JP5199459B2 - ユーザの入力をリアルタイムで予測するマンマシンインターフェース - Google Patents

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Description

本発明は、マンマシンインタフェースの分野及び情報入力の分野に関する。
現在、マンマシンインタフェースは、種類によりキーボード(移動電話の数字キーパッド、コンピュータのフルサイズのQWERキーボード及びポータブルデバイスの異なる比率で縮小されたQWERキーボード又は仮想キーボード)、マウス、マイク、タッチスクリーン、タッチパッド、手書きペン、手書きパッド等に分類され、入力モードによりキー入力、音声入力、手書き入力及び座標入力等に分類される。適用性、入力速度、認識率及びコスト等の要因のため、最も一般的な入力モードは依然としてキー入力である。各マンマシンインタフェース(MMI)の利点及び欠点を以下の表に列挙する。
移動電話、ポータブルデバイスからコンピュータまでの全てのサイズのデバイスに適していて、キーボード及びマウスと同様に正確で速度が速く且つ接触及び手書きと同様に単純で容易に使用できるMMIは現在まで存在しないことが上記の表から明らかである。
特許出願第PCT/KR2007/001699号(国際公開第WO2007/114677A1号)及び特許出願第PCT/KR2007/001700号(国際公開第WO2007/114678A1号)において、Mobience社はスライド入力システムを開示した。しかし、このシステムはいくつかの欠点を有する。第1に、ユーザが必要な形態素セルにスライドしない限り、システムはユーザの入力を判断できない。第2に、接続線が形態素を通過するため、適切な耐故障性アルゴリズムを実現するのが困難である。第3に、ユーザは文字列を最初から学習する必要がある。
特許出願第PCT/CH01/00453号「Method for A High-Speed Writing System and High-Speed Writing Device」において、Speedscript社は非常に速い入力性能を有するスライド入力システムを開示した。しかし、このシステムはいくつかの欠点を有する。第1に、方法が8方向に制限され且つ方向の1つがスペースバーを表すために使用される必要があるため、方法は母音体系(母音の数は7つ未満である)及び子音体系を有する印欧語族の言語体系か又は7つ以下の高頻度文字を有する言語体系にのみ適用可能である。この方法は日本語の仮名又は漢字に適用できない。第2に、ユーザは方法のより速い文字組みを最初から学習する必要がある。第3に、単語を子音及び母音の対に分割することは、ユーザの思考を非常に妨げる。
また、Dasur社は、米国特許第7,199,786号によりスライド入力及び手書き入力を組み込んだ「SlideIT」という名称のスライド入力製品を導入した。しかし、この方法はいくつかの欠点を有する。第1に、文字間の接続距離が非常に長い場合があるため、接続動作が困難であり、そのため入力速度が遅い。第2に、接続線が文字を通過するため、適切な耐故障性アルゴリズムを設計するのが困難である。第3に、ユーザが必要な形態素上又はその近辺にスライドしない限り、システムはユーザの入力を判断できない。
現在、大部分のMMIが、押下により情報を入力する実際のキーボード又は仮想キーボードか、直線の方向転換点が位置する形態素を検出することにより情報を入力するMobience社又はDasur社により導入されたのと同様の製品か、あるいは特定の入力情報として固定方向を定義することにより情報を入力するSpeedscript社により導入されたのと同様の製品を依然として採用していることが上述から明らかである。現在まで、ユーザの移動方向を検出し且つユーザの入力内容をリアルタイムで予測できる方法は存在しない。感覚的に直接知覚され、人間工学的に設計され、種々の言語の特有の文化及び規則に従い、単純なクリック、スライド、線引き又は押下により情報を入力でき、タッチスクリーン及び音声入力と同様に自然であり且つ感覚的に直接知覚され、手書き入力と同様に単純で利便性が高く、実際のキーボード入力と同様に正確であり、入力速度が速く且つ低価格であるMMIが必要とされる。
本発明により解決される技術的問題は、従来技術の欠点を克服し且つ新規なマンマシンインタフェース(MMI)を提供することである。
本発明の1つの目的は、全ての言語及び記号の特徴に従い、移動電話、ポータブルデバイス、コンピュータから大画面TVまでの全てのサイズのデバイスに適用可能であり、点から平面までの全てのサイズに適用可能であり、自然であり且つ感覚的に直接知覚され、低価格で高速な入力速度を実現するMMIを提供することである。
上述の技術的問題を解決するため、本発明は以下の技術方式を採用する。
本発明は、どんな移動方向もリアルタイムで検出でき且つ検出された方向に従って情報をリアルタイムで予測及び入力できるMMIを提供する。円周は外周セル(antular cell)に分割され、入力される内容は外周セル内に配置され、移動方向はリアルタイムで検出され、ユーザの所期の内容は移動方向の延長線が指示する外周セル内の内容に従って予測及び判断され、ユーザの所期の入力内容の予測及び判断を補助するために移動経路の始点、方向転換点及び終点の位置、休止時間、並びに圧力の大きさはリアルタイムで検出される。
前記MMIにおいて、高頻度の形態素又は特別な機能を有する形態素は外周セル内に別個に配置される。他の形態素は順序又は分類により外周セル内にそれぞれ共に配置される。
形態素を構成する上述の方法に関して、英語及び英語に類似する他の言語の言語インタフェースにおいて、5つの文字「A、E、I、O、T」が1つの外周セル内に別個に配置されるか、5つの母音字「A、E、I、O、U」が外周セル内に別個に配置されるか、6つの文字「A、E、I、N、O、T」が外周セル内に別個に配置されるか、6つの文字「A、E、I、O、S、T」が外周セル内に別個に配置されるか、あるいは7つの文字「A、E、I、N、O、S、T」が外周セル内に別個に配置される。漢字に対するインタフェースにおいて、5つの必須字画
が外周セル内に別個に配置される。日本語の文字のインタフェースにおいて、日本語の仮名が50音順に従って5つ毎に外周セル内に共に配置される。
前記MMIの基本スライド動作及び機能を以下の表に列挙する。
MMIにおいて、現在の移動方向が指示する外周セル内の内容はリアルタイムで変化し、漸進的形態素列はユーザが選択及び続行するために階層的に指示される。移動方向が外周セルをそれ以上指示しない場合、外周セル内の内容は初期状態に戻る。
単語が入力される場合、外周セルの階層的漸進的指示機能は入力された外周セルに依存して異なる内容を指示する。第1の外周セル及び第2の外周セル内の内容が入力される場合、指示機能はユーザが選択するために外周セル内の形態素から始まる一般的な接頭辞又は文字列を指示する。第2の外周セル及び第3の外周セル内の内容が入力される場合、指示機能はユーザが選択するために外周セル内の形態素から始まる一般的な文字列を指示する。第3の外周セル及び更なる外周セル内の内容が入力される場合、指示機能はユーザが選択するために外周セル内の形態素から始まる一般的な接尾語又は文字列を指示する。
ラテン語系の単語が入力される場合、外周セルの階層的漸進的指示機能は文字の異体字を指示する。
中国語の入力中、外周セルの階層的漸進的指示機能は以下の表に示すように漸進的形態素列を階層的に指示する。
前記MMIにおいて、複数の形態素を有する外周セルは拡張及び拡大機能を有する。すなわち、移動方向が指示する複数の形態素を有する外周セル内の形態素は、ユーザが選択するために隣接する外周セルに拡張及び拡大可能である。拡張及び拡大後、複数の形態素を有する外周セル内の各形態素は外周セルを別個に占有する。
上述の複数の形態素を有する外周セルの拡張及び拡大機能を用いる場合、拡張可能な外周セル内の形態素は3つの方法で拡張可能である。第1に、外周セル内の中央の形態素を中心として両側に向けて拡張する。第2に、外周セル内の高頻度の形態素を中心として両側に向けて拡張する。第3に、移動方向が指示する形態素を中心として両側に向けて拡張する。
前記MMIにおいて、外周セルは傾斜拡大機能を有する。すなわち、移動方向が指示する隣接する外周セルの各角度は、ユーザが選択するために拡大可能である。
前記MMIは、アイコンを使用した入力方法及び分類を使用した入力方法を提供する。アイコンがクリック又はスライドにより入力される場合、アイコンにより表された分類の内容は、ユーザが選択するために階層的に拡張される。オペレーティングシステムのアイコンは連続スライドにより操作可能である。
前記MMIは、外周セルの方向の組み合わせに基づく入力方法を提供する。ユーザが複数の外周セルを連続して直接入力する場合、システムはこれら外周セル内の全形態素の全ての可能な組み合わせから有意な組み合わせを自動的にフィルタリングする。有意な組み合わせが1つのみ存在する場合、組み合わせは直接入力される。2つ以上の組み合わせが存在する場合、高頻度の組み合わせは直接入力され、他の組み合わせはユーザが選択するために提供される。
前記MMIは、外周セルの方向の組み合わせに基づく入力方法に対する最初の形態素の補助的選別方法を提供する。最初の形態素は別個に入力され、2番目の形態素以降の複数の外周セルは連続して直接入力され、システムは全ての可能な組み合わせから有意な組み合わせをフィルタリングする。有意な組み合わせが1つのみ存在する場合、組み合わせは直接入力される。2つ以上の組み合わせが存在する場合、高頻度の組み合わせは直接入力され、他の組み合わせはユーザが選択するために提供される。
前記MMIは、ユーザが形態素の組み合わせを選択するための方法を提供する。外周セル内の入力された形態素の組み合わせが少数しか存在しない形態素の組み合わせとして認識される場合、これら形態素の組み合わせはユーザが選択するために円上に直接表示される。
始点位置情報に基づく前記補助的判断方法は、始点のゾーンに対応する外周セル内の正確な形態素を選択する。あるいは、外周セル内の形態素は指示された外周セルに対する始点のゾーンの位置に従って選択される。始点のゾーンが外周セルに対向する場合、外周セル内の中央の形態素が入力され、始点のゾーンが外周セルに隣接する場合、対応する側に存在する形態素が入力される。
始点位置情報に基づく補助的判断方法は、始点のゾーンの情報に従って入力言語の種類又は同一言語の異体字を自動的に認識する。
始点位置情報に基づく補助的判断方法は、単語、句又は文全体の高度な入力を実現するために、始点のゾーンに従って異なるレベルで形態素の境界点、すなわち文字、単語、句又は文における形態素の位置を自動的に識別する。
始点の休止時間情報に基づく補助的判断方法は、単語、句又は文全体の高度な入力を実現するために、始点の休止時間情報に従って異なるレベルで形態素の境界点、すなわち文字、単語、句又は文における形態素の位置を自動的に識別する。
方向転換点情報に基づく補助的判断方法は、円を越えた方向転換点の位置に従って言語のアクセントの位置を判断し且つ方向転換点における休止時間に従って言語の長母音を判断する。
始点の位置情報に基づく補助的判断方法は、始点のゾーンに従って言語の音調を入力する。
始点の位置情報に基づく補助的判断方法は、始点のゾーンに従って、中国語又は韓国語等の漢字と同様の2次元空間情報を有する他の言語の形態素要素の構造情報を判断する。方法は、始点のゾーンに従って、漢字における字画、構成要素又は表音文字の構造情報を判断する。
始点の位置情報に基づく補助的判断方法は、始点のゾーンに従って単語の長さを判断する。始点が円周上に存在する場合は入力された単語の長さがn以下であることを示し、始点が円内に存在する場合は入力された単語の長さがnより長いことを示す。あるいは、始点が円内の特定のゾーン内に存在する場合は入力された単語の長さが3文字以下であることを示し、始点が円内の別のゾーン内に存在する場合は入力された単語の長さが4〜6文字であることを示し、始点が円内の異なるゾーン内に存在する場合は入力された単語の長さが7文字以上であることを示す。
始点の位置情報に基づく補助的判断方法は、始点の位置に従って入力内容の品詞又は意味の分類を判定する。
前記MMIは2本以上の指により操作可能である。指は、インタフェース上でクリックしてスペースキー、エンターキー及び構文キーの機能を実現する。指がインタフェース上で異なる方向に向けてスライドする場合、インタフェースはそれに対応して切り替えられる。インタフェース上での異なる方向に向けた指のスライドによりキャプスロックキー、バックスペースキー及びエンターキーの機能が実現される。インタフェース上での異なる方向に向けた指のスライドによりオプションの文字又は単語からの選択及び最後に入力された内容の選択が実現される。インタフェース上での異なる方向に向けた指のスライドにより単語の時制の選択が実現される。
前記MMIは2つ以上の円を用いて動作してもよい。インタフェースは、一方側の円形インタフェース及び他方側の手書き入力インタフェース、マウスインタフェース又は作図インタフェースをサポートするように設計される。あるいは、インタフェースは2つの円を用いて動作してもよい。その場合、一方の円は1次円として使用され、他方の円は補助円として選択の拡大専用に使用される。あるいは、双方の円が1次円であってもよく、単語が一方の円に入力される場合、次の単語は他方の円に入力されてもよい。インタフェースは、1次円、補助円、手書き入力インタフェース、作図インタフェース及びマウスインタフェースの間で切り替えられる。
前記MMIは、クリックによる高頻度の文字及び単語の直接入力、並びに種々の高速入力方法をサポートする。
前記MMIは音声入力及び文字/音声入力をサポートする。
漢字入力において、前記MMIは、音声入力、文字パターン入力、音声/文字パターン入力及び字画入力を同時に提供し且つそれらの入力方法の間での切り替えをサポートする。
前記MMIは構文キー機能を提供する。システムが構文キーの動作を検出する場合、システムは、現在入力された単語の品詞に従って、対応する構文の単語の入力を自動的に達成する。
前記MMIにおいて、キャプスロックキー、スペースキー、バックスペースキー及びエンターキーは、円形フレームと正正方形フレームとの間の4隅のゾーン内に構成される。更に、システムにより指示された代替の単語、句又は文から選択するため、ユーザにより前に入力された単語、句又は文から選択するため、一般的な単語、句又は文から選択するため、入力インタフェース間で切り替えるため、Escキー、タブキー、カーソルキー(上、下、左、右)、ページアップキー、ページダウンキー、ホームキー及び終了キーの機能を実現するため、コピー、切り取り、貼り付け、削除、取り消し及び再実行等の編集機能を実現するため、前の単語の先頭文字又は全ての文字を大文字に変換するか又は次の単語の先頭文字を大文字に変換する機能を実現するため、前の単語又は文の直接削除、あるいは次の単語又は文の直接削除等を実現するために、スライド動作は、4つのゾーンのいずれか1つから開始して異なる方向に向けて実行される。漢字入力インタフェースにおいて、隅のゾーン内でのクリックは簡体字中国語と繁体字中国語との間の高速切り替えを達成し、隅のゾーン内でのスライドは手書き認識インタフェースへの切り替えを達成する。
MMIにおいて、ユーザは3つの方法で外周セル内の入力内容を確定できる。
前記MMIは、単語の頻度に基づいて、ユーザの入力角度に対する耐故障性処理を実行する。
前記MMIを使用する場合、ユーザが個人名等のベータベースに存在しない単語又は句を入力する場合、ユーザは形態素を1つずつ入力できる。ユーザがそのような単語又は句を入力すると、システムはシステムのデータベースに単語又は句を自動的に追加し、それによりユーザはそれ以降単語又は句を連続入力できる。
前記MMIは、スライド方向の検出に加えて、加圧方向及び振動方向を検出することにより更に動作可能である。
前記MMIは、デバイスを振動することによる異なる入力インタフェース間での切り替えをサポートする。
前記MMIを使用する場合、階層的漸進的指示機能及び外周セル拡大機能を交互に使用できる。
ユーザがMMIから離れる場合、前記MMIは、システムにより表示されたか又は指示された内容を入力し且つ必要に応じてスペースを自動的に追加又は削除できる。
従来技術と比較して、本発明は以下の利点を有する。
1.本発明のMMI上での形態素の順序は全ての言語及び記号の特徴に適しているため、ユーザは自身の母国語の形態素を用いて直接入力できる。従って、ユーザは学習することなく直ぐにMMIを使い始められる。特に、コンピュータ等の電子デバイスを使用したことがない初心者は、QWERキーボードのレイアウトに慣れるため及びタイプ打ちを学習するために多くの時間を費やす必要がない。母国語が英語ではないユーザに対して、MMIは自然な母国語環境及び母国語での発話順と一致する形態素の順序を提供する。
2.MMIは、小さな表面上での膨大な情報の高速入力を可能にするため、ポータブル電子デバイス(移動電話、MID、UMPC及びタブレットPC等)上での情報入力の広範な応用への見通しが立つ。MMIは、膨大な情報を処理するためにはフルサイズのQWERキーボードが必要であるが、そのようなQWERキーボードを有する小型デバイスを製造するのは困難であるという矛盾を克服する。(RIM社が製造するBlackBerry移動電話は一体型QWERキーボードを搭載するが、キーボードが小型であるため、フルサイズのキーボードのように10本の指では入力できず、小型QWERキーボードでは同時に2本の指を用いる入力のみが可能である。APPLE社が製造するIPHONEは一体型ソフトQWERキーボードを搭載するが、キーボードが小型であるため都合よく使用できない。)本発明において提供されるMMIは、移動電話からポータブルデバイス、コンピュータ及び大画面TVまでの全てのサイズのデバイスに適用可能である。
