JPH10245599A - 自動食器洗浄機用粒状洗剤組成物 - Google Patents

自動食器洗浄機用粒状洗剤組成物

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JPH10245599A
JPH10245599A JP6227597A JP6227597A JPH10245599A JP H10245599 A JPH10245599 A JP H10245599A JP 6227597 A JP6227597 A JP 6227597A JP 6227597 A JP6227597 A JP 6227597A JP H10245599 A JPH10245599 A JP H10245599A
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JP
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oil
fragrance
detergent
detergent composition
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JP6227597A
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English (en)
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Tomomichi Okano
知道 岡野
Akira Ueno
彰 上野
Akiko Sonoda
明子 園田
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗剤全体に香料が均一に分散し、賦香斑が生
ずることなく、しかも自動食器洗浄機内や食器に香料成
分が残存することがない自動食器洗浄機用粒状洗剤組成
物の提供。 【解決手段】 無機性化合物または有機性化合物からな
る粒状固体成分(a成分)、融点が40℃以下のノニオ
ン界面活性剤(b成分)、及び香料(c成分)を含有
し、c成分が液体状態のb成分に均一溶解せしめられた
液体混合物であり、該液体混合物をa成分の全量または
その一部に添加して混合撹拌することにより、a成分中
にb及びc成分が均一に付着分散されている自動食器洗
浄機用粒状洗剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動食器洗浄機用
粒状洗剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動食器洗浄機は近年急速に普及してお
り、それに伴い専用洗剤の開発も盛んに行われている。
かつては、自動食器洗浄機用洗剤では、ほとんど賦香は
なされていなかったが、近年多くの競合品が市場に出回
るようになってからは、商品の差別化の意味も含めて賦
香がなされるようになってきた。賦香がほどこされてい
るヘビー用の洗剤の成分では、香料を可溶化しうる界面
活性剤成分の配合量が一般に多く用いられるために、ト
ロンメルによる洗剤粒子への香料成分の吹き付けや、粉
体撹拌混合装置中での噴霧などの手段を用いた賦香がで
きる。しかしながら、無機性化合物からなる成分が大部
分を占める自動食器洗浄機用洗剤では全体に均一に香料
を分散しにくく、賦香斑が生じやすかった。また、香料
濃度が偏ってしまうので、簡易な手順により洗浄した場
合などには、僅かではあるが自動食器洗浄機内や食器に
残香が付着することもあった。従って、香料成分を洗剤
全体に均一に分散させると共に賦香斑をなくし、自動食
器洗浄機内や食器に香料成分が残存することがないよう
な技術の開発が望まれてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、洗剤
全体に香料が均一に分散し、賦香斑が生じない、しかも
自動食器洗浄機内や食器に香料成分が残存することがな
い自動食器洗浄機用粒状洗剤組成物を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のノニオン活
性剤に香料を溶解せしめて得られる混合物を粒状固体成
