JPH10239890A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10239890A
JPH10239890A JP9046479A JP4647997A JPH10239890A JP H10239890 A JPH10239890 A JP H10239890A JP 9046479 A JP9046479 A JP 9046479A JP 4647997 A JP4647997 A JP 4647997A JP H10239890 A JPH10239890 A JP H10239890A
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resin
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JP9046479A
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Masanao Kunugi
正尚 功刀
Shuhei Mori
周平 毛利
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性、発色性に優れた受像シート及び画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 基材41上に受像層42を形成した受像
シート上にトナーを定着し画像を形成する画像形成装置
であって、受像層42の臨界表面張力をトナーの外添剤
の臨界表面張力よりも小さくすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーを定着可能
な受像層を有する受像シートを用いる画像形成装置に関
し、特に電子写真法を用いる画像形成装置に関する。具
体的には、カラー画像を形成するのに適した受像シー
ト、特に高光沢シートあるいはOHP(オーバーヘッド
プロジェクター)用の透明シートを用いる画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真用の受像シートとしては一般
に、PPC用紙やオフセット印刷用紙等の紙などの反射
基材上に画像を形成するものと、透明樹脂のフィルム等
の透過基材上に画像を形成し投影画像を形成させるもの
がある。
【0003】従来、電子写真法による画像の画質を向上
させるために、受像シートあるいは画像形成装置におい
て多数の改良提案がなされている。その中で基材シート
の表面に受像層を形成させる提案は当初、モノクロ画像
を出力する受像シート及びこれを用いた画像形成装置に
なされ、その目的はトナーが受像シートから脱落しない
ように充分な強度を確保するための定着性の改良、更に
受像シートがジャムをおこさないための搬送性の改良を
主目的とした。
【0004】しかしながら、カラー画像を出力する画像
形成装置やそれに適用される受像シートにおいては、モ
ノクロ画像を出力する画像形成装置とは異なり、高画質
なカラー画像を得るために、受像シート上に定着された
トナーによる画像が、発色性、透明性に優れていること
が要求されている。
【0005】発色性、透明性に優れた画像を得るために
は、定着後のトナーによる画像が光の散乱を生じさせな
いことが重要である。
【0006】定着後の画像が光の散乱を生じさせないた
めには、定着後の画像においてその表面を充分に平滑に
することと、定着後の画像においてトナーとトナーとの
間に界面が生じないようにすることが重要である。これ
を実現するために一般的には定着時にトナーを充分溶融
させる方法が行われている。米国特許第4549803
号明細書には、このような方法に基づくものであって、
受像シートの種別、例えば普通紙またはOHP(オーバ
ーヘッドプロジェクター)用の透明シートであるか等に
応じて定着速度や定着温度を可変とする構成が開示され
ている。しかしながら、この構成では、定着速度や定着
温度を切換えるために画像形成装置の構成が複雑である
等の問題がある。
【0007】また、定着時にトナーを充分溶融させる方
法のまた別の方法としては、トナーとして、溶融温度が
低い、あるいは、加熱したトナーが溶融温度に略到達す
ると急峻に溶融粘度が低下する、いわゆるシャ−プメル
トトナーを用いる方法も従来より提案されている。しか
し、シャープメルトトナーを用いるだけでは、良好な画
像を形成する事ができない。その理由として、一般にカ
ラー画像の場合にはシアン、イエロー、マゼンタの3色
のトナーを使用し、更に下色除去や高コントラストの黒
色文字を形成するためにブラックトナーを用いるケース
が多くある。従って、受像シート上にトナーが多層に付
着するために、モノクロ画像と比較するとトナー像の厚
さが厚くなり、定着時のトナーの溶融粘度を低くするだ
けでは、定着後の画像の表面を平滑にする効果がなく、
凹凸が大きくなり表面での乱反射が大きくなり、特に、
透明基材上に画像形成した場合には、表面での乱反射に
より、透明性が低くなり、暗い画像しか投影できないと
いう欠点を有している。また、トナー像の厚さが厚いた
めに定着時に定着手段からの熱伝導が不十分あるいは不
均一となり易く、その結果、トナーが充分に溶融せず、
トナーとトナーとの間の界面を解消する効果も充分に得
られず、したがって、色の再現性が悪化し、鮮明なカラ
ー画像を形成する事ができないという欠点を有してい
る。更に一般に、定着手段としては、定着時にトナーに
よる画像を受像シートに対し加熱及び加圧する定着手
段、例えば周知の熱ローラ定着手段が用いられるが、定
着時にトナーの一部が受像シートではなく定着手段に付
着する、いわゆるオフセット現象が発生する等の問題が
ある。また、シャープメルトトナーは、ボンド紙や再生
紙等の紙の繊維が粗く、紙の表面の凹凸が大きな記録媒
体(いわゆるラフ紙)に定着する場合には、定着時に溶
融し低粘度となったトナーが紙の凹部に流れ、画像部と
して本来、トナーにより紙表面が被覆隠蔽される領域で
あるにもかかわらず、画像部に紙の表面の凸部が露出し
画質が低下するという問題や、トナーの樹脂が紙の繊維
に染み込むことにより紙の繊維に沿った光沢ムラが発生
し画質が低下するという問題もある。
【0008】また、このようなトナー像の厚さに起因す
る問題を低減するために、トナー像の厚さを薄くするこ
とも検討されているが、画像の視認性や画質を実用的な
