JP2014505317A - キー入力エラーの低減 - Google Patents

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Abstract

概して、キー入力エラーを低減するためのデバイス、方法、およびプログラムについての技術が説明される。例示的デバイスは、検出された入力の特徴を判定するための検出器と、入力エラーの特徴を有する検出された入力を拒否するためのアービタとを含む。

Description

コンピュータデバイスにおけるタッチスクリーン技術は、企業および消費者市場において原動力になっている。したがって、タッチスクリーンディスプレイは、たとえば、ラップトップコンピュータ、タブレット/スレートデバイス、携帯情報端末(PDA)、グローバルポジショニングシステム(GPS)デバイス、携帯電話、およびスマートフォンを含む、コンピュータデバイスの今日の市場で求められている複数のフォームファクタ、すなわちサイズおよび可動性、に適合するように作られている。しかし、タッチスクリーン技術がソフトウェア入力技術およびハードウェア入力技術で進歩を示す一方で、それに伴う入力技術の人間的要素での進歩はない。これはまた、概して、標準キーパッドおよびキーボードなどの他の入力デバイスについても言えることである。
一例では、デバイスは、検出されたタッチ入力の特徴を判定するための検出器と、キー入力エラーの特徴を有する検出されたタッチ入力を拒否するためのアービタとを含む。
前述の概要は、一例にすぎず、決して限定するものではない。前述の例示的態様、実施形態、および特徴に加えて、さらなる態様、実施形態、および特徴が、図面および以下の詳細な説明を参照することによって明らかとなろう。
本開示の前述のおよび他の特徴が、添付の図面とともに以下の説明および添付の特許請求の範囲からさらに十分に明らかとなろう。これらの図面は、本開示によるいくつかの実施形態のみを示し、したがって、その範囲を限定するものとして考えられるべきではないことを理解し、本開示は、以下のような添付の図面の使用を介してさらなる特異性および詳細とともに説明されることになる。
キー入力エラー低減のための例示的な処理の流れの概要を示す図である。 キー入力エラー低減の少なくとも1つの実施形態が実装可能な、例示的タッチスクリーンデバイスの概要を示す図である。 キー入力エラー低減の少なくとも1つの他の実施形態が実装可能な、例示的処理デバイスおよび対応する入力デバイスの概要を示す図である。 キー入力エラー低減のための例示的な処理の流れを示す図である。 キー入力エラー低減のためのもう1つの例示的な処理の流れを示す図である。 それによりキー入力エラー低減のさまざまな実施形態が実装可能な、例示的コンピュータデバイスのブロック図である。
以下の詳細な説明で、本説明の一部を成す添付の図面が参照される。これらの図面では、文脈で別段の指示のない限り、同様の記号は通常は同様の構成要素を識別する。さらに、別段の指摘のない限り、各連続する図面の説明は、現在の例示的実施形態のより明快な文脈およびより実質的な説明を提供するために、前の図面のうちの1つまたは複数からの特徴を参照することがある。さらに、詳細な説明、図面、および特許請求の範囲に記載される例示的実施形態は、限定を意図するものではない。本明細書で提示される主題の趣旨もしくは範囲を逸脱することなしに、他の実施形態が使用可能であり、他の変更が可能である。概して本明細書で説明するおよび図に示すような、本開示の態様は、さまざまな異なる構成で配列、置換、結合、分離、および設計可能であり、それらのすべては本明細書で明示的に意図されているということが容易に理解されよう。
以下の説明では、「キー入力」および「タッチ入力」という用語は、互換的に使用可能である。「キー入力」および「タッチ入力」の両方は、仮想オンスクリーンキーボード、標準キーボードもしくは非標準キーボード、たとえば、折り畳み式キーボード、投影型もしくはレーザキーボード、または光学式キーボード、へのユーザまたは受動デバイス(すなわち、スタイラスによる)物理的接触を指し得る。さらに、明示的に記載されるとき、「タッチ入力」はまた、タッチスクリーン(すなわち電子表示装置)へのユーザまたは受動デバイスによる物理的接触も指し得る。
加えて、「キー入力」または「タッチ入力」の物理的接触の結果は、対応するコンピュータデバイス上でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムの仮想オンスクリーンキーボード、標準キーボード、または、アプリケーションまたはプログラムの非標準キーボード上のキーに対応する適切な機能または特徴の起動を指し得る。通常は、仮想オンスクリーンキーボード、標準キーボード、または非標準キーボードへの単独の「キー入力」または「タッチ入力」を参照するとき、起動される機能または特徴は、英数字である。「特別な機能」を含む例外が、以下にさらに説明される。
さらにまた、特定の実施形態の説明に必要とされない限り、1つまたは複数の「キーボード」の参照は、前述の仮想オンスクリーンキーボード、標準キーボード、または非標準キーボードのうちの1つまたは複数を指し得る。
さらに、以下の説明は、別のそのような「キー入力」および/または「タッチ入力」と「組み合わせ」、すなわち「同時に」または「同時」で行われる「キー入力」および/または「タッチ入力」の参照を含む。「同時に」および「同時」は両方とも、入力のその検出された組み合わせのうちの1つが他方より前に始まるかどうかにかかわらず、その検出が測定可能な時間量に亘る限り、同時のまたは実質的に同時の「キー入力」および/または「タッチ入力」のそのような組み合わせの検出を指す。
図1は、キー入力エラー低減の例示的な処理の流れ100の概要を示す。例示的な処理の流れは、ブロック102、104、106および/または108のうちの1つまたは複数によって示されるような1つまたは複数の動作、アクション、または機能を含み得る。別個のブロックとして示されるが、さまざまなブロックは、所望の実装形態に応じて、追加のブロックに分けること、より少ないブロックに結合すること、または削除することができる。処理は、ブロック102で開始し得る。
キー入力エラー低減の第1の例示的実施形態によれば、処理の流れ100は、仮想オンスクリーンキーボード、タッチ入力ディスプレイ、標準キーボード、または非標準キーボードのうちの少なくとも1つへの不注意のまたは誤ったタッチ入力の結果として生じるキー入力エラーの低減との関連で説明される。
キー入力エラー低減の第2の例示的実施形態によれば、処理の流れ100は、仮想オンスクリーンキーボード、タッチ入力ディスプレイ、標準キーボード、または非標準キーボードのうちの少なくとも1つへの拡張されたタッチ入力の結果として生じるキー入力エラーの低減との関連で説明される。
ブロック102(検出されたタッチ入力の特徴を判定する)は、第1の例示的実施形態または第2の例示的実施形態のいずれかで、そのキーボードへのタッチ入力を、単独でまたはそのキーボードへの別のタッチ入力とのもしくはタッチ入力ディスプレイへのタッチ入力との組み合わせでのいずれかで、検出することと、その検出されたタッチ入力について起動されることになる適切な機能または特徴を判定することとを含み得る。処理は、ブロック102から決定ブロック104まで継続し得る。
