JPH10245515A - インクジェットプリンタ用インク - Google Patents

インクジェットプリンタ用インク

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JPH10245515A
JPH10245515A JP10044735A JP4473598A JPH10245515A JP H10245515 A JPH10245515 A JP H10245515A JP 10044735 A JP10044735 A JP 10044735A JP 4473598 A JP4473598 A JP 4473598A JP H10245515 A JPH10245515 A JP H10245515A
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JP
Japan
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ink
yellow
color
dye
magenta
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JP10044735A
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English (en)
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A Deardulf Larry
ラリー・エー・ディアダルフ
P Lowe Hang
ハング・ピー・ロウ
E Austin Mary
メアリー・イー・オースティン
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HP Inc
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Hewlett Packard Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes

Abstract

(57)【要約】 【課題】皮膚色等のより真の色合いに近いイメージを可
能にするインクジェットインク。 【解決手段】本発明は、CIELAB色相角が90℃以下の黄
色着色剤を含む。さらに、イエロー、シアン、マゼンタ
インクの特定の染料として、イエロー104、マゼンタ
377、DB199を有する。これらの染料は写真画質
に近い耐光性を備え、これにより、光によって色せが少
なく、全色にわたって色あせが均一におきるイメージを
インクジェットプリントによって提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、インクジ
ェットプリンティングに関し、より詳細には、インクジ
ェットイメージの品質を改善するための特定の染料セッ
トに関する。
【0002】
【発明の背景】インクジェット・プリンティング・シス
テムの使用は、近年、劇的に進展した。この進展の原因
は、目立ったコスト低減と相まって、プリント分解能及
び総合的プリント品質の実質的改善によるものと考えて
よい。今日のインクジェットプリンタは、商業、業務及
び家庭など多くの用途に関して、ほんの数年前に使用で
きた相当製品より完全に一桁低い費用で満足なプリント
品質を提供している。これらの最近の成功にも関わら
ず、集中的な研究開発努力がインクジェットプリンティ
ングの品質の改善のために続けられている。一般に、イ
ンクジェットプリンティングの品質は、写真及びオフセ
ット又はグラビア印刷のような比較的費用のかかる技術
によって作り出された品質に未だ及ばない。インクジェ
ットイメージング(例えば、絵の描写)に興味が沸き上
がった結果、妥当な費用で写真に近い品質のプリントイ
メージを作り出す必要性が生じてきた。残された課題
は、それらに要する費用を上げないで、インクジェット
プリントイメージの、特にスキントーン(スキンの色合
い)を含むイメージの、イメージ品質と耐光性をさらに
改善することである。
【0003】カラーインクジェットプリンタは、典型的
に、異なった色相をもつ3種のインク:マゼンタ、黄色
及びシアン、そして、任意選択でブラックを使う。イン
クを作るのに用いる着色剤、例えば染料、の特定のセッ
トを原色染料セット(primarydye set)と呼ぶ。色の、例
えば二次的色のスペクトルは、その原色染料セットの種
々の組合せを用いて作ることができる。リソグラフィ
ー、染料転写及びある種の熱式転写方式のようなプリン
ト工程において、良好な二次的色を作り出す時に必要な
原色着色インクがより少量ですむようにスポットサイズ
を変更することは可能である。カラーインクが、バイナ
リプリンタ、即ち、カラードットが存在するか又は無い
装置、例えばサーマルインクジェットプリンタに使われ
る時は、識別可能な二次色を与える原色の作用はより重
要である。
【0004】前述のようなインクがインクジェットプリ
ンタに用いられることになると、クラスト形成(crustin
g)、長時間安定度及び材料の適合性も扱わなければなら
ない。インクがサーマルインクジェットプリンタに用い
られることになる場合、さらに別の熱的に安定であると
いう制約(コゲーション耐性)も付加される。
【0005】一般に、カラーインクジェットプリンティ
ングに際して好結果を生むインクセットは、インクジェ
ットペン及びプリンティングシステムとも適合していな
ければならない。インクジェットインクに要求される諸
特性の幾つかには次のものが含まれる:良好な耐クラス
ト形成、十分な安定性、適切な粘性、適切な表面張力、
カラー対カラーのにじみが小さい、速い乾燥時間、ベヒ
クルとの陰性反応が無い、ベヒクル中の染料の溶解度が
高い、消費者への安全性、低いストライクスルー(strik
