JPH10240818A - 情報処理装置及びその方法 - Google Patents

情報処理装置及びその方法

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JPH10240818A
JPH10240818A JP4452697A JP4452697A JPH10240818A JP H10240818 A JPH10240818 A JP H10240818A JP 4452697 A JP4452697 A JP 4452697A JP 4452697 A JP4452697 A JP 4452697A JP H10240818 A JPH10240818 A JP H10240818A
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JP
Japan
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information
user
job
processing
schedule
Prior art date
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Withdrawn
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JP4452697A
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English (en)
Inventor
Arunaroora Suda
アルナ・ローラ 須田
Suresshu Jachandoran
スレッシュ ジェヤチャンドラン
Masanori Wakai
聖範 若井
Masayuki Takayama
誠之 高山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to US08/998,927 priority patent/US6279000B1/en
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/109Time management, e.g. calendars, reminders, meetings or time accounting

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  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力情報からスケジュールに関する情報を抽
出管理して、ユーザの操作の負担を軽減できる情報処理
装置及びその方法を提供する。 【解決手段】 スケジュールデータを記憶するデータベ
ース651と、電子メールを受信する受信手段と、受信さ
れた電子メールの内容を解析する解析手段と、解析結果
よりスケジュールに関する事項を抽出する抽出手段と、
該抽出手段により抽出された事項を、スケジュールとし
てデータベース651に登録する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力情報中の時間
に関する情報などの特定の情報に基づいて処理を行なう
情報処理装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】会議の日時などの各種連絡を電子メール
で行なうことが広まっている。電子メールのデータは、
コード情報であるので、編集や蓄積が容易である。ま
た、送信元のアドレスが容易に得られるので、返信の送
付も比較的簡単に行なえる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、上述した編集や蓄積、更には返信の作成
・送付などは、全てユーザが操作して行なう必要があっ
た。
【0004】例えば、連絡された会議の日時をスケジュ
ールデータとして管理するには、別途保存されているス
ケジュールデータに対して、ユーザが修正・追加をする
必要があった。また、参加の確認のための連絡や、スケ
ジュールが重なる場合の調整の依頼なども、ユーザが連
絡用のメール文書を作成したり、電話をかけるなどの処
置が必要であった。
【0005】本発明の目的は、このような従来の課題を
解決し、入力情報に応じて、スケジュール管理などの適
切な処理を実行するためのユーザの操作の負担を軽減で
きる情報処理装置及びその方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、スケジュールデータを記憶するデ
ータベース手段と、情報を入力する入力手段と、該入力
手段より入力された情報を解析する解析手段と、該解析
手段の解析結果より時間的概念に関連する事項を抽出す
る抽出手段と、該抽出手段により抽出された事項に基づ
いて、前記データベース手段にアクセスして処理する処
理手段とを備える。
【0007】また、本発明の他の態様によれば、情報処
理方法に、情報を入力する入力工程と、該入力工程より
入力された情報を解析する解析工程と、該解析工程の解
析結果より時間的概念に関連する事項を抽出する抽出工
程と、該抽出工程により抽出された事項に基づいて、ス
ケジュールデータを記憶するデータベースにアクセスし
て処理する処理工程とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕図1は本実施形態のシステム構成図であ
り、ネットワークに接続された複数の装置をあらわして
いる。この中で101はパーソナルコンピュータ(PC)、1
02はスキャナ、103はカラープリンタ、104はモノクロプ
リンタを表わしている。
【0009】本実施形態では、複数の装置が接続された
システム(図1の場合はネットワークに接続されてい
る)において、ある装置にJOBの実行が指示された場
合に、JOBの内容より、その目的を解析し、自分が実
行すべきJOBは何であるかを理解する。理解した結
果、実行すべきJOBに必要な情報を取得し、実行す
る。JOBを実行する際に、指示された内容よりも効果
的な手法や別の装置がある場合には、他の装置に処理を
指示したり、その手法をユーザに提案するための通知を
行なったりする。
【0010】また、JOBの内容によっては、指示その
ものを拒否することも行なう。ここで、JOBの種類に
は、利用者の入力操作や他の機器からの実行指示や、こ
れらのJOBを解析した結果や、アイドリング時に自分
自身で生成する新たなJOBがある。例えば、スキャナ
から文書を読みとって、別のプリンタで印刷する場合に
は、下記のようなJOBが発生する。
【0011】ユーザがスキャナにセットした文書につ
いて、スキャナへの指示の内容の解析 スキャナがユーザから受け取った指示(及び文書がセ
ットされたこと)を解析して生成した、文書の読取り・
解析処理と、読取った文書を印刷する為のプリンタへの
指示処理 スキャナが指示処理にしたがって生成した、プリンタ
への印刷指示 プリンタがスキャナから受け取った印刷指示を解析し
て生成した、印刷処理
【0012】このようなJOBの生成管理方法の詳細に
ついては、実施形態11以降で説明する。
【0013】以下では、これらの処理を、複数の装置に
より実行する手順を、図面に基づいて具体的に説明す
る。
【0014】図2は、本実施形態の処理を行うための機
能構成図である。JOB受取り部201は、ユーザまたは
他の装置からJOBを受取る。受取られたJOBは、J
OBテーブル202に登録される。JOB解析部203は、J
OBテーブル202に登録されているJOBを取り出して
解析する。他機器情報取得部204は、接続している他の
機器の属性や現在の状態などを取得する。状況判断部20
7は、他の機器の現在の状態などから状況を判断する。
【0015】最適プランニング部210は、JOBの実行
に関して最適なプランを立てる。JOB実行判断部206
では、JOBを実行するか否か、実行する場合は、自装
置で実行するのか、他の機器で実行するのか等を判断す
る。他の機器で実行する場合は、他機器への指示部205
により、他の機器へJOBの実行を指示する。自装置で
実行する場合は、JOB実行部209で実行する。実行通
知部211は、実行結果や他の機器に実行を指示したこと
などをユーザに通知する。
【0016】図3は、本実施形態の処理を実現するため
の各装置のハードウェア構成図である。
【0017】I/O301は、装置外部との入出力を行な
う。CPU302は、プログラムを実行するとともに、装
置各部を制御する。ROM303は、後述する各フローチ
ャートに対応するCPU302の実行すべきプログラムや
固定データなどを記憶する。RAM304は、JOBテー
ブル202や、他機器情報取得部204で取得した他の機器の
属性や現在の状態など、処理の実行中に発生する各種変
数や中間データなどを一時的に記憶する。また、RAM
304に装置外部などからプログラムをロードして記憶さ
せるようにしてもよい。
【0018】図4は、本実施形態の処理の流れを示した
フローチャートである。
【0019】まず、ステップS109で、JOBテーブルの
内容を初期化する。ステップS110では、利用者からの入
力JOBや、システムが検知可能なデバイスなどからの
入力JOBや、これらのJOBを解析した結果や、アイ
ドリング時に自分自身で生成した新たなJOBがあるか
どうかチェックして、JOBが入力されたかを判定す
る。入力されれば、ステップS111で、JOBテーブルに
入力されたJOBを追加する。ステップS112でJOBテ
ーブルにJOBがあるかを調べ、あれば、ステップS113
で、JOBを取り出す。ステップS114では、与えられた
指示を解析し、その情報からJOBの目的を解析する。
ステップS115では、解析した指示から、更に行なうべき
JOBを洗い出す。ステップS116では、ステップS115で
洗い出したJOBを登録する。
【0020】ステップS117では、未実行のJOBがある
かを調べ、あれば、ステップS118に進む。ステップS118
では、JOBが実行可能か判断を行い、不可能と判断し
た場合は、ステップS115に戻り、新たに行わなければな
らないJOBを洗い出す。ステップS119では、JOBを
実行し、ステップS117に戻る。
【0021】例えば、スキャナから文書を読みとって、
別のプリンタで印刷するように、ユーザが指示を与えた
場合には、印刷済みの文書を入手することがユーザの目
的だと解析される。また、この場合、スキャナがユーザ
から受け取った情報を解析して生成した、文書の読取り
・解析処理と、読取った文書を印刷する為のプリンタへ
の指示処理がJOBとして洗い出される。これらの詳細
な流れの説明については、具体例に基づいて実施形態1
1以降で説明する。
【0022】図5は、複数のプリンタから、最適なプリ
ンタを選択して印刷を実行する処理の流れを示した図で
ある。
【0023】図5においては、ホストコンピュータから
の命令や、リモコンなどからの指示として、あるいはユ
ーザが音声で発した自然言語の命令や、カバーページか
ら読み取ったバーコードあるいは文章を解析するなどし
て、JOB情報が送信・入力される。
【0024】送信されてきたJOB情報を受取ったデバ
イスは、JOBを解析し、JOBに適した処理を実行可
能なプリンタを自動的に選択して出力を行い、更に通知
指示がある場合には通知先に応じた最適なメディアを選
択し通知する。
【0025】そのために、ユーザの要求に対して、プリ
ンタの構成を参照し、適切なプリンタを選択して印刷を
実行させる。その際、状況に応じて、複数のプリンタへ
処理を振り分けることも行なう。また、通知指示がある
場合には、通知に最適なメディアを選択して、印刷を実
行したプリンタ名や印刷の終了などを通知する。ユーザ
の要求としては、用紙サイズ、印字品質、カラー、時間
制限(例えば、5時までに印刷したい)などがある。ま
た、プリンタの構成としては、プリンタの種類と台数、
性能、現在の状態(正常動作しているか、印刷待ちのキ
ューがあるか、用紙やトナーが不足していないか)など
がある。通知のためのメディアとしては、ユーザの端末
で音声により報知したり、電話で伝えたり、ポケベルに
メッセージを送ったり、あるいは通知内容を文書として
電子メールやFAXで送信したりする。
【0026】以下では、図4のフローチャートに従っ
て、図5の処理を各装置が処理する状況を説明する。
【0027】まず、ステップS110で、例えば、ホストコ
ンピュータに対してある文書を緊急で5時までに出力す
る指示を与えられた場合、ステップS111で、JOBテー
ブルにJOBを追加する。ステップS113で、JOBを取
り出し、ステップS114で、与えられた指示を解析し、そ
の情報からJOBの目的を解析する。ステップS115で
は、解析した指示から以下のJOBが洗い出される。
【0028】 出力するべき文書から出力に適したプ
リンタを選択するための情報(用紙サイズ、印字品質、
カラー文書など)と、制限時間などの情報を取得する。 接続されたプリンタからの情報に適したプリンタ
を選択する。 選択したプリンタが出力に障害がないかを検査す
る。 自動的に選択したプリンタに出力する。 選択したプリンタと出力を実行したことを通知す
る。
【0029】ステップS116では、ステップS115で洗い出
したJOBを登録する。ステップS117で、洗い出したJ
OBが全てなくなったと判断されるまで、以下を繰り返
す。ステップS118では、JOBが実行可能か判断を行
い、不可能と判断した場合は新たに行わなければならな
いJOBを洗い出す。ステップS119で、洗い出したJO
Bを順に実行する。
【0030】〔実施形態2〕図6は、各種デバイスに対
して指示する方法として、リモートコントローラ(リモ
コン)を利用する場合を説明する図である。
【0031】このリモコン605は、表示部を具え、プリ
ンタ601、602やFAX603、PC604などのデバイスに近
づくだけで、そのデバイスに対応したコントロールパネ
ルや情報を表示し、そのデバイスに対して指示を与え、
コントロールすることができる。更に、リモコン605の
近くのデバイスからネットワークを介して、遠く離れた
デバイスをコントロールすることもできる。
【0032】また、リモコン605は、各デバイスのステ
ータスをモニタして、表示することができ、リモコン60
5の近くのデバイスを介して、ネットワーク上にある遠
く離れたデバイスのステータスを取得することも可能で
ある。
【0033】〔実施形態3〕図7は、スキャナから文書
を読み込み、特定のプリンタに送信しようとした場合の
例を示す図である。
【0034】文書がスキャナ701から読み込まれた後、
利用者が送信先を(音声などを利用して)指定する。あ
るいは、カバーページに送信先が指定されており、自動
的に送信先が決定される。このようにして、送信先とし
て、モノクロプリンタA702が決定された後、 送信先の状態を取得した結果、送信先が印刷不可能な
状態の場合、自動的に代わりのプリンタ(例えば、モノ
クロプリンタB703)に送信し、印刷する。 送信先として指定されたプリンタが(カラー、用紙サ
イズなどの条件から)印刷できない場合、そのページだ
けを他のプリンタ(例えば、カラーであれば、カラープ
リンタC704)に送信する。 大量ページ数の文書の場合、いくつかのプリンタに分
けて印刷を行う。 送信先に転送先が指定されている場合、自動的に転送
先に送信する。
【0035】〔実施形態4〕図8は、スキャナから文書
を読み込み、(ネットワークドメインが異なるなどの理
由で)スキャナが管理できない特定のプリンタに送信し
ようとした場合の例を示す図である。
【0036】文書がオースティンにあるスキャナ701か
ら読み込まれた後、利用者が送信先を(音声などを利用
して)指定する。あるいは、カバーページに送信先が文
字列またはバーコードで記載されており、それを読み取
って認識・解釈することで、自動的に送信先が決定され
る。このようにして、送信先として東京にあるモノクロ
プリンタA702が決定され、実際にモノクロプリンタA7
02に文書が送られた後に、 モノクロプリンタA702が、自分自身では印刷不可能
な状態の場合、代わりのプリンタ(モノクロプリンタB
703)に送信し、印刷する。 モノクロプリンタA702が、(カラーページを含む、
用紙サイズが異なるなどの条件から)受信した文書を印
刷できない場合、受信した文書全体あるいは印刷できな
いページだけを他のプリンタ(例えば、カラーであれ
ば、カラープリンタC704)に送信する。 大量ページ数の文書の場合、モノクロプリンタA702
が自分自身で印刷するとともに、他のプリンタにも分け
て印刷を行う。 モノクロプリンタA702が自分自身に転送先が指定さ
れている場合、自動的に転送先に転送する。
【0037】実施形態3と実施形態4との相違点は、実
施形態3では、スキャナ701が送信先を決定していたの
に対し、実施形態4では、スキャナ701から文書を受信
したプリンタ702が、転送先を決定する点にある。
【0038】〔実施形態5〕図9は、スキャナから文書
を読み込み、(ネットワークドメインが異なるなどの理
由により)スキャナが管理できない特定のプリンタに送
信しようとした場合の例を示す図である。
【0039】文書がオースティンにあるスキャナ701か
ら読み込まれた後、利用者が送信先を(音声やキーボー
ドなどを利用して)指定する。あるいは、カバーページ
に送信先が文字列またはバーコードで記載されており、
それを読み取って認識・解釈することで、自動的に送信
先が決定される。このようにして、送信先として東京に
あるモノクロプリンタA702が決定された後、実際にモ
ノクロプリンタA702に文書が送られた後に、より高度
な処理が可能なパソコン705に転送される。その結果、
パソコン705は、この文書が緊急の文書であると(例えば
カバーレターの「至急」という文字から)判断し、文書
の受け取り手が今どこに居るのかが、スケジュールデー
タなどから分かれば、その場所(例えば厚木)に転送す
る。その際、転送先がプリンタではなく、FAX D706
であるなどメディアが異なれば、メディア変換を行なっ
て送信する。
【0040】〔実施形態6〕図10は、スキャナから文
書を読み込み、(ネットワークドメインが異なるなどの
理由により)スキャナが管理できない特定のプリンタに
送信しようとした場合の例を示す図である。
【0041】文書がオースティンにあるスキャナ701か
ら読み込まれた後、利用者が送信先を(音声などを利用
して)指定する。あるいは、カバーページに送信先が文
字列またはバーコードで記載されており、それを読み取
って認識・解釈することで、自動的に送信先が決定され
る。このようにして、送信先として東京にあるモノクロ
プリンタA702が決定された後、実際にプリンタA702に
文書が送られた後に、より高度な処理が可能なパソコン
705に転送される。その結果、パソコン705は、文書の受
け取り手を認識し、通知文を作成して、電話707によ
り、文書の受け取り手に文書の到着を通知することがで
きる。
【0042】〔実施形態7〕図11は、プリンタの状態
を通知する場合の例を示す図である。
【0043】PC1102は、ネットワークを介してプリン
タ1103のステータスを取得し、エラーやイベントの発生
などステータスの変化を検知すると、その内容に応じ
て、ユーザあるいは管理者などの通知先を決定し、決定
された通知先に対応するメディアを利用して通知を行な
う。例えばユーザあるいは管理者の端末1101へ電子メー
ルで通知したり、電話1104に電話連絡したり、ポケット
ベル1105にメッセージを送信したりする。
【0044】これにより、例えば、図10の例におい
て、電話707に代えて、電子メールやポケットベルで文
書の受信を通知してもよい。
【0045】〔実施形態8〕本実施形態では、JOBを
指示された装置が、JOBを自分で実行する場合に、そ
のまま行なうのではなく、JOBの種類や条件によって
は、JOBの内容を実行前にユーザに通知・確認した
り、ユーザにとって不要と判断されるJOBを取り消し
たりする。
【0046】図127は、JOBの種類と条件に対応し
て、事前通知を行うかどうかを指定した情報である。
【0047】図12は、本実施形態の処理手順を表わし
たフローチャートである。
【0048】まず、ステップS120で、指示されたJOB
を実行する前に、実行する処理や内容をユーザに通知す
るべきかを、図127のJOBの種類と条件に対応した
事前通知の指定情報を参照したり、実施形態29で説明
するようにカバーページなどに記載されている内容を解
析することで、判断する。事前に通知する場合は、ステ
ップS121からステップS122に進み、実行する処理や内容
を通知する。更に、ステップS123で、必要があれば、ユ
ーザから実行の許可をもらってから、ステップS124でJ
OBを実行する。
【0049】一方、事前に通知しない場合は、ステップ
S125で、ユーザにとって必要なJOBであるかを判断
し、必要であれば、ステップS127でJOBを実行する
が、不要であれば、ステップS128でJOBを破棄する。
【0050】次に、JOBの内容が情報のファイリング
の場合に、システムが情報のファイリングを実行する前
に内容を解析して、内容をユーザに伝える処理を行う例
を説明する。
【0051】図13は、ファイリング処理で、ファイリ
ングする情報を事前にユーザに伝える場合を示す図であ
る。1301はファイル記憶装置、1302はスキャナ、1303は
ユーザ端末である。
【0052】図13におけるスキャナ1302の処理を、図
12のフローチャートに従って説明する。
【0053】ステップS120で、情報のファイリングを行
うJOBであるため、図127の指定情報を参照して、
ファイリングを行う前にファイリングする情報を通知す
ると判断し、情報をスキャンする。ステップS121で、フ
ァイリングする情報を通知するため処理をステップS122
に渡す。ステップS122で、スキャンした情報をネットワ
ークを介してユーザ端末1303に通知する。ステップS124
で、ファイリングのJOBを行う。
【0054】次に、受信情報がある場合に1枚目を受信
して内容を解析し、ユーザに全く関係ない情報と判断さ
れた場合は、それ以降の情報を受信しない例を説明す
る。