少なくとも第1の例示的実施形態において、決定ブロック104(許容可能か?)は、ブロック102で検出されたタッチ入力が許容可能であるかどうか、すなわち、そのキーボードが対応するデバイスでホストされる、または他の方法で実行される、アプリケーション、プログラム、またはオペレーティングシステムの受入れ可能な機能または特徴の1つまたは複数の所定の基準を満たすかどうかを判定することを含み得る。許容可能な検出されるタッチ入力の非限定的例は、単独の英数字キーと、英数字キーと組み合わせた、すなわち同時の、特別機能キーと、英数字キーまたは特別機能キーのカスタマイズされた特別な機能組み合わせ、すなわち同時の、たとえば「control−alt−delete」、とを含む。処理は、決定ブロック104からブロック106またはブロック108のいずれかまで継続し得る。
決定ブロック104での判定が「はい」である場合、その検出されたタッチ入力は、ブロック106に入り(入力が入れられる)、適切な機能または特徴を起動することができる。
決定ブロック104での判定が「いいえ」である場合、その検出されたタッチ入力は、ブロック108で拒否され得る(入力が拒否される)。
決定ブロック104(許容可能か?)は、少なくとも第2の例示的実施形態において、タッチ入力の終了または中止が所定の閾値の時間量が経過する前に検出されたかどうかを判定することを含み得る。
この例示的実施形態では、決定ブロック104での判定が「はい」であり、検出されたタッチ入力が他の方法で有効である、たとえば、検出されたタッチ入力の受入れ可能な組み合わせであると仮定する場合、その検出されたタッチ入力は、ブロック106に入って(入力が入れられる)適切な機能または特徴を起動することができる。
決定ブロック104での判定が「いいえ」である場合、その検出されたタッチ入力は、ブロック108で拒否され得る(入力が拒否される)。
図2は、キー入力エラー低減のための少なくとも1つの実施形態が実装可能な例示的タッチスクリーンデバイス200の概要を示す。図示するように、デバイス200は、キーボード200、タッチディスプレイ208、検出器210、およびアービタ212を含む。
デバイス200は、ラップトップコンピュータ、タブレットデバイス/スレートデバイス、携帯情報端末(PDA)、グローバルポジショニングシステム(GPS)デバイス、携帯電話、またはスマートフォンを含むがこれらに限定されない、タッチスクリーン入力デバイスでもよい。
本明細書に記載のデバイス200の構成要素は、すべてのそのような構成要素を必ずしも包含せず、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組み合わせとして実装され得る。
キーボード202は、オンスクリーンキーボードとの関連でタッチ入力の存在および位置を検出するように構成され得る仮想オンスクリーンキーボードとして構成され得る。キーボード202は、英数字キー204および特別機能キー206を含み得るが、すべてを含むというわけではない。
デバイス200のさまざまな実装形態は、デバイス200の向きに応じて、縦長または横長構成のいずれかでキーボード202を表示することができる。さらに、キーボード202の英語版は、よく知られているQWERTY構成で構成され得るが、キー入力エラー低減の実施形態は、任意の他の機能的構成で、キーボード202に完全に適用可能である。
英数字キー204は、デバイス200のユーザによってタッチされるとき、デバイス200でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムとの使用を意図された機能または特徴を起動する、すなわち、それぞれの英数字の入力を登録することができる、仮想オンスクリーンキーとして構成され得る。より具体的には、ユーザによるタッチ入力は、ユーザの1本または複数の指、掌または他の適当な体の部分によるタッチ、ならびに、入力スタイラスなどの指定された受動物体(passive object)によるタッチ入力を含み得る。
特別機能キー206は、たとえば、「シフト(shift)」キー、「コントロール(control)」キー、「オルト(alt)」キー、「コントロール(control)」キー、または「ファンクション(function)」キーを含み得る仮想オンスクリーンキーとして構成され得るが、かかるリストは必ずしも網羅的ではない。特別機能キー206は、個々にタッチされるときには、デバイス200でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムへの入力を登録しないが、英数字キー204のうちの1つとまたは1つもしくは複数の別の特別機能キー(たとえば、ctrl−alt−delete)との組み合わせで、すなわち同時に、タッチされるときに、適切な機能または特徴がそのアプリケーションまたはプログラムについて起動されるオンスクリーンキーとしてさらに構成され得る。アプリケーションまたはプログラムについてのそのようなタッチ入力は、たとえば、デバイス200でホストされるまたは実行される、アプリケーションまたはプログラム、あるいはさらにオペレーティングシステムに依存する代替文字または修正されたコマンドを含み得る。
一般に、前述のように、英数字キー204または特別機能キー206のうちの1つであってもなくても、任意のキーのタッチ入力、すなわち、物理的接触は、別段の指定のない限り、デバイス200でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムの適切な機能または特徴の起動または許可をもたらし得る。通常は、キーボード202への単独のタッチ入力を参照するとき、起動される機能または特徴は、前述の「特別な機能」などを例外として、英数字である。
タッチ入力ディスプレイ208は、ディスプレイ領域内のタッチ入力の存在および位置を検出するための電子表示装置として構成され得る。タッチ入力ディスプレイ208への検出されるタッチ入力は、デバイス200のユーザの1本または複数の指または掌によるタッチ入力、ならびに、入力スタイラスなどの指定された受動物体によるタッチ入力を含み得る。さらに、そのタッチ入力はまた、ジェスチャで強化された単一のタッチを含むことができ、複数の指を使ったジェスチャ、たとえば「ピンチトゥーズーム(pinch−to−zoom)」、は、有効な入力タッチである。
検出器210は、デバイス200への検出されたタッチ入力の特徴を判定するように構成され得る。さらに具体的には、検出器210は、英数字キー204のうちの1つまたは複数への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴を判定することと、英数字キー204のうちの1つまたは特別機能キー206のうちの別の1つと組み合わせた、すなわち同時の、特別機能キー206のうちの1つまたは複数への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴を判定することと、タッチ入力ディスプレイ208へのその検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴を判定することとを行うように構成され得る。
