JP2016003947A - エンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置 - Google Patents

エンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置 Download PDF

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Abstract

【課題】薄型化が可能なエンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置を提供する。
【解決手段】動力伝達部を介して連結された入力軸及び出力軸の一方である第1軸に取り付けられ、第1パターンを有する第1スケールと、入力軸及び出力軸の他方である第2軸に取り付けられ、第2パターンを有し、第1光を透過する光透過部が形成された第2スケールと、光透過部を透過し、第1パターンを介した第1光を検出する第1検出部と、第2パターンを介した第2光を検出する第2検出部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置に関する。
エンコーダ装置は、モータ装置などの各種の駆動装置に利用されている。このようなエンコーダ装置として、例えば入力軸の回転情報を検出する第1エンコーダと、出力軸の回転情報を検出する第2エンコーダとを備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−177905号公報
近年、エンコーダ装置の薄型化が求められている。しかしながら、特許文献1に記載のエンコーダ装置は、2つのエンコーダが回転軸の軸線方向に2段に配置され、各々光源と受光部とで軸線方向にスケールを挟む構成であるため、軸線方向にその分のスペースが必要となり、薄型化が困難である。
以上のような事情に鑑み、本発明は、薄型化が可能なエンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に従えば、動力伝達部を介して連結された入力軸及び出力軸の一方である第1軸に取り付けられ、第1パターンを有する第1スケールと、入力軸及び出力軸の他方である第2軸に取り付けられ、第2パターンを有し、第1光を透過する光透過部が形成された第2スケールと、光透過部を透過し、第1パターンを介した第1光を検出する第1検出部と、第2パターンを介した第2光を検出する第2検出部とを備えるエンコーダ装置が提供される。
本発明の第2態様に従えば、本発明の第1態様に従うエンコーダ装置と、入力軸にトルクを供給する駆動部と、出力軸から出力された情報を使って駆動部を制御する制御部と、を備える駆動装置が提供される。
本発明の第3態様に従えば、移動物体と、移動物体を移動させる駆動装置と、を備え、駆動装置として、本発明の第2態様に従う駆動装置が用いられるステージ装置が提供される。
本発明の第4態様に従えば、移動物体と、移動物体を移動させる駆動装置と、を備え、駆動装置として、本発明の第2態様に従う駆動装置が用いられるロボット装置が提供される。
本発明の態様によれば、薄型化が可能なエンコーダ装置、駆動装置、ステージ装置、及びロボット装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るエンコーダ装置の一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るエンコーダ装置の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るエンコーダ装置の一例を示す図である。 変形例に係るエンコーダ装置の一例を示す図である。 (a)〜(c)はエンコーダ装置の動作の一例を示す図である。 開口部のパターンの一例を示す図である。 実施形態に係る駆動装置の一例を示す図である。 (a)は実施形態に係るステージ装置の一例を示す図であり、(b)は実施形態に係るロボット装置の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、図面においては、実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係るエンコーダ装置100の一例を示す図である。
図1に示すように、エンコーダ装置100は、第1エンコーダ10と、第2エンコーダ20と、制御部30とを備えている。エンコーダ装置100は、減速機などの動力伝達部102を介して連結された入力軸(第2軸)SF1及び出力軸(第1軸)SF2の回転に関する情報を検出する。入力軸SF1は、モータ装置などの駆動源101からの回転力を受けて回転する。入力軸SF1の回転は、動力伝達部102を介して出力軸SF2に伝達される。