分に添加して撹拌混合することにより、自動食器洗浄機
用粒状洗剤組成物の前記諸問題を解決できることを見出
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明によ
れば、無機性化合物または有機性化合物からなる粒状固
体成分(a成分)、融点が40℃以下のノニオン界面活
性剤(b成分)、及び香料(c成分)を含有し、c成分
が液体状態のb成分に均一溶解せしめられた液体混合物
であり、該液体混合物をa成分の全量またはその一部に
添加して混合撹拌することにより、a成分中にb及びc
成分が均一に付着分散されていることを特徴とする自動
食器洗浄機用粒状洗剤組成物が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明では、無機性物質及び有機
性物質からなる固体成分(以下、a成分ともいう)を含
有する。ここで言う固体成分は、一般の自動食器洗浄機
用粒状洗剤に用いられる、アルカリ剤、アルカリ緩衝
剤、キレート剤、増量剤、酵素、漂白剤、漂白活性化
剤、粉体流動性改善剤などの固体成分を指すものであ
り、その種類や形状によって特に限定されるものではな
い。
【0006】アルカリ剤は、洗浄作用を付与するために
用いられるものであり、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウ
ムなどを挙げることができる。これらは粉末であっても
顆粒であっても良い。これらのアルカリ剤を自動食器洗
浄機用洗剤に用いる場合には、通常、洗剤組成物の5〜
50重量%の範囲で配合されるのが一般的であり、この
量が少なすぎる場合には洗浄力の低下を招くおそれがあ
るし、一方、多すぎる場合にいは酵素や漂白剤を併用し
た場合に、これらの成分の活性を十分に機能させられな
いことがある。
【0007】アルカリ緩衝剤は、酵素や漂白剤の効果を
向上させるために用いられるもので、洗浄時の洗剤水溶
液のpHが最適である8.5〜10.0の範囲内になる
ように調節するために配合される。アルカリ緩衝剤とし
ては炭酸水素ナトリウム等は非常に好適である。アルカ
リ緩衝剤の配合量は、先にも述べたように洗浄時の洗剤
水溶液のpHを調節するために配合されるものなので、
アルカリ剤の配合量によって異なるが、一般的には洗剤
組成物5〜30重量%の範囲で配合される。
【0008】キレート剤は、洗浄力を高めたり、ガラス
表面への水不溶性アルカリ土類金属塩の析出によるウォ
ータースポットの発生を抑制する目的で配合される。具
体的には、コハク酸塩、クエン酸塩等の低分子カルボン
酸系キレート剤や、ポリアクリル酸塩やポリアクリル酸
/ポリマレイン酸共重合体などの高分子ポリカルボン酸
系キレート剤が好適である。キレート剤の配合量は、そ
の種類や性能によっても異なるが、一般的には低分子カ
ルボン酸系キレート剤の場合には洗剤組成物に対して5
〜22重量%、高分子ポリカルボン酸系キレート剤の場
合には洗剤組成物に対して0.5〜10重量%配合され
るのが好ましく、この範囲を超えて少ない場合には、キ
レート能力が不十分なため、ウォータースポットが発生
したり、十分な洗浄力が得られなかったりする。一方、
多すぎた場合には、さらなる性能の向上は認められず、
コストが上昇するといった経済的不利が生じる。
【0009】増量剤が粒状洗剤として製剤化する際に配
合される。増量剤としては、硫酸ナトリウムなどの無機
粉体が用いられる。増量剤の好ましい配合量は、言うま
でもなく他の成分とのバランスにより決定される。使用
しない場合もあり、特に好ましい配合量というものは存
在しないが、洗剤に含まれる有効成分量が少なすぎると
洗浄力などの性能が不足する場合があるので、洗剤組成
物の0〜50重量%の範囲が一般的である。
【0010】酵素は洗浄力を更に向上させる目的で用い
られる。具体的にはアミラーゼ、プロテアーゼ、リパー
ゼ、セルラーゼ、プルラナーゼなどが用いられる。好ま
しい酵素を具体的に例示すると、ターマミル、マキサカ
ール、サビナーゼ等が挙げられる。洗剤組成物の安定性
の面からするとデュラミル(ノボ社、登録商標)および
デュラザイム(ノボ社、登録商標)が最も好適であり、
これらを単独または混合物として使用することが最も好
ましい。酵素は配合量を多くしすぎてもコストの上昇に
よる経済的不利を伴うため、洗剤組成物の0.1〜5重
量%の範囲で配合されることが最も好ましい。
【0011】漂白剤及び漂白剤活性化剤が用いられる。
漂白剤はモノパーオキシフタル酸及びその塩等の有機酸
又はその塩、アルカリ金属の過硼酸塩、過炭酸塩、過ケ
イ酸塩等を挙げることができる。これらは水溶液中で過
酸化水素を発生する過酸素化合物である。又、次亜ハロ
ゲン酸塩、イソシアヌル酸に代表される活性塩素系物質
などを用いることができる。具体的な漂白剤の例を挙げ
ると、過炭酸ナトリウム、過硼酸ナトリウムが特に好ま
しく、これらは粉末状のものでも顆粒状のものでもよ
く、また、安定化の目的で表面を硼酸等でコーティング
したものも好ましく使用可能である。商品名で具体例を
挙げると、SPC−D等のSPCシリーズやペルボン
(三菱瓦斯化学((株)、登録商標)等は非常に好適で
ある。漂白剤の好ましい配合量は、一般的には塩素系の
場合は洗剤組成物の0.5〜20重量%、酸素系の場合
には洗剤組成物の1〜30重量%である。漂白剤性能を
より向上させるために、有機過酸前駆体や金属錯体など
の漂白活性化剤を配合することも非常に好ましい。
【0012】粉体流動性改善剤は流動性を改善するため
に用いられる。具体的には非晶質シリカが用いられる。
この外にもアルミン酸ナトリウム等の有する無機添加剤
や、色素等の有機添加剤等、種々の添加成分を必要に応
じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合するこ
とが可能である。これらは、a成分の無機性物質または
有機性物質からなる固体成分に関係なく、使用できる。
これら各種成分によって構成されるa成分の無機または
有機固体成分は、自動食器洗浄剤中に85〜98重量%
の範囲で含有されている必要がある。この固体成分が8
5重量%未満の場合には、洗剤中の液体成分が多くなり
すぎるために、粉体流動性等の粒子としての性能を満足
できる粒状洗剤は、いかなる方法を用いて製造した場合
にも得ることができない。また、該固体成分が98重量
%を越える場合には、界面活性剤分の不足による洗浄力
の低下や、香料の展着剤としての液体成分の不足による
賦香斑が生じやすくなるので好ましくない。
【0013】本発明では、ノニオン界面活性剤(以下b
成分ともいう)が用いられる。界面活性剤は、洗浄力を
付与するために用いられる。自動食器洗浄機用洗剤で
は、機械のトラブルを超さないようにするために泡が立
たないものが要求されるので、ノニオン界面活性剤が選
択される。ノニオン界面活性剤は公知のものが使用でき
るが、炭素数4〜18のアルキル基を疎水基に、ポリオ
キシエチレン基またはポリオキシエチレン/ポリオキシ
プロピレン共重合体を親水基に含有することを特徴とす
る低泡性ノニオン界面活性剤、又はノニオン界面活性剤
を必須成分として含有する混合ノニオン界面活性剤が好
ましい。消泡剤は併用することができるが、低泡性ノニ
オン界面活性剤を用いる場合には泡立ちが少ないので、
併用する必要はない。
【0014】自動食器洗浄機用洗剤に使用するノニオン
界面活性剤は、その融点が40℃以下である必要があ
る。この理由は、本発明では、ノニオン界面活性剤は、
洗浄力の他に、香料を可溶化し、固体成分の上に添加し
た時に均一に分散させるという作用をはたす必要がある
からである。そして、香料を可溶化し、香料が安定に存
在しうる状態で洗剤全体に均一に分散させるためには4
0℃以下の温度で液体の状態であることが必要となるか
らである。さらに、ノニオン界面活性剤は、自動食器洗
浄機用洗剤の製造時に先に添加してある固体成分に均一
に分散、展着させる。ノニオン界面活性剤が洗剤のどの
部分にも均一に分布していることが必要であり、存在個
所の分布にむらがあってはいけない。この偏在をさける
ためにはスプレーや滴下により添加しうるものがよく、
具体的には粘度が50ポイズ以下、更に好ましくは10
ポイズ以下の流動性液体状であることが好ましい。ま
た、可溶化した香料が装置本体や食器に残存しないため
には、香料を可溶化しているノニオン界面活性剤が高い
水溶性を持っていることが好ましい。好ましい化合物を
具体的に例示すると、ソフタノールEPシリーズ(日本
触媒化学工業登録商標)、プルラファックシリーズ(B
ASF社登録商標)、レオックス、レオコン、ライオノ
ールシリーズ(ライオン登録商標)等が挙げられるが、
これらに限定されるものではない。ノニオン界面活性剤
の自動食器洗浄機用洗剤に対する配合量は1〜15重量
%であることが好ましい。配合量が1重量%未満である
と、洗浄力も不足するうえに、さらに、香料を可溶化
し、洗剤全体に斑なく均一に分散させることができなく
なるので、好ましくない。一方、15重量%を越えて用
いると、洗剤がべたつき易くなり、製品としての価値が
低下する。
【0015】本発明では香料(以下c成分ともいう)が
用いられる。本発明で使用される香料は、ノニオン界面
活性剤に溶解性を有するものであれば、その構造などに
よって特に限定されるものではない。なお、香料は概し
て温度に対する安定性が良好でなく、洗剤に香料を添加
するときには、40℃を超える温度に長時間放置する
と、分解し、香気が劣化してしまう傾向にある。したが
って、40℃を超えないような条件下に香料を使用して
粒状洗剤組成物を製造することに心がける必要がある。
具体的に好ましい香料を例示すると、脂肪族炭化水素、
テルペン炭化水素及び芳香族炭化水素等の炭化水素類、
脂肪族アルコール、テルペンアルコール及び芳香族アル
コール等のアルコール類、脂肪族エーテル及び芳香族エ
ーテル等のエーテル類、脂肪族オキサイド及びテルペン
類オキサイド等のオキサイド類、脂肪族アルデヒド、テ
ルペン系アルデヒド、水素化芳香族アルデヒド及びチオ
アルデヒド、芳香族アルデヒド等のアルデヒド類、脂肪
族ケトン、テルペンケトン、水素化芳香族ケトン、脂肪
族環状ケトン、非ベンゼン系芳香族ケトン及び芳香族ケ
トン等のケトン類、アセタール類、ケタール類、フェノ
ール類、フェノールエーテル類、脂肪酸、テルペン系カ
ルボン酸及び水素化芳香族カルボン酸等の酸類、酸アマ
イド類、脂肪族ラクトン、大環状ラクトン、テルペン系
ラクトン、水素化芳香族ラクトン及び芳香族ラクトン等
のラクトン類、脂肪族エステル、フラン系カルボン酸族
エステル、酒肪族環状カルボン酸エステル、シクロヘキ
シルカルボン酸族エステル、テルペン系カルボン酸エス
テル及び芳香族カルボン酸エステル等のエステル類、ニ
トロムスク類、ニトリル、アミン、ピリジン類、キノリ
ン類、ピロール及びインドール等の含窒素化合物等々の
合成香料、及び動物、植物からの天然香料等が挙げら
れ、これらは単独でも2種以上からなる混合物としてで
も好適に使用することが可能である。以下に、更に具体
的に好ましい香料を例示する。アルデヒド(C8〜C2
0)、アニスアルデヒド、アセタールR、アセトフェノ
ン、アセチルセドレン、アドキサール、アリルアミルグ
ルコレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、α
−ダマスコン、σ−ダマスコン、アンブレットリッド、
アンブロキサン、アミルシンナミックアルデヒド、アミ
ルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール、アミル
バレリアネート、アミルサリチレート、イソアミルアセ
テート、イソアミルサリチレート、アニスアルデヒド、
オウランチオール、アセチルオイゲノール、パクダノー
ル、ベンジルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジ
ルペンゾエート、ベンジルサリチレート、ペルガミール
アセテート、ボルニルアセテート、ブチルプチレート、
p−tert−ブチルシクロヘキサノール、p−ter
t−ブチルシクロヘキシルアセテート、ベンズアルデヒ
ド、ベンジルホルメート、カリオフィレン、カシメラ
ン、セドロアンバー、セドリルアセテート、セドロー
ル、セレストリッド、シンナミックアルコール、シンナ
ミックアルデヒド、シスジャスモン、シトラール、シト
ラールジメチアセタール、シトラサール、シトロネラー
ル、シトロネロール、シトロネリルアセテート、シトロ
ネリルホルメート、シトロネリルニトリル、シクラセッ
ト、シクラメンアルデヒド、シクラプロップ、キャロ
ン、クマリン、シンナミルアセテート、ジエチルフタレ
ート、ジプロピレングリコール、γ−デカラトクトン、
σ−(C6〜C13)ラクトン、ジメチルベンジルカー
ピノール、ジヒドロジャスモン、ジヒドロリナロール、
ジヒドロミルセノール、ジメトール、ジミルセトール、
ジフェニルオキサイド、エチルワニリン、ユーゲノル、
フルイテート、フェンチールアルコール、フェニルエチ
ルフェニルアセテート、ガラキソリット、γ−(C6〜
C13)ラクトン、ゲラニオール、ゲラニルアセテー
ト、ゲラニルホルメート、ゲラニルニトリル、ヘディオ
ン、ヘリオナール、ヘリオトロピン、シスー3−ヘキセ
ノール、シス−3−ヘキセニルアセテート、ヘキシルシ
ンナミックアルデヒド、ヘキシルサリチレート、ヒヤシ
ンスジメチルアセタール、ハイドロトロピックアルコー
ル、ヒドロキシシトロネラール、ハーコリン、インドー
ル、イオノン、イソボルニルアセテート、イソシクロシ
トラール、イソEスーパー、イソオイゲノール、イソノ
ニルアセテート、イソブチルキノリン、ジャスマール、
ジャスモラクトン、ジャスモフィラン、コアボン、リグ
ストラール、リリアール、ライムオキサイド、リモネ
ン、リナロール、リナロールオキサイド、リナリルアセ
テート、リラール、マンザネート、マイヨール、メンサ
ニールアセテート、メンソネート、メチルアンスラニレ
ート、メチルオイゲノール、α−メチルイオノン、β−
メチルイオノン、γ−メチルイオノン、メチルイソオイ
ゲノール、メチルラベンダーケトン、メチルサリチレー
ト、ミューゲアルデヒド、ムゴール、ムスクTM−II、
ムスク781、ムスクC14、ムスクT、ムスクケト
ン、ムスクチベチン、ムスクモスケン、ミラックアルデ
ヒド、メチルフェニルアセテート、ネロール、ネリール
アセテート、ノピールサセテート、ノピールアルコー
ル、ネオベルガメート、オークモスNo.1、オリボ
ン、オキシフェニロン、p−クレゾールメチルエーテ
ル、ペンタリッド、フェニルエチルアルコール、フェニ
ルエチルアセテート、α−ピネン、ルパフラン、パッチ
ョン、ローズフェノン、ローズオキサイド、サンダロ
ア、サンデラ、サンタレックス、バクダノール、スチラ
リールアセテート、スチラリールプロピオネート、ター
ピネオール、ターピニルアセテート、テトラヒドロリナ
ロール、テトラヒドロリナリールアセテート、テトラヒ
ドロゲラニオール、テトラヒドロゲラニールアセテー
ト、トナリッド、トラセオライド、トリプラール、チモ
ール、ワニリン、ベラモス、ベルドックス、ヤラヤラ、
アセチルオイゲノール、アニス油、ベイ油、ボアドロー
ズ油、カナンガ油、カルダモン油、カシア油、シダーウ
ッド油、オレンジ油、マンダリン油、タンジェリン油、
バジル油、ナツメグ油、シトロネラ油、クローブ油、コ
リアンダー油、エレミ油、ユーカリ油、フェンネル油、
ガルバナム油、ゼラニウム油、ヒバ油、ジャスミン油、
ラバンジン油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス
油、ライム油、ネロリ油、オークモス油、オコチア油、
オレンジ油、パチュリ油、ペパーミント油、ペリラ油、
プチグレン油、パイン油、ローズ油、ローズマリー油、
樟脳油、芳油、クラリーセージ油、サンダルウッド油、
スペアミント油、スパイクラベンダー油、スターアニス
油、タイム油、トンカ豆、テレピン油、ワニラ豆、ペチ
バー油、イランイラン油、グレープフルーツ油、ベンゾ
イン、ペルーバルサム、トルーバルサム、チュベローズ
油、ムスクチンキ、カストリウムチンキ、シベットチン
キ、アンパーグリスチキン等は特に好適デある。香料
は、0.01〜1重量%の範囲で配合されることが好ま
しい。配合量が0.01重量%未満であると、賦香効果
が小さく、消費者に対して十分な満足度を与えられる商
品には仕上げられない。また、この範囲を超えて香料の
配合量が多くても、香気が強すぎ、逆に消費者に不快感
を与える可能性があり、場合によっては自動食器洗浄機
本体や食器に残香してしまう可能性もある。
【0016】本発明の組成物は、c成分の香料がb成分
のノニオン界面活性剤に溶解せしめられた状態にあり、
このようにして得られる液体混合物がa成分の固体成分
中に添加され、洗剤中に均一に分散された状態にあるも
のである。本発明の組成物を製造するに際し、c成分の
香料は液体であり、b成分のノニオン界面活性剤は液体
であるから、これらを混合し、撹拌すると均一な液体混
合物を得ることができる。この液体混合物を、a成分中
に均一に分布する状態にあるようにして自動食器洗浄機
用粒状洗剤組成物を得ることができる。自動食器洗浄機
用粒状洗剤組成物を製造するには、はじめに、a成分の
固体成分の全量または一部取り出し、十分に撹拌混合
し、粒度を揃えると共に粒子の表面が液体と接触したと
きに、できるだけa成分の表面に均一に分散するように
しておく。a成分の平均粒径は一般に0.01〜1mm
である。次に、c成分の香料を均一に溶解した状態で含
有しているb成分のノニオン界面活性剤からなる液体混
合物を、前記の処理をほどこしたa成分の無機性化合物
又は有機性化合物粒状固体成分中に添加して、a成分の
粒状固体成分の表面に均一に展着、含浸させる。始めに
添加する固体成分の量があまり少なすぎると、香料を可
溶化したノニオン界面活性剤を添加して、均一に分散さ
せても、後から添加した固体成分の残部の分散に斑が生
じ、結果的に香料の分散状態に斑が生じることになる。
その結果、本発明の目的とするところを達成できなくな
る可能性がある。従って、具体的には洗剤全体の50重
量%以上に相当する固体成分は、はじめに添加しておく
方が好ましく、更に好ましくは、洗剤全体の75重量%
以上をはじめに添加しておく方がよい。このようにして
製造される粒状洗剤組成物の粒度は一般には平均粒子径
が0.05〜1mm程度、嵩密度は0.5〜1.5であ
る。
【0017】混合撹拌に用いる装置は、その構造や機能
により特に限定はされないが、もっとも安価で、高い効
果が得られる装置としては、リボンミキサーや、V型混
合機、二重円錐型混合機などが挙げられる。なかでもリ
ボンミキサーはその取り扱いの簡便さや、設備が安価で
あること、計量投入が容易であることなどを考慮する
と、非常に好適である。
【0018】a成分の中の緩衝剤、酵素及び漂白剤は、
その他のa成分の粒状固体成分とc成分の香料とb成分
のノニオン界面活性剤からなる液体混合物を混合させた
後に、添加する方が好ましい。特に、酵素や漂白剤が、
平均粒子径が500μm以上の、粗い顆粒の場合には、
後から添加する方が特に好ましい。ただし、必ずしもこ
の順序に制限される必要はなく、香料を可溶化したノニ
オン界面活性剤を添加したときに均一に分散できる量さ
え確保されていればよい。a成分の全量または一部から
なる粉体の上に、c成分の香料を可溶化した液体状体の
b成分のノニオン界面活性剤を添加する、本発明の洗剤
組成物を調整する際の香料を可溶化したノニオン界面活
性剤混合液の添加方法は、スプレーや噴霧装置などの、
通常、液体を均一に添加する目的で利用される装置を用
いて実施することが可能であり、特に装置が限定される
ことはない。また、トロンメルを用いた添加も可能であ
る。香料は先にも述べたように、40℃を越える温度で
は分解しやすくなるため、本行程は40℃以下の温度で
行う必要がある。はじめの工程で、a成分の固体成分の
一部を添加せずに残しておいておいた場合には、先の香
料を可溶化したノニオン界面活性剤を添加した後、残部
の固体成分を添加し、混合撹拌を行う。
【0019】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定
されるものではない。本発明の実施例に示す自動食器洗
浄機用洗剤の効果を確認するために、以下に示した香料
斑試験と、自動食器洗浄機及び食器に対する残香試験を
行う。これらの試験の内容は次の通りである。本発明の
実施例中に使用した香料A,B及びCは次の混合物又は
混合物からなる組成物を使用している。 香料A:リモネン 香料B:リモネン:ピネン:リナロール:アンブロキサ
ン:DPG=70:10:5:5:10 香料C:下記表1に示した混合香料
【0020】
【表1】
【0021】(1)香料斑試験 製造した洗剤の種々の部分から5gずつ30サンプル採
取し、JIS−K−3362に記載の石油エーテル可溶
分測定法に基づいて、ノニオン界面活性剤の存在量を調
べる。次に、20人の専門パネラーに洗剤の香りを嗅い
でもらうことにより、評価する。評価基準は次の通りで
ある。 ○:20人全員が30サンプルに対して香気の強さに差
を感じない。 △:30サンプル中、1〜4サンプルに他と違う香気の
強さを感じたパネラーがいる。 ×:30サンプル中、5サンプル以上に他と違う香気の
強さを感じた。
【0022】(2)香料残存試験 直径25cmの陶器皿5枚、直径15cmのメラミン皿
3枚、箱形タッパー容器(中サイズ)1個をセットし
た、市販の卓上食器洗い乾燥機において、洗剤5gを使
用して洗浄を行う。洗浄後の洗浄機庫内及び各食器の香
りを、20人の専門パネラーに嗅いでもらうことによ
り、官能評価を行う。評価基準は次の通りである。 ○:20人全員が臭いを全く感じない。 △:1人〜3人が微かな残香を感じる。 ×:4人以上のパネラーが残香を感じる。
【0023】実施例1〜3 下記表2に示した成分の洗剤を調整した。リボンミキサ
ーを用いて、(a1)成分を撹拌、混合した。続いてc
成分を可溶化したb成分のノニオン界面活性剤を固体成
分をリボンミキサー中でかき混ぜながら、スプレーによ
りa1成分に噴霧、添加した。その後、a2成分を添
加、撹拌混合することにより、自動食器洗浄機用粒状洗
剤を製造した。得られた洗剤は、平均粒子径が約1m
m、嵩密度が0.95g/mlであった。この洗剤中か
ら、リボンミキサーの上層、中央部、下層部等の種々の
場所から5gずつ、30サンプル採取し、上記試験を実
施、評価した。結果を表2に示す。なお、各ステップの
撹拌混合時間は5分、温度は25〜35℃で行った。
【0024】比較例1、2 下記表2に示した成分の洗剤を調整した。リボンミキサ
ーを用いて、(a1)成分を撹拌、混合した。続いてb
成分のノニオン界面活性剤を固体成分をリボンミキサー
中でかき混ぜながら、スプレーにより噴霧、添加した。
その後、(a2)成分を添加、撹拌混合した後、最後に
スプレーにより(c)成分の香料を、噴霧、添加した。
得られた洗剤は、平均粒子径が約0.98mm、嵩密度
が0.97g/mlであった。この洗剤中から、リボン
ミキサーの上層、中央部、下層部等の種々の場所から5
gずつ、30サンプル採取し、上記試験を実施、評価し
た。結果を表2に示す。なお、各ステップの撹拌混合時
間は5分、温度は25〜35℃で行った。
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明の自動食器洗浄機用粒状洗剤は、
香料が洗剤全体に均一に分散しており、洗剤中に賦香斑
がないため、消費者に不快感を与えないうえに、自動食
器洗浄機内や食器への残香も全くないものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機性化合物または有機性化合物からな
    る粒状固体成分(a成分)、融点が40℃以下のノニオ
    ン界面活性剤(b成分)、及び香料(c成分)を含有
    し、c成分が液体状態のb成分に均一溶解せしめられた
    液体混合物であり、該液体混合物をa成分の全量または
    その一部に添加して混合撹拌することにより、a成分中
    にb及びc成分が均一に付着分散されていることを特徴
    とする自動食器洗浄機用粒状洗剤組成物。
JP6227597A 1997-02-28 1997-02-28 自動食器洗浄機用粒状洗剤組成物 Pending JPH10245599A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006045431A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Kao Corp 洗剤物品
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JP2006045434A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Kao Corp 自動食器洗浄剤用香料組成物
JP2006508233A (ja) * 2002-12-02 2006-03-09 ダイアモンド・ケミカル・カンパニー・インコーポレーテッド 新規クラスの洗濯用組成物

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