【0055】図14は、多量の受信データを最初のペー
ジから必要であるか不要であるかを判断し、次ページ以
降の情報を破棄する場合の図である。1401は受信側、14
02は送信側のPCである。
【0056】図14におけるPC1401の処理を、図12
のフローチャートに従って説明する。
【0057】ステップS120で、図127のJOBの種類
と条件に対応した事前通知の指定情報を参照した結果、
情報の受信だけなので事前通知は行わないと判断する。
ステップS121では、処理をステップS125に渡す。ステッ
プS125で、受信した情報の最初のページを解析し、「庶
務担当者へのお知らせ」とあるので、ユーザには関係な
い情報であり、この情報の受信は不要であると判断す
る。ステップS126で、処理をステップS128に渡す。ステ
ップS128では、受信した1枚目を破棄するとともに、2枚
目以降の情報を受信しないで処理を終了する。
【0058】〔実施形態9〕図15は、本実施形態の処
理手順を示すフローチャートである。本実施形態では、
処理の実行を指示された装置が、装置自身で実行すべき
か、他の装置で実行すべきかを判断し、判断結果に応じ
て、処理を自身で実行あるいは他の装置に指示する。
【0059】まず、ステップS150では、JOBが入力さ
れたかを判定し、入力されれば、ステップS151で、JO
Bテーブルに入力されたJOBを追加する。ステップS1
52でJOBテーブルにJOBがあるかを調べ、あれば、
ステップS153で、JOBを取り出す。ステップS154で
は、与えられた指示を解析し、その情報からJOBの目
的を解析する。ステップS155では、装置自身の状況を判
断する。ステップS156では、JOBの目的に応じた他の
装置の状況を判断する。
【0060】装置自身及び他の装置の状況に基づいて、
自分で実行することが最適であれば、ステップS157から
ステップS158へ進み、自分で実行することに決定し、ス
テップS159で、自分でJOBを実行する。一方、自分で
実行するのが最適でなく、JOBの目的に応じた最適な
装置が他に存在するなら、ステップS160からステップS1
61に進み、自分以外の装置でJOBを行なうことを決定
し、ステップS162で、目的に応じた他の装置にJOBの
実行を指示する。ステップS163では、自分以外の装置で
JOBを実行したことをユーザに通知する。
【0061】また、JOBの目的に応じた装置が他にも
存在しなければ、ステップS160からステップS164に進
み、JOBの目的を損なわない最適な方法をプランニン
グして、ステップS165で、そのプランをユーザに提案す
る。
【0062】図16は、本実施形態の情報の流れを示す
図である。
【0063】PC101のユーザが、スキャナ102で入力し
た情報をプリンタ104に出力するようなJOBを与えた
場合に、プリンタ104が例えば印字動作不良の場合に、
プリンタ104は、与えられたJOBが実行できないこと
を判断し、他の装置とコミュニケーションをとり、与え
られたJOBを実行可能なプリンタ103を見つける。
【0064】これにより、JOBを自分で行わず、プリ
ンタ103で行うとを判断し、プリンタ103にJOBを指示
する。更に自分が行った行動をユーザに伝えるために、
PC101に通知する。図16は、この流れを矢印で表わ
したものである。
【0065】以下に、図16の処理において、各装置が
処理する手順を、図15のフローチャートにそって説明
する。
【0066】まず、スキャナ102の処理を説明すると、
ステップS150で、情報をスキャンし、プリンタ104に情
報を送信するJOBを受取る。ステップS151で、JOB
テーブルにこのJOBを追加し、ステップS153でJOB
をとりだす。ステップS154でデータをスキャンし、送信
するJOBであることを理解する。ステップS155で、自
分は正常に動作しており、指示された情報をスキャンし
送信することに問題がないことを判断する。
【0067】ステップS156で、他の装置にJOBをまわ
すことができないことを理解する。ステップS157では、
自分で実行することが最適なため、ステップS158へ処理
を渡す。ステップS158で、自分で情報をスキャンするこ
とを決定し、ステップS159で、情報をスキャンし、ネッ
トワークを介して1の経路でプリンタ104に情報を送信
する。
【0068】一方、プリンタ104では、ステップS150
で、受信した情報を出力するJOBを受取る。ステップ
S151で、JOBテーブルにこのJOBを追加する。ステ
ップS153でJOBを取り出す。ステップS154で、受信し
た情報からPC101のユーザの情報を用紙に出力するこ
とを理解する。ステップS155で、自分にはトナーがなく
なっており、用紙に出力することはできないと判断す
る。ステップS116では、ネットワークを介して他に受信
した情報を出力できるプリンタがないかコミュニケート
し、出力可能なプリンタ103があると判断する(2の経
路)。
【0069】ステップS157で、自分では実行できないた
めステップS160に処理を渡す。ステップS160では、情報
を出力するというJOBをプリンタ103で実行可能であ
るため、ステップS161で、プリンタ103に受信した情報
を送信することを決定する。ステップS162で、プリンタ
103に送信する情報を出力するように指示する(3の経
路)。ステップS163で、JOBを指示したユーザのPC
101に、指示された出力はプリンタ103で行ったことを電
子メールで通知する(4の経路)。
【0070】図128は、JOBの目的に応じた装置が
存在しない場合の情報の流れを示す図である。
【0071】PC101のユーザが、スキャナ102で入力し
た情報をプリンタ104に出力するようなJOBを与えた
場合に、プリンタ104がトナー切れで印刷不能である
と、プリンタ104は、他の装置とコミュニケーションを
とり、与えられたJOBの目的に応じたプリンタ103を
見つけ、その状況を判断する。ここで、プリンタ103は
用紙切れで印刷不能であり、それ以外にJOBの目的に
応じたプリンタが存在しないため、最適なプランとし
て、プリンタ104または103を印刷可能な状態に回復させ
て印刷することをユーザに提案するために、PC101に
通知する。図128は、この流れを矢印で表わしたもの
である。
【0072】次に、図128の処理において、各装置が
処理する手順を、図15のフローチャートにそって説明
する。
【0073】スキャナ102が文書を読取り、プリンタ104
に送信するまでは同様である。プリンタ104では、ステ
ップS150で、受信した情報を出力するJOBを受取る。
ステップS151で、JOBテーブルにこのJOBを追加す
る。ステップS153でJOBを取り出す。ステップS154
で、受信した情報からPC101のユーザの情報を用紙に
出力することを理解する。ステップS155で、自分にはト
ナーがなくなっており、用紙に出力することはできない
と判断する。ステップS116では、ネットワークを介して
他に受信した情報を出力できるプリンタがないかコミュ
ニケートするが、プリンタ103も用紙切れのため印刷不
可能であり、その外にも適当なデバイスが存在しないと
判断する。
【0074】ステップS157で、自分では実行できないた
めステップS160に処理を渡す。ステップS160では、情報
を出力するというJOBを実行可能なデバイスが存在し
ない為、ステップs164に進む。ステップs164では、情報
を出力するというJOBの目的である印刷を実現するた
めの最適な方法をプランニングする。その結果、印刷可
能なデバイスのステータスを正常に戻すことが、最適な
方法であるとプランニングされる。続くステップs165
で、プランニングされた結果に従って、図129に示した
ようなWindowによって、トナー切れのプリンタ104また
は用紙切れのプリンタ103を印刷可能な状態に回復させ
ることをユーザに提案する。その後、ユーザの答えや、
プリンタ自体のステータスの変化が入力JOBとして認
識され、同様な処理が行われ、ユーザの目的を達成する
ことができる。
【0075】上記で述べたプランニングの詳細について
は、具体例に基づいて実施形態11以降で説明する。
【0076】〔実施形態10〕実施形態9の処理におい
て、ステップS158、S159で、自分でJOBを実行すると
判断し、実行する場合に、更に指示されたJOBを実行
するにあたり、問題の発生の有無を、後述する図17の
手順のように詳細に解析し、JOBを実行する環境や状
況によっては、JOB実行することが適さないと判断さ
れた場合に問題を通知したり、JOBを拒否する場合が
ある。
【0077】例えば、機密書類の印刷の指示があった場
合に、許可されたユーザと確認されない場合は、その指
示を拒否する。
【0078】図17はJOB実行の詳細な手順を表わす
フローチャートである。
【0079】ステップS170で、指示されたJOBの実行
に問題はないか解析する。ステップS171で、JOBの実
行に問題がなければ、ステップS175で、JOBを実行す
る。問題があれば、ステップS172で、発生した問題をユ
ーザに通知するか、JOBの実行を拒否するかを判断す
る。通知する場合は、ステップS174で問題を通知する。
一方、拒否する場合は、ステップS176で、JOBを拒否
し、拒否を通知する。
【0080】以下、PC101のユーザが、スキャナ102で
読んだ機密情報をプリンタ104に出力するよう指示した
場合を、図15、17に基づいて説明する。図18は、
読み込む機密情報の例を示す図である。
【0081】まず、スキャナ102では、ステップS150
で、情報をスキャンし、プリンタ104に情報を送信する
JOBを受取る。ステップS151で、JOBテーブルにこ
のJOBを追加する。ステップS153で、JOBを取り出
す。ステップS154で、データをスキャンし、送信するJ
OBであることを理解する。ステップS155で、自分は正
常に動作しており、指示された情報をスキャンし送信す
ることに問題がないことを判断する。
【0082】ステップS155で、他の装置にJOBをまわ
すことができないことを理解する。ステップS157で、自
分で実行することが最適なためステップS158へ処理を渡
す。ステップS158で、自分で情報をスキャンすることを
決定する。
【0083】ステップS170で、情報をスキャンした結
果、出力不可の機密書類であることを解析した。ステッ
プS171で、JOBの実行には問題がある。ステップS172
で、JOB(情報をスキャンして出力すること)を拒否
すると判断する。ステップS173で、JOBの拒否を行う
のでステップS176へ処理を渡す。ステップS176で、JO
Bの拒否を通知する。
【0084】また、同様にして、同一のシステムを複数
のユーザが使用する場合に、ログイン名などから現在の
ユーザを認識し、他のユーザのファイルの内容の出力の
指示も拒否することができる。また、ユーザからの指示
ではなく、外部から文書を受信した場合にも、宛先のユ
ーザが現在のユーザと異なれば、受信文書の出力や受信
の事実の通知を拒否したり、宛先のユーザがシステムを
利用するまで、処理を保留したりすることもできる。
【0085】〔実施形態11〕図4に従って、処理の流
れを説明する。まず、ステップS109で、JOBテーブル
を初期化する。ステップS110で、利用者からの入力や、
システムが検知可能なデバイスなどからの入力があるか
どうかチェックする。ステップS111で、上記ステップで
入力された内容を解析するための、入力解析 JOB を
JOBテーブルに追加する。ステップS112で、実行可
能な JOBが存在するかチェックし、あれば、ステッ
プS113で実行可能な JOBを取得する。ステップS114
で、JOBを実行させようとした背景となる目的を理解
する。
【0086】ステップS115で、入力された内容や、シス
テムが検知可能なデバイスなどの状態や、システムが現
在知っている知識その他から、考えられる処理をプラン
ニングし、ステップS116で、必要ならば新たなJOBを
追加する。ステップS117−S119で、ステップS115でプラ
ンニングされた内容にしたがって処理を実行する。JO
Bがなくなるまで繰り返し、なくなったらステップS110
に戻る。
【0087】利用者が <file A>を印刷しようとした場
合について、説明する。図22は、<file A>の内容を表
わす図であり、車の絵の部分がカラーで描かれているも
のとする。また、図23は、本実施形態のシステムの構
成を示す図であり、ユーザがPC2301から印刷指示を行
い、通常使うプリンタとしてモノクロプリンタ2303が設
定されており、それ以外にカラープリンタ2302も接続さ
れている。
【0088】ステップS109で、JOBテーブル初期化す
る。ステップS111で、入力が何も無い時に行われるJO
BをJOBテーブルに追加する(図19)。また、図20の
Windowで、ファイル名 <file A>を指定し、印刷を選択
すると、ステップS110で、入力があると判断されステッ
プS111へ進む。ステップS111で、図21に示すように、
入力解析JOBをJOBテーブルに追加する(図21)。
ステップS112で、実行可能な JOBが存在するので、
ステップS113へ進む。ステップS113では、実行可能な
JOB:入力 "印刷 <file A>"の解析を取得する。ステ
ップS114で、入力"印刷 <file A>" の目的は、<file A>
を印刷することだと理解する。
【0089】ステップS115では、下記の条件・状況か
ら、カラープリンタへの印刷を利用者に提案することを
プランニングする。 ・<file A>にはカラーの部分が含まれる(図22の車の
部分)。 ・使用可能なカラープリンタ2302が存在する(図23)。
【0090】ステップS119で、利用者に「カラープリン
タで印刷しますか?」と問い合わせる(図24)。同時
に、JOBテーブルに、利用者の応答が無い場合の対応
のJOBを追加する(図25)。そして、ステップS110に
戻る。
【0091】ステップS110で、10分間入力がないと、ス
テップS112で、実行可能なJOBが存在するので、ステ
ップS113へ進む。ステップS113で、実行可能なJOB :
利用者の応答が無い場合の対応を取得する。
【0092】ステップS114で、利用者の応答が無い場合
の対応の目的は、提案を受け入れてくれるかどうかを知
ることだと理解する。ステップS115で、下記の条件・状
況から、電話を使って利用者に問い合わせることを決定
する。 ・利用者が現在いる場所の電話番号を知っている(図2
6のスケジュールデータ)。 ・緊急に印刷しなければならない(図26のスケジュー
ルデータで、13時からの商談にfile Aを使用する)。
【0093】ステップS119で、利用者に「カラープリン
タで印刷しますか?」と問い合わせる(図27)。同時
に、JOBテーブルに利用者の応答が無い場合の対応の
JOBを追加する(図28)。ステップS110に戻る。
【0094】ステップS110で、図27のように利用者が
「はい、よろしく」と言うと、入力があると判断されス
テップS111へ進む。ステップS111で、入力解析JOB
をJOBテーブルに追加する(図21)。ステップS112
で、実行可能なJOBが存在するので、ステップS113へ
進む。ステップS113で、実行可能なJOB:入力“は
い、よろしく”の解析を取得する。ステップS114で、入
力 "はい、よろしく”の目的は、提案を受け入れたこと
を示すことだと理解する。
【0095】ステップS115で、<file A>をカラープリン
タ2302に送って、印刷することを決定する。ステップS1
18 で、<file A>をカラープリンタ2302に送って印刷す
る。同時に、JOBテーブルに印刷が正常に終了したか
どうかの確認のためのJOBを追加する(図29)。ステ
ップS110に戻る。
【0096】ステップS110で、入力無し、ステップS112
で、図30のように、プリンタステータスが「印刷中」か
ら「印刷済み 文書有り」に変化すると、実行可能なJO
Bが存在するので、ステップS113へ進む。ステップS113
で、実行可能なJOB:プリンタステータスに対応した
処理を取得する。ステップS114で、図31のプリンタス
テータス表から、ステータス「印刷済み文書有り」は印
刷された文書がプリンタのトレイに残されているという
意味なので、その目的は、印刷済み文書が利用者に渡る
ことだと理解する。
【0097】ステップS115で、すぐに利用者が取りに来
るかもしれないので、待つことに決定する。ステップS1
16で、JOBテーブルに印刷済み文書を取りに来たかど
うかの確認のためのJOBを追加する(図32)。ステッ
プS110に戻る。ステップS110で、10分間入力がない。ス
テップS112で、印刷済み文書が残されたままだとする
と、実行可能なJOBが存在するので、ステップS113へ
進む。ステップS113で、実行可能なJOB:印刷済み文
書がある場合の対応を取得する。ステップS114で、図3
1から、ステータス「印刷済み文書有り」は印刷された
文書がプリンタのトレイに残されているという意味なの
で、その目的は、印刷済み文書が利用者に渡ることだと
理解する。ステップS115で、10分間文書が残されたまま
なので、利用者は忘れていると判断して、「印刷済み文
書がカラープリンタにあります」と通知することに決定
する。ステップS119で、「印刷済み文書が BJC600にあ
ります」と通知する(図33)。同時に、JOBテーブル
に利用者の応答が無い場合の対応のJOBと、印刷済み
文書を取りに来た場合の対応のJOBを追加する(図3
4)。ステップS110に戻る。
【0098】ステップS110で、入力が無い。ステップS1
12で、図28のようにプリンタステータスが「印刷済み文
書有り」から「正常」に変化すると、実行可能なJOB
が存在するので、ステップS113へ進む。ステップS113
で、実行可能なJOB:印刷済み文書有りに対応したJ
OBの見直しを取得する。ステップS114で、印刷済み文
書有りに対応したJOBの見直しの目的は、不要になっ
たJOBを削除することだと理解する。ステップS115
で、利用者の応答を待っているJOBを削除することを
決定する。ステップS119で、利用者の応答を待っている
JOBを削除する。ここでは、新しいJOBは追加され
ない。初期状態で、ステップS110に戻る。
【0099】図36、37は、プラン及びアクションの
ルールを示す図である。
【0100】利用者が図20の印刷 Window において、
ボタン〔印刷〕を押した場合、図36の表のプラン&アク
ションを参照して、利用者の目的は現在の状態が「印刷済
み文書有り」になることだと判断される。さらに、「印
刷済み文書有り」は目的「印刷済み文書取得」の前提条
件にもなっているので、最終的な利用者の目的は「印刷
済み文書取得」であると判断される。
【0101】利用者が図24や図33の質問 Window
や、図27の電話による問い合せに対して、音声やマウ
ス操作等により賛意表明や反意表明の操作を行った場
合、利用者の目的は問い合せに対する賛意表明や反意表
明だと判断される。
【0102】図37において、システムの究極の目的
は、ユーザの目的達成である。そのための前提条件とし
て、システムは安定していなければならない。また、そ
の上でシステムはユーザの目的を理解し、目的達成
のプランニングをし、実行する。
【0103】システムの安定の為には、異状時にシステ
ムを正常化することはもちろん、コストの削減やシステ
ムの不安定化の回避の為、実行している必要のないとき
には電源をOFFする。
【0104】図38は、図37の一部をわかりやすく図
示したものである。
【0105】ユーザの目的を理解する為には、入力があ
った場合、入力を理解する。また、図36のユーザの目
的の「印刷済み文書取得」に対応して、「印刷済み文書
をユーザに渡す」ことがシステムの目的として存在す
る。
【0106】印刷済み文書をユーザに渡す為には、印刷
済み文書が存在していることが前提であり、その上で文
書がある場所をユーザに教えることで目的を達成しよう
としている。もちろん、利用者が実際に文書を取得する
為には、利用者が文書を取りに来るか、何らかの方法で
利用者に文書を届けなければならないが、本システムで
は詳しく定義はしておらず、印刷済み文書が無くなるこ
とが利用者が取得したことと等価であると判断してい
る。
【0107】一方、印刷済み文書が有る為には、印刷元
文書が有るとともに、印刷条件が明確化されており、対
応する印刷環境が正常に存在していることが前提であ
り、その上で対応する印刷環境を選択し、印刷を実行す
る。印刷元文書が有る為には、印刷元文書を作成すれば
よい。印刷条件を明確化する為には、条件が不明確な部
分をユーザに問い合せればよい。印刷環境が正常でいる
ためには、印刷環境が異常な場合、印刷環境を正常化す
ればよい。また、ユーザの意志を取得する為には、一定
時間ユーザからの応答が無い場合、あらためてリプラン
ニングする必要がある。
【0108】各デバイスのプロパティは、各デバイス内
部のメモリまたは各デバイスを管理しているサーバ内の
メモリに格納されている。図39は各デバイスのプロパ
ティの例である。各デバイスのステータスは、各デバイ
ス内部に持ち、各デバイスが能動的に発信するか、他の
サーバなどの要求に従って受動的に返すことで、他の装
置に伝えられる。
【0109】本システムにおいては、プロパティは各デ
バイス固有のものであり、変化することはないので、シ
ステムの起動時あるいはネットワーク上の接続に変更が
あったときに取得される。一方、ステータスはプランニ
ングを行う過程において、必要に応じて取得されるか、
あるいはある一定時間間隔で取得し、内部のメモリ内の
情報として更新記憶される。
【0110】〔実施形態12〕実施形態11と同じく、
<file A>を印刷する場合に、カラープリンタがBusyの場
合の処理の例である。
【0111】まず、入力: "印刷 <file A>"があると、
これをJOBテーブルに追加し、目的は印刷であると理
解される。ここで、条件・状況として、文書にカラーの
部分が含まれており、使用可能なカラープリンタがBusy
であるとする。そこで、Busyでなくなるまで待つか、
モノクロで印刷するかを、利用者に質問するというプラ