入力軸SF1は、例えば中空状に形成されている。出力軸SF2は、例えば中実状に形成されており、入力軸SF1の内部に配置されている。入力軸SF1と出力軸SF2とは、共通の回転軸AXの軸線周りに回転するように配置されている。出力軸SF2の反負荷側端部は、入力軸SF1の反負荷側端部から突出している。
第1エンコーダ10は、入力軸SF1の回転に関する入力軸情報を検出する。入力軸情報は、入力軸SF1の角度位置、角速度、及び角加速度を含む。第1エンコーダ10は、例えば光学式のエンコーダである。第1エンコーダ10は、スケール(第2スケール)11と、発光部12と、検出部(第2検出部)13とを有している。
スケール11は、入力軸SF1のうち駆動源101の反負荷側の端部に取り付けられている。スケール11は、入力軸SF1と一体で回転する。スケール11は、入力軸SF1と同軸の環状に形成されている。スケール11には、パターン(第2パターン)14が形成されている。パターン14は、入力軸SF1の周方向に沿って形成されている。パターン14は、例えば光透過パターンである。パターン14は、図1(b)に示すように、インクリメンタルパターン14aとアブソリュートパターン14bとを含んでいる。インクリメンタルパターン14aは、光透過部と遮光部とが回転方向に沿って等しいピッチで形成される。アブソリュートパターン14bは、回転方向における光透過部の寸法がM系列に従うように設定される。インクリメンタルパターン14aとアブソリュートパターン14bとは、それぞれスケール11の外周に沿って配置されている。
発光部12は、検出光(第2光)L1を射出する。発光部12としては、例えばLEDなどの発光素子が用いられる。発光部12は、例えば所定波長(第1波長)のLED光を射出可能である。発光部12は、筐体40の平面部41a(後述)に配置されており、例えば回転軸AXの軸線方向に沿って検出光L1を射出する。
検出部13は、パターン14を介した検出光L1を検出する。検出部13は、受光部15及び入力軸基板16を有している。受光部15は、入力軸基板16に設けられ、入力軸基板16に形成される不図示の回路等に接続される。受光部15は、パターン14を介した検出光L1を受光し、電気信号に変換して出力する。この出力結果は、例えば不図示の出力器等を介して制御部30に送信される。受光部15として、例えばフォトダイオードの受光素子が用いられている。入力軸基板16は、例えば後述する出力軸基板26上に設けられている。なお、入力軸基板16が出力軸基板26とは別体で設けられてもよい。
また、スケール11には、光透過部17が設けられている。光透過部17は、後述の発光部22から射出される検出光L2を透過可能な材料を用いて形成されている。このような材料としては、例えばガラスや樹脂などが挙げられる。光透過部17は、スケール11上でパターン14の内側に設けられ、回転軸AXを中心とした円環状に形成されている。
続いて、第2エンコーダ20は、出力軸SF2の回転に関する出力軸情報を検出する。出力軸情報は、出力軸SF2の角度位置、角速度、及び角加速度を含む。第2エンコーダ20は、例えば第1エンコーダ10と同様、光学式のエンコーダである。第2エンコーダ20は、スケール(第1スケール)21と、発光部22と、検出部(第1検出部)23とを有している。
スケール21は、出力軸SF2のうち駆動源101の反負荷側の端部に取り付けられている。スケール21は、出力軸SF2と一体で回転する。スケール21は、出力軸SF2と同軸の環状に形成されている。スケール21には、パターン(第1パターン)24が形成されている。パターン24は、スケール21の外周に沿って形成されている。パターン24は、第1エンコーダ10のパターン14と同様、例えば光透過パターンである。パターン24は、図1(b)に示すように、インクリメンタルパターン24aとアブソリュートパターン24bとを含んでいる。インクリメンタルパターン24aは、光透過部と遮光部とが回転方向に沿って等しいピッチで形成される。アブソリュートパターン24bは、回転方向における光透過部の寸法がM系列に従うように設定される。インクリメンタルパターン24aとアブソリュートパターン24bとは、それぞれスケール21の外周に沿って配置されている。第2エンコーダ20のパターン24は、第1エンコーダ10のパターン14に対して、回転軸AXの軸線方向に並んで配置される。
回転軸AXの軸線方向視において、図1(b)に示すように、スケール21は、光透過部17を覆う寸法(径)に形成されている。また、パターン24は、回転軸AXの軸線方向視において、光透過部17と重なる位置に配置されている。スケール11とスケール21との間には、発光部や受光部等は配置されていない。このため、スケール21は、回転軸AXの軸線方向について、スケール11に対して近接して配置可能となっている。