水準以上にするために画像には充分な画像濃度が求めら
れるために、トナー像の厚さを薄くする一方で、トナー
の着色力を高める必要がある。特に、近年、このような
高着色力のトナーが検討されているが、このようなトナ
ーを用いたとしても、画像の解像度を高く維持しなが
ら、同時に紙等の記録媒体を隠蔽し、さらに良好な発色
性を得るためには、各色のトナーを重ねあわせて所望の
色を表現する方法が望ましく、このような方法において
は、やはり受像シート上のトナー像の厚さは2乃至3層
はどうしても必要となる。ところで、高着色力のトナー
には、その着色力を高めるために、トナー中に従来の約
2〜5倍となる約6〜40重量%の着色剤が添加されて
いるが、一般的に着色剤としては、耐候性、耐熱性の観
点から、共に良好な特性を示す顔料が用いられる。しか
しながら、一般に顔料はトナーの主たる構成要素である
結着樹脂に対し溶解せず、トナー中において顔料は結着
樹脂中に分散した状態で存在している。したがって、顔
料の添加量が多いと、相対的に結着樹脂の量が少ないこ
とや、分散している顔料がトナーを定着する際に溶融状
態にある樹脂の流動を阻害すること等により、トナーの
記録媒体に対する定着率、特に紙の繊維間の微少な隙間
に樹脂が入り込むことによるアンカー効果の寄与がほと
んど生じない記録媒体、例えば合成樹脂をシート状に整
形した特殊紙やOHP用シートに対する定着率が悪いと
いう問題もある。
【0009】さて、定着後の画像が光の散乱を生じさせ
ないためには、定着後の画像においてその表面を充分に
平滑にすることと、定着後の画像においてトナーとトナ
ーとの間に界面が生じないようにすることが重要である
ことは前述の通りであるが、これを実現するための、ま
た別な方法として、記録媒体を改良する方法も提案され
ている。
【0010】基材シート上にトナーを固着させる受像層
を形成した受像シートとしての従来例として、米国特許
第3944710号明細書には、透明な受像シートとト
ナーによる多色画像との密着性を向上させるために、受
像シートの表面に比較的融点の低い樹脂の薄層を形成す
る構成が開示されている。しかしながら、前述のよう
に、受像シートとトナーによる画像の密着性を向上させ
るだけでは、良好な発色性、透明性を得ることはできな
いという問題がある。
【0011】米国特許第4337303号明細書、ある
いは米国特許第4529650号明細書には、画像の透
明性を向上させるために、表面に受像層を形成した透明
な受像シートにトナーによる画像を転写すると同時に、
軟化させた前記受像層にトナーによる画像を埋没させて
定着する構成が開示されている。しかしながら、この構
成では、前記受像層にトナーによる画像を埋没させるこ
とにより定着後の画像の表面は平滑となるものの、トナ
ーとトナーとの間の界面、あるいはトナーと前記受像層
の樹脂との間の界面を解消することができない。特に、
トナーを前記受像層に埋没させる構成においては、トナ
ーと前記受像層の樹脂との間に界面を生じ易いという問
題があるため、良好な発色性、透明性を得ることができ
ないという問題がある。
【0012】また、この構成では、トナーによる画像を
転写すると同時に前記受像層に埋没させる構成であるた
めに、トナーによる画像を担持する像担持体が、前記受
像層を軟化させるための熱により劣化しないような耐熱
性の良好な材質とすることや、像担持体と軟化した前記
受像層とが互いに付着しないように離形性の良好な材質
とすることが必要であり、材質選択の幅が狭く、また、
高価な材料を用いなければならない等の問題がある。
【0013】米国特許第5378576号明細書には、
定着後のトナーによる画像の表面を平滑化することによ
り画像の表面の凹凸に起因する擬似輪郭の発生を防止す
ることを目的として、受像シートの表面にトナーの樹脂
と化学構造的に同様な系統に分類される樹脂であって、
かつ、トナーよりも溶融粘度が低い樹脂からなる受像層
を形成する構成が開示されている。この構成は、トナー
の樹脂と前記受像層の樹脂とを化学構造的に同様な系統
に分類される樹脂とすることで、両者の溶融時の親和
性、相溶性を高めようとするものである。とは言え、こ
のような技術はその以前からも提案されており、例え
ば、特開平2―263642号公報ではトナーの結着樹
脂に対する溶解度パラメータの値と受像層を形成する透
明樹脂の溶解度パラメータの値との差が1.5以内であ
ること、具体的には受像層を形成する樹脂の溶解度パラ
メータが9.5〜12.5であること等が開示されてお
り、トナーの樹脂と受像層の樹脂の溶解度パラメーター
が略同じであること、すなわち、両者の親和性、相溶性
が高いものを用いるということ自体は既に周知の技術と
なっている。しかしながら、トナーの樹脂と受像層の樹
脂の親和性、相溶性を高めるだけでは不充分であり、や
はり、良好な発色性、透明性を得ることはできなかっ
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記で述べたように、
カラー画像を出力する画像形成装置やそれに適用される
受像シートにおいては、従来、各種構成が提案されては
いるものの、未だ銀塩写真に匹敵するような発色性や透
明性を満足する高画質な画像は得られていないという問
題がある。
【0015】また、近年、ビジネスにおけるカラー化が
進み、再生紙等のラフ紙にも高画質なカラー画像を形成
する事が求められており、このようなラフ紙に光沢ムラ
や画像の抜けなどのない良好な画像を形成するために
は、軟化点が高い、あるいは、溶融時の粘度が高い(具
体的には貯蔵弾性率が高い)樹脂を結着樹脂とするトナ
ーを用いることが検討されている。しかしながら、この
ようなトナーでは、定着時にトナーが充分に相溶せず、
トナーとトナーとの間に界面が生じ、透明性、発色性が
不十分となるという問題がある。これは、特に、OHP
用受像シートに画像を形成する場合に顕著である。
【0016】また、ラフ紙においては紙の表面の凹凸が
大きいために、トナー像を紙表面へ転写する際に、トナ
ー像が均一に転写されず、転写ムラ等の転写不良が生
じ、良好な画像を形成する事ができないという問題があ
る。このような問題は、特に複数色のトナー像を重ねあ
わせて最終画像を形成するカラー画像を形成する装置に
おいて顕著である。
【0017】また、近年、ビジネスにおけるカラー化の
進展に伴い、カラー画像を高速かつ連続的に大量部数出
力することが求められており、これに対応するために、
