JP3583889B2 - デジタルカメラ、デジタルカメラの画像通信設定システムおよびデジタルカメラの画像通信方法 - Google Patents

デジタルカメラ、デジタルカメラの画像通信設定システムおよびデジタルカメラの画像通信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、商用ネットワークを介してTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)通信ネットワーク上の相手と画像ファイルを送受信するデジタルカメラ、デジタルカメラの画像通信設定システム、デジタルカメラの画像通信方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの通信機能を利用して商用ネットワーク上の転送先に画像転送を行う通信サービスが普及されつつある。この商用ネットワーク上では、画像ファイルをバイナリ形式で転送するのが一般的である。このため、デジタルカメラから商用ネットワーク上の相手先へ画像ファイルを転送する場合には、媒体すなわち画像のデータ形式にバイナリ形式が採用される。
【0003】
また、商用ネットワークの利用者がTCP/IP通信ネットワーク(例えばインターネット)を利用する通信サービスも普及されつつある。このTCP/IP通信ネットワーク上では、電子メールはすべて文字ベースで転送されるため、たとえ画像ファイルやプログラムファイルであっても各媒体固有のデータ形式を用いてそのまま転送することはできず、テキスト形式への変換を行ってから転送し、転送先で元のデータ形式に復元するという処理が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、上述した従来技術によれば、デジタルカメラから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の転送先に画像ファイルを転送する場合、商用ネットワークがデジタルカメラから受信した画像ファイルをバイナリ−テキスト変換する処理が必要となるが、現在、商用ネットワークを経由する際にバイナリ−テキスト変換するようなデータ形式の変換サービスはなく、デジタルカメラ上の画像ファイルを商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の転送先へ転送することはできなかった。
【0005】
この発明は、上述した従来例による問題を解消するため、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラ、デジタルカメラの画像通信設定システム、デジタルカメラの画像通信方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るデジタルカメラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換手段と、前記商用ネットワークに対して予め設定された前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換手段により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
この請求項1の発明によれば、入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信するようにしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0008】
また、請求項2の発明に係るデジタルカメラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段と、前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先への送信条件を設定する送信条件設定手段と、前記送信条件設定手段により設定された送信条件に従って前記画像入力手段により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換手段と、前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定手段により設定された送信条件を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換手段により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
この請求項2の発明によれば、送信条件を設定して、その送信条件に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信するようにしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0010】
また、請求項3の発明に係るデジタルカメラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段と、前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件を設定する送信条件設定手段と、前記送信条件設定手段により設定された送信条件の内の符号化方式に従って前記画像入力手段により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換手段と、前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定手段により設定された送信条件の内の宛先を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換手段により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
この請求項3の発明によれば、宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式を設定して、その符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信するようにしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0012】
この請求項4の発明に係るデジタルカメラは、請求項3の発明において、前記データ形式変換手段は、バイナリ−テキスト変換のための複数種の符号化方式を有し、前記送信条件設定手段は、前記データ形式変換手段でデータ形式を変換するときに使用する符号化方式を前記複数種の符号化方式から1つ選択することを特徴とする。
【0013】
この請求項4の発明によれば、バイナリ−テキスト変換のための複数種の符号化方式から1つの符号化方式を選択し、その符号化方式で画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するようにしたので、相手先(宛先)で復号化時に使用するバイナリ−テキスト変換を符号化方式として選び出すことができ、これによって、相手先で確実に画像データを復元させることが可能である。
【0014】
また、請求項5の発明に係るデジタルカメラは、請求項1〜4のいずれか1つの発明において、前記送信手段は、送信された前記テキスト形式の画像データと前記商用ネットワークからのエコーバックとの比較に応じて送信エラーの判断を行うことを特徴とする。
【0015】
この請求項5の発明によれば、送信時に、テキスト形式の画像データと商用ネットワークからのエコーバックとを比較して送信エラーを判断するようにしたので、送信中の送信エラーをチェックすることができ、これによって、画像データがテキスト形式であっても送信中の送信状態を確実に把握することが可能である。
【0016】
また、請求項6の発明に係るデジタルカメラは、請求項5の発明において、前記送信手段は、前記送信エラーの判断を任意に選択することを特徴とする。
【0017】
この請求項6の発明によれば、送信エラーの判断を任意に選択するようにしたので、高速送信の場合には送信エラーの判断を選択せず、一方、そうでない場合には送信エラーの判断を選択すればよく、適宜最適な送信形態でテキスト形式の画像データを送信することが可能である。
【0018】
また、請求項7の発明に係るデジタルカメラは、請求項1〜4のいずれか1つにおいて、前記送信手段は、前記テキスト形式の画像データをバイナリファイル転送プロトコルを用いて送信することを特徴とする。
【0019】
この請求項7の発明によれば、テキスト形式の画像データをバイナリファイル転送プロトコルを用いて送信するようにしたので、送信エラーが発生することなく、高速にファイル転送を実現することが可能である。
【0020】
また、請求項8の発明に係るデジタルカメラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、前記商用ネットワークへ請求項1の前記送信手段により送信されてきたテキスト形式の画像データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ形式復元手段と、を備えたことを特徴とする。
【0021】
この請求項8の発明によれば、送信されてきたテキスト形式の画像データを受信し、その受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するようにしたので、商用ネットワークでの受信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0022】
また、請求項9の発明に係るデジタルカメラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、前記商用ネットワークへ請求項2の前記送信手段により送信されてきたテキスト形式の画像データを受信する際の受信条件を設定する受信条件設定手段と、前記受信条件設定手段により設定された受信条件に従って前記商用ネットワークから前記テキスト形式の画像データを受信する受信手段と、前記受信条件設定手段により設定された受信条件に従って前記受信手段により受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ形式復元手段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】
この請求項9の発明によれば、受信条件を設定して、その受信条件に従ってテキスト形式の画像データの受信及びテキスト形式からバイナリ形式への復元を行うようにしたので、商用ネットワークでの受信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信条件に従って受信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0024】
また、請求項10に係るデジタルカメラは、請求項8又は9の発明において、さらに、受信時、受信ファイル名の拡張子により判断される復号化方式に従って前記受信手段により受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ復元手段を有したことを特徴とする。
【0025】
この請求項10の発明によれば、受信ファイル名の拡張子により判断される復号化方式に従って受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するようにしたので、拡張子により自動的に復元方式が判断され、これによって、受信ファイルだけで適正なバイナリ復元を行うことが可能である。
【0026】
