JP2003213186A - ハロゲン化銀プリントの色域を有する耐光性インクジェット染料セット - Google Patents

ハロゲン化銀プリントの色域を有する耐光性インクジェット染料セット

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JP2003213186A
JP2003213186A JP2002315998A JP2002315998A JP2003213186A JP 2003213186 A JP2003213186 A JP 2003213186A JP 2002315998 A JP2002315998 A JP 2002315998A JP 2002315998 A JP2002315998 A JP 2002315998A JP 2003213186 A JP2003213186 A JP 2003213186A
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yellow
magenta
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cyan
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Peter C Morris
ピーター・シー・モリス
Stephen W Bauer
スティーブン・ダブリュー・バウアー
Shirley Lee
シャーレイ・リー
Keshava A Prasad
ケシャバ・エイ・プラサド
Jeffrey H Barr
ジェフェリー・エイチ・バー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 優れた耐光退色性を備え、ハロゲン化銀に匹
敵した色空間を有するインクジェットプリントを提供す
る。 【解決手段】 Direct Yellow 132、Direct Blue 199、
Kodak Lightfast Magenta 1及び任意にPacified Reacti
ve Black 31をそれぞれ含むイエロー、シアン、マゼン
タ及びブラックインクを調合した特定の染料セットを提
供する。本発明のインク染料セットの水性インクは、そ
れぞれが約0.1〜約5重量%の少なくとも1つの染料を
含み、ブラックインクについては約0.5〜約5重量%の
少なくとも1つの着色剤を含み、さらに、約5〜約20重
量%の少なくとも1つの有機溶媒、界面活性剤、緩衝
剤、殺生物剤及び金属キレート化剤から成る群からそれ
ぞれ独立して選択される0〜約1.5重量%の少なくとも
1つの成分、及びバランスの水を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、インクジ
ェット印刷に関し、より詳細には、インクジェット印刷
品質を改善するための特定の染料及びインクセットに関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット印刷は、インク液滴を印
刷媒体上に特定の順序で堆積させて、英数字、領域充填
及びその他のパターンを形成するノンインパクト印刷工
程である。比較的騒音のない運転と相まって、低コスト
並びにハードコピー出力の高品質のため、インクジェッ
トプリンタは、コンピュータと併用される他方式のプリ
ンタに代わるポピュラーな代替手段となった。それらの
最近の成功にも関わらず、インクジェット印刷の品質を
改善するために、集中的な研究及び開発努力が継続して
いる。インクジェット印刷における関心の急激な高まり
は、相応なコストで高品質のプリントを作り出すという
要求となっている。インクジェットプリントの印刷品質
と耐光性をさらに改善するという目標が未だ残ってい
る。ディジタル写真用としてのインクジェットプリント
の使用が持ち上がったことで、正確な色と耐久性を有す
る高解像度の画像が要求されている。
【0003】ヒューレット・パッカード社から入手可能
なDesignJet(登録商標)10psプリンタなどのカラーイ
ンクジェットプリンタは、典型的に、異なった色相を有
する3つのインク、即ち、マゼンタ、イエローとシア
ン、及び任意にブラックを使用する。インクの作製に使
用される着色剤、例えば染料の特別なセットは、「三原
色染料セット」と呼ばれる。三原色染料セットの種々の
組合せを使って色の、例えば混合色のスペクトルを作り
出すことができる。リソグラフィー、染料転写及びある
種の熱転写などの印刷工程においては、良好な混合色を
生ずる時に三原色インクの要求がより少ないようにスポ
ットサイズを変更することが可能である。二元印刷装
置、即ち、カラーのドットが存在するか又は存在しない
かいずれかである装置、例えば、サーマルインクジェッ
トプリンタに、カラーインクを使用する際、知覚し得る
混合色を与えるという三原色の能力は、より重要ですら
ある。そのような装置は、オフセット印刷機又は染料昇
華型プリンタなどの他方式で印刷された画像と比較され
る画像の印刷に使用されることになる場合には、インク
ジェットプリンタで生成されるカラーが、Kodak Durali
fe(登録商標)のハロゲン化銀プリントの色域(色空
間)などの産業的カラー銘柄に通常許容されるものを含
み且つ同等であり得ることが重要である。そのようなイ
ンクがインクジェット印刷装置に使用されることになる
場合、外皮形成、長期安定性及び材料の相容性などの諸
特性にもまた注目しなければならない。また、インクが
サーマルインクジェットプリンタに使用されることにな
る場合、熱的に安定である(コゲーション耐性である)
という制約がさらに加わる。
【0004】一般に、カラーインクジェット印刷に際し
て好結果を生むインクセットは、インクジェットペン及
び印刷システムと適合性でなければならない。インクジ
ェットインクに要求される幾つかの諸特性には、良好な
外皮形成耐性、十分な安定性、適当な粘度、適当な表面
張力、カラーからカラーへのブリードが少ないこと、急
速な乾燥時間、プリントヘッド部品との有害反応がない
こと、ビヒクル中の染料の高溶解度、使用者の安全性、
低いストライクスルー、高い色飽和度、十分なドットサ
イズ及び適切な色特性が含まれる。さらに、印刷画像の
耐久性、例えば、耐光性及び耐水性は印刷されたインク
ジェット画像において重要な役割を果たす。知覚される
任意の所与の色は、当分野で周知のように、CIELAB色空
間及びマンセル色空間などの色空間のいずれか1つを使
って説明することができる。例えば、マンセル色空間で
は、所与の色は3つの属性、即ち、色相(H)、値(V)及び
彩度(C)を用いて定義される。CIELAB色空間では、色は
3つの属性、L、a及びbを使用して定義され
る。Lは、色の明度を定義し、ゼロ(黒色)から100
(白色)の範囲にある。属性a及びbは、共に色相
を定義する。属性aは、負の数(緑色)から正の数
(赤色)の範囲にわたる。属性bは、負の数(青色)
から正の数(黄色)の範囲にわたる。さらに、所与の色
を詳述するのに、h°(色相角)及びC(彩度)など
の補足的な属性を用い、この場合、 h°= tan−1b/a (式1) C= (a2+b2) (式2) の関係を満たす。
【0005】L、a及びb、あるいはマンセルの
H、V及びCは、特定の染料が作り出し得る空間の容積を
計算することができ、容積が大きいほど、染料セットは
より多くの色を作り出すことができる。
【0006】また、本発明で使用されるマゼンタインク
の構造、ブラックインク、インク染料セット等について
は、従来技術に開示されている(例えば特許文献1〜4
を参照)。
【0007】
【特許文献1】米国特許第6,001,161号公報
【特許文献2】米国特許第4,963,189号公報
【特許文献3】米国特許第5,725,641号公報
【特許文献4】米国特許第5,851,273号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前出の性質の1つ又は
より多くを有するインクは既知である。しかし、1つの
特性の改善は、しばしば、別の特性を劣化させることに
なるため、前出の性質を全て備えたインクはほとんど知
られていない。従って、商用に使用される多くのインク
は、前述の諸特性の各々に対する少なくとも適した回答
を示すインクを得ようとする試みにおける妥協の結果を
表している。例えば、写真プリントを得るのに使用され
るような、ハロゲン化銀プリントの色域を得ることがで
きるインクは知られているが、前述のハロゲン化銀プリ
ントの有する耐光性を得ることはできない。これらの既
知インクのこの欠点は、マゼンタ及びマゼンタ含有カラ
ーに付随した耐光性不良である。従って、改善された諸
特性を有し且つ1つの性質を改善するのに他を犠牲にし
ないインク組成物を開発することにおいて研究が続けら
れている。このように、特にハロゲン化銀プリントの色
域を再現しようとする場合に、ペンの性能と信頼性を犠
牲にすることなく、インクジェットプリントのプリント
品質、色域及び耐光性をさらに改善する必要性は当分野
に依然として存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、インク
ジェットインクに適したインク、及びそのインクを調合
する方法が提供される。イエロー、シアン、マゼンタ及
びブラックインクを調合するための特定の染料セットが
開示され、その染料は、Direct Yellow 132、少なくと
も1つのその他のイエロー染料、Direct Blue 199、マ
ゼンタインクは以下の構造を有する染料、及び任意にPa
cified Reactive Black 31をそれぞれ含む。
【0010】
【化1】
【0011】この染料セットは、オフィスライトに露光
された時に優れた耐光性を示す優れたインクジェットプ
リント、光沢インクジェット媒体上への優れた画像形成
及びKodak Duralife(登録商標)のハロゲン化銀の基準
プリントの色空間を実質的に含む広い色域を提供する。
本発明の実施において、イエロー、シアン及びマゼンタ
の水性インクは、それぞれが、約0.1〜約5重量%の少
なくとも1つの着色剤を含み、ブラックインクに関して
は約1〜約10重量%の少なくとも1つの着色剤を含み、
さらに、それぞれのインクは約5〜約20重量%の少なく
とも1つの有機溶媒、界面活性剤、緩衝剤、殺生物剤及
び金属キレート化剤から成る群からそれぞれ独立して選
択される0〜約1.5重量%の少なくとも1つの成分、及
びバランスの水を含む。
【0012】本発明のインク組成物は、良好な耐光性
と、ハロゲン化銀の基準プリントの色域容積を実質的に
含む優れた色域を提供し、且つインクジェット印刷エン
ジンにおいて信頼性を有する。
【0013】本明細書は、本発明であると見なされるこ
とを特に指示し且つ明確に記載した特許請求の範囲を開
示しているが、本発明の利点は、添付の図面に関連させ
て通読することによって、より容易に確認することがで
きるであろう。
【0014】
【発明の実施の形態】ここに開示される本発明は、ヒュ
ーレット・パッカード・カンパニー(米国カリフォルニ
ア州パロアルト)製のDesignJet(登録商標)10psプリ
ンタなどの市販のインクジェットプリンタ用の染料セッ
トに関する。より詳細には、イエロー、シアン、マゼン
タ及び、任意に、染料添加量の少ないシアン(ライトシ
アン)、染料添加量の少ないマゼンタ(ライトマゼン
タ)、及びブラックインクを調合するための、特定の染
料セットを開示する。その染料セットによって、広い色
域と優れた耐光性を有する高品質プリントの作製が可能
となる。本発明に従って調合されたインクは、カラー確
度及び耐久性に対する市場の要求を満たす色外観を有す
る画像を作製する。開示される特定のインクセットは、
Direct Yellow 132、Direct Blue 199、Magenta 377、
及び任意にPacified Reactive Black 31をそれぞれ有す
る、イエロー、シアン、マゼンタ、及び任意に、ブラッ
クインクを調合することを含む。本発明のイエロー、シ
アン及びマゼンタの水性インク組成物は、概して、それ
ぞれが約0.1〜約5重量%の少なくとも1つの着色剤を
含み、ブラックインクに関しては、約1〜約10重量%の
少なくとも1つの着色剤含み、さらに、それぞれは次の
成分(インク組成物全体に対する重量%)を含有するビ
ヒクルを含む。約5〜約20重量%の少なくとも1つの有
機溶媒、界面活性剤、緩衝剤、殺生物剤及び金属キレー
ト化剤から成る群からそれぞれ独立して選択される0〜
約1.5重量%の少なくとも1つの成分、及びバランスの
水。
【0015】本明細書における全ての濃度は、別途指示
しない限り、全インク組成物に対する重量パーセントで
ある。全ての成分の純度は、インクジェットインクとし
て通常の商用に供されている純度である。
【0016】着色剤について イエロー 本発明のイエローインクは、Pro-jet Yellow 1Gとし
て、Zeneca Colorsから入手可能なDirect Yellow 132(D
Y132)、並びに、例えば、Ilford AG(スイス国Ruede l'I
ndustrie, CH-1700 Fribourg)から入手可能なIlford Ye
llow 104(IL104)などの少なくとも1つのその他のイエ
ロー染料を含む。DY132及びIL104は、いずれかの塩の形
で使用し得る。好ましいイエローインクは、ナトリウム
(Na)イオンと結合したDY132及びIL104を含む。イエロー
染料は、約2.5〜約4.5重量%、好ましくは約3〜約4重
量%の量で存在し、且つ、イエロー染料の濃度を設定す
るに際して、インクは、1:10,000の希釈に対する吸収
極大波長(lambda maximum)約401〜405nmにおいて約0.00
1〜0.12の吸光度を有することが望まれ、好ましくは、
吸収極大波長約403nm且つ1:10,000の水希釈におい
て、約1.0の可視光吸光度を有する。
【0017】シアン 本発明のシアンインクは、Pro-jet Cyan 1としてZeneca
Colorsから入手可能なDirect Blue 199(DB199)を含
む。DB199は、いずれかの塩の形で使用し得る。好まし
いシアンインクは、ナトリウム(Na)イオンと結合したDB
199を含む。シアン染料は、約1〜約4重量%、好まし
くは約1.5〜約2.5重量%の量で存在し、且つ、シアン染
料の濃度を設定するに際して、インクは、1:10,000の
希釈に対する吸収極大波長約616〜620nmにおいて約0.01
〜0.27の吸光度を有することが望まれ、好ましくは、吸
収極大波長約618nm且つ1:10,000の水希釈において、
約0.08の可視光吸光度を有する。
【0018】マゼンタ 本発明のマゼンタインクは、以下の構造を有する染料を
含む。
【0019】
【化2】
【0020】上記染料は前述の特許文献1においてDye
6として開示されている。好ましいマゼンタインクは、
ナトリウム(Na)イオンと結合した上記マゼンタ染料を含
む。マゼンタ染料は、好ましくは1%エタノールアミン
中で測定され、約0.5〜約2重量%、より好ましくは約
0.5〜約1重量%の量で存在する。マゼンタ染料の濃度
を設定するに際して、インクは、1:10,000の希釈に対
する吸収極大波長約551〜555nmにおいて約0.01〜0.57の
吸光度を有することが望まれ、好ましくは、吸収極大波
長約553nm且つ1:10,000の水希釈において、約0.08の
可視光吸光度を有する。
【0021】ライトシアン 本発明のライトシアンインク(染料添加量の少ないシア
ンインク)は、DirectBlue 199(DB199)を含む。DB199
は、いずれの塩の形で使用してよい。好ましいシアンイ
ンクは、ナトリウム(Na)イオンと結合したDB199を含
む。シアン染料は、約0.05〜約1重量%、好ましくは約
0.1〜約0.75重量%の量で存在する。シアン染料の濃度
を設定するに際して、インクは、1:10,000の希釈に対
する吸収極大波長約551〜555nmにおいて約0.001〜0.05
の吸光度を有することが望まれる。
【0022】ライトマゼンタ 本発明のライトマゼンタインク(染料添加量の少ないマ
ゼンタインク)は、以下の構造を有する染料を含む。
【0023】
【化3】
【0024】上記構造を有する染料は前述の特許文献1
においてDye 6として開示されている。好ましいマゼン
タインクは、ナトリウム(Na)イオンと結合した上記マゼ
ンタ染料を含む。マゼンタ染料は、約0.05〜約1重量
%、好ましくは約0.1〜約0.75重量%の量で存在する。
マゼンタ染料の濃度を設定するに際して、インクは、
1:10,000の希釈に対する吸収極大波長約551〜555nmに
おいて約0.01〜0.11の吸光度を有することが望まれる。
【0025】本発明のイエロー、シアン及びマゼンタイ
ンクの各々は、約0.1から約5重量%の染料を含み得
る。
【0026】本発明のイエロー、シアン及びマゼンタイ
ンクの各々は、約2.5から約3重量%の染料を含み得
る。
【0027】ブラック 本発明の染料セットは、任意に、ブラックインクを含み
得る。本発明の実施において適切に採用されるブラック
インクは、染料ベースか又は顔料ベースの着色剤であっ
てよく、好ましくは染料ベースである。ブラックインク
は、また、三原色、即ち、イエロー、シアン及びマゼン
タの複合体であってもよい。適当なブラック染料ベース
インクは、例えば、上述の特許文献2に開示されるもの
であり、好ましくは、ブラックインクは、Reactive Bla
ck 31、Pacified Reactive Black31、Direct Black 168
又はそれらの混合物を含む。より好ましくは、Pacified
Reactive Black 31を含み、この場合、その発色団は、
従来技術として上述の特許文献3等に記載されているよ
うな、ビニルスルホン形、エチルヒドロキシ形又はそれ
らの混合物の形で存在する。Pacified Reactive Black
31(PRB31)は、周知のパシフィケーション(pacificatio
n)法を採用してReactive Black 31(RB)染料(Hoechst C
hemical CompanyからRemazol Black R-KRLとして入手可
能)のパシフィケーションによって作られる。パシフィ
ケーションプロセスは、ReactiveBlack 31の水溶液を作
ることによって達成される。その水溶液を60℃まで加熱
する。次いで、その染料を、溶液のpHを約8〜約12の範
囲にするのに十分な量の水酸化ナトリウムの添加によっ
て加水分解する。水酸化ナトリウムのさらなる添加によ
り、溶液のpHをこの範囲に維持する。加水分解の完了
後、塩酸を使って溶液のpHを約7まで下げる。その反応
で生成される硫酸イオン及びプロセス中に添加された塩
化物イオン及びナトリウムイオンは、逆浸透又は他の在
来方法によって任意に除去することができる。本発明の
インクは、好ましくは約1%までの硫酸イオンを含む。
より好ましくは、インクは、約1000ppmまでの硫酸イオ
ンを含み、約100ppmまでが最も好ましい。得られる染料
(pacified dye)の溶液は、加水分解形、即ち、ビニルス
ルホン形及びエチルヒドロキシ形の何れか又は両方を含
むであろう。PRB31の両方の加水分解形は、耐光性であ
り且つ信頼性のあるインクジェットインクを作るのに適
している。
【0028】ブラック着色剤は、約0.5〜約5重量%、
好ましくは約1〜約4重量%、より好ましくは約1〜約
2重量%の量で存在する。ブラック着色剤の濃度を設定
するに際して、インクは、1:10,000の希釈に対する吸
収極大波長約616〜620nmにおいて約0.02〜0.20の吸光度
を有することが望まれる。
【0029】ビヒクル 本発明のインクは、次の成分から成る水性ビヒクルを含
む(全インク組成物の重量%)。約5〜約20重量%の少
なくとも1つの水溶性有機溶媒、界面活性剤、緩衝剤、
殺生物剤及び金属キレート化剤から成る群からそれぞれ
独立して選択される0〜約1.5重量%の少なくとも1つ
の成分、及びバランスの水。
【0030】有機溶媒 本発明のインクは、約5〜約20重量%の水溶性有機溶媒
を含む。より好ましくは、インクは、約8〜約15重量%
の有機溶媒を含み、約9〜約13重量%の濃度が最も好ま
しい。
【0031】本発明のインクジェットインク組成物に適
切に採用される、水溶性有機溶媒は、次のいずれかの化
合物又はそれらの2つ又はより多くの混合物を含む。2
−ピロリドン、N−メチル−ピロリド−2−オン(NM
P)、1,3−ジメチルイミダゾリド−2−オン及びオク
チル−ピロリドンなどの窒素含有ヘテロ環式ケトン、エ
タンジオール(例えば、1,2−エタンジオール)、プ
ロパンジオール(例えば、1,2−プロパンジオール、
1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−ヒドロキ
シ−メチル−1,3−プロパンジオール、エチルヒドロ
キシ−プロパンジオール(EHPD))、ブタンジオール(例
えば、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール)、ペンタンジオール(例
えば、1,2−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール)、ヘキサンジオール(例えば、1,6−ヘキサ
ンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,2−ヘキ
サンジオール)、ヘプタンジオール(例えば、1,2−
ヘプタンジオール、1,7−ヘプタンジオール)、オク
タンジオール(例えば、1,2−オクタンジオール、
1,8−オクタンジオール)などのジオール、ポリエチ
レングリコール(例えば、ジエチレングリコール(DE
G)、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル)、ポリプロピレングリコール(例えば、ジプロピレ
ングリコール、トリプロピレングリコール、テトラプロ
ピレングリコール)、高分子グリコール(例えば、PEG
200、PEG 300、PEG 400、PPG 400)、及びチオジグリコ
ールなどの、通常インクジェットに採用される、ポリア
ルキレングリコールのようなグリコール及びチオグリコ
ール、及びジプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、及びエ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノヘキシルエーテルなどのグリコールエーテ
ル。
【0032】好ましくは、有機溶媒は、C5−C7の
1,2ジオール、即ち、1,2−ペンタンジオール、
1,2−ヘキサンジオール及び1,2−ヘプタンジオー
ルを包含し、本発明の実施に際しては、より好ましく
は、1,2−ヘキサンジオールが使用される。また、好
ましくは、有機溶媒は、約0.1〜約4重量%、より好ま
しくは約0.5〜約2.5重量%、さらにより好ましくは約1
〜約2重量%のネオペンチルグリコールを含む。
【0033】界面活性剤 本発明のインクは、任意に、0〜約1.5重量%の界面活
性剤を含む。より好ましくは、インクは約0.5〜約1.3重
量%の界面活性剤を含み、約0.8〜約1.2重量%の濃度が
最も好ましい。
【0034】本発明の実施に際し、1つ又はより多くの
界面活性剤を任意に使用し得る。第2級アルコールエト
キシレートなどのノニオン界面活性剤(例えば、Union
Carbide Co.から入手可能なTergitolシリーズ)、ノニ
オン系フルオロ界面活性剤(例えば、3Mから入手可能
なFC170C)、ノニオン系脂肪酸エトキシレート界面活性
剤(例えば、Rhone-Poulencから入手可能なAlkamul PSM
O-20)、ノニオン系シリコン界面活性剤(例えば、米国
コネチカット州ダンバリーのOsi Specialities, Inc.か
ら入手可能なSilwetL7600)、及び脂肪族アミドエトキ
シレート界面活性剤(例えば、Rhone-Poulencから入手
可能なAldamide L203)などは好ましく、第2級アルコ
ールエトキシレートが最も好ましい。本発明の実施にお
いて、界面活性剤は印刷媒体中へのインクの浸透を増大
することにより、カラーからカラーへのブリード(カラ
ー−カラーブリード)を防ぎ、且つポリマーコート媒体
上でのインクの拡散を改善する働きがある。第2級アル
コールエトキシレートは、ノニオン界面活性剤であり、
また、例えば、TERGITOL 15-S-5及びTERGITOL 15-S-7な
どのTergitolシリーズとしてUnion Carbide Co.(米国
テキサス州ヒューストン)からの市販品などから入手可
能である。
【0035】第2級アルコールエトキシレートは、(a)
鎖中に規定の炭素原子を含む脂肪族鎖と、(b) 指定
されたエトキシ化単位とを包含する。これらのエトキシ
レートは、エトキシレートの混合物として市販されてお
り、そのため、既知の化合物の主なものとして説明され
る。本発明の実施に適切に採用される第2級アルコール
エトキシレートは、主に、その脂肪族鎖に約12〜約18の
炭素原子を有し、一方、エトキシ化単位の数は、主に、
約4〜約8単位の範囲にある。従って、「TERGITOL 15-
S-5」は、その脂肪族鎖における約15の炭素と約5のエ
トキシ化単位を主として有する第2級アルコールエトキ
シレート界面活性剤の代表である。TERGITOL 15-S-5とT
ERGITOL 15-S-7は、好ましい界面活性剤である。
【0036】緩衝剤 本発明のインクは、任意に0〜約1.5重量%の緩衝剤を
含む。より好ましくは、インクは約0.1〜約0.5重量%の
緩衝剤を含み、約0.1〜約0.3重量%の濃度が最も好まし
いものである。
【0037】本発明の実施に際してpHを調整するために
採用される緩衝剤は、有機系の生物学的緩衝剤又は無機
緩衝剤であってよく、好ましくは有機系である。さら
に、採用される緩衝剤は、本発明の実施において約3〜
約9、好ましくは約6.5〜約8、より好ましくは約7.2〜
7.8の範囲のpHを維持しなければならない。好ましく採
用される緩衝剤の例には、Aldrich Chemicals(米国ウ
ィスコンシン州ミルウォーキー)などの会社から入手可
能なTrizma Base、4−モルホリンエタンスルホン酸(ME
S)、b−ヒドロキシ−4−モルホリンプロパンスルホン
酸(MOPSO)及び4−モルホリンプロパンスルホン酸(MOP
S)が含まれる。最も好ましくは、本発明の実施において
MOPSOが採用される。
【0038】金属キレート化剤 本発明のインクは、任意に0〜約1.5重量%の金属キレ
ート化剤を含む。より好ましくは、インクは約0.1〜約
0.5重量%の金属キレート化剤を含み、約0.1〜約0.3重
量%の濃度が最も好ましい。
【0039】本発明の実施に際して用いられる金属キレ
ート化剤は、インク中に存在する可能性のある金属カチ
オンを結合するのに用いられる。好ましく採用される金
属キレート化剤の例には、エチレンジアミン四酢酸(EDT
A)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、トランス−
1,2−ジアミノシクロヘキサン四酢酸(CDTA)、(エチ
レンジオキシ)ジエチレンジニトリロ四酢酸(EGTA)、又
は遷移金属カチオンを結合できるその他のキレート化剤
が含まれる。より好ましくは、EDTA及びDTPAであり、さ
らにより好ましくは、二ナトリウム塩の形のEDTAが、本
発明の実施に際して採用される。
【0040】殺生物剤 本発明のインクは、任意に0〜約1.5重量%の殺生物剤
を含む。より好ましくは、インクは約0.1〜約0.5重量%
の殺生物剤を含み、約0.1〜約0.3重量%の濃度が最も好
ましい。
【0041】インクジェットインクに通常用いられる次
の殺生物剤はどれも本発明の実施に際し採用し得る。例
えば、Huls America(米国ニュージャージー州ピスカタ
ウェイ)から入手可能なNuosept 95、Zeneca(米国デラ
ウェア州ウィルミントン)から入手可能なProxel GXL、
及びUcarcide 250の商標を付してUnion Carbide Compan
y(米国ニュージャージー州バウンド・ブルック)から
市販のグルタルアルデヒドがある。Proxel GXLは好まし
い殺生物剤である。ここに開示される特定のインクセッ
トは、インクジェットカラー印刷において商業的用途を
見出すことが期待されている。
【0042】
【実施例】インクを調合し、調合されたインクの種々の
特性を本発明の実施によって達成される諸利益、即ち、
ヘッドの再充填を使用する印刷システムに関する、三原
色及び混合色に関する色域及び耐光性及び長期抵抗体寿
命、に及ぼす染料セットの効果を評価するという目標で
測定した。
【0043】例I プリントサンプル作製方法 調合されたインクのプリントサンプルは、それに必要な
ヒューレットパッカード社のDesignJet(登録商標)10p
sプリンタを使って作製した。使用されたプリント媒体
は、下記の1つ以上を含んでいた。ヒューレットパッカ
ード社(米国カリフォルニア州パロアルト)から入手可
能な、HP Colorfastフォト用紙C7013Aなどの非コート
紙、及びヒューレットパッカード社から入手可能なHPC6
034Aなどのような光沢コート紙媒体。
【0044】例II インク組成物 表1に挙げた染料を含むインク染料セットを調製した。
【0045】
【表1】
【0046】インク染料セット1は、本発明の特定の実
施態様に従って作製された高色域且つ高退色耐性を有す
るインク染料セットを代表する。インク染料セット2
は、上述の従来技術(特許文献4を参照)に開示される
インクセットの代表である。染料セット3及び4は、比
較試験の目的で作製した種々のマゼンタ、シアン、イエ
ロー及び/又はブラック染料を含む代替のインク染料セ
ットである。
【0047】
【表2】
【0048】例III カラー品質に及ぼすインク染
料セットの効果 インク染料セット1〜4の効果をカラー品質について、
ポリマーコートポリエステルフィルム上に上記インク染
料セットとビヒクルで調合したインクを使用して、三原
色であるイエロー、シアンとマゼンタ、3つの混合色で
あるレッド、グリーンとブルー、及びブラックそれぞれ
の、おおよそ1cm2平方のカラーパレットを作製するこ
とによって測定した。カラーパレットは、約10pl/1200d
piピクセル/カラー面の基準液滴容積を用いて、ドット
オンドット印刷モードを使用し、100%の印刷密度で作
製した。
【0049】プリントサンプルのaとbの座標を、
ミノルタカメラ株式会社(日本)から入手可能なMinolt
a CM503c分光光度計などの市販の測色計を用いて測定し
た。各プリントサンプルの色空間を図1に示す。図1の
グラフに示した比較データから分かるように、インク染
料セット1とインク染料セット3は高い色域を示し、イ
ンク染料セット2は中間の色域を示し、そしてインク染
料セット4は低い色域を示した。
【0050】インク染料セット1(表1)の色空間は
又、Kodak Duralife(登録商標)のハロゲン化銀の基準
プリントと対比した。各プリントサンプルの色空間を図
2に示す。図2に示したグラフから分かるように、本発
明に従って調合したインク(インク染料セット1を含
む)は、Kodak Duralife(登録商標)のハロゲン化銀の
基準プリントの色空間を実質的に含む。
【0051】例IV 耐光性に関するインク染料セッ
トの効果 例Iに記載の手順と同じ手順で各インク染料セット1〜
4について2組のカラーパレットを作製した。次いで、
それぞれのインク染料セットの組合せについてプリント
サンプルの1つを、Atlas Electric Devices Co.(米国
イリノイ州シカゴ)から入手可能なAtlas HPUV屋内化学
線露光システムを使用して、50Mlx、温度25℃、相対湿
度50%の装置設定で、加速化屋内光退色として10Mlx時
に曝した。各インク染料セットの組合せに対するプリン
トサンプルの色座標aとbを上述の例IIIに記載の
手順で測定した。インク染料セットに対する光退色試験
後の色空間の比較を図3に示す。先の例で開示したよう
に、加速化屋内光退色試験前後のインク染料セット1の
色空間のデータを図4に示す。
【0052】図1及び図3に示した比較データからわか
るように、加速化屋内光退色試験に供した後のインク染
料セット1、インク染料セット2及びインク染料セット
4は、全て高い退色耐性を示し、またインク染料セット
3は著しく低減された退色耐性を示した。
【0053】図3及び図4に提示したデータからわかる
ように、本発明に従って調合されたインク(インク染料
セット1を含む)は、最良の耐光退色性能、及びKodak
Duralife(登録商標)のハロゲン化銀の基準プリントと
の最良のマッチをもたらした。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、オフィスライトに対す
る優れた耐光退色性、光沢インクジェット媒体上への優
れたインクジェットプリント及びハロゲン化銀プリント
に匹敵した色空間を実質的に含む大きな色空間を有する
優れたインクジェットプリントが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】4つの特定のプリントサンプルに関する色空間
グラフを示す。
【図2】Kodak Duralife(登録商標)のハロゲン化銀の
基準プリントと対比した本発明のインク染料セットに関
する色空間を示す。
【図3】図1に示したインク染料セットに関する退色試
験後の色空間の比較を示す。
【図4】加速化屋内光退色試験前後の図2のインク染料
