JP2002222037A - キー入力装置 - Google Patents

キー入力装置

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JP2002222037A
JP2002222037A JP2001367795A JP2001367795A JP2002222037A JP 2002222037 A JP2002222037 A JP 2002222037A JP 2001367795 A JP2001367795 A JP 2001367795A JP 2001367795 A JP2001367795 A JP 2001367795A JP 2002222037 A JP2002222037 A JP 2002222037A
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keys
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JP2001367795A
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Yoshinari Kato
善也 加藤
Shunji Kato
俊司 加藤
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キー数を少なくできて覚えやすくかつ打ちや
すくでき、高速入力も可能なキー入力装置を提供するこ
と。 【解決手段】 キー入力装置10は、上下3段左右5列
の15個のメインキー21〜35を備え、その上段1列
の各キー21〜25に左側から順に「Q」、「W」、
「E」、「R」、「T」を配列し、中段1列の各キー2
6〜30に左側から順に「A」、「S」、「D」、
「F」、「G」を配列し、下段1列の各キー31〜35
に左側から「Z」、「X」、「C」、「V」、「B」を
配列する。また、上段1列の5個のキーに「Y」、
「U」、「I」、「O」、「P」も配列し、中段1列の
4個のキーに「H」、「J」、「K」、「L」も配列
し、下段1列の2個のキーに「N」、「M」も配列す
る。キー数が少なく且つQWERTY配列に準拠してい
るので、キーの位置を覚えやすく、片手でも操作できて
初心者でも習熟が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字入力装置ない
し入力方法の分野で利用されるキー入力装置に係わり、
詳しくは、小型の電子手帳、小型のワードプロセッサ
(ワープロ)やパーソナルコンピュータ(パソコン)等
に用いられるキーボードとして、入力操作を行なえるよ
うにしたキー入力装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】近年、企業や家庭においてパソコン等の情
報機器が広く利用されるようになっている。このような
情報機器としては、デスクトップ型やノート型のパソコ
ンや、PDA(携帯情報端末)が通常用いられている。
【0003】ところで、これらの情報機器で文字を入力
する場合、一部の小型パソコンやPDAなどでは、タッ
チペンを採用して文字や数字を手書きで入力している場
合もあるが、入力スピードが遅いため、通常はキーボー
ドが用いられている。
【0004】キーボード入力において、広く用いられて
いるのは、アルファベットを用いた入力である。すなわ
ち、アルファベットの26文字を用いた入力は、覚える
キー数が少なく、ブラインドタッチも容易に行えるた
め、英文入力だけではなく、日本語入力の場合もローマ
字入力として広く利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キーボ
ードを用いた入力で特に初心者にとって問題となるの
が、キーボードアレルギーの問題である。すなわち、通
常のキーボードは、80個以上のキーが複雑に並んでお
り、この多数のキーを両手を用いて入力しなければなら
ず、習熟が難しいという問題があった。
【0006】本発明の目的は、キー数を少なくできて覚
えやすくかつ打ちやすくでき、高速入力も可能なキー入
力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のキー入力装置
は、図面を参照して説明すると、少なくとも上下3段左
右5列の15個のメインキー21〜35を備え、前記メ
インキーエリアの上段1列の各キー21〜25には左側
から順に「Q」、「W」、「E」、「R」、「T」の各
文字が配列され、中段1列の各キー26〜30には左側
から順に「A」、「S」、「D」、「F」、「G」の各
文字が配列され、下段1列の各キー31〜35には左側
から「Z」、「X」、「C」、「V」、「B」の各文字
が配列されているとともに、上段1列の5個のキーには
「Y」、「U」、「I」、「O」、「P」の各文字も配
列され、中段1列の4個のキーには「H」、「J」、
「K」、「L」の各文字も配列され、下段1列の2個の
キーには「N」、「M」の各文字も配列されていること
を特徴とする。
【0008】このような本発明においては、通常のキー
ボードに比べてキー数が少ないため、キー入力装置10
をコンパクトにできて小型化が容易であり、携帯用の情
報機器などにも容易に適用することができる。その上、
キー数が少ないため、キーの位置を覚えやすく、片手で
も操作できて初心者でも習熟が容易である。さらに、従
来より広く利用されて慣れ親しまれているQWERTY
配列のキー順序を15個のメインキー21〜35に設定
でき、QWERTY配列に慣れた人にとってキー配列を
容易に覚えることができ、即座に利用できる。
【0009】なお、従来、両手を用いてタッチタイピン
グを行わなければ高速入力ができないと思われていた
が、電卓や昔ながらのそろばんは、片手だけで素早い入
力操作を可能にしてきた。つまり、キーを入力するスピ
ードに関しては必ずしも両手を必要としないのである。
パソコンのキー数が電卓より多いのは、文字や機能など
の情報処理量が電卓に比べて圧倒的に多く、しかも、機
械式のタイプライターの配列を露襲してきたからであ
る。従って、本発明のように、各キーに複数の文字コー
ドを設定し、かつ複数のキーを電子的に組み合わせて同
時打鍵で1キー当たりの情報処理量を増やすことができ
れば、電卓なみの少ないキー数で覚えやすく打ちやすい
小型キーボードが可能になる。
【0010】この際、前記「E」が設定されたキーに
は、「I」が設定されていることが好ましい。さらに、
前記メインキーエリアの上段1列に左側から順に
「Q」、「W」、「E」、「R」、「T」が設定された
各キーには、左側から順に「Y」、「U」、「I」、
「O」、「P」がそれぞれ設定されていることが好まし
い。
【0011】また、前記メインキーとは別に複数のサポ
ートキー51〜55が設けられているとともに、このサ
ポートキーの1つに、前記メインキーと同時に打鍵する
ことで前記メインキーのシフト状態の文字の入力を可能
とするシフトキー51が設定されていることが好まし
い。
【0012】このようなサポートキー51〜55が設け
られていれば、メインキー21〜35との組合せがより
多くなって各種機能を実現できる。また、サポートキー
51〜55のなかにシフトキー51が設定されているの
で、メインキー21〜35のシフト状態に設定されたキ
ーを容易に入力することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1実施形態を
図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、図1
に示すように、パソコン本体2と、液晶やCRTからな
るディスプレイ3とを有するパソコン1の入力装置とし
て、本発明のキー配列を少なくした特別なキー入力装置
10を用いている。このキー入力装置10とパソコン本
体2とは、図示しないキーボード用ケーブルで接続され
たり、電波や赤外線などの無線によって接続されてい
る。
【0014】キー入力装置10は、図2にも示すよう
に、上下3段左右5列の15個のメインキー21〜35
からなるメインキーエリア20と、前記メインキーエリ
ア20の下側に上下1段左右5列の5個のサポートキー
51〜55からなるサポートキーエリア50とを主体と
して構成されている。
【0015】なお、このキー入力装置10は、通常、机
の上に置いて右手で入力するようになっている。この
際、図3にも示すように、容易に動かしやすい人差し指
で左側2列のキー21,22,26,27,31,32
を入力し、他の3列のキー23〜25,28〜30,3
3〜35をそれぞれ中指、薬指、小指で入力し、サポー
トキー51〜55を親指で入力すれば効率的である。但
し、この設定は、あくまでも基本動作であり、複数のキ
ーを同時に押す場合などは、適宜な指を用いて入力すれ
ばよい。さらには、左手も利用して入力してもよいし、
キー入力装置10を机の上に置かず、左手で支えて入力
してもよい。なお、基本的なホームポジションは、図示
のとおり、メインキーエリア20の中段のキー27〜3
0に設定されている。
【0016】メインキー21〜35とサポートキー51
〜55には、図2に示すように、各文字が設定されてい
る。すなわち、各メインキー21〜35のキートップの
中央上下には、ローマ字による日本語入力や英語入力に
用いられるアルファベットが設定され、その左側には数
字が、キートップ下端側には機能およびキー番号が設定
されている。
【0017】さらに、前記メインキーエリア20内での
文字キーの配列は、図3に示す、このメインキーエリア
20内の各キーの打ちやすさの順序と、ローマ字入力の
際のアルファベットの母音および子音の使用頻度とを照
らし合わせて配置されたものとなっており、また母音お
よび子音はそれぞれ使用頻度が高い順にこのキー配列上
において付けられた打ちやすさの順である中段、上段、
下段へと配列されるとともに、各段のキーは基準側から
反対側へと配列された構造となっている。
【0018】なお、サポートキー51〜55は、主とし
て変換・無変換・シフト等の機能を持つものでメインキ
