JP3137552B2 - アブソリュートエンコーダ - Google Patents

アブソリュートエンコーダ

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JP3137552B2
JP3137552B2 JP07063420A JP6342095A JP3137552B2 JP 3137552 B2 JP3137552 B2 JP 3137552B2 JP 07063420 A JP07063420 A JP 07063420A JP 6342095 A JP6342095 A JP 6342095A JP 3137552 B2 JP3137552 B2 JP 3137552B2
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章平 鵜戸
哲郎 桐山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電容量式エンコー
ダと光電式エンコーダの検出値を合成して、広い測長範
囲にわたって高分解能の絶対位置データを得ることを可
能としたアブソリュートエンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械の工具やテーブルの機械的可動
部の位置を認識する方法として、インクリメンタル方式
とアブソリュート方式がある。インクリメンタル方式
は、モータや機械的可動部が所定量移動又は回転する毎
に1個のパルスを発生するパルス発生器を設け、このパ
ルス発生器から得られるパルスをカウントして、現在位
置を求める。アブソリュート方式は、アブソリュートコ
ードパターンを用いて、機械的可動部の位置を一義的な
符号により検出表示する方式である。
【0003】インクリメンタル方式では、電源を切ると
機械的可動部の現在位置データが消失する。このため電
源投入後、機械的可動部を原点復帰せしめ、現在位置カ
ウンタの内容をゼロクリアして、機械的可動部の現在位
置と現在位置カウンタの内容を一致させ、その後位置制
御を行うことが必要である。これに対してアブソリュー
ト方式では、電源が切断されても機械的可動部の現在位
置が消失することはなく、電源投入後の原点復帰動作が
不要である。
【0004】しかし、アブソリュート方式においては、
エンコーダとして例えば24ビットのコードパターンを
用いるとすると、このコードパターンを形成するスケー
ルが大型化するだけでなく、このコードパターンを読み
取る検出器の数や信号線数が膨大になる。このような問
題を解決するため、出願人は既に、光学式エンコーダの
ような多数のコードパターンを用いることなく、少ない
トラック数で広い測長範囲にわたってアブソリュートデ
ータを得ることを可能とした静電容量式エンコーダを提
案している(例えば、特願平2−132434、特願平
2−169454等)。
【0005】しかし、アブソリュート方式の静電容量式
エンコーダでは、データの更新処理にかなりの時間がか
かり、データの表示がスケールの高速移動に追随できな
い場合がある。また静電容量式エンコーダのみアブソリ
ュートデータを得るには、やはり測長範囲やダイナミッ
クレンジに限界があった。これに対して、レゾルバと光
電式検出器を組み合わせたアブソリュート式ロータリエ
ンコーダのように、同一シャフトに異なる検出器を設け
ることが考えられる。しかし、異なる検出器を取り付け
てそれぞれの検出データを独立に出力するのでは、通信
相手側がデータの合成等を行わなければならず、通信相
手側の負担が大きくなる。
【0006】一方、アブソリュートデータとインクリメ
ンタルデータを組み合わせる方法として、光電式アブソ
リュートコードパターンにより得られるアブソリュート
位置データをプリセットし、光電式インクリメンタルコ
ードパターンにより得られるインクリメンタルパルスを
カウントして、アブソリュートデータを出力する方式が
ものが提案されている(特開平1−116409)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アブソリュー
ト式エンコーダとインクリメンタル式エンコーダ共に光
電式とする方式では、光電式アブソリュートエンコーダ
を単独で構成する場合と同様に、コードパターンをスケ
ール幅方向に多数形成しなければならず、スケールの大
型化が避けられないという問題があった。
【0008】この発明は、上記問題を解決すべくなされ
たもので、静電容量式検出器と光電式検出器を組み合わ
せて、データ表示の高速追随を確保し、少ないトラック
数で高分解能且つ広い測長範囲のアブソリュートデータ
を得ることが可能で、更にプリセット誤差補償機能を持
つアブソリュートエンコーダを提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアブソリ
ュートエンコーダは、第1に、静電容量式アブソリュー
トコードパターン及び光電式インクリメンタルコードパ
