JPH10243153A - デジタルカメラ、デジタルカメラの画像通信設定システム、デジタルカメラの画像通信方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

デジタルカメラ、デジタルカメラの画像通信設定システム、デジタルカメラの画像通信方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

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JPH10243153A
JPH10243153A JP9046726A JP4672697A JPH10243153A JP H10243153 A JPH10243153 A JP H10243153A JP 9046726 A JP9046726 A JP 9046726A JP 4672697 A JP4672697 A JP 4672697A JP H10243153 A JPH10243153 A JP H10243153A
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digital camera
transmission
image
text
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Tetsuya Hashimoto
徹也 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用ネットワークを通じてTCP/IP通信
ネットワーク上で画像ファイルを転送できるようにする
ことを課題とする。 【解決手段】 デジタルカメラ100は、画像ファイル
記憶部101に記憶保持するバイナリ形式の画像ファイ
ルを読み出し、これをバイナリ→テキスト変換部102
によりテキスト形式に変換してから画像ファイル送信部
103により商用ネットワーク200経由でTCP/I
P通信ネットワーク300上の転送先へ送信し、一方、
画像ファイル受信部104によりTCP/IP通信ネッ
トワーク300より商用ネットワーク200経由でテキ
スト形式の画像ファイルを受信し、そのテキスト形式の
画像ファイルをテキスト→バイナリ変換部105により
バイナリ形式に復元して、画像ファイル記憶部101や
画像ファイル表示出力部106に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、商用ネットワー
クを介してTCP(TransmissionCont
rol Protocol)/IP(Internet
Protocol)通信ネットワーク上の相手と画像
ファイルを送受信するデジタルカメラ、デジタルカメラ
の画像通信設定システム、デジタルカメラの画像通信方
法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラ
ムを記録した機械読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラの通信機能を利用
して商用ネットワーク上の転送先に画像転送を行う通信
サービスが普及されつつある。この商用ネットワーク上
では、画像ファイルをバイナリ形式で転送するのが一般
的である。このため、デジタルカメラから商用ネットワ
ーク上の相手先へ画像ファイルを転送する場合には、媒
体すなわち画像のデータ形式にバイナリ形式が採用され
る。
【0003】また、商用ネットワークの利用者がTCP
/IP通信ネットワーク(例えばインターネット)を利
用する通信サービスも普及されつつある。このTCP/
IP通信ネットワーク上では、電子メールはすべて文字
ベースで転送されるため、たとえ画像ファイルやプログ
ラムファイルであっても各媒体固有のデータ形式を用い
てそのまま転送することはできず、テキスト形式への変
換を行ってから転送し、転送先で元のデータ形式に復元
するという処理が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、上述した従
来技術によれば、デジタルカメラから商用ネットワーク
を経由してTCP/IP通信ネットワーク上の転送先に
画像ファイルを転送する場合、商用ネットワークがデジ
タルカメラから受信した画像ファイルをバイナリ−テキ
スト変換する処理が必要となるが、現在、商用ネットワ
ークを経由する際にバイナリ−テキスト変換するような
データ形式の変換サービスはなく、デジタルカメラ上の
画像ファイルを商用ネットワークを経由してTCP/I
P通信ネットワーク上の転送先へ転送することはできな
かった。
【0005】この発明は、上述した従来例による問題を
解消するため、商用ネットワークを通じてTCP/IP
通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可
能なデジタルカメラ、デジタルカメラの画像通信設定シ
ステム、デジタルカメラの画像通信方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録した機械
読み取り可能な記録媒体を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係るデジタルカ
メラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信
ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであっ
て、バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段
と、前記画像入力手段により入力された画像データをバ
イナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換
手段と、前記商用ネットワークに対して予め設定された
前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先を指示し、
前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ
形式変換手段により変換されたテキスト形式の画像デー
タを送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】この請求項1の発明によれば、入力された
画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、
それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信
ネットワーク上の宛先に送信するようにしたので、商用
ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換
が不要となり、送信時のデータ形式でそのまま商用ネッ
トワークを経由させればよく、これによって、商用ネッ
トワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画
像ファイルを転送することが可能である。
【0008】また、請求項2の発明に係るデジタルカメ
ラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネ
ットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであっ
て、バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段
と、前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先への送
信条件を設定する送信条件設定手段と、前記送信条件設
定手段により設定された送信条件に従って前記画像入力
手段により入力された画像データをバイナリ形式からテ
キスト形式に変換するデータ形式変換手段と、前記商用
ネットワークに対して前記送信条件設定手段により設定
された送信条件を指示し、前記商用ネットワークを経由
して前記宛先に前記データ形式変換手段により変換され
たテキスト形式の画像データを送信する送信手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0009】この請求項2の発明によれば、送信条件を
設定して、その送信条件に従って入力された画像データ
をバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商
用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワー
ク上の宛先に送信するようにしたので、商用ネットワー
クでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要とな
り、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商
用ネットワークを経由させればよく、これによって、商
用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク
上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0010】また、請求項3の発明に係るデジタルカメ
ラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネ
ットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであっ
て、バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段
と、前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先とバイ
ナリ−テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件を
設定する送信条件設定手段と、前記送信条件設定手段に
より設定された送信条件の内の符号化方式に従って前記
画像入力手段により入力された画像データをバイナリ形
式からテキスト形式に変換するデータ形式変換手段と、
前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定手段に
より設定された送信条件の内の宛先を指示し、前記商用
ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換
手段により変換されたテキスト形式の画像データを送信
する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】この請求項3の発明によれば、宛先とバイ
ナリ−テキスト変換時の符号化方式を設定して、その符
号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形式
からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワーク
を経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送
信するようにしたので、商用ネットワークでの送信のた
めのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に
従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワーク
を経由させればよく、これによって、商用ネットワーク
を通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイ
ルを転送することが可能である。
【0012】この請求項4の発明に係るデジタルカメラ
は、請求項3の発明において、前記データ形式変換手段
は、バイナリ−テキスト変換のための複数種の符号化方
式を有し、前記送信条件設定手段は、前記データ形式変
換手段でデータ形式を変換するときに使用する符号化方
式を前記複数種の符号化方式から1つ選択することを特
徴とする。
【0013】この請求項4の発明によれば、バイナリ−
テキスト変換のための複数種の符号化方式から1つの符
号化方式を選択し、その符号化方式で画像データをバイ
ナリ形式からテキスト形式に変換するようにしたので、
相手先(宛先)で復号化時に使用するバイナリ−テキス
ト変換を符号化方式として選び出すことができ、これに
よって、相手先で確実に画像データを復元させることが
可能である。
【0014】また、請求項5の発明に係るデジタルカメ
ラは、請求項1〜4のいずれか1つの発明において、前
記送信手段は、送信された前記テキスト形式の画像デー
タと前記商用ネットワークからのエコーバックとの比較
に応じて送信エラーの判断を行うことを特徴とする。
【0015】この請求項5の発明によれば、送信時に、
テキスト形式の画像データと商用ネットワークからのエ
コーバックとを比較して送信エラーを判断するようにし
たので、送信中の送信エラーをチェックすることがで
き、これによって、画像データがテキスト形式であって
も送信中の送信状態を確実に把握することが可能であ
る。
【0016】また、請求項6の発明に係るデジタルカメ
ラは、請求項5の発明において、前記送信手段は、前記
送信エラーの判断を任意に選択することを特徴とする。
【0017】この請求項6の発明によれば、送信エラー
の判断を任意に選択するようにしたので、高速送信の場
合には送信エラーの判断を選択せず、一方、そうでない
場合には送信エラーの判断を選択すればよく、適宜最適
な送信形態でテキスト形式の画像データを送信すること
が可能である。
【0018】また、請求項7の発明に係るデジタルカメ
ラは、請求項1〜4のいずれか1つにおいて、前記送信
手段は、前記テキスト形式の画像データをバイナリファ
イル転送プロトコルを用いて送信することを特徴とす
る。
【0019】この請求項7の発明によれば、テキスト形
式の画像データをバイナリファイル転送プロトコルを用
いて送信するようにしたので、送信エラーが発生するこ
となく、高速にファイル転送を実現することが可能であ
