」の割付例を示すもの
で、この例では入力用の文字にローマ字を用い、日本語
と英語を共通の配列で入力できるように配慮してある。
また、図2では、図面から明らかなように、数字・記号
・機能・モードをメインキーエリア3Aを構成する上下
3段左右5列の15の文字キーに同居させ、コントロー
ルキーエリア3Bを構成する1列4個のキーと、サブキ
ーエリア3Cを構成する3個のキーを使って打ち分ける
ようにしてあり、これにより、これら数字・記号・機能
・モードを離れた位置まで指を運ばず、手元を見ないで
入力できる利点がある。
【0015】さらに、前記メインキーエリア3A内での
文字キーの配列は、このメインキーエリア3A内の各キ
ーの打ちやすさの順序と、ローマ字入力の際のアルファ
ベットの母音および子音の使用頻度とを照らし合わせて
配置されたものとなっており、また母音および子音はそ
れぞれ使用頻度が高い順にこのキー配列上において付け
られた打ちやすさの順である中段、上段、下段へと配列
されるとともに、各段のキーは基準側から反対側へと配
列された構造となっている。
【0016】なお、前記メインキーエリア3Aの横に配
列されたサブキーエリア3Cの3つのキー120、12
1、122は、主として、ワープロ機能に備えられた変
換機能(略語変換、短縮変換等の機能)や常用記号、テ
ンキー等の入力の際に使用されるもので、3つのキーを
組み合わせて使うことにより、ワープロ機能を操作する
ものである。
【0017】さて、このように本実施例におけるキー入
力装置3は、非常に特色のあるキー配列を備えている
が、本発明とは直接関係しない部分もあってわかりにく
いため、日本語のローマ字入力に使用する配列だけを取
り出したものを図3に示す。図3は、ローマ字入力の際
に出現する文字を、上下3段左右5列の計15個のメイ
ンキーエリア3Aに配列した状態を示す図であり、実施
例のメインキーエリア3Aは、右手を使って入力される
ように配慮されている。すなわち、当該メインキーエリ
ア3Aのうち一方側(図示例では左側)は人差指がホー
ムポジションとなる基準側とされており、この基準側2
列のキー群からなるエリアが母音を入力する母音エリア
3Dに設定され、また、メインキーエリア3Aの残り3
列のキー群からなるエリアが子音を入力する子音エリア
3Eに設定された構成となっている。
【0018】そして、基準側2列のキー群からなる母音
エリア3Dには、101、102、106、107、1
11、112の6つのキーが備えられ、これら各キー1
01、102、106、107、111、112にはそ
れぞれ母音を表す「A」、「I」、「U」、「E」、
「O」の母音キーが以下のように配列されている。すな
わち、母音キーのうち中段のキー107、106にはそ
れぞれ「A」、「I」の打けんキーが配列され、上段の
キー102、101にはそれぞれ「U」、「E」の打け
んキーが配列され、さらに下段のキー112、111に
は「O」、と撥音である「ん」の打けんキーが配列され
ている。
【0019】この配列は、右手人差指を母音エリア3D
のホームポジションとした際に、人差指のホームポジシ
ョンとなる位置のキー107に、使用頻度の高い「A」
のキーが配置され、その横のキー106に「I」のキー
が配置され、さらに、上段、下段に行くにしたがって、
使用頻度順に沿って「U」、「E」、「O」のキーが配
置されたものである。なお、図示例の母音エリア3D上
での配列は、文字の使用頻度順に必ずしも合致していな
いが、これは中段、上段、下段に行くに従って、
「A」、「I」、「U」、「E」、「O」となるように
文字の覚えやすさを配慮したためである。
【0020】また、図示例では、キー107にホームポ
ジションを示すホームポジション指示手段130が形成
されている。ここでは、ホームポジション指示手段13
0として、キー107上の文字Aを囲むように四角枠が
形成され、この四角枠の内側が凸部とされ、指を置いた
ときに、このキー107が認識できるようになってい
る。しかしホームポジション指示手段130は、このよ
うな図示例に限定されるものではなく、キー107が認
識できるものであれば他の手段(例えばキー107の色
を変えたり、LEDが点滅したりするような手段)であ
っても良い。
【0021】一方、右側3列の子音エリア3Eには、日
