JP2916291B2 - アブソリュートエンコーダ装置 - Google Patents

アブソリュートエンコーダ装置

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JP2916291B2
JP2916291B2 JP8743891A JP8743891A JP2916291B2 JP 2916291 B2 JP2916291 B2 JP 2916291B2 JP 8743891 A JP8743891 A JP 8743891A JP 8743891 A JP8743891 A JP 8743891A JP 2916291 B2 JP2916291 B2 JP 2916291B2
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  • Optical Transform (AREA)
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検出位置をアブソリュ
ートデータとして出力するアブソリュートエンコーダを
含むアブソリュートエンコーダ装置に係り、特に、スケ
ールやロータが移動又は回転している間は、ある誤差を
持った検出しかできないアブソリュードエンコーダを用
いた場合でも、数値制御(NC)装置等の外部の装置に
仮のデータを送って、その動作を開始させることが可能
なアブリュートエンコーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作機械の工具やテーブル等の機械可動
部の位置を認識する方法としては、インクリメンタル方
式とアブソリュート方式の2つの方法がある。
【0003】インクリメンタル方式は、モータや機械可
動部が所定量移動又は所定角度回転する毎に1個のパル
スを発生するパルス発生器を設け、該パルス発生器から
発生するパルスを移動方向に応じて現在位置カウンタに
カウントアップあるいはダウンせしめ、該現在位置カウ
ンタの計数値を機械可動部の現在位置とする方式であ
る。
【0004】一方、アブソリュート方式は、アブソリュ
ートコードパターンを用いて、機械可動部の位置を一義
的な符号により表示する方式である。
【0005】ところが、前者のインクリメンタル方式に
おいては、電源を切断すると機械可動部の現在位置が消
失する。このため、電源投入後、機械可動部を原点復帰
させると共に、現在位置カウンタの内容を零にクリアし
て、該機械可動部の現在位置と現在位置カウンタの内容
を一致させ、しかる後、位置制御を行うようにしてい
た。
【0006】しかしながら、このように電源投入後、そ
の都度原点復帰させる方式は、操作が繁雑になり、好ま
しくなかった。
【0007】これに対して、後者のアブソリュート方式
によれば、電源が切断されても機械可動部の現在位置が
消失することがなく、電源投入後の原点復帰動作が不要
であり、直ちに位置制御が可能となるという利点を有す
る。
【0008】しかしながら、アブソリュート方式におい
ては、エンコーダとして例えば24ビットのコードパタ
ーンを用いるとすると、該コードパターンが形成された
スケールが大型化するだけでなく、該コードパターンを
読み取るための検出器の数や信号線の数も膨大なものと
なるという問題点を有していた。
【0009】このような問題点を解決するために、出願
人は、既に特願平2−132434や、特願平2−16
9454で、光学式エンコーダのような多数のコードパ
ターンを用いることなく、少ないトラック数で、広い測
長範囲に亘ってアブソリュートデータを得ることが可能
な静電容量式エンコーダを提案している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この静
電容量式エンコーダは、複数のトラックを時分割で検出
している等の理由により、データの更新に時間が掛り、
スケールやロータが移動又は回転していると、正確にア
ブソリュート位置又は回転角を検出できない場合があ
る。
【0011】従って、このようなエンコーダを、例えば
NC装置に取付けた場合、重力等が原因で、スケールや
ロータに移動や回転が生じると、アブソリュート位置を
検出することができず、NC装置の動作が開始されない
ことがあるという問題点を有していた。
【0012】このような問題点を解消するべく、電源投
入時、移動する恐れのあるスケールやロータが取付けて
ある被測定部材には、ブレーキ等の落下防止装置を取付
けて、その移動を停止させることが考えられるが、落下
防止装置を別途取付ける必要があり、構成が複雑になる
と共に、コストが高くなるという問題点を有する。