トナーの耐久性や流動性を向上させることが求められて
いる。具体的には、トナー粒子の表面に外添される無機
あるいは樹脂微粒子、いわゆる外添剤の材質や添加量を
適宜調整することが行われており、特に、外添剤の添加
量をより多くすることが行われている。
【0018】トナーの外添剤量を増加させることによ
り、トナーの耐久性や流動性が向上するとともに、転写
効率も向上するが、一方、外添剤量を増やすと、受像シ
ート上の受像層にトナーを定着した際に、トナーとトナ
ーの間の界面(いわゆる粒界)やトナーと受像層との間
の界面や画像表面での光散乱や乱反射が発生し、光透過
率が低下し、発色性、透明性が低下し、OHP用受像シ
ートにおいては投影画像が黒くなってしまうという問題
点を有している。従って、光沢紙、OHPフィルムに対
しては良好な発色性、透明性を有した画像を形成する事
が更に困難になるという問題点を有している。
【0019】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、本発明者が鋭意研究を行ったとこ
ろ、トナーとトナーとの間の界面あるいはトナーと受像
層との間の界面にトナーの外添剤あるいは離型剤が介在
し、如何にトナーの樹脂と受像層の樹脂の親和性、相溶
性を高めようとも、充分な発色性や透明性が得られない
という新規な知見に基づき成されたものであり、良好な
発色性、透明性を得ることが可能な受像シートあるいは
画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、トナーによる画像を受像シートに定着する定着
手段を有する画像形成装置において、前記受像シートは
基材上に前記トナーを定着可能な受像層を有し、前記ト
ナーは少なくとも外添剤を有し、かつ、前記受像層の臨
界表面張力が、前記外添剤の臨界表面張力より小さいこ
とを特徴とする。
【0021】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記トナーはさらに離型
剤を有し、かつ、前記受像層の溶解度パラメーター(S
pc)と前記離型剤の溶解度パラメーター(Spw)の
差ΔSpが2以下である事を特徴とする。
【0022】請求項3記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記外添剤の屈折率と前
記受像層の屈折率との差が0.05以内であることを特
徴とする。
【0023】請求項4記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記外添剤は、それぞれ
平均粒径の異なる2種類以上の微粒子からなることを特
徴とする。
【0024】請求項5記載の画像形成装置は、請求項2
記載の画像形成装置において、前記離型剤の臨界表面張
力が前記外添剤の臨界表面張力よりも小さい事を特徴と
する。
【0025】請求項6記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記定着手段は、前記ト
ナーを前記受像層に埋めこむ事を特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0027】図1は本発明の受像シートの一実施例であ
って、受像シートの基本的構成を示す断面図であり、基
材41上にトナーによる画像を転写可能な樹脂受像層4
2を有する受像シートである。
【0028】本発明の受像シートで用いられる基材41
としては、周知の樹脂や紙等が用いられる。例えば、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル
フィルム、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィ
ルム等のポリオレフィンフィルム、ポリカーボネイトフ
ィルム、トリアセテートフィルム、ポリエーテルサルフ
ォン(PES)フィルム、ポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)フィルム、塩化ビニルフィルム、メチルメ
タアクリレートをはじめとする各種のアクリルフィル
ム、または、セロファンフィルム等がある。基材として
は無色透明であることが好ましく、特にOHP用受像シ
ートとして用いる場合には透明であることが必須であ
る。また、さらに必要に応じて酸化チタン等の白色の顔
料をこれらの樹脂中に分散させたもの反射基材として高
光沢紙として用いることもできる。
【0029】基材としては、ポリエステルフィルムが機
械的、熱的強度、コスト等で好ましい。この用途に供す
る基材の厚さは、適用される画像形成装置により要求さ
れる強度等が異なるため適宜に決定されるものではある
が、通常は50〜300μm、好ましくは80〜120
μmのものが用いられる。本実施の形態においては、特
に断りのない限り、膜厚100μmのフィルム状に整形
したものを用いる受像層42を形成する樹脂は、透明な
樹脂を主成分とするものである。さらに塗膜形成が可能
な樹脂であることが好ましい。例えば、ポリエステル系
樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリル酸エステル、
スチレン−メタクリル酸エステル系樹脂、ポリアミド系
樹脂、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリカー
ボネート系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル
/酢酸ビニル共重合体、エチレンやプロピレン等のオレ
フィンと他のビニルモノマーとの共重合体、アイオノマ
ー、エチルセルロース等を用いることができる。特にト
ナーとの親和性、相溶性、ぬれ性等を考慮するとトナー
の樹脂と同系統の樹脂が好ましい。また、定着時にトナ
ーと受像層を形成する樹脂が界面を形成しないために
は、受像層を形成する樹脂が定着時に軟化することが重
要であって、従って、定着時に熱溶融する樹脂として、
熱可塑性樹脂が好ましい。受像層を形成する樹脂が定着
時に軟化するという点からは、熱硬化前の熱硬化性樹脂
(例えば熱可塑性樹脂に架橋剤を配合した混合物)であ
っても使用することができ、熱可塑性樹脂よりも定着後
の画像表面の耐摩耗性に優れるが、未定着時の保存安定
性(環境温度による自然硬化や架橋剤の不活化)等の点
