JP4614505B2 - 画面表示式キー入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字入力装置ないし入力方法の分野で利用される入力装置に係わり、詳しくは、携帯電話、小型の電子手帳、小型のワードプロセッサ(ワープロ)やパーソナルコンピュータ(パソコン)等の画面上にキー(ソフトキー)を表示し、そのキーをペンや指先等で直接タッチしてキーに表示された文字や記号など入力する画面表示式キー入力装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】
近年、急速に普及しつつあるB5やB6サイズ以下に小型化された携帯用パソコン(モバイルパソコン)や携帯情報端末(PDA)では、小型化の妨げになる「キー入力」に見切りをつけ、液晶画面を「ペン」を用いてタッチして入力を行うペン入力が主流となっている。
【0003】
このペン入力には、通常2通りの入力方法がある。すなわち、画面に直接文字を書き込む「手書き入力」と、画面に小型の仮想キーボードを表示し、そのキーをペンでタッチして入力する「ソフトキー入力」である。
いずれも、物理的なキーボードを用いる必要が無く、かさばらずに小型化でき、携帯などには便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来のペン入力方法では次のような問題点があった。すなわち、「手書き入力」では、予め手書き入力用の認識プログラムを各文字毎に設定しなければならず、現在、手書き入力において各種の文字・数字・記号のすべてを識別することができず、すべての文字・数字・記号を「手書き入力」のみで入力することができないという問題があった。
さらに、手書き入力はキーボード入力が苦手な人にとっても利用できる点で便利さもあるが、文字の入力や文字認識に時間がかかるために、スピードを要する入力や長い文章の長時間入力には適していないという問題があった。
【0005】
また、「ソフトキー入力」の仮想キーボードは、従来のキーボードの形状をそのまま受け継いでいるので、ソフトキーが小さすぎてタッチしにくいという問題があった。このため、「ソフトキー入力」においても、入力操作が難しくなり、スピードを要する入力や長い文章の長時間入力には適していないという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、画面上に表示されたキーをペン等でタッチして入力する画面表示式キー入力装置において、画面に表示するキー数を少なくできてかつ操作性も高い画面表示式キー入力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画面表示式キー入力装置は、図面を参照して説明すると、画面3に表示されるキー21〜32をタッチ式入力手段71によって選択して入力する画面表示式キー入力装置1において、前記タッチ式入力手段によるタッチの仕方の違いを判別する判定手段72と、前記判定手段によって判別されたタッチの仕方に応じて各キーに設定された複数種類の文字や記号から選択して出力する文字選択手段73と、を備えて構成されるとともに、前記判定手段は、前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から左方向に延びる第1軸と、前記点から前記第1軸に対して95〜115度の範囲内の角度でかつ右斜め下方向に延びる第2軸と、前記点から右方向に延びる第3軸と、前記点から上方向に延びる第4軸とを設定し、かつ、前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点Sからタッチしたまま所定長さ以上移動しない時には第1タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から前記第1軸および第2軸で区画される領域に向かって所定長さ以上移動した時には第2タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から前記第2軸および第3軸で区画される領域に向かって所定長さ以上移動した時には第3タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から前記第3軸および弟4軸で区画される領域に向かって所定長さ以上移動した時には第4タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から前記第4軸および第1軸で区画される領域に向かって所定長さ以上移動した時には入力をキャンセルするように構成されていていることを特徴とするものである。
【0008】
このような本発明では、判定手段72は各キー21〜32毎に4種類のタッチ操作の違いを認識でき、文字選択手段73ではそれらの4種類のタッチ操作の違いに応じて文字を選択して出力することができる。このため、1つのキー21〜32に4種類の文字や記号を設定することができる。このため、例えば12個と少ないキー21〜32であっても、最大48種類の文字を設定できる。従って、ローマ字入力による日本語入力と、英語入力との両方を実現するためのアルファベット26文字と、各種番号などの入力用の数字0〜9の10文字等とを各キー21〜32に設定して入力することができる。
従って、従来の「ソフトキー入力」に比べてキー数を少なくでき、各キー21〜32を大型化できたり、操作時の移動距離を小さくできるため、入力操作性を向上することができる。また、「手書き入力」に比べても、入力スピードを向上でき、迅速にかつ長時間の入力が可能になる。
【0009】
さらに、移動するタッチ操作(バータッチ操作)として、下、右下、右上の3種類の移動方向で判別するようにしているため、入力操作性をより一層向上することができる。すなわち、バータッチ操作としては、上記3種類のほかに、左上、上、右横、左下、左横等への移動も考えられる。しかしながら、日本語(漢字、ひらがな、カタカナ)や英語等の文字をペンで書く場合、左上、上、左横の移動は殆ど無く、タッチ入力においてもそのような移動は操作し難い。
これに対し、下方、右下、右上の3つの操作は、文字を書くときの動作にもあるため、非常にリズミカルで入力しやすい。その上、これら3種類の移動方向は、互いに大きく異なるため、各タッチ操作を容易に判別することができ、誤認識を無くすことができる。すなわち、本発明は、下、右下、右上の3つの移動方向によって各第2〜4タッチ操作を判別しているので、タッチした状態で移動しないタッチ操作(ピンタッチ操作)と含めて、4種類ものタッチ操作の入力が非常に簡単に行え、かつ誤検出も少なくでき、入力者にとって操作性がよくて負担を掛けない画面表示式キー入力装置とすることができる。
【0010】
また、前記判定手段は、前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から左方向に延びる第1軸85と、前記点から前記第1軸に対して95〜115度の角度内(例えば105度)でかつ右斜め下方向に延びる第2軸86と、前記点から右方向に延びる第3軸87と、前記点から上方向に延びる第4軸88とを設定し、かつ、前記タッチ式入力手段がタッチしたまま所定長さ以上移動しない時には第1タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前記タッチした点から前記第1軸および第2軸で区画される領域76に向かって所定長さ以上移動した時には第2タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前記タッチした点から前記第2軸および第3軸で区画される領域77に向かって所定長さ以上移動した時には第3タッチ操作と判別し、前記タッチ式入力手段が前記タッチした点から前記第3軸および弟4軸で区画される領域78に向かって所定長さ以上移動した時には第4タッチ操作と判別するように構成されている。