【0013】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、スケールやロータが移動又は回転し
ている間は、正確にアブソリュート位置又は回転角を検
出できないアブソリュートエンコーダを用いた場合であ
っても、仮のデータを出力して、NC装置等の外部装置
の動作を開始することが可能なアブソリュートエンコー
ダ装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、検出位置をア
ブソリュートデータとして出力するアブソリュートエン
コーダを含むアブソリュートエンコーダ装置において、
アブソリュートデータの誤差の有無を判定する誤差判定
手段と、アブソリュートデータが誤差を含んでいると判
定された時に、仮のデータであることを示す仮データ信
号をセットし、アブソリュートデータが、誤差を含んで
いない真のデータに戻ったと判定された時に、該仮デー
タ信号をクリアする手段と、アブソリュートデータが誤
差を含んでいると判定された時は、その時のアブソリュ
ートデータを仮のデータとして前記仮データ信号と共に
出力し、アブソリュートデータが真のデータに戻った
判定された時は、その時のアブソリュートデータを真の
データとして、該真のデータや真のデータと仮のデータ
の差分を出力する手段とを備え、仮のデータを、真のデ
ータと置換、又は、真のデータと仮のデータの差分に基
づいて補正することにより、正しいアブソリュートデー
タが得られるようにして、前記目的を達成したものであ
る。
【0015】
【作用】本発明においては、アブソリュートデータの誤
差の有無を判定し、アブソリュートデータが誤差を含ん
でいると判定されたときには、その時のアブソリュート
データを仮のデータとして、そのことを示す仮データ信
号と共に出力する。一方、アブソリュートデータが、誤
差を含んでいない真のデータに戻ったと判定されたとき
は、その時のアブソリュートデータを真のデータとし
て、該真のデータや真のデータと仮のデータの差分を出
力すると共に、前記信号をクリアするようにしている。
【0016】従って、例えばスケールやロータが低速で
移動しており、例えば静電容量式アブソリュート信号の
下位桁のデータの検出は不可能であるが、上位桁は正確
なアブソリュートデータが検出可能である場合等、真の
データに十分近い仮のデータが検出が可能な場合には、
この仮のデータに基づいて、NC装置等の外部装置の動
作を開始することができる。この際、仮データ信号も出
力されているので、真のデータと間違えることはない。
【0017】又、例えばスケールやロータが静止し、例
えば静電容量式アブソリュート信号の最下位桁のデータ
も検出可能となった場合のように、真のデータが検出で
きるようになった場合には、該真のデータ及び/又は真
のデータと仮のデータの差分を出力するようにしている
ので、仮のデータをこれらのデータに基づいて例えば外
部装置側で真のデータと置換又は、真のデータと仮の
データの差分に基づいて補正することによって、正しい
アブソリュートデータを得ることができる。
【0018】特に、前記アブソリュートエンコーダが、
低分解能で長波長の静電容量式アブソリュート信号を低
速で発生する静電容量式検出器と、高分解能で短波長の
光電式インクリメンタル信号を高速で発生する光電式検
出器とを含み、前記誤差判定手段が、前記アブソリュー
ト信号に基づくデータと前記インクリメンタル信号に基
づくデータを比較して、アブソリュートデータの誤差の
有無を判定するようにした場合には、静電容量式検出器
と光電式検出器の特徴を有効に活かすことができる。
【0019】更に、前記仮データ信号がセットされた時
は、該仮データ信号がクリアされる迄、エンコーダが取
付けられた部材の移動を停止する手段を含む場合には、
アブソリュートデータが誤差を含む場合であっても、迅
速に真のデータを得ることができる。
【0020】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0021】本実施例によるアブソリュートエンコーダ
装置は、図1に示す如く、ベース200にスライダが取
付けられ、該ベース200に対して例えば鉛直軸方向に
移動する移動テーブル210にスケールが取付けられ、
ベース200に対する移動テーブル210の鉛直軸方向
位置を検出して、アブソリュートデータSの全ビット及
び仮データであることを示すフラグ(以下、仮データフ
ラグと称する)Fで構成されるシリアルデータSO及び
前記アブソリュートデータの下位2ビットから作られた
インクリメンタル信号である2相方形波信号A、Bを出
