JPH10239107A - 高分割エンコーダ装置 - Google Patents

高分割エンコーダ装置

Info

Publication number
JPH10239107A
JPH10239107A JP4053497A JP4053497A JPH10239107A JP H10239107 A JPH10239107 A JP H10239107A JP 4053497 A JP4053497 A JP 4053497A JP 4053497 A JP4053497 A JP 4053497A JP H10239107 A JPH10239107 A JP H10239107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
position data
switching
absolute position
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4053497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3345559B2 (ja
Inventor
Hideyuki Ishii
秀幸 石井
Shigeharu Kato
茂春 加藤
Takahisa Sakuma
隆寿 佐久間
Tomoharu Sekine
智春 関根
Shoji Ito
昭二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP04053497A priority Critical patent/JP3345559B2/ja
Publication of JPH10239107A publication Critical patent/JPH10239107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3345559B2 publication Critical patent/JP3345559B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Optical Transform (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリット透過式の光学式エンコーダから得ら
れる絶対位置データをさらに高分割化する。 【解決手段】 コンパレータ回路21と信号切り替え回
路22とを用いて、エンコーダ1が出力する電気角で9
0度異なるA,A*,B,B*信号の交点の前後で信号
を切り替えて、歪みの大きいピーク部分を用いずに直線
部分だけを用いて三角波状の基準電圧信号を得る。この
基準電圧信号をA/D変換回路23でデジタル化し、さ
らに演算・指令回路25により基準電圧信号を直線で構
成された三角波とみなして、リクエスト信号が入力され
たときの相対的位置データを演算し、相対的位置データ
をエンコーダ1から得られる絶対位置データに加えて高
分割絶対位置データを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の位置を検
知するエンコーダに関し、特に従来のエンコーダの高分
割化を実現することのできる高分割エンコーダ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】工場内で実用されている産業用ロボット
等のシステムに、サーボモータの回転位置や直線運動す
るリニアモータの移動位置などを検知してこれらの制御
に利用する位置データを得るために、エンコーダが使用
されている。典型的な光電式のロータリーエンコーダに
おいては、回転ディスクに設けられた8192のスリッ
トを通して受光する4つのフォトダイオードをそれぞれ
電気角で90度ずれるように配置し、図2に示すような
電気角で90度ずれるA′,B′,A′*及びB′*信
号を得る。この電流信号を増幅し、I/V変換してさら
に作動増幅して得られたA,B,A*及びB*信号(図
3)に基づいて相互に180度位相のずれた2種類のパ
ルス列からなるエンコーダ信号を得て、さらにこれらエ
ンコーダ信号の立ち上がり及び立下がりのタイミングを
利用して4倍周波数のパルス列信号に変換し、機械角の
360度を8192×4=32768に分割した絶対位
置データを得ることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】より一層精度の高い工
作物が必要とされている現在では、さらに高分割化した
位置データを出力できるエンコーダが望まれている。単
純に考えれば、回転ディスクのスリット数を増やせばよ
い。しかしながらスリット数を増やして光電式のエンコ
ーダを光学的に高分割化することには限界がある。これ
は光の回折現象により、回転ディスクのスリット幅を狭
くすることに限界があるためである。
【0004】本発明の目的は、光学的な方法によること