本語の子音を表す「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」の子音キーが
配列されている。より具体的には、中段のキー108、
109、110が左側から順に「K」、「S」、「T」
のキーとされ、また上段のキー103、104、105
が左側から順に「N」、「H」、「M」のキーとされ、
さらに下段のキー113、114、115が、左側から
順に「Y」、「R」、「W」のキーとされた基本構造と
なっている。そして、これらの配列は、「か」行、
「さ」行、「た」行、「な」行、「は」行、「ま」行、
「や」行、「ら」行、「わ」行の子音がアカサタナ順に
キーの中段、上段、下段、さらに基準側から反対側へ並
ぶように配慮したために構成されたものである。
【0022】なお、このような配列も、母音の配列と同
様に、打ちやすさの順と、ローマ字の使用頻度の順とを
配慮して設定されていることは勿論であり、右手人差指
を母音エリア3Dのホームポジションとした際に、中段
の中指のホームポジションとなる位置のキー108に、
日本語において使用頻度の高い「K」のキーが配置され
るものである。また前述の中指位置のキー108の横に
は、「S」が備えられたキー109が備えられ、その横
のキー110には「T」のキーが配置される。そして、
上段、下段に行くにしたがって、各段のキーには、基準
側から反対側に向かって、使用頻度順に沿ってキー10
3には「N」が、キー104には「H」が、キー105
には「M」が、キー113には「Y」が、キー114に
は「R」が、キー115には「W」のキーがそれぞれ配
置されている。
【0023】一方、前記子音キーのシフト状態(コント
ロールキーエリア3Bに配列されたシフトキー116
か、本発明の特徴である隣指シフト入力手段によって、
前記メインキーエリア3Aの各キーをシフト状態と非シ
フト状態の何れかに切り替えるシフト操作した状態)に
は、句点「、」、読点「。」、ハイフォン「−」、促音
「っ」並びに母音を組み合わせて半濁音、濁音を構成す
る「P」、「B」、「G」、「Z」、「D」が割り付け
られている。具体的には、上段の「N」、「H」、
「M」に対応する打けんキー103、104、105に
は、「P」、「B」、「っ」が配列され、中段の
「K」、「S」、「T」に対応する打けんキー108、
109、110には、「G」、「Z」、「D」が配列さ
れ、さらに下段の「Y」、「R」、「W」に対応する打
けんキー113、114、115には句点「、」、読点
「。」、ハイフォン「−」が配列されている。なお、実
施例では、右手で操作する場合についてのキー配列とな
っているが、左手で操作する場合は基準側が図示例とは
逆になって左右逆に配列されることは言うまでもない。
【0024】一方、コントロールキーエリア3B内のキ
ーについて、説明を補足しておくと、これらコントロー
ルキーエリア3B内に配置された4個のキー116、1
17、118、119は、主として変換・無変換・シフ
ト等の機能を持つものでメインキーエリア3A内に配列
された15個のキーと組み合わされて、キー入力装置3
における各種機能を作用させるようになっている。実施
例では、図2に示すように、基準側(左側)からシフト
とかな漢字変換の機能をもったシフトキー116と、F
(ファンクション)シフトとかな漢字無変換の機能をも
ったFシフトキー117と、メインキーエリア内のキー
を機能操作させる機能シフトの機能とスペース入力の機
能をもった機能シフトキー118と、かな小文字の入力
機能とメニュー呼びだし機能を備えたLシフトキー11
9とにより構成されており、またこのLシフトキー11
9は、他のキー116、117、118等に比べると、
幅が略倍の大きさにされ、打けんしやすくなるように配
慮されている。
【0025】ところで、図2に示すキーの配列は、前述
したように英語の入力の際の操作性をも配慮しているた
め、英語入力用のキー配列も設定できるようになってい
る。すなわち、英語入力のモード(英字モード)と日本
語入力のモード(ローマ字入力による日本語入力モー
ド)とは適宜な切り替え手段によって切り替えることが
できるようにされており、英語入力モードにおいては、
各キーの「/」表示の左側の文字が入力されるようにさ
れ、日本語入力モードの場合には各キーの「/」表示の
右側の文字が入力されるようにされている。なお、
