JPH10240981A - 有料道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法及びその装置、有料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法及びその装置、並びに、有料道路用料金収受システムの信号感度判定方法及びその装置 - Google Patents

有料道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法及びその装置、有料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法及びその装置、並びに、有料道路用料金収受システムの信号感度判定方法及びその装置

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JPH10240981A
JPH10240981A JP9046621A JP4662197A JPH10240981A JP H10240981 A JPH10240981 A JP H10240981A JP 9046621 A JP9046621 A JP 9046621A JP 4662197 A JP4662197 A JP 4662197A JP H10240981 A JPH10240981 A JP H10240981A
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Tsuneto Kimura
恒人 木村
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料道路の通行料金の精算処理の際の、質問
器と応答器との間の正常な通信状態を確保すること。 【解決手段】 料金所ゲート21のレーン22を通過す
る車両10の応答器40が受信する、料金所ゲート21
の質問器29からの情報信号の感度の良否を判定する装
置であって、レーン22上に配設され、車両10に関す
る各種料金の精算処理を行う際の情報信号と同じ条件で
質問器29が無線により出力する感度判定用信号を受信
する感度判定用信号受信手段34aと、感度判定用信号
受信手段34aによる感度判定用信号の受信強度が、各
種料金の精算処理を行うのに必要な基準信号強度に達し
ているか否かを判別する第1信号強度判別手段Aとを備
え、第1信号強度判別手段Aによる判別結果を基に、質
問器29からの情報信号の感度の良否を判定するように
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路の料金所
ゲートの質問器が、この料金所ゲートのレーンを通過す
る車両に搭載された応答器との間で、無線による情報信
号を送受して、前記車両に関する各種料金の精算処理を
行う有料道路用料金収受システムに係り、詳しくは、質
問器が応答器との間で行う前記情報信号の送受の感度の
良否を判定する方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、高速道路等の有料道路におけ
る通行料金の支払いは、料金所で一旦停止して通行券を
受け取ったり現金を受け渡したりして行うのが一般的で
あるが、近年では、料金所における停車時間の短縮化や
係員の削減を図って、通行料金を例えば月単位で後払い
する別納カードやプリペイドカードを採用したり、通行
券の自動発行機を導入するといった対策が採られてい
る。
【0003】さらに最近では、上述した通行券の受け取
りや現金の受け渡しを停車せずに行うことができる完全
自動化の料金収受システムの開発が進められている。
【0004】この料金収受システムでは、入口ゲートの
通過時に、ゲートに設置した質問器からの問い合わせに
呼応して、車両に搭載した応答器により自車の車種を質
問器に返送し、これに応じて質問器が送出する入口ゲー
トの場所等のデータを応答器で受け取って、内部の記憶
媒体に記憶すると共に、出口ゲートの通過時に、入口ゲ
ートの場所のデータを応答器から出口ゲートの質問器に
送り、これに応じて質問器が送出する通行料金の課金情
報を受け取って、プリペイドかポストペイドのどちらか
に応じた支払処理を行う。
【0005】このような料金収受体系とすれば、入口、
出口の両ゲートにおける停車や現金等の準備の必要性が
なくなり、その結果、運転者の負担が減るだけでなく、
車両の通行量が増えた際の料金所渋滞の発生を防止でき
るという一石二鳥の効果があり、その早期導入が熱望さ
れている。
【0006】ところで、前記のような料金収受体系を実
現するに当たっては、車両の応答器と、その車両が通過
する入口や出口の料金所のゲートに設けられた質問器と
の間の信号送受を確実に行わせることが、間違いのない
正確な料金収受処理を行う上で、最も重要な課題とな
る。
【0007】そこで、料金所のゲートが複数ある際に、
隣接するゲートの質問器が行う情報信号の送受に悪影響
を及ぼす混信を防止するための提案が、特開平6−29
0323号公報に開示されているように、既に行われて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した隣接するゲー
トの質問器との間の混信を防止することは、間違いのな
い正確な料金収受処理を行うという、有料道路用料金収
受システムの最重要課題を達成する上で、非常に有効な
対策となり得ることは勿論のことである。
【0009】しかし、その一方で、各ゲートのレーンを
通過する個々の車両の応答器と、その車両が通過するレ
ーンのゲートに設けた質問器との間で、情報信号の送受
が問題なく行われるか否かは、上述した隣接するゲート
の質問器間の混信を解消するだけでは確保することがで
きず、そのため、有料道路用料金収受システムの最重要
課題を達成する上では、質問器と応答器との間の正常な
通信状態の確保という根本的な問題をさらに解決する必
要があった。
【0010】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、車両が通行した有料道路の通行料金
等、車両に関する各種料金の精算処理を、料金所ゲート
の質問器と、車両の応答器との間で無線による情報信号
の送受により行う料金収受システムにおいて、質問器と
応答器との間の正常な通信状態を確保するのに役立てる
ことができる、有料道路用料金収受システムの送信、受
信のそれぞれ、及び、その両方に関する信号感度判定方
法と、この方法を実施するのに用いて好適な、有料道路
用料金収受システムの送信、受信のそれぞれ、及び、そ
の両方に関する信号感度判定装置とを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する請求
項1乃至請求項13記載の本発明は有料道路用料金収受
システムの信号送信感度判定方法に関するものであり、
請求項26乃至請求項38記載の本発明は有料道路用料
金収受システムの信号送信感度判定装置に関するもので
ある。
【0012】また、前記目的を達成する請求項14乃至
請求項24記載の本発明は有料道路用料金収受システム
の信号受信感度判定方法に関するものであり、請求項3
9乃至請求項49記載の本発明は有料道路用料金収受シ
ステムの信号受信感度判定装置に関するものである。
【0013】さらに、前記目的を達成する請求項25記
載の本発明は有料道路用料金収受システムの信号感度判
定方法に関するものであり、請求項50記載の本発明は
有料道路用料金収受システムの信号感度判定装置に関す
るものである。
【0014】そして、請求項1に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、料
金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレーンを通過
する車両に搭載された応答器との間で無線による情報信
号を送受して、前記車両に関する各種料金の精算処理を
行う有料道路用料金収受システムにおいて、前記レーン
を通過する前記車両の前記応答器が受信する前記質問器
からの前記情報信号の感度の良否を判定するに当たり、
前記レーン上において、前記質問器が無線により前記情
報信号と同じ条件で出力する感度判定用信号を受信し、
前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が、前
記各種料金の精算処理を行うのに必要な基準信号強度に
達しているか否かを判別し、前記レーン上での前記感度
判定用信号の受信強度が前記基準信号強度に達している
か否かの判別結果を基に、前記質問器からの前記情報信
号の感度の良否を判定するようにしたことを特徴とす
る。
【0015】また、請求項2に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、前記
レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記基準
信号強度に達しているか否かの判別結果を基に、前記レ
ーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記基準信
号強度に達しない強度不足状態の単位時間当たりの発生
率を割り出し、該割り出した単位時間当たりの前記強度
不足状態の発生率を基に、前記質問器からの前記情報信
号の感度の良否を判定するようにした。
【0016】さらに、請求項3に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、前
記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記基
準信号強度に達しているか否かの判別結果を基に、前記
感度判定用信号の単位受信回数当たりに発生する、前記
レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記基準
信号強度に達しない強度不足状態の発生率を割り出し、
該割り出した単位受信回数当たりの前記強度不足状態の
発生率を基に、前記質問器からの前記情報信号の感度の
良否を判定するようにした。
【0017】また、請求項4に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、料金
所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレーンを通過す
る車両に搭載された応答器との間で、前記車両に関する
各種料金の精算処理のための各種情報により変調された
情報信号を無線により送受して、前記各種料金の精算処
理を行う有料道路用料金収受システムにおいて、前記レ
ーンを通過する前記車両の前記応答器が受信する前記質
問器からの前記情報信号の感度の良否を判定するに当た
り、前記レーン上において、前記各種情報とは異なる感
度判定用情報により変調され前記質問器が無線により前
記情報信号と同じ条件で出力する感度判定用信号を受信
し、前記レーン上で受信した前記感度判定用信号を復調
して得られる復調情報の内容が、前記感度判定用情報の
内容と一致しているか否かを判別し、前記復調情報の内
容と前記感度判定用情報の内容とが一致しているか否か
の判別結果を基に、前記質問器からの前記情報信号の感
度の良否を判定するようにしたことを特徴とする。
【0018】さらに、請求項5に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、前
記復調情報の内容と前記感度判定用情報の内容とが一致
しているか否かの判別結果を基に、前記復調情報の内容
が前記感度判定用情報の内容と一致しない通信エラーの
単位時間当たりの発生率を割り出し、該割り出した単位
時間当たりの前記通信エラーの発生率を基に、前記質問
器からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
た。
【0019】また、請求項6に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、前記
復調情報の内容と前記感度判定用情報の内容とが一致し
ているか否かの判別結果を基に、前記感度判定用信号の
単位受信回数当たりに発生する、前記復調情報の内容が
前記感度判定用情報の内容と一致しない通信エラーの発
生率を割り出し、該割り出した単位受信回数当たりの前
記通信エラーの発生率を基に、前記質問器からの前記情
報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0020】さらに、請求項7に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、前
記復調情報の内容と前記感度判定用情報の内容とが一致
しているか否かの判別結果を基に、前記復調情報中にお
ける前記感度判定用情報の内容と一致しない内容の情報
部分が前記復調情報の全体に対して占める割合である誤
り発生率を割り出し、該割り出した誤り発生率を基に、
前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定する
ようにした。
【0021】また、請求項8に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、前記
レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が、前記各
種料金の精算処理を行うのに必要な基準信号強度に達し
ているか否かをさらに判別し、前記レーン上での前記感
度判定用信号の受信強度が前記基準信号強度に達してい
るか否かの判別結果をさらに加えて、前記質問器からの
前記情報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0022】さらに、請求項9に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、前
記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記基
準信号強度に達しているか否かの判別結果を基に、前記
レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記基準
信号強度に達しない強度不足状態の単位時間当たりの発
生率をさらに割り出し、該割り出した単位時間当たりの
前記強度不足状態の発生率をさらに加えて、前記質問器
からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
た。
【0023】また、請求項10に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、前
記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記基
準信号強度に達しているか否かの判別結果を基に、前記
感度判定用信号の単位受信回数当たりに発生する、前記
レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記基準
信号強度に達しない強度不足状態の発生率をさらに割り
出し、該割り出した単位受信回数当たりの前記強度不足
状態の発生率をさらに加えて、前記質問器からの前記情
報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0024】さらに、請求項11に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、
前記質問器からの前記情報信号の感度が不良と判定され
た前記料金所ゲートにおいて、前記車両の通過の禁止を
報知する表示を行うようにした。
【0025】また、請求項12に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、前
記感度判定用信号の受信を、前記レーンを通過する前記
車両に搭載された前記応答器に対して前記質問器が送信
する前記情報信号が受信されるべき、前記レーン上の受
信領域の周縁箇所において行うようにした。
【0026】さらに、請求項13に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法は、
前記質問器からの前記情報信号の感度の良否の判定を、
前記レーンを通過する前記車両がない状態に限って行う
ようにした。
【0027】また、請求項14に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、料
金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレーンを通過
する車両に搭載された応答器との間で無線による情報信
号を送受して、前記車両に関する各種料金の精算処理を
行う有料道路用料金収受システムにおいて、前記質問器
が受信する前記レーンを通過する前記車両の前記応答器
からの前記情報信号の感度の良否を判定するに当たり、
前記応答器から前記質問器が受信する前記情報信号の受
信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要な基
準信号強度に達しているか否かを判別し、前記応答器か
らの前記情報信号の受信強度が前記基準信号強度に達し
ているか否かの判別結果を基に、前記質問器による前記
レーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報
信号の感度の良否を判定するようにしたことを特徴とす
る。
【0028】さらに、請求項15に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、
前記質問器による前記応答器からの前記情報信号の受信
強度が前記基準信号強度に達しているか否かの判別結果
を基に、前記質問器による前記応答器からの前記情報信
号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状
態の単位時間当たりの発生率を割り出し、該割り出した
単位時間当たりの前記強度不足状態の発生率を基に、前
記質問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応
答器からの前記情報信号の感度の良否を判定するように
した。
【0029】また、請求項16に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、前
記質問器による前記応答器からの前記情報信号の受信強
度が前記基準信号強度に達しているか否かの判別結果を
基に、前記質問器による前記応答器からの前記情報信号
の単位受信回数当たりに発生する、該情報信号の受信強
度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生率
を割り出し、該割り出した単位受信回数当たりの前記強
度不足状態の発生率を基に、前記質問器による前記レー
ンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報信号
の感度の良否を判定するようにした。
【0030】さらに、請求項17に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、
料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレーンを通
過する車両に搭載された応答器との間で、前記車両に関
する各種料金の精算処理のための各種情報により変調さ
れた情報信号を無線により送受して、前記車両に関する
各種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受システム
において、前記質問器が受信する前記レーンを通過する
前記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否
を判定するに当たり、前記レーンを通過する前記車両の
前記応答器から前記質問器が受信する前記情報信号を復
調して得られる復調情報の内容を、前記各種情報の本来
あるべき内容と比較し、前記復調情報の内容と前記各種
情報の本来あるべき内容との比較結果を基に、前記質問
器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答器か
らの前記情報信号の感度の良否を判定するようにしたこ
とを特徴とする。
【0031】また、請求項18に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、前
記復調情報の内容と前記各種情報の本来あるべき内容と
の比較結果を基に、前記復調情報の内容が前記各種情報
の本来あるべき内容と異なる通信エラーの単位時間当た
りの発生率を割り出し、該割り出した単位時間当たりの
前記通信エラーの発生率を基に、前記質問器による前記
レーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報
信号の感度の良否を判定するようにした。
【0032】さらに、請求項19に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、
前記復調情報の内容と前記各種情報の本来あるべき内容
との比較結果を基に、前記質問器による前記応答器から
の前記情報信号の単位受信回数当たりに発生する、前記
復調情報の内容が前記各種情報の本来あるべき内容と異
なる通信エラーの発生率を割り出し、該割り出した単位
受信回数当たりの前記通信エラーの発生率を基に、前記
質問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答
器からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
た。
【0033】また、請求項20に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、前
記復調情報の内容と前記各種情報の本来あるべき内容と
の比較結果を基に、前記復調情報中における前記各種情
報の本来あるべき内容と異なる内容の情報部分が前記復
調情報の全体に対して占める割合である誤り発生率を割
り出し、該割り出した誤り発生率を基に、前記質問器に
よる前記レーンを通過する前記車両の前記応答器からの
前記情報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0034】さらに、請求項21に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、
前記質問器による前記応答器からの前記情報信号の受信
強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要な基準
信号強度に達しているか否かをさらに判別し、前記質問
器による前記応答器からの前記情報信号の受信強度が前
記基準信号強度に達しているか否かの判別結果をさらに
加えて、前記質問器による前記レーンを通過する前記車
両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否を判定
するようにした。
【0035】また、請求項22に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、前
記質問器による前記応答器からの前記情報信号の受信強
度が前記基準信号強度に達しているか否かの判別結果を
基に、前記質問器による前記応答器からの前記情報信号
の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態
の単位時間当たりの発生率をさらに割り出し、該割り出
した単位時間当たりの前記強度不足状態の発生率をさら
に加えて、前記質問器による前記レーンを通過する前記
車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否を判
定するようにした。
【0036】さらに、請求項23に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、
前記質問器による前記応答器からの前記情報信号の受信
強度が前記基準信号強度に達しているか否かの判別結果
を基に、前記質問器による前記応答器からの前記情報信
号の単位受信回数当たりに発生する、該情報信号の受信
強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生
率をさらに割り出し、該割り出した単位受信回数当たり
の前記強度不足状態の発生率をさらに加えて、前記質問
器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答器か
らの前記情報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0037】また、請求項24に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法は、前
記レーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情
報信号の感度が不良と判定された前記質問器に対応する
前記料金所ゲートにおいて、前記車両の通過の禁止を報
知する表示を行うようにした。
【0038】さらに、請求項25に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号感度判定方法は、料金
所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレーンを通過す
る車両に搭載された応答器との間で、前記車両に関する
各種料金の精算処理のための各種情報により変調された
情報信号を無線により送受して、前記各種料金の精算処
理を行う有料道路用料金収受システムにおいて、前記レ
ーンを通過する前記車両の前記応答器と、該車両が通過
する前記レーンに対応する前記料金所ゲートの前記質問
器との間で送受される前記情報信号の感度の良否を判定
するに当たり、請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12、又は13記載の有料道路用
料金収受システムの信号送信感度判定方法により、前記
レーンを通過する前記車両の前記応答器が受信する前記
質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定すると共
に、請求項14、15、16、17、18、19、2
0、21、22、23又は24記載の有料道路用料金収
受システムの信号受信感度判定方法により、前記質問器
が受信する前記レーンを通過する前記車両の前記応答器
からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにした
ことを特徴とする。
【0039】また、請求項26に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、図
1の基本構成図に示すように、料金所ゲート21の質問
器29と、該料金所ゲート21のレーン22を通過する
車両10に搭載された応答器40との間で無線による情
報信号を送受して、前記車両10に関する各種料金の精
算処理を行う有料道路用料金収受システムにおいて、前
記レーン22を通過する前記車両10の前記応答器40
が受信する前記質問器29からの前記情報信号の感度の
良否を判定する装置であって、前記レーン22上に配設
され、前記質問器29が無線により前記情報信号と同じ
条件で出力する感度判定用信号を受信する感度判定用信
号受信手段34aと、前記感度判定用信号受信手段34
aによる前記感度判定用信号の受信強度が、前記各種料
金の精算処理を行うのに必要な基準信号強度に達してい
るか否かを判別する第1信号強度判別手段Aとを備え、
前記第1信号強度判別手段Aによる判別結果を基に、前
記質問器29からの前記情報信号の感度の良否を判定す
るようにしたことを特徴とする。
【0040】さらに、請求項27に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、
前記第1信号強度判別手段Aによる判別結果を基に、前
記感度判定用信号受信手段34aによる前記感度判定用
信号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足
状態の、単位時間当たりの発生率を割り出す第1強度不
足発生率割出手段51Aをさらに備え、該第1強度不足
発生率割出手段51Aが割り出した単位時間当たりの前
記強度不足状態の発生率を基に、前記質問器29からの
前記情報信号の感度の良否を判定するものとした。
【0041】また、請求項28に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、前
記第1信号強度判別手段Aによる判別結果を基に、前記
感度判定用信号受信手段34aによる前記感度判定用信
号の単位受信回数当たりに発生する、前記感度判定用信
号受信手段34aによる前記感度判定用信号の受信強度
が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生率を
割り出す第2強度不足発生率割出手段51Eをさらに備
え、該第2強度不足発生率割出手段51Eが割り出した
単位受信回数当たりの前記強度不足状態の発生率を基
に、前記質問器29からの前記情報信号の感度の良否を
判定するものとした。
【0042】さらに、請求項29に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、
料金所ゲート21の質問器29と、該料金所ゲート21
のレーン22を通過する車両10に搭載された応答器4
0との間で、前記車両10に関する各種料金の精算処理
のための各種情報により変調された情報信号を無線によ
り送受して、前記各種料金の精算処理を行う有料道路用
料金収受システムにおいて、前記レーン22を通過する
前記車両10の前記応答器40が受信する前記質問器2
9からの前記情報信号の感度の良否を判定する装置であ
って、前記レーン22上に配設され、前記各種情報とは
異なる感度判定用情報により変調され前記質問器29が
無線により前記情報信号と同じ条件で出力する感度判定
用信号を受信する感度判定用信号受信手段34aと、前
記感度判定用信号受信手段34aが受信した前記感度判
定用信号を復調する第1復調手段34bと、前記第1復
調手段34bが前記感度判定用信号を復調して得られる
復調情報の内容が、前記感度判定用情報の内容と一致し
ているか否かを判別する情報内容判別手段51Bとを備
え、前記情報内容判別手段51Bによる判別結果を基
に、前記質問器29からの前記情報信号の感度の良否を
判定するようにしたことを特徴とする。
【0043】また、請求項30に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、前
記情報内容判別手段51Bによる判別結果を基に、前記
復調情報の内容が前記感度判定用情報の内容と一致しな
い通信エラーの単位時間当たりの発生率を割り出す第1
通信エラー発生率割出手段51Fをさらに備え、該第1
通信エラー発生率割出手段51Fが割り出した単位時間
当たりの前記通信エラーの発生率を基に、前記質問器2
9からの前記情報信号の感度の良否を判定するものとし
た。
【0044】さらに、請求項31に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、
前記情報内容判別手段51Bによる判別結果を基に、前
記感度判定用信号の単位受信回数当たりに発生する、前
記復調情報の内容が前記感度判定用情報の内容と一致し
ない通信エラーの発生率を割り出す第2通信エラー発生
率割出手段51Cをさらに備え、該第2通信エラー発生
率割出手段51Cが割り出した単位受信回数当たりの前
記通信エラーの発生率を基に、前記質問器29からの前
記情報信号の感度の良否を判定するものとした。
【0045】また、請求項32に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、前
記情報内容判別手段51Bによる判別結果を基に、前記
復調情報中における前記感度判定用情報の内容と一致し
ない内容の情報部分が前記復調情報の全体に対して占め
る割合である誤り発生率を割り出す第1誤り発生率割出
手段51Dをさらに備え、該第1誤り発生率割出手段5
1Dが割り出した誤り発生率を基に、前記質問器29か
らの前記情報信号の感度の良否を判定するものとした。
【0046】さらに、請求項33に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、
前記感度判定用信号受信手段34aによる前記感度判定
用信号の受信強度が、前記各種料金の精算処理を行うの
に必要な基準信号強度に達しているか否かを判別する第
1信号強度判別手段Aをさらに備え、該第1信号強度判
別手段Aによる判別結果をさらに加えて、前記質問器2
9からの前記情報信号の感度の良否を判定するものとし
た。
【0047】また、請求項34に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、前
記第1信号強度判別手段Aによる判別結果を基に、前記
感度判定用信号受信手段34aによる前記感度判定用信
号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状
態の、単位時間当たりの発生率を割り出す第1強度不足
発生率割出手段51Aをさらに備え、該第1強度不足発
生率割出手段51Aが割り出した単位時間当たりの前記
強度不足状態の発生率をさらに加えて、前記質問器29
からの前記情報信号の感度の良否を判定するものとし
た。
【0048】さらに、請求項35に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、
前記第1信号強度判別手段Aによる判別結果を基に、前
記感度判定用信号受信手段34aによる前記感度判定用
信号の単位受信回数当たりに発生する、前記感度判定用
信号受信手段34aによる前記感度判定用信号の受信強
度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生率
を割り出す第2強度不足発生率割出手段51Eをさらに
備え、該第2強度不足発生率割出手段51Eが割り出し
た単位受信回数当たりの前記強度不足状態の発生率をさ
らに加えて、前記質問器29からの前記情報信号の感度
の良否を判定するものとした。
【0049】また、請求項36に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、前
記料金所ゲート21に配設される表示手段32と、前記
質問器29からの前記情報信号の感度が不良と判定され
た際に、該レーン22における前記車両10の通過の禁
止を報知する表示を前記表示手段32に行わせる第1表
示実行手段Bとをさらに備えるものとした。
【0050】さらに、請求項37に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、
前記感度判定用信号受信手段34aは、前記レーン22
を通過する前記車両10に搭載された前記応答器40に
対して前記質問器29が送信する前記情報信号が受信さ
れるべき、前記レーン22上の受信領域Sの周縁箇所に
配置されているものとした。
【0051】また、請求項38に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置は、前
記レーン22を通過する前記車両10を検出する通過車
両検出手段25をさらに備え、該通過車両検出手段25
が前記レーン22を通過する前記車両10を検出してい
ない状態に限って、前記質問器29からの前記情報信号
の感度の良否の判定を行うものとした。
【0052】さらに、請求項39に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、
図2の基本構成図に示すように、料金所ゲート21の質
問器29Aと、該料金所ゲート21のレーン22を通過
する車両10に搭載された応答器40との間で無線によ
る情報信号を送受して、前記車両10に関する各種料金
の精算処理を行う有料道路用料金収受システムにおい
て、前記質問器29Aが受信する前記レーン22を通過
する前記車両10の前記応答器40からの前記情報信号
の感度の良否を判定する装置であって、前記応答器40
から前記質問器29Aが受信する前記情報信号の受信強
度が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要な基準信
号強度に達しているか否かを判別する第2信号強度判別
手段Cを備え、前記第2信号強度判別手段Cによる判別
結果を基に、前記質問器29Aによる前記レーン22を
通過する前記車両10の前記応答器40からの前記情報
信号の感度の良否を判定するようにしたことを特徴とす
る。
【0053】また、請求項40に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、前
記第2信号強度判別手段Cによる判別結果を基に、前記
質問器29Aによる前記応答器40からの前記情報信号
の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態
の、単位時間当たりの発生率を割り出す第3強度不足発
生率割出手段52Eをさらに備え、該第3強度不足発生
率割出手段52Eが割り出した単位時間当たりの前記強
度不足状態の発生率を基に、前記質問器29Aによる前
記レーン22を通過する前記車両10の前記応答器40
からの前記情報信号の感度の良否を判定するものとし
た。
【0054】さらに、請求項41に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、
前記第2信号強度判別手段Cによる判別結果を基に、前
記質問器29Aによる前記応答器40からの前記情報信
号の単位受信回数当たりに発生する、前記質問器29A
による前記応答器40からの前記情報信号の受信強度が
前記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生率を割
り出す第4強度不足発生率割出手段52Aをさらに備
え、該第4強度不足発生率割出手段52Aが割り出した
単位受信回数当たりの前記強度不足状態の発生率を基
に、前記質問器29Aによる前記レーン22を通過する
前記車両10の前記応答器40からの前記情報信号の感
度の良否を判定するものとした。
【0055】また、請求項42に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、料
金所ゲート21の質問器29Aと、該料金所ゲート21
のレーン22を通過する車両10に搭載された応答器4
0との間で、前記車両10に関する各種料金の精算処理
のための各種情報により変調された情報信号を無線によ
り送受して、前記車両10に関する各種料金の精算処理
を行う有料道路用料金収受システムにおいて、前記質問
器29Aが受信する前記レーン22を通過する前記車両
10の前記応答器40からの前記情報信号の感度の良否
を判定する装置であって、前記応答器40から前記質問
器29Aが受信する前記情報信号を復調する第2復調手
段と、前記第2復調手段が前記感度判定用信号を復調し
て得られる復調情報の内容を、前記各種情報の本来ある
べき内容と比較する情報内容比較手段52Bとを備え、
前記情報内容比較手段52Bによる比較結果を基に、前
記質問器29Aによる前記レーン22を通過する前記車
両10の前記応答器40からの前記情報信号の感度の良
否を判定するようにしたことを特徴とする。
【0056】さらに、請求項43に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、
前記情報内容比較手段52Bによる比較結果を基に、前
記復調情報の内容が前記各種情報の本来あるべき内容と
異なる通信エラーの、単位時間当たりの発生率を割り出
す第3通信エラー発生率割出手段52Fをさらに備え、
該第3通信エラー発生率割出手段52Fが割り出した単
位時間当たりの前記通信エラーの発生率を基に、前記質
問器29Aによる前記レーン22を通過する前記車両1
0の前記応答器40からの前記情報信号の感度の良否を
判定するものとした。
【0057】また、請求項44に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、前
記情報内容比較手段52Bによる比較結果を基に、前記
質問器29Aによる前記応答器40からの前記情報信号
の単位受信回数当たりに発生する、前記復調情報の内容
が前記各種情報の本来あるべき内容と異なる通信エラー
の発生率を割り出す第4通信エラー発生率割出手段52
Cをさらに備え、該第4通信エラー発生率割出手段52
Cが割り出した単位受信回数当たりの前記通信エラーの
発生率を基に、前記質問器29Aによる前記レーン22
を通過する前記車両10の前記応答器40からの前記情
報信号の感度の良否を判定するものとした。
【0058】さらに、請求項45に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、
前記情報内容比較手段52Bによる比較結果を基に、前
記復調情報中における前記各種情報の本来あるべき内容
と異なる内容の情報部分が前記復調情報の全体に対して
占める割合である誤り発生率を割り出す第2誤り発生率
割出手段52Dをさらに備え、該第2誤り発生率割出手
段52Dが割り出した誤り発生率を基に、前記質問器2
9Aによる前記レーン22を通過する前記車両10の前
記応答器40からの前記情報信号の感度の良否を判定す
るものとした。
【0059】また、請求項46に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、前
記応答器40から前記質問器29Aが受信する前記情報
信号の受信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに
必要な基準信号強度に達しているか否かを判別する第2
信号強度判別手段Cをさらに備え、該第2信号強度判別
手段Cによる判別結果をさらに加えて、前記質問器29
Aによる前記レーン22を通過する前記車両10の前記
応答器40からの前記情報信号の感度の良否を判定する
ものとした。
【0060】さらに、請求項47に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、
前記第2信号強度判別手段Cによる判別結果を基に、前
記質問器29Aによる前記応答器40からの前記情報信
号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状
態の、単位時間当たりの発生率を割り出す第3強度不足
発生率割出手段52Eをさらに備え、該第3強度不足発
生率割出手段52Eが割り出した単位時間当たりの前記
強度不足状態の発生率をさらに加えて、前記質問器29
Aによる前記レーン22を通過する前記車両10の前記
応答器40からの前記情報信号の感度の良否を判定する
ものとした。
【0061】また、請求項48に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、前
記第2信号強度判別手段Cによる判別結果を基に、前記
質問器29Aによる前記応答器40からの前記情報信号
の単位受信回数当たりに発生する、前記質問器29Aに
よる前記応答器40からの前記情報信号の受信強度が前
記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生率を割り
出す第4強度不足発生率割出手段52Aをさらに備え、
該第4強度不足発生率割出手段52Aが割り出した単位
受信回数当たりの前記強度不足状態の発生率をさらに加
えて、前記質問器29Aによる前記レーン22を通過す
る前記車両10の前記応答器40からの前記情報信号の
感度の良否を判定するものとした。
【0062】さらに、請求項49に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置は、
前記料金所ゲート21上に配設される表示手段32と、
前記レーン22を通過する前記車両10の前記応答器4
0から前記質問器29Aが受信する前記情報信号の感度
が不良と判定された際に、該質問器29Aに対応する前
記レーン22における前記車両10の通過の禁止を報知
する表示を前記表示手段32に行わせる第2表示実行手
段Dとをさらに備えるものとした。
【0063】また、請求項50に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号感度判定装置は、図1及
び図2にそれぞれ示すように、料金所ゲート21の質問
器29,29Aと、該料金所ゲート21のレーン22を
通過する車両10に搭載された応答器40との間で、前
記車両10に関する各種料金の精算処理のための各種情
報により変調された情報信号を無線により送受して、前
記各種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受システ
ムにおいて、前記レーン22を通過する前記車両10の
前記応答器40と、該車両10が通過する前記レーン2
2に対応する前記料金所ゲート21の前記質問器29,
29Aとの間で送受される前記情報信号の感度の良否を
判定する装置であって、請求項26、27、28、2
9、30、31、32、33、34、35、36、37
又は38記載の有料道路用料金収受システムの信号送信
感度判定装置と、請求項39、40、41、42、4
3、44、45、46、47、48又は49記載の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置とを備
え、前記有料道路用料金収受システムの信号送信感度判
定装置により、前記レーン22を通過する前記車両10
の前記応答器40が受信する前記質問器29,29Aか
らの前記情報信号の感度の良否を判定すると共に、前記
有料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置に
より、前記質問器29,29Aが受信する前記レーン2
2を通過する前記車両10の前記応答器40からの前記
情報信号の感度の良否を判定するようにしたことを特徴
とする。
【0064】請求項1及び請求項8にそれぞれ記載した
本発明の有料道路用料金収受システムの信号送信感度判
定方法によれば、料金所ゲートの質問器から情報信号と
同じ条件で感度判定用信号が出力されるので、応答器を
搭載した車両が通過する料金所ゲートのレーン上でこの
感度判定用信号が、車両の各種料金の精算処理を行うの
に必要な基準信号強度に達する強度で受信されるか否か
を判別することで、応答器側における質問器からの情報
信号の信号感度が良好であるか否かを確実に判定し、質
問器と応答器との間の正常な通信状態を確保するのに役
立てることが可能となる。
【0065】尚、請求項26及び請求項33にそれぞれ
記載した本発明の有料道路用料金収受システムの信号送
信感度判定装置についても同様のことが言える。
【0066】また、請求項2及び請求項9にそれぞれ記
載した本発明の有料道路用料金収受システムの信号送信
感度判定方法によれば、レーン上での感度判定用信号の
受信強度が基準信号強度に達しない強度不足状態の単位
時間当たりの発生率を、応答器側における質問器からの
情報信号の信号感度が良好であるか否かの判定基準とす
ることで、料金所ゲートのレーンの通過車両数が増減す
るのに伴い情報信号の通信頻度が変化しても、その影響
を受けずに、質問器による情報信号の送信感度の判定を
定時間毎に行わせ、質問器と応答器との間の正常な通信
状態を確保するのに役立つ情報を定期的に得ることが可
能となる。
【0067】尚、請求項27及び請求項34にそれぞれ
記載した本発明の有料道路用料金収受システムの信号送
信感度判定装置についても同様のことが言える。
【0068】さらに、請求項3及び請求項10にそれぞ
れ記載した本発明の有料道路用料金収受システムの信号
送信感度判定方法によれば、レーン上での感度判定用信
号の受信強度が基準信号強度に達しない強度不足状態
が、感度判定用信号の単位受信回数当たりにどれだけ発
生するかを示す単位受信回数当たりの強度不足状態の発
生率を、応答器側における質問器からの情報信号の信号
感度が良好であるか否かの判定基準とすることで、料金
所ゲートのレーンの通過車両数の増減に伴い情報信号の
通信頻度が変化しても、その影響を受けずに、応答器側
での情報信号の受信強度不足の発生率を常に同じ条件で
求め、質問器による情報信号の送信感度の判定基準を一
定に保つことが可能となる。
【0069】尚、請求項28及び請求項35に記載した
本発明の有料道路用料金収受システムの信号送信感度判
定装置についても同様のことが言える。
【0070】また、請求項4に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、料金所ゲートの質問器から情報信号と同じ条件で感
度判定用信号が出力されるので、応答器を搭載した車両
が通過する料金所ゲートのレーン上で受信される感度判
定用信号を復調して得られる復調情報の内容が、感度判
定用信号を変調する基の情報である感度判定用情報の内
容と一致しているか否かを判別することで、質問器から
の情報信号の受信が精度よく行われるか否かを確認し
て、応答器側における質問器からの情報信号の信号感度
が良好であるか否かを確実に判定し、質問器と応答器と
の間の正常な通信状態を確保するのに役立てることが可
能となる。
【0071】尚、請求項29に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0072】さらに、請求項5に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、レーン上で受信される感度判定用信号を復調して得
られる復調情報の内容が感度判定用情報の内容と一致し
ない通信エラーの単位時間当たりの発生率を、応答器側
における質問器からの情報信号の信号感度が良好である
か否かの判定基準とすることで、料金所ゲートのレーン
の通過車両数が増減するのに伴い情報信号の通信頻度が
変化しても、その影響を受けずに、質問器による情報信
号の送信感度の判定を定時間毎に行わせ、質問器と応答
器との間の正常な通信状態を確保するのに役立つ情報を
定期的に得ることが可能となる。
【0073】尚、請求項30に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0074】また、請求項6に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、レーン上で受信される感度判定用信号を復調して得
られる復調情報の内容が感度判定用情報の内容と一致し
ない通信エラーが、感度判定用信号の単位受信回数当た
りにどれだけ発生するかを示す単位受信回数当たりの通
信エラーの発生率を、応答器側における質問器からの情
報信号の信号感度が良好であるか否かの判定基準とする
ことで、料金所ゲートのレーンの通過車両数の増減に伴
い情報信号の通信頻度が変化しても、その影響を受けず
に、応答器で受信される情報信号の通信エラーの発生率
を常に同じ条件で求め、質問器による情報信号の送信感
度の判定基準を一定に保つことが可能となる。
【0075】尚、請求項31に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0076】さらに、請求項7に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、レーン上で受信される感度判定用信号を復調して得
られる復調情報の内容が感度判定用情報の内容と一致し
ない通信エラーが起こった場合に、その通信エラーにお
ける感度判定用情報と内容が一致しない情報部分が復調
情報の全体に対して占める割合である誤り発生率を、応
答器側における質問器からの情報信号の信号感度が良好
であるか否かの判定基準とすることで、発生した通信エ
ラーが、車両に関する各種料金の精算処理を確実に行う
のに影響するものであるか否かを確認して、質問器と応
答器との間の正常な通信状態を確保するのに役立てるこ
とが可能となる。
【0077】尚、請求項32に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0078】また、請求項11に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、応答器側における質問器からの情報信号の信号感度
が不良であるレーンに対する車両の通過を防止して、こ
のレーンの通過車両に関する各種料金の精算処理が誤っ
た形で行われたり、情報信号を良好な受信感度で出力で
きる質問器のあるゲートのレーンを車両が通過していれ
ば問題なく行われていたはずの精算処理が、実際には行
われなくなったりするのを、確実に防止することが可能
となる。
【0079】尚、請求項36に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0080】さらに、請求項12に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によ
