JP2002229721A - 日本語の音節表記に基づく簡易型文字入力装置 - Google Patents

日本語の音節表記に基づく簡易型文字入力装置

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JP2002229721A
JP2002229721A JP2001234201A JP2001234201A JP2002229721A JP 2002229721 A JP2002229721 A JP 2002229721A JP 2001234201 A JP2001234201 A JP 2001234201A JP 2001234201 A JP2001234201 A JP 2001234201A JP 2002229721 A JP2002229721 A JP 2002229721A
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Masashi Hayamizu
正志 早水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】さまざまな情報入力機器に組込み、日本語の文
字入力をひらがな音節表記に従い最少のキー数で入力す
る初心者向文字入力装置を提供する。 【解決手段】ひらがな・カタカナ文字選択キーと、記号
選択キーと、「あ」「い」「う」「え」「お」の母音行
文字要素キー、「か」「さ」「た」「な」「は」「ま」
「や」「ら」「わ」の先頭文字の表示を持つ子音行文字
要素キー、「ん」の撥音文字要素キー、促拗音・濁音・
半濁音・長音キーと、句読点キーと空白キーと数個の機
能キーとで構成し、日本語はひらがな音節表記に従って
入力し、文字種選択キーでひらがな・カタカナ・英字・
数字・記号を選択し、文字変化キーで日本語の促拗音・
濁半濁音・長音への文字変化を英字・数字では全角・半
角および大文字・小文字の文字変化を行うことにより省
キー数で全ての文字入力を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報化社会にあって既存
のコンピューター用キーボード等に馴染めずに情報化か
ら取り残されている人、ローマ字教育をまだ受けていな
いか忘れてしまっている人を対象とし、日本語を普通に
読み書きできれば容易に文字が入力できるようにした省
スペースの初心者向文字入力装置である。
【0002】
【従来の技術】日本語の文字入力装置として現在使用さ
れているものとして、コンピューター用フルキーボー
ド、50音表そのままのキーを持つ文字入力装置、一つ
の数字に子音行の一行を対応させそのキーの打点数によ
り母音の段を対応させる方式の携帯電話の文字入力装置
などがある。
【0003】コンピューター用フルキーボードは、ひら
がな・ローマ字入力の2つの入力モードを持つが、ひら
がな入力モードではひらがなの配列は一見ランダムに配
置されておりまた英字との対応関係がなく、ひらがなの
文字配列を覚えて入力したい文字を探すのが非常に煩雑
であるため、大概の人はひらがな入力を習熟するのをあ
きらめてローマ字入力を選択するようになっている。
【0004】ローマ字入力は、ひらがなモードでは45
の文字位置を覚えなければならないのに対し26字で済
むため一見便利のように見えるが、日本語を主言語とし
ている人にとっては二重の負担を負わなければならな
い。一つは、最低限キーボードの英語のキー配列に馴れ
なければならないことである。英語のキー配列自体、英
語を母国語とする人にとっても早く入力することを目的
としたのではなくむしろ早く入力することを制限する目
的で考案されたタイプライタのキー配列を基としてお
り、日本人にとっても英語キー配列は理解しがたいもの
である。二つ目として、ローマ字入力は日本語の母音と
子音の組合せと言う性質を利用しているのだが、ここで
われわれはひらがなを頭の中で英字(ローマ字)に翻訳
すると言う作業を強いられており、ここでもローマ字入
力に馴れる必要がある。結局われわれはコンピューター
に向かうとき、自国言語をそのまま簡単に入力できる方
法を持たず、馴れると言うあまり有用でない作業をさせ
られている。
【0005】確かに上記のフルキーボードであっても、
馴れてしまえば両手を使ってブラインドタッチで入力で
きるようになるが、そこまでに至るまでには相当の時間
が必要であり一般の人がそこまで時間を費やすことがは
たして有益であろうか。プログラミング言語は主に英語