発光部22は、検出光(第1光)L2を射出する。発光部22としては、例えばLEDなどの発光素子が用いられる。発光部22は、例えば所定波長(第1波長)のLED光を射出可能である。なお、検出光L2の波長は、検出光L1の波長と異なってもよく、同一であってもよい。発光部22は、第1エンコーダ10の発光部12と同様、筐体40の平面部41aに配置されている。このように、第1エンコーダ10の発光部12と、第2エンコーダ20の発光部22とが同一平面上に配置されているため、回転軸AXの軸線方向のスペースが少なく済み、エンコーダ装置100の薄型化が可能となる。発光部22は、例えば回転軸AXの軸線方向に沿って検出光L2を射出する。
発光部22は、回転軸AXの軸線方向視において、光透過部17及びパターン24に重なる位置に配置されている。また、発光部22は、回転軸AXの軸線方向視において、検出部23と重なる位置に配置されている。したがって、発光部22と、光透過部17と、パターン24と、検出部23とは、回転軸AXの軸線方向視において重なる位置に配置される。この場合、図1(a)に示すように、発光部22から射出される検出光L2は、光透過部17を透過してパターン24に到達し、パターン24を介して検出部23に到達することになる。
検出部23は、パターン24を介した検出光L2を検出する。検出部23は、受光部25及び出力軸基板26を有している。受光部25は、出力軸基板26に設けられ、出力軸基板26に形成される不図示の回路等に接続される。受光部25は、パターン24を介した検出光L2を受光し、電気信号に変換して出力する。この出力結果は、例えば不図示の出力器等を介して制御部30に送信される。受光部25として、例えばフォトダイオードの受光素子が用いられている。出力軸基板26は、筐体40の端面(図1(a)の上端面)に取り付けられている。
また、筐体40は、スケール11及びスケール21を囲うように円筒状に形成されている。筐体40は、駆動源101のケーシングなどに固定される。筐体40のうち駆動源101側の端部には、段部41が形成されている。段部41は、筐体40の内周面が内側に突出するように形成される。段部41には、平面部41aが形成されている。平面部41aは、スケール11及びスケール21に対向される。
上記のエンコーダ装置100を駆動源101等に装着する場合、例えば駆動源101側に回転軸AXを基準としたインローを配置しておき、このインローを基準として組み立てを行ってもよい。これにより、各部を取り付ける際には、インローに沿って装着していくことで、位置合わせを別途行うことなく組み立てるだけで位置を合わせることができる。なお、他の手法によってエンコーダ装置100を装着してもよい。
上記のように構成されたエンコーダ装置100では、駆動源101が回転すると、駆動源101の回転を受けて入力軸SF1が回転する。これにより、入力軸SF1と一体でスケール11が回転する。制御部30は、発光部12から検出光L1を射出させる。検出光L1は、スケール11のパターン14(インクリメンタルパターン14a及びアブソリュートパターン14b)を介して受光部15に到達する。受光部15では、パターン14を介した検出光L1が受光され、光量に応じた電気信号が出力される。スケール11の回転によってパターン14が移動するため、検出光L1の照射部分でパターン14が変化し、受光部15によって受光される検出光L1の光量が変化する。制御部30は、受光部15から出力された電気信号に基づいて光量の変化を検出し、入力軸SF1の入力軸情報を検出する。
また、入力軸SF1が回転することにより、この回転が動力伝達部102を介して出力軸SF2に伝達され、出力軸SF2が回転する。出力軸SF2が回転することにより、出力軸SF2と一体でスケール21が回転する。制御部30は、発光部22から検出光L2を射出させる。検出光L2は、スケール11の光透過部17を透過してパターン24(インクリメンタルパターン24a及びアブソリュートパターン24b)に到達し、パターン24を介して受光部25に到達する。受光部25では、パターン24を介した検出光L2が受光され、光量に応じた電気信号が出力される。スケール21の回転によってパターン24が移動するため、検出光L2の照射部分でパターン24が変化し、受光部25によって受光される検出光L2の光量が変化する。制御部30は、受光部25から出力された電気信号に基づいて光量の変化を検出し、出力軸SF2の出力軸情報を検出する。
以上のように、本実施形態によれば、発光部22から射出される検出光L2が、スケール11の一部に設けられる光透過部17を透過して検出部23に到達する構成であるため、例えばスケール11とスケール21との間に発光部22を配置せず、スケール11よりも駆動源101側に発光部22を配置する構成が実現可能となる。そのため、スケール11とスケール21とを近づけて配置することができる。これにより、薄型化が可能なエンコーダ装置100を提供することができる。