れば、質問器からの感度判定用信号が受信されるべきレ
ーン上の受信領域のうち、感度判定用信号の受信感度が
最も低くなる受信領域の周縁箇所において受信された感
度判定用信号を基に、質問器からの情報信号の感度の良
否を判定することにより、車両が通過するレーン上の箇
所が例えば車幅方向にずれたとしても、その状況を想定
に入れた上で、質問器と応答器との間の正常な通信状態
を確保するのに役立つ情報を得ることが可能となる。
【0081】尚、請求項37に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0082】また、請求項13に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、料金所ゲートのレーンを通過する車両がある際に、
質問器からの感度判定用信号を出力して行う情報信号の
受信感度の良否の判定を行わないようにすることで、こ
の感度判定用信号がレーンを通過する車両の応答器に受
信されて、その車両に関する各種料金の精算処理が誤っ
た形で行われたり、質問器が正常に情報信号を出力して
いれば問題なく行われていたはずの精算処理が、実際に
は行われなくなったりするのを、確実に防止することが
可能となる。
【0083】尚、請求項38に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0084】さらに、請求項14及び請求項21にそれ
ぞれ記載した本発明の有料道路用料金収受システムの信
号受信感度判定方法によれば、料金所ゲートのレーンを
通過する車両の応答器からの情報信号が、車両の各種料
金の精算処理を行うのに必要な基準信号強度に達する強
度で質問器により受信されるか否かを判別することで、
料金所側における応答器からの情報信号の信号感度が良
好であるか否かを確実に判定し、応答器と質問器との間
の正常な通信状態を確保するのに役立てることが可能と
なる。
【0085】尚、請求項39及び請求項46にそれぞれ
記載した本発明の有料道路用料金収受システムの信号受
信感度判定装置についても同様のことが言える。
【0086】また、請求項15及び請求項22にそれぞ
れ記載した本発明の有料道路用料金収受システムの信号
受信感度判定方法によれば、質問器による応答器からの
情報信号の受信強度が基準信号強度に達しない強度不足
状態の単位時間当たりの発生率を、料金所側における応
答器からの情報信号の信号感度が良好であるか否かの判
定基準とすることで、料金所ゲートのレーンの通過車両
数が増減するのに伴い情報信号の通信頻度が変化して
も、その影響を受けずに、質問器で受信される応答器か
らの情報信号の受信感度の判定を定時間毎に行わせ、質
問器と応答器との間の正常な通信状態を確保するのに役
立つ情報を定期的に得ることが可能となる。
【0087】尚、請求項40及び請求項47にそれぞれ
記載した本発明の有料道路用料金収受システムの信号受
信感度判定装置についても同様のことが言える。
【0088】さらに、請求項16及び請求項23にそれ
ぞれ記載した本発明の有料道路用料金収受システムの信
号受信感度判定方法によれば、質問器による応答器から
の情報信号の受信強度が基準信号強度に達しない強度不
足状態が、レーンを通過する車両の応答器からの情報信
号の単位受信回数当たりにどれだけ発生するかを示す単
位時間当たりの強度不足状態の発生率を、料金所側にお
ける応答器からの情報信号の信号感度が良好であるか否
かの判定基準とすることで、料金所ゲートのレーンの通
過車両数の増減に伴い情報信号の通信頻度が変化して
も、その影響を受けずに、質問器による情報信号の受信
強度不足の発生率を常に同じ条件で求め、質問器による
情報信号の送信感度の判定基準を一定に保つことが可能
となる。
【0089】尚、請求項41及び請求項48にそれぞれ
記載した本発明の有料道路用料金収受システムの信号受
信感度判定装置についても同様のことが言える。
【0090】また、請求項17に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によれ
ば、車両に搭載された応答器からの情報信号を、その車
両が通過するレーンの料金所ゲートに設けられた質問器
が復調して得られる復調情報の内容が、情報信号を変調
する基の情報である各種情報の本来あるべき内容と異な
るか否かを判別することで、応答器からの情報信号の受
信が精度よく行われるか否かを確認して、料金所側にお
ける応答器からの情報信号の信号感度が良好であるか否
かを確実に判定し、質問器と応答器との間の正常な通信
状態を確保するのに役立てることが可能となる。
【0091】尚、請求項42に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号受信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0092】さらに、請求項18に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によ
れば、料金所ゲートのレーンを通過する車両の応答器か
らの情報信号を、そのゲートに設けられた質問器が受信
して、その受信した情報信号を復調して得られる復調情
報の内容が、各種情報の本来あるべき内容と異なるとい
う通信エラーが、レーンを通過する車両の応答器からの
情報信号の単位受信回数当たりにどれだけ発生するかを
示す単位時間当たりの通信エラーの発生率を、料金所側
における応答器からの情報信号の信号感度が良好である
か否かの判定基準とすることで、料金所ゲートのレーン
の通過車両数が増減するのに伴い情報信号の通信頻度が
変化しても、その影響を受けずに、質問器による情報信
号の受信感度の判定を定時間毎に行わせ、質問器と応答
器との間の正常な通信状態を確保するのに役立つ情報を
定期的に得ることが可能となる。
【0093】尚、請求項43に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号受信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0094】また、請求項19に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によれ
ば、料金所ゲートのレーンを通過する車両の応答器から
の情報信号を、そのゲートに設けられた質問器が受信し
て、その受信した情報信号を復調して得られる復調情報
の内容が、各種情報の本来あるべき内容と異なるという
通信エラーが、レーンを通過する車両の応答器からの情
報信号の単位受信回数当たりにどれだけ発生するかを示
す単位受信回数当たりの通信エラーの発生率を、料金所
側における応答器からの情報信号の信号感度が良好であ
るか否かの判定基準とすることで、料金所ゲートのレー
ンの通過車両数の増減に伴い情報信号の通信頻度が変化
しても、その影響を受けずに、質問器により受信される
情報信号の通信エラーの発生率を常に同じ条件で求め、
質問器による情報信号の送信感度の判定基準を一定に保
つことが可能となる。
【0095】尚、請求項44に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号受信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0096】さらに、請求項20に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によ
れば、質問器が受信する、その質問器の設けられた料金
所ゲートのレーンを通過する車両の応答器からの情報信
号を復調して得られる復調情報の内容が、各種情報の本
来あるべき内容と異なる通信エラーが起こった場合に、
その通信エラーにおける各種情報の本来あるべき内容と
異なる情報部分が復調情報の全体に対して占める割合で
ある誤り発生率を、料金所側における応答器からの情報
信号の信号感度が良好であるか否かの判定基準とするこ
とで、発生した通信エラーが、車両に関する各種料金の
精算処理を確実に行うのに影響するものであるか否かを
確認して、質問器と応答器との間の正常な通信状態を確
保するのに役立てることが可能となる。
【0097】尚、請求項45に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号受信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0098】また、請求項24に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によれ
ば、料金所側における応答器からの情報信号の信号感度
が不良である質問器に対応するレーンに対する車両の通
過を防止して、このレーンの通過車両に関する各種料金
の精算処理が誤った形で行われたり、応答器からの情報
信号を良好な感度で受信できる質問器のあるゲートのレ
ーンを車両が通過していれば問題なく行われていたはず
の精算処理が、実際には行われなくなったりするのを、
確実に防止することが可能となる。
【0099】尚、請求項49に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号受信感度判定装置について
も同様のことが言える。
【0100】さらに、請求項25に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号感度判定方法によれ
ば、応答器側における質問器からの情報信号の信号感度
と、質問器側における応答器からの情報信号の信号感度
との両面について、その良否を判別し、片方の感度だけ
でも不良である料金所のゲートを特定して、質問器と応
答器との間の正常な通信状態を確実に確保するのに役立
てることが可能となる。
【0101】尚、請求項50に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号感度判定装置についても同
様のことが言える。
【0102】
【発明の実施の形態】以下、本発明の有料道路用料金収
受システムの送信、受信のそれぞれ、及び、その両方に
関する信号感度判定方法を、それらの装置と共に図面に
基づいて説明する。
【0103】まず、本発明による送信、受信のそれぞ
れ、及び、その両方に関する信号感度判定装置が適用さ
れる有料道路用料金収受システムの概略構成について、
図3の斜視図を参照して説明する。
【0104】図3は有料道路の料金所の斜視図で、この
料金所は、通行区間に関係なく料金が均一で、車種によ
ってのみ通行料金が変わる有料道路の入口、出口、或
は、本線上の集中料金所等に設けられる。そして、図3
中引用符号10は車両、20は料金所をそれぞれ示す。
【0105】前記料金所20は、車両走行用のレーン2
2を有する複数のゲート21(料金所ゲートに相当)
と、各レーン22を仕切る分離帯23と、各レーン22
を通過する車両10を検出する車両検出器25(通過車
両検出手段に相当)と、各ゲート21を覆うルーフ27
と、各ゲート21のルーフ27の下部から吊り下げられ
て各レーン22の上方に設置された質問器29,29A
及びそのアンテナ29aを備えている。
【0106】図4は車両10の室内構成を示す斜視図
で、車両10の室内には、メータパネル11やカーステ
レオ13、エアーコンディショナ15、グローブボック
ス17等が集約して配置されたダッシュボード18が設
けられており、このダッシュボード18の前方にはフロ
ントガラス19が配設されている。そして、前記ダッシ
ュボード18の上面18aには、前記質問器29,29
Aとの間で通行料金の収受に関する無線信号の送受信を
行う応答器40が設置されている。
【0107】図5は前記応答器40を正面側から見た斜
視図であり、応答器40の前面45の下部部分にはテン
キー45aが配設され、また、前面45の上部部分には
液晶ディスプレイ45bが配設され、テンキー45aよ
りも下方の前面45部分には、ICカード65挿抜用の
スロット45cが形成されている。
【0108】このような構成による応答器40は、この
応答器40が搭載された車両10が料金所20のゲート
21のレーン22を通過するのに伴って、そのゲート2
1の質問器29,29Aが無線により出力する質問信号
を受信すると、スリープ状態からアクティブ状態に移行
して、ICカード65に書き込まれているプリペイド
(先払い)又はポストペイド(後払い)のIDを含む応
答器IDを、応答信号として無線により出力する。
【0109】そして、この応答信号の受信に伴って質問
器29,29Aが出力する、ICカード65に書き込ま
れている支払条件による有料道路の通行料金の精算を承
認するための承認信号を受信すると、確認信号を無線で
出力し、この確認信号の受信に伴って質問器29,29
Aが出力する通信終了信号を受信すると、通行料金精算
処理のための一連の動作を終了し、アクティブ状態から
スリープ状態に戻る。
【0110】この通行料金精算処理のための一連の動作
中に質問器29,29Aと応答器40との間で無線によ
り送受される前記質問信号、応答信号、承認信号、確認
信号、並びに、通信終了信号が、請求項中における情報
信号に相当し、本実施形態においても必要に応じて、こ
れらの信号を総称して情報信号と呼ぶこととする。
【0111】次に、前記料金所20側に設けられる本発
明の実施形態に係る信号送信感度判定装置を説明する。
尚、ここでは、単純収受方式の有料道路の料金所20を
前提として説明する。
【0112】まず、第1実施形態の信号送信感度判定装
置について、図6乃至図11を参照して説明する。
【0113】図6は前記各ゲート21のレーン22毎に
設けられる第1実施形態の信号送信感度判定装置の概略
構成を示す説明図で、図6中図3に示すものと同一の部
分、箇所には、図6で付したものと同一の引用符号を付
して説明する。
【0114】そして、図6中引用符号30で示す第1実
施形態の信号送信感度判定装置は、前記車両検出器2
5、質問器29、及び、アンテナ29aと、前記レーン
22の周辺に配設される監視用カメラ31、信号器32
(図10参照)、表示器33、並びに、受信器34と
(図7参照)、レーン22のコントロール用の第2コン
ピュータ56とを備えている。
【0115】前記監視用カメラ31は、車両10の通過
台数等の状況を監視するために前記レーン22を撮影す
るもので、ゲート21よりも若干手前のレーン22箇所
に、撮影方向調整器を内蔵する不図示の雲台等を介して
設置されている。
【0116】前記信号器32(表示手段に相当)は、例
えば、前記レーン22、ひいては、ゲート21への車両
10の侵入を許可する際に青信号(図示せず)を点灯さ
せると共に、ゲート21への車両10の侵入を禁止する
際に赤信号(図示せず)を点灯させてこれを報知するも
ので、車両10の運転者が信号器32を視認した後に、
そのゲート21のレーン22に侵入するか否かを判断し
て対処するのに十分間に合う、前記監視用カメラ31よ
りもさらに手前のレーン22箇所に、支柱(図示せず)
等を介して設置されている。
【0117】尚、この信号器32は、その表示がレーン
22上の車両10の運転者がゲート21の十分手前から
視認できる場合には、図3に示すように、ゲート21の
ルーフ27上に配設してもよい。
【0118】前記表示器33は、図6に示すように、前
記レーン22を通過した車両10の通行料金の精算処理
が問題なく行われたか否かの結果や、問題なく行われた
精算処理の内容等の表示を行うもので、従来公知の電光
掲示板等により構成されており、なるべく長い間車両1
0の運転者が視認できるように、前記ゲート21を過ぎ
た後の、各レーン22が合流する前のレーン22箇所
に、支柱(図示せず)等を介して設置されている。
【0119】前記受信器34は、図7に前記質問器29
の電気的な概略構成のブロック図で示すように、受信用
の2つのアンテナ34a,34aと、これらアンテナ3
4a,34aで受信された信号を復調する復調回路34
bと(第1復調手段に相当)、アンテナ34a,34a
で受信された信号の電界強度を検出する受信強度検出回
路34cとを備えている。
【0120】前記2つのアンテナ34a,34a(感度
判定用受信手段に相当)は、図6中の楕円状の破線に引
用符号Sを付して示す、レーン22を通過する車両10
の応答器40によって受信されるべき質問器29が出力
する情報信号の受信領域の周縁部に接する箇所に、地上
と略同じ高さでそれぞれ配設されており、残る復調回路
34b及び受信強度検出回路34cに電気的に接続され
ている。
【0121】前記質問器29は、前記アンテナ29aが
接続された変復調回路29bと、質問器29の全体制御
用の第1コンピュータ51とを有しており、この第1コ
ンピュータ51は、CPU(Central Processing Unit
、中央処理装置)51aと、RAM(Ramdom Access M
emory)51bと、ROM(Read-Only Memory)51c
とで構成されている。
【0122】前記CPU51aには、RAM51b及び
ROM51cの他、前記変復調回路29b及び前記受信
強度検出部29cと、前記受信器34の復調回路34b
及び受信強度検出回路34cと、前記第2コンピュータ
56とがそれぞれ接続されており、さらに、各料金所2
0の事務所等にそれぞれ配設されて電話回線等を経由し
て相互に接続され、LAN(ローカルエリアネットワー
ク)を構成する料金所ホストコンピュータ(以下、料金
所ホストと略記する)60が接続されている。
【0123】前記RAM51bは、各種データ記憶用の
データエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを
有しており、前記ROM51cには、CPU51aに各
種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納され
ている。
【0124】そして、第1コンピュータ51は、CPU
51aが後述する処理とは別に行う処理により、応答器
40との間の情報信号の送受により行った通行料金の精
算処理の結果を料金所ホスト60に送ると共に、これに
呼応して料金所ホスト60が出力する、精算結果を前記
表示器33に表示させるための精算結果信号を、第2コ
ンピュータ56に出力するように構成されている。
【0125】次に、前記ROM51cに格納された制御
プログラムに従いCPU51aが行う処理を、図8及び
図9のフローチャートを参照して説明する。
【0126】不図示の電源の投入により第1コンピュー
タ51が起動してプログラムがスタートすると、CPU
51aは、図8に示すように、RAM51bのワークエ
リアに確保されたタイマエリアにおける計時を開始した
後(ステップS1)、料金所ホスト60からの供用停止
信号が入力されたか否かを確認する(ステップS3)。
【0127】供用停止信号が入力されていない場合は
(ステップS3でN)、後述するステップS9に進み、
入力された場合は(ステップS3でY)、信号器32に
赤信号を点灯させるための赤信号表示指令信号を第2コ
ンピュータ56に出力し(ステップS5)、RAM51
bのワークエリアに確保された供用停止フラグエリアの
フラグF1を「1」に設定した後(ステップS7)、ス
テップS3にリターンする。
【0128】また、ステップS3において料金所ホスト
60からの供用停止信号が入力されていない場合(N)
に進むステップS9では、料金所ホスト60からの供用
開始信号が入力されたか否かを確認し、入力されていな
い場合は(ステップS9でN)、後述するステップS1
5に進み、入力された場合は(ステップS9でY)、信
号器32に青信号を点灯させるための青信号表示指令信
号を第2コンピュータ56に出力し(ステップS5)、
RAM51bの供用停止フラグエリアのフラグF1を
「0」に設定した後(ステップS13)、ステップS3
にリターンする。
【0129】一方、ステップS9において料金所ホスト
60からの供用開始信号が入力されていない場合(N)
に進むステップS15では、車両検出器25によるレー
ン22の通過車両10の検出を報知する車両検出信号が
前記第2コンピュータ56から入力されたか否かを確認
し、入力された場合は(ステップS15でY)、レーン
22の通過車両10の応答器40との間で、質問信号の
送信から始まって通信終了信号の出力により終わる、そ
の車両10の通行料金を精算するための無線による情報
信号の送受を行う精算処理を行った後(ステップS1
7)、後述するステップS23に進む。
【0130】また、車両検出信号が第2コンピュータ5
6から入力されていない場合は(ステップS15で
N)、RAM51bのタイマエリアにおける計時時間T
が所定の判定周期tに達したか否かを確認し(ステップ
S19)、計時時間Tが判定周期tに達していない場合
は(ステップS19でN)、ステップS3にリターン
し、達した場合は(ステップS19でY)、感度判定処
理を行う(ステップS21)。
【0131】前記ステップS21の感度判定処理におい
ては、図9に示すように、まず、レーン22の通過車両
10の応答器40に対して送出する前記質問信号、承認
信号、及び、通信終了信号とは内容が異なる、疑似雑音
情報で変調された疑似雑音信号(感度判定用信号に相
当)を、変復調回路29b及びアンテナ29aを介して
送出する(ステップS21a)。
【0132】次に、受信器34のアンテナ34a,34
aにより受信されて受信強度検出回路34cで検出され
る疑似雑音信号の受信電界強度を基に、RAM51bの
ワークエリアに確保された信号強度不足発生率算出エリ
アにおいて、最新の、前記判定周期tに比べて十分長い
発生率算出周期の間に疑似雑音信号を受信した回数に対
する、疑似雑音信号の受信電界強度が基準信号強度を越
えなかった回数の割合、つまり、単位時間当たりの信号
強度不足の発生率Hを算出する(ステップS21b)。
尚、第1コンピュータ51が起動してからの経過時間が
前記発生率算出周期にまだ達していない場合は、信号強
度不足の発生率H=「0」とされる。
【0133】そして、ステップS21bで算出した信号
強度不足の発生率Hが所定の基準信号強度不足発生率H
thを越えているか否かを確認し(ステップS21
c)、信号強度不足の発生率Hが基準信号強度不足発生
率Hthを越えている場合は(ステップS21cで
Y)、後述するステップS21eに進み、越えていない
場合は(ステップS21cでN)、RAM51bのワー
クエリアに確保された感度不良フラグエリアのフラグF
3を「1」に設定した後(ステップS21d)、ステッ
プS21eに進む。
【0134】ステップS21cにおいて信号強度不足の
発生率Hが基準信号強度不足発生率Hthを越えている
場合(Y)と、ステップS21dにおいて感度不良フラ
グエリアのフラグF3を「1」に設定した後に進むステ
ップS21eでは、RAM51bのワークエリアに確保
された通信エラー検出エリアにおいて、受信器34のア
ンテナ34a,34aにより受信されて復調回路34b
で復調された復調情報を、疑似雑音信号を変調する際の
基となる疑似雑音情報と比較して、これと一致しない通
信エラーを検出する通信エラー検出処理を行う。
【0135】続いて、ステップS21eにおける通信エ
ラー検出処理の結果を加味して、RAM51bのワーク
エリアに確保された信号強度不足発生率算出エリアにお
いて、最近受信した規定回数分の疑似雑音信号のうち、
通信エラーが発生した疑似雑音信号の占める割合、つま
り、単位受信回数当たりの通信エラーの発生率Jを算出
する(ステップS21f)。尚、疑似雑音信号の全受信
回数が前記規定回数にまだ達していない場合は、通信エ
ラーの発生率J=「0」とされる。
【0136】そして、ステップS21fで算出した単位
受信回数当たりの通信エラーの発生率Jが所定の基準通
信エラー発生率Jthを越えているか否かを確認し(ス
テップS21g)、通信エラーの発生率Jが基準通信エ
ラー発生率Jthを越えていない場合は(ステップS2
1gでN)、後述するステップS21kに進み、越えて
いる場合は(ステップS21gでY)、RAM51bの
感度不良フラグエリアのフラグF3が「0」であるか否
かを確認する(ステップS21h)。
【0137】感度不良フラグエリアのフラグF3が
「0」でない場合は(ステップS21hでN)、ステッ
プS21kに進み、フラグF3が「0」である場合は
(ステップS21hでY)、フラグF3を「1」に設定
した後(ステップS21j)、ステップS21kに進
む。
【0138】ステップS21kでは、ステップS21e
における通信エラー検出処理の結果を基に、RAM51
bのワークエリアに確保された誤り検出エリアにおい
て、今回受信された疑似雑音信号を復調回路34bで復
調して得た復調情報中の、疑似雑音情報と内容が一致し
ないビットが、この復調情報、ひいては、疑似雑音情報
の全ビットに対して占める割合、つまり、誤り発生率K
を算出する。
【0139】そして、ステップS21kで算出した誤り
発生率Kが所定の基準誤り発生率Kthを越えているか
否かを確認し(ステップS21m)、誤り発生率Kが基
準誤り発生率Kthを越えている場合は(ステップS2
1mでY)、後述するステップS21pに進み、越えて
いない場合は(ステップS21mでN)、RAM51b
の感度不良フラグエリアのフラグF3が「0」であるか
否かを確認する(ステップS21n)。
【0140】感度不良フラグエリアのフラグF3が
「0」である場合は(ステップS21nでY)、後述す
るステップS21sに進み、フラグF3が「0」でない
場合は(ステップS21nでN)、ステップS21pに
進む。
【0141】ステップS21mにおいて誤り発生率Kが
基準誤り発生率Kthを越えている場合(Y)と、ステ
ップS21nにおいて感度不良フラグエリアのフラグF
3が「0」でない場合(N)に進むステップS21pで
は、RAM51bの供用停止フラグエリアのフラグF1
が「0」であるか否かを確認し、供用停止フラグエリア
のフラグF1が「0」でない場合は(ステップS21p
でN)、後述するステップS21vに進み、「0」であ
る場合は(ステップS21pでY)、料金所ホスト60
に供用禁止信号を出力した後(ステップS21r)、ス
テップS21vに進む。
【0142】また、ステップS21nにおいて感度不良
フラグエリアのフラグF3が「0」である場合(Y)に
進むステップS21sでは、RAM51bの供用停止フ
ラグエリアのフラグF1が「0」であるか否かを確認
し、供用停止フラグエリアのフラグF1が「0」である
場合は(ステップS21sでY)、後述するステップS
21vに進み、「0」でない場合は(ステップS21s
でN)、料金所ホスト60に供用許可信号を出力した後
(ステップS21t)、ステップS21vに進む。
【0143】ステップS21vでは、変復調回路29b
及びアンテナ29aを介しての、疑似雑音情報で変調さ