ーエリア20内に配列された15個のキー21〜35と
組み合わされて、キー入力装置10における各種機能を
実行させるようになっている。
【0019】従って、メインキーエリア20の15個の
キー21〜35によって文字コードが設定された文字キ
ーが構成され、サポートキーエリア50内の5個のキー
51〜55によって機能キーが構成されている。なお、
文字コードとは、アルファベットを表すコードに限ら
ず、数字、記号、機能、キー番号などを表すコードや、
アルファベットの小文字、大文字で区別されるコードな
ども含むものである。
【0020】さて、このように本実施形態におけるキー
入力装置10は、非常に特色のあるキー配列を備えてい
るが、実際に使用する際には、各種表記が混在し、特に
初心者にとってわかりにくい場合もあるため、入力モー
ドを切り替えることで、図4,8,11,12に示す日
本語、英語、数字(NUM)、記号(SYM)の各配列
が、図1に示すように、ディスプレイ3の画面3Aの一
部にガイドとして表示されるようになっている。なお、
これらの各配列内の各キーは、画面3Aに表示されるソ
フトキーであり、キー入力装置10の実際のキー21〜
35、51〜55ではないが、各キー21〜35、51
〜55に対応するものであるため、同一符号を付して説
明する。
【0021】これらの入力モードの変更は、機能として
「英字、NUM、SYM、カナ」が設定されたメインキ
ー31〜34を、「↓FS」が設定されたサポートキー
52と同時に打つことで行う。また、英語、数字、記号
の各配列の状態では、図8,11,12に示すように画
面に「かな」と表示されたキー52を押すことでもかな
配列に切り替わるようになっている。なお、本実施形態
では、キー表記が複雑にならないように、記号配列は、
メインキー21〜35に表記されていないが、この各記
号もキー入力装置3のキー21〜35に表記してもよ
い。
【0022】日本語入力モードに切り替えると、ディス
プレイ3の画面3Aには、図4に示すローマ字入力用の
日本語標準配列が表示される。ローマ字入力は、かな文
字を直接入力する場合に比べて打鍵数が多く手間がかか
るが、文字数が少ないので取り組みやすく、日本語を入
力するユーザーの大半がローマ字を使って入力している
ため、ローマ字入力用の配列を標準配列とした。
【0023】キーボード設計で重要なことは、文字の出
現頻度に合わせて、いかに覚えやすく打ちやすい配列を
行うかである。幸い、かなの出現頻度には規則性があ
り、ローマ字入力では母音の頻度が最も高く、次に子音
が「K、S、T、N…」の50音順にほぼ出現する。従
って、本実施形態では、メインキー21〜35を母音ゾ
ーン20Aと子音ゾーン20Bとに分け、最も頻度の高
い母音を人差し指に、子音を中指、薬指、小指に割り当
て、頻度に合わせて覚えやすく、かつ打ちやすい順に並
べている。人差し指と親指は特に活動量が高いので、他
の指と組み合わせると、子音および母音の交互打鍵や同
時打鍵が指のポジションを崩さずに楽に行える。
【0024】具体的には、当該メインキーエリア20の
うち一方側(図示例では左側)を人差指がホームポジシ
ョンとなる基準側とし、この基準側2列のキー群からな
るゾーンを母音を入力する母音ゾーン20Aに設定し、
メインキーエリア20の残り3列のキー群からなるゾー
ンを子音を入力する子音ゾーン20Bに設定した。
【0025】そして、基準側2列のキー群からなる母音
ゾーン20Aには、21、22、26、27、31、3
2の6つのキーが備えられ、これら各キー21、22、
26、27、31、32にはそれぞれ母音を表す
「A」、「I」、「U」、「E」、「O」の母音キーが
以下のように配列されている。すなわち、母音キーのう
ち中段のキー27、26にはそれぞれ「A」、「I」の
打鍵キーが配列され、上段のキー22、21にはそれぞ
れ「U」、「E」の打鍵キーが配列され、さらに下段の
キー32、31には「O」と撥音である「ん」の打鍵キ
ーが配列されている。
【0026】この配列は、右手人差指を母音ゾーン20
Aのホームポジションとした際に、人差指のホームポジ
ションとなる位置のキー27に、使用頻度の高い「A」
のキーが配置され、その横のキー26に「I」のキーが
配置され、さらに、上段、下段に行くにしたがって、使
用頻度順に沿って「U」、「E」、「O」のキーが配置
されたものである。この母音ゾーン20A上での配列
は、中段、上段、下段に行くに従って、「A」、
「I」、「U」、「E」、「O」となるように文字の覚
えやすさも配慮して設定されている。
【0027】一方、右側3列の子音ゾーン20Bには、
日本語の子音を表す「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」の子音キーが
配列されている。より具体的には、中段のキー28、2
9、30が左側から順に「K」、「S」、「T」のキー
とされ、また上段のキー23、24、25が左側から順
に「N」、「H」、「M」のキーとされ、さらに下段の
キー33、34、35が左側から順に「Y」、「R」、
「W」のキーとされた基本構造となっている。そして、
これらの配列は、「か」行、「さ」行、「た」行、
「な」行、「は」行、「ま」行、「や」行、「ら」行、
「わ」行の子音がアカサタナ順にキーの中段、上段、下
段、さらに基準側から反対側へ並ぶように配慮したため
に構成されたものである。
【0028】なお、このような配列も、母音の配列と同
様に、打ちやすさの順と、ローマ字の使用頻度の順とを
配慮して設定されていることは勿論であり、右手人差指
を母音ゾーン20Aのホームポジションとした際に、中
段の中指のホームポジションとなる位置のキー28に、
日本語において使用頻度の高い「K」のキーが配置され
るものである。また前述の中指位置のキー28の横に
は、「S」が備えられたキー29が備えられ、その横の
キー30には「T」のキーが配置される。そして、上
段、下段に行くにしたがって、各段のキーには、基準側
から反対側に向かって、使用頻度順に沿ってキー23に
は「N」が、キー24には「H」が、キー25には
「M」が、キー33には「Y」が、キー34には「R」
が、キー35には「W」のキーがそれぞれ配置されてい
る。
【0029】また、母音キーおよび子音キーのシフト状
態(サポートキーエリア50に配列されて前記メインキ
ーエリア20の各キーをシフト状態と非シフト状態の何
れかに切り替えるシフトキー51を同時に打ってシフト
操作した状態であり、各キー21〜35の上下に配置さ
れた文字のうちの上側の文字が入力される)には、小文
字、促音「っ」、句点「、」、読点「。」、長音
「−」、点「・」並びに母音を組み合わせて半濁音、濁
音を構成する「P」、「B」、「G」、「Z」、「D」
が割り付けられている。具体的には、「A」、「I」、
「U」、「E」、「O」に対応するキー27,26,2
2,21,32には、各母音の小文字を入力する
「a」、「i」、「u」、「e」、「o」が配列され、
「ん」キー31には促音「っ」が配列され、子音ゾーン
の上段の「N」、「H」、「M」に対応する打鍵キー2
3、24、25には、「P」、「B」、点「・」が配列
され、中段の「K」、「S」、「T」に対応する打鍵キ
ー28、29、30には、「G」、「Z」、「D」が配
列され、さらに下段の「Y」、「R」、「W」に対応す
る打鍵キー33、34、35には句点「、」、読
点「。」、長音「−」が配列されている。なお、本実施
形態では、右手で操作する場合についてのキー配列とな
っているが、左手で操作する場合は基準側が図示例とは
逆になって左右逆に配列されることは言うまでもない。
【0030】一方、サポートキーエリア50は、図2に
も示すように、基準側(左側)からシフト機能、かな漢
字変換機能およびスペース入力機能をもったキー51
と、かな漢字無変換の機能をもったキー52と、バック
スペース入力の機能をもったBSキー53と、削除(D
EL)機能を備えたDELキー54と、改行入力機能を
持ったリターンキー55とにより構成されている。
【0031】ところで、キー33,34のシフト位置に
は、「F」、「V」も設定されている。これらのキー3
3,34を打鍵した場合、通常は句読点が入力される
が、後述する母音と同時に入力する場合に限って
「F」、「V」が入力されるように設定されている。
【0032】次に前述のようなキー配列のキー入力装置
10における機能について、図5に示すブロック図およ
び図6に示すフローチャートを参照して説明する。ま
ず、前述したメインキーエリア20A、サポートキーエ
リア20Bからなるキー入力部140においてキーが入
力されたか否かを複合入力検出手段141で検出する。
具体的には、図6に示すように、一定サイクル(例えば
1〜10ms)でタイマ割込を行い(ステップ1、以下「ス
テップ」を「S」と略す)、キー入力部140の各キー
に割り当てられたI/Oポート(キーボードインターフ
ェース)をチェックしてキー入力があるか否かをチェッ
クする(S2)。
【0033】キー入力無しと判断されたら、タイマ割込
(S1)を一定サイクルで繰り返してキー入力を待つ。
一方、キー入力有りと判断されれば、文字列生成処理手
段142において文字列生成処理が行われる(S3)。
この文字列生成処理(S3)については後で詳述する。
【0034】そして、文字列が確定されたら、表示装置
制御部143に確定された入力キーの信号(文字列)が
送られて画面3Aに表示される(S4)。この際、入力
キーの組み合わせが間違っている場合には、エラー表示
を行う。さらに、キー操作によっては、カーソル移動、
バックスペース等の各種機能を実行することもあり、そ
のような操作を指示するキーの組み合わせが入力された
場合には、機能処理(S5)を行う。
【0035】また、変換キー51や無変換キー52が押
された場合には、かな漢字変換等の各種変換処理(S
6)が行われる。以上により、1回の打鍵操作に対する
処理が完了し、次のキー入力があれば以上の処理を繰り
返して順次キー入力を行う。
【0036】なお、複合入力検出手段141におけるキ
ー入力の判断処理、特に複数キーの同時打鍵の判定も含