したがって、例外がカスタマイズ可能であるが、検出器210が、たとえば、英数字キー204の組み合わせまたは2つを超える特別機能キー206の組み合わせへの検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴を判定することができない場合、あるいは、検出器210が、適切な機能または特徴が判定可能なタッチ入力が検出されてから所定の閾値の時間量が超過されたが、終わりまたは中止が検出されていないと判定した場合、検出器210は、その検出されたタッチ入力がキー入力エラーの特徴を有すると判定することができる。
アービタ212は、キー入力エラーの特徴を有する検出されたタッチ入力を拒否するように構成され得る。さらに具体的には、アービタ212は、キーボード202およびタッチ入力ディスプレイ208のいずれかまたは両方への検出されたタッチ入力が1つまたは複数の所定の基準を超えるとき、その入力または検出されたタッチに対応する、デバイス200でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムの任意の機能または特徴は拒否されるべきであると判定することができる。
したがって、アービタ212は、カスタマイズされた例外以外の英数字キー204のその検出された組み合わせまたは2つを超える特別機能キー206の組み合わせを拒否するように構成可能であり、そして、アービタ212はさらに、その検出されたタッチ入力への終了または中止が所定の閾値の時間量内に検出されない場合に、適切な機能または特徴または特徴が判定可能な、その検出されたタッチ入力を、拒否するように構成され得る。
図3は、キー入力エラー低減のための少なくとも1つの実施形態が実装可能な例示的タッチスクリーンデバイス300の概要を示す図である。図示するように、デバイス300は、ディスプレイ308、検出器310、およびアービタ312を含み、キーボード302に結合され得る。キーボード302は、直接ワイヤード接続、あるいは、たとえば、Bluetooth(登録商標)または無線周波数(RF)などの短距離通信プロトコルを介して、処理デバイス300に通信で結合され得る。
キーボード302は、キーボードとの関連でタッチ入力を検出するように構成され得る標準または非標準キーボードとして構成され得る。キーボード302は、英数字キー304および特別機能キー306を含み得るが、全てを含むというわけではない。
標準キーボードは、たとえば、デスクトップコンピュータのキーボードを指すことができ、そして、非標準キーボードは、たとえば、折り畳み式、光学式、またはプロジェクション/レーザキーボードを指すことができる。
キー入力エラーを低減するための実施形態は、任意の他の機能的構成でキーボード302に完全に適用可能であるが、キーボード302は、よく知られているQWERTY構成で構成され得る。
英数字キー304は、デバイス300のユーザによってタッチされるとき、デバイス300でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムとの意図された使用のために、機能または特徴を起動する、すなわち、それぞれのアルファベットまたは数字の入力を登録することができるキーとして構成され得る。
特別機能キー306は、たとえば、「シフト」キー、「コントロール」キー、「オルト」キー、「コントロール」キー、または「ファンクション」キーを含み得るが、かかるリストは必ずしも網羅的ではない。特別機能キーは、個々にタッチされるときには、デバイス300でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムへの入力を登録しないが、英数字キー304のうちの1つと組み合わせて、すなわち同時に、タッチされるときに、適切な機能または特徴がそのアプリケーションまたはプログラムについて起動される、キーとして構成され得る。アプリケーションまたはプログラムについてのそのようなタッチ入力は、たとえば、デバイス300でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラム、あるいはさらにオペレーティングシステムに依存する、代替文字または修正されたコマンドを含み得る。
一般に、前述のように、タッチ入力、すなわち、英数字キー304または特別機能キー306のうちの1つであってもなくても、任意のキーの物理的接触は、別段の指定のない限り、デバイス300でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムの適切な機能または特徴の起動または許可をもたらし得る。通常は、キーボード302への単独のタッチ入力を参照するとき、その起動される機能または特徴は、前述の「特別な機能」などを例外として、英数字である。
デバイス300は、デスクトップコンピュータまたはラップトップコンピュータを含むがこれらに限定されない処理デバイスでもよい。
本明細書に記載のデバイス300の構成要素は、すべてのそのような構成要素を含む必要はないが、ソフトウェア、ファームウェア、その両方の組み合わせ、またはハードウェアとして実装され得る。
ディスプレイ308は、ディスプレイ領域内のタッチ入力の存在および位置を検出するためのタッチデバイスであってもなくてもよい電子表示装置として構成され得る。さらに、ディスプレイ308は、図のように、デバイス300内に組み込むことができ、あるいは、直接ワイヤード接続または、たとえば、Bluetooth(登録商標)もしくはRFなどの短距離通信プロトコルを介してデバイス300に通信で結合された、ハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアとして別個に実装され得る。
検出器310は、デバイス300への検出されたタッチ入力の特徴を判定するように構成され得る。さらに具体的には、検出器310は、英数字キー304のうちの1つまたは複数への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴を判定するように、英数字キー304のうちの1つまたは特別機能キー306のうちの別の1つと組み合わせた、すなわち同時の、特別機能キー306のうちの1つまたは複数への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴を判定するように、ならびに、ディスプレイ308がタッチデバイスとして構成される場合に、タッチ入力ディスプレイ308への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴を判定するように構成され得る。
したがって、例外がカスタマイズ可能であるが、検出器310が、たとえば、英数字キー304の組み合わせまたは2つを超える特別機能キー306の組み合わせへの、検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴を判定することができない場合、あるいは、検出器310が、適切な機能または特徴が判定可能なタッチ入力が検出されてから所定の閾値の時間量が超過されたが終わりまたは中止が検出されていないと判定した場合、検出器310は、その検出されたタッチ入力がキー入力エラーの特徴を有すると判定することができる。
アービタ312は、キー入力エラーの特徴を有する検出されたタッチ入力を拒否するように構成され得る。さらに具体的には、アービタ312は、キーボード302およびタッチ入力ディスプレイ308のいずれかまたは両方への検出されたタッチ入力が、1つまたは複数の所定の基準を超えるときに、その入力または検出されたタッチに対応する、デバイス300でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムの任意の機能または特徴が拒否されるべきであると判定することができる。