また、請求項11に係るデジタルカメラは、請求項8又は9の発明において、さらに、受信時、受信ファイルのデータにより判断される復号化方式に従って前記受信手段により受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ復元手段を有したことを特徴とする。
【0027】
この請求項11の発明によれば、受信ファイルのデータにより判断される復号化方式に従って受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するようにしたので、受信ファイルのデータにより自動的に復元方式が判断され、これによって、受信ファイルだけで適正なバイナリ復元を行うことが可能である。
【0028】
また、請求項12の発明に係るデジタルカメラは、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、前記商用ネットワークへ請求項3の前記送信手段により送信されてきたテキスト形式の画像データを受信する際のバイナリ−テキスト変換時の復号化方式を設定する受信条件設定手段と、前記商用ネットワークから前記テキスト形式の画像データを受信する受信手段と、前記受信条件設定手段により設定された復号化方式に従って前記受信手段により受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ形式復元手段と、を備えたことを特徴とする。
【0029】
この請求項12の発明によれば、バイナリ−テキスト変換時の復号化方式を設定して、受信されたテキスト形式の画像データをそのバイナリ−テキスト変換時の復号化方式に従ってテキスト形式からバイナリ形式へ復元するようにしたので、商用ネットワークでの受信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0030】
また、請求項13の発明に係るデジタルカメラの画像通信設定システムは、請求項3のデジタルカメラとコンピュータとを接続して構成されるデジタルカメラの画像通信設定システムにおいて、前記コンピュータは、前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件を入力する送信条件入力手段と、前記送信条件入力手段により入力された送信条件を前記デジタルカメラに転送する送信条件転送手段と、を有し、前記デジタルカメラは、前記送信条件転送手段により転送されてくる送信条件中の符号化方式に従って前記データ形式変換手段によるデータ形式の変換を実行するとともに、前記送信条件転送手段により転送されてくる送信条件中の宛先に従って前記送信手段による前記宛先への送信を実行することを特徴とする。
【0031】
この請求項13の発明によれば、コンピュータ上で宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式を入力して、その符号化方式をデジタルカメラに転送し、デジタルカメラにより、その符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信するようにしたので、コンピュータの支援により商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0032】
また、請求項14の発明に係るデジタルカメラの画像通信方法は、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラの画像通信方法であって、バイナリ形式の画像データを入力する画像入力工程と、前記画像入力工程により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換工程と、前記商用ネットワークに対して予め設定された前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換工程により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信工程と、を含んだことを特徴とする。
【0033】
この請求項14の発明によれば、入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信する工程にしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0034】
また、請求項15の発明に係るデジタルカメラの画像通信方法は、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラの画像通信方法であって、バイナリ形式の画像データを入力する画像入力工程と、前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先への送信条件を設定する送信条件設定工程と、前記送信条件設定工程により設定された送信条件に従って前記画像入力工程により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換工程と、前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定工程により設定された送信条件を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記データ形式変換工程により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信工程と、を含んだことを特徴とする。
【0035】
この請求項15の発明によれば、送信条件を設定して、その送信条件に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信する工程にしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0036】
また、請求項16の発明に係るデジタルカメラの画像通信方法は、商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラの画像通信方法であって、バイナリ形式の画像データを入力する画像入力工程と、前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先への宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件を設定する送信条件設定工程と、前記送信条件設定工程により設定された送信条件の内の符号化方式に従って前記画像入力工程により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換工程と、前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定工程により設定された送信条件の内の宛先を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換工程により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信工程と、を含んだことを特徴とする。
【0037】
この請求項16の発明によれば、宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式を設定して、その符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信する工程にしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
まず、システム構成について説明する。図1はこの発明の実施の形態1によるデジタルカメラを適用した画像通信システムを示す構成図である。この画像通信システムは、図1に示したように、デジタルカメラ100、商用ネットワーク200、TCP/IP通信ネットワーク300より構成される。
【0040】
デジタルカメラ100は、商用ネットワーク200を経由してTCP/IP通信ネットワーク300上の相手と画像ファイルを通信するためのバイナリ−テキスト変換機能を有している。
【0041】
商用ネットワーク200は、図示せぬホスト装置と会員登録されたユーザの端末(パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PHS端末、携帯情報端末、デジタルカメラなど)間での通信を通じてオンラインもしくはオフラインで各種サービスを提供するものである。この商用ネットワーク200は、TCP/IP通信ネットワーク300に接続され、例えばインターネットを通じて各種サービスを提供することもできる。
【0042】
TCP/IP通信ネットワーク300は、LAN(Local Area Network)同士を広域に接続し、同ネット上での交信をTCP/IPプロトコルに従って行うものである。ここでは、インターネットを例に挙げる。
【0043】
上述のデジタルカメラ100は、機能的には、図1に示したように、画像ファイル記憶部101、バイナリ→テキスト変換部102、画像ファイル送信部103、画像ファイル受信部104、テキスト→バイナリ変換部105、及び画像ファイル表示出力部106により構成される。
【0044】
画像ファイル記憶部101は、図示せぬ撮像手段の撮像によって入力されたバイナリ形式の画像データ(バイナリデータ)、図示せぬ外部記憶媒体から入力されたバイナリ形式の画像データ(バイナリデータ)、図示せぬ通信手段によって入力されたバイナリ形式の画像データ(バイナリデータ)などを画像ファイル単位で記憶する。バイナリ→テキスト変換部102は、商用ネットワーク200を経由してTCP/IP通信ネットワーク300上の転送先への送信の際に、画像ファイル記憶部101に記憶されているバイナリ形式の画像ファイルをテキスト形式に変換する。
【0045】
画像ファイル送信部103は、商用ネットワーク200にTCP/IP通信ネットワーク300上の転送先を指示して、バイナリ→テキスト変換部102の変換で得られたテキスト形式の画像ファイル(テキストデータ)を商用ネットワーク200へ送信(転送)する。画像ファイル受信部104は、商用ネットワーク200からTCP/IP通信ネットワーク300を経由して受信された画像ファイルを受信(転送)する。
【0046】
テキスト→バイナリ変換部105は、画像ファイル受信部104に受信されたテキスト形式の画像ファイルをバイナリ形式に変換して画像ファイル記憶部101もしくは画像ファイル表示出力部106に出力する。画像ファイル表示出力部106は、外部のテレビなどの表示装置にバイナリ形式の画像ファイルを例えばNTSC信号(コンポジット信号)に変換して出力する。
【0047】
以上の機能を有したデジタルカメラ100は、送信の際に、画像ファイル記憶部101に記憶保持する画像ファイルを読み出し、これをバイナリ→テキスト変換部102によりバイナリ形式からテキスト形式に変換してから画像ファイル送信部103により商用ネットワーク200を経由してTCP/IP通信ネットワーク300上の転送先(例えば端末400)へ送信する。
【0048】
また、デジタルカメラ100は、受信の際に、画像ファイル受信部104によりTCP/IP通信ネットワーク300より商用ネットワーク200を経由してテキスト形式の画像ファイルを受信し、その受信されたテキスト形式の画像ファイルをテキスト→バイナリ変換部105によりテキスト形式からバイナリ形式に復元して、記憶保持のために画像ファイル記憶部101もしくは表示出力のために画像ファイル表示出力部106に出力する。
【0049】
次に、デジタルカメラ100の構成について説明する。図2はデジタルカメラ100の外観形状を示す外観斜視図である。このデジタルカメラ100は、図2に示したように、矩形上のカメラ本体に着脱自在のLCD表示部110を取り付けた構成である。このLCD表示部110は軸部114をカメラ本体に装着した状態で前後に回動する。