む判断処理は、例えば、キー入力があった場合には、そ
のキー番号をメモリに記憶し、タイマ割込毎にキー入力
をチェックして押されていたすべてのキーが離された段
階でキー入力があったと判断することなどで処理され
る。このように、複数のキーの同時打鍵を、指がキーを
離れる瞬間の同時性を利用して認識すると、打つ時点で
の指のバラツキを吸収でき、キー入力を確実に判断でき
る。なお、間違えてキーを押した場合を考慮して、押さ
れているすべてのキーを離す前に、新たなキーが押され
た場合には、そのキーが押される前に離されたキーは無
効となるように設定することが好ましい。
【0037】文字列生成処理手段142は、図5に示す
ように、文字列選択手段172およびパターン記録手段
173の各手段を備えており、パターン記録手段173
に記録されたキー組合せパターンとそれに対応する文字
列とのデータテーブルを用いて、文字列選択手段172
で入力キーの組合せパターンに一致する組合せパターン
を検出し、一致するパターンが検出された場合には対応
した文字列を選択して出力するように構成されている。
なお、打鍵キーの組合せパターンの一致を検出する方法
としては、例えば、各キーにキーコードを設定し、同時
打鍵されたキーの各コードを利用して行うなど、各種の
パターン認識方法から適宜選択すればよい。
【0038】次に、日本語の標準入力における入力操作
についてより具体的に説明する。日本語の標準入力で
は、前述した図4の標準配列が画面3Aに表示される。
ここで、従来のキーボードと同様に1文字単位で入力す
る場合には、各指のポジションを守りながら、ローマ字
の子音や母音を1文字ずつ打って入力すればよい。活動
量の高い人差し指を他の指と交互に打つので、リズムを
掴むと電卓よりも打ちやすくできる。各キー21〜35
の上側の濁音、句読点、小文字などは、親指でシフトキ
ー51を同時に打って入力する。また、一般のローマ字
入力では「N」と兼用で打ちにくい撥音「ん」をキー3
1に独立させ、迷わず打てるようにしている。
【0039】また、ローマ字は、基本的に子音と母音と
の組合せで入力できるため、子音ゾーン20Bのキーと
母音ゾーン20Aのキーとを同時に打った際には、常に
子音、母音の順序で並んだ文字列が出力されるようにパ
ターン記録手段173に設定されている。これにより、
ローマ字入力でありながら、かなを意識した入力を行
え、頻度の高い母音を活動量の高い人差し指で打ち、子
音を他の指で同時に打つことができて効率よい入力を行
うことができる。なお、各キー21〜35の上側の子音
は、親指でシフトキー51を同時に打って入力するた
め、シフトキー51、子音ゾーン20Bのキーと、母音
ゾーン20Aのキーとが同時に押された場合には、子音
ゾーン20Bのキーの上側の子音、母音の順序で並んだ
文字列が出力されるようにパターン設定されている。
【0040】なお、本実施形態では、カタカナ語の「テ
ィ」は「T+Y」と打って入力するようにパターン設定
されている。また、「F」と「V」は、前述の通り句読
点と同位置なので、母音と同時に打った場合のみに有効
となるように設定されている。図7には、日本語の標準
入力例が示され、同時打鍵を行うことで、「合う、行
く、待つ、出る、記事、簿価、ファン、ティー」の各文
字を2回の打鍵で入力することができる。なお、「テ
ィ」の入力例のように、通常中指で入力する「Y」のキ
ー33などの一部のメインキーを親指で打ってもよく、
使用する指は同時打鍵するキーの組合せに応じて適宜変
更してもよい。
【0041】次の他の入力モードについて説明する。英
語入力モードに切り替えると、ディスプレイ3の画面3
Aには、図8に示す英語の標準配列が表示される。英語
の配列は、日本語の配列とほぼ共通化してある。英語も
日本語と同様に、5つの母音と多数の子音とで成り立っ
ているので、出現頻度の高い母音を活動力の高い人差し
指に当て、子音を中指、薬指、小指に当てれば、片手に
よる子音と母音の交互打鍵がしやすくなる。
【0042】具体的には、母音ゾーン20Aのキー2
1,22,26,27,32の各キーには、それぞれ
「E」、「U」、「I」、「A」、「O」の各キーが設
定され、それらのシフト位置には、カンマ「,」、ピリ
オド「.」、「J」、「Q」、「X」の各キーが設定さ
れている。また、キー31には「CAPS」キーが設定
されている。
【0043】一方、子音ゾーン20Bでは、中段のキー
28、29、30が左側から順に「K」、「S」、
「T」のキーとされ、また上段のキー23、24、25
が左側から順に「N」、「H」、「M」のキーとされ、
さらに下段のキー33、34、35が左側から順に
「Y」、「R」、「W」のキーとされている。これらの
各キーのシフト位置には、上段の左側から順にキー23
に「P」が、キー24に「B」が、キー25に「C」が
設定され、中段左側から順にキー28に「G」が、キー
29に「Z」が、キー30に「D」が設定され、さらに
下段左側から順にキー33に「F」が、キー34に
「V」が、キー35に「L」が設定されている。
【0044】また、サポートキーエリア50も、日本語
の標準配列と多少異なっており、キー51には「SHI
FT/SPACE」キーが設定され、キー52には日本
語配列に切り替える「かな」キーが設定されている。他
のキー53〜55は、日本語配列と同じ「BS」、「D
EL」、「リターン」の各キーが設定されている。
【0045】なお、従来、図9に示すような「Dvor
ak配列」と呼ばれ、両手型キーボードの種類の中で最
も英語が打ちやすいとされたキー配列がある。このキー
配列は、左手側の中段に頻度の高い母音を集中させ、右
手側におもな子音を配置して、左右の手での交互打鍵率
を高めている。つまり、この「Dvorak配列」と同
じ考え方を片手入力に応用したのが図8に示す本実施形
態の配列で、英語の入力にも適したものとなっている。
また、本実施形態の配列でも、頻度の低い「J・Q・
X」は左の母音側に配置されている。
【0046】ここで、従来のキーボードと同様に1文字
単位で入力する場合には、各指のポジションを守りなが
ら、子音や母音を1文字ずつ打って入力すればよい。各
キーの上側の子音は、親指でシフトキー51を同時に打
って入力する。小文字と大文字の切り替えは、「CAP
S」キー31を用いる。このCAPSキー31を単独で
打つと、「CAPS LOCK」が働き、それ以降の入
力は大文字となる。また、CAPSキー31を他の1つ
の文字キー(1文字)と同時に打つと、その文字だけが
大文字となるように働く。なお、CAPSキー31を他
の2つの文字キー(2文字)と同時に打つと、後述する
英語の高速入力の機能が働くように設定されている。
【0047】また、英語も子音と母音とで構成されてい
るので、「子音+母音」の綴りの出現度は高い。例え
ば、「be,do,go,he,me,no,so,to,we」などがあり、3文
字の単語では、「for,get,him,run,sea,you 」などの初
めの2文字に使われ、4文字の単語では「come,give,ha
ve,love,some,take 」などで繰り返し使用される。この
ように、「子音+母音」の綴りは多くの単語で部分的に
用いられるため、子音キーと母音キーとを同時に打った
際には、常に子音、母音の順序で並んだ文字列が出力さ
れるように設定されている。さらに、各キーの上側の子
音は、親指でシフトキー51を同時に打って入力する。
すなわち、シフトキー51と、子音キーと、母音キーと
が同時に押された場合には、子音キーの上側の子音、母
音の順序で並んだ文字列が出力されるようにパターン設
定されている。
【0048】図10には、英語の標準入力例が示され、
同時打鍵を行うことで、「you,for,take,joke,his,are,
have,TV 」などの各文字を2回の打鍵で入力することが
できる。なお、例えば「J/I」が設定された母音キー
26と、「X/O」が設定された母音キー32と、シフ
トキー51とを同時に打鍵した場合、「J+O」または
「X+I」の2通りの入力が考えられるが、このような
場合には、英語における頻度に応じて「J+O」が優先
して入力されるように、パターン記録手段173に設定
されている。
【0049】数字入力モードを選択した場合には、ディ
スプレイ3には図11に示す数字(NUM)配列が表示
される。数字配列では、メインキーエリア20の中央3
列に数字キーが設定され、左右2列に算術記号キーが設
定されている。具体的には、メインキーエリア20の上
段左側から順にキー21に記号「−」が、キー22に数
字「7」が、キー23に数字「8」が、キー24に数字
「9」が、キー25に記号「/」が設定され、また中段
左側から順にキー26に記号「+」が、キー27に数字
「4」が、キー28に数字「5」が、キー29に数字
「6」が、キー30にコロン記号「*」が設定され、さ
らに下段左側から順にキー31に数字「0」が、キー3
2に数字「1」が、キー33に数字「2」が、キー34
に数字「3」が、キー35に記号「.」が設定されてい
る。
【0050】一方、サポートキーエリア50は、英語配
列とほぼ同じであり、キー51〜55には、左側から順
に、「SPACE」キー、「かな」キー、「BS」キ
ー、「DEL」キー、「リターン」キーが設定されてい
る。
【0051】数字配列は、電卓などと同様なキー配列で
あり、分かりやすいため、手を移動せずに、手元を見な
いで打つことができる。この数字配列では、シフト位置
の文字も設定されておらず、また数字を同時に入力する
必要性もないため、1文字ずつ続けて入力することがで
きるようにされている。
【0052】記号入力モードを選択した場合には、ディ
スプレイ3には図12に示す記号(SYM)配列が表示
される。記号配列では、メインキーエリア20の左側2
列にかっこ記号キーが設定され、右側3列に各種記号キ
ーが設定されている。具体的には、メインキーエリア2
0の上段左側から順にキー21にかっこ記号「<」が、
キー22にかっこ記号「>」が、キー23にセミコロン
記号「;」が、キー24にコロン記号「:」が、キー2