e through)、高いカラー飽和性及び良好なドットゲイ
ン。
【0006】さらに、着色剤のカラー特性は、インクジ
ェットのプリントイメージの品質に重要な役割をしめ
す。カラーインクジェットインクは、円グラフ(pie-cha
rts)及び棒グラフ(bar-charts)の形での情報を描写する
商業グラフィックをプリントできるよう設計され且つ調
製されている。米国特許第5,108,504号、5,116,409号、
5,118,350号、5,143,547号、5,145,519号、5,185,034
号、5,198,023号、 5,534,051号及び5,536,306号は、イ
ンクジェットインク用として、黄色染料、即ち、アシッ
ドイエロー23(acid yellow 23)、ベーシックイエロ
ー13(basic yellow 13)、ベーシックイエロー51
(basic yellow 51)及びダイレクトイエロー86(dir
ect yellow 86)を開示している。これらの染料は、商
業グラフィックには適しているが、スキントーンの
「真」の描写をもたらさない。
【0007】所与の認識されているカラーは、当分野で
周知のように、CIELAB及びマンセルのような、色空間の
どれか1つを使って描写することができる。例えば、マ
ンセル色空間では、ある与えられた色は、3つの用語、
色相(hue)、色価(value)、及び色度(chroma)を使って定
義される。同様に、図1及び図2に示すように、CIELAB
色空間では、色は、3つの項L*、a*及びb*を使って定義
される。L*は、色の明るさを定義し、ゼロ(黒色)から
100(白色)の範囲にある。項a*及びb*は、共に、色相
を定義する。項a*は、負の数(緑色)から正の数(赤
色)に及ぶ。項b*は、負の数(青色)から正の数(黄
色)に及ぶ。h°(色相角)及びC*(色度)のような補
足項も与えられた色をさらに描写するのに用いる。 h°= tan-1 b*/a* (式1) C* = (a*2 + b*2)1/2 (式2)
【0008】イメージング(即ち、絵の色表現)に特に
重要であるところの1つの属性は、「色の真実性」(col
or trueness)である。色の真実性は、インクジェットプ
リントされたイメージが人間のスキントーン又は空の色
のような元のあるいは最初の物体にどれだけ近いかを表
す。加えて、プリントされたイメージが、光に露出され
ている時間の間中その色特性を維持するということも重
要である。このように、より耐光性の着色剤に対する必
要性は存在する。また、イメージが色あせる時、退色は
プリントした色全部にわたって一様に起こるようにし、
従ってより大きく退色した色と退色の度合いが小さい色
との間の色相シフトを最小にすることも特に重要であ
る。
【0009】CIELAB色空間においては、デルタE(△E)
は、プリントイメージの色と元の物体、又は元のプリン
トイメージの色と退色後の同じイメージの色のような、
2組の色の間の差異を定義するもので、△Eの数が大き
い程、2色間の差異は大きくなる。 △E=(△L*2+△a*2+△b*2)1/2 (式3)
【0010】
【発明が解決しようとする技術課題】前述の諸特性の1
つ以上をもっているインクは知られている。しかし、1
つの特性の改善によって、しばしば、別の特性が退化す
ることになるので、前述の諸特性全てを有するインク
は、ほとんど知られていない。このように、市販の多く
のインクは、前述の考察のそれぞれにおいて少なくとも
適切な応答を表すインクを得ようとする試みの妥協を象
徴するものである。従って、諸研究によって、改善され
た諸特性を有し且つ1つを改善するのに他を犠牲にしな
いインク調製の開発が継続されているのである。それ
故、残されている課題は、ペンの性能と信頼性を犠牲に
せずにインクジェットプリントイメージの品質と耐光性
をさらに改善することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、インクジェ
ットインクに適するインクおよびそのインクを製造する
方法を提供する。本願発明の黄色インクは、複数色の、
特にスキントーンの色の真の描写を実現できるように、
90°未満の、CIELAB色相角h°を有する黄色の着色剤を
含有する。より詳細には、黄色、シアン及びマゼンタの
インクを調製するための、それぞれ、イエロー104
(Yellow 104)、ダイレクトブルー199(Direct Blu
e 199)及びマジェンダ377(Magenta 377)染料から
成る特定の染料セットが開示される。イエロー104
(Yellow 104)、マゼンダ377(Magenta 377)及びD
B 199染料は、(1)優れたスキントーンの色を与え、(2)
インクジェットイメージの真実性を維持するのに必要な
耐光特性を持たすことによって写真に近いイメージをも
たらすものである。耐光特性は、(a)光退色の少ないイ
メージと、(b)退色する時にはカラーセットにわたって
一様に退色するイメージを生成することによって実現さ
れる。
【0012】発明の実施に際し、黄色、シアン及びマゼ
ンタの水性インクは、それぞれ、約0.1〜約5重量%の少
なくとも1つの染料と、約5〜約20重量%の少なくとも
1つの有機溶媒と、0〜約5重量%のアルコールと、界面
活性剤、緩衝剤、殺生物剤及び金属キレート化剤から成
る群から独立に選択された、0〜約1.5重量%の少なくと
も1つの成分とバランスをとる両の水を含有する。
【0013】発明に従って製造されるインクジェットイ
ンクは、真の色描写を表す。さらに、本願発明のインク
の組成は、普通紙及びコーティングされた用紙に対して
良好な耐光性と適応性を示すものである。
【0014】
【実施例】本願明細書に記述された発明は、米国カリフ
ォルニア州のヒューレット・パッカード・カンパニー製