3.高頻度の形態素を別個の外周セル内に構成し且つ他の低頻度の形態素を言語における形態素の順序でまとめて外周セル内に構成することにより、各言語の基本形態素は8〜12個の外周セルに分配可能である。このように、各外周セルの角度は少なくとも30°であり、ユーザが不正確な操作を心配することなくスライド、打鍵及び加圧を行うのに充分である。
4.外周セルの数を減少することにより、入力される元の形態素単位は50%以上減少される。例えば英語の場合、26文字の単位は10個の外周セルに置き換えられ、60%減少される。日本語の場合、50個の漢字コードは10個の外周セルに置き換えられ、80%減少される。
5.別個の外周セルに高頻度の形態素を構成することにより、最初の形態素を入力する場合に同一外周セル内の形態素から選択するために必要な動作が減少され且つ個々の形態素を入力する場合に同一外周セル内の形態素から選択するために必要な動作が減少される。例えば英語インタフェースにおいて、5つの高頻度の文字「A、E、I、O、T」の累積度数及び先頭文字である頻度は共に40%より高く、6つの高頻度の文字「A、E、I、N、O、T」の累積度数は50%より高い。すなわち、個々の形態素を入力する場合、ユーザは40%又は半分の割合で直接入力でき、外周セル内の文字から選択する必要がない。最初の形態素を入力する場合、ユーザは40%より多い割合で直接入力できる。
6.移動方向の延長線が必要な内容を指示する限り、ユーザは必要な内容に実際に接触する必要がない。従って、移動距離が短くなり、入力速度が向上される。
7.外周セルは入力方法と組み合わされて使用されるため、形態素から選択する動作は減少され、それにより入力速度が向上される。
8.最初の形態素が別個に入力され且つ2番目から最後までの形態素が拡張を行わずに組み合わせて直接入力される場合、直接入力された単語の精度は92%〜96%と高く、1つの単語が指示される場合、98%〜99.7%の割合でユーザの所期の単語が指示される。
9.1文字の単語及び2文字の単語の98%以上は、単に1度のスライド動作のみで入力可能である。1文字の単語及び2文字の単語の総累積度数は19%を占める。すなわち、約20%の割合で、ユーザは単にスライド動作により必要な内容を入力できる。
10.MMIは、音声入力機能、文字パターン入力機能、音声/文字パターン入力機能、字画入力機能、数字入力機能、手書き入力機能、プロッティングボード入力機能及びマウス入力機能を同時に提供する。更に、インタフェースはこれらの機能間で切り替え可能である。
11.MMIは、単語、句又は文全体の高度な入力を実現するため及びユーザの入力を軽減し且つ入力速度を向上するため、始点の位置又は始点における休止時間に従って異なるレベルで形態素の境界点(すなわち、文字、単語、句又は文における形態素の位置情報)を自動的に識別できる。
12.階層的及び漸進的に拡張される形態素列と形態素の組み合わせとを使用することにより、ユーザは更に長い形態素列又は形態素の組み合わせを入力するために元の方向に沿う(あるいは、若干方向転換した)移動を続行できる。従って、スライド、打鍵及び加圧の方向の変更は減少され、入力速度及び利便性が向上される。
13.外周セル内の形態素のうち特定の形態素は、始点の位置及び開始方向に従って直接入力可能である。
14.外周セル拡大機能は入力角度に関する問題を効果的に解決する。
15.構文キーの機能はユーザの構文の誤りを減少できる。
16.MMIは複数の指を共に用いる操作をサポートする。
17.方向転換点の位置は言語のアクセントを入力するために利用可能であり、始点の位置は言語の音調を入力するために利用可能である。
18.高頻度の単語はクリックにより直接入力可能である。例えば、累積度数が10%より高い10〜12個の高頻度の漢字は直接提供されるため、それらの漢字はクリックにより直接入力可能である。すなわち、10%の割合で、ユーザは単にクリックにより所期の内容を入力できる。これらの文字は、線で互いを直接結ぶことにより対で入力可能である。
19.入力内容の分類及び品詞、並びに漢字の構造情報(字画及び構成要素等)は、始点の位置に従って判定される。
20.オペレーティングシステムのアイコンは、従来の方法でスライドすることにより操作可能である。
当業者に本発明を更によく理解させるため及び上述の本発明の利点を更に明確にするため、添付の図面を参照して本発明を以下に更に詳細に説明する。
MMIの基本要素の形状を示す図である。 MMIの基本要素の組み合わせの一実施形態を示す図である。 外側の正正方形と内側の円との間の四隅の空間を概略的に示す図である。 円内のゾーンを概略的に示す図である。 外周セル内の内容を概略的に示す図である。 単一の形態素と複数の形態素との組み合わせを概略的に示す図である。 円の内側の正正方形内の内容を概略的に示す図である。 英語の円を概略的に示す図である。 英語の音声記号の円を概略的に示す図である。 句読記号の円を概略的に示す図である。 数字の円を概略的に示す図である。 漢字の字画の円及び漢字の構成要素の円を示す図である。 中国語の音声記号、音声表記及び広東語の円を概略的に示す図である。 日本語の円を概略的に示す図である。 基本スライド動作を概略的に示す図である。図15−1は、円周から内側へのスライドを示す図である。図15−2は、円の内側から円周に向けてのスライドを示す図である。図15−3は、始点での休止を示す図である。図15−4は、円の内側から円周への直接スライドを示す図である。 図15−5は、円周から外側へのスライドを示す図である。図15−6は、円周から外側へスライドした後にスライドして戻る動作を示す図である。図15−7は、2つの隣接する外周セル間でのスライドを示す図である。図15−8は、2つの隣接する外周セル間でのスライドを示す図である。図15−9は、外周セル内での反時計回り方向のスライドを示す図である。図15−10は、外周セル内での時計回り方向のスライドを示す図である。図15−11は、2本の指を円周から内側へ引き寄せる動作を示す図である。図15−12は、2本の指を円周から外側へ広げる動作を示す図である。図15−13は、2本の指を円周上で反時計回り方向にスライドする動作を示す図である。図15−14は、2本の指を円周上で時計回り方向にスライドする動作を示す図である。図15−15は、組み合わされたスライドを概略的に示す図である。 ユーザ入力のリアルタイム予測を概略的に示す図である。 延長されたスライド動作を概略的に示す図である。 階層的漸進的予測指示機能を概略的に示す図である。図18−1は、各レベルにおいて1つの指示を示す例を概略的に示す図である。図18−2は、各レベルにおいて複数の指示を示す例を概略的に示す図である。 階層的漸進的予測指示機能の段階を示す図である。 漢字の字画に対する階層的指示の一実施形態を示す図である。 英語及び中国語の音声に対する階層的指示の一実施形態を示す図である。 外周セル内の複数の形態素からの選択を概略的に示す図である。図22−1は、外周セル内の複数の形態素を示す図である。図22−2は、クリックによる外周セルの一端に存在する形態素の選択を示す図である。図22−3は、外周セルの一端から中央へのスライドを示す図である。図22−4は、一端から他端へのスライドを示す図である。図22−5は、クリックによる他端に存在する形態素の選択を示す図である。図22−6は、逆方向のスライドを示す図である。 外周セルの拡大機能を概略的に示す図である。図23−1は、複数の形態素を有する外周セルから隣接する外周セルに向けての拡張を示す図である。図23−2は、単一の形態素を有する各外周セルが拡大されることを示す図である。 外周セルの階層的漸進的拡張及び拡大を概略的に示す図である。 英語インタフェース上での基本スライド動作の一実施形態を示す図である。 直接スライドによる最初の形態素の入力を概略的に示す図である。 英単語「they」の入力を概略的に示す図である。 代替の単語の選択を概略的に示す図である。 始点の位置に基づく英語の外周セル内の形態素の選択を概略的に示す図である。 始点の位置に基づく英語の外周セル内の形態素の選択を概略的に示す図である。 中国語の音声記号、音声表記及び広東語に対する始点の位置に基づく外周セル内の形態素の選択を概略的に示す図である。 始点の位置に基づく日本語の外周セル内の形態素の選択を概略的に示す図である。 複数の形態素を有する外周セルの異なる方向に向けての拡張の一実施形態を示す図である。 複数の形態素を有する外周セル内の形態素を拡大して選択する一実施形態を示す図である。 英語における単語「kind」の先頭文字の拡大入力の一実施形態を示す図である。 英語の26個の文字の全てがそれぞれ拡大されることを示す図である。 始点における休止時間に従う英語の句の入力の一実施形態を示す図である。 英語に対する階層的漸進的指示機構において各レベルで複数の指示を提供する一実施形態を示す図である。 日本語の外周セルを拡大する一実施形態を示す図である。 英語の音声記号の入力の一実施形態を示す図である。 数字の円における操作の一実施形態を示す図である。 本発明における異なる言語及び異なる形態のMMIの一実施形態を示す図である。 正正方形における形態素のレイアウトの一実施形態を示す図である。図43−1は、正正方形における形態素のレイアウトの一実施形態を示す図である。図43−2は、正正方形における句読記号のレイアウトの一実施形態を示す図である。図43−3は、正正方形における英字、句読点及び数字のレイアウトの一実施形態を示す図である。図43−4は、正方形における日本語のレイアウトの一実施形態を示す図である。図43−5は、正方形におけるアラビア語のレイアウトの一実施形態を示す図である。 複数の指を用いる操作を示す図である。 複数の指を用いるスライド動作を示す図である。 複数のMMIを共に使用する例を概略的に示す図である。図46−1は、2つの円を共に使用する例を概略的に示す図である。図46−2は、中央に空白が存在する場合のスライドを概略的に示す図である。図46−3は、中央にマウスが存在する2つの円のレイアウトを示す図である。図46−4は、マウス及び円の一実施形態を示す図である。図46−5は、手書き認識と円との組み合わせの一実施形態を示す図である。 英語において2つの円を共に使用する一実施形態を示す。 2つの円に英語の形態素を分割する一実施形態を示す。 本発明における他の移動方向検出方法の一実施形態を示す図である。図49−1は、加圧方向に存在する点を検出するMMIを示す図である。図49−2は、加圧方向に存在する2つの点を検出するMMIを示す図である。図49−3は、親指タッチパッドを有するMMIを示す図である。図49−4は、ポイントスティックを有するMMIを示す図である。 アイコンを使用した用途を概略的に示す図である。 スライドによる時制の選択を概略的に示す図である。 セルを直接組み合わせることによる入力方法を示すフローチャートである。 多言語円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図53−1は、日本語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図53−2は、韓国語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図53−3は、ブギス語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図53−4は、タイ・レ文字の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図53−5は、ギリシャ語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図53−6は、マンディンゴ語(西アフリカ)の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図53−7は、ウイグルオルホン語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。 多言語円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−1は、アイスランド語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−2は、ポーランド語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−3は、チェコ語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−4は、アルバニア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−5は、グルジア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−6は、イタリア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−7は、ルーマニア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−8は、リトアニア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−9は、エストニア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−10は、フィンランド語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−11は、トルコ語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−12は、ラトヴィア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−13は、クロアチア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−14は、スロベニア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−15は、フェロー語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−16は、スウェーデン語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−17は、ドイツ語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−18は、ポルトガル語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図54−19は、デンマーク語及びノルウェー語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。 多言語円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図55−1は、ブルガリア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図55−2は、ベラルーシ語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図55−3は、ロシア語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図55−4は、トルコ語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図55−5は、ブヒッド語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図55−6は、ハヌノオ語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図55−7は、タガログ語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図55−8は、タグバンワ語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図55−9は、コプト語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。図55−10は、ヘブライ語の円形インタフェースの一実施形態を示す図である。
図1は、本発明におけるMMIの基本要素を概略的に示す図である。図1−1は、円周を概略的に示す図であり、図1−2〜図1−9は、3〜10個の外周セルへの円周の分割を示す。図1−10は、12個の外周セルへの円周の分割を示す。図1−11は、21個以上の外周セルへの円周の分割を示す。図1−12は三角形の基本要素を示す。図1−13は正方形の基本要素を示す。図1−14は、MMIを構成する基本要素に使用される正方形フレームを示す。図1−15は、MMIを構成する基本要素に使用される円形フレームを示す。図1−16は、MMIを構成する正方形の基本要素を示す。
言語の記号体系の特徴及び配列に従って、端と端とが接する中空配列に言語の記号を構成し、円周を種々の数の外周セルに分割する。外周セルの数は、各言語の記号体系の基本形態素の数及び性質により判定される。図1に示すような基本要素に形態素を割り当てる。基本要素は、図1−1〜図1−11に示すように円であってもよく、図1−12に示すように三角形であってもよく、あるいは図1−13に示すように正方形であってもよい。
