JPH10242588A - 多層構造電極の形成方法 - Google Patents

多層構造電極の形成方法

Info

Publication number
JPH10242588A
JPH10242588A JP10551497A JP10551497A JPH10242588A JP H10242588 A JPH10242588 A JP H10242588A JP 10551497 A JP10551497 A JP 10551497A JP 10551497 A JP10551497 A JP 10551497A JP H10242588 A JPH10242588 A JP H10242588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
layer
electrode
target
metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10551497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4294109B2 (ja
Inventor
Kunihiro Takatani
邦啓 高谷
Toshiyuki Okumura
敏之 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP10551497A priority Critical patent/JP4294109B2/ja
Publication of JPH10242588A publication Critical patent/JPH10242588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4294109B2 publication Critical patent/JP4294109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Led Devices (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層構造電極において、反応用電極とバリア
電極との間の界面密着強度が十分でなく、このため化合
物半導体LDで発生した熱がヒートシンクの方向にうま
く放散されず、化合物半導体LDでの熱劣化が生じるこ
とで化合物半導体LDの寿命が損なわれたり、電極の剥
離する等の問題があった。 【解決手段】 金属ターゲットを熔融して金属を蒸着さ
せる方法により、第1電極の上に第2の電極を積層する
多層構造電極の形成方法において、前記第1の電極層の
形成が完了するまでに、前記第2の電極の金属ターゲッ
トを脱ガス処理することによって、第1の電極と第2の
電極との界面に不純物層を形成しないので、第1の電極
と第2の電極との間の密着性を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスの
多層構造電極の電極形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、青〜緑色波長の発光をする固体光
源としてII−VI族化合物半導体やIII−V族化合物から
なるレーザダイオード(以下、LDと記す)の開発が盛
んに行われている。このLDでの電極には複数種の金属
を多層積層させるものが用いられる。例えば、ZnTe
をp型コンタクト層として用いたII−VI族化合物半導体
おいて、特開平6−1888524号公報にはその電極
構造としてAu/Pt/Pdの3層構造電極、また、E
lectron.Lett.,30(1994)p19
84にはAu/Pt/Ti/Niの4層構造電極など様
々な多層構造電極が提案されている。化合物半導体LD
のコンタクト層(ZnTe)上に形成される多層構造電
極は、その機能から上部電極(Au)/バリア電極(P
t)/反応用電極(Pd、Ti/Ni)と構造的特徴で
分けられる。
【0003】最上部の上部電極は、ヒートシンクとして
用いられるInに対して熱融着マウント時に反応性が高
く、化学的に安定な金属や、ボンディングワイヤーと反
応性がよい金属が用いられる。また、反応用電極は、コ
ンタクト層と良好な電気特性を得るため、ZnTeのよ
うな化合物半導体のコンタクト層と反応を起し易い金属
が用いられる。また、上部電極がAuのように拡散し易
い金属である場合には、上部電極(Au)が化合物半導
体のコンタクト層側に拡散し易く、そのため化合物半導
体LDの寿命や特性に悪影響を及ぼす。そのため、上部
電極(Au)と反応用電極(Pd、Ti/Ni)とに間
に挟まれたバリア電極(Pt)は、上部電極の拡散を防
止する役割を行うことのできる金属が用いられる。尚、
上部電極が拡散しにくい金属である場合には、バリア電
極は特に必要としない。
【0004】また、上述した多層構造電極の各層は、回
転式の多元連装ハースを有する電子ビーム(EB)蒸着
装置により作製される。図2にEB蒸着装置201のチ
ャンバ内部の模式図を示す。蒸着したい物質(以下、タ
ーゲットと記す)は、ハース部202に充填されてい
る。ハース部202は1度の真空引きの工程で複数層の
蒸着を可能とするため回転皿203の上に複数配置され
ており、蒸着させる膜種に応じて回転皿が回転して電子
ビームの照射点にターゲットを位置させる。また、シャ