ターンが形成されたスケールと、前記静電容量式アブソ
リュートコードパターンを読み取って絶対位置データを
得る静電容量式検出手段と、前記光電式インクリメンタ
ルコードパターンを読み取って前記スケールの相対変位
量データを得る光電式検出手段と、前記静電容量式検出
手段からの絶対位置データがプリセットされ、前記光電
式検出手段から出力される相対変位量データによりプリ
セットされた前記絶対位置データを補正して出力する第
1のカウント手段と、この第1のカウント手段が出力す
る絶対位置データと前記静電容量式検出手段が出力する
絶対位置データとを比較して、その差が所定値を越えた
ときに前記第1のカウント手段に前記静電容量式検出手
段からの絶対位置データを再度プリセットする比較手段
と、前記第1のカウント手段のプリセット時における前
記スケールの相対移動量をカウントして、そのカウント
値に基づいて前記第1のカウント手段のプリセット値を
補償するための第2のカウント手段とを有することを特
徴としている。
【0010】この発明に係るアブソリュートエンコーダ
は、第2に、静電容量式アブソリュートコードパターン
及びこれより空間波長が短く高分解能の光電式インクリ
メンタルコードパターンが形成されたスケールと、前記
静電容量式アブソリュートコードパターンを読み取っ
て、絶対位置の上位桁データを得る静電容量式検出手段
と、前記光電式インクリメンタルコードパターンを読み
取って、絶対位置の下位桁データを得る光電式検出手段
と、前記下位桁データに基づいて前記上位桁データの最
下位桁への桁上げ信号を生成する桁上げ発生手段と、前
記静電容量式検出手段からの上位桁データがプリセット
され、前記桁上げ信号により前記上位桁データを補正し
て出力する第1のカウント手段と、この第1のカウント
手段が出力する上位桁データと前記静電容量式検出手段
が出力する上位桁データとを比較して、その差が所定値
を越えたときに前記第1のカウント手段に前記静電容量
式検出手段からの上位桁データを再度プリセットする比
較手段と、前記第1のカウント手段から出力される上位
桁データと前記光電式検出手段から得られる下位桁デー
タを合成して出力する出力手段と、前記第1のカウント
手段のプリセット時における前記スケールの相対移動量
をカウントして、そのカウント値に基づいて前記第1の
カウント手段のプリセット値を補償するための第2のカ
ウント手段とを有することを特徴としている。
【0011】この発明に係るアブソリュートエンコーダ
は、第3に、静電容量式アブソリュートコードパターン
及びこれより空間波長が短く高分解能の光電式アブソリ
ュートコードパターンが形成されたスケールと、前記静
電容量式アブソリュートコードパターンを読み取って、
絶対位置の上位桁データを得る静電容量式検出手段と、
前記光電式アブソリュートコードパターンを読み取っ
て、絶対位置の下位桁データを得る光電式検出手段と、
前記下位桁データの中の最上位桁に基づいて前記上位桁
データの中の最下位桁への桁上げ信号を生成する桁上げ
発生手段と、前記静電容量式検出手段からの上位桁デー
タがプリセットされ、前記桁上げ信号により前記上位桁
データを補正して出力する第1のカウント手段と、この
第1のカウント手段が出力する上位桁データと前記静電
容量式検出手段が出力する上位桁データとを比較して、
その差が所定値を越えたときに前記第1のカウント手段
に前記静電容量式検出手段からの上位桁データを再度プ
リセットする比較手段と、前記第1のカウント手段から
出力される上位桁データと前記光電式検出手段から得ら
れる下位桁データを合成して出力する出力手段と、前記
第1のカウント手段のプリセット時における前記スケー
ルの相対移動量をカウントして、そのカウント値に基づ
いて前記第1のカウント手段のプリセット値を補償する
ための第2のカウント手段とを有することを特徴として
いる。
【0012】この発明において好ましくは、前記静電容
量式検出手段の出力には得られた上位桁データをを一次
蓄積するレジスタが設けられ、前記第2のカウント手段
は前記第1のカウント手段と併設され、且つ前記レジス
タの出力データに前記第2のカウント手段のカウント値
を加減算して前記第1のカウント手段に補償されたプリ
セット値として出力する加算手段が設けられていること
を特徴とする。
【0013】この発明においては更に、前記静電容量式
検出手段の出力には得られた上位桁データを一次蓄積す
るレジスタが設けられ、前記第2のカウント手段は前記
第1のカウント手段と前記桁上げ発生手段の間に介在さ
れ、且つこの第2のカウント手段が前記第1のカウント
手段により制御されてプリセット時における前記スケー
ルの相対移動量をカウントして前記第1のカウント手段
のプリセット値を補償することを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明においては、絶対位置データの上位桁
が静電容量式検出器により作られ、下位桁が光電式検出