[第2実施形態]
図2は、第2実施形態に係るエンコーダ装置200の一例を示す図である。
図2に示すように、エンコーダ装置200は、第1エンコーダ210と、第2エンコーダ220と、制御部30とを備えている。本実施形態では、第1エンコーダ210の構成と第2エンコーダ220の一部の構成が第1実施形態とは異なっているため、この相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符号を付すこととし、説明を省略あるいは簡略化する。
第1エンコーダ210は、スケール(第2スケール)211と、発光部12と、検出部(第2検出部)213とを有している。本実施形態では、スケール211が、回転部材211aと連結部材211bとを有する構成となっている。また、回転部材211aは、連結部材211bを介して、入力軸SF1のうち駆動源101の反負荷側の端部に取り付けられている。
回転部材211aは、連結部材211bの周縁部に固定されている。回転部材211aは、連結部材211bと共に、入力軸SF1と一体で回転する。回転部材211aは、入力軸SF1と同軸の環状に形成されており、回転軸AXの軸方向に貫通する貫通穴211aを有している。回転部材211aは、第2エンコーダ220のスケール21の外側に配置される。回転部材211aは、スケール21と同一平面に配置されている。回転部材211aには、パターン(第2パターン)14が形成されている。このパターン14は、第2エンコーダ220のスケール21に形成されるパターン24と同一平面に配置される。
連結部材211bは、入力軸SF1の反負荷側の端部に取り付けられている。連結部材211bは、入力軸SF1と同軸の環状に形成され、第2エンコーダ220の発光部22から射出される検出光L2を透過可能な材料を用いて形成されている。連結部材211bは、回転軸AXの軸線方向視において、連結部材211bは、回転部材211aの貫通穴211aと入力軸SF1との間を塞ぐように配置されている。なお、第2エンコーダ220のスケール21は、貫通穴211aと連結部材211bとで囲まれる部分に配置される。
また、連結部材211bは、第2エンコーダ220のスケール21と発光部22との間に配置されている。また、連結部材211bは、回転軸AXの軸線方向視において、スケール21のパターン24を覆うように形成されている。なお、連結部材211bは、全体が検出光L2を透過可能に形成されてもよいし、スケール21のパターン24に重なる領域が部分的に検出光L2を透過可能であってもよい。
また、第1エンコーダ210の検出部213は、受光部215を有している。受光部215は、筐体40の端面(図2(a)の上端面)に配置された基板50の内面50aに配置されている。また、第2エンコーダ220の検出部223は、受光部225を有している。受光部225は、基板50の内面50aに配置されている。このように、第1エンコーダ210の受光部215及び第2エンコーダ220の受光部225は、基板50の同一面である内面50aに配置される。このため、受光部215及び受光部225に接続される回路等を基板50にまとめて形成することができる。
本実施形態によれば、発光部22から射出される検出光L2は、連結部材211bを透過してパターン24に到達し、パターン24を介して検出部23に到達することになる。これにより、発光部12と発光部22とを、例えば同一平面に配置させることができるため、薄型化が可能なエンコーダ装置200を提供することができる。また、本実施形態では、連結部材211bを介して回転部材211aを入力軸SF1に固定することにより、回転部材211aのパターン14とスケール21のパターン24とを同一平面に配置することができる。これにより、第1実施形態に比べて、より薄型化が可能となる。
[第3実施形態]
図3は、第3実施形態に係るエンコーダ装置300の一例を示す図である。
図3に示すように、エンコーダ装置300は、第1エンコーダ310と、第2エンコーダ320と、制御部30とを備えている。本実施形態では、第1エンコーダ310が出力軸SF2の出力軸情報を検出し、第2エンコーダ320が入力軸SF1の入力軸情報を検出する点で、上記実施形態とは異なっているため、この相違点を中心に説明する。なお、制御部30や筐体40等、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付すこととし、説明を省略あるいは簡略化する。
第1エンコーダ310は、スケール(第1スケール)311と、発光部312と、検出部(第1検出部)313とを有している。