のDESKJET(登録商標)プリンタ等の市販されているイ
ンクジェットプリンタを使ってインクジェットイメージ
を印刷するための染料セットを対象とする。より詳細に
は、黄色、シアン及びマゼンタのインクを調製する特定
染料セットを開示する。該染料セットによって、退色後
でさえ真の色表示を有する高品質プリントイメージの生
成が可能となる。本願発明の染料セットは、たとえ光に
露出されても、コーティングが施されていない用紙、粘
土被覆紙及びゼラチン被覆媒体を含む種々の媒体上で真
の色を作り出すことができる。
【0015】ゼラチン被覆インクジェット媒体は、典型
的には、ポリエチレン被覆サブストレート又はゼラチン
をその上に被覆した用紙支持体から成る。ゼラチン被覆
インクジェット媒体は、例えば、1992年8月25日発行の
米国特許第5,141,599号に記載されている。参考として
ここに引用されている1996年5月9日出願されたGerhardD
ransmann等によるドイツ特許出願番号DE196 18 607で
は、用紙支持体、受層、及び受層上に被覆された頂部層
から成るインクジェットプリント用記録材料が記載され
ている。受層はゼラチンを含む。頂部コーティングは、
微細な多孔性顔料と充填粒子及びポリビニルアルコール
又は改質ポリビニルアルコールのような結合剤の何れか
又は両方から成る。
【0016】本発明のインクセットは、90°未満の色相
角を有する黄色、シアン染料及びマゼンタ染料含有のぞ
れぞれ黄色、シアン及びマゼンタのインクを含む。開示
された特定のインクセットは、イエロー104(Yellow
104)、ダイレクトブルー199(Direct Blue 199)
及びマゼンタ377(Magenta 377)染料含有の、ぞれ
ぞれ、黄色、シアン及びマゼンダインクを調製したもの
から成る。本願発明の黄色、シアン及びマゼンタの水性
インク組成は一般に次の成分からなる(全インク組成物
に対する重量%で表示)。約0.1〜約5重量%の少なくと
も1つの染料と、約5〜約20重量%の少なくとも1つの
有機溶媒と、0〜約5重量%のアルコールと、界面活性
剤、緩衝剤、殺生物剤及び金属キレート化剤から成る群
から独立に選択された、0〜約1.5重量%の少なくとも1
つの成分から成るベヒクルとバランスをとる両の水を含
むものである。
【0017】本発明の実施において、各インクカラー、
即ち、シアン、黄色及びマゼンタは、一以上の染料負荷
(load)を含むことができる。即ち、各インクカラー用
として充填された1つ以上のインクジェットペンが設け
られ、この場合各ペンは異なった染料負荷又は異なった
染料を有する。例えば、各1つが異なった染料負荷と異
なったシアン染料とを含む2つのシアンペンがあっても
よい。
【0018】ここでの濃度は、別途指示しない限り、全
て、全インク組成の重量パーセントである。全ての成分
の純度は、インクジェットインクとして通常の業務用に
採用されているものである。
【0019】着色剤 黄色染料 本発明の実施において、黄色インクは、90°未満のCIEL
AB色相角を有する1以上の黄色の着色剤から成る。90°
未満のCIELAB色相角をもったより好ましい黄色染料の例
を次の表1に示す。最も好ましくは、イエロー104
(Yellow 104)(Y104)、Ilford AG, Rue de l'Industri
e,CH-1700 Fribourg,Switzerlandから市販のアゾ染料を
発明の実施に際して用いる。
【0020】
【表1】
【0021】黄色染料は、約1〜約5重量%、好ましく
は、約2.5〜約3.5重量%及び最も好ましくは、約2.5〜
約3重量%の量で存在する。黄色染料の濃度を設定する
際、インクは、1:10,000希釈に対し、402 nmのラムダma
x.で0.07という吸光度をもつことが望ましい。
【0022】シアン染料 本願発明のシアンインクは、1以上のフタロシアニン染
料、及びより好ましくは、プrジェクトシアン(Projec
t Cyan 1)としてゼネカカラー(Zeneca Colors)から
市販のダイレクトブルー199(Direct Blue 199)染
料(DB199)を含む。より好ましくは、DB199は、ナトリウ
ム及びアンモニウムのような、望ましくない陽イオンを
テトラメチルアンモニウム(TMA)と置換するよう処理す
る。望ましくない陽イオンのTMAとの置換方法は知られ
ており、本願譲受人に譲渡された米国特許第5,534,051
号にあるようにその技術が記述されている。DB199のTMA
塩によってインクジェットプリンタがDB199の非TMA塩の
硬結及び沈殿の可能性にほとんど妨げられない信頼の置
ける方法で高品質のカラーイメージを生成できるのであ
る。
【0023】シアン染料は、約0.1〜約5重量%、好まし
くは、約2.5〜約3.5重量%及び最も好ましくは、約2.5
〜約3重量%の量で存在する。シアン染料の濃度を設定
する際、インクは、1:10,000希釈に対し、618 nmの最大
λで0.09という吸光度をもつことが望ましい。
【0024】マゼンタ染料 本願発明のマゼンタインクは、1つ以上のマゼンタ染料
から成る。より好ましくは、マゼンタインクは、マゼン
タ377(Magenta 377)、リアクティブレッド29(R
eactive Red 29)、リアクティブレッド180(Reacti
ve Red 180)及びその混合物から成る群から選択される
マゼンタ染料を含む。最も好ましくは、マゼンタ377
(Magenta 377) (M377)、即ち、スイスのル・デ・リン
ダストリィのイルフォードエージー(Ilford AG)から
市販されているアゾ染料を発明の実施に際して用いる。
【0025】マゼンタ染料は、約0.1〜約5重量%、好ま
しくは、約2.5〜約3.5重量%及び最も好ましくは、約2.