器により作られてこれらが合成される。静電容量式検出
器のみで絶対位置データを得ようとすると、特にスケー
ルの高速移動時に表示データの下位桁の追随性が保証で
はきなくなるが、この発明においては下位桁データを高
速性能に優れた光電式検出器により得ているから、全体
として高速追随性に優れたものとなる。表示データの上
位桁は、下位桁に比べてスケール移動時の変化が遅いか
ら、この部分には静電容量式検出器を用いることがで
き、これにより少ないトラック数で広い測長範囲を確保
することができる。
【0015】またこの発明においては、第1のカウント
手段として、プリセット入力付きアップダウンカウンタ
が設けられ、プリセットされた絶対位置データは、スケ
ール移動にともない、光電式検出器の出力により更新が
なされる。このとき光電式検出器がインクリメンタル方
式の場合はその出力にはもともともと絶対位置情報はな
いから、その出力により補正されるデータが静電容量式
検出器による正しい絶対位置データとのズレがあるレベ
ルを越えたときには、改めて静電容量式検出器からの出
力である正しい上位桁データをプリセットしてデータを
初期化するという処理が行われる。これにより、誤りな
く、高分解能で広い測長範囲を持つ絶対位置データを得
ることができる。
【0016】更に第1のカウント手段のプリセットはス
ケールが止まった状態でなされるとは限らない。もし静
電容量式検出器の出力によりそのまま第1のカウント手
段のプリセットを行うとすると、スケールが動いている
場合には、プリセットの指示が与えられて初期化される
絶対位置データが、静電容量式検出器の出力信号処理の
遅れによって実際の位置からずれたデータとなる。そこ
でこの発明では、このプリセット時のスケール移動にと
もなうプリセット誤差を補償するために、第2のカウン
ト手段が設けられる。この第2のカウント手段により、
プリセット開始から終了までのスケール移動量を検出し
て、これにより静電容量式検出器から得られる遅れた絶
対位置データを補正して第1のカウント手段に正しいプ
リセットデータを与えることができる。以上により、プ
リセット誤差の補償がなされる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1は、この発明の実施例のアブソリュート
エンコーダの全体構成であり、図2は、この実施例に用
いられるスケールと検出器構成を示す。スケール10に
は、低分解能で空間波長の長い静電容量式アブソリュー
トコードパターン11〜13、15,16と、高分解能
で短波長の光電式インクリメンタルコードパターン14
が位置検出方向に形成されている。
【0018】スケール10の静電容量式アブソリュート
コードパターンは具体的には、図3に拡大して示したよ
うに、波長が長い順に、粗精度測定用第1トラック1
1、中間精度測定用第2トラック12、密精度測定用第
3トラック13により構成される。第3トラック13は
更にその内部で細かく分割されて、超密精度測定用の光
電式インクリメンタルコードパターン14が構成されて
いる。静電容量式コードパターン15,16はそれぞ
れ、第2トラック12、第3トラック13用の伝達電極
である。
【0019】この様にこの実施例では、静電容量式の第
3トラックと光電式の第4トラックが物理的に同一トラ
ックを共用している結果、スケール10の幅を全体とし
て小さいものとすることができる。ただし、これら静電
容量式の第3トラックと光電式の第3トラックを独立に
形成することも可能である。
【0020】上述の静電式アブソリュートコードパター
ンを読み取るために、静電容量式検出器20及び検出回
路30が設けられ、その出力である3トラック分の位置
データを合成処理して、絶対位置の上位桁データである
静電容量式アブソリュート信号CAPDATA(例えば
8ビットデータ)を保持するレジスタ40が設けられて
いる。
【0021】同様に、光電式インクリメンタルコードパ
ターンを読み取るため、光電式検出器50と、その出力
を処理して光電式インクリメンタル信号を発生する光電
式検出回路60が設けられ、更に得られた光電式インク
リメンタル信号を内挿して、光電式アブソリュート信号
OPDATAを得る内挿回路70が設けられている。内
挿回路70から得られる光電式アブソリュート信号OP
DATA(例えば4ビットデータ)は、それ自体は絶対
位置情報を含まないが、後述のように静電容量式検出器
20から得られる上位桁の絶対位置情報と組み合わせる
絶対位置の下位桁データとして用いられる。
【0022】レジスタ40に蓄積された静電容量式アブ
ソリュート信号CAPDATAは、加算器150を介し
て、所定タイミングでプリセット入力付きアップダウン
カウンタである第1のカウンタ90に絶対位置の上位桁
データとして取り込まれる。この第1のカウンタ90に
取り込まれた絶対位置の上位桁データと、内挿回路70
から得られる光電式アブソリュート信号OPDATAの
下位桁データとがパラレル入力、シリアル出力のシフト