力するアブソリュート・リニヤエンコーダ300と、該
リニアエンコーダ300から前記シリアルデータSO及
び2相方形波信号A、Bを受取って必要な処理(例えば
フィードバック処理)を行い、前記移動テーブル210
を駆動するためのモータ220に制御信号を出力するN
C装置400と、から主に構成されている。
【0022】前記リニヤエンコーダ300は、例えば図
2及び図3に示す如く、低分解能で長波長の静電容量式
アブソリュートコードパターン11〜13、15、16
及び高分解能で短波長の光電式インクリメンタルコード
パターン14が位置検出方向に形成されたスケール10
と、前記静電容量式アブソリュートコードを低速で読み
取るための静電容量式検出器20と、該静電容量式検出
器20の出力を処理して、低分解能で長波長の静電容量
式アブソリュート信号を発生する静電容量式検出回路3
0と、該静電容量式検出回路30からトラック毎に時分
割で出力される静電容量式アブソリュート信号をまとめ
て静電容量式アブソリュートデータCAPDATA(パ
ラレル信号)を低速で作成するためのレジスタ40と、
前記光電式インクリメンタルコードを高速で読み取るた
めの光電式検出器50と、該光電式検出器50の出力を
処理して、高分解能で短波長の光電式インクリメンタル
信号を高速で発生する光電式検出回路60と、該光電式
インクリメンタル信号を内挿して、高分解能で短波長の
光電式アブソリュート信号(パラレル信号)b3〜b0を発
生する内挿回路70と、該内挿回路70出力の光電式ア
ブソリュート信号の最上位桁に基づいて、前記静電容量
式アブソリュート信号の最下位桁への桁上げ信号を発生
する桁上げ発生器80と、前記静電容量式アブソリュー
ト信号と桁上げ信号を計数して、出力アブソリュート信
号(シリアル信号)SOの上位桁を作成するプリセット
入力付アップダウン(UP/DN)カウンタ90と、ス
ケール移動中等、正確なアブソリュート信号が得られな
い時は、前記仮データフラグFをセットし、スケール停
止等により正確なアブソリュート信号が得られる時は、
該仮データフラグFをリセットすると共に、前記レジス
タ40出力の静電容量式アブソリュート信号と前記アッ
プダウンカウンタ90の出力を比較し、差が大である時
にエラー信号NGを発生して、該カウンタ90をプリセ
ットする比較回路100と、前記アップダウンカウンタ
90出力(パラレル信号)を上位桁信号とし、前記光電
式アブソリュート信号を下位桁信号として外部にシリア
ル信号SOで出力するパラレルイン−シリアルアウトの
シフトレジスタ110と、前記比較回路100のエラー
信号NGは直ちに0に戻ってしまうため、ORゲート1
15を介して入力される前記仮データフラグFのセット
又は外部からのリセット信号RESETによってリセッ
トされるまで、前記エラー信号NGをラッチしてエラー
フラグERRを作るためのR−Sフリップフロップ(F
/F)120と、前記内挿回路70出力の光電式アブソ
リュート信号b0、b1から2相方形波信号A、Bを作成し
て外部に出力するためのエクスクルーシブORゲート1
30とから構成されている。
【0023】前記スケール10上には、図4に詳細に示
す如く、波長が長い順に静電容量式の粗精度測定用第1
トラック11、中間精度測定用第2トラック12、微細
精度測定用第3トラック13が形成され、該第3トラッ
ク13は、更にその内部で位置検出方向に細かく分割さ
れて、光電式の第4トラック(光電式のメインスケー
ル)14とされている。
【0024】このように、静電容量式の第3トラックと
光電式の第4トラックが、物理的には同一のトラックを
共用するようにして、全体のスケール10の幅を縮小す
ることができる。なお、静電容量式の第3トラックと光
電式の第4トラックを独立させることも可能である。
【0025】図4において、15は第1トラック用の伝
達電極、16は第2トラック用の伝達電極である。
【0026】前記静電容量式検出器20は、図3に示さ
れる如く、前記メインスケール10と対向して位置検出
方向に相対移動するようにされたピックアップ(スライ
ダ)22と、該ピックアップ22上に形成された、例え
ば8相交流信号が順次印加される送信(駆動)電極24
と、前記第1トラック11用の受信電極25と、前記第
2トラック12用の受信電極26とを備えている。な
お、前記第3トラック13からの信号を受信する際に
は、前記受信電極25、26が共に用いられる。
【0027】ここで、光電式検出器50を静電容量式検
出器20が挟み込むような構造としているのは、静電容
量式による上位3トラック11〜13の検出値が、温度
