JPH1024652A - 可逆性感熱記録材料 - Google Patents
可逆性感熱記録材料Info
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- JPH1024652A JPH1024652A JP8180520A JP18052096A JPH1024652A JP H1024652 A JPH1024652 A JP H1024652A JP 8180520 A JP8180520 A JP 8180520A JP 18052096 A JP18052096 A JP 18052096A JP H1024652 A JPH1024652 A JP H1024652A
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- electron
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- dicarboxylic acid
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Abstract
地肌カブリが少ない可逆性感熱記録材料を提供するもの
である。 【解決手段】 支持体上に電子を放出して色素となる色
素前駆体と電子受容性化合物を含有し、熱処理温度条件
により発色状態と消色状態を任意に生じ画像を形成する
可逆性感熱記録材料において、前記電子受容性化合物と
して脂肪酸ジカルボン酸を含有させたことを特徴とする
可逆性感熱記録材料。
Description
し表示、消去することができる可逆性感熱記録材料に関
する。
ICカードなどが使用されているが、記録内容が直接目
視できないため、支払い金額や残額を簡単にチェックで
きず、使用者に対する内容保証が不十分であった。そこ
で、近年、記録媒体に目視可能な記録を行い、またそれ
を消去する方法が提案されている。中でも、視認性など
の点から色素を使った画像形成できる可逆性感熱記録材
料が期待されている。
トン環をもち電子放出によるラクトン環の開環により発
色を示す電子供与性呈色性化合物(いわゆるロイコ染
料)を用いるのが一般的である。
イコ染料と顕減色剤として酸・塩基化合物とバインダー
を成分とする記録材料が提案されている。これは酸と塩
基の反応速度の違いを利用して発消色をくり返すもので
ある。また、特開平5−124360号では、顕色剤と
して長鎖アルキル基をもつホスホン酸を成分とする記録
材料が提案されている。これは、顕色剤自体がその構造
のために凝集力をもちロイコ染料と接触・分離をくり返
すことで発消色を行う。
の記録材料は印字の保存性が悪く時間が経つと印字は薄
くなる。また、地肌カブリが高い。さらに、印字の繰り
返しにより画像のあと残りが生じていく等の問題が生じ
ている。
材料には未だ解決すべき問題があった。そこで、本発明
の目的は、繰り返し使用しても消去のあと残りが無く、
地肌カブリが少ない可逆性感熱記録材料を提供するもの
である。
上に電子を放出して色素となる色素前駆体と電子受容性
化合物を含有し、熱処理温度条件により発色状態と消色
状態を任意に生じ画像を形成する可逆性感熱記録材料に
おいて、前記電子受容性化合物として脂肪酸ジカルボン
酸を含有させたことを特徴とする可逆性感熱記録材料。
しては、分子構造中にラクトン環部分を有するロイコ染
料が好ましい。ロイコ染料は特に規定されるものではな
いが、例えばクリスタルバイオレットラクトン、3−
(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4
−アザフタリド、3,3−ビス(1−エチル−2−メチ
ルインドール−3−イル)フタリド等のフタリド化合
物、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、2−(2−クロロアニリノ)−6−ジ
エチルアミノフルオラン、2−(2−クロロアニリノ)
−6−ジブチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−
メチル−6−(N−エチルイソペンチルアミノ)フルオ
ラン、3−シクロヘキシルメチルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−ベンジルエチルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、3−メチ
ルプロピルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリジノ
フルオランなどのフルオラン化合物などが好ましい。
る脂肪族ジカルボン酸としては、例えばセバシン酸、ド
デカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペン
タデカン二酸、ヘキサデカン二酸、オクタデカン二酸、
ノナデカン二酸、エイコサン二酸、ヘンエイコサン二
酸、ドコサン二酸、トリコサン二酸、テトラコサン二
酸、ヘキサコサン二酸、トリアコンタン二酸、テトラト
リアコンタン二酸などが好ましい。
ン酸は高分子バインダーに分散して、紙、合成紙、プラ
スチックフィルム等の支持体に記録層として塗布され
る。
バインダーとして、透明性や製膜性が良く耐熱性の高い
樹脂が用いられる。例えば、ポリメタアクリル酸エステ
ル、ポリアクリル酸エステルまたはその共重合体、ポリ
塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、他の酢酸ビニ
ル化合物、塩化ビニル系共重合体、ポリ塩化ビニリデ
ン、塩化ビニリデン系共重合体、ポリビニルアルコー
ル、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリス
チレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体などが好ま
しい。
脂肪族飽和ジカルボン酸は10〜100重量部、好まし
くは10〜40重量部、バインダーは10〜200重量
部、好ましくは20〜100重量部である。また本発明
では記録層上に、繰り返し耐久性やサーマルヘッドとの
マッチング性の向上のために保護層を設けることがで
き、保護被膜としてはポリエチレンテレフタレート、ポ
リエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
サルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアクリ
レート、ポリエーテルサルフォン、ポリカーボネート、
ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、アクリル樹
脂、紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹脂などの耐熱性の高
い樹脂が好ましい。
向上、光による変色・退色防止、感度向上のため、記録
層または中間層に安定剤、増感剤、紫外線吸収剤、分散
剤などを含有させることができる。
としては、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂
基材シート上に、各種化合物を高分子バインダー中に分
散させた記録層、および保護層を順次積層した構造が挙
げられる。
などで短時間の加熱(T1)を行い、急冷すると発色が
固定される。また、ホットスタンプ、加熱ロールなどで
長時間の加熱(T2<T1)を行うと画像が消去され
る。サーマルヘッドによる加熱は数msecの短時間で
行い、一方、ホットスタンプなどによる加熱は1〜数s
ecの比較的長時間行う。このように、加熱温度と加熱
時間の制御により可逆的な画像形成が可能である。
定されるものではない。
分散した後、A液:B液=1:3の割合でよく混合し
て、塗工液で調整した。
ンテレフタレート樹脂フィルムの表面にバーコーターを
用いてコーティングし、乾燥して厚さ7μmの記録層を
作製した。この上に紫外線硬化樹脂を厚さ2μmになる
ように塗布し紫外線で硬化させて保護層とし、本発明の
可逆性感熱記録材料とした。
性感熱記録材料を作製した。
させるほかは実施例1と同様にして可逆性感熱記録材料
を作製した。
材料を作製した。
材料を作製した。
録材の反射濃度をマクベス反射濃度計RD−914で測
定して地肌濃度とした。次に、サーマルヘッド(0.3
5mJ/dot)で印字を行い、印字部分の反射濃度を
測定し印字濃度とした。この印字した記録材を150℃
の熱印版で10秒間加熱し、記録材の反射濃度を測定し
消去濃度とした。その結果を表1に示す。
により印字が消去されることが確認された。一方、電子
受容性化合物にフェノール化合物を使用した比較例1
は、印字が消去できななった。また、電子受容性化合物
に脂肪族カルボン酸を使用した比較例2は、印字のコン
トラストが低い。さらに、繰り返し耐久性の評価を実施
例1〜3について行った。印字・消去を50回程度繰り
返したが印字濃度、消去濃度に特に変化はなかった。
容性化合物として脂肪族ジカルボン酸を含有させたの
で、消去のあと残りが無く地肌カブリのない可逆性感熱
記録材料を提供することができた。
Claims (1)
- 【請求項1】 支持体上に電子を放出して色素となる色
素前駆体と電子受容性化合物を含有し、熱処理温度条件
により発色状態と消色状態を任意に生じ画像を形成する
可逆性感熱記録材料において、前記電子受容性化合物と
して脂肪酸ジカルボン酸を含有させたことを特徴とする
可逆性感熱記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18052096A JP3621515B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 可逆性感熱記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18052096A JP3621515B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 可逆性感熱記録材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1024652A true JPH1024652A (ja) | 1998-01-27 |
JP3621515B2 JP3621515B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=16084709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18052096A Expired - Fee Related JP3621515B2 (ja) | 1996-07-10 | 1996-07-10 | 可逆性感熱記録材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3621515B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-10 JP JP18052096A patent/JP3621515B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3621515B2 (ja) | 2005-02-16 |
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Legal Events
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