「/」キーで区分されていないキーに関しては、英語お
よび日本語の各入力モードにおいて同じ文字が入力され
るように設定されている。例えば、中指のホームポジシ
ョンである108のキーは、「C/K」の文字として配
置され、当該「C/K」のキーは、これにより、日本語
モード時には「K」となり、英字モード字にはアルファ
ベットの「C」となるように設定されている。その他、
図2に示すキーには、各種の機能実行キーが設定されて
いるが、本実施例では直接関係ないため説明を省略す
る。
【0026】次に前述のようなキー配列のキー入力装置
3における機能について、図4に示すブロック図および
図5に示すフローチャートを参照して説明する。前述し
た各キーエリア3A、3B、3Cが配列されたキー入力
部140においてキーが入力されると(ステップ1、以
下「ステップ」を「S」と略す)、そのキー入力が単一
入力(キーを1つづつ入力すること)か、あるいは複合
入力(複数のキーを同時に入力すること)であるかを複
合入力検出手段141で検出する(S2)。ここで、単
一入力と判断されれば、表示装置制御部143に入力キ
ーの信号(文字列)が送られて画面144に表示される
(S5)。
【0027】一方、複合入力と判断されれば、文字列生
成処理手段142において文字列生成処理が行われる
(S3)。この文字列生成処理(S3)については後で
詳述する。なお、同時に押されたキーの数によっては、
1回の文字列生成処理(S3)ではすべての文字を確定
できないこともあるため、全文字が確定されたかを判断
し(S4)、必要に応じて文字列生成処理(S3)を繰
り返す。
【0028】そして、全文字が確定されたら(S4)、
表示装置制御部143に確定された入力キーの信号(文
字列)が送られて画面144に表示される(S5)。こ
の際、入力キーの組み合わせが間違っている場合には、
エラー表示を行う。さらに、キー操作によっては、カー
ソル移動、バックスペース等の各種機能を実行すること
もあり、そのような操作を指示するキーの組み合わせが
入力された場合には、機能処理(S6)を行う。
【0029】また、変換キー116や無変換キー117
が押された場合には、かな漢字変換等の各種変換処理
(S7)が行われる。以上により、1回の打けん操作に
対する処理が完了し、次のキー入力があれば以上の処理
を繰り返して順次キー入力を行う。
【0030】次に、キー入力部140および複合入力検
出手段141における手順について図6のフローチャー
トを参照して詳述する。なお、キー入力装置3には、図
7に示すように、「DOWN-TMP」(押されたキーのデータ
記憶用)、「UP」(キーから手が離されて上がったキー
のデータ記憶用)、「DOWN-ING」(押され続けているキ
ーのデータ記憶用)の各データ記憶領域151、15
2、153が設けられている。各データ記憶領域15
1、152、153には、各々押されたキー、離された
キー、押され続けているキーの数を記憶するカウンタ
(CNT)151A,152A,153Aと、各キーの
キー番号を記憶するバッファ151B,152B,15
3Bとが設けられている。
【0031】まず、予め設定されたサンプリングタイム
に合わせて割込入力を行い(S11)、キーの状態変化
の有無をチェックする。ここで、何らかのキーが押され
ていれば(S12)、そのキーの番号をDOWN-TMPのバッ
ファ151Bに記憶するとともに、DOWN-TMPのカウンタ
151Aの数を1つプラスする(S13)。
【0032】その後、再度キーの状態変化の有無をチェ
ックし、他のキーも押されていれば、S13の処理を繰
り返す。これにより、DOWN-TMPのカウンタ151Aに
は、押されたキーの総数が記憶され、DOWN-TMPのバッフ
ァ151Bには、押された各キーの番号がそれぞれ記憶
される。
【0033】また、キーの状態変化をチェックした際
に、キーが押されていなければ、離されて上がったキー
があるかをチェックする(S14)。ここで、上がった
キーがなければ、キー状態変化の有無のチェックを繰り
返す。一方、上がったキーがあれば、そのキーの番号を
UPのバッファ152Bに記憶するとともに、UPのカウン
タ152Aの数を1つプラスする。また、DOWN-TMPのカ
ウンタ151Aの数を1つマイナスし、一定時間の経過