ッタ204は、ターゲット熔融中のハース部202とウ
ェハ205間の遮断や蒸着膜が所望の膜厚に達した時の
蒸着を遮断する役割がある。上記のような複数種の金属
からなる多層構造電極形成時には、ターゲットの熔融、
蒸着、ハースの回転・ターゲット交換を繰り返してウェ
ハ側から順に積層される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
多層構造電極において、反応用電極とバリア電極との間
の界面密着強度が十分でなく、このため化合物半導体L
Dで発生した熱がヒートシンク方向でうまく放散され
ず、化合物半導体LDの熱劣化が生じ、化合物半導体L
Dでの寿命が損なわれるという問題があった。また、電
極の密着の度合がウェハ面内で均一でないため、化合物
半導体LDの特性ばらつきが大きくなり、一枚のウェハ
から取れる良品率が低下するという問題や、ヒートシン
クへ熱融着によってマウントした化合物半導体LDのチ
ップが電極部で剥離して、化合物半導体LDの製品歩留
まりが低下するという問題があった。
【0006】この剥離の原因として本発明者らはバリア
電極−反応用電極、あるいは上部電極−反応用電極の界
面が清浄ではなく、界面に不純物層が形成され、金属間
界面の密着性を阻害していることを見出した。
【0007】
【表1】
【0008】表1は、各種金属の常温での気体に対する
親和力を示したもので、気体の吸着し易さを表してい
る。表1に見られるように、反応用電極のPd、Niや
バリア電極のPtは、水素をはじめとする様々な気体と
吸着し易い性質があり、ターゲットへの原料補給や被蒸
着対象の化合物半導体LDのウェハ交換の際に、EB蒸
着装置のメインチャンバをリークし大気開放すると、タ
ーゲットの表面及び蒸着物が付着したハース部周辺に水
素やその他の不純物が吸着、吸収される。不純物がター
ゲット表面に吸収、吸着した状態のターゲットがEB蒸
着装置で加熱、熔融されると、ターゲット表面やハース
周辺に吸着、吸収されていた不純物脱離ガス化して真空
チャンバ内に汚染雰囲気を形成する。この汚染雰囲気に
よって不純物層が形成され、金属間界面の密着性を阻害
している。
【0009】以上の原因について、具体的に従来の多層
構造電極形成方法でp型ZnTe化合物半導体基板にA
u/Pt/Pdの3層電極構造を形成するプロセスを図
3に示す。
【0010】最初に、最表面層がp型ZnTeコンタク
ト層301を有する半導体ウェハをEB蒸着装置のメイ
ンチャンバ内にセットし、チャンバ内を高真空に排気す
る。この時、p型ZnTeコンタクト層301表面は清
浄に保たれている。
【0011】次に、PdターゲットをEB蒸着装置で加
熱、蒸発させて、半導体ウェハ表面にPd膜302を形
成する。Pdは、表1に示したように不純物を吸着しや
すい性質があるので、EB蒸着装置で加熱することによ
り、その吸収された不純物はチャンバ内に放出される。
しかし、Pdは蒸発しやすいので、低いターゲットの熔
融温度1400℃で蒸着させることができることから、
ターゲット及びそのハース部周辺からの不純物蒸発量は
比較的少なく、ウェハ表面ヘの不純物層形成も発生しに
くい。また、Pdは反応性が高いため、Pd−ZnTe
界面では化学反応が生じ反応化合物が形成されるため、
Pd−ZnTe界面での密着性での低下は生じない。
【0012】次に、Pdが所定の膜厚(10nm程度)
だけ成膜されたあと、一度シャッタを閉じ、蒸発物がウ
ェハに直接に達しないようにした後、次にPtターゲッ
トに電子ビームを照射して加熱し、熔融させる。Ptの
融点は1800℃と高いため、この熔融中にPtターゲ
ット及びその周辺に吸収、吸着されていた不純物が大量
に蒸発し、汚染雰囲気が形成され、メインチャンバ内の
真空度が悪化する。ウェハ表面には既にPdが成膜され
ており、このPdは不純物を吸収、吸着しやすいのでウ
ェハ表面のPd膜302は汚染雰囲気を活発に吸収吸着
しPd膜表面に不純物層303が形成される。ここまで
作製した電極構造の模式図を図3(a)に示す。
【0013】Ptターゲットに電子ビームを照射し熔融
後、シャッタを開いてバリア電極としてPt層304を
成膜を行うと、Pd膜302とPt膜304の間に不純
物層303が挟みこんだ構造となる。ここまで作製した
電極構造の模式図を図3(b)に示す。
【0014】最後に、同様な方法でPt膜304上にA
u膜305を形成するが、Pt膜304とAu膜305
との界面で反応が生じるのでAu−Pt界面の密着強度
は非常に高くなっている。
【0015】上述したように従来の方法では、バリア電
極Ptと反応用電極Pdとの界面に不純物層ができるこ
とによって、電極構造の密着性が悪くなるという問題が
生じる。
【0016】このような電極構造の密着性の低下を防ぐ
手段として、サンプル投入、取り出し用ロードロック室
を設けた多チャンバ式のEB蒸着装置を用いて、ターゲ
ットを設置したチャンバを常に高真空に保つという方法
がある。しかし、このような多チャンバ式のEB蒸着装
置には大掛かりな設備が必要であり、非常に高価となる
問題がある。
【0017】従って、本発明では従来の1チャンバ式の
EB蒸着装置を用いて複数種の金属からなる多層構造電
極の密着性を高めることによって、機械的強度の高い多
層構造電極の形成方法を提供することを特徴とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の多層金属ターゲ
