JP2002302622A - マゼンタ染料 - Google Patents
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- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/32—Inkjet printing inks characterised by colouring agents
- C09D11/328—Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
- C09B67/0033—Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
- C09B67/0046—Mixtures of two or more azo dyes
- C09B67/0051—Mixtures of two or more azo dyes mixture of two or more monoazo dyes
- C09B67/0052—Mixtures of two or more reactive monoazo dyes
- C09B67/0054—Mixtures of two or more reactive monoazo dyes all the reactive groups not being directly attached to a heterocyclic system
Abstract
(57)【要約】
【課題】優れた退光性をもつマゼンタ染料を提供する。
【解決手段】本発明では、リアクティブレッド２３を加
水分解させることによって不活性化された構造にするこ
とによって、コゲーションやデキャップ特性を改善し、
退光性を有するインクを提供することができる。
水分解させることによって不活性化された構造にするこ
とによって、コゲーションやデキャップ特性を改善し、
退光性を有するインクを提供することができる。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、一般に、インクジ
ェットプリンティングに関し、より詳細には、加水分解
によって比較的優れたｐＨ安定性を有する不活性化され
た形態(passivated form)を生成し、よって、コゲーシ
ョン(kogation)、デキャップ(decap)及び耐光性を改善
するところのリアクティブレッド２３マゼンタ染料（Re
active Red 23 magenta dye)の特別の構造に関する。
ェットプリンティングに関し、より詳細には、加水分解
によって比較的優れたｐＨ安定性を有する不活性化され
た形態(passivated form)を生成し、よって、コゲーシ
ョン(kogation)、デキャップ(decap)及び耐光性を改善
するところのリアクティブレッド２３マゼンタ染料（Re
active Red 23 magenta dye)の特別の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェットプリンティングシステム
の利用は、近年、劇的に進展した。この進展の要因は、
目立ったコスト低減と相まって、印刷分解能及び総合的
プリント品質の実質的な改善によるものと考えてよい。
今日のインクジェットプリンタは、商業、業務及び家庭
用など多くの用途に関して、ほんの数年前に使用できた
相当製品より完全に一桁低い費用で満足のいくプリント
品質を提供している。これらの最近の成功にも関わら
ず、インクジェットプリント品質の改善を計る方向で、
集中的な研究開発努力が続けられている。一般に、イン
クジェット印刷の品質は、写真及びオフセット又はグラ
ビア印刷のような比較的費用の係る技術によって作り出
されたものには未だ及ばない。インクジェットイメージ
ング（例えば、イメージの描写）における興味の高まり
は、妥当なコストで写真に近い品質のプリントイメージ
を作り出す必要性を招来したのである。インクジェット
プリントイメージ、特に、皮膚の色調をもったイメージ
の品質と耐光性をそれらのコストを上げないでさらに改
善するべく挑戦が今も続けられている。
の利用は、近年、劇的に進展した。この進展の要因は、
目立ったコスト低減と相まって、印刷分解能及び総合的
プリント品質の実質的な改善によるものと考えてよい。
今日のインクジェットプリンタは、商業、業務及び家庭