したがって、アービタ312は、カスタマイズされた例外以外の、英数字キー304のその検出された組み合わせまたはその2つを超える特別機能キー306の組み合わせを拒否するように構成することができ、そして、アービタ312は、その検出されたタッチ入力への終了または中止が所定の閾値の時間量内に検出されなかった場合に、適切な機能または特徴または特徴が判定可能な、その検出されたタッチ入力を拒否するようにさらに構成され得る。
図4および図5を参照して本明細書で説明される処理の流れに関して、図4および図5内のブロックは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせで実装可能な動作でもよい。ソフトウェアとの関連で、これらのブロックは、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、1つまたは複数のプロセッサに列挙された動作を実行させるコンピュータ実行可能命令を表す。一般に、コンピュータ実行可能命令は、その特定の機能を実行させるまたは特定の抽象データタイプを実装させる、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造、および、同様のものを含む。
図4は、キー入力エラー低減のための例示的な処理の流れ400を示す。処理の流れ400の説明は、別段の指摘のない限り、少なくとも、図2および図3の実施形態のいずれかを参照し得る。したがって、図2および図3の実施形態内の同様の機能性を有する特徴の参照は、組み合わせで参照される。例示的な処理の流れは、ブロック402、404、406、408および/または410のうちの1つまたは複数によって示されるような1つまたは複数の動作、アクション、または機能を含み得る。別個のブロックとして示されるが、さまざまなブロックは、所望の実装形態に応じて、追加のブロックに分けること、より少ないブロックに結合すること、または削除することができる。処理は、ブロック402で開始し得る。
ブロック402(特別な機能入力指示(special function input designation)を受信する)は、キーボード202/302へのタッチ入力の有効な組み合わせ、すなわち同時の、あるいは、別法として、ディスプレイ208/308がタッチデバイスとして構成される場合には、キーボード202/302およびタッチ入力ディスプレイ208/308へのタッチ入力の有効な組み合わせの、すなわち同時の、指示を含み得る。具体的には、この特別な機能入力指示は、特別機能キー206/306のうちの1つまたは複数および英数字キー204/304のうちの1つまたは複数の有効な組み合わせ、あるいは、別法として、ディスプレイ208/308がタッチデバイスとして構成される場合には、特別機能キー206/306のうちの1つまたは複数とタッチ入力ディスプレイ208/308への1つまたは複数のタッチ入力の有効な組み合わせを含む、タッチ入力の有効な組み合わせに関連し得る。さらに、その特別な機能入力指示は、デバイス200/300のデータ入力特徴が実装されたソフトウェアまたはファームウェアのコーディング中に行われる可能性が高いが、そのようなソフトウェアまたはファームウェアはまた、デバイス200/300でホストされるアプリケーションまたはプログラムの再プログラミングの部分として有効なタッチ入力の組み合わせのカスタマイズを容易にすることもできる。処理は、ブロック402からブロック404まで継続し得る。
ブロック404(タッチ入力を検出する)は、キーボード202/302からのタッチ入力、あるいは、別法として、ディスプレイ208/308がタッチデバイスとして構成される場合には、キーボード202/302およびタッチ入力ディスプレイ208/308からのタッチ入力の任意の組み合わせ、すなわち同時のタッチ入力を検出する検出器210/310を含み得る。処理は、ブロック404から決定ブロック406まで継続し得る。
決定ブロック406(キー入力は有効か?)は、検出器210/310が、英数字キー204/304のうちの1つまたは複数への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴が存在するかどうかを判定することと、英数字キー204/304のうちの1つまたは特別機能キー206/306のうちの別の1つと組み合わせた、すなわち同時の、特別機能キー206/306のうちの1つまたは複数への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴が存在するかどうかを判定することと、ディスプレイ208/308がタッチデバイスとして構成される場合に、そのタッチ入力ディスプレイ208/308への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴が存在するかどうかを判定することとを含み得る。処理は、決定ブロック406からブロック408または410のいずれかまで継続し得る。
決定ブロック406での判定が「はい」である場合、ブロック408(入力が入れられる)は、その検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴を起動することによって、ブロック404で検出されたタッチ入力をアービタ212/312が入れることを含み得る。
決定ブロック406での判定が「いいえ」である場合、ブロック410(入力が拒否される)は、ブロック404で検出されたタッチ入力をアービタ212/312が拒否することを含み得る。
したがって、不注意な複数のタッチ入力による、キーボード202/302、あるいは、別法として、キーボード202/302およびタッチ入力ディスプレイ208/308への誤ったタッチ入力は、著しく低減され得る。
さらに、前述と同じ形で、処理の流れ400は、タッチ入力がキーを介してパスを追跡すること(tracing a path over keys)によって達成される仮想オンスクリーンキーボードに適用することができる。したがって、エラー訂正技法は、その結果、処理の流れ400を辿ることができる。
図5は、キー入力エラー低減のための別の例示的な処理の流れ500を示す。処理の流れ500の本説明は、図2および図3の実施形態のいずれかを参照し得る。したがって、図2および図3の実施形態内の同様の機能性を有する特徴の参照は、組み合わせで参照されることになる。例示的な処理の流れは、ブロック502、504、506、508、510および/または512のうちの1つまたは複数によって示される、1つまたは複数の動作、アクション、または機能を含み得る。別個のブロックとして示されるが、さまざまなブロックは、所望の実装形態に応じて、追加のブロックに分けること、より少ないブロックに結合すること、または削除することができる。処理は、ブロック502で開始し得る。