を測定するタイマーをスタートさせる(S15)。
【0034】その後、予め設定された経過時間が過ぎた
か(タイムアップしたか)、あるいはDOWN-TMPのカウン
タ151Aの数が0となったかを検出する(S16)。
ここで、タイムアップせず、かつカウンタ151Aが0
でなければ、上がったキーがあるかをチェックし(S1
7)、上がったキーがあれば、そのキーの番号をUPのバ
ッファ152Bに記憶し、UPのカウンタ152Aの数を
1つプラスし、DOWN-TMPのカウンタ151Aの数を1つ
マイナスする(S18)。
【0035】その後、S16に戻ってチェックを続行す
る。また、S17において上がったキーが無い場合もS
16に戻ってチェックを続行する。
【0036】S16において、タイムアップしたり、カ
ウンタ151Aが0になった場合には、DOWN-INGのバッ
ファ153Bに現在押されているキー番号(DOWN-TMPの
バッファ151BからUPのバッファ151Bのデータを
取り除いたもの。なお、上がったキーを検出した際に、
DOWN-TMPのバッファ151Bからその上がったキー番号
を削除している場合には、DOWN-TMPのバッファ151B
の内容をそのまま移行すればよい。)を記憶し、DOWN-I
NGのカウンタ153Aに現在押されているキーの数(=
DOWN-TMPのカウンタ151Aのデータ)を記憶する(S
19)。
【0037】なお、本実施例において、同時入力の検出
をキーが離されて上がったときのタイミングで検出する
のは次の理由からである。すなわち、図8に示すよう
に、複数のキー(1)〜(5)を同時に押した場合のタ
イミングのずれt1に比べて、同時に離したキー(1)
〜(4)のタイミングのずれt2のほうが小さく、ばら
つきも少ないため、同時入力のキーを確実に検出できる
からである。なお、t2は例えば5〜10msec程度に設
定すればよいが、個人差もあるため、設定値を適宜変更
できるようにしてもよい。また、t2を越えても押され
続けているキー(5)は前記DOWN-INGのバッファ153
Bおよびカウンタ153Aに記憶されることになる。
【0038】そして、上がったキーの番号および数(UP
のカウンタ152A、バッファ152B)と、押され続
けているキーの番号および数(DOWN-INGのカウンタ15
3A、バッファ153B)とを文字列生成処理手段14
2(キーの数が1つであれば表示装置制御部143)に
送信する(S20)。この複数のキー番号は文字列生成
処理手段142で処理されて対応する文字列が画面14
4に表示される。
【0039】文字列生成処理手段142は、図9に示す
ように、サブキー処理手段161、2重母音処理手段1
62、隣指シフト入力手段163、撥音キー処理手段1
64、英文処理手段165の各処理手段を備え、送信さ
れてくるキーの番号に応じて対応する処理手段(通常は
1つの処理手段で処理されるが、打けんされたキーによ
っては複数の処理手段で処理されることもある)によっ
て打けんされたキーに対する文字列が生成されるように
なっている。
【0040】サブキー処理手段161は、打けんされた
複数のキーのなかに、図3に示すサブキー120、12
1、122が含まれている際の処理を規定したものであ
り、本実施例では、日本語において2音節目での出現頻
度が高い「い・う・き・く・ち・つ・っ・ん」のなかで
1つのキーで入力できない(母音および「ん」以外)文
字である「き・く・ち・つ・っ」を入力できるように設
定している。
【0041】2重母音処理手段162は、打けんされた
複数のキーのなかに、図3に示す母音キー101、10
2、106、107、112のうちの2つのキーが押さ
れている際に、その母音の順序を日本語の頻出割合に応
じて予め設定しておき、そのルールに基づいて並べ替え
るようにする処理を規定したものである。
【0042】隣指シフト入力手段163は、子音エリア
3Eにある各キーの上部の文字を、シフトキー116を
同時に押す通常の出力方法の代わりに、隣接する他の子
音キーを押すことで出力する処理を規定したものであ
り、詳しくは後で説明する。
【0043】撥音キー処理手段164は、打けんされた
複数のキーのなかに、撥音「ん」キー111が打けんさ
れた場合の処理を規定したものである。すなわち、
「ん」キー111が含まれている場合、「子音、