【0011】
このように各領域を設定すれば、判定手段72は各キー21〜32毎に4種類のタッチ操作の違いを容易に認識できる。その上、移動方向にずれがあっても、上記領域内で移動すれば認識できるため、操作者毎の移動方向のズレなども吸収できて移動方向を確実に認識することができ、入力操作性を向上できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の第1実施形態である画面表示式キー入力装置1が示されている。画面表示式キー入力装置1は、携帯情報端末(PDA)としても利用可能な携帯電話であり、本体2の表面には液晶画面3が設けられている。
【0025】
液晶画面3には、入力あるいは受信した番号や文字等が表示されるデータ表示領域10と、各数字や文字が設定されたキー21〜32が表示されるキー入力領域12とが設けられている。
なお、このキー入力領域12は、常時表示されるようにしてもよいが、所定のキー等を操作することで、前記表示領域10が画面3のほぼ全域に渡って表示されるようにしてもよい。この場合には、表示領域10を大きくできて情報量を多くでき、特に携帯電話でインターネットや電子メールを利用する際のそれらの情報を表示させる時に利用しやすくできる。
【0026】
この画面表示式キー入力装置1には、図示しないが、タッチ式入力手段として用いられるペンが付属している。このため、本体2には、ペンを保持するホルダなどを設けておき、ペンの紛失を防止できるようにされていることが好ましい。
そして、画面表示式キー入力装置1を使用する場合には、本体2を左手(右手)で持ってあるいは机などの上に置いて、ペンを右手(左手)で握って操作すればよい。
【0027】
キー入力領域12には、上下4段左右3列の12個のキー21〜32が表示されている。これらの各キー21〜32には、携帯電話として広く利用されている携帯電話用配列が設定されている。
【0028】
具体的には、第1段3個のキー21〜23には左側のキーから順にキー21に数字「1」が、キー22に数字「2」が、キー23に数字「3」が設定され、第2段3個のキー24〜26には左側からキー24に数字「4」が、キー25に数字「5」が、キー26に数字「6」が設定され、第3段3個のキー27〜29には左側からキー27に数字「7」が、キー28に数字「8」が、キー29に数字「9」が設定され、第4段3個のキー30〜32には左側からキー30に記号「*」が、キー31に数字「0」が、キー32に記号「#」が設定されている。
【0029】
また、前記第1段の中央キー22には「ABC」の3つの文字が設定され、キー23には「DEF」の3つの文字が設定されている。さらに、第2段3個のキー24〜26には左側からキー24に「GHI」が、キー25に「JKL」が、キー26に「MNO」の3つの文字がそれぞれ設定され、第3段3個のキー27〜29には左側からキー27に「PRS」が、キー28に「TUV」が、キー29に「WXY」の3つの文字がそれぞれ設定され、第4段3個の中央のキー31には「QZ」の2つの文字が設定されている。
さらに、キー30,32には、それぞれ左方向および右方向にカーソルを移動するカーソルキーが設定されている。
【0030】
次に、画面表示式キー入力装置1を実現する内部構成について、図2を参照して説明する。図2は、画面表示式キー入力装置1を実現する内部構成のブロック図である。
画面表示式キー入力装置1は、タッチ式入力手段71と、判定手段72と、文字選択手段73とを備えて構成されている。
【0031】
本実施形態におけるタッチ式入力手段71は、前述のとおりペンを備えており、キー入力領域12において、ペンによるタッチ入力があるかをチェックしている。
【0032】
この際、本実施形態においては、各メインキー21〜32に4種類の文字、記号、数字が設定されているため、ペンによって4種類のタッチ入力操作を使い分け、その入力操作の違いを判定手段72で判定することで各文字、記号、数字を入力するようにされている。
【0033】
すなわち、図3に示すように、判定手段72は、ペンが各キー21〜32をタッチした際の操作の違いを検出して、各キー21〜32の左位置(図3では「J」)、中央位置(図3では「K」)、右位置(図3では「L」)、右上位置(図3では数字「5」)のいずれか1つが選択されたことを判定している。
【0034】
この際のタッチ操作の違いを判断する方法としては、図4,5に示すような方法で行われる。
すなわち、各キー21〜32の表示領域内において、最初にペンでタッチされた点を交点Sとし、この交点Sを中心点として第1〜4軸85〜88を設定する。なお、本実施形態では、交点Sから右方向に第1軸85を設定し、右下方向に第2軸86を設定し、右方向に第3軸87を設定し、上方向に第4軸88を設定している。なお、第2軸86は、第1軸85に対して角度θ1が105度となるように設定されている。
【0035】
そして、図5に示すように、ペンの先端が、この交点Sから所定寸法L(例えば1mm)の円周75内に位置したままであれば、判定手段72はピンタッチ操作が行われたと判定して第1タッチ操作を認識する。
【0036】
一方、ペンの先端が交点Sから各方向に移動して円周75の位置まで達すると、判定手段72はバータッチと判定するとともに、その移動方向に応じて第2〜4タッチ操作を判別する。具体的には、判定手段72は、第1〜4軸85〜88で区分される各領域76〜79において、交点Sから下の領域76(第1軸85および第2軸86で区分される領域)に向かってペンが移動すれば、第2タッチ操作と判定する。また、交点Sから右下の領域77(第2軸86および第3軸87で区分される領域)に向かってペンが移動すれば、第3タッチ操作と判定する。さらに、交点Sから右上の領域78(第3軸87および第4軸88で区分される領域)に向かってペンが移動すれば、第4タッチ操作と判定する。
なお、本実施形態では、交点Sから左上の領域79(第4軸88および第1軸85で区分される領域)に向かってペンが移動した際には、入力をキャンセルしている。
【0037】
そして、図5に示すように、ペンが円周75まで移動した時点で判定手段72は、各タッチ操作を判別するため、ペンがその後どのような方向に移動してもかまわない。
【0038】
このような各操作の判定は、具体的には、図6に示すように、各キー21〜32の表示領域内に含まれるピクセル(画素)81毎のタッチの有無で判定することができる。すなわち、図6▲1▼のように、各キーの表示領域内に縦10列、横10行の計100個のピクセル81が設定されている場合に、判定手段72は、ペンが各キー21〜35の表示領域内の所定数以内、例えば各キー21〜32の表示領域内の1つ、またはその1つのピクセル81とその周囲のピクセル81(図6で「+」記号で表示されている部分)内のピクセル81のみをタッチした場合(ポイントタッチした場合)には、ペン先の移動が所定長さL以内、つまり第1タッチ操作(ピンタッチ)で入力されたと判断する。
【0039】
また、判定手段72は、図6▲2▼のように、最初にタッチされた交点Sから下方向に向かって3つ以上のピクセル81をタッチした場合(短い線を書くようにタッチした場合であり「+」記号部分も含んでもよい)には、下方向バータッチ、つまり第2タッチ操作で入力されたと判断する。
さらに、図6▲3▼のように、最初にタッチされた交点Sから右下方向に向かって3つ以上のピクセル81をタッチした場合には、判定手段72は右下方向バータッチ、つまり第3タッチ操作で入力されたと判断し、図6▲4▼のように、交点Sから右上に向かって3つ以上のピクセル81をタッチした場合には、判定手段72は右上方向バータッチ、つまり第4タッチ操作で入力されたと判断する。