スケール311は、出力軸SF2のうち駆動源101の反負荷側の端部に取り付けられている。スケール311は、出力軸SF2と一体で回転する。スケール311は、出力軸SF2と同軸の環状に形成されている。スケール311には、パターン(第1パターン)314が形成されている。パターン314は、出力軸SF2の周方向に沿って形成されている。パターン314は、例えば光透過パターンである。パターン314は、図3(b)に示すように、インクリメンタルパターン314aとアブソリュートパターン314bとを含んでいる。インクリメンタルパターン314aとアブソリュートパターン314bとは、それぞれスケール11の外周に沿って配置されている。
発光部312は、検出光(第1光)L1を射出する。発光部312は、例えば所定波長(第1波長)のLED光を射出可能である。発光部312は、筐体40の端面(図3(a)の上端面)に配置された基板50の内面50aに設けられている。発光部312は、例えば回転軸AXの軸線方向に沿って検出光L1を射出する。本実施形態では、発光部312が基板50側から駆動源101側へ検出光L1を射出するようになっている。
検出部313は、パターン314を介した検出光L1を検出する。検出部313は、受光部315及び出力軸基板316を有している。受光部315は、出力軸基板316に設けられ、出力軸基板316に形成される不図示の回路等に接続される。受光部315は、パターン314を介した検出光L1を受光し、電気信号に変換して出力する。この出力結果は、例えば制御部30に送信される。出力軸基板316は、筐体40の平面部41aに配置されている。なお、受光部315が平面部41aに直接取り付けられてもよい。
また、スケール11には、光透過部317が設けられている。光透過部317は、後述の検出部323から射出される検出光L2を透過可能な材料を用いて形成されている。このような材料としては、例えばガラスや樹脂などが挙げられる。光透過部317は、スケール311上でパターン314の内側に設けられ、回転軸AXを中心とした円環状に形成されている。
続いて、第2エンコーダ320は、入力軸(第2軸)SF1の回転に関する入力軸情報を検出する。入力軸情報は、入力軸SF1の角度位置、角速度、及び角加速度を含む。第2エンコーダ320は、例えば第1エンコーダ310と同様、光学式のエンコーダである。第2エンコーダ320は、スケール(第2スケール)321と、発光部322と、検出部(第2検出部)323とを有している。
スケール321は、入力軸SF1のうち駆動源101の反負荷側の端部に取り付けられている。スケール321は、入力軸SF1と一体で回転する。スケール321は、入力軸SF1と同軸の環状に形成されている。スケール321には、パターン(第2パターン)324が形成されている。パターン324は、スケール321の外周に沿って形成されている。パターン324は、第1エンコーダ310のパターン314と同様、例えば光透過パターンである。パターン324は、図3(b)に示すように、インクリメンタルパターン324aとアブソリュートパターン324bとを含んでいる。インクリメンタルパターン324aとアブソリュートパターン324bとは、それぞれスケール321の外周に沿って配置されている。第2エンコーダ320のパターン324は、第1エンコーダ310のパターン314に対して、回転軸AXの軸線方向に並んで配置される。
回転軸AXの軸線方向視において、図3(b)に示すように、スケール321は、光透過部317を覆う寸法(径)に形成されている。また、パターン324は、回転軸AXの軸線方向視において、光透過部317と重なる位置に配置されている。スケール311とスケール321との間には、発光部や受光部等は配置されていない。このため、スケール321は、回転軸AXZの軸線方向について、スケール311に対して近接して配置可能である。
発光部322は、検出光(第2光)L2を射出する。発光部322は、例えば所定波長(第2波長)のLED光を射出可能である。なお、検出光L2の波長は、検出光L1の波長と異なってもよく、同一であってもよい。発光部322は、第1エンコーダ310の発光部312と同様、基板50の内面50aに配置されている。このように、第1エンコーダ310の発光部312と、第2エンコーダ320の発光部322とは、同一平面上に配置されている。発光部322は、例えば回転軸AXの軸線方向に沿って検出光L2を射出する。本実施形態では、発光部322が基板50側から駆動源101側へ検出光L2を射出するようになっている。
発光部322は、回転軸AXの軸線方向視において、光透過部317及びパターン324に重なる位置に配置されている。この場合、図3(a)に示すように、発光部322から射出される検出光L2は、光透過部317を透過してパターン324に到達し、パターン324を介して検出部323に到達することになる。
