JPH10245516A - 孔版印刷用w/o型エマルションインキ - Google Patents
孔版印刷用w/o型エマルションインキInfo
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- JPH10245516A JPH10245516A JP6554597A JP6554597A JPH10245516A JP H10245516 A JPH10245516 A JP H10245516A JP 6554597 A JP6554597 A JP 6554597A JP 6554597 A JP6554597 A JP 6554597A JP H10245516 A JPH10245516 A JP H10245516A
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Abstract
画像濃度を得ることができ、更にはインキ安定性の優れ
た孔版印刷用W/O型エマルションインキを提供するこ
と。 【解決手段】 油相30〜50重量%と水相70〜50
重量%によって構成されるW/O型エマルションにおい
て、ヨウ素価が100以下で且つ凝固点が0℃以下であ
る植物油の少なくとも1種を油相中に該油相の5重量%
以上含有してなるものとし、更に好ましくは水相中に該
水相の0.1〜2.0重量%の電解質を含有してなるも
のとする。
Description
型エマルションインキに関し、詳しくは印刷時のインキ
検知を良好に維持し、且つ高画像濃度、インキ安定性向
上を可能にした孔版印刷用W/O型エマルションインキ
に関する。
原紙を用い、この原紙の穿孔部を介して原紙の一方の側
より他方の側ヘインキを移動させることにより、紙など
の被印刷物面に印刷を行なうものである。
ト内にインキ練りローラーを配置し、その間にインキ供
給されたインキが貯留され、このインキに接するように
電極が備えられている。そして、この電極とインキロー
ラー間に存在するインキの静電容量によって、インキの
存在有無を検知する方法が採られている。この為、貯留
されるインキの静電容量の大小によって、インキ貯留部
に供給されるインキ量が左右される。
ンキの静電容量は、インキの油相量及び水相処方に依存
していることが分かっており、インキに対する油相量が
多いほど、水相に電解質を添加するとW/O型エマルシ
ョンインキのインキ検知に不利となり、貯留インキは増
える。この貯留インキが多いとインキ貯留部から外へ漏
れだし、印刷機内を汚す。また、印刷機の非使用時に貯
留部のインキの水相成分は蒸発し、インキ油相に近づい
ていく。その結果、粘度は低く、顔料濃度は高くなり、
貯留インキが多いと放置後画像の濃度ムラ、裏移りの原
因となる。よって、インキローラー上の貯留インキ量
は、インキ検知によって調整された最少量になることが
望ましい。
upが必要であり、その為には着色剤量upに見合う油
相量up、及びインキ安定性の向上には水相への電解質
の添加が必須であることが分かっている。
従来技術の欠点を除去し、輪転孔版印刷機において、印
刷時のインキ検知を良好に維持し、且つ高画像濃度、イ
ンキ安定性向上を可能にした、孔版印刷用W/O型エマ
ルションインキを提供することにある。
解決し得るW/O型エマルションインキ処方を提供すべ
く、鋭意研究を重ねた結果、油相中に特定のヨウ素価及
び凝固点を有する植物油の特定量を添加することによ
り、輪転孔版印刷機のインキ貯留部のインキ量を低減で
きることを見い出し、本発明に到達した。
〜50重量%と水相70〜50重量%によって構成され
るW/O型エマルションにおいて、ヨウ素価が100以
下で且つ凝固点が0℃以下である植物油の少なくとも1
種を油相中に該油相の5重量%以上含有してなることを
特徴とする孔版印刷用W/O型エマルションインキが提
供される。第二に、前記水相中に該水相の0.1〜2.