で問題があり、熱可塑性樹脂を用いるほうが好ましい。
尚、受像シートの基材あるいは受像層の具体例として
は、ポリエチレンテレフタレートとしては例えば帝人
(株)製FR−PET、ポリアリレート樹脂としては例
えばユニチカ(株)製Uポリマー、ポリカーボネート樹
脂としては例えば三菱瓦斯化学(株)製ユーピロンS2
000、ポリエーテルサルホン樹脂としては例えば住友
化学工業(株)製、エチレン-塩化ビニル共重合体とし
ては例えば日産化学工業(株)製ニッサンビニールE、
ポリ塩化ビニルとしては例えば日本ゼオン(株)製PE
1095、ABS樹脂としては例えば電気化学工業
(株)製デンカABS、ポリメチルペンテン樹脂として
は例えば三井石油化学工業(株)製TPX、ポリプロピ
レンとしては例えばチッソ(株)製チッソポリプロ、酢
酸セルロース樹脂としては例えばダイセル化学工業
(株)製アセチ、芳香族ポリエステル樹脂としては例え
ば住友化学工業(株)製エコノールE2000等の透明
な樹脂を用いることができる。
【0030】また、受像層42は、更に必要に応じて透
明性を大きく阻害しない範囲で各種助剤として帯電防止
剤、界面活性剤、分散剤、滑剤、マット剤、可塑剤等を
添加してもよい。そして、受像層42は、適当な溶剤に
樹脂を溶解し、さらに助剤を必要に応じて溶解あるいは
分散して調製した組成物を、基材上にバーコート法等の
公知の方法により基材41上に塗布、乾燥することによ
り形成される。
【0031】また、受像シートには、必要に応じて、帯
電防止層、ブロッキング防止層、接着層、耐摩耗性の表
面保護層等を設けても良い。
【0032】尚、本発明においては、特に断りのない限
り、基材上のトナーを受像する面に形成され、かつ、定
着時にトナーが受容される層は一括して受像層として扱
う。
【0033】受像層の厚さはトナーの体積平均粒子径の
50%を超える厚さとする事が好ましい。このような構
成とし、定着時にトナーを受像層に充分に埋没させるこ
とにより、受像層が基材とトナーの接着性を高めるだけ
の接着層として機能するのみならず、トナーを受像層に
埋没させることによって定着後のトナーによる画像の表
面が平滑となり、また、トナーとトナーとの間の空隙を
受像層を構成する樹脂が埋めることによって発色性、透
明性に優れた画像を形成することができる。受像層の厚
さが前記の値を下回るとトナーが埋まったときに、画像
表面の凹凸やトナーの間隙を十分に埋める事ができなく
なる。一般に使用されているトナーの平均粒子径は約6
〜7μmである。したがって、受像層の厚さは3μm以
上、より好ましくは10μm以上である。また、逆に受
像層が厚すぎると定着時に画像のずれや歪みが生じ、画
質に悪影響を与えるので受像層の厚さは約100μm以
下、特に50μm以下とする事が好ましい。
【0034】尚、本実施の形態においては、受像シート
として図1に示されるように基材と樹脂受像層からなる
多層構造の受像シートを用いるが、本発明はこれに限定
されるものではない。例えば、基材が受像層を兼ねる単
層構造であってもよい。ただし、基材上に受像層を積層
した多層構造の受像シートとする方が好ましい。
【0035】図2は本発明の画像形成装置の一実施例を
示す装置断面図であり、本実施の形態では、ベルト状の
中間転写体を用いるカラー画像形成装置を示す。
【0036】図2を用いて、本装置の全体構成と作用を
説明する。
【0037】図2において、ドラム状の感光体1は、図
示しないモータ等の駆動源により矢印D方向に回転駆動
される。感光体1の外周には帯電ローラ等の帯電手段2
が配置され、感光体1に当接回転しながら感光体1の表
面が一様に帯電される。
【0038】表面が一様に帯電された感光体1は、レー
ザー走査光学系等の潜像形成手段3によって第1色目と
して例えばイエローの画像情報に応じて選択的に走査露
光され、イエロー用の静電潜像が形成される。尚、感光
体1の周速度はカラー画像を高速出力するために、本実
施の形態においては、160mm/秒以上に設定されて
いる。
【0039】静電潜像が記録された感光体1の回転方向
下流側には、現像剤としてそれぞれイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックのトナーを貯蔵し、感光体1に対
して離接自在な現像手段4、5、6、7が配置され、形
成されたイエロー用の静電潜像はイエロー現像手段4の
みが感光体1と当接して現像することでイエローのトナ
ー像が形成される。
【0040】トナー像が形成された感光体1の回転方向
下流側には、感光体1に隣接して中間転写ベルト8が配
置される。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9、バック
アップローラ10、テンションローラ11、皺取りロー
ラ12に掛け回されており、感光体1の周速度と同一速
度で駆動されている。また、感光体1の駆動力を駆動ロ
ーラ9に伝達することにより、感光体1と中間転写ベル
ト8とを同期駆動させている。
【0041】また、一次転写ローラ13は中間転写ベル
ト8を介して感光体1側に付勢されており、中間転写ベ
ルト8が感光体1と一次転写ローラ13によって挟持さ
れる一次転写位置において、図示しない高圧電源から一
次転写ローラ13へ電圧が供給されることで前述の手順
で形成されたイエローのトナー像が中間転写ベルト8の
表面に転写される。
【0042】中間転写ベルト8にイエローのトナー像を
転写した感光体1は更に矢印D方向へ回転し、クリーナ
ーブレード等で構成された感光体クリーナ14によって
感光体1の表面に残留するトナーが掻き取られ、再び画
像形成が可能となる。
【0043】同様の手順を第2色目から第4色目の画像
(マゼンタ、シアン、ブラック)に対して繰り返し行う
ことで中間転写ベルト8上に4色のトナー像が順次重ね
合わせて記録される。
【0044】中間転写ベルト8へ4色のトナー像の重ね
合わせが終了すると、給紙ローラ20、紙搬送ローラ対
15および16によって紙カセット80から記録材17
(受像シート)が給送され、これと同期して図示しない
クラッチ機構とカム機構によって二次転写ローラ18が
二次転写支点軸19を中心として矢印E方向に回転して
中間転写ベルト8を介してバックアップローラ10と当
接し、記録材17及び中間転写ベルト8がバックアップ
ローラ10と二次転写ローラ18によって挟持される二
次転写位置において、図示しない高圧電源から電圧が二