であるためソフト製作上英字キーボードは切り離せない
が、ソフトを利用するだけの一般ユーザーに果たして英
字フルキーボードが本当に必要なのだろうか。また日本
語はひらがなを入力しただけで文章になるのではなく漢
字変換という作業があり、いくら早くキーを叩けても漢
字変換ソフトの変換効率により文章入力のスピードは制
限されてしまっているというのが現状である。
【0006】50音表を全て表示したキーボードはどう
だろうか。見た印象からは入力しやすそうに見えるのだ
が、縦行配列のため横書きに馴れている人に取っては5
0音表の中から入力しようとする文字を探すのは結構時
間がかかるし面倒なものである。また、50音表全ての
キーを持つにはそれなりのスペースが必要であり、また
英字を入力しようとしたときには不要キーが多数発生し
ひらがなボードの上で英字を探すのはなお難しいし。
【0007】携帯電話のようにテンキーに50音表の行
を対応させそのキーの打点数で文字を決定するという方
法は、数字の数に限定されたキーの範囲内で文字入力し
ようとすれば仕方のないことかもしれないが、日本語の
法則性を無視したただキーを何回打点するかという無益
な入力方法であり、ひたすら回数を押下すという忍耐が
求められている。
【0008】また実用化されていないが様々なキーボー
ドが考案されており、中でも母音と子音とを組み合わせ
るというアイデアは特別珍しいものではない(特開平6
−102979,特開平7−78045,特開平8−3
39248,特開平10−221004,特開平10−
247128)。母音と子音の組合せは日本語音節固有
の性質に基づくものであるが、そこで表記されるのはひ
らがなでありローマ字ではない。しかし、既出のアイデ
アはほとんどそれをローマ字と解釈し、ローマ字入力の
一手段としてその性質を利用しているに過ぎない。ある
程度訓練しローマ字入力に馴れてしまえば苦にもならい
が、初めてコンピューターのキーボードを前にした者に
とっては戸惑いを感じることを拭い去ることは出来な
い。情報革命が喧伝されているにもかかわらず、日本で
その裾野の拡大が爆発的に広がらないのはそこに原因が
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の日本語入力方法
は、50音表のフルキーを持つかローマ字入力するか日
本語の音節とは無関係な方法を取るかのいずれかであ
り、いずれも日本語を主言語とする人にとりコンパクト
で利便性が良いものとはいえない。日本語を話す人が誰
でも情報革命の恩恵を受けるためには、英字ではなくひ
らかなで特別な訓練を必要とせず容易に文字を入力でき
るコンパクトな文字入力装置が求められている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】前述の課題を解決するためにこの発明は、
「あ」「い」「う」「え」「お」の母音行の文字要素キ
ーと子音行先頭文字の「か」「さ」「た」「な」「は」
「ま」「や」「ら」「わ」を表示する子音行文字要素キ
ーと撥音「ん」の文字要素キー、濁音・半濁音・長音キ
ー、空白キー、句読点キーと、ひらがな・カタカナのい
ずれかを選択する文字選択キー、促音・拗音のための促
拗音選択キー、記号選択キーと、漢字変換キー・入力キ
ー・消去キーなどの数個の機能キーとで構成され、子音
行先頭文字の文字要素キーとその文字の子音段の母音行
文字要素キーとを組合せ日本語音節表記に従いひらがな
のまま入力することを特徴とする文字入力装置を提供す
るものである。
【0012】その用途として、請求項2項のコンピュー
ター用入力装置として、請求項3項のマウスに取付けた
文字入力装置、請求項4項の携帯電話に取付けた文字入
力装置、請求項5項のテレビのリモコンスイッチに取付
けた文字入力装置など日本語入力の必要な機器に対し、
日本語の音節表記に従ったコンパクトで操作が容易な文
字入力装置を提供できまた応用範囲も拡大できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
【0014】本発明による文字入力装置は単独で機能す
るものとは考慮されておらず、どのような物にこの文字
入力装置を組み込むかにより、その対象物の固有のキー
と組み合わせて使用される。そのためキー配列は自由に
変更でき固定されたものではない。また、文字入力部以
外の機能は対象物のキー機能に依存しそれと一体化する
ことにより用途を拡大できる。その使用例としては、簡