変動等による外乱により、光電式による最下位トラック
14の検出値とずれないようにするためである。
【0028】以下、静電容量式検出器20の検出原理を
簡単に説明する。
【0029】図5は、説明の簡略化のため、1トラック
(図では第3トラック13)分の測長範囲をもった静電
容量式アブソリュートエンコーダの電極パターンを模式
的に描いたものである。
【0030】この静電容量式アブソリュートエンコーダ
は、前記スケール10と、該スケールに沿って一定の間
隔を維持して移動する前記ピックアップ22で構成され
ている。
【0031】該スケール10及びピックアップ22は、
それぞれガラス板やガラスエポキシ板等の絶縁体上に、
導電パターンをエッチングで形成して電極としている。
【0032】前記ピックアップ22上の送信電極24に
印加された電圧は、スケール10上のトラック電極13
に容量結合を介して伝達される。更に、スケール10上
のトラック電極13と伝達電極(例えば15)は配線で
結合され、該伝達電極17とピックアップ22上の受信
電極(例えば25)は、容量により結合されている。従
って、容量に応じた信号が受信電極25により得られ
る。
【0033】なお、スケール10上の各トラックと伝達
電極17のピッチは各々異なるので、相互を結ぶ配線の
傾きはスケール上の位置により違っている。
【0034】前記送信電極24は、例えば8本毎に接続
された電極群から構成されており、各電極要素間の電気
的接続は、回路基板で自由に選択できるようになってい
る。
【0035】受信電極25のピッチは、送信電極24の
1組に相当する長さとされ、該受信電極25の検出方向
長さは、送信電極24の半波長分(4本分)の長さとさ
れている。
【0036】今仮にピックアップ22とスケール10の
位置関係を固定して、送信電極24の相互接続を、1番
目〜4番目、2番目〜5番目、3番目〜6番目・・・と
順次8種類変更してやり、各々の場合について送信電極
24と受信電極25間の静電容量を測定すると、1周期
の正弦波上で45°ずつ位相のずれた各点に相当する容
量となる。逆に特定の接続を選んで、ピックアップ22
とスケール10の相対位置を動かすと、同じ正弦波上
を、ピックアップ22の動きに応じて移動していくこと
が分かる。これが静電容量式エンコーダの検出原理であ
り、移動方向の判別は、送信電極24の組合せを変え
て、位相変化の方向を確認することにより行う。
【0037】このように送信電極の接続を変更すること
により、図6に示すような正弦(SIN)波と余弦(C
OS)波の容量波形が得られるので、静電容量式検出回
路30で tan -1(sin X/cos X) の演算を行うことにより、位置Xの値を求めることがで
きる。
【0038】なお、静電容量式検出器の詳細な構成及び
作用は、出願人が先に提案した特願平2−132434
及び特願平2−169654に説明されているので、詳
細な説明は省略する。
【0039】前記レジスタ40は、静電容量式検出器2
0の3つのトラックから得られる信号を合成して出力す
る機能を有する。
【0040】即ち、前記静電容量式検出回路30で得ら
れた上位3トラック分のデータは、図7に示すように例
えば3ビットずつの重なり部分を持っている。これは、
各トラックの誤差と量子化誤差により、下位のトラック
を正確に指定できなくなることを避けるための余裕ビッ
トの重なりである。そこで、前記レジスタ40は、各ト
ラックに対応するデータを時分割で受入れて、重なり部
分が互いに所定の差以内であることを確認し、合成して
出力する。
【0041】なお、重なり部分のデータが異なる時は、
正しい値として例えば下位のデータを採用することがで
きる。この際、重なり部分のデータの差が規定値より大
きい場合には、異常の発生であると判定してエラー信号
を発生することができる。
【0042】又、前記光電式検出器50は、図8に詳細
に示す如く、前記静電容量式検出器のピックアップ22
と一体的に移動するスリット板(スライダ)52と、前
記ピックアップ22の中央部に形成された開口22A
(図3参照)を介して、前記スケール10上の第4トラ
ック14(第3トラック13と共通)に拡散光を照射す
るための、点光源に近い特性を有する発光ダイオード5
4と、スケール10又は第4トラック14の表面で反射
され、互いに位相が90°ずつずれた、前記スリット板
52上の4つのインデックススケール53によって変調
された光をそれぞれ受光するための4つのフォトトラン
ジスタ56と、から構成されている。
【0043】本実施例においては、1光源4受光素子に
より、位相の異なる正弦波を得ているので、スリット板
52とスケール10間のギャップ変動や、温度変動に強