る。
【0020】また、請求項8の発明に係るデジタルカメ
ラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネ
ットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであっ
て、前記商用ネットワークへ請求項1の前記送信手段に
より送信されてきたテキスト形式の画像データを受信す
る受信手段と、前記受信手段により受信された画像デー
タをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ形
式復元手段と、を備えたことを特徴とする。
【0021】この請求項8の発明によれば、送信されて
きたテキスト形式の画像データを受信し、その受信され
た画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元す
るようにしたので、商用ネットワークでの受信のための
バイナリ−テキスト変換が不要となり、受信時のデータ
形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、
これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP
通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可
能である。
【0022】また、請求項9の発明に係るデジタルカメ
ラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネ
ットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであっ
て、前記商用ネットワークへ請求項2の前記送信手段に
より送信されてきたテキスト形式の画像データを受信す
る際の受信条件を設定する受信条件設定手段と、前記受
信条件設定手段により設定された受信条件に従って前記
商用ネットワークから前記テキスト形式の画像データを
受信する受信手段と、前記受信条件設定手段により設定
された受信条件に従って前記受信手段により受信された
画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元する
データ形式復元手段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】この請求項9の発明によれば、受信条件を
設定して、その受信条件に従ってテキスト形式の画像デ
ータの受信及びテキスト形式からバイナリ形式への復元
を行うようにしたので、商用ネットワークでの受信のた
めのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信条件に
従って受信時のデータ形式でそのまま商用ネットワーク
を経由させればよく、これによって、商用ネットワーク
を通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイ
ルを転送することが可能である。
【0024】また、請求項10に係るデジタルカメラ
は、請求項8又は9の発明において、さらに、受信時、
受信ファイル名の拡張子により判断される復号化方式に
従って前記受信手段により受信された画像データをテキ
スト形式からバイナリ形式に復元するデータ復元手段を
有したことを特徴とする。
【0025】この請求項10の発明によれば、受信ファ
イル名の拡張子により判断される復号化方式に従って受
信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に
復元するようにしたので、拡張子により自動的に復元方
式が判断され、これによって、受信ファイルだけで適正
なバイナリ復元を行うことが可能である。
【0026】また、請求項11に係るデジタルカメラ
は、請求項8又は9の発明において、さらに、受信時、
受信ファイルのデータにより判断される復号化方式に従
って前記受信手段により受信された画像データをテキス
ト形式からバイナリ形式に復元するデータ復元手段を有
したことを特徴とする。
【0027】この請求項11の発明によれば、受信ファ
イルのデータにより判断される復号化方式に従って受信
された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復
元するようにしたので、受信ファイルのデータにより自
動的に復元方式が判断され、これによって、受信ファイ
ルだけで適正なバイナリ復元を行うことが可能である。
【0028】また、請求項12の発明に係るデジタルカ
メラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信
ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであっ
て、前記商用ネットワークへ請求項3の前記送信手段に
より送信されてきたテキスト形式の画像データを受信す
る際のバイナリ−テキスト変換時の復号化方式を設定す
る受信条件設定手段と、前記商用ネットワークから前記
テキスト形式の画像データを受信する受信手段と、前記
受信条件設定手段により設定された復号化方式に従って
前記受信手段により受信された画像データをテキスト形
式からバイナリ形式に復元するデータ形式復元手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0029】この請求項12の発明によれば、バイナリ
−テキスト変換時の復号化方式を設定して、受信された
テキスト形式の画像データをそのバイナリ−テキスト変
換時の復号化方式に従ってテキスト形式からバイナリ形
式へ復元するようにしたので、商用ネットワークでの受
信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信
時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させ
ればよく、これによって、商用ネットワークを通じてT
CP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送す
ることが可能である。
【0030】また、請求項13の発明に係るデジタルカ
メラの画像通信設定システムは、請求項3のデジタルカ
メラとコンピュータとを接続して構成されるデジタルカ
メラの画像通信設定システムにおいて、前記コンピュー
タは、前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先とバ
イナリ−テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件
を入力する送信条件入力手段と、前記送信条件入力手段
により入力された送信条件を前記デジタルカメラに転送
する送信条件転送手段と、を有し、前記デジタルカメラ
は、前記送信条件転送手段により転送されてくる送信条
件中の符号化方式に従って前記データ形式変換手段によ
るデータ形式の変換を実行するとともに、前記送信条件
転送手段により転送されてくる送信条件中の宛先に従っ
て前記送信手段による前記宛先への送信を実行すること
を特徴とする。
【0031】この請求項13の発明によれば、コンピュ
ータ上で宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式
を入力して、その符号化方式をデジタルカメラに転送
し、デジタルカメラにより、その符号化方式に従って入
力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に
変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/
IP通信ネットワーク上の宛先に送信するようにしたの
で、コンピュータの支援により商用ネットワークでの送
信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信
条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネット
ワークを経由させればよく、これによって、商用ネット
ワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像
ファイルを転送することが可能である。
【0032】また、請求項14の発明に係るデジタルカ
メラの画像通信方法は、商用ネットワークを経由してT
CP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタ
ルカメラの画像通信方法であって、バイナリ形式の画像
データを入力する画像入力工程と、前記画像入力工程に
より入力された画像データをバイナリ形式からテキスト
形式に変換するデータ形式変換工程と、前記商用ネット
ワークに対して予め設定された前記TCP/IP通信ネ
ットワーク上の宛先を指示し、前記商用ネットワークを
経由して前記宛先に前記データ形式変換工程により変換
されたテキスト形式の画像データを送信する送信工程
と、を含んだことを特徴とする。
【0033】この請求項14の発明によれば、入力され
た画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換
し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP
通信ネットワーク上の宛先に送信する工程にしたので、
商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト
変換が不要となり、送信時のデータ形式でそのまま商用
ネットワークを経由させればよく、これによって、商用
ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上
で画像ファイルを転送することが可能である。
【0034】また、請求項15の発明に係るデジタルカ
メラの画像通信方法は、商用ネットワークを経由してT
CP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタ
ルカメラの画像通信方法であって、バイナリ形式の画像
データを入力する画像入力工程と、前記TCP/IP通
信ネットワーク上の宛先への送信条件を設定する送信条
件設定工程と、前記送信条件設定工程により設定された
送信条件に従って前記画像入力工程により入力された画
像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデ
ータ形式変換工程と、前記商用ネットワークに対して前
記送信条件設定工程により設定された送信条件を指示
し、前記商用ネットワークを経由して前記データ形式変
換工程により変換されたテキスト形式の画像データを送
信する送信工程と、を含んだことを特徴とする。
【0035】この請求項15の発明によれば、送信条件
を設定して、その送信条件に従って入力された画像デー
タをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから
商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワ
ーク上の宛先に送信する工程にしたので、商用ネットワ
ークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要と
なり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま
商用ネットワークを経由させればよく、これによって、
商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワー
ク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0036】また、請求項16の発明に係るデジタルカ
メラの画像通信方法は、商用ネットワークを経由してT
CP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタ
ルカメラの画像通信方法であって、バイナリ形式の画像
データを入力する画像入力工程と、前記TCP/IP通
信ネットワーク上の宛先への宛先とバイナリ−テキスト
変換時の符号化方式とを含む送信条件を設定する送信条
件設定工程と、前記送信条件設定工程により設定された
送信条件の内の符号化方式に従って前記画像入力工程に
より入力された画像データをバイナリ形式からテキスト
形式に変換するデータ形式変換工程と、前記商用ネット
ワークに対して前記送信条件設定工程により設定された
送信条件の内の宛先を指示し、前記商用ネットワークを
経由して前記宛先に前記データ形式変換工程により変換
されたテキスト形式の画像データを送信する送信工程
と、を含んだことを特徴とする。
【0037】この請求項16の発明によれば、宛先とバ
イナリ−テキスト変換時の符号化方式を設定して、その
符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形
式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワー
クを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に
送信する工程にしたので、商用ネットワークでの送信の
ためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件
に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワー
クを経由させればよく、これによって、商用ネットワー
クを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファ
イルを転送することが可能である。
【0038】また、請求項17の発明に係る記録媒体
は、前記請求項14〜16のいずれか1つに記載された
方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