レジスタ110により合成されて、最終的な絶対位置情
報を示すシリアル信号として外部に出力される。
【0023】内挿回路70から得られる光電式アブソリ
ュート信号OPDATAは、桁上げ発生器80に入力さ
れて桁上げ信号が発生される。そしてこの桁上げ信号が
第1のカウンタ90に供給され、プリセットされた上位
桁データの内の下位桁の補正がなされるようになってい
る。
【0024】光電式アブソリュート信号OPDATAに
は本来絶対位置情報がないから、これに基づいて第1の
カウンタ90のプリセットデータが補正されたとき、正
しい絶対位置からのズレが大きくなる可能性がある。そ
こで第1のカウンタ90が出力する絶対位置データの正
しい絶対位置からのズレがある程度以上大きくなった場
合には、改めて静電容量式アブソリュート信号CAPD
ATAにより正しい絶対位置情報をプリセットすること
が必要である。そのために、レジスタ40に蓄積されて
いる静電容量式アブソリュート信号CAPDATAと、
第1のカウンタ90の光電式アブソリュート信号に基づ
いて補正された出力信号の差を検出して、その差がある
値以上の時にNG信号を発生して第1のカウンタ90の
再プリセットを行うための比較回路100が設けられて
いる。
【0025】R−Sフリップフロップ120は、比較回
路100からのNG信号を外部送信データとして一旦格
納するために設けられている。このフリップフロップ1
20に取り込まれたNG信号は、シフトレジスタ110
に取り込まれて、測定された位置データと共にシリアル
信号として外部に送信される。また、内挿回路70の出
力には、例えばその4ビットデータb3〜b0のうち、
2ビットb0,b1により、2相方形波信号A0,B0
を生成するEORゲート130が設けられている。
【0026】この実施例においては更に、第1のカウン
タ90のプリセット(初期化)動作時に、スケール20
が移動している場合の第1のカウンタ90のプリセット
データの誤差補償のために、第1のカウンタ90に対し
て第2のカウンタ140が入力を共通にして併設されて
いる。この第2のカウンタ140は、比較回路100か
らのNG信号の立上がりでゼロクリアされて、桁上げ発
生器80からの出力によりアップ又はダウンカウントし
て、第1のカウンタ90のプリセット動作時のスケール
移動量を検出するものである。そしてレジスタ40の出
力である静電容量式アブソリュート信号CAPDATA
は、加算器150により、第2のカウンタ140のカウ
ント値がスケール移動方向に応じて加減算され、第1の
カウンタ90にプリセットデータとして与えられる。
【0027】更に各部の具体的構成と動作を説明する。
静電容量式検出器20は、図2に示すように、スケール
10と対向して位置検出方向に相対移動するピックアッ
プ22に、例えば8相交流信号が順次印加される送信電
極(駆動電極)24と、第1トラック11用の転送電極
15に対向する受信電極25と、第2トラック12用の
転送電極16に対向する受信電極26が形成されて構成
されている。第3トラック13からの信号を受信するに
は二つの受信電極25,26が同時に用いられる。
【0028】静電容量式検出器20の検出原理を、図4
及び図5を参照して説明する。図4は、説明を簡略化す
るため、1トラック(図では第3トラック13)分の電
極パターンを示している。スケール10及びピックアッ
プ22には、ガラス板やエポキシ板が用いられ、これに
導電膜を形成しパターニングして、電極パターンが形成
されている。
【0029】ピックアップ22の送信電極24に印加さ
れた電圧は、スケール10上のトラック電極13に容量
結合により伝達される。トラック電極13と伝達電極1
5とは配線により結合され、伝達電極15とピックアッ
プ22上の受信電極25とは容量結合されている。これ
により受信電極25には、容量結合の大きさに応じて信
号が受信される。スケール10上のトラック13の電極
ピッチと伝達電極15のピッチは異なっており、従って
これらを相互接続する配線の傾きが位置により異なって
いる。
【0030】送信電極24は例えば8本毎に共通接続さ
れた電極群から構成されて、各電極要素間の電気的接続
は、回路基板上で自由に選択できるようになっている。
受信電極25のピッチは、送信電極24の8本分に相当
する長さに設定され、受信電極25の検出方向長さは送
信電極24の半波長分(4本分)の長さに設定されてい
る。
【0031】いま、ピックアップ22とスケール10の
相対位置関係を固定して、送信電極24の相互接続を、
1番目〜4番目、2番目〜5番目、3番目〜6番目、…
のように順次8種類変更する。各々の場合について送信
電極24と受信電極25間の容量を測定すると、1周期
の正弦波上で45°ずつ位相がずれた各位相点に相当す
る容量となる。逆に送信電極24の相互接続関係を特定
してピックアップ22とスケール10の相対位置を動か
すと、受信信号位相は同じ正弦波上をピックアップ22