ブロック502(特別な機能入力指示を受信する)は、キーボード202/302、あるいは、別法として、ディスプレイ208/308がタッチデバイスとして構成される場合には、キーボード202/302およびタッチ入力ディスプレイ208/308への1つまたは複数の有効なタッチ入力の指示を含み得る。具体的には、その指示は、特別機能キー206/306のうちの1つまたは複数および英数字キー204/304のうちの1つまたは複数の有効な組み合わせ、あるいは、別法として、ディスプレイ208/308がタッチデバイスとして構成される場合には、特別機能キー206/306のうちの1つまたは複数およびタッチ入力ディスプレイ208/308への1つまたは複数のタッチ入力の有効な組み合わせを含む、有効なタッチ入力に関連し得る。さらに、この指示は、デバイス200/300のデータ入力特徴が実装されたソフトウェアまたはファームウェアのコーディング中に行われる可能性が高いが、そのようなソフトウェアまたはファームウェアはまた、デバイス200/300でホストされるアプリケーションまたはプログラムの再プログラミングの部分として有効なタッチ入力の組み合わせのカスタマイズを容易にすることができる。処理は、ブロック502からブロック504まで継続し得る。
ブロック504(タッチ入力を検出する)は、キーボード202/302からのタッチ入力、あるいは、別法として、ディスプレイ208/308がタッチデバイスとして構成される場合には、キーボード202/302からのタッチ入力およびタッチ入力ディスプレイ208/308、の任意の組み合わせ、すなわち同時のタッチ入力を検出器210/310が検出することを含み得る。処理は、ブロック504から決定ブロック506まで継続し得る。
決定ブロック506(入力のタイムリーな終了は検出されたか?)は、所定の閾値の時間量が経過する前に、そのタッチ入力への終了または中止が検出されたかどうかを検出器210/310がさらに判定することを含み得る。処理は、決定ブロック506から決定ブロック508またはブロック512のいずれかまで継続し得る。
決定ブロック506での判定が「いいえ」である場合、ブロック512(入力が拒否される)は、ブロック504で検出されたタッチ入力をアービタ212/312が拒否することを含み得る。
決定ブロック506での判定が「はい」である場合、決定ブロック508(キー入力は有効か?)は、英数字キー204/304のうちの1つまたは複数への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴が存在するかどうかを判定することと、英数字キー204/304のうちの1つまたは特別機能キー206/306のうちの別の1つと組み合わせた、すなわち同時の、特別機能キー206/306のうちの1つまたは複数への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴が存在するかどうかを判定することと、ディスプレイ208/308がタッチデバイスとして構成される場合に、タッチ入力ディスプレイ208/308への検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴が存在するかどうかを判定することとを検出器210/310がさらに行うことを含み得る。処理は、決定ブロック508からブロック510または512のいずれかまで継続し得る。
決定ブロック508での判定が「はい」である場合、ブロック510(入力が入れられる)は、その検出されたタッチ入力に対応する適切な機能または特徴を起動することによって、ブロック504で検出されたタッチ入力をアービタ212/312が入れることを含み得る。
決定ブロック508での判定が「いいえ」である場合、ブロック512(入力が拒否される)は、ブロック504で検出されたタッチ入力をアービタ212/312が拒否することを含み得る。
したがって、不注意または他の方法で誤った、拡張入力、ならびに、不注意な複数のタッチ入力による、キーボード202/302、または代替では、キーボード202およびタッチ入力ディスプレイ208への誤った入力は、著しく低減され得る。
さらに、前述と同じ形で、処理の流れ500は、そこでタッチ入力がキーを介してパスを追跡することによって達成される、仮想オンスクリーンキーボードに適用することができる。したがって、そのエラー訂正アルゴリズムは、その結果、処理の流れ400を辿ることができる。
本開示は、さまざまな態様の説明を意図した本願に記載の特定の実施形態に関して限定されるものではない。当業者には明らかなように、多数の修正形態および変形形態が、その趣旨および範囲を逸脱することなしに行われ得る。本明細書に記載のものに加えて、機能的に同等のプロセスおよび本開示の範囲内の装置さえも、前述の説明から、当業者には明らかとなろう。そのような修正形態および変形形態は、添付の特許請求の範囲内にあるものとする。本開示は、そのような特許請求の範囲が権利を与えられるのと同等の全範囲とともに、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されるものである。本明細書で使用される用語は、個々の実施形態を説明することのみを目的とし、限定を意図していないことを理解されたい。
図6は、本明細書に記載のキー入力エラー低減のための例示的解決法のさまざまな実施形態がそれによって実装可能な例示的コンピュータデバイス600を説明するブロック図である。
さらに具体的には、図6は、本明細書に記載のプロセスおよびサブプロセスのいずれもコンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータ可読命令として実装され得る、例示的コンピュータ実施形態を示す。本コンピュータ可読命令は、具体的にはデバイス200に対応する前述のアプリケーションおよび/またはプログラムに適用可能なものとして、たとえば、モバイルユニットのプロセッサ、ネットワーク要素、および/または任意の他のコンピュータデバイスによって実行することができる。
非常に基本的な構成602では、コンピュータデバイス600は、通常は、1つまたは複数のプロセッサ604およびシステムメモリ606を含み得る。メモリバス608は、プロセッサ604とシステムメモリ606の間で通信するために使用することができる。
所望の構成に応じて、プロセッサ604は、マイクロプロセッサ(μΡ)、マイクロコントローラ(μC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、またはそれらの任意の組み合わせを含むがこれらに限定されない任意のタイプでもよい。
所望の構成に応じて、システムメモリ606は、揮発性メモリ(RAMなど)、非揮発性メモリ(ROM、フラッシュメモリなど)、またはそれらの任意の組み合わせを含むがこれらに限定されない任意のタイプでもよい。システムメモリ606は、オペレーティングシステム620、1つまたは複数のアプリケーション622、および、プログラムデータ624を含み得る。
アプリケーション622は、図1〜5に関してそれぞれ説明された、デバイス200および300に帰する機能を実行するように配列された前述のアプリケーションまたはプログラムを含み得る。プログラムデータ624は、本明細書に記載するようなキー入力エラー低減を実装するために有用であり得るテーブル250を含み得る。
システムメモリ606は、コンピュータ記憶媒体の一例である。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望の情報を記憶するために使用することができるおよびコンピュータデバイス600によってアクセスすることができる任意の他の媒体を含み得るが、これらに限定されない。任意のそのようなコンピュータ記憶媒体は、コンピュータデバイス600の部分でもよい。