い安定した所定ピッチの正弦波が得られる。
【0044】なお、この光電式検出器50及び、その出
力を処理して位相が90°ずれた2相の正弦波信号を発
生する光電式検出回路60の詳細な構成及び作用は、特
開平1−187413等に開示されているので、説明は
省略する。
【0045】前記内挿回路70の詳細な構成及び作用に
ついては、特開平1−212314に記載されているの
で、詳細な説明は省略する。
【0046】この内挿回路70は、例えば図9の上段に
示すような、光電式検出回路60のアナログ出力波形を
波形成形して得られる、90°位相差の2相方形波信号
から、抵抗分割により、最終的に図9の下段に示すよう
なバイナリ(BIN)コードの信号b0〜b3を得る。この
バイナリコードの信号b3〜b0が、前記桁上げ発生器80
に入力される。
【0047】この桁上げ発生器80は、例えば図10に
示す如く構成されており、図11に示すタイムチャート
の如く、共通の遅延素子86を含む立上りエッジ検出回
路82と立下りエッジ検出回路84で最上位桁信号b3の
エッジを観測し、RS−F/F88等を介して方向判別
信号UPとカウントパルス信号CPを出力する。
【0048】該桁上げ発生器80で作られた計数パルス
は、前記アップダウンカウンタ90に入力され、光電式
検出回路60で作れるアブソリュートデータを超える桁
のデータが作られる。この桁のデータは、図7に示した
如く、静電容量式検出部のレジスタ40でも作られてい
るため、これと比較して、補正する。
【0049】即ち、前記比較回路100において、レジ
スタ40の値(入力A)とカウンタ90の値(入力B)
が比較される。
【0050】具体的には、まず図12に示すように、初
期設定を行う。
【0051】即ち、ステップ1010で、仮データフラ
グFを1にセットすると共に、エラー信号NGを0にク
リアする。
【0052】次いでステップ1020で、カウンタ90
の値(以下、光電式インクリメンタル値と称する)b ′
を読み込んで、レジスタB1 に格納する。
【0053】次いでステップ1030に進み、レジスタ
40の値(以下、静電容量式アブソリュート値と称す
る)a を読み込んで、レジスタAに格納する。
【0054】次いでステップ1040に進み、エラー信
号NGを一度1にセットした後、再び0にクリアし、そ
の時のレジスタ40の出力を読み込んで、UP/DNカ
ウンタ90をプリセットする。
【0055】次いでステップ1050に進み、光電式イ
ンクリメンタル値b ′を再度読み込んで、レジスタB2
に格納する。
【0056】次いでステップ1060に進み、レジスタ
B1 とB2 に格納された値の差の絶対値|B2 −B1 |
が、所定値m を超えているか否かを判定する。ここで判
定基準m は、静電容量式検出器が検出できる応答速度に
応じて定める。
【0057】ステップ1060の判定結果が正である
時、即ち、スケールが所定速度以上の速度で移動してい
ると判断される時には、ステップ1010に戻り、比較
回路100におけるエラー検出は行わない。これによっ
て、静電容量式検出器が応答しきれない、スケール移動
中の誤ったエラー検出が防止される。
【0058】一方、ステップ1060の判定結果が否で
あり、静電容量式アブソリュート値の信頼性も十分に高
いと判断される時には、ステップ1070に進み、仮デ
ータフラグFを0にクリアして、初期設定を終了する。
【0059】この初期設定により仮データフラグFが0
にクリアされた後に、光学式検出値と静電容量式検出値
の比較を行い、光学式検出値が狂っていると判断される
時はエラー信号NGを発生する。
【0060】このエラー信号NGは直ちに0に戻ってし
まうため、RS−F/F120でラッチして、エラーフ
ラグERRを作る。
【0061】このエラーフラグERRは、初期化が完了
した時点で0にクリアされ、エラーが生じた時(即ちN
G=1に変化した時)に1にセットされる。これと同時
に自動的にUP/DNカウンタ90へのプリセットも行
われる。
【0062】なお、初期化が完了した時点で、エラーフ
ラグERRが0を示していないと、NC装置側で「エン
コーダが動作不良」と誤った情報を伝えてしまうため、
仮データフラグF=1の時は、これによりORゲート1
15を介してRS−F/F120をリセットして、エラ
ーフラグERRを強制的に0にクリアするようにしてい
る。
【0063】以上でエラー判定のルーチンが完了する。
このルーチンは、適当な時間間隔で、静電容量式検出器
の各トラックを繰り返すようにされている。
【0064】各トラックはスケールピッチがそれぞれ異
なるので、トラックに応じた判定基準をそれぞれ選ぶこ