検出部323は、パターン324を介した検出光L2を検出する。検出部323は、受光部325及び出力軸基板326を有している。受光部325は、出力軸基板326に設けられ、出力軸基板326に形成される不図示の回路等に接続される。受光部325は、パターン324を介した検出光L2を受光し、電気信号に変換して出力する。この出力結果は、例えば制御部30に送信される。出力軸基板326は、筐体340の平面部41aに取り付けられている。なお、受光部325が平面部41aに直接取り付けられてもよい。
上記のように構成されたエンコーダ装置300では、駆動源101が回転すると、駆動源101の回転を受けて入力軸SF1が回転する。これにより、入力軸SF1と一体でスケール321が回転する。制御部30は、発光部322から検出光L2を射出させる。検出光L2は、スケール311の光透過部317を透過してパターン324(インクリメンタルパターン324a及びアブソリュートパターン324b)に到達し、パターン424を介して受光部325に到達する。受光部325では、パターン324を介した検出光L2を受光し、電気信号に変換する。スケール321の回転によってパターン324が移動するため、検出光L2の照射部分でパターン324が変化し、受光部325によって受光される検出光L2の光量が変化する。制御部30は、受光部325から出力された電気信号に基づいて光量の変化を検出し、入力軸SF1の入力軸情報を検出する。
また、入力軸SF1が回転することにより、この回転が動力伝達部102を介して出力軸SF2に伝達され、出力軸SF2が回転する。出力軸SF2が回転することにより、出力軸SF2と一体でスケール311が回転する。制御部30は、発光部312から検出光L1を射出させる。検出光L1は、スケール311のパターン314(インクリメンタルパターン314a及びアブソリュートパターン314b)を介して受光部315に到達する。受光部315では、パターン314を介した検出光L1を受光し、電気信号に変換され、制御部30に出力される。スケール311の回転によってパターン314が移動するため、検出光L1の照射部分でパターン314が変化し、受光部315によって受光される検出光L1の光量が変化する。制御部30は、受光部315から出力された電気信号に基づいて光量の変化を検出し、出力軸SF2の出力軸情報を検出する。
以上のように、本実施形態によれば、検出部323が、光透過部317を透過してパターン324を介した検出光L2を検出するため、発光部312と発光部322とを、例えば同一平面に配置させることができる。これにより、薄型化が可能なエンコーダ装置300を提供することができる。
[変形例]
次に、変形例を説明する。
上記第1実施形態では、発光部22から射出される検出光L2を透過する光透過部17がガラスや樹脂などによって中実状に形成された構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、光透過部17が開口部であってもよい。この場合、スケール11のうち光透過部17の内側と外側とが接続されている必要がある。
図4は、変形例に係るエンコーダ装置100Aの一例を示す斜視図である。
図4に示すように、エンコーダ装置100Aにおいて、第2エンコーダ20Aのスケール21Aには、パターン24Aが形成されている。パターン24Aは、外周側パターン27と、内周側パターン28とを有している。
外周側パターン27は、インクリメンタルパターン27aとアブソリュートパターン27bとを有している。インクリメンタルパターン27a及びアブソリュートパターン27bは、それぞれ円環状に形成されている。外周側パターン27では、インクリメンタルパターン27aが外側に形成され、アブソリュートパターン27bが内側に形成されている。
内周側パターン28は、インクリメンタルパターン28aとアブソリュートパターン28bとを有している。インクリメンタルパターン28a及びアブソリュートパターン28bは、それぞれ円環状に形成されている。内周側パターン28では、インクリメンタルパターン28aが内側に形成され、アブソリュートパターン28bが外側に形成されている。
外周側パターン27のインクリメンタルパターン27aと、内周側パターン28のインクリメンタルパターン28aとは、同一のパターンである。また、外周側パターン27のアブソリュートパターン27bと、内周側パターン28のアブソリュートパターン28bとは、同一のパターンである。ここで同一のパターンとは、回転軸AXを中心とした回転方向についての変化が同一であることを意味しており、同一位相において等しいパターンであることを意味している。
第1エンコーダ10Aのスケール11Aには、光透過部17Aが形成されている。光透過部17Aは、外周側開口部18と、内周側開口部19とを有している。