【0050】
LCD表示部110には、LCD画面111が設けられ、撮像イメージ等を表示する。このLCD画面111の左側には、スピーカ113が設けられ、これはLCD表示部110の付属構成となる。
【0051】
このスピーカ113の下部には、スライド式のLCDスイッチ112が設けられている。このLCDスイッチ112はLCD表示部110の電源オン/オフを切り換えるスイッチである。
【0052】
カメラ本体の前面には、メインスイッチ22f、内蔵型のマイク22g、ファインダー部16等が設けられている。メインスイッチ22fは、再生/記録(撮像、録音含む)、編集、送信/受信(画像ファイルの送受信切り替え)、及びAV出力のモードの指定、ならびに電源オン/オフを切り換えるためのスライド式スイッチである。例えば、商用ネットワーク200を経由してTCP/IP通信ネットワーク300を利用した画像通信では、メインスイッチ22fが左側にスライドされた場合を送信モード、右側にスライドされた場合を受信モードとする。また、再生/記録では、メインスイッチ22fが左側にスライドされた場合を再生モード、右側にスライドされた場合を記録モードとする。
【0053】
また、カメラ本体の上部には、LCD表示部110を伏せたときに被覆される位置に、LCD画面21、送りボタン22a、戻しボタン22b、画質モードボタン22c、モニタボタン22d、記録モード/消去/確定ボタン22e、レリーズボタン22h等が設けられている。なお、LCD画面21は、LCDとしたが、LED、ELなどの表示素子を利用してもよい。
【0054】
LCD画面21は、情報表示パネルとして機能するものであり、電池の容量、記録・画質、記録可能枚数、録音可能時間等の状態を表示する。送りボタン22a及び戻しボタン22bは、コマ送りやマニュアルでフォーカスする際のピント合わせや露出補正時に、送りや戻しを行うためのボタンである。
【0055】
画質モードボタン22cは、撮像時に、例えば、ファイン、ノーマル、エコノミーの3種類の画質から一つを選択するボタンである。モニタボタン22dは、撮像時に、LCD画面111をファインダーとして使用する際に操作するボタンである。記録モード/消去/確定ボタン22eは、静止画撮像、音声録音等の記録条件をモード指定したり、画像消去を指定したり、後述の送信条件や受信条件を設定する際に入力データを確定するためのボタンである。レリーズボタン22hは、例えば第1段階の押下量でAEロックやAFロックが機能し、第2段階の押下量(押し切る)でシャッターが切れるように機能する。
【0056】
また、カメラ本体の左側面(図中の向かって左側)は、開閉自在に構成され、その内部には、画像ファイルを記録するメモリカードを挿脱するためのコードコネクタ17、パーソナルコンピュータとの通信を行うためのRS232Cケーブルや電話回線に接続するためのケーブルを接続するための通信コネクタ24、及びテレビモニタへオーディオ信号(AUDIO)とビデオ信号(VIDEO)とをAV出力するためのAV出力端子23が設けられている。
【0057】
次に、デジタルカメラ100の内部構成について説明する。図3はデジタルカメラ100の内部構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、図3に示したように、マイク1、アンプ2a,2b、A/D変換回路4、音声圧縮/伸長回路(以下に音声圧伸回路と称する)3、D/A変換回路5、撮影レンズ7,絞り8,撮像素子であるCCD(またはMOS型撮像素子)9,CDS(相間2重サンプリング)回路10等からなるカメラ撮像部6、各種デジタル画像処理がなされる信号処理回路11、画像圧縮/伸長回路(以下に画像圧伸回路と称する)、FIFO回路13、パーソナルコンピュータで読み書き可能な機能を有する記憶媒体の一種であるメモリカードMCとのインタフェース(I/F)をとるメモリカードI/F14、メモリカードMC等の記憶媒体が接続されるカードコネクタ17、カメラ撮像部6の機械系のドライバ18、カメラ撮像部6の電気系のタイミング信号発生部(以下にSGと称する)19を備えてる。
【0058】
また、デジタルカメラ100は、図3に示したように、設定モードや動作状況などを表示するモード表示部であるLCD21や図2に示した各種操作スイッチよりなるスイッチ群22とを有した操作部20、AV出力端子23、通信コネクタ24、カメラ全体の動作を制御するCPU25、CPU25が動作するための各種プログラムを格納したROM26、CPU25のワークエリアとして使用するRAM27、フラッシュメモリ28、通信I/F29を備えている。
【0059】
音声系は、マイク1、アンプ2a、A/D変換回路4、音声圧伸回路3、D/A変換回路5、アンプ2bより構成される。マイク1は音声を取り込んで電気信号に変換し、アンプ2aはマイク1で入力した音声の電気信号を増幅して、所定のフィルタリングをかける。A/D変換回路4は、アンプ2aの出力信号をデジタル化し、音声圧伸回路3に出力する。音声圧伸回路3は、A/D変換回路4の出力信号である音声データを圧縮(符号化)してFIFO回路13へ出力したり、FIFO13から入力される圧縮音声データを伸長(復号化)してD/A変換回路5に出力する。
【0060】
D/A変換回路5は、入力されたデジタル音声データをアナログ音声データに変換し、アンプ2bはD/A変換回路5でアナログ化されたアナログ音声データをAV出力端子23に出力する。
【0061】
アナログ系ユニットにおいて、CCD9は、上述のレンズユニットを介して入射された光信号をアナログ画像データ(電気信号)に変換する。CDS回路10は、CCD9の出力に接続され、CCD9の出力信号を相関2重サンプリングしてCCD型撮像素子に対する低雑音化を行う。
【0062】
図示せぬが、AGCアンプは、CDS回路10の出力に接続され、CDS回路10の出力信号のレベルを補正する。A/D変換回路4は、AGCアンプの出力に接続され、AGCアンプの出力信号を最適なサンプリング周波数(例えば、NTSC信号のサブキャリア周波数の整数倍)にてアナログ−デジタル変換してデジタル画像データを得る。
【0063】
デジタル系ユニットにおいて、信号処理回路11は、A/D変換回路4から入力したデジタル画像データに対してガンマ補正、色分離等の通常のカメラ信号処理を施して、Cb,Cr(色差)信号とY(輝度)信号とを作成する。
【0064】
画像圧伸回路12は、例えばDCT(Discrete Cosine Transfer)によりJPEG準拠の画像圧縮/伸長の一過程である直交変換を行い、コーダーによりJPEG準拠の画像圧縮/伸長の一過程であるハフマン符号化/復号化等を行う。FIFO回路13は、画像圧伸回路12で圧伸処理された画像データ(ディジタル画像データ)を一時記憶する。
【0065】
メモリカードI/F14は、CPU25の制御に従ってFIFO回路13、フラッシュメモリ28、及びメモリカードMC間のデータの授受(リード/ライト)を制御する。フラッシュメモリ28は、内部メモリであり、圧縮された画像データを記憶する。
【0066】
CPU25は、ROM26に格納されている各種プログラムに従って撮像動作全体のシーケンスを制御する制御ユニットである。すなわち、CPU1は、CPUバスに接続されている各ユニットとの間でデータ、信号、アドレス信号の授受を通じて信号処理及び動作制御を実行する。
【0067】
また、CPU25は、スイッチ群22を接続しており、そのスイッチ群22から送られてくるキー信号に基づく指示や図示せぬリモコン操作等の外部動作指示に従って撮像動作や各種機能の動作を実行する。このCPU25は、メモリカードI/F14を介してフラッシュメモリ28を接続しており、そのフラッシュメモリ28に画像圧伸回路13により圧縮(符号化)された画像データを記憶する。
【0068】
さらに、このCPU25は、ドライバ18、SG19等を接続して、レンズユニット及びアナログ系ユニットの動作を制御する。レンズユニットは、例えば、撮像レンズ7を介して入射される光に基づきメカ機構のメカニカルシャッターにより2つのフィールドの同時露光を行う。SG19に接続されるアナログ系ユニットは、CCD9、CDS回路10、図示せぬAGCアンプ、及びA/D変換回路4により構成される。
【0069】
ROM26は、動作上必要とするパラメータやプログラムメモリ26Aを有している。プログラムメモリ26Aは、OSやアプリケーションプログラム(図5〜図7、図9、図14、図16に示したフローチャートに従うプログラムなど)を格納している。RAM27は、動作上一時記憶保持するエリアや後述の送信条件や受信条件を記憶する通信条件メモリ27Aを有している。
【0070】
通信I/F29は、通信コネクタ24を介してモデム等の外部の通信可能な機器とインタフェースをとる回路である。
【0071】
次に、通信条件について詳述する。図4は通信条件メモリ27Aの記憶内容を説明する図である。通信条件として、送信条件と受信条件とが用意される。送信条件とは、画像ファイルをデジタルカメラ100から商用ネットワーク200へ転送し、さらにその商用ネットワーク200を経由してTCP/IP通信ネットワーク300上の所望の転送先に送信する際に設定する内容を指し、一方、受信条件とは、TCP/IP通信ネットワーク300を経由して商用ネットワーク200に受信された自宛の画像ファイルをデジタルカメラ100に転送する際に設定する内容を指している。
【0072】
送信条件を設定する場合には、図4(A)に示したように、通信条件メモリ27Aには、商用ネットワーク200のホスト名(HOST)、商用ネットワーク200のアクセスポイントの電話番号(TELNO)、商用ネットワーク200に登録されたユーザのユーザID(USERID)、商用ネットワーク200に登録されたユーザのパスワード(PASSWD)、画像ファイルの転送先(DESTID)、及び、バイナリ−テキスト変換で符号化(エンコード)時に使用する符号化方式(ENCODE)が格納される。なお、この実施の形態1では、符号化方式の種類として、uuencode、base64、bin−hexの3方式を例に挙げて説明する。
【0073】
受信条件を設定する場合には、図4(B)に示したように、通信条件メモリ27Aには、商用ネットワーク200のホスト名(HOST)、商用ネットワーク200のアクセスポイントの電話番号(TELNO)、商用ネットワーク200に登録されたユーザのユーザID(USERID)、商用ネットワーク200に登録されたユーザのパスワード(PASSWD)、及び、バイナリ−テキスト変換で復号化(デコード)時に使用する復号化方式(DECODE)が格納される。この受信条件では、転送先(DESTID)が除かれる。
【0074】
ここで、簡単に撮像動作について説明する。図lにおいて、被写体画像は、撮影レンズ7から撮像素子であるCCD9に入力されて電気信号に変換される。CCD9の出力信号は、CDS回路10を通してA/D変換回路4で最適なサンプリング周波数(例えば、NTSC信号のサブキャリア周波数の整数倍)にてデジタル信号に変換される。このデジタル信号に変換されたCDS出力信号は、デジタル信号処理同路11にてガンマ補正,色分離等の通常のカメラ信号処埋がなされ、Y(輝度),Cb,Cr(色差)信号が作成される。
【0075】
これら作成された信号は、画像圧伸回路12で圧縮(符号化)され、記憶素子であるFIFO(またはDRAM)回路13に一旦記録される。FIFO回路13に記録された圧縮画像データは、メモリカードI/F14を通して読み出され、事前にカードコネクタ17に装着済みのメモリカードMCへ記録される。
【0076】