れた疑似雑音信号の送出を停止し、その後、感度判定処
理を終了する。
【0144】上述したステップS21の感度判定処理が
済んだ後に進むステップS23では、図8に示すよう
に、RAM51bのタイマエリアにおける計時時間Tを
ゼロリセットし、その後、ステップS3にリターンす
る。
【0145】以上の説明からも明らかなように、第1実
施形態では、請求項中の第1信号強度判別手段Aが、受
信器34の受信強度検出回路34cと図9のフローチャ
ートにおけるステップS21bとで構成されており、こ
のステップS21bが、請求項中の第1強度不足発生率
割出手段51Aを構成している。
【0146】また、第1実施形態では、情報内容判別手
段51Bが、図9中のステップS21eで構成されてお
り、第2通信エラー発生率割出手段51Cが、図9中の
ステップS21fで構成されており、第1誤り発生率割
出手段51Dが、図9中のステップS21kで構成され
ている。
【0147】前記料金所ホスト60は、ブロック図及び
フローチャートを用いての詳細な説明は省略するもの
の、第1コンピュータ51からの供用禁止信号の入力に
呼応して、ゲート21の供用の停止を指示する供用停止
信号を第1コンピュータ51に出力すると共に、第1コ
ンピュータ51からの供用許可信号の入力に呼応して、
ゲート21の供用の開始を指示する供用開始信号を第1
コンピュータ51に出力するように構成されている。
【0148】前記第2コンピュータ56は、前記車両検
出器25、監視用カメラ31、信号器32、及び、表示
器33の動作を制御するためのもので、図10に電気的
な概略構成のブロック図で示すように、CPU56a
と、RAM56bと、ROM56cとで構成されてい
る。
【0149】前記CPU56aには、RAM56b及び
ROM56cの他、車両検出器25及び監視用カメラ3
1がそれぞれ接続されており、さらに、ドライバ32
a,33aを介して信号器32及び表示器33がそれぞ
れ接続されている。
【0150】そして、第2コンピュータ56は、CPU
56aが後述する処理とは別に行う処理により、監視用
カメラ31から入力される撮影画像の信号を、第1コン
ピュータ51を介して料金所ホスト60に出力すると共
に、料金所ホスト60から受け取って第1コンピュータ
51が出力する精算結果信号が入力されると、その内容
に従って、レーン22の通過車両10の通行料金の精算
結果を表示させるための表示信号を、ドライバ33aを
介して表示器33に出力するように構成されている。
【0151】次に、前記ROM56cに格納された制御
プログラムに従いCPU56aが行う処理を図11のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0152】不図示の電源の投入により第2コンピュー
タ56が起動してプログラムがスタートすると、CPU
56aは、第1コンピュータ51から赤信号表示指令信
号が入力されたか否かを確認し(ステップS31)、入
力されていない場合は(ステップS31でN)、後述す
るステップS35に進み、入力された場合は(ステップ
S31でY)、ドライバ32aを介して信号器32の赤
信号を点灯させた後(ステップS33)、ステップS3
1にリターンする。
【0153】また、ステップS31において第1コンピ
ュータ51から赤信号表示指令信号が入力されていない
場合(N)に進むステップS35では、第1コンピュー
タ51から青信号表示指令信号が入力されたか否かを確
認し、入力されていない場合は(ステップS35で
N)、後述するステップS39に進み、入力された場合
は(ステップS35でY)、ドライバ32aを介して信
号器32の青信号を点灯させた後(ステップS37)、
ステップS31にリターンする。
【0154】そして、ステップS35において第1コン
ピュータ51から青信号表示指令信号が入力されていな
い場合(N)に進むステップS39では、車両検出器2
5からの車両検出信号が入力されたか否かを確認し、入
力されていない場合は(ステップS39でN)、ステッ
プS31にリターンし、入力された場合は(ステップS
39でY)、第1コンピュータ51に車両検出信号を出
力した後(ステップS41)、ステップS31にリター
ンする。
【0155】以上の説明からも明らかなように、第1実
施形態では、請求項中の第1表示実行手段Bが、図9中
のステップS5と、図11のフローチャートにおけるス
テップS33とで構成されている。
【0156】次に、上述した構成による第1実施形態の
信号送信感度判定装置30の動作(作用)について説明
する。
【0157】まず、ゲート21のレーン22を車両10
が通過すると、質問器29から質問信号が送信されるの
を皮切りに、通過車両10に搭載された応答器40と質
問器29との間で、無線により情報信号を送受すること
で通行料金の精算処理が行われる。
【0158】一方、ゲート21のレーン22を通過する
車両10がない状態では、質問器29が送信する信号の
送信感度の良否を判定する感度判定処理が、判定周期t
毎に行われる。
【0159】この感度判定処理では、まず、質問信号、
承認信号、及び、通信終了信号とは内容が異なる、つま
り、応答器40に向けた料金精算用の情報信号とは異な
る疑似雑音情報で変調された疑似雑音信号が、質問器2
9から無線によりレーン22上の情報信号の受信領域S
に向けて送信される。
【0160】すると、レーン22の両側に配置された受
信器34の2つのアンテナ34a,34aにより疑似雑
音信号が受信されて、その疑似雑音信号の受信電界強度
が受信器34の受信強度検出回路34cで検出され、続
いて、この受信電界強度が、質問器29と応答器40と
の間での正常な信号送受を行うのに必要な基準信号強度
を越えているか否かが判別される。
【0161】さらに、この今回受信した疑似雑音信号の
受信電界強度についての判別結果を加味して、現在から
発生率算出周期だけ前の時点までの間に受信器34の2
つのアンテナ34a,34aにより受信した疑似雑音信
号についての、受信電界強度が基準信号強度を越えなか
った信号強度不足の単位時間当たりの発生率Hが算出さ
れる。
【0162】また、この信号強度不足の発生率Hの算出
と共に、疑似雑音信号が受信されると、受信器34の復
調回路34bにより疑似雑音信号から復調された情報
が、疑似雑音信号の変調の基となる疑似雑音情報と比較
されて、通信エラーの有無の検出が行われ、その検出結
果を加味して、今回を含めた規定回数分の疑似雑音信号
についての、復調情報の内容が疑似雑音情報の内容と一
致しなかった通信エラーの単位受信回数当たりの発生率
Jと、復調情報中における内容が一致しなかった誤りの
単位受信回数当たりの発生率Kとが算出される。
【0163】そして、単位時間当たりの信号強度不足の
発生率Hが基準信号強度不足発生率Hthを越えると、
その疑似雑音信号を送信した質問器29の設置されてい
るゲート21の信号器32が青信号から赤信号に変わっ
て、車両10の進入を禁止する供用禁止状態となる。
【0164】また、単位受信回数当たりの通信エラーの
発生率Jが基準通信エラー発生率Jthを越えるか、或
は、単位受信回数当たりの誤り発生率Kが基準誤り発生
率Kthを越えると、どちらの場合も、その疑似雑音信
号を送信した質問器29の設置されているゲート21の
信号器32が青信号から赤信号に変わって、車両10の
進入を禁止する供用禁止状態となる。
【0165】一方、ゲート21の信号器32が赤信号で
ある状態で、単位時間当たりの信号強度不足の発生率H
が基準信号強度不足発生率Hthを越えなくなり、且
つ、単位受信回数当たりの通信エラーの発生率Jが基準
通信エラー発生率Jthを越えなくなり、その上、単位
受信回数当たりの誤り発生率Kも基準誤り発生率Kth
を越えなくなると、ゲート21の信号器32が赤信号か
ら青信号に変わって、車両10の進入を許可する供用許
可状態となる。
【0166】そして、ゲート21が供用禁止状態から供
用許可状態に変わった後は、車両10が通過した際には
精算処理が行われ、通過車両10がない間は、判定周期
t毎に上述した感度判定処理が行われる。
【0167】このように、第1実施形態の信号送信感度
判定装置30によれば、料金所20のゲート21のレー
ン22を通過する車両10がない間、精算処理の際に送
信する情報信号とは異なる疑似雑音信号を判定周期t毎
に送信し、レーン22上の両側箇所に配置した2つのア
ンテナ34a,34aで受信される疑似雑音信号につい
て、その受信電界強度の不足や通信エラーの発生につい
ての各発生率H,J、並びに、通信エラーにおける誤り
の発生率Kを確認する構成とした。
【0168】このため、レーン22を通過する車両10
の応答器40との間で無線により情報信号を送受してそ
の車両10の通行料金の精算処理を行うに当たり、車両
10の応答器40に対する質問器29からの情報信号の
送信感度が、精算処理を行うのに十分な状態にあるか否
かを把握し、確実に精算処理を実行できる状況を確保す
るのに役立てることができる。
【0169】また、第1実施形態の信号送信感度判定装
置30によれば、質問器29が送信する疑似雑音信号
と、この疑似雑音信号の受信専用の受信器34とを用い
た擬似的な通信における、疑似雑音信号の受信電界強度
の不足の発生率Hを、最新の発生率算出周期の間に受信
した疑似雑音信号について算出する構成、つまり、単位
時間当たりの発生率Hを算出する構成としたので、ゲー
ト21のレーン22を通過する車両10の数が増減する
のに伴い情報信号の通信頻度が変化しても、その影響を
受けずに、質問器29による情報信号の送信感度の判定
を定時間毎に行わせることができる。
【0170】さらに、第1実施形態の信号送信感度判定
装置30によれば、質問器29が送信する疑似雑音信号
と、この疑似雑音信号の受信専用の受信器34とを用い
た擬似的な通信における通信エラーの発生率Jを、最近
の規定回数分の疑似雑音信号の受信の結果から算出する
構成、つまり、単位受信回数当たりの発生率Jを算出す
る構成としたので、ゲート21のレーン22を通過する
車両10の数が増減するのに伴い情報信号の通信頻度が
変化しても、その影響を受けずに、応答器40側で受信
される情報信号の通信エラーの発生率を常に同じ条件で
評価することができる。
【0171】また、第1実施形態の信号送信感度判定装
置30によれば、質問器29が送信する疑似雑音信号
と、この疑似雑音信号の受信専用の受信器34とを用い
た擬似的な通信において、通信エラーが発生した場合
に、その通信エラーにおける誤り発生率Kを、車両10
の応答器40に対する質問器29からの情報信号の送信
感度が、精算処理を行うのに十分な状態にあるか否かの
判定基準とする構成としたので、応答器40側での情報
信号の受信精度を加味して、応答器40側における質問
器29からの情報信号の信号感度が良好であるか否かを
確実に判定することができる。
【0172】尚、応答器40側における質問器29から
の情報信号の信号感度が良好であるか否かの判定基準に
用いた、疑似雑音信号の受信電界強度の不足の発生率H
は、上述した単位時間当たりではなく、質問器29が送
信する疑似雑音信号と、この疑似雑音信号の受信専用の
受信器34とを用いた擬似的な通信における通信エラー
の発生率Jのように、単位受信回数当たりとしてもよ
い。
【0173】そして、そのようにすれば、ゲート21の
レーン22を通過する車両10の数が増減するのに伴い
情報信号の通信頻度の変化しても、その影響を受けず
に、応答器40側での情報信号の受信電界強度の不足の
発生率Hを常に同じ条件で求め、質問器29による情報
信号の送信感度の判定基準を一定に保つことができる。
【0174】尚、この場合には、ROM51cに格納さ
れるプログラム中に設けられる、単位受信回数当たりの
疑似雑音信号の受信電界強度の不足の発生率を算出する
ためのステップが、請求項中の第2強度不足発生率割出
手段51Eに相当することになる。
【0175】反対に、通信エラーの発生率Jは、上述し
た単位受信回数当たりではなく、疑似雑音信号の受信電
界強度の不足の発生率Hのように、単位時間当たりとし
てもよい。
【0176】そして、そのようにすれば、ゲート21の
レーン22を通過する車両10の数が増減するのに伴う
情報信号の通信頻度が変化しても、その影響を受けず
に、応答器40で受信される疑似雑音信号を復調した復
調情報中の通信エラーの発生率Jを常に同じ条件で求
め、質問器29による情報信号の送信感度の判定基準を
一定に保つことができる。
【0177】尚、この場合には、ROM51cに格納さ
れるプログラム中に設けられる、単位時間当たりの疑似
雑音信号についての通信エラーの発生率を算出するため
のステップが、請求項中の第1通信エラー発生率割出手
段51Fに相当することになる。
【0178】また、疑似雑音信号の受信電界強度の不足
の発生率Hや、通信エラーの発生率Jを単位時間当たり
の発生率とする場合、例えば、その単位時間を、例え
ば、朝、昼、夜、深夜の4つの時間帯(各時間帯の長さ
は同じであっても異なっていてもよい)とし、各時間帯
の終わりにその時間帯についての発生率を算出するよう
にすれば、質問器29による情報信号の送信感度を各時
間帯について判定し、統計的に評価することができる。
【0179】さらに、第1実施形態の信号送信感度判定
装置30では、疑似雑音信号の受信電界強度の不足の発
生率H、通信エラーの発生率J、並びに、通信エラーの
発生時における誤りの発生率Kの3つを、応答器40側
における質問器29からの情報信号の信号感度が良好で
あるか否かの判定基準に用いたが、それらのうちの1つ
又は2つを判定基準から省略するようにしてもよい。
【0180】また、疑似雑音信号の受信に用いる受信器
34のアンテナ34aは、2つでなく、1つ、或は、3
つ以上であってもよい。さらに、受信器34のアンテナ
34aの配置は、第1実施形態のように、質問器29が
送信する情報信号の受信領域Sの周縁部に接するレーン
22上の側部としたり、地上と略同じ高さ箇所とする必
要は必ずしもない。しかし、このような配置とすれば、
レーン22を通過する実際の車両10の応答器40が最
も悪条件下で情報信号を受信する際に近い状況で、質問
器29による情報信号の送信感度の評価を行うことがで
きるので、有利である。
【0181】また、疑似雑音信号の受信電界強度の不足
の発生率H、通信エラーの発生率J、並びに、通信エラ
ーの発生時における誤りの発生率Kをそれぞれ求めるた
めの、疑似雑音信号の送信とその受信とによる擬似的な
通信は、第1実施形態のように、レーン22を通過する
車両10がない状態に限って行うか、或は、疑似雑音信
号の送信源を質問器29とは別に設けて、レーン22を
通過する車両10の有無に関係なく行うかは、任意であ
る。
【0182】さらに、疑似雑音信号の受信電界強度の不
足の発生率H、通信エラーの発生率J、並びに、通信エ
ラーの発生時における誤りの発生率Kの3つのうちいず
れか1つにより、車両10の応答器40に対する質問器
29からの情報信号の送信感度が、精算処理を行うのに
十分な状態にないと判定された際に、そのレーン22の
ゲート21に対応する信号器32を青信号から赤信号に
変えて、車両10がゲート21に進入するのを禁止する
ための構成は、省略してもよい。
【0183】しかし、この構成を設けることで、応答器
40側における質問器29からの情報信号の信号感度が
不良であるレーン22に対する車両10の通過を防止し
て、このレーン22の通過車両10に関する通行料金の
精算処理が誤った形で行われたり、情報信号を良好な受
信感度で出力できる質問器29のあるゲート21のレー
ン22を車両10が通過していれば問題なく行われてい
たはずの精算処理が、実際には行われなくなったりする
のを、確実に防止することができるので、有利である。
【0184】また、前記監視用カメラ31と表示器33
についても、同様に省略してもよいのは勿論のことであ
る。
【0185】次に、前記料金所20側に設けられる本発
明の第2実施形態に係る信号受信感度判定装置につい
て、図12乃至図16を参照して説明する。
【0186】図12は前記各ゲート21のレーン22毎
に設けられる第2実施形態の信号受信感度判定装置の概
略構成を示す説明図で、図12中引用符号30Aで示す
第2実施形態の信号受信感度判定装置は、受信器34が
省略されている点と、質問器29Aの構成が若干異なる
点を除けば、図6に示す第1実施形態の信号送信感度判
定装置30と同一に構成されている。
【0187】そして、第2実施形態の質問器29Aは、
図13に電気的な概略構成のブロック図で示すように、
前記アンテナ29aが接続された変復調回路29bに加
えて、アンテナ29aで受信された信号の電界強度を検
出する受信強度検出回路29cを備えており、また、質
問器29Aの全体制御用に、第1コンピュータ51とは
異なりCPU52a、RAM52b、及び、ROM52
cで構成される第3コンピュータ52を有している。
【0188】前記CPU52aには、RAM52b及び
ROM52cの他、前記変復調回路29b及び前記受信
強度検出部29c、第2コンピュータ56、及び、料金
所ホスト60がそれぞれ接続されている。
【0189】前記RAM52bは、各種データ記憶用の
データエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを
有しており、前記ROM52cには、CPU52aに各
種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納され
ている。
【0190】そして、第3コンピュータ52は、CPU
52aが後述する処理とは別に行う処理により、応答器
40との間の情報信号の送受により行った通行料金の精
算処理の結果を料金所ホスト60に送ると共に、これに
呼応して料金所ホスト60が出力する、精算結果を前記
表示器33に表示させるための精算結果信号を、第2コ
ンピュータ56に出力するように構成されている。
【0191】次に、前記ROM52cに格納された制御
プログラムに従いCPU52aが行う処理を、図14及
び図15のフローチャートを参照して説明する。
【0192】不図示の電源の投入により第3コンピュー
タ52が起動してプログラムがスタートすると、CPU
52aは、図14に示すように、料金所ホスト60から
の供用停止信号が入力されたか否かを確認する(ステッ
プS41)。
【0193】供用停止信号が入力されていない場合は
(ステップS41でN)、後述するステップS47に進
み、入力された場合は(ステップS41でY)、信号器
32に赤信号を点灯させるための赤信号表示指令信号を
第2コンピュータ56に出力し(ステップS43)、R
AM52bのワークエリアに確保された供用停止フラグ
エリアのフラグF1を「1」に設定した後(ステップS
45)、ステップS41にリターンする。
【0194】また、ステップS41において料金所ホス
ト60からの供用停止信号が入力されていない場合
(N)に進むステップS47では、料金所ホスト60か
らの供用開始信号が入力されたか否かを確認し、入力さ
れていない場合は(ステップS47でN)、後述するス
テップS53に進み、入力された場合は(ステップS4
7でY)、信号器32に青信号を点灯させるための青信
号表示指令信号を第2コンピュータ56に出力し(ステ
ップS49)、RAM52bの供用停止フラグエリアの
フラグF1を「0」に設定した後(ステップS51)、
ステップS41にリターンする。
【0195】一方、ステップS47において料金所ホス
ト60からの供用開始信号が入力されていない場合
(N)に進むステップS53では、車両検出器25によ
るレーン22の通過車両10の検出を報知する車両検出
信号が前記第2コンピュータ56から入力されたか否か
を確認し、入力されていない場合は(ステップS53で
N)、ステップS41にリターンする。
【0196】また、車両検出信号が前記第2コンピュー
タ56から入力された場合は(ステップS53でY)、
レーン22の通過車両10の応答器40との間で、質問
信号の送信から始まって通信終了信号の出力により終わ
る、その車両10の通行料金を精算するための無線によ
る情報信号の送受を行う精算処理を行った後(ステップ
S55)、感度判定処理を行う(ステップS57)。
【0197】前記ステップS57の感度判定処理におい
ては、図15に示すように、まず、アンテナ29aによ
り受信されて受信強度検出回路29cで検出される、レ
ーン22の通過車両10の応答器40から送信される前
記情報信号の受信電界強度を基に、RAM52bのワー
クエリアに確保された信号強度不足発生率算出エリアに
おいて、最近受信した規定回数分の疑似雑音信号のう
ち、受信電界強度が基準信号強度を越えなかった疑似雑
音信号の占める割合、つまり、単位受信回数当たりの信
号強度不足の発生率Mを算出する(ステップS57
a)。尚、第3コンピュータ52が起動してからの経過
時間が前記発生率算出周期にまだ達していない場合は、
信号強度不足の発生率M=「0」とされる。
【0198】そして、ステップS57aで算出した信号
強度不足の発生率Mが所定の基準信号強度不足発生率M
thを越えているか否かを確認し(ステップS57
b)、信号強度不足の発生率Mが基準信号強度不足発生
率Mthを越えている場合は(ステップS57bで
Y)、後述するステップS57dに進み、越えていない
場合は(ステップS57bでN)、RAM52bのワー
クエリアに確保された感度不良フラグエリアのフラグF
3を「1」に設定した後(ステップS57c)、ステッ
プS57dに進む。
【0199】ステップS57bにおいて信号強度不足の
発生率Mが基準信号強度不足発生率Mthを越えている
場合(Y)と、ステップS57cにおいて感度不良フラ
グエリアのフラグF3を「1」に設定した後に進むステ
ップS57dでは、RAM52bのワークエリアに確保
された通信エラー検出エリアにおいて、従来公知のパリ
ティチェック等により、アンテナ29aにより受信され
て変復調回路29bで復調された復調情報中に、情報信
号を変調する際の基となる、応答器ID(応答信号の場
合)や、質問器29Aからの承認信号を確認した旨を示
す確認情報(確認信号の場合)といった、各種情報には
本来あり得ないデータのビットを検出する通信エラー検
出処理を行う。
【0200】続いて、ステップS57dにおける通信エ
ラー検出処理の結果を加味して、RAM52bのワーク
エリアに確保された信号強度不足発生率算出エリアにお
いて、最近受信した規定回数分の疑似雑音信号のうち、
通信エラーが発生した疑似雑音信号の占める割合、つま
り、単位受信回数当たりの通信エラーの発生率Jを算出
する(ステップS57e)。尚、疑似雑音信号の全受信
回数が前記規定回数にまだ達していない場合は、通信エ
ラーの発生率J=「0」とされる。
【0201】そして、ステップS57eで算出した単位
受信回数当たりの通信エラーの発生率Jが所定の基準通
信エラー発生率Jthを越えているか否かを確認し(ス
テップS57f)、通信エラーの発生率Jが基準通信エ
ラー発生率Jthを越えていない場合は(ステップS5
7fでN)、後述するステップS57jに進み、越えて
いる場合は(ステップS57fでY)、RAM52bの
感度不良フラグエリアのフラグF3が「0」であるか否
かを確認する(ステップS57g)。
【0202】感度不良フラグエリアのフラグF3が
「0」でない場合は(ステップS57gでN)、感度判
定処理を終了し、フラグF3が「0」である場合は(ス
テップS57gでY)、フラグF3を「1」に設定した
後(ステップS57h)、ステップS57jに進む。
【0203】ステップS57jでは、ステップS57d
における通信エラー検出処理の結果を基に、RAM52
bのワークエリアに確保された誤り検出エリアにおい
て、今回受信された疑似雑音信号を復調回路34bで復
調して得た復調情報中の、疑似雑音情報と内容が一致し
ないビットが、この復調情報、ひいては、疑似雑音情報
の全ビットに対して占める割合、つまり、誤り発生率K
を算出する。
【0204】そして、ステップS57jで算出した誤り
発生率Kが所定の基準誤り発生率Kthを越えているか
否かを確認し(ステップS57k)、誤り発生率Kが基
準誤り発生率Kthを越えている場合は(ステップS5
7kでY)、後述するステップS57nに進み、越えて
いない場合は(ステップS57kでN)、RAM52b
の感度不良フラグエリアのフラグF3が「0」であるか
否かを確認する(ステップS57m)。
【0205】感度不良フラグエリアのフラグF3が
「0」である場合は(ステップS57mでY)、後述す
るステップS57rに進み、フラグF3が「0」でない
場合は(ステップS57mでN)、ステップS57nに
進む。
【0206】ステップS57kにおいて誤り発生率Kが
基準誤り発生率Kthを越えている場合(Y)と、ステ
ップS57mにおいて感度不良フラグエリアのフラグF
3が「0」でない場合(N)に進むステップS57nで
は、RAM52bの供用停止フラグエリアのフラグF1
が「0」であるか否かを確認し、供用停止フラグエリア
のフラグF1が「0」でない場合は(ステップS57n
でN)、感度判定処理を終了する。
【0207】一方、供用停止フラグエリアのフラグF1
が「0」である場合は(ステップS57nでY)、料金
所ホスト60に供用禁止信号を出力した後(ステップS
57p)、感度判定処理を終了する。
【0208】また、ステップS57mにおいて感度不良
フラグエリアのフラグF3が「0」である場合(Y)に
進むステップS57nでは、RAM52bの供用停止フ
ラグエリアのフラグF1が「0」であるか否かを確認
し、供用停止フラグエリアのフラグF1が「0」である
場合は(ステップS57nでY)、感度判定処理を終了
する。
【0209】一方、供用停止フラグエリアのフラグF1
が「0」でない場合は(ステップS57rでN)、料金
所ホスト60に供用許可信号を出力した後(ステップS
57s)、感度判定処理を終了する。
【0210】上述したステップS57の感度判定処理が
済んだならば、図14に示すように、ステップS41に
リターンする。
【0211】以上の説明からも明らかなように、第2実
施形態では、請求項中の第2信号強度判別手段Cが、質
問器29Aの受信強度検出回路29bと図15のフロー
チャートにおけるステップS57aとで構成されてお
り、このステップS57aが、請求項中の第4強度不足
発生率割出手段52Aを構成している。
【0212】また、第2実施形態では、情報内容比較手
段52Bが、図15中のステップS57dで構成されて
おり、第4通信エラー発生率割出手段52Cが、図15
中のステップS57eで構成されており、第2誤り発生
率割出手段52Dが、図15中のステップS57jで構
成されている。
【0213】前記料金所ホスト60は、ブロック図及び
フローチャートを用いての詳細な説明は省略するもの
の、第3コンピュータ52からの供用禁止信号の入力に