セットについての色空間データを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン・ダブリュー・バウアー アメリカ合衆国カリフォルニア州92107, サンディエゴ,ペスカデロ・アベニュー・ 4519 (72)発明者 シャーレイ・リー アメリカ合衆国カリフォルニア州92064, ポーウェイ,ストーン・キャニオン・ロー ド・13138 (72)発明者 ケシャバ・エイ・プラサド アメリカ合衆国カリフォルニア州92069, サンマルコス,アベニダ・アラナ・1377 (72)発明者 ジェフェリー・エイチ・バー アメリカ合衆国カリフォルニア州92103, サンディエゴ,セブンス・アベニュー・ナ ンバーシー・3675 Fターム(参考) 2C056 EA13 FC02 2H086 BA56 BA59 BA60 BA62 4J039 BE02 BE12 BE22 BE24 EA15 EA16 EA17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Direct Yellow 132とIlford Yellow 104
    を含むイエローインク、Kodak Lightfast Magenta 1を
    含むマゼンタインク、及びDirect Blue 199を含むシア
    ンインク、を含む、インクジェット印刷用インク染料セ
    ット。
  2. 【請求項2】 吸収極大波長約403nm且つ1:10,000の
    水希釈において、約1.0の可視光吸光度を有する、少な
    くとも1つのイエロー着色剤を含む少なくとも1つのイ
    エローインク、吸収極大波長約618nm且つ1:10,000の
    水希釈において、約0.08の可視光吸光度を有する、少な
    くとも1つのシアン着色剤を含む少なくとも1つのシア
    ンインク、及び吸収極大波長約553nm且つ1:10,000の
    水希釈において、約0.08の可視光吸光度を有する、少な
    くとも1つのマゼンタ着色剤を含む少なくとも1つのマ
    ゼンタインク、を含む、イエロー、マゼンタ及びシアン
    含有のインクジェット印刷用インク染料セット。
  3. 【請求項3】 前記イエロー、シアン及びマゼンタイン
    クの各々が、約0.1から約5重量%の染料を含む、請求
    項1又は2に記載のインク染料セット。
  4. 【請求項4】 前記イエロー、シアン及びマゼンタイン
    クの各々が、約2.5から約3重量%の染料を含む、請求
    項1又は2に記載のインク染料セット。
  5. 【請求項5】 前記イエロー、シアン、及びマゼンタイ
    ンクの各々が、約5から約20重量%の少なくとも1つの
    有機溶媒と、界面活性剤、緩衝剤、殺生物剤及び金属キ
    レート化剤から成る群からそれぞれ独立して選択される
    0から約1.5重量%の少なくとも1つの成分とをさらに
    含む、請求項1又は2に記載のインク染料セット。
  6. 【請求項6】 ブラック染料をさらに含む、請求項1又
    は2に記載のインク染料セット。
  7. 【請求項7】 前記ブラック染料が、Pacified Reactiv
    e Black 31である、請求項6に記載のインク染料セッ
    ト。
  8. 【請求項8】 吸収極大波長約403nm且つ1:10,000の
    水希釈において、約1.0の可視光吸光度を有する、少な
    くとも1つのイエロー着色剤を含む少なくとも1つのイ
    エローインクを準備するステップと、吸収極大波長約61
    8nm且つ1:10,000の水希釈において、約0.08の可視光
    吸光度を有する、少なくとも1つのシアン着色剤を含む
    少なくとも1つのシアンインクを準備するステップと、
    吸収極大波長約553nm且つ1:10,000の水希釈におい
    て、約0.08の可視光吸光度を有する、少なくとも1つの
    マゼンタ着色剤を含む少なくとも1つのマゼンタインク
    を準備するステップ、及び前記インクをインクジェット
    ペンを使用して印刷媒体上に印刷するステップとを含
    む、インクジェット印刷方法。
  9. 【請求項9】 前記イエローインクが、Direct Yellow
    132とIlford Yellow104を含み、前記シアンインクが、D
    irect Blue 199を含み、且つ前記マゼンタインクが、Ko
    dak Lightfast Magenta 1を含む、請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記インクを印刷媒体上に印刷する以
    前に、ブラックインクを準備するステップをさらに含
    む、請求項8に記載の方法。
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