一方、音声は、音声一電気信号変換素子であるマイク1にて電気信号に変換され、さらにアンプ2aにおいて、増幅され、必要帯域にカツトオフするフィルタを通した後、A/D変換回路4で必要帯域の2倍以上のサンプリング周波数でデジタル信号に変換される。この信号は、音声圧伸張回路3で圧縮(符号化)され、FIFO回路13に記録される。FIFO回路13に記録された圧縮音声データは、カードI/F回路14を通して読み出され、メモリカード16へ記録される。
【0077】
続いて、画像データ及び音声データの復号化の動作について説明する。図3において、メモリカードMCから読み出された圧縮画像データは、メモリカードI/F14を通して、FIFO回路13の画像FIFOへ書き込まれる。ここに書き込まれた画像テータは、画像圧伸回路12にてリアルタイムに伸張され、信号処理回路11へ出力される。信号処理回路11へ入力されたY,Cb,Cr信号は、NTSC信号にデジタルエンコードされD/A変換されて、AV出力端子23より図示せぬテレビなどの表示装置へビデオ信号(VIDEO)として出力される。
【0078】
一方、メモリカードMCから読み出された圧縮音声テータは、メモリカードI/F14を通して、FIFO回路13の音声FIFOへ書き込まれる。ここに書き込まれた音声データは、音声圧伸回路3にてリアルタイムに伸張され、D/A変換回路5にてアナログ信号に変換されて、AV出力端子23より図示せぬテレビなどの表示装置へオーディオ信号(AUDIO)として出力される。
【0079】
以上の動作中、CPU25は、操作部20のスイッチ群22からの指示、または図示しないがリモコン等の外部動作指示に従いカメラ内部の全動作を制御する。またカメラ内部状態等の表示は、モード表示部であるLCD21に表示される。
【0080】
次に、各種プログラムに従った動作について説明する。図5は実施の形態1によるメイン処理を説明するフローチャートである。このフローは、CPU25により制御され、個々の動作は各部で実施される。
【0081】
図5のメイン処理は、スイッチ群22の操作に応じて個々の具体的処理に移行するものである。すなわち、ステップS1においてスイッチ群22に対する操作が検出されると、続いて、その操作が撮像か(ステップS2)、表示出力か(ステップS3)、通信か(ステップS4)、それとも動作終了か(ステップS5)の判別が行われる。ここでは、代表的な操作のみを検出項目として挙げているが、その他に、画像再生などがある。
【0082】
もしステップS2において撮像操作が確認された場合には、処理はステップS6に移行して、通常の撮像(記録)処理を実行する。その後、処理はステップS1に戻る。また、ステップS3において表示出力操作が確認された場合には、処理はステップS7に移行して、すでに記録された画像ファイルをAV出力端子23を介してテレビなどの表示装置に送出する。その後、処理はステップS1に戻る。また、ステップS4において通信操作が確認された場合には、処理はステップS8に移行して、図示せぬパーソナルコンピュータや商用ネットワーク200との画像通信を行うための通信処理(図6参照)を実行する。その後、処理はステップS1に戻る。また、ステップS5において図示せぬ電源スイッチの終了操作が確認された場合には、本処理が終了する。
【0083】
次に、通信処理について詳述する。図6は実施の形態1による通信処理を説明するフローチャートである。この通信処理では、まず、ステップS81において、通信操作がインターネットメール通信か否か判別され、そうであれば処理はステップS83及びそれ以降によりインターネットメール通信を実行し、そうでなければ処理はステップS82に移行して、パーソナルコンピュータとの画像通信や商用ネットワーク200との通常の画像通信を実行する。この後、処理はメイン処理に戻る。
【0084】
インターネットメール通信の場合には、ステップS83においてメインスイッチ22fの操作に応じて送信/受信のモード選択が行われる。そして、メインスイッチ22fが左側にスライド操作された場合には、選択モードは送信モードであると判断され(ステップS84)、処理はステップS85に移行する。このステップS85によりまず図4(A)に示した送信条件が設定され(図7参照)、続くステップS86において上記送信条件に従って送信処理(図9参照)が実行される。この後、処理はメイン処理に戻る。
【0085】
または、メインスイッチ22fが右側にスライド操作された場合には、選択モードは受信モードであると判断され(ステップS84)、処理はステップS87に移行する。このステップS87によりまず図4(B)に示した受信条件が設定され(図14参照)、続くステップS88において上記受信条件に従って受信処理(図16参照)が実行される。この後、処理はメイン処理に戻る。
【0086】
次に、送信条件の設定について詳述する。図7は実施の形態1による送信条件設定動作を説明するフローチャートであり、図8は実施の形態1による送信条件設定時の表示画面の遷移を示す図である。
【0087】
この送信条件設定では、まず、図8(A)〜同図(E)に示したように、LCD表示部110の表示画面111に、送信条件設定を視覚的に支援する設定画面が設定手順に応じて表示遷移する。ユーザがこの設定画面上の各項目にデータを順次入力していくことで送信条件の設定を完了させることができる。なお、この送信条件設定は、外部のテレビなどの表示装置に表示させてもよい。
【0088】
まず、図8(A)に示したように、表示画面111上に選択モード(SELECT MODE)が送信モード(SEND)として表示され、その下に、ホスト名(HOST)とアクセスポイントの電話番号(TELNO)とが最初の入力項目として表示される。この段階では、カーソルCSLは、ホスト名(HOST)に位置を初期位置とする。このカーソルCSLは、入力対象となる項目位置を示すものであり、各項目の入力に従い項目間を移動する。このカーソルCSLは、送りボタン22aや戻しボタン22bの操作によって項目間を移動する。なお、各項目に入力されたデータは、記録モード/消去/確定ボタン22eの操作によって確定される。
【0089】
このように、項目はカーソルCSLによって自由に移動できるが、説明上、図7のフローチャートでは、ホスト名(HOST)、電話番号(TELNO)、ユーザID(USERID)、パスワード(PASSWD)、転送先(DSTID)、符号化方式(ENCODE)の項目順に入力及びその確定が行われるものとする。
【0090】
したがって、まず、ステップS850においてホスト名(HOST)が入力及び確定され、続くステップS851において電話番号(TELNO)が入力及び確定される(図8(B)参照)。なお、上述のホスト名及び電話番号の入力には、サービスとして予めアプリケーションプログラムに登録しておいたものを表示、あるいは、複数の商用ネットワークを選択肢としてカーソルで選定する方法が適用できる。また、上述のホスト名及び電話番号は、一度入力すると内部データとして登録され、次回からは設定不要としてもよい。
【0091】
続いて、ステップS852においてユーザID(USERID)、ステップS853においてパスワード(PASSWD)、ステップS854において転送先(DESTID)がそれぞれ入力及び確定される。以上のステップS850〜ステップS854では、図8(C)に示した如く、ソフトキーボードを画面上に表示して所要の文字がカーソルで選択される。
【0092】
例えば、図8(C)は転送先(DESTID)の設定画面を示している。インターネット上の転送先(アドレス)は具体的には(ユーザ名)アットマーク(ホストサーバ名)で構成される。そこで、入力欄に例えば“アットマーク”を入力する場合には、ソフトキーボード上の“アットマーク”の位置にカーソルICSLを移動させ、記録モード/消去/確定ボタン22eの操作によって確定すればよく、その結果、文字“アットマーク”が入力欄のカーソルUCSL位置に入力される。なお、記録モード/消去/確定ボタン22eは、入力欄の入力文字を消去したり、最終的に確定する際にも使用される。
【0093】
このようにして、転送先(DESTID)の設定が終了すると、処理はステップS855に移行して、バイナリ→テキスト変換方式すなわち符号化方式の選択を行う。具体的には、図8(D)に示したように、符号化方式の選択画面が形成され、ユーザはUUENCODE、base64、bin−hexのいずれか1つをカーソルCSLの操作及び記録モード/消去/確定ボタン22eの操作で選択する。
【0094】
以上により、ホスト名(HOST)は“ABC”、電話番号(TELNO)は“0123456789”、ユーザID(USERID)は“AAAA”、パスワード(PASSWD)は“BBBB”、転送先(DSTID)は“CCCC”、そして、符号化方式(ENCODE)は“UUENCODE”が選択された場合には、表示画面111に図8(E)に示した如く入力データが表示される。
【0095】
そして、最後に、カーソルCSLは“END”位置に移動されるので、記録モード/消去/確定ボタン22eの操作で以上の設定を確定すると(ステップS856)、その入力データが送信条件データとして通信条件メモリ27Aに保存される(ステップS857)。この後、処理は通信処理(図6参照)に戻る。一方、入力データを変更する場合には、カーソルCSLを変更対象の項目位置に移動させ(ステップS858)、上述の操作手順で入力データを変更すればよい(ステップS859)。
【0096】
次に、送信処理について詳述する。図9は実施の形態1による送信処理を説明するフローチャートであり、図10は実施の形態1による送信時の表示画面の遷移を示す図である。
【0097】
送信処理では、まず、図10(A)に示したように、表示画面111(外部のテレビなどの表示装置でもよい)に送信ファイル一覧111eが表示される。この送信ファイル一覧111eは、現在フラッシュメモリ28もしくはメモリカードMCに記録されている送信可能な画像ファイルのファイル名(FILE1,FILE2…)を列挙したものである(ステップS860)。
【0098】
そして、送信ファイル一覧111eから送信対象のファイル名が選択される(ステップS861)。例えば、図10(A)に示したように、FILE1を選択する場合には、ユーザは、送りボタン22aや戻しボタン22bを操作してカーソルCSLを送信ファイル一覧111e中ののファイル名“FILE1”に移動させ、そのファイル名“FILE1”の位置で記録モード/消去/確定ボタン22eを操作して確定する。その結果、“FILE1”が送信ファイル(TFILE)の入力欄111dに入力される。
【0099】
この段階でユーザによりレリーズボタン22hの操作が入ると(ステップS862)、処理はステップS863に移行して、商用ネットワーク200との接続処理を実行する。その際、図10(B)に示したように、送信ファイル(TFILE)のファイル名“FILE1”と符号化方式(ENCODE)の“UUENCODE”とが表示され、さらに付加的に、例えば日付“1/28”(111fの位置)、送信ファイルサイズ“TOTAL 48KB”、呼出し状態“DIALING”(111hの位置)が表示される。なお、この呼出し後に商用ネットワーク200との接続が完了すると、図示せぬが、接続完了“CONNECTION”が表示される。
【0100】
その後、ステップS864において、フラッシュメモリ28もしくはメモリカードMCから送信ファイルすなわち画像データ(バイナリデータ)が読み出され、続くステップS865においてその読み出された画像データは設定済みの符号化方式“UUENCODE”によりバイナリ形式からテキスト形式に変換される。この変換後のテキスト形式の画像データは、まず商用ネットワーク200に転送され、その商用ネットワーク200を経由して設定済みの転送先“CCCC”へ転送される(ステップS866)。以上のステップS864〜ステップS866の動作を繰り返すことで、送信が完了する(ステップS867)。
【0101】