ことで、そのプログラムを機械読み取り可能となり、こ
れによって、請求項14〜16の動作をコンピュータに
よって実現することが可能である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。 (実施の形態1)まず、システム構成について説明す
る。図1はこの発明の実施の形態1によるデジタルカメ
ラを適用した画像通信システムを示す構成図である。こ
の画像通信システムは、図1に示したように、デジタル
カメラ100、商用ネットワーク200、TCP/IP
通信ネットワーク300より構成される。
【0040】デジタルカメラ100は、商用ネットワー
ク200を経由してTCP/IP通信ネットワーク30
0上の相手と画像ファイルを通信するためのバイナリ−
テキスト変換機能を有している。
【0041】商用ネットワーク200は、図示せぬホス
ト装置と会員登録されたユーザの端末(パーソナルコン
ピュータ、携帯電話機、PHS端末、携帯情報端末、デ
ジタルカメラなど)間での通信を通じてオンラインもし
くはオフラインで各種サービスを提供するものである。
この商用ネットワーク200は、TCP/IP通信ネッ
トワーク300に接続され、例えばインターネットを通
じて各種サービスを提供することもできる。
【0042】TCP/IP通信ネットワーク300は、
LAN(Local Area Network)同士
を広域に接続し、同ネット上での交信をTCP/IPプ
ロトコルに従って行うものである。ここでは、インター
ネットを例に挙げる。
【0043】上述のデジタルカメラ100は、機能的に
は、図1に示したように、画像ファイル記憶部101、
バイナリ→テキスト変換部102、画像ファイル送信部
103、画像ファイル受信部104、テキスト→バイナ
リ変換部105、及び画像ファイル表示出力部106に
より構成される。
【0044】画像ファイル記憶部101は、図示せぬ撮
像手段の撮像によって入力されたバイナリ形式の画像デ
ータ(バイナリデータ)、図示せぬ外部記憶媒体から入
力されたバイナリ形式の画像データ(バイナリデー
タ)、図示せぬ通信手段によって入力されたバイナリ形
式の画像データ(バイナリデータ)などを画像ファイル
単位で記憶する。バイナリ→テキスト変換部102は、
商用ネットワーク200を経由してTCP/IP通信ネ
ットワーク300上の転送先への送信の際に、画像ファ
イル記憶部101に記憶されているバイナリ形式の画像
ファイルをテキスト形式に変換する。
【0045】画像ファイル送信部103は、商用ネット
ワーク200にTCP/IP通信ネットワーク300上
の転送先を指示して、バイナリ→テキスト変換部102
の変換で得られたテキスト形式の画像ファイル(テキス
トデータ)を商用ネットワーク200へ送信(転送)す
る。画像ファイル受信部104は、商用ネットワーク2
00からTCP/IP通信ネットワーク300を経由し
て受信された画像ファイルを受信(転送)する。
【0046】テキスト→バイナリ変換部105は、画像
ファイル受信部104に受信されたテキスト形式の画像
ファイルをバイナリ形式に変換して画像ファイル記憶部
101もしくは画像ファイル表示出力部106に出力す
る。画像ファイル表示出力部106は、外部のテレビな
どの表示装置にバイナリ形式の画像ファイルを例えばN
TSC信号(コンポジット信号)に変換して出力する。
【0047】以上の機能を有したデジタルカメラ100
は、送信の際に、画像ファイル記憶部101に記憶保持
する画像ファイルを読み出し、これをバイナリ→テキス
ト変換部102によりバイナリ形式からテキスト形式に
変換してから画像ファイル送信部103により商用ネッ
トワーク200を経由してTCP/IP通信ネットワー
ク300上の転送先(例えば端末400)へ送信する。
【0048】また、デジタルカメラ100は、受信の際
に、画像ファイル受信部104によりTCP/IP通信
ネットワーク300より商用ネットワーク200を経由
してテキスト形式の画像ファイルを受信し、その受信さ
れたテキスト形式の画像ファイルをテキスト→バイナリ
変換部105によりテキスト形式からバイナリ形式に復
元して、記憶保持のために画像ファイル記憶部101も
しくは表示出力のために画像ファイル表示出力部106
に出力する。
【0049】次に、デジタルカメラ100の構成につい
て説明する。図2はデジタルカメラ100の外観形状を
示す外観斜視図である。このデジタルカメラ100は、
図2に示したように、矩形上のカメラ本体に着脱自在の
LCD表示部110を取り付けた構成である。このLC
D表示部110は軸部114をカメラ本体に装着した状
態で前後に回動する。
【0050】LCD表示部110には、LCD画面11
1が設けられ、撮像イメージ等を表示する。このLCD
画面111の左側には、スピーカ113が設けられ、こ
れはLCD表示部110の付属構成となる。
【0051】このスピーカ113の下部には、スライド
式のLCDスイッチ112が設けられている。このLC
Dスイッチ112はLCD表示部110の電源オン/オ
フを切り換えるスイッチである。
【0052】カメラ本体の前面には、メインスイッチ2
2f、内蔵型のマイク22g、ファインダー部16等が
設けられている。メインスイッチ22fは、再生/記録
(撮像、録音含む)、編集、送信/受信(画像ファイル
の送受信切り替え)、及びAV出力のモードの指定、な
らびに電源オン/オフを切り換えるためのスライド式ス
イッチである。例えば、商用ネットワーク200を経由
してTCP/IP通信ネットワーク300を利用した画
像通信では、メインスイッチ22fが左側にスライドさ
れた場合を送信モード、右側にスライドされた場合を受
信モードとする。また、再生/記録では、メインスイッ
チ22fが左側にスライドされた場合を再生モード、右
側にスライドされた場合を記録モードとする。
【0053】また、カメラ本体の上部には、LCD表示
部110を伏せたときに被覆される位置に、LCD画面
21、送りボタン22a、戻しボタン22b、画質モー
ドボタン22c、モニタボタン22d、記録モード/消
去/確定ボタン22e、レリーズボタン22h等が設け
られている。なお、LCD画面21は、LCDとした
が、LED、ELなどの表示素子を利用してもよい。
【0054】LCD画面21は、情報表示パネルとして
機能するものであり、電池の容量、記録・画質、記録可
能枚数、録音可能時間等の状態を表示する。送りボタン
22a及び戻しボタン22bは、コマ送りやマニュアル
でフォーカスする際のピント合わせや露出補正時に、送
りや戻しを行うためのボタンである。
【0055】画質モードボタン22cは、撮像時に、例
えば、ファイン、ノーマル、エコノミーの3種類の画質
から一つを選択するボタンである。モニタボタン22d
は、撮像時に、LCD画面111をファインダーとして
使用する際に操作するボタンである。記録モード/消去
/確定ボタン22eは、静止画撮像、音声録音等の記録
条件をモード指定したり、画像消去を指定したり、後述
の送信条件や受信条件を設定する際に入力データを確定
するためのボタンである。レリーズボタン22hは、例
えば第1段階の押下量でAEロックやAFロックが機能
し、第2段階の押下量(押し切る)でシャッターが切れ
るように機能する。
【0056】また、カメラ本体の左側面(図中の向かっ
て左側)は、開閉自在に構成され、その内部には、画像
ファイルを記録するメモリカードを挿脱するためのコー
ドコネクタ17、パーソナルコンピュータとの通信を行
うためのRS232Cケーブルや電話回線に接続するた
めのケーブルを接続するための通信コネクタ24、及び
テレビモニタへオーディオ信号(AUDIO)とビデオ
信号(VIDEO)とをAV出力するためのAV出力端
子23が設けられている。
【0057】次に、デジタルカメラ100の内部構成に
ついて説明する。図3はデジタルカメラ100の内部構
成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、
図3に示したように、マイク1、アンプ2a,2b、A
/D変換回路4、音声圧縮/伸長回路(以下に音声圧伸
回路と称する)3、D/A変換回路5、撮影レンズ7,
絞り8,撮像素子であるCCD(またはMOS型撮像素
子)9,CDS(相間2重サンプリング)回路10等か
らなるカメラ撮像部6、各種デジタル画像処理がなされ
る信号処理回路11、画像圧縮/伸長回路(以下に画像
圧伸回路と称する)、FIFO回路13、パーソナルコ
ンピュータで読み書き可能な機能を有する記憶媒体の一
種であるメモリカードMCとのインタフェース(I/
F)をとるメモリカードI/F14、メモリカードMC
等の記憶媒体が接続されるカードコネクタ17、カメラ
撮像部6の機械系のドライバ18、カメラ撮像部6の電
気系のタイミング信号発生部(以下にSGと称する)1
9を備えてる。
【0058】また、デジタルカメラ100は、図3に示
したように、設定モードや動作状況などを表示するモー
ド表示部であるLCD21や図2に示した各種操作スイ
ッチよりなるスイッチ群22とを有した操作部20、A
V出力端子23、通信コネクタ24、カメラ全体の動作
を制御するCPU25、CPU25が動作するための各
種プログラムを格納したROM26、CPU25のワー
クエリアとして使用するRAM27、フラッシュメモリ
28、通信I/F29を備えている。
【0059】音声系は、マイク1、アンプ2a、A/D
変換回路4、音声圧伸回路3、D/A変換回路5、アン
プ2bより構成される。マイク1は音声を取り込んで電
気信号に変換し、アンプ2aはマイク1で入力した音声
の電気信号を増幅して、所定のフィルタリングをかけ
る。A/D変換回路4は、アンプ2aの出力信号をデジ
タル化し、音声圧伸回路3に出力する。音声圧伸回路3
は、A/D変換回路4の出力信号である音声データを圧
縮(符号化)してFIFO回路13へ出力したり、FI
FO13から入力される圧縮音声データを伸長(復号
化)してD/A変換回路5に出力する。
【0060】D/A変換回路5は、入力されたデジタル
音声データをアナログ音声データに変換し、アンプ2b
はD/A変換回路5でアナログ化されたアナログ音声デ
ータをAV出力端子23に出力する。
【0061】アナログ系ユニットにおいて、CCD9
は、上述のレンズユニットを介して入射された光信号を
アナログ画像データ(電気信号)に変換する。CDS回
路10は、CCD9の出力に接続され、CCD9の出力
信号を相関2重サンプリングしてCCD型撮像素子に対
する低雑音化を行う。
【0062】図示せぬが、AGCアンプは、CDS回路
10の出力に接続され、CDS回路10の出力信号のレ
ベルを補正する。A/D変換回路4は、AGCアンプの
出力に接続され、AGCアンプの出力信号を最適なサン
プリング周波数(例えば、NTSC信号のサブキャリア
周波数の整数倍)にてアナログ−デジタル変換してデジ
タル画像データを得る。
【0063】デジタル系ユニットにおいて、信号処理回
路11は、A/D変換回路4から入力したデジタル画像
データに対してガンマ補正、色分離等の通常のカメラ信
号処理を施して、Cb,Cr(色差)信号とY(輝度)
信号とを作成する。
【0064】画像圧伸回路12は、例えばDCT(Di
screte Cosine Transfer)によ
りJPEG準拠の画像圧縮/伸長の一過程である直交変
換を行い、コーダーによりJPEG準拠の画像圧縮/伸
長の一過程であるハフマン符号化/復号化等を行う。F
IFO回路13は、画像圧伸回路12で圧伸処理された
画像データ(ディジタル画像データ)を一時記憶する。
【0065】メモリカードI/F14は、CPU25の
制御に従ってFIFO回路13、フラッシュメモリ2
8、及びメモリカードMC間のデータの授受(リード/
ライト)を制御する。フラッシュメモリ28は、内部メ
モリであり、圧縮された画像データを記憶する。
【0066】CPU25は、ROM26に格納されてい
る各種プログラムに従って撮像動作全体のシーケンスを
制御する制御ユニットである。すなわち、CPU1は、
CPUバスに接続されている各ユニットとの間でデー
タ、信号、アドレス信号の授受を通じて信号処理及び動
作制御を実行する。
【0067】また、CPU25は、スイッチ群22を接
続しており、そのスイッチ群22から送られてくるキー
信号に基づく指示や図示せぬリモコン操作等の外部動作
指示に従って撮像動作や各種機能の動作を実行する。こ
のCPU25は、メモリカードI/F14を介してフラ
ッシュメモリ28を接続しており、そのフラッシュメモ
リ28に画像圧伸回路13により圧縮(符号化)された
画像データを記憶する。
【0068】さらに、このCPU25は、ドライバ1
8、SG19等を接続して、レンズユニット及びアナロ
グ系ユニットの動作を制御する。レンズユニットは、例
えば、撮像レンズ7を介して入射される光に基づきメカ
機構のメカニカルシャッターにより2つのフィールドの
同時露光を行う。SG19に接続されるアナログ系ユニ
ットは、CCD9、CDS回路10、図示せぬAGCア
ンプ、及びA/D変換回路4により構成される。
【0069】ROM26は、動作上必要とするパラメー
タやプログラムメモリ26Aを有している。プログラム
メモリ26Aは、OSやアプリケーションプログラム
(図5〜図7、図9、図14、図16に示したフローチ
ャートに従うプログラムなど)を格納している。RAM
27は、動作上一時記憶保持するエリアや後述の送信条
件や受信条件を記憶する通信条件メモリ27Aを有して
いる。
【0070】通信I/F29は、通信コネクタ24を介
してモデム等の外部の通信可能な機器とインタフェース
をとる回路である。
【0071】次に、通信条件について詳述する。図4は
通信条件メモリ27Aの記憶内容を説明する図である。
通信条件として、送信条件と受信条件とが用意される。
送信条件とは、画像ファイルをデジタルカメラ100か
ら商用ネットワーク200へ転送し、さらにその商用ネ
ットワーク200を経由してTCP/IP通信ネットワ
ーク300上の所望の転送先に送信する際に設定する内
容を指し、一方、受信条件とは、TCP/IP通信ネッ
トワーク300を経由して商用ネットワーク200に受
信された自宛の画像ファイルをデジタルカメラ100に
転送する際に設定する内容を指している。