次転写ローラ18へ印加されることで中間転写ベルト8
上の4色のトナー像が記録材17へ一括して転写され
る。二次転写を終えた中間転写ベルト8にはクリーナー
ブレード等で構成された中間転写体クリーナ21が図示
しないクラッチ機構とカム機構によって矢印F方向へ回
動して当接し、中間転写ベルト8の表面に残留したトナ
ーが掻き取られ、掻き取りが終了すると中間転写体クリ
ーナ21は矢印Fとは逆方向に回動して退避する。
【0045】4色のトナー像が転写された記録材17
は、二次転写位置から記録材17を装置本体と略平行に
搬送する第一の記録材搬送路を経て定着手段22へ至
り、定着手段22で加熱加圧しながら挟持搬送されてト
ナー像が定着される。トナー像が定着された記録材17
は、定着手段22により装置本体の上面方向へとその搬
送方向を変えられ、定着手段22から記録材17を装置
本体と略垂直に搬送し装置上面へ至る第二の記録材搬送
路に設置された排紙ローラ対23および24によって装
置上面へと排出され、カラー画像記録が完了する。
【0046】さらに、図2における、本装置の幾つかの
構成について補足して説明する。
【0047】画像形成装置を制御するための指示や画像
形成装置の状態を表示するための制御パネル31が装置
本体の前面カバーに設置されている。
【0048】現像手段4、5、6、7は、フレーム25
に着脱可能に支持されており、さらに、フレーム25は
フレーム支点軸26を中心に回転可能に支持される構成
となっている。
【0049】定着手段22は、ハロゲンランプ等の加熱
手段を内蔵したヒートローラ27、第一の加圧ローラ2
8、第二の加圧ローラ29と、ヒートローラ27にシリ
コーンオイル等の離型剤を塗布するためのあるいはヒー
トローラ27の表面を清掃するためのパッド状のあるい
はローラ状の離型剤塗布手段30と、からなる。
【0050】また、本装置においては、ヒートローラ2
7の中心に対して第一の加圧ローラ28から第二の加圧
ローラ29までがなす角度が、45°以上となるように
構成される。このように、第一の加圧ローラ28から第
二の加圧ローラ29までがなす角度を45°以上するこ
とにより、ヒートローラ27に記録材を充分に巻き付け
ることができるので、特に基材が透明な記録材上に光透
過性を有するカラー画像を形成する場合であっても充分
にトナーを溶融させ発色性及び光透過性に優れた画像を
形成する事が出来る。また、第一の加圧ローラ28から
第二の加圧ローラ29までがなす角度を90°以下とす
ることにより、透過画像を形成するためのプラスティッ
クフィルム等の腰の強い記録材を用いる場合でも定着手
段22内で記録材が詰まることを防止することが出来
る。尚、本実施の形態においては、特に断りのない限
り、受像シートとヒートローラとの接触時間は40ms、
ヒートローラの表面温度は180℃となるように設定さ
れている。ただし、本発明はこれに限定されるものでな
いことはもちろんであり、定着手段22として、本実施
の形態において示される構成以外の周知の定着手段を用
いることもできる。
【0051】尚、本発明でいうところの像担持体とは、
受像シートである記録材17に転写すべきトナーによる
画像を担持するものであって、図2に示される画像形成
装置においては中間転写ベルト8である。同様に本発明
でいうところの転写手段とは、像担持体から受像シート
である記録材17にトナーによる画像を転写するもので
あって、図2に示される画像形成装置においては二次転
写ローラ18である。
【0052】本発明の画像形成装置は、図2に示される
構成に限定されるものではないことはもちろんであっ
て、感光体1から中間転写ベルト8を経由せずに直接的
に記録材17にトナーによる画像を順次重ね合わせてカ
ラー画像を形成する画像形成装置であってもよく、この
ような構成の画像形成装置においては本発明でいうとこ
ろの像担持体とは、感光体1となり、同様に転写手段と
は一次転写ローラ13である。ちなみにこのような構成
の画像形成装置は、感光体上でカラー画像を形成し、記
録材17に一括して転写する方法と、中間転写ベルト8
上に記録材17を担持せしめ、感光体上のトナーによる
画像を順次記録材上に転写し、カラー画像を形成する方
法に大別されるが、いずれの方法も図2に示される画像
形成装置とは異なり、通常、二次転写ローラ18は不要
である。
【0053】また、トナーは、少なくとも樹脂及び着色
剤からなる微粒子である。さらにトナーの流動性を調整
するために、トナー粒子よりも粒子径の小さな無機ある
いは有機微粒子を外添剤としてトナー粒子の表面に付着
させている。また、一部の外添剤はトナー粒子に付着せ
ず、遊離している場合もある。
【0054】外添剤としては、酸化珪素(シリカ)、酸
化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウ
ム、酸化セリウム、酸化アルミニウム、酸化マグネシウ
ム、酸化クロム等金属酸化物の微粉末、窒化珪素等窒化
物の微粉末、炭化珪素等炭化物の微粉末、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等金属塩の微粉末、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等脂肪酸金
属塩の微粉末、PMMA、フッ化ビニリデン、ポリテト
ラフルオロエチレン等樹脂の微粉末、カーボンブラッ
ク、フッ化カーボンの微粉末を用いることができる。一
般的には、表面を疎水化処理された金属酸化物微粒子が
用いられる。疎水化処理としては、シリコーンオイル、
ヘキサメチルジシラザン等を用いる事ができる。
【0055】また、外添剤はトナーに対し0.1〜5
(wt%)添加しておくことが望ましい。
【0056】特に、感光体の周速度が160mm/秒以
上の高速な画像出力をする装置においては、トナーが充
分な流動性を有することが必要であって、現像手段の内
部でトナーが充分に撹拌部材により搬送され、さらに、
現像手段の感光体との対向する開口部に配置される現像
ローラに現像ローラに接触配置された供給ローラなどに
より充分な量のトナーが供給されるようにするために
は、1次粒子としての平均粒子径が5〜20nmである
小粒径の外添剤を用いることが好ましい。さらに、トナ
ー粒子に対し小粒径の外添剤を1wt%以上添加すると
さらに搬送性や供給性が良好となる。さらに、外添剤の
表面の疎水性を極めて高くする、具体的には外添剤の表
面をヘキサメチレンジシラザンにより処理することによ
りさらに搬送性や供給性が良好となる。また、小粒径の
外添剤を、1.5wt%以上添加することにより、現像
ローラに接触配置され現像ローラ上のトナー量を規制す
る規制部材と現像ローラとの摩擦によるトナーの劣化や
現像ローラや規制部材へのトナーの付着(フィルミン
グ)が生じにくくなり、耐久性が向上するという効果が
ある。
【0057】また、感光体の周速度が160mm/秒以
上の高速な画像出力をする装置において、トナーの耐久
性を向上させるためには、1次粒子としての平均粒子径
が30〜50nmである大粒径の外添剤を用いることが
好ましい。さらに、トナー粒子に対し大粒径の外添剤を
0.5wt%以上添加するとさらに耐久性が良好とな
り、より好ましくは1.5wt%以上添加するとさらな
る効果が得られる。さらに、大粒径の外添剤は、小粒径
の外添剤と比較すると流動性に対する寄与率が比較的低
いので、大粒径の外添剤によりトナーの流動性が低下し
ないように、外添剤自身の流動性を極めて高くする、具
体的には外添剤の表面をシリコーンオイル、特にジメチ
ルシリコーンオイルにより処理することにより、流動性
を向上させ、かつ、耐久性をさらに向上させることがで
きる。ただし、大粒径の外添剤を過度に添加すると、ト
ナーの流動性、ひいては搬送性、供給性が損なわれ、画
像に直前の画像形成による履歴が発生するので、大粒径
の外添剤の添加量は5wt%以下とすることがこのまし
い。
【0058】また、感光体の周速度が160mm/秒以
上の高速な画像出力をする装置においては、小粒径の外
添剤を過度に添加すると、トナーの流動性が大きくなり
過ぎ、現像手段からのトナーの漏れなどが発生したり、
あるいは、受像シートにトナーが定着される際に、トナ
ー粒子の表面に存在する外添剤により定着性が損なわれ
る場合があるため、小粒径の外添剤は3wt%以下であ
ることが好ましい。
【0059】このように、外添剤はトナーに対し単独で
使用してもよいが、上記の大粒径及び小粒径の外添剤を
上記の範囲内で適宜混合して使用しても良く、後者のよ
うに複数種類の外添剤を混合して使用する方が耐久性、
流動性などの特性をいずれも満足することができるため
より好ましい。
【0060】トナーの流動性は、例えば、ゆるみ見掛け
密度で示すことが出来、0.3〜0.4g/ccの範囲
にあることが、流動性の観点から好ましく、また、特
に、流動性を前記範囲とすることにより一次転写及び二
次転写における転写効率を高くすることができ、かつ、
転写におけるトナーの飛散による画像の乱れを防止する
ことができる。
【0061】また、トナーには、さらに離型剤を添加す
ることができる。離型剤としては、低分子量の樹脂が用
いられ、特に分子量分布がシャープで急峻に粘度が低下
するものが好まれ、なかでも、ポリエチレン系、ポリプ
ロピレン系のワックスを用いることが好ましい。
【0062】また、トナーの軟化点は、110〜140
℃であることが好ましい。これは、トナーの軟化点が1
10℃よりも低い場合、トナーが現像手段やトナー補給
用容器の中などで固化し易く、保存性が低下するためで
ある。また、140℃を越えると、特に定着手段により
トナーを受像層中に埋没させようとする場合には、定着
手段からの熱エネルギーを極めて大きくする必要があ
り、コスト的にあるいは安全面から問題となるからであ
る。
【0063】また、トナーの結着樹脂の重量平均分子量
(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)を
50以上、150以下とする事が好ましい。これは、ト
ナーの結着樹脂のMw/Mn比が50より低いもので
は、定着手段へのトナーの付着(いわゆるオフセット)
が発生し、良好な定着像が形成できないからである。ま
たMw/Mn比が150を越えると樹脂の高分子量成分
が多くなり、トナーの溶融時の貯蔵弾性率が増大し、ト
ナーとトナーとの間に界面が生じやすく、光の乱反射に
よる発色性、透明性の低下を引き起こすからである。
【0064】また、本実施の形態においては、カラー画
像を形成する画像形成装置を示したが、モノクロ画像を
形成する画像形成装置において適用できる。
【0065】次に、本発明において用いられる各種物性
値及びその測定方法について説明する。
【0066】臨界表面張力γcは周知の測定方法により
求めることができる。具体的にはジスマン・プロットに
より求めることができる。つまり、数種の液体に対する
接触角θを測定し、COSθを各種の液体の表面張力に
対してプロットし、この直線がCOSθ=1となる値を
臨界表面張力γcとする。この接触角の測定及びジスマ
ン・プロットについては、例えば、協和界面科学(株)
製自動接触角計により測定する事が出来る。本実施の形
態において、受像シートを測定する場合は、基材シート
上に形成した受像層の表面を測定試料とする。また、本
実施の形態において、外添剤を測定する場合は(株)島
津製作所製錠剤成型器により、外添剤を圧粉し、外径1
1mmのペレットに成型して測定試料とする。尚、外添
剤のペレットは接触角の測定において支障がないように
測定面が充分な平滑性を有し、かつ、ペレットが搬送時
あるいは測定時に崩れることがないように充分な強度を
有するように成形されていればよい。本実施の形態にお
いては、ペレット成形時の荷重を1トン、成形時間3分
としている。
【0067】受像層の膜厚は、受像シートの断面を光学
顕微鏡あるいは電子顕微鏡で観察し測定してもよく、ま
た、受像シートの膜厚と基材の膜厚の差から計算により
求めてもよい。
【0068】外添剤の屈折率は、(株)アタゴ社製デジ
タル屈折計により測定する。測定試料は上記の臨界表面
張力を測定するための測定試料と同様のものを用いる。
つまり、錠剤成型器により、外添剤を圧紛し、ペレット
にしたものを用いる。また、受像シートの受像層の樹脂
は、基材上に形成されている受像層を機械的あるいは化
学的にはがしたものを測定試料とする。ただし、測定方
法はこれに限定されるものではないことはもちろんであ
って、受像層の樹脂を基材上に形成したままの状態で測
定してもよい。
【0069】受像層の樹脂あるいはトナーの離型剤の溶
解度パラメーターは、周知の測定方法により求めること
が出来る。あるいは、周知文献等による既存のデータを
用いても良い。
【0070】トナーの軟化点(Tm)は島津製作所製フ