【0040】
なお、タッチ入力の起点Sは、各キー21〜32の領域内であればどの位置でもよく、タッチ(バー)の端末がキー領域からはみ出してもよい。
また、判断基準となるピクセル81の数は3つ以上および未満の場合に限らず、特に表示領域内のピクセル81の数等に応じて設定すればよい。例えば、ピクセル81の数を縦5列、横5行の計25個に設定した場合には、2つ以上のピクセル81がタッチされたらバータッチであると判断してもよい。
【0041】
文字選択手段73は、判定手段72でピンタッチ(第1タッチ操作)と判定されれば、キー21〜32の最も左側に位置する文字のコード「A,D,G,J,M,P,T,W,Q」を選択して入力する。また、下方向バータッチ(第2タッチ操作)と判定されれば、キー21〜32の中央に位置する文字のコード「B,E,H,K,N,R,U,X,Z」を選択して入力する。
さらに、右下方向バータッチ(第3タッチ操作)と判定されれば、キー21〜32の右側に位置する文字のコード「C,F,I,L,O,S,V,Y」を選択して入力し、右上方向バータッチ(第4タッチ操作)と判定されれば、キー21〜32の左上の数字・記号コード「1,2,3,4,5,6,7,8,9,0,*,#」を選択して入力する。
なお、キー30,32でピンタッチ入力が行われた場合には、カーソル移動処理が行われる。
【0042】
この文字選択手段73で選択された文字・記号は、液晶画面の表示領域10に表示される。
以上により、各タッチ入力に対する処理が完了し、次のタッチ入力があれば以上の処理を繰り返して順次タッチ入力を行う。
【0043】
このような本実施形態によれば次のような効果がある。
(1) 各キー21〜32に最大4つの文字(アルファベット)や記号を設定できるため、従来の仮想キーボードのように、1つのキーに1つの文字を設定していた場合に比べてキーの数を少なくすることができる。
例えば、図1のように、12個のメインキー21〜32しか設けられていなくても、各キー21〜32に最大で4つのキーコードつまり全体で48個のキーコードを設定することができる。従って、日本語のローマ字入力や英語入力に用いるアルファベット26文字に加えて、数字0〜9や、電話で利用される記号「*」、「#」、さらにはカーソル移動機能等の頻度の高い数字や記号を含めてキー21〜32に設定でき、少ないキー数でも日本語入力や英語入力に十分対応できる。
【0044】
(2) このため、従来の仮想キーボードに比べて大幅に少ない12個のメインキー21〜32を用いてローマ字入力や英語入力を行うことができ、携帯電話のように小型の電子機器にも充分に組み込むことができる。さらに、このような小型の電子機器に組み込んだ場合でも、キー数が少ないために、各キー21〜32の大きさを比較的大きくでき、キー21〜32をペンや指先で簡単にタッチすることができ、タッチ入力の操作性を向上することができる。
【0045】
(3) さらに、従来より広く利用されて慣れ親しまれている携帯電話配列に応じたキー配列にしているので、携帯電話に慣れた多くの人にとっては本実施形態のキー配列を容易に覚えることができ、画面表示式キー入力装置1を即座にかつ簡単に利用することができる。
【0046】
(4) また、各キー21〜32に表示された4つの文字や記号を入力するには、ペンの移動方向や移動距離を異ならせるだけで、4種類の操作を行うことができるため、タッチ入力の操作性を向上することができる。
【0047】
(5) バータッチの種類を、下、右下、右上の3種類の移動方向で判別しており、これらの移動は互いに大きく異なるため、各タッチ操作を容易に判別することができ、誤認識を無くすことができる。
その上、上記3種類の移動は、ペンで文字を書く場合にも行う動作であり、入力者にとって操作しやすいため、入力操作性をより一層向上することができる。
【0048】
(6) さらに、キーの領域内で最初にタッチした点Sを基準に、タッチ方向などを判別しているため、入力操作性を向上することができる。特に、キー領域内に固定的に各領域を設定した場合には、最初にペンタッチする際の位置を注意しなければならず、入力しにくいが、本実施形態では、最初はキー領域のどの部分をタッチしてもよいため、入力時にそれほど注意深くする必要が無く、入力操作性を向上することができる。
【0049】
(7) ピンタッチであるか、バータッチであるかを、ペン先が所定寸法L=1mm以上移動したか否かで判別しているため、ピンタッチとバータッチとを容易に判別することができる。特に、ペン先の1mmの移動は、通常、入力者が意識しなければ行えないため、入力者の意図通りに入力することができ、入力操作性をより一層向上することができる。
その上、ペン先を最低1mm移動させれば、ピンタッチおよびバータッチの入力を判別でき、ペン先の移動量も最小限に押さえることができるため、入力操作を迅速に行うことができる。
【0050】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態は、前記第1実施形態のキー入力領域12におけるキー配列を、図7に示すキー配列に設定したものである。このキー配列は、特に日本語のローマ字入力を効率的に行えるように考慮されたものである。
【0051】
具体的には、第1タッチ操作を行った際に入力される文字として、最上段(1段目)の3個のキー21〜23には左側から順に「A」、「I」、「U」が設定され、2段目の左から2つのキー24,25には左側から順に「E」、「O」が設定されている。
一方、各キー27〜32には、第1タッチ操作を行った際に入力される文字として、日本語の子音を表す「K」、「S」、「T」、「N」、「H」、「R」の子音キーが設定され、キー26には、子音キー「Y」が設定されている。これらの配列は、「か」行、「さ」行、「た」行、「な」行、「は」行、「ら」行、「や」行の子音がほぼアカサタナ順に並ぶように配慮して構成されたものである。
【0052】
また、キー32、26には、第2タッチ操作時に入力される文字として、「M」、「W」の子音キーが配列されている。この配列は、残りの「ま」行、「わ」行が並ぶようにしたものである。
【0053】
また、キー27〜29、31には、第2タッチ操作時に入力される文字として、「G」、「Z」、「D」、「B」の各子音キーが配列されている。すなわち、「が」行、「ざ」行、「だ」行、「ば」行を入力する子音「G」、「Z」、「D」、「B」が清音「か」行、「さ」行、「た」行、「は」行を入力する「K」、「S」、「T」、「H」に対応して設定されて清音と濁音とが対応するように配列されている。
【0054】
また、「は」行、「ば」行を入力する「H」、「B」が設定されたキー31には、第3タッチ操作時に入力される文字として「ぱ」行を入力するための「P」が設定され、「ぱ」行の入力も覚えやすく、かつ、操作性よく行えるようになっている。
【0055】
また、「な」行を入力する「N」が設定されたキー30は、ローマ字入力においては、撥音「ん」を入力するキーとしても利用されている。
【0056】
さらに、「A」、「E」が設定された母音キー21、24は、第2タッチ操作時に、長音「ー」、促音「っ」がそれぞれ入力されるように設定されている。
【0057】
また、キー26〜29には、第3タッチ操作時に入力される文字として「X」、「F」、「J」、「V」がそれぞれ設定されている。
さらに、キー30は、英語入力モード時に第2タッチ操作をすると「C」が入力され、第3タッチ操作をすると「Q」が入力されるよう設定されている。
また、キー32は、第3タッチ操作で「L」が入力されるように設定されている。
【0058】
