JPH1023973A - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

Info

Publication number
JPH1023973A
JPH1023973A JP19855996A JP19855996A JPH1023973A JP H1023973 A JPH1023973 A JP H1023973A JP 19855996 A JP19855996 A JP 19855996A JP 19855996 A JP19855996 A JP 19855996A JP H1023973 A JPH1023973 A JP H1023973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grill
oil
self
burner
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19855996A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Aoyanagi
恵子 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP19855996A priority Critical patent/JPH1023973A/ja
Publication of JPH1023973A publication Critical patent/JPH1023973A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱調理庫内に付着する油の除去性に優れた
グリル等の加熱調理装置を提供する。また、従来グリル
皿等に水をためなければならなかったことに伴う不具合
を解消できる加熱調理装置を提供する。 【解決手段】 加熱調理庫5の底にセルフクリーニング
ホーロー製のグリル皿17を置く。食品9から出る油や
水分が底に落ちると、油はまずセルフクリーニングホー
ローの多孔質層21中の孔に吸収される。次に、グリル
皿17は分解用バーナ15で加熱されて高温になってい
るので、付着した油は酸化されて炭酸ガスと水蒸気に分
解される。この際、多孔質層21は表面積が広いので、
油と空気(酸素)との接触が促進されるため、油の酸化
分解反応はきわめて速く進む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グリルやオーブン
等の加熱調理装置に関する。特には、加熱調理庫内に付
着する油の除去性に優れた加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上火バーナ及び下火バーナを有する両面
焼きグリルを例にとって従来技術を説明する。図2は、
従来の両面焼きグリルの概要を示す模式図である。
(A)は側面断面図、(B)は正面断面図である。グリ
ル1′内のグリル庫5の中には、焼き網11が平らに置
かれている。焼き網11上に調理物(食品)9を載せ、
上火バーナ7及び下火バーナ13で加熱(輻射及び対
流)して調理物9を加熱調理する。バーナはグリル庫天
井の上火バーナ7と、焼き網11上の下火バーナ13の
双方が備えられており、上下から食品9を加熱するので
食品を裏返す必要がない。
【0003】下火バーナ13の下方に、グリル皿31が
ある。この皿31は食品9を加熱している途中で出てく
る油や水分を受けるためのものである。ほとんどの場
合、グリル皿31とグリルの扉3は一体になっていて、
グリル1の扉3を開けるとグリル皿31が引き出せるよ
うになっている。グリル皿31に溜った油33が過熱さ
れて発火する恐れがあるので、グリル1を使う時は過熱
を防ぐために必ずグリル皿31に水35を約200cc入
れなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の両面焼きグリル
においては次のような問題点があった。 グリル皿31に水35を入れていると、グリル扉3
を開ける時や、グリル皿31を持ち運ぶ時に水をこぼし
やすい。 グリル皿31に水35が入っていると、グリル皿3
1を持ち運ぶ時に重くなって不便である。 グリル庫5内に水を入れた状態で加熱するため、食
品9が水っぽくなってしまう。 水35を入れ忘れて火をつけっぱなしにした場合、
グリル皿31上に溜った油33が発火する恐れがある。
【0005】本発明は、加熱調理庫内に付着する油の除
去性に優れたグリル等の加熱調理装置を提供することを
目的とする。また、従来グリル皿等に水をためなければ
ならなかったことに伴う不具合を解消できる加熱調理装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の加熱調理装置は、加熱調理庫の内面に多孔
質ライニングを施すとともに、該多孔質ライニングの加
熱手段を設けたことを特徴とする。
【0007】加熱調理庫の底や側壁等にセルフクリーニ
ングホーロー等の多孔質ライニングを施しておく。食品
から出る油や水分が底等に付着すると、油はまず多孔質
中の孔に吸収される。次に、多孔質ライニングは加熱手
段(調理バーナそのものであってもよい)で加熱されて
高温になっているので、付着した油は酸化されて炭酸ガ
スと水蒸気に分解される。この際、多孔質ライニングは
表面積が広いので、油と空気(酸素)との接触が促進さ
れるため、油の酸化分解反応はきわめて速く進む。
【0008】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、より具体的に説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る両面焼きグリ
ルの構造を模式的に示す図である。(A)はグリル庫内
の正面断面図、(B)はセルフクリーニングホーローの
詳細断面図である。グリル1は、全体として箱型をして
おり、グリル1内はグリル庫5と呼ばれる加熱室となっ
ている。なお、図2の従来グリル同様に、グリル1の手
前の面には扉(図示せず)が備えられている。
【0009】グリル庫5の天井には、上火バーナ7が天
井中央部を覆うように設けられている。上火バーナ7
は、赤外線放射性の優れたセラミック盤に多数の穴をあ
け、その穴からガスバーナの火炎が下部に出るように構
成されたものである。グリル庫5の中段には、グリル庫
内ほぼ全体に広がるように焼き網11が設けられてい
る。この焼き網11上に、魚等の調理物9を置いて調理
する。この焼き網11は、ステンレス鋼製又は防錆処理
された鋼製である。
【0010】焼き網11の下のグリル庫5の両側壁には
下火バーナ13と分解用バーナ15が設けられている。
両バーナは、グリル庫5の手前から奥方向に列状になっ
ている。下火バーナ13は、その火炎を食品9の下面に
向けて放出する。分解用バーナ15は、下火バーナ13
の下側に、下火バーナ13同様に配列されて設けられて
いる。分解バーナ15は、その火炎をグリル皿17方向
に向けており、グリル皿17のセルフクリーニングホー
ローを加熱し、同部に付いた油を分解する。
【0011】セルフクリーニングホーローの詳細につい
て図1(B)を参照しつつ説明する。グリル皿17を構
成する材料は、表層がセルフクリーニングホーロー多孔
質層21、その下が黒ホーロー23、最下部が鋼板25
という多層構造を有する。多孔質層21は、SiO2
Na2 O製の粒状物(径2〜10μm )が積み重なった
層である。黒ホーロー23は、一般的なホーローでピン
ホールが非常に少ない。
【0012】セルフクリーニングホーローは、一般的な
ホーローと違い、表面が多孔質になっており、酸素と接
触する面積が広い。両面焼きグリルの庫内は高温になっ
ているので、一旦セルフクリーニングホーローに付着し
た油は高温の酸素と接し酸化され、炭酸ガスと水に分解
される。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理装置は、以下の効果を発揮する。 グリル皿に施したセルフクリーニングホーローが食
品から出る油を吸収・分解するので、油が過熱され、発
火することがなく安全である。 発火の恐れがないので、グリル皿に水を入れる必要
がない。 グリル皿に水を入れなくてもよいので、皿の取り出
しや持ち運びが容易である。 グリル皿に水を入れなくてもいいので、食品が水っ
ぽくならない。 油は水と炭酸ガスに分解され、水分は蒸発する。そ
の他のものは炭化するので、掃除は付着した炭化物を乾
拭きして取るだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る両面焼きグリルの構造
を模式的に示す図である。(A)はグリル庫内の正面断
面図、(B)はセルフクリーニングホーローの詳細断面
図である。
【図2】従来の両面焼きグリルの概要を示す模式図であ
る。(A)は側面断面図、(B)は正面断面図である。
【符号の説明】
1 グリル 3 扉 5 グリル庫 7 上火バーナ 9 調理物(食品) 11 網 13 下火バーナ 15 分解用バー
ナ 17 セルフクリーニンググリル皿 21 多孔質層 23 黒ホーロー 25 鋼板 31 グリル皿 33 油 35 水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理庫の内面に多孔質ライニングを
    施すとともに、該多孔質ライニングの加熱手段を設けた
    ことを特徴とする加熱調理装置。
  2. 【請求項2】 上記多孔質ライニングがセルフクリーニ
    ングホーローである請求項1記載の加熱調理装置。
JP19855996A 1996-07-10 1996-07-10 加熱調理装置 Pending JPH1023973A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19855996A JPH1023973A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 加熱調理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19855996A JPH1023973A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 加熱調理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1023973A true JPH1023973A (ja) 1998-01-27