なお、送信中、図10(C)に示したように、送信状態(転送状態)“TRANSMITTING”(111iの位置)と残り送信サイズ“REMAIN 28KB”が表示され、送信完了と同時に、図10(D)に示したように、送信完了状態“END TRANSMITTING”が表示される。この後、処理はステップS868に移行して、切断処理を行い、その後、通信処理に戻る。
【0102】
上述の説明では、送信処理中の動作を表示画面111もしくは外部のテレビなどの表示装置に表示させるようにしていたが、同時に、カメラ本体上のLCD21に表示枠内に入る程度の情報量
で動作状態を表示するようにしてもよい。例えば、送信モードや受信モードはそれぞれ“P1”,“P2”などの記号で表し、送信ファイルはファイル番号で表し、通信状態を送信状態であれば“TRANS”のように簡略化して表せばよい。
【0103】
続いて、送信時のデジタルカメラと商用ネットワーク間の通信手順及び動作について説明する。図11は実施の形態1による送信時のデジタルカメラ100と商用ネットワーク200間のプロトコルを説明する図、図12は実施の形態1による送信メール書き込み時のデジタルカメラ100と商用ネットワーク200間のプロトコルを説明する図そして、図13は実施の形態1による送信動作を説明するフローチャートである。
【0104】
デジタルカメラ100と商用ネットワーク200間では、プロトコル上、まず、デジタルカメラ100は、商用ネットワーク200に対してインターネットメール送信を要求する電子メールモード設定要求MMCを送信する。商用ネットワーク200は、その電子メールモード設定の受け付けが完了すると、デジタルカメラ100に対して受け付け完了を応答信号ACKで返答する。
【0105】
続いてデジタルカメラ100は、商用ネットワーク200に対して送信メール書き込みモード設定要求URQを送信し、これについても商用ネットワーク200より応答信号ACKを受け取った場合には送信条件メモリ27Aに保存された送信条件データ(転送先など)INFを転送する。このとき、商用ネットワーク200は、デジタルカメラ100から送信されてくるデータについてエコーバックECHを行い、デジタルカメラ100側に送信条件の確認を促す。
【0106】
その後、デジタルカメラ100は、送信メールの書き込みMUPを開始する。この書き込みは、前述したように、バイナリ→テキスト変換を伴う動作である。商用ネットワーク200は、書き込み終了を検知すると、その書き込み終了UPEをデジタルカメラ100に通知する。デジタルカメラ100は、この通知に応じて商用ネットワーク200に対してTCP/IP通信ネットワーク300上の転送先への送信要求TRQを送出する。この転送が完了すると、商用ネットワーク200は、デジタルカメラ100に対してメール送信の完了COMを通知する。
【0107】
そして、デジタルカメラ100は、商用ネットワーク200に対して電子メールモードの終了MMEを要求し、その商用ネットワーク200から終了通知ENDを受け取り、送信を終了する。
【0108】
上述の送信メールの書き込みMUP時には、図12に示したように、デジタルカメラ100に対して送信テキストデータ分のエコーバックが応答される。その際、デジタルカメラ100では、図13に示したように(図9のステップS866に相当する)、商用ネットワーク200にバイナリ→テキスト変換後の一定量のテキストデータが送信されると(ステップS1001)、商用ネットワーク200よりその送信分のエコーバックが受信され、送信データと受信データ(エコーバック)間のテキストデータ比較が行われる(ステップS1002)。
【0109】
この比較で不一致が確認された場合には、送信エラーとしてエラー処理が開始され、一方、一致が確認された場合には、図13の送信動作から正常に抜ける。なお、図13に示した送信動作は、全送信が完了するまで繰り返し実行される。
【0110】
次に、受信条件の設定について詳述する。図14は実施の形態1による受信条件設定動作を説明するフローチャートであり、図15は実施の形態1による受信条件設定時の表示画面の一例を示す図である。この受信条件設定は、前述の送信条件設定手順から転送先(DESTID)の設定入力を除く点及び復号化方式を選択する点以外はすべて同一のため、以下に簡略して説明する。
【0111】
まず、ステップS870においてホスト名(HOST)が入力及び確定され、続くステップS871において電話番号(TELNO)が入力及び確定される。続いて、ステップS872においてユーザID(USERID)、ステップS873においてパスワード(PASSWD)がそれぞれ入力及び確定される。以上のステップS870〜ステップS873では、送信条件設定のときと同様に、ソフトキーボードを画面上に表示して所要の文字がカーソルで選択される。
【0112】
この後、処理はステップS874に移行して、テキスト→バイナリ変換方式すなわち復号化方式の選択を行う。この場合にも、符号化方式の場合と同様に(図8(D)参照)、復号化方式の選択画面が形成され、ユーザはUUENCODE、base64、bin−hexのいずれか1つをカーソルの操作及び記録モード/消去/確定ボタン22eの操作で選択する。
【0113】
以上により、ホスト名(HOST)は“ABC”、電話番号(TELNO)は“0123456789”、ユーザID(USERID)は“AAAA”、パスワード(PASSWD)は“BBBB”、、そして、復号化方式(DECODE)は“UUENCODE”が選択された場合には、表示画面111に図15に示した如く入力データが表示される。
【0114】
そして、最後に、カーソルCSLは“END”位置に移動されるので、記録モード/消去/確定ボタン22eの操作で以上の設定を確定すると(ステップS875)、その入力データが受信条件データとして通信条件メモリ27Aに保存される(ステップS876)。この後、処理は通信処理(図6参照)に戻る。一方、入力データを変更する場合には、カーソルCSLを変更対象の項目位置に移動させ(ステップS877)、上述の操作手順で入力データを変更すればよい(ステップS878)。
【0115】
次に、受信処理について詳述する。図16は実施の形態1による受信処理を説明するフローチャートであり、図17は実施の形態1による受信時の表示画面の遷移を示す図である。
【0116】
受信処理では、まず、図17(A)に示したように、デジタルカメラ100は商用ネットワーク200に接続され(ステップS880)、受信ファイル一覧が受信される(ステップS881)。そして、図17(B)に示したように、表示画面111(外部のテレビなどの表示装置でもよい)に受信ファイル一覧111mが表示される。この受信ファイル一覧111mは、本ユーザ宛てに受信され現在商用ネットワーク200に記憶されている受信可能な画像ファイルのファイル名(FILE11,FILE12…)を列挙したものである(ステップS882)。
【0117】
そして、受信ファイル一覧111mから受信対象のファイル名が選択される(ステップS883)。例えば、図17(B)に示したように、FILE11及びFILE12を選択する場合には、ユーザは、送りボタン22aや戻しボタン22bを操作してカーソルCSLをまず受信ファイル一覧111m中ののファイル名“FILE11”に移動させ、そのファイル名“FILE11”の位置で記録モード/消去/確定ボタン22eを操作して確定する。FILE12についても同様である。その結果、“FILE11”及び“FILE12”が受信ファイル(RFILE)の入力欄111kに入力される。
【0118】
この段階でユーザによりレリーズボタン22hの操作が入ると(ステップS884)、処理はステップS885に移行して、商用ネットワーク200からの受信処理を開始する。その際、図17(C)に示したように、まず受信ファイル(RFILE)のファイル名“FILE11”と復号化方式(DECODE)の“UUENCODE”とが表示され、さらに付加的に、例えば日付“1/28”(111nの位置)、内部メモリ(フラッシュメモリ28)の残り容量“REMAIN 3329KB”(111pの位置)、受信状態“RECEIVING”(111gの位置)、残り受信ファイル数“REMAINING 2”(111rの位置)、受信ファイルサイズ“TOTAL 48KB”(111sの位置)、現在の受信サイズ“RECEIVED 22KB”(111t)が表示される。
【0119】
受信中、ステップS886において、受信されたテキスト形式の画像データは設定済みの復号化方式“UUENCODE”によりテキスト形式からバイナリ形式に復元される。この復元後のバイナリ形式の画像データは、例えばフラッシュメモリ28に記録(蓄積)される(ステップS887)。以上のステップS885〜ステップS887の動作を繰り返すことで、受信が完了する(ステップS888)。なお、受信後、図17(D)に示したように、受信完了状態“END RECEIVING”が表示される。この後、処理はステップS889に移行して、切断処理を行い、その後、通信処理に戻る。
【0120】
次に、受信時のデジタルカメラと商用ネットワーク間の通信手順について詳述する。図18は実施の形態1による受信時のデジタルカメラと商用ネットワーク間のプロトコルを説明する図である。
【0121】
デジタルカメラ100と商用ネットワーク200間では、プロトコル上、まず、デジタルカメラ100は、商用ネットワーク200に対してインターネットメール受信を要求する電子メールモード設定要求MMCを送信する。商用ネットワーク200は、その電子メールモード設定の受け付けが完了すると、デジタルカメラ100に対して受け付け完了を応答信号ACKで返答する。
【0122】
続いてデジタルカメラ100は、商用ネットワーク200に対して受信メール一覧送信要求MDCを送信し、商用ネットワーク200より受信メール一覧RMLを受信する。その後、デジタルカメラ100は、商用ネットワーク200に対して所望の受信メールの選択要求RRQを行い、所要の受信メールすなわちテキストデータMDWを読み出して内部のフラッシュメモリ28に記憶する。
【0123】
そして、デジタルカメラ100は、商用ネットワーク200に対して電子メールモードの終了MMEを要求し、その商用ネットワーク200から終了通知ENDを受け取り、受信を終了する。
【0124】
以上説明したように、実施の形態1によれば、宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式を設定して、その符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワーク200を経由してTCP/IP通信ネットワーク300上の宛先に送信するようにしたので、商用ネットワーク200での送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワーク200を経由させればよい。これによって、商用ネットワーク200を通じてTCP/IP通信ネットワーク300上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0125】
また、バイナリ−テキスト変換のための複数種の符号化方式から1つの符号化方式を選択し、その符号化方式で画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するようにしたので、相手先(宛先)で復号化時に使用するバイナリ−テキスト変換を符号化方式として選び出すことができ、これによって、相手先で確実に画像データを復元させることが可能である。
【0126】
また、送信時に、テキスト形式の画像データと商用ネットワーク200からのエコーバックとを比較して送信エラーを判断するようにしたので、送信中の送信エラーをチェックすることができ、これによって、画像データがテキスト形式であっても送信中の送信状態を確実に把握することが可能である。