【0072】送信条件を設定する場合には、図4(A)
に示したように、通信条件メモリ27Aには、商用ネッ
トワーク200のホスト名(HOST)、商用ネットワ
ーク200のアクセスポイントの電話番号(TELN
O)、商用ネットワーク200に登録されたユーザのユ
ーザID(USERID)、商用ネットワーク200に
登録されたユーザのパスワード(PASSWD)、画像
ファイルの転送先(DESTID)、及び、バイナリ−
テキスト変換で符号化(エンコード)時に使用する符号
化方式(ENCODE)が格納される。なお、この実施
の形態1では、符号化方式の種類として、uuenco
de、base64、bin−hexの3方式を例に挙
げて説明する。
【0073】受信条件を設定する場合には、図4(B)
に示したように、通信条件メモリ27Aには、商用ネッ
トワーク200のホスト名(HOST)、商用ネットワ
ーク200のアクセスポイントの電話番号(TELN
O)、商用ネットワーク200に登録されたユーザのユ
ーザID(USERID)、商用ネットワーク200に
登録されたユーザのパスワード(PASSWD)、及
び、バイナリ−テキスト変換で復号化(デコード)時に
使用する復号化方式(DECODE)が格納される。こ
の受信条件では、転送先(DESTID)が除かれる。
【0074】ここで、簡単に撮像動作について説明す
る。図lにおいて、被写体画像は、撮影レンズ7から撮
像素子であるCCD9に入力されて電気信号に変換され
る。CCD9の出力信号は、CDS回路10を通してA
/D変換回路4で最適なサンプリング周波数(例えば、
NTSC信号のサブキャリア周波数の整数倍)にてデジ
タル信号に変換される。このデジタル信号に変換された
CDS出力信号は、デジタル信号処理同路11にてガン
マ補正,色分離等の通常のカメラ信号処埋がなされ、Y
(輝度),Cb,Cr(色差)信号が作成される。
【0075】これら作成された信号は、画像圧伸回路1
2で圧縮(符号化)され、記憶素子であるFIFO(ま
たはDRAM)回路13に一旦記録される。FIFO回
路13に記録された圧縮画像データは、メモリカードI
/F14を通して読み出され、事前にカードコネクタ1
7に装着済みのメモリカードMCへ記録される。
【0076】一方、音声は、音声一電気信号変換素子で
あるマイク1にて電気信号に変換され、さらにアンプ2
aにおいて、増幅され、必要帯域にカツトオフするフィ
ルタを通した後、A/D変換回路4で必要帯域の2倍以
上のサンプリング周波数でデジタル信号に変換される。
この信号は、音声圧伸張回路3で圧縮(符号化)され、
FIFO回路13に記録される。FIFO回路13に記
録された圧縮音声データは、カードI/F回路14を通
して読み出され、メモリカード16へ記録される。
【0077】続いて、画像データ及び音声データの復号
化の動作について説明する。図3において、メモリカー
ドMCから読み出された圧縮画像データは、メモリカー
ドI/F14を通して、FIFO回路13の画像FIF
Oへ書き込まれる。ここに書き込まれた画像テータは、
画像圧伸回路12にてリアルタイムに伸張され、信号処
理回路11へ出力される。信号処理回路11へ入力され
たY,Cb,Cr信号は、NTSC信号にデジタルエン
コードされD/A変換されて、AV出力端子23より図
示せぬテレビなどの表示装置へビデオ信号(VIDE
O)として出力される。
【0078】一方、メモリカードMCから読み出された
圧縮音声テータは、メモリカードI/F14を通して、
FIFO回路13の音声FIFOへ書き込まれる。ここ
に書き込まれた音声データは、音声圧伸回路3にてリア
ルタイムに伸張され、D/A変換回路5にてアナログ信
号に変換されて、AV出力端子23より図示せぬテレビ
などの表示装置へオーディオ信号(AUDIO)として
出力される。
【0079】以上の動作中、CPU25は、操作部20
のスイッチ群22からの指示、または図示しないがリモ
コン等の外部動作指示に従いカメラ内部の全動作を制御
する。またカメラ内部状態等の表示は、モード表示部で
あるLCD21に表示される。
【0080】次に、各種プログラムに従った動作につい
て説明する。図5は実施の形態1によるメイン処理を説
明するフローチャートである。このフローは、CPU2
5により制御され、個々の動作は各部で実施される。
【0081】図5のメイン処理は、スイッチ群22の操
作に応じて個々の具体的処理に移行するものである。す
なわち、ステップS1においてスイッチ群22に対する
操作が検出されると、続いて、その操作が撮像か(ステ
ップS2)、表示出力か(ステップS3)、通信か(ス
テップS4)、それとも動作終了か(ステップS5)の
判別が行われる。ここでは、代表的な操作のみを検出項
目として挙げているが、その他に、画像再生などがあ
る。
【0082】もしステップS2において撮像操作が確認
された場合には、処理はステップS6に移行して、通常
の撮像(記録)処理を実行する。その後、処理はステッ
プS1に戻る。また、ステップS3において表示出力操
作が確認された場合には、処理はステップS7に移行し
て、すでに記録された画像ファイルをAV出力端子23
を介してテレビなどの表示装置に送出する。その後、処
理はステップS1に戻る。また、ステップS4において
通信操作が確認された場合には、処理はステップS8に
移行して、図示せぬパーソナルコンピュータや商用ネッ
トワーク200との画像通信を行うための通信処理(図
6参照)を実行する。その後、処理はステップS1に戻
る。また、ステップS5において図示せぬ電源スイッチ
の終了操作が確認された場合には、本処理が終了する。
【0083】次に、通信処理について詳述する。図6は
実施の形態1による通信処理を説明するフローチャート
である。この通信処理では、まず、ステップS81にお
いて、通信操作がインターネットメール通信か否か判別
され、そうであれば処理はステップS83及びそれ以降
によりインターネットメール通信を実行し、そうでなけ
れば処理はステップS82に移行して、パーソナルコン
ピュータとの画像通信や商用ネットワーク200との通
常の画像通信を実行する。この後、処理はメイン処理に
戻る。
【0084】インターネットメール通信の場合には、ス
テップS83においてメインスイッチ22fの操作に応
じて送信/受信のモード選択が行われる。そして、メイ
ンスイッチ22fが左側にスライド操作された場合に
は、選択モードは送信モードであると判断され(ステッ
プS84)、処理はステップS85に移行する。このス
テップS85によりまず図4(A)に示した送信条件が
設定され(図7参照)、続くステップS86において上
記送信条件に従って送信処理(図9参照)が実行され
る。この後、処理はメイン処理に戻る。
【0085】または、メインスイッチ22fが右側にス
ライド操作された場合には、選択モードは受信モードで
あると判断され(ステップS84)、処理はステップS
87に移行する。このステップS87によりまず図4
(B)に示した受信条件が設定され(図14参照)、続
くステップS88において上記受信条件に従って受信処
理(図16参照)が実行される。この後、処理はメイン
処理に戻る。
【0086】次に、送信条件の設定について詳述する。
図7は実施の形態1による送信条件設定動作を説明する
フローチャートであり、図8は実施の形態1による送信
条件設定時の表示画面の遷移を示す図である。
【0087】この送信条件設定では、まず、図8(A)
〜同図(E)に示したように、LCD表示部110の表
示画面111に、送信条件設定を視覚的に支援する設定
画面が設定手順に応じて表示遷移する。ユーザがこの設
定画面上の各項目にデータを順次入力していくことで送
信条件の設定を完了させることができる。なお、この送
信条件設定は、外部のテレビなどの表示装置に表示させ
てもよい。
【0088】まず、図8(A)に示したように、表示画
面111上に選択モード(SELECT MODE)が
送信モード(SEND)として表示され、その下に、ホ
スト名(HOST)とアクセスポイントの電話番号(T
ELNO)とが最初の入力項目として表示される。この
段階では、カーソルCSLは、ホスト名(HOST)に
位置を初期位置とする。このカーソルCSLは、入力対
象となる項目位置を示すものであり、各項目の入力に従
い項目間を移動する。このカーソルCSLは、送りボタ
ン22aや戻しボタン22bの操作によって項目間を移
動する。なお、各項目に入力されたデータは、記録モー
ド/消去/確定ボタン22eの操作によって確定され
る。
【0089】このように、項目はカーソルCSLによっ
て自由に移動できるが、説明上、図7のフローチャート
では、ホスト名(HOST)、電話番号(TELN
O)、ユーザID(USERID)、パスワード(PA
SSWD)、転送先(DSTID)、符号化方式(EN
CODE)の項目順に入力及びその確定が行われるもの
とする。
【0090】したがって、まず、ステップS850にお
いてホスト名(HOST)が入力及び確定され、続くス
テップS851において電話番号(TELNO)が入力
及び確定される(図8(B)参照)。なお、上述のホス
ト名及び電話番号の入力には、サービスとして予めアプ
リケーションプログラムに登録しておいたものを表示、
あるいは、複数の商用ネットワークを選択肢としてカー
ソルで選定する方法が適用できる。また、上述のホスト
名及び電話番号は、一度入力すると内部データとして登
録され、次回からは設定不要としてもよい。
【0091】続いて、ステップS852においてユーザ
ID(USERID)、ステップS853においてパス
ワード(PASSWD)、ステップS854において転
送先(DESTID)がそれぞれ入力及び確定される。
以上のステップS850〜ステップS854では、図8
(C)に示した如く、ソフトキーボードを画面上に表示
して所要の文字がカーソルで選択される。
【0092】例えば、図8(C)は転送先(DESTI
D)の設定画面を示している。インターネット上の転送
先(アドレス)は具体的には(ユーザ名)アットマーク
(ホストサーバ名)で構成される。そこで、入力欄に例
えば“アットマーク”を入力する場合には、ソフトキー
ボード上の“アットマーク”の位置にカーソルICSL
を移動させ、記録モード/消去/確定ボタン22eの操
作によって確定すればよく、その結果、文字“アットマ
ーク”が入力欄のカーソルUCSL位置に入力される。
なお、記録モード/消去/確定ボタン22eは、入力欄
の入力文字を消去したり、最終的に確定する際にも使用
される。
【0093】このようにして、転送先(DESTID)
の設定が終了すると、処理はステップS855に移行し
て、バイナリ→テキスト変換方式すなわち符号化方式の
選択を行う。具体的には、図8(D)に示したように、
符号化方式の選択画面が形成され、ユーザはUUENC
ODE、base64、bin−hexのいずれか1つ
をカーソルCSLの操作及び記録モード/消去/確定ボ
タン22eの操作で選択する。
【0094】以上により、ホスト名(HOST)は“A
BC”、電話番号(TELNO)は“01234567
89”、ユーザID(USERID)は“AAAA”、
パスワード(PASSWD)は“BBBB”、転送先
(DSTID)は“CCCC”、そして、符号化方式
(ENCODE)は“UUENCODE”が選択された
場合には、表示画面111に図8(E)に示した如く入
力データが表示される。
【0095】そして、最後に、カーソルCSLは“EN
D”位置に移動されるので、記録モード/消去/確定ボ
タン22eの操作で以上の設定を確定すると(ステップ
S856)、その入力データが送信条件データとして通
信条件メモリ27Aに保存される(ステップS85
7)。この後、処理は通信処理(図6参照)に戻る。一
方、入力データを変更する場合には、カーソルCSLを
変更対象の項目位置に移動させ(ステップS858)、
上述の操作手順で入力データを変更すればよい(ステッ
プS859)。
【0096】次に、送信処理について詳述する。図9は
実施の形態1による送信処理を説明するフローチャート
であり、図10は実施の形態1による送信時の表示画面
の遷移を示す図である。
【0097】送信処理では、まず、図10(A)に示し
たように、表示画面111(外部のテレビなどの表示装
置でもよい)に送信ファイル一覧111eが表示され
る。この送信ファイル一覧111eは、現在フラッシュ
メモリ28もしくはメモリカードMCに記録されている
送信可能な画像ファイルのファイル名(FILE1,F
ILE2…)を列挙したものである(ステップS86
0)。
【0098】そして、送信ファイル一覧111eから送
信対象のファイル名が選択される(ステップS86
1)。例えば、図10(A)に示したように、FILE
1を選択する場合には、ユーザは、送りボタン22aや
戻しボタン22bを操作してカーソルCSLを送信ファ
イル一覧111e中ののファイル名“FILE1”に移
動させ、そのファイル名“FILE1”の位置で記録モ
ード/消去/確定ボタン22eを操作して確定する。そ
の結果、“FILE1”が送信ファイル(TFILE)
の入力欄111dに入力される。
【0099】この段階でユーザによりレリーズボタン2
2hの操作が入ると(ステップS862)、処理はステ
ップS863に移行して、商用ネットワーク200との
接続処理を実行する。その際、図10(B)に示したよ
うに、送信ファイル(TFILE)のファイル名“FI
LE1”と符号化方式(ENCODE)の“UUENC
ODE”とが表示され、さらに付加的に、例えば日付
“1/28”(111fの位置)、送信ファイルサイズ
“TOTAL 48KB”、呼出し状態“DIALIN
G”(111hの位置)が表示される。なお、この呼出
し後に商用ネットワーク200との接続が完了すると、
図示せぬが、接続完了“CONNECTION”が表示
される。
【0100】その後、ステップS864において、フラ
ッシュメモリ28もしくはメモリカードMCから送信フ
ァイルすなわち画像データ(バイナリデータ)が読み出
され、続くステップS865においてその読み出された
画像データは設定済みの符号化方式“UUENCOD
E”によりバイナリ形式からテキスト形式に変換され