(Y)、母音、ん」の順序に直して出力するように設定
されている。例えば、打けんされた文字数が2の場合
(母音+ん、Aン等)、文字数が3の場合(子音+母音
+ん、KAん等)、文字数が4の場合(子音+Y+母音
+ん、SYAん等)のように出力される。なお、文字数
2の場合で子音+んの場合には、対応するローマ字がな
いため、特別に「子音+UU」(YUU等)と処理され
るように設定している。
【0044】英文処理手段165は、英字モードに設定
されている際に複数のキーが入力された場合の処理を規
定したものである。
【0045】次に、文字列生成処理手段142のなかで
本発明の特徴である隣指シフト入力手段163について
説明する。隣指シフト入力手段163は、図10に示す
ように、各キーのシフト位置にある文字を打つときに、
その同じキーと線で結んだ右隣か左斜め上隣の「シ」印
のキーを、薬指か小指で同時に打ち、親指に代わってシ
フト操作するように構成されている。具体的には、各子
音キー103,104,108,109,113,11
4に対しては右隣の各子音キー104,105,10
9,110,114,115を同時に押すことで各子音
キーの上部の文字(「P」,「B」,「G」,「Z」,
「F」あるいは句点「、」,「V」あるいは読
点「。」)が出力されるようになっている。一方、子音
エリア3Eの右端のキー110、115に対しては左斜
め上隣のキー104、109を同時に押すことで各キー
の上部の文字(「D」,ハイフォン「−」)が出力され
るように設定している。
【0046】また、本実施例の隣指シフト入力手段16
3は、これらの2つの子音キーと同時に母音キーが打け
んされた場合には、日本語の音節(子音+母音)と判断
して、かな文字を出力するようにしている。この母音を
伴う入力例を図11に示す。図11において、左欄が入
力された2つの子音キーの組み合わせを表す「マッチン
グ子音ペア」であり、右欄がこれら子音キーの組み合わ
せにさらに母音キーが入力された際に出力されるコード
(文字)を表す置換テーブルである。なお、マッチング
子音ペアにおいて、左側がシフト位置にある文字を出力
するキーであり、右側がシフト操作を行うためのキーで
ある。
【0047】一方、母音キーを伴わずにキー113、1
14および115がシフト状態とされた場合には、それ
ぞれ句点「、」、読点「。」およびハイフォン「−」が
入力される。
【0048】図12ないし図14は、本実施例の隣指シ
フト入力手段163を用いた複合入力の例を示すもの
で、右親指、右人差指、右中指、右薬指、右小指の5本
の指を図に示す位置に使って各種文字を入力することが
できる。
【0049】このような本実施例によれば、隣接する2
つの子音キーを同時に押すことで、一方の子音キーのシ
フト状態に設定した子音や記号コードを入力することが
できる。このため、各キーに複数のコードを設定するこ
とができてキーボードのキーの数を少なくできるととも
に、従来のキーボードのようにシフトキーが離れていて
片手等では打けんしにくいという問題もなく、シフト操
作を操作性よく行うことができる。
【0050】また、子音エリア3Eに設けられた9個の
キーのうち、右端の2つのキー110,115に対して
は、左斜め上隣の各キー104,109を同時に押すこ
とでシフト状態のコードを入力できるようにし、右端以
外の他のキー103,104,108,109,11
3,114に対しては右隣の各キーを同時に押すことで
シフト状態のコードを入力できるようにしているので、
隣指シフト入力手段163で処理できるキーの数を多く
でき、多くのキーにシフト状態の文字・記号を割り当て
ることができる。たとえば、右隣のキーのみを用いてシ
フト操作を行う場合には、右端のキーに対してはシフト
操作が行えないため、シフト状態のコードを割り当てる
ことができないが、本実施例では右端のキーに対しては
左斜め上のキーを用いることで対処しているため、右端
のキーに対してもシフト操作を行うことができ、その分
だけキーの数を少なくできてキー入力装置3を小型化す
ることもできる。
【0051】さらに、隣指シフト入力手段163は、図
11に示すように、隣接する子音キーのほかに母音キー
を同時に入力した場合には、「子音+母音」の文字コー
ドを生成するように構成されているので、日本語の各音