ットを熔融して金属を蒸着させる方法により、第1の金
属層上に第2の金属層を連続的に積層する工程を有する
多層構造電極の形成方法において、前記第1の金属層の
下部層を形成する工程と、前記第2の金属層の金属ター
ゲットを脱ガス処理を行う工程と、前記第1の金属層の
上部層を形成する工程と、前記第2の金属層を形成する
工程と、を順次行うことを特徴とする。
【0019】この時に用いられる前記第1の金属層は、
半導体層上に該半導体層と反応して化合物を形成する反
応用電極であり、前記第2の金属層はバリア電極であ
る。
【0020】具体的には、前記半導体層は、II−VI族化
合物半導体あるいは窒化ガリウム系化合物半導体のいず
れかであり、前記反応用電極は、Pd、Ti、Niのい
ずれかからなる金属であり、前記バリア電極は、Pt、
Moのいずれかからなる金属である。
【0021】また、前記第1の金属層は、半導体層上に
該半導体層と反応して化合物を形成する反応用電極であ
り、前記第2の金属層は上部電極である。
【0022】具体的には、前記半導体層は、窒化ガリウ
ム系化合物半導体では、前記反応用電極は、Tiからな
る金属であり、前記上部電極は、Alからなる金属が用
いられる。
【0023】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の第1の実施の形態としてAu
/Pt/Pdの三層構造電極を有するII−VI族化合物半
導体LDの多層構造電極の形成方法を図1に示す。
【0024】最初に、p型ZnTeコンタクト層101
を最表面に有するII−VI族化合物半導体LDウェハをE
B蒸着装置のチャンバ内にセットし、チャンバ内を1〜
2×10-6Torrの高真空に排気する。次に、Pdタ
ーゲットを電子ビームにより1400℃に加熱し、蒸発
させることによって、p型ZnTeコンタクト層101
に上に下部層のPd膜102を形成する。この時チャン
バの真空度は3〜5×10-6Torr程度であり、チャ
ンバ内の雰囲気は十分に清浄が保たれている。Pd膜が
所定の膜厚に達する前の3〜5nm程度まで成膜を行
い、そこで一旦中断し、シャッタを閉じることでターゲ
ット−ウェハ間を遮断する。図1(a)に、この状態で
の多層構造電極の模式図を示す。
【0025】次に、ハース部を回転させ、Ptターゲッ
トに電子ビーム照射を行って加熱し、Ptターゲットを
熔融させる。このとき、シャッタは閉じたままであるの
で、蒸発したPtがウェハに達することはない。Ptタ
ーゲット熔融中はターゲット及びハースの周辺部から大
量の不純物ガスが放出され、チャンバ内の真空度は一旦
1.5〜2×10-5Torr程度まで悪化するが、真空
度が安定し6〜7×10-6Torr程度に回復するまで
電子ビーム照射を継続することで脱ガス処理を行う。こ
の脱ガス処理中に、下部層であるPd膜102上に不純
物層103が形成される。図1(b)に、この状態での
多層構造電極の模式図を示す。
【0026】脱ガス処理終了後、Ptターゲットへの電
子ビーム照射を停止し、真空度がPd膜を形成前程度に
なるまで待機する。真空度が3〜5×10-6Torr程
度まで回復すると、ハース部を回転させ、中断していた
Pd膜の形成を再開して目的の厚さである10nmまで
上部層のPd膜104を積層する。この時、下部層のP
d膜102と上部層のPd膜104との間には不純物層
103が形成されていることになるが、Pdは反応しや
すい金属であるので下部層のPd膜102及び上部層の
Pd膜104は不純物層103を突き抜けて相互に結合
し、密着性の低下は生じない。図1(c)に、この状態
での多層構造電極の模式図を示す。
【0027】上部層のPd膜104を積層後、バリア電
極となるPt膜105の形成を行う。この時、既にPt
ターゲット及びそのハースの周辺部は充分に脱ガス処理
されているので、再度の脱ガス処理は不要であり、ま
た、放出される不純物ガス自体も大きく低減されてい
る。従って、シャッタを閉じてPtターゲットを熔融さ
せ、シャッタを開けてPt膜を成膜することで、清浄な
上部層のPd膜104表面にPt膜105を形成するこ
とができる。Pt膜105の膜厚は100nm程度とす
る。Pd−Pt界面には不純物層が形成されないか、も
しくは形成されても界面の密着性に影響を及ぼさない程
度に極薄膜である。図1(d)に、この状態での多層構
造電極の模式図を示す。
【0028】最後に、上部電極であるAu膜106を2
00nm程度の適切な膜厚に積層させ、Au/Pt/P
dの三層構造電極を形成する。図1(e)に、この状態
での多層構造電極の模式図を示す。
【0029】このようにして作製したAu/Pt/Pd
の三層構造電極をZnTeコンタクト層上に有する化合
物半導体LDは、Pt膜とPd膜との密着性が高く、通
電時の熱放散が妨げられることはない。また、ウェハ面
内での電極に起因する化合物半導体LDの特性のばらつ
きが抑制され、良品率が向上した。更に、ヒートシンク
へのマウントを行う工程でも、電極剥離が生じず、製品
歩留まりも向上させることができた。また、Ptターゲ
ットの脱ガス処理をPd膜を形成する前に行っても同様
の結果が得られ、多層構造電極の密着性が高く、機械的
強度の向上が行えた。
【0030】(実施の形態2)本発明の第2の実施の形
態としてAu/Pt/Ti/Niの四層構造電極を有す