ンを立てる。「カラープリンタ がBusy です。待ちます
か?それとも、モノクロプリンタで印刷しますか?」を
ユーザに質問する。利用者が "待つ"を選択した場合、B
usyでなくなるまで待機する。
【0112】〔実施形態13〕 入力:“<file A>は、<file A'>に変更された。”があ
った場合、JOBテーブルの更新が目的であると理解す
る。条件・状況で、JOBテーブルに<file A>の印刷
JOB がある。そこで、印刷対象を<file A'>に変更す
るか、利用者に質問する。というプランを立てる。そし
て、「修正前の<file A>の代りに、<file A'>を印刷し
ますか?」という質問を発する。
【0113】〔実施形態14〕本実施形態は、複数の装
置が接続されたシステム(この場合はネットワークに接
続されている)において、各装置にJOBが指示された
場合に、それぞれの装置がJOBの目的を解析し、自分
の状況や指示装置の状況から、指示された装置でのJO
B実行を行わない方が良いと判断した場合に、JOBを
他の装置に転送して実行するための実施形態である。
【0114】図41は、複数の装置がネットワークに接
続されている状態を表した2つの例であり、(A)は、ス
キャナ411、プリンタ412、413の各装置がそれぞれの状
況を判断できる環境のネットワークである。(B)は、ス
キャナ411が、プリンタ412、413の状況を判断できない
環境のネットワークである。
【0115】図42は本実施形態の処理を行うための機
能構成を示す図である。JOB受取り部421は、ユーザ
または他の装置からJOBを受取る。受取られたJOB
は、JOBテーブル422に登録される。JOB解析部423
は、JOBテーブル422に登録されているJOBを取り
出して解析する。他装置状況判断部424は、接続してい
る他の装置の属性や現在の状態などを判断する。自装置
状況判断部427は、装置自身の属性や現在の状態などを
判断する。
【0116】最適プランニング部425は、JOBの実行
に関して最適なプランを立てる。JOB実行判断部426
では、JOBを実行するか否か、実行する場合は、自装
置で実行するのか、他の装置で実行するのか等を判断す
る。自装置で実行する場合は、JOB実行部428で実行
する。他の装置で実行する場合は、他装置へのJOB転
送部429により、他の機器へJOBを転送する。実行通
知部211は、実行結果や他の装置にJOBを転送したこ
となどをユーザに通知する。
【0117】図43は本実施形態を実現するための処理
の流れを表わしたメインのフローチャートである。
【0118】まず、ステップS430では、利用者からの入
力JOBや、システムが検知可能なデバイスなどからの
入力JOBや、これらのJOBを解析した結果や、アイ
ドリング時に自分自身で生成した新たなJOBがあるか
どうかチェックして、JOBが入力されたかを判定す
る。入力されれば、ステップS431で、JOBテーブルに
入力されたJOBを追加する。ステップS432でJOBテ
ーブルにJOBがあるかを調べ、あれば、ステップS433
で、JOBを取り出す。ステップS434では、与えられた
指示を解析し、その情報からJOBの目的を解析する。
ステップS435では、他の装置へのJOBがあるかを判断
して、あれば、ステップS436で他の装置を制御する。な
ければ、ステップS437で自装置を制御する。
【0119】図44は、メイン処理の中で、ステップS4
36で他の装置に対して処理を行う場合に他の装置を制御
するときの処理の流れを表わすフローチャートである。
【0120】ステップS440で、JOB中で指定された装
置の状況を判断し、この判断に基づいて、ステップS441
では、指定された装置でJOBを実行することに問題があ
るか判断する。問題がなければ、ステップS442で、指定
された装置にJOBを送信する。指定された装置での実
行に問題がある場合には、ステップS443で、指定された
装置以外の装置で、そのJOBに適した装置があるかを調
べ、あれば、その状況を判断する。その結果、指定され
た装置以外でそのJOBを実行可能な装置があれば、ス
テップS445で、その装置にJOBを転送し、ステップS4
46で、JOBを転送したことをユーザに通知する。一
方、指定された装置以外の装置で、そのJOBに適した装
置がないか、あっても現在利用できない場合は、ステッ
プS447で、JOBの目的を損なわない最適なプランを立
て、ステップS448で、そのプランをユーザに提案する。
【0121】図45は、メイン処理の中で、ステップS4
37で自分の装置で処理を行う場合の処理の流れを表わす
フローチャートである。
【0122】ステップS450で、自装置の状況を判断し、
この判断に基づいて、ステップS451では、自装置でJOB
を実行することに問題があるか判断する。問題がなけれ
ば、ステップS452で、JOBを実行する。自装置での実
行に問題がある場合には、ステップS453で、自装置以外
の装置で、そのJOBに適した装置があるかを調べ、あれ
ば、その状況を判断する。その結果、自装置以外でその
JOBを実行可能な装置があれば、ステップS445で、そ
の装置にJOBを転送し、ステップS446で、JOBを転
送したことをユーザに通知する。一方、自装置以外の装
置で、そのJOBに適した装置がないか、あっても現在利
用できない場合は、ステップS447で、JOBの目的を損
なわない最適なプランを立て、ステップS448で、そのプ
ランをユーザに提案する。
【0123】図46は、図41の(A)において、スキャ
ナ411から読み込んだ情報をプリンタ412にAの経路で出
力するよう指示されたが、スキャナ411の他装置状況判
断部424において、プリンタ412に故障を発見したため
に、プリンタ413にBの経路を通して出力を行なったと
きの図である。
【0124】図47は、図41の(B)において、スキャ
ナ411から読み込んだ情報をプリンタ412にAの経路で出
力するよう指示され、スキャナ411はプリンタ412の状況
を確認しようとするが、離れた場所にあるため、ネット
ワークの状況を考慮して無条件に情報を送信し、プリン
タ412が、自分自身が故障しているために、受取った情
報(JOB)をプリンタ413にBの経路で転送した場合
の図である。
【0125】以下に図46、47の処理を行う過程を、
図43−45のフローチャートに基づいて説明する。
【0126】図46のスキャナ411からプリンタ412へ出
力JOBが発生した場合、スキャナ411の処理は、以下
のようになる。
【0127】まず、ステップS430で、情報をスキャン
し、プリンタ412に情報を送信するJOBを受取る。ス
テップS431で、JOBテーブルにJOBを追加する。ス
テップS433で、JOBを取り出す。ステップS434で、デ
ータをスキャンし、このJOBが、指示されたプリンタ
に送信するJOBであることを理解する。ステップS435
で、自分がスキャンした情報をプリンタ412で出力する
という他の装置で行うJOBがあることを判断する。こ
の判断により、ステップS436で、図44の他装置制御処
理に処理を渡す。
【0128】ステップS440で、指示されたプリンタ412
の現在の状態を取得する。この結果、プリンタ412から
故障中である情報を受取り、ステップS441で、出力不可
能であることを判断する。この場合、故障中でなくても
例えば、用紙切れ、トナー切れなどといった出力を行う
ことができない状態である場合も考えられる。ステップ
S443で、指示された装置であるプリンタ412では、JO
Bを実行することが不可能なため、JOBを実行可能な
同様な他の装置を、ネットワーク上からコミュニケート
をとり、検索する。ステップS444で、JOBを実行可能
なプリンタ413を発見したので、プリンタ413でのJOB
の実行を決定する。
【0129】ステップS445で、スキャンした情報をプリ
ンタ413に対して送信する。ステップS446で、指示され
た以外のことを実行したので、指示した相手に対してJ
OBの変更を行ったことを通知する。以上で、指示され
たJOBの処理を終了したので、次のJOBが入力され
るまで待つ。
【0130】次に、図47のスキャナ411からプリンタ4
12へ出力JOBが発生した場合の処理を説明する。
【0131】スキャナ411では、ステップS430で、情報
をスキャンし、プリンタ412に情報を送信するJOBを
受取る。ステップS431で、JOBテーブルにJOBを追
加し、ステップS433で、JOBを取り出す。ステップS4
34で、データをスキャンし、このJOBが、指示された
プリンタに送信するJOBであることを理解する。ステ
ップS435で、自分がスキャンした情報をプリンタ412で
出力するという他の装置に対して行うJOBがあること
を判断する。この判断により、ステップS436で、図44
の他装置制御処理に処理を渡す。
【0132】ステップS440で、指示されたプリンタ412
とコミュニケートしてその状況を知ろうとするが、プリ
ンタ412が離れた場所にあることが確認されるので、プ
リンタ412の状態に関係なく情報を送信することを判断
する。ステップS441で、プリンタ412は離れているの
で、問題ないものと判断する。ステップS442で、指示さ
れた装置であるプリンタ412にスキャンした情報を送信
し、JOBを渡す。以上で、指示されたJOBの処理を
終了したので、次のJOBが入力されるまで待つ。
【0133】一方、プリンタ412では、ステップS430
で、受信した情報を出力するJOBを受取る。ステップ
S431で、JOBテーブルにJOBを追加する。ステップ
S433で、JOBを取り出す。ステップS434で、受信した
情報を自分が出力するJOBであることを理解する。ス
テップS435で、他の装置に対するJOBはないと判断す
る。ステップS437で、図45の自装置制御処理に処理を
渡す。
【0134】ステップS450で、自分の現在の状態を見
る。ステップS451で、自分は現在故障中でJOBの実行
ができないことを判断する。この場合、故障中でなくて
も例えば、用紙切れ、トナー切れなどといった出力を行
うことができない状態である場合も考えられる。ステッ
プS453で、JOBを実行可能な、自分と同様な他の装置
をネットワーク上からコミュニケートをとり、検索す
る。
【0135】ステップS454で、JOBを実行可能なプリ
ンタ413を発見したので、プリンタ413でのJOBの実行
を決定する。ステップS455で、プリンタ412に送信され
てきた情報をプリンタ413に対して再送信する。ステッ
プS456で、指示された以外の処理を実行したので、指示
した相手に対してJOBの変更を行ったことを通知す
る。ここでは、指示した相手に通知を行ったが、出力先
が指示した相手から離れた場所であるため、受取り人に
対して通知を行うようにしてもよい。以上で指示された
JOBの処理を終了したので、次のJOBが入力される
まで待つ。プリンタ413は何も問題無く、受取った情報
を出力するJOBを実行可能であるため、JOBの実行
を行なう。
【0136】以上の実施形態では、各装置が自動的にJ
OBの転送を行ったが、それぞれの装置に問題がある場
合は、ユーザがJOBを転送するように順位を付けて設
定することも可能である。例えば、本実施形態において
は、ユーザはスキャンした文書を指定したプリンタで印
刷することをJOBとして入力しているが、この時に、
指定したプリンタが使用不可能な場合に印刷を代行する
第2、第3のプリンタを同時にJOB中に設定しておい
ても良い。これにより、ステップs443またはステップs4
53において、JOBに適した機器として、設定された第
2、第3のプリンタが選択され、その状況が判断され
る。また、逆にJOBを受け取るプリンタの側に、自分
自身が使用不可能な場合に印刷を代行する第2、第3の
プリンタを設定しておいても良い。この時には、前述の
ようにJOB自身に第2、第3のプリンタを設定されて
なかったとしても、JOBを受け取ったプリンタが、自
分自身に設定されている指定にしたがって、JOBを転
送することができる。
【0137】また、故障や動作不能な場合以外であって
も、JOBを行うことに適さないスペック、例えば、モ
ノクロプリンタへのJOBがカラーの情報の印刷である
場合や、JOB待ちが多く、すぐに処理できない場合な
どでも、JOBを行わない判断条件となりうる。
【0138】〔実施形態15〕本実施形態は、プリンタ
が受信した緊急情報をユーザに出力するJOBを実行す
るにあたり、図45のステップS450の自装置の状況を判
断する処理において、JOBの実行の問題を判断する判
断材料として、目的のユーザのスケジュール情報も加味
する場合の処理を表わす。
【0139】ここでは、緊急情報を伝えるべきユーザが
外出しており、外出先にネットワークに接続されたプリ
ンタ413が存在する図48に示す環境の処理を説明す
る。
【0140】この場合、図43の手順において、ステッ
プS434で、JOBの目的は、受信した情報をユーザに緊
急に連絡することであることを理解する。ステップS435
で、他装置へのJOBはこの時点ではないので、ステッ
プS437に処理を渡す。ステップS437では、図45の自装
置制御処理に処理を渡す。
【0141】ステップS450で、自装置の状況を判断する
場合に、送信先として指示されたユーザのスケジュール
を装置414に確認し、外出中であると判断する。ステッ
プS451で、ユーザが外出中なので、緊急の連絡には、自
装置での実行に問題があると判断する。ステップS453
で、外出先に情報を出力可能なプリンタがあるか確認す
る。ステップS454で、出力可能なプリンタ412があるこ
とを確認したので、そのプリンタで出力することを決定
する。ステップS455で、プリンタ412に情報を送信す
る。ステップS456で、JOBを転送したことを送り元と
送り先のユーザに通知する。
【0142】また、ステップS443で、JOBの転送先と
して同様の出力が可能な装置がない場合で、ユーザの使
用する他の装置、例えばPCやFAX、電話などがある
と判断した場合などには、ステップS444では、その装置
で実行するとしてもよい。但し、情報をそのまま送信で
きないため、ステップS445では、プリンタへの出力情報
を変換し、電子メール文書やFAX文書にして送信した
り、音声情報に変換して出力することになる。
【0143】この時、ステップS446では、出力に用いる
メディアによっては、あらためて別のメディアを利用し
てJOBを転送したことを通知する必要はなく、同一の
メディアで同時に伝えることもできる。例えば、電話を
利用して出力情報を送信する時には、出力情報を伝えた
後又は前に転送したという事実を伝える方が、よりスマ
ートであると考えられる。
【0144】なお、ステップS443で、上述したPCやF
AX、電話などを、プリンタで実行すべきJOBに適し
た機器とは判断せずに、ステップS447で、それらの装置
を利用することをJOBの目的を損なわない最適なプラ
ンとして決定し、ステップS448で、そのプランを提案す
るようにしてもよい。
【0145】〔実施形態16〕図49に、本実施形態の
処理手順を示す。図49は、図43のフローチャートに
JOBがなかった時の処理として、ステップS498〜500
を加えたものである。
【0146】ステップS498で、他の装置の現在の動作状
況を調査し、ステップS499で、自分で実行可能なJOB
が実行されずに他の装置に溜まっているかを判断し、溜
まっている場合に、ステップS500で、そのJOBを取り
出して自装置のJOBテーブルに追加し、相手装置のJ
OBテーブルから削除する。このようにして、本実施形
態では、自らJOBを見つけ出して処理する。
【0147】図50は、この処理を行う状況で、プリン
タ412にJOBが存在しておらず、プリンタ413が待ちJ
OBを10件持っているので、プリンタ415が、プリンタ4
13のJOBを取り出して、自装置で処理する概念を表わ
した図である。
【0148】プリンタ415の処理の流れは以下の通りで
ある。ステップS492で、JOBはないので処理をステッ
プS498に渡す。ステップS498で、他の装置であるプリン
タ412とプリンタ413の現在の状況を調査する。ステップ
S499で、プリンタ413に自分で実行可能なJOBがある
ことを判断する。ステップS500で、プリンタ413からそ
のJOBを取り出し、自分のJOBテーブルに追加す
る。さらに、プリンタ413から、取り出したJOBを削
除する。ステップS490で、JOBの入力はない。ステッ
プS492で、先ほど自分で追加したJOBが存在するの
で、JOBの実行を行うために処理をステップS493に渡
す。
【0149】以降、実施形態14、15で説明した自ら
の装置で実行するための動作を行ない、処理を終了す
る。
【0150】〔実施形態17〕図51は、本実施形態の
装置を用いたシステムにおける、プリントJOBの流
れ、及びその他の情報の流れを示した図である。なお、
図中の太い矢印はプリントJOBの流れを表し、点線の
矢印はその他の情報の流れを表している。
【0151】ただし、本実施形態で述べているプリント
JOBとは、印刷対象となっている文書、及び印刷枚
数、印刷品質、印刷サイズなどの印刷時に参照されるパ
ラメータ類を含めたものである。また、その他の情報に
は、各プリンタが持っている印刷中、正常、用紙無し等
のステータスや、プリントJOBスケジューリング部が
持っているプリントJOBのスケジュールがある。
【0152】図51において、クライアントマシン510
では、プリントJOB作成部512でプリントJOBを作
成し、プリントJOB記憶部513にいったん記憶した
後、プリントJOB送信部514により、プリントJOB
を作成したクライアントマシン510から、プリンタを管
理するサーバマシン511に送信される。
【0153】サーバマシン511では、送られてきたプリ
ントJOBをプリントJOB受信部516により受け取
り、プリントJOBのパラメータ類が未設定の場合はプ
リントJOB自動設定部517に渡し、すでに設定されて
いる場合はプリントJOB自動変更部518に渡す。
【0154】プリントJOB自動設定部517では、プリ
ントJOBから取得される緊急性、経済性、品質などを
考慮しながら、未設定の印刷パラメータを設定する。一
方、プリントJOB自動変更部518では、同様な処理
を、すでに設定されているパラメータを変更することで
も実現する。このようにして、設定または変更されたプ
リントJOBは、プリントJOBスケジューリング部52
0が持っているプリントJOBのスケジュールに登録さ
れ、そこから順次プリントJOB送信部519へ読み出さ
れて、または直接プリントJOB送信部519に渡り、印
刷される。
【0155】ここで、プリントJOB自動設定部517及
びプリントJOB自動変更部518には、プリンタ状況認
識部515を介して取得された、印刷中、正常、用紙無し
等の使用可能なプリンタのステータスが渡り、プリント
JOBの設定または変更において利用される。また、同
様に、プリントJOBスケジューリング部520が持って
いるプリントJOBの印刷スケジュールも渡り、利用さ
れる。
【0156】また、図51に表してあるように、プリン
トJOBは異なる経路で流れることも想定される。例え
ば、プリントJOBを作成したマシンと、プリンタを管
理しているマシンが同じ場合には、プリントJOB送信
部514を通らないこともありえる。
【0157】図52は、プリントJOB自動設定部517
の処理の流れを表したフローチャートである。プリント
JOB自動設定部517では、指定された品質を満足する
範囲で、できるだけ速く、できるだけ経済的に印刷でき
るようにパラメータを自動設定する。
【0158】図52では、まずステップS520で、シュミ
レートの準備として、印刷時間やトナー使用量を決定す
る要因を初期化する。続いて、ステップS521で、品質決
定変数を品質最高値(例えば5)で初期化し、ステップ
S522で、印刷時間をシュミレートする。ステップS523
で、シュミレートされた印刷時間が指定値を満たすかを
判定する。満たされる場合は、ステップS524で、トナー
使用量をシュミレートする。ステップS525で、シュミレ
ートされたトナー使用量が指定値を満たすかを判定す
る。満たされる場合は、ステップS526で、現在の品質決
定変数の値にJOBを変更する。
【0159】ステップS523または525で、指定された値
を満たさない場合、ステップS527で、品質決定変数を1
つ減らす。ステップS528で、指定された品質が満たされ
るかを判定し、満たされるなら、ステップS522に処理が
戻される。満たされなければ、自動設定不能エラーとな
って終了する。
【0160】図53は、プリンタA521とプリンタB522の
指定品質の違いによる、1文字あたりの印刷時間とトナ
ー使用量を表した図である。これらの値は、各プリンタ
固有の不変の値でも良いし、過去に行った印刷の所用時
間やトナー使用量を測定し、この測定値から平均を取る
ようにした動的に変化する値でも良い。
【0161】図54は、本実施形態で印刷されるプリン
トJOBの内容と、利用者が指定したパラメータを表し
た図である。本実施形態を用いたシステムでは、図54
で表したプリントJOBの内容と、設定パラメータとを
あわせてプリントJOBと呼んでいる。本実施形態で
は、印刷時間とトナー使用量をシュミレートする為に、
プリントJOBの印刷量を文字数換算で500文字として
説明している。また、利用者は緊急性のみを1分以内と
指定し、経済性や品質はデフォルト値のまま指定しなか
ったものとしている。
【0162】図54の例で、プリントJOB自動設定部
517が起動されると、まずステップS520のシュミレート
の準備において、印刷時間やトナー使用量を決定する要
因を初期化する。例えば、図53の表に定義したよう
に、プリンタA521及びプリンタB522の最低品質(=
1)の場合のそれぞれの1文字あたりの印刷時間は平均10
0mステップSと200mステップSであり、1文字あたりのト
ナー使用量は平均100mgと200mgである。
【0163】続いて、ステップS521で、品質決定変数を
品質最高値(例えば5)で初期化し、ステップS522で、
印刷時間をシュミレートする。例えば、プリンタA521と
プリンタB522は印刷可能であり、プリントJOBスケジ