従って、アルファベット26文字に関しては、12個のメインキー21〜32の内、5個のキー21〜25に母音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」が単独で設定され、他のキー26〜32に、他の21文字が3文字ずつ設定されている。具体的には、キー26に「YWX」、キー27に「KGF」、キー28に「SZJ」、キー29に「TDV」、キー30に「NCQ」、キー31に「HBP」、キー32に「RML」がそれぞれ設定されている。
【0059】
また、各キー21〜32には、第4タッチ操作によって入力される数字配列として、上段左側から順にキー21に数字「1」が、キー22に数字「2」が、キー23に数字「3」が、キー24に数字「4」が、キー25に数字「5」が、キー26に数字「6」が、キー27に数字「7」が、キー28に数字「8」が、キー29に数字「9」が、キー30に数字「0」が、キー31に記号「,」が、キー32に記号「.」が設定され、携帯電話と同様のキー配列とされている。
【0060】
このようなキー配列を有する本実施形態においても、ピンタッチ(第1タッチ操作)や各バータッチ(第2〜4タッチ操作)を行うことで、各キー21〜32に設定された各文字や数字などを選択して入力できる。
【0061】
このようなキー配列を備えた第2実施形態によれば、前記第1実施形態の(1),〜(7) の作用効果を奏することができる上、次のような効果が得られる。
(8) 日本語でも英語でも最も使用頻度の高い母音つまり「A」、「I」、「U」、「E」、「O」を独立したキー21〜25に設定したため、これらの文字はキーをピンタッチするだけで入力できる。このため、母音入力時の操作を簡単にでき、入力操作等の操作性を向上できる。
【0062】
(9)子音「K」〜「W」が設定されたキー26〜32と、母音「A」〜「O」が設定されたキー21〜25とに分けてキーを設定したので、「子音+母音」のローマ字入力で日本語を入力することができる。このため、日本語を入力する場合、2回キーをタッチする操作を行えば入力することができ、入力操作性を向上でき、ひいては文字入力効率を向上できる。
同様に、英語においても、子音と母音とは交互に出現する確率が高いため、子音と母音とを分けてキー設定したことで、英語入力時においてもタッチ数を少なくすることができ、入力操作性を向上できる。
【0063】
(10)母音「A」、[I」、「U」、「E」、「O」が第1段目から第2段目に向かってかつ左から右に向かって配置されているため、各母音のキー位置を覚えやすく、より操作性を向上できる。
【0064】
(11)各キー26〜32に設定された子音は、日本語においても、英語においても比較的頻度が高い文字をピンタッチで入力できるように設定しているので、タッチ操作を効率的に行え、文字入力効率をより一層向上できる。
【0065】
(12)「G」、「Z」、「D」、「B」を用いて濁音を入力したり、「子音+Y+母音」で拗音を入力しており、従来の一般的なキーボードにおけるローマ字入力に準じた文字の組み合わせで濁音等を入力しているので、入力操作を迅速に習得することができ、入力操作性も向上できる。
【0066】
(13)ローマ字入力において、「か」行を入力する「K」と「が」行を入力する「G」とをキー27に、「さ」行を入力する「S」と「ざ」行を入力する「Z」とをキー28に、「た」行を入力する「T」と「だ」行を入力する「D」とをキー29に、「は」行を入力する「H」と「ば」行を入力する「B」とをキー31にそれぞれ設定したので、関連する清音と濁音とを同じキーを用いてタッチ操作の仕方のみを変えて入力することができる。このため、濁音用のキー位置を簡単に把握でき、入力操作も覚えやすくなり、文字入力効率を向上できる。
【0067】
(14)各キー21〜32には、数字も設定されているので、文字入力だけではなく、数字入力も行うことができる。このため、電卓としての計算処理や、携帯電話、腕時計、電子手帳等の電話帳などに宛名と電話番号とを入力することができる。
すなわち、12個のキー21〜32で、電卓用や電話等で番号を入力するための数字入力と、ローマ字入力による日本語入力と、英語入力との3つの入力モードを実現することができ、様々な入力に適用でき、汎用性の高いキー入力装置とすることができる。
【0068】
(15)母音が設定された5個の母音キー21〜25のうちの1つの母音キー21に長音「ー」を設定し、キー24に促音「っ」を設定し、それぞれ第2タッチ操作で入力できるように構成したので、日本語入力において使用頻度が高い長音「ー」および促音「っ」の入力を容易にでき、文字入力効率を向上できる。
【0069】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態は、例えば、図8に示すような携帯情報端末(PDA)100や、携帯電話、さらにはノートパソコンなどに組み込まれるものであり、特に携帯電話機能を有するPDAなどに適したものである。
【0070】
具体的には、携帯情報端末100には、液晶画面3が設けられ、その液晶画面3の一部(下部側など)には、図9〜14に示すように、データ表示領域10と、キー入力領域12と、モード切替用等の機能キーが表示された機能キーエリア13と、各機能キーが表示された機能キーエリア14とが設けられている。
【0071】
機能キーエリア13には、各入力モードの切替等を行う8つの機能キー51〜58が表示されている。これらのキー51〜58においてピンタッチを行うと、各キー入力領域12や機能キーエリア14が、図9に示すかなモード、図10,11に示す英字モード、図12に示す数字モード(テンキーモード)、図13に示す記号モード、図14に示す電卓モードにそれぞれ切り換えられるようになっている。
【0072】
具体的には、かな(カナ)キー57をピンタッチすると、図9に示すかなモードに切り替わる。また、英小(英大)キー53をピンタッチすると、図10に示す英字モード1に切り替わる。さらに、数字キー56をピンタッチすると、図12に示す数字モードに切り替わり、記号キー55をピンタッチすると、図13に示す記号モードに切り替わる。
【0073】
なお、かな(カナ)キー57および英小(英大)キー53には、それぞれ「かな(ひらがな)モード」と「カナ(カタカナ)モード」、および「英小(英小文字)モード」と「英大(英大文字)モード」の各2種類のモードが設定されているため、各キー53,57においてピンタッチを繰り返すことで2種類のモードが交互に切り替わるように設定されている。
さらに、各キー53,57を最初にピンタッチすると、それぞれキー表面の下側に表記された「英小」や「かな」モードが選択されるが、各キー53,57を直接右上バータッチすると、直接「英大」や「カナ」モードが選択されるようになっている。
【0074】
一方、英字が携帯電話の配列に合わせて設定された図11に示す英字モード2は、英小(英大)キー53をタッチして図10に示す英字モード1を選択した後、切替キー58をピンタッチすることで選択できるようにされている。
また、図14に示す電卓モードは、数字キー56をピンタッチして図12に示す数字モードを選択した後、切替キー58をピンタッチすることで選択できるようにされている。
【0075】
なお、各モードを選択して画面表示が切り替わると、各機能キー51〜58、61〜70には、カーソルキーや、各種機能キーが表示、設定される。そして、これらの各キー51〜58,61〜70をピンタッチすることで、そのキーに表示された各種の機能が実行されるようになっている。
【0076】
また、各モードを選択して画面表示が切り替わると、キー入力領域12のキー21〜32にも、選択モードに対応した英字、数字、記号等が表示される。そして、これらの各キー21〜32には、最大で4種類の文字、数字、記号が設定されているため、ピンタッチおよび3種類のバータッチ(下、右下、右上)でそれぞれ入力し分けることができる。
【0077】