5〜約3重量%の量で存在する。マゼンタ染料の濃度を設
定する際、インクは、1:10,000希釈に対し、518 nmの最
大λで0.07という吸光度をもつことが望ましい。
【0026】ブラック染料 発明の実施に際して適切に用いられるブラックインク
は、染料ベースの又は顔料ベースの着色剤、好ましく
は、染料ベースであってよい。ブラックインクは、ま
た、三原色、即ち、黄色、シアン及びマゼンタの複合体
であってもよい。適当なブラック染料ベースのインク
は、例えば、本願譲受人に譲渡された米国特許第4,963,
189号に記載されている。適当なブラック顔料ベースの
インクは、例えば、デュポン社に譲渡された米国特許第
5,085,698号、米国特許第5,221,334号及び米国特許第5,
302,197号に記載されている。好ましいブラック染料
は、ゼネカカラ(Zeneca Colors)から市販されるプロ
セスリアクティブブラック31(Processed Reactive B
lack 31)である。
【0027】ベヒクル 本発明のインクは、次の成分(全インク組成の重量
%):約5〜約20重量%の少なくとも1つの有機溶媒
と、0〜約5重量%のアルコールと、界面活性剤、緩衝
剤、殺生物剤及び金属キレート化剤から成る群から独立
に選択された、0〜約1.5重量%の少なくとも1つの成分
とから成る水性ベヒクルとバランスをとる両の水を含有
する。
【0028】有機溶媒 本願発明のインクは、約5〜約20重量%の有機溶媒を含
有する。より好ましくは、同インクは、約8〜約15重量
%の有機溶媒を含有し、約9〜約11重量%の濃度が最も
好ましい。
【0029】本インクジェット用インク組成に適切に用
いられる水溶性有機溶媒は、2-ピロリドン、N-メチル-
ピロリド-2-オン(NMP)、1,3-ジメチルイミダゾリド-2-
オン、及びオクチル-ピロリドンのような、窒素含有復
素環式ケトン;エタンジオール(例えば、1,2-エタンジ
オール)、プロパンジオール(例えば、1,2-プロパンジ
オール、1,3-プロパンジオール、2-エチル-2-ヒドロキ
シ-メチル-1,3-プロパンジオール、エチルヒドロキシ-
プロパンジオール(EHPD)、ブタンジオール(例えば、1,
2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジ
オール)、ペンタンジオール(例えば、1,2-ペンタンジ
オール、1,5-ペンタンジオール)、ヘキサンジオール
(例えば、1,6-ヘキサンジオール、2,5-ヘキサンジオー
ル、1,2-ヘキサンジオール)、ヘプタンジオール(例え
ば、1,2-ヘプタンジオール、1,7-ヘプタンジオール)、
オクタンジオール(例えば、1,2-オクタンジオール、1,
8-オクタンジオール)のようなジオール;及びポリエチ
レングリコール(例えば、ジエチレングリコール(DE
G)、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル)のようなポリアルキレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール(例えば、ジプロピレングリコール、トリ
プロピレングリコール、テトラプロピレングリコー
ル)、高分子グリコール(例えば、PEG 200, PEG 300,
PEG 400, PPG 400)、及びチオジグリコールのような、
インクジェットインクに通常用いられる、グリコールエ
ーテル及びチオグリコールエーテル、のような化合物の
どれか、又はその2つ以上の混合物を含有する。
【0030】発明の実施に当たっては、好ましくは、有
機溶媒は、C5からC7の、1,2ジオール、即ち、1,2-ペン
タンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ヘプタンジ
オールを含み、そして最も好ましくは、1,2-ヘキサンジ
オールを用いる。
【0031】アルコール 本願発明のインクは、任意に、0〜約5重量%のアルコー
ルを含有する。より好ましくは、同インクは、約1〜約5
重量%のアルコールを含有し、約1.5〜約2.5重量%の濃
度が最も好ましい。
【0032】本願発明のインクジェットインクの組成に
適切に用いられるアルコールは、上に列挙したジオール
のような化合物の何れか、又はその2つ以上の混合物と
C3からC6のアルコール(例えば、プロパノール、ブタノ
ール、ペンタノール及びヘキサノール、及び1-プロパノ
ール及び2-プロパノールのようなその異性体)を含む。
発明の実施に当たっては、好ましくは、n-ブタノール、
イソブタノール、n-プロパノール、n-ペンタノール、1,
2-ブタンジオール;及び最も好ましくは、n-ブタノール
を用いる。
【0033】界面活性剤 本願発明のインクは、任意に、0〜約1.5重量%の界面活
性剤を含有する。より好ましくは、同インクは、約0.5
〜約1.3重量%の界面活性剤を含有し、約0.8〜約1.2重
量%の濃度が最も好ましい。