易型コンピューター用キーボード、マウス組込型、携帯
電話組込型、インターネットテレビのリモコンスイッチ
組込型等が考えられ、文字入力部の基本操作は共通化す
ることが出来るため文字入力に混乱は起こらない。
【0015】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。
【0016】図1は文字入力部の基本的なキー配置であ
る。A部は直接文字入力に係わるキーで、A1部の母音
行撥音文字要素キー、A2部の子音行文字要素キー、A
3部の文字要素に付加する濁音・半濁音・長音キー(以
下濁半長キーと略す)、文頭文末に付加される空白キ
ー、句・文の切れ目に用いられる句読点キーの文字キー
で構成する。B部は文字の種類を選択するキーで、ひら
がな・カタカナ選択キー(以下かなキーと略す)、促音
・拗音選択キー(以下促拗音キーと略す)、記号選択キ
ーで構成される。C部は機能キーで用途に応じ機能キー
は追加できる。
【0017】A1部の母音行文字要素キーと撥音文字要
素キーはそれぞれのキーをそのまま押下すことにより入
力できる。子音は子音行の先頭文字とその文字の子音段
の母音との組合せであるため、A2部の子音行文字要素
キーを押下したのち入力しようとする文字の子音段の母
音行文字要素キーを押下す。このとき日本語の音節の特
質にもと基づき、子音行の文字要素キーが押下されただ
けでは完全な文字とは認識されず、つぎに母音行文字要
素キーが押下されてはじめて文字と認識し入力される。
また子音文字要素キーのすぐ後に子音文字要素キー押下
された時は、後に押下された子音文字要素キーが優先さ
れる。濁音・半濁音・長音は、上記の方法で文字を選択
したのちその濁半長音キーを押下す。濁半長音キーの切
替えは、一打点することで「゛」を、二打点で「゜」
を、三打点で「−」を入力し以降繰り返し動作する。長
音はひらがな表記では通常使用されないがカタカナ表記
ではたびたび使用されるためキー入力を設定している。
空白キーは、文頭文中で文字位置を繰り下げるときなど
に用いられそのまま押下すことにより入力される。句読
点キーは語句および文の切れ目に用いられ、一回押下す
ことにより「、」を二回押下すことにより「。」を入力
する。
【0018】B部の文字種選択キーは文字の種類を選択
するキーで、ひらがなとカタカナの選択、促拗音を表示
する小さなかな文字への切替、記号を選択するときに用
いられる。かなキーは、一回押すとひらがな、二回押す
とカタカナ、もう一回押すとひらがなというように繰り
返し動作をする。促拗音選択キーは促音・拗音を入力す
るとき使用され通常かなを小さく書き添えて表記される
ため、促拗音選択キーを押下したのち小字化する文字キ
ーを入力する。この時、前にひらがなが選択されている
のであればひらがな、カタカナが選択されているのであ
ればカタカナの当該文字を小字化する。このキーも一回
押すと通常文字、二回押すと小字化、もう一回押すと通
常文字というように繰り返し動作をする。濁拗音・半濁
拗音の入力は、文字要素キーと濁半長音キーと促拗音選
択キーを組み合わせて入力を行う。記号キーは、記号キ
ーを押し下したのち記号名を入力し候補の中から必要な
記号を選択し入力キーで確定する。
【0019】以上がひらがな文字入力の基本的操作であ
るが、これらのキーを用いれば日本語の音節表記そのま
まのキー操作をすることが出来る。例えば、「がっこ
う」は「か+あ+濁音」+「拗促音+た+う」+「か+
お」+「う」というように特殊なキー操作を必要としな
いため、日本語を読み書きできる人であれば容易に文字
入力できる。しかし、現状として日本語文中にはかな漢
字だけではなく数字や英字を含むことがあり、数字・英
字も入力できなくては実用的ではない。本文字入力装置
ではひらがな入力を基本としており数字・英字もそのひ
らがな名を入力変換することになるのであるがこれでは
キーの操作回数が増えてしまうため、文字種選択キーに
数字・英字選択キー追加し、文字要素キーに数字・英字
を適当に配置して入力を簡略化しても良い。こうすれば
数字の入力は、数字・英字選択キーを押下したのち数字
を適当に配置した当該数字の文字要素キーを押下すこと
で入力できる。数字・英字選択キーは一回押すと数字、
二回押すと英字、もう一回押すと数字というように繰り
返し動作する。この場合の数字の選択は、数字・英字選
択キーで数字を選択したのち、文字キーに配置された該
当数字を押下し入力する。英字も同様の操作方法で行う
ことができるが、ひらがなの文字要素キーは15個にた
いし英字は26個有るため、一文字要素キーに英字は2
個ないし3個配置され、一打点することにより表示する
英字、二打点することにより表示する英字、三打点する
ことにより表示する英字というような方法で文字要素キ
ーに英字を配置する。また英字・数字文字種選択キーが
押下されている状態では、句読点キーは一回押下すこと
により「,」を二回押下すことにより「.」を入力でき
る。
【0020】C部は機能キーで、このキーは直接文字入
力に関係しないが漢字変換、文章入力、消去などの機能
を受け持つキーで構成され、この他にもこの文字入力装
置を使用しようとする対象により自由に決定することが
できる。
【0021】図2はコンピューターの本文字入力装置を
簡易型入力端末に利用した例である。カーソル移動指示
はマウスで行うが、文字入力点移動指示は矢印キーDで
行う。罫線・コピー・削除・印刷等の編集機能はソフト
で行うことが出来るので、それらの機能を併用すること
によりフルキーボードを代用する。現在、ソフトの発達
とマウスの使用によりフルキーボードにはほとんど使用
されないキーがかなりあり、一般ユーザーが通常使用す
る範囲内では、フルキーボードを使用しなくとも簡略化
されたキーボードで十分機能的に対応でき、またUBS
接続等によりフルキーボードと併用して使用することも
できる。
【0022】図3は本文字入力装置をマウスに取付けた
例で、マウスの形状・クリックボタンIは在来のものと
同じである。カーソル移動はマウスで行い、編集印刷機
能はソフトで行うのは上記と同じである。従来マウスは
キーボードと併用され、カーソル移動はマウス、文字入
力はキーボードで行っていたが、マウスに本発明の文字
入力装置を取付けるとカーソル移動したのちそのままマ
ウス上で入力できるため、入力作業を切れ目なく行うこ
とが出来きるのみならず、キーボードのスペースを省略
できる。
【0023】インターネット機能を持つ携帯電話は通話
機能より文字入力の容易さが問われており、ワードパッ
ド等を接続して文字入力の操作性を改善しようとしてい
るがこれはむしろ携帯性に逆行する。携帯電話でインタ
ーネットを利用しようとすれば容易に文字入力できるコ
ンパクトな携帯電話が必要である。図4は本文字入力装
置を携帯電話に取付けた例である。カーソル移動は携帯
電話の矢印ボタンDを共用する。電話のテンキーは文字
入力部の文字要素キーEに数字を適当に割り付け共用
し、電話番号と文字入力の切替える機能キーFを付加す
る。これにより従来の携帯電話のテンキー部とスペース
的にはそれほど変わらず、文字入力の操作性はかなり改
善される。
【0024】テレビもインターネット機能を持つように
なり文字入力の容易性が求められているが、本発明の文
字入力装置は従来のリモコンスイッチの大きさ程度でも
コンパクトに組込みができ文字入力も簡単に出来る。テ
レビなどの一般家電機器でインターネットを行おうとす
れば、特別な訓練を受けなくとも通常の国語レベルで利
用者が容易に文字入力出来る必要があり、これによりイ
ンターネットテレビ利用拡大のネックになっていた問題
点を解決できる。図5は本文字入力装置をテレビのリモ
コンスイッチに取付けた例である。カーソル移動はリモ
コンスイッチの矢印ボタンDを共用する。チャンネルボ
タンは文字入力部の文字要素キーEに数字を適当に割り
付け共用し、チャンネルと文字を切替えるための機能キ
ーFを付加する。こうする事により文字入力の容易なコ
ンパクトなリモコンスイッチを実現する事が出来る。
【0025】図6はコンピューター画面上にこの文字入
力装置を貼り付けたものである。図1〜5の文字入力装
置がキーを押下す代わりにコンピューター画面に文字入
力装置の窓を貼り付け入力しようとする文字範囲をマウ
スでクリックすることで入力を行う。通常キーの表示は
物理的に固定されているが、コンピューター画面上であ
れば各キーの文字表示は物理的な制約を受けないためキ
ー表示を代えることが可能となり、「あいうえお、ん」
であればその文字範囲を直接マウスでクリックすること
で入力し、子音であれば「こ」は子音行先頭文字の
「か」をクリックすると母音行の表示が「かきくけこ」
に、「ふ」は「はひふへほ」変化しここで「こ」またわ
「ふ」をクリックすることで入力することが出来る。つ
まり母音・撥音は当該文字範囲をマウスでクリックすれ
ばその文字が直接入力され、子音は子音先頭文字がクリ