呼応して、ゲート21の供用の停止を指示する供用停止
信号を第3コンピュータ52に出力すると共に、この供
用停止信号の出力後、ゲート21の質問器29Aの調整
等により受信感度が良好になった際に、供用再開スイッ
チ(図示せず)の操作等に呼応して、ゲート21の供用
の開始を指示する供用開始信号を第3コンピュータ52
に出力するように構成されている。
【0214】前記第2コンピュータ56は、前記車両検
出器25、監視用カメラ31、信号器32、及び、表示
器33の動作を制御するためのもので、図16に電気的
な概略構成のブロック図で示すように、CPU56a
と、RAM56bと、ROM56cとで構成されてい
る。
【0215】前記CPU56aには、RAM56b及び
ROM56cの他、車両検出器25及び監視用カメラ3
1がそれぞれ接続されており、さらに、ドライバ32
a,33aを介して信号器32及び表示器33がそれぞ
れ接続されている。
【0216】そして、前記ROM56cに格納された制
御プログラムに従いCPU56aが行う処理は、赤信号
表示指令信号や青信号表示指令信号の入力を待ち受ける
相手と、車両検出器25からの車両検出信号が入力され
た際に車両検出信号を出力する相手とが、第1コンピュ
ータ51から第3コンピュータ52に変わるのを除け
ば、図11のフローチャートに示す第1実施形態の信号
送信感度判定装置30においてCPU56aが行う処理
と同じである。
【0217】従って、第2実施形態では、請求項中の第
2表示実行手段Dが、図9のフローチャートにおけるス
テップS43と、図11のフローチャートにおけるステ
ップS33とで構成されている。
【0218】尚、第2コンピュータ56は、CPU56
aが上述した処理とは別に行う処理により、監視用カメ
ラ31から入力される撮影画像の信号を、第3コンピュ
ータ52を介して料金所ホスト60に出力すると共に、
料金所ホスト60から受け取って第3コンピュータ52
が出力する精算結果信号が入力されると、その内容に従
って、レーン22の通過車両10の通行料金の精算結果
を表示させるための表示信号を、ドライバ33aを介し
て表示器33に出力するように構成されている。
【0219】また、第2実施形態では、質問器29Aの
変復調回路29bが請求項中の第2復調手段に相当し、
さらに、第1実施形態の信号送信感度判定装置30と同
様に、車両検出器25が通過車両検出手段に相当し、信
号器32が請求項中の表示手段に相当している。
【0220】次に、上述した構成による第2実施形態の
信号受信感度判定装置30Aの動作(作用)について説
明する。
【0221】ゲート21のレーン22を車両10が通過
すると、まず、質問器29Aから質問信号が送信される
のを皮切りに、通過車両10に搭載された応答器40と
質問器29Aとの間で、無線により情報信号を送受する
ことで通行料金の精算処理が行われる。
【0222】そして、上述した精算処理が行われた後
に、車両10の応答器40から送信されて質問器29A
が受信する信号の受信感度の良否を判定する感度判定処
理が行われる。
【0223】この感度判定処理では、まず、レーン22
を通過する車両10の応答器40が送信して質問器29
Aのアンテナ29aにより受信された情報信号の、受信
強度検出回路29cで検出された受信電界強度が、質問
器29と応答器40との間での正常な信号送受を行うの
に必要な基準信号強度を越えているか否かが判別され
る。
【0224】そして、この今回受信した情報信号の受信
電界強度についての判別結果を加味して、質問器29A
のアンテナ29aにより受信した、今回を含めた規定回
数分の応答器40からの情報信号についての、受信電界
強度が基準信号強度を越えなかった信号強度不足の単位
受信回数当たりの発生率Mが算出される。
【0225】また、この信号強度不足の発生率Mの算出
と共に、情報信号が受信されると、受信器34の復調回
路34bにより情報信号から復調された情報が、応答器
40が本来送信すべき応答信号や確認信号の変調の基と
なる各種情報と比較されて、通信エラーの有無の検出が
行われ、その検出結果を加味して、今回を含めた規定回
数分の情報信号についての、復調情報の内容が本来の応
答器40が送信すべき情報の内容と一致しなかった通信
エラーの単位受信回数当たりの発生率Nと、復調情報中
における内容が一致しなかった誤りの単位受信回数当た
りの発生率Pとが算出される。
【0226】そして、単位受信回数当たりの信号強度不
足の発生率Mが基準信号強度不足発生率Mthを越える
と、その情報信号を受信した質問器29の設置されてい
るゲート21の信号器32が青信号から赤信号に変わっ
て、車両10の進入を禁止する供用禁止状態となる。
【0227】また、単位受信回数当たりの通信エラーの
発生率Nが基準通信エラー発生率Nthを越えるか、或
は、単位受信回数当たりの誤り発生率Pが基準誤り発生
率Pthを越えると、どちらの場合も、その疑似雑音信
号を送信した質問器29の設置されているゲート21の
信号器32が青信号から赤信号に変わって、車両10の
進入を禁止する供用禁止状態となる。
【0228】一方、ゲート21の信号器32が赤信号で
ある状態で、質問器29Aの受信信号強度や通信エラ
ー、誤り発生についての問題が解消したことが確認され
て、例えば、料金所20の管理要員等の端末操作により
料金所ホスト60から第3コンピュータ52に供用開始
信号が出力されると、ゲート21の信号器32が赤信号
から青信号に変わって、車両10の進入を許可する供用
許可状態となる。
【0229】そして、ゲート21が供用禁止状態から供
用許可状態に変わった後は、車両10が通過した際に、
精算処理と感度判定処理とが行われる。
【0230】尚、感度判定処理において受信電界強度や
通信エラーの検出対象とする応答器40からの情報信号
は、応答信号及び確認信号のうち片方、だけであっても
よく、両方であってもよい。
【0231】このように、第2実施形態の信号受信感度
判定装置30Aによれば、レーン22を通過する車両1
0の応答器40が質問器29Aに対して送信する情報信
号について、その受信電界強度の不足や通信エラーの発
生についての各発生率M,N、並びに、通信エラーにお
ける誤りの発生率Pを確認する構成とした。
【0232】このため、レーン22を通過する車両10
の応答器40との間で無線により情報信号を送受してそ
の車両10の通行料金の精算処理を行うに当たり、車両
10の応答器40からの情報信号に対する質問器29A
の受信感度が、精算処理を行うのに十分な状態にあるか
否かを把握し、確実に精算処理を実行できる状況を確保
するのに役立てることができる。
【0233】また、第2実施形態の信号受信感度判定装
置30Aによれば、質問器29Aが受信する応答器40
からの情報信号の受信電界強度の不足の発生率Mと、こ
の情報信号の通信エラーの発生率Nとを、最近の規定回
数分の情報信号の受信の結果から算出する構成、つま
り、単位受信回数当たりの発生率M,Nを算出する構成
としたので、ゲート21のレーン22を通過する車両1
0の数が時間帯により増減するのに伴い情報信号の通信
頻度が変化しても、その影響を受けずに、質問器29A
が受信する応答器40からの情報信号の受信電界強度の
不足や通信エラーの発生率を、常に同じ条件で評価する
ことができる。
【0234】また、第2実施形態の信号受信感度判定装
置30Aによれば、質問器29Aと応答器40との間で
の無線による情報信号の送受によって行う精算処理のた
めの通信において、質問器29Aが受信する応答器40
からの情報信号に通信エラーが発生した場合に、その通
信エラーにおける誤り発生率Pを、質問器29Aによる
車両10の応答器40からの情報信号の受信感度が、精
算処理を行うのに十分な状態にあるか否かの判定基準と
する構成としたので、質問器29Aによる情報信号の受
信精度を加味して、質問器29Aによる応答器40から
の情報信号の信号感度が良好であるか否かを確実に判定
することができる。
【0235】尚、質問器29Aにおける応答器40から
の情報信号の信号感度が良好であるか否かの判定基準に
用いた、情報信号の受信電界強度の不足の発生率Mと、
この情報信号の通信エラーの発生率Nとは、上述した単
位受信回数当たりではなく、例えば、所定の時間帯にお
ける発生率M,Nといったように、単位時間当たりとし
てもよい。
【0236】そして、そのようにすれば、ゲート21の
レーン22を通過する車両10の数が増減するのに伴う
情報信号の通信頻度が変化しても、その影響を受けず
に、応答器40で受信される情報信号の受信電界強度の
不足の発生率Mや、この情報信号の通信エラーの発生率
Nを常に同じ条件で求め、質問器29Aによる応答器4
0からの情報信号の信号感度の判定基準を一定に保つこ
とができ、しかも、各時間帯について質問器29Aによ
る情報信号の受信感度を統計的に評価することができ
る。
【0237】尚、この場合には、ROM51cに格納さ
れるプログラム中に設けられる、単位時間当たりの情報
信号の受信電界強度の不足の発生率を算出するためのス
テップが、請求項中の第3強度不足発生率割出手段52
Eに相当することになり、また、ROM51cに格納さ
れるプログラム中に設けられる、単位時間当たりの情報
信号についての通信エラーの発生率を算出するためのス
テップが、請求項中の第3通信エラー発生率割出手段5
2Fに相当することになる。
【0238】また、第2実施形態の信号受信感度判定装
置30Aでは、第1実施形態の信号送信感度判定装置3
0と同様に、情報信号の受信電界強度の不足の発生率
M、通信エラーの発生率N、並びに、通信エラーの発生
時における誤りの発生率Pの3つを、質問器29Aによ
る応答器40からの情報信号の信号感度が良好であるか
否かの判定基準に用いたが、それらのうちの1つ又は2
つを判定基準から省略するようにしてもよい。
【0239】さらに、情報信号の受信電界強度の不足の
発生率M、通信エラーの発生率N、並びに、通信エラー
の発生時における誤りの発生率Pの3つのうちいずれか
1つにより、質問器29Aによる応答器40からの情報
信号の信号感度が、精算処理を行うのに十分な状態にな
いと判定された際に、そのレーン22のゲート21に対
応する信号器32を青信号から赤信号に変えて、車両1
0がゲート21に進入するのを禁止するための構成は、
省略してもよい。
【0240】しかし、この構成を設けることで、質問器
29Aによる応答器40からの情報信号の信号感度が不
良であるレーン22に対する車両10の通過を防止し
て、このレーン22の通過車両10に関する通行料金の
精算処理が誤った形で行われたり、情報信号を良好な感
度で受信できる質問器29Aのあるゲート21のレーン
22を車両10が通過していれば問題なく行われていた
はずの精算処理が、実際には行われなくなったりするの
を、確実に防止することができるので、有利である。
【0241】また、前記監視用カメラ31と表示器33
についても、同様に省略してもよいのは勿論のことであ
る。
【0242】さらに、上述した第1実施形態の信号送信
感度判定装置30と、第2実施形態の信号受信感度判定
装置30Aとを共に持たせ、車両10の応答器40に対
する質問器29からの情報信号の送信感度が、精算処理
を行うのに十分な状態にあるか否かと、車両10の応答
器40からの情報信号に対する質問器29Aの受信感度
が、精算処理を行うのに十分な状態にあるか否かとを共
に把握できるように構成してもよいのは、勿論のことで
ある。
【0243】また、第1及び第2実施形態では共に、通
行料金が単純収受方式で徴収される場合について説明し
たが、本発明は、入口料金所と出口料金所の両料金所2
0のゲート21にそれぞれ配設された質問器29,29
Aと、そのゲートのレーン22を通過する車両10に搭
載された応答器40との相互間での情報信号の送受によ
り、出口料金所の通過の際に通行料金を徴収する入口発
券出口収受方式の場合にも適用可能であることは言うま
でもない。
【0244】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の有料道路用料金収受システムの信号送信感度判
定方法によれば、料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲ
ートのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間
で無線による情報信号を送受して、前記車両に関する各
種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受システムに
おいて、前記レーンを通過する前記車両の前記応答器が
受信する前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を
判定するに当たり、前記レーン上において、前記質問器
が無線により前記情報信号と同じ条件で出力する感度判
定用信号を受信し、前記レーン上での前記感度判定用信
号の受信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに必
要な基準信号強度に達しているか否かを判別し、前記レ
ーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記基準信
号強度に達しているか否かの判別結果を基に、前記質問
器からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
た。
【0245】また、請求項8に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度
が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要な基準信号
強度に達しているか否かをさらに判別し、前記レーン上
での前記感度判定用信号の受信強度が前記基準信号強度
に達しているか否かの判別結果をさらに加えて、前記質
問器からの前記情報信号の感度の良否を判定するように
した。
【0246】さらに、請求項26に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によ
れば、料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレー
ンを通過する車両に搭載された応答器との間で無線によ
る情報信号を送受して、前記車両に関する各種料金の精
算処理を行う有料道路用料金収受システムにおいて、前
記レーンを通過する前記車両の前記応答器が受信する前
記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定する装
置であって、前記レーン上に配設され、前記質問器が無
線により前記情報信号と同じ条件で出力する感度判定用
信号を受信する感度判定用信号受信手段と、前記感度判
定用信号受信手段による前記感度判定用信号の受信強度
が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要な基準信号
強度に達しているか否かを判別する第1信号強度判別手
段とを備え、前記第1信号強度判別手段による判別結果
を基に、前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を
判定する構成とした。
【0247】また、請求項33に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によれ
ば、前記感度判定用信号受信手段による前記感度判定用
信号の受信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに
必要な基準信号強度に達しているか否かを判別する第1
信号強度判別手段をさらに備え、該第1信号強度判別手
段による判別結果をさらに加えて、前記質問器からの前
記情報信号の感度の良否を判定する構成とした。
【0248】このため、料金所ゲートの質問器から情報
信号と同じ条件で感度判定用信号が出力されることとな
り、従って、応答器を搭載した車両が通過する料金所ゲ
ートのレーン上でこの感度判定用信号が、車両の各種料
金の精算処理を行うのに必要な基準信号強度に達する強
度で受信されるか否かを判別することで、応答器側にお
ける質問器からの情報信号の信号感度が良好であるか否
かを確実に判定し、質問器と応答器との間の正常な通信
状態を確保するのに役立てることができる。
【0249】さらに、請求項2に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が
前記基準信号強度に達しているか否かの判別結果を基
に、前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が
前記基準信号強度に達しない強度不足状態の単位時間当
たりの発生率を割り出し、該割り出した単位時間当たり
の前記強度不足状態の発生率を基に、前記質問器からの
前記情報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0250】また、請求項9に記載した本発明の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が
前記基準信号強度に達しているか否かの判別結果を基
に、前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が
前記基準信号強度に達しない強度不足状態の単位時間当
たりの発生率をさらに割り出し、該割り出した単位時間
当たりの前記強度不足状態の発生率をさらに加えて、前
記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定するよ
うにした。
【0251】さらに、請求項27に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によ
れば、前記第1信号強度判別手段による判別結果を基
に、前記感度判定用信号受信手段による前記感度判定用
信号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足
状態の、単位時間当たりの発生率を割り出す第1強度不
足発生率割出手段をさらに備え、該第1強度不足発生率
割出手段が割り出した単位時間当たりの前記強度不足状
態の発生率を基に、前記質問器からの前記情報信号の感
度の良否を判定する構成とした。
【0252】また、請求項34に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によれ
ば、前記第1信号強度判別手段による判別結果を基に、
前記感度判定用信号受信手段による前記感度判定用信号
の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態
の、単位時間当たりの発生率を割り出す第1強度不足発
生率割出手段をさらに備え、該第1強度不足発生率割出
手段が割り出した単位時間当たりの前記強度不足状態の
発生率をさらに加えて、前記質問器からの前記情報信号
の感度の良否を判定する構成とした。
【0253】このため、レーン上での感度判定用信号の
受信強度が基準信号強度に達しない強度不足状態の単位
時間当たりの発生率を、応答器側における質問器からの
情報信号の信号感度が良好であるか否かの判定基準とす
ることで、料金所ゲートのレーンの通過車両数が増減す
るのに伴い情報信号の通信頻度が変化しても、その影響
を受けずに、質問器による情報信号の送信感度の判定を
定時間毎に行わせ、質問器と応答器との間の正常な通信
状態を確保するのに役立つ情報を定期的に得ることがで
きる。
【0254】さらに、請求項3に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が
前記基準信号強度に達しているか否かの判別結果を基
に、前記感度判定用信号の単位受信回数当たりに発生す
る、前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が
前記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生率を割
り出し、該割り出した単位受信回数当たりの前記強度不
足状態の発生率を基に、前記質問器からの前記情報信号
の感度の良否を判定するようにした。
【0255】また、請求項10に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が
前記基準信号強度に達しているか否かの判別結果を基
に、前記感度判定用信号の単位受信回数当たりに発生す
る、前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が
前記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生率をさ
らに割り出し、該割り出した単位受信回数当たりの前記
強度不足状態の発生率をさらに加えて、前記質問器から
の前記情報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0256】さらに、請求項28に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によ
れば、前記第1信号強度判別手段による判別結果を基
に、前記感度判定用信号受信手段による前記感度判定用
信号の単位受信回数当たりに発生する、前記感度判定用
信号受信手段による前記感度判定用信号の受信強度が前
記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生率を割り
出す第2強度不足発生率割出手段をさらに備え、該第2
強度不足発生率割出手段が割り出した単位受信回数当た
りの前記強度不足状態の発生率を基に、前記質問器から
の前記情報信号の感度の良否を判定する構成とした。
【0257】また、請求項35に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によれ
ば、前記第1信号強度判別手段による判別結果を基に、
前記感度判定用信号受信手段による前記感度判定用信号
の単位受信回数当たりに発生する、前記感度判定用信号
受信手段による前記感度判定用信号の受信強度が前記基
準信号強度に達しない強度不足状態の発生率を割り出す
第2強度不足発生率割出手段をさらに備え、該第2強度
不足発生率割出手段が割り出した単位受信回数当たりの
前記強度不足状態の発生率をさらに加えて、前記質問器
からの前記情報信号の感度の良否を判定する構成とし
た。
【0258】このため、レーン上での感度判定用信号の
受信強度が基準信号強度に達しない強度不足状態が、感
度判定用信号の単位受信回数当たりにどれだけ発生する
かを示す単位受信回数当たりの強度不足状態の発生率
を、応答器側における質問器からの情報信号の信号感度
が良好であるか否かの判定基準とすることで、料金所ゲ
ートのレーンの通過車両数の増減に伴い情報信号の通信
頻度が変化しても、その影響を受けずに、応答器側での
情報信号の受信強度不足の発生率を常に同じ条件で求
め、質問器による情報信号の送信感度の判定基準を一定
に保つことができる。
【0259】さらに、請求項4に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレーン
を通過する車両に搭載された応答器との間で、前記車両
に関する各種料金の精算処理のための各種情報により変
調された情報信号を無線により送受して、前記各種料金
の精算処理を行う有料道路用料金収受システムにおい
て、前記レーンを通過する前記車両の前記応答器が受信
する前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定
するに当たり、前記レーン上において、前記各種情報と
は異なる感度判定用情報により変調され前記質問器が無
線により前記情報信号と同じ条件で出力する感度判定用
信号を受信し、前記レーン上で受信した前記感度判定用
信号を復調して得られる復調情報の内容が、前記感度判
定用情報の内容と一致しているか否かを判別し、前記復
調情報の内容と前記感度判定用情報の内容とが一致して
いるか否かの判別結果を基に、前記質問器からの前記情
報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0260】また、請求項29に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によれ
ば、料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレーン
を通過する車両に搭載された応答器との間で、前記車両
に関する各種料金の精算処理のための各種情報により変
調された情報信号を無線により送受して、前記各種料金
の精算処理を行う有料道路用料金収受システムにおい
て、前記レーンを通過する前記車両の前記応答器が受信
する前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定
する装置であって、前記レーン上に配設され、前記各種
情報とは異なる感度判定用情報により変調され前記質問
器が無線により前記情報信号と同じ条件で出力する感度
判定用信号を受信する感度判定用信号受信手段と、前記
感度判定用信号受信手段が受信した前記感度判定用信号
を復調する第1復調手段と、前記第1復調手段が前記感
度判定用信号を復調して得られる復調情報の内容が、前
記感度判定用情報の内容と一致しているか否かを判別す
る情報内容判別手段とを備え、前記情報内容判別手段に
よる判別結果を基に、前記質問器からの前記情報信号の
感度の良否を判定する構成とした。
【0261】このため、料金所ゲートの質問器から情報
信号と同じ条件で感度判定用信号が出力されるので、応
答器を搭載した車両が通過する料金所ゲートのレーン上
で受信される感度判定用信号を復調して得られる復調情
報の内容が、感度判定用信号を変調する基の情報である
感度判定用情報の内容と一致しているか否かを判別する
ことで、質問器からの情報信号の受信が精度よく行われ
るか否かを確認して、応答器側における質問器からの情
報信号の信号感度が良好であるか否かを確実に判定し、
質問器と応答器との間の正常な通信状態を確保するのに
役立てることができる。
【0262】さらに、請求項5に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、前記復調情報の内容と前記感度判定用情報の内容と
が一致しているか否かの判別結果を基に、前記復調情報
の内容が前記感度判定用情報の内容と一致しない通信エ
ラーの単位時間当たりの発生率を割り出し、該割り出し
た単位時間当たりの前記通信エラーの発生率を基に、前