るII−VI族化合物半導体LDの多層構造電極の形成方法
を図4に示す。
【0031】最初に、p型ZnTeコンタクト層401
を有するII−VI族化合物半導体LDウェハをEB蒸着装
置のチャンバ内にセットし、チャンバ内を1〜2×10
-6Torrの高真空に排気する。
【0032】次に、Niターゲットを電子ビームにより
加熱し、蒸発させることによって、p型ZnTeコンタ
クト層401に上に10nm程度までNi膜402を形
成する。更に、Tiターゲットを電子ビームにより加熱
し、蒸発させることによって、Ni膜402の上に下部
層のTi膜403を所定の膜厚に達する前の20〜30
nm程度まで成膜を行い、そこで一旦中断し、シャッタ
を閉じることでターゲット−ウェハ間を遮断する。両金
属ターゲットを熔融させる時、Niの脱ガス処理時には
ZnTeコンタクト層401を汚染雰囲気が覆うが、N
i膜402とZnTeコンタクト層401とは相互に反
応し強固に結合するので密着強度に関する問題は生じな
い。また、Tiターゲットの脱ガス処理時にも、Niは
表1に見られるようにガス吸着起し易い金属に分類され
るが、TiがNiやZnやTeなどと強く反応を起すの
で界面での密着強度の低下の問題は生じない。
【0033】次に、ハース部を回転させ、Ptターゲッ
トに電子ビーム照射を行って加熱し、Ptターゲットを
熔融させる。このとき、シャッタは閉じたままであるの
で、蒸発したPtがウェハに達することはない。Ptタ
ーゲット熔融中はターゲット及びハースの周辺部から大
量の不純物ガスが放出され、チャンバ内の真空度は一旦
1.5〜2×10-5Torr程度まで悪化するが、真空
度が安定し6〜7×10-6Torr程度に回復するまで
電子ビーム照射を継続することで脱ガス処理を行う。こ
の脱ガス処理中に、下部層のTi膜403上に不純物層
404が形成される。
【0034】脱ガス処理終了後、Ptターゲットへの電
子ビーム照射を停止し、真空度がPd膜を形成前の状態
になるまで待機する。真空度が3〜5×10-6Torr
程度まで回復すると、ハース部を回転させ、中断してい
たTi膜の形成を再開して目的の厚さである50nmま
で上部層のTi膜405を積層する。この時、下部層の
Ti膜403と上部層のTi膜405との間には不純物
層404が形成されていることになるが、Tiは反応し
やすい金属であるので下部層のTi膜403及び上部層
のTi膜405は不純物層を突き抜けて相互に結合し、
密着性の低下は生じない。
【0035】上部層のTi膜405を積層後、バリア電
極となるPt膜の形成を行う。この時、既にPtターゲ
ット及びそのハースの周辺部は充分に脱ガス処理されて
いるので、再度の脱ガス処理は不要であり、また、放出
される不純物ガス自体も大きく低減されている。従っ
て、シャッタを閉じてPtターゲットを熔融させ、シャ
ッタを開けてPt膜を成膜することで、清浄な上部層の
Ti膜405表面にPt膜406を形成することができ
る。Pt膜406の膜厚は50nm程度とする。Ti−
Pt界面には不純物層が形成されないか、もしくは形成
されても界面の密着性に影響を及ぼさない程度に極薄膜
である。
【0036】最後に、上部電極であるAu膜407を1
00nm程度の適切な膜厚に積層させ、Au/Pt/T
i/Niの四層構造電極を形成する。
【0037】このようにして作製したAu/Pt/Ti
/Niの四層構造電極をZnTeコンタクト層上に有す
る化合物半導体LDは、Pt膜とTi膜との密着性が高
く、通電時の熱放散が妨げられることはない。また、ウ
ェハ面内での電極に起因する化合物半導体LDの特性の
ばらつきが抑制され、良品率が向上した。更に、ヒート
シンクへのマウントを行う工程でも、電極剥離が生じ
ず、製品歩留まりも向上させることができた。また、P
tターゲットの脱ガス処理をNi膜形成後であってTi
膜を形成する前に行っても同様の結果が得られた。
【0038】本実施の形態では、特に問題となるPt/
Tiの間の密着性の向上について説明したが、他のTi
/NiやPt/Auに対して本発明の方法を適用しても
効果がある。また、バリア電極として本実施の形態では
Ptを用いたが、Moを用いることもでき、その場合に
も本発明は効果がある。
【0039】(実施の形態3)本発明の第3の実施の形
態としてAl/Tiの二層構造電極を有する窒化ガリウ
ム系化合物半導体LDの多層構造電極の形成方法を図5
に示す。
【0040】最初に、n型GaNコンタクト層501を
有する窒化ガリウム系化合物半導体LDウェハをEB蒸
着装置のチャンバ内にセットし、チャンバ内を1〜2×
10-6Torrの高真空に排気する。
【0041】次に、Tiターゲットを電子ビームにより
加熱し、蒸発させることによって、n型GaNコンタク
ト層501に上に下部層のTi膜502を形成する。下
部層のTi膜502が所定の膜厚に達する前の3〜5n
m程度まで成膜を行い、そこで一旦中断し、シャッタを
閉じることでターゲット−ウェハ間を遮断する。
【0042】次に、ハース部を回転させ、Alターゲッ
トに電子ビーム照射を行って加熱し、Alターゲットを
熔融させる。このとき、シャッタは閉じたままであるの
で、蒸発したAlがウェハに達することはない。Alタ
ーゲット熔融中はターゲット及びハースの周辺部から大
量の不純物ガスが放出され、チャンバ内の真空度は一旦
1.5〜2×10-5Torr程度まで悪化するが、真空