なお、各キー入力領域12は、各入力モードによって適宜切り換えられて表示されるが、図9の「かなモード」および図10の「英字モード1」では、基本的には図7に示す第2実施形態の配列と同じキー配列が表示される。
但し、図9の「かなモード」では、キー22,23,25には下バータッチ(第2タッチ操作)で入力される「、」、「・」、「「」や右下バータッチ(第3タッチ操作)で入力される「。」、「〜」、「」」が追加設定されている。さらに、キー30には、日本語のローマ字入力では使用されない「C」、「Q」の代わりに「ん(撥音)」が設定され、下バータッチ操作で入力されるようになっている。
【0078】
また、キー21,24には、下バータッチ(第2タッチ操作)で入力される「ー」、「っ」が設定されている。本実施形態では、このキー21,24において第2タッチ操作で入力される「ー(長音)」、「っ(促音)」は、キー21,24を2回ピンタッチすることでも入力できるように構成されている。
【0079】
さらに、図10の「英字モード1」では、キー22,23,24,25には下バータッチ(第2タッチ操作)で入力される「:」、「_」、「^」、「/」が追加設定されている。
【0080】
図11の「英字モード2」では、キー入力領域12は、第1実施形態の携帯電話のキー配列と同一とされている。但し、キー21には「,」、「.」が追加され、キー30,32には、カーソルキーの代わりに、「−、:、/」や「@、^、_」が設定されている。
また、図12,14の数字(テンキー)モード、電卓モードでは、図示したように各数字および「・」、「,」等の各種記号等が設定されている。
【0081】
さらに、図13の「記号モード」では、図示したように各記号が設定されている。この記号モードでは、各キー21〜32に2個の記号が設定されているので、ピンタッチおよびバータッチ(右下バータッチや右上バータッチ)の2種類のタッチ操作で選択入力できるようにされている。
【0082】
また、図14の電卓モードでは、機能キー51〜58,61〜70には、四則演算記号(/,*,−,+,=)や「C(クリア)」、「AC(オールクリア)」やその他の電卓用の機能(%、√、M、M−、M+)等の電卓で利用される各機能が設定されている。
【0083】
このような本実施形態においても、前記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、様々な入力モードに切り換えることで画面表示も切り換えられるため、記号や数字なども効率よく入力することができる。例えば、表計算ソフトのように数字のみを入力することが多い場合には、数字モードに切り換えることで、各数字をピンタッチで入力することができ、入力操作性を向上することができる。
【0084】
また、各モードにおいて、機能キー51〜54、61〜70はそのモードに適したものに変更されるため、入力者にとって分かりやすくでき、操作性を向上できる。
さらに、キー21〜32においては、例えば、図9と図10に示すように、かなモード(日本語入力)や英字モードで共通した配列を採用することもでき、キー配列を把握し易くできて操作性をより向上できる。
【0085】
また、30個のキー21〜32、51〜56、61〜70のみで、アルファベット26文字、数字、記号の入力や、各種機能の実行を行えるため、省スペースで小型の機器にも容易に組み込めるとともに、タッチ入力操作も容易に行うことができる。
【0086】
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態は、前記第3実施形態と同様な携帯情報端末100などに組み込まれるものである。なお、本実施形態において、前記第3実施形態と同様の構成には、同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。
【0087】
本実施形態では、図15のかなモード(ひらがな、カタカナの両モード共通)、図16の英字モード(英大文字、英小文字共通)、図17の数字モード、図18の記号モードの4種類のモードに切替可能に構成されている。
そして、本実施形態においても、キー入力領域12に設けられた12個の文字キー21〜32と、機能キーエリア13に設けられた8個の機能キー51〜58と、機能キーエリア14に設けられた10個の機能キー61〜70との、計30個に集約されたキーが設けられている。
【0088】
12個の文字キー21〜32には、最大3個の文字、記号が設定されているため、ピンタッチ(第1タッチ操作)および3種類のバータッチ(第2〜4タッチ操作)の内の3種類のタッチ操作(例えば、ピンタッチ、右下バータッチおよび右上バータッチの3種類)を使って各キー21〜32に表記された各文字、数字、記号を選択して入力するように構成されている。
【0089】
また、各機能キー51〜58,61〜70には、最大で2つの機能が設定されているため、ピンタッチ(第1タッチ操作)または右上バータッチ(第4タッチ操作)等で各機能を選択するようにされている。
各機能キー61〜70には、図15〜18に示すように、前記第3実施形態と同様な各種機能キー(カーソルキーやBS、Space、変換、Enter キー(改行キー)等)が設定されている。
【0090】
このような本実施形態においても、前記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、図15〜18に示す各モードにおいて、各機能キー51〜58,61〜70は共通しているため、キー配列を憶えやすく、操作性を向上できる。
【0091】
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態は、PDAや携帯電話、さらにはノートパソコンなどに組み込まれるものであり、特にパソコン用のOSとして広く利用されているWindows (登録商標)にも適用可能なように形成されたものである。
【0092】
具体的には、図19〜24に示すように、液晶画面3には、データ表示領域10とキー入力領域12の他に、モード切替用機能キーが表示されたモード機能キーエリア13と、各機能キーが表示された機能キーエリア14とが設けられている。
モード機能キーエリア13には、各入力モードの切替を行う4つのキー51〜54が表示されている。これらのキー51〜54においてピンタッチを行うと、各キー入力領域12や機能キーエリア14が、図22に示すテンキーモード(数字モード)、図20,21に示す英字モード、図19に示すかなモード、図22に示す記号モードにそれぞれ切り換えられるようになっている。
また、各キー51〜54において右上バータッチ(第4タッチ操作)を行うと、半角入力、CapsLock(大文字入力)、カタカナ入力、かな漢字変換入力(日本語IME起動)が設定されるようになっている。
【0093】
また、各キー入力領域12は、各入力モードによって適宜切り換えられて表示される。すなわち、図19の「かなモード」および図21の「英字モード」では、英字は図7の配列と同じキー配列とされ、数字は図12,17のテンキー配列と同じとされている。なお、「かなモード」では、キー22,23,25には右下バータッチ(第2タッチ操作)で入力される「、」、「。」、「・」が設定されている。
【0094】
また、図20の「英字モード」では、キー入力領域12は、第1実施形態の携帯電話のキー配列と同一とされている。また、図22,24のテンキーモード、電卓モード(データ表示領域10の左側の電卓キー55をタッチすることで切り換えられる)では、図示したように各数字および「・」が設定されている。
さらに、図22の「記号モード」では、図示したように各記号が設定されている。
【0095】