記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定するよ
うにした。
【0263】また、請求項30に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によれ
ば、前記情報内容判別手段による判別結果を基に、前記
復調情報の内容が前記感度判定用情報の内容と一致しな
い通信エラーの単位時間当たりの発生率を割り出す第1
通信エラー発生率割出手段をさらに備え、該第1通信エ
ラー発生率割出手段が割り出した単位時間当たりの前記
通信エラーの発生率を基に、前記質問器からの前記情報
信号の感度の良否を判定する構成とした。
【0264】このため、レーン上で受信される感度判定
用信号を復調して得られる復調情報の内容が感度判定用
情報の内容と一致しない通信エラーの単位時間当たりの
発生率を、応答器側における質問器からの情報信号の信
号感度が良好であるか否かの判定基準とすることで、料
金所ゲートのレーンの通過車両数が増減するのに伴い情
報信号の通信頻度が変化しても、その影響を受けずに、
質問器による情報信号の送信感度の判定を定時間毎に行
わせ、質問器と応答器との間の正常な通信状態を確保す
るのに役立つ情報を定期的に得ることができる。
【0265】さらに、請求項6に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、前記復調情報の内容と前記感度判定用情報の内容と
が一致しているか否かの判別結果を基に、前記感度判定
用信号の単位受信回数当たりに発生する、前記復調情報
の内容が前記感度判定用情報の内容と一致しない通信エ
ラーの発生率を割り出し、該割り出した単位受信回数当
たりの前記通信エラーの発生率を基に、前記質問器から
の前記情報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0266】また、請求項31に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によれ
ば、前記情報内容判別手段による判別結果を基に、前記
感度判定用信号の単位受信回数当たりに発生する、前記
復調情報の内容が前記感度判定用情報の内容と一致しな
い通信エラーの発生率を割り出す第2通信エラー発生率
割出手段をさらに備え、該第2通信エラー発生率割出手
段が割り出した単位受信回数当たりの前記通信エラーの
発生率を基に、前記質問器からの前記情報信号の感度の
良否を判定する構成とした。
【0267】このため、レーン上で受信される感度判定
用信号を復調して得られる復調情報の内容が感度判定用
情報の内容と一致しない通信エラーが、感度判定用信号
の単位受信回数当たりにどれだけ発生するかを示す単位
受信回数当たりの通信エラーの発生率を、応答器側にお
ける質問器からの情報信号の信号感度が良好であるか否
かの判定基準とすることで、料金所ゲートのレーンの通
過車両数の増減に伴い情報信号の通信頻度が変化して
も、その影響を受けずに、応答器で受信される情報信号
の通信エラーの発生率を常に同じ条件で求め、質問器に
よる情報信号の送信感度の判定基準を一定に保つことが
できる。
【0268】さらに、請求項7に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によれ
ば、前記復調情報の内容と前記感度判定用情報の内容と
が一致しているか否かの判別結果を基に、前記復調情報
中における前記感度判定用情報の内容と一致しない内容
の情報部分が前記復調情報の全体に対して占める割合で
ある誤り発生率を割り出し、該割り出した誤り発生率を
基に、前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判
定するようにした。
【0269】また、請求項32に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によれ
ば、前記情報内容判別手段による判別結果を基に、前記
復調情報中における前記感度判定用情報の内容と一致し
ない内容の情報部分が前記復調情報の全体に対して占め
る割合である誤り発生率を割り出す第1誤り発生率割出
手段をさらに備え、該第1誤り発生率割出手段が割り出
した誤り発生率を基に、前記質問器からの前記情報信号
の感度の良否を判定する構成とした。
【0270】このため、レーン上で受信される感度判定
用信号を復調して得られる復調情報の内容が感度判定用
情報の内容と一致しない通信エラーが起こった場合に、
その通信エラーにおける感度判定用情報と内容が一致し
ない情報部分が復調情報の全体に対して占める割合であ
る誤り発生率を、応答器側における質問器からの情報信
号の信号感度が良好であるか否かの判定基準とすること
で、発生した通信エラーが、車両に関する各種料金の精
算処理を確実に行うのに影響するものであるか否かを確
認して、質問器と応答器との間の正常な通信状態を確保
するのに役立てることができる。
【0271】さらに、請求項11に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によ
れば、前記質問器からの前記情報信号の感度が不良と判
定された前記料金所ゲートにおいて、前記車両の通過の
禁止を報知する表示を行うようにした。
【0272】また、請求項36に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によれ
ば、前記料金所ゲートに配設される表示手段と、前記質
問器からの前記情報信号の感度が不良と判定された際
に、該レーンにおける前記車両の通過の禁止を報知する
表示を前記表示手段に行わせる第1表示実行手段とをさ
らに備える構成とした。
【0273】このため、応答器側における質問器からの
情報信号の信号感度が不良であるレーンに対する車両の
通過を防止して、このレーンの通過車両に関する各種料
金の精算処理が誤った形で行われたり、情報信号を良好
な受信感度で出力できる質問器のあるゲートのレーンを
車両が通過していれば問題なく行われていたはずの精算
処理が、実際には行われなくなったりするのを、確実に
防止することができる。
【0274】さらに、請求項12に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によ
れば、前記感度判定用信号の受信を、前記レーンを通過
する前記車両に搭載された前記応答器に対して前記質問
器が送信する前記情報信号が受信されるべき、前記レー
ン上の受信領域の周縁箇所において行うようにした。
【0275】また、請求項37に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によれ
ば、前記感度判定用信号受信手段が、前記レーンを通過
する前記車両に搭載された前記応答器に対して前記質問
器が送信する前記情報信号が受信されるべき、前記レー
ン上の受信領域の周縁箇所に配置されている構成とし
た。
【0276】このため、質問器からの感度判定用信号が
受信されるべきレーン上の受信領域のうち、感度判定用
信号の受信感度が最も低くなる受信領域の周縁箇所にお
いて受信された感度判定用信号を基に、質問器からの情
報信号の感度の良否を判定することにより、車両が通過
するレーン上の箇所が例えば車幅方向にずれたとして
も、その状況を想定に入れた上で、質問器と応答器との
間の正常な通信状態を確保するのに役立つ情報を得るこ
とができる。
【0277】さらに、請求項13に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法によ
れば、前記質問器からの前記情報信号の感度の良否の判
定を、前記レーンを通過する前記車両がない状態に限っ
て行うようにした。
【0278】また、請求項38に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号送信感度判定装置によれ
ば、前記レーンを通過する前記車両を検出する通過車両
検出手段をさらに備え、該通過車両検出手段が前記レー
ンを通過する前記車両を検出していない状態に限って、
前記質問器からの前記情報信号の感度の良否の判定を行
う構成とした。
【0279】このため、料金所ゲートのレーンを通過す
る車両がある際に、質問器からの感度判定用信号を出力
して行う情報信号の受信感度の良否の判定を行わないよ
うにすることで、この感度判定用信号がレーンを通過す
る車両の応答器に受信されて、その車両に関する各種料
金の精算処理が誤った形で行われたり、質問器が正常に
情報信号を出力していれば問題なく行われていたはずの
精算処理が、実際には行われなくなったりするのを、確
実に防止することができる。
【0280】さらに、請求項14に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によ
れば、料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレー
ンを通過する車両に搭載された応答器との間で無線によ
る情報信号を送受して、前記車両に関する各種料金の精
算処理を行う有料道路用料金収受システムにおいて、前
記質問器が受信する前記レーンを通過する前記車両の前
記応答器からの前記情報信号の感度の良否を判定するに
当たり、前記応答器から前記質問器が受信する前記情報
信号の受信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに
必要な基準信号強度に達しているか否かを判別し、前記
応答器からの前記情報信号の受信強度が前記基準信号強
度に達しているか否かの判別結果を基に、前記質問器に
よる前記レーンを通過する前記車両の前記応答器からの
前記情報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0281】また、請求項21に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によれ
ば、前記質問器による前記応答器からの前記情報信号の
受信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要な
基準信号強度に達しているか否かをさらに判別し、前記
質問器による前記応答器からの前記情報信号の受信強度
が前記基準信号強度に達しているか否かの判別結果をさ
らに加えて、前記質問器による前記レーンを通過する前
記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否を
判定するようにした。
【0282】さらに、請求項39に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によ
れば、料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレー
ンを通過する車両に搭載された応答器との間で無線によ
る情報信号を送受して、前記車両に関する各種料金の精
算処理を行う有料道路用料金収受システムにおいて、前
記質問器が受信する前記レーンを通過する前記車両の前
記応答器からの前記情報信号の感度の良否を判定する装
置であって、前記応答器から前記質問器が受信する前記
情報信号の受信強度が、前記各種料金の精算処理を行う
のに必要な基準信号強度に達しているか否かを判別する
第2信号強度判別手段を備え、前記第2信号強度判別手
段による判別結果を基に、前記質問器による前記レーン
を通過する前記車両の前記応答器からの前記情報信号の
感度の良否を判定する構成とした。
【0283】また、請求項46に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によれ
ば、前記応答器から前記質問器が受信する前記情報信号
の受信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要
な基準信号強度に達しているか否かを判別する第2信号
強度判別手段をさらに備え、該第2信号強度判別手段に
よる判別結果をさらに加えて、前記質問器による前記レ
ーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報信
号の感度の良否を判定する構成とした。
【0284】このため、料金所ゲートのレーンを通過す
る車両の応答器からの情報信号が、車両の各種料金の精
算処理を行うのに必要な基準信号強度に達する強度で質
問器により受信されるか否かを判別することで、料金所
側における応答器からの情報信号の信号感度が良好であ
るか否かを確実に判定し、応答器と質問器との間の正常
な通信状態を確保するのに役立てることができる。
【0285】さらに、請求項15に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によ
れば、前記質問器による前記応答器からの前記情報信号
の受信強度が前記基準信号強度に達しているか否かの判
別結果を基に、前記質問器による前記応答器からの前記
情報信号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度
不足状態の単位時間当たりの発生率を割り出し、該割り
出した単位時間当たりの前記強度不足状態の発生率を基
に、前記質問器による前記レーンを通過する前記車両の
前記応答器からの前記情報信号の感度の良否を判定する
ようにした。
【0286】また、請求項22に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によれ
ば、前記質問器による前記応答器からの前記情報信号の
受信強度が前記基準信号強度に達しているか否かの判別
結果を基に、前記質問器による前記応答器からの前記情
報信号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不
足状態の単位時間当たりの発生率をさらに割り出し、該
割り出した単位時間当たりの前記強度不足状態の発生率
をさらに加えて、前記質問器による前記レーンを通過す
る前記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良
否を判定するようにした。
【0287】さらに、請求項40に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によ
れば、前記第2信号強度判別手段による判別結果を基
に、前記質問器による前記応答器からの前記情報信号の
受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態
の、単位時間当たりの発生率を割り出す第3強度不足発
生率割出手段をさらに備え、該第3強度不足発生率割出
手段が割り出した単位時間当たりの前記強度不足状態の
発生率を基に、前記質問器による前記レーンを通過する
前記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否
を判定する構成とした。
【0288】また、請求項47に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によれ
ば、前記第2信号強度判別手段による判別結果を基に、
前記質問器による前記応答器からの前記情報信号の受信
強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の、単
位時間当たりの発生率を割り出す第3強度不足発生率割
出手段をさらに備え、該第3強度不足発生率割出手段が
割り出した単位時間当たりの前記強度不足状態の発生率
をさらに加えて、前記質問器による前記レーンを通過す
る前記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良
否を判定する構成とした。
【0289】このため、質問器による応答器からの情報
信号の受信強度が基準信号強度に達しない強度不足状態
の単位時間当たりの発生率を、料金所側における応答器
からの情報信号の信号感度が良好であるか否かの判定基
準とすることで、料金所ゲートのレーンの通過車両数が
増減するのに伴い情報信号の通信頻度が変化しても、そ
の影響を受けずに、質問器で受信される応答器からの情
報信号の受信感度の判定を定時間毎に行わせ、質問器と
応答器との間の正常な通信状態を確保するのに役立つ情
報を定期的に得ることができる。
【0290】さらに、請求項16に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によ
れば、前記質問器による前記応答器からの前記情報信号
の受信強度が前記基準信号強度に達しているか否かの判
別結果を基に、前記質問器による前記応答器からの前記
情報信号の単位受信回数当たりに発生する、該情報信号
の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態
の発生率を割り出し、該割り出した単位受信回数当たり
の前記強度不足状態の発生率を基に、前記質問器による
前記レーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記
情報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0291】また、請求項23に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によれ
ば、前記質問器による前記応答器からの前記情報信号の
受信強度が前記基準信号強度に達しているか否かの判別
結果を基に、前記質問器による前記応答器からの前記情
報信号の単位受信回数当たりに発生する、該情報信号の
受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の
発生率をさらに割り出し、該割り出した単位受信回数当
たりの前記強度不足状態の発生率をさらに加えて、前記
質問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答
器からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
た。
【0292】さらに、請求項41に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によ
れば、前記第2信号強度判別手段による判別結果を基
に、前記質問器による前記応答器からの前記情報信号の
単位受信回数当たりに発生する、前記質問器による前記
応答器からの前記情報信号の受信強度が前記基準信号強
度に達しない強度不足状態の発生率を割り出す第4強度
不足発生率割出手段をさらに備え、該第4強度不足発生
率割出手段が割り出した単位受信回数当たりの前記強度
不足状態の発生率を基に、前記質問器による前記レーン
を通過する前記車両の前記応答器からの前記情報信号の
感度の良否を判定する構成とした。
【0293】また、請求項48に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によれ
ば、前記第2信号強度判別手段による判別結果を基に、
前記質問器による前記応答器からの前記情報信号の単位
受信回数当たりに発生する、前記質問器による前記応答
器からの前記情報信号の受信強度が前記基準信号強度に
達しない強度不足状態の発生率を割り出す第4強度不足
発生率割出手段をさらに備え、該第4強度不足発生率割
出手段が割り出した単位受信回数当たりの前記強度不足
状態の発生率をさらに加えて、前記質問器による前記レ
ーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報信
号の感度の良否を判定する構成とした。
【0294】このため、質問器による応答器からの情報
信号の受信強度が基準信号強度に達しない強度不足状態
が、レーンを通過する車両の応答器からの情報信号の単
位受信回数当たりにどれだけ発生するかを示す単位時間
当たりの強度不足状態の発生率を、料金所側における応
答器からの情報信号の信号感度が良好であるか否かの判
定基準とすることで、料金所ゲートのレーンの通過車両
数の増減に伴い情報信号の通信頻度が変化しても、その
影響を受けずに、質問器による情報信号の受信強度不足
の発生率を常に同じ条件で求め、質問器による情報信号
の送信感度の判定基準を一定に保つことができる。
【0295】さらに、請求項17に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によ
れば、料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレー
ンを通過する車両に搭載された応答器との間で、前記車
両に関する各種料金の精算処理のための各種情報により
変調された情報信号を無線により送受して、前記車両に
関する各種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受シ
ステムにおいて、前記質問器が受信する前記レーンを通
過する前記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度
の良否を判定するに当たり、前記レーンを通過する前記
車両の前記応答器から前記質問器が受信する前記情報信
号を復調して得られる復調情報の内容を、前記各種情報
の本来あるべき内容と比較し、前記復調情報の内容と前
記各種情報の本来あるべき内容との比較結果を基に、前
記質問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応
答器からの前記情報信号の感度の良否を判定するように
した。
【0296】また、請求項42に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によれ
ば、料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレーン
を通過する車両に搭載された応答器との間で、前記車両
に関する各種料金の精算処理のための各種情報により変
調された情報信号を無線により送受して、前記車両に関
する各種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受シス
テムにおいて、前記質問器が受信する前記レーンを通過
する前記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の
良否を判定する装置であって、前記応答器から前記質問
器が受信する前記情報信号を復調する第2復調手段と、
前記第2復調手段が前記感度判定用信号を復調して得ら
れる復調情報の内容を、前記各種情報の本来あるべき内
容と比較する情報内容比較手段とを備え、前記情報内容
比較手段による比較結果を基に、前記質問器による前記
レーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報
信号の感度の良否を判定する構成とした。
【0297】このため、車両に搭載された応答器からの
情報信号を、その車両が通過するレーンの料金所ゲート
に設けられた質問器が復調して得られる復調情報の内容
が、情報信号を変調する基の情報である各種情報の本来
あるべき内容と異なるか否かを判別することで、応答器
からの情報信号の受信が精度よく行われるか否かを確認
して、料金所側における応答器からの情報信号の信号感
度が良好であるか否かを確実に判定し、質問器と応答器
との間の正常な通信状態を確保するのに役立てることが
できる。
【0298】また、請求項18に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によれ
ば、前記復調情報の内容と前記各種情報の本来あるべき
内容との比較結果を基に、前記復調情報の内容が前記各
種情報の本来あるべき内容と異なる通信エラーの単位時
間当たりの発生率を割り出し、該割り出した単位時間当
たりの前記通信エラーの発生率を基に、前記質問器によ
る前記レーンを通過する前記車両の前記応答器からの前
記情報信号の感度の良否を判定するようにした。
【0299】さらに、請求項43に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によ
れば、前記情報内容比較手段による比較結果を基に、前
記復調情報の内容が前記各種情報の本来あるべき内容と
異なる通信エラーの、単位時間当たりの発生率を割り出
す第3通信エラー発生率割出手段をさらに備え、該第3
通信エラー発生率割出手段が割り出した単位時間当たり
の前記通信エラーの発生率を基に、前記質問器による前
記レーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情
報信号の感度の良否を判定する構成とした。
【0300】このため、料金所ゲートのレーンを通過す
る車両の応答器からの情報信号を、そのゲートに設けら
れた質問器が受信して、その受信した情報信号を復調し
て得られる復調情報の内容が、各種情報の本来あるべき
内容と異なるという通信エラーが、レーンを通過する車
両の応答器からの情報信号の単位受信回数当たりにどれ
だけ発生するかを示す単位時間当たりの通信エラーの発
生率を、料金所側における応答器からの情報信号の信号
感度が良好であるか否かの判定基準とすることで、料金
所ゲートのレーンの通過車両数が増減するのに伴い情報
信号の通信頻度が変化しても、その影響を受けずに、質
問器による情報信号の受信感度の判定を定時間毎に行わ
せ、質問器と応答器との間の正常な通信状態を確保する
のに役立つ情報を定期的に得ることができる。
【0301】また、請求項19に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によれ
ば、前記復調情報の内容と前記各種情報の本来あるべき
内容との比較結果を基に、前記質問器による前記応答器
からの前記情報信号の単位受信回数当たりに発生する、
前記復調情報の内容が前記各種情報の本来あるべき内容
と異なる通信エラーの発生率を割り出し、該割り出した
単位受信回数当たりの前記通信エラーの発生率を基に、
前記質問器による前記レーンを通過する前記車両の前記
応答器からの前記情報信号の感度の良否を判定するよう
にした。
【0302】さらに、請求項44に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によ
れば、前記情報内容比較手段による比較結果を基に、前
記質問器による前記応答器からの前記情報信号の単位受
信回数当たりに発生する、前記復調情報の内容が前記各
種情報の本来あるべき内容と異なる通信エラーの発生率
を割り出す第4通信エラー発生率割出手段をさらに備
え、該第4通信エラー発生率割出手段が割り出した単位
受信回数当たりの前記通信エラーの発生率を基に、前記