度が安定し6〜7×10-6Torr程度に回復するまで
電子ビーム照射を継続することで脱ガス処理を行う。こ
の脱ガス処理中に、下部層のTi膜502上に不純物層
503が形成される。
【0043】脱ガス処理終了後、Alターゲットへの電
子ビーム照射を停止し、真空度がTi膜を形成前になる
まで待機する。真空度が3〜5×10-6Torr程度ま
で回復すると、ハース部を回転させ、中断していたTi
膜の形成を再開して目的の厚さである10nmまで上部
層のTi膜504を積層する。Tiは前述したように反
応しやすい金属であるので下部層のTi膜502及び上
部層のTi膜504は不純物層503を突き抜けて相互
に結合し、密着性の低下は生じない。
【0044】上部層のTi膜504を積層後、外部と電
気的接続を行うAl膜505の形成を行う。この時、既
にAlターゲット及びそのハースの周辺部は充分に脱ガ
ス処理されているので、再度の脱ガス処理は不要であ
り、また、放出される不純物ガス自体も大きく低減され
ている。従って、シャッタを閉じてAlターゲットを熔
融させ、シャッタを開けてAl膜を成膜することで、清
浄なTi膜504表面にAl膜505を形成することが
できる。Al膜505の膜厚は200nm程度とする。
Al−Ti界面には不純物層が形成されないか、もしく
は形成されても界面の密着性に影響を及ぼさない程度に
極薄膜である。以上により、Al/Tiの二層構造電極
を形成できる。
【0045】このようにして作製したAl/Tiの二層
構造電極をn型GaNコンタクト層上に有する窒化ガリ
ウム系化合物半導体LDは、Al膜とTi膜との密着性
が高く、通電時の熱放散が妨げられることはない。ま
た、ウェハ面内での電極に起因する化合物半導体LDの
特性のばらつきが抑制され、良品率が向上した。更に、
ヒートシンクへのマウントを行う工程でも、電極剥離が
生じず、製品歩留まりも向上させることができた。ま
た、Alターゲットの脱ガス処理をTi膜を形成する前
に行っても同様の結果が得られ、多層構造電極の密着性
が高く、機械的強度の向上が行えた。
【0046】(実施の形態4)本発明の第4の実施の形
態としてAu/Pt/Tiの三層構造電極を有する窒化
ガリウム系化合物半導体LDの多層構造電極の形成方法
を示す。
【0047】最初に、n型GaNコンタクト層601を
有する窒化ガリウム系化合物半導体LDウェハをEB蒸
着装置のチャンバ内にセットし、チャンバ内を1〜2×
10-6Torrの高真空に排気する。次に、Tiターゲ
ットを電子ビームにより1400℃に加熱し、蒸発させ
ることによって、n型GaNコンタクト層601に上に
下部層のTi膜602を形成する。下部層のTi膜60
2が所定の膜厚に達する前の10〜15nm程度まで成
膜を行い、そこで一旦中断し、シャッタを閉じることで
ターゲット−ウェハ間を遮断する。図6(a)に、この
状態での多層構造電極の模式図を示す。
【0048】次に、ハース部を回転させ、Ptターゲッ
トに電子ビーム照射を行って加熱し、Ptターゲットを
熔融させる。このとき、シャッタは閉じたままであるの
で、蒸発したPtがウェハに達することはない。Ptタ
ーゲット熔融中はターゲット及びハースの周辺部から大
量の不純物ガスが放出され、チャンバ内の真空度は一旦
1.5〜2×10-5Torr程度まで悪化するが、真空
度が安定し6〜7×10-6Torr程度に回復するまで
電子ビーム照射を継続することで脱ガス処理を行う。こ
の脱ガス処理中に、下部層であるTi膜602上に不純
物層603が形成される。図6(b)に、この状態での
多層構造電極の模式図を示す。
【0049】脱ガス処理終了後、Ptターゲットへの電
子ビーム照射を停止し、真空度がTi膜を形成する前程
度になるまで待機する。真空度が3〜5×10-6Tor
r程度まで回復すると、ハース部を回転させ、中断して
いたTi膜の形成を再開して目的の厚さである25nm
まで上部層のTi膜604を積層する。Tiは反応しや
すい金属であるので下部層のTi膜602及び上部層の
Ti膜604は不純物層603を突き抜けて相互に結合
し、密着性の低下は生じない。図6(c)に、この状態
での多層構造電極の模式図を示す。
【0050】上部層のTi膜604を積層後、バリア電
極となるPt膜605の形成を行う。この時、既にPt
ターゲット及びそのハースの周辺部は充分に脱ガス処理
されているので、再度の脱ガス処理は不要であり、ま
た、放出される不純物ガス自体も大きく低減されてい
る。従って、シャッタを閉じてPtターゲットを熔融さ
せ、シャッタを開けてPt膜を成膜することで、清浄な
上部層のTi膜604表面にPt膜605を形成するこ
とができる。Pt膜605の膜厚は100nm程度とす
る。Ti−Pt界面には不純物層が形成されないか、も
しくは形成されても界面の密着性に影響を及ぼさない程
度に極薄膜である。図6(d)に、この状態での多層構
造電極の模式図を示す。
【0051】最後に、上部電極であるAu膜606を2
00nm程度の適切な膜厚に積層させ、Au/Pt/T
iの三層構造電極を形成する。図6(e)に、この状態
での多層構造電極の模式図を示す。
【0052】このようにして作製したAu/Pt/Ti
の三層構造電極をGaNコンタクト層上に有する化合物
半導体LDは、Pt膜とTi膜との密着性が高く、通電
時の熱放散が妨げられることはない。また、ウェハ面内
