JP2003258977A - 携帯電話器 - Google Patents

携帯電話器

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JP2003258977A
JP2003258977A JP2002057828A JP2002057828A JP2003258977A JP 2003258977 A JP2003258977 A JP 2003258977A JP 2002057828 A JP2002057828 A JP 2002057828A JP 2002057828 A JP2002057828 A JP 2002057828A JP 2003258977 A JP2003258977 A JP 2003258977A
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太郎 高原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力キーによる文字等情報の入力効率と入力操
作容易性の高い携帯電話器を提供する。 【解決手段】QWERTY配列17を、そのQWERT
行およびこの行の列からなる1部と、YUIOP行およ
びこの行の列からなる2部と、に分割し、さらに、この
1部のQWERT行およびこの行の列に、2部のYUI
OP行およびこの行の列がこの順で順次重なるように割
り当てられた複数の入力キー14と、これら入力キーに
よる入力モードを、1部の入力キーによる入力と、2部
の入力キーによる入力の一方に切り換える1部2部切換
キーと、入力キーによる文字入力モードを少なくともロ
ーマ字入力モードと英字入力モードの一方に切り換える
文字入力モード切換キー18と、を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キー配列の一種で
あるQWERTY配列またはその一部を変更したほぼQ
WERTY配列を、例えば左右に二等分し、これら左右
を重ねて複数の入力キーにそれぞれ割り当てると共に、
これら入力キーの操作時には、本来縦長の電話器本体を
横長状態で使用することにより入力操作の容易性と高速
入力の向上を図った携帯電話器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の携帯電話器の一例として
は、図9で示すものが知られている。この携帯電話器1
は複数の入力キー2を配設した入力操作部3と、この入
力操作部3の入力操作により入力された文字や数字等の
情報、またはインターネットのウェブサイトの閲覧情報
やEメールのメール文章等が表示される液晶ディスプレ
イ等からなる表示部4を有する表示蓋部5とを、ヒンジ
6により回動自在に連結し、2つ折りで折畳み得るよう
になっている。
【0003】入力操作部3と表示蓋部5は、共に図9中
縦方向に長い縦長の長方形に形成され、入力操作部3は
入力キー2を5行3列で配列している。また、かな入力
では、10個の入力キーに、かな50音図の各行の文字
(あ,か,さ,た,な,は,ま,や,ら,わ)を割り当
て、各行の文字の段数に応じて同一キーを複数回打鍵す
ることにより入力することができる。
【0004】例えば図7(A)に示すように「今日(き
ょう)……」を入力する場合には、表示部4に文字入力
モードを表示させ、この文字入力モードをカーソルボタ
ン7と決定ボタン8とにより選択して文字入力モードに
してから、「か」キーを2回連続打鍵すると、「き」が
入力される。次に「や」キーを3回連続打鍵すると、大
きい「よ」が入力されるので、さらに3回連続打鍵する
と、小さい「ょ」が入力され、この後「あ」キーを3回
連続打鍵すると、「う」が入力される。これにより、
「きょう」の文字が入力される。
【0005】この後、カーソルボタン7(下向き矢印)
を押すことにより、変換候補が表示され、決定ボタン8
を押すことにより変換が確定する。また、「行ったら」
の「っ」、「た」などのように、同じ行の文字が2回続
く場合には、上記の一般的なルールではなく、「た」キ
ーを6回連続打鍵して「っ」を表示した後に、一度カー
ソルボタン7(右向き矢印)を押してカーソルを右に一
字分移動した後に「た」を1回打鍵する。すなわち、こ
の場合には文字入力と文字入力の間に一度カーソルボタ
ンを押す操作を挿入させる必要がある。このために、非
常に多くのカーソルキー7と決定ボタン8の操作と入力
キー2の打鍵数が必要であり、また操作者は前後の文字
が同じ行の文字であるかどうかを判断する必要がある
等、非常に煩雑である。
【0006】また、英字入力モードでは、アルファベッ
トの26文字を3ないし4文字毎に1つのグループにま
とめ、これら複数の各グループ毎に1個の入力キーを割
り当て、同一キーの連続打鍵数により区別して入力して
いる。例えば英字「A」はABCキーの1回打鍵により
入力され、「C」はABCキーの3回連続打鍵により入
力される。
【0007】そして、表示部4では図9で示すように携
帯電話器1を縦長で使用(所持)したときに文字等の情
報が図9中横方向に横書きで表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯電話器1の入力キー2では、本来、電話
番号等の数字入力を主として前提にしており、文字入力
の重要性を余り考慮していないために、入力キーによる
文字等の入力に要する打鍵(ストローク)数が多く、高
速入力が困難であるという課題がある。
【0009】しかも、同一キーを複数回連続打鍵する状
態が長く続く場合には、連続打鍵数を間違えてカウント
する虞が増大し、誤入力の頻度が高く、文字等入力精度
が低いという課題がある。また前後の文字が異なる行で
あるものが多いため、通常は入力キーのみを連打すれば
よいが、同じ行であるときは間にカーソルキー7(右向
き矢印)を押すという煩雑なルールも誤入力の頻度を高
くしている。
【0010】さらに、ローマ字入力モードの場合はカー
ソルキー7および決定ボタン8や入力キー2の操作回数
が多く、さらに煩雑であるので、このローマ字入力は事
実上使用することが少なかった。
【0011】一方、近年の携帯電話器では、eメール通
信等種々の機能の付加充実により、文字等情報を入力す
る機会が飛躍的に増大し、文字等情報の入力効率や入力
操作容易性、高速入力の改善が強く望まれている。
【0012】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、入力キーによる文字等情報の入
力効率と入力操作容易性の高い携帯電話器を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、英文タイプで
は従来から英字キーの配列がQWERTY配列であり、
今日のパーソナルコンピュータ(PC)の英字キーのA
SCII配列やJIS配列もQWERTY配列であり、
しかも、近年ではPCが普及しているので、このQWE
RTY配列に慣れ、熟練している人も増大しているとい
う知見に基づいてなされたものである。
【0014】しかし、QWERTY配列の英字キー全部
の26文字を携帯電話器の入力部に、そのまま配列した
のでは、キーが26個に増え、むしろ携帯電話器の大型
重量化を招いてしまい、携帯電話器の小型軽量の特長を
害することになるので、その特長を生かした工夫を種々
施している。
【0015】すなわち本願請求項1に係る発明は、QW
ERTY配列を、そのQWERT行およびこの行の列か
らなる1部と、YUIOP行およびこの行の列からなる
2部と、に分割し、さらに、この1部のQWERT行お
よびこの行の列に、上記2部のYUIOP行およびこの
行の列がこの順で順次重なるように割り当てられた複数
の入力キーと、これら入力キーによる入力モードを、上
記1部の入力キーによる入力と、上記2部の入力キーに
よる入力の一方に切り換える1部2部切換キーと、上記
入力キーによる文字入力モードを少なくともローマ字入
力モードと英字入力モードの一方に切り換える文字入力
モード切換キーと、を具備していることを特徴とする携
帯電話器である。
【0016】本願請求項2に係る発明は、上記入力キー
は、上記QWERTY配列の一部を変更した配列を有す
ることを特徴とする請求項1記載の携帯電話器である。
【0017】本願請求項3に係る発明は、上記入力キー
には、上記QWERTY配列またはその一部を変更した
配列に重ねて0から9までの数字と所要の記号とが割り
当てられていることを特徴とする請求項1または2記載
の携帯電話器である。
【0018】本願請求項4に係る発明は、上記入力モー
ド切換キーは、ひらがな,英大文字,英小文字,数字の
各入力モードをサイクリックに設定するように構成され
ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
記載の携帯電話器である。
【0019】本願請求項5に係る発明は、上記入力キー
を設けた入力操作部と、この入力キーにより入力された
情報が表示可能の表示部とを有する電話器本体を、これ