なお、図21の「英字モード」は、機能キー54を右上バータッチしてかな漢字変換モード(日本語IMEモード)となっているため、かな漢字変換が可能な、つまり英字が入力されるが、入力直後は未確定状態となっており、変換キーを押すと漢字や英小文字、大文字、半角、全角などの後変換が可能なモードに設定されている。
一方、図20の「英字モード」は、かな漢字変換モードが選択されていないため、入力した文字が直接カーソル位置等に入力される直接入力モードとされている。
【0096】
このような直接入力モードおよびかな漢字変換モードは、英字モード時だけでなく、「かな(ひらがな入力)モード」、「カナ(カタカナ入力)モード」、「テンキー(数字)モード」、「記号モード」においても設定できるようにされている。なお、テンキーモードや記号モードにおいてかな漢字変換モードを設定すると、全角および半角の後変換が可能となる。
【0097】
さらに、機能キーエリア14には、7個の機能キー61〜67が設定されている。図19〜23の各モードにおいては、機能キー61,62には、それぞれカーソル機能が設定され、キー63には「Back Space」、「Del 」が設定され、キー64には「Esc 」、「Ins 」が設定され、キー65には「Shift」、「Fn」が設定され、キー66には「Enter 」キーが設定され、キー67には「Space/ 変換」機能が設定されている。
これらの機能キー61〜67では、ピンタッチにより下側に表示された機能が実行され、右上バータッチ(第4タッチ操作)により上側に表示された機能が実行されるように構成されている。
【0098】
なお、図23の記号モードでは、各キー21〜32に3個の記号が設定されているので、第1〜3タッチ操作等の3種類のタッチ操作で選択入力できるようにされている。
【0099】
また、図24の電卓モードでは、キー61〜67には、四則演算記号(/,*,−,+,=)や「C(クリア)」、「AC(オールクリア)」等の電卓で利用される各機能が設定されている。
また、電卓モードでは、各キー51〜54にも、電卓用の機能(%、√、MC、MR、M−、M+)が設定されている。
【0100】
なお、「Menu」キー56をタッチすると、各種設定メニューなどが液晶画面3に表示されて設定できるように構成されている。例えば、英字モード(直接入力モードおよびかな漢字変換モード)時に、図20、21に示す2種類の英字モードのどちらを標準で表示するかを設定したり、かなモードにおいても、図19の配列や図20の携帯電話用のキー配列のいずれかを標準にするかなどが設定できる。
【0101】
このような本実施形態においても、前記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、25個のキー21〜32、51〜56、61〜67のみで、アルファベット26文字、数字、記号を設定できるため、省スペースでより小型の機器にも容易に組み込めるとともに、タッチ入力操作も容易に行うことができる。
【0102】
次に、本発明の第6実施形態について、図25〜30を参照して説明する。
本実施形態も、前記第5実施形態と同様に、PDA、携帯電話、ノートパソコンなどに組み込まれるものである。なお、本実施形態において、前記第3実施形態と同様の構成には、同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。
【0103】
本実施形態においては、キー入力領域12に設けられた12個(図28に示す数字モードの場合は11個)の文字キー21〜32と、モード機能キーエリア13に設けられた4個の機能キー51〜54と、機能キーエリア14に設けられた5個の機能キー56、61〜64との、計21個に集約されたキーが設けられている。
【0104】
12個の文字キー21〜32は、ピンタッチ(第1タッチ操作)と、3種類のバータッチ(第2〜4タッチ操作)とを使って各キー21〜32に表記された各文字、数字、記号を選択して入力し、9個の機能キー51〜54,56,61〜64は、ピンタッチ(第1タッチ操作)または右上バータッチ(第4タッチ操作)で各機能を選択するようにされている。
【0105】
すなわち、モード機能キーエリア13のキー51〜54においてピンタッチを行うと、半角入力、英大文字入力、数字入力、ひらがな入力の各モードが適宜設定される。また、各キー51〜54において右上バータッチ(第4タッチ操作)を行うと、直接入力、英小文字入力、記号入力、カタカナ入力が設定される。
【0106】
なお、直接入力モードは、前記第3実施形態と同様に、入力した文字をカーソルなどの入力位置に直接入力(固定入力)するモードである。但し、本実施形態では、メニューキー56によって予め直接入力モード時に、半角英小文字の入力モードで、かつ画面表示は携帯電話配列になるように設定されている。従って、キー51において右上バータッチ操作をして直接入力モードを選択するだけで、図26に示すキー配列になるようにされている。
【0107】
また、半角入力は、半角入力ができないひらがな入力モード以外の入力モードで設定できるようにされており、この半角入力が設定されていると入力文字が半角になり、半角入力が解除されると全角で入力されるようになっている。なお、直接入力や半角入力の設定、解除は、そのそれぞれの選択操作を繰り返すたびに、設定および解除が行われるようになっている。
【0108】
そして、各キー51〜54をピンタッチあるいは右上バータッチして各入力モードを選択すると、キー入力領域12はその入力モードに応じて表示が切り替わるようにされている。すなわち、「かな」モードを選択すると図25に示す「かなモード」となり、「英大」モードを選択すると図27の「英字モード」となり、「数字」モードを選択すると図28の「数字モード(テンキー配列)」となり、「記号」モードを選択すると図29の「記号モード」となる。
また、「カナ」モード選択時は、出力文字はカタカナになるが、キー配列は図25と同じある。「英小」モード選択時は、出力文字は英小文字になるが、キー配列は図27と同じである。
【0109】
なお、この「直接」モード選択時や、英字(英大、英小)、日本語(かな、カナ)の入力モードを選択した場合、前記第3実施形態と同様に、図25,27に示すような配列を表示するか、図26に示すような携帯電話配列を表示するかなどの初期設定は、「Menu」キー56をタッチすると表示される設定メニューで設定できるようにされている。
【0110】
また、これらの各モードにおいて、各機能キー61〜64には、図25〜29に示すように、前記第5実施形態と同様な各種機能キーが設定されている。なお、キー63は「Enter 」キー(改行キー)を、キー64の四角形はスペースキーを表している。
【0111】
さらに、「Menu」キー56で選択できる「電卓」モードでは、図30に示すように、各キーには数字や演算・電卓機能が設定されている。
【0112】
このような本実施形態においても、前記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、前記各実施形態に比べても、さらにキー数を少なくしているので、より小型の機器にも適用できるとともに、同じ大きさの機器に設ける場合には、各キーの大きさを大きくすることができ、タッチ入力操作性をより一層向上できる。
【0113】
なお、本発明は前記各実施形態に記載されたものに限らない。
例えば、各メインキー21〜32のキー配列も前記実施形態の携帯電話配列や図7に示す配列に限らず、50音式の配列などでもよく、さらには各国の言語などに対応して適宜設定すればよい。
【0114】
また、前記実施形態では、第1〜4の4種類のタッチ操作で入力を切り換えていたが、例えば、交点S右横(→)や、左下等に移動する、つまりペンで文字を書く場合に行う移動動作に応じた各バータッチ操作を適宜追加して組み込んでもよい。このような操作を増やせば、各キーに設定できる文字の種類などを増やすことができ、キー数の削減や入力できる文字種の増加がはかれる。
例えば、図31〜34に示すように、前記第1実施形態では、下方向の移動であった第2タッチ操作を、左下への移動にしてもよい。この場合には、図32,33に示すように、第2軸86を交点Sから下方向に設定し、第1軸85、第2軸86で区画された交点Sの左下側の領域76への移動であれば、第2タッチ操作であると判定すればよい。このような左下方向への移動も、ペンで文字を書く場合に行う動作であるため、第2タッチ操作を左下への移動(バータッチ)に変更しても、入力操作性を低減することはない。
【0115】
さらに、前記第1実施形態では、第1軸85に対する第2軸86の角度θ1を105度にしていたが、例えば、95度〜115度の範囲内で設定してもよい。さらに、この角度範囲以外でもよく、実施にあたって適宜設定すればよい。但し、角度θ1が95度よりも小さいと、下方向の移動を行っても第3タッチ操作と誤認してしまうおそれがあり、また、角度θ1が115度よりも大きいと、右下方向の移動を行っても第2タッチ操作と誤認してしまうおそれがあるため、上記角度範囲内で設定することが好ましい。
【0116】
また、バータッチの認識手段としては、前記図6に示すピクセル81のタッチの有無を利用したものに限らず、ペンの移動方向および距離(ベクトル)を検出してタッチ操作を認識してもよい。要するに、各タッチ操作を判別できる方法であればよい。
なお、前記第1実施形態では、ペンの移動距離の判定をL=1mmと設定して行っていたが、例えば2mmに設定してもよく、この寸法は実施に応じて適宜設定すればよく、さらには使用者が適宜変更できるようにしてもよい。
【0117】
また、タッチ式入力手段としては、ペンを用いたペン式入力手段ではなく、指先等で画面のキー入力領域をタッチするタッチスクリーン式入力手段を利用してもよい。
なお、タッチ式入力手段においてペンや指のタッチを認識する手段としては、画面種類などに応じて静電容量型、光学型、抵抗型等の各種手段が利用でき、前記タッチ式入力手段もこれら認識手段に応じて適宜選択すればよい。
【0118】
さらに、各キーのキー配列は、実施に応じて適宜設定すればよく、その一部のキーに設定された文字、数字、記号や機能を、入れ替えたりしてもよい。例えば、前記第3実施形態の図9〜14に示すキー配列の代わりに、図35〜40に示すキー配列にしてもよいし、第4実施形態の図15〜18に示すキー配列の代わりに、図41〜44に示すキー配列にしてもよい。
【0119】
この際、これらのキー配列は、特に各入力モードに応じて設定することが好ましい。例えば、図41に示す「かなモード」では、図42に示す「英字モード」の場合に対し、日本語入力(ローマ字入力)では使用しない「CQ」、「X」、「L」の代わりに、「ん」、「、」、「。」を配置することで入力効率を向上している。
【0120】
また、図42に示す「英字モード」では、同じ母音の連続が少ない「A」、「I」、「U」の隣にインターネットで使用されることの多い記号「@」、「_」、「/」、「:」等を配置することで、インターネット使用時においても入力効率を向上している。
【0121】
また、図43に示す「数字モード」では、キー21〜23,26,29において、数字の右上に表計算等で使用される演算記号を配置し、これらの演算記号を例えば、シフトキー58を入力した後に、各キー21〜23,26,29を1回タッチして入力できるように設定されており、これにより表計算ソフト等での入力効率を向上している。
さらに、「数字モード」では、数字入力の後に「変換」キー67を入力することで、漢数字を入力できるようにされている。
【0122】
さらに、図44に示す「記号モード」において、キー23に設定された鍵カッコ「」は、英字モードから記号モードに切り替わった場合には、コの字カッコ[]となり、日本語入力で使用される鍵カッコと、英語入力で使用されるコの字カッコとを適宜切り替えることができるように構成されている。なお、この2種類のカッコ入力はシフトキー58で切り替わるように設定されている。
【0123】
また、各記号入力において、次候補および前候補は、上下の矢印キー68,70によって切り替わるようにされている。
さらに、図42,44の「英字モード」、「記号モード」では、キー67に「Pause 」機能と「Repeat」機能とが設定されている。そして、「英字モード」、「記号モード」では、同一キーに設定された文字、記号の入力が続く場合には、キー67を1回タッチして、つまり「Pause 」機能を実行して入力を区切ってから、再度同じキーをタッチすることで入力できるようにされている。また、キー67を2回タッチ(あるいは第2タッチ操作に設定されたバータッチ)して「Repeat」機能を実行すると、直前の文字や記号が繰り返し入力されるようにされている。
【0124】
また、前記各実施形態では、入力操作を、第1〜第4タッチ操作の4通りに区分けしていたが、例えば、図41、42、44に示す各モードのように、1つのキーに3つの文字、記号、数字などが設定されている場合には、図45に示すように、3種類のタッチ操作で入力するようにすればよい。すなわち、ピンタッチで第1タッチ操作が行われ、右上方向バータッチで第2タッチ操作が行われ、右下方向バータッチで第3タッチ操作が行われて、それぞれキーの左、中央、右の各文字、記号、数字が入力されるようにしてもよい。
さらに、各キーに2つの文字、記号、数字などが設定されている場合には、2種類のタッチ操作で区分けすればよいし、5つ以上の文字、記号、数字などが設定されている場合には、5種類のタッチ操作で区分けすればよい。
【0125】
さらに、入力操作としては、ピンタッチおよび各バータッチを組み合わせたものに限らず、ピンタッチ操作を1〜3回等と繰り返すことで、各操作を区分けしてもよい。
【0126】
また、文字キー数は、前記実施形態のような12個に限らず、11個以下でもよいし、13個以上でもよい。例えば、図46〜49に示すように、上下3段左右5列あるいは上下5段左右3列の15個のキー21〜35を設定し、これらの各キー21〜35のうちの5個のキーにそれぞれ母音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」を単独で設し、他の10個のキーに、日本語の子音を表す「K」、「S」、「T」、「N」、「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」の各子音をそれぞれ設定してもよい。
【0127】
また、図48,49に示すように、「K」、「S」、「T」、「N」、「H」が設定されたキーに、第2タッチ操作や第3タッチ操作等で入力される「G」、「Z」、「D」、「ん」、「B」、「P」(濁音、半濁音、撥音の入力に用いられる子音)を設定してもよい。また、母音「A」、「E」が設定されたキーには第2タッチ操作等で入力される長音「ー」、促音「っ」を設定してもよい。
【0128】
さらに、各母音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」や子音が設定されるキーの相対位置関係は、前記各実施形態のものに限らず、例えば、図50に示すように、上下4段左右3列の12個のキー21〜32があった場合に、2,3段目のキー24〜28に各母音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」を設定し、1段目および4段目のキー21〜23,30〜32と、キー29とに子音を設定してもよい。
また、例えば、1段目および4段目のキー21〜23,30,31に各母音を設定し、他のキーに子音を設定してもよいし、各母音キーを1段目および3段目に設定したり、2段目および4段目に設定してもよい。さらには、1,2列目のキーや、2,3列目のキー、1,3列目のキーのそれぞれ8つのキーのうちの5個のキーに各母音を設定し、他のキーに子音を設定してもよい。