【0127】
また、バイナリ−テキスト変換時の復号化方式を設定して、受信されたテキスト形式の画像データをそのバイナリ−テキスト変換時の復号化方式に従ってテキスト形式からバイナリ形式へ復元するようにしたので、商用ネットワーク200での受信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信時のデータ形式でそのまま商用ネットワーク200を経由させればよい。これによって、商用ネットワーク200を通じてTCP/IP通信ネットワーク300上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0128】
(実施の形態2)
さて、前述の実施の形態1は、デジタルカメラ100上で送受信条件を設定していたが、以下に説明する実施の形態2のように、パーソナルコンピュータ上でも送受信条件を設定可能にして、その設定された送受信条件をデジタルカメラ100に取り込むようにしてもよい。なお、システム構成及びカメラ構成は、前述の実施の形態1と同様のため、その図示及び説明を省略し、新たに付加された構成及び動作についてのみ同様の符号を用いて説明する。
【0129】
まず、システム構成の要部について説明する。図19はこの発明の実施の形態2によるジタルカメラ100の画像通信設定システムを示す構成図である。この画像通信設定システムは、デジタルカメラ100の通信コネクタ24とパーソナルコンピュータ500とをRS232Cなどのケーブルで接続させた構成である。パーソナルコンピュータ500は、CRTなどの表示部501と、前述したデジタルカメラ100における送信条件設定用のプログラム、受信条件設定用のプログラムなどの設定プログラムを格納したプログラムメモリ502とを備えている。
【0130】
この実施の形態2では、パーソナルコンピュータ500上での送受信条件の設定動作が付加されたことから、代表として送信条件の設定について詳述する。図20は実施の形態2による送信条件設定動作を説明するフローチャートである。
【0131】
まず、ステップS1850においてホスト名(HOST)が入力及び確定され、続くステップS1851において電話番号(TELNO)が入力及び確定される。そして、ステップS1852においてユーザID(USERID)、ステップS1853においてパスワード(PASSWD)、ステップS1854において転送先(DESTID)がそれぞれ入力及び確定される。以上のステップS1850〜ステップS1854に関して、このパーソナルコンピュータ500では図示せぬキーボードを操作して入力することができる。
【0132】
このようにして、転送先(DESTID)の設定が終了すると、処理はステップS1855に移行して、バイナリ→テキスト変換方式すなわち符号化方式の選択を行う。この場合、前述のデジタルカメラ100の場合と同様に、符号化方式の選択画面が形成され、ユーザはUUENCODE、base64、bin−hexのいずれか1つを表示画面上で選択する。
【0133】
そして、最後に、キー操作により以上の設定を確定すると(ステップS1856)、その入力データが送信条件データとしてデジタルカメラ100へ転送される(ステップS1857)。一方、入力データを変更する場合には、デジタルカメラ100の場合と同様に表示画面上のカーソルを変更対象の項目位置に移動させ(ステップS1858)、上述の操作手順で入力データを変更すればよい(ステップS1859)。
【0134】
なお、受信条件についても、デジタルカメラ100上で設定する場合と同様にパーソナルコンピュータ500上で設定され、デジタルカメラ100に転送されるので、その詳細については説明を省略する。
【0135】
以上説明したように、実施の形態2によれば、パーソナルコンピュータ500上で宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式を入力して、その符号化方式をデジタルカメラ100に転送し、デジタルカメラ100により、その符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワーク200を経由してTCP/IP通信ネットワーク300上の宛先に送信するようにしたので、パーソナルコンピュータ500の支援により商用ネットワーク200での送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワーク200を経由させればよい。これによって、前述の実施の形態1,2と同様に、商用ネットワーク200を通じてTCP/IP通信ネットワーク300上で画像ファイルを転送することが可能である。
【0136】
(実施の形態3)
さて、前述の実施の形態1及び2は、送信動作中、エコーバックによりエラーチェックをしていたが、そのエラーチェックを任意に設定するようにしてもよい。すなわち、図7に示したフローにおいて、送信条件設定の際に、図21に示した如く例えばステップS854とステップS855間で新たにエコーバックの有無を設定入力すればよい(ステップS1010)。例えば、ステップS1010において、エコーバック有りという設定がなされた場合には、図22に示した送信動作のフローのように、エコーバックせずに、テキストデータが送信され(ステップS1011)、その送信終了後に処理は図9に示した送信処理に戻る。
【0137】
以上説明したように、実施の形態3によれば、送信エラーの判断を任意に選択するようにしたので、高速送信の場合には送信エラーの判断を選択せず、一方、そうでない場合には送信エラーの判断を選択すればよく、適宜最適な送信形態でテキスト形式の画像データを送信することが可能である。
【0138】
(実施の形態4)
さて、前述の実施の形態1は、図11に示した如く、送信メール書き込みMUP時にエコーバックを用いて送信エラーをチェックしていたが、以下に説明する実施の形態4のように、予め商用ネットワーク200に設定されたバイナリファイル転送プロトコルを用いて転送することで送信エラーを防止するようにしてもよい。なお、システム構成及びカメラ構成は、前述の実施の形態1と同様のため、その図示及び説明を省略し、相違する動作についてのみ同様の符号を用いて説明する。
【0139】
そこで、送信時のデジタルカメラと商用ネットワーク間の通信手順についてのみ説明する。図23は実施の形態4による送信時のデジタルカメラと商用ネットワーク200間のプロトコルを説明する図である。
【0140】
実施の形態4によるデジタルカメラと商用ネットワーク200間では、プロトコル上、まず、デジタルカメラは、商用ネットワーク200に対してインターネットメール送信を要求する電子メールモード設定要求MMCを送信する。商用ネットワーク200は、その電子メールモード設定の受け付けが完了すると、デジタルカメラに対して受け付け完了を応答信号ACKで返答する。
【0141】
続いてデジタルカメラは、商用ネットワーク200に対して予め用意されたX−modem,B−plusなどのバイナリファイル転送プロトコルから所要のプロトコルの種類を選定して、そのプロトコルの種類をプロトコル設定要求PSTとして送信する。その後、デジタルカメラは、商用ネットワーク200から応答信号ACKを受け取り、今度は、送信メールの書き込みMUPを開始する。この書き込みは、選定されたバイナリファイル転送プロトコルに従って実施され、その際、前述のバイナリ→テキスト変換を伴うことになる。
【0142】
その後、商用ネットワーク200は、書き込み終了を検知すると、その書き込み終了UPEをデジタルカメラに通知する。続いて、デジタルカメラは、送信条件メモリ27Aに保存された送信条件データ(転送先など)INFを転送する。このとき、商用ネットワーク200は、デジタルカメラから送信されてくるデータについてエコーバックECHを行い、デジタルカメラ側に送信条件の確認を促す。
【0143】
さらに、デジタルカメラは、この通知に応じて商用ネットワーク200に対してTCP/IP通信ネットワーク300上の転送先への送信要求TRQを送出する。この転送が完了すると、商用ネットワーク200は、デジタルカメラに対してメール送信の完了COMを通知する。
【0144】
そして、デジタルカメラは、商用ネットワーク200に対して電子メールモードの終了MMEを要求し、その商用ネットワーク200から終了通知ENDを受け取り、送信を終了する。
【0145】
以上説明したように、実施の形態4によれば、テキスト形式の画像データをバイナリファイル転送プロトコルを用いて送信するようにしたので、送信エラーが発生することなく、高速にファイル転送を実現することが可能である。
【0146】
(実施の形態5)
さて、前述の実施の形態1は、受信前にユーザが復号化方式を設定するようにしていたが、以下に説明する実施の形態5のように、受信される電子メールのファイル名に付加された拡張子から符号化方式を判断してその符号化方式に対応する復号化方式を設定するようにしてもよい。なお、ファイル名には、符号化方式のUUENCODEに対応して“uue”、同base64に対応して“bas”、同bin−hexに対して“bih”がそれぞれ拡張子として付加されるものとする。
【0147】
このため、この実施の形態5では、受信条件設定の際に(図14参照)、ステップS874の復号化方式選択(テキスト−バイナリ変換方式選択)処理が不要となり、その代わりに実施の形態1における受信処理(図16参照)に復号化方式設定処理が加わることになる。その動作の詳細を図24に示す。
【0148】
前述の実施の形態1は、図16に示したように、すでに受信条件設定済みのため、受信処理ではその設定済みの復号化方式を利用してテキスト−バイナリ変換を行うことになる。これに対して、実施の形態5は、図16に示した受信処理中に復号化方式を設定する必要がある。すなわち、図16に示したフローチャートのステップS884とステップS885間に、図24に示した復号化方式設定処理が追加される。
【0149】
まず、ステップS891においてステップS883にて選択された受信ファイル名に付加されている拡張子が抽出され、続くステップS892においてその抽出された拡張子が判断される。すなわち、拡張子が“uue”であった場合には、受信ファイルは符号化方式UUENCODEで符号化されたものと判断される。このため、処理はステップS893に移行して、復号化方式UUENCODEが設定される。
【0150】
また、拡張子が“bas”であった場合には、受信ファイルは符号化方式base64で符号化されたものと判断される。このため、処理はステップS894に移行して、復号化方式base64が設定される。また、拡張子が“bin”であった場合には、受信ファイルは符号化方式bin−hexで符号化されたものと判断される。このため、処理はステップS895に移行して、復号化方式bin−hexが設定される。このようにして復号化方式が設定されると、その復号化方式に基づく受信が開始される(ステップS885)。
【0151】
以上説明したように、実施の形態5によれば、受信ファイル名の拡張子により判断される復号化方式に従って受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するようにしたので、拡張子により自動的に復元方式が判断され、これによって、受信ファイルだけで適正なバイナリ復元を行うことが可能である。
【0152】
(実施の形態6)
さて、前述の実施の形態1は、受信前にユーザが復号化方式を設定するようにしていたが、以下に説明する実施の形態6のように、受信される電子メールのファイルデータから符号化方式を判断してその符号化方式に対応する復号化方式を設定するようにしてもよい。
【0153】