質問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答
器からの前記情報信号の感度の良否を判定する構成とし
た。
【0303】このため、料金所ゲートのレーンを通過す
る車両の応答器からの情報信号を、そのゲートに設けら
れた質問器が受信して、その受信した情報信号を復調し
て得られる復調情報の内容が、各種情報の本来あるべき
内容と異なるという通信エラーが、レーンを通過する車
両の応答器からの情報信号の単位受信回数当たりにどれ
だけ発生するかを示す単位受信回数当たりの通信エラー
の発生率を、料金所側における応答器からの情報信号の
信号感度が良好であるか否かの判定基準とすることで、
料金所ゲートのレーンの通過車両数の増減に伴い情報信
号の通信頻度が変化しても、その影響を受けずに、質問
器により受信される情報信号の通信エラーの発生率を常
に同じ条件で求め、質問器による情報信号の送信感度の
判定基準を一定に保つことができる。
【0304】また、請求項20に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によれ
ば、前記復調情報の内容と前記各種情報の本来あるべき
内容との比較結果を基に、前記復調情報中における前記
各種情報の本来あるべき内容と異なる内容の情報部分が
前記復調情報の全体に対して占める割合である誤り発生
率を割り出し、該割り出した誤り発生率を基に、前記質
問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答器
からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
た。
【0305】さらに、請求項45に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によ
れば、前記情報内容比較手段による比較結果を基に、前
記復調情報中における前記各種情報の本来あるべき内容
と異なる内容の情報部分が前記復調情報の全体に対して
占める割合である誤り発生率を割り出す第2誤り発生率
割出手段をさらに備え、該第2誤り発生率割出手段が割
り出した誤り発生率を基に、前記質問器による前記レー
ンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報信号
の感度の良否を判定する構成とした。
【0306】このため、質問器が受信する、その質問器
の設けられた料金所ゲートのレーンを通過する車両の応
答器からの情報信号を復調して得られる復調情報の内容
が、各種情報の本来あるべき内容と異なる通信エラーが
起こった場合に、その通信エラーにおける各種情報の本
来あるべき内容と異なる情報部分が復調情報の全体に対
して占める割合である誤り発生率を、料金所側における
応答器からの情報信号の信号感度が良好であるか否かの
判定基準とすることで、発生した通信エラーが、車両に
関する各種料金の精算処理を確実に行うのに影響するも
のであるか否かを確認して、質問器と応答器との間の正
常な通信状態を確保するのに役立てることができる。
【0307】また、請求項24に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法によれ
ば、前記レーンを通過する前記車両の前記応答器からの
前記情報信号の感度が不良と判定された前記質問器に対
応する前記料金所ゲートにおいて、前記車両の通過の禁
止を報知する表示を行うようにした。
【0308】さらに、請求項49に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置によ
れば、前記料金所ゲートに配設される表示手段と、前記
レーンを通過する前記車両の前記応答器から前記質問器
が受信する前記情報信号の感度が不良と判定された際
に、該質問器に対応する前記レーンにおける前記車両の
通過の禁止を報知する表示を前記表示手段に行わせる第
2表示実行手段とをさらに備える構成とした。
【0309】このため、料金所側における応答器からの
情報信号の信号感度が不良である質問器に対応するレー
ンに対する車両の通過を防止して、このレーンの通過車
両に関する各種料金の精算処理が誤った形で行われた
り、応答器からの情報信号を良好な感度で受信できる質
問器のあるゲートのレーンを車両が通過していれば問題
なく行われていたはずの精算処理が、実際には行われな
くなったりするのを、確実に防止することができる。
【0310】また、請求項25に記載した本発明の有料
道路用料金収受システムの信号感度判定方法によれば、
料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレーンを通
過する車両に搭載された応答器との間で、前記車両に関
する各種料金の精算処理のための各種情報により変調さ
れた情報信号を無線により送受して、前記各種料金の精
算処理を行う有料道路用料金収受システムにおいて、前
記レーンを通過する前記車両の前記応答器と、該車両が
通過する前記レーンに対応する前記料金所ゲートの前記
質問器との間で送受される前記情報信号の感度の良否を
判定するに当たり、請求項1、2、3、4、5、6、
7、8、9、10、11、12、又は13記載の有料道
路用料金収受システムの信号送信感度判定方法により、
前記レーンを通過する前記車両の前記応答器が受信する
前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定する
と共に、請求項14、15、16、17、18、19、
20、21、22、23又は24記載の有料道路用料金
収受システムの信号受信感度判定方法により、前記質問
器が受信する前記レーンを通過する前記車両の前記応答
器からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
た。
【0311】さらに、請求項50に記載した本発明の有
料道路用料金収受システムの信号感度判定装置によれ
ば、料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲートのレーン
を通過する車両に搭載された応答器との間で、前記車両
に関する各種料金の精算処理のための各種情報により変
調された情報信号を無線により送受して、前記各種料金
の精算処理を行う有料道路用料金収受システムにおい
て、前記レーンを通過する前記車両の前記応答器と、該
車両が通過する前記レーンに対応する前記料金所ゲート
の前記質問器との間で送受される前記情報信号の感度の
良否を判定する装置であって、請求項26、27、2
8、29、30、31、32、33、34、35、3
6、37又は38記載の有料道路用料金収受システムの
信号送信感度判定装置と、請求項39、40、41、4
2、43、44、45、46、47、48又は49記載
の有料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置
とを備え、前記有料道路用料金収受システムの信号送信
感度判定装置により、前記レーンを通過する前記車両の
前記応答器が受信する前記質問器からの前記情報信号の
感度の良否を判定すると共に、前記有料道路用料金収受
システムの信号受信感度判定装置により、前記質問器が
受信する前記レーンを通過する前記車両の前記応答器か
らの前記情報信号の感度の良否を判定する構成とした。
【0312】このため、応答器側における質問器からの
情報信号の信号感度と、質問器側における応答器からの
情報信号の信号感度との両面について、その良否を判別
し、片方の感度だけでも不良である料金所のゲートを特
定して、質問器と応答器との間の正常な通信状態を確実
に確保するのに役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有料道路用料金収受システムの信
号送信感度判定装置の基本構成図である。
【図2】本発明に係る有料道路用料金収受システムの信
号送信感度判定装置の基本構成図である。
【図3】本発明による送信、受信のそれぞれ、及び、そ
の両方に関する信号感度判定装置が適用される有料道路
用料金収受システムの概略構成を示す斜視図である。
【図4】図3に示す車両の室内構成を示す説明図であ
る。
【図5】図4の応答器を正面側から見た斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る信号送信感度判定
装置の概略構成を示す説明図である。
【図7】図6の質問器の電気的な概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】図7の第1コンピュータのROMに格納された
制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】図7の第1コンピュータのROMに格納された
制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】図6の第2コンピュータの電気的な概略構成
を示すブロック図である。
【図11】図10の第2コンピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本発明の第2実施形態に係る信号受信感度判
定装置の概略構成を示す説明図である。
【図13】図12の質問器の電気的な概略構成を示すブ
ロック図である。
【図14】図12の第3コンピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図15】図12の第3コンピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すフロ
ーチャートである。
【図16】図12の第3コンピュータの電気的な概略構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 車両 21 料金所ゲート 22 レーン 25 通過車両検出手段 29,29A 質問器 29b 第2復調手段 32 表示手段 34a 感度判定用信号受信手段 34b 第1復調手段 40 応答器 51 第1コンピュータ 51a,52a,56a CPU 51b,52b,56b RAM 51c,52c,56c ROM 51A 第1強度不足発生率割出手段 51B 情報内容判別手段 51C 第2通信エラー発生率割出手段 51D 第1誤り発生率割出手段 51E 第2強度不足発生率割出手段 51F 第1通信エラー発生率割出手段 52 第3コンピュータ 52A 第4強度不足発生率割出手段 52B 情報内容比較手段 52C 第4通信エラー発生率割出手段 52D 第2誤り発生率割出手段 52E 第3強度不足発生率割出手段 52F 第3通信エラー発生率割出手段 56 第2コンピュータ A 第1信号強度判別手段 B 第1表示実行手段 C 第2信号強度判別手段 D 第2表示実行手段 S 情報信号受信領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 有料道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法及びその装置、有料道路用料金収受システ ムの信号受信感度判定方法及びその装置、並びに、有料道路用料金収受システムの信号感度判定 方法及びその装置

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲー
    トのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間で
    無線による情報信号を送受して、前記車両に関する各種
    料金の精算処理を行う有料道路用料金収受システムにお
    いて、前記レーンを通過する前記車両の前記応答器が受
    信する前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判
    定するに当たり、 前記レーン上において、前記質問器が無線により前記情
    報信号と同じ条件で出力する感度判定用信号を受信し、 前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が、前
    記各種料金の精算処理を行うのに必要な基準信号強度に
    達しているか否かを判別し、 前記レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記
    基準信号強度に達しているか否かの判別結果を基に、前
    記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定するよ
    うにした、 ことを特徴とする有料道路用料金収受システムの信号送
    信感度判定方法。
  2. 【請求項2】 前記レーン上での前記感度判定用信号の
    受信強度が前記基準信号強度に達しているか否かの判別
    結果を基に、前記レーン上での前記感度判定用信号の受
    信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の単
    位時間当たりの発生率を割り出し、該割り出した単位時
    間当たりの前記強度不足状態の発生率を基に、前記質問
    器からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
    た請求項1記載の有料道路用料金収受システムの信号送
    信感度判定方法。
  3. 【請求項3】 前記レーン上での前記感度判定用信号の
    受信強度が前記基準信号強度に達しているか否かの判別
    結果を基に、前記感度判定用信号の単位受信回数当たり
    に発生する、前記レーン上での前記感度判定用信号の受
    信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の発
    生率を割り出し、該割り出した単位受信回数当たりの前
    記強度不足状態の発生率を基に、前記質問器からの前記
    情報信号の感度の良否を判定するようにした請求項1又
    は2記載の有料道路用料金収受システムの信号送信感度
    判定方法。
  4. 【請求項4】 料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲー
    トのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間
    で、前記車両に関する各種料金の精算処理のための各種
    情報により変調された情報信号を無線により送受して、
    前記各種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受シス
    テムにおいて、前記レーンを通過する前記車両の前記応
    答器が受信する前記質問器からの前記情報信号の感度の
    良否を判定するに当たり、 前記レーン上において、前記各種情報とは異なる感度判
    定用情報により変調され前記質問器が無線により前記情
    報信号と同じ条件で出力する感度判定用信号を受信し、 前記レーン上で受信した前記感度判定用信号を復調して
    得られる復調情報の内容が、前記感度判定用情報の内容
    と一致しているか否かを判別し、 前記復調情報の内容と前記感度判定用情報の内容とが一
    致しているか否かの判別結果を基に、前記質問器からの
    前記情報信号の感度の良否を判定するようにした、 ことを特徴とする有料道路用料金収受システムの信号送
    信感度判定方法。
  5. 【請求項5】 前記復調情報の内容と前記感度判定用情
    報の内容とが一致しているか否かの判別結果を基に、前
    記復調情報の内容が前記感度判定用情報の内容と一致し
    ない通信エラーの単位時間当たりの発生率を割り出し、
    該割り出した単位時間当たりの前記通信エラーの発生率
    を基に、前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を
    判定するようにした請求項4記載の有料道路用料金収受
    システムの信号送信感度判定方法。
  6. 【請求項6】 前記復調情報の内容と前記感度判定用情
    報の内容とが一致しているか否かの判別結果を基に、前
    記感度判定用信号の単位受信回数当たりに発生する、前
    記復調情報の内容が前記感度判定用情報の内容と一致し
    ない通信エラーの発生率を割り出し、該割り出した単位
    受信回数当たりの前記通信エラーの発生率を基に、前記
    質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定するよう
    にした請求項4又は5記載の有料道路用料金収受システ
    ムの信号送信感度判定方法。
  7. 【請求項7】 前記復調情報の内容と前記感度判定用情
    報の内容とが一致しているか否かの判別結果を基に、前
    記復調情報中における前記感度判定用情報の内容と一致
    しない内容の情報部分が前記復調情報の全体に対して占
    める割合である誤り発生率を割り出し、該割り出した誤
    り発生率を基に、前記質問器からの前記情報信号の感度
    の良否を判定するようにした請求項4、5又は6記載の
    有料道路用料金収受システムの信号送信感度判定方法。
  8. 【請求項8】 前記レーン上での前記感度判定用信号の
    受信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要な
    基準信号強度に達しているか否かをさらに判別し、前記
    レーン上での前記感度判定用信号の受信強度が前記基準
    信号強度に達しているか否かの判別結果をさらに加え
    て、前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定
    するようにした請求項4、5、6又は7記載の有料道路
    用料金収受システムの信号送信感度判定方法。
  9. 【請求項9】 前記レーン上での前記感度判定用信号の
    受信強度が前記基準信号強度に達しているか否かの判別
    結果を基に、前記レーン上での前記感度判定用信号の受
    信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の単
    位時間当たりの発生率をさらに割り出し、該割り出した
    単位時間当たりの前記強度不足状態の発生率をさらに加
    えて、前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判
    定するようにした請求項8記載の有料道路用料金収受シ
    ステムの信号送信感度判定方法。
  10. 【請求項10】 前記レーン上での前記感度判定用信号
    の受信強度が前記基準信号強度に達しているか否かの判
    別結果を基に、前記感度判定用信号の単位受信回数当た
    りに発生する、前記レーン上での前記感度判定用信号の
    受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の
    発生率をさらに割り出し、該割り出した単位受信回数当
    たりの前記強度不足状態の発生率をさらに加えて、前記
    質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定するよう
    にした請求項8又は9記載の有料道路用料金収受システ
    ムの信号送信感度判定方法。
  11. 【請求項11】 前記質問器からの前記情報信号の感度
    が不良と判定された前記料金所ゲートの前記レーンにお
    いて、前記車両の通過の禁止を報知する表示を行うよう
    にした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は
    10記載の有料道路用料金収受システムの信号送信感度
    判定方法。
  12. 【請求項12】 前記感度判定用信号の受信を、前記レ
    ーンを通過する前記車両に搭載された前記応答器に対し
    て前記質問器が送信する前記情報信号が受信されるべ
    き、前記レーン上の受信領域の周縁箇所において行うよ
    うにした請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
    10又は11記載の有料道路用料金収受システムの信号
    送信感度判定方法。
  13. 【請求項13】 前記質問器からの前記情報信号の感度
    の良否の判定を、前記レーンを通過する前記車両がない
    状態に限って行うようにした請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9、10、11又は12記載の有料道
    路用料金収受システムの信号送信感度判定方法。
  14. 【請求項14】 料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲ
    ートのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間
    で無線による情報信号を送受して、前記車両に関する各
    種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受システムに
    おいて、前記質問器が受信する前記レーンを通過する前
    記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否を
    判定するに当たり、 前記応答器から前記質問器が受信する前記情報信号の受
    信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要な基
    準信号強度に達しているか否かを判別し、 前記応答器からの前記情報信号の受信強度が前記基準信
    号強度に達しているか否かの判別結果を基に、前記質問
    器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答器か
    らの前記情報信号の感度の良否を判定するようにした、 ことを特徴とする有料道路用料金収受システムの信号受
    信感度判定方法。
  15. 【請求項15】 前記質問器による前記応答器からの前
    記情報信号の受信強度が前記基準信号強度に達している
    か否かの判別結果を基に、前記質問器による前記応答器
    からの前記情報信号の受信強度が前記基準信号強度に達
    しない強度不足状態の単位時間当たりの発生率を割り出
    し、該割り出した単位時間当たりの前記強度不足状態の
    発生率を基に、前記質問器による前記レーンを通過する
    前記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否
    を判定するようにした請求項14記載の有料道路用料金
    収受システムの信号受信感度判定方法。
  16. 【請求項16】 前記質問器による前記応答器からの前
    記情報信号の受信強度が前記基準信号強度に達している
    か否かの判別結果を基に、前記質問器による前記応答器
    からの前記情報信号の単位受信回数当たりに発生する、
    該情報信号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強
    度不足状態の発生率を割り出し、該割り出した単位受信
    回数当たりの前記強度不足状態の発生率を基に、前記質
    問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答器
    からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにした
    請求項14又は15記載の有料道路用料金収受システム
    の信号受信感度判定方法。
  17. 【請求項17】 料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲ
    ートのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間
    で、前記車両に関する各種料金の精算処理のための各種
    情報により変調された情報信号を無線により送受して、
    前記車両に関する各種料金の精算処理を行う有料道路用
    料金収受システムにおいて、前記質問器が受信する前記
    レーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報
    信号の感度の良否を判定するに当たり、 前記レーンを通過する前記車両の前記応答器から前記質
    問器が受信する前記情報信号を復調して得られる復調情
    報の内容を、前記各種情報の本来あるべき内容と比較
    し、 前記復調情報の内容と前記各種情報の本来あるべき内容
    との比較結果を基に、前記質問器による前記レーンを通
    過する前記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度
    の良否を判定するようにした、 ことを特徴とする有料道路用料金収受システムの信号受
    信感度判定方法。
  18. 【請求項18】 前記復調情報の内容と前記各種情報の
    本来あるべき内容との比較結果を基に、前記復調情報の
    内容が前記各種情報の本来あるべき内容と異なる通信エ
    ラーの単位時間当たりの発生率を割り出し、該割り出し
    た単位時間当たりの前記通信エラーの発生率を基に、前
    記質問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応
    答器からの前記情報信号の感度の良否を判定するように
    した請求項17記載の有料道路用料金収受システムの信
    号受信感度判定方法。
  19. 【請求項19】 前記復調情報の内容と前記各種情報の
    本来あるべき内容との比較結果を基に、前記質問器によ
    る前記応答器からの前記情報信号の単位受信回数当たり
    に発生する、前記復調情報の内容が前記各種情報の本来
    あるべき内容と異なる通信エラーの発生率を割り出し、
    該割り出した単位受信回数当たりの前記通信エラーの発
    生率を基に、前記質問器による前記レーンを通過する前
    記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否を
    判定するようにした請求項17又は18記載の有料道路
    用料金収受システムの信号受信感度判定方法。