図5は、端と端とが接する種々の中空配列の実施形態を示す。図5−1に示す「A」〜「An」は、ユーザにより入力される内容を表す。「A」は入力される内容を表し、「n」は入力される内容の数を表す。図5−2〜図5−17は、種々の内容「A」の実施形態を示す。図5−2は形態素の入力を示す。形態素は、図5−3に示すように文字であってもよく、図5−4に示すように文字であってもよく、図5−5に示すように単語であってもよく、図5−6に示すように文であってもよく、図5−7に示すように構成要素であってもよく、図5−8に示すように字画であってもよく、図5−9に示すように構成要素及び字画であってもよく、あるいは図5−10に示すように音声記号であってもよい。形態素の種類は、ユーザにより入力される言語の種類に従って判定される。また、入力内容「A」は、図5−11に示すように数字であってもよく、図5−12に示すように句読点であってもよく、図5−13に示すように記号であってもよく、図5−14に示すように分類であってもよく、図5−15及び図5−16に示すようにアイコンであってもよく、あるいは図5−17に示すようにプログラムであってもよい。更にアイコンは、ファイル、ファイルフォルダ等のユーザにより入力される他の内容及び情報(不図示)を表してもよい。
図6は、いくつかの外周セルが1つの形態素のみを有し、他の外周セルが複数の形態素を有する構成を示す。複数の形態素を組み合わせて同一外周セル内に配置することにより、外周セルの数が減少し且つ各外周セルの角度が拡張する。外周セルに高頻度の形態素又は特定の形態素を別個に配置することにより、入力精度が向上する。
図8〜図14は、図5及び図6に示す技術方式の実施形態を示す。図8−1は、各々が外周セル内に配置される26個の英字の一実施形態を示す。図8−2は、高頻度の各英字「A、E、I、O、T」を別個の外周セル内に配置する一方で、他の文字「B、C、D」が外周セル内に共に配置され、3つの文字「F、G、H」が外周セル内に共に配置され、5つの文字「J、K、L、M、N」が外周セル内に共に配置され、4つの文字「P、Q、R、S」が外周セル内に共に配置され且つ5つの文字「U、V、W、X、Y、Z」が外周セル内に共に配置される構成を示す。図8−3は、5つの母音字「A、E、I、O、U」の各々を別個の外周セル内にそれぞれ配置する構成を示す。図8−4は、文字「A、E、I、N、O、S、T」の各々を別個の外周セル内にそれぞれ配置する構成を示す。図8−5は、文字「A、E、I、N、O、T」の各々を別個の外周セル内にそれぞれ配置する構成を示す。図8−6は、文字「A、E、I、O、S、T」の各々を別個の外周セル内にそれぞれ配置する構成を示す。図8−7は、英字の順序に従って文字をまとめて外周セル内に配置する構成を示す。図9は、図5−10に示す音声記号の円の一実施形態を示す。図9−1は、英語の音声記号の順序に従ってそれらを配置する構成を示す。図9−2は、種類により英語の音声記号を配置する構成を示す。図10は、図5−12に示す句読点の円の一実施形態を示す。図11は、図5−11に示す数字の円の一実施形態を示す。図12は、種々の漢字の円の実施形態を示す。図12−1は、図5−7に示す構成要素の円の一実施形態を示す。図12−2、図12−3及び図12−4は、図5−9に示す構成要素の円及び字画の円の実施形態を示す。図12−2、図12−3及び図12−4は、中国語の5つの基本字画
の各々を別個の外周セルにそれぞれ配置する構成を示す。図12−5及び図12−6は、図5−8に示す字画の円の実施形態を示す。図13−1及び図13−2は、外側の円に中国語の音声体系の語頭子音を配置し且つ内側の正方形に語尾子音を配置する構成を示す。図13−1は、「bpmf」順の構成を示す。図13−2は、「bcdf」順の構成を示す。図13−3及び図13−4は、音声表記の実施形態を示す。図13−5は、中国語の音声体系の語頭子音を組み合わせた円の一実施形態を示す。図13−6は、音声表記の語頭子音を組み合わせた円の一実施形態を示す。図13−7は、中国語の音声体系の語頭子音と語尾子音とを組み合わせた円の一実施形態を示す。図13−8は、広東語の語頭子音と語尾子音とを組み合わせた円の一実施形態を示す。図13−9は、音声表記の語頭子音と語尾子音とを組み合わせた円の一実施形態を示す。図14は、日本語の円の一実施形態を示す。図14−1は、50個の漢字コードの順序で漢字コードを5つ毎に外周セル内に配置する構成を示す。図14−2は、平仮名と片仮名との間の切り替えを示す。図14−3は、漢字コードを10個毎に外周セル内に配置する構成を示す。図53〜図55は、他の言語の円の種々の実施形態を示す。図8〜図14及び図53〜図55に示す実施形態において、例において「A」〜「An」は円の最上点から開始して反時計回り方向に構成されるが、実際は、項目は円上のいずれかの外周セルから開始して反時計回り方向に構成されてもよく、あるいは円上のいずれかの外周セルから開始して時計回り方向に構成されてもよい。
図1−16に示す正方形は、大きい正方形及び小さい正方形を含む。図7は、図1−16に示すような円の中央部分に構成された小さい正方形の一実施形態を示す。図43は、図1−16に示すような大きい正方形の一実施形態を示す。図7−1及び図43−1の「A」〜「An」は図5−1の「A」〜「An」と同じ意味を有し、図5に示すいずれの形態であってもよい。図7−2は、単語及び数字の構成を示す。記事の作成等の文字入力用途において、単語はシングルクリックにより入力されてもよく、数字はダブルクリックにより入力されてもよい。電話の発呼等の数字入力用途の場合、数字はシングルクリックにより入力されてもよく、単語はダブルクリックにより入力されてもよい。図7−3は、図7−2の英語の一実施形態を示す。図7−4は、数字及び句読記号を配置する一実施形態を示す。図7−5は、句読記号の一実施形態を示す。図7−6は、漢字及び数字を配置する一実施形態を示す。この場合、漢字はシングルクリックにより直接入力されてもよく、数字はダブルクリックにより入力されてもよい。図7−7は、図7−6の一実施形態を示す。図7−8〜図7−14は、音声記号を配置する実施形態を示す。図7−8は、英国英語の純粋母音の構成を示す。図7−9は、米国英語の純粋母音の構成を示す。図7−10は、オーストラリア英語の純粋母音の構成を示す。図7−11は、国際音声文字の純粋母音の構成を示す。図7−12は、二重母音を有する国際音声文字の構成を示す。図7−13は、国際音声文字のリンゴグラムの構成を示す。図7−14は、数字及び音声文字の構成を示す。図7−15及び図7−18は、分類による構成を示す。図7−16及び図7−19は、アイコンの構成を示す。図7−17は、分類及びアイコンの構成を示す。図43−2は、図43−1に示すような正方形における句読記号の構成を示す。図43−3は、英語の正方形の構成を示す。図43−4は、日本語の正方形の構成を示す。図43−5は、アラビア語の正方形の構成を示す。ユーザは、多くの句読記号又は形態素を有する言語をクリックにより入力するために、円形インタフェースを図43−1に示すような大きい正方形のレイアウトに切り替えられる。
図15は、本発明において提供されるMMI上での基本スライド動作を列挙する。表1は、各基本スライド動作の操作方法及び機能の定義を説明する。
本発明において提供されるMMI上での基本スライド動作を更に例示するため、図25は、図15に示す英語インタフェースのいくつかの実施形態を列挙する。
図15−1は、円周上の外周セルから内側へのスライドを示す。この動作は、始点の外周セル内の形態素とスライド方向の延長線の方向に存在する外周セル内の形態素との組み合わせを入力するためのものである。図25−1は、図15−1の英語インタフェースの一実施形態を示す。図25−1において、始点の外周セル「I」から内側へスライドし、スライド方向の延長線は外周セル「T」を指示する。ユーザが図25−1に示すように僅かにスライドしてインタフェースから離れると、システムは単語「it」を入力し且つ単語の後ろにスペースを自動的に追加する。そのようなスライド動作は、従来のキー入力方法におけるキー
i」、「t」及びスペースバーの3つの打鍵を置き換える。この手法は、非常に効率的であり且つ直感的である。
図15−2は、円の内側から円周に向うスライドを示す。この動作は、スライド方向の延長線の方向に存在する外周セル内の形態素を入力するためのものである。図25−2は、図15−2の英語インタフェースの一実施形態を示す。図25−2において、ユーザが円の内側から外周セル「A」に向けてスライドする場合、システムは「a」を入力し且つスペースを自動的に追加する。同様に、別のよく使用される文字「I」は同一の方法でスライドすることにより入力可能であり、システムは大文字を自動的に選択し且つ文字の後ろにスペースを追加する。
図15−3に示す動作は、図15−2に示す動作に類似するが、ユーザが始点において休止動作を行う点で異なる。従って、システムは、休止時間を検出し、休止時間に基づいて形態素列におけるユーザにより入力される形態素の正確な位置を判断する。例えば休止動作は、句における2番目の単語の入力を示してもよく、英語の文における2番目、3番目又はn番目の単語の入力を示してもよく、あるいは中国語の単語における2番目、3番目、4番目又はN番目の文字を示してもよい。ユーザが始点で休止しない場合、これはユーザが句又は文における最初の文字又は単語の入力を望んでいることを示す。システムが始点において第1の休止動作を検出する場合、システムは2番目の文字、文字又は単語を入力する。システムが始点において第2の休止動作を検出する場合、システムは3番目の文字、文字又は単語を入力する。同様に、システムが始点において第Nの休止動作を検出する場合、システムはN+1番目の文字、文字又は単語を入力する。このように、単語、句、熟語又は文等の更に長い言語単位が効率的に入力される。図37は、図15−3の英語インタフェースの一実施形態を示す。図37−1に示すように、英単語「good」の入力後、ユーザは文字「l」を入力する際に始点において休止動作を行う。それに応じて、システムはユーザが単語「good」の後ろに文字「l」から始まる単語の入力を望んでいると判断する。「good」から始まる一般的な句が「good luck」、「good morning」、「good night」、「good time」等を含むため、システムは「good luck」を直接入力し且つ句の後ろにスペース又は感嘆符を追加する。図37−3に示すように、ユーザは文字「m」を入力する際に始点において休止動作を行う。それに応じて、システムは「good morning」を直接入力する。図37−4に示すように、ユーザは文字「n」を入力する際に始点において休止動作を行う。それに応じて、システムは「good night」を直接入力する。同様に、更に長い言語単位を入力するために始点の代わりに開始ゾーンを使用するようにシステムを構成することにより、始点が位置するゾーンが同じ役割を果たすために使用されてもよい。始点に加えて、方向転換点における休止も更に長い言語単位の入力を示すように構成されてもよい。上述から明らかなように、本発明において提供されるMMIを用いて単語、句又は文等の更に長い言語単位を入力する場合、単語における2番目の文字、あるいは句又は文における2番目の単語以降、単語全体、句全体又は文全体を入力する必要がない。その代わり、1つ又は2つの形態素が入力されると、システムは入力を自動的に予測し且つ達成できる。このように、MMIは高度な句入力及び文入力を実現する。中国語入力において本方法を用いる場合、2番目の文字以降、いくつかの構成要素又は字画を単に入力することにより文字が入力される。英語入力において、一般的な句又は文の2番目の単語以降、1つ又は2つの文字を単に入力することにより単語が入力される。図37は、英語における高度な句入力の一実施形態を示す。高度な入力方法は一般的な文の入力にも適用可能である。単語、句又は文における形態素の位置を判断し且つユーザにより入力された内容の頻度を解析することにより、ユーザにより入力される内容は知的に予測される。
更に、方向転換点における休止時間も言語の長母音を判断するために使用可能である。例えばユーザは、単語「future」を入力する際に文字「u」の方向転換点において休止動作を行う。それに応じて、システムは休止動作を検出し、長母音がそこに存在すると判断する。長母音の判断に補助されることにより、場合によっては、ユーザは単語を入力するために単語の全ての文字を入力する必要がない。更に休止は、ユーザの長母音の発音の習慣と一致し、人間的である。
図15−4は、円の内側から円周に向かい最終的に円周上の終点に到着するスライドを示す。この動作は、終点が存在する外周セル内の形態素から始まる一般的な単語、句及び文を入力するためのショートカットである。この動作により、高頻度の単語、句又は文が直接入力される。あるいは、ユーザが定義した単語、句又は文が入力される。図25−3は、図15−4の英語インタフェースの一実施形態を示す。図25−3に示すように、ユーザは、円の内側から円周上の外周セル「A」に直接スライドする。これは、単語「and」か、システムにおける文字「a」から始まるデフォルトの単語か又はユーザが定義した単語の直接入力を示す。
図15−5は、円周から外側へのスライドを示す。図15−4に示すように、この動作は大文字、文字の異体字又は単語の高速入力を定義するか又は入力するためのものである。正確な機能は、言語の種類に応じて設定される。図25−4は、図15−4の一実施形態を示す。英語入力において、動作は大文字の「A」の入力として定義されてもよい。文字「A」の異体字を有する他の言語の場合、動作は異体字を入力するように設定されてもよい。例えばスペイン語入力において、動作は異体字
を入力するように設定されてもよい。
図15−6は、円周から外側へスライドした後に円周に戻るスライドを示す。この動作は、単語又は異体字の高速入力のために定義されてもよい。図25−5は、図15−5の一実施形態を示す。英語入力において、動作は、高頻度の単語「anything」の高速入力として定義されてもよい。文字「A」の異体字を有する他の言語の場合、動作は異体字を入力するように設定されてもよい。例えばスウェーデン語入力において、図15−5に示す動作は
を入力するように設定されてもよく、図15−6に示す動作は
を入力するように設定されてもよい。
図15−7は、円周上の外周セルから隣接する外周セルに向けての時計回り方向のスライドを示す。この動作は、始点及び終点に存在する隣接する外周セル内の形態素の組み合わせを入力するためのものである。図15−8に示す動作及び入力内容は図15−7に示す動作及び入力内容と同様であるが、スライドが反時計回り方向である点が異なる。図25−6は、図15−7の英語入力の一実施形態を示す。2つの文字の他の組み合わせ「ig」及び「ih」が一般的な単語ではないため、これは単語「if」の入力を示す。図25−7は、図15−8の英語入力の一実施形態を示す。2つの文字の他の組み合わせ「fi」及び「gi」が一般的な単語ではないため、これは単語「Hi」の入力を示す。図15−1、図15−7及び図15−8に示す2種類のスライド動作を介して、1文字又は2文字で構成される一般的な単語の98%以上は単にスライド動作により直接入力され、入力された単語の後ろにスペースが自動的に追加される。文字キーの2つの打鍵及びスペースバーの1つの打鍵を必要とする従来のキー入力方法と比較して、この手法は2つの打鍵動作及び4つの指の上下動作を省略できる。1文字の単語及び2文字の単語の総累積度数は19%を占める。すなわち、約20%の割合で、ユーザは単にスライド動作により必要な内容を入力できる。図15−4、図15−5、図15−6、図15−9及び図15−10に示すような単語の高速入力方法を用いる場合、3文字以上で構成される多くの一般的な単語は単にスライド動作によりそれぞれ入力されるため、入力速度及び利便性は更に向上される。
図15−9及び図15−10は、外周セルの範囲を越えない距離にわたる反時計回り方向又は時計回り方向の外周部のスライドを示す。複数の形態素を有する外周セルにおいて、この動作は形態素からの選択を示す。1つの形態素のみを有する外周セルにおいて、この動作は、形態素から始まる高頻度の単語の高速入力を示す。図22は、操作方法を詳細に示す。図22−1は、n個の形態素を有する外周セルを示す。MMIのサイズ及び精度が充分である場合、ユーザは直接クリックによりn個の形態素のいずれかを入力できる。例えば抵抗膜式タッチインタフェースにおいて、ユーザはペンの先端でクリックすることにより形態素のいずれかを入力できる。図22−2に示すように、静電容量式タッチインタフェースにおいて、ユーザが指で形態素A1付近の位置を押下する場合、システムはA1の入力を指示する。ユーザが形態素A1を入力したい場合、ユーザは指を持ち上げ、システムはA1を直接入力する。ユーザがA1を入力したくない場合、図22−3に示すように、ユーザは反時計回り方向のスライドを続行し、システムはA2の入力を指示する。ユーザが形態素A2を入力したい場合、ユーザは指を持ち上げ、それによりシステムはA2を直接入力する。ユーザがA2を入力したくない場合、図22−4に示すように、ユーザは反時計回り方向のスライドを続行し、システムは、ユーザの指がAnに移動するまで、その指の移動に従って次の形態素を指示する。図25−5に示すように、静電容量式タッチインタフェースにおいて、ユーザが形態素An付近の位置を指で押下する場合、システムはAnの入力を指示する。ユーザがn番目の形態素を入力したい場合、ユーザは指を持ち上げ、システムはAnを直接入力する。しかし、ユーザがAnを入力したくない場合、ユーザは別の形態素を選択するために時計回り方向にスライドしてもよい。この手順は、図22−3及び図22−4に示す手順の逆である。
図15−9及び図15−10に示す動作により、動作に関係する外周セルが1つの形態素のみを有する場合、単語のショートカットが形態素に基づいて定義されてもよく、あるいは形態素の異体字が定義されてもよい。例えば図8−3において、図15−9及び図15−10に示す動作が「A」を有する外周セルに適用される。英語入力において、単語のショートカットが定義されてもよい。「A」を有する外周セルにおける反時計回り方向のスライドは高頻度の単語「an」の入力を示し、時計回り方向のスライドは高頻度の単語「any」の入力を示す。スウェーデン語入力において、「A」を有する外周セルにおける反時計回り方向のスライドは
を入力するために定義されてもよく、時計回り方向のスライドは
を入力するために定義されてもよい。
図15−11〜図15−14は、本発明において提供されるMMI上で複数の指を用いる操作のいくつかの実施形態を示す。図15−11は、2本の指を円周から内側へ引き寄せる動作を示す。これは、2つの始点に存在する2つの外周セル内の形態素の組み合わせの入力を示す。図15−12は、2本の指を円周から外側へ広げる動作を示す。これは、2つの延長線の方向に存在する2つの外周セル内の形態素の組み合わせの入力を示す。図25−8は、図15−11の英語入力の一実施形態を示し、これは単語「it」の入力を示す。図25−9は、図15−12の英語入力の一実施形態を示し、これは単語「it」の入力を示す。図15−13は、円周から円周に沿って反時計回り方向に2本の指でスライドする動作を示す。図15−14は、円周から円周に沿って時計回り方向に2本の指でスライドする動作を示す。図15−13及び図15−14に示す動作は、MMIの回転又は異なる言語体系へのMMIの切り替えを示す。
更に高度な入力を達成するため、図15−1〜図15−14に示す基本スライド動作の2つ以上が連続して実行されてもよい。図15−15は、図15−9及び図15−5に示すスライド動作の組み合わせを示す。これは、複数の形態素を有する外周セル内の形態素の大文字又は異体字の入力を示すか、あるいは単語の高速入力を示す。図25−10は、図15−15の一実施形態を示す。これは、英語入力における大文字「C」の入力を示すか、あるいはポルトガル語入力における異体字
の入力を示す。
図16−1は、単語の最初の文字以降の単語の全ての文字をスライド動作により入力するために図15−2に示す基本スライド動作を連続して複数実行することを示す。あるいは、ユーザにより入力される単語がシステムのリアルタイム予測において指示される場合、ユーザはスライドを停止してインタフェースから離れてもよく、それによりシステムは単語を直接入力し且つ単語の後ろにスペース又は句読記号を自動的に追加する。このように、インタフェースから複数回離れる代わりに、ユーザはインタフェースに接触し且つインタフェース上で連続してスライドした後にインタフェースから離れることにより、入力を達成できる。この手法は、指又はペンの上下移動の繰り返しを減少する。更に、各単語の後ろにスペースが自動的に付加されるため、高頻度のスペースバーの打鍵は大幅に減少される。英語入力において、スペースバーは他のどんなキーよりはるかに頻繁に打鍵されるキーである。更に、本発明において提供されるMMIがユーザの移動方向の延長線の方向に存在する外周セルをリアルタイムで検出するため、ユーザは実際に形態素に接触する前に目標の形態素を入力できる。システムは、ユーザが非常に短い距離を移動する度に距離及び方向の変化をリアルタイムで検出できる。それにより、システムは、ユーザにより入力される形態素をリアルタイムで予測し且つ知的に判定する。図16に示すように、ユーザは、単に非常に短い距離を連続してスライドすることにより、非常に高速に、都合よく且つ直感的に入力を達成できる。図16−2は、図15−1及び図15−2に示す動作の組み合わせを示す。図16−3は、正方形インタフェース上での操作を概略的に示す図である。必要な入力内容を中空円上に構成することにより、本発明において提供されるMMIは2つの利点を有する。第1に、ユーザのスライドの軌跡は円内に存在し、どんな形態素も通過しない。従って、スライド操作に干渉が生じないため、複雑な誤り訂正アルゴリズムが不要である。第2に、入力内容が円周上に構成されるため、ユーザにより指示された外周セルは常に一意であり、予測及び判断するのに更に効率的である。従って、本発明の技術方式は、スライドの軌跡が形態素を通過し且つ方向転換点に存在する形態素を計算する必要がある他のどんな技術方式より優れており、あるいは延長線により指示された外周セルが一意である他のどんな技術方式より優れている。
図27は、図16の英語インタフェースの実施形態を示す。図27−1及び図27−2は、図16−1のインタフェースの実施形態を示し、図27−3及び図27−4は、図16−2のインタフェースの実施形態を示す。始点(円周上又は円周内)の位置は、入力される単語の長さを判断するために更に使用されてもよい。例えば、システムは以下のように構成されてもよい。すなわち、始点が円周上に存在する場合は3文字以下で構成される単語を入力し、始点が円周内に存在する場合は4文字以上で構成される単語を入力する。あるいは、始点が円周上に存在する場合は4文字以下で構成される単語を入力し、始点が円内に存在する場合は5文字以上で構成される単語を入力する。あるいは、図4に示すように、スライドの始点がゾーン1内に存在する場合は3文字以下で構成される単語を入力し、スライドの始点がゾーン2内に存在する場合は3〜4文字で構成される単語を入力し、スライドの始点がゾーン3内に存在する場合は5〜6文字で構成される単語を入力し、スライドの始点がゾーン4内に存在する場合は7文字以上で構成される単語を入力する。単語の長さの判断により補助されることにより、システムの予測は更に正確になる。
図27は、英単語「they」の入力を示す。単語「they」の最初の文字が別個の外周セル内に配置される「t」であるため、ユーザは、外周セル「T」に向けてスライドするか又は「T」を有する外周セルを押下することにより「t」を直接入力できる。ユーザの要求及び習慣に従って、システムは、ユーザが外周セル「T」を指示する場合に「t」を直接入力し且つ異なる表示を用いてユーザにフィードバックするように設定されてもよい。あるいは、システムは、ユーザが「T」を指示していることを示すために、最初に異なる方法で外周セル「T」を表示してもよい。ユーザがこの方向に向けて移動する場合、システムは「t」の入力を確定し、異なる表示を用いてユーザにフィードバックを提供する。第1の方法を用いる場合、システムが内容を直接入力するため、入力速度は速い。第2の方法を用いる場合、システムが最初にユーザに対して異なる表示を指示するため、入力速度は遅い。しかし、この方法は誤入力を回避する。ユーザは、必要に応じていずれかの方法を選択できる。あるいは、ユーザは、最初の形態素が存在する外周セルから2番目の形態素が存在する外周セルに向けて直接スライドしてもよい。図27−3及び図27−4に示すように、ユーザは、最初の形態素である「T」を有する外周セルから2番目の形態素が存在する「FGH」を有する外周セルに向けて直接スライドしてもよい。この方法による入力速度は更に速い。
最初の形態素が入力された後、ユーザは、後続の各形態素に対する外周セルに向けて連続して直接スライド(線引き)してもよく、あるいは形態素を組み合わせた入力を得るために後続の各形態素に対する外周セル内を連続して押下してもよい。図52のステップA00に示すように、最後の形態素が入力されると、ユーザは指又は入力ペンを持ち上げてもよい。図27は、ステップA00における英単語「they」の入力を示す。「they」の2番目の形態素から最後の形態素まで(「hey」)、ユーザは連続して、文字「h」が存在する外周セル「FGH」に向けてスライドし、文字「e」が存在する外周セル「e」に向けてスライドし且つ文字「y」が存在する外周セル「UVWXYZ」に向けてスライドしてもよい。図27−1において、連続する線は実際のスライドの軌跡を表し、破線はユーザにより指示された方向を表す。図27−2において、ユーザの実際の入力の軌跡のみを表示する。読者が理解しやすいように、連続する線の軌跡を更に長い線で示す。しかし、実際は、ユーザが非常に短い距離にわたりスライドするか又は非常に弱い力を加えると、システムはユーザの移動方向を判断し且つ正確な内容を入力できる。図27に示すように、ユーザが「they」を入力する場合、ユーザは実際は4つの外周セル「T」、「FGH」、「E」及び「UVWXYZ」を連続して選択する。4つの外周セル内の形態素の組み合わせは、「they」、「theu」、「thev」、「thew」、「thex」、「thez」、「tgeu」、「tgev」、「tgew」、「tgex」、「tgey」、「tgez」、「tfeu」、「tfev」、「tfew」、「tfex」、「tfey」及び「tfez」を含む全部で18個存在する。このうち、「they」及び「thew」のみが有意味の単語である。図52のフローチャートのステップA01にこの処理を示す。可能な組み合わせが2つのみ存在し且つ単語「they」は高頻度の単語であるが「thew」は低頻度の単語であるため、システムは、高頻度の単語「they」を直接入力し且つスペースを自動的に追加し、単語「they」の下に異なる方法(異なる色、異なるフォント、異なる背景等)で単語「thew」を表示する。図27−5は、ユーザがスライドにより直接入力した後のシステムの表示を示す。図52のフローチャートのステップA03にこの処理を示す。ユーザが「they」を入力したい場合、ユーザは次の単語の入力を直接続行してもよい。ユーザがMMIに接触し且つ次の単語を入力し始めると、異なる方法で表示された単語「thew」は自動的に消滅する。図52のフローチャートのステップA51にこの処理を示す。ユーザが高頻度の単語「they」ではなく低頻度の単語「thew」を入力したい場合、図28−2に示すように、ユーザはスペースバー又は確定するための他の専用キーを押下してもよい。その場合、システムは単語「thew」を直接入力し且つ単語の後ろにスペースを自動的に追加する。図52のフローチャートのステップA52にこの処理を示す。図27−6に示すように、ユーザが複数の外周セルから形態素を連続して入力した後、いくつかの単語のみが外周セル内の形態素の全ての組み合わせから判定される場合、ユーザが次の形態素の入力を続行するか否かに関わらず、システムは円形MMI上にそれら可能な組み合わせを直接表示する。その場合、ユーザは、スペースバーを用いるか又はスライドすることにより選択する代わりに、所期の単語を選択するためにインタフェース上で方向を直接回転してもよい。この手法は、ユーザの眼及び指の移動を減少でき且つ入力速度を向上できる。あるいは、ユーザはこの機能を無効にすることを選択してもよい。図27−2又は図27−4に示すように、外周セル「T」、「FGH」、「E」及び「UVWXYZ」を選択後、ユーザがインタフェースから離れて入力を終了すると決めた場合、可能な組み合わせは「they」及び「thew」の2つのみである。ユーザが入力を続行すると決めた場合、可能な組み合わせは「theurgist」、「theurgy」、「thewless」、「thews」及び「thewy」の5つのみである。すなわち、ユーザが4つの外周セル「T」、「FGH」、「E」及び「UVWXYZ」を入力後、ユーザが入力を続行するか否かに関わらず、可能な組み合わせは全部で7つのみである。更に、「theurgist」は「theurgy」の変異形であり、「thewless」、「thews」及び「thewy」は「thew」の変異形である。従って、図27−6に示すように、システムは、ユーザが直接選択するために円上に「theurgy」、「they」及び「thew」を直接指示する。ユーザが「they」を入力したい場合、ユーザはインタフェースから指又は入力ペンを持ち上げて入力を直接終了してもよい。ユーザが「theurgy」を入力したい場合、図27−7に示すように、ユーザは「theurgy」が存在する外周セルに向けて回転してもよい。ユーザが「thew」を入力したい場合、図27−8に示すように、ユーザは「thew」が存在する外周セルに向けて回転してもよい。ユーザが「theurgy」又は「thew」の変異形を入力したい場合、図27−7又は図27−8に示すように、ユーザは対応する外周セルに向けて方向を変更し続けてもよい。
図28−1は、2つの組み合わせのみが可能である場合のシステムの表示を示す。この場合、高頻度の組み合わせは直接入力されるが、低頻度の組み合わせは高頻度の組み合わせの下に異なる方法で表示される。図28−2は、ユーザが低頻度の組み合わせを入力したい例を示す。この例において、ユーザがスペースバーのゾーンを押下する場合、システムは低頻度の組み合わせを入力する。
データベースと比較して、外周セル内の形態素の全ての組み合わせから1つの組み合わせのみが判定される場合、図52のステップA02に示すように、システムは組み合わせを直接入力し、ユーザは次の単語の入力を続行してもよい。
データベースと比較して、外周セル内の形態素の全ての組み合わせから判定された可能な組み合わせが3つ以上ある場合、図28−3に示すように、2番目の高頻度の組み合わせが1番目の高頻度の組み合わせの下に表示され且つ3つ以上の組み合わせが存在することを示すための小さいプルダウン矢印が2番目の高頻度の組み合わせの下に表示される。ユーザが1番目の高頻度の組み合わせを入力したい場合、ユーザはステップA51に示すように操作してもよい。ユーザが異なる方法で表示された2番目の高頻度の組み合わせを入力したい場合、ユーザはステップA52に示すように操作してもよい。ユーザが2つの組み合わせ以外の別の組み合わせを入力したい場合、ユーザはスライドして、プルダウンダイアログボックス内の全ての可能な組み合わせから選択してもよい。図52のフローチャートのステップA53にこの処理を示す。図28−4は、ユーザがスライドにより入力を選択することを示す。ユーザがスペースバーのゾーンから円上の位置に向けて下へスライドすると、図28−5に示すように、システムは全ての可能な組み合わせを表示する。図28−6は、ユーザが全ての可能な組み合わせから選択するために自身の指又は入力ペンを用いて上下へスライドする処理を示す。
初期設定により、本発明におけるMMIは、ユーザの視界に対する妨げを最小限にするために1つの代替の単語を指示する。当然、本発明において提供されるMMIは、2つの代替の単語を表示するか又は図28−5に示すように全ての代替の単語を直接列挙するように設定されてもよい(図28−5に示す表示との違いは、1番目の高頻度の単語が1行目に表示され且つ残りの単語が1行目の下に順次表示される点である。)。
図3は、円形フレームと正方形フレームとの組み合わせを示す。図3において標識付けされるように、ゾーン1、ゾーン2、ゾーン3及びゾーン4の4隅のゾーンが存在し、それらはバックスペースキー、エンターキー、キャプスロックキー及びスペースキーを含む4つの機能キーを構成するために使用されてもよい。図42は、4隅のゾーンにおける4つの機能キーの構成を示す。対応する機能は、クリック、ダブルクリック又はスライドにより実現されてもよい。
図17は4隅のゾーンにおけるスライド操作方法を示す。図17−1は4隅の間の水平スライドを示す。図17−2は4隅の間の垂直スライドを示す。図17−3は4隅の間の斜めスライドを示す。図17−4は隅内での水平スライドを示す。図17−5は隅内での垂直スライドを示す。図17−6及び図17−7は隅内での斜めスライドを示す。
4隅のゾーンにおけるスライド操作及びそれらの定義を表2に列挙する。
表2に示す操作の定義はシステムの基準設定である。操作は必要に応じて他の機能を提供するように設計可能である。ユーザは、4つのゾーンのいずれか1つから開始して異なる方向に向けてスライドすることにより、例えば、システムにより指示された代替の単語、句又は文から選択してもよく、ユーザにより入力された単語、句又は文から選択してもよく、一般的な単語、句又は文から選択してもよく、入力インタフェース間で切り替えてもよく、Escキー、タブキー、カーソルキー(上、下、左、右)、ページアップキー、ページダウンキー、ホームキー及び終了キーの機能を実現してもよく、コピー、切り取り、貼り付け、削除、取り消し及び再実行等の編集機能を実現してもよく、前の単語の先頭文字又は全ての文字の大文字への変換、あるいは次の単語の先頭文字の大文字への変換を実現してもよく、前の単語又は文の直接削除、あるいは次の単語又は文の直接削除を実現してもよい。漢字入力インタフェースにおいて、隅のゾーン内でのクリックは簡体字中国語と繁体字中国語との間の高速切り替えを達成してもよく、隅のゾーン内でのスライドは手書き認識インタフェースへの切り替えを達成してもよい。例えば、単語「How」の入力後、ユーザは図17−11に示すようなスライドにより、句「How many」、「How about」及び「How far」等から直接選択してもよい。ユーザが図17−13に示すようにスライドする場合、システムは、文の使用頻度に従って構成された単語「how」から始まる一般的な文「How are you!」、「How do you do?」及び「How old are your?」等を表示する。所期の文にスライドした場合、ユーザは指又は入力ペンを持ち上げ、システムは、対応する句読記号(疑問符又は感嘆符等)と共に文を自動的に入力し且つ文の後ろにスペースを自動的に追加する。更に、システムはユーザにより以前入力された文を記憶でき(このオプションはユーザにより無効にされてもよい)、それによりユーザは一般的な文及び自身が以前入力した文を都合よく入力できる。ユーザは、大量のテキストをより高速に且つ都合よく入力するために、句及び文の独自のデータベースを定義できる。そのような句及び文の入力モードにより、オプションボックスによる画面空間の占有及びユーザの視界の妨げ等の既存のソフトウェア製品における問題が回避される。更に、そのような手法は、高度な入力に関するユーザの経験を向上する。
図18は、本発明の外周セルに対する階層的漸進的指示機能を概略的に示す図である。図18−1は、各レベルにおいて1つのオプションのみが指示される例を示す。図18−2は、各レベルにおいて複数のオプションが指示される例を示す。図19は、図18の詳細な説明を示す図である。図19−1に示すように、ユーザが外周セル「A1」に向けてスライドする場合、システムは形態素A1を入力する。その後、図19−2に示すように、外周セル内に表示された内容は、形態素A1から始まる最も一般的に使用される形態素の組み合わせA1−1にA1から変更される。ユーザがA1−1を入力したくない場合、ユーザは単に移動方向を変更してもよく、外周セル内に表示された形態素は元の「A1」に復元する。ユーザがA1−1を入力したい場合、ユーザは元の移動方向に沿う移動を続行してもよく、システムはA1−1を入力する。その後、図19−3に示すように、外周セルに表示された内容は、A1−1から始まる最も一般的な形態素の組み合わせA1−1−1にA1−1から変更される。図19−4及び図19−5は同様の動作を示す。ユーザは、更に長い形態素の組み合わせA1−1−1−1を入力してもよく、最も長い可能な形態素の組み合わせが得られるまで続行してもよい。図20は、図19に示す中国語の字画入力インタフェースの一実施形態を示す。図20−1に示すように、ユーザが
を指示する場合、図20−2に示すように、システムは水平な字画を入力し且つ外周セル内に「二」を自動的に表示する。ユーザが「二」以外の異なる字画を次に入力したい場合、ユーザは方向を変更してもよく、システムは表示を「二」に復元する。ユーザが「二」を入力したい場合、ユーザは移動を続行し、図20−3に示すように、システムは「二」を入力し且つ表示を「三」に自動的に変更する。ユーザが「三」を入力したい場合、図20−4に示すように、システムは表示を変更して
を指示する。このように、ユーザは、
、「彡」、「||」及び「井」等の複数の構成要素を都合よく入力できる。図21は、図19に示すMMIの別の実施形態を示す。図21−1に示すように、ユーザが外周セル「I」を指示する場合、図21−2に示すように、システムは「i」を入力し且つ「in」を自動的に指示する。ユーザが移動を続行して「in」を入力する場合、図21−3に示すように、システムは「ing」を指示する。このように、ユーザは、英語の一般的な接頭辞、接尾辞及び高頻度の隣接する文字列を都合よく入力できる。また、ユーザは、中国語の音声体系の語尾母音「a」、「an」、「ang」、「e」、「en」、「eng」、「i」、「in」、「ing」「o」、「ong」、「u」、「un」及び
を都合よく入力できる。これは、中国語のダブルピン入力を実現する単純な方法である。中国語の字画及び音声入力における階層的漸進的予測及び指示機能を以下の表に示す。
また、本方法は、語頭及び語尾に子音を有する体系、並びに中国語と同様の音声規則を有する他の言語に対して、本発明において提供されるMMI上で単純且つ高速な入力を実現するために使用されてもよい。MMIは、英語に類似するラテン語の入力中、アルファベットの異体字を指示する。また、図19に示す方法は、アルファベットの異体字を階層的で指示するために使用されてもよい。図21において、イタリア語が入力される場合、ユーザが文字「I」を入力後、システムはユーザが選択するために
を自動的に指示する。
図23は、本発明において提供されるMMIの外周セル拡大機能を示す。図23−1は、外周セルの角度を変更せずに外周セル内の形態素を隣接する外周セルに拡張及び拡大する動作を示す。図23−2は、各外周セルの角度が拡大されることを示す。図24は、ユーザが選択するためにアイコン、分類及びフォルダ等を階層的に拡張するように設計された図23−1に示すMMIの階層的拡張の一実施形態を示す。図24−4〜図24−9は、漢字の円の実施形態を示す。図24−4に示すように、ユーザが基本成分「金」を表す外周セルを指示する場合、図24−5に示すように、外周セルは拡大され、ユーザが選択するために漢字の10個の要素「金、木、水、火、土、甲、子、天、色、中」が表示される。ユーザが要素「甲(十干の最初の要素)」を選択する場合、図24−6に示すように、システムは選択肢を再度拡張し、ユーザが選択するために十干の要素「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」が表示される。図24−5において、ユーザが要素「子」を選択する場合、図24−7に示すように、システムはユーザが選択するために十二支の要素を表示する。図24−5において、ユーザが要素「天」を選択する場合、図24−8に示すように、システムはユーザが選択するために八卦における8つの要素を表示する。図24−5において、ユーザが要素「色」を選択する場合、図24−9に示すように、システムはユーザが選択するために9つの色成分を表示する。このように、ユーザは階層的に要素を選択することにより単語を組み立てられる。
図33は、図23−1に示す英語インタフェースの一実施形態を示す。図33−1に示すように、ユーザは文字「B」、「C」又は「D」を入力したい。3つの文字は別個の外周セルをそれぞれ占有するのではなく、外周セル内に共に配置される。ユーザが当該外周セルに向けて移動すると、図32−2及び図32−3に示すように、システムは外周セル「BCD」内の形態素を2つの隣接する外周セルに拡張し且つ2つの外周セル内の元の内容を置き換える。図23−1において、拡張には3つのオプションが存在する。第1のオプションは、外周セル内の中央の形態素を中心として両側の外周セルへ拡張することである。図33−2は、中央の文字「C」を中心とする両側への拡張を示す。第2のオプションは、ユーザの移動方向の僅かな差異に基づいて拡張することである。すなわち、現在の移動方向により指示された位置に最近接する形態素を中心として形態素の順序で両側に向けて拡張する。そのような拡張の利点は、ユーザが自身の移動方向の差異を感じられることであり、ユーザが方向感覚を養うのに好ましい。第3のオプションは、外周セル内の高頻度の形態素を中心として両側の隣接する外周セルに向けて拡張することである。
図34は、図32−1の一実施形態を示す。図34−1に示すように、ユーザが外周セル「BCD」を指示する場合、図34−2に示すように、システムは外周セル内の高頻度の文字「D」を中心として両側に向けて拡張する。図34−3に示すように、ユーザが文字「D」を入力したい場合、ユーザは現在の移動方向での移動を続行し、システムは「D」の入力を確定する。しかし、ユーザが文字「D」ではなく文字「C」を入力したい場合、図34−4に示すように、ユーザは移動方向を変更し、システムは新しい形態素を指示するようにユーザに指示する。その後、ユーザの移動方向は拡張された新しい外周セル「C」を指示する。次に、図34−5に示すように、ユーザは文字「C」の入力を確定するために移動方向での移動を続行してもよい。図34−3又は図34−5において、ユーザが所期の文字を入力後、図34−6に示すように、システムは元のインタフェースに自動的に切り替える。あるいは、ユーザが所期の文字を入力後、システムは元のインタフェースに切り替えず、ユーザは文字「B」、「C」及び「D」のうちの文字を続けて入力する。ユーザが文字「B」、「C」及び「D」とは異なる別の文字を入力したい場合、ユーザは移動方向を戻るように移動し、システムは、ユーザが更に入力するために元のインタフェースに切り替える。
図36は、図23−2に示す英語インタフェースの一実施形態を示す。図36−1に示すように、ユーザがある方向に向けてスライドする場合、図36−2に示すように、システムはその方向に存在する複数の隣接する外周セルの角度を拡大する。ユーザにより現在指示されている拡大セル「D」がユーザの所期のセルである場合、図36−3に示すように、ユーザは「D」の入力を確定するために移動を続行してもよい。ユーザが「C」を入力したい場合、図36−4及び図36−5に示すように、ユーザは「C」を入力するために方向を変更してもよい。
図35は、最初の形態素を拡大することによる単語「kind」の入力を示す。単語「kind」の先頭文字「k」は、別個の外周セルを占有するのではなく外周セル「JKLMN」内に他の文字と共に配置される。図35−1に示すように、ユーザは最初に外周セル「JKLMN」に向けて移動する。図35−2に示すように、システムは「J、K、L、M、N」を隣接する外周セルに拡大する。図35−3に示すように、ユーザは方向を変更し、新しい外周セル「K」を指示する。図35−4に示すように、ユーザは移動方向での移動を続行し、文字「k」の入力を確定する。その後、図35−5に示すように、システムは元の状態にインタフェースを復元する。次に、図35−6に示すように、ユーザは残りの文字「ind」が存在する外周セル「I」、「JKLMN」及び「BCD」の間をスライドする。外周セル「k」、「I」、「JKLMN」及び「BCD」内の形態素の可能な組み合わせは全部で15個存在する。それらは、「kijb」、「kijc」、「kijd」、「kikb」、「kikc」、「kikd」、「kilb」、「kilc」、「kild」、「kimb」、「kimc」、「kimd」、「kinb」、「kinc」及び「kind」である。これらのうち、単語「kind」のみが有意味である。従って、システムは単語「kind」を自動的に入力し、単語の後ろにスペースを自動的に追加する。
図18−2に示すように、ユーザが形態素の入力を確定すると、システムは、外周セル内の形態素から始まる複数の一般的で高頻度の形態素の組み合わせを表示できる。ユーザがそれら形態素の組み合わせのいずれも入力したくない場合、ユーザは、次の形態素を入力するために方向を直接変更できる。ユーザが望んでいる次の形態素の組み合わせが表示された形態素の組み合わせの中に存在する場合、ユーザは現在の移動方向での移動を続行し、システムは現在の外周セルを拡張及び拡大する。それにより、形態素の各組み合わせは拡大後の新しい外周セルを別個に占有する。ユーザは、新しい外周セルから形態素の組み合わせを選択できる。ユーザが形態素の組み合わせの入力を確定する場合、システムは、ユーザが選択するために形態素の組み合わせから始まる更に長い形態素の組み合わせを表示する。それにより、ユーザは外周セルを再度拡大することにより更に長い形態素の組み合わせを入力できる。この処理は、ユーザが所期の内容全体の入力を達成するまで周期的に順次実行されてもよい。ユーザは、階層的拡大機能を使用するか否か、各拡大レベルにおいて指示される形態素の組み合わせの数及び拡大レベルの最大数を定義できる。
図38は、図18−2に示す英語インタフェースの一実施形態を示す。図38−1に示すように、ユーザの移動方向は外周セル「T」を指示する。システムが文字「t」を入力後、図38−2に示すように、外周セル「T」内の内容は、文字「t」から始まる3つの一般的な文字の組み合わせ「to」、「th」及び「tt」に変更される。3つの文字の組み合わせのいずれも入力したくない場合、ユーザは移動方向を変更してもよく、システムのインタフェースは元のインタフェースに復元する。その後、ユーザは他の文字の入力を続行できる。「to」、「th」及び「tt」のうちの文字の組み合わせを入力したい場合、ユーザは現在の移動方向での移動を続行し、図38−3に示すように、システムは外周セルを拡張及び拡大し、それにより「to」、「th」及び「tt」は拡大後の新しい外周セルを別個に占有する。ユーザが「th」を入力したい場合、図38−4に示すように、ユーザは元の移動方向での移動を続行し、「th」の入力を確定する。「to」を入力したい場合、ユーザは「to」を入力するために移動方向を変更してもよい。ユーザが「th」を入力後、図38−5に示すように、外周セル「th」内の内容は「th」から始まる一般的な文字の組み合わせ(すなわち、「tha」、「the」、「thi」)に変更される。表示された文字の組み合わせのいずれも入力したくない場合、ユーザは移動方向を変更してもよい。「tha」、「the」及び「thi」のうちの文字の組み合わせを入力したい場合、図38−6に示すように、ユーザは現在の移動方向での移動を続行し、「tha」、「the」及び「thi」は拡大されて拡大後の新しい外周セルを別個に占有する。図38−7に示すように、ユーザは、「the」の入力を確定するために現在の移動方向での移動を続行してもよい。そのような階層的拡大処理は、周期的に順次実行可能である。ユーザは完全な単語の入力を達成すると、システムは、句、慣用句及び文等の更に長い形態素列を指示する。このように、ユーザは、単にスライドすることにより、高頻度の形態素の組み合わせ、単語、句、慣用句及び文等を高速入力できる。ユーザは、ある方向の直線に沿って単語、句又は文を高速入力することもできる。システムは、ユーザがある特定レベルの言語単位の入力を達成した後はそれ以上長い言語単位を指示しないように構成されてもよい。
図18は、英語入力において、的確な外周セルに依存して異なる内容が指示されることを示す。第1の外周セル及び第2の外周セル内の内容が入力される場合、指示機能は、ユーザが選択するために外周セル内の形態素から始まる一般的な接頭語又は文字列を指示する。第2の外周セル及び第3の外周セル内の内容が入力される場合、指示機能は、ユーザが選択するために外周セル内の形態素から始まる一般的な文字列を指示する。第3の外周セル及び更なる外周セル内の内容が入力される場合、指示機能は、ユーザが選択するために外周セル内の形態素から始まる一般的な接尾語又は文字列を指示する。例えばユーザが第1の外周セル「T」を入力すると、システムは最も一般的な先頭文字列「th」を指示する。ユーザが第2の外周セル「T」を入力する場合、システムは一般的な文字列「tt」、「ti」等を指示する。ユーザが第3の外周セル又は更なる外周セル「T」を入力する場合、システムは「tion」等の一般的な接尾語を指示する。単語における文字の位置に従って1つ又は複数のオプションを毎回指示する方法は、ユーザの入力速度を向上するだけでなく、多くの入力ソフトウェア製品において多くの単語オプションが指示ボックス内に指示されることによりユーザの視界及び思考が妨げられるという欠点も回避する。更に、本発明において提供されるスライド方法は、追加の単語選択キーを全く必要としない。ユーザは、直接選択するために移動を続行するか又は他のオプションを選択するために移動の方向を変更し、指を持ち上げることにより現在のオプションを入力できる。この手法は非常に利便性が高く且つ非常に効率的である。
図39は、日本語の仮名の円上で入力するための拡大の一実施形態を示す。図39−1に示すように、ユーザが外周セル「あ い う え お」を指示する場合、図39−2に示すように、システムは「あ」、「い」、「う」、「え」及び「お」を拡張する。
本発明は、文字及び単語を判定する方法を提案する。本方法において、単語の最初の形態素は別個に入力され、単語の2番目の形態素から最後の形態素までは外周セル内の組み合わせで入力される。システムは、最初の形態素と後続の形態素との全ての可能な組み合わせを言語の文字データベース又は単語データベースと比較して、文字データベース又は単語データベース内の組み合わせを選択する。
図26は、英単語「kind」の入力を示す。最初の形態素はスライドにより直接入力されてもよい。図26−1に示すように、文字「k」は外周セル内でスライドすることにより選択されてもよい。図26−2に示すように、残りの形態素は外周セル内の組み合わせで入力される。上述のように、単語「kind」は外周セル「k」、「I」、「JKLMN」及び「BCD」の唯一の可能な組み合わせである。従って、システムは単語「kind」を直接入力する。
図4は、円内のゾーンが複数のゾーンに分割されることを示す。各ゾーンは、句読記号等の形態素を収容するように設計されるだけでなく、ゾーン内の情報に基づいて言語の種類を判定するか、単語における形態素の位置を判定するか、あるいは複数の形態素を有する外周セルから形態素を選択するように設計される。図4−1は、円内のゾーンが左ゾーン及び右ゾーンに分割されることを示す。図4−2は、円内のゾーンが上ゾーン及び下ゾーンに分割されることを示す。図4−3は、円内のゾーンが4つのゾーンに分割されることを示す。図4−4は、円内のゾーンが6つのゾーンに分割されることを示す。図4−5は、円内のゾーンが10個のゾーンに分割されることを示す。図4−6は、円内のゾーンが5つのゾーンに分割されることを示す。