ックされると母音行の表示を当該子音行の表示に代え入
力者は画面表示に従い視覚的に入力することが出来、日
本語の特徴である子音の「子音行先頭文字+母音」(ロ
ーマ字入力)を意識しないで容易に入力を行うことが出
来る。
【0026】図9は請求項8に基づきキーの表示を変え
る事が出来るコンピューター画面に貼り付けた基本キー
配置とその変化を示す図で、文字入力はキーをマウスで
クリックすることにより行われる。キー表示が固定的で
変更できないものにおいても基本的なキーの働きは同じ
であるため、視覚的に説明しやすいのでこの図を用いて
説明を行う。図9は5×5の25のキーで構成されてい
る。キーの数は固定的ではなく1つのキーに複数の働き
を持たせキー数を増減することができるが、1つのキー
に多くの働きを持たせるとそれだけ同一キーをクリック
する回数が増え操作が煩雑になるので、文字種選択キー
では“ひら・カタ”“英・数”“記号”の3つを設定
し、(ひらがな)→カタカナ、(ひらがな)→英字(全
角大文字)→数字、(全角)→半角、(大文字)→小文
字のようにそれぞれのキーをクリックすることにより文
字の選択を行うことが出来きる。記号は“記号”キーを
クリックするとグループ化された記号選択シートが開き
シート上の記号をクリックすると入力できる。文字変化
キーは日本語の促拗音・濁半濁音・長音、英字の全角・
半角および大文字・小文字、数字の全角・半角を元文字
の変化形と捉え、日本語では元文字を小字化する促拗音
と元文字に「゛」「゜」を付加する濁音・半濁音を1つ
のキーとし元文字にそれ自体の文字領域を持つ長音
「−」を1つのキーとした。ここで促拗音と濁半濁音の
4つの文字変化を1つのキーにしたのは、元文字に対し
て2変化する文字は「つ」と「は」行だけであるので操
作上それほど複雑にはならずむしろ促拗音キー・濁半濁
音キーと別個に設けるよりは纏めて文字を変化させるキ
ーとした方が理解しやすい。また英字・数字は文字入力
より先に文字の変化形を選択するが、日本語では入力し
ようとする文字の元文字を入力した後その文字を変化さ
せることになる。文字要素キーには、日本語では母音行
と子音行先頭文字と「ん」の15の文字を、英字では1
つの文字要素キーに2字分を割り当て英字26文字と4
つの英記号を、数字では0〜9までの数字と5つの算術
記号を対応させている。英字のとき1つのキーに2字分
割り当てる方法であるが、画面上のであればキー領域が
可変であるので1つのキーを2等分しそれぞれに1字分
を割り当てる。キー表示が固定されている時はキーを押
し下す回数によりどちらの文字かを判定し、同一文字を
続けて入力する時はリピートキーを機能キーに加え同一
文字の入力を行う。機能キーには空白・削除・句読点・
変換・改行等の機能をそれぞれ選択されている文字種に
より割り付けている。また機能キーにはこの文字入力装
置を用いる機器固有の機能キーを付加しても良い。実際
の文字入力の仕方は、日本語では請求項1に順じ行い英
・数・記号は直接文字要素キーを押し下すことにより入
力される。以上によりコンピューター等で使用される全
ての文字が25個のキーで入力することができるがこの
5行5段の配列は一例にすぎず、この文字入力装置を用
いる機器の物理的制約等によりキー数・行数段数および
配列は変更することができるので、それぞれの機器の特
性に合わせた文字入力装置として使用できる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明はひらがな日本語音
節表記に基づきキー数を最小化した省スペース文字入力
装置で、様々な機器の文字入力装置として組込まれて利
用することができる。またひらがな音節表記入力を特徴
としているため、通常の日本語を読み書きできる人であ
れば特別な訓練をしなくとも容易に文字入力でき、いま
までフルキーボードやローマ字入力に抵抗感を持ちイン
ターネットの使用をためらっていた人にも親しみやす
く、誰でも簡単に入力が出来るため情報革命の裾野を拡
大することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による文字入力装置の文字入力部の基本
的構成を示す図面である。
【図2】本発明による文字入力装置をコンピューターキ
ーボードに用いた平面図である。
【図3】本発明による文字入力装置をマウスに取付けた
平面図である。
【図4】本発明による文字入力装置を携帯電話の文字入
力部に使用した平面図である。
【図5】本発明による文字入力装置をインターネットテ
レビの文字入力部に使用した平面図である。
【図6】本発明による母音行の表示を変化させる文字入
力装置をコンピューター画面に貼り付けた立面図であ
る。
【図7】本発明による請求項7のフローチャートのメー
ン回路の概略を示したものである。
【図8】本発明による請求項7のフローチャートのサブ
回路を示したものである。
【図9】本発明による請求項8のキー配列とその変化図
の一例である。
【符号の説明】
A1 文字キー 母音行撥音文字要素キー A2 文字キー 子音行文字要素キー A3 文字キー B 文字種選択キー C 機能キー D 矢印キー E 他の用途と共用する文字要素キー F 他の用途と文字入力を切替える機能キー G USB接続器等 H 対象物固有のキー I 対象物固有の領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】「あ」「い」「う」「え」「お」の母音行
    の文字要素キーと子音行先頭文字の「か」「さ」「た」
    「な」「は」「ま」「や」「ら」「わ」を表示する子音
    行文字要素キーと撥音「ん」の文字要素キー、濁音・半
    濁音・長音キー、空白キー、句読点キーと、ひらがな・
    カタカナのいずれかを選択する文字種選択キー、促音・
    拗音のための促拗音選択キー、記号選択キーと、漢字変
    換キー・入力キー・消去キーなどの数個の機能キーとで
    構成され、子音行先頭文字の文字要素キーとその文字の
    子音段の母音行文字要素キーとを組合せ日本語音節表記
    に従いひらがなのまま入力することを特徴とする文字入
    力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の文字入力装置であっ
    て、コンピューター用キーボード固有の機能キーを付与
    することにより、コンピューター用入力端末に利用した
    文字入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の文字入力装置またはそ
    の他の文字入力装置を取付けたコンピューター用マウス
    の文字入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の文字入力装置を、携帯
    電話固有のキーと一体化し文字入力装置として使用した
    携帯電話の文字入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の文字入力装置またはそ
    の他の文字入力装置を、インターネト・テレビ等の情報
    家電固有のキーと一体化し文字入力装置として使用した
    リモコンスイッチ等の操作器の文字入力装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の文字入力装置を、その他
    の固有のキーと一体化し入力装置として使用した文字入
    力装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載する文字入力装置と同じキ
    ー構成を持ち、母音・撥音はその文字要素キーを押下す
    事により入力し、子音は子音行先頭文字を押下すと母音
    行の文字表示が当該子音行の文字表示に変化しその子音
    行の子音を選択押下すことにより入力する文字入力装置
    であって、コンピューター画面上に貼り付け及び液晶等
    のキー表示を変化させることが出来る文字入力装置。
  8. 【請求項8】ひらがな・カタカナ・英字・数字・記号な
    どの文字の種類を選択する文字種選択キーと、日本語の
    拗促音・濁半濁音・長音、英字の全角・半角・大文字・
    小文字、数字の全角・半角等の文字へ変化させる文字変
    化キーと、11個以上の文字要素キーと数個の機能キー
    で構成され、日本語では子音行先頭文字の文字要素キー
    とその子音段の母音行文字要素キーとを組み合わせて文
    字の入力を行い、キー表示を変えることが出来るものに
    あっては子音行先頭文字を選択すると文字要素キーの一
    部が当該子音行の文字表示に変化することを特徴とする
    請求項2・3・4・5・6・7に用いられる文字入力装
    置。
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