5に記号「/」が設定され、また中段左側から順にキー
26にかっこ記号「(」が、キー27にかっこ記
号「)」が、キー28に修飾記号「@」が、キー29に
シャープ記号「#」が、キー30にアスタリスク記号
「*」が設定され、さらに下段左側から順にキー31に
かっこ記号「[ 」が、キー32にかっこ記号「] 」が、
キー33に修飾記号「!」が、キー34にクエスチョン
記号「?」が、キー35に記号「=」が設定されてい
る。
【0053】一方、前記メインキーエリア20の各キー
のシフト位置には、上段左側から順にキー21にかっこ
記号「‘」が、キー22にかっこ記号「’」が、キー2
3にかっこ記号「“」が、キー24にかっこ記号「”」
が、キー25に記号「/」が設定され、中段左側から順
にキー26にかっこ記号「「」が、キー27にかっこ記
号「」」が、キー28にアンド記号「&」が、キー29
に記号「〜」が、キー30に記号「%」が設定され、さ
らに、下段左側から順にキー31にかっこ記号「{」
が、キー32にかっこ記号「}」が、キー33にドル記
号「$」が、キー34に円記号「¥」が、キー35に記
号「−」が設定されている。
【0054】一方、サポートキーエリア50は、英語配
列と同じであり、キー51〜55には、左側から順に、
「SHIFT/SPACE」キー、「かな」キー、「B
S」キー、「DEL」キー、「リターン」キーが設定さ
れている。
【0055】これらの各記号は、キー入力装置10のキ
ートップに直接表記されていないので、画面3Aに表示
される図12のソフトキーをガイドに入力する。この
際、各キーの上側の記号は、親指でシフトキー51を同
時に打って入力する。すなわち、シフトキー51と、各
メインキー21〜35とが同時に押された場合には、各
キーの上側の記号が出力されるようにパターン設定され
ている。なお、記号入力は、通常、連続して打つことは
ないため、記号を1つ打つとその前の入力モードに戻る
ように設定されている。
【0056】次に、各種機能の入力方法について説明す
る。キー入力装置10の各メインキー21〜35には、
機能やキー番号が図13,14に示すように表記されて
いる。これらの配列は、ディスプレイ3の画面3Aには
表示されず、キー入力装置10上で入力をマスターして
打つようにされている。
【0057】機能キーの配列は、図13に示すように、
メインキーエリア20の上段左側から順に、キー21に
前頁への移動機能となる「UP」キーが、キー22に次
頁への移動機能となる「DOWN」キーが、キー23に
1行上への移動を示すカーソルキーとなる「上方移動カ
ーソル(図面では上向きの太矢印で示される。)」キー
が、キー24に挿入モードと上書きモードとの切り替え
を行う「INS」キーが、キー25には各種メニューを
表示する「MENU」キーが設定されている。
【0058】また、中段左側から順に、キー26にタブ
機能となる「TAB」キーが、キー27に左カーソル移
動キーとなる「左方移動カーソル(図面では左向きの太
矢印で示される。)」キーが、キー28に1行下への移
動カーソルキーとなる「下方移動カーソル(図面では下
向きの太矢印で示される。)」キーが、キー29に右カ
ーソル移動キーとなる「右方移動カーソル(図面では右
向きの太矢印で示される。)」キーが、キー30に「E
SC」キーが設定されている。さらに、下段左側から順
に、キー31に入力モードを英語入力に切り替える「英
字」キーが、キー32に数字入力に切り替える「NU
M」キーが、キー33に記号入力に切り替える「SY
M」キーが、キー34に日本語入力に切り替える「カ
ナ」キーが、キー35に各入力モードを半角入力に設定
する「半角」キーが設定されている。
【0059】これらの各機能キーは、サポートキーエリ
ア50の「FS」キー52と各メインキー21〜35と
を同時に打鍵することで機能するように、パターン記録
手段173に設定されている。このようなキー配列で
は、一般のキーボードのように機能キーが分散されてい
ないので、カーソル(←・→・↑・↓)なども手を移動
せずに、ホームポジションを中心に、手元を見ないで打
つことができ、操作性も高い。
【0060】なお、各機能キー21〜35とサポートキ
ー51〜55とを組み合わせたり、複数の機能キー21
〜35を組み合わせることで、複数の機能を組み合わせ
たショートカットの入力も片手で簡単に打つことができ
るように設定されている。例えば、「行左消去」は「D
EL」キー54+「←」キー27、「改頁」は「リター
ン」キー55+「DOWN」キー22、「HOME」は
「ESC」キー30+「UP」キー21+「FS」キー
52、「END」は「ESC」キー30+「DOWN」
キー22+「FS」キー52、「左タブ移動」は「TA
B」キー26+「←」キー27+「FS」キー52など
に設定されている。
【0061】さらに、「英字・NUM・SYM・カナ」
の機能が設定されたキー31〜34と、親指で打鍵され
る「FS」キー52とを同時に打つことで入力モードを
切り替えることができるが、その際「半角」キー35も
小指で同時に打つと、半角を含むモード切り替えも素早
くできるようにされている。
【0062】一方、キー番号の配列は、図14に示すよ
うに、メインキーエリア20の上段左側のキー21から
下段右側のキー35に向かうに従って、「1〜15(図
では丸付き数字で示す)」の順に設定されている。1〜
15のキー番号を「Fx」キー53と同時に打鍵する
と、通常のキーボードにおける「F1〜F15」のファ
ンクションが入力できるように設定されている。これら
のファンクションキーも、通常のキーボードのように、
ホームポジションから離れた位置に設定されているので
はなく、メインキーエリア20内に収めてあるため、手
元を見ずに簡単に打つことができる。
【0063】次に、日本語および英語の高速入力につい
て説明する。これらの高速入力は、日本語や英語の特徴
を考慮し、複数のキーを同時打鍵することで複数文字か
らなる単語等の文字列を1度の打鍵で入力できるように
して入力の高速化を図ったものである。なお、これらの
高速入力のモードは、機能キーの「MENU」キー25
を押すことで画面3Aに表示されるメニューのなかから
選択することで切り替わるように設定されている。
【0064】「日本語の高速入力モード」まず、日本語
の高速入力について説明する。日本語においてよく使わ
れる音読みの熟語には、次の例のように定型的な綴りの
出現頻度が高い。 ・会計(KAI KEI) ・推定(SUI TEI) ・空港(KUU KOU) ・住所(ZYUU SYO) ・乗車(ZYOU SYA) ・主張(SYU TYOU) ・斡旋(Aっ SEん) ・実感(ZIっ KAん)
【0065】これらの綴りには、2重母音の「〜AI、〜
UI、〜EI、〜OU、〜UU」や、拗音の「〜YA、〜YU、〜Y
O」、長拗音の「〜YUU、〜YOU」、撥音の「〜母音+
ん」、促音の「〜母音+っ」などがあり、その定型的な
読みの順序をパターン記録手段173に予め登録し、1
回の打鍵操作で入力できると日本語の入力効率が向上す
る。このため、日本語の高速入力においては、図15に
示すように、日本語の標準配列とは一部配列が異なり、
拗音や長拗音も配列されている。すなわち、母音ゾーン
20Aのキー21,22,26,27,32のシフト位
置に「YUU,YU, YOU,YA,YO 」の拗音、長拗音が設定され
ている。
【0066】「隣指シフトによる濁音などの入力」高速
入力では、母音ゾーン20Aのシフト位置にある拗音や
長拗音と、子音ゾーン20Bのシフト位置の濁音などの
子音キーとを組み合わせた文字、例えば住(ZYUU)など
の単語を入力できるように、「SHIFT」キー51は
母音ゾーン20Aの各キーのシフト位置(上側)の文字
入力に優先的に働き、子音ゾーン20Bのキーに対して
は子音ゾーン20Bのキーを単独で打つ場合以外、働か
ないようにロックされる。
【0067】そこで、子音ゾーン20Bのシフト位置の
文字入力は、通常のシフトキー51を用いる方法の代わ
りに、「隣指シフト」という方法でシフト位置の文字を
入力している。具体的には、図16に示すように、子音
ゾーン20Bにある各キーのシフト状態にある濁音や句
読点などを打つときには、そのキーの右隣か左上隣のキ
ー(図16において入力キーと線で結ばれた「シ」印の
キー)を、薬指か小指で同時に打つことでシフト位置の
文字入力ができるようになっている。このような「隣指
シフト」は、打鍵するキーが隣接しているため、慣れる
とシフトキー51を親指で打つ場合よりも打ちやすい。
【0068】「2重母音(〜AI、〜UI、〜EI、〜OU、〜
UU)の高速入力」2重母音の「A+U・A+E・A+O・O+I
・O+E」は、母音ゾーン20Aの各キーを人差指と親指
で同時に打って入力する。ただし、前に子音を伴う場合
は、それらの子音キーを中指か、薬指か、小指で同時に
打って入力する。また、「〜UU」は、必ず前に子音を伴
うので、「子音+ん」と打つことで入力できるようにパ
ターン記録手段173に設定されている。
【0069】「拗音(〜YA、〜YU、〜YO)と、長拗音の
(〜YUU、〜YOU)の高速入力」子音を中指・薬指・小指
で打ちながら、「SHIFT 」キー51を親指で、母音ゾー
ン20Aの各キーの上側の「YA、YU、YO、YUU、YOU」を
人差し指で同時に打って入力する。
【0070】「撥音(〜母音+ん)と、促音(〜母音+
っ)の高速入力」「母音+ん」を人差し指と親指で同時
に打って入力する。また、「母音+っ+SHIFT 」の3つ
のキーを、人差し指と親指の先、親指の関節の横で同時
に打って入力する。いずれも前に子音を伴う場合は、そ
れを中指、薬指、小指で同時に打って入力する。
【0071】パターン記録手段173には、以上のよう
な、日本語における各種の特徴を考慮した複数キーの組
合せパターンに対する高速入力用の文字列も設定されて
いる。図17には、日本語の高速入力例が示され、上記
の組み合わせを同時打鍵することで、「経済、映像、書
類、交通、駐車、受領、一般、考え」の各文字を2回の
打鍵で入力することができる。
【0072】次に、英語の高速入力について説明する。