用など多くの用途に関して、ほんの数年前に使用できた
相当製品より完全に一桁低い費用で満足のいくプリント
品質を提供している。これらの最近の成功にも関わら
ず、インクジェットプリント品質の改善を計る方向で、
集中的な研究開発努力が続けられている。一般に、イン
クジェット印刷の品質は、写真及びオフセット又はグラ
ビア印刷のような比較的費用の係る技術によって作り出
されたものには未だ及ばない。インクジェットイメージ
ング（例えば、イメージの描写）における興味の高まり
は、妥当なコストで写真に近い品質のプリントイメージ
を作り出す必要性を招来したのである。インクジェット
プリントイメージ、特に、皮膚の色調をもったイメージ
の品質と耐光性をそれらのコストを上げないでさらに改
善するべく挑戦が今も続けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そのようなインクがイ
ンクジェットプリンティングシステムに使われることに
なる時は、クラスト形成（ｃｒｕｓｔｉｎｇ）、長期安
定性及び材料の適合性のような諸特性も調整しなければ
ならない。インクが熱式インクジェットプリンタに使用
されることになる場合、熱的に安定であるというさらに
別の束縛（コゲーション耐性）が付け加えられることに
なる。
ンクジェットプリンティングシステムに使われることに
なる時は、クラスト形成（ｃｒｕｓｔｉｎｇ）、長期安
定性及び材料の適合性のような諸特性も調整しなければ
ならない。インクが熱式インクジェットプリンタに使用
されることになる場合、熱的に安定であるというさらに
別の束縛（コゲーション耐性）が付け加えられることに
なる。
【０００４】一般に、カラーインクジェットプリンティ
ングにとって好結果を生むインクセットは、インクジェ
ットペン及びプリンティングシステムに適合しなければ
ならない。インクジェットインクに要求される諸性質の
幾つかを挙げれば、充分なクラスト形成耐性、充分な安
定性、適切な粘性、適切な表面張力、低いカラー対カラ
ーにじみ、速い乾燥時間、ベヒクルとの非反応性、ベヒ
クル中の染料の高溶解性、消費者の安全性、低ストライ
クスルー、高いカラー飽和及び充分なドット利得があ
る。
ングにとって好結果を生むインクセットは、インクジェ
ットペン及びプリンティングシステムに適合しなければ
ならない。インクジェットインクに要求される諸性質の
幾つかを挙げれば、充分なクラスト形成耐性、充分な安
定性、適切な粘性、適切な表面張力、低いカラー対カラ
ーにじみ、速い乾燥時間、ベヒクルとの非反応性、ベヒ
クル中の染料の高溶解性、消費者の安全性、低ストライ
クスルー、高いカラー飽和及び充分なドット利得があ
る。
【０００５】カラーインクジェットプリンタは、典型的
には、３つの異なった色相のインク：マゼンタ、イエロ
ー及びシアンを用いる。任意に、ブラックも用いる。両
方ともキャノンに譲渡された欧州特許６６２４９９およ
び欧州特許３６６１２１は、インクジェットインクにお
いてリアクティグレッド２３の構造が示されており、そ
の使用が開示されている。
には、３つの異なった色相のインク：マゼンタ、イエロ
ー及びシアンを用いる。任意に、ブラックも用いる。両
方ともキャノンに譲渡された欧州特許６６２４９９およ
び欧州特許３６６１２１は、インクジェットインクにお
いてリアクティグレッド２３の構造が示されており、そ
の使用が開示されている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、０から１００
％ヒドロキシ形と０から１００％ビニル形をもつ加水分
解されたリアクティブレッド２３含有の高耐光性マゼン
タ染料を提供する。ヒドロキシ形を以下に示す。
％ヒドロキシ形と０から１００％ビニル形をもつ加水分
解されたリアクティブレッド２３含有の高耐光性マゼン
タ染料を提供する。ヒドロキシ形を以下に示す。
【０００７】
【化６】
【０００８】ビニル形を以下に示す。
【０００９】
【化７】
【００１０】本発明は、さらに、少なくとも１つのイン
クが０から１００％ヒドロキシ形と０から１００％ビニ
ル形をもつ加水分解されたリアクティグレド２３含有の
高耐光性マゼンタ染料から成るマゼンタインクである、
インクジェット印刷用インクジェットインクセットを供
給する。
クが０から１００％ヒドロキシ形と０から１００％ビニ
ル形をもつ加水分解されたリアクティグレド２３含有の
高耐光性マゼンタ染料から成るマゼンタインクである、
インクジェット印刷用インクジェットインクセットを供
給する。
【００１１】本発明は、さらに、次の化学式に示すよう
に、０から１００％ヒドロキシ形と０から１００％ビニ
ル形をもつ加水分解されたリアクティグレッド２３を得
るためにリアクティグレッド２３を加水分解することか
ら成るリアクティグレッド２３の不活性化形態を製造す
る方法にも関連する。
に、０から１００％ヒドロキシ形と０から１００％ビニ
ル形をもつ加水分解されたリアクティグレッド２３を得
るためにリアクティグレッド２３を加水分解することか
ら成るリアクティグレッド２３の不活性化形態を製造す
る方法にも関連する。
【００１２】
【化８】
【００１３】
【発明の実施の形態】本願明細書に記載された本発明
は、例えば、限定するものではないが、ヒューレット−
パッカード・カンパニー製のＨＰ ＤｅｓｋＪｅｔ（登
録商標）プリンタのような、市販のインクジェットプリ
ンタを使ってインクジェットイメージをプリントするた
めのインクジェットインクを対象とするものである。当
該インクは、プリント媒体上で、特に、例えば、限定す
るものではないが、プレーンホワイト（ｐｌａｉｎ ｗ
ｈｉｔｅ）、レターサイズ（8.5インチ×11インチ）、
重量２０ｌｂ．、即ち、オフイス及びホームコンピュー
タ用として従来用いられてきたプリンタ用紙上で、コア
レッセンス（かたまり、coalescence)がほとんど又は全
く無い、優れた耐水性を示し、且つ乾燥時間が短縮され
た写真に近いイメージの生成を可能にするものである。
は、例えば、限定するものではないが、ヒューレット−
パッカード・カンパニー製のＨＰ ＤｅｓｋＪｅｔ（登
録商標）プリンタのような、市販のインクジェットプリ
ンタを使ってインクジェットイメージをプリントするた
めのインクジェットインクを対象とするものである。当
該インクは、プリント媒体上で、特に、例えば、限定す
るものではないが、プレーンホワイト（ｐｌａｉｎ ｗ
ｈｉｔｅ）、レターサイズ（8.5インチ×11インチ）、
重量２０ｌｂ．、即ち、オフイス及びホームコンピュー
タ用として従来用いられてきたプリンタ用紙上で、コア
レッセンス（かたまり、coalescence)がほとんど又は全
く無い、優れた耐水性を示し、且つ乾燥時間が短縮され
た写真に近いイメージの生成を可能にするものである。
【００１４】ＲＲ２３は、極めて耐光性の染料である。
この染料分子の反応性部分は、水溶液中にある時間にわ
たって加水分解する。他のインクジェット染料（Ｒｅａ
ｃｔｉｖｅ Ｒｅｄ １８０及びＲｅａｃｔｉｖｅ Ｂ
ｌａｃｋ ３１）の反応基が時間経過とともに加水分解
される時、そのインクの寿命にわたってｐＨが結果的に
不安定になることが知られている。時間経過中の加水分
解の間に生成されたｐＨ変化と塩が、反応性染料を含有
しているインクにおけるコゲーション、デキャップ及び
耐光性問題の発生を高めるのである。
この染料分子の反応性部分は、水溶液中にある時間にわ
たって加水分解する。他のインクジェット染料（Ｒｅａ
ｃｔｉｖｅ Ｒｅｄ １８０及びＲｅａｃｔｉｖｅ Ｂ
ｌａｃｋ ３１）の反応基が時間経過とともに加水分解
される時、そのインクの寿命にわたってｐＨが結果的に
不安定になることが知られている。時間経過中の加水分
解の間に生成されたｐＨ変化と塩が、反応性染料を含有
しているインクにおけるコゲーション、デキャップ及び
耐光性問題の発生を高めるのである。
【００１５】リアクティブレッド２３（ＲＲ２３）が染
料の反応性硫酸塩を加水分解することにより最初に不活
性化されると、ｐＨ安定性、コゲーション、デキャップ
及び耐光性に関して比較的優れた特性を有する比較的安
定な染料が生ずることを見出した。不活性化は、酸又は
アルカリ条件下で起こり得る。好ましい実施態様では、
不活性化は、アルカリ条件下で起こり、そしてより好ま
しい実施態様では、不活性化は、少なくともｐＨ９で起
こる。
料の反応性硫酸塩を加水分解することにより最初に不活
性化されると、ｐＨ安定性、コゲーション、デキャップ
及び耐光性に関して比較的優れた特性を有する比較的安
定な染料が生ずることを見出した。不活性化は、酸又は
アルカリ条件下で起こり得る。好ましい実施態様では、
不活性化は、アルカリ条件下で起こり、そしてより好ま
しい実施態様では、不活性化は、少なくともｐＨ９で起
こる。
【００１６】１つの実施態様においては、本発明は、０
から１００％ヒドロキシ形と０から１００％ビニル形を
もつ加水分解されたリアクティブレッド２３を含む高耐
光性マゼンタ染料である。ヒドロキシ形を以下に示す。
から１００％ヒドロキシ形と０から１００％ビニル形を
もつ加水分解されたリアクティブレッド２３を含む高耐
光性マゼンタ染料である。ヒドロキシ形を以下に示す。
【００１７】
【化９】
【００１８】ビニル形を以下に示す。
【００１９】
【化１０】 本発明の高耐光性マゼンタ染料の好ましい実施態様で
は、加水分解されたリアクティブレッド２３の少なくと
も５０％はヒドロキシ形である。
は、加水分解されたリアクティブレッド２３の少なくと
も５０％はヒドロキシ形である。
【００２０】別の実施態様においては、本願発明は、少
なくとも１つのインクが０から１００％ヒドロキシ形と
０から１００％ビニル形をもつ加水分解されたリアアク
ティブレッド２３含有の高耐光性マゼンタ染料から成る
マゼンタインクである、インクジェットプリント用イン
クジェットインクセットである。
なくとも１つのインクが０から１００％ヒドロキシ形と
０から１００％ビニル形をもつ加水分解されたリアアク
ティブレッド２３含有の高耐光性マゼンタ染料から成る
マゼンタインクである、インクジェットプリント用イン
クジェットインクセットである。
【００２１】本発明のインクジェットインクのセットの
好ましい実施態様では、加水分解されたリアクティブレ
ッド２３の少なくとも５０％はヒドロキシ形である。
好ましい実施態様では、加水分解されたリアクティブレ
ッド２３の少なくとも５０％はヒドロキシ形である。
【００２２】本発明のインクジェットインクのセットの
別の好ましい実施態様では、少なくとも１つのインクは
シアン染料から成るシアンインクであり；そして少なく
とも１つのインクはイエロー染料から成るイエローイン
クである。
別の好ましい実施態様では、少なくとも１つのインクは
シアン染料から成るシアンインクであり；そして少なく
とも１つのインクはイエロー染料から成るイエローイン
クである。
【００２３】本発明は、さらに別の実施態様では、０か
ら１００％ヒドロキシ形と０から１００％ビニル形をも
つ加水分解されたリアクティブレッド２３を得るために
リアクティブレッド２３を加水分解することから成る、
以下の化学式に示されるリアクティブレッド２３の不活
性化形態を製造する方法である。
ら１００％ヒドロキシ形と０から１００％ビニル形をも
つ加水分解されたリアクティブレッド２３を得るために
リアクティブレッド２３を加水分解することから成る、
以下の化学式に示されるリアクティブレッド２３の不活
性化形態を製造する方法である。
【００２４】
【化１１】
【００２５】本発明の方法の好ましい実施態様では、リ
アクティブレッド２３を加水分解する操作は、少なくと
もｐＨ９で実施される。
アクティブレッド２３を加水分解する操作は、少なくと
もｐＨ９で実施される。
【００２６】本発明の方法の別の好ましい実施態様で
は、加水分解されたリアクティブレッド２３の少なくと
も５０％はヒドロキシ形である。
は、加水分解されたリアクティブレッド２３の少なくと
も５０％はヒドロキシ形である。
【００２７】実施例１ 不活性化リアクティブレッド２３のインクジェットプリ
ント済みサンプルの実時間退色の程度をマゼンタ３７７
のインクジェットプリント済みサンプルと直接比較し
た。実時間退色は、インクジェットプリント済みサンプ
ルの元の光学濃度とオフイス照明へ７．５カ月露光後の
サンプルの退色した光学濃度とを定量して測定した。そ
の結果を表１に示す。リアクティブレッド２３は、７．
５カ月で３７％退色したことが示され、一方、マゼンタ
３７７は、同一条件下で８６％退色した。
ント済みサンプルの実時間退色の程度をマゼンタ３７７
のインクジェットプリント済みサンプルと直接比較し
た。実時間退色は、インクジェットプリント済みサンプ
ルの元の光学濃度とオフイス照明へ７．５カ月露光後の
サンプルの退色した光学濃度とを定量して測定した。そ
の結果を表１に示す。リアクティブレッド２３は、７．
５カ月で３７％退色したことが示され、一方、マゼンタ
３７７は、同一条件下で８６％退色した。
【００２８】
【表１】
【００２９】実施例２ 不活性化リアクティブレッド２３のインクジェットプリ
ント済みサンプルの加速退色の程度をマゼンタ３７７及
びＰｒｏ−Ｊｅｔ（商標）Ｆａｓｔ Ｍａｇｅｎｔａ
２のインクジェットプリント済みサンプルと直接比較し
た。加速退色は、インクジェットプリントみサンプルの