ローテスターにより測定する。測定条件は、荷重20k
g、オリフィス1mm×1mmφ、昇温速度6℃/mi
nで1/2流出温度を軟化点Tmと定義する。
【0071】トナーの結着樹脂の重量平均分子量(M
w)及び数平均分子量(Mn)は、溶剤にトナーの樹脂
を溶解し、この可溶分をゲルパーミエーションクロマト
グラフィ(GPC)により測定することにより分子量分
布を求めることにより得られる。本実施の形態において
は、溶剤としてはテトラヒドロフランを用い、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィにより測定される分子量
分布はポリスチレン換算の分子量分布としている。
【0072】定着後の画像の透明性は濁度(ヘーズ)と
して測定及び評価され、これは日本電色工業(株)製ヘ
ーズメーターNDH−1001DPにて、単色のトナー
による定着後のベタ画像について測定する。本実施の形
態においては、特に断りのない限りマゼンタ色のトナー
を用い、受像シート上の画像形成領域の全面にわたって
トナー層が密に形成されている、いわゆるベタ画像にて
評価する。具体的には、一次転写ローラ及び二次転写ロ
ーラのそれぞれに印加される転写電圧を適宜調整し、受
像シート上の未定着トナー量が0.4mg/cm2以
上、かつ、定着後の画像濃度が1.0以上となるように
調整されたベタ画像を測定試料とする。尚、定着時に定
着手段へのトナーの付着(いわゆるオフセット)による
画像の欠落や、転写時の転写不良による画像の欠落(抜
け)の甚だしいものや、受像シートの定着手段への巻付
きの発生等により測定不能のものや、ヘーズが40%を
超えるものは×と評価される。ヘーズが40%以下のも
のは△、すなわち光透過型のオーバーヘッドプロジェク
タを用いて形成される投影画像は黒味を帯びてはいる
が、中間調を含まないカラー画像、例えばほぼ飽和画像
濃度に達したシアン、マゼンタ、イエロー、赤、青、緑
のみにより形成されるいわゆるビジネスグラフ用途には
問題なく使用できる程度に実用的であると評価される。
ヘーズが30%以下のものは○、すなわち中間調を含む
カラー画像、いわゆるフルカラー画像として実用的に使
用できると評価される。さらに、ヘーズが20%以下の
場合は◎、すなわち色に曇りが全く認められず、フルカ
ラー画像として良好に使用できると評価される。
【0073】以下、本発明を実施例を用いてさらに詳細
に説明する。
【0074】(実施例1)本実施例は、本発明の画像形
成装置の受像シートの受像層及びトナーの外添剤の臨界
表面張力に関するものである。
【0075】本実施例の具体的構成について説明する。
【0076】トナーとしては、結着樹脂としてポリエス
テル樹脂を用い、混練粉砕法により作製した個数平均粒
径は6μmの不定形のトナーを用いる。トナーの軟化点
(Tm)は125℃、トナーの結着樹脂の重量平均分子
量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)
は105である。尚、離型剤であるワックスは配合して
いない。
【0077】トナーの外添剤として、1次粒径14nm
のシリカ微粒子をヘキサメチレンジシラザンで表面処理
し疎水化したものを2wt%添加して用いる。この外添
剤の臨界表面張力は35dyn/cm、外添剤の屈折率
は1.458である。
【0078】本実施例の受像シートの受像層は、トナー
の結着樹脂と同様なポリエステル樹脂を少なくとも50
wt%含む樹脂層である。ポリエステル樹脂の組成、特
に分子鎖末端の官能基、分子量分布等を調整し、さらに
必要に応じてポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素
系樹脂あるいはポリビニルブチラールなどのアルコール
系樹脂など種々の樹脂を50wt%を超えないように配
合することにより、受像層の臨界表面張力を調整してい
る。尚、トナーの外添剤と受像層の樹脂の屈折率の差は
約0.05となるように調整している。
【0079】また、受像層の膜厚は約6μmになるよう
に作製する。
【0080】本実施例においては、トナーを固着させる
受像層の臨界表面張力がそれぞれ異なる受像シートにお
ける透明性(ヘーズ)を評価した。その結果を表1に示
す。
【0081】
【表1】
【0082】尚、上記の受像シートをダイヤモンドカッ
ターにより切断し、その断面を観察すると、受像層の臨
界表面張力が38、及び40の受像シートでは、トナ
ー、特にトナー表面の外添剤を核として微少な気泡や界
面の存在が確認された。
【0083】上記の結果より明らかなように、受像層の
臨界表面張力をトナーの外添剤の臨界表面張力より小さ
くする事により充分な透明性を得ることができる。
【0084】これは、トナー表面の外添剤がトナー表面
全体を被覆するように多量に添加されても、外添剤の受
像層の樹脂に対する濡れ性が充分得られれば、外添剤に
よる界面の発生が無く、これにより界面での光の乱反射
が無くなり、発色性及び透明性が向上するからである。
【0085】特に、トナーを受像層に埋めこむ場合に
は、トナーと受像層の接触面積が増大するため、特に受
像層の溶融粘度がトナーの溶融粘度よりも充分に低く、
トナーの粒状性、形状が略維持されたまま埋め込まれる
場合にはトナーとトナーとの空隙に受像層の樹脂が侵入
するためトナーと受像層の接触面積がより増大するた
め、トナーの表面の状態、特に濡れ性が影響し、特に、
外添剤の濡れ性が影響するために、トナー表面の外添剤
がトナー表面全体を被覆するように多量に添加も良好な
発色性、透明性を得ることが出来る。
【0086】(実施例2)本実施例は、本発明の画像形
成装置の受像シートの受像層とトナーの外添剤の屈折率
に関するものである。
【0087】本実施例の具体的構成は、トナーを固着さ
せる受像層以外は実施例1と同様である。
【0088】本実施例の結果を表2に示す。
【0089】
【表2】
【0090】上記の結果より明らかなように、屈折率差
が0.05を越えると透明性が悪化する。従って、屈折
率差を0.05以内にする事により更に透明性、発色性
に優れた画像を形成する事ができる。本実施例ではトナ
ーを固着させる受像層の屈折率を変化させたが、実施例
1と異なる外添剤をもちい、屈折率差を0.05以下、
特に好ましくは0.03以下とにする事により同様に充
分な透明性を得る事ができる。
【0091】(実施例3)本実施例は、本発明の画像形