図42−16に示すように、2つの言語に対する円が1つに入れ子にされるか又は同一言語に対する円の2つの形態が1つに入れ子にされる場合、ユーザにより入力される言語の種類は、入力操作の始点の位置に従って自動的に識別されてもよい。例えば、始点が図4−1及び図4−2に示すゾーン1内に存在する場合、これは外側の円上の言語の入力を示し、始点がゾーン2内に存在する場合、これは内側の円上の言語の入力を示す。あるいは、始点がゾーン1内に存在する場合、これは内側の円上の言語の入力を示し、始点がゾーン2内に存在する場合、これは外側の円上の言語の入力を示す。ユーザは、ゾーン1及びゾーン2に対応する言語の種類を自身で定義できる。ユーザは、ゾーン1及びゾーン2に対応する同一言語の異なる形態を自身で定義できる。図42−16に示すように、ユーザは、外側の円を英語入力に対するものと定義し且つ内側の円を中国語入力に対するものと定義してもよい。あるいは、ユーザは、外側の円を中国語の音声入力に対するものと定義し且つ内側の円を音声/文字パターン混合入力に対するものとして定義してもよい。
1つの言語のみを使用する場合、ゾーン1及びゾーン2は、文字又は単語間の境界を識別するために使用されてもよい。例えば、始点がゾーン1内に存在する場合、これは単語の1番目の文字又は句の1番目の単語の入力を示し、始点がゾーン2内に存在する場合、これは単語の2番目の文字又は句の2番目の単語の入力を示す。図4−3及び図4−4において、円内のゾーンは4つのゾーンに分割され、それらは言語の種類、並びに各言語における文字及び単語間の境界を識別するために使用されてもよい。
例えば、英単語「how」の入力後、ユーザは入力ペンを持ち上げ、次にそれを下部分(ゾーン2)に置くことにより、「how」から始まる句を入力することを示す。「how」から始まる一般的な句は、「how far」、「how about」、「how now」、「how many」及び「how to」等を含む。しかし、ユーザが下部分(ゾーン2)内で文字「m」を指示する場合、システムは「how many」を自動的に入力する。ユーザが下部分(ゾーン2)内で文字「a」を指示する場合、システムは「how about」を自動的に入力する。
図4に示すゾーン情報は、複数の形態素を有する外周セルから特定の形態素を選択するためにも使用可能である。ユーザが特定のゾーンから開始して複数の形態素を有する外周セルに向けてスライドする場合、これは外周セルのゾーン番号に対応する形態素の入力を示す。
図29−1は、図4−4の一実施形態を示す。図29−2は、1、2及び3と標識付けられた第1のゾーン、第2のゾーン及び第3のゾーンの各々から外周セル「BCD」へのスライドの一実施形態を示す。外周セル「BCD」において、第1の形態素は「B」であり、第2の形態素は「C」であり、第3の形態素は「D」である。従って、図29−3に示すように、ゾーン1から外周セル「BCD」に向うスライドは第1の形態素「B」の入力を示す。図29−4に示すように、ゾーン2から外周セル「BCD」に向うスライドは第2の形態素「C」の入力を示す。図29−5に示すように、ゾーン3から外周セル「BCD」に向うスライドは第3の形態素「D」の入力を示す。図29−6は、始点の位置の識別に基づく方法を用いて文字「U」、「V」、「W」、「X」、「Y」及び「Z」を入力する処理を示す。ユーザが特定のゾーンから外周セルに向けてスライドする場合、システムは、外周セル内のゾーン番号に対応する形態素を直接指示できる。例えば図29−7に示すように、ゾ−ン3から外周セル「UVWXYZ」に向けてのスライドは、外周セル内の第3の形態素「W」の入力を示す。従って、システムは「W」を直接指示する。このように、ユーザは入力される形態素が分かるため、誤入力が回避され且つユーザの負担が軽減する。
図29−8〜図29−12は、始点の位置の識別に基づく方法を用いて「kind」を入力する処理を示す。図29−8に示すように、ゾーン2から外周セル「JKLMN」に向うスライドは文字「k」の入力を示す。従って、図29−9に示す例のように、システムはユーザに対して文字「k」を指示する。次にユーザは、図29−10、図29−11及び図29−12に示すように、残りの文字「ind」が存在する外周セル「I」、「JKLMN」及び「BCD」の間をスライドする。上述のように、単語「kind」は、外周セル「k」、「I」、「JKLMN」及び「BCD」の間の唯一の可能な組み合わせである。従って、システムは単語「kind」を直接入力する。
図30−1は、円内のゾーンが円の中心を通過する線により部分ゾーンに分割されることを示す。外周セルに直接対向する部分ゾーンは、外周セル内の中央の形態素に対応する。両側の隣接する部分ゾーンは、外周セル内の対応する側に存在する形態素に対応する。図30−2は、外周セル「BCD」に対向する部分ゾーンを示す。外周セル「BCD」に直接対向する部分ゾーンからのスライドは、外周セル「BCD」内の中央の文字「C」の入力を示す。外周セル「BCD」の一方側の隣接する部分ゾーンからのスライドは、対応する側に存在する文字「B」又は「D」の入力を示す。図30−3は、部分ゾーンを使用することにより文字「F」、「G」及び「H」を入力する一実施形態を示す。図30−4は、部分ゾーンを使用することにより文字「J」、「K」、「L」、「M」及び「N」を入力する一実施形態を示す。図30−5は、部分ゾーンを使用することにより文字「P」、「Q」、「R」、「S」及び「T」を入力する一実施形態を示す。図30−6は、部分ゾーンを使用することにより文字「V」、「W」、「X」、「Y」及び「Z」を入力する一実施形態を示す。図30−7は、ユーザが文字「W」の入力を望んでいる場合、システムがユーザに対して文字「W」を直接指示することを示す。
図30−8〜図30−12は、部分ゾーン内の始点の位置の識別に基づく方法を用いて単語「kind」を入力する処理を示す。最初に、図30−8に示すように、ユーザは、文字「k」に対応する部分ゾーンから外周セル「JKLMN」に向けてスライドする。これは文字「k」の入力を示す。システムは、図30−9に示す例のように、ユーザに対して文字「k」を指示する。次に、図30−10、図30−11及び図30−12に示すように、ユーザは残りの文字「ind」が存在する外周セル「I」、「JKLMN」及び「BCD」の間をスライドする。上述のように、全ての可能な組み合わせの中で単語「kind」のみが有意味である。従って、システムは単語「kind」を自動的に入力し且つ単語の後ろにスペースを自動的に追加する。
図31−1は、始点の位置に基づいて中国語の音声体系の語頭子音を選択及び入力する一実施形態を示す。図31−2は、中国語の音声体系の語尾子音を選択及び入力する実施形態を示す。図31−3は、始点の位置に基づいて音声表記を選択及び入力する実施形態を示す。図31−4は、広東語の実施形態を示す。
図32は、始点の位置に基づいて日本語の仮名「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」を選択及び入力する一実施形態を示す。
図4に示すゾーン情報は、入力内容の意味の分類の判断を補助するためにも使用可能である。例えば図4−5に示すように、ゾーン1からのスライドは芸術及び文学に関する単語の入力を示し、ゾーン2からのスライドは衛生及び医学に関する単語の入力を示し、ゾーン3からのスライドは歴史に関する単語の入力を示し、ゾーン4からのスライドは日常生活に関する単語の入力を示し、ゾーン5からのスライドは哲学及び宗教に関する単語の入力を示し、ゾーン6からのスライドは科学及び数学に関する単語の入力を示し、ゾーン7からのスライドは社会科学に関する単語の入力を示し、ゾーン8からのスライドはスポーツ及び娯楽に関する単語の入力を示し、ゾーン9からのスライドは科学技術に関する単語の入力を示し、ゾーン10からのスライドは地球及び地理学に関する単語の入力を示す。
図4に示すゾーン情報は、入力内容の品詞の判断を補助するためにも使用可能である。例えば図4−3において、始点としてゾーン1を使用することは名詞の入力を示し、始点としてゾーン2を使用することは動詞の入力を示し、始点としてゾーン3を使用することは形容詞の入力を示し、始点としてゾーン4を使用することは前置詞の入力を示す。
図4に示すゾーン情報は、入力される漢字の構造情報の判断を補助するためにも使用可能である。例えば図4−5において、始点としてゾーン1を使用することは漢字の上部分の入力を示し、始点としてゾーン2を使用することは漢字の左部分の入力を示し、始点としてゾーン3を使用することは漢字の下部分の入力を示し、始点としてゾーン4を使用することは漢字の他の部分の入力を示し、始点としてゾーン5を使用することは漢字の右部分の入力を示す。例えば図42−10において、外周セル「点(点の字画)」に向かう始点としてゾーン「〜」を使用し且つ2つの点を選択することは、文字
の上部分の2つの点の入力を示す。ゾーン「,」から外周セル「点(点の字画)」に向けてスライドし且つ2つの点を選択することは、冫の入力を示す。ゾーン「!」から外周セル「点(点の字画)」に向けてスライドし且つ2つの点を選択することは、文字「只」の末広がりの下部分の入力を示す。本方法は、韓国語等の漢字と同様の2次元空間情報を含む文字を有する言語の種類に対しても適用可能である。
図40は、本発明において発音を利用することによる英単語入力用途の一実施形態を示す図である。図40に示すように、英語の音声子音は円上に構成され、英語の音声母音は円内に構成される。図40−1は、線の接続による単語「there」の入力を示す。このような単音節語は、直線又は方向転換点を有する線により都合よく入力可能である。この手法は、ユーザの発音習慣に一致し且つ単語の誤綴りの問題も解決するため、誤綴りを減少できる。図40−2及び図40−3は、線の接続による単語「tomorrow」の入力を示す。図40−3は、本発明において提供されるMMIを使用する単語のアクセント記号の入力を示す。図40−3に示すように、破線の方向転換点が円の外側に存在する場合、これは方向転換点に存在する音声文字がアクセントであることを示す。例えば、「tomorrow」のアクセントが音節「mo」に存在するため、線は文字「m」において円を越える。アクセント記号を用いて区別することにより、単語は言語の特徴に従って区別されるため、認識率が向上し且つ対応する音声文字の入力が減少する。
図41は、数字の円の操作の実施形態を示す。図41−1は、ダイヤル呼出しに対するインタフェースを示す。図41−2は、数字入力に対するインタフェースを示す。図41−3は、「9530」の連続入力の処理を示す。図41−4において、ユーザは円周上の数字「5」から数字「0」に向けてスライドする。これは5個の「0」の入力を示す。これは図15−1に示す数字の円の特定用途であり、すなわち円周から円の内側へ向けての内向きのスライドである。これは入力される数字の数を示す。この機能は、銀行員、会計士及び大量の数字を処理することが多い技術者にとって非常に有用である。図41−5は、図15−9に示す数字の円の特定用途である電話番号の入力を示す。例えば、数字「2」上での反時計回り方向のスライドは母親の電話番号の入力を示し、数字「6」上での時計回り方向のスライドは同僚のZhang氏の電話番号の入力を示す。図41−6は、緊急電話番号「911」の入力を示す。
図1に示すMMIの2つ以上の基本要素は、種々の方法で組み合わせ可能である。図2は、いくつかの組み合わせの実施形態を示す。図2−1は、「正方形内に円が存在する」組み合わせを示す。図2−2は、「円内に正方形が存在する」組み合わせを示す。図2−3は、図2−1と図2−2との組み合わせを示す。図2−4は、「円内に正方形が存在する」組み合わせを示す。図2−5は、「正方形内に正方形が存在する」組み合わせを示す。図2−6は、「正方形内に円が存在し且つ円内により小さい正方形が存在する」組み合わせを示す。図2−7及び図2−8は、2つの円を入れ子にした組み合わせを示す。図2−9は、3つの円を入れ子にした組み合わせを示す。
図42は、図2に示す言語インタフェースのいくつかの実施形態を示す。図42−1、図42−2及び図42−3は、円内に6つの句読記号を有する英語インタフェースを示す。図42−4は、円内に10個の数字の正方形を有する英語の円の一実施形態を示す。図42−5は、2つの入れ子の円を示す。図42−5において、外側の円は英字に対し、内側の円は数字に対する。図42−6は、10個の対角区画に分割された円の一実施形態を示す。図42−7は、5つの対角区画に分割された円の一実施形態を示す。図42−8は、外側の円が字画に対し且つ内側の円が一般的な漢字に対する一実施形態を示す。10個の一般的な漢字は、内側の円上の外周セル内をクリックすることにより直接入力可能である。
等の一般的な中国語の単語は、内側の円上の漢字の対の間に直接線を引くことにより入力可能である。本方法を用いることにより、累積度数が10%より高い10〜12個の高頻度の漢字が直接提供され且つ単にクリックすることによりこれらを入力できる。すなわち、10%の割合で、ユーザは単にシングルクリックにより漢字を入力できる。これらの文字は、それらの間に直接線を引くことにより対で入力可能である。図42−9は、字画に対する外側の円とその中の漢字に対する小さい正方形との組み合わせを示す。図42−10は、5つの字画に対応する外側の円と一般的な漢字に対応する内側の円との組み合わせを示す。図42−11は、構成要素及び字画に対する外側の円と一般的な漢字に対する内側の円との組み合わせを示す。図42−12は、中国語の音声記号に対する外側の円と一般的な漢字に対する内側の円との組み合わせを示す。図42−13は、文字に対する外側の円と音声文字に対する内側の円との組み合わせを示す。図42−14は、音声子音に対する外側の円と音声母音に対する内側の円との組み合わせを示す。図42−15は、数字に対する外側の円と文字に対する内側の円との組み合わせを示す。図42−16は、音声記号に対する外側の円と構成要素及び字画に対する内側の円との組み合わせを示す。図42−17は、音声記号に対する外側の円と字画に対する内側の円との組み合わせを示す。図42−18及び図42−19は、音声記号に対する外側の円と字画に対する内側のゾーンとの組み合わせを示す。図42−18及び図42−19に示すインタフェースを用いる場合、音声及び文字パターン入力方法が始点の位置に基づいて実現される。音声入力方法、文字パターン入力方法及び音声/文字パターン入力方法は、同一インタフェース上で提供可能である。例えば、字画から始まり且つ発音を有する文字を入力するには、字画を無視して純粋な音声入力を使用するか、5つの字画を直接クリックすることにより入力するか、あるいは5つの字画のゾーンから音声ゾーンに向けてスライドすることにより入力する。例えば図42−18及び図42−19において、字画
のゾーンからセル「A」に向けてスライドすることにより、字画
から始まる文字「阿」を入力できる。字画「|」のゾーンからセル「A」に向けてスライドすることにより、「|」から始まる文字
を入力できる。図42−20は、円内に5つの音調を有する音声記号に対する円を示す。これは、平声、上声、去声、入声及び軽声を入力するために使用可能である。1つの入力方法は、始点の音調ゾーンに従って音調の音声記号を直接入力することである。他の方法は、音声記号の入力後に音調を選択することである。例えば、平声のゾーンから開始して音声記号「ba」を入力する場合、文字「八」が好ましい。去声のゾーンから開始して音声記号「ba」を入力する場合、文字「把」が好ましい。音調体系を有する他の言語は、漢字の入力と同様の方法で入力可能である。図42−21は、2つの文字の円を入れ子にした組み合わせを示す。図42−8〜図42−12に示す漢字の円において、左上隅のゾーン内のキャプスロックキーは、簡体字中国語と繁体字中国語とを高速で切り替えるために使用される。
図44に示すように、本発明において提供されるMMIは、複数の指を用いる同時操作をサポートする。図44−1は、2本の指を用いる同時操作を示す。図44−2は、3本の指を用いる同時操作を示す。図44−3は、4本の指を用いる同時操作を示す。図45は、例えば2本の指を用いる種々の多点接触制御操作を示す。操作の動作及びそれらの定義を表3に列挙する。
2本の指で同時に円内をシングルクリックすることは、構文キーの選択を示す。3本の指で同時に円内をシングルクリックすることは、スペースキーの選択を示す。あるいは、2本の指で同時に円内をシングルクリックすることは、スペースキーの選択を示し、3本の指で同時に円内をシングルクリックすることは、エンターキーの選択を示す。
ユーザは、複数の指を使用して言語インタフェース間を高速に切り替えられる。例えば、2本の指で左へスライドすることは数字の円への切り替えを示し、2本の指で右へスライドすることは句読記号の正方形への切り替えを示し、3本の指で左へスライドすることは中国語の構成要素の円への切り替えを示し、3本の指で右へスライドすることは表現のアイコンを入力するためのアイコンの正方形への切り替えを示す。
指でインタフェース上をクリックすることにより、スペースキー、エンターキー及び構文キーの機能を実現できる。指がインタフェース上で異なる方向に向けてスライドする場合、インタフェースはそれに対応して切り替えられる。インタフェース上で異なる方向に向けて指をスライドすることにより、キャプスロックキー、バックスペースキー及びエンターキーの機能を実現できる。インタフェース上で異なる方向に向けて指をスライドすることにより、代替の文字又は単語からの選択及び最後に入力した内容の選択を実現できる。インタフェース上で異なる方向に向けて指をスライドすることにより、単語の時制の選択を実現できる。
構文キーは本発明のMMIの円の上部に追加される。あるいは、2本の指で円内をシングルクリックすることは構文キーの選択を示す。ユーザが単語を入力後、単語が名詞に属する場合、構文キーのシングルクリックにより名詞の複数形が自動的に入力されてもよい。単語が形容詞に属する場合、構文キーのシングルクリックにより形容詞の比較級が自動的に入力されてもよく、構文キーのダブルクリックにより形容詞の最上級が自動的に入力されてもよい。構文キーに関する他の動作を以下の表に示す(空白のセル内の機能はこれから定義される)。表は、特定の言語の構文に従って設計されてもよい。