ら入力操作部と表示部の並設方向に長い横長に形成して
いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
載の携帯電話器である。
【0020】本願請求項6に係る発明は、上記電話器本
体は、その側面に、上記1部2部切換キーと上記入力モ
ード切換キーとを配設していることを特徴とする請求項
5記載の携帯電話器である。
【0021】なお、ここで3行5列の行とは横並びをい
い、列とは縦並びをいう。つまり、入力キーは入力操作
部の短手方向に所定のピッチを置いて3段で並設される
一方、入力操作部の長手方向に所定のピッチを置いて5
段で並設されている。
【0022】本願請求項7に係る発明は、上記入力操作
部は、上記表示部との並設方向に長い横長に形成され、
その横長方向に沿って上記入力キーを3行5列の横置き
で配列してなることを特徴とする請求項5または6記載
の携帯電話器である。
【0023】本願請求項8に係る発明は、上記表示部
は、上記入力部との並設方向に長い横長に形成され、そ
の横長方向に沿って文字や数字,記号等の情報を横書き
で表示するように構成されていることを特徴とする請求
項5または6記載の携帯電話器である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図8に基づいて説明する。なお、これらの図中、同一ま
たは相当部分には同一符号を付している。
【0025】図1は、本発明の第1の実施形態に係る携
帯電話器11の展開状態の全体構成正面図、図2は図1
の一部拡大正面図である。この携帯電話器11は液晶デ
ィスプレイ等の表示部12を有する図1中横長の表示蓋
部13と、複数の入力キー14を図1中横向きで配設し
てなる横長の入力操作部15とをヒンジ16により回動
自在に連結しており、このヒンジ16を中心にして表示
蓋部13と入力操作部15とを2つ折りで折畳み得るよ
うになっている。
【0026】また、携帯電話器11の外形は図9で示す
従来の携帯電話器1と同様に、表示部12と入力操作部
15との並設方向に長い横長形状に形成されており、表
示部12と入力操作部15もこれらの並設方向に長い横
長形状にそれぞれ形成されている。
【0027】また、入力操作部15は、その長手方向に
沿って複数の入力キー14を横向きで3行5列で配設し
ている。すなわち、横向きの複数の入力キー14を、入
力操作部15の長手方向に所定のピッチを置いて5列で
配設する一方、入力操作部15の短手方向に所定のピッ
チを置いて3行で配設している。
【0028】そして、これら入力キー14には、QWE
RTY配列17を左右に2等分して、その半数ずつを重
ねて割り当てている。すなわち、図3に示すように英文
タイプライターやパソコン(PC)のキーボードKBに
は周知のQWERTY配列17が多用されているが、こ
のQWERTY配列17を図中2つの白線平行四辺形枠
で示すように図3中左側に位置するグループの一部であ
る左半部17aと、図中右側に位置するグループの2部
である右半部17bとを2つキー14に2重に重ねて割
り当てている。これらQWERTY配列17は、そのキ
ータイピングの際に、左側の左半部17aの各キー14
をオペレータの左手四指で打鍵し、右側の右半部17b
の各キー14を左手四指で打鍵することにより、いわゆ
るブラインドタッチが可能である。
【0029】つまり、図1,図2に示すように入力操作
部15の図中最上段の1行5列の入力キー14には、ま
ず左半部17aのQ,W,E,R,Tを図中左端から右
端に向けて順次配列し、また、このQWERT行よりも
図中下の中段には、A,S,D,F,Gの行を順次配列
し、さらにこのASDFG行の図中下にはZ,X,C,
V,Bの行を順次配列している。
【0030】さらに、この左半部17a上には、右半部
17bを重ねて配列している。つまり、図1,図2中最
上段に配列されている上記Q,W,E,R,Tの各入力
キー14上に、右半部17bの最上段であるY,U,
I,O,Pをこの順に順次重ねて割り当て、さらに、中
段の上記A,S,D,F,Gの各入力キー14上に、
H,J,K,L,@をこの順に順次重ねて割り当て、さ
らにまた、下段のZ,X,C,V,Bの各入力キー14
上に、N,M,,,.,?をこの順に順次重ねて割り当
てている。なお、上記「@」と「?」は図3で示すQW
ERTY配列17の右半部17bの中段右端の「;」と
下段右端の「/」に置換して正確なQWERTY配列1
7に構成してもよい。
【0031】さらにまた、これら3行5列の入力キー1