成装置に適用されるトナーを固着させる樹脂受像層の溶
解度パラメーターとトナーを構成している離型剤の溶解
度パラメーターに関するものである。
【0092】本実施例は、トナーとしてトナーの樹脂中
にさらに離型剤を配合したことと、受像層の樹脂として
種々の溶解度パラメーターを示す樹脂を用いること以外
は実施例1と同様である。離型剤としてはポリプロピレ
ンワックスあるいはポリエチレンワックスを用いる。
【0093】離型剤と受像層の樹脂との溶解度パラメー
ターの差(絶対値)がそれぞれ異なる試料を作製し、透
明性を評価した結果を表3に示す。
【0094】
【表3】
【0095】尚、上記の受像シートをダイヤモンドカッ
ターにより切断し、その断面を観察すると、溶解度パラ
メーターΔSpが2.5の受像シートでは、トナー、特
にトナー表面に微少な気泡や界面の存在が確認された。
【0096】上記の結果より明らかなように、受像層の
溶解度パラメーターと離型剤の溶解度パラメーターの差
が2の範囲にする事により充分な透明性を得ることがで
きる。
【0097】これは、トナーの構成成分として離型剤を
用いる場合、離型剤はトナーの結着樹脂と比較すると極
めて溶融時の粘度が低いために、この離型剤がトナーの
定着時にトナー表面に溶出し、トナーと受像層との界面
において偏在化するために、トナーと樹脂層との間の界
面が生じ、透明性が低下することを、離型剤と受像層と
の親和性あるいは相溶性を良好にすることにより、特に
両者の溶解度パラメーターをできるだけ近くすることに
よって、離型剤に起因する界面の発生を防止し、これに
より界面での光の乱反射が無くなり、発色性及び透明性
が向上するものである。
【0098】特に画像形成装置の小型化、低コスト、メ
ンテナンスフリーを実現させるために、トナー自身に含
まれる離型剤の添加量を増加させ、例えば、結着樹脂に
対して5〜30wt%配合することにより、定着手段、
特にヒートローラの表面にシリコーンオイルなどのオフ
セット防止剤を塗布せずとも、定着手段へのトナーのオ
フセットを防止しようとする構成が提案されているが、
このようにトナーへの離型剤の配合量を増加させた場合
においては、特に有効である。
【0099】(実施例4)本実施例は、本発明の画像形
成装置のトナーの離型剤と外添剤の臨界表面張力の関係
に関するものである。
【0100】本実施例の具体的構成は、離型剤の臨界表
面張力以外は実施例3と同様である。
【0101】本実施例の結果を表4に示す。
【0102】
【表4】
【0103】上記の結果より明らかなように、トナーの
離型剤の臨界表面張力が外添剤の臨界表面張力よりも小
さくすることにより充分な透明性を得ることができる。
【0104】(実施例5)本実施例は、本発明の画像形
成装置に用いるトナーの外添剤に関するものである。
【0105】本実施例の具体的構成は、外添剤以外は実
施例1と同様である。本実施例の外添剤は実施例1の外
添剤に加えて、粒径の大きな粒子を加え外添剤として2
種類の構成とする。粒径の大きな外添剤としては、1次
粒径40nmのシリカ微粒子にヘキサメチレンジシラザ
ンで表面疎水化処理したものを0.7wt%添加したも
のを用いる。この2種類からなる外添剤の臨界表面張力
は35dyn/cmである。
【0106】本実施例の結果を表5に示す。
【0107】
【表5】
【0108】上記の結果より明らかなように、粒径の異
なる2種類以上からなる外添剤を用いても実施例1と同
様に充分な発色性を得ることができる。
【0109】上記の結果より明らかなように、トナーの
軟化点(Tm)が110℃以上、140℃以下とするこ
とにより良好な透明性を得ることができる。
【0110】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の画像形成装
置によれば、発色性、透明性に優れた画像を形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受像シートの基本構成を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の画像形成装置の全体構成を示す装置断
面図である。
【符号の説明】
1…感光体 8…中間転写ベルト 18…二次転写ローラ 22…定着手段 41…(受像シートの)基材 42…(受像シートの)受像層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーによる画像を受像シートに定着す
    る定着手段を有する画像形成装置において、前記受像シ
    ートは基材上に前記トナーを定着可能な受像層を有し、
    前記トナーは少なくとも外添剤を有し、かつ、前記受像
    層の臨界表面張力が、前記外添剤の臨界表面張力より小
    さいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トナーはさらに離型剤を有し、か
    つ、前記受像層の溶解度パラメーター(Spc)と前記
    離型剤の溶解度パラメーター(Spw)の差ΔSpが2
    以下である事を特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記外添剤の屈折率と前記受像層の屈折
    率との差が0.05以内であることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記外添剤は、それぞれ平均粒径の異な
    る2種類以上の微粒子からなることを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記離型剤の臨界表面張力が前記外添剤
    の臨界表面張力よりも小さい事を特徴とする請求項2記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記定着手段は、前記トナーを前記受像
    層に埋めこむ事を特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
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JP (1) JPH10239890A (ja)

Citations (15)

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