での電極に起因する化合物半導体LDの特性のばらつき
が抑制され、良品率が向上した。
【0053】また、実施の形態3と比較して、上部電極
をAuにすることでワイヤボンディング工程において、
電極剥離が生じず、製品歩留まりも向上させることがで
きた。尚、上部電極としてAuを用いた場合には、Au
のLD側への拡散によるLDの特性不良や劣化が問題と
なるが、バリア電極Ptの存在によりこれらの問題が解
消できる。
【0054】また、Ptターゲットの脱ガス処理をTi
膜を形成する前に行っても同様の結果が得られ、多層構
造電極の密着性が高く、機械的強度の向上が行えた。
【0055】また、バリア電極として本実施の形態では
Ptを用いたが、Moを用いることでも同様の結果が得
られることを確認した。
【0056】(実施の形態5)本発明の第5の実施の形
態としてAu/Pt/Niの三層構造電極を有する窒化
ガリウム系化合物半導体LDの多層構造電極の形成方法
を示す。
【0057】最初に、n型GaNコンタクト層701を
有する窒化ガリウム系化合物半導体LDウェハをEB蒸
着装置のチャンバ内にセットし、チャンバ内を1〜2×
10 -6Torrの高真空に排気する。
【0058】次に、Niターゲットを電子ビームにより
加熱し、蒸発させることによって、n型GaNコンタク
ト層701に上に下部層のNi膜702を形成する。下
部層のNi膜702が所定の膜厚に達する前の10〜1
5nm程度まで成膜を行い、そこで一旦中断し、シャッ
タを閉じることでターゲット−ウェハ間を遮断する。図
7(a)に、この状態での多層構造電極の模式図を示
す。
【0059】次に、ハース部を回転させ、Ptターゲッ
トに電子ビーム照射を行って加熱し、Ptターゲットを
熔融させる。このとき、シャッタは閉じたままであるの
で、蒸発したPtがウェハに達することはない。Ptタ
ーゲット熔融中はターゲット及びハースの周辺部から大
量の不純物ガスが放出され、チャンバ内の真空度は一旦
1.5〜2×10-5Torr程度まで悪化するが、真空
度が安定し6〜7×10-6Torr程度に回復するまで
電子ビーム照射を継続することで脱ガス処理を行う。こ
の脱ガス処理中に、下部層であるNi膜702上に不純
物層703が形成される。図7(b)に、この状態での
多層構造電極の模式図を示す。
【0060】脱ガス処理終了後、Ptターゲットへの電
子ビーム照射を停止し、真空度がNi膜を形成する前程
度になるまで待機する。真空度が3〜5×10-6Tor
r程度まで回復すると、ハース部を回転させ、中断して
いたNi膜の形成を再開して目的の厚さである25nm
まで上部層のNi膜704を積層する。Niは反応しや
すい金属であるので下部層のNi膜702及び上部層の
Ni膜704は不純物層703を突き抜けて相互に結合
し、密着性の低下は生じない。図7(c)に、この状態
での多層構造電極の模式図を示す。
【0061】上部層のNi膜704を積層後、バリア電
極となるPt膜705の形成を行う。この時、既にPt
ターゲット及びそのハースの周辺部は充分に脱ガス処理
されているので、再度の脱ガス処理は不要であり、ま
た、放出される不純物ガス自体も大きく低減されてい
る。従って、シャッタを閉じてPtターゲットを熔融さ
せ、シャッタを開けてPt膜を成膜することで、清浄な
上部層のNi膜704表面にPt膜705を形成するこ
とができる。Pt膜705の膜厚は100nm程度とす
る。Ni−Pt界面には不純物層が形成されないか、も
しくは形成されても界面の密着性に影響を及ぼさない程
度に極薄膜である。図7(d)に、この状態での多層構
造電極の模式図を示す。
【0062】最後に、上部電極であるAu膜706を2
00nm程度の適切な膜厚に積層させ、Au/Pt/N
iの三層構造電極を形成する。図7(e)に、この状態
での多層構造電極の模式図を示す。
【0063】このようにして作製したAu/Pt/Ni
の三層構造電極をGaNコンタクト層上に有する化合物
半導体LDは、Pt膜とNi膜との密着性が高く、通電
時の熱放散が妨げられることはない。また、ウェハ面内
での電極に起因する化合物半導体LDの特性のばらつき
が抑制され、良品率が向上した。
【0064】また、実施の形態3と比較して、上部電極
をAuとすることによってワイヤボンディング工程にお
いて、電極剥離が生じず、製品歩留まりも向上させるこ
とができた。尚、上部電極としてAuを用いた場合に
は、AuのLD側への拡散によるLDの特性不良や劣化
が問題となるが、バリア電極Ptの存在によりこれらの
問題が解消できる。
【0065】また、Ptターゲットの脱ガス処理をNi
膜を形成する前に行っても同様の結果が得られ、多層構
造電極の密着性が高く、機械的強度の向上が行えた。ま
た、バリア電極として本実施の形態ではPtを用いた
が、Moを用いることでも同様の結果が得られることを
確認した。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、多層構造電極での密着
性を上げることができ、電極構造自体の機械的強度を向
上させることができ、従って、化合物半導体LDの特性
のばらつきを抑え、また、電極の剥離の問題を抑えるこ
とができるので、化合物半導体LDの製品歩留まりを向
上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の多層構造電極の形成工
程を示した模式図である。