のスケール10との相対移動量に応じて移動する。移動
方向の判別は、送信電極24の組み合わせを変えて位相
変化の方向を確認することにより行われる。
【0032】以上のように送信電極24の相互接続を変
更することにより、図5に示すようなsin波とcos
波の容量波形が得られ、静電容量式検出回路30によ
り、 tan-1(sinX/cosX) なる演算を行うことにより、絶対位置Xを求めることが
できる。なお以上の静電容量式絶対位置測定の詳細な構
成及び動作は、出願人が先に出願した特願平2−132
434及び特願平2−169654に説明されている。
【0033】静電容量式検出回路30からは以上の原理
により、3トラックによって、粗、中間、密の3モード
の位置データ信号が得られ、レジスタ40はこれらのデ
ータを合成して出力する機能を有する。即ち、静電容量
式検出回路30から得られる3トラック分のデータは、
図6に示すように、互いに重なる余裕ビット部分を持
つ。これは、各トラックの誤差や量子化誤差等により下
位トラックを正確に指定できなくなることを避けるため
である。レジスタ40は、各トラックのデータを時分割
で取り込んで、データの重なりビット部の差が所定範囲
に入っていることを確認し、合成して出力する。重なり
ビット部のデータが異なる場合には例えば、下位トラッ
クのデータを正してものとして採用する。重なりビット
部のデータが大きく異なる場合には、異常発生と解釈し
てエラー信号を出すようにすることもできる。
【0034】光電式検出器50は、図7に詳細に示すよ
うに、静電容量式検出器20のピックアップ22と一体
に移動するスリット板52と、ピックアップ22の中央
部に形成された開口22A(図2参照)を介してスケー
ル10上の第4トラック14(第3トラック13と共
通)に拡散光を照射する点光源に近い発光ダイオード5
4と、この拡散光が第3トラック14で反射されてスリ
ット板52上のインデックススケール53により変調さ
れた光を検出する4つのフォトダイオード56とから構
成されている。
【0035】光電式検出回路60は、光電式検出器50
により得られる出力信号を処理して、位相が互いに90
°ずれた2相の正弦波信号を生成する。この光電式検出
回路60の具体的構成と動作は、特開平2−18741
3等に開示されている。以上のようにこの実施例では、
1光源4受光素子により、位相の異なる正弦波信号を得
るようにしており、スリット板52とスケール10間の
ギャップ変動や温度変動の影響を除いた安定した正弦波
出力信号を得ることができる。ただし原理的には、受光
素子2個で同様の2相正弦波信号を得ることができる。
【0036】内挿回路70は、光電式検出回路60から
得られる2相交流信号から、下位の絶対位置データとな
る光電式アブソリュート信号OPDATAとして用いら
れるバイナリコードによるインクリメンタル信号を生成
するもので、この実施例では図8に示すように構成され
る。即ち、2相の交流信号A,Bがそれぞれ入力される
プリアンプ70A,70B、A相入力を反転する反転ア
ンプ71、これらのアンプ出力が図示のように所定の接
続点に供給される抵抗連鎖72が設けられる。そしてこ
の抵抗連鎖72の隣接するノードのそれぞれのゼロクロ
ス点を検出するためのコンパレータ74A,74Bと、
隣接する2ノードを選択するアナログスイッチ群73が
設けられる。
【0037】コンパレータ74A,74Bの出力に基づ
いて、計数パルスや計数方向を示すパルスを発生させる
ために、フリップフロップ75A〜75Cが設けられ、
これらフリップフロップ75A〜75Cの出力に基づい
て、バイナリデータである光電式アブソリュート信号b
3〜b0を発生すると共にアナログスイッチ群73をフ
ィードバック制御する信号を発生するためにコントロー
ラ76が設けられている。フィードバック制御系は、コ
ントローラ76の出力を計数するアップダウンカウンタ
77、このカウンタ77の計数値をデコードするデコー
ダ78、このデコーダ78の出力を保持してアナログス
イッチ群73を制御するラッチ79により構成されてい
る。
【0038】なおこの実施例の内挿回路70の詳細な構
成及び作用は、特開平1−2122314に示されてい
る。この内挿回路70により、例えば図9に示すよう
に、光電式検出回路60から得られる2相の正弦波信号
に基づいて、BINコードの光電式アブソリュート信号
b3〜b0が得られる。
【0039】光電式アブソリュート信号b3〜b0が供
給される桁上げ発生器80は、図10のように、遅延素
子86とゲート回路の組み合わせにより、上位ビットb
3のエッジ検出を行う立上がりエッジ検出回路82、立
下がりエッジ検出回路84、これらにより検出されるエ
ッジデータに基づいて、計数方向判別信号UPを出すR
−Sフリップフロップ88、更にエッジデータと下位ビ
ットデータb0〜b2に基づいてカウントパルスCPを
出力するゲート回路が設けられている。図11はこの桁
上げ発生器80の動作タイミングチャートを示してい