【0034】発明の実施において、1つ以上の界面活性
剤を任意に用いてよい。第二級アルコールエトキシラー
ト(例えば、ユニオンカーバイドカンパニー(Union Ca
rbide Co.)から市販のターギトール(Tergitol)シリ
ーズ)のような、非イオン性界面活性剤、(3Mから市販
のFC170Cのような)非イオン性フルオロ界面活性剤、非
イオン性脂肪酸エトキシラート界面活性剤(例えば、ロ
ーンポレンク(Rhone-Poulenc)から市販のアルカムル
PSMO−20(Alkamul PSMO-20))、及び脂肪族ア
ミドエトキシラート界面活性剤(例えば、ロンポレンク
(Rhone-Poulenc)から市販のアルダミドL203(Ald
amide L203))が好ましく、第二級アルコールエトキシ
ラートが最も好ましい。本発明の実施において、第二級
アルコールエトキシラートは、プリント媒体中へのイン
クの浸透性を高めることによりカラー対カラーのにじみ
を防止するのに役立つ。第二級アルコールエトキシラー
トは、非イオン性界面活性剤であり、例えば、ユニオン
カーバイドカンパニー(ヒューストン、テキサス州)か
らターギトール(Tergitol)シリーズ(例えば、Tergit
ol 15-S-5及びTergitol 15-S-7)として市販されてい
る。ターギトール(Tergitol) 15-S-5は、好ましい界
面活性剤である。
【0035】第二級アルコールエトキシラートは、(a)
規定数の炭素原子をその鎖中に有する脂肪族鎖と、(b)
規定数のエトキシル化単位を含む。これらのエトキシラ
ートは、エトキシラートの混合物として市販されてお
り、その場合、与えられた化合物の優位性の項目が表示
される。本発明の実施において適切に用いられる第二級
アルコールエトキシラートは、その脂肪族鎖に優勢に約
12から約18個の炭素原子を有し、一方、エトキシル化単
位の数は、優勢に約4〜約8単位の範囲にある。このよう
に、「ターギトール15−S−5(Tergitol 15-S-
5)」は、優勢に、その脂肪族鎖に約15の炭素と約5のエ
トキシル化単位を有する第二級アルコールエトキシラー
トを表す。ターギトール15−S−5(Tergitol 15-S-
5)とターギトール15−S−7(Tergitol 15-S-7)
は、好ましい界面活性剤であり、ターギトール15−S
−5は最も好ましいものである。
【0036】緩衝剤 本願発明のインクは、任意に、0〜約1.5重量%の緩衝剤
を含有する。より好ましくは、同インクは、約0.1〜約
0.5重量%の緩衝剤を含有し、約0.1〜約0.3重量%の濃
度が最も好ましい。
【0037】発明の実施に際しpH調整に用いられる緩衝
剤は、有機素地の生物緩衝剤又は無機緩衝剤、好ましく
は有機素地のもの、であってよい。さらに、用いられる
緩衝剤は、発明の実施に当たり、約3〜約9の、好ましく
は約6.5〜約8の、そして最も好ましくは約6.7〜約7.1
の、範囲のpHを与える必要がある。好ましく用いられる
緩衝剤の例としては、アルドリッチケミカル(Aldrich
Chemical )(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)
のような会社から入手可能なトリズマベース(Trizma B
ase)、4-モルホリンエタンスルホン酸(MES)、及び4-モ
ルホリンプロパンスルホン酸(MOPS)がある。最も好まし
くは、発明の実施にMESを用いる。
【0038】金属キレート剤 本願発明のインクは、任意に、0〜約1.5重量%の金属キ
レート剤を含有する。より好ましくは、同インクは、約
0.1〜約0.5重量%の金属キレート剤を含有し、約0.1〜
約0.3重量%の濃度が最も好ましい。
【0039】本発明の実施に用いられる金属イレート剤
は、インクに存在していることがある遷移金属カチオン
を結合するのに使う。好ましく用いられる金属キレート
剤の例には、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレ
ントリアミン五酢酸(DTPA)、トランス-1,2-ジアミノシ
クロヘキサン四酢酸(CDTA)、(エチレンジオキシ)ジエ
チレンジニトリロ四酢酸(EGTA)、又は遷移金属カチオン
を結合できるその他のキレート剤が含まれる。発明の実
施に当たり、より好ましくは、EDTA、及びDTPAを;及び
最も好ましくは、その二ナトリウム塩(disodiumu salt)
の形のEDTAを用いる。
【0040】殺生物剤 本願発明のインクは、任意に、0〜約1.5重量%の殺生物
剤を含有する。より好ましくは、同インクは、約0.1〜
約0.5重量%の殺生物剤を含有し、約0.1〜約0.3重量%
の濃度が最も好ましい。
【0041】ハルアメリカ(Huls America)(米国ニュ
ージャージ州ピスカタウェイ)から入手できるニュオセ
プト95(Nuosept 95)、ゼネカ(米国デラウェア州ウ
ィルミントン)から市販のProxel GXL及びウニオンカー