％光学濃度退色を３カ月及び６カ月退色で定量して測定
した。その結果を表２に示す。ＲＲ２３は、７．５カ月
で３７％退色したことが示され、一方、マゼンタ３７７
は、同一条件下で８６％退色した。
ント済みサンプルの加速退色の程度をマゼンタ３７７及
びＰｒｏ−Ｊｅｔ（商標）Ｆａｓｔ Ｍａｇｅｎｔａ
２のインクジェットプリント済みサンプルと直接比較し
た。加速退色は、インクジェットプリントみサンプルの
％光学濃度退色を３カ月及び６カ月退色で定量して測定
した。その結果を表２に示す。ＲＲ２３は、７．５カ月
で３７％退色したことが示され、一方、マゼンタ３７７
は、同一条件下で８６％退色した。
【００３０】
【表２】
【００３１】実施例３ サンプルＲＲ２３を様々なｐＨ及び温度条件下で準備し
た。５３０ｎｍにおける領域カウント（ａｒｅａ ｃｏ
ｕｎｔ）は、様々な条件下のサンプルについて、流域カ
ウント測定により、１．２分、３．３分及び５．４分で
測定し、その測定で、リアクティブ形（分子量（ＭＷ）
６７３），ヒドロキシ形（ＭＷ５９３）及びビニル形
（ＭＷ５７５）の各サンプルのパーセントを様々な条件
で定量した。その結果を表３に示す。
た。５３０ｎｍにおける領域カウント（ａｒｅａ ｃｏ
ｕｎｔ）は、様々な条件下のサンプルについて、流域カ
ウント測定により、１．２分、３．３分及び５．４分で
測定し、その測定で、リアクティブ形（分子量（ＭＷ）
６７３），ヒドロキシ形（ＭＷ５９３）及びビニル形
（ＭＷ５７５）の各サンプルのパーセントを様々な条件
で定量した。その結果を表３に示す。
【００３２】
【表３】
【００３３】実施例４ ＲＲ２３及びＭ３７７のインクジェットインクをＨＰ
Ｐｒｏｆｅｓｓｉｏｎａｌ Ｂｒｏｃｈｕｒｅ用紙上に
印刷した。パーセント退色を２年後に測定した。結果を
表４に示す。
Ｐｒｏｆｅｓｓｉｏｎａｌ Ｂｒｏｃｈｕｒｅ用紙上に
印刷した。パーセント退色を２年後に測定した。結果を
表４に示す。
【００３４】
【表４】
【００３５】実施例５ ２つのディジタル着色写真をＨＰ Ｐｒｅｍｉｕｍ Ｐ
ｈｏｔｏｇｌｏｓｓｙ用紙上に印刷した。２つの写真の
唯一の差異は、使用されたダークマゼンタインクに関し
てであった。その写真に使用されたダークマゼンタイン
クは、Ｍ３７７の又はＲＲ２３のダークマゼンタの何れ
かであった。マゼンタ、ニュートラルパッチ(neutral p
atch)、レッド及びブルーの寿命年数を各写真で測定
し、表５に示す。
ｈｏｔｏｇｌｏｓｓｙ用紙上に印刷した。２つの写真の
唯一の差異は、使用されたダークマゼンタインクに関し
てであった。その写真に使用されたダークマゼンタイン
クは、Ｍ３７７の又はＲＲ２３のダークマゼンタの何れ
かであった。マゼンタ、ニュートラルパッチ(neutral p
atch)、レッド及びブルーの寿命年数を各写真で測定
し、表５に示す。
【００３６】
【表５】
【００３７】以上の説明は、明確化並びに理解の目的
で、幾分詳細に説明されているが、方式及び詳細におけ
る様々な変更を本発明の範囲から逸脱することなく実行
し得るということは、本開示を読めば当業者には明らか
である。
で、幾分詳細に説明されているが、方式及び詳細におけ
る様々な変更を本発明の範囲から逸脱することなく実行
し得るということは、本開示を読めば当業者には明らか
である。
【００３８】以上、本発明について詳述したが、以下に
本発明の各実施態様について説明する。 （実施態様１）加水分解されたリアクティブレッド２３
の以下に示す０から１００％ヒドロキシ形（Ｉ）と０か
ら１００％ビニル形（ＩＩ）を有することを特徴とする
良好な退光性を有するマゼンタ染料。
本発明の各実施態様について説明する。 （実施態様１）加水分解されたリアクティブレッド２３
の以下に示す０から１００％ヒドロキシ形（Ｉ）と０か
ら１００％ビニル形（ＩＩ）を有することを特徴とする
良好な退光性を有するマゼンタ染料。
【化１２】
【化１３】 （実施態様２）少なくとも５０％がヒドロキシ形である
ことを特徴とする前項１に記載のマゼンタ染料。 （実施態様３）少なくとも１つのインクが以下に示す０
から１００％ヒドロキシ形（Ｉ）と０から１００％ビニ
ル形（ＩＩ）をもつ加水分解されたリアクティブレッド
２３を含むマゼンタ染料から成るマゼンタインクである
ことを特徴とするインクジェットプリント用インクジェ
ットインクセット。
ことを特徴とする前項１に記載のマゼンタ染料。 （実施態様３）少なくとも１つのインクが以下に示す０
から１００％ヒドロキシ形（Ｉ）と０から１００％ビニ
ル形（ＩＩ）をもつ加水分解されたリアクティブレッド
２３を含むマゼンタ染料から成るマゼンタインクである
ことを特徴とするインクジェットプリント用インクジェ
ットインクセット。
【化１４】
【化１５】 （実施態様４）少なくとも５０％はヒドロキシ形である
ことを特徴とする前項３に記載のインクジェットインク
セット。 （実施態様５）少なくとも１つのインクはシアン染料か
ら成るシアンインクであり、少なくとも１つのインクは
イエロー染料から成るイエローインクであることを特徴
とする前項３に記載のインクジェットインクセット。 （実施態様６）０から１００％ヒドロキシ形と０から１
００％ビニル形をもつ加水分解されたリアクティブレッ
ド２３を得るため、以下に示す化学式でリアクティブレ
ッド２３を加水分解させることを特徴とするマゼンタ染
料の製造方法。
ことを特徴とする前項３に記載のインクジェットインク
セット。 （実施態様５）少なくとも１つのインクはシアン染料か
ら成るシアンインクであり、少なくとも１つのインクは
イエロー染料から成るイエローインクであることを特徴
とする前項３に記載のインクジェットインクセット。 （実施態様６）０から１００％ヒドロキシ形と０から１
００％ビニル形をもつ加水分解されたリアクティブレッ
ド２３を得るため、以下に示す化学式でリアクティブレ
ッド２３を加水分解させることを特徴とするマゼンタ染
料の製造方法。
【化１６】 （実施態様７）前記リアクティブレッド２３の加水分解
はｐＨ９で行われることを特徴とする前項６に記載のマ
ゼンタ染料の製造方法。 （実施態様８）前記リアクティブレッド２３の加水分解
は、少なくとも５０％はヒドロキシ形であることを特徴
とする前項６に記載のマゼンタ染料の製造方法。
はｐＨ９で行われることを特徴とする前項６に記載のマ
ゼンタ染料の製造方法。 （実施態様８）前記リアクティブレッド２３の加水分解
は、少なくとも５０％はヒドロキシ形であることを特徴
とする前項６に記載のマゼンタ染料の製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター・シー・モーリス アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディ エゴ、ベルナルド・オークス ドライブ 17362 Ｆターム(参考） 2C056 EA13 FC02 2H086 BA01 BA57 BA62 4H056 JA02 JB03 JC06 4J039 BC40 BE02 EA15 GA24
Claims (8)
- 【請求項１】加水分解されたリアクティブレッド２３の
以下に示す０から１００％ヒドロキシ形（Ｉ）と０から
１００％ビニル形（ＩＩ）を有することを特徴とする良
好な退光性を有するマゼンタ染料。 【化１】 【化２】 - 【請求項２】少なくとも５０％がヒドロキシ形であるこ
とを特徴とする請求項１に記載のマゼンタ染料。 - 【請求項３】少なくとも１つのインクが以下に示す０か
ら１００％ヒドロキシ形（Ｉ）と０から１００％ビニル
形（ＩＩ）をもつ加水分解されたリアクティブレッド２
３を含むマゼンタ染料から成るマゼンタインクであるこ
とを特徴とするインクジェットプリント用インクジェッ
トインクセット。 【化３】 【化４】 - 【請求項４】少なくとも５０％はヒドロキシ形であるこ
とを特徴とする請求項３に記載のインクジェットインク
セット。 - 【請求項５】少なくとも１つのインクはシアン染料から
成るシアンインクであり、少なくとも１つのインクはイ
エロー染料から成るイエローインクであることを特徴と
する請求項３に記載のインクジェットインクセット。 - 【請求項６】０から１００％ヒドロキシ形と０から１０
０％ビニル形をもつ加水分解されたリアクティブレッド
２３を得るため、以下に示す化学式でリアクティブレッ
ド２３を加水分解させることを特徴とするマゼンタ染料
の製造方法。 【化５】 - 【請求項７】前記リアクティブレッド２３の加水分解は
ｐＨ９で行われることを特徴とする請求項６に記載のマ
ゼンタ染料の製造方法。 - 【請求項８】前記リアクティブレッド２３の加水分解
は、少なくとも５０％はヒドロキシ形であることを特徴
とする請求項６に記載のマゼンタ染料の製造方法。
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