なく、電気的な信号処理及び信号に演算を施すことによ
り、簡単な構成で高い精度の高分割化を実現することの
できるエンコーダ装置を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、比較的単純な演算に
より、小規模の演算装置で速やかに高分割化された位置
データを得ることのできるエンコーダ装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気角で90
度位相が異なるサイン波状のA信号,B信号,A*信号
(信号の反転信号)及びB*信号(B信号の反転信号)
を含むエンコーダ信号に基づいて絶対位置データを出力
するエンコーダと、このエンコーダから連続して出力さ
れる絶対位置データ間を更に分割して高分割絶対位置デ
ータを出力する高分割絶対位置データ出力手段とを具備
する高分割エンコーダ装置を改良の対象とする。本発明
では、高分割絶対位置データ出力手段は、A信号,B信
号,A*信号及びB*信号を入力として各信号を比較
し、A信号とB信号との交点、B信号とA*信号との交
点、A*信号とB*信号との交点、及びB*信号とA信
号との交点で信号切り替え信号を出力するコンパレータ
回路を用いる。そして信号切り替え回路は、コンパレー
タ回路から出力される信号切り替え信号に基づいて、A
信号,B信号,A*信号及びB*信号を選択的に切り替
えてA信号→B*信号→A*信号→B信号の順で連続し
て繰り返し現れる基準電圧信号を出力する。信号切り替
え回路から出力された基準電圧信号を、A/D変換回路
を用いて所定のビット数(所定のサンプリング周波数)
でA/D変換する。そしてメモリ手段は、信号切り替え
信号が出力されたときのA/D変換された基準電圧信号
の切り替わり電圧値をラッチして記憶する。演算手段
は、エンコーダ装置に制御部側からリクエスト信号が入
力されたときのA/D変換された基準電圧信号の電圧値
及び信号切り替え回路で選択されている信号の種類と、
リクエスト信号が入力されたときにメモリ手段に記憶さ
れている直前の(1サイクル前の)4つの切り替わり電
圧値とに基づいてリクエスト信号が入力されたときの相
対的位置データを演算し、この相対的位置データをリク
エスト信号が入力される前にエンコーダから出力された
絶対位置データに加算して高分割絶対位置データとして
出力する。
【0007】より具体的に説明すると、エンコーダはス
リット透過式の光電式エンコーダが好ましく、回転体の
回動を検知するロータリーエンコーダ、及び直線運動体
の運動を検知するリニアエンコーダが含まれる。エンコ
ーダは被検知物である回転体の回動等にともない、電気
角で90度位相が異なるA信号,B信号,A*信号及び
B*信号を含むエンコーダ信号に基づいて絶対位置デー
タを出力する。A信号,B信号,A*信号及びB*信号
を得るために、典型的には発光素子としてLED、受光
素子としてフォトダイオードが用いられる。4つのフォ
トダイオードA,B,A*,B*は電気角で90度位相
がずれるように配置されている。4つのフォトダイオー
ドA,B,A*,B*は、例えば回転方向に並べられ、
また2つずつ回転方向に並べ、径方向に2セット配置し
てもよい。ロータリーエンコーダの場合、スリット数は
通常、8192である。4つのフォトダイオードA,
B,A*,B*から得られるA信号,B信号,A*信号
及びB*信号の波形は、理想的には三角波であるが、実
際には図3に示したようにピーク部分が歪んだサイン波
状になる。
【0008】高分割絶対位置データ出力手段はコンパレ
ータ回路と、信号切り替え回路と、A/D変換回路と、
メモリ手段と、演算手段とを具備している。コンパレー
タ回路は、A信号,B信号,A*信号及びB*信号を入
力として各信号を比較する。各信号はそれぞれ電気角で
90度位相がずれているので、移動体が移動して位置が
かわると、各信号の電圧の大きさは相互に相対的に上下
する。コンパレータ回路は、A信号とB信号との交点、
B信号とA*信号との交点、A*信号とB*信号との交
点、及びB*信号とA信号との交点で信号切り替え信号
を出力する。ここで「交点」は信号の一致と言い換える
こともできる。
【0009】信号切り替え回路は、コンパレータ回路か
ら出力される信号切り替え信号に基づいて、基準電圧信
号を出力する。この基準電圧信号は、基本的にはA信
号,B信号,A*信号及びB*信号を部分的に組み合わ
せて構成される。そのためA信号,B信号,A*信号及
びB*信号が選択的に切り替えられる。すなわち基準電
圧信号は、A信号→B*信号→A*信号→B信号の順で
連続して繰り返し現れる。各切り替えのタイミングは、
信号切り替え信号に基づいており、A信号とB*信号と
の交点でA信号→B*信号に切り替わり、B*信号とA
*信号との交点でB*信号→A*信号と切り替わる。
【0010】基準電圧信号はA/D変換回路に出力さ
れ、所定のビット数でA/D変換されてデジタル信号化
される。所定のビット数を、例えば8ビットとすると、