ューリングでスケジュールされているプリントJOBが
1つも無いとすれば、すぐに印刷を開始することがで
き、待ち時間は不要である。よって、印刷対象のプリン
トJOBに500文字含まれているとした場合、プリンタA
では250秒かかり、プリンタBでは500秒かかるとシュミ
レートされる。
【0164】すると、ステップS523では、図54の指定
パラメータで指定された緊急性1分以内を満たすことが
できないので、ステップS527で、品質決定変数を1つ減
らす。ここで、図54の指定パラメータでは品質は指定
されていないので、再びステップS522の印刷時間のシュ
ミレートに処理が戻される。これらの処理が繰り返され
た結果、品質が最低品質の1になって初めて印刷時間が
プリンタA521で50秒となり、緊急性を満たすので、品質
を品質決定変数の値(=1)に設定し、正常終了する。
【0165】ここで、もし品質を2以上に設定していた
とすると、利用者が設定したパラメータを満たすことが
できないので、自動設定不能エラーとなって終了する。
【0166】〔実施形態18〕図55は、プリントJO
B自動変更部518の処理の流れを表したフローチャート
である。プリントJOB自動変更部518では、指定され
た緊急性及び経済性を満足する範囲で、できるだけ高品
質で印刷できるようにパラメータを自動変更する。その
上で、すべての指定を満足することができない場合、最
優先の指定を満足させ、その他の指定はできるだけ指定
に近いように変更する。
【0167】図56は、本実施形態で印刷されるプリン
トJOBの内容と、利用者が指定したパラメータを表し
た図である。本実施形態を用いたシステムでは、図56
で表したプリントJOBの内容と、設定パラメータをあ
わせてプリントJOBと呼んでいる。本実施形態では、
印刷時間とトナー使用量をシュミレートする為に、プリ
ントJOBの印刷量を文字数換算で500文字として説明
している。また、利用者はすべてのパラメータを設定し
たが、その中でも品質は最優先であると指定している。
【0168】図55において、プリントJOB自動変更
部518が起動されると、まずステップS550で、シュミレ
ートの準備において、印刷時間やトナー使用量を決定す
る要因を初期化する。例えば、図53の表に定義したよ
うに、プリンタA及びプリンタBの最低品質(=1)の
場合のそれぞれの1文字あたりの印刷時間は平均100mス
テップSと200mステップSであり、1文字あたりのトナー
使用量は平均100mgと200mgである。
【0169】続いて、ステップS551で、品質決定変数を
品質最高値(例えば5)で初期化し、ステップS552で印
刷時間をシュミレートする。例えば、プリンタA521とプ
リンタB522は印刷可能であり、プリントJOBスケジュ
ーリング部520でスケジュールされているプリントJO
Bが1つも無いとすれば、すぐに印刷を開始することが
でき、待ち時間は不要である。よって、印刷対象のプリ
ントJOBに500文字含まれているとした場合、プリン
タA521では250秒かかり、プリンタB522では500秒かかる
とシュミレートされる。
【0170】すると、ステップS553では、図56の指定
パラメータで指定された緊急性1分以内を満たすことが
できないので、ステップS556で、品質決定変数を1つ減
らす。ステップS557で、図56の指定パラメータの品質
の指定を満たすので、再びステップS552の印刷時間のシ
ュミレートに処理が戻される。これらの処理が繰り返さ
れた結果、利用者が指定した品質(=3)になっても、
印刷時間はプリンタA521で150秒であり、緊急性を満た
すことができない。そこで、ステップS556で、品質決定
変数を1減らすと、ステップS557で、利用者が指定した
品質を満たすことができなくなる為、ステップS558へ進
み、品質が最優先の指定パラメータかどうかチェックさ
れ、最優先の場合、ステップS560で、指定された品質で
プリントJOBを変更し、正常終了する。
【0171】ここで、もし緊急性が最優先だったとする
と、品質が最低品質の1になって初めて印刷時間がプリ
ンタAで50秒となり、緊急性を満たすので、品質を品質
決定変数の値(=1)に設定し、正常終了する。
【0172】〔実施形態19〕図57は、本実施形態の
装置を用いたシステムにおける、プリントJOBの流
れ、及びその他の情報の流れを示した図である。なお、
図中の太い矢印はプリントJOBの流れを表し、点線の
矢印はその他の情報の流れを表している。
【0173】ただし、本実施形態で述べているプリント
JOBとは、印刷対象となっている文書、及び印刷枚
数、印刷品質、印刷サイズなどの印刷時に参照されるパ
ラメータ類を含めたものである。また、その他の情報に
は、各プリンタが持っている印刷中、正常、用紙無し等
のステータスや、プリントJOBスケジューリングが持
っているプリントJOBのスケジュールがある。
【0174】図57において、クライアントマシン510
では、プリントJOB作成部512でプリントJOBを作
成し、プリントJOB記憶部513にいったん記憶した
後、プリントJOB送信部514により、プリントJOB
を作成したクライアントマシン510から、プリンタを管
理するサーバマシン511に送信される。
【0175】サーバマシン511では、送られてきたプリ
ントJOBをプリントJOB受信部516により受け取
り、プリントJOB解釈部571に渡す。プリントJOB
解釈部571では、受け取ったプリントJOBに含まれる
ユーザからの指示を解釈し、システムが処理可能なパラ
メータ等の情報に変換する。プリントJOBのパラメー
タ類が未設定の場合はプリントJOB自動設定部517に
渡し、すでに設定されている場合はプリントJOB自動
変更部518に渡す。
【0176】プリントJOB自動設定部517では、プリ
ントJOBから取得される緊急性、経済性、品質などを
考慮しながら、未設定の印刷パラメータを設定する。一
方、プリントJOB自動変更部518では、同様な処理を
すでに設定されているパラメータを変更することでも実
現する。このようにして、設定または変更されたプリン
トJOBは、プリントJOBスケジューリング部520が
持っているプリントJOBのスケジュールに登録され、
そこから順次プリントJOB送信部519へ読み出され
て、または直接プリントJOB送信部に渡り、印刷され
る。
【0177】ここで、プリントJOB自動設定部及びプ
リントJOB自動変更部518には、プリンタ状況認識部5
15を介して取得された印刷中、正常、用紙無し等の使用
可能なプリンタのステータスが渡り、プリントJOBの
設定または変更において利用される。また、同様にプリ
ントJOBスケジューリング部520が持っているプリン
トJOBの印刷スケジュールも渡り、利用される。
【0178】また、図57に表してあるように、プリン
トJOBは異なる経路で流れることも想定される。例え
ば、プリントJOBを作成したマシンと、プリンタを管
理しているマシンが同じ場合には、プリントJOB送信
部514を通らないこともありえる。
【0179】本実施形態では、図58に示すように、プ
リントJOBのパラメータの設定を、自然言語を利用し
てあいまいに設定している。図130は、自然言語によ
る入力文字列に対応して、パラメータ設定におけるその
文字列の表わす意味と、その意味を完成させるために必
要な要求項目とを示した図である。プリントJOB解釈
部571では、プリントJOB設定パラメータとして渡さ
れた自然言語による指示を、図130に示した自然言語
による入力文字列に対応した意味と、意味を完成させる
ために必要な要求項目とを参照して、次のように解釈す
る。
【0180】入力された自然言語中の文字列「印刷」か
ら、この文字列の意味するユーザの目的となるアクショ
ンは、〔印刷〕である。更に、そこから要求される項
目、〔対象〕は同時に入力されたプリントJOBの内容
そのものであり、〔品質〕及び〔枚数〕は入力された自
然言語中の解釈されていない部分で指定されているはず
だと、予想される。そこで、文字列「取引先用1枚、メ
ンバー用5枚」を解釈すると、高品位の〔品質〕で〔枚
数〕1枚を印刷し、自由な〔品質〕で〔枚数〕5枚を印
刷するように指定されていることが理解される。
【0181】これ以降の、プリントJOB自動設定部51
7、及びプリントJOB自動変更部518の処理は、実施形
態17及び18と同様である。
【0182】〔実施形態20〕本実施形態では、図59
に示すように、プリントJOBのパラメータの設定を、
プリントJOBの内容である文書自体に記載された配布
先と枚数に基づいて行っている。プリントJOB解釈部
571では、プリントJOBの内容を解釈して、次のよう
に動作する。
【0183】アクションは、印刷である。「取引先用」
は、高品位と解釈し、枚数は1枚とする。「ABCプロジェ
クト」は、「メンバー用」であり、品位は自由と解釈し
て、枚数は5枚とする(利用者はABCプロジェクトの一
員であるという情報は事前に持っている。)。
【0184】これ以降の、プリントJOB自動設定部51
7、及びプリントJOB自動変更部518以降の処理は、実
施形態17及び18と同様である。
【0185】〔実施形態21〕図60は、本実施形態の
装置を用いたシステムにおける、プリントJOBの流
れ、及びその他の情報の流れを示した図である。なお、
図中の太い矢印はプリントJOBの流れを表し、点線の
矢印はその他の情報の流れを表している。
【0186】ただし、本実施形態で述べているプリント
JOBとは、印刷対象となっている文書、及び印刷枚
数、印刷品質、印刷サイズなどの印刷時に参照されるパ
ラメータ類を含めたものである。また、その他の情報に
は、各プリンタが持っている印刷中、正常、用紙無し等
のステータスや、プリントJOBスケジューリング部52
0が持っているプリントJOBのスケジュールがある。
【0187】図60において、クライアントマシン510
では、プリントJOB作成部512でプリントJOBを作
成し、プリントJOB記憶部513にいったん記憶した
後、プリントJOB送信部514により、プリントJOB
を作成したクライアントマシン510から、プリンタを管
理するサーバマシン511に送信される。
【0188】サーバマシン511では、送られてきたプリ
ントJOBをプリントJOB受信部516により受け取
り、プリントJOB解釈部571に渡す。プリントJOB
解釈部571では、受け取ったプリントJOBに含まれる
ユーザからの指示を解釈し、システムが処理可能なパラ
メータ等の情報に変換する。プリントJOBのパラメー
タ類が未設定の場合はプリントJOB自動設定部517に
渡し、すでに設定されている場合はプリントJOB自動
変更部518に渡す。また、プリントJOBシュミレーシ
ョン部601では、プリントJOBで指定された設定での
印刷をシュミレートし、印刷時間及びトナー使用量を求
める。
【0189】プリントJOB自動設定部517では、プリ
ントJOBから取得される緊急性、経済性、品質などを
考慮しながら、未設定の印刷パラメータを設定する。一
方、プリントJOB自動変更部518では、同様な処理を
すでに設定されているパラメータを変更することでも実
現する。このようにして、設定または変更されたプリン
トJOBは、プリントJOBスケジューリング部520が
持っているプリントJOBのスケジュールに登録され、
そこから順次プリントJOB送信部519へ読み出され
て、または直接プリントJOB送信部519に渡り、印刷
される。
【0190】ここで、プリントJOB自動設定部517及
びプリントJOB自動変更部518には、プリンタ状況認
識部515を介して取得された印刷中、正常、用紙無し等
の使用可能なプリンタのステータスが渡り、プリントJ
OBの設定または変更において利用される。また、同様
にプリントJOBスケジューリング部520が持っている
プリントJOBの印刷スケジュールも渡り、利用され
る。
【0191】また、図60に表してあるように、プリン
トJOBは異なる経路で流れることも想定される。例え
ば、プリントJOBを作成したマシンと、プリンタを管
理しているマシンが同じ場合には、プリントJOB送信
部514を通らないこともある。
【0192】図61は、プリントJOBシュミレーショ
ン部601による処理のフローチャートである。プリント
JOBシュミレーション部601では、まずステップS611
で、シュミレートの準備として、印刷時間やトナー使用
量を決定する要因を初期化する。ステップS612で、プリ
ントJOBで指定された設定での印刷時間をシュミレー
トし、ステップS613で、プリントJOBで指定された設
定でのトナー使用量をシュミレートして、印刷時間及び
トナー使用量を求める。
【0193】具体的な方法は、実施形態17及び18で
説明したものと同様である。
【0194】〔実施形態22〕本実施形態では、プリン
タに複数の出力トレイを設け、利用者に応じて出力する
トレイを選択する。
【0195】図62は、本実施形態のプリンタシステム
の処理手順のフローチャートである。プリンタシステム
はプリントJOBを受信すると、複数のプリントJOB
を同時に受け取った場合の対応などの処理を行った後、
図62の処理を起動する。
【0196】図63に、本実施形態のプリンタシステム
のプリンタの外観図を示す。同図に示すように、このプ
リンタ631、632は、出力トレイを複数持ち、プリンタ63
1では、それぞれの出力トレイにそのトレイ上の文書が
誰の文書であるかを表示する画面を持ち、プリンタ632
では、共通画面にどの出力トレイに誰の文書があるかを
表示する。また、それぞれの出力トレイ毎にあらかじめ
利用者を設定しておけば、利用者専用の出力トレイにな
り、特に設定しておかなければそれぞれの出力トレイの
利用者は必要に応じて変化することになる。
【0197】本システムにより、文書の到着を知らせ
る、印刷の終了を知らせる、印刷済み文書の取り忘れを
知らせる(センサーがついている)などの機能が実現さ
れる。
【0198】以上の処理の流れを説明する。図62にお
いて、ステップS621で、プリントJOBに含まれる情報
から、送付先情報を取得する。送付先情報は、実施形態
29で説明するようにプリントJOBの内容中に記入さ
れた指定を解釈することで取得するか、Emailのよ
うに最初からプリントJOBの内容とは別に設定された
情報から取得される。この時、従来技術の使用例のよう
に、通常のパソコンの出力デバイスとしてプリンタを使
用する場合には、普通、送付先は指定されていないが、
本実施形態を用いたシステムのように、FAXやEma
ilの代りのようにして使用する場合には、逆に送付先
が指定されているのが普通である。ステップS622で、送
付先が指定されているかどうかチェックする。ステップ
S623で、送付先の人に文書が届いたことを通知する。ス
テップS624で、プリントJOBに含まれる情報から、送
付元情報を取得する。送付元情報は、実施形態29で説
明するようにプリントJOBの内容中に記入された指定
を解釈することで取得するか、Emailのように最初
からプリントJOBの内容とは別に設定された情報から
取得される。この時、従来のように、通常のパソコンの
出力デバイスとしてプリンタを使用する場合には、普
通、送付元は本システムの管理範囲にあるが、本実施形
態を用いたシステムのように、FAXの代りのようにし
て使用する場合には、逆に送付元は管理範囲には無いの
が普通である。ステップS625で、送付元が管理範囲にあ
るかどうかチェックする。ステップS626で、送付先が指
定されている場合には送付先に対応して、出力トレイを
選択する。送付先が指定されておらず、送付元だけが指
定されている場合には送付元に対応して、出力トレイを
選択する。ステップS627で、図63の(a)のように、対
応する出力トレイに、送付先または送付元の情報を表示
する。または、図63の(b)のように、共通表示画面
に、送付先または送付元の情報と出力トレイの場所を表
示する。この時、それぞれの出力トレイ毎にあらかじめ
利用者を設定してあれば、利用者専用の出力トレイにな
り、特に設定しておかなければそれぞれの出力トレイの
利用者は必要に応じて変化することになる。
【0199】ステップS628で、印刷を実行する。ステッ
プS629で、印刷が終了し、送付元が管理範囲にあるかチ
ェックする。ステップS630で、送付元に印刷が終了した
ことを通知する。ステップS631で、一定時間文書が残っ
ていて送付元が管理範囲にあるかチェックする。ステッ
プS632で、送付元に印刷済み文書が長い間残っているこ
とを通知する。
【0200】〔実施形態23〕本実施形態では、時間に
関する情報を取り扱う。図65は、本実施形態のシステ
ムの機能構成を示す図である。処理部650は、理解部65
2、プランニング部653、実行部654、応答部655、知識ベ
ース656を備え、データベース651と接続している。
【0201】図64は、本実施形態の全体的な処理の流
れであり、図65の機能構成における処理手順をフロー
チャート化したものである。
【0202】ステップS640で、外部からの入力があるか
を調べ、あれば、理解部652により、知識ベース656を参
照して、ステップS641で、入力された文章を単語やセン
テンス単位で解析し、更にステップS643で、入力内容の
目的を解析し、理解する。ステップS644で、目的の理解
に必要な情報が不足していないかを判断し、不足があれ
ば、ステップS645でユーザに対して問い合わせを行い、
ユーザからの回答を知識ベース656に学習してステップS
643に戻る。不足がなければ、ステップS646に進む。ま
た、ステップS640で入力がなければ、ステップS642で、
実行すべき仕事を見つけ出して、ステップS646に進む。
【0203】ステップS646では、プランニング部653に
より、目的を達成するためのプランニングを行なう。ス
テップS647では、プランニングのために必要な情報が不
足していないかを判断し、不足があれば、ステップS648
でユーザに対して問い合わせを行い、ユーザからの回答
を知識ベース656に学習してステップS646に戻る。不足
がなければ、ステップS649で、実行部654によりプラン
を実行する。この時、実行部654は、必要に応じて、デ
ータベース651にアクセスしたり、他のアプリケーショ
ンと交信したりする。そして、応答部655により、ステ
ップS650で、レスポンスの実行をすべきかを判定し、す
る場合は、その内容を決定する。更に、ステップS651
で、決定された内容に対応するレスポンスを作成してユ
ーザに応答する。
【0204】理解部652は、外部から入力された情報、
例えばキーボード入力、音声入力、Email、FAX、ニュー
ス情報などに対して、必要なら認識を行なった上で、内
容の解析を行ない、文章中にある言葉から時間的な概念
を解析し、時間に関わりのある文章の内容を理解するも
のである。
【0205】図67は、電子メールからスケジュール情
報を抽出する例を示す図である。上述の処理は、具体的
には図67にあるように、Emailで受取った文書の内容
を解析し、「2月22日」「13時30分」「15:0
0」という時間的概念を見つけ出して解析し、この概念
に関わりのある文章「2月22日の13時30分から1
5:00までB会議室で、特許システム説明会を予定し
ています。」を理解することにより、時間に関連する行
動をスケジュールへと対応づけることが可能となる。
【0206】また、解析された時間的概念と現在時刻と
を比較し、未来の時刻であれば、その行動をスケジュー
ルに登録し、過去の時刻に関する記述であれば、スケジ
ュールに登録せずに破棄する、あるいは過去の出来事の
記録として、個人データベースなど、スケジュール以外
の種類の情報として登録する。
【0207】また、理解部652は、外部から入力された
情報、例えばキーボード入力、音声入力、Email、FAX、
ニュース情報などの内容の解析を行ない、文章中にある
言葉の中にシステムがまだ知らない言葉(単語、概念な
ど)や実行したことがないプランなどを発見したときに
は、その言葉やプランに緊急性がない場合は、その言葉
やプランに関わる情報を順次見つけていくことで学習を
行なっていき、知識ベース656に知識として貯える。
【0208】具体的には、例えば、XYZという知らな
い言葉が出てきた時にXYZという何かが存在すること
を記憶しておき、次に「XYZは非常においしい」「X
YZは固い」などといった文章を解析することで、XY
Zは固くておいしい食べ物である。と学習する。
【0209】プランについても、初めてのプランを指示
された場合に、その時の状況から、例えば、ユーザが不
在時のプランと理解すれば、ユーザ不在時のプランの立
てかたの例として学習を行なうものである。
【0210】更に、システムが行なった行動やプランに
ついて、例えばユーザに関わる情報をニュースなどから
取得した時に、その都度ユーザに対して報告を行なって
いるシステムに対して、ユーザが報告を受けた際に、
「次からはこの情報の報告はしなくていいよ。」などと
いった自然言語でシステムに指示を出すことにより、シ
ステムはその情報の報告を行なわないように学習をする
こともできる。
【0211】以上のように、このシステムでは、理解部
652で、外部から入力された情報の内容の解析を行な
い、目的を解析し、プランニング部653で、目的を達成
するためにシステムが行なわなければならない行動のプ
ランを立てる。そして、実行部654で、処理の実行を行
なうものである。また、応答部655により、実行した処
理についてユーザに通知を行なう。
【0212】例えば、図67にあるようなEmailを受け
た場合に、差出人の情報から、個人データベースに未登
録の相手からのメールであると理解した場合には、メー
ルからその人に関する情報を抽出し、データベース651
の個人データベースに登録する。更に、それ以外に個人
データベースに未登録の人物に関する情報がある場合に
も、個人データベースに登録するようにしてもよい。
【0213】またメールが説明会の案内であることを理
解することにより、データベース651のユーザのスケジ
ュールにアクセスし、既存のスケジュールデータとの時
間のマッチングを行なう。新規スケジュールデータに既
存のスケジュールデータとの衝突などの問題がなけれ
ば、このデータをスケジュールを追加登録するが、図6