バイドカンパニー(米国ニュージャージ州ボンドブルッ
ク)からユカーサイド250(Ucarcide 250)という商
標で市販されているグルタルアルデヒド等の、インクジ
ェット用インクに通常使われている殺生物剤はどれも本
発明の実施において用いてよい。プロセルGXL(Prox
el GXL)は、好ましい殺生物剤である。
【0042】産業上の有用性 本願明細書に開示した特定のインクセットは、インクジ
ェットカラープリンティングの商業用途に使えるものと
期待される。
【0043】本発明の実施において達成された諸利益を
査定すべく、いくつかのインクを調製し、その調製した
インクの種々の品質、即ち、スキンの色合いに及ぼす黄
色染料の効果、一次及び二次色についての退色性、スキ
ントーンの色及び灰色トーンの色、ドットゲインとドッ
ト形状を測定した。
【0044】プリントサンプルの作製方法 必要な場合には、ヒューレットパッカードカンパニー製
のDeskJet(登録商標)プリンタを使って調製インクの
プリントサンプルを作った。用いたプリント媒体には、
メッド(Mead)製のギルバードボンド用紙(Gilbert Bo
nd)等のノンコート紙、クレー被覆のヒューレットパッ
カードカンパニーより市販されているプリミウムインク
ジェットペーパー(Hewlett-Packard Premium InkJet P
aper、部品番号51634Y)等のコート紙及びゼラチン被覆
インクジェット媒体が含まれる。
【0045】実験例1:イメージ品質に及ぼす黄色染料
の効果 スキントーン色を作り出す場合の黄色染料の色相角の効
果は、イエロー104(Yellow 104)(Y104)含有の黄色
インクを調製することにより評価した。比較のため、
(ゼネカカラーからプロジェクトイエロー1Gとして市
販の)ダイレクトイエロー132(Direct Yellow 13
2)、即ち、94°という色相角を有する黄色染料を含
み、インクジェットプリンタに市場で使われているイン
クも調製した。シアン及びマゼンタインクは、それぞ
れ、DB 199及びM 377を使って調製した。1:10,000希釈
時の黄色、シアン及びマゼンタ染料の濃度は次のとおり
である。 黄色染料: 最大λ402 nm 吸光度0.07 シアン染料: 最大λ618 nm 吸光度0.09 マゼンタ染料:最大λ518 nm 吸光度0.07 水性ベヒクルは以下を含む。 有機溶媒 10% 1,2-ヘキサンジオール アルコール 2% n-ブタノール 界面活性剤 1% ターギトール15−S−5
(Tergitol 15-S-5) 緩衝剤 0.2% MES 金属キレート剤0.2% EDTA 殺生物剤 0.2% Proxel GXL バランスをとる量の水
【0046】所望のインクベヒクルに約1〜5重量%の染
料を溶解して、先ず、黄色染料の各々の色相角(h°)を
定めた。最大λでの所望の吸光度は、1:10,000希釈に対
して約0.07であった。インクジェットペンにインクを充
填し、各インクのカラーブロックをゼラチン被覆媒体上
に十分濃く(最高密度で)印刷した。L*、a*、及びb*
は、ハンターアソシエーツラボラトリス(Hunter Assoc
iates Laboratories)(米国バージニア州レストン)から
入手可能なハンターウルトラスキャン(Hunter Ultrasc
an)のような市販の比色計を使って測定した。次いで、
上記の式1に従って色相角を測定した。Y104及びDY132
の色相角は、それぞれ、83及び94であった。
【0047】イメージ品質に及ぼす黄色染料の効果は、
スキントーンを含んでいるカラーパレットを作って測定
した。インクジェットプリンタでは、インクジェットプ
リントカートリッジから噴射される液滴容積には変動が
ある。この変動は、イメージが印刷される時に紙上に置
かれるインク量に差を生ずることになりかねない。堅牢
なプリントシステムは、これらの変化とは全く無関係で
なければならない。スキントーンの色は、「記憶カラ
ー」と考えられるため、小さな偏差であっても目立って
しまう。
【0048】プリントシステムの堅牢度に及ぼす黄色染
料の効果を研究するために、2グループのペンにインク
を充填した。1つのグループの黄色の着色剤はY104であ
り、他はDY132であった。ペンのグループは、各々、2
セットのペンから構成した。各ペンセットは、黄色イン
ク充填ペン、マゼンタインク充填ペン、シアンインク充
填ペン及びブラックインク充填ペンから構成した。両方
のセットのシアン及びブラックインク充填ペンの見掛け
の液適容積は、約28ピコリットル(pl)であった。1つの
セットの黄色及びマゼンタインク充填ペンは、見掛けの
液滴容積のペンに比べて大きめの液滴容積を持たせた。
他方のセットの黄色及びマゼンタインク充填ペンは、見
掛けの液滴容積のペンに比べて小さめの液滴容積を持た
せた。大きめと小さめの液滴容積ペンの間の液滴容積の
差は、平均液滴容積を有するペン群の6標準偏差に対応
した。