基準電圧信号は256分割されることになる。
【0011】メモリ手段は、コンパレータ回路から信号
切り替え信号が出力されたときのA/D変換された基準
電圧信号の切り替わり電圧値をラッチして記憶する。こ
のラッチは、ラッチ回路を用いればよい。
【0012】演算手段は、外部からリクエスト信号が入
力されると、そのときの高分割絶対位置データを算出す
る。演算手段はまず、リクエスト信号が入力されたとき
の信号切り替え回路で選択されている信号の種類即ちそ
のときに信号切り替え信号によって、基準電圧信号でA
信号、B*信号、A*信号、B信号のいずれを選択して
いるのかを決定する。この決定により、電気角で何度の
区間でリクエスト信号が発生したか(例えば90度〜1
80度の区間でリクエスト信号が発生したか)を知る。
これにより基準電圧信号の電圧値だけでは分からない、
リクエスト信号の発生区間の特定ができる。そしてリク
エスト信号が入力されたときの基準電圧信号の電圧値と
リクエスト信号が入力されたときにメモリ手段に記憶さ
れている直前(1サイクル前の電気角で360度前まで
の)4つの切り替わり電圧値により、例えば電気角で9
0度〜180度の間のどの位置でリクエスト信号が発生
したかを演算して、その結果を相対的位置データとす
る。
【0013】この演算では、例えば1サイクル前の1サ
イクル中の基準電圧信号の電圧の変化総量に対する当該
サイクルが開始されてからリクエスト信号が入力された
ときまでの基準電圧信号の電圧の変化総量との比を求
め、この比を分割数(A/D変換器のビット数で定まる
数:8ビットであれば256×4)に乗算して、相対的
位置データを得ることができる。次に、相対的位置デー
タを、リクエスト信号が入力される前にエンコーダから
出力された最新の絶対位置データに加算して高分割絶対
位置データを得る。高分割絶対位置データは、リクエス
ト信号を送信した外部の制御装置、例えばサーボアンプ
等に出力されて、移動体の制御に供される。
【0014】なお演算手段で演算するに当たっては、切
り替わり電圧値間の電圧が直線的に変化するものとみな
して、先に入力された絶対位置データで示された位置か
らの相対的位置を示す相対的位置データを演算すると、
演算が容易になる。
【0015】A信号,B信号,A*信号及びB*信号
は、理想的には三角波である。しかし実際には各波形の
ピーク部分は歪んでおり、三角波A,A*,B,B*信
号をそのまま全部利用して高分割化をしても精度がでな
い。そこで本発明では、各三角波の直線性の良い部分だ
けを利用するようにした。
【0016】すなわち、基準電圧信号は位相がそれぞれ
電気角で90度ずれたA信号,B信号,A*信号及びB
*信号が相互に交点で切り替えられて構成されるため、
A,B,A*及びB*信号それぞれの歪みの大きいピー
ク部分が切り捨てられて、各切り替わり電圧値をピーク
とし、各ピーク間がほとんど直線的に変化する三角波状
の波形となる。従って、各ピーク間を直線とみなして演
算を行っても大きな誤差は生じず、その結果単純な演算
で速やかに相対的位置データを算出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図示の実施の形態について説
明する。図1は、本発明に係る高分割エンコーダ装置の
一つの実施の形態の主要部を示す回路ブロック図であ
る。同図において、高分割エンコーダ装置はエンコーダ
1と高分割絶対位置データ出力装置2とからなる。
【0018】エンコーダ1は回転スリット透過式の光学
式ロータリー・アブソリュート・エンコーダであって、
いわゆるA,B,Cチャンネルのエンコーダ信号の他に
これらの信号に基づいて絶対位置データを演算して出力
する機能を有している。このエンコーダ1は、位置検知
用のフォトダイオード・ユニット11とフォトダイオー
ド・ユニット11からの出力を作動増幅する作動増幅回
路12とを含んでいる。このほか原点検知用(Cチャン
ネル用)のフォトダイオード等も備えられているが、こ
こでは説明を省略する。
【0019】フォトダイオード・ユニット11は、それ
ぞれ電気角で90度位相がずれるように配置された4つ
のフォトダイオードA,B,A*,B*からなる。これ
ら4つのフォトダイオードA,B,A*,B*は、例え
ば回転板に設けられた複数のスリットに沿うようにA,
A*,B,B*の順に並置されていてもよい。また回転
板の周方向に沿って並べたフォトダイオードA,A*と
同様に回転板の周方向に沿って並べたフォトダイオード
B,B*の2つのセットを、径方向に並べて、スリット
をこれら2つのセットと対向するように長くした構成で
もよい。この例では、いずれの場合も通常スリット数は
8192である。各フォトダイオードA,B,A*,B
*は、図2に示すような90度位相がずれた電流信号で
あるA′信号,B′信号,A′*信号,B′*信号を発
生する。
【0020】差動増幅回路12はA′信号とA′*信号
とをそれぞれI/V変換してさらに差動増幅し、また