4には、0〜9までの数字を重ねて割り当てている。す
なわち、図1,図2中最上段のQとY、WとU、Eと
I、RとOの各入力キー14に、0,1,2,3をこの
順に順次割り当て、さらに、中段のAとH、SとJ、D
とK、FとLの各入力キー14に、4,5,6をこの順
に順次割り当て、さらにまた下段のXとM、Cと,、V
と.の各入力キー14に、7,8,9をこの順に順次割
り当てている。なお、0の位置はAとHもしくはZとN
の部分に割り当ててもよい。
【0032】そして、入力操作部15の側面の長手方向
中間部には、指圧可能大の文字入力モード切換キー1
8、クリアキー19、1部2部切換キーである左右切換
キー20を長手方向に所要の間隔を置いてそれぞれ配設
している。
【0033】文字入力モード切換キー18は、そのキー
18を押す毎に、数字を表示する数字表示モード
(1)、ひらがなを表示するひらがな表示モード
(あ)、英字の大文字を表示する英大表示モード
(A)、英字の小文字を表示する英小表示モード(a)
に順次サイクリックに設定(切換)するものである。ひ
らがな表示モード(あ)はローマ字入力モードであり、
このひらがな表示モード(あ)の選択中に、アルファベ
ットの入力キー14が入力されたときには、この入力を
ローマ字入力モードでひらがなを入力するものである。
【0034】また、クリアキー19は一旦入力した文字
や数字、記号等を誤入力等のために消去する場合に打鍵
するキーである。
【0035】左右切換キー20は上記QWERTY配列
17の左半部17aと右半部17bとを切り換えるもの
であり、この左右切換キー20の打鍵中に、左半部17
aと右半部17bのいずれか、例えば右半部17bの入
力キー14を有効にして文字等を入力させる一方、左右
切換キー20を打鍵せずに解放しているときは、左半部
17aと右半部17bのいずれか、例えば左半部17a
を有効にして文字等を入力させるようになっている。
【0036】図4(A)は文字入力モード切換キー18
が例えば英大表示モード(A)で、かつ左右切換キー2
0が押圧(打鍵)中でQWERTY配列17の右半部1
7bの入力キー14が選択的に入力される状態を示して
いる。
【0037】また、図4(B)は同じく英大表示モード
(A)中で、かつ左右切換キー20の押圧(打鍵)を止
めて解放することによりQWERTY配列17の左半部
17aの入力キー14が選択的に入力される状態を示し
ている。
【0038】したがって、例えば「Q,Y,O」キー1
4を1回打鍵したときに、文字入力モード切換キー18
が数字表示モード(1)であれば、数字の「0」が入力
される。一方、このとき、文字入力モード切換キー18
が英大表示モード(A)であって、左右切換キー20が
左半部表示モードであるときには、QWERTY配列1
7の左半部17aに属する英大の「Q」が選択的に入力
され、右半部表示モードであるときには、同右半部17
bに属する英大「Y」が選択的に入力される。
【0039】なお、図1,図2中、符号21は通話開始
ボタン、22は通話終了ボタン、23は表示部12に表
示されるカーソルの移動を制御するカーソルボタン、2
4はカーソルで選択したメニューや入力した文字等の表
示等を決定させる決定ボタンである。
【0040】図5はこのように構成された携帯電話器1
1の入力操作をユーザが両手を使用して行なう場合の使
用状態の一例を示している。この場合は、携帯電話器1
1を横向き状態で例えば左手により携帯電話器11の入
力操作部15の側面を例えば親指と人指し指とにより挟
持し、人指し指により文字入力モード切換キー18、ク
リアキー19、左右切換キー20を適宜打鍵できるよう
になっている。この状態で例えば利き手の右手の人指し
指で入力キー14を押圧(打鍵)する。
【0041】この入力方法によれば、左手人指し指で、
文字入力モード切換キー18、クリアキー19、左右切
換キー20を適宜容易に押圧し、所要時間左右切換キー
20を容易に押し放しにもできる。
【0042】また、左右切換キー20の押圧によりアル
ファベットの入力キー14をQWERTY配列17の左
半部17aと右半部17bの一方に容易かつ簡単に入力
することができる。しかも、これら入力キー14はQW
ERTY配列17であるので、英文タイプライター、A
SCII配列やJIS配列のパソコン(PC)の使用に
慣れているユーザにとっては入力キー14による入力が
容易となり、高速入力が可能となる。しかも、表示部1
2はこのように入力された文字や数字、記号等の情報を