英語の高速入力では、図8に示す英語の標準入力と同じ
配列を画面3Aに表示し、子音と母音の綴りの特性を活
かして高速入力を行っている。具体的には、英語の標準
入力では、(子音+母音)の順序で構成される2文字の
単語を、すべて1回の打けん操作で「複合入力」できる
ようにした。しかし、2文字の単語は、他に逆順(母音
+子音)、2重母音(母音+母音)、2重子音(子音+
子音)の組み合わせになるものもあり、これらを含めて
簡単に「複合入力」できると入力の高速化を図ることが
できる。従って、高速配列では、これらの各組み合わせ
を1回の打鍵操作で入力できるようにしている。
【0073】「逆順(母音+子音)の高速入力」英語に
は、子音と母音とが「逆順」になる綴りがある。例え
ば、2文字の「am,an,as,at,if,in,is,it,of,on,or,up,
us」や、「also,enter,into,only,upon 」などの綴りを
見ると、母音が子音よりも先行している。そこで、「母
音+子音」の2文字を打ちながら、「CAPS」キー3
1を親指で同時に打つことで、「逆順」の綴りも入力で
きるようにした。その場合、各キーの上側の子音を入力
する場合には、「SHIFT」キー51を親指の関節の
横で同時に打って入力すればよい。なお、「CAPS」
キー31による逆順の入力は、パターン記録手段173
に、「母音+子音」の2文字と「CAPS」キー31と
が同時に打鍵された入力キーの組合わせに対して逆順の
文字列を設定しておくことで実現してもよいし、「CA
PS」キー31が押された場合に、パターン記録手段1
73から出力される文字列を文字列選択手段172で逆
順に直して出力するようにして実現してもよい。
【0074】「2重母音(母音+母音)の高速入力」初
めの2文字が「母音+母音」になる単語には、例えば、
「air,aunt,east,eight,oak,oil,our 」など、定型的な
2重母音「A+I,A+U,E+A,E+I,O+A,O+I,O+U 」を含む綴り
が多い。そこで、パターン記録手段173に、この2重
母音を登録し、人差し指と親指で各母音キーを同時に打
って入力できるようにした。また、この定型的な2重母
音の前に、各キーの下側の子音を加えると「mail,sauc
e,tea,heir,road,soil,you」などの「子音+母音+母
音」も1回で打つことができるように、そのパターンが
記録されている。
【0075】「2重子音(子音+子音)の高速入力」英
語には、「子音+子音」の綴りがある。「子音+子音」
の文字列を同時打鍵する場合、子音ゾーン20Bの2つ
のキーを組み合わせることになるが、シフト位置の文字
を含めれば、各キーには2つの文字が設定されているた
め、同時打鍵した際に発生する文字列は、その順序まで
考慮すれば8通りにもなる。このような組合せを、サポ
ートキー51〜55などを用いて区別して入力すること
は、操作が複雑になり、難しい。
【0076】このため、各キーの組合せにおいて、頻度
の高い文字列を1組ずつ特定してパターン記録手段17
3に記録し、容易に入力できるようにした。図18に
は、このようなパターン記録手段173に登録された、
各子音キーの組合せに対応する2重子音の文字列が示さ
れている。なお、これらの「子音+子音」の部分は、各
キーの上側の子音を含む場合でも「SHIFT」キー5
1を使わずに、文字キーだけを同時に打って入力できる
ようにした。
【0077】このような2つの子音キーの同時打鍵は、
たとえば、「by,back,my,long,very,most 」などの「子
音+子音」や、「chase,phone,price,story,these,shou
ld」などの「子音+子音+母音(子音)」の文字列部分
に用いられる。2重子音を打つ場合、「B+Y」は薬指
と親指、「N+G」は中指と親指、「C+T」は薬指と
小指など、指を一部変則的に使う必要がある。いずれも
この高速入力は、打ちやすい綴りから「指の形」で覚え
ていき、習熟した順に取り入れていくとよい。
【0078】図19には、英語の高速入力例が示され、
上記の組み合わせを同時打鍵することで、「ask,upon,e
ast,your,story,thing,change,thought 」の各文字を2
回の打鍵で入力することができる。なお、図18には、
2つの子音キーを同時打鍵した際の文字列を設定した
が、3つの子音キーを同時打鍵した際の文字列もパター
ン記録手段173に設定し、「G+H+T」や「T+C
+H」などの頻度の高い子音3文字の文字列を入力でき
るようにした。
【0079】図20,21には、和文と英文の高速入力
例が示されている。本実施形態の片手入力式のキー入力
装置10は、1文字あるいは「子音+母音」の2文字を
入力する標準入力に慣れてから、必要に応じて徐々に高
速入力を取り入れていけばよい。図示の文例で高速入力
の綴りの区切り方や指の使い方は、1例として挙げてあ
るので習熟度に応じて変えてもよい。
【0080】このような本実施形態によれば、複数のキ
ーを同時に打鍵すると、打鍵された複数のキーの組合せ
に基づいてパターン記録手段173に記録された対応す
る文字列(2文字以上の文字の並び)が出力される。こ
のため、従来のように1文字ずつ入力する場合に比べて
打鍵回数を少なくでき、操作性も向上できて高速に入力
することもできる。
【0081】また、複数のキーが同時に打鍵された場合
の入力パターンを予めパターン記録手段173に記録さ
れた組合せパターンと比較して一致するパターンを検出
し、その組合せパターンに対応する文字列を文字列選択
手段172で選択して出力するように構成しているの
で、パターン記録手段173に登録するデータを追加し
たり、変更することで、入力パターンの拡充や変更を容
易に行うことができ、様々な入力モードに対応したパタ
ーンを設定して効率良い入力を行うことができる。
【0082】さらに、出力される文字列をキーの組合せ
パターンに基づいて設定しているので、例えば、図18
に示す子音キーの組合せのように、シフト位置の文字が
含まれている場合にシフトキー51を用いずに入力する
ことができるように設定することもでき、頻度の高い文
字列を入力しやすいキーの組合せで自由に設定して入力
することができ、操作性をより一層向上することができ
る。
【0083】さらに、複数のキーの組合せに対応する文
字列をパターン記録手段173に記録しているので、例
えば各キーが入力された場合の処理をルール化してその
都度処理する場合に比べて、文字列の生成処理を迅速に
行うことができる。従って、キー入力に対して対応する
文字列を即座に画面3Aに表示することができ、応答性
能を高くできて操作性を向上することができ、高速入力
にも十分対応することができる。また、キー入力装置1
0は、文字列の選択処理が行えればよいため、それほど
高性能な処理装置を採用する必要もなく、キー入力装置
10も安価に提供できる。
【0084】従って、複数のキーを同時に打鍵すること
で、1音節あるいは2音節以上の文字列を1回の打鍵操
作で入力することができるため、1つのキーごとに入力
する従来の入力法に比べて、入力時間を短縮でき、また
応答性もよいことから、高速にかつ操作性よく文字を入
力することができる。その上、日本語および英語の入力
には、例えば英語における逆順、2重母音、2重子音等
を簡単に入力できる高速入力モードを設けているので、
日本語のローマ字入力や英語入力時に頻度の高い文字列
を簡単に入力することができ、入力操作性をより一層向
上することができる。
【0085】また、入力検出手段141において、複数
のキーが同時に押されているかを、操作時のばらつきが
少ないキーが離されたタイミングを検出してチェックし
ているので、同時に押されたキーを確実に検出すること
ができ、誤検出による文字入力のエラー等を無くすこと
ができる。
【0086】さらに、各キー21〜35に複数の文字コ
ードを設定しているため、キーの数を少なくでき、操作
性をより向上することができる。例えば、図2のよう
に、メインキー21〜35が15個しか設けられていな
くても、各キー21〜35に少なくとも2つの文字コー
ド(シフト位置に設定される文字コードと通常位置に設
定される文字コード)つまり全体で少なくとも30個の
文字コードを設定することができる。従って、日本語を
ローマ字入力する際に用いるアルファベット、つまり母
音「A」、「I」、「U」、「E」、「O」と、母音キ
ーと組み合わせて日本語の「か」行から「わ」行までの
清音を入力する「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」、「M」、「Y」、「R」、「W」、さらに母音
と組み合わせて日本語の濁音、半濁音を入力する
「G」、「Z」、「D」、「P」、「B」の19文字に
加えて読点「、」、句点「。」などまでを含めても各メ
インキー21〜35に設定でき、少ないキー数でも日本
語入力に十分対応できる。同様に、アルファベット26
文字に加えてカンマ「,」、ピリオド「.」等も含めて
メインキー21〜35に設定でき、英語入力にも十分対
応できる。
【0087】このように、従来のキーボードに比べて大
幅に少ない15個のメインキー21〜35を用いてロー
マ字入力や英語入力を行うことができるため、キー入力
装置10の小型化が図れ、携帯用の情報機器などにも容
易に適用することができるとともに、キーの位置も覚え
やすく、片手でも操作できて初心者でも容易に習熟する
ことができる。
【0088】さらに、キー入力装置10は、少なくとも
上下3段左右5列の15個のキーからなりその左右何れ
か一方側が基準側とされたメインキーエリア20を含
み、当該メインキーエリア20のうち前記基準側2列の
キー群からなる部分を主に母音を入力する母音ゾーン2
0Aに設定し、前記メインキーエリア20の残り3列の
キー群からなる部分を子音を入力する子音ゾーン20B
に設定しているので、キー入力時に手をこの3段5列の
キーに添れば、母音ゾーン20Aが人差指のポジション
となり、子音ゾーン20Bが中指・薬指・小指のポジシ
ョンとなって、活動量の多い人差指によって出現頻度の