9で示すように、問題を発見した場合には、送信元に対
する返事およびユーザに対する報告を作成する。
【0214】このように、本システムは、受取った情報
から内容を理解することにより、システムが行なうべき
レスポンスを状況により作り出して実行するものであ
る。
【0215】なお、上記説明では、Emailを送ってきた
相手に対して、システムがユーザに確認せずに返事を作
成し、返送するという処理を行なったが、これは文書中
に「都合の悪い方は、至急ご連絡下さい。」という文章
があり、これを解析した結果から、応答の緊急度が高い
と判断したために行なった行動である。ここで、開催予
定がかなり先の日時であったり、任意参加などの会合
で、応答の緊急度が低いと判断された場合には、応答に
先立ってユーザに確認を行なうなど、緊急度に応じて行
なう行動を決定するものである。
【0216】また、自然言語によるユーザからの指示と
同様に、ユーザからの自然言語入力に対して、スケジュ
ールや個人データベース等にアクセスして応答すること
が可能である。
【0217】例えば、「だれそれの電話番号は何番?」
と自然言語で質問することにより、個人データベースの
アクセスを行なったり、「16日の会議は何処である
?」と自然言語で質問を受けることによりスケジュール
にアクセスし、ユーザに返事をすることが可能である。
【0218】図66は、本実施形態の全体的な処理を行
なうシステムと外部との入出力の種類を表した図であ
る。
【0219】入力としては、キーボードから入力した
り、電子メールとして受信した自然言語情報、あるいは
スキャナから画像として入力される文書や画像、マイク
などから入力される音声、カメラから入力される画像な
どが扱える。スキャナにより読み取られた文書には文字
認識処理を施し、音声には音声認識処理を施すことによ
り、自然言語の入力情報を得ることができる。
【0220】入力において、入力無し(Idle)は、図6
4のステップS642で示したように、外部からの入力が何
もない場合にシステム自らが実行するべき仕事を探し
て、入力とするものである。例えば、与えられた仕事が
無いアイドル状態の時に、ニュースをアクセスし、ユー
ザに関わりのある情報を自ら取りに行き、入力情報とす
る。
【0221】また、出力としては、スケジュールなどの
データベースへの登録や、ファイル記憶装置へのファイ
リング、またはデータの削除。更には、ユーザへの通知
や送信元への返答などがある。出力で重要なことは、シ
ステムの理解の範囲では処理を行なうことができないと
いう判断をすることができ、できない旨の応答をするな
ど、処理ができない場合に他のアクションを行なうこと
が可能な点である。
【0222】また、入出力の相手としては、ユーザや外
部の装置、あるいはシステム内部の他の処理部あるいは
別のアプリケーションなどがある。
【0223】また、入ってきた文書を解析して、人に関
する情報及び時間に関する情報をデータ抽出して、個人
情報データベースやスケジュールデータに格納すると共
に、期待されているアクションを類推するのに必要な情
報も抽出して、プランニングで利用される。
【0224】図67の例では、入ってきた Email 文書
を解析した結果、人に関する記述として、 To: toshima@abc.canon.co.jp,rohra@abc.canon.co.jp,
kazuyo@abc.canon.co.jp From: ichiro@abc.canon.co.jp システム知財推進課の鈴木です。 鈴木 (ichiro@abc.canon.co.jp) 044-549-6312 ( 内線 620-5151 ) Canon (株) 知的財産本部システム知財推進課 が存在しており、このうちメールアドレスが”kazuyo@a
bc.canon.co.jp”である人物が個人データベースに登録
済みで、他の人物は未登録だとすると、そこから図67
のように、PERSON1,2,3の情報が抽出され、データベー
ス651に登録される。
【0225】一方、時間に関する情報の記述として、
「 2月22日の13時30分から15:00までB会議室で、特許シ
ステム説明会を予定しています。」が存在するので、そ
こからEVENT1の情報が抽出される。
【0226】さらに、期待されるアクションを類推する
のに利用される記述として、「都合の悪い方は、至急ご
連絡下さい。」が存在するので、図70以降で説明する
処理で利用される。
【0227】図68は、図67および図69の処理を実
行するための処理の流れを、図64のフローチャートを
元に必要な部分を抜き出し、実行処理ステップS649をよ
り具体的にあらわしたフローチャートである。
【0228】以下に具体的に図67,69の流れに合わ
せて説明する。
【0229】ステップS680で、Emailの入力があると、
ステップS681で、入力されたEmail文書を単語やセンテ
ンス毎に解析する。ステップS683で、シグネチャおよび
ヘッダから、「人の情報がある」、「説明会というイベ
ントがある」ということを理解する。更に、「不都合の
時に返事が必要である」ということを理解する。
【0230】ステップS684で、人の情報を抽出し、デー
タベースに登録するプラン、及び説明会イベントをスケ
ジュールに登録するプランをたてる。ステップS685で、
実行プランは存在する。ステップS686で、問題がないの
で、ステップS688へ処理を渡す。ステップS688で、人の
情報を抽出しデータベースに登録し、ステップS685に戻
る。
【0231】図67の場合、ステップS685で、説明会イ
ベントをスケジュールに登録するという実行プランが存
在する。ステップS686で、このイベントは問題無くスケ
ジュールに登録できるのでステップS688へ処理を渡す。
ステップS688で、スケジュールの登録を行なう。ステッ
プS685に戻ると、実行プランはなく、ステップS689で通
知文もないので、処理を終了する。
【0232】図69の場合、ステップS685で、説明会イ
ベントをスケジュールに登録するという実行プランが存
在する。ステップS686で、スケジュールの衝突を発見す
る。プランの実行には問題があるので、ステップS687
で、都合が悪いので返事を送り、ユーザへ報告するよう
にプランを立て直す。ステップS685で、返事を書いて送
信するプランが存在する。ステップS686で、プランの実
行に問題は無いので、ステップS688で、都合が悪い旨の
文書を作成し、送信元の相手にリプライ文書を送信す
る。ステップS685で、ユーザ通知用の文書作成プランが
存在する。ステップS686で実行に問題は無く、ステップ
S688で、Emailの内容およびスケジュール衝突により、
再考をお願いする返事を出したことをユーザに通知する
文書を作成する。ステップS685で、実行プランはなく、
ステップS689で、通知文があるので適宜ユーザに通知し
て、処理を終了する。
【0233】図69の例では、データ抽出されたスケジ
ュール情報 EVENT1 と、以前から予定されていたスケジ
ュール EVENT2を比較した結果、予定が重なっているこ
とが分かる。更に、図69の例で抽出した情報によれ
ば、都合が悪い場合は連絡しなければならないこともわ
かる。そこで、本実施形態を用いたシステムでは、手紙
作成の知識を利用して、予定が重なっている為会議に出
席できないという旨を伝える手紙を作成し、自動的に返
事を送信する。
【0234】更に、本実施形態を用いたシステムが自動
的に返事を出したことを、本実施形態を用いたシステム
の利用者に通知する。
【0235】〔実施形態24〕図70は、利用者が音声
により本実施形態のシステムに質問した場合の例を示す
図である。
【0236】利用者が「明日の会議はどこでやるんだっ
け?」と音声で質問すると、システムは利用者のスケジ
ュール情報を参照して、会議の場所を答えることができ
る。
【0237】さらに、利用者が会議が行われる場所への
行き方がわからない場合、「下丸子のどこにあるの?」
と質問すると、それに対してデータベースを参照して、
更に利用者にどのように説明すればわかりやすくなるか
をプランニングした上で、説明ストーリを作成し、グラ
フィカルなイメージや音声を交えながら説明を実行す
る。
【0238】図71は、図70の処理の流れを図64の
基本フローチャートに基づいて表わしたフローチャート
である。ここでは、外部からの入力が質問となってい
る。
【0239】1回目の質問に対する処理を説明する。ス
テップS710で、外部からの音声入力(明日の会議はどこ
でやるんだっけ?)が行われると、ステップS711で、入
力文を解析する。ステップS712で、明日の会議に対する
質問であり、ユーザの目的は、その場所を知ることであ
ることを理解する。ステップS713で、質問に答えるた
め、以下のプランニングを行なう。 明日のスケジュ
ールを取り出す。 スケジュールに登録された場所を
取得する。 取得した場所を通知するための文書作成
を行なう。
【0240】ステップS714で、この場合は情報の不足は
ないのでステップS716に処理を渡すが、スケジュールに
複数の会議が存在した場合には、どの会議かがわからな
いため、ステップS715でユーザに問い合わせて、再度プ
ランを立て直すことを実行することになる。ステップS7
16で、ステップS713で立てたプランを実行し、ユーザへ
の返事の文書を作成する。ステップS717で、ユーザに通
知すべき文書が存在するので返事を行なうことを決定す
る。この時入力が音声であったことを理解し、返事も音
声で行なうことも同時に決定する。ステップS718で、音
声データに変換した文書をユーザに通知する。
【0241】ここで、一旦処理は終了するが、続けてユ
ーザからの質問が入力される。2回目の質問に対する処
理を説明する。
【0242】ステップS710で、外部からの音声入力(下
丸子のどこにあるの?)が行われると、ステップS711
で、入力文を解析する。ステップS712で、1回目の質問
の継続質問であることを理解し、回答した名称の具体的
な場所を尋ねる質問であることを理解する。
【0243】ステップS713で、質問に答えるために、以
下のプランニングを行なう。 文書では説明困難であ
ることをプラン、 画像を順に流して説明することを
プラン、 画像データベースと場所のデータベースか
ら必要な画像を取得するプラン、 画像に合わせた文
書を作成するプラン。
【0244】ステップS714では、情報の不足はない。ス
テップS716では、ステップS713で立てたプランを順次実
行し、画像に合わせたユーザへの返事の文書を作成す
る。ステップS717で、ユーザに通知するべき文書が存在
するので、返事を行なうことを決定する。この時、入力
が音声であったことを理解し、画像をモニターに表示し
ながら、説明を音声で行なうことも同時に決定する。ス
テップS718で、ユーザに通知する。以上で、図70の一
連の処理の流れは終了する。
【0245】〔実施形態25〕図72の例は、予定が重
なった場合に、2つのスケジュールの優先度を評価し
て、どうすべきかをプランニングした上で利用者に提案
を行う。
【0246】つまり、この例の場合には、一方の予定が
他方よりもより重要な場合、比較的重要でない方の予定
をキャンセルするように提案している。
【0247】それに対し、利用者はキャンセルを提案さ
れた予定について、代理を送ることが可能だという知識
を持っている場合、そのようにシステムに答えること
で、システムは、それにあわせたアクションを更に行う
ことができる。また、この時、代理を送るというプラン
について学習することもできる。
【0248】図72は、図68のフローチャートで説明
したステップS686で、スケジュールの衝突を発見した場
合の図64のステップS646でのプランの立てかたの他の
例を組み合わせたものである。
【0249】図68では、不都合の返事を無条件に相手
に送信する処理として説明したが、ここではステップS6
46のリプランニングの処理方法として、複数のリプライ
ニングを用いた処理を説明する。
【0250】図73は、スケジュール衝突時のリプライ
ニングとして、文書の内容から優先度を評価してユーザ
へ提案するための処理のフローチャートである。この処
理を以下で説明する。
【0251】上記で述べたスケジュールの優先度は、ス
ケジュール毎にユーザがあらかじめ設定しておいた情報
や、スケジュールに含まれるイベントへの出席者や、ス
ケジュールの目的や、受信した文書内容から解析される
結果などから総合的に決定される。ここで、出席者から
決定される優先度は、ユーザがあらかじめ出席者となる
ような人物に対して設定しておいても良い。
【0252】また、スケジュールの目的から決定される
優先度は、ユーザがあらかじめ設定しておいても良い
し、過去の操作から学習したユーザが興味を持っている
目的や分野との、共通性を考慮することで決定されるよ
うにしてもよい。つまり、ユーザがコンピュータ関連の
仕事に従事している場合、不動産関連のイベントより
は、コンピュータ関連のイベントのスケジュールの方が
優先される。もちろん、ユーザが家の購入を検討してお
り、そのことがユーザに関する情報として記憶されてい
るのであれば、不動産関連のイベントのスケジュールの
方が優先されることもありえる。
【0253】一方、文書内容の解析結果から決定される
優先度としては、例えば「必ず出席して下さい」という
記述の文書と、「できれば出席して下さい」という記述
の文書のスケジュールが衝突した場合、前者の方が優先
度が高いと判断されるなどとすることができる。
【0254】図73において、ステップS730で、既存の
スケジュール情報を取得する。ステップS731で、新規の
スケジュール情報の優先度を評価する。ステップS732
で、両情報の優先度の比較を行なう。ステップS733で、
比較結果からユーザに問い合わせるための通知文書(例
えば、衝突する2つのスケジュールを示し、優先度の低
い方について、キャンセルしてよいかなどをたずねる)
を作成するプランを立てる。ステップS734で、作成した
通知文をユーザに伝える。ステップS735で、プランの問
い合わせに対するユーザからの返事を得る。ここで、ユ
ーザの返事を実行するために、ユーザの返事を入力とし
て再度プランニングするために、図68の返事リプラン
ニングと同様の処理を行なう(図74)。
【0255】図74は、上述のリプランニングの処理の
フローチャートである。
【0256】ステップS740で、図73で最終的に得た返
事を入力とする。ステップS741で、入力文書を解析す
る。ステップS742では、スケジュールの変更、初めての
指示プランであることを理解する。
【0257】ステップS743では、以下のプランを立て
る。(a)スケジュールを変更する。(b)代理の人に通知す
るための文書を作成する。(c)新しいプランを学習す
る。(d)ユーザに通知する文書を作成する。(e)思い出し
スケジュールがあることを通知する。
【0258】ステップS744では、ステップS743で立てた
プランを実行する。(a)スケジュールを変更する。(b)代
理の人に通知するための文書を作成し、通知する。(c)
代理人を頼むというプランを学習する。(d)ユーザに通
知するための文書を作成し、(e)思い出しスケジュール
があることを作成文書に付け加える。
【0259】ステップS745では、ユーザへの通知文をユ
ーザへ伝える。以上で、図72の処理を実行するための
処理の説明を終了する。
【0260】〔実施形態26〕図75は、本実施形態の
システムの入出力も含めた全体イメージを表す図であ
る。図76は、図75のシステム全体の処理の流れを表
わしたフローチャートである。
【0261】Email、音声、キーボード入力、WWW、
電話、FAX、スキャナ、カメラ等各種入力機器から入
力された情報は、すべて入力Management部751で解析さ
れ(ステップS760)、Core部752で、内容を理解し、適切
な処理をプランニングした後(ステップS761)、出力Mana
gement部753により、出力メディアを決定し、出力内容
や出力経路の準備をした後(ステップS762)、Email、音
声、WWW、電話、FAX、プリンタ、コピー機等各種
出力機器から出力される。
【0262】図77〜79は、図76の全体フローチャ
ートの各ステップであるステップS760(入力Management
部751の処理)、ステップS761(Core部752の処理)、ステ
ップS762(出力Management部753の処理)を具体的に表わ
したフローチャートである。
【0263】図77において、入力Management部751
は、ステップS770で、新規入力を待つ。ステップS771で
入力された情報を取得する。ステップS772では、取得し
た入力情報の解析処理を必要なら認識を行なった上で実
行する。この時、入力Management部751は、種々のメデ
ィアから情報を受けつけることができ、各メディアに応
じた方法で、認識や解析を行なう。
【0264】図78において、Core部752は、図77で
解析された入力情報を受取り処理を行なう。
【0265】ステップS780で、解析結果から入力情報の
目的を解析、理解する。ステップS781では、入力情報の
目的が自分(システム、ユーザ)とどのように関係して
いるか調べる。ステップS782で、目的に合わせて自分と
の関係から何を実行するべきかのプランニングを行な
う。ステップS783では、ステップS782で作られたプラン
を実行する。
【0266】図79において、出力Management部753
は、図78で実行した結果からレスポンスする必要があ
るかを決定し、必要があれば、レスポンスを作成して出
力する。
【0267】ステップS790では、図78で実行した結果
の解析を行なう。ステップS791では、実行した結果に対
するレスポンスがあるかを判定する。何もなければこの
まま処理を終了する。レスポンスがある場合には、ステ
ップS792で、外部からのレスポンスに対するレスポンス
をどのようにするか決定する。ステップS793では、レス
ポンスを行なうメディアを決定する。ステップS794では
決定したメディアに合わせたレスポンスの作成を行な
う。ステップS795で作成したレスポンスをメディアに合
わせて発行する。ステップS796で、レスポンスを実際に
物理的に出力する。以上が、図75の全体イメージを表
わす処理である。
【0268】例えば、ユーザに会議の開催を知らせるE
mailが到着した場合、まず、入力Management部751
により、図77の手順で入力情報を解析する。この結果
から、Core部752により、図78の手順で、ユーザ及び
システムがどう対応すべきかをプランニングされ、処理
される。その結果が、出力Management部753に渡され、
図79の手順で処理が行われ、レスポンスすべきとプラ
ンニングされていた場合、実際にレスポンスが行われ
る。
【0269】ここで、Emailで知らされた会議の内
容やそれ以前のユーザのスケジュールの状況によって
は、ステップs782で、ユーザに積極的に通知することが
必要だとプランニングされるので、レスポンスが必要と
なる。よって、ステップs791でレスポンスありと判断さ
れる。ステップs792では、レスポンスする内容が決定さ
れる。例えば、スケジュールが衝突している場合、どち
らかのスケジュールの選択を促したり、参加すべきかど
うかわからない会議の場合、その判断を問い合せるなど
のレスポンスする内容自体がここで決定される。続い
て、ステップs793において、上記で決定されたレスポン
スの内容をもっとも効果的に伝えることができるメディ
アが、決定される。例えば、ユーザが外出先にいるなら
ば、電話やFAX等の外出先のユーザにも通知すること
ができるメディアが選択され、逆にパソコンなどを使用
している最中ならば、さまざまな資料を効果的に表示す
ることができるパソコン等のメディアが選択される。続
いて、ステップs794、s795において、上記で決定された
内容やメディアに合わせて、文書や画像が作成され、さ
らにメディアによっては自然言語音声に変換されるなど
の方法によって、レスポンスが作成され、発行される。
【0270】図80は、図75の全体的流れをさらに詳
しく、入力された情報からどのようにしてデータが抽出
されるかを説明するためのフローチャートである。
【0271】本実施形態を用いたシステムでは、文書が
入力された場合、まず、ステップS801で、文書のレイア
ウト、バーコードなどの種別判別用記号を参照して、文
書のタイプを推測する。その結果、文書が手紙か、報告
書か、特許公報かなどが推測できれば、ステップS803に
進み、推測できなければ、ステップS810に進み、完全な
OCRを行なって文書タイプを確定する。
【0272】ステップS803では、OCRにより、推測さ
れた文書タイプが正しいかを確認するために、文書タイ
プを確認するのに特徴的なブロックをOCRして解釈す
る(図82参照)。その結果、ステップS804で、手紙の
宛先や特許公報の特許番号などがわかり、文書タイプを
確認する。この確認された文書タイプが推測した文書タ
イプと一致すれば、ステップS806に進み、一致しなけれ
ば、ステップS810に進む。例えば、用紙の上部分に帳票
の種類を表す文字列が印刷されている帳票類であれば、
その用紙の上部をOCRすることで文書タイプ確定が容
易である。
【0273】ステップS806では、上記確認された文書タ
イプの知識ベースを用いて、OCRにより特定ブロック
を読み取り解釈し、ステップS807でその結果得られた情
報と関係する情報が過去に存在したかどうかチェックを
し、存在した場合ステップS808に進み、存在しなかった
場合、ステップS810に進む。その結果、宛先や特許番号
などがわかり、過去に送った手紙の返事であるかどうか
などが理解される。
【0274】ステップS808では、上記理解された状況を
元に、重要となる本文の内容等から目的を判断し、ステ
ップS809で実行する処理を決定する。
【0275】ステップS811では、上記で理解された目的
から、その他のOCRされていない範囲に解析範囲を広
げて解析し、ステップS812以降で実際に処理を実行させ
る。その結果、必要ならばファイリングなどの処理が行
われる。
【0276】上記処理により、内容を推測しながらOC
Rを行うことができるので、従来のようにいきなり完全