図51に示すように、ユーザが動詞を入力する場合、ユーザは構文キーのシングルクリックにより動詞の時制を選択してもよい。動詞の時制は、時計回り方向又は反時計回り方向に複数の指でスライドすることにより選択されてもよい。上記の実施形態から明らかなように、構文キーは、ユーザの構文の誤りを減少するために単語の異なる時制に従って同時に使用されてもよく、ユーザが構文を明確に又は正確に思い出せないか、あるいは正確な構文を知らない状況で特に有用である。
本発明におけるMMIは、入力の効率を向上するために1つの円ではなく2つ以上の円を用いて動作してもよい。図46は、複数の円を用いる動作の構成を示す。図46−1は2つの円の構成を示す。図46−4に示すように、一方の円はマウス状態に切り替えられてもよく、図46−5に示すように、他方の円は手書き認識状態に切り替えられてもよい。また、MMIは、図46−3に示すように、マウスとして使用される中央の円及びその両側の2つの円を含む3つの円を用いて動作してもよい。図46−3、図46−4及び図46−5において、円の間及び周辺の空間は、図46−2に示すようにスライド操作に対するゾーンとして使用可能である。
図47は、図46の実施形態を示す。図47−1、図47−2及び図47−3は、入力に対して1次円を使用し且つ拡張及び拡大に対して2次円を使用する構成を示す。図47−1に示すように、ユーザが1次円上で外周セル「UVWXYZ」に向けてスライドする場合、外周セル内の形態素は2次円(vice circle)上で拡張される。ユーザが文字「W」を入力すると、2次円は拡張して指示する。図47−3は、単語「where」を入力する例を示す。
図47−4は、2つの1次円を同時に使用する構成を示す。単語が左側の1次円を用いて入力される場合、次の単語は右側の1次円を用いて同時に入力可能であるため、並行入力が実現され、入力速度が向上する。
図48は、2つの円に文字を分割する一実施形態を示す。図48に示す構成に加えて、左側の円に文字A〜Nを割り当て且つ右側の円に文字O〜Zを割り当ててもよい。
本発明において提供されるMMIは、1次円、補助円、手書き入力インタフェース、作図インタフェース及びマウスインタフェースの間で切り替え可能である。
本発明において提供される入力方法は、指のスライド方向及び入力ペンのスライド方向に加えて加圧方向及び振動方向等のユーザの移動方向をリアルタイムに検出する。図49−1は、スポット入力デバイスにおける本発明の適用例を示す。図49−1に示すデバイスは、圧力を検知できるスポット入力デバイスである。システムは、加圧方向に基づいてユーザの入力を自動的に予測する。ユーザは、圧力の大きさ及び方向を制御及び調整することにより、情報を都合よく入力できる。そのようなMMIは、移動電話、MID、UMPC及びPDA等を含むポータブル電気デバイス等の小型デバイスにおいて情報を高速入力するために使用されてもよい。図49−2は、入力速度を向上するために両手で同時に操作可能な2つのスポット入力MMIを使用する構成を示す。あるいは、一方のMMIが入力のために使用され且つ他方のMMIがマウスとして使用されてもよい。情報入力が不要な場合、双方のMMIは、例えば作図又はゲームの実行等のためにマウスとして使用されてもよい。図49−3は、親指タッチパッドにおける本発明のMMIの適用例を示す。図49−4は、ポイントスティック又はジョイスティックにおけるMMIの適用例を示す。
図50に示すように、本発明は、アイコンを使用した入力方法又は分類を使用した入力方法を更に提供できる。ユーザが特定の意味を有するアイコンか又は特定の意味を有する分類をクリックする場合、意味又は分類に関するオプションはユーザが選択するために円周上に出現する。この入力方法は、いくつかの一般的な文字又は単語を入力するために使用可能である。図50−1は、英語の分類を表すアイコンが押下される場合の円周上の分類の拡張を示す。図50−2、図50−3及び図50−4は、図50−1の実施形態を示す。食物及び飲料を表すアイコンがクリックされる場合、分類はユーザが選択するために一般的な食物及び飲料製品を示すように拡張される。図50−6において、会話及び挨拶の言葉を表すアイコンがクリックされる場合、分類はユーザが選択するために一般的な挨拶の言葉を示すように拡張される。図50−5及び図50−6は、中国語のアイコン及び分類の拡張の実施形態を示す。図50−7〜図50−12は、中国語の文字、単語及び文の階層的拡張を示す。図50−13〜図50−18は、数字の円に対する分類を使用した入力方法を示す。図50−14において、英語の「week(週)」のアイコンが入力される場合、ユーザが選択するために曜日が表示される。図50−15において、英語の「month(月)」のアイコンが入力される場合、ユーザが選択するために月が表示される。図50−16は、始点の位置情報を利用することによる時間の高速入力を示す。ゾーン「month(月)」から「3」を指示することは「March(3月)」の入力を示す。ゾーン「week(週)」から「5」を指示することは「Friday(金曜日)」の入力を示す。ゾーン「hour」から「2」を指示することは「two hours(2時間)」の入力を示す。ゾーン「minutes」から「5」を指示することは「five minutes(5分)」の入力を示す。図50−18は、中国の干支の分類を使用した入力を示す。
図50−19は、アイコンがクリックされる場合の円の拡張を示す。図7−19において、アイコンがクリックされる場合、他のアイコンは消滅し、ユーザが選択するためにアイコンから拡張された円が表示される。あるいは、最小化された状態のMMIを表す1つのアイコンのみが元々存在する。アイコンがクリックされる場合、MMIは開かれる。アイコンが再度クリックされる場合、MMIは最小化される。あるいは、拡張は、オペレーティングシステムのアイコンの操作を表す。例えば、「スタート」を表すアイコンがクリックされる場合、「プログラム」、「マイコンピュータ」、「コントロールパネル」及び「インターネット」等のコンピュータのアイコンが表示される。ユーザがそれらアイコンのうちの1つに向けてスライドする場合、アイコンは更なるアイコンを表示するために更に拡張される。例えば、ユーザがアイコン「マイコンピュータ」に向けてスライドする場合、アイコン「ディスクC」及び「ディスクD」を有する別の円が表示される。次に、ユーザは更にスライドして必要なフォルダを選択してもよく、必要なファイルを選択するために再度スライドしてもよい。処理全体は、図24−1〜図24−3に示すように階層的拡張処理である。連続スライドによりオペレーティングシステム内のアイコンを選択する方法は、レベル毎にマウスでクリック及び選択する既存の方法を置き換えるために使用されてもよく、これはより利便性が高く且つ魅力的である。
本発明において提供されるMMIは、従来の入力方法と同様の個々の文字のシングルクリック又はダブルクリックによる単語の連続入力をサポートする。通常、シングルクリックは小文字の入力を示し、ダブルクリックは大文字の入力を示す。文字ではない数字・記号等の次の文字をダブルクリックすることは、文字の大文字への変換を示す。文字の次の文字をダブルクリックすることは、2つの同一文字の連続入力を示す。ユーザは全ての形態素を別個に入力できる。単一の形態素を有する外周セルの場合、ユーザはシングルクリックにより外周セル内の形態素を入力できる。複数の形態素を有する外周セルの場合、ユーザは、以下の表に示す方法1、方法2及び方法3のいずれかを用いて外周セル内の形態素を入力できる。あるいは、ユーザは、以下の表に示す方法7を用いて、すなわち外周セルを直接組み合わせた入力により、個々の形態素を入力できる。図52は、外周セルを直接組み合わせた入力による入力を示すフローチャートである。ユーザは、最初の形態素を別個に入力し且つ組み合わせた入力により残りの形態素を入力できる。最初の形態素を入力するための3つの方法が存在する。方法7は入力速度が最も速いが、単語を選別する可能性が高い。従って、この方法は移動電話上での入力等の適用機会に適している。これは、移動電話上で入力される大部分の単語が日常生活に関連する単語であるため、単語が選別される可能性が低いためである。方法1、方法2及び方法3は入力速度が遅いが、全ての形態素はこれらの方法を用いて別個に判定可能である。従って、これらの方法は、個人名、地名及び辞書に掲載されることが少ない略称の入力に適している。その場合、ユーザが単語の入力を達成した後、システムは手動で入力された単語をシステムのデータベースに追加する。それにより、ユーザは次の機会に形態素を1つずつ入力する必要がなく、方法7を用いて組み合わせた方法でそれらを直接入力できる。方法4、方法5及び方法6は速度と単語の選別との間の妥協点を見つけ、コンピュータ等の膨大な入力情報を必要とする適用機会に適している。
本発明において提供されるMMIを使用して情報を入力する場合、ユーザは、自身の習慣、MMIに対する精通度、並びに所期の入力精度及び入力速度に従って、ユーザが外周セルを指示する際に使用される入力確定機構を設定できる。1つの方式において、ユーザが外周セルを指示する場合、システムは指示を行わずに外周セル内の内容を直接入力し、ユーザは次の外周セル内の内容の入力を続行する。別の方式において、ユーザが外周セルを指示する場合、システムは外周セル内の内容を直接入力し、外周セル内の内容が入力されたことを示すために異なる方法で外周セルを表示する。別の方式において、ユーザが外周セルを指示する場合、システムは外周セル内の内容を入力せず、ユーザが外周セルを指していることを示すために異なる方法で外周セルを表示し、ユーザが確定するのを待つ。ユーザが移動方向での移動を続行して入力を確定する場合、システムは外周セル内の内容を入力し且つユーザにフィードバックを提供するために異なる方法で外周セルを表示する。
上述の方法1〜方法6は、形態素の順序に基づいて方法14、15、16、24、25、26、34、35及び36の9つの方法に組み合わせ可能である。この場合、方法14は入力速度が最も速く、熟練者に適している。方法36は精度が最も高く、初心者に適している。方法3及び方法6におけるユーザによる入力確定は以下に示す通りである。すなわち、システムにより異なる方法で現在表示されている外周セル内の内容がユーザの所期の内容である場合、ユーザは現在の移動方向での移動を続行してもよい。しかし、システムにより異なる方法で現在表示されている外周セルの内容がユーザの所期の内容ではない場合、ユーザは必要な外周セルを指示するために移動方向を変更してもよい。
加速度センサを用いる場合、本発明において提供されるMMIを使用するデバイスは、振動により異なるインタフェース間で切り替わる。例えば、デバイスが初めて振動される場合、デバイスは数字の円に切り替わる。デバイスが再度振動される場合、デバイスは句読記号入力に切り替わる。デバイスが更に振動される場合、デバイスは切り替わって元のインタフェースに戻る。あるいは、デバイスは、左へ振動される場合に数字の円に切り替わり、右へ振動される場合に句読記号入力に切り替わり、上へ振動される場合に別の種類の言語又は入力方法に切り替わり(例えば、中国語から英語に切り替わるか又は音声入力から字画入力に切り替わり)、下へ振動される場合に手書き入力に切り替わるように構成されてもよい。ユーザは自身の習慣及び好みに従って、振動方向に対応するインタフェースを構成できる。
図53〜図55は、図5−1に示す円の他の言語における実施形態を示す。図53は、日本語、韓国語及び約40〜60個の形態素単位を含む他の言語に対する円を列挙する。そのような言語の形態素は、本発明において説明した日本語の入力を参照して、言語の規則に従って組み合わせて入力されてもよい。入力は、図32及び図39と同様の方法で実行可能である。図54は、英語と同じ基本文字及び更なる文字の異体字を含む言語を列挙する。そのような言語の入力は図8に示す英語の円により達成される。あるいは、そのような言語の特徴に従って複数の変更が英語の円に加えられてもよい。例えば、それらの言語における高頻度の文字は別個に構成されてもよく、英語に存在しない複数の文字が追加されてもよい。スペイン語、スウェーデン語又はイタリア語等の英語に類似するが複数の母音の異体字を有する言語の入力は、図8−3に示す方法を用い且つ図18−1に示す方法を用いて母音の異体字を入力することにより直接達成可能である。ドイツ語、フィンランド語等の文字「S」の異体字を有する言語の入力は、図8−6に示す円を用い且つ別個のセルに文字「S」の異体字を割り当てることにより入力可能である。図55は、基本形態素がより少なく且つ英語と非常に異なる言語を列挙する。これらの言語の場合、高頻度の文字は別個の外周セル内に構成され、他の文字は、言語の規則及び文字の頻度に従って、英語と同様の方法を用いて他の外周セル内に順に組み合わされて構成されてもよい。アラビア語、タイ語、チベット語、サンスクリット語、モンゴル語、ベンガル語等の61個以上の基本形態素を有する非常に複雑な言語の場合、入力は中国語の円に対する方法を参照して達成可能である。中国語には数百個の部首及び構成要素が存在するが、一般的な字画及び構成要素が抜粋されてもよい。あるいは、これらの言語の場合、図12に示す設計を参照して、複数の基本的な字画を使用し且つ言語の特徴に従って全ての文字及び記号を形成してもよい。
説明において用いられた3つの主要な言語(英語、中国語及び日本語)における入力の技術方式が全ての言語に実質的に適用可能であることは上述から明らかである。入力は、円及び本発明において提供される画期的なスライド入力方法により都合よく達成可能であり、実際のQWERTYキーボード又はデバイスのサイズに制限されない。本発明は、都合のよい入力を実現するために移動電話において使用されてもよい。本発明において提供されるMMIを使用する場合、どんなユーザも英語のキーボードに対応付けることなく自身の母国語で直接入力できる。従って、本発明は世界の文化を豊かにするのに非常に有用である。
添付の図面に示した異なる言語の記号体系に対するインタフェースは、本発明の技術的理想を単に例示し且つ説明するために提供されたものであり、本発明を限定するものであると考えられるべきではない。特定の用途おいて、本発明の趣旨から逸脱することなく、世界の他の言語及び文字の特徴に従って、それらの言語及び文字に対応するように適切な設計を取得するか又は適切な変更を加えることができる。しかし、そのような設計の全ては、本発明の保護範囲に含まれると考えられるべきである。異なる言語及び記号体系に対する入力方法の設計において、入力に関する現状、すなわち、母国語が英語ではない多くのユーザは自身の母国語の形態素を英語のQWER構成に対応付ける必要があるため入力において不便さ及び高い学習コストに直面するという状況を取り除くために、世界中の全ユーザが困難な学習過程を経ることなく自身の母国語で直感的且つ円滑に入力できるように、入力記号は言語及び記号体系における特徴及び記号の順序に従う方法で構成される必要がある。更に、本発明の技術方式を用いる場合、世界中の全ユーザは外国語を使用する際に言語自体から始められるため、外国語をより容易に学習し且つ使用できる。
本発明において上述した実施形態は、単に本発明を明確にするために提供され、本発明を開示された形態のいずれかに限定することを意図しない。上述の使用法又は本発明において提供された実施形態に基づいて、本発明に変更又は変形を加えることができる。それらの実施形態は、単に本発明の原理を説明及び例示するため、並びに当業者が実際の用途において本発明を利用できるようにするために選択され且つ説明された。本発明の技術的理想は請求の範囲によってのみ制限される。

Claims (36)

  1. マン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法であって、前記方法が、以下のステップ
    (a)円の円周は外周セルに分割され、入力される内容は前記外周セル内に配置されること、
    (b)移動方向はリアルタイムで検出され、前記ユーザーにより入力される前記内容は前記移動方向の延長線に存在する前記外周セル内の前記内容に基づいて予測及び判断されること、
    (c)前記ユーザにより入力される前記内容の前記予測及び前記判断を補助するために前記移動経路の始点、方向転換点及び終点の位置情報、休止時間、並びに圧力の大きさはリアルタイムで検出されること、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記ステップ(a)において、入力される前記内容は、端と端とが接する中空配列を形成するようにアルファベットの順序に従い、前記外周セル内に配置されることを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  3. 前記ステップ(a)において、入力される前記内容が前記外周セル内に配置され、高頻度の形態素又は特定目的の形態素は外周セル内に別個に配置され、他の形態素は形態素の順序又は分類により外周セル内にそれぞれ共に配置されるか、または前記外周セルのそれぞれが複数の形態素をその中に有することを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  4. 前記方法がさらに、英語及び英語に類似する他の言語に対するインタフェースにおいて、5つの文字「A、E、I、O、T」が1つの外周セル内に別個に配置されるか、5つの母音字「A、E、I、O、U」が外周セル内に別個に配置されるか、漢字に対する前記インタフェースにおいて、5つの必須字画