0重量%の電解質を含有してなることを特徴とする上記
第一に記載した孔版印刷用W/O型エマルションインキ
が提供される。
インキは、ヨウ素価が100以下で且つ凝固点が0℃以
下である植物油の少なくとも1種を油相中に該油相の5
重量%以上含有してなるものとしたことから、油相量3
0〜50重量%の油相量の多い系においても、インキ貯
留部のインキ量を低減することが出来るものとなり、そ
の結果、印刷時のインキ検知を良好に保持し、且つ高画
像濃度を得ることが可能となる。また、水相への電解質
添加は、W/O型エマルションインキの安定性のために
必須であるが、電解質添加によりインキ貯留部のインキ
量は増大するという欠点がある。しかし、本エマルショ
ンインキにおいては、油相への植物油の添加により、イ
ンキ貯留部のインキ量増大化を抑制できるようになり、
その結果、印刷時のインキ検知を良好に保持し、且つイ
ンキ安定性に優れたものとなる。
本発明の孔版印刷用W/O型エマルションインキは、前
述したように、油相30〜50重量%と水相70〜50
重量%によって構成されるW/O型エマルションにおい
て、ヨウ素価が100以下で且つ凝固点が0℃以下であ
る植物油の少なくとも1種を油相中に該油相の5重量%
以上含有してなることを特徴とする。
蔵部のインキ量低減の効果は、植物油がパラフィン系鉱
油等と比較してその極性が高く、且つ誘電率も比較的高
いため、植物油を添加することでW/O型エマルション
インキの静電容量が上がるからであると考えられる。但
し、使用する植物油のヨウ素価が100を超える場合に
は、不飽和酸の酸化によりインキが固化し、印刷機のス
クリーン、版胴の目詰まり、あるいはインキの保存によ
る粘度up等の不具合が発生する。従って、本発明にお
いてはヨウ素価100以下、好ましくは65〜100の
植物油が用いられる。また、凝固点が0℃より高い植物
油を使用すると、低温での粘性が増し、低温における画
像の立ち上がりが遅くなるので、本発明においては凝固
点0℃以下、好ましくは−15〜0℃のものが用いられ
る。
いられる上記植物油としては、例えばヒマシ油、茶種
油、ツバキ油等が挙げられる。なお、上記植物油は油相
中の濃度が5重量%以上、好ましくは5〜85重量%、
となるように添加される。5重量%未満では、インキ貯
蔵部のインキ量低減効果が不充分である。更に、植物油
を添加することにより、インキ製造業者や印刷オペレー
ターがインキを扱う際の安全性を向上させるという効果
も加わる。
ションインキは、水相中に該水相の0.1〜2.0重量
%の電解質を含有してなることが好ましい。前述したよ
うに、水相への電解質添加はW/O型エマルションイン
キの安定性のために必須であるが、電解質添加によりイ
ンキ貯留部のインキ量は増える。これは、水相への電解
質添加によるW/O型エマルションインキの静電容量の
低下によるものと思われるが、本発明においては植物油
が存在しているため、インキの貯蔵部のインキ量増大が
抑制され、印刷時のインキ検知を良好に保持すると共に
インキの安定性を高く保持することができる。電解質は
水相中の濃度が0.1〜2.0重量%、好ましくは0.
5〜1.5重量%、となるように添加される。0.1重
量%未満ではインキの安定性が不充分となるし、逆に
2.0重量%を超えるとインキ安定性への更なる効果は
ない上にインキ貯留部のインキ量は増え、コストも上が
り好ましくない。
(顔料)、油成分、樹脂、顔料分散剤、乳化剤等から構
成される。また、水相は、水、電解質、防黴剤、水蒸発
防止剤、水溶性高分子、水中油型樹脂エマルション(疎
水性高分子)等から構成される。これらの構成成分は、
エマルションの形成を阻害しない公知のものが使用され
る。
ラック、酸化チタン;アゾ系顔料、フタロシアニン系顔
料、ニトロソ系顔料、ニトロ系顔料、建染染料系顔料、
媒染染料系顔料、塩基性染料系顔料、酸性染料系顔料及
び天然染料系顔料;ジアゾ染料、アントラキノン系染料
等の油溶性染料;等が挙げられる。これらの染顔料類
は、単独でも2種以上混合して添加してもよい。その使
用量は通常インキ重量に対し3.0〜12重量%であ
る。通常油相に分散あるいは添加されるが、水相に分散
あるいは添加して使用してもよい。
ヨウ素価100以下、凝固点0℃以下の植物油が使用さ
れる。上記植物油以外で併用される油としては、公知の
鉱物油、炭化水素系合成油を単独あるいは複数で使用で