【0049】その内の6つがスキントーンを表す72カラ
ーパレットを2グループの各々の2セットの各々につい
て印刷した。全部で4パレットを印刷した。スキントー
ンのカラーブロックを作るために、グラフィックアート
テクニカルファンデーション(Graphic Arts Technical
Foundation (GATF))(米国ペンシルバニア州ピッツバ
ーグ)によってCD-ROMで供給された「寝椅子上の子供
達」の絵のような参照イメージ、バージョン2.1のカラ
ーコントロールイメージ(Color Control Image)のス
キントーンの色座標(color coordinate)を、マクベスカ
ンパニー(MacbethCompany)のマクベスカラーチェッカ
ー(Macbeth Color Checker)を使って先ず測定した。
次いで、アドブシステム(Adobe Systems Incorporate
d)(米国カリフォルニア州マウンテンビュー)によっ
て作られたフォトショップ(Photoshop)のようなコン
ピュータプログラムを用いて、測定色座標を有するイメ
ージファイルを作成し、その後でプリント媒体上にプリ
ントした。
【0050】加えて、グレースケールもしくは勾配も、
それぞれが異なった「プリント密度」(10:最高プリン
ト密度を示す)をもつ一連の10の複合ブラック正方形
(ドットオンドット(Dot on Dot)プリントモードを使っ
てシアン、マゼンタ及び黄色をプリントして作った第三
次カラー)をプリントすることによって画いた。
【0051】プリントサンプルのa*及びb*の色座標は、
ハンターアソシエーツラボラトリス(Hunter Associate
s Laboratories)製のハンターウルトラスキャンのよう
な市販の比色計を使い、標準のカラー測定手順によって
測定した。2つの液滴容積、高低での2つのグループに
ついてのa*及びb*の測定値を、それぞれ、図1及び図2
に表示する。高低液適容積のプリント間の色差、△Eを
各グループについて計算し、次の表2に記録した。
【0052】
【表2】
【0053】認められるように、△Eの数は2グループ
の各々について極めて類似しており、このことは、液滴
容積の変化が各グループ(各グループは異なった黄色染
料を有する)について類似したカラーシフトを起こした
ことを表すものである。しかし、図1と図2から分かる
ように、Y104で作られたプリントサンプルは、「TheRep
roduction of Color in Photography, Printing and Te
lvision」(1987)p.192 R.W.G.Huntにおいて報告され
た好ましいコーカシアン(caucasian)値のような、好
ましいスキントーンに対する初期標的値に近いスキント
ーンを生成した。さらに、Y104を使って作ったスキント
ーンのほとんどは、所望の色相角の範囲内であったが、
それに反し、DY132のグループで作ったスキントーン
は、所望の色相角の範囲内に完全には入らなかった。
【0054】実験例2:退色性に及ぼす染料セットの効
果 次のベヒクル組成を有する2組のインクを調製した。 界面活性剤 1.3% Dowfax 8390(ダウケミカルか
ら市販されるアニオン界面活性剤) 殺生物剤 0.2% Proxel GXL バランスをとる量 水
【0055】各セットは、異なった色相をもつ3種のイ
ンク、即ち、シアン、黄色及びマゼンタから構成した。
シアンインクに使った着色剤は、DB 199であった。セッ
ト1及び2の黄色インクに用いた着色剤は、それぞれ、DY
132及びYellow 104であった。セット1及び2のマゼンタ
インクに用いた着色剤は、それぞれ、Red 29(ゼネカカ
ラーから市販のRed H-3BNA)及びM 377であった。
【0056】退色性は、上述の印刷方法を使って、1つ
以上の媒体上で、各インクセット当り2シートにカラー
パレットを印刷して測定した。
【0057】カラーパレットは、シアン、マゼンタ、
黄、赤、青及び複合ブラックの約1 cm2の正方形から構
成した。加えて、グレースケール又は勾配は、それぞれ
が異なったプリント密度(10で最高プリント密度を表
示)を有する一組6つの複合ブラックの正方形をプリン
トして生成した。さらに、上述の手順を使って、一組の
スキントーンの色を生成した。インク/媒体の各組合せ
についてのプリントサンプルの1つを暗所に置き、他
は、アトラスフェードオメーター(Atlas Fade-omete
r)を用いて1年のオフイス光と等価の光に露出させ
た。2つのシート上のプリントイメージの色座標、L*、
a*及びb*は、上述の手順を使って測定した。各サンプル
についての、△Eで表される退色性は、式3を用いて計
算した。
【0058】退色性、即ち、△E値は最小であった方が
望ましい。表3と表4のデータで立証されるように、M
377及びY 104から成るインクセットは、他のインクセッ
トに比べて比較的低い退色性を示した。
【0059】
【表3】