【図2】1チャンバ式の電子ビーム蒸着装置の概略図で
ある。
【図3】従来の多層構造電極の形成工程を示した図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態2の多層構造電極の形成工
程を示した模式図である。
【図5】本発明の実施の形態3の多層構造電極の形成工
程を示した模式図である。
【図6】本発明の実施の形態4の多層構造電極の形成工
程を示した模式図である。
【図7】本発明の実施の形態5の多層構造電極の形成工
程を示した模式図である。
【符号の説明】
101、401 ZnTeコンタクト層 102 下部層のPd膜 103、404、503、603、703 不純物層 104 上部層のPd膜 105、406、605、705 Pt膜 106、407、606、706 Au膜 402 Ni膜 403、502、602 下部層のTi膜 405、504、604 上部層のTi膜 501、601、701 n型GaNコンタクト層 505 Al膜 702 下部層のTi膜 704 上部層のTi膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ターゲットを熔融して金属を蒸着さ
    せる方法により、第1の金属層上に第2の金属層を連続
    的に積層する工程を有する多層構造電極の形成方法にお
    いて、 前記第1の金属層の下部層を形成する工程と、 前記第2の金属層の金属ターゲットの脱ガス処理を行う
    工程と、 前記第1の金属層の上部層を形成する工程と、 前記第2の金属層を形成する工程と、を順次行うことを
    特徴とする多層電極構造の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の金属層は、半導体層上に該半
    導体層と反応して化合物を形成する反応用電極であり、 前記第2の金属層はバリア電極であることを特徴とする
    請求項1に記載の多層電極構造の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記半導体層は、II−VI族化合物半導体
    あるいは窒化ガリウム系化合物半導体のいずれかであ
    り、 前記反応用電極は、Pd、Ti、Niのいずれかからな
    る金属であり、 前記バリア電極は、Pt、Moのいずれかからなる金属
    であることを特徴とする請求項2に記載の多層電極構造
    の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の金属層は、半導体層上に該半
    導体層と反応して化合物を形成する反応用電極であり、 前記第2の金属層は上部電極であることを特徴とする請
    求項1に記載の多層電極構造の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体層は、窒化ガリウム系化合物
    半導体であり、 前記反応用電極は、Tiからなる金属であり、 前記上部電極は、Alからなる金属であることを特徴と
    する請求項4に記載の多層電極構造の形成方法。
JP10551497A 1996-12-27 1997-04-23 多層構造電極の形成方法 Expired - Fee Related JP4294109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10551497A JP4294109B2 (ja) 1996-12-27 1997-04-23 多層構造電極の形成方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-349154 1996-12-27
JP34915496 1996-12-27
JP10551497A JP4294109B2 (ja) 1996-12-27 1997-04-23 多層構造電極の形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10242588A true JPH10242588A (ja) 1998-09-11
JP4294109B2 JP4294109B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=26445781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10551497A Expired - Fee Related JP4294109B2 (ja) 1996-12-27 1997-04-23 多層構造電極の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4294109B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6577006B1 (en) 1998-12-28 2003-06-10 Sanyo Electric Co., Ltd. III-V nitride based semiconductor light emitting device
JP2005244148A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Super Nova Optoelectronics Corp 窒化ガリウム系発光ダイオード及びその製造方法