きる。鉱物油には、例えば、石油系溶剤、流動パラフイ
ン、スピンドル油等の公知のものが挙げられる。
ロジン;重合ロジン、水素化ロジン、ロジンエステル、
水素化ロジンエステル等のロジン系樹脂;ロジン変性フ
ェノール樹脂等のロジン変性樹脂;フェノール樹脂;石
油樹脂;環化ゴム;アルキド樹脂;重合ひまし油;等が
挙げられる。これらの樹脂は単独でも又は2種以上を混
合して添加してもよい。添加量はインキ重量の10重量
%以下、好ましくは1〜7重量%とすればよい。
化剤には、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
ひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキ
シエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアル
コール、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキ
シエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルホルムアルデヒド縮合物等のノニオン系界面活
性剤が挙げられる。これらは、顔料分散剤としても使用
出来、また単独、あるいは複数での使用も可能であり、
添加量は、インキ重量の1〜8重量%、好ましくは、
2.2〜5.5重量%である。
を妨害しない範囲で樹脂、着色剤の分散剤、ゲル化剤及
び酸化防止剤を添加することができる。なお、前記の着
色剤や乳化剤も油相に含まれる。
成を阻害しないものが使用でき、前記の乳化剤用非イオ
ン性界面活性剤を使用することができる。このほか、ア
ルキルアミン系高分子化合物、アルミニウムキレート系
化合物、スチレンー無水マレイン酸系共重合高分子化合
物、ポリカルボン酸エステル型高分子化合物、脂肪族系
多価カルボン酸、高分子ポリエステルのアミン塩類、エ
ステル型アニオン界面活性剤、高分子量ポリカルボン酸
の長鎖アミン塩類、長鎖ポリアミノアミドと高分子酸ポ
リエステルの塩、ポリアミド系化合物、燐酸エステル系
界面活性剤、アルキルスルホカルボン酸塩類、α−オレ
フインスルホン酸塩類、ジオクチルスルホコハク酸塩
類、アルキド樹脂、及び重量平均分子量2.5万未満の
樹脂などの顔料分散能を有する樹脂などが挙げられる。
これらの分散剤は単独又は2種類以上混合して添加すれ
ばよく、樹脂以外の着色剤分散剤の添加量は着色剤重量
の40重量%以下、好ましくは2〜35重量%とすれば
よい。
してインキの保存安定性、定着性、流動性を向上させる
役割をもち、本発明のインキに添加されるゲル化剤とし
ては、油相中の樹脂と配位結合する化合物が好ましい。
このような化合物を例示すると、Li,Na,K,A
l,Ca,Co,Fe,Mn,Mg,Pb,Zn,Zr
等の金属を含む有機酸塩、有機キレート化合物、金属石
鹸オリゴマー等であり、具体的にはオクチル酸アルミニ
ウム等のオクチル酸金属塩、ナフテン酸マンガン等のナ
フテン酸金属塩、ステアリン酸亜鉛等のステアリン酸
塩、アルミニウムジイソプロポキシドモノエチルアセト
アセテート等の有機キレート化合物等が挙げられる。こ
れらのゲル化剤は、1種又は2種以上を油相に添加すれ
ばよく、その添加量は油相中の樹脂の15%以下、好ま
しくは5〜10重量%である。
ヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ブチルヒドロ
キシアニソール等であり、これらの添加によって油相中
のバインダー樹脂等の酸化を防ぎ、これによってインキ
の粘度の上昇等が防止される。また、その添加量はイン
キ中の油の2重量%以下、好ましくは0.1〜1.0重
量%である。なお、酸化防止剤は単独でも2種類以上を
混合して使ってもよい。
しない範囲で水溶性高分子、防腐・防かび剤、水の蒸発
抑制剤、凍結防止剤、pH調整剤、電解質等を添加する
ことができる。
溶性高分子は、保湿や増粘のために添加されるものであ
り、具体的には下記の天然又は合成高分子が添加され
る。例えば、デンプン、マンナン、アルギン酸ソーダ、
ガラクタン、トラガントガム、アラビアガム、ブルラ
ン、デキストラン、キサンタンガム、ニカワ、ゼラチ
ン、コラーゲン、カゼイン等の天然高分子;カルボキシ
メチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシメチルデン
プン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプ
ン等の半合成高分子;アクリル酸樹脂及びポリアクリル
酸ナトリウムなどの中和物、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリN−ア
ルキル置換アクリルアミド、ポリエチレンオキサイド、
ポリビニルメチルエーテルなどの合成高分子等が用いら
れる。また、アクリルアミド系ポリマー及びアクリル系
のポリマーに関しては、置換基を部分的にアルキル基で
疎水化した共重合タイプのポリマーでもよい。また、ポ
リエチレンとポリプロピレン又はポリブチレンのブロッ
クコポリマーを用いることができる。これらの水溶性高
分子は単独でも2種類以上混合してもよく、インキに含
まれる水の25重量%以下、好ましくは0.5〜15重
量%が添加される。
ンは、合成高分子でも天然高分子でよい。高分子として
は、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エ
ステル、塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
酢酸ビニルーアクリル酸エステル共重合体、スチレンー
アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニリデン−アクリ
ル酸エステル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ウレタン等が挙げられる。天然のものとしては、油
相に添加できる高分子等が挙げられる。これらは油中水
型エマルションインキの安定性を阻害しない範囲であれ
ば2種類以上を併用してもよく、また分散方法も分散
剤、保護コロイド、界面活性剤を添加していてもよく、
またソープフリー乳化重合によって合成したものでもよ
い。
ルション内で細菌やかびが繁殖するのを防ぐために添加
され、エマルションを長期保存する場合は防腐・防かび
剤の添加が普通である。その添加量は、インキ中に含ま
れる水の3重量%以下、好ましくは0.1〜1.2重量
%とするのがよい。また、防腐・防かび剤としては、サ
リチル酸、フェノール類、p−オキシ安息香酸メチル、
p−オキシ安息香酸エチル等の芳香族ヒドロキシ化含物
及びその塩素化合物のほか、ソルビン酸やデヒドロ酢酸
等が使用され、これらは単独でも2種類以上混合して使
ってもよい。
あり、これらの目的で添加される薬品は、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
等のグリコール;メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、ブタノール、イソブタノール等の低級飽和一価
アルコール;グリセリンやソルビトール等の多価アルコ
ール;等である。これらの薬品は1種又は2種以上を添
加すればよく、その添加量はインキ中の水重量の15%
以下、好ましくは4〜12重量%である。
ノールアミン、酢酸ナトリウム、トリアミルアミン等で
あり、必要時にはこれらのpH調整剤を添加して水相の
pHを6〜8に保つことができる。水相のpHが前記範
囲からはずれると、増粘剤用水溶性高分子が添加されて
いる場合には、その効果が損なわれる等の問題がある。
の安定性を高めるために添加されるものである。従っ
て、該電解質にはエマルションの安定度向上に有効な離
液順列が高いイオンで構成された電解質を添加するのが
よい。離液順列の高い陰イオンは、クエン酸イオン、酒
石酸イオン、硫酸イオン、酢酸イオン等であり、離液順
列が高い陽イオンは、アルカリ金属イオンやアルカリ土
類金層イオンであることから、ここで添加される電解質
としては、少なくとも陰イオンか陽イオンの一方が前記
イオンよりなる塩が好ましい。従ってここで添加される
電解質としては、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、
クエン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、ホウ酸ナ
トリウム、酢酸ナトリウム等が好ましく、その添加量は
水相の0.1〜2.0重量%、好ましくは0.5〜1.