このため、この実施の形態6では、受信条件設定の際に(図14参照)、ステップS874の復号化方式選択(テキスト−バイナリ変換方式選択)処理が不要となり、その代わりに実施の形態1における受信処理(図16参照)に復号化方式設定処理が加わることになる。その動作の詳細を図25に示す。
【0154】
前述の実施の形態1は、図16に示したように、すでに受信条件設定済みのため、受信処理ではその設定済みの復号化方式を利用してテキスト−バイナリ変換を行うことになる。これに対して、実施の形態6は、図16に示した受信処理中に復号化方式を設定する必要がある。すなわち、図16に示したフローチャートのステップS885〜S888の処理が図25に示した処理に置き換わる。
【0155】
すなわち、ステップS896においてステップS883にて選択された受信ファイルが受信され、続くステップS897においてその受信されたファイルデータすなわちテキストデータが解析される。すなわち、受信ファイルがUUENCODE,base64,bin−hexのいずれの符号化方式で符号化されたものか解析される。そしてステップS898において、その解析の結果に基づいて符号化方式が判定される。もし符号化方式がUUENCODEであれば、そのUUENCODEに対応する復号化方式に従って受信ファイルデータのテキスト−バイナリ変換が実施される。また、符号化方式がbase64であれば、そのbase64に対応する復号化方式に従って受信ファイルデータのテキスト−バイナリ変換が実施される。また、符号化方式がbin−hexであれば、そのbin−hexに対応する復号化方式に従って受信ファイルデータのテキスト−バイナリ変換が実施される(ステップS899)。この後、処理はステップS889の切断処理に移行する。
【0156】
以上説明したように、実施の形態6によれば、受信ファイルのデータにより判断される復号化方式に従って受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するようにしたので、受信ファイルのデータにより自動的に復元方式が判断され、これによって、受信ファイルだけで適正なバイナリ復元を行うことが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0157】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信するようにしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0158】
また、請求項2の発明によれば、送信条件を設定して、その送信条件に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信するようにしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0159】
また、請求項3の発明によれば、宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式を設定して、その符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信するようにしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0160】
この請求項4の発明によれば、請求項3の発明において、バイナリ−テキスト変換のための複数種の符号化方式から1つの符号化方式を選択し、その符号化方式で画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するようにしたので、相手先(宛先)で復号化時に使用するバイナリ−テキスト変換を符号化方式として選び出すことができ、これによって、相手先で確実に画像データを復元させることが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0161】
また、請求項5の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1つの発明において、送信時に、テキスト形式の画像データと商用ネットワークからのエコーバックとを比較して送信エラーを判断するようにしたので、送信中の送信エラーをチェックすることができ、これによって、画像データがテキスト形式であっても送信中の送信状態を確実に把握することが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0162】
また、請求項6の発明によれば、請求項5の発明において、送信エラーの判断を任意に選択するようにしたので、高速送信の場合には送信エラーの判断を選択せず、一方、そうでない場合には送信エラーの判断を選択すればよく、適宜最適な送信形態でテキスト形式の画像データを送信することが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0163】
また、請求項7の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1つの発明において、テキスト形式の画像データをバイナリファイル転送プロトコルを用いて送信するようにしたので、送信エラーが発生することなく、高速にファイル転送を実現することが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0164】
また、請求項8の発明によれば、送信されてきたテキスト形式の画像データを受信し、その受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するようにしたので、商用ネットワークでの受信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0165】
また、請求項9の発明によれば、受信条件を設定して、その受信条件に従ってテキスト形式の画像データの受信及びテキスト形式からバイナリ形式への復元を行うようにしたので、商用ネットワークでの受信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信条件に従って受信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0166】
また、請求項10の発明によれば、請求項8又は9の発明において、受信ファイル名の拡張子により判断される復号化方式に従って受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するようにしたので、拡張子により自動的に復元方式が判断され、これによって、受信ファイルだけで適正なバイナリ復元を行うことが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0167】
また、請求項11によれば、請求項8又は9の発明において、受信ファイルのデータにより判断される復号化方式に従って受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するようにしたので、受信ファイルのデータにより自動的に復元方式が判断され、これによって、受信ファイルだけで適正なバイナリ復元を行うことが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0168】
また、請求項12の発明によれば、バイナリ−テキスト変換時の復号化方式を設定して、受信されたテキスト形式の画像データをそのバイナリ−テキスト変換時の復号化方式に従ってテキスト形式からバイナリ形式へ復元するようにしたので、商用ネットワークでの受信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、受信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0169】
また、請求項13の発明によれば、請求項3のデジタルカメラとコンピュータとを接続して構成されるデジタルカメラの画像通信設定システムにおいて、コンピュータ上で宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式を入力して、その符号化方式をデジタルカメラに転送し、デジタルカメラにより、その符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信するようにしたので、コンピュータの支援により商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラの画像通信設定システムが得られるという効果を奏する。
【0170】
また、請求項14の発明によれば、入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信する工程にしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラの画像通信方法が得られるという効果を奏する。
【0171】
また、請求項15の発明によれば、送信条件を設定して、その送信条件に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信する工程にしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラの画像通信方法が得られるという効果を奏する。
【0172】
また、請求項16の発明によれば、宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式を設定して、その符号化方式に従って入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換し、それから商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上の宛先に送信する工程にしたので、商用ネットワークでの送信のためのバイナリ−テキスト変換が不要となり、送信条件に従って送信時のデータ形式でそのまま商用ネットワークを経由させればよく、これによって、商用ネットワークを通じてTCP/IP通信ネットワーク上で画像ファイルを転送することが可能なデジタルカメラの画像通信方法が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるデジタルカメラを適用した画像通信システムを示す構成図である。
【図2】実施の形態1によるデジタルカメラの外観形状を示す外観斜視図である。
【図3】実施の形態1によるデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態1による通信条件メモリの記憶内容を説明する図である。
【図5】実施の形態1によるメイン処理を説明するフローチャートである。
【図6】実施の形態1による通信処理を説明するフローチャートである。
【図7】実施の形態1による送信条件設定動作を説明するフローチャートである。
【図8】実施の形態1による送信条件設定時の表示画面の遷移を示す図である。
【図9】実施の形態1による送信処理を説明するフローチャートである。
【図10】実施の形態1による送信時の表示画面の遷移を示す図である。
【図11】実施の形態1による送信時のデジタルカメラと商用ネットワーク間のプロトコルを説明する図である。
【図12】実施の形態1による送信メール書き込み時のデジタルカメラと商用ネットワーク間のプロトコルを説明する図である。
【図13】実施の形態1による送信動作を説明するフローチャートである。
【図14】実施の形態1による受信条件設定動作を説明するフローチャートである。
【図15】実施の形態1による受信条件設定時の表示画面の一例を示す図である。
【図16】実施の形態1による受信処理を説明するフローチャートである。