なOCRを行うよりも、効率よく正確なOCR結果を得
ることが可能になり、OCR結果を元に行われる処理も
正しく行えるようになる。
【0277】図81は、データ抽出処理の対象となる手
紙/faxの例を示す図である。
【0278】この例において、ステップS801で、文書の
レイアウトから文書のタイプを推測する。その結果、Do
cType1 =手紙/fax.となる。
【0279】一方、ステップS803で、OCRにより、特
定ブロックを読み取り、解釈する。(図82参照)その
結果、From, To, Dear Sirなどが得られ、ステップS804
で、DocType2=手紙/faxと確認される。
【0280】図80のステップS803で説明した、OCR
による特定ブロック読み取りを具体的に説明する。図8
2は、この処理を説明する図である。
【0281】本実施形態を用いたシステムでは、下記の
ようにスキャニングが実行される。 解像度の低いプリスキャンにより、高速に読み込む。 読み込まれた情報のフォームと、DB823に貯えてあ
るフォーム情報とを比較し、一致した場合フォーム以外
に入力された情報または、フォーム毎に指定された領域
(例えば、図82のカード上の枠内の部分)の情報だけを
高解像度で読み込む。 上記で読み込まれた領域だけをOCRの対象として解
析し、処理を続行する。
【0282】更に、この例では、同じフォームのカード
が複数枚存在していることを想定しているので、一定時
間間隔で読み込もうとしている文書は、同じフォームの
可能性が高いので、まず、同じフォームのものとして処
理を行い、矛盾が発生して初めてフォームが異なるもの
として再解析を行う。
【0283】これにより、処理速度の大幅な向上と、解
析範囲を限定し、しかもフォームを特定することで解析
ドメインを特定し、解析精度の大幅な向上が可能にな
る。
【0284】図80のステップS808で説明した、内容等
からの目的の判断を具体的に説明する。
【0285】本実施形態を用いたシステムでは、日付の
データを参照して、図83の手順により、処理の判断が
実行される。送り手が利用者の場合、下記の処理を実行
する。 日付が今日の場合、FAXで送信すると判断する。 日付が昨日以前の場合、以前に同じ文書を送ったかど
うか、同じ内容を見たことがあるか等をユーザに問い合
せ、ファイリング、再送信、利用者の間違いかどうかを
判断する。 日付が明日以降の場合、日付に指定されている日まで
保持するか、利用者の間違いかどうか問い合せる。
【0286】具体的には、図81の文書を例にして、Da
te1を文書の日付、Date2を今日の日付とした時、 Date1 = 1996年11月25日 & Date2 = 1996年11月25日 − 文書送る Date1 = 1996年11月25日 & Date2 = 1997年7月2日 − ファイル Date1 = 1995年11月25日 & Date2 = 1996年11月26日 中身日付 = 1996年12月18日、22日 − 間違い
【0287】図83は、入力された文書から目的を解析
する処理のフローチャートの一例である。文書が入力さ
れると、ステップs830で送信者がユーザかどうか判定さ
れ、ユーザ以外の場合には入力された文書が受信した文
書であると判断され、ステップs831で、それに対応して
ファイリングやデータ抽出等といった目的が洗い出さ
れ、終了する。
【0288】一方、送信者がユーザの場合には、入力さ
れた文書がどのような文書なのかを更に解析する為に、
ステップs832以降に進む。ステップs833で文書の日付と
今日の日付が比較され、日付が近い場合には、ステップ
s835で、以前にその文書を送信したかどうかがチェック
され、送信していない場合にはその目的は「文書の送
信」だと決定される。また、以前に送信した文書の場合
には、ステップs843で、それに対応してファイリングや
再送信等の目的が洗い出される。
【0289】一方、文書の日付がかなり以前のものであ
った場合には、ステップs836に進み、送信したかどうか
がチェックされ、送信した文書の場合、同じくステップ
s843に進む。送信していなかった場合には、ステップs8
37に進み、文書中の情報から他に日付が記載されていな
いかチェックされる。日付を見つけた場合には、同じく
ステップs843に進む。日付が無い場合には、目的として
文書の送信が考えられるが、日付が間違えている可能性
もあると判断される。
【0290】また、文書の日付が現在の日付よりかなり
先のものである場合には、ステップs840で、文書中の情
報から他に日付の記載があるかどうかチェックされ、ス
テップs841で日付を見つけた場合には、目的は「文書の
送信」だと決定される。日付が無い場合には、ステップ
s839に進む。
【0291】〔実施形態27〕図84は、本実施形態を
用いたシステムの構成例の1つを示す図である。この例
では、システムは現状のFAXのように動作する。
【0292】しかし、本実施形態のシステムによれば、
利用者が送信先を指定することなしに、読み込まれた文
書に付されたバーコードやカバーシートの情報から、文
書の送信先が判断されて、適切な送信先へ送信すること
ができる。
【0293】これにより、プリンタ、FAX、Emai
l、WWWに適切に情報が送られることになる。
【0294】〔実施形態28〕図85は、本実施形態を
用いたシステムの構成例の1つを示す図である。この例
では、システムは、机の上にあるあらゆる文書を処理し
てくれる、デスクソータの機能を実現する。
【0295】つまり、読み込まれた文書の内容に応じ
て、分類、ファイリング、スケジューリング、その他デ
ータ抽出、処理の自動実行が行われる。
【0296】〔実施形態29〕図86は、図85で説明
したシステムをさらに詳細に説明したものである。図8
6に基づいて、図87のフローチャートに従って、処理
手順を具体的に説明する。
【0297】図87は、本実施形態の処理手順を表わす
フローチャートである。図88、図89は、この処理中
に利用される知識を表わしたものであり、図88は、一
般知識ベースの知識を表わしたものである。図89は、
カバーページに特定された分野の知識ベースの知識をあ
らわしたものである。本実施形態では、図88、図89
で定義された情報を参照して、入力された文書中に含ま
れる文字列と、図中の文字列の欄で定義された文字列と
を比較し、一致した項目の概念と、その意味を更に特定
するRoleと、後続する情報を規定するCondition又は、
指示された処理Actionを取得し、解析を行う。
【0298】図87において、ステップS870で、カバー
ページをスキャンしてOCR処理を実行する。ステップ
S871で、図88の知識ベースを参照し、送信者、受信者
の氏名、電話番号、FAX番号などの情報を抽出する。ス
テップS872で、抽出した情報をデータベースに登録す
る。例えば、図86の例では受信した文書のカバーペー
ジに「To: Macrohard Corp.」という文字列が含まれてい
る。そこで、図88の文字列の欄に定義されている項目
と比較すると、一致する項目「To」が発見され、そのRole
は受信会社名または氏名であるので、受信者の情報とし
て「Macrohard Corp.」が抽出される。
【0299】ステップS873で、図89のカバーページに
特定された分野の知識ベースから、通知方法や手段、フ
ァイリング作業や場所などのアクションやJOBを取り
出す。例えば、図86の例では受信した文書のカバーペ
ージに「File: MH/Contract」という文字列が含まれてい
る。そこで、図89の文字列の欄に定義されている項目
と比較すると、一致する項目「File」が発見され、指示さ
れたアクションとして、ファイリングすることが取り出
され、ファイリング場所の情報として、文書中から「MH
/Contract」が抽出される。
【0300】ここで、Date1 = 1996年11月25日 & Date
2 = 1996年11月25日であるとすると、図83につき説明
したように、目的−文書送ると判断される。
【0301】ステップS874では、本処理の目的のための
アクションが存在するか確認する。ステップS875では、
相手に文書を送信することが目的であるので送信するア
クションを実行する。ステップS876で、カバーページの
情報からファイリングの必要があるか判断する。ステッ
プS877で、図86の例では必要があるので、指示された
場所である「MH/Contract」にファイリングする。
【0302】ステップS878で、ステップS876と同様に、
カバーページの情報から送信者に通知する必要があるか
判断する。送信者に音声で通知するように指示されてい
るため、ステップS879で、相手に文書を送信したことを
音声で送信者に通知する。ステップS880で、その他のア
クションがあるかを判断する。ステップS881では、キー
ワード指定があるので、ABCというキーワードでイン
デックスを作成する。
【0303】〔実施形態30〕図90は、過去に行われ
た履歴を、音声入力された自然言語による指示に基づい
て参照して、処理を実行する例を示す図である。図90
を基に、図91のフローチャートに従って、処理の説明
を行なう。
【0304】図91は、本実施形態の処理の流れを示す
フローチャートである。ユーザから音声により、「Fax
Contract again to John. Notify him by Phone.」とい
う指示を受信すると、本システムは受信した自然言語に
よる指示の目的を解析し、「Contractという文書をJohn
にFAXで再送信し、到着を電話で知らせる。」という
ことを理解する。そこで、具体的に文書Contractと、送
信先Johnを特定して、処理を実行させる為に、図91の
フローを実行させる。
【0305】ステップs910で、再送信ということは以前
に送信が行われているので、データベースから履歴情報
を取得する。その結果、文書Contract及びJohnが履歴情
報から特定される。ステップS911で、パーソナルデータ
ベースから John の宛先を取得する。データベース中に
は、John SmithとJohn Bushという2人のJohnが存在して
いるので、本来であれば送信先を特定することはできな
いはずであるが、ステップs910で履歴情報を参照したこ
とで、以前に文書Contractを送ったJohnとは、John Smi
thであると判明し、送信先が特定される。ステップS912
で、ファイリングデータベースから「Contract」文書を
取得する。ステップS913で、送信先である John に文書
を送信する。ステップS914では、通知指示「Notify him
by Phone」があるので通知の必要があると判断する。
ステップS915では、図89と同様、知識ベースのルール
から、受信者に電話での通知をするように、送信先のF
AX901に指示を行なう。ステップS916で、その外のア
クションは指示されていないので処理を終了する。
【0306】更に、文書を受信したFAX901は、前述
の通知指示にしたがって、JohnにMr.Doorsから文書を受
信したことを、電話で通知する。なお、FAX901が電
話で通知することができない場合には、送信元で行なう
ようにしてもよい。
【0307】〔実施形態31〕図95は、解析された入
力文書の内容から、利用者が何かを行うべきと判断し、
実際に利用者に問い合せた後、必要な処理を自動実行し
た例のフローチャートである。図92は、入力文書の例
を示す図である。図93は、システムとユーザとの会話
の内容を表わした図である。図94は、図93の会話か
ら判断してシステムが作成した出力文書である。
【0308】図95のフローチャートに基づいて、図9
2の入力文書から図94の出力文書を作成するまでの処
理を説明する。
【0309】ステップS950で、図92の入力文書を解析
して、以下の目的を理解する。(a)John Smith さんが11
月28日の3時に横浜に到着すること。(b) John Smith さ
んは日本語が苦手なこと。(c)駅に迎えに来て欲しいこ
と。
【0310】ステップS951で、理解した内容から、利用
者が何かを行なうべきかを判断する。ここでは、駅に迎
えに行かなければならないと判断するので、ステップS9
52に移る。ステップS952では、自分(システム)が代理
で実行できるか判断する。ここでは、システムは自分で
迎えに行くことはできないのでステップS953に移る。ス
テップS953で、利用者に問い合せる必要があるかどうか
判断し、ステップS954へ進む。この例では、入力された
文書の宛先から Aruna Rohra さん宛ての依頼であるこ
とを判断されるので、ステップS954に移る。
【0311】ステップS954で、利用者(Aruna Rohraさ
ん)に問い合わせる為の作業を行ない、問い合わせを行
なう。この例では、ステップs951で理解した結果から、
利用者にJohnさんを迎えに行かなければならないが、ど
う対処したら良いかを利用者に問い合せている。ステッ
プS955で、問い合わせた結果から次に何を行なうかを判
断し、行動を起こす必要があるか否かを判断する。この
例では、利用者が、田中さんに迎えに行くことを頼むよ
うに、指示しているので、その指示にしたがって行動を
起こす。よって、ここでは田中さんに代わりにお願いで
きないかを頼む必要が出てきたので、行動を起こす必要
があると判断する。ステップS956で、田中さんに代理を
お願いするための文書作成および連絡を行なう。ここで
は電子メール用の文書を作成し、送信する。この例で
は、Johnさんが28日に到着するという情報と、利用者の
代りに迎えに行って欲しいという指示と、この依頼の元
になったオリジナルの文書を添付するということから、
文書を自動作成している。
【0312】以上で、入力文書から、利用者が実際に行
動を起こさなければならない事柄(ここでは駅に迎えに
行くということ)を実施するための処理の流れを説明し
た。
【0313】〔実施形態32〕図96は、リモコンによ
りシステムを操作する実施形態を示す図である。
【0314】本実施形態のシステムによれば、デバイス
とリモコンが直接あるいは間接的にコミュニケーション
することで、お互いにお互いを特定することができる。
それにより、自動デバイス特定、デバイスの能力を
デバイスから取得、デバイス固有のUI(ユーザ・イ
ンタフェース)、音声による操作、基本操作はすべ
てのデバイスに対して共通、ユーザ固有のUI、状
況に応じた自由度の高いUIといった機能が実現され
る。
【0315】つまり、リモコンを操作対象機器に向け
るだけで操作対象機器を自動的に認識し、デバイス毎
の情報をデバイス自体からIrDAや無線LANを介し
て取得し、取得されたデバイス毎の情報からデバイス
固有のUIを実現し、音声による操作を可能にする一
方、基本的な操作は同一のリモコンで操作可能とする
ことで共通基本操作を実現し、ユーザの識別情報を参
照することで、ユーザ毎に必要な情報をデータベースや
アドレスブックから取得して、ユーザ固有のUIを実現
するだけでなく、状況に応じて最適なUIを実現す
る。
【0316】図96では、リモコン960をFAX963に向
けることで、FAX963から機種識別情報を得て、この
機種に対応するUIをアクティブとし、表示された「Fax
to」に続けて、タッチペンで、「Fax to John」という文
字列を入力してFAX963に指示することで、パソコン9
64内のアドレスブック965からJohnのFAX番号を読み出し
て、その番号に対して、FAX963にセットされた文書
あるいはパソコン964内のファイル上の指定された文書
を送信する。この詳細については、後述する。
【0317】〔実施形態33〕図97は、ステータスモ
ニタの例を示す図である。
【0318】本実施形態のシステムによれば、利用者が
直接操作を行っている機械以外の情報を参照することが
できる。
【0319】それにより、リモート & ハンディ管
理、自動デバイス特定、ステータスを見るための共
通入出力、携帯電話の機能を持つ、音声操作、赤
外線入出力可能なすべてのデバイスに対応できるといっ
た機能が実現される。
【0320】つまり、対象機器から離れた場所であっ
ても必要な情報を取得可能になり、リモコンを操作対
象機器に向けるだけで操作対象機器を自動的に認識し、
基本的な操作は同一のリモコンで操作可能とすること
で共通基本操作を実現し、リモコンに携帯電話の機能
を持たせることで操作性を向上し、音声操作を可能に
し、一般的なプロトコルを用いることで赤外線入出力
可能なすべてのデバイスに対応可能となる。
【0321】図97では、ステータスモニタ970をプリ
ンタ961、コピー機962、あるいはFAX963に向けて、
タッチペンで、「Status」という文字列を入力して指示す
ることで、ステータスモニタ970を向けたデバイスから
ステータス情報をステータスモニタ970に読み出して、
ステータスモニタ970のユーザが各デバイスのステータ
スを確認することができる。また、例えば、パソコン96
4が、ステータスモニタ970からの命令が受信できない場
所にある場合でも、このパソコン964とネットワークを
介して通信可能なプリンタ961等に対して、パソコン964
を指定してステータスを要求することにより、ネットワ
ークとプリンタ961を介して、パソコン964からステータ
ス情報をステータスモニタ970に読み出すこともでき
る。
【0322】〔実施形態34〕図98は、リモコン960
が対象機種を認識し、対応するUIをリモコン960の内
部から読み出して表示する例を示す図である。対象機種
に向けていない状態でのリモコンには、図の中央のよう
に、「操作したい機械に向けて下さい」というメッセージ
が表示されたデフォルト状態の画面となっている。
【0323】ここで、リモコンと対象機種との間のコミ
ュニケーションの流れを説明する。なお、下記の説明で
及びは必須のものではない。例えば、で対象機種
が常に一定間隔でリモコンに向けた信号を発しているよ
うにすれば、同じ効果を実現できる。あるいは、対象機
種または他の装置によって、リモコン960が対象機種に
向けられていることを、リモコン960と対象機種との位
置関係から検出するようにしてもよい。また、で、リ
モコン960が、対象機種の装置形状を見て対象機種を識
別したり、対象機種に付されたバーコードを読み取って
対象機種を識別したりするようにしてもよい。つまり、
図98では必須の部分だけを図示している。
【0324】利用者がリモコン960を対象機種に向け
る。 リモコン960から対象機種に対象機種識別信号要求信
号を送るタイミングを決定する為に、利用者がリモコン
960のタッチパネルなどに触れる。または、あらかじめ
常に一定間隔で対象機種識別信号要求信号を送るように
設定されている。 リモコン960から対象機種識別信号要求信号を対象機
種に送る。 リモコン960からの対象機種識別信号要求信号の要求
に従って、あるいはあらかじめ常に一定間隔で対象機種
識別信号を送るように設定されていれば、その設定にし
たがって、対象機種識別信号を送る。 対象機種識別信号を受け取ったリモコン960は、信号
が示す対象機種にあわせてUIを決定し、リモコン960
内部で貯えている対応するUIを表示する。ここで、識
別信号は機種毎としたが、機器毎とすることで、同機種
でも機器毎に異なるUIを利用することもできる。
【0325】図99は、リモコンが対象機種を認識し、
対応するUIをリモコン960の内部から読み出して表示
する例における、リモコン側の処理の例を示すフローチ
ャートである。リモコン側の処理の流れを説明する。
【0326】ステップS991で、利用者の指示操作がある
まで、待機する。ステップS992で、対象機種から対象機
種識別信号を発信してもらう為の、対象機種識別信号要
求信号を、赤外線等の方法で発信する。ステップS993
で、対象機種から対象機種識別信号が発信されるまで待
機する。ステップS994で、受け取った対象機種識別信号
に対応するUIを、リモコン960が参照可能な内部のメ
モリなどから取得し、表示する。
【0327】図100は、リモコン960が対象機種を認
識し、対応するUIをリモコン960の内部から読み出し
て表示する例における、対象機種側の処理の例を示すフ
ローチャートである。対象機種側の処理の流れを説明す
る。
【0328】ステップS1001で、リモコン960からの要求
信号があるまで待機する。ステップS1002で、対象機種
識別信号を、赤外線通信等の方法で発信する。
【0329】〔実施形態35〕図101は、リモコンが
対象機種からUIを受け取り、表示する例を示す図であ
る。対象機種に向けていない状態でのリモコン960に
は、図101の中央のようにデフォルト状態の画面が表
示されている。
【0330】ここで、リモコンと対象機種との間のコミ
ュニケーションの流れを説明する。
【0331】なお、下記の説明でからは必須のもの
ではない。例えば、で対象機種が常に一定間隔でリモ
コンに向けた信号を発しているようにすれば、同じ効果
を実現できる。あるいは、対象機種または他の装置によ
って、リモコン960が対象機種に向けられていること
を、リモコン960と対象機種との位置関係から検出する
ようにしてもよい。また、で、リモコン960が、対象
機種の装置形状を見て対象機種を識別したり、対象機種
に付されたバーコードを読み取って対象機種を識別した
りするようにしてもよい。つまり、図101では必須の
部分だけを説明している。
【0332】利用者がリモコン960を対象機種に向け
る。 リモコン960から対象機種にUI要求信号を送るタイ
ミングを決定する為に、利用者がリモコン960のタッチ
パネルなどに触れる。または、あらかじめ常に一定間隔
でUI要求信号を送るように設定されている。 リモコン960からUI要求信号を対象機種に送る。 リモコン960からのUI要求信号の要求に従って、U
Iを送る。あるいはあらかじめ常に一定間隔でUIを送
るように設定されていればその設定に従って、UIを送
る。 UIを受け取ったリモコン960は、UIを表示する。
【0333】図102は、リモコン960が対象機種から
UIを受け取り、表示する例における、リモコン側の処
理の例を示すフローチャートである。リモコン側の処理
の流れを説明する。
【0334】ステップS1021で、利用者の指示操作があ