高い母音の入力操作を行なうことができ、操作性をより
向上できる。
【0089】その上、子音の中でも使用頻度が高い清音
用の子音を各キーの非シフト状態に設定しているので、
頻度の高い清音を入力する際にシフト操作が不要とな
り、この点でも操作性が向上する。さらに、前記子音ゾ
ーン20Bのうち「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」の各シフト状態には、母音「A」、「I」、
「U」、「E」、「O」と組み合わせて、日本語の濁
音、半濁音を入力する「G」、「Z」、「D」、
「P」、「B」を配列したので、「か」、「さ」、
「た」の入力位置に対応して「が」、「ざ」、「だ」
が、「な」、「は」の入力位置に対応して「ぱ」、
「ば」がそれぞれ配列されることとなり、濁音、半濁音
のキーの位置を覚えやすくなり、操作性がより一層向上
する。
【0090】また、本実施形態では、機能キー31〜3
4やメニューキー25を用いることで、各種の入力モー
ドを容易に切り替えることもでき、アルファベットだけ
でなく、数字や記号等も容易に入力することができる。
すなわち、メインキーエリア20やサポートキーエリア
50の各キーの配列を、日本語のローマ字入力用(標準
配列)、英語配列、数字配列、記号配列、機能配列、キ
ー番号配列、日本語高速配列、英語高速配列の8種類に
切り替えることができ、メインキー21〜35が15個
しかなくても、前記シフト位置にコードを設定し、かつ
各配列を設定することで、30個×配列数分の文字コー
ドを設定でき、各記号(文字、数字、記号など)を簡単
に入力することができる。
【0091】また、各配列を切り替えた際には、ディス
プレイ3の画面3Aに各配列に応じたソフトキーが表示
されるので、操作性をより一層向上することができる。
【0092】さらに、英語配列と日本語配列とは、日本
語配列としてアルファベットを用いたローマ字入力を設
定しているために、多くのキー21〜35の配置を一致
することができ、日本語配列と英語配列とを切り替えて
併用する場合に、キー配列が覚えやすく、キー入力時の
操作性をより一層向上することができる。
【0093】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。なお、本実施形態において、前記第1実施形態と
同一または相当構成部分には、同一符号を付し、説明を
省略あるいは簡略する。
【0094】本実施形態は、前記第1実施形態とは、各
キー21〜55に設定された文字、機能の一部が変更さ
れているのみであり、アルファベットなどの基本的な文
字の設定は同一である。すなわち、図22に示すよう
に、本実施形態のキー入力装置10のメインキー21〜
35のキートップには、前記第1実施形態と同じアルフ
ァベットが設定されている。
【0095】また、各メインキー21〜35のキートッ
プ下端側には、機能およびF番号(ファンクション番
号:第1実施形態のキー番号と同じ)が設定されてい
る。また、サポートキー51〜55には、変換・無変換
・シフト等の機能が設定されている。
【0096】本実施形態においても、前記第1実施形態
と同様に、入力モードを切り替えることで、図23〜2
6,29に示す日本語、英語、数字(NUM)、記号
(Mark)、日本語高速配列の各配列が、ディスプレ
イ3の画面3Aの一部にガイドとして表示されるように
なっている。これらの入力モードの変更は、機能として
「Num、Mark、英字」が設定されたサポートキー
52〜54を、「Shift」キー51と同時に打つこ
とで行う。また、日本語高速配列は、「Menu」キー
55を押して画面3Aに表示されるメニューから「日本
語高速配列」を選択して行う。さらに、図24の英語標
準配列と同じ配列を画面3Aに表示する英語高速配列も
「Menu」キー55によるメニューから選択できるよ
うになっている。
【0097】なお、本実施形態では、キー表記が複雑に
ならないように、数字配列および記号配列は、メインキ
ー21〜35に表記されていないが、この各記号もキー
入力装置10のキー21〜35に表記してもよい。ま
た、機能配列およびF番号配列は画面3Aには表示され
ないため、各機能は「FS」キー52と各キー21〜3
5を同時に打って入力し、F番号は「Fn」キー53と
各キー21〜35を同時に打って入力するようにされて
いる。なお、これらのキー配列も理解しやすいように、
図27,28に示す。
【0098】図23に示す「日本語標準配列」における
メインキー21〜35のキー配列は、図4に示す第1実
施形態と同じである。一方、サポートキー51〜55
は、前記第1実施形態とは多少異なり、基準側(左側)
からシフト機能、かな漢字変換機能およびスペース入力
機能をもったキー51と、かな漢字無変換および「Nu
m」配列への切替機能をもったキー52と、かな漢字変
換時に変換候補の前候補を選択する機能および「Mar
k」配列への切替機能をもったキー53と、Help機
能および英字配列への切替機能を備えたキー54と、M
enu機能および半角モードへの切替機能を持ったキー
55とにより構成されている。
【0099】図24に示す「英語標準配列」におけるメ
インキー21〜35のキー配列も、図8に示す第1実施
形態と同じである。また、サポートキー51〜55は、
キー51に「Space 」キーが設定され、キー52に日本
語標準配列に戻る「かな」機能が設定され、キー53に
はカタカナ入力に切り替える「カナ」機能が設定されて
いる点が、図23の日本語標準配列と異なるが、それ以
外は同一である。
【0100】図25に示す「数字(Num)配列」にお
けるメインキー21〜35のキー配列は、図11に示す
第1実施形態と同じである。また、サポートキー51〜
55は、図24の英語標準配列と同一である。
【0101】図26に示す「記号(Mark)配列」に
おけるメインキー21〜35のキー配列は、図12に示
す第1実施形態と同じである。また、サポートキー51
〜55は、図24、25の各配列と同一である。なお、
英語、数字、記号を入力する際に、「半角」キー55も
小指で同時に打つと、半角を含むモード切り替えも素早
くできるようにされている。
【0102】図27に示す「機能配列」におけるメイン
キー21〜35のうち、キー21〜23,26〜29の
キー配列は、図13に示す第1実施形態と同一である
が、他のキーは次のように設定されている。すなわち、
キー24にはファイルの先頭への移動などを行う「Ho
me」キーが、キー25にはファイルの終わりへの移動
などを行う「End」キーが、キー30には「リター
ン」キーが、キー31には「ESC」キーが、キー32
には「Ins」キーが、キー33には一時停止などを行
う「Pause」キーが、キー34には「BS」キー
が、キー35には「DEL」キーが設定されている。
【0103】これらの各機能キーは、前記第1実施形態
と同様に、サポートキーエリア50の「FS」キー52
と各メインキー21〜35とを同時に打鍵することで機
能するように、パターン記録手段173に設定されてい
る。
【0104】図28に示す「F番号の配列」におけるメ
インキー21〜35は、図14に示す第1実施形態と同
一である。これらのキー21〜35も、「Fn」キー5
3と同時に打鍵することで、通常のキーボードにおける
「F1〜F15」のファンクションが入力できるように
設定されている。
【0105】なお、本実施形態においても、メインキー
21〜35の「機能」や「F番号」と、サポートキー5
2〜55の「FS」、「Fn」、「Ctrl」、「Al
t」とを組み合わせることで、複数の機能を組み合わせ
たショートカットの入力も片手で簡単に打つことができ
るように設定されている。例えば、「タブ→(←)移
動」は[FS+TAB+→(←)]、「行末(頭)移
動」は[Ctrl+→(←)]、「高速↓(↑)スクロ
ール」は[Alt+↓(↑)]、「行右(左)削除」は
「Fs+Del+→(←)]、「1行削除」は[Ctr
l+Del]、「1文削除」は[Alt+Del]、
「改ページ」は[Ctrl+リターン」などに設定され
ている。さらに、「FS+Fn+F番号」、「Ctrl
+Fn+F番号」、「Alt+Fn+F番号」等のショ
ートカットに様々な機能を設定できる。
【0106】また、図29に示す「日本語高速配列」
は、図15に示す第1実施形態とはキー21,26のシ
フト位置に設定された「YUU, YOU」の位置が逆に設定さ
れている点と、キー31に2重母音「UU」が設定されて
いる点が異なるが、他のキー配列は同じである。なお、
サポートキー51〜55は、図23のキー配列と同一で
ある。さらに、英語高速配列は、図24の英語標準配列
と同一であるため、説明を省略する。
【0107】このようなキー配列が設定された第2実施
形態においても、前記第1実施形態と同様なキー操作に
よって各文字を入力することができ、同様の作用効果を
奏することができる。
【0108】なお、本発明は前記実施形態の構成に限ら
ない。例えば、本発明が適用されるキー入力装置として
は、前記実施形態のキー数が20個の小型キー入力装置
10に限らず、従来のキー入力装置(キーボード)等に
適用してもよい。すなわち、キー数が多い通常のキー入
力装置であっても、その各キーに複数の文字コードを設
定するとともに、同時打鍵された各キーの組合せパター
ンおよび文字列のデータを作成し、パターン記録手段1
73に記録すればよく、種々のキー入力装置に広く適用
することができる。この際、具体的な文字列およびキー
組合せは、適応するキー入力装置等に応じて適宜設定す
ればよい。
【0109】また、本発明のキー入力装置は、前記実施
形態に限らず、ノート型パソコンや図30に示すPDA
(携帯情報端末)100のように、ディスプレイ3など
と一体に組み付けられるキー入力装置にも利用できる。
PDA100は、縦長形状とされ、その上半分側には情
報を表示する画面101が形成され、下半分側には前記
実施形態と同様にメインキーおよびサポートキーからな
る20個のキー102が設けられている。このように2
0個のキー102によって文字入力を効率的に行うこと