表示部12の横長方向に沿って横書きで表示するので、
縦長の画面に横書きで表示するよりも改行の頻度が少な
い。このため比較的長い横書き文書を自然な感覚で読み
易い。
【0043】なお、図6に示すように携帯電話器11
を、その入力操作部15が図中左側に位置するように横
置き状態で利き手の片手により、この携帯電話器11を
所持し、親指により入力キー14やカーソルキー23、
決定ボタン24等を押圧操作し、人指し指により文字入
力モード切換キー18、クリアキー19、左右切換キー
20を打鍵操作するようにしてもよい。これによっても
入力キー14はほぼQWERTY配列17により配列さ
れているので、入力操作容易性と高速入力性とを共に向
上させることができる。
【0044】図7(A),(B)は本発明に係る上記携
帯電話器11により所要のひらがな文章を入力するとき
の打鍵数を例えば図9で示す従来の携帯電話器1による
文字入力の打鍵数とを比較して示している。すなわち、
この図7(A),(B)に示すように従来の携帯電話器
1により文字を入力する場合に、例えば打鍵数が80回
であった2つの所要の文章を、本発明の携帯電話器11
によりローマ字入力する場合には、その打鍵数がそれぞ
れ41回,44回であり、従来の携帯電話器1の打鍵数
のほぼ半分程度に減少させることができる。例えばひら
がなの「きょう」を入力するときは左右切換キー20を
押圧したままの状態で「DK5」キー、「QYO」キ
ー、「RO3」キーをこの順で1回ずつ合計3回打鍵す
れば入力することができる。これに対し、従来の携帯電
話器1では上述したように、この「きょう」だけで合計
11回の打鍵数となる。
【0045】しかも、本発明の携帯電話器11によれ
ば、上述したように入力キー14の配列が英文タイプラ
イターやASCII配列、JIS配列により採用されて
いるほぼQWERTY配列17であり、入力キー14の
配列を予め容易かつ確実に認識することができるので、
打鍵の高速性と精度とを共に向上させることができる。
【0046】また、従来例の携帯電話器1のように同一
の入力キーを複数回打鍵する場合はその打鍵数のカウン
トを誤り易いが、本発明の携帯電話器11によれば、同
一キーを複数回打鍵する場合はローマ字法に則った促音
の場合等に限られるので、誤入力をさらに低減すること
ができる。さらに、文字入力中に、前後の文字が同じ行
か異なる行かを判断してカーソルキー7(右向き矢印)
を挿入する特別の操作を行う必要がないことも誤入力の
低減に寄与する。
【0047】また、図9で示す従来の携帯電話器1では
ローマ字漢字入力が煩雑であるために殆ど使用されてい
なかったが、本発明の携帯電話器11によれば、文字入
力モード切換キー18を単に押すことにより容易かつ迅
速にローマ字入力を使用することができる。このため
に、文字等入力時の打鍵の高速性をさらに一段と向上さ
せることができる。
【0048】なお、本発明は図8で示す携帯電話器11
Aに示すように、図6で示す携帯電話器11と図中左右
反転させるように構成してもよい。例えば図8に示す携
帯電話器11Aのように表示蓋部13と入力操作部15
とを図中左右逆に配設すると共に、携帯電話器11のほ
ぼQWERTY配列17の入力キー14の配列を図中右
側に平行移動させ、Q,A,Z列が入力操作部15の内
端部(図8では左端部)に位置する一方、その反対側の
T,G,B列が図8中右端部側に位置するように配列し
てもよい。
【0049】この携帯電話器11Aによっても、その入
力キー14の配列はユーザ側から見ると、ほぼQWER
TY配列であるので、上記携帯電話器11とほぼ同様の
作用効果を奏することができる。
【0050】また、ローマ字変換では母音の入力頻度が
高い。このため上記実施形態に係る各携帯電話器11,
11Aの母音(A,I,U,E,O)を示す入力キー1
4をその他の入力キー14とは異なる色で識別して目立
つように構成してもよい。さらに、上記各実施形態では
携帯電話器11,11Aを折畳み式に構成した場合につ
いて説明したが、本発明は折畳み式に限定されるもので
はなく、例えば表示蓋部13と入力操作部15とを一体
に形成したものでもよい。さらにまた、QWERTY配
列17またはその一部の配列を変更した入力キー14以
外の種々のキーの配列については適宜変更してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入力キ
ーの配列がQWERTY配列またはその一部を変更した
ほぼQWERTY配列を、左手入力用の左半分部の1部