とで、スケールが高速移動の時には粗いアブソリュート
データのみと比較し、スケールが低速移動の時には細か
いアブソリュートデータまで比較でき、比較時間を短縮
できる。
【0065】なお、光電式検出器や静電容量式検出器に
は、それぞれ検出器自体にエラー検出機能が備わってい
る場合が多いので、B1 〜B2 、A等のデータ格納を行
う前又は後で、これら検出器自体のエラー内容を確認
し、例えば、光電式検出器のエラーが発生した場合に
は、エラー判定を行わないようにしても良い。
【0066】この比較回路100のエラー信号NGによ
り、カウンタ90の値が上位の絶対値を検出する静電容
量式のアブソリュートデータとずれていた場合、自動的
に正しい絶対値に更新される。なお、スケール移動中等
で静電容量式アブソリュート値の信頼性が低い場合に
は、エラー信号NGが発生されず、光電式インクリメン
タル値の校正も行われず、代りに仮データフラグFがセ
ットされる。又、外部(通信相手側)で校正等を行う場
合には、自分で校正を行うことなく、外部にエラーフラ
グERR及び仮データフラグFを伝えるだけとしても良
い。
【0067】なお、比較回路100の機能は、ハードウ
ェアでも容易に実現できる。
【0068】前記シフトレジスタ110は、パラレルデ
ータ信号をシリアルデータ信号に変換し、エラーフラグ
ERRや仮データフラグFも合成してから通信相手側
(外部)にシリアル転送する。
【0069】前記NC装置400には、例えば図1に示
した如く、前記リニアエンコーダ300にシリアルデー
タ要求信号(図示省略)を出力して、前記シリアルデー
タSOを受信し、該受信データ中のアブソリュートデー
タS及び仮データフラグFを出力するシリアルデータ受
信回路410と、前記リニアエンコーダ300から常時
出力されている前記2相方形波信号A、Bを受信して計
数することにより、現在位置計数値Cを迅速に求めて出
力する現在位置カウンタ420と、移動テーブル210
の移動目標である指令位置が与えられて保持する指令位
置レジスタ430と、該指令位置レジスタ430の出力
の指令位置と前記現在位置カウンタ420出力の現在位
置との差を求める加算回路440と、該加算回路440
出力の指令位置と現在位置の差に応じて、前記モータ2
20を駆動して、現在位置を指令位置と一致させるため
のモータ駆動回路450と、該モータ駆動回路450の
出力を、必要に応じて遮断するためのスイッチ460
と、必要な演算を行って、前記各構成機器に指令を与え
るための中央処理ユニット(CPU)470と、前記各
構成機器間を接続して、データをやりとりするためのデ
ータバス480とが含まれている。
【0070】ここで、モータ駆動回路450によるモー
タ220の制御を、アブソリュートデータSではなく、
2相方形波信号A、Bを現在位置カウンタ420で計数
した値Cに基づいて行っているのは、アブソリュートデ
ータSの応答性が低く、特にスケール移動中は該アブソ
リュートデータSに基づいてフィードバック制御を行っ
たのでは、適確な制御ができないからである。
【0071】これに対して、2相方形波信号A、Bは、
高速応答の光電式検出器50の出力に基づくものであ
り、応答性が非常に速いため、適確なフィードバック制
御が可能である。
【0072】しかしながら、本実施例のリニアエンコー
ダ300の場合、電源投入時等の初期設定時に、例えば
重力によってテーブル210が移動すると、静電容量式
検出器20が、3つのトラックを時分割で検出している
ため、正確に絶対位置を検出することができず、従って
従来と同様に正確な絶対位値の検出を前提としたので
は、NC動作が始まらない。
【0073】そこで本実施例では、図13に示すような
手順に従って、初期設定を行うようにしている。
【0074】即ち、ステップ2010で電源を投入した
後、ステップ2020で、シリアルデータ受信回路41
0からリニアエンコーダ300にデータ要求信号を出力
して、シリアルデータSOを受信し、その中の絶対値デ
ータS及び仮データフラグF(1の時、仮データ)を得
る。同時に、前記絶対位置カウンタ420の計数値Cを
読取る。
【0075】次いでステップ2030に進み、仮データ
フラグFがセットされているか否かを判定する。
【0076】判定結果が正であり、正確な絶対値が検出
されておらず、アブソリュートデータSが仮のデータで
あると判断される時には、ステップ2040に進み、ア
ブソリュートデータS及び現在位置計数値Cを、共に仮
のデータを示すレジスタSe、Ce に入れる。
【0077】次いでステップ2050に進み、前記指令
位置レジスタ430に仮のアブソリュートデータSe を