ができるため、小型で携帯性に優れ、かつ操作性も良好
なPDA100を提供することができる。
【0110】さらに、例えば、図31に示すように、パ
ソコン本体等にケーブル112で接続されるマウス11
1の表面に前記実施形態と同様な20個のキー113を
組み込んだキー入力装置110を用いてもよい。このマ
ウス111には、1〜3個程度のボタン114も形成さ
れ、マウス操作をする場合には、指や手のひらでマウス
111を移動させ、指でボタン114を押す操作を行
い、キー入力操作を行う場合には、マウス111を机上
等に置いた状態で、各キー113を押す操作を行えばよ
い。このようにマウス111にキー113を組み込め
ば、キーボードとマウスとが別々に設けられた一般的な
入力装置のように、マウスおよびキーボード間で手を移
動させてマウス操作と文字入力操作を行う必要がないた
め、操作性をより向上することができる。
【0111】また、図32に示すように、例えば前記実
施形態と同様なキー121の左側にトラックボール12
2を設けて、ポインティングデバイスが一体化されたキ
ー入力装置120を形成してもよい。このキー入力装置
120には、さらに画面123が折り畳み可能に連結さ
れている。これにより、キー入力およびポインティング
操作の両方を行えて携帯性および操作性に優れたPDA
を形成できる。さらに、図33に示すように、トラック
ボールの代わりに、ジョイスティック状のポインティン
グデバイス124と、2つのボタン125とを設けたキ
ー入力装置120を形成してもよい。
【0112】さらに、図34に示すように、電話付きP
DA130に本発明を適用してもよい。すなわち、近
年、携帯電話が普及し、どこででも通話ができる時代に
なったが、会議の席や電車の中など人の多い場所で電話
を使用することは、はた迷惑になったり、プライバシー
が保てないなどの問題が残る。
【0113】一方、携帯電話とPDAとを一体化し、通
話機能と併せて、電子メールによる素早い「双方向通
信」ができると、ビジネス効率が飛躍的に向上する。今
の携帯電話やPDAでも文字入力ができるものもある
が、ペン入力などの入力に時間がかかる方法であるた
め、スピードを要する文字通信には向かない。そこで、
本発明の片手で操作できるキー入力装置を組み込めば、
速くて入力しやすい「モバイル・ビジネス・ツール」が
実現できる。
【0114】この電話付きPDA130は、前記実施形
態と同様なキー131と、文字入力領域などになる画面
132とを備えており、前記各実施形態と同様に各種文
字入力を行えるようになっている。さらに、「Men
u」キー55から「電話」を選択すると、図35に示す
ように、電話機能に適した各種キーが設定されたキー配
列が画面132に表示され、電話機能を実現できるよう
になっている。この本実施形態のPDA130によれ
ば、メインキー21〜35およびサポートキー51〜5
5の計20個のキーが、一般の電話のボタン数とほぼ同
じであるため、一般の電話と同じ感覚で電話を掛けるこ
とができる。
【0115】その他、キー入力装置の具体的な構成は実
施にあたって適宜設定すればよく、本発明は、パソコ
ン、ワープロ、PDA等の各種機器の入力装置として広
く利用することができる。
【0116】さらに、本発明のキー入力装置は、キー入
力装置内に、複合入力検出手段141、文字列選択手段
172、パターン記録手段173を実現するハードウェ
アを組み込んで構成してもよいが、キーボードデバイス
等のソフトウェアとしてパソコン1に組み込み、パソコ
ンのCPU等を利用して前記機能を実現してもよい。こ
のソフトウェアとしては、少なくとも複数キーの同時打
鍵を検出する機能と、入力されたキーの組合せおよびこ
の組合せに対応する文字列をハードディスクやメモリな
どの記録手段に記録する機能と、前記キーの組合せに対
応する文字列を記録手段から取り出す文字列選択機能と
を備えるものであればよい。このようなソフトウェア
は、FD、CD−ROM、DVD等のソフトウェアが記
録された各種媒体を用いて各パソコンにインストールし
たり、パソコン通信、インターネットなどのネットワー
クを介してパソコンにインストールすればよい。
【0117】また、本発明のキー入力装置では、ディス
プレイやPDAの画面に各キー配列を表示しているの
で、オプションとして、キー入力だけではなく、画面に
表示されるキー(ソフトキー)をペンや指などでタッチ
して入力することもできるように構成してもよい。
【0118】ところで、従来のPDAや一部のパソコン
でも、画面に表示される「ペン入力ボード」をペンタッ
チして文字を入力していた。一般の「ペン入力ボード」
は、通常のキーボード(QWERTY式や50音式)を
そのままソフトキー化しているので、キー数が多くな
り、細かいキーが横に長く密集して非常にタッチしにく
いものであった。
【0119】一方、本発明のキー入力装置は、わずか2
0個のキーですべての入力操作が行えるため、画面に表
示されるソフトキーも20個と少なく、ペンなどでタッ
チする際にも手の移動量が小さく、比較的大きめのソフ
トキーとすることができ、非常にタッチしやすく操作性
が向上した「ペン入力ボード」とすることができる。
【0120】なお、図36〜39に示すように、タッチ
入力用として画面に表示される日本語、英語、数字、記
号の各入力ボードは、サポートキーの一部を除いて、図
29の日本語高速配列、図24の英語配列、図25の数
字配列、図26の記号配列に合わせてあり、キー入力装
置と容易に併用できるようにされている。具体的には、
片手キーボードのサポートキー51,54,55にある
「Shift」、「Help」、「Menu」を、タッ
チ入力時に必要な「Enter(リターン)」、「B
S」、「Del」の機能に変更している。これにより、
モード切替に必要な「Num」、「Mark」、「英
字」、「半角」を含む基本的な機能をすべてサポートキ
ー51〜55に組み込んである。
【0121】また、各キー21〜35,51〜55に
は、上下に2つの文字が設定されているが、これらは例
えば、各キーの下側の文字は、各キーの上を「・」つま
り点を打つように点タッチすることで入力し、上側の文
字は、各キーの上を「−」つまり線を引くようにバータ
ッチすることで入力することで、すなわちタッチ入力の
仕方を変えることで区別すればよい。なお、バータッチ
は、起点がそのキー内ならどこでもよく、バーの端末が
キーから出てもよい。また、形、方向、長さはフリーと
し、「\、/、|、∨、∧」等の軌跡となるように入力
してもよい。このようにすれば、入力操作性を向上で
き、タッチ操作を簡単に行うことができる。
【0122】このようなペンなどによるタッチ入力で
は、まずサポートキー52〜55で文字・数字・記号の
各モードに切り替えてから、各メインキー21〜35を
「点タッチ」か「バータッチ」で入力する。ただし、
「F」、「V」や「UU」は、「、」、「。」や「っ」
と同位置なので、「点タッチ」を2度行う「ダブルタッ
チ」等で入力するようにすればよい。
【0123】また、日本語の配列は、前述のキー入力装
置の「日本語高速配列」に合わせてあり、拗音の「y
a」、「yu」、「yo」や、長拗音「yuu」、「y
ou」を1回の「バータッチ」で入力できるため、日本
語入力も効率的に行うことができる。
【0124】さらに、前記各実施形態では、キー入力装
置10のメインキー21〜35に設定されるアルファベ
ットを、母音ゾーン20Aおよび子音ゾーン20Bに分
けて設定していたが、図40に示すように、QWERT
Y配列に合わせてメインキー21〜35のアルファベッ
トを設定してもよい。
【0125】すなわち、メインキーエリア20の上段1
列のキー21〜25には、そのシフト位置に左側から順
に「Q」、「W」、「E」、「R」、「T」を入力する
キーが設定され、通常位置には「Y」、「U」、
「I」、「O」、「P」を入力するキーが設定され、Q
WERTY配列の一般的なキーボードにおける上段のア
ルファベットが設定されている。また、メインキーエリ
ア20の中段1列のキー26〜30には、そのシフト位
置に「A」、「S」、「D」、「F」、「G」が、通常
位置に「H」、「J」、「K」、「L」、「;(セミコ
ロン)/−(長音)」を入力するキーが設定されてい
る。さらに、下段1列のキー31〜35には、シフト位
置に「Z」、「X」、「C」、「V」、「B」が、通常
位置に「N」、「M」、「,(カンマ)/、(句
点)」、「.(ピリオド)/。(読点)」、「Caps」を
入力するキーが設定されている。なお、各メインキー2
1〜35のキートップ下端側に設定される機能、F番号
や、サポートキー51〜55の設定は、図22に示す第
2実施形態のものと同一である。
【0126】このようなキー配列にすれば、従来より広
く利用されて慣れ親しまれているQWERTY配列のキ
ー順序を15個のメインキー21〜35に設定でき、Q
WERTY配列に慣れた人にとってキー配列を容易に覚
えることができ、即座に利用できる。また、日本語にお
いて使用頻度が高い読点「、」、句点「。」、撥音
「ん」、長音「−」なども設定されているため、ローマ
字による日本語入力時の操作性を向上することができ
る。
【0127】さらに、本発明のキー入力装置を、英語専
用に用いる場合には、図41に示すように、英語入力に
適したキー配列にしてもよい。すなわち、キー25,3
3〜35のシフト位置にはアルファベット「C」、
「F」、「V」、「L」のみが設定され、サポートキー
51〜55には、「Shift/Space」、「Num 」、「Mar
k」、「Help」、「Menu」が設定されている。その他の
キーは、図22の第2実施形態と同じ設定である。
【0128】また、図42に示すように、QWERTY
配列に合わせた英語専用配列のキー入力装置10として
もよい。すなわち、メインキー21〜35には、キー3
0,33,34の通常位置に「;」、「,」、「.」の
みを設定した以外は、図40の配列と同一のキーを設定
し、サポートキー51〜55は図41と同一の設定とす
ればよい。図41,42に示すように、英語専用のキー