る。この変換後のテキスト形式の画像データは、まず商
用ネットワーク200に転送され、その商用ネットワー
ク200を経由して設定済みの転送先“CCCC”へ転
送される(ステップS866)。以上のステップS86
4〜ステップS866の動作を繰り返すことで、送信が
完了する(ステップS867)。
【0101】なお、送信中、図10(C)に示したよう
に、送信状態(転送状態)“TRANSMITTIN
G”(111iの位置)と残り送信サイズ“REMAI
N 28KB”が表示され、送信完了と同時に、図10
(D)に示したように、送信完了状態“END TRA
NSMITTING”が表示される。この後、処理はス
テップS868に移行して、切断処理を行い、その後、
通信処理に戻る。
【0102】上述の説明では、送信処理中の動作を表示
画面111もしくは外部のテレビなどの表示装置に表示
させるようにしていたが、同時に、カメラ本体上のLC
D21に表示枠内に入る程度の情報量で動作状態を表示
するようにしてもよい。例えば、送信モードや受信モー
ドはそれぞれ“P1”,“P2”などの記号で表し、送
信ファイルはファイル番号で表し、通信状態を送信状態
であれば“TRANS”のように簡略化して表せばよ
い。
【0103】続いて、送信時のデジタルカメラと商用ネ
ットワーク間の通信手順及び動作について説明する。図
11は実施の形態1による送信時のデジタルカメラ10
0と商用ネットワーク200間のプロトコルを説明する
図、図12は実施の形態1による送信メール書き込み時
のデジタルカメラ100と商用ネットワーク200間の
プロトコルを説明する図そして、図13は実施の形態1
による送信動作を説明するフローチャートである。
【0104】デジタルカメラ100と商用ネットワーク
200間では、プロトコル上、まず、デジタルカメラ1
00は、商用ネットワーク200に対してインターネッ
トメール送信を要求する電子メールモード設定要求MM
Cを送信する。商用ネットワーク200は、その電子メ
ールモード設定の受け付けが完了すると、デジタルカメ
ラ100に対して受け付け完了を応答信号ACKで返答
する。
【0105】続いてデジタルカメラ100は、商用ネッ
トワーク200に対して送信メール書き込みモード設定
要求URQを送信し、これについても商用ネットワーク
200より応答信号ACKを受け取った場合には送信条
件メモリ27Aに保存された送信条件データ(転送先な
ど)INFを転送する。このとき、商用ネットワーク2
00は、デジタルカメラ100から送信されてくるデー
タについてエコーバックECHを行い、デジタルカメラ
100側に送信条件の確認を促す。
【0106】その後、デジタルカメラ100は、送信メ
ールの書き込みMUPを開始する。この書き込みは、前
述したように、バイナリ→テキスト変換を伴う動作であ
る。商用ネットワーク200は、書き込み終了を検知す
ると、その書き込み終了UPEをデジタルカメラ100
に通知する。デジタルカメラ100は、この通知に応じ
て商用ネットワーク200に対してTCP/IP通信ネ
ットワーク300上の転送先への送信要求TRQを送出
する。この転送が完了すると、商用ネットワーク200
は、デジタルカメラ100に対してメール送信の完了C
OMを通知する。
【0107】そして、デジタルカメラ100は、商用ネ
ットワーク200に対して電子メールモードの終了MM
Eを要求し、その商用ネットワーク200から終了通知
ENDを受け取り、送信を終了する。
【0108】上述の送信メールの書き込みMUP時に
は、図12に示したように、デジタルカメラ100に対
して送信テキストデータ分のエコーバックが応答され
る。その際、デジタルカメラ100では、図13に示し
たように(図9のステップS866に相当する)、商用
ネットワーク200にバイナリ→テキスト変換後の一定
量のテキストデータが送信されると(ステップS100
1)、商用ネットワーク200よりその送信分のエコー
バックが受信され、送信データと受信データ(エコーバ
ック)間のテキストデータ比較が行われる(ステップS
1002)。
【0109】この比較で不一致が確認された場合には、
送信エラーとしてエラー処理が開始され、一方、一致が
確認された場合には、図13の送信動作から正常に抜け
る。なお、図13に示した送信動作は、全送信が完了す
るまで繰り返し実行される。
【0110】次に、受信条件の設定について詳述する。
図14は実施の形態1による受信条件設定動作を説明す
るフローチャートであり、図15は実施の形態1による
受信条件設定時の表示画面の一例を示す図である。この
受信条件設定は、前述の送信条件設定手順から転送先
(DESTID)の設定入力を除く点及び復号化方式を
選択する点以外はすべて同一のため、以下に簡略して説
明する。
【0111】まず、ステップS870においてホスト名
(HOST)が入力及び確定され、続くステップS87
1において電話番号(TELNO)が入力及び確定され
る。続いて、ステップS872においてユーザID(U
SERID)、ステップS873においてパスワード
(PASSWD)がそれぞれ入力及び確定される。以上
のステップS870〜ステップS873では、送信条件
設定のときと同様に、ソフトキーボードを画面上に表示
して所要の文字がカーソルで選択される。
【0112】この後、処理はステップS874に移行し
て、テキスト→バイナリ変換方式すなわち復号化方式の
選択を行う。この場合にも、符号化方式の場合と同様に
(図8(D)参照)、復号化方式の選択画面が形成さ
れ、ユーザはUUENCODE、base64、bin
−hexのいずれか1つをカーソルの操作及び記録モー
ド/消去/確定ボタン22eの操作で選択する。
【0113】以上により、ホスト名(HOST)は“A
BC”、電話番号(TELNO)は“01234567
89”、ユーザID(USERID)は“AAAA”、
パスワード(PASSWD)は“BBBB”、、そし
て、復号化方式(DECODE)は“UUENCOD
E”が選択された場合には、表示画面111に図15に
示した如く入力データが表示される。
【0114】そして、最後に、カーソルCSLは“EN
D”位置に移動されるので、記録モード/消去/確定ボ
タン22eの操作で以上の設定を確定すると(ステップ
S875)、その入力データが受信条件データとして通
信条件メモリ27Aに保存される(ステップS87
6)。この後、処理は通信処理(図6参照)に戻る。一
方、入力データを変更する場合には、カーソルCSLを
変更対象の項目位置に移動させ(ステップS877)、
上述の操作手順で入力データを変更すればよい(ステッ
プS878)。
【0115】次に、受信処理について詳述する。図16
は実施の形態1による受信処理を説明するフローチャー
トであり、図17は実施の形態1による受信時の表示画
面の遷移を示す図である。
【0116】受信処理では、まず、図17(A)に示し
たように、デジタルカメラ100は商用ネットワーク2
00に接続され(ステップS880)、受信ファイル一
覧が受信される(ステップS881)。そして、図17
(B)に示したように、表示画面111(外部のテレビ
などの表示装置でもよい)に受信ファイル一覧111m
が表示される。この受信ファイル一覧111mは、本ユ
ーザ宛てに受信され現在商用ネットワーク200に記憶
されている受信可能な画像ファイルのファイル名(FI
LE11,FILE12…)を列挙したものである(ス
テップS882)。
【0117】そして、受信ファイル一覧111mから受
信対象のファイル名が選択される(ステップS88
3)。例えば、図17(B)に示したように、FILE
11及びFILE12を選択する場合には、ユーザは、
送りボタン22aや戻しボタン22bを操作してカーソ
ルCSLをまず受信ファイル一覧111m中ののファイ
ル名“FILE11”に移動させ、そのファイル名“F
ILE11”の位置で記録モード/消去/確定ボタン2
2eを操作して確定する。FILE12についても同様
である。その結果、“FILE11”及び“FILE1
2”が受信ファイル(RFILE)の入力欄111kに
入力される。
【0118】この段階でユーザによりレリーズボタン2
2hの操作が入ると(ステップS884)、処理はステ
ップS885に移行して、商用ネットワーク200から
の受信処理を開始する。その際、図17(C)に示した
ように、まず受信ファイル(RFILE)のファイル名
“FILE11”と復号化方式(DECODE)の“U
UENCODE”とが表示され、さらに付加的に、例え
ば日付“1/28”(111nの位置)、内部メモリ
(フラッシュメモリ28)の残り容量“REMAIN
3329KB”(111pの位置)、受信状態“REC
EIVING”(111gの位置)、残り受信ファイル
数“REMAINING 2”(111rの位置)、受
信ファイルサイズ“TOTAL 48KB”(111s
の位置)、現在の受信サイズ“RECEIVED 22
KB”(111t)が表示される。
【0119】受信中、ステップS886において、受信
されたテキスト形式の画像データは設定済みの復号化方
式“UUENCODE”によりテキスト形式からバイナ
リ形式に復元される。この復元後のバイナリ形式の画像
データは、例えばフラッシュメモリ28に記録(蓄積)
される(ステップS887)。以上のステップS885
〜ステップS887の動作を繰り返すことで、受信が完
了する(ステップS888)。なお、受信後、図17
(D)に示したように、受信完了状態“ENDRECE
IVING”が表示される。この後、処理はステップS
889に移行して、切断処理を行い、その後、通信処理
に戻る。
【0120】次に、受信時のデジタルカメラと商用ネッ
トワーク間の通信手順について詳述する。図18は実施
の形態1による受信時のデジタルカメラと商用ネットワ
ーク間のプロトコルを説明する図である。
【0121】デジタルカメラ100と商用ネットワーク
200間では、プロトコル上、まず、デジタルカメラ1
00は、商用ネットワーク200に対してインターネッ
トメール受信を要求する電子メールモード設定要求MM
Cを送信する。商用ネットワーク200は、その電子メ
ールモード設定の受け付けが完了すると、デジタルカメ
ラ100に対して受け付け完了を応答信号ACKで返答
する。
【0122】続いてデジタルカメラ100は、商用ネッ
トワーク200に対して受信メール一覧送信要求MDC
を送信し、商用ネットワーク200より受信メール一覧
RMLを受信する。その後、デジタルカメラ100は、
商用ネットワーク200に対して所望の受信メールの選
択要求RRQを行い、所要の受信メールすなわちテキス
トデータMDWを読み出して内部のフラッシュメモリ2
8に記憶する。
【0123】そして、デジタルカメラ100は、商用ネ
ットワーク200に対して電子メールモードの終了MM
Eを要求し、その商用ネットワーク200から終了通知
ENDを受け取り、受信を終了する。
【0124】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式を設
定して、その符号化方式に従って入力された画像データ
をバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商
用ネットワーク200を経由してTCP/IP通信ネッ
トワーク300上の宛先に送信するようにしたので、商
用ネットワーク200での送信のためのバイナリ−テキ
スト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデー
タ形式でそのまま商用ネットワーク200を経由させれ
ばよい。これによって、商用ネットワーク200を通じ
てTCP/IP通信ネットワーク300上で画像ファイ
ルを転送することが可能である。
【0125】また、バイナリ−テキスト変換のための複
数種の符号化方式から1つの符号化方式を選択し、その
符号化方式で画像データをバイナリ形式からテキスト形
式に変換するようにしたので、相手先(宛先)で復号化
時に使用するバイナリ−テキスト変換を符号化方式とし
て選び出すことができ、これによって、相手先で確実に
画像データを復元させることが可能である。
【0126】また、送信時に、テキスト形式の画像デー
タと商用ネットワーク200からのエコーバックとを比
較して送信エラーを判断するようにしたので、送信中の
送信エラーをチェックすることができ、これによって、
画像データがテキスト形式であっても送信中の送信状態
を確実に把握することが可能である。
【0127】また、バイナリ−テキスト変換時の復号化
方式を設定して、受信されたテキスト形式の画像データ
をそのバイナリ−テキスト変換時の復号化方式に従って
テキスト形式からバイナリ形式へ復元するようにしたの
で、商用ネットワーク200での受信のためのバイナリ
−テキスト変換が不要となり、受信時のデータ形式でそ
のまま商用ネットワーク200を経由させればよい。こ
れによって、商用ネットワーク200を通じてTCP/
IP通信ネットワーク300上で画像ファイルを転送す
ることが可能である。
【0128】(実施の形態2)さて、前述の実施の形態
1は、デジタルカメラ100上で送受信条件を設定して
いたが、以下に説明する実施の形態2のように、パーソ
ナルコンピュータ上でも送受信条件を設定可能にして、
その設定された送受信条件をデジタルカメラ100に取
り込むようにしてもよい。なお、システム構成及びカメ
ラ構成は、前述の実施の形態1と同様のため、その図示
及び説明を省略し、新たに付加された構成及び動作につ
いてのみ同様の符号を用いて説明する。
【0129】まず、システム構成の要部について説明す
る。図19はこの発明の実施の形態2によるジタルカメ
ラ100の画像通信設定システムを示す構成図である。
この画像通信設定システムは、デジタルカメラ100の
通信コネクタ24とパーソナルコンピュータ500とを
RS232Cなどのケーブルで接続させた構成である。
パーソナルコンピュータ500は、CRTなどの表示部
501と、前述したデジタルカメラ100における送信
条件設定用のプログラム、受信条件設定用のプログラム
などの設定プログラムを格納したプログラムメモリ50
2とを備えている。
【0130】この実施の形態2では、パーソナルコンピ
ュータ500上での送受信条件の設定動作が付加された
ことから、代表として送信条件の設定について詳述す
る。図20は実施の形態2による送信条件設定動作を説
明するフローチャートである。
【0131】まず、ステップS1850においてホスト
名(HOST)が入力及び確定され、続くステップS1
851において電話番号(TELNO)が入力及び確定
される。そして、ステップS1852においてユーザI
D(USERID)、ステップS1853においてパス
ワード(PASSWD)、ステップS1854において
転送先(DESTID)がそれぞれ入力及び確定され
る。以上のステップS1850〜ステップS1854に
関して、このパーソナルコンピュータ500では図示せ
ぬキーボードを操作して入力することができる。
【0132】このようにして、転送先(DESTID)
の設定が終了すると、処理はステップS1855に移行
して、バイナリ→テキスト変換方式すなわち符号化方式
の選択を行う。この場合、前述のデジタルカメラ100
の場合と同様に、符号化方式の選択画面が形成され、ユ
ーザはUUENCODE、base64、bin−he
xのいずれか1つを表示画面上で選択する。
【0133】そして、最後に、キー操作により以上の設
定を確定すると(ステップS1856)、その入力デー
タが送信条件データとしてデジタルカメラ100へ転送
される(ステップS1857)。一方、入力データを変
更する場合には、デジタルカメラ100の場合と同様に
表示画面上のカーソルを変更対象の項目位置に移動させ
(ステップS1858)、上述の操作手順で入力データ
を変更すればよい(ステップS1859)。
【0134】なお、受信条件についても、デジタルカメ
ラ100上で設定する場合と同様にパーソナルコンピュ
ータ500上で設定され、デジタルカメラ100に転送
されるので、その詳細については説明を省略する。
【0135】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、パーソナルコンピュータ500上で宛先とバイナリ
−テキスト変換時の符号化方式を入力して、その符号化
方式をデジタルカメラ100に転送し、デジタルカメラ
100により、その符号化方式に従って入力された画像
データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それ
から商用ネットワーク200を経由してTCP/IP通
信ネットワーク300上の宛先に送信するようにしたの
で、パーソナルコンピュータ500の支援により商用ネ
ットワーク200での送信のためのバイナリ−テキスト
変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形
式でそのまま商用ネットワーク200を経由させればよ
い。これによって、前述の実施の形態1,2と同様に、
商用ネットワーク200を通じてTCP/IP通信ネッ
トワーク300上で画像ファイルを転送することが可能
である。
【0136】(実施の形態3)さて、前述の実施の形態
1及び2は、送信動作中、エコーバックによりエラーチ
ェックをしていたが、そのエラーチェックを任意に設定
するようにしてもよい。すなわち、図7に示したフロー
において、送信条件設定の際に、図21に示した如く例
えばステップS854とステップS855間で新たにエ
コーバックの有無を設定入力すればよい(ステップS1
010)。例えば、ステップS1010において、エコ
ーバック有りという設定がなされた場合には、図22に
示した送信動作のフローのように、エコーバックせず
に、テキストデータが送信され(ステップS101
1)、その送信終了後に処理は図9に示した送信処理に
戻る。
【0137】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、送信エラーの判断を任意に選択するようにしたの
で、高速送信の場合には送信エラーの判断を選択せず、
一方、そうでない場合には送信エラーの判断を選択すれ
ばよく、適宜最適な送信形態でテキスト形式の画像デー
タを送信することが可能である。
【0138】(実施の形態4)さて、前述の実施の形態
1は、図11に示した如く、送信メール書き込みMUP
時にエコーバックを用いて送信エラーをチェックしてい
たが、以下に説明する実施の形態4のように、予め商用
ネットワーク200に設定されたバイナリファイル転送
プロトコルを用いて転送することで送信エラーを防止す
るようにしてもよい。なお、システム構成及びカメラ構
成は、前述の実施の形態1と同様のため、その図示及び
説明を省略し、相違する動作についてのみ同様の符号を
用いて説明する。
【0139】そこで、送信時のデジタルカメラと商用ネ
ットワーク間の通信手順についてのみ説明する。図23
は実施の形態4による送信時のデジタルカメラと商用ネ
ットワーク200間のプロトコルを説明する図である。
【0140】実施の形態4によるデジタルカメラと商用
ネットワーク200間では、プロトコル上、まず、デジ
タルカメラは、商用ネットワーク200に対してインタ
ーネットメール送信を要求する電子メールモード設定要
求MMCを送信する。商用ネットワーク200は、その
電子メールモード設定の受け付けが完了すると、デジタ
ルカメラに対して受け付け完了を応答信号ACKで返答
する。
【0141】続いてデジタルカメラは、商用ネットワー
ク200に対して予め用意されたX−modem,B−
plusなどのバイナリファイル転送プロトコルから所
要のプロトコルの種類を選定して、そのプロトコルの種
類をプロトコル設定要求PSTとして送信する。その
後、デジタルカメラは、商用ネットワーク200から応
答信号ACKを受け取り、今度は、送信メールの書き込
みMUPを開始する。この書き込みは、選定されたバイ
ナリファイル転送プロトコルに従って実施され、その
際、前述のバイナリ→テキスト変換を伴うことになる。
【0142】その後、商用ネットワーク200は、書き
込み終了を検知すると、その書き込み終了UPEをデジ
タルカメラに通知する。続いて、デジタルカメラは、送
信条件メモリ27Aに保存された送信条件データ(転送
先など)INFを転送する。このとき、商用ネットワー
ク200は、デジタルカメラから送信されてくるデータ
についてエコーバックECHを行い、デジタルカメラ側
に送信条件の確認を促す。
【0143】さらに、デジタルカメラは、この通知に応
じて商用ネットワーク200に対してTCP/IP通信
ネットワーク300上の転送先への送信要求TRQを送
出する。この転送が完了すると、商用ネットワーク20
0は、デジタルカメラに対してメール送信の完了COM
を通知する。
【0144】そして、デジタルカメラは、商用ネットワ
ーク200に対して電子メールモードの終了MMEを要
求し、その商用ネットワーク200から終了通知END
を受け取り、送信を終了する。
【0145】以上説明したように、実施の形態4によれ
ば、テキスト形式の画像データをバイナリファイル転送
プロトコルを用いて送信するようにしたので、送信エラ
ーが発生することなく、高速にファイル転送を実現する
ことが可能である。
【0146】(実施の形態5)さて、前述の実施の形態
1は、受信前にユーザが復号化方式を設定するようにし
ていたが、以下に説明する実施の形態5のように、受信
される電子メールのファイル名に付加された拡張子から
符号化方式を判断してその符号化方式に対応する復号化
方式を設定するようにしてもよい。なお、ファイル名に
は、符号化方式のUUENCODEに対応して“uu
e”、同base64に対応して“bas”、同bin
−hexに対して“bih”がそれぞれ拡張子として付
加されるものとする。
【0147】このため、この実施の形態5では、受信条
件設定の際に(図14参照)、ステップS874の復号
化方式選択(テキスト−バイナリ変換方式選択)処理が
不要となり、その代わりに実施の形態1における受信処
理(図16参照)に復号化方式設定処理が加わることに
なる。その動作の詳細を図24に示す。
【0148】前述の実施の形態1は、図16に示したよ
うに、すでに受信条件設定済みのため、受信処理ではそ
の設定済みの復号化方式を利用してテキスト−バイナリ
変換を行うことになる。これに対して、実施の形態5
は、図16に示した受信処理中に復号化方式を設定する
必要がある。すなわち、図16に示したフローチャート
のステップS884とステップS885間に、図24に
示した復号化方式設定処理が追加される。
【0149】まず、ステップS891においてステップ
S883にて選択された受信ファイル名に付加されてい
る拡張子が抽出され、続くステップS892においてそ
の抽出された拡張子が判断される。すなわち、拡張子が
“uue”であった場合には、受信ファイルは符号化方
式UUENCODEで符号化されたものと判断される。
このため、処理はステップS893に移行して、復号化
方式UUENCODEが設定される。
【0150】また、拡張子が“bas”であった場合に
は、受信ファイルは符号化方式base64で符号化さ
れたものと判断される。このため、処理はステップS8
94に移行して、復号化方式base64が設定され
る。また、拡張子が“bin”であった場合には、受信
ファイルは符号化方式bin−hexで符号化されたも
のと判断される。このため、処理はステップS895に
移行して、復号化方式bin−hexが設定される。こ
のようにして復号化方式が設定されると、その復号化方
式に基づく受信が開始される(ステップS885)。
【0151】以上説明したように、実施の形態5によれ
ば、受信ファイル名の拡張子により判断される復号化方
式に従って受信された画像データをテキスト形式からバ
イナリ形式に復元するようにしたので、拡張子により自
動的に復元方式が判断され、これによって、受信ファイ
ルだけで適正なバイナリ復元を行うことが可能である。
【0152】(実施の形態6)さて、前述の実施の形態
1は、受信前にユーザが復号化方式を設定するようにし
ていたが、以下に説明する実施の形態6のように、受信
される電子メールのファイルデータから符号化方式を判
断してその符号化方式に対応する復号化方式を設定する
ようにしてもよい。
【0153】このため、この実施の形態6では、受信条
件設定の際に(図14参照)、ステップS874の復号
化方式選択(テキスト−バイナリ変換方式選択)処理が
不要となり、その代わりに実施の形態1における受信処
理(図16参照)に復号化方式設定処理が加わることに
なる。その動作の詳細を図25に示す。
【0154】前述の実施の形態1は、図16に示したよ
うに、すでに受信条件設定済みのため、受信処理ではそ
の設定済みの復号化方式を利用してテキスト−バイナリ
変換を行うことになる。これに対して、実施の形態6
は、図16に示した受信処理中に復号化方式を設定する
必要がある。すなわち、図16に示したフローチャート
のステップS885〜S888の処理が図25に示した
処理に置き換わる。
【0155】すなわち、ステップS896においてステ
ップS883にて選択された受信ファイルが受信され、
続くステップS897においてその受信されたファイル
データすなわちテキストデータが解析される。すなわ
ち、受信ファイルがUUENCODE,base64,
bin−hexのいずれの符号化方式で符号化されたも
のか解析される。そしてステップS898において、そ
の解析の結果に基づいて符号化方式が判定される。もし
符号化方式がUUENCODEであれば、そのUUEN
CODEに対応する復号化方式に従って受信ファイルデ
ータのテキスト−バイナリ変換が実施される。また、符
号化方式がbase64であれば、そのbase64に
対応する復号化方式に従って受信ファイルデータのテキ
スト−バイナリ変換が実施される。また、符号化方式が
bin−hexであれば、そのbin−hexに対応す
る復号化方式に従って受信ファイルデータのテキスト−
バイナリ変換が実施される(ステップS899)。この
後、処理はステップS889の切断処理に移行する。
【0156】以上説明したように、実施の形態6によれ
ば、受信ファイルのデータにより判断される復号化方式
に従って受信された画像データをテキスト形式からバイ
ナリ形式に復元するようにしたので、受信ファイルのデ
ータにより自動的に復元方式が判断され、これによっ
て、受信ファイルだけで適正なバイナリ復元を行うこと
が可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏す
る。
【0157】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、入力された画像データをバイナリ形式からテキ
スト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由し
てTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信するよ
うにしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイ
ナリ−テキスト変換が不要となり、送信時のデータ形式
でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これ
によって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信
ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能な
デジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0158】また、請求項2の発明によれば、送信条件
を設定して、その送信条件に従って入力された画像デー
タをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから
商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワ
ーク上の宛先に送信するようにしたので、商用ネットワ
ークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要と
なり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま
商用ネットワークを経由させればよく、これによって、
商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワー
ク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカ
メラが得られるという効果を奏する。
【0159】また、請求項3の発明によれば、宛先とバ
イナリ−テキスト変換時の符号化方式を設定して、その
符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形
式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワー
クを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に
送信するようにしたので、商用ネットワークでの送信の
ためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件
に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワー
クを経由させればよく、これによって、商用ネットワー
クを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファ
イルを転送することが可能なデジタルカメラが得られる
という効果を奏する。
【0160】この請求項4の発明によれば、請求項3の
発明において、バイナリ−テキスト変換のための複数種
の符号化方式から1つの符号化方式を選択し、その符号
化方式で画像データをバイナリ形式からテキスト形式に
変換するようにしたので、相手先(宛先)で復号化時に
使用するバイナリ−テキスト変換を符号化方式として選
び出すことができ、これによって、相手先で確実に画像
データを復元させることが可能なデジタルカメラが得ら
れるという効果を奏する。
【0161】また、請求項5の発明によれば、請求項1
〜4のいずれか1つの発明において、送信時に、テキス
ト形式の画像データと商用ネットワークからのエコーバ
ックとを比較して送信エラーを判断するようにしたの
で、送信中の送信エラーをチェックすることができ、こ
れによって、画像データがテキスト形式であっても送信
中の送信状態を確実に把握することが可能なデジタルカ
メラが得られるという効果を奏する。
【0162】また、請求項6の発明によれば、請求項5
の発明において、送信エラーの判断を任意に選択するよ
うにしたので、高速送信の場合には送信エラーの判断を
選択せず、一方、そうでない場合には送信エラーの判断
を選択すればよく、適宜最適な送信形態でテキスト形式
の画像データを送信することが可能なデジタルカメラが
得られるという効果を奏する。
【0163】また、請求項7の発明によれば、請求項1
〜4のいずれか1つの発明において、テキスト形式の画
像データをバイナリファイル転送プロトコルを用いて送
信するようにしたので、送信エラーが発生することな
く、高速にファイル転送を実現することが可能なデジタ
ルカメラが得られるという効果を奏する。
【0164】また、請求項8の発明によれば、送信され
てきたテキスト形式の画像データを受信し、その受信さ
れた画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元
するようにしたので、商用ネットワークでの受信のため
のバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信時のデー
タ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよ
く、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/
IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送すること
が可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏す
る。
【0165】また、請求項9の発明によれば、受信条件
を設定して、その受信条件に従ってテキスト形式の画像
データの受信及びテキスト形式からバイナリ形式への復
元を行うようにしたので、商用ネットワークでの受信の
ためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信条件
に従って受信時のデータ形式でそのまま商用ネットワー
クを経由させればよく、これによって、商用ネットワー
クを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファ
イルを転送することが可能なデジタルカメラが得られる
という効果を奏する。
【0166】また、請求項10の発明によれば、請求項
8又は9の発明において、受信ファイル名の拡張子によ
り判断される復号化方式に従って受信された画像データ
をテキスト形式からバイナリ形式に復元するようにした
ので、拡張子により自動的に復元方式が判断され、これ
によって、受信ファイルだけで適正なバイナリ復元を行
うことが可能なデジタルカメラが得られるという効果を
奏する。
【0167】また、請求項11によれば、請求項8又は
9の発明において、受信ファイルのデータにより判断さ
れる復号化方式に従って受信された画像データをテキス
ト形式からバイナリ形式に復元するようにしたので、受
信ファイルのデータにより自動的に復元方式が判断さ
れ、これによって、受信ファイルだけで適正なバイナリ
復元を行うことが可能なデジタルカメラが得られるとい
う効果を奏する。
【0168】また、請求項12の発明によれば、バイナ
リ−テキスト変換時の復号化方式を設定して、受信され
たテキスト形式の画像データをそのバイナリ−テキスト
変換時の復号化方式に従ってテキスト形式からバイナリ
形式へ復元するようにしたので、商用ネットワークでの
受信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受
信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由さ
せればよく、これによって、商用ネットワークを通じて
TCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送
することが可能なデジタルカメラが得られるという効果
を奏する。
【0169】また、請求項13の発明によれば、請求項
3のデジタルカメラとコンピュータとを接続して構成さ
れるデジタルカメラの画像通信設定システムにおいて、
コンピュータ上で宛先とバイナリ−テキスト変換時の符
号化方式を入力して、その符号化方式をデジタルカメラ
に転送し、デジタルカメラにより、その符号化方式に従
って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト
形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してT
CP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信するように
したので、コンピュータの支援により商用ネットワーク
での送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要とな
り、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商
用ネットワークを経由させればよく、これによって、商
用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク
上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメ
ラの画像通信設定システムが得られるという効果を奏す
る。
【0170】また、請求項14の発明によれば、入力さ
れた画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換
し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP
通信ネットワーク上の宛先に送信する工程にしたので、
商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト
変換が不要となり、送信時のデータ形式でそのまま商用
ネットワークを経由させればよく、これによって、商用
ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上
で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラ
の画像通信方法が得られるという効果を奏する。
【0171】また、請求項15の発明によれば、送信条
件を設定して、その送信条件に従って入力された画像デ
ータをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それか
ら商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネット
ワーク上の宛先に送信する工程にしたので、商用ネット
ワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要
となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのま
ま商用ネットワークを経由させればよく、これによっ
て、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネット
ワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタ
ルカメラの画像通信方法が得られるという効果を奏す
る。
【0172】また、請求項16の発明によれば、宛先と
バイナリ−テキスト変換時の符号化方式を設定して、そ
の符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ
形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワ
ークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先
に送信する工程にしたので、商用ネットワークでの送信
のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条
件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワ
ークを経由させればよく、これによって、商用ネットワ
ークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像フ
ァイルを転送することが可能なデジタルカメラの画像通
信方法が得られるという効果を奏する。
【0173】また、請求項17の発明に係る記録媒体
は、前記請求項14〜16のいずれか1つに記載された
方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した
ことで、そのプログラムを機械読み取り可能となり、こ
れによって、請求項14〜16の動作をコンピュータに
よって実現することが可能な記録媒体が得られるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるデジタルカメラ
を適用した画像通信システムを示す構成図である。
【図2】実施の形態1によるデジタルカメラの外観形状
を示す外観斜視図である。
【図3】実施の形態1によるデジタルカメラの内部構成
を示すブロック図である。
【図4】実施の形態1による通信条件メモリの記憶内容
を説明する図である。
【図5】実施の形態1によるメイン処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】実施の形態1による通信処理を説明するフロー
チャートである。
【図7】実施の形態1による送信条件設定動作を説明す
るフローチャートである。
【図8】実施の形態1による送信条件設定時の表示画面
の遷移を示す図である。
【図9】実施の形態1による送信処理を説明するフロー
チャートである。
【図10】実施の形態1による送信時の表示画面の遷移
を示す図である。
【図11】実施の形態1による送信時のデジタルカメラ
と商用ネットワーク間のプロトコルを説明する図であ
る。
【図12】実施の形態1による送信メール書き込み時の
デジタルカメラと商用ネットワーク間のプロトコルを説
明する図である。
【図13】実施の形態1による送信動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図14】実施の形態1による受信条件設定動作を説明
するフローチャートである。
【図15】実施の形態1による受信条件設定時の表示画
面の一例を示す図である。
【図16】実施の形態1による受信処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図17】実施の形態1による受信時の表示画面の遷移
を示す図である。
【図18】実施の形態1による受信時のデジタルカメラ
と商用ネットワーク間のプロトコルを説明する図であ
る。
【図19】この発明の実施の形態2によるデジタルカメ
ラの画像通信設定システムを示す構成図である。
【図20】実施の形態2による送信条件設定動作を説明
するフローチャートである。
【図21】実施の形態3による送信条件設定動作の要部
を説明するフローチャートである。
【図22】実施の形態3による送信動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図23】実施の形態4による送信時のデジタルカメラ
と商用ネットワーク間のプロトコルを説明する図であ
る。
【図24】実施の形態5による復号化方式設定処理を説
明するフローチャートである。