セットし、ステップ2060で、前記スイッチ460を
オンとして、モータ駆動回路450を動作させ、現在位
置が指令位置(この場合は初期位置)と一致するよう
に、即ち、テーブル210が移動しないようにモータ2
20を制御する。
【0078】ステップ2070で所定時間待って、ステ
ップ2080で、シリアルデータSOを再び受信してア
ブソリュートデータS及び仮データフラグFを得ると共
に、現在位置カウンタの計数値Cを得る。
【0079】ステップ2090で仮データフラグFの状
態を検出し、仮データフラクFが未だセットされている
ときには、前記ステップ2070に戻り、再び所定時間
をおいた後に、データを取込む。
【0080】ステップ2090の判定結果が否となった
時、即ち、仮データフラグFがクリアされ、真のデータ
が得られるようになったと判断される時には、ステップ
2100に進み、次式に示す如く、その時のアブソリュ
ートデータ(真のデータ)Sから初めの現在位置計数値
Ce (仮のデータ)を引いた値を補正値Cr として、初
期設定を終了する。
【0081】Cr =S−Ce …(1)
【0082】一方、前出ステップ2030の判定結果が
否であり、電源投入の初めから真のデータが得られてい
ると判断される時には、ステップ2200に進み、次式
に示す如く、電源投入時のアブソリュートデータSか
ら、その時の現在位置計数値Cを引いた値を補正値Cr
として、初期設定を終了する。
【0083】Cr =S−C …(2)
【0084】初期設定終了後のテーブル位置の制御は、
図14に示すような手順で行う。
【0085】即ち、テーブル210を真のシリアルデー
タ値の座標系で表わした指令位置Pに移動したい場合
は、ステップ3010で、指令位置レジスタ430に、
前記目標位置Pを補正値Cr で補正した値(P−Cr )
をセットする。
【0086】次いでステップ3020で所定時間待った
後、ステップ3030で現在位置カウンタ420の計数
値Cを読込む。
【0087】次いでステップ3040に進み、現在位置
計数値Cが補正後の目標位置(P−Cr )と一致したか
否かを判定する。
【0088】判定結果が否である場合には、ステップ3
020に戻り、再び所定時間おいた後、計数値Cを読込
んで、ステップ3040の判定結果が正となるまで繰返
す。
【0089】本実施例においては、NC装置400側
は、ソフトウェアの変更のみで対応できる。又、リニア
エンコーダ300側も、特別な回路や、大幅なソフトウ
ェアを追加することなく実現できる。
【0090】本実施例においては、仮データフラグFが
リニアエンコーダ300側でセット及びクリアされてい
たが、シリアルデータ受信回路410等のシリアルデー
タ受信側で仮データフラグをセット、クリアすることも
可能である。
【0091】なお前記実施例においては、アブソリュー
トエンコーダとして、静電容量式検出器と光電式検出器
を組合せたリニアエンコーダが用いられていたが、アブ
ソリュートエンコーダの種類はこれに限定されず、例え
ば静電容量式検出器のみを用いるものや、光電式検出器
のみを用いるものであってもよい。又、他の方式のアブ
ソリュートエンコーダであってもよい。更に、リニアエ
ンコーダでなく、ロータリーエンコーダであってもよ
い。
【0092】又、前記実施例においては、アブソリュー
トエンコーダがNC装置と組合されていたが、アブソリ
ュートエンコーダを含むアブソリュートエンコーダ装置
の構成はこれに限定されず、NC装置以外の他の外部装
置と組合せたり、あるいは、アブソリュートエンコーダ
単体に同様の機能を持たせることも可能である。
【0093】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ス
ケールやロータが移動又は回転していた場合に、ある誤
差を持った検出しかできないエンコーダを用いた場合で
あっても、外部装置に仮のデータを出力することができ
る。従って、例えばNC装置等の外部装置の動作を開始
することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例の全体構成を示すブロ
ック線図である。
【図2】図2は、実施例で用いられているアブソリュー
トエンコーダの構成例を示すブロック線図である。
【図3】図3は、前記エンコーダのスケールと検出器の
構成を示す斜視図である。
【図4】図4は、前記エンコーダのスケールパターン
を、その一部を拡大して示す平面図である。
【図5】図5は、前記エンコーダで用いられている静電
容量式検出器の動作を説明するための斜視図である。
【図6】図6は、前記静電容量式検出器の出力波形の例