節を1回の打けん操作で入力することができる。このた
め、従来のローマ字入力に比べて高速に入力することが
できる。また、キー113,114には、シフト状態に
おいて子音コード(F,V)と記号コー
ド(「、」、「。」)との2つのコードを設定し、同時
入力したキーに母音キーが含まれているか否かで使い分
けて入力できるように構成したので、各キーにより多く
のコードを割り当てることができ、キーの数が少なくて
も各種コードを入力することができ、キー入力装置3の
小型化を一層促進することができる。
【0052】さらに、右端のキーに対するシフト操作を
左斜め上のキーを用いているので、キーを押しやすくで
きて操作性を向上できる。すなわち、五本の指を効果的
に用いて入力する場合、右端の各キーは通常小指で入力
することになる。この小指に対して隣接するキーを入力
する薬指は長さが長く、かつ小指よりも左側にあるた
め、右端のキーを小指で打けんし、左斜め上のキーを薬
指で同時に打けんすれば、非常にキー入力が容易とな
り、操作性を著しく向上することができる。
【0053】本実施例では、複合入力検出手段141に
おいて、複数のキーが同時に押されているかを、操作時
のばらつきが少ないキーが離されたタイミングを検出し
てチェックしているので、同時に押されたキーを確実に
検出することができ、誤検出による文字入力のエラー等
を無くすことができる。また、キー入力装置3に、3種
類のバッファ151A〜153A、カウンタ151B〜
153Bを設けているので、同時に押されたキーだけで
はなく、押され続けているキーも検出することができ、
各種のキーの組み合わせを実現でき、各種機能をキーの
組み合わせによって容易に実現することができる。
【0054】また、本実施例では、通常のキーボードに
比べてキー数が少ない入力装置3を用いているので、小
型化が図れ、片手での操作も可能にできる。特に、本実
施例のキー入力装置3は、少なくとも上下3段左右5列
の15個のキーからなりその左右何れか一方側が基準側
とされたメインキーエリア3Aを含み、当該メインキー
エリア3Aのうち前記基準側2列のキー群からなるエリ
アを母音を入力する母音エリア3Dに設定し、前記メイ
ンキーエリア3Aの残り3列のキー群からなるエリアを
子音を入力する子音エリア3Eに設定しているので、キ
ー入力時に手をこの3段5列のキーに添れば、母音エリ
ア3Dが人差指のポジションとなり、子音エリア3Eが
中指・薬指・小指のポジションとなって、活動量の多い
人差指によって出現頻度の高い母音の入力操作を行なう
ことができる。
【0055】さらに、前記母音エリア3Dおよび/また
は子音エリア3Eの各キーに、それぞれ予め定められた
打ちやすさの順番に基づいて母音および/または子音
を、使用頻度が高い順に配列し、前記打ち易さの順番を
中段の基準側から反対側、上段の基準側から反対側、下
段の基準側から反対側の順にしたので、指の中で最も優
れた独自の働きと活動力を持っている人差指に最も頻度
の高い文字が配置されることとなり、さらに、中指、薬
指、小指の順にアルファベットの文字が頻度順に配置さ
れ、キー入力時の操作性を向上することができる。
【0056】また、隣指シフト入力手段163とは別
に、シフトキー116を押しながら行うこれまでの「親
指シフト」の機能もそのまま使えるので、句読点を打つ
ときなど、シフトキー116を左親指で打って、高速入
力することもできる。要するに、本実施例では、隣指シ
フト入力手段163を用いるものと、シフトキー116
を用いるものとを操作性等を考慮してシフト操作を適宜
使い分けることができ、操作性をより一層向上すること
ができる。
【0057】なお、本発明は前記実施例の構成に限らな
い。例えば、図15(A),(B)に示すような、QW
ERTY配列やDvorak配列のキー入力装置(キー
ボード)等に適用してもよい。ただし、本発明は、特に
少数のキーで構成されて片手で操作する小型キーボード
に適している。
【0058】また、前記実施例では、右隣のキーを同時
に押してシフト操作をするものと、左斜め上のキーを同
時に押してシフト操作をするものとを設けていたが、ど
ちらか一方の操作のみでシフト操作を行うように設定し
てもよい。この際、横方向に隣接するキーでシフト操作
を行う場合には、左隣キーを同時に押してシフト操作を
行ってもよい。また、斜め方向に隣接するキーでシフト