Family

ID=16393204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19855996A Pending JPH1023973A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 加熱調理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1023973A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2746677A3 (de) * 2012-12-20 2016-12-14 BSH Hausgeräte GmbH Gargerät

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2746677A3 (de) * 2012-12-20 2016-12-14 BSH Hausgeräte GmbH Gargerät

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3881027A (en) Method of microwave baking
US4729297A (en) Cooking grill
JPH0350176B2 (ja)
JPH08224174A (ja) ガスグリル型の調理器具
KR102381053B1 (ko) 에어프라이어
JPH1023973A (ja) 加熱調理装置
JP2008279142A (ja) マイクロ波加熱調理容器
JP4257296B2 (ja) 炊飯調理鍋
JP2000210005A (ja) オ―ブン
JP5285869B2 (ja) マイクロ波加熱調理容器
JPS6187512A (ja) 調理器
JPH1014776A (ja) 焼き物調理器具
JP3265917B2 (ja) フィッシュロースタ
KR101858909B1 (ko) 튀김통 또는 조리기구의 바닥에 쌓인 튀김 부유물의 탄화를 방지하는 버너구조
JPH0325717Y2 (ja)
JP2005087358A (ja) 炊飯器
KR102241292B1 (ko) 회전형 그릴장치
KR101670635B1 (ko) 양면팬 탈취장치
JPH0233724Y2 (ja)
JP2000060741A (ja) 加熱調理器
JP2007139302A (ja) 加熱調理器
KR20070016513A (ko) 냄새제거기를 갖춘 조리장치
JP2022094258A (ja) 加熱調理器具
KR101621042B1 (ko) 구조가 개선된 컨벡션 스팀 오븐기
JP2003193062A (ja) 炭焼き装置