るまで待機する。ステップS1022で、対象機種からUI
を発信してもらう為の、UI要求信号を、赤外線通信等
の方法で発信する。ステップS1023で、対象機種からU
Iが発信されるまで待機する。ステップS1024で、受け
取ったUIを表示する。
【0335】図103は、リモコンが対象機種からUI
を受け取り、表示する例における、対象機種側の処理の
例を示すフローチャートである。対象機種側の処理の流
れを説明する。
【0336】ステップS1031で、リモコン960からの要求
信号があるまで待機する。ステップS1032で、UIを、
赤外線通信等の方法で発信する。
【0337】〔実施形態36〕図104は、各デバイス
のUIは無線LANサーバ1041内にあり、リモコン960
を対象機種であるコピー機962に向けて、UIを要求す
ると、コピー機962からの依頼で、無線LANサーバ104
1からリモコン960に対してUIが送信され、表示される
例を示す図である。
【0338】対象機種に向けていない状態でのリモコン
960には、図104の中央のようにデフォルト状態の画
面が表示されている。
【0339】ここで、リモコンと対象機種との間のコミ
ュニケーションの流れを説明する。 利用者がリモコン960を対象機種(ここでは、コピー
機962とする)に向ける。 リモコン960から対象機種にUI要求信号を送るタイ
ミングを決定する為に、利用者がリモコン960のタッチ
パネルなどに触れる。または、あらかじめ常に一定間隔
でUI要求信号を送るように設定されている。 リモコン960自身を識別するためのリモコン識別情報
(リモコンAとする)と共にUI要求信号を対象機種に
送る。 リモコンからリモコン識別情報とUI要求信号を受け
取った対象機種は、リモコン識別情報(リモコンA)と
対象機種自身を識別する対象機種識別情報(コピー機)
を、対象機種を管理しているサーバ1041に送り、UIの
送信を依頼する。 サーバ1041はリモコン識別情報で示されるリモコン96
0に、対象機種識別情報で示される機種のUIを、無線
LAN等を介して発信する。 発信された自分宛てのUIを受け取ったリモコン960
は、UIを表示する。
【0340】図105は、リモコンが対象機種からUI
を直接受け取らず、無線LAN等を介してUIを受け取
り、表示する例におけるリモコン側の処理のフローチャ
ートである。
【0341】リモコン側の処理の流れを説明する。ステ
ップS1051で、利用者の指示操作があるまで待機する。
ステップS1052で、対象機種に対して、UIを発信して
もらう為のUI要求信号と、リモコン自身を識別するた
めのリモコン識別情報とを赤外線通信等の方法で発信す
る。ステップS1053で、どこからかUIが発信されるま
で待機する。ステップS1054で、受け取ったUIを、表
示する。
【0342】図106は、リモコンが対象機種からUI
を直接受け取らず、無線LAN等を介してUIを受け取
り、表示する例における、対象機種側の処理の例を示す
フローチャートである。対象機種側の処理の流れを説明
する。
【0343】ステップS1061で、リモコン960からの要求
信号があるまで待機する。ステップS1062で、リモコン
から受け取ったリモコン識別情報と、自分自身の対象機
種識別情報をサーバ1041に送信し、UIの送信を依頼す
る。
【0344】図107は、リモコンが対象機種からUI
を直接受け取らず、無線LAN等を介してUIを受け取
り、表示する例における、サーバ側の処理の例を示すフ
ローチャートである。サーバ側の処理の流れを説明す
る。
【0345】ステップS1071で、対象機種からのUI送
信要求信号があるまで待機する。ステップS1072で、対
象機種から受け取ったリモコン識別情報が示すリモコン
960に、対象機種識別情報が示す機種のUIを発信す
る。
【0346】〔実施形態37〕図108は、各デバイス
のUIは無線LANサーバ1041内にあり、リモコン960a
あるいは960bを対象機種であるFAX963に向けて、U
Iを要求すると、FAX963からの依頼で、無線LAN
サーバ1041からリモコン960aあるいは960bに対して利用
者毎に異なるUIが送信され、表示される例を示す図で
ある。
【0347】対象機種に向けていない状態でのリモコン
960aあるいは960bには、図108の中央のようにデフォ
ルト状態の画面が表示されている。この画面は、リモコ
ン960a、960bに共通である。
【0348】ここで、利用者と、リモコン960aあるいは
960bと、対象機種との間のコミュニケーションの流れを
説明する。 利用者がリモコン960aあるいは960bを対象機種に向け
る。 リモコン960aあるいは960bから対象機種にUI要求信
号を送るタイミングを決定する為に、利用者がリモコン
960aあるいは960bのタッチパネルなどに触れる。また
は、あらかじめ常に一定間隔でUI要求信号を送るよう
に設定されている。 リモコン960aあるいは960b自身を識別するためのリモ
コン識別情報(リモコンA、リモコンB)と、利用者自
身を識別するための利用者識別情報(上級者、初心者)
とを、共にUI要求信号を対象機種に送る。 リモコン960aあるいは960bから、リモコン識別情報と
利用者識別情報とUI要求信号を受け取った対象機種
は、受け取ったリモコン識別情報と利用者識別情報と共
に、対象機種自身を識別する対象機種識別情報を、対象
機種を管理しているサーバ1041に送る。 サーバ1041はリモコン識別情報で示されるリモコン96
0aあるいは960bに、利用者識別情報と対象機種識別情報
で示されるUIを、無線LAN等を介して発信する。図
108の例では、初心者にとっては利用するのが難しい
同報通信機能の為のUIを初心者には送らず、上級者だ
けに送っている。 発信された自分宛てのUIを受け取ったリモコン960a
あるいは960bは、UIを表示する。
【0349】上記の例では、利用者識別情報として、リ
モコンから利用者のレベル情報を送信するようにしてい
たが、リモコンからはユーザ名などのユーザを個別に識
別する情報を送信するようにして、対象機器あるいはサ
ーバにおいて、受信した識別情報からユーザのレベルを
判別するようにしてもよい。
【0350】上記の例ではUIに限って説明したが、利
用者毎に異なる利用者識別情報を参照すれば、利用者宛
てに到着した緊急メールの内容や、すぐに知らせたいス
ケジュールなどをUIに含めてリモコンに送信すること
ができる。
【0351】図109は、リモコンが対象機種からUI
を直接受け取らず、無線LAN等を介して利用者毎に異
なるUIを受け取り、表示する例におけるリモコン側の
処理の例を示すフローチャートである。リモコン側の処
理の流れを説明する。
【0352】ステップS1091で、利用者の指示操作があ
るまで待機する。ステップS1092で、対象機種からUI
を発信してもらう為のUI要求信号と、リモコン自身を
識別するためのリモコン識別情報と、利用者自身を識別
するための利用者識別情報を赤外線通信等の方法で発信
する。ステップS1093で、どこからかUIが発信される
まで待機する。ステップS1094で、受け取ったUIを、
表示する。
【0353】図110は、リモコンが対象機種からUI
を直接受け取らず、無線LAN等を介して利用者毎に異
なるUIを受け取り、表示する例における、対象機種側
の処理の例を示すフローチャートである。対象機種側の
処理の流れを説明する。
【0354】ステップS1101で、リモコンからの要求信
号があるまで待機する。ステップS1102で、リモコンか
ら受け取ったリモコン識別情報と、利用者識別情報と共
に、自分自身の対象機種識別情報をサーバ1041に送信
し、UIの送信を依頼する。
【0355】図111は、リモコンが対象機種からUI
を直接受け取らず、無線LAN等を介して利用者毎に異
なるUIを受け取り、表示する例における、サーバ側の
処理の例を示すフローチャートである。また、図112
は、対象機種と利用者識別情報から決定されるUIを示
した表の一例である。サーバ側の処理の流れを説明す
る。
【0356】ステップS1111で、対象機種からのUI送
信要求信号があるまで待機する。ステップS1112で、対
象機種から受け取ったリモコン識別情報が示すリモコン
に、図112のような定義を参照して、対象機種識別情
報と利用者識別情報に対応するUIを発信する。
【0357】〔実施形態38〕図113、114は、目
の前にある操作対象機種が持っていない機能を実現する
例を示す図である。この例の利用者とリモコンと対象機
種との間のコミュニケーションの流れを説明する。 利用者がリモコン960を対象機種に向け、行いたい機
能を指定する。 リモコン960からの要求を受け取った操作対象機種
は、サーバ1041にその要求を伝える。 サーバ1041は要求された機能に対応した機種のUIを
発信する。 リモコン960は受信したUIを表示する。 利用者はUIの指示にしたがって、操作を行う。この
例の場合、利用者は目の前にあるコピー機962に送りた
い文書をセットし、リモコン960で送り先を指示して実
行させる。 操作対象機器は、自分ができることは自分で実行し、
自分ではできないことを他の機器に依頼する。この例の
場合、コピー機962は文書の読み込みは行うが、FAX
送信することはできないので、FAX963に文書データ
と共に、送信先などの操作指示の内容を送る。 FAX963は指示に従い、送られてきた文書データを
指定された送信先にFAX送信する。
【0358】上記の例で、コピー機962が自分ではでき
ない機能を依頼する機器を決定するには、各機器が他の
機器の機能についての知識を持っているようにしてもよ
いし、ネットワーク上の各機器に対して、その機能が実
行可能かを問い合わせた結果、決定するようにしてもよ
い。あるいは、機能と対応する機種の知識を持つサーバ
1041に問い合わせるようにしてもよい。
【0359】〔実施形態39〕図115は、目の前にあ
る操作対象機種とリモコンの途中に障害物があるなどの
理由で、リモコンが操作対象機種と直接コミュニケーシ
ョン取れなかった場合に、他の経路で間接的なコミュニ
ケーションを試みる例を示す図である。
【0360】ここで、利用者とリモコンと対象機種との
間のコミュニケーションの流れを説明する。なお、下記
の説明でからは必須のものではない。例えば、で
対象機種が常に一定間隔でリモコンに向けた信号を発し
ているようにすれば、同じ効果を実現できる。つまり、
図115では必須の部分だけを図示している。
【0361】利用者がリモコン960を対象機種に向け
る。 リモコン960から対象機種にUI要求信号を送るタイ
ミングを決定する為に、利用者がリモコン960のタッチ
パネルなどに触れる。または、あらかじめ常に一定間隔
でUI要求信号を送るように設定されている。 リモコン960からUI要求信号を対象機種に送る。 対象機器は、リモコン960からのUI要求信号の要求
に従って、あるいはあらかじめ常に一定間隔でUIを送
るように設定されていればその設定にしたがって、UI
を送る。 UIを受け取ったリモコン960は、UIを表示する。 ここで、リモコン960では、UI要求信号送信から一
定時間経過後、あるいは一定間隔でUIを送るように設
定されている場合にはその間隔以上の間、UIが送られ
てこない場合、別経路でUI要求信号を送る。この例で
は、赤外線信号によるコミュニケーションを実現できな
い場合、無線LANを利用したコミュニケーションを試
みる。 無線LANを介して、取得したUIを表示する。
【0362】図116は、目の前にある操作対象機種と
リモコンの途中に障害物があるなどの理由で、リモコン
が操作対象機種と直接コミュニケーション取れなかった
場合に、他の経路で間接的なコミュニケーションを試み
る例における、リモコン側の処理の例を示すフローチャ
ートである。リモコン側の処理の流れを説明する。
【0363】ステップS1161で、利用者の指示操作があ
るまで待機する。ステップS1162で、対象機種からUI
を発信してもらう為のUI要求信号と、リモコン自身を
識別するためのリモコン識別情報を赤外線等の方法で発
信する。ステップS1163で、UIを受信したかどうかチ
ェックする。ステップS1164で、要求送信後、一定時間
経過したかどうかチェックする。ステップS1165で、対
象機種からUIを発信してもらう為のUI要求信号と、
リモコン自身を識別するためのリモコン識別情報とをス
テップS1162での発信経路とは異なる、無線LAN等の
方法で発信する。ステップS1166で、受け取ったUI
を、表示する。
【0364】この場合、操作対象機種自体に直接送信し
たUI要求信号を、無線LANサーバ1041に送ることに
なるが、UI要求信号を受け取った無線LANサーバ10
41では、操作対象機種が不明であるので、まず、機種
(機能)を選択するためのメニューが表示される。そし
て、選択された機種に対応するUIが表示される。この
UIは、無線LANサーバ1041がリモコン960から機種
選択信号を受信して、その機種に対応するUIをリモコ
ン960に送信するようにしてもよいし、前記メニューと
ともに、そのメニューから選択可能な複数のUIを送信
するようにしてもよい。
【0365】〔実施形態40〕図117は、利用者が行
った操作・アクションと、時刻とを、それに関わる重要
な情報と共に履歴として保存しておく例を示す図であ
る。
【0366】ここで、利用者が行った操作・アクション
と、時刻を、それに関わる重要な情報と共に履歴として
保存するときの流れについて、説明する。 利用者が文書をFAX963にセットし、利用者(発信
者)名と共に、A社のaさんに送信するように指示す
る。 FAX963は指示にしたがって文書を送信すると共
に、Tomさんの指示により、文書を aさんに送付した事
実を、送付した文書及び送付時刻と共にサーバ1041に伝
える。 サーバ1041は、受け取った文書を適当な名前のファイ
ル〔File ABC〕として保存すると共に、受け取った事実
を履歴情報として保存する。
【0367】図118は、利用者が行った操作・アクシ
ョンと、時刻とを、それに関わる重要な情報と共に履歴
として保存しておく例における、リモコン側の処理の例
を示すフローチャートである。リモコン側の処理の流れ
を説明する。
【0368】ステップS1181で、利用者の指示操作があ
るまで待機する。ステップS1182で、利用者が行った指
示操作に対する要求信号と、リモコン自身を識別するた
めのリモコン識別情報と、利用者自身を識別するための
利用者識別情報を赤外線通信等の方法で発信する。ステ
ップS1183で、どこからかUIが発信されるまで待機す
る。ステップS1184で、受け取ったUIを、表示する。
【0369】図119は、利用者が行った操作・アクシ
ョンと、時刻を、それに関わる重要な情報と共に履歴と
して保存しておく例における、対象機種側の処理の例を
示すフローチャートである。対象機種側の処理の流れを
説明する。
【0370】ステップS1191で、リモコン960からの要求
信号があるまで待機する。ステップS1192で、リモコン9
60からの要求信号に対応する処理を実行する。図117
の例の場合、利用者がセットした文書を読み込み、A社
のaさんに送信することになる。ステップS1193で、リモ
コン960から受け取ったリモコン識別情報と、利用者識
別情報と、自分自身の対象機種識別情報と、行ったアク
ションと関係する重要な情報とをサーバ1041に送信す
る。図117の例の場合、Tomさんの指示により、文書
を aさんに送付した事実を、送付時刻と共に、この事実
に関わる重要な情報である送付文書自体をサーバ1041に
送信する。
【0371】図120は、利用者が行った操作・アクシ
ョンと、時刻とを、それに関わる重要な情報と共に履歴
として保存しておく例における、サーバ側の処理の例を
示すフローチャートである。また、図121は、この処
理の結果、更新された履歴情報の一例を示す図である。
サーバ側の処理の流れを説明する。
【0372】ステップS1201で、対象機種からの要求信
号があるまで待機する。ステップS1202で、受け取った
事実に関わる重要な情報を保存する。図117の例の場
合、Tomさんが送信を指示した文書を File ABC として
保存している。
【0373】ステップS1203で、受け取った事実によ
り、履歴情報を更新する。図117の例の場合、Tomさ
んが1996/7/5 10:00に、A社のaさんに文書を送ったこ
とが、ステップS1201で保存したファイル名と共に、記
録される。図121は更新された履歴情報の例であり、
1996/7/3にMaryがFileXYZを10部コピーしたという事実
に、1996/7/5 10:00に、TomさんがFile ABCをA社のa
さんに送信したという事実が追加されたものである。ス
テップS1204で、対象機種から受け取ったリモコン識別
情報が示すリモコンに、処理が正しく終了したというU
Iを発信する。
【0374】〔実施形態41〕図122及び図123
は、利用者が行った操作・アクションと、時刻を、それ
に関わる重要な情報と共に履歴として保存した後に、履
歴を元に操作を行った例を示す図である。
【0375】ここで、利用者が行った操作・アクション
と、時刻を、それに関わる重要な情報と共に履歴として
保存した後に、履歴を元に操作を行ったときの流れにつ
いて、説明する。 リモコン960は、コピー機962に向かって、Tomさんの
履歴を見せるように指示する。 コピー機962は、この指示に基づいて、履歴を管理す
るサーバ1041に、Tomさんの履歴を見せるように伝え
る。 サーバ1041は、履歴情報を参照して、Tomさんが関わ
った履歴のみをUIとしてコピー機962に発信し、コピ
ー機962は、このUIをリモコン960に送信する。 Tomさんは、リモコン960に表示されている履歴の中か
ら特定の事実を選択し、アクションを指示する。この例
の場合、以前にA社に送った資料があらためて必要にな
ったので、履歴の中から「 File ABCをA社のaさんに
送信した」という事実を選択し、アクションとして「コ
ピー」を指示することで、目の前のコピー機962からそ
の資料を取り出そうとしている。 コピー機962は、利用者からの「 File ABCをコピー」
という指示をサーバ1041に伝える。 サーバ1041は、対応する文書「 File ABC」をコピー
機962に送る。 コピー機962は、サーバ1041から受け取った文書を印
刷する。
【0376】上記において、ユーザは、目の前のコピー
機962から必要な資料を取り出すために、履歴の中から
「 File ABCをA社のaさんに送信した」という事実を
選択するようにしていたが、出力したい文書の名称「 F
ile ABC」を知っている場合には、履歴に代えてファイ
ルの一覧を表示させ、その中からファイル名を選択した
り、直接ファイル名を入力したりすることもできる。
【0377】また、上記では、取り出す文書を、FAX
963で送信するとともに、サーバ1041に保存した文書と
していたが、ネットワーク上のPCに保存されている文
書などを対象とすることもできる。
【0378】図124は、以上の実施形態で利用するリ
モコン960の構成例を示す図である。
【0379】1241は表示部であり、液晶により表示を行
なう。更に、表示部1241には抵抗膜が付いており、ペン
1242を用いて情報を入力することができる。この入力
は、ペン1242で画面上のボタンを選択するものでもよ
い。更に、文字認識機能を設け、ペン1242で書いた文字
を入力することもできる。
【0380】入力された情報は、通信部1243より他の機
器へ送信することができる。また、装置内部には、制御
のためのCPU1244とともに、記憶部1245が備えられて
おり、入力情報や通信部1243から受信した情報、操作の
履歴などを記憶する。記憶部1245としては、SRAMカ
ード、SIMM、HDDなどを用いることができる。ま
た、バッテリー駆動であり、防滴になっている。
【0381】図125は、以上の実施形態で利用するリ
モコン960の他の構成例を示す図である。
【0382】1251は表示部であり、液晶あるいはCRTに
より表示を行なう。更に、表示部1251に、オプションと
してタッチパネルを追加することもできる。これによ
り、指やペンなどを用いて情報を入力することができ
る。1252は、ボタンの操作により情報を入力する入力部
である。入力された情報は、通信部1253より他の機器へ
送信することができる。また、装置内部には、制御のた
めのCPU1254とともに、記憶部1255が備えられてお
り、入力情報や通信部1253から受信した情報、操作の履
歴などを記憶する。記憶部1255としては、SRAMカー
ド、SIMM、HDDなどを用いることができる。
【0383】図125のリモコンは、記憶部1255を取り
外しても、ボタンリモコンとして使用できる。また、通
信部1253を取り外しても、電子メモ帳(PC)として使用
できる。また、入力部1252を取り外しても、タッチパネ
ルを用いて、図124のように使用することができる。
【0384】図126は、以上の実施形態で利用するリ
モコン960の他の構成例を示す図である。
【0385】1261は表示部であり、液晶により表示を行
なう。1262は、ボタンの操作により情報を入力する入力
部である。入力された情報は、赤外通信部1263より他の
機器へ送信することができる。また、装置内部には、制
御のためのCPU1264とともに、記憶部1265が備えられ
ており、入力情報や赤外通信部1263から受信した情報、
操作の履歴などを記憶する。記憶部1255としては、SR
AMカード、SIMM、HDDなどを用いることができ
る。更に、PCMCIAスロット1266が設けられており、例え
ば、PCMCIAカードを差し込んで、PCMCIAバスによる接続
が可能となり、2系統の通信経路を利用できる。また、
赤外通信部1263は発光による送信のみで、受信はPCMCIA
バスを使用するようにしてもよい。もちろん、PCMCIAバ
スによる接続を使用しなくてもよい。
【0386】なお、本発明は、上記実施形態の機能が実
現できる範囲において、複数の機器(例えばコンピュー
タ本体、インターフェイス機器、ディスプレイなど)か
ら構成されるシステムに適用しても、単一の機器からな
る装置に適用してもよい。