  20. 【請求項20】 前記復調情報の内容と前記各種情報の
    本来あるべき内容との比較結果を基に、前記復調情報中
    における前記各種情報の本来あるべき内容と異なる内容
    の情報部分が前記復調情報の全体に対して占める割合で
    ある誤り発生率を割り出し、該割り出した誤り発生率を
    基に、前記質問器による前記レーンを通過する前記車両
    の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否を判定す
    るようにした請求項17、18又は19記載の有料道路
    用料金収受システムの信号受信感度判定方法。
  21. 【請求項21】 前記質問器による前記応答器からの前
    記情報信号の受信強度が、前記各種料金の精算処理を行
    うのに必要な基準信号強度に達しているか否かをさらに
    判別し、前記質問器による前記応答器からの前記情報信
    号の受信強度が前記基準信号強度に達しているか否かの
    判別結果をさらに加えて、前記質問器による前記レーン
    を通過する前記車両の前記応答器からの前記情報信号の
    感度の良否を判定するようにした請求項17、18、1
    9又は20記載の有料道路用料金収受システムの信号受
    信感度判定方法。
  22. 【請求項22】 前記質問器による前記応答器からの前
    記情報信号の受信強度が前記基準信号強度に達している
    か否かの判別結果を基に、前記質問器による前記応答器
    からの前記情報信号の受信強度が前記基準信号強度に達
    しない強度不足状態の単位時間当たりの発生率をさらに
    割り出し、該割り出した単位時間当たりの前記強度不足
    状態の発生率をさらに加えて、前記質問器による前記レ
    ーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報信
    号の感度の良否を判定するようにした請求項21記載の
    有料道路用料金収受システムの信号受信感度判定方法。
  23. 【請求項23】 前記質問器による前記応答器からの前
    記情報信号の受信強度が前記基準信号強度に達している
    か否かの判別結果を基に、前記質問器による前記応答器
    からの前記情報信号の単位受信回数当たりに発生する、
    該情報信号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強
    度不足状態の発生率をさらに割り出し、該割り出した単
    位受信回数当たりの前記強度不足状態の発生率をさらに
    加えて、前記質問器による前記レーンを通過する前記車
    両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否を判定
    するようにした請求項21又は22記載の有料道路用料
    金収受システムの信号受信感度判定方法。
  24. 【請求項24】 前記レーンを通過する前記車両の前記
    応答器からの前記情報信号の感度が不良と判定された前
    記質問器に対応する前記料金所ゲートの前記レーンにお
    いて、前記車両の通過の禁止を報知する表示を行うよう
    にした請求項14、15、16、17、18、19、2
    0、21、22又は23記載の有料道路用料金収受シス
    テムの信号受信感度判定方法。
  25. 【請求項25】 料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲ
    ートのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間
    で、前記車両に関する各種料金の精算処理のための各種
    情報により変調された情報信号を無線により送受して、
    前記各種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受シス
    テムにおいて、前記レーンを通過する前記車両の前記応
    答器と、該車両が通過する前記レーンに対応する前記料
    金所ゲートの前記質問器との間で送受される前記情報信
    号の感度の良否を判定するに当たり、 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
    1、12、又は13記載の有料道路用料金収受システム
    の信号送信感度判定方法により、前記レーンを通過する
    前記車両の前記応答器が受信する前記質問器からの前記
    情報信号の感度の良否を判定すると共に、 請求項14、15、16、17、18、19、20、2
    1、22、23又は24記載の有料道路用料金収受シス
    テムの信号受信感度判定方法により、前記質問器が受信
    する前記レーンを通過する前記車両の前記応答器からの
    前記情報信号の感度の良否を判定するようにした、 ことを特徴とする有料道路用料金収受システムの信号感
    度判定方法。
  26. 【請求項26】 料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲ
    ートのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間
    で無線による情報信号を送受して、前記車両に関する各
    種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受システムに
    おいて、前記レーンを通過する前記車両の前記応答器が
    受信する前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を
    判定する装置であって、 前記レーン上に配設され、前記質問器が無線により前記
    情報信号と同じ条件で出力する感度判定用信号を受信す
    る感度判定用信号受信手段と、 前記感度判定用信号受信手段による前記感度判定用信号
    の受信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要
    な基準信号強度に達しているか否かを判別する第1信号
    強度判別手段とを備え、 前記第1信号強度判別手段による判別結果を基に、前記
    質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定するよう
    にした、 ことを特徴とする有料道路用料金収受システムの信号送
    信感度判定装置。
  27. 【請求項27】 前記第1信号強度判別手段による判別
    結果を基に、前記感度判定用信号受信手段による前記感
    度判定用信号の受信強度が前記基準信号強度に達しない
    強度不足状態の、単位時間当たりの発生率を割り出す第
    1強度不足発生率割出手段をさらに備え、該第1強度不
    足発生率割出手段が割り出した単位時間当たりの前記強
    度不足状態の発生率を基に、前記質問器からの前記情報
    信号の感度の良否を判定するようにした請求項26記載
    の有料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装
    置。
  28. 【請求項28】 前記第1信号強度判別手段による判別
    結果を基に、前記感度判定用信号受信手段による前記感
    度判定用信号の単位受信回数当たりに発生する、前記感
    度判定用信号受信手段による前記感度判定用信号の受信
    強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生
    率を割り出す第2強度不足発生率割出手段をさらに備
    え、該第2強度不足発生率割出手段が割り出した単位受
    信回数当たりの前記強度不足状態の発生率を基に、前記
    質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定するよう
    にした請求項26又は27記載の有料道路用料金収受シ
    ステムの信号送信感度判定装置。
  29. 【請求項29】 料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲ
    ートのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間
    で、前記車両に関する各種料金の精算処理のための各種
    情報により変調された情報信号を無線により送受して、
    前記各種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受シス
    テムにおいて、前記レーンを通過する前記車両の前記応
    答器が受信する前記質問器からの前記情報信号の感度の
    良否を判定する装置であって、 前記レーン上に配設され、前記各種情報とは異なる感度
    判定用情報により変調され前記質問器が無線により前記
    情報信号と同じ条件で出力する感度判定用信号を受信す
    る感度判定用信号受信手段と、 前記感度判定用信号受信手段が受信した前記感度判定用
    信号を復調する第1復調手段と、 前記第1復調手段が前記感度判定用信号を復調して得ら
    れる復調情報の内容が、前記感度判定用情報の内容と一
    致しているか否かを判別する情報内容判別手段とを備
    え、 前記情報内容判別手段による判別結果を基に、前記質問
    器からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
    た、 ことを特徴とする有料道路用料金収受システムの信号送
    信感度判定装置。
  30. 【請求項30】 前記情報内容判別手段による判別結果
    を基に、前記復調情報の内容が前記感度判定用情報の内
    容と一致しない通信エラーの単位時間当たりの発生率を
    割り出す第1通信エラー発生率割出手段をさらに備え、
    該第1通信エラー発生率割出手段が割り出した単位時間
    当たりの前記通信エラーの発生率を基に、前記質問器か
    らの前記情報信号の感度の良否を判定するようにした請
    求項29記載の有料道路用料金収受システムの信号送信
    感度判定装置。
  31. 【請求項31】 前記情報内容判別手段による判別結果
    を基に、前記感度判定用信号の単位受信回数当たりに発
    生する、前記復調情報の内容が前記感度判定用情報の内
    容と一致しない通信エラーの発生率を割り出す第2通信
    エラー発生率割出手段をさらに備え、該第2通信エラー
    発生率割出手段が割り出した単位受信回数当たりの前記
    通信エラーの発生率を基に、前記質問器からの前記情報
    信号の感度の良否を判定するようにした請求項29又は
    30記載の有料道路用料金収受システムの信号送信感度
    判定装置。
  32. 【請求項32】 前記情報内容判別手段による判別結果
    を基に、前記復調情報中における前記感度判定用情報の
    内容と一致しない内容の情報部分が前記復調情報の全体
    に対して占める割合である誤り発生率を割り出す第1誤
    り発生率割出手段をさらに備え、該第1誤り発生率割出
    手段が割り出した誤り発生率を基に、前記質問器からの
    前記情報信号の感度の良否を判定するようにした請求項
    29、30又は31記載の有料道路用料金収受システム
    の信号送信感度判定装置。
  33. 【請求項33】 前記感度判定用信号受信手段による前
    記感度判定用信号の受信強度が、前記各種料金の精算処
    理を行うのに必要な基準信号強度に達しているか否かを
    判別する第1信号強度判別手段をさらに備え、該第1信
    号強度判別手段による判別結果をさらに加えて、前記質
    問器からの前記情報信号の感度の良否を判定するように
    した請求項29、30、31又は32記載の有料道路用
    料金収受システムの信号送信感度判定装置。
  34. 【請求項34】 前記第1信号強度判別手段による判別
    結果を基に、前記感度判定用信号受信手段による前記感
    度判定用信号の受信強度が前記基準信号強度に達しない
    強度不足状態の、単位時間当たりの発生率を割り出す第
    1強度不足発生率割出手段をさらに備え、該第1強度不
    足発生率割出手段が割り出した単位時間当たりの前記強
    度不足状態の発生率をさらに加えて、前記質問器からの
    前記情報信号の感度の良否を判定するようにした請求項
    33記載の有料道路用料金収受システムの信号送信感度
    判定装置。
  35. 【請求項35】 前記第1信号強度判別手段による判別
    結果を基に、前記感度判定用信号受信手段による前記感
    度判定用信号の単位受信回数当たりに発生する、前記感
    度判定用信号受信手段による前記感度判定用信号の受信
    強度が前記基準信号強度に達しない強度不足状態の発生
    率を割り出す第2強度不足発生率割出手段をさらに備
    え、該第2強度不足発生率割出手段が割り出した単位受
    信回数当たりの前記強度不足状態の発生率をさらに加え
    て、前記質問器からの前記情報信号の感度の良否を判定
    するようにした請求項33又は34記載の有料道路用料
    金収受システムの信号送信感度判定装置。
  36. 【請求項36】 前記料金所ゲートに配設される表示手
    段と、前記質問器からの前記情報信号の感度が不良と判
    定された際に、該レーンにおける前記車両の通過の禁止
    を報知する表示を前記表示手段に行わせる第1表示実行
    手段とをさらに備える請求項26、27、28、29、
    30、31、32、33、34又は35記載の有料道路
    用料金収受システムの信号送信感度判定装置。
  37. 【請求項37】 前記感度判定用信号受信手段は、前記
    レーンを通過する前記車両に搭載された前記応答器に対
    して前記質問器が送信する前記情報信号が受信されるべ
    き、前記レーン上の受信領域の周縁箇所に配置されてい
    る請求項26、27、28、29、30、31、32、
    33、34、35又は36記載の有料道路用料金収受シ
    ステムの信号送信感度判定方法。
  38. 【請求項38】 前記レーンを通過する前記車両を検出
    する通過車両検出手段をさらに備え、該通過車両検出手
    段が前記レーンを通過する前記車両を検出していない状
    態に限って、前記質問器からの前記情報信号の感度の良
    否の判定を行うようにした請求項26、27、28、2
    9、30、31、32、33、34、35、36又は3
    7記載の有料道路用料金収受システムの信号送信感度判
    定方法。
  39. 【請求項39】 料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲ
    ートのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間
    で無線による情報信号を送受して、前記車両に関する各
    種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受システムに
    おいて、前記質問器が受信する前記レーンを通過する前
    記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否を
    判定する装置であって、 前記応答器から前記質問器が受信する前記情報信号の受
    信強度が、前記各種料金の精算処理を行うのに必要な基
    準信号強度に達しているか否かを判別する第2信号強度
    判別手段を備え、 前記第2信号強度判別手段による判別結果を基に、前記
    質問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答
    器からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
    た、 ことを特徴とする有料道路用料金収受システムの信号受
    信感度判定装置。
  40. 【請求項40】 前記第2信号強度判別手段による判別
    結果を基に、前記質問器による前記応答器からの前記情
    報信号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不
    足状態の、単位時間当たりの発生率を割り出す第3強度
    不足発生率割出手段をさらに備え、該第3強度不足発生
    率割出手段が割り出した単位時間当たりの前記強度不足
    状態の発生率を基に、前記質問器による前記レーンを通
    過する前記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度
    の良否を判定するようにした請求項39記載の有料道路
    用料金収受システムの信号受信感度判定装置。
  41. 【請求項41】 前記第2信号強度判別手段による判別
    結果を基に、前記質問器による前記応答器からの前記情
    報信号の単位受信回数当たりに発生する、前記質問器に
    よる前記応答器からの前記情報信号の受信強度が前記基
    準信号強度に達しない強度不足状態の発生率を割り出す
    第4強度不足発生率割出手段をさらに備え、該第4強度
    不足発生率割出手段が割り出した単位受信回数当たりの
    前記強度不足状態の発生率を基に、前記質問器による前
    記レーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情
    報信号の感度の良否を判定するようにした請求項39又
    は40記載の有料道路用料金収受システムの信号受信感
    度判定装置。
  42. 【請求項42】 料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲ
    ートのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間
    で、前記車両に関する各種料金の精算処理のための各種
    情報により変調された情報信号を無線により送受して、
    前記車両に関する各種料金の精算処理を行う有料道路用
    料金収受システムにおいて、前記質問器が受信する前記
    レーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報
    信号の感度の良否を判定する装置であって、 前記応答器から前記質問器が受信する前記情報信号を復
    調する第2復調手段と、 前記第2復調手段が前記感度判定用信号を復調して得ら
    れる復調情報の内容を、前記各種情報の本来あるべき内
    容と比較する情報内容判比較手段とを備え、 前記情報内容判比較手段による比較結果を基に、前記質
    問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答器
    からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにし
    た、 ことを特徴とする有料道路用料金収受システムの信号受
    信感度判定装置。
  43. 【請求項43】 前記情報内容判比較手段による比較結
    果を基に、前記復調情報の内容が前記各種情報の本来あ
    るべき内容と異なる通信エラーの、単位時間当たりの発
    生率を割り出す第3通信エラー発生率割出手段をさらに
    備え、該第3通信エラー発生率割出手段が割り出した単
    位時間当たりの前記通信エラーの発生率を基に、前記質
    問器による前記レーンを通過する前記車両の前記応答器
    からの前記情報信号の感度の良否を判定するようにした
    請求項42記載の有料道路用料金収受システムの信号受
    信感度判定装置。
  44. 【請求項44】 前記情報内容判比較手段による比較結
    果を基に、前記質問器による前記応答器からの前記情報
    信号の単位受信回数当たりに発生する、前記復調情報の
    内容が前記各種情報の本来あるべき内容と異なる通信エ
    ラーの発生率を割り出す第4通信エラー発生率割出手段
    をさらに備え、該第4通信エラー発生率割出手段が割り
    出した単位受信回数当たりの前記通信エラーの発生率を
    基に、前記質問器による前記レーンを通過する前記車両
    の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否を判定す
    るようにした請求項42又は43記載の有料道路用料金
    収受システムの信号受信感度判定装置。
  45. 【請求項45】 前記情報内容判比較手段による比較結
    果を基に、前記復調情報中における前記各種情報の本来
    あるべき内容と異なる内容の情報部分が前記復調情報の
    全体に対して占める割合である誤り発生率を割り出す第
    2誤り発生率割出手段をさらに備え、該第2誤り発生率
    割出手段が割り出した誤り発生率を基に、前記質問器に
    よる前記レーンを通過する前記車両の前記応答器からの
    前記情報信号の感度の良否を判定するようにした請求項
    42、43又は44記載の有料道路用料金収受システム
    の信号受信感度判定装置。
  46. 【請求項46】 前記応答器から前記質問器が受信する
    前記情報信号の受信強度が、前記各種料金の精算処理を
    行うのに必要な基準信号強度に達しているか否かを判別
    する第2信号強度判別手段をさらに備え、該第2信号強
    度判別手段による判別結果をさらに加えて、前記質問器
    による前記レーンを通過する前記車両の前記応答器から
    の前記情報信号の感度の良否を判定するようにした請求
    項42、43、44又は45記載の有料道路用料金収受
    システムの信号受信感度判定装置。
  47. 【請求項47】 前記第2信号強度判別手段による判別
    結果を基に、前記質問器による前記応答器からの前記情
    報信号の受信強度が前記基準信号強度に達しない強度不
    足状態の、単位時間当たりの発生率を割り出す第3強度
    不足発生率割出手段をさらに備え、該第3強度不足発生
    率割出手段が割り出した単位時間当たりの前記強度不足
    状態の発生率をさらに加えて、前記質問器による前記レ
    ーンを通過する前記車両の前記応答器からの前記情報信
    号の感度の良否を判定するようにした請求項46記載の
    有料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装置。
  48. 【請求項48】 前記第2信号強度判別手段による判別
    結果を基に、前記質問器による前記応答器からの前記情
    報信号の単位受信回数当たりに発生する、前記質問器に
    よる前記応答器からの前記情報信号の受信強度が前記基
    準信号強度に達しない強度不足状態の発生率を割り出す
    第4強度不足発生率割出手段をさらに備え、該第4強度
    不足発生率割出手段が割り出した単位受信回数当たりの
    前記強度不足状態の発生率をさらに加えて、前記質問器
    による前記レーンを通過する前記車両の前記応答器から
    の前記情報信号の感度の良否を判定するようにした請求
    項46又は47記載の有料道路用料金収受システムの信
    号受信感度判定装置。
  49. 【請求項49】 前記料金所ゲートに配設される表示手
    段と、前記レーンを通過する前記車両の前記応答器から
    前記質問器が受信する前記情報信号の感度が不良と判定
    された際に、該質問器に対応する前記レーンにおける前
    記車両の通過の禁止を報知する表示を前記表示手段に行
    わせる第2表示実行手段とをさらに備える請求項39、
    40、41、42、43、44、45、46、47又は
    48記載の有料道路用料金収受システムの信号受信感度
    判定装置。
  50. 【請求項50】 料金所ゲートの質問器と、該料金所ゲ
    ートのレーンを通過する車両に搭載された応答器との間
    で、前記車両に関する各種料金の精算処理のための各種
    情報により変調された情報信号を無線により送受して、
    前記各種料金の精算処理を行う有料道路用料金収受シス
    テムにおいて、前記レーンを通過する前記車両の前記応
    答器と、該車両が通過する前記レーンに対応する前記料
    金所ゲートの前記質問器との間で送受される前記情報信
    号の感度の良否を判定する装置であって、 請求項26、27、28、29、30、31、32、3
    3、34、35、36、37又は38記載の有料道路用
    料金収受システムの信号送信感度判定装置と、 請求項39、40、41、42、43、44、45、4
    6、47、48又は49記載の有料道路用料金収受シス
    テムの信号受信感度判定装置とを備え、 前記有料道路用料金収受システムの信号送信感度判定装
    置により、前記レーンを通過する前記車両の前記応答器
    が受信する前記質問器からの前記情報信号の感度の良否
    を判定すると共に、 前記有料道路用料金収受システムの信号受信感度判定装
    置により、前記質問器が受信する前記レーンを通過する
    前記車両の前記応答器からの前記情報信号の感度の良否
    を判定するようにした、 ことを特徴とする有料道路用料金収受システムの信号感
    度判定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101422642B1 (ko) * 2013-10-10 2014-07-24 주식회사 스마트비전 하이패스 적외선 안테나 감도측정장치
KR101438700B1 (ko) * 2013-02-26 2014-11-03 삼성에스디에스 주식회사 하이패스 단말기의 수신 성능 향상 시스템 및 방법
KR101508921B1 (ko) * 2013-08-20 2015-04-08 대보정보통신 주식회사 다차로 기반의 요금징수 장치에서의 주행차로 결정방법
KR101864399B1 (ko) * 2018-02-13 2018-06-04 (주)아이트로닉스 다차로 하이패스 시스템에서의 차량 단말기를 이용한 주행 차로 결정 방법

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