を示す線図である。
【図7】図7は、前記エンコーダで用いられているレジ
スタ及び比較回路の作用を説明するための、データ構成
を示す線図である。
【図8】図8は、前記エンコーダで用いられている光電
式検出器の構成を示す縦断面図である。
【図9】図9は、前記エンコーダで用いられている光電
式検出回路出力と内挿回路出力のバイナリコード信号の
関係の例を示すタイムチャートである。
【図10】図10は、前記エンコーダで用いられている
桁上げ発生器の構成例を示す回路図である。
【図11】図11は、前記桁上げ発生器の動作を示すタ
イムチャートである。
【図12】図12は、前記エンコーダで用いられている
比較回路の初期設定時の処理手順を示すフローチャート
である。
【図13】図13は、前記実施例における初期設定時の
処理手順を示すフローチャートである。
【図14】図14は、前記実施例における、初期設定終
了後のテーブル移動手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…スケール、 11〜13…静電容量式トラック、 14…光電式トラック、 20…静電容量式検出器、 30…静電容量式検出回路、 40…レジスタ、 50、301〜304…光電式検出器、 60、311〜314…光電式検出回路、 90…プリセット入力付アップダウンカウンタ、 100…比較回路、 110…パラレルイン−シリアルアウト・シフトレジス
タ、 200…ベース、 210…移動テーブル、 220…モータ、 300…アブソリュート・リニヤエンコーダ、 400…NC装置、 410…シリアルデータ受信回路、 420…現在位置カウンタ、 430…指令位置レジスタ、 440…加算回路、 450…モータ駆動回路、 470…CPU。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出位置をアブソリュートデータとして出
    力するアブソリュートエンコーダを含むアブソリュート
    エンコーダ装置において、 アブソリュートデータの誤差の有無を判定する誤差判定
    手段と、 アブソリュートデータが誤差を含んでいると判定された
    時に、仮のデータであることを示す仮データ信号をセッ
    トし、アブソリュートデータが、誤差を含んでいない真
    のデータに戻ったと判定された時に、該仮データ信号を
    クリアする手段と、 アブソリュートデータが誤差を含んでいると判定された
    時は、その時のアブソリュートデータを仮のデータとし
    前記仮データ信号と共に出力し、アブソリュートデー
    タが真のデータに戻ったと判定された時は、その時のア
    ブソリュートデータを真のデータとして、該真のデータ
    や真のデータと仮のデータの差分を出力する手段とを
    え、仮のデータを、真のデータと置換、又は、真のデータと
    仮のデータの差分に基づいて補正することにより、正し
    いアブソリュートデータが得られるようにし たことを特
    徴とするアブソリュートエンコーダ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記アブソリュートエ
    ンコーダが、低分解能で長波長の静電容量式アブソリュ
    ート信号を低速で発生する静電容量式検出器と、高分解
    能で短波長の光電式インクリメンタル信号を高速で発生
    する光電式検出器とを含み、前記誤差判定手段が、前記
    アブソリュート信号に基づくデータと前記インクリメン
    タル信号に基づくデータを比較して、アブソリュートデ
    ータの誤差の有無を判定することを特徴とするアブソリ
    ュートエンコーダ装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、更に、前記仮デ
    ータ信号がセットされた時は、該仮データ信号がクリア
    される迄、エンコーダが取付けられた部材の移動を停止
    する手段を含むことを特徴とするアブソリュートエンコ
    ーダ装置。
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JP2016003947A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 株式会社ニコン エンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置
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