B′信号とB′*信号とをそれぞれI/V変換してさら
に差動増幅して、図3に示すようなA信号,B信号,A
*信号,B*信号を作成する。すなわち、フォトダイオ
ード・ユニット11の4つのフォトダーオードから出力
されるA´信号,A´*信号またはB´信号,B´*信
号は、図2に示すようにそれぞれ位相が90度ずれた電
流信号である。しかしながらこれらの電流信号は、数1
0μAと小さく、増幅しなければそのままでは使用でき
ない。また温度変化の影響受けて変動する。そこで差動
増幅回路12を用いて、I/V変換して更に差動増幅し
た信号A´−A´*=A信号、A´*−A´=A*信
号、B´−B´*=B信号及びB´*−B´=B*信号
を得ている。
【0021】従来のエンコーダ装置によれば、前述のよ
うにA信号,B信号,A*信号,B*信号に基づいて4
倍周波数のパルス信号を作成し、絶対位置データを得て
いた。しかし本実施の形態においてはさらに高分割化さ
れた位置データを得るために、高分割絶対位置データ出
力装置2によりA信号,B信号,A*信号,B*信号に
演算処理を施して、まず高分割化した相対的位置データ
を得て、この相対的位置データを絶対位置データに加え
ることを特徴としている。
【0022】高分割絶対位置データ出力装置2は、コン
パレータ回路21,信号切り替え回路22,A/D変換
回路23,ラッチ回路24,演算・指令回路25,メモ
リ回路26,信号入出力回路28からなる。絶対位置デ
ータ27はエンコーダ1より例えば前述した方法により
得られる。なお最新の絶対位置データ27は、専用のメ
モリに記憶してもよいが、メモリ回路26に記憶させて
もよい。
【0023】差動増幅回路12からの出力は、理想的に
は三角波状のA信号,A*信号,B信号,B*信号とな
る。しかしながら実際には、各波形はピーク部分が歪ん
でおり、図3に示すようなサイン波状である。そのた
め、これらの三角波状のA信号,A*信号,B信号及び
B*信号をそのまま全部利用して高分割化しようとして
も容易には精度が出ないし、精度を出そうとすると演算
が非常に複雑になる。そこで本発明では、図4(A)に
示すようにA信号,A*信号,B信号及びB*信号の直
線性の良い部分だけを利用する。
【0024】まずコンパレータ回路21は、エンコーダ
1から入力されたA信号,B信号,A*信号及びB*信
号の各信号を比較して、A信号とB信号との交点(レベ
ルの一致点),B信号とA*信号との交点(レベルの一
致点),A*信号とB*信号との交点(レベルの一致
点),及びB*信号とA信号との交点(レベルの一致
点)で信号切り替え信号を出力する。具体的にコンパレ
ータ回路21では、4つのA信号,A*信号,B信号,
B*信号のうち、A信号とB信号とを比較し、A信号と
B*信号とを比較し、A*信号とB*信号とを比較し、
A*信号とB信号とを比較して、図4(B)〜(E)に
示すような信号を得る。図4(B)の「A>B」信号
は、A信号がB信号より大きくなっている期間high
に立上がっており、図4(C)の「A>B*」信号はA
信号がB*信号より大きくなっている期間highに立
上がっており、図4(D)の「A*>B*」信号は、A
*信号がB*信号より大きくなっている期間highに
立上がっており、図4(E)の「A*>B」信号はA*
信号がB信号より大きくなっている期間highに立上
がっている。これらの比較をするためにコンパレータ回
路21には4つの比較手段が含まれている。
【0025】図4(B)〜(E)に示した4つの信号の
立上がり位置に基づいて、4分割の信号切り替え信号が
得られる。コンパレータ回路21は、図4(B)〜
(E)に示す各信号の立上がりに同期した信号を信号切
り替え信号として出力する。この例では、図4(B)〜
(E)に示した4つの立上がり部(図面上に丸印を付し
た部分)を利用しているため、信号切り替え信号の精度
が高くなる。
【0026】信号切り替え回路22は、コンパレータ回
路21から出力される信号切り替え信号に基づき、A信
号,B信号,A*信号及びB*信号を選択的に切り替え
て、A信号→B*信号→A*信号→B信号の順で連続し
て繰り返し現れる基準電圧信号RVS[図4(A)]を
作成する。具体的には、信号切り替え回路22は、コン
パレータ回路21から出力される切り替え信号に基づい
て、A信号,A*信号,B信号,B*信号を切り替え
て、図4(A)に示す電圧基準信号RVSを作る。図4
(B)の「A>B」信号の立ち上がりはB信号の使用中
止とA信号の使用開始を示すタイミング信号となり、図
4(C)の「A>B*」信号の立ち上がりはA信号の使
用中止とB*信号の使用開始を示すタイミング信号とな
り、図4(D)の「A*>B*」信号の立ち上がりはB
*信号の使用中止とA*信号の使用開始を示すタイミン
グ信号となり、図4(E)の「A*>B」信号の立ち上
がりはA*信号の使用中止とB信号の使用開始を示すタ
イミング信号となる。
【0027】これらの切り替え信号に基づいて、A信
号,A*信号,B信号,B*信号を切り替えて作られた