JP2007258647A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Nichia Chem Ind Ltd 半導体発光装置及び半導体発光素子
JP2012204539A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 磁気抵抗素子

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6577006B1 (en) 1998-12-28 2003-06-10 Sanyo Electric Co., Ltd. III-V nitride based semiconductor light emitting device
JP2005244148A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Super Nova Optoelectronics Corp 窒化ガリウム系発光ダイオード及びその製造方法
JP2007258647A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Nichia Chem Ind Ltd 半導体発光装置及び半導体発光素子
JP2012204539A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 磁気抵抗素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP4294109B2 (ja) 2009-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI286348B (en) Film formation apparatus and film formation method and cleaning method
JP4366226B2 (ja) 有機elパネルの製造方法、有機elパネルの成膜装置
TWI324184B (en) Method of fabricating light-emitting device and apparatus for manufacturing light-emitting device
TWI284487B (en) Fabrication system and a fabrication method of a light emitting device
KR20010015386A (ko) El 표시장치의 제작방법 및 박막형성장치
US10486263B2 (en) Room-temperature-bonded semiconductor device and manufacturing method of room-temperature-bonded semiconductor device
JP2001284042A (ja) 有機el素子
TWI286044B (en) Light-emitting device and method of manufacturing the same, and method of operating manufacturing apparatus
US6797414B2 (en) Organic EL device and method of manufacturing organic EL device
JP5211265B2 (ja) 封止膜形成方法、封止膜形成装置
JP4054561B2 (ja) 成膜方法
US9290842B2 (en) Electrode cover and evaporation device
KR20180050189A (ko) 그래핀을 이용한 oled(organic light emitting diode) 제작 방법
JPH10242588A (ja) 多層構造電極の形成方法
JP2005322464A (ja) 有機el素子
JP2009199902A (ja) 有機発光装置および電子機器
JPH1041254A (ja) オーミック電極およびその形成方法
JP2007314877A (ja) 電極カバーおよび蒸着装置
JP4865130B2 (ja) 半導体素子用電極とその製造方法
JP2003123967A (ja) 発光素子の製造方法
JP5423869B2 (ja) 接合膜付き放熱体、被着体と放熱体との接合方法および表示装置
EP0995212A1 (en) Anhydrous method of packaging organic light emitting displays
WO2012077659A1 (ja) 表示デバイス製造装置、表示デバイスの製造方法、及び表示デバイス
JP5163046B2 (ja) 接合膜付き放熱体、被着体と放熱体との接合方法および表示装置
JP2009302159A (ja) 発光ダイオード装置および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050120

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090408

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees