JPH10241703A - 燃料電池用の電極および発電層並びにその製造方法 - Google Patents

燃料電池用の電極および発電層並びにその製造方法

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JPH10241703A
JPH10241703A JP9054064A JP5406497A JPH10241703A JP H10241703 A JPH10241703 A JP H10241703A JP 9054064 A JP9054064 A JP 9054064A JP 5406497 A JP5406497 A JP 5406497A JP H10241703 A JPH10241703 A JP H10241703A
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carbon particles
catalyst
fuel cell
carbon
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーボン粒子に担持される触媒上に燃料ガス
や酸化ガスを充分に供給可能な燃料電池用の電極および
発電層を供給する。 【解決手段】 触媒電極14を、骨体形成用の粒径の大
きなカーボン粒子C1と、白金を触媒として担持する触
媒担持用の粒径の小さなカーボン粒子C2とを用いて形
成する。その際、触媒電極14に複数の細孔が形成され
るよう、亜鉛粉末などの金属粒子を造孔剤Zとして混和
させて電極形成部材を形成し、これを酸などに浸漬させ
て造孔剤Zを溶出させる。触媒電極14は2つの異なる
平均粒径のカーボン粒子により形成されているから、カ
ーボン粒子は最密的に充填されず、カーボン粒子間に多
くの間隙Sを生じさせる。燃料ガスや酸化ガスは、この
間隙Sを介して細孔から触媒へ供給されるから、間隙S
が多く形成される触媒電極14では、触媒に燃料ガスや
酸化ガスを充分に供給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池用の電極
および発電層並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池、例えば、固体高分子型燃料電
池では、電解質膜を挟んで対峙する2つの電極(酸素極
と燃料極)に、水素を含有する燃料ガスと酸素を含有す
る酸化ガスとをそれぞれ供給することにより、次式
(1)および式(2)に示す反応が行なわれ、物質の持
つ化学エネルギを直接電気エネルギに変換する。
【0003】 アノード反応(燃料極):H2→2H++2e- …(1) カソード反応(酸素極):2H++2e-+(1/2)O2→H2O …(2)
【0004】この反応を連続的にかつ円滑に行なうため
には、反応の進行が、一般に、固相としての触媒と、液
相としての電解質と、気相としての反応ガス(燃料ガス
や酸化ガス)とが共存する三相界面で反応が進行すると
いわれていることから、電極内の触媒に燃料ガスや酸化
ガスが充分に供給されると同時に、反応に寄与する電子
やプロトンの伝達経路が確保される必要がある。
【0005】従来、こうした要求に応える燃料電池用の
電極としては、触媒としての白金を担持する略単一粒径
のカーボン粒子をイオン交換樹脂溶液に分散させてペー
スト状のインクとし、このインクによりシート状に形成
されたものを乾燥させて樹脂化して得られるもの(例え
ば、特表平5−507583号公報など)や、イオン交
換樹脂溶液に触媒を担持したカーボン粒子と共に亜鉛,
アルミニウム,クロム等の金属あるいはこれらの金属塩
などの無機塩の粉末を造孔剤として分散させてペースト
状のインクとし、このインクによりシート状に形成され
たもの乾燥させて樹脂化し、更に酸などの溶液により造
孔剤を溶出させて除去することにより内部に複数の細孔
を形成して得られるもの(例えば、特開平6−3677
1号公報や特開平6−203852号公報など)が提案
されている。これらの電極では、主材料としてカーボン
粒子を用い、これを電解質であるイオン交換樹脂によっ
て接着形成することにより、上述の式(1)および式
(2)の反応に寄与する電子やプロトンの伝達経路を確
保すると共に、造孔剤を用いて電極内に複数の細孔を形
成することにより、カーボン粒子に担持された白金触媒
上に燃料ガスや酸化ガスを充分に供給し、上述の気相と
液相と固相の三相界面を形成しようとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の電極ではカーボン粒子が密に詰まることから、カーボ
ン粒子に担持された触媒へのガスの供給が充分でない場
合を生じるという問題があった。式(1)および式
(2)の反応は上述した三相界面で行われるから、造孔
剤により形成された細孔から更に内部にあるカーボン粒
子に至るガスの供給通路が必要となるが、従来例の電極
では、主材料が略単一粒径のカーボン粒子によって形成
されているから、カーボン粒子の詰まり方は最密充填に
近くなり、カーボン粒子間にはガスを供給するための微
細な通路の形成が困難となってしまう。
【0007】本発明の燃料電池用の電極および発電層
は、上述の式(1)および式(2)の反応を促進するた
めに、カーボン粒子に担持される触媒上に燃料ガスおよ
び酸化ガスを充分に供給することを目的の一つとする。
【0008】また、本発明の燃料電池用の電極や発電層
の製造方法は、カーボン粒子に担持される触媒上に燃料
ガスおよび酸化ガスを充分に供給できる電極や発電層の
製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の燃料電池用の電極および発電層並びにその製造方
法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以
下の手段を採った。
【0010】本発明の第1の燃料電池用の電極は、燃料
電池用の電極であって、粒径の分布中心を少なくとも2
つ有するカーボン粒子を備え、前記カーボン粒子のうち
少なくとも一方の分布中心を有するカーボン粒子に触媒
を担持させてなることを要旨とする。
【0011】この本発明の第1の燃料電池用の電極によ
れば、異なる粒径のカーボン粒子によって形成すること
により、電極内のカーボン粒子の詰まり方が密となるの
を回避することができる。この結果、カーボン粒子間に
ガスの微細な通路を形成することができ、カーボン粒子
に担持される触媒上にガスを充分に供給することができ
る。
【0012】こうした本発明の第1の燃料電池用の電極
において、前記カーボン粒子は2つの分布中心を有し、
該2つの分布中心における粒径の比は少なくとも2対3
より大きい比であるものとすることもできる。こうすれ
ば、電極内のカーボン粒子の詰まり方が密となるのをよ
り確実に回避することができる。
【0013】本発明の第1の燃料電池用の発電層は、本
発明の第1の燃料電池用の電極をシート状の電解質の両
面に接合してなることを要旨とする。この本発明の第1
の燃料電池用の発電層によれば、カーボン粒子に担持さ
れる触媒上にガスが充分に供給される電極を用いること
により、その発電効率をより向上させることができる。
【0014】本発明の第1の燃料電池の電極の製造方法
は、燃料電池用の電極の製造方法であって、(a)粒径
の分布中心を少なくとも2つ有するカーボン粒子を調整
する粒子調整工程と、(b)該粒径の調整されたカーボ
ン粒子のうち少なくとも一方の分布中心を有するカーボ
ン粒子に触媒を担持させる触媒担持工程と、(c)該触
媒を担持したカーボン粒子を含めて前記粒子調整工程に
より調整されたカーボン粒子を所定の溶媒に分散させて
インクを調整するインク調整工程と、(d)該調整され
たインクによりシート状の電極形成部材を形成する電極
形成部材形成工程と、(e)該形成された電極形成部材
に含まれる前記所定の溶媒を乾燥させる乾燥工程とを備
えることを要旨とする
【0015】この本発明の第1の燃料電池用の電極の製
造方法によれば、カーボン粒子が密に詰まっていない電
極を製造することができる。すなわち、カーボン粒子に
担持される触媒上にガスが充分に供給される電極を製造
することができる。
【0016】本発明の第1の燃料電池用の発電層の製造
方法は、燃料電池用の発電層の製造方法であって、
(a)粒径の分布中心を少なくとも2つ有するカーボン
粒子を調整する粒子調整工程と、(b)該粒径の調整さ
れたカーボン粒子のうち少なくとも一方の分布中心を有
するカーボン粒子に触媒を担持させる触媒担持工程と、
(c)該触媒を担持したカーボン粒子を含めて前記粒子
調整工程により調整されたカーボン粒子を所定の溶媒に
分散させてインクを調整するインク調整工程と、(d)
該調整されたインクによりシート状の電解質上にシート
状の電極形成部材を形成する電極形成部材形成工程と、
(e)該電解質上に形成された電極形成部材に含まれる
前記所定の溶媒を乾燥させる乾燥工程とを備えることを
要旨とする。
【0017】この本発明の第1の燃料電池用の発電層の
製造方法によれば、カーボン粒子に担持される触媒上に
ガスが充分に供給される電極を備える発電層を製造する
ことができる。すなわち、発電効率のよい発電層を製造
することができる。
【0018】本発明の第2の燃料電池用の電極は、燃料
電池用の電極であって、表面に触媒を担持し、カーボン
粒子を3次元構造的に接着させてなる所定サイズのカー
ボン粒子構造体を備えることを要旨とする。
【0019】本発明の第2の燃料電池用の電極によれ
ば、3次元構造的に接着されてなる所定サイズのカーボ
ン粒子構造体によって形成することにより、電極内のカ
ーボン粒子の詰まり方が密となるのを回避することがで
きる。この結果、カーボン粒子間にガスの微細な通路を
形成することができ、カーボン粒子に担持される触媒上
にガスを充分に供給することができる。
【0020】この本発明の第2の燃料電池用の電極にお
いて、前記所定サイズは、0.5μmないし10μmで
あるものとすることもできる。こうすれば、カーボン粒
子間のガスの微細な通路をより確実に形成することがで
きる。
【0021】本発明の第2の燃料電池用の発電層は、本
発明の第2の燃料電池用の電極をシート状の電解質の両
面に接合してなることを要旨とする。この本発明の第2
の燃料電池用の発電層によれば、カーボン粒子に担持さ
れる触媒上にガスが充分に供給される電極を用いること
により、その発電効率をより向上させることができる。
【0022】本発明の第2の燃料電池用の電極の製造方
法は、燃料電池用の電極の製造方法であって、(a)カ
ーボン粒子を3次元構造的に接着させてカーボン粒子構
造体を形成する構造体形成工程と、(b)該形成された
カーボン粒子構造体に触媒を担持させる触媒担持工程
と、(c)該触媒を担持したカーボン粒子構造体を所定
の溶媒に分散させてインクを調整するインク調整工程
と、(d)該調整されたインクによりシート状の電極形
成部材を形成する電極形成部材形成工程と、(e)該形
成された電極形成部材に含まれる前記所定の溶媒を乾燥
させる乾燥工程とを備えることを要旨とする。
【0023】この本発明の第2の燃料電池用の電極の製
造方法によれば、カーボン粒子が密に詰まっていない電
極を製造することができる。すなわち、カーボン粒子に
担持される触媒上にガスが充分に供給される電極を製造
することができる。
【0024】こうした本発明の第2の燃料電池用の電極
の製造方法において、ステップ(a)は、(a1)カー
ボン粒子を所定の溶媒に分散させて構造体調整溶液を調
整する構造体調整溶液調整工程と、(a2)該調整され
た構造体調整溶液中の溶媒を乾燥させて固形の構造体形
成部材を形成する構造体形成部材形成工程と、(a3)
該形成された構造体形成部材を粉砕してカーボン粒子構
造体を形成する粉砕工程とからなるものとすることもで
きる。
【0025】こうすれば、容易に3次元構造的に接着さ
れてなる所定サイズのカーボン粒子構造体を形成するこ
とができる。
【0026】本発明の第2の燃料電池用の発電層の製造
方法は、燃料電池用の発電層の製造方法であって、
(a)カーボン粒子を3次元構造的に接着させてカーボ
ン粒子構造体を形成する構造体形成工程と、(b)該形
成されたカーボン粒子構造体に触媒を担持させる触媒担
持工程と、(c)該触媒を担持したカーボン粒子構造体
を所定の溶媒に分散させてインクを調整するインク調整
工程と、(d)該調整されたインクによりシート状の電
解質上にシート状の電極形成部材を形成する電極形成部
材形成工程と、(e)該電解質上に形成された電極形成
部材に含まれる前記所定の溶媒を乾燥させる乾燥工程と
を備えることを要旨とする。
【0027】この本発明の第2の燃料電池用の発電層の
製造方法によれば、カーボン粒子に担持される触媒上に
ガスが充分に供給される電極を備える発電層を製造する
ことができる。すなわち、発電効率のよい発電層を製造
することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は本発明の好適な一実施例で
ある電解質膜12と触媒電極14との接合体である発電
層15の製造の様子を例示する工程図であり、図2は図
1の工程により製造される発電層15の構造の概略を例
示する模式図である。まず、図1の工程図に基づき発電
層15の製造の様子について説明する。
【0029】実施例の発電層15の製造は、まず、触媒
電極14の骨体形成用のカーボン粒子C1として平均粒
径60nmで略均一な粒径のアセチレンブラックを準備
すると共に触媒担持用のカーボン粒子C2として平均粒
径20nmで略均一な粒径のファーネスブラックを準備
する(ステップS100)。ここで、骨体形成用のカー
ボン粒子C1としてアセチレンブラックを用いるのは、
アセチレンブラックのストラクチャ、即ちカーボン生成
時に生じる2次凝集体が大きいためであり、触媒担持用
のカーボン粒子C2としてファーネスブラックを用いる
のは、表面積を大きくするためである。一般にストラク
チャが大きくなるほどカーボン粒子間の間隙が多く生成
されるから、構成される触媒電極14はガス拡散性の良
好なものとなるが、ストラクチャを形成するカーボン粒
子の数は限界がある。このため、ストラクチャの大小は
カーボン粒子の粒径に依存することになる。実施例で
は、こうしたことを考慮して大きなストラクチャを得る
ためにカーボン粒子C1に粒径の大きなものを用いてい
るのである。ただし、粒径が大きくなると比表面積が小
さくなり担体としての性能が低下してしまう。このた
め、実施例では、担体としての性能を高く維持するため
に触媒担持用のカーボン粒子C2として表面積が大きな
小粒径のカーボンを用いているのである。なお、実施例
では、触媒担持用のカーボン粒子C2として、ファーネ
スブラックの表面を水蒸気で浸食する表面賦活処理を施
し、比表面積が800m2/gとなるようにした。
【0030】次に、触媒担持用のカーボン粒子C2の表
面に触媒Pとしての白金あるいは白金と他の金属との合
金の微粒子(実施例では、平均粒径3nm)が担持密度
60wt%で担持するよう担持させ(ステップS10
2)、これと平均粒径60nmのカーボン粒子C1、造
孔剤Zとしての平均粒径200nmの亜鉛粒子、固形分
が5wt%のパーフルオロカーボンスルホン酸溶液(例
えば、アルドリッチケミカル社製のナフィオンソリュー
ション)、シクロヘキサノールを、7:3:10:6
0:40の比率で混合し、超音波を照射して骨体形成用
のカーボン粒子C1や触媒担持用のカーボン粒子C2お
よび造孔剤Zを分散させてペースト状のインクを調整す
る(ステップS104)。なお、超音波の照射による分
散は、実施例では市販されている超音波洗浄機を用いて
周波数30kHzないし50kHzの超音波を照射する
ことによって行なった。
【0031】次に、このペースト状のインクをドクター
ブレード式の印刷装置を用いてテフロンシート上に厚さ
30μmないし500μm好ましくは80μmないし3
00μmに調整して印刷することによりシート状の電極
形成部材17を形成し(ステップS106)、形成した
電極形成部材17を常温で大気中の1時間の乾燥と、4
0℃ないし120℃好ましくは70℃ないし90℃の温
度による3時間の真空乾燥とにより、その厚さが1μm
ないし100μm好ましくは3μmないし10μmとな
るよう電極形成部材17中の溶媒を乾燥させる(ステッ
プS108)。そして、予め希硫酸,過酸化水素水およ
びイオン交換水で順次煮沸洗浄を行った厚さ10μmな
いし200μm好ましくは30μmないし100μmの
電解質膜12(例えば、デュポン社製商品名「ナフィオ
ン」として販売されているパーフルオロカーボンスルホ
ン酸高分子膜など)を乾燥させた電極形成部材17で印
刷面が内側となるよう挟み、サンドイッチ構造とした状
態で100℃ないし160℃好ましくは110℃ないし
130℃の温度で1MPaないし20MPa好ましくは
5MPaないし15MPaの圧力を作用させて接合する
ホットプレス法により電解質膜12と電極形成部材17
とを接合する(ステップS110)。
【0032】こうして得られた電解質膜12と電極形成
部材17との接合体からテフロンシートを剥がして造孔
剤Zを溶解可能な酸に浸漬して電極形成部材17から造
孔剤Zを溶出させ(ステップS112)、洗浄,乾燥し
て、図2に示すような2つの触媒電極14と電解質膜1
2との接合体である発電層15を完成する。なお、実施
例では、造孔剤Zを溶解可能な酸としては1規定の希硫
酸を用い、この希硫酸による煮沸洗浄とイオン交換水に
よる煮沸洗浄を2回ないし5回程度繰り返すことにより
電極形成部材17から造孔剤Zを完全に溶出させた。
【0033】次に、こうして製造された発電層15を用
いた燃料電池10について説明する。図3は実施例の発
電層15を備える燃料電池10の構成を例示する模式図
である。図示するように、燃料電池10は、前述の製造
方法により製造された電解質膜12と2つの触媒電極1
4との接合体である発電層15と、この発電層15を挟
持する2つのガス拡散電極16と、発電層15と共にガ
ス拡散電極16をも挟持する集電極20とからなる。
【0034】2つのガス拡散電極16は、表面をポリ四
フッ化エチレンでコーティングした炭素繊維と何等処理
されていない炭素繊維とを1対1の割合とした糸で織成
したカーボンクロスにより形成されている。このガス拡
散電極16は、炭素繊維にコーティングされたポリ四フ
ッ化エチレンが撥水性を呈することから、ガス拡散電極
16の表面全体が水で覆われてることがなく、良好なガ
ス透過性を有する。
【0035】集電極20は、カーボンを圧縮して緻密化
しガス不透過とした緻密質カーボンにより形成されてお
り、集電極20のガス拡散電極16と接触する面には、
平行に配置された複数のリブ22が形成されている。こ
のリブ22は、ガス拡散電極16とで酸素を含有する酸
化ガス(例えば、空気等)または水素を含有する燃料ガ
ス(例えば、メタノール改質ガス等)の流路24を形成
する。
【0036】こうして構成された燃料電池10の発電層
15と2つのガス拡散電極16とを挟んで対峙する集電
極20とガス拡散電極16とにより形成される流路24
に、水素を含有する燃料ガスおよび酸素を含有する酸化
ガスを供給すれば、電解質膜12を挟んで対峙する2つ
の触媒電極14に燃料ガスおよび酸化ガスが供給され
て、前述の反応式(1)および式(2)に示す電気化学
反応が行なわれ、化学エネルギが直接電気エネルギに変
換される。
【0037】次に、こうして構成された燃料電池10の
性能について従来例の燃料電池と比較して説明する。図
4は、実施例の燃料電池10と従来例の燃料電池とにお
ける電流密度と電圧との関係を例示したグラフであり、
図5は従来例の燃料電池の触媒電極の構造を例示する模
式図である。図4のグラフ中、曲線Aは実施例の発電層
15を備える燃料電池10における電流密度と電圧との
関係を示し、曲線Cは平均粒径40nm,比表面積26
0m2/gのカーボン粒子CCに白金を担持密度50w
t%で担持させたものを用いて前述の実施例と同様の製
造方法により製造した発電層15C(図5の模式図を参
照)を備える燃料電池(以下、従来例の燃料電池とい
う)における電流密度と電圧との関係を示す。なお、曲
線Bについては後述する。
【0038】従来例の燃料電池が備える発電層15Cの
触媒電極14Cは、単一の粒径のカーボン粒子CCによ
り形成されるから、カーボン粒子CCが比較的密に詰ま
った状態となり、カーボン粒子間の間隙として微細なガ
スの供給路SCはあまり多くは形成されず、形成されて
も袋小路のように造孔剤ZCにより形成される細孔と連
通しないものが多くなる。これに比して、実施例の触媒
電極14は、異なる粒径のカーボン粒子C1,C2によ
り形成されるから、カーボン粒子間に比較的間隙が多く
形成された状態となり、造孔剤Zにより形成された細孔
と連通する微細なガスの供給路Sが多く形成される。こ
の結果、実施例の触媒電極14を備える燃料電池10
は、図4に示すように、ガスの供給性の影響が大きくな
る高電流密度領域で従来例の燃料電池に比して著しい性
能の向上が認められる。
【0039】以上説明した実施例の発電層15によれ
ば、造孔剤Zにより形成される細孔と連通するガスの供
給路を多く有する触媒電極14を備えることにより、ガ
スの供給性の影響が大きくなる高電流密度領域で従来例
の発電層に比して著しく性能を向上させることができ
る。この結果、こうした発電層15を用いることによ
り、より性能のよい燃料電池を構成することができる。
【0040】こうした実施例の発電層15の製造方法に
よれば、粒径の異なるカーボン粒子を用いて電極形成部
材17を形成することにより、カーボン粒子間に造孔剤
Zにより形成される細孔と連通するガスの供給路を多く
有する触媒電極14を備える発電層15を製造すること
ができる。この結果、こうして製造された発電層15を
用いることにより、より性能のよい燃料電池を製造する
ことができる。
【0041】実施例の発電層15およびその製造方法で
は、骨体形成用のカーボン粒子C1として60nmのア
セチレンブラックを用い、触媒担持用のカーボン粒子C
2として20nmのファーネスブラックを用いたが、両
カーボン粒子の粒径が異なればよいから、如何なる比率
の粒径としてもよく、他のブラックを用いてもよい。例
えば、粒径比として3:2以上としてもよい。
【0042】また、実施例の発電層15およびその製造
方法では、粒径の小さなカーボン粒子に触媒を担持させ
たが、粒径の大きなカーボン粒子に触媒を担持させ粒径
の小さなカーボン粒子には触媒を担持させないものとし
たり、すべてのカーボン粒子に触媒を担持させるものと
してもよい。
【0043】実施例の発電層15およびその製造方法で
は、平均粒径が60nmで略均一なカーボン粒子C1と
平均粒径が20nmで略均一なカーボン粒子C2とを用
いたが、粒径は略均一である必要はなく、異なる平均粒
径で分布するカーボン粒子を用いることもできる。
【0044】実施例の発電層15およびその製造方法で
は、平均粒径が異なる2種のカーボン粒子を用いたが、
平均粒径が異なる3種以上のカーボン粒子を用いるもの
としてもよい。
【0045】また、実施例の発電層15の製造方法で
は、ペースト状に調整したインクをドクターブレード式
の印刷装置を用いてテフロンシート上に印刷することに
よりシート状の電極形成部材17を形成したが、電解質
膜12へスクリーン印刷などにより直接印刷して形成す
るものとしたり、テフロンシート上にあるいは電解質膜
12上にスプレーにより吹き付けて形成するものなど、
種々の方法で形成してもよい。
【0046】以上、実施例の発電層15およびこれを製
造する方法について説明したが、この発電層15の製造
工程のうち電解質膜12と電極形成部材17との接合の
工程(図1のステップS110)を除くことにより、平
均粒径が60nmで略均一なカーボン粒子C1と平均粒
径が20nmで略均一なカーボン粒子C2と用いて、カ
ーボン粒子間に造孔剤Zにより形成される細孔と連通す
るガスの供給路を多く有する触媒電極14を製造するこ
とができる。こうして製造された触媒電極14は、造孔
剤Zにより形成される細孔と連通するガスの供給路を多
く有するから、ガスの供給性の高い電極となる。したが
って、この触媒電極14を用いることにより、より性能
の高い発電層を形成することができると共に、より性能
の高い燃料電池を構成することができる。もとより、こ
うした触媒電極14の製造方法によれば、細孔と連通す
るガスの供給路を多く有する触媒電極を製造することが
できる。なお、この触媒電極14の製造の様子について
は、図1のステップS110の工程を省くだけであるか
ら、説明を要しないのはいうまでもない。
【0047】次に、本発明の第2の実施例としての発電
層15Bおよびその製造方法について説明する。図6は
第2実施例の発電層15Bの製造の様子を例示する工程
図であり、図7は図6の工程により製造される発電層1
5Bの構造の概略を例示する模式図である。
【0048】第2実施例の発電層15Bの製造は、ま
ず、触媒電極14Bを形成するための所定サイズの3次
元構造のカーボン粒子構造体CSを形成することから行
われる(ステップS200)。このカーボン粒子構造体
CSの形成は、図8に例示する工程図に基づいて行われ
る。すなわち、まず、第1実施例で触媒担持用のカーボ
ン粒子C2として用いられた平均粒径20nmで略均一
なファーネスブラックをカーボン粒子構造体CSを形成
するカーボン粒子CBとして準備する(ステップS22
0)。次に、準備したカーボン粒子CBと、水系で固形
分が60wt%のポリテトラフルオロエチレンと、界面
活性剤(ポリエチレングリコール−P−イソオクチルフ
ェニルエーテル)と、イオン交換水とを10:3:2:
500の重要比で混合し、出力600Wの超音波ホモジ
ナイザで15分、更に10000rpmの機械式ホモジ
ナイザで30分分散・攪拌を行う(ステップS22
2)。こうして分散させた分散液は加圧濾過装置で濾過
され(ステップS224)、濾過により分離された固形
分を120℃で3時間真空乾燥させてペレット状の固形
物とする(ステップS226)。次に、このペレット状
の固形物を粉砕器(例えば、コーヒーミルなど)により
粉砕し(ステップS228)、窒素ガス雰囲気中で32
0℃の温度で5時間焼成する(ステップS230)。こ
うした焼成により、界面活性剤を熱分解により除去する
と共に、ポリテトラフルオロエチレンを結着剤Dとして
カーボン粒子CBを3次元構造的に結着させるのであ
る。そして、この結着物の大きさが1μmないし5μm
程度となるよう再度粉砕器で粉砕して(ステップS23
2)、大きさが1μmないし5μmの3次元構造のカー
ボン粒子構造体CSを得る。
【0049】こうして得られた3次元構造のカーボン粒
子構造体CSの表面に触媒PBとしての白金あるいは白
金と他の金属との合金の微粒子(実施例では、平均粒径
2nm)が担持密度50wt%で担持するよう担持させ
(ステップS202)、この触媒を担持させたカーボン
粒子構造体CSと造孔剤Zとしての平均粒径200nm
の亜鉛粒子と、固形分が5wt%のパーフルオロカーボ
ンスルホン酸溶液(例えば、アルドリッチケミカル社製
のナフィオンソリューション)と、シクロヘキサノール
とを1:1:6:4の比率で混合し、超音波を照射して
骨体形成用のカーボン粒子C1や触媒担持用のカーボン
粒子C2および造孔剤Zを分散させてペースト状のイン
クを調整する(ステップS204)。第2実施例でも、
超音波の照射による分散は市販されている超音波洗浄機
を用いて周波数30kHzないし50kHzの超音波を
照射することによって行なった。
【0050】以下、第1実施例の発電層15を製造する
工程である図1のステップS106ないしS112と同
一の工程のステップS206ないしS212を行って第
2実施例の発電層15Bを完成する。なお、ステップS
206ないしS212の工程については第1実施例で詳
細に説明したから、ここでは省略する。
【0051】次に、こうして製造された第2実施例の発
電層15により、第1実施例の発電層15を備える燃料
電池10Bと同様に燃料電池10Bを構成し、燃料ガス
と酸化ガスとを供給すれば、電解質膜12Bを挟んで対
峙する2つの触媒電極14Bに燃料ガスおよび酸化ガス
が供給されて、前述の反応式(1)および式(2)に示
す電気化学反応が行なわれ、化学エネルギが直接電気エ
ネルギに変換される。
【0052】次に、こうして構成された燃料電池10B
の性能について従来例の燃料電池と比較して説明する。
第2実施例の発電層15Bを備える燃料電池10Bにお
ける電流密度と電圧との関係を図4の曲線Bに示す。
【0053】従来例の燃料電池が備える発電層15Cの
触媒電極14Cは、前述したように、単一の粒径のカー
ボン粒子CCにより形成されるから、カーボン粒子CC
が比較的密に詰まった状態となり、カーボン粒子間の間
隙として微細なガスの供給路SCはあまり多くは形成さ
れない。これに比して、第2実施例の触媒電極14B
は、3次元構造のカーボン粒子構造体CSにより形成さ
れるから、カーボン粒子間に比較的間隙が多く形成され
た状態となり、造孔剤ZBにより形成された細孔と連通
する微細なガスの供給路SBが多く形成される。この結
果、第2実施例の触媒電極14Bを備える燃料電池10
Bは、図4に示すように、ガスの供給性の影響が大きく
なる高電流密度領域で従来例の燃料電池に比して著しい
性能の向上が認められる。
【0054】以上説明した第2実施例の発電層15Bに
よれば、3次元構造のカーボン粒子構造体CSにより電
極形成部材を形成するから、造孔剤ZBにより形成され
る細孔と連通するガスの供給路を多く有する触媒電極1
4Bを備えることができ、ガスの供給性の影響が大きく
なる高電流密度領域で従来例の発電層に比して著しく性
能を向上させることができる。この結果、こうした発電
層15Bを用いることにより、より性能のよい燃料電池
を構成することができる。
【0055】こうした第2実施例の発電層15Bの製造
方法によれば、3次元構造のカーボン粒子構造体CSを
用いて電極形成部材を形成することにより、カーボン粒
子間に造孔剤ZBにより形成される細孔と連通するガス
の供給路を多く有する触媒電極14Bを備える発電層1
5Bを製造することができる。この結果、こうして製造
された発電層15Bを用いることにより、より性能のよ
い燃料電池を製造することができる。なお、第2実施例
の発電層15Bおよびその製造方法では、ポリテトラフ
ルオロエチレンを結着剤Dとしてカーボン粒子CBを3
次元構造的に結着させてカーボン粒子構造体CSを形成
したが、カーボン粒子を3次元構造的に結着させること
ができれば、他の如何なる結着剤を用いてもよい。
【0056】また、第2実施例の発電層15Bおよびそ
の製造方法では、3次元構造のカーボン粒子構造体を形
成するのに平均粒径が20nmのファーネスカーボンブ
ラックを用いたが、如何なる粒径のカーボン粒子を用い
てもよく、他の種のカーボンブラック、例えばアセチレ
ンブラックを用いてもよい。
【0057】第2実施例の発電層15Bの製造方法で
は、カーボン粒子構造体CSを得るのに焼成した後、再
度粉砕器により粉砕したが、焼成して得られた結着物の
大きさが1μmないし5μm程度であれば、再度の粉砕
の工程はないものとしてもよい。
【0058】第2実施例の発電層15Bの製造方法で
も、ペースト状に調整したインクをドクターブレード式
の印刷装置を用いてテフロンシート上に印刷することに
よりシート状の電極形成部材を形成するものとしたが、
電解質膜12Bへスクリーン印刷などにより直接印刷し
て形成するものとしたり、テフロンシート上にあるいは
電解質膜12B上にスプレーにより吹き付けて形成する
ものなど、種々の方法で形成してもよい。
【0059】以上、第2実施例の発電層15Bおよびこ
れを製造する方法について説明したが、この発電層15
Bの製造工程のうち電解質膜12Bと電極形成部材との
接合の工程(図6のステップS210)を除くことによ
り、3次元構造のカーボン粒子構造体CSを用いて、カ
ーボン粒子間に造孔剤ZBにより形成される細孔と連通
するガスの供給路を多く有する触媒電極14Bを製造す
ることができる。こうして製造された触媒電極14B
は、造孔剤ZBにより形成される細孔と連通するガスの
供給路を多く有するから、ガスの供給性の高い電極とな
る。したがって、この触媒電極14Bを用いることによ
り、より性能の高い発電層を形成することができると共
に、より性能の高い燃料電池を構成することができる。
もとより、こうした触媒電極14Bの製造方法によれ
ば、細孔と連通するガスの供給路を多く有する触媒電極
を製造することができる。なお、この触媒電極14Bの
製造の様子については、図6のステップS210の工程
を省くだけであるから、これ以上の説明を要しないのは
いうまでもない。
【0060】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【0061】例えば、第1実施例と第2実施例とを同時
に適用する構成、すなわち、平均粒径の異なるカーボン
粒子を結着剤によって3次元構造的に結着させたカーボ
ン粒子構造体を用いて触媒電極や発電層を製造したり、
こうしたカーボン粒子構造体を備える触媒電極や発電層
としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例である電解質膜12と
触媒電極14との接合体である発電層15の製造の様子
を例示する工程図である。
【図2】図1の工程により製造される発電層15の構造
の概略を例示する模式図である。
【図3】実施例の発電層15を備える燃料電池10の構
成を例示する模式図である。
【図4】実施例の発電層15を備える燃料電池10と従
来例の燃料電池とにおける電流密度と電圧との関係を例
示したグラフである。
【図5】従来例の燃料電池の発電層15Cの構造の概略
を拡大して示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施例である発電層15Bの製
造の様子を例示する工程図である。
【図7】図1の工程により製造される発電層15Bの構
造の概略を例示する模式図である。
【図8】カーボン粒子構造体CSを形成する様子を例示
する工程図である。
【符号の説明】
10…燃料電池 12…電解質膜 14…触媒電極 15…発電層 16…ガス拡散電極 17…電極形成部材 20…集電極 22…リブ 24…流路 C1…カーボン粒子 C2…カーボン粒子 CS…カーボン粒子構造体 D…結着剤 P…触媒 S…供給路 Z…造孔剤

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池用の電極であって、 粒径の分布中心を少なくとも2つ有するカーボン粒子を
    備え、 前記カーボン粒子のうち少なくとも一方の分布中心を有
    するカーボン粒子に触媒を担持させてなる電極。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料電池用の電極であっ
    て、 前記カーボン粒子は、2つの分布中心を有し、 該2つの分布中心における粒径の比は少なくとも2対3
    より大きい比である電極。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電極をシート状
    の電解質の両面に接合してなる燃料電池用の発電層。
  4. 【請求項4】 燃料電池用の電極の製造方法であって、
    (a)粒径の分布中心を少なくとも2つ有するカーボン
    粒子を調整する粒子調整工程と、(b)該粒径の調整さ
    れたカーボン粒子のうち少なくとも一方の分布中心を有
    するカーボン粒子に触媒を担持させる触媒担持工程と、
    (c)該触媒を担持したカーボン粒子を含めて前記粒子
    調整工程により調整されたカーボン粒子を所定の溶媒に
    分散させてインクを調整するインク調整工程と、(d)
    該調整されたインクによりシート状の電極形成部材を形
    成する電極形成部材形成工程と、(e)該形成された電
    極形成部材に含まれる前記所定の溶媒を乾燥させる乾燥
    工程とを備える電極の製造方法。
  5. 【請求項5】 燃料電池用の発電層の製造方法であっ
    て、(a)粒径の分布中心を少なくとも2つ有するカー
    ボン粒子を調整する粒子調整工程と、(b)該粒径の調
    整されたカーボン粒子のうち少なくとも一方の分布中心
    を有するカーボン粒子に触媒を担持させる触媒担持工程
    と、(c)該触媒を担持したカーボン粒子を含めて前記
    粒子調整工程により調整されたカーボン粒子を所定の溶
    媒に分散させてインクを調整するインク調整工程と、
    (d)該調整されたインクによりシート状の電解質上に
    シート状の電極形成部材を形成する電極形成部材形成工
    程と、(e)該電解質上に形成された電極形成部材に含
    まれる前記所定の溶媒を乾燥させる乾燥工程とを備える
    発電層の製造方法。
  6. 【請求項6】 燃料電池用の電極であって、 表面に触媒を担持し、カーボン粒子を3次元構造的に接
    着させてなる所定サイズのカーボン粒子構造体を備える
    電極。
  7. 【請求項7】 前記所定サイズは、0.5μmないし1
    0μmである請求項6記載の燃料電池用の電極。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の電極をシート状
    の電解質の両面に接合してなる燃料電池用の発電層。
  9. 【請求項9】 燃料電池用の電極の製造方法であって、
    (a)カーボン粒子を3次元構造的に接着させてカーボ
    ン粒子構造体を形成する構造体形成工程と、(b)該形
    成されたカーボン粒子構造体に触媒を担持させる触媒担
    持工程と、(c)該触媒を担持したカーボン粒子構造体
    を所定の溶媒に分散させてインクを調整するインク調整
    工程と、(d)該調整されたインクによりシート状の電
    極形成部材を形成する電極形成部材形成工程と、(e)
    該形成された電極形成部材に含まれる前記所定の溶媒を
    乾燥させる乾燥工程とを備える電極の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の燃料電池用の電極の製
    造方法であって、 ステップ(a)は、(a1)カーボン粒子を所定の溶媒
    に分散させて構造体調整溶液を調整する構造体調整溶液
    調整工程と、(a2)該調整された構造体調整溶液中の
    溶媒を乾燥させて固形の構造体形成部材を形成する構造
    体形成部材形成工程と、(a3)該形成された構造体形
    成部材を粉砕してカーボン粒子構造体を形成する粉砕工
    程とからなる電極の製造方法。
  11. 【請求項11】 燃料電池用の発電層の製造方法であっ
    て、(a)カーボン粒子を3次元構造的に接着させてカ
    ーボン粒子構造体を形成する構造体形成工程と、(b)
    該形成されたカーボン粒子構造体に触媒を担持させる触
    媒担持工程と、(c)該触媒を担持したカーボン粒子構
    造体を所定の溶媒に分散させてインクを調整するインク
    調整工程と、(d)該調整されたインクによりシート状
    の電解質上にシート状の電極形成部材を形成する電極形
    成部材形成工程と、(e)該電解質上に形成された電極
    形成部材に含まれる前記所定の溶媒を乾燥させる乾燥工
    程とを備える発電層の製造方法。
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