本ネットワーク通信リンクは、通信媒体の一例でもよい。通信媒体は、通常は、搬送波または他の移送機構など、変調データ信号でコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータによって実施することができ、任意の情報配信媒体を含み得る。「変調データ信号」は、その文字セットのうちの1つまたは複数を有する信号でもよく、または、その信号で情報をコード化するような方式で変更可能である。例として、但し限定ではなく、通信媒体は、ワイヤードネットワークまたは直接ワイヤード接続などのワイヤード媒体と、音波、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)および他のワイヤレス媒体などのワイヤレス媒体とを含み得る。本明細書で使用されるコンピュータ可読媒体という用語は、記憶媒体と通信媒体の両方を含み得る。
コンピュータデバイス600は、前述の機能のいずれかを含む、携帯電話、パーソナルデータアシスタント(PDA)、パーソナル媒体プレーヤデバイス、ワイヤレスウェブウォッチデバイス、パーソナルヘッドセットデバイス、特定用途向けデバイス、またはハイブリッドデバイスなどのスモールフォームファクタの携帯(すなわちモバイル)電子デバイスの一部として実装され得る。コンピュータデバイス600はまた、ラップトップコンピュータおよび非ラップトップコンピュータ構成の両方を含むパーソナルコンピュータとして実装され得る。
システムの側面でのハードウェアの実装形態とソフトウェアの実装形態との間には、ほとんど相違が残されていない。ハードウェアまたはソフトウェアの使用は、一般に(いつもそうではないが、ある状況ではハードウェアとソフトウェアの間の選択が重要になり得るという点で)コスト対効果のトレードオフを表す設計上の選択である。本明細書に記載された、プロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術を実装することができるさまざまな達成手段があり(たとえば、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア)、好ましい達成手段は、プロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術が導入される状況によって異なってもよい。たとえば、実装者が速度と正確性が最も重要であると決定すると、実装者は主にハードウェアおよび/またはファームウェアの達成手段を選択することができる。フレキシビリティが最も重要なら、実装者は主にソフトウェアの実装形態を選択することができる。または、さらに別の代替案として、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアのなんらかの組み合わせを選択することができる。
前述の詳細な説明では、ブロック図、フローチャート、および/または例の使用によって、キー入力エラーを低減するためのデバイスおよび/またはプロセスのさまざまな実施形態(400または500)を説明してきた。そのようなブロック図、フローチャート、および/または例が1つまたは複数の機能および/または動作を含む限りにおいて、そのようなブロック図、フローチャート、または例の中のそれぞれの機能および/または動作は、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または実質上それらのすべての組み合わせにより、個別におよび/または集合的に実装可能であることが、当業者には理解されるであろう。ある実施形態では、本明細書に記載された主題のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、または他の集積化方式によって実装することができる。しかし、本明細書で開示された実施形態のいくつかの態様が、全体においてまたは一部において、1つまたは複数のコンピュータ上で動作する1つまたは複数のコンピュータプログラムとして、たとえば、1つまたは複数のコンピュータシステム上で動作する1つまたは複数のプログラムとして、1つまたは複数のプロセッサ上で動作する1つまたは複数のプログラムとして、たとえば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ上で動作する1つまたは複数のプログラムとして、ファームウェアとして、あるいは実質上それらの任意の組み合わせとして、等価に集積回路に実装することができることを、当業者は認識するであろうし、電気回路の設計ならびに/またはソフトウェアおよび/もしくはファームウェアのコーディングが、本開示に照らして十分当業者の技能の範囲内であることを、当業者は認識するであろう。さらに、本明細書に記載された主題のメカニズムをさまざまな形式のプログラム製品として配布することができることを、当業者は理解するであろうし、本明細書に記載された主題の例示的な実施形態が、実際に配布を実行するために使用される信号伝達媒体の特定のタイプにかかわらず適用されることを、当業者は理解するであろう。信号伝達媒体の例には、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリ、などの記録可能なタイプの媒体、ならびに、デジタル通信媒体および/またはアナログ通信媒体(たとえば、光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)の通信タイプの媒体が含まれるが、それらには限定されない。
本明細書で説明したやり方で装置および/またはプロセスを記載し、その後そのように記載された装置および/またはプロセスを、データ処理システムに統合するためにエンジニアリング方式を使用することは、当技術分野で一般的であることを当業者は認識するであろう。すなわち、本明細書に記載された装置および/またはプロセスの少なくとも一部を、妥当な数の実験によってデータ処理システムに統合することができる。通常のデータ処理システムは、一般に、システムユニットハウジング、ビデオディスプレイ装置、揮発性メモリおよび不揮発性メモリなどのメモリ、マイクロプロセッサおよびデジタル信号プロセッサなどのプロセッサ、オペレーティングシステムなどの計算実体、ドライバ、グラフィカルユーザインターフェース、およびアプリケーションプログラムのうちの1つもしくは複数、タッチパッドもしくはスクリーンなどの1つもしくは複数の相互作用装置、ならびに/またはフィードバックループおよびコントロールモータを含むコントロールシステム、たとえば、位置検知用および/もしくは速度検知用フィードバック、コンポーネントの移動用および/もしくは数量の調整用コントロールモータを含むことを、当業者は理解するであろう。通常のデータ処理システムは、データコンピューティング/通信システムおよび/またはネットワークコンピューティング/通信システムの中に通常見られるコンポーネントなどの、市販の適切なコンポーネントを利用して実装することができる。