【0387】また、前述した実施形態の機能を実現する
ように各種デバイスを動作させることを目的として、該
各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコ
ンピュータに、前述した実施形態の機能を実現するソフ
トウェアのプログラムコードを供給し、供給されたプロ
グラムにしたがって、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(またはCPUやMPU)により、前記各種デ
バイスを動作させることによって実施したものも、本願
発明の範囲に含まれる。またこの場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコード自
体、そのプログラムコードをコンピュータに供給する手
段、例えばかかるプログラムコードを記憶した記憶媒体
は、本発明を構成することになる。
【0388】かかるプログラムコードを供給する為の記
憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、
ROM等を用いることができる。
【0389】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)、あるいは他のアプリケーショ
ンソフトなどと協働して前述の実施形態の機能が実現さ
れる場合にも、かかるプログラムコードは本願発明の範
囲に含まれることは言うまでもない。
【0390】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0391】本願発明を上記記憶媒体に適用する場合、
その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応
するプログラムコードを格納すればよい。
【0392】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力情報に対して、有用なデータを抽出保存するなど、
内容に応じた適切な処理を施す際に、ユーザの操作の負
担を軽減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のシステム構成を表す図である。
【図2】実施形態の機能構成を示す図である。
【図3】実施形態の各装置のハードウェア構成を表す図
である。
【図4】実施形態の処理の流れを示したフローチャート
である。
【図5】複数のプリンタから、最適なプリンタを選択し
て印刷を実行する処理の流れを示した図である。
【図6】リモコンを利用する場合を説明する図である。
【図7】スキャナから文書を読み込み、特定のプリンタ
に送信しようとした場合の例を示す図である。
【図8】スキャナから文書を読み込み、スキャナが管理
できない特定のプリンタに送信しようとした場合の例を
示す図である。
【図9】スキャナから文書を読み込み、スキャナが管理
できない特定のプリンタに送信しようとした場合の例を
示す図である。
【図10】スキャナから文書を読み込み、スキャナが管
理できない特定のプリンタに送信しようとした場合の例
を示す図である。
【図11】プリンタの状態を通知する場合の例を示す図
である。
【図12】実施形態8の処理手順を表わしたフローチャ
ートである。
【図13】ファイリング処理で、ファイリングする情報
を事前にユーザに伝える場合を示す図である。
【図14】受信データの要否を判断し、不要な情報を破
棄する場合を示す図である。
【図15】実施形態9の処理手順を示すフローチャート
である。
【図16】実施形態9の情報の流れを示す図である。
【図17】JOB実行の詳細な手順を表わすフローチャ
ートである。
【図18】読み込む機密情報の例を示す図である。
【図19】JOBテーブルの例を示す図である。
【図20】印刷Windowの例を示す図である。
【図21】JOBテーブルの例を示す図である。
【図22】<file A>の内容を示す図である。
【図23】システム構成例示す図である。
【図24】質問Windowの例を示す図である。
【図25】JOBテーブルの例を示す図である。
【図26】スケジュールデータの例を示す図である。
【図27】利用者への問い合わせの例を示す図である。
【図28】JOBテーブルの例を示す図である。
【図29】JOBテーブルの例を示す図である。
【図30】プリンタのステータスの変化の例を示す図で
ある。
【図31】プリンタステータス表を表わす図である。
【図32】JOBテーブルの例を示す図である。
【図33】質問Windowの例を示す図である。
【図34】JOBテーブルの例を示す図である。
【図35】プリンタのステータスの変化の例を示す図で
ある。
【図36】プラン及びアクションのルールを示す図であ
る。
【図37】プラン及びアクションのルールを示す図であ
る。
【図38】目的に対するアクション及び前提条件を示す
図である。
【図39】各デバイスのプロパティの例を示す図であ
る。
【図40】各デバイスのステータスの例を示す図であ
る。
【図41】複数の装置がネットワークに接続されている
状態を表した図である。
【図42】実施形態14の処理を行うための機能構成を
示す図である。
【図43】実施形態14の処理の流れを表わしたメイン
のフローチャートである。
【図44】他の装置を制御するときの処理の流れを表わ
すフローチャートである。
【図45】自分の装置で処理を行う場合の処理の流れを
表わすフローチャートである。
【図46】指示されたプリンタとは異なるプリンタで出
力を行なう例を示した図である。
【図47】指示されたプリンタが他のプリンタにJOB
を転送する例を示した図である。
【図48】ユーザのプリンタがユーザの外出先のプリン
タにJOBを転送する例を示した図である。
【図49】実施形態16の処理の流れを示したフローチ
ャートである。
【図50】実施形態16の処理の概念図である。
【図51】実施形態17のJOBの流れを示す図であ
る。
【図52】プリントJOB自動設定部の処理の流れを表
したフローチャートである。
【図53】複数のプリンタの1文字あたりの印刷時間と
トナー使用量を表した図である。
【図54】プリントJOBの内容と、利用者が指定した
パラメータを表した図である。
【図55】プリントJOB自動変更部の処理の流れを表
したフローチャートである。
【図56】プリントJOBの内容と、利用者が指定した
パラメータを表した図である。
【図57】実施形態19のJOBの流れを示す図であ
る。
【図58】プリントJOBのパラメータを自然言語を利
用して設定する例を説明する図である。
【図59】プリントJOBのパラメータの設定を、文書
自体で設定する例を説明する図である。
【図60】実施形態21のJOBの流れを示す図であ
る。
【図61】プリントJOBシュミレーション部による処
理のフローチャートである。
【図62】実施形態22のプリンタシステムの処理手順
のフローチャートである。
【図63】実施形態22のプリンタシステムのプリンタ
の外観図である。
【図64】実施形態23の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図65】実施形態23のシステムの機能構成を示す図
である。
【図66】実施形態23の全体的な処理を行なうシステ
ムと外部との入出力の種類を表した図である。
【図67】電子メールからスケジュールを抽出する例を
示す図である。
【図68】実施形態23の具体的な処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図69】スケジュールが衝突する例を示す図である。
【図70】利用者が音声によりシステムに質問した場合
の例を示す図である。
【図71】実施形態24の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図72】衝突するスケジュールを調整する例を示す図
である。
【図73】衝突するスケジュールのリプランニングの処
理手順を示すフローチャートである。
【図74】返事のリプランニングの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図75】実施形態26のシステムの入出力も含めた全
体イメージを表す図である。
【図76】実施形態26のシステム全体の処理の流れを
表わしたフローチャートである。
【図77】入力Management部の処理の流れを表わしたフ
ローチャートである。
【図78】Core部の処理の流れを表わしたフローチャー
トである。
【図79】出力Management部の処理の流れを表わしたフ
ローチャートである。
【図80】データ抽出処理の手順を表わしたフローチャ
ートである。
【図81】データ抽出処理の対象となる文書の例を示す
図である。
【図82】特定ブロック読み取り処理を説明する図であ
る。
【図83】日付データを参照した処理の判断手順を示す
フローチャートである。
【図84】実施形態27の情報の流れを示す図である。
【図85】実施形態28の情報の流れを示す図である。
【図86】実施形態28の情報の流れを示す図である。
【図87】実施形態28の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図88】一般知識ベースの知識を表わした図である。
【図89】カバーページに特定された分野の知識ベース
の知識をあらわした図である。
【図90】過去に行われた履歴を音声で参照して、処理
を実行する例を示す図である。
【図91】実施形態30の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図92】入力文書の例を示す図である。
【図93】システムとユーザとの会話の内容を表わした
図である。
【図94】会話から判断してシステムが作成した出力文
書である。
【図95】利用者に問い合せた後、必要な処理を自動実
行した例のフローチャートである。
【図96】リモコンによりシステムを操作する実施形態
を示す図である。
【図97】ステータスモニタの例を示す図である。
【図98】リモコンが対象機種を認識し、対応するUI
を表示する例を示す図である。
【図99】リモコンが対象機種を認識し、対応するUI
を表示する例における、リモコン側の処理のフローチャ
ートである。
【図100】リモコンが対象機種を認識し、対応するU
Iを表示している例における、対象機種側の処理のフロ
ーチャートである。
【図101】リモコンが対象機種からUIを受け取り、
表示する例を示す図である。
【図102】リモコンが対象機種からUIを受け取り、
表示する例における、リモコン側の処理のフローチャー
トである。
【図103】リモコンが対象機種からUIを受け取り、
表示する例における、対象機種側の処理のフローチャー
トである。
【図104】リモコンが対象機種からUIを直接受け取
らず、無線LAN等を介してUIを受け取り、表示する
例を示す図である。
【図105】リモコンが無線LAN等を介してUIを受
け取り、表示する例におけるリモコン側の処理のフロー
チャートである。
【図106】リモコンが無線LAN等を介してUIを受
け取り、表示する例における、対象機種側の処理の例を
示すフローチャートである。
【図107】リモコンが無線LAN等を介してUIを受
け取り、表示する例における、サーバ側の処理の例を示
すフローチャートである。
【図108】リモコンが無線LAN等を介して利用者毎
に異なるUIを受け取り、表示する例を示す図である。
【図109】リモコンが無線LAN等を介して利用者毎
に異なるUIを受け取り、表示する例におけるリモコン
側の処理のフローチャートである。
【図110】リモコンが無線LAN等を介して利用者毎
に異なるUIを受け取り、表示する例における、対象機
種側の処理のフローチャートである。
【図111】リモコンが無線LAN等を介して利用者毎
に異なるUIを受け取り、表示する例における、サーバ
側の処理のフローチャートである。
【図112】対象機種と利用者識別情報から決定される
UIを示した表を表わす図である。
【図113】目の前にある操作対象機種が持たない機能
を実現する例を示す図である。
【図114】目の前にある操作対象機種が持たない機能
を実現する例を示す図である。
【図115】目の前にある操作対象機種と直接コミュニ
ケーション取れなかった場合の対応の例を示す図であ
る。
【図116】実施形態39のリモコン側の処理のフロー
チャートである。
【図117】利用者が行った操作・アクションと、時刻
とを、それに関わる重要な情報と共に履歴として保存し
ている例を示す図である。
【図118】実施形態40のリモコン側の処理のフロー
チャートである。
【図119】実施形態40の対象機種側の処理のフロー
チャートである。
【図120】実施形態40のサーバ側の処理のフローチ
ャートである。
【図121】更新された履歴情報の一例を示す図であ
る。
【図122】履歴を元に操作を行った例を示す図であ
る。
【図123】履歴を元に操作を行った例を示す図であ
る。
【図124】リモコンの構成例を示す図である。
【図125】リモコンの構成例を示す図である。
【図126】リモコンの構成例を示す図である。
【図127】事前通知を行うかどうかを指定した情報を
示す図である。
【図128】JOBの目的に応じた装置が存在しない場
合の情報の流れを示す図である。
【図129】最適な方法をユーザに提案するウィンドウ
の表示例を示す図である。
【図130】パラメータ設定における文字列の表わす意
味と、その意味を完成させるために必要な要求項目とを
示した図である。
フロントページの続き (72)発明者 高山 誠之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スケジュールデータを記憶するデータベ
    ース手段と、 情報を入力する入力手段と、 該入力手段より入力された情報を解析する解析手段と、 該解析手段の解析結果より時間的概念に関連する事項を
    抽出する抽出手段と、 該抽出手段により抽出された事項に基づいて、前記デー
    タベース手段にアクセスして処理する処理手段とを有す
    ることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段が、前記事項をスケジュー
    ルデータとして前記データベース手段に登録することを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段が、前記事項に係わる日時
    が現在以降の場合に、前記事項をスケジュールデータと
    して前記データベース手段に登録することを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記処理手段が、前記データベースより
    前記事項と重複するスケジュールデータを検索し、重複
    するスケジュールの調整のための処理を行なうことを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、情報を受信する受信手
    段であり、前記処理手段が、前記情報の送信元へスケジ
    ュールの変更を依頼することを特徴とする請求項4に記
    載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理手段が、処理の実行に先立っ
    て、ユーザに確認を求めるための通知を行なうことを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記解析結果に基づいて、前記処理手段
    による処理の緊急度を判定する緊急度判定手段を備え、
    緊急度が高いと判定された場合は、前記確認を求めるた
    めの通知を省略することを特徴とする請求項6に記載の
    情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理の実行後にユーザに報告を行な
    う報告手段を有することを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理手段が、重複するスケジュール
    の優先度を判定し、優先度の低いスケジュールのキャン
    セルを提案することを特徴とする請求項4に記載の情報
    処理装置。
  10. 【請求項10】 前記入力手段は、情報を受信する受信
    手段であり、前記解析結果に基づいて、前記情報の送信
    元への連絡の要否を判定する判定手段を備えることを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記抽出手段が更に、前記解析結果よ
    り人物に関するデータを抽出し、前記処理手段が、当該
    人物に関するデータを個人データとして前記データベー
    スに登録することを特徴とする請求項1に記載の情報処
    理装置。
  12. 【請求項12】 知識を格納した知識ベース手段を有
    し、前記解析結果から知識ベースに存在しない未知の項
    目を抽出し、該項目を含む記述から属性を推論して、当
    該属性とともに前記知識ベースに登録する学習手段を有
    することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記項目がプランを含むことを特徴と
    する請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記入力手段よりの情報は、スケジュ
    ールに対するユーザからの質問であり、前記処理手段
    は、該当するスケジュールをユーザに通知することを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 前記入力手段が、外部より入力がない
    場合に、検索を実行して入力情報を得ることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 前記処理手段が、実行すべき処理が理
    解できない場合に、実行不能を通知することを特徴とす
    る請求項1に記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 情報を入力する入力工程と、 該入力工程より入力された情報を解析する解析工程と、 該解析工程の解析結果より時間的概念に関連する事項を
    抽出する抽出工程と、 該抽出工程により抽出された事項に基づいて、スケジュ
    ールデータを記憶するデータベースにアクセスして処理
    する処理工程とを有することを特徴とする情報処理方
    法。
  18. 【請求項18】 前記処理工程では、前記事項をスケジ
    ュールデータとして前記データベースに登録することを
    特徴とする請求項17に記載の情報処理方法。
  19. 【請求項19】 前記処理工程では、前記事項に係わる
    日時が現在以降の場合に、前記事項をスケジュールデー
    タとして前記データベースに登録することを特徴とする
    請求項17に記載の情報処理方法。
  20. 【請求項20】 前記処理工程では、前記データベース
    より前記事項と重複するスケジュールデータを検索し、
    重複するスケジュールの調整のための処理を行なうこと
    を特徴とする請求項17に記載の情報処理方法。
  21. 【請求項21】 前記入力工程は、情報を受信する受信
    工程であり、前記処理工程では、前記情報の送信元へス
    ケジュールの変更を依頼することを特徴とする請求項2
    0に記載の情報処理方法。
  22. 【請求項22】 前記処理工程では、処理の実行に先立
    って、ユーザに確認を求めるための通知を行なうことを
    特徴とする請求項17に記載の情報処理方法。
  23. 【請求項23】 前記解析結果に基づいて、前記処理工
    程による処理の緊急度を判定する緊急度判定工程を備
    え、緊急度が高いと判定された場合は、前記確認を求め
    るための通知を省略することを特徴とする請求項22に
    記載の情報処理方法。
  24. 【請求項24】 前記処理の実行後にユーザに報告を行
    なう報告工程を有することを特徴とする請求項17に記
    載の情報処理方法。
  25. 【請求項25】 前記処理工程では、重複するスケジュ
    ールの優先度を判定し、優先度の低いスケジュールのキ
    ャンセルを提案することを特徴とする請求項20に記載
    の情報処理方法。
  26. 【請求項26】 前記入力工程は、情報を受信する受信
    工程であり、前記解析結果に基づいて、前記情報の送信
    元への連絡の要否を判定する判定工程を備えることを特
    徴とする請求項17に記載の情報処理方法。
  27. 【請求項27】 前記抽出工程では更に、前記解析結果
    より人物に関するデータを抽出し、前記処理工程では、
    当該人物に関するデータを個人データとして前記データ
    ベースに登録することを特徴とする請求項17に記載の
    情報処理方法。
  28. 【請求項28】 前記解析結果から、知識を格納した知
    識ベースに存在しない未知の項目を抽出し、該項目を含
    む記述から属性を推論して、当該属性とともに前記知識
    ベースに登録する学習工程を有することを特徴とする請
    求項17に記載の情報処理方法。
  29. 【請求項29】 前記項目がプランを含むことを特徴と
    する請求項28に記載の情報処理方法。
  30. 【請求項30】 前記入力工程で入力される情報は、ス
    ケジュールに対するユーザからの質問であり、前記処理
    工程では、該当するスケジュールをユーザに通知するこ
    とを特徴とする請求項17に記載の情報処理方法。
  31. 【請求項31】 前記入力工程では、外部より入力がな
    い場合に、検索を実行して入力情報を得ることを特徴と
    する請求項17に記載の情報処理方法。
  32. 【請求項32】 前記処理工程では、実行すべき処理が
    理解できない場合に、実行不能を通知することを特徴と
    する請求項17に記載の情報処理方法。
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