入力装置10とすれば、英語入力に適したシンプルなキ
ー入力装置にすることができる。
【0129】さらに、図22に示すキー入力装置10で
は、メインキー21〜35のキートップに2つの文字を
設定し、図2に示すキー入力装置10では文字のほかに
数字を加えて3つの文字を設定していたが、図43に示
すように、2つの文字および数字のほかに、記号などを
加えて4つ以上の文字を設定してもよい。
【0130】この場合も、前記第1,2実施形態と同様
に、入力モードを切り替えることで、図44〜49に示
す日本語、英語、数字と記号、電卓、電話、日本語高速
配列の各配列が、ディスプレイ3の画面3Aの一部にガ
イドとして表示されるようになっている。なお、図44
〜46の配列は、機能として「かな、英字、数記号」が
設定されたサポートキー52,53を押すことで行われ
る。また、電卓、電話、日本語高速配列は、キー34の
機能として設定された「Menu」を作動させて画面3
Aに表示されるメニューから「電卓、電話、日本語高速
配列」を選択して行うようになっている。
【0131】このようなキー配列が設定された場合で
も、前記第1、2実施形態と同様なキー操作によって各
文字を入力することができ、同様の作用効果を奏するこ
とができる。さらに、メインキー21〜35のキートッ
プに「記号」も表記されているので、特にキーを見なが
ら入力操作する際の操作性を向上することができる。以
上のように、キー入力装置のキーに設定される具体的な
キー配列は、実施にあたって適宜設定すればよい。
【0132】
【実施例】次に、本発明の効果を確認するために行った
実験に関して説明する。本発明のキー入力装置は、日本
語入力も英語入力も、1文字づつ入力する第1段階(ス
テップ1)、子音+母音を同時に入力する第2段階(ス
テップ2)、さらに各高速配列を利用した高速入力へと
習熟度に応じて3段階で使い分けることができ、しか
も、3つの方法を併用して打つことができる。このた
め、通常はステップ1かステップ2で入力し、十分に慣
れてから必要に応じて徐々に高速入力を取り入れること
ができ、習熟しやすい。
【0133】実際に、2人の初心の被験者により、本発
明のキー入力装置を活用して日本語の入力実験を行った
結果、図50に示すように、一般のQWERTY式キー
ボードにおけるローマ字入力に比べて、練習時間に対す
る習熟度が高く、本発明のキー入力装置によって高速入
力を容易に習熟し、活用することができることが確認で
きた。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
キーに複数の文字コードを設定し、さらに各キーの組合
せで各種文字列を入力できるため、従来のキーボードに
比べてキー数を少なくできる。これにより、覚えやすく
かつ打ちやすく、高速入力も可能なキー入力装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるキー入力装置の
斜視図である。
【図2】キー入力装置のキー配列を示す平面図である。
【図3】キー入力装置における打ちやすさの順序を示す
図である。
【図4】キー入力装置における日本語の標準配列を示す
平面図である。
【図5】前記実施形態のキー入力装置の内部構成を示す
ブロック図である。
【図6】前記実施形態のキー入力装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】日本語の標準入力例を示す図である。
【図8】キー入力装置における英語の標準配列を示す平
面図である。
【図9】Dvorak配列を示す図である。
【図10】英語の標準入力例を示す図である。
【図11】キー入力装置における数字の配列を示す平面
図である。
【図12】キー入力装置における記号の配列を示す平面
図である。
【図13】キー入力装置における機能の配列を示す平面
図である。
【図14】キー入力装置におけるキー番号の配列を示す
平面図である。
【図15】キー入力装置における日本語の高速配列を示
す平面図である。
【図16】隣指シフト機能を説明する平面図である。
【図17】日本語の高速入力例を示す図である。
【図18】英語入力における子音ゾーンの各キーの組合
せに対応する文字列を示す図である。
【図19】英語の高速入力例を示す図である。
【図20】和文の入力例を示す図である。
【図21】英文の入力例を示す図である。
【図22】本発明の第2実施形態のキー入力装置のキー
配列を示す平面図である。
【図23】前記キー入力装置における日本語の標準配列
を示す平面図である。
【図24】前記キー入力装置における英語の標準配列を
示す平面図である。
【図25】前記キー入力装置における数字の配列を示す
平面図である。
【図26】前記キー入力装置における記号の配列を示す
平面図である。
【図27】前記キー入力装置における機能の配列を示す
平面図である。
【図28】前記キー入力装置におけるF番号の配列を示
す平面図である。
【図29】前記キー入力装置における日本語の高速配列
を示す平面図である。
【図30】キー入力装置の他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図31】キー入力装置の他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図32】キー入力装置の他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図33】キー入力装置の他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図34】キー入力装置を電話付きPDAに用いた実施
形態を示す斜視図である。
【図35】電話付きPDAにおける電話配列を示す平面
図である。
【図36】タッチ入力用の日本語入力ボードを示す平面
図である。
【図37】タッチ入力用の英語入力ボードを示す平面図
である。
【図38】タッチ入力用の数字入力ボードを示す平面図
である。
【図39】タッチ入力用の記号入力ボードを示す平面図
である。
【図40】本発明のキー入力装置におけるQWERTY
配列用のキー配列を示す平面図である。
【図41】本発明のキー入力装置における英語専用のキ
ー配列を示す平面図である。
【図42】本発明のキー入力装置における英語専用のQ
WERTY配列用のキー配列を示す平面図である。
【図43】本発明の変形例のキー入力装置のキー配列を
示す平面図である。
【図44】前記キー入力装置における日本語の標準配列
を示す平面図である。
【図45】前記キー入力装置における英語の標準配列を
示す平面図である。
【図46】前記キー入力装置における数字と記号の配列
を示す平面図である。
【図47】前記キー入力装置における電卓機能の配列を
示す平面図である。
【図48】前記キー入力装置における電話機能の配列を
示す平面図である。
【図49】前記キー入力装置における日本語の高速配列
を示す平面図である。
【図50】本発明における練習時間による習熟度を示す
図である。
【符号の説明】
1 パソコン 3 ディスプレイ 3A 画面 10,110,120 キー入力装置 20 メインキーエリア 21〜35 メインキー 50 サポートキーエリア 51〜55 サポートキー 100 PDA 130 電話付きPDA 140 キー入力部 141 複合入力検出手段 142 文字列生成処理手段 172 文字列選択手段 173 パターン記録手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上下3段左右5列の15個の
    メインキーを備え、前記メインキーエリアの上段1列の
    各キーには左側から順に「Q」、「W」、「E」、
    「R」、「T」の各文字が配列され、中段1列の各キー
    には左側から順に「A」、「S」、「D」、「F」、
    「G」の各文字が配列され、下段1列の各キーには左側
    から「Z」、「X」、「C」、「V」、「B」の各文字
    が配列されているとともに、 上段1列の5個のキーには「Y」、「U」、「I」、
    「O」、「P」の各文字も配列され、中段1列の4個の
    キーには「H」、「J」、「K」、「L」の各文字も配
    列され、下段1列の2個のキーには「N」、「M」の各
    文字も配列されていることを特徴とするキー入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキー入力装置におい
    て、 前記「E」が設定されたキーには、「I」も設定されて
    いることを特徴とするキー入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のキー入力装置におい
    て、 前記メインキーエリアの上段1列に左側から順に
    「Q」、「W」、「E」、「R」、「T」が設定された
    各キーには、左側から順に「Y」、「U」、「I」、
    「O」、「P」がそれぞれ設定されていることを特徴と
    するキー入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のキー入
    力装置において、 前記メインキーとは別に複数のサポートキーが設けられ
    ているとともに、このサポートキーの1つに、前記メイ
    ンキーと同時に打鍵することで前記メインキーのシフト
    状態の文字の入力を可能とするシフトキーが設定されて
    いることを特徴とするキー入力装置。
JP2001367795A 1996-10-15 2001-11-30 キー入力装置 Pending JP2002222037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001367795A JP2002222037A (ja) 1996-10-15 2001-11-30 キー入力装置

Applications Claiming Priority (3)

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