電圧基準信号RVSは、1サイクル中にVa,Vb*,
Va*,Vbの4つのピークを有し、A信号,A*信
号,B信号,B*信号の1周期と同じ周期で発生する。
すなわち1スリットが電気角で360度移動して発生す
る信号である。このような電圧基準信号RVSを用いる
ことにより、A信号,A*信号,B信号,B*信号のピ
ーク部分を使用することを避けている。
【0028】A/D変換回路23は、以後デジタル処理
(マイコン処理)するために、基準電圧信号RVSをA
/D変換する。具体的に、A/D変換回路23は、信号
切り替え回路22から出力される基準電圧信号RVSを
8ビットでデジタル信号に変換する。すなわちA/D変
換回路23は、1/4周期分の基準電圧信号RVSを8
ビットすなわち256の分割数で分割してデジタル信号
に変換する。そのため1周期分の分割数は、256×4
となる。
【0029】ラッチ回路24は、切り替え信号に基づい
て、電圧基準信号RVSからVa,Vb*,Va*,V
bの4つのピーク電圧のデータを順次ラッチする。ラッ
チした値はメモリ回路26にメモリされる。メモリ回路
26は、少なくとも直前の即ち1サイクル前の4つのピ
ーク電圧及び現在のサイクルでラッチする値を記憶して
いる。そしてラッチした値で前の記憶データが更新され
る。なお基準電圧信号RVSをA/D変換した値をその
ままメモリ回路26に順次メモリしてもよい。実際に演
算のベースに使用するのは1サイクル(1周期:電気角
で360度)前即ち1スリット前の測定データである。
【0030】演算・指令回路25は、サーボアンプの信
号入出力回路3から信号入出力回路28を通じてリクエ
スト信号Xが入力されたときに、そのときの高分割絶対
位置データを演算して作成し、さらに角度データに変換
して信号入出力回路28を通じてサーボアンプの信号入
出力回路3に出力する。
【0031】すなわちサーボアンプの信号入出力回路3
からリクエスト信号Xが入力されると、演算・指令回路
25はリクエスト信号Xが入力された位置における回転
位置を演算して出力する。まずエンコーダ1から絶対位
置データDab1 を入力する。絶対位置データ27は、エ
ンコーダ1から出力され、エンコーダ1は1スリットが
電気角で360度回転するたびに回転方向に応じて絶対
位置データ27を加減算していく。図4(A)におい
て、Dab1 及びDab2 が絶対位置データの更新位置であ
り、Dab1 とDab2 の間で1スリットが電気角で360
度回転して1周期または1サイクルとなる。本実施の形
態では、この1周期を更に分割数256×4で分割して
高分割化する。
【0032】演算・指令回路25は、まず、リクエスト
信号Xが入力されたときの信号切り替え回路22で選択
されている信号の種類によって、基準電圧信号RVSで
A信号,B*信号,A*信号,B信号のいずれを選択し
ているのかを特定する。この特定により、電気角で何度
の区間でリクエスト信号Xが発生したかを決定する。こ
れにより基準電圧信号RVSの電圧値だけでは分からな
い、リクエスト信号Xの発生区間[図4(A)の(1)
〜(4)の区間]の特定ができる。そしてリクエスト信
号Xが入力されたときの基準電圧信号RVSの電圧値と
リクエスト信号Xが入力されたときにメモリ手段26に
記憶されている直前(1サイクル前の電気角で360度
前までの)4つの切り替わり電圧値(Vb,Va,Vb
*,Va*)により、1サイクル中の期間の何分割目の
位置でリクエスト信号が発生したかを演算して、それを
相対的位置データとする。
【0033】これをもう少し具体的に説明すると、演算
・指令回路25では絶対位置データ27に高分割された
相対的データを加算することにより、リクエスト信号X
が出力されたときの高分割絶対位置データを演算する。
リクエスト信号Xが1スリット中のどこで発生したか
は、図4(B)〜(E)のいずれの信号が信号切り替え
信号として利用されているのかと、リクエスト信号Xが
入力されたときの電圧Vx(そのときの切り替え信号の
位相関係から選択されている信号、例えば図4(A)の
例ではA信号の電圧)と、予め用意された4つの演算式
とから求める。
【0034】図4(A)に示した位置でリクエスト信号
Xが入力されたとすると、「A>B」信号の立上がり部
が切り替え信号として用いられているから、区間(1)
すなわち(電気角で0度〜90度の区間)でリクエスト
信号が発生したことが特定できる。この特定と、リクエ
スト信号が入力された基準電圧信号の電圧値と、1サイ
クル前の4つの切り替わり電圧値とから、下記(1)の
式を用いて相対的位置データを演算する。なお演算式
は、選択されている信号の種類とリクエスト信号Xが入
力された区間に応じて4種類用意されている。すなわち
リクエスト信号がX0度〜90度の位置で入力された場
合に用いる式(1)と、リクエスト信号がX90度〜1
80度の位置で入力された場合に用いる式(2)と、リ
クエスト信号がX180度〜270度の位置で入力され
た場合に用いる式(3)と、リクエスト信号が270度
〜360度の位置で入力された場合に用いる式(4)で
ある。
【0035】
【数1】 図4(A)の場合には、上記式(1)が選択されて、実
際の測定電圧Vxが代入され、相対的位置データDXが
算出される。これらの演算式は、リクエスト信号Xが入
力された位置が、絶対位置Dab1 からどの程度進んだ
位置にあるかを求め、その位置に応じた分割数を得る式
である。この式の基本は、Dab1 からDab2 までの電圧
の加算値即ち変化総量(分母)とVxが入力された位置
までのDab1 からの電圧の加算値即ち変化総量(分子)
との比率を求めて、この比率をA/D変換器のビット数
により決まる分割数に乗算して得ることである。すなわ
ちこの演算方法では、三角波のピークであるVa,Vb
*,Va*,Vbのそれぞれへの電圧変化は直線的であ
るとみなしている。前述のように三角波状のA信号,A
*信号,B信号,B*信号はピーク部分が歪んだサイン
波状であるが、それ以外の部分はほぼ直線に近い。よっ
てコンパレータ回路21及び信号切り替え回路22によ
り歪みの多い部分を切り捨てて、演算のしやすい直線部
分のみを残した基準電圧信号RVSを得て、さらに本実
施の形態ではこれを直線とみなして演算式により相対的
位置データを得るようにしたのである。
【0036】この装置で、分割精度はA/D変換回路2
3のビット数に依存する。すなわち8ビットで分割すれ
ば、1サイクルの間を最大256×4分割、一回転では
最大8192×256×4=8388608のかなりの
高分割化が可能である。A/D変換回路23のビット数
を更に大きくすれば、更に高分割化が可能である。
【0037】演算・指令回路25では、演算式に基づい
て得た相対的位置データDXに絶対位置データ27を加
算し、高分割絶対位置データを得て、さらにこれを角度
データに変換し、信号入出力回路28に出力する。この
例では、演算・指令回路25が演算手段を構成してい
る。
【0038】なお本実施の形態は、光学式絶対位置エン
コーダに対して本発明を適用したものであるが、他の方
式のエンコーダに対しても本発明を適用できる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明に係る高分割化エン
コーダ装置によれば、電気的な信号処理及び演算によ
り、簡単な構成で従来よりも高い精度の高分割化を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高分割化エンコーダ装置の一つの
実施の形態の主要な構成を示す回路ブロック図である。
【図2】図1の実施の形態の4つのフォトダイオードの
出力を示す図である。
【図3】図2のフォトダイオードの出力をI/V変換し
た信号を示す図である。
【図4】(A)は、本発明の原理を説明するためにA信
号,B信号,A*信号及びB*信号を用いて得た基準電
圧信号RVSを示す図であり、(B)〜(E)は4種類
の信号切り替え信号をそれぞれ示す図である。
【符号の説明】
1 エンコーダ 11 フォトダイオード・ユニット 12 差動増幅回路 2 高分割絶対値データ出力装置 21 コンパレータ回路 22 信号切り替え回路 23 A/D変換回路 24 ラッチ回路 25 演算・指令回路 26 メモリ回路 27 絶対位置データ 28 信号入出力回路 3 サーボアンプの信号入出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 智春 東京都豊島区北大塚一丁目十五番一号 山 洋電気株式会社内 (72)発明者 伊藤 昭二 東京都豊島区北大塚一丁目十五番一号 山 洋電気株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気角で90度位相が異なるサイン波状
    のA信号,B信号,A*信号及びB*信号を含むエンコ
    ーダ信号に基づいて絶対位置データを出力するエンコー
    ダと、 前記エンコーダから連続して出力される絶対位置データ
    間を更に分割して高分割絶対位置データを出力する高分
    割絶対位置データ出力手段とを具備する高分割エンコー
    ダ装置であって、 前記高分割絶対位置データ出力手段は、 前記A信号,B信号,A*信号及びB*信号を入力とし
    て各信号を比較し、前記A信号と前記B信号との交点、
    前記B信号と前記A*信号との交点、前記A*信号と前
    記B*信号との交点、及び前記B*信号と前記A信号と
    の交点で信号切り替え信号を出力するコンパレータ回路
    と、 前記コンパレータ回路から出力される前記信号切り替え
    信号に基づいて、前記A信号,B信号,A*信号及びB
    *信号が選択的に切り替えられて前記A信号→前記B*
    信号→前記A*信号→前記B信号の順で連続して繰り返
    し現れる基準電圧信号を出力する信号切り替え回路と、 前記基準電圧信号を所定のビット数でA/D変換するA
    /D変換回路と、 前記信号切り替え信号が出力されたときのA/D変換さ
    れた前記基準電圧信号の切り替わり電圧値をラッチして
    記憶するメモリ手段と、 リクエスト信号が入力されたときの前記基準電圧信号の
    電圧値及び前記信号切り替え信号と、前記リクエスト信
    号が入力されたときに前記メモリ手段に記憶されている
    直前の4つの切り替わり電圧値とに基づいて前記リクエ
    スト信号が入力されたときの相対的位置データを演算
    し、この相対的位置データを前記リクエスト信号が入力
    される前に前記エンコーダから出力された前記絶対位置
    データに加算して前記高分割絶対位置データとして出力
    する演算手段とを具備してなる高分割エンコーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、前記切り替わり電圧値
    間の電圧が直線的に変化するものとみなして、先に入力
    された前記絶対位置データで示された位置からの相対的
    位置を示す前記相対的位置データを演算するように構成
    されている請求項1に記載の高分割エンコーダ装置。
  3. 【請求項3】 電気角で90度位相が異なるサイン波状
    のA信号,B信号,A*信号及びB*信号を含むエンコ
    ーダ信号に基づいて絶対位置データを出力する光学式ア
    ブソリュート・エンコーダと、 前記エンコーダから連続して出力される絶対位置データ
    間を更に分割して高分割絶対位置データを出力する高分
    割絶対位置データ出力手段とを具備する高分割エンコー
    ダ装置であって、 前記高分割絶対位置データ出力手段は、 前記A信号,B信号,A*信号及びB*信号を入力とし
    て各信号を比較し、前記A信号と前記B信号の信号レベ
    ルが一致し、前記B信号と前記A*信号の信号レベルが
    一致し、前記A*信号と前記B*信号の信号レベルが一
    致し、及び前記B*信号と前記A信号の信号レベルが一
    致するたびに信号切り替え信号を出力するコンパレータ
    回路と、 前記コンパレータ回路から出力される前記信号切り替え
    信号に基づいて、前記A信号,B信号,A*信号及びB
    *信号が選択的に切り替えられて前記A信号→前記B*
    信号→前記A*信号→前記B信号の順で連続して繰り返
    し現れる基準電圧信号を出力する信号切り替え回路と、 前記基準電圧信号を所定のビット数でA/D変換するA
    /D変換回路と、 前記信号切り替え信号が出力されたときのA/D変換さ
    れた前記基準電圧信号の切り替わり電圧値をラッチする
    ラッチ回路と、 前記ラッチ回路でラッチした電圧値を記憶するメモリ手
    段と、 リクエスト信号が入力されたときの前記基準電圧信号の
    A/D変換された電圧値及び前記信号切り替え信号と、
    前記リクエスト信号が入力されたときに前記メモリ手段
    に記憶されている1サイクル前の4つの切り替わり電圧
    値とに基づいて相対的位置データを演算し、該相対的位
    置データを前記リクエスト信号が入力される前に前記エ
    ンコーダから出力された最新の前記絶対位置データに加
    算して前記高分割絶対位置データとして出力する演算手
    段とを具備し、 前記演算手段はリクエスト信号が入力されたときの信号
    切り替え信号によってリクエス信号が発生したときに前
    記信号切り替え回路で選択している信号を特定し、次に
    1サイクル前の1サイクル中の基準電圧信号の電圧の変
    化総量に対する当該サイクルが開始されてからリクエス
    ト信号が入力されたときまでの基準電圧信号の電圧の変
    化総量との比を求め、この比を前記ビット数により定ま
    る分割数に乗算して前記相対的位置データを得ることを
    特徴とする高分割エンコーダ装置。
JP04053497A 1997-02-25 1997-02-25 高分割エンコーダ装置 Expired - Lifetime JP3345559B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04053497A JP3345559B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 高分割エンコーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04053497A JP3345559B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 高分割エンコーダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10239107A true JPH10239107A (ja) 1998-09-11
JP3345559B2 JP3345559B2 (ja) 2002-11-18

Family

ID=12583133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04053497A Expired - Lifetime JP3345559B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 高分割エンコーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3345559B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001065419A (ja) * 1999-08-02 2001-03-16 Robert Bosch Gmbh 需用量制御式の燃料圧送モジュールによって内燃機関に燃料を供給するための燃料供給系
WO2021182353A1 (ja) * 2020-03-11 2021-09-16 株式会社デンソー 回転角度検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001065419A (ja) * 1999-08-02 2001-03-16 Robert Bosch Gmbh 需用量制御式の燃料圧送モジュールによって内燃機関に燃料を供給するための燃料供給系
WO2021182353A1 (ja) * 2020-03-11 2021-09-16 株式会社デンソー 回転角度検出装置
JP2021143910A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 株式会社デンソー 回転角度検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3345559B2 (ja) 2002-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5251960B2 (ja) エンコーダ、サーボユニット及び位置データ算出方法
JP2501227B2 (ja) 絶対位置エンコ―ダ
US5920494A (en) Method and device for varying interpolation factors
US7099790B2 (en) Sensor signal processor
JP2003121135A (ja) リニヤスケールの読出装置
JP3345559B2 (ja) 高分割エンコーダ装置
US7460979B2 (en) Method and system for enhanced resolution, automatically-calibrated position sensor
JPS61110006A (ja) 位置検出方法
JP3685944B2 (ja) エンコーダ装置の高精度化方法及び高精度エンコーダ装置
JPH0526686A (ja) 光学式エンコーダ
JP3137552B2 (ja) アブソリュートエンコーダ
JPH05955B2 (ja)
JPH05240631A (ja) 光学式エンコーダ
JP3365913B2 (ja) 位置検出装置
KR100518638B1 (ko) 다회전 절대위치 엔코더 장치의 룩업테이블 구성방법과이를 이용한 체배방법 및 이를 이용한 위치산출방법
Lygouras Memory reduction in look-up tables for fast symmetric function generators
JPH0626817A (ja) 光学式変位検出装置
KR101604446B1 (ko) 광학 인코더
JPH08261795A (ja) エンコーダの基準位置検出方法
JPS6347612A (ja) 変位検出装置
JP6951804B2 (ja) エンコーダ開発用信号発生装置
JP3024265B2 (ja) 光学式エンコーダ
JP2729113B2 (ja) アブソリュートエンコーダ
JPH1038616A (ja) 位相算出方法及び位相算出装置
JP2002372437A (ja) エンコーダのオフセット補正回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020730

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070830

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090830

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100830

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130830

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term