【0060】
【表4】
【0061】実験例3:退色性に及ぼす染料セットの効
果 次の組成を有するインクセットを調製した。 界面活性剤 1% ターギトール15−S−5 殺生物剤 0.2% Proxel GXL 金属キレート剤 0.2% EDTA 緩衝液 0.2% MES バランスをとる量の水 各対応インク色に対する染料 黄色染料 Y 104 マゼンタ染料 M 377 シアン染料 DB 199
【0062】実験例2に記述の方法を使って、カラーパ
レット及び一組のグレースケールとスキントーン色を生
成した。ゼラチン被覆インクジェット媒体上のこのイン
クセットに関する退色性は、上述の方法に従って測定し
た。その結果を表5に示す。
【0063】
【表5】
【0064】このように、90°未満の色相角を有する黄
色の着色剤、より詳細には、Y 104、DB 199及びM 377か
ら成る染料セットを含有させるべく本願発明に従って調
製したインクは、写真の質に近いインクジェットイメー
ジを、より詳細には、比較的良好なスキントーン色と退
色性の特性を実現するものである。
【0065】以上、本発明の実施例について詳述した
が、以下、本発明の各実施態様の例を示す。 (実施態様1)90°未満の色相角を有する黄色の着色剤
を含む少なくとも1つの黄色インクと少なくとも1つの
シアン染料を含む少なくとも1つのシアンインクと少な
くとも1つのマゼンタ染料を含む少なくとも1つのマゼ
ンタインクとを含むインクジェットプリンタ用インク。 (実施態様2)前記黄色着色剤が、約78°から90°未満
の範囲の色相角を有することを特徴とする前項(1)記載
のインクジェットプリンタ用インク。 (実施態様3)前記黄色の着色剤が、イエロー104、
イエローPJY H-3RNA、ダイレクトイエロー4、ダイレク
トイエロー50及びそれら混合物から成る群から選択さ
れることを特徴とする前項(1)記載のインクジェットプ
リンタ用インク。 (実施態様4)前記シアンの着色剤が、少なくとも1つ
のフタロシアニン染料を含むことを特徴とする前項(1)
記載の一組のインクジェットインク。 (実施態様5)前記のマゼンタの着色剤が、マゼンタ3
77、リアクティブレッド29、リアクティブレッド1
80及びその混合物から成る群から選択されることを特
徴とする前項(1)記載のインクジェットプリンタ用イン
ク。 (実施態様6)前記黄色着色剤はイエロー104染料で
あり、前記シアン着色剤はダイレクトブルー199染料
であり、前記マゼンタ着色剤がマゼンタ377であるこ
とを特徴とする前項(1)記載のインクジェットプリンタ
用インク。 (実施態様7)前記黄色、シアン及びマゼンタインクの
それぞれは、約0.1〜約5重量%の染料を含むことを特徴
とする前項(1)記載のインクジェットプリンタ用イン
ク。 (実施態様8)さらに、ブラックインクを含むことを特
徴とする前項(1)又は(6)記載のインクジェットプリンタ
用インク。 (実施態様9)前記ブラックインクはプロセスリアクテ
ィブブラック31を含むことを特徴とする前項(8)記載
のインクジェットプリンタ用インク。 (実施態様10)前項(1)又は(6)記載のインクジェット
プリンタ用インクを生成するステップとプリント媒体上
にインクジェットペンを使って前記インクをプリントす
るステップとを設けて成るインクジェットプリント方
法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイエロー104を含むインクを用いた
プリンとイメージの品質を示す図。
【図2】ダイレクトイエロー132を含むインクを用い
たプリントイメージの品質を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 メアリー・イー・オースティン アメリカ合衆国オレゴン州コーバリス ア ーボアタム・ドライブ 7802

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】90°未満の色相角を有する黄色の着色剤を
    含む少なくとも1つの黄色インクと少なくとも1つのシ
    アン染料を含む少なくとも1つのシアンインクと少なく
    とも1つのマゼンタ染料を含む少なくとも1つのマゼン
    タインクとを含むインクジェットプリンタ用インク。
JP10044735A 1997-03-03 1998-02-26 インクジェットプリンタ用インク Pending JPH10245515A (ja)

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US08/810,568 US5858075A (en) 1997-03-03 1997-03-03 Dye set for improved ink-jet image quality
US810,568 1997-03-03

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