本明細書に記載された主題は、さまざまなコンポーネントをしばしば例示しており、これらのコンポーネントは、他のさまざまなコンポーネントに包含されるか、または他のさまざまなコンポーネントに接続される。そのように図示されたアーキテクチャは、単に例にすぎず、実際には、同じ機能を実現する多くの他のアーキテクチャが実装可能であることが理解されよう。概念的な意味で、同じ機能を実現するコンポーネントの任意の構成は、所望の機能が実現されるように効果的に「関連付け」される。したがって、特定の機能を実現するために組み合わされた、本明細書における任意の2つのコンポーネントは、アーキテクチャまたは中間のコンポーネントにかかわらず、所望の機能が実現されるように、お互いに「関連付け」されていると見ることができる。同様に、そのように関連付けされた任意の2つのコンポーネントは、所望の機能を実現するために、互いに「動作可能に接続」または「動作可能に結合」されていると見なすこともでき、そのように関連付け可能な任意の2つのコンポーネントは、所望の機能を実現するために、互いに「動作可能に結合できる」と見なすこともできる。動作可能に結合できる場合の具体例には、物理的にかみ合わせ可能な、および/もしくは物理的に相互作用するコンポーネント、ならびに/またはワイヤレスに相互作用可能な、および/もしくはワイヤレスに相互作用するコンポーネント、ならびに/または論理的に相互作用する、および/もしくは論理的に相互作用可能なコンポーネントが含まれるが、それらに限定されない。
本明細書における実質的にすべての複数形および/または単数形の用語の使用に対して、当業者は、状況および/または用途に適切なように、複数形から単数形に、および/または単数形から複数形に変換することができる。さまざまな単数形/複数形の置き換えは、理解しやすいように、本明細書で明確に説明することができる。
通常、本明細書において、特に添付の特許請求の範囲、たとえば、添付の特許請求の範囲の本体部において使用される用語は、全体を通じて「オープンな(open)」用語、たとえば、用語「含む(including)」は、「含むがそれに限定されない(including but not limited to)」と解釈されるべきであり、用語「有する(having)」は、「少なくとも有する(having at least)」と解釈されるべきであり、用語「含む(includes)」は、「含むがそれに限定されない(includes but is not limited to)」と解釈されるべきである、などとして意図されていることが、当業者には理解されよう。導入される請求項で具体的な数の記載が意図される場合、そのような意図は、当該請求項において明示的に記載されることになり、そのような記載がない場合、そのような意図は存在しないことが、当業者にはさらに理解されよう。たとえば、理解の一助として、添付の特許請求の範囲は、導入句「少なくとも1つの(at least one)」および「1つまたは複数の(one or more)」を使用して請求項の記載を導くことを含む場合がある。しかし、そのような句の使用は、同一の請求項が、導入句「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」および「a」または「an」などの不定冠詞を含む場合であっても、不定冠詞「a」または「an」による請求項の記載の導入が、そのように導入される請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、単に1つのそのような記載を含む実施形態に限定する、たとえば、「a」および/または「an」は、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである、ということを示唆していると解釈されるべきではない。同じことが、請求項の記載を導入するのに使用される定冠詞の使用にも当てはまる。また、導入される請求項の記載で具体的な数が明示的に記載されている場合でも、そのような記載は、少なくとも記載された数を意味すると解釈されるべきであることが、たとえば、他の修飾語なしでの「2つの記載(two recitations)」の単なる記載は、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味することが、当業者には理解されよう。さらに、「A、BおよびC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で、たとえば、「A、B、およびCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない意味で意図されている。「A、B、またはC、などの少なくとも1つ」に類似の慣例表現が使用されている事例では、通常、そのような構文は、当業者がその慣例表現を理解するであろう意味で、たとえば、「A、B、またはCの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共に、などを有するシステムを含むが、それに限定されない意味で意図されている。2つ以上の代替用語を提示する事実上いかなる離接する語および/または句も、明細書、特許請求の範囲、または図面のどこにあっても、当該用語の一方(one of the terms)、当該用語のいずれか(either of the terms)、または両方の用語(both terms)を含む可能性を企図すると理解されるべきであることが、当業者にはさらに理解されよう。たとえば、句「AまたはB」は、「A」または「B」あるいは「AおよびB」の可能性を含むことが理解されよう。
前述より、本開示のさまざまな実施形態は、例示を目的として本明細書に記載されており、さまざまな修正形態が本開示の範囲および趣旨を逸脱することなしに行われ得ることが、理解されよう。したがって、本明細書で開示されるさまざまな実施形態は、以下の特許請求の範囲によって指示される真の範囲および趣旨について、限定するものではない。
図2は、キー入力エラー低減のための少なくとも1つの実施形態が実装可能な例示的タッチスクリーンデバイス200の概要を示す。図示するように、デバイス200は、キーボード202、タッチディスプレイ208、検出器210、およびアービタ212を含む。
特別機能キー206は、たとえば、「シフト(shift)」キー、「コントロール(control)」キー、「オルト(alt)」キーまたは「ファンクション(function)」キーを含み得る仮想オンスクリーンキーとして構成され得るが、かかるリストは必ずしも網羅的ではない。特別機能キー206は、個々にタッチされるときには、デバイス200でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムへの入力を登録しないが、英数字キー204のうちの1つとまたは1つもしくは複数の別の特別機能キー(たとえば、ctrl−alt−delete)との組み合わせで、すなわち同時に、タッチされるときに、適切な機能または特徴がそのアプリケーションまたはプログラムについて起動されるオンスクリーンキーとしてさらに構成され得る。アプリケーションまたはプログラムについてのそのようなタッチ入力は、たとえば、デバイス200でホストされるまたは実行される、アプリケーションまたはプログラム、あるいはさらにオペレーティングシステムに依存する代替文字または修正されたコマンドを含み得る。
したがって、アービタ212は、カスタマイズされた例外以外の英数字キー204のその検出された組み合わせまたは2つを超える特別機能キー206の組み合わせを拒否するように構成可能であり、そして、アービタ212はさらに、その検出されたタッチ入力への終了または中止が所定の閾値の時間量内に検出されない場合に、適切な機能または特徴が判定可能な、その検出されたタッチ入力を、拒否するように構成され得る。
特別機能キー306は、たとえば、「シフト」キー、「コントロール」キー、「オルト」キーまたは「ファンクション」キーを含み得るが、かかるリストは必ずしも網羅的ではない。特別機能キーは、個々にタッチされるときには、デバイス300でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラムへの入力を登録しないが、英数字キー304のうちの1つと組み合わせて、すなわち同時に、タッチされるときに、適切な機能または特徴がそのアプリケーションまたはプログラムについて起動される、キーとして構成され得る。アプリケーションまたはプログラムについてのそのようなタッチ入力は、たとえば、デバイス300でホストされるまたは実行されるアプリケーションまたはプログラム、あるいはさらにオペレーティングシステムに依存する、代替文字または修正されたコマンドを含み得る。
したがって、アービタ312は、カスタマイズされた例外以外の、英数字キー304のその検出された組み合わせまたはその2つを超える特別機能キー306の組み合わせを拒否するように構成することができ、そして、アービタ312は、その検出されたタッチ入力への終了または中止が所定の閾値の時間量内に検出されなかった場合に、適切な機能または特徴が判定可能な、その検出されたタッチ入力を拒否するようにさらに構成され得る。

Claims (21)

  1. 検出されたタッチ入力の特徴を判定するための検出器と、
    キー入力エラーの特徴を有する前記検出されたタッチ入力を拒否するためのアービタと
    を備える、デバイス。
  2. キー入力エラーの前記特徴が、特別機能キーのタッチ入力を含まない同時のマルチタッチ入力を含む、請求項1に記載のデバイス。
  3. キー入力エラーの前記特徴が、「シフト」キー、「コントロール」キー、「オルト」キー、または「ファンクション」キーのうちの少なくとも1つのタッチ入力を含まない同時のマルチタッチ入力を含む、請求項1に記載のデバイス。
  4. キー入力エラーの前記特徴が、所定の限界値を超える持続時間の連続キー入力を含む、請求項1に記載のデバイス。
  5. キー入力エラーの前記特徴が、所定の限界値を超える持続時間の非特別機能キーの連続キー入力を含む、請求項1に記載のデバイス。
  6. 実行されるときに、1つまたは複数のプロセッサに、
    特別機能入力の指示を受信することと、
    同時のマルチタッチ入力が前記特別機能入力を含むかどうかを判定することと、
    前記判定が否であるときに、前記同時のマルチタッチ入力に対応する機能または特徴の入力を拒否することと
    を行わせる1つまたは複数の実行可能命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
  7. 前記コンピュータ可読媒体および前記1つまたは複数のプロセッサが、前記特別機能入力がキーである標準キーボードに通信で結合されたクライアントデバイスでホストされる、請求項6に記載のコンピュータ可読媒体。
  8. 前記コンピュータ可読媒体および前記1つまたは複数のプロセッサが、前記特別機能入力がキーであるタッチキーボードを含むクライアントデバイスでホストされる、請求項6に記載のコンピュータ可読媒体。
  9. 前記コンピュータ可読媒体および前記1つまたは複数のプロセッサが、仮想キーボードを含むクライアントデバイスでホストされ、
    さらに前記マルチタッチ入力が、前記仮想キーボード上の2つ以上のキーからの同時入力を含む、
    請求項6に記載のコンピュータ可読媒体。
  10. 前記特別機能入力が、「シフト」キー、「コントロール」キー、「オルト」キー、「コントロール」キー、または「ファンクション」キーのうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載のコンピュータ可読媒体。
  11. 前記特別機能入力が、ユーザ指定されたキーの組み合わせを含む、請求項8に記載のコンピュータ可読媒体。
  12. 前記コンピュータ可読媒体および前記1つまたは複数のプロセッサが、
    前記特別機能入力がキーである、仮想キーボードと、
    タッチ入力ディスプレイと
    を含むクライアントデバイスでホストされる、請求項6に記載のコンピュータ可読媒体。
  13. 前記コンピュータ可読媒体および前記1つまたは複数のプロセッサが、仮想キーボードおよびタッチ入力ディスプレイを含むクライアントデバイスでホストされ、
    さらに前記マルチタッチ入力が、前記仮想キーボードおよび前記タッチ入力ディスプレイのいずれかからの少なくとも1つの他の入力と同時の前記仮想キーボードおよび前記タッチ入力ディスプレイのいずれかからの入力を含む、
    請求項6に記載のコンピュータ可読媒体。
  14. 前記特別機能入力が、「シフト」キー、「コントロール」キー、「オルト」キー、または「ファンクション」キーのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載のコンピュータ可読媒体。
  15. 前記特別機能入力が、ユーザ指定されたタッチ入力の組み合わせを含む、請求項13に記載のコンピュータ可読媒体。
  16. ユーザからキー入力を受信するためのキー入力ユーザインターフェースと、
    前記ユーザからの前記キー入力が検出された開始からの時間を測定するための検出器と、
    前記キー入力の終了が所定の閾値の時間量内に検出されなかったときに、前記ユーザからの前記キー入力に対応する機能を拒否するためのアービタと
    を備える、デバイス。
  17. 前記キー入力ユーザインターフェースが、仮想キーボードであり、
    さらに前記キー入力が、特別機能キーとして指定されていない前記仮想キーボード上の任意のキーとの物理的接触に相当する、
    請求項16に記載のデバイス。
  18. 前記キー入力ユーザインターフェースが、標準キーボードであり、
    さらに前記キー入力が、特別機能キーとして指定されていない前記標準キーボード上の任意のキーとの物理的接触に相当する、
    請求項16に記載のデバイス。
  19. 前記特別機能キーが、「シフト」キー、「コントロール」キー、「オルト」キー、または「ファンクション」キーのうちの少なくとも1つとなることができる、請求項17に記載のデバイス。
  20. 実行されるときに、1つまたは複数のプロセッサに、
    タッチ入力を検出することと、
    前記タッチ入力の時間を計ることと、
    所定の時間量が経過し、前記タッチ入力の終了が検出されなかった後に、前記タッチ入力を拒否することと
    を行わせる1つまたは複数の実行可能命令を記憶する、コンピュータ可読媒体。
  21. 特別機能キーが、「シフト」キー、「コントロール」キー、「オルト」キー、または「ファンクション」キーのうちの少なくとも1つとなることができる、請求項20に記載のコンピュータ可読媒体。
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