要するに、本発明においては、各母音が各々単独で5つのキーに設定され、子音が他のキーに設定されていればよく、その具体的な配列はキー数やキーの配置などに応じて適宜設定すればよい。
【0129】
これらの図35〜50に示す各キー配列の場合においても、前記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0130】
【発明の効果】
このような本発明の画面表示式キー入力装置によれば、画面上に表示されたキーをペンや指等で選択して入力する画面表示式キー入力装置において、画面に表示するキー数を少なくできて操作性を向上することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の画面表示式キー入力装置を示す平面図である。
【図2】画面表示式キー入力装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態における判定手段の作用を説明する説明図である。
【図4】第1実施形態におけるタッチ操作の判定方法を説明する説明図である。
【図5】第1実施形態におけるタッチ操作の判定方法を説明する説明図である。
【図6】第1実施形態におけるタッチ操作の判定方法を説明する説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態の画面表示式キー入力装置におけるキー配列を示す図である。
【図8】本発明の第3実施形態の画面表示式キー入力装置を示す概略斜視図である。
【図9】第3実施形態におけるかなモード用のキー配列を示す図である。
【図10】第3実施形態における英字モード1用のキー配列を示す図である。
【図11】第3実施形態における英字モード2用のキー配列を示す図である。
【図12】第3実施形態における数字モード用のキー配列を示す図である。
【図13】第3実施形態における記号モード用のキー配列を示す図である。
【図14】第3実施形態における電卓モード用のキー配列を示す図である。
【図15】本発明の第4実施形態の画面表示キー入力装置におけるかなモード用のキー配列を示す図である。
【図16】第4実施形態における英字モード用のキー配列を示す図である。
【図17】第4実施形態における数字モード用のキー配列を示す図である。
【図18】第4実施形態における記号モード用のキー配列を示す図である。
【図19】本発明の第5実施形態の画面表示式キー入力装置におけるかなモード用のキー配列を示す図である。
【図20】第5実施形態における英字モード用のキー配列を示す図である。
【図21】第5実施形態における英字モード用の他のキー配列を示す図である。
【図22】第5実施形態におけるテンキーモード用のキー配列を示す図である。
【図23】第5実施形態における記号モード用のキー配列を示す図である。
【図24】第5実施形態における電卓モード用のキー配列を示す図である。
【図25】本発明の第6実施形態の画面表示式キー入力装置におけるかなモード用のキー配列を示す図である。
【図26】第6実施形態における直接入力モード用のキー配列を示す図である。
【図27】第6実施形態における英字モード用のキー配列を示す図である。
【図28】第6実施形態における数字モード用のキー配列を示す図である。
【図29】第6実施形態における記号モード用のキー配列を示す図である。
【図30】第6実施形態における電卓モード用のキー配列を示す図である。
【図31】本発明の変形例における判定手段の作用を説明する説明図である。
【図32】変形例におけるタッチ操作の判定方法を説明する説明図である。
【図33】変形例におけるタッチ操作の判定方法を説明する説明図である。
【図34】変形例におけるタッチ操作の判定方法を説明する説明図である。
【図35】第3実施形態の変形例におけるかなモード用のキー配列を示す図である。
【図36】第3実施形態の変形例における英字モード1用のキー配列を示す図である。
【図37】第3実施形態の変形例における英字モード2用のキー配列を示す図である。
【図38】第3実施形態の変形例における数字モード用のキー配列を示す図である。
【図39】第3実施形態の変形例における記号モード用のキー配列を示す図である。
【図40】第3実施形態の変形例における電卓モード用のキー配列を示す図である。
【図41】第4実施形態の変形例におけるかなモード用のキー配列を示す図である。
【図42】第4実施形態の変形例における英字モード用のキー配列を示す図である。
【図43】第4実施形態の変形例における数字モード用のキー配列を示す図である。
【図44】第4実施形態の変形例における記号モード用のキー配列を示す図である。
【図45】変形例におけるタッチ操作の判定方法の一例を説明する説明図である。
【図46】他の変形例におけるキー配列を示す図である。
【図47】他の変形例におけるキー配列を示す図である。
【図48】他の変形例におけるキー配列を示す図である。
【図49】他の変形例におけるキー配列を示す図である。
【図50】他の変形例におけるキー配列を示す図である。
【符号の説明】
1 画面表示式キー入力装置
2 本体
3 液晶画面
10 データ表示領域
12 キー入力領域
13 機能キーエリア
14 機能キーエリア
21〜35 キー
51〜58 機能キー
61〜70 機能キー
71 キー入力手段
72 判定手段
73 文字選択手段
75 円周
76〜79 領域
81 ピクセル
85 第1軸
86 第2軸
87 第3軸
88 第4軸
100 携帯情報端末

Claims (1)

  1. 画面に表示されるキーをタッチ式入力手段によって選択して入力する画面表示式キー入力装置において、
    前記タッチ式入力手段によるタッチの仕方の違いを判別する判定手段と、
    前記判定手段によって判別されたタッチの仕方に応じて各キーに設定された複数種類の文字や記号から選択して出力する文字選択手段と、を備えて構成されるとともに、
    前記判定手段は、
    前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から左方向に延びる第1軸と、前記点から前記第1軸に対して95〜115度の範囲内の角度でかつ右斜め下方向に延びる第2軸と、前記点から右方向に延びる第3軸と、前記点から上方向に延びる第4軸とを設定し、かつ、
    前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点からタッチしたまま所定長さ以上移動しない時には第1タッチ操作と判別し
    前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から前記第1軸および第2軸で区画される領域に向かって所定長さ以上移動した時には第2タッチ操作と判別し
    前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から前記第2軸および第3軸で区画される領域に向かって所定長さ以上移動した時には第3タッチ操作と判別し
    前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から前記第3軸および弟4軸で区画される領域に向かって所定長さ以上移動した時には第4タッチ操作と判別し
    前記タッチ式入力手段が前記キーの領域内で最初にタッチした点から前記第4軸および第1軸で区画される領域に向かって所定長さ以上移動した時には入力をキャンセルするように構成されていることを特徴とする画面表示式キー入力装置。
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