操作を行う場合には、左斜め上隣だけでなく、左斜め下
隣、右斜め上隣、右斜め下隣のいずれかのキーでシフト
操作するように設定してもよい。特に、親指から小指ま
での各指の長さが異なるため、斜め方向に隣接するキー
を同時に押してシフト操作するように設定すれば、指の
動きが円滑となり、操作性をより一層向上することがで
きる。
【0059】さらに、子音エリア3Eの左端のキーに対
しては、右斜め上あるいは右斜め下のキーを同時に押し
てシフト操作を行い、その他のキーに対しては左隣のキ
ーを同時に押してシフト操作するように設定してもよ
い。また、前記実施例では、キー105に対してはシフ
ト操作を行わなかったが、キー105に対してのみ左斜
め下隣のキー109を同時に打けんしてシフト操作する
ように設定してもよい。このようにすれば、子音エリア
3Eのすべてのキーに対してシフト操作を行えるという
利点がある。
【0060】また、本発明のキー入力装置は、前記実施
例のワープロ本体1のように画面2aが一体化されたも
のに限らず、デスクトップ型パソコンのキーボードのよ
うにキーのみが設けられたキー入力装置にも利用するこ
とができる。要するに、本発明は、ワープロやパソコン
等の各種機器の入力装置として広く利用することができ
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような優れた効果を奏する。請求項1に記載のキー入
力装置によれば、隣接するキーを同時に押すことでシフ
ト操作を行うことができるため、従来のように離れた位
置のシフトキーを押して操作する必要が無く、特に片手
で操作する小型キーボードなどにおける入力操作性を向
上することができる。また、1つのキーのシフト状態に
2つのコードを設定することができ、1つのキーでより
多くのコードを出力することができ、キー数をより一層
少なくすることができたり、より多くのコードを設定す
ることができる。
【0062】また、請求項2に記載のキー入力装置によ
れば、親指から小指までの長さが異なる各指に対して入
力しやすい位置にシフト操作用のキーを設定でき、指の
動きを円滑にできて操作性をより一層向上することがで
きる。さらに、請求項3に記載のキー入力装置によれ
ば、子音エリアに配列された多くのキーに対してシフト
操作を行うことができ、その分キーの数を少なくできて
キー入力装置の小型化を促進することができる。
【0063】
【0064】また、請求項に記載のキー入力装置によ
れば、複数キーの同時入力を、複数の押されたキーが離
される(上がった)タイミングで検出する複合入力検出
手段を設けているので、同時に打けんされたキーを確実
に検出することができ、誤検出のない検出つまりエラー
入力の発生が少ない入力装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるキー入力装置の斜視図
である。
【図2】前記実施例のキー入力装置のキー配列を示す平
面図である。
【図3】前記実施例のキー入力装置のローマ字入力の際
の文字の割付例を示す平面図である。
【図4】前記実施例のキー入力装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】前記実施例のキー入力装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】前記実施例の複合入力検出手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】前記実施例のキー入力装置に設けられたデータ
記憶領域を示す概念図である。
【図8】前記実施例のキー入力装置の複合入力を説明す
るために示した打鍵タイミングの図である。
【図9】前記実施例の文字列生成処理手段の構成を示す
ブロック図である。
【図10】前記実施例にかかるキー入力装置の隣指シフ
ト機能を説明するために示した平面図である。
【図11】前記実施例の隣指シフト入力手段で生成され
るコード例を示す図である。
【図12】隣指シフト入力手段による入力の例を示す図
である。
【図13】隣指シフト入力手段による入力の例を示す図
である。
【図14】隣指シフト入力手段による入力の例を示す図
である。
【図15】QWERTY配列およびDvorak配列を説明するため