【図25】実施の形態6による復号化方式設定処理を説
明するフローチャートである。
【符号の説明】
6 カメラ撮像部 11 信号処理部 13 FIFO回路 20 操作部 21 LCD 22 スイッチ群 24 通信コネクタ 25 CPU 26 ROM 27 RAM 27A 通信条件メモリ 28 フラッシュメモリ 29 通信I/F 100 デジタルカメラ 101 画像ファイル記憶部 102 バイナリ→テキスト変換部 103 画像ファイル送信部 104 画像ファイル受信部 105 テキスト→バイナリ変換部 106 画像ファイル表示出力部 110 LCD表示部 200 商用ネットワーク 300 TCP/IP通信ネットワーク 400 端末 500 パーソナルコンピュータ 501 表示部 502 アプリケーションメモリ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用ネットワークを経由してTCP/I
    P通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラ
    であって、 バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データをバイナ
    リ形式からテキスト形 式に変換するデータ形式変換手段と、前記商用ネットワ
    ークに対して予め設定された前記TCP/IP通信ネッ
    トワーク上の宛先を指示し、前記商用ネットワークを経
    由して前記宛先に前記データ形式変換手段により変換さ
    れたテキスト形式の画像データを送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 商用ネットワークを経由してTCP/I
    P通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラ
    であって、 バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段と、 前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先への送信条
    件を設定する送信条件設定手段と、 前記送信条件設定手段により設定された送信条件に従っ
    て前記画像入力手段により入力された画像データをバイ
    ナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換手
    段と、 前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定手段に
    より設定された送信条件を指示し、前記商用ネットワー
    クを経由して前記宛先に前記データ形式変換手段により
    変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信手
    段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 商用ネットワークを経由してTCP/I
    P通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラ
    であって、 バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段と、 前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先とバイナリ
    −テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件を設定
    する送信条件設定手段と、 前記送信条件設定手段により設定された送信条件の内の
    符号化方式に従って前記画像入力手段により入力された
    画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換する
    データ形式変換手段と、 前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定手段に
    より設定された送信条件の内の宛先を指示し、前記商用
    ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換
    手段により変換されたテキスト形式の画像データを送信
    する送信手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 前記データ形式変換手段は、バイナリ−
    テキスト変換のための複数種の符号化方式を有し、前記
    送信条件設定手段は、前記データ形式変換手段でデータ
    形式を変換するときに使用する符号化方式を前記複数種
    の符号化方式から1つ選択することを特徴とする請求項
    3記載のデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 前記送信手段は、送信された前記テキス
    ト形式の画像データと前記商用ネットワークからのエコ
    ーバックとの比較に応じて送信エラーの判断を行うこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のデジ
    タルカメラ。
  6. 【請求項6】 前記送信手段は、前記送信エラーの判断
    を任意に選択することを特徴とする請求項5記載のデジ
    タルカメラ。
  7. 【請求項7】 前記送信手段は、前記テキスト形式の画
    像データをバイナリファイル転送プロトコルを用いて送
    信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに
    記載のデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 商用ネットワークを経由してTCP/I
    P通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラ
    であって、 前記商用ネットワークへ請求項1の前記送信手段により
    送信されてきたテキスト形式の画像データを受信する受
    信手段と、 前記受信手段により受信された画像データをテキスト形
    式からバイナリ形式に復元するデータ形式復元手段と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 【請求項9】 商用ネットワークを経由してTCP/I
    P通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラ
    であって、 前記商用ネットワークへ請求項2の前記送信手段により
    送信されてきたテキスト形式の画像データを受信する際
    の受信条件を設定する受信条件設定手段と、 前記受信条件設定手段により設定された受信条件に従っ
    て前記商用ネットワークから前記テキスト形式の画像デ
    ータを受信する受信手段と、 前記受信条件設定手段により設定された受信条件に従っ
    て前記受信手段により受信された画像データをテキスト
    形式からバイナリ形式に復元するデータ形式復元手段
    と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  10. 【請求項10】 さらに、受信時、受信ファイル名の拡
    張子により判断される復号化方式に従って前記受信手段
    により受信された画像データをテキスト形式からバイナ
    リ形式に復元するデータ復元手段を有したことを特徴と
    する請求項8又は9に記載のデジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 さらに、受信時、受信ファイルのデー
    タにより判断される復号化方式に従って前記受信手段に
    より受信された画像データをテキスト形式からバイナリ
    形式に復元するデータ復元手段を有したことを特徴とす
    る請求項8又は9に記載のデジタルカメラ。
  12. 【請求項12】 商用ネットワークを経由してTCP/
    IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメ
    ラであって、 前記商用ネットワークへ請求項3の前記送信手段により
    送信されてきたテキスト形式の画像データを受信する際
    のバイナリ−テキスト変換時の復号化方式を設定する受
    信条件設定手段と、 前記商用ネットワークから前記テキスト形式の画像デー
    タを受信する受信手段と、 前記受信条件設定手段により設定された復号化方式に従
    って前記受信手段により受信された画像データをテキス
    ト形式からバイナリ形式に復元するデータ形式復元手段
    と、 を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  13. 【請求項13】 請求項3のデジタルカメラとコンピュ
    ータとを接続して構成されるデジタルカメラの画像通信
    設定システムにおいて、 前記コンピュータは、 前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先とバイナリ
    −テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件を入力
    する送信条件入力手段と、 前記送信条件入力手段により入力された送信条件を前記
    デジタルカメラに転送する送信条件転送手段と、 を有し、 前記デジタルカメラは、 前記送信条件転送手段により転送されてくる送信条件中
    の符号化方式に従って前記データ形式変換手段によるデ
    ータ形式の変換を実行するとともに、前記送信条件転送
    手段により転送されてくる送信条件中の宛先に従って前
    記送信手段による前記宛先への送信を実行することを特
    徴とするデジタルカメラの画像通信設定システム。
  14. 【請求項14】 商用ネットワークを経由してTCP/
    IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメ
    ラの画像通信方法であって、 バイナリ形式の画像データを入力する画像入力工程と、 前記画像入力工程により入力された画像データをバイナ
    リ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換工程
    と、 前記商用ネットワークに対して予め設定された前記TC
    P/IP通信ネットワーク上の宛先を指示し、前記商用
    ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換
    工程により変換されたテキスト形式の画像データを送信
    する送信工程と、 を含んだことを特徴とするデジタルカメラの画像通信方
    法。
  15. 【請求項15】 商用ネットワークを経由してTCP/
    IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメ
    ラの画像通信方法であって、 バイナリ形式の画像データを入力する画像入力工程と、 前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先への送信条
    件を設定する送信条件設定工程と、 前記送信条件設定工程により設定された送信条件に従っ
    て前記画像入力工程により入力された画像データをバイ
    ナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換工
    程と、 前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定工程に
    より設定された送信条件を指示し、前記商用ネットワー
    クを経由して前記宛先に前記データ形式変換工程により
    変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信工
    程と、 を含んだことを特徴とするデジタルカメラの画像通信方
    法。
  16. 【請求項16】 商用ネットワークを経由してTCP/
    IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメ
    ラの画像通信方法であって、 バイナリ形式の画像データを入力する画像入力工程と、 前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先とバイナリ
    −テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件を設定
    する送信条件設定工程と、 前記送信条件設定工程により設定された送信条件の内の
    符号化方式に従って前記画像入力工程により入力された
    画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換する
    データ形式変換工程と、 前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定工程に
    より設定された送信条件の内の宛先を指示し、前記商用
    ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換
    工程により変換されたテキスト形式の画像データを送信
    する送信工程と、 を含んだことを特徴とするデジタルカメラの画像通信方
    法。
  17. 【請求項17】 前記請求項14〜16のいずれか1つ
    に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラ
    ムを記録したことを特徴とする機械読み取り可能な記録
    媒体。
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