【図17】実施の形態1による受信時の表示画面の遷移を示す図である。
【図18】実施の形態1による受信時のデジタルカメラと商用ネットワーク間のプロトコルを説明する図である。
【図19】この発明の実施の形態2によるデジタルカメラの画像通信設定システムを示す構成図である。
【図20】実施の形態2による送信条件設定動作を説明するフローチャートである。
【図21】実施の形態3による送信条件設定動作の要部を説明するフローチャートである。
【図22】実施の形態3による送信動作を説明するフローチャートである。
【図23】実施の形態4による送信時のデジタルカメラと商用ネットワーク間のプロトコルを説明する図である。
【図24】実施の形態5による復号化方式設定処理を説明するフローチャートである。
【図25】実施の形態6による復号化方式設定処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
6 カメラ撮像部
11 信号処理部
13 FIFO回路
20 操作部
21 LCD
22 スイッチ群
24 通信コネクタ
25 CPU
26 ROM
27 RAM
27A 通信条件メモリ
28 フラッシュメモリ
29 通信I/F
100 デジタルカメラ
101 画像ファイル記憶部
102 バイナリ→テキスト変換部
103 画像ファイル送信部
104 画像ファイル受信部
105 テキスト→バイナリ変換部
106 画像ファイル表示出力部
110 LCD表示部
200 商用ネットワーク
300 TCP/IP通信ネットワーク
400 端末
500 パーソナルコンピュータ
501 表示部
502 アプリケーションメモリ

Claims (16)

  1. 商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、
    バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換手段と、
    前記商用ネットワークに対して予め設定された前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換手段により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、
    バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段と、
    前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先への送信条件を設定する送信条件設定手段と、
    前記送信条件設定手段により設定された送信条件に従って前記画像入力手段により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換手段と、
    前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定手段により設定された送信条件を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換手段により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、
    バイナリ形式の画像データを入力する画像入力手段と、
    前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件を設定する送信条件設定手段と、
    前記送信条件設定手段により設定された送信条件の内の符号化方式に従って前記画像入力手段により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換手段と、
    前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定手段により設定された送信条件の内の宛先を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換手段により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 前記データ形式変換手段は、バイナリ−テキスト変換のための複数種の符号化方式を有し、前記送信条件設定手段は、前記データ形式変換手段でデータ形式を変換するときに使用する符号化方式を前記複数種の符号化方式から1つ選択することを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラ。
  5. 前記送信手段は、送信された前記テキスト形式の画像データと前記商用ネットワークからのエコーバックとの比較に応じて送信エラーの判断を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のデジタルカメラ。
  6. 前記送信手段は、前記送信エラーの判断を任意に選択することを特徴とする請求項5記載のデジタルカメラ。
  7. 前記送信手段は、前記テキスト形式の画像データをバイナリファイル転送プロトコルを用いて送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のデジタルカメラ。
  8. 商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、
    前記商用ネットワークへ請求項1の前記送信手段により送信されてきたテキスト形式の画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ形式復元手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  9. 商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、
    前記商用ネットワークへ請求項2の前記送信手段により送信されてきたテキスト形式の画像データを受信する際の受信条件を設定する受信条件設定手段と、
    前記受信条件設定手段により設定された受信条件に従って前記商用ネットワークから前記テキスト形式の画像データを受信する受信手段と、
    前記受信条件設定手段により設定された受信条件に従って前記受信手段により受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ形式復元手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  10. さらに、受信時、受信ファイル名の拡張子により判断される復号化方式に従って前記受信手段により受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ復元手段を有したことを特徴とする請求項8又は9に記載のデジタルカメラ。
  11. さらに、受信時、受信ファイルのデータにより判断される復号化方式に従って前記受信手段により受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ復元手段を有したことを特徴とする請求項8又は9に記載のデジタルカメラ。
  12. 商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラであって、
    前記商用ネットワークへ請求項3の前記送信手段により送信されてきたテキスト形式の画像データを受信する際のバイナリ−テキスト変換時の復号化方式を設定する受信条件設定手段と、
    前記商用ネットワークから前記テキスト形式の画像データを受信する受信手段と、
    前記受信条件設定手段により設定された復号化方式に従って前記受信手段により受信された画像データをテキスト形式からバイナリ形式に復元するデータ形式復元手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  13. 請求項3のデジタルカメラとコンピュータとを接続して構成されるデジタルカメラの画像通信設定システムにおいて、
    前記コンピュータは、
    前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件を入力する送信条件入力手段と、
    前記送信条件入力手段により入力された送信条件を前記デジタルカメラに転送する送信条件転送手段と、
    を有し、
    前記デジタルカメラは、
    前記送信条件転送手段により転送されてくる送信条件中の符号化方式に従って前記データ形式変換手段によるデータ形式の変換を実行するとともに、前記送信条件転送手段により転送されてくる送信条件中の宛先に従って前記送信手段による前記宛先への送信を実行することを特徴とするデジタルカメラの画像通信設定システム。
  14. 商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラの画像通信方法であって、
    バイナリ形式の画像データを入力する画像入力工程と、
    前記画像入力工程により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換工程と、
    前記商用ネットワークに対して予め設定された前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換工程により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信工程と、
    を含んだことを特徴とするデジタルカメラの画像通信方法。
  15. 商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラの画像通信方法であって、
    バイナリ形式の画像データを入力する画像入力工程と、
    前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先への送信条件を設定する送信条件設定工程と、
    前記送信条件設定工程により設定された送信条件に従って前記画像入力工程により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換工程と、
    前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定工程により設定された送信条件を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換工程により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信工程と、
    を含んだことを特徴とするデジタルカメラの画像通信方法。
  16. 商用ネットワークを経由してTCP/IP通信ネットワーク上で画像通信を行うデジタルカメラの画像通信方法であって、
    バイナリ形式の画像データを入力する画像入力工程と、
    前記TCP/IP通信ネットワーク上の宛先とバイナリ−テキスト変換時の符号化方式とを含む送信条件を設定する送信条件設定工程と、
    前記送信条件設定工程により設定された送信条件の内の符号化方式に従って前記画像入力工程により入力された画像データをバイナリ形式からテキスト形式に変換するデータ形式変換工程と、
    前記商用ネットワークに対して前記送信条件設定工程により設定された送信条件の内の宛先を指示し、前記商用ネットワークを経由して前記宛先に前記データ形式変換工程により変換されたテキスト形式の画像データを送信する送信工程と、
    を含んだことを特徴とするデジタルカメラの画像通信方法。
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