に示した平面図である。
【符号の説明】
1 ワープロ本体 2 蓋体 2a 画面 3 キー入力装置 3A メインキーエリア 3B コントロールキーエリア 3C サブキーエリア 3D 母音エリア 3E 子音エリア 140 キー入力部 141 複合入力検出手段 142 文字列生成処理手段 161 サブキー処理手段 162 2重母音処理手段 163 隣指シフト入力手段 164 撥音キー処理手段 165 英文処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−139520(JP,A) 特開 昭63−292315(JP,A) 特開 平10−247128(JP,A) 加藤善也、北上義一,「複合入力処理 におけるパーム型キーボードの実験」, 情報処理学会研究報告「ヒューマンイン ターフェイス」,日本,情報処理学会, 1995年 5月17日,95/42/(HI−60 −3),17−24 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/02 310 G06F 3/023 H03M 11/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母音エリアおよび子音エリアに分かれて
    配置された複数の母音キーおよび子音キーと、 複数のキーが同時に打けんされたことを検出する複合入
    力検出手段と、 相隣接する2つの子音キーを同時に打けんした際に、こ
    れらの子音キーのうち一方の子音キーのシフト状態に設
    定されたコードを生成する隣指シフト入力手段と、を具
    備し 前記複数の子音キーの少なくとも1つには、そのシフト
    状態において文字コードと記号コードとの2つのコード
    が設定され、 前記隣指シフト入力手段は、前記シフト状態に2つのコ
    ードが設定されたキーに対して相隣接する子音キーが同
    時に打けんされた際に、さらに母音キーも同時に打けん
    されていれば前記文字コードを用いて「子音+母音」の
    コードを生成し、母音キーが同時に打けんされていなけ
    れば前記記号コードを生成するように設定されている
    とを特徴とするキー入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキー入力装置において、
    前記隣指シフト入力手段は、斜め方向に相隣接する2つ
    の子音キーを同時に打けんした際に、これらの子音キー
    のうち一方の子音キーのシフト状態に設定されたコード
    を生成することを特徴とするキー入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のキー入力装置において、
    前記隣指シフト入力手段は、複数の子音キーのうちの右
    端に配置された子音キーに対しては、その子音キーの左
    斜め上あるいは左斜め下に隣接する他の子音キーを同時
    に打けんした際に、前記右端の子音キーのシフト状態に
    設定されたコードを生成するとともに、右端以外に配置
    された子音キーに対しては、その子音キーの右横に隣接
    する他の子音キーを同時に打けんした際に、前記右端以
    外の子音キーのシフト状態に設定されたコードを生成す
    ることを特徴とするキー入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1からのいずれかに記載のキー
    入力装置において、前記複合入力検出手段は、押されて
    いる複数のキーのなかで最初に離されたキーと、このキ
    ーが離された時から一定時間内に離されたキーとを同時
    に打けんしたキーと判断するように設定されていること
    を特徴とするキー入力装置。
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加藤善也、北上義一,「複合入力処理におけるパーム型キーボードの実験」,情報処理学会研究報告「ヒューマンインターフェイス」,日本,情報処理学会,1995年 5月17日,95/42/(HI−60−3),17−24

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