る。
【0040】桁上げ発生器80で作られる計数パルス
は、第1のカウンタ90に入力され、プリセットされて
いる絶対位置の上位桁データである静電容量式アブソリ
ュート信号の中の下位桁を、スケール移動方向に応じて
修正する。桁上げ信号により補正された第1のカウンタ
90の出力データと、正しい絶対位置情報である静電容
量式検出器側のレジスタ40の保持データを比較する比
較回路100は例えば、図12のように構成されてい
る。
【0041】即ち比較回路100は、レジスタ40のデ
ータ(入力A)と第1のカウンタ90のデータ(入力
B)の差を取る加算器102と、その加算結果を判定す
るデコーダ104と、このデコーダ104の出力からN
G信号を発生するためのエッジ検出回路106とから構
成されている。デコーダ104は、その真理値表を図1
3に示したように、入力A,Bの差が±2を越えたとき
に“1”出力を出すもので、この“1”出力によりNG
信号が発生される。
【0042】デコーダ104後段のエッジ検出回路10
6は、二つのDタイプフリップフロップとANDゲート
により構成されて、第1のカウンタ90に与えられるN
G信号を適当なパルス幅(図の場合クロックCK2の周
期)に変換するために用いられている。図14は、この
比較回路100によりNG信号が発生される様子を示す
タイミング図である。この様にして比較回路100から
NG信号が発生されると、これがロード(LD)信号と
して第1のカウンタ90に与えられ、第1のカウンタ9
0には改めて、レジスタ40の正しい絶対位置データで
ある静電容量式アブソリュート信号CAPDATAが再
度プリセットされる。なお比較回路100の機能は、マ
イクロコンピュータによるソフトウェア演算によっても
容易に実現することができる。
【0043】比較回路100から得られるNG信号は同
時に、移動補償用の第2のカウンタ140のゼロクリア
信号として用いられている。即ち第2のカウンタ140
は、第1のカウンタ90のプリセット開始時にゼロクリ
アされて桁上げ発生器80からの計数パルスをカウント
する。これにより、第2のカウンタ140は、プリセッ
ト動作が終了するまでのスケール移動量を検出して、こ
れをレジスタ40からの出力に加減算して第1のカウン
タ90に与えられる絶対位置データを微調整している。
即ちプリセット誤差が補償される。
【0044】図15は、この発明の別の実施例によるア
ブソリュートエンコーダの全体構成である。図1と対応
する部分には図1と同一符号を付して詳細な説明は省
く。この実施例においては、スケール移動補償用の第2
のカウンタ140としてアップダウンカウンタが、第1
のカウンタ90に対して直列に、具体的には第1のカウ
ンタ90と桁上げ発生器80との間に介在されている。
【0045】第1のカウンタ90には、プリセット完了
を知らせるためのプリセットイネーブル(PE)端子が
設けられ、第2のカウンタ140には第1のカウンタ9
0のPE端子出力がセレクト信号として入力されるCS
端子が設けられている。CS端子がディスイネーブルの
場合、即ち第1のカウンタのPE端子がディスイネーブ
ルの場合、第2のカウンタ140は、そこまでにカウン
トされた分の計数信号を外部クロックCLOCK の周期で出
力して第1のカウンタ90に補正信号として供給し、そ
の出力した分内部カウント値を減算する。CS端子がデ
ィスイネーブルからイネーブルに変わると、第2のカウ
ンタ140はゼロクリアされてカウントを開始する。
【0046】CS端子がイネーブルの間、第2のカウン
タ140は第1のカウンタ90に対して計数信号を出力
する事なく、桁上げ発生器80の出力をカウントする。
そして、第1のカウンタ90がプリセット完了して、P
E端子がディスイネーブル(従って、第2のカウンタ1
40のCS端子がディスイネーブル)となると、その間
の第2のカウンタ140のカウント値(プリセット開始
から終了までのスケール移動量に相当する)が再度、第
1のカウンタ90に補正データとして与えられる。従っ
てこの実施例によっても先の実施例と同様に、絶対位置
データ計算の遅れとスケール移動に伴うプリセット誤差
が補償される。
【0047】図16は、この発明の更に別の実施例のア
ブソリュートエンコーダである。この実施例では、図1
の実施例の内挿回路70と桁上げ発生器80の代わり
に、光電検出回路60の出力である2相方形波信号C
A,CBから直接カウントパルスを発生するカウントパ
ルス発生回路200を設けている。このカウントパルス
発生回路200の出力が直接第1のカウンタ90及び第
2のカウンタ140に入力される。
【0048】この実施例ではまた、外部出力用の2相方
形波信号A0,B0を、第1のカウンタ90の下位桁デ
ータを用いて、EORゲート130により生成してい
る。これにより、2相方形波信号A0,B0をシフトレ
ジスタ110から得られるシリアル出力S0と同期した
ものとすることができる。
【0049】この実施例では内挿を行わないため、分解
能が先の実施例より劣り、静電容量式と光電式カウント
パルスの分解能は同じであるが、回路構成は簡単にな
る。なお移動補償用の第2のカウンタ140を第1のカ
ウンタ90と直列にする図15の実施例に付いても、図
16と同様のカウントパルス発生手段を適用することが
できる。
【0050】図17は更にこの発明の別の実施例のアブ
ソリュートエンコーダである。この実施例では、図1の
実施例における光電式検出器50側の構成をインクリメ
ンタル式ではなく、アブソリュート式としている。この
場合スケールには、例えば4つの光電式トラックに光電
式アブソリュートコードパターンが形成される。そして
これらのコードパターンを読み取る光電式検出器301
〜304と、各光電式検出器出力を処理してグレイコー
ドのパラレル出力g0〜g3をそれぞれ発生する光電式
検出回路311〜314と、これらのグレイコード出力
g0〜g3をバイナリ(BIN)コードに変換するデコ
ーダ320とが設けられる。
【0051】この実施例における各光電式検出器301
〜304のアナログ出力波形、及びこれらを光電式検出
回路311〜314により処理したグレイコード出力g
0〜g3の波形を図18に示す。光電式検出回路311
〜314により直接BINコード出力が得られる場合
に、デコーダ320は省略できる。この実施例による
と、内挿回路を用いることなく、図1の実施例と同様の
高分解能且つ広いダイナミックレンジの一測定が可能で
ある。移動補償用の第2のカウンタ140を第1のカウ
ンタ90と直列にする図15の実施例に付いても、図1
7と同様のアブソリュート式の光電検出手段を適用する
ことができる。
【0052】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、静
電容量式検出器と光電式検出器を組み合わせて、データ
表示の高速追随を確保し、少ないトラック数で高分解能
且つ広い測長範囲のアブソリュートデータを得ることが
可能で、更にプリセット誤差補償機能を持つアブソリュ
ートエンコーダを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例にかかるアブソリュート
エンコーダを示す。
【図2】 同実施例の検出器構成を示す。
【図3】 図2のスケール拡大図を示す。
【図4】 静電容量式絶対測定装置の原理を説明するた
めの図である。
【図5】 静電容量式絶対測定装置の原理を説明するた
めの図である。
【図6】 同実施例の位置データ合成の様子を示す。
【図7】 同実施例の光電式検出器の構成を示す。
【図8】 同実施例の内挿回路の構成を示す。
【図9】 同内挿回路の動作タイミング図である。
【図10】 同実施例の桁上げ発生器の構成を示す。
【図11】 同桁上げ発生器の動作タイミング図であ
る。
【図12】 同実施例の比較回路の構成である。
【図13】 同比較回路内のデコーダの真理値表を示
す。
【図14】 同比較回路によるプリセット動作を示す。
【図15】 この発明の他の実施例によるアブソリュー
トエンコーダを示す。
【図16】 この発明の更に他の実施例によるアブソリ
ュートエンコーダを示す。
【図17】 この発明の更に他の実施例によるアブソリ
ュートエンコーダを示す。
【図18】 同実施例による動作タイミング図である。
【符号の説明】
10…スケール、20…静電容量式検出器、30…静電
容量式検出回路、40…レジスタ、50…光電式検出
器、60…光電式検出回路、70…内挿回路、80…桁
上げ発生器、90…第1のカウンタ、100…比較回
路、110…シフトレジスタ、120…R−Sフリップ
フロップ、130…EORゲート、140…第2のカウ
ンタ、150…加算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−80849(JP,A) 特開 平4−279817(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/00 - 5/62 G01B 7/00 - 7/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電容量式アブソリュートコードパター
    ン及び光電式インクリメンタルコードパターンが形成さ
    れたスケールと、 前記静電容量式アブソリュートコードパターンを読み取
    って絶対位置データを得る静電容量式検出手段と、 前記光電式インクリメンタルコードパターンを読み取っ
    て前記スケールの相対変位量データを得る光電式検出手
    段と、 前記静電容量式検出手段からの絶対位置データがプリセ
    ットされ、前記光電式検出手段から出力される相対変位
    量データにより前記絶対位置データを補正して出力する
    第1のカウント手段と、 この第1のカウント手段が出力する絶対位置データと前
    記静電容量式検出手段が出力する絶対位置データとを比
    較して、その差が所定値を越えたときに前記第1のカウ
    ント手段に前記静電容量式検出手段からの絶対位置デー
    タを再度プリセットする比較手段と、 前記第1のカウント手段のプリセット時における前記ス
    ケールの相対移動量をカウントして、そのカウント値に
    基づいて前記第1のカウント手段のプリセット値を補償
    するための第2のカウント手段とを有することを特徴と
    するアブソリュートエンコーダ。
  2. 【請求項2】 静電容量式アブソリュートコードパター
    ン及びこれより空間波長が短く高分解能の光電式インク
    リメンタルコードパターンが形成されたスケールと、 前記静電容量式アブソリュートコードパターンを読み取
    って、絶対位置の上位桁データを得る静電容量式検出手
    段と、 前記光電式インクリメンタルコードパターンを読み取っ
    て、絶対位置の下位桁データを得る光電式検出手段と、 前記下位桁データに基づいて前記上位桁データの最下位
    桁への桁上げ信号を生成する桁上げ発生手段と、 前記静電容量式検出手段からの上位桁データがプリセッ
    トされ、前記桁上げ信号により前記上位桁データを補正
    して出力する第1のカウント手段と、 この第1のカウント手段が出力する上位桁データと前記
    静電容量式検出手段が出力する上位桁データとを比較し
    て、その差が所定値を越えたときに前記第1のカウント
    手段に前記静電容量式検出手段からの上位桁データを再
    度プリセットする比較手段と、 前記第1のカウント手段から出力される上位桁データと
    前記光電式検出手段から得られる下位桁データを合成し
    て出力する出力手段と、 前記第1のカウント手段のプリセット時における前記ス
    ケールの相対移動量をカウントして、そのカウント値に
    基づいて前記第1のカウント手段のプリセット値を補償
    するための第2のカウント手段とを有することを特徴と
    するアブソリュートエンコーダ。
  3. 【請求項3】 静電容量式アブソリュートコードパター
    ン及びこれより空間波長が短く高分解能の光電式アブソ
    リュートコードパターンが形成されたスケールと、 前記静電容量式アブソリュートコードパターンを読み取
    って、絶対位置の上位桁データを得る静電容量式検出手
    段と、 前記光電式アブソリュートコードパターンを読み取っ
    て、絶対位置の下位桁データを得る光電式検出手段と、 前記下位桁データに基づいて前記上位桁データの中の最
    下位桁への桁上げ信号を生成する桁上げ発生手段と、 前記静電容量式検出手段からの上位桁データがプリセッ
    トされ、前記桁上げ信号により前記上位桁データを補正
    して出力する第1のカウント手段と、 この第1のカウント手段が出力する上位桁データと前記
    静電容量式検出手段が出力する上位桁データとを比較し
    て、その差が所定値を越えたときに前記第1のカウント
    手段に前記静電容量式検出手段からの上位桁データを再
    度プリセットする比較手段と、 前記第1のカウント手段から出力される上位桁データと
    前記光電式検出手段から得られる下位桁データを合成し
    て出力する出力手段と、 前記第1のカウント手段のプリセット時における前記ス
    ケールの相対移動量をカウントして、そのカウント値に
    基づいて前記第1のカウント手段のプリセット値を補償
    するための第2のカウント手段と、を有することを特徴
    とするアブソリュートエンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記静電容量式検出手段の出力には得ら
    れた上位桁データをを一次蓄積するレジスタが設けら
    れ、前記第2のカウント手段は前記第1のカウント手段
    と併設され、且つ前記レジスタの出力データに前記第2
    のカウント手段のカウント値を加減算して前記第1のカ
    ウント手段に補償されたプリセット値として出力する加
    算手段が設けられていることを特徴とする請求項2又は
    3に記載のアブソリュートエンコーダ。
  5. 【請求項5】 前記静電容量式検出手段の出力には得ら
    れた上位桁データを一次蓄積するレジスタが設けられ、
    前記第2のカウント手段は前記第1のカウント手段と前
    記桁上げ発生手段の間に介在され、且つこの第2のカウ
    ント手段が前記第1のカウント手段により制御されてプ
    リセット時における前記スケールの相対移動量をカウン
    トして前記第1のカウント手段のプリセット値を補償す
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載のアブソリュ
    ートエンコーダ。
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