と、右手入力用の右半分部の2部とに分割し、これら
1,2部同士を重ねて入力キーに割り当てたので、アル
ファベットの入力キーの位置を容易かつ迅速に認識し記
憶することができる。このために、殆どブラインドタッ
チ感覚で入力キーを打鍵することができるので、入力操
作容易性の向上と高速入力とを共に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電話器の全体構
成を示す正面図。
【図2】図1で示す携帯電話器の入力操作部の拡大正面
図。
【図3】パソコン等のキーボードの概略平面図。
【図4】(A)は図1等で示す携帯電話器の左右切換キ
ーを押圧したときの入力操作部の正面図、(B)は同左
右切換キーの押圧を解放したときの入力操作部の正面
図。
【図5】図1等で示す携帯電話器を横置きでユーザが両
手で使用する場合の正面図。
【図6】図1等で示す携帯電話器を横置きでユーザが片
手で使用する場合の正面図。
【図7】(A)と(B)は図1等で示す本発明に係る携
帯電話器と図9で示す従来の携帯電話器とにより2つの
文章をそれぞれ入力するときの打鍵数を比較して示す
図。
【図8】本発明の他の実施形態に係る携帯電話器の全体
構成を示す全体正面図。
【図9】従来の携帯電話器の全体構成を示す正面図。
【符号の説明】
11,11A 携帯電話器 12 表示部 13 表示蓋部 14 入力キー 15 入力操作部 17 QWERTY配列 17a QWERTY配列の左半部 17b QWERTY配列の右半部 18 文字入力モード切換キー 19 クリアキー 20 左右切換キー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 QWERTY配列を、そのQWERT行
    およびこの行の列からなる1部と、YUIOP行および
    この行の列からなる2部と、に分割し、さらに、この1
    部のQWERT行およびこの行の列に、上記2部のYU
    IOP行およびこの行の列がこの順で順次重なるように
    割り当てられた複数の入力キーと、 これら入力キーによる入力モードを、上記1部の入力キ
    ーによる入力と、上記2部の入力キーによる入力の一方
    に切り換える1部2部切換キーと、 上記入力キーによる文字入力モードを少なくともローマ
    字入力モードと英字入力モードの一方に切り換える文字
    入力モード切換キーと、を具備していることを特徴とす
    る携帯電話器。
  2. 【請求項2】 上記入力キーは、上記QWERTY配列
    の一部を変更した配列を有することを特徴とする請求項
    1記載の携帯電話器。
  3. 【請求項3】 上記入力キーには、上記QWERTY配
    列またはその一部を変更した配列に重ねて0から9まで
    の数字と所要の記号とが割り当てられていることを特徴
    とする請求項1または2記載の携帯電話器。
  4. 【請求項4】 上記入力モード切換キーは、ひらがな,
    英大文字,英小文字,数字の各入力モードをサイクリッ
    クに設定するように構成されていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯電話器。
  5. 【請求項5】 上記入力キーを設けた入力操作部と、こ
    の入力キーにより入力された情報が表示可能の表示部と
    を有する電話器本体を、これら入力操作部と表示部の並
    設方向に長い横長に形成していることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の携帯電話器。
  6. 【請求項6】 上記電話器本体は、その側面に、上記1
    部2部切換キーと上記入力モード切換キーとを配設して
    いることを特徴とする請求項5記載の携帯電話器。
  7. 【請求項7】 上記入力操作部は、上記表示部との並設
    方向に長い横長に形成され、その横長方向に沿って上記
    入力キーを3行5列の横置きで配列してなることを特徴
    とする請求項5または6記載の携帯電話器。
  8. 【請求項8】 上記表示部は、上記入力部との並設方向
    に長い横長に形成され、その横長方向に沿って文字や数
    字,記号等の情報を横書きで表示するように構成されて
    いることを特徴とする請求項5または6記載の携帯電話
    器。
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