    が外周セル内に別個に配置され、日本語の文字に対する前記インタフェースにおいて、日本語の仮名が50音順に従って5つ毎に外周セル内に共に配置されることを含むことを特徴とする請求項3に記載の、マン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  5. 前記移動方向は、
    前記円周から内側へスライドすることは、前記始点の前記外周セル内の前記内容及び前記移動方向に存在する前記外周セル内の前記内容を入力することを示し、
    前記円周から内側へスライドすることは、数字の円において、前記始点の前記数字の数だけ指示された前記数字を入力することを意味し、
    前記円の内側から前記外周に向けてスライドすることは、方向の延長線が指示する前記外周セルの前記内容を入力することを意味し、
    前記始点で休止することは、単語または文における前記形態素の前記位置を示すことを意味し、
    前記円内から前記円周にスライドすることは、終点の前記形態素を先頭文字として高頻度の単語又は句を高速入力することを意味し、
    前記円周から外側へスライドすることは、大文字又は文字の異体字を入力するか、あるいは単語を高速入力することを意味し、
    前記円周から外側へスライドした後、スライドして戻ることは、文字の異体字を入力するか、あるいは単語又は句をショートカット入力することを意味し、
    前記2つの隣接する外周セル間をスライドすることは、隣接する2つの外周セル内の形態素の組み合わせを入力することを意味し、
    外周セル内でスライドすることは、複数の形態素を有する外周セルにおいて、形態素を選択することを意味し、
    外周セル内でスライドすることは、単一の形態素を有する外周セルにおいて単語を高速入力することを意味し、
    2本の指を前記円周から内側へ引き寄せることは、前記2つの開始外周セル内の前記形態素の組み合わせを入力することを意味し、
    2本の指を前記円周から外側へ広げることは、前記延長線が指示する前記2つの外周セル内の前記形態素の組み合わせを入力することを意味し、
    2本の指を前記円周上で回転させることは、前記インターフェースを回転するか又は切り替えることを意味する、
    ことを含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  6. 現在の移動方向が指示する前記外周セル内の前記内容はリアルタイムで変化し、増分の形態素列は前記ユーザが選択及び続行するために階層的に指示され、前記移動方向が前記外周セルをそれ以上指示しない場合、前記外周セル内の前記内容は前記初期状態に戻ることを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  7. 前記方法がさらに、単語が入力される場合、入力に関係する前記外周セルに依存して異なる内容が指示され、前記第1の外周セル及び前記第2の外周セル内の前記内容が入力される場合、前記指示機能は前記ユーザが選択するために前記外周セル内の前記形態素から始まる一般的な接頭語又は文字列を指示し、前記第2の外周セル及び前記第3の外周セル内の前記内容が入力される場合、前記指示機能は前記ユーザが選択するために前記外周セル内の前記形態素から始まる一般的な文字列を指示し、前記第3の外周セル及び更なる外周セル内の前記内容が入力される場合、前記指示機能は前記外周セル内の前記形態素から始まる一般的な接尾語又は文字列を指示し、前記MMIはラテン語の入力中にアルファベットの異体字を指示することを含むことを特徴とする請求項5に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  8. 中国語の入力中、増分の形態素列は以下の表に示すように階層的に指示されることを特徴とする請求項6に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  9. 前記方法がさらに、複数の形態素を有する外周セルは拡張及び拡大機能を有し、前記移動方向に存在する前記複数の形態素を有する外周セル内の前記形態素は、前記ユーザが選択するために前記隣接する外周セルに拡張及び拡大可能であり、拡張及び拡大後、前記複数の形態素を有する外周セル内の各形態素は外周セルを別個に占有することを含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  10. 複数の形態素を有する拡張可能な外周セル内の前記形態素は、前記外周セル内の前記中央の形態素を中心とした両側に向けての拡張、前記外周セル内の前記高頻度の形態素を中心とした両側に向けての拡張、あるいは前記移動方向により指示された前記形態素を中心とした両側に向けての拡張の3種類で拡張可能であることを特徴とする請求項9に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  11. 前記方法がさらに、前記外周セルは傾斜拡大機能を有し、すなわち、前記移動方向により指示された前記隣接する外周セルの各角度は前記ユーザが選択するために拡大可能であることを含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  12. 前記方法がさらに、アイコンを使用した入力方法及び分類を使用した入力方法であって、アイコンがクリック又はスライドにより入力される場合、前記アイコンにより表される分類の内容は前記ユーザが選択するために階層的に拡張され、前記オペレーティングシステムの前記アイコンは連続スライドにより操作可能である方法を含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  13. 前記方法がさらに、外周セルの直接組み合わせに基づく入力方法であって、前記ユーザが複数の外周セルを連続して直接入力する場合、前記システムはこれら外周セル内の全形態素の全ての可能な組み合わせから有意な組み合わせを自動的にフィルタリングし、有意な組み合わせが1つのみ存在する場合、前記組み合わせが直接入力され、2つ以上の組み合わせが存在する場合、頻度の最も高い組み合わせが直接入力される一方で他の組み合わせはユーザが選択するために提供される方法を含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  14. 前記方法がさらに、外周セルの方向の組み合わせに基づく前記入力方法に対する最初の形態素の補助的選別方法であって、前記最初の形態素は別個に入力され、2番目の形態素以降は複数の外周セルが連続して直接入力され、前記システムは全ての可能な組み合わせから有意な組み合わせをフィルタリングし、有意な組み合わせが1つのみ存在する場合、前記組み合わせが直接入力され、2つ以上の組み合わせが存在する場合、頻度の最も高い組み合わせが直接入力される一方で他の組み合わせはユーザが選択するために提供される方法を含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  15. 前記方法がさらに、前記ユーザが形態素の組み合わせを選択するための方法であって、前記外周セル内の入力された形態素の組み合わせが少数しか存在しない形態素の組み合わせとして認識される場合、これら形態素の組み合わせは前記ユーザが選択するために前記円上に直接表示される方法を含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  16. 前記始点のゾーンに対応する前記外周セル内の確な形態素が選択されるか、あるいは示された外周セルに対する始点の前記ゾーンの置に従って前記外周セル内の前記形態素が選択され、前記始点の前記ゾーンが前記外周セルに対向する場合、前記外周セル内の前記中央の形態素が入力され、始点の前記ゾーンが前記外周セルに隣接する場合、応する側に存在する前記形態素が入力されることを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  17. 前記始点の前記ゾーンの情報に従って入力言語の種類又は同一言語の異体字を自動的に認識することを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  18. 単語、句又は文全体の高度な入力を実現するために、前記始点の前記位置に従って異なるレベルで形態素の境界点、すなわち文字、単語、句又は文における形態素の位置を自動的に識別することを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  19. 単語、句又は文全体の高度な入力を実現するために、前記始点の前記休止時間に従って異なるレベルで形態素の境界点、すなわち文字、単語、句又は文における形態素の位置を自動的に識別することを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  20. 前記円を越えた方向転換点の位置に従って前記言語のアクセントの位置を判断し且つ前記方向転換点における前記休止時間に従って前記言語の長母音を判断することを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  21. 前記始点の前記ゾーンに従って前記言語の音調を入力することを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  22. 前記始点の前記ゾーンに従って、中国語又は韓国語等の漢字と同様の2次元空間情報を有する他の言語の形態素要素の構造情報を判断し、前記始点の前記ゾーンに従って、漢字における字画、構成要素又は表音文字の構造情報を判断することを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  23. 前記始点の前記ゾーンに従って単語の長さを判断し、前記始点が前記円周上に存在する場合は前記入力された単語の前記長さがn以下であることを示し且つ前記始点が前記円内に存在する場合は前記入力された単語の前記長さがnより長いことを示すか、あるいは前記始点が前記円内の特定のゾーン内に存在する場合は前記入力された単語の前記長さが3文字以下であることを示し、前記始点が前記円内の別のゾーン内に存在する場合は前記入力された単語の前記長さが4〜6文字であることを示し且つ前記始点が前記円内の異なるゾーン内に存在する場合は入力された単語の前記長さが7文字以上であることを示すことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  24. 前記始点の前記位置に従って入力内容の品詞又は意味の分類を判断することを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  25. 前記方法がさらに複数の指を用いた操作を含み、前記指は前記インタフェース上でクリックしてスペースキー、エンターキー及び構文キーの機能を達成し、前記指が前記インタフェース上で異なる方向に向けてスライドする場合、前記インタフェースはそれに対応して切り替えられ、前記インタフェース上での異なる方向に向けた前記指のスライドによりキャプスロックキー、バックスペースキー及びエンターキーの機能が実現され、前記インタフェース上での異なる方向に向けた前記指のスライドによりオプションの文字又は単語からの選択及び最後に入力された内容の選択が実現され、前記インタフェース上での異なる方向に向けた前記指のスライドにより単語の時制の選択が実現されることを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  26. 前記方法がさらに、複数の円を用いた操作を含み、前記インタフェースは、一方側の円形インタフェース及び他方側の手書き入力インタフェース、マウスインタフェース又は作図インタフェースをサポートするように設計されるか、あるいは前記インタフェースは2つの円を用いて動作してもよく、その場合、一方の円が1次円として使用され且つ他方の円が補助円として前記選択の拡大専用に使用されるか、あるいは前記2つの円の双方が1次円であってもよく、単語が一方の円に入力される場合に次の単語は他方の円に入力されてもよく、前記インタフェースは1次円、補助円、手書き入力インタフェース、作図インタフェース及びマウスインタフェースの間で切り替えられることを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  27. 前記方法がさらに、前記音声入力及び文字/音声入力方法を含み、漢字入力において、前記方法は音声入力、文字パターン入力、音声/文字パターン入力及び字画入力を同時に提供し且つそれらの入力方法の間での切り替えをサポートすることを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  28. 前記方法がさらに、クリック入力による高頻度の文字及び単語の直接入力、あるいは種々のショートカット入力方法を含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  29. 前記方法が構文ボタン機能を提供し、前記システムが前記構文キーの動作を検出する場合、前記システムは、前記現在入力された単語の品詞に従って、前記対応する構文の単語の入力を以下の表を含むように自動的に達成する方法含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  30. 前記MMIは円形フレームと正方形フレームの組み合わせを含み、円形フレームと正方形フレームの間に4隅ゾーンが形成されることを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  31. に、前記システムにより指示された代替の単語、句又は文から選択するため、前記ユーザにより前に入力された単語、句又は文から選択するため、一般的な単語、句又は文から選択するため、入力インタフェース間で切り替えるため、Escキー、タブキー、カーソルキー(上、下、左、右)、ページアップキー、ページダウンキー、ホームキー及び終了キーの機能を実現するため、コピー、切り取り、貼り付け、削除、取り消し及び再実行等の編集機能を実現するため、前の単語の先頭文字又は全ての文字を大文字に変換するか又は次の単語の先頭文字を大文字に変換する機能を実現するため、あるいは、前の単語又は文の直接削除か又は次の単語又は文の直接削除等を実現するために、スライド動作は、前記4ゾーンのいずれか1つから開始して異なる方向に向けて実行され、字入力インタフェースにおいて、隅のゾーン内でのクリックは簡体字中国語と繁体字中国語との間の高速切り替えを達成し、隅のゾーン内でのスライドは手書き認識インタフェースへの切り替えを達成することを特徴とする請求項30に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  32. 前記方法がさらに、前記ユーザが個人名等のデータベースに存在しない前記単語を入力する場合、前記ユーザは前記形態素を1つずつ入力でき、前記ユーザがそのような単語又は句を入力すると、前記システムは前記システムのデータベースに前記単語を自動的に追加し、それにより前記ユーザはそれ以降前記単語又は前記句を連続入力できる方法を含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  33. 前記方法がさらに、スライド方向の検出に加えて、動方向を検出する方法を含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  34. 前記方法がさらに、前記デバイスを振動することによる異なる入力インタフェース間での切り替えをサポートする方法を含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  35. 前記方法は、前記ユーザーが前記外周セル内の前記内容の前記入力を確定するための3つの方法の中の少なくとも一つの方法であって、前記3つの方法は
    (1)前記ユーザーが外周セルを指示するとき、前記システムは指示を行わず前記外周セルに直接入力し、次いで前記ユーザーは次の外周セルへの指示を継続する、
    (2)前記ユーザーが外周セルを指示するとき、前記システムは前記外周セルを直接入力し、異なる方法により前記外周セルを表示して、前記外周セルの入力が終了したことを示す、
    (3)前記ユーザーが外周セルを指示するとき、前記システムは前記外周セルを入力せず、前記ユーザーが指示するものが前記外周セルであるということを前記ユーザーに知らせるためになる方法で前記外周セルを表示し、前記ユーザーの確認を待ち、前記ユーザーが移動方向へのさらなる移動により確認したら、前記システムは前記外周セルを直接入力するか、前記ユーザーに対し異なる方法で前記外周セルを表示する、
    方法を含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
  36. 前記ステップ(c)はさらに前記ユーザーにより入力される前記内容の予測及び判断を補助するために、前記移動経路の前記始点、方向転換点及び終点を検出することを含むことを特徴とする請求項1に記載のマン−マシーンインターフェースがユーザーの入力をリアルタイムで予測する方法。
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