5重量%である。
エマルションインキには、印刷時に印刷用紙と印刷ドラ
ムとの分離を良くするため、或いは印刷用紙の巻き上が
り防止のために、油相にワックスを添加することができ
る。また、水相にはトリエタノールアミンや水酸化ナト
リウム等を添加して、水溶性高分子添加による高粘度化
を更に増進させることができる。更に、水相に防錆剤や
消泡剤を添加して、印刷の際に印刷機がインキによって
錆びたり、インキが泡立つことを防止することができ
る。これらの添加剤は、孔版印刷用インキに添加されて
いる公知品を必要に応じて添加すればよく、その添加量
は従来品の場合と同程度でよい。
マルションインキ製造時と同様にして油相及び水相液を
調整し、この両方を公知の乳化機内で乳化させてインキ
とすればよい。即ち、着色剤、乳化剤、樹脂及び必要に
応じて添加される添加物をよく分散させた油を常温で調
整し、これに防腐・防かび剤や水溶性高分子等が必要に
応じて添加されている水溶液を徐々に添加して乳化すれ
ばよい。
説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるも
のではない。なお、以下に記す部は重量部である。
ン、フタロシアニンブルーの顔料、アルミニウムキレー
ト化合物等の分散剤と流動パラフィン等の油を三本ロー
ルで練肉することで行い、この顔料分散体にオイルを加
え混合し、油相とする。次に、これに水相を徐々に加
え、乳化を行うことによって、孔版印刷用W/O型エマ
ルションインキを得た。
て孔版印刷用W/O型エマルションインキを得た。
て孔版印刷用W/O型エマルションインキを得た。
て孔版印刷用W/O型エマルションインキを得た。
て孔版印刷用W/O型エマルションインキを得た。
て孔版印刷用W/O型エマルションインキを得た。
て孔版印刷用W/O型エマルションインキを得た。
て孔版印刷用W/O型エマルションインキを得た。
孔版印刷用W/O型エマルションインキについて、下記
評価を行った。それらの結果を表1にまとめて示す。
着量5g/m2時のIDを反射式光学濃度計(マクベス
社製RD914)にて測定した。
20(リコー社製)を使用し、ドラム上のインキローラ
ーを洗浄した後にドラムをマシンにセットしインキを吸
引させ、インキ検知した時点でのインキローラー上のイ
ンキ量を測定した。プリポートVT3820(リコー社
製)ではドラム内のインキローラー上にインキ検知針が
位置し、約14gのインキで検知針に達する。
ー社製)を使用し、無製版にて5000枚通紙後にドラ
ムのスクリーン及び版胴を外し、版胴及びインキローラ
ー脇を目視した。インキローラー脇より外側に位置する
版胴部やインキローラー脇部までインキが漏れている場
合を×とし、漏れていない場合を○とした。
画像にて印刷後に常温常湿に1ケ月放置後に同じ版にて
印刷を行い、印刷画像に支障の無いときを○、画像が立
ち上がらない箇所があるときを×とした。
社製)を使用し、ある原紙で製版後に連続して印刷を行
った。完全に立ち上がるまでの枚数をカウントした。
し、2ケ月経過後取り出し、インキの外観を目視した。 ○;油及び水分離なし、 △;若干の油分離が観察されるが、実印刷上は支障な
し、 ×;完全に相分離を起こし、印刷に支障をきたす状態。
ョンインキは、ヨウ素価が100以下で且つ凝固点が0
℃以下である植物油の少なくとも1種を油相中に該油相
の5重量%以上含有してなるものとしたことから、油相
量30〜50重量%の油相量の多い系においても、イン
キ貯留部のインキ量を低減することが出来るものとな
り、その結果、印刷時のインキ検知を良好に保持し、且
つ高画像濃度を得ることが可能になる。更に、本インク
によると、植物油を含有させたことから、インキ製造業
者や印刷オペレーターがインキを扱う際の安全性を向上
させるという効果も生じる。
ンインキは、更に水相中に該水相の0.1〜2.0重量
%の電解質を含有してなるものとしたことから、印刷時
のインキ検知を良好に保持しながら、インキ安定性が向
上するという効果が加わる。
Claims (2)
- 【請求項1】 油相30〜50重量%と水相70〜50
重量%によって構成されるW/O型エマルションにおい
て、ヨウ素価が100以下で且つ凝固点が0℃以下であ
る植物油の少なくとも1種を油相中に該油相の5重量%
以上含有してなることを特徴とする孔版印刷用W/O型
エマルションインキ。 - 【請求項2】 前記水相中に該水相の0.1〜2.0重
量%の電解質を含有してなることを特徴とする請求項1
記載の孔版印刷用W/O型エマルションインキ。
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---|---|---|---|
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