外周側開口部18及び内周側開口部19は、回転軸AXの軸線方向にスケール11Aを貫通して形成されている。外周側開口部18及び内周側開口部19は、スケール11Aの外周に沿って所定のピッチで配置されており、周方向に長手の帯状に形成されている。外周側開口部18及び内周側開口部19は、回転軸AXを中心とした回転方向について位相がずれた状態で形成されている。このため、光透過部17Aには、径方向に見た場合、外周側開口部18のみが設けられる第1部分S1と、外周側開口部18及び内周側開口部19の両方が重なる第2部分S2と、内周側開口部19のみが設けられる第3部分S3とが形成される。
外周側開口部18及び内周側開口部19は、発光部22からの検出光L2を透過可能である。外周側開口部18は、透過した検出光L2がスケール21Aの外周側パターン27に照射されるように配置されている。内周側開口部19は、透過した検出光L2がスケール21Aの内周側パターン28に照射されるように配置されている。なお、光透過部17Aでは、上記の第2部分S2において、透過した検出光L2が外周側パターン27及び内周側パターン28の両方に同時に照射されるように外周側開口部18及び内周側開口部19が配置される。
上記のように構成されたエンコーダ装置100Aでは、発光部22から射出される検出光L2は、光透過部17Aを透過してパターン24Aに到達し、パターン24Aを介して受光部25(検出部23)に到達することになる。
ここで、検出光L2が光透過部17Aの第1部分S1に照射される場合、図5(a)に示すように、検出光L2は外周側開口部18を透過し、外周側パターン27を介して受光部25に到達する。受光部25では、外周側パターン27を介した検出光L2が受光され、光量に応じた電気信号が出力される。
また、検出光L2が光透過部17Aの第2部分S2に照射される場合、図5(b)に示すように、検出光L2は外周側開口部18及び内周側開口部19を透過し、外周側パターン27及び内周側パターン28を介して受光部25に到達する。受光部25では、外周側パターン27及び内周側パターン28を介した検出光L2がそれぞれ受光され、光量に応じた電気信号がそれぞれ出力される。
また、検出光L2が光透過部17Aの第3部分S3に照射される場合、図5(c)に示すように、検出光L2は内周側開口部19を透過し、内周側パターン28を介して受光部25に到達する。受光部25では、内周側パターン28を介した検出光L2が受光され、光量に応じた電気信号が出力される。
制御部30は、受光部25から出力された電気信号に基づいて光量の変化をそれぞれ検出し、出力軸SF2の出力軸情報を検出する。このように、光透過部17Aを開口部とした場合においても、出力軸情報を検出することができる。光透過部17Aを開口部とすることにより、光透過部17Aにおける検出光L2の損失が小さくなるため、パターン24Aに到達する検出光L2の光量が大きくなる。これにより、出力軸情報の検出精度を高めることができる。
なお、上記変形例では、スケール11Aの光透過部17Aを開口部にする場合において、第2エンコーダ20Aのスケール21Aに外周側パターン27及び内周側パターン28が設けられる構成を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、第1実施形態等に記載のように、パターン24が一列の構成であってもよい。
図6は、スケール11Aの一部の構成を模式的に示す図である。なお、図6では、図示を判別しやすくするためスケール11Aを矩形状として示しているが、実際には円形に形成されている。この場合、スケール11Aの回転方向は図6の長手方向となる。
図6に示すスケール11Aにおいて、外周側開口部18Iは、インクリメンタルパターン24aの外側部分に対応した開口部18aと、インクリメンタルパターン24aの内側部分に対応した18bとが設けられる。つまり、開口部18aを透過する検出光L2は、インクリメンタルパターン24aの外側部分に照射される。同様に、開口部18bを透過する検出光L2は、インクリメンタルパターン24aの内側部分に照射される。なお、図6には、対応するインクリメンタルパターン24aを一点鎖線で示している。
開口部18a及び18bは、スケール11Aの回転方向に沿ってそれぞれ所定の間隔で配置されている。開口部18aと開口部18bとは、回転方向に位相がずれた状態で配置されている。この場合、インクリメンタルパターンのピッチをλとすると、λ/4だけ位相がずれて配置される。
また、内周側開口部19Sは、アブソリュートパターン24bの外側部分に対応した開口部19aと、アブソリュートパターン24bの内側部分に対応した19bとが設けられる。つまり、開口部19aを透過する検出光L2は、アブソリュートパターン24bの外側部分に照射される。同様に、開口部19bを透過する検出光L2は、アブソリュートパターン24bの内側部分に照射される。なお、図6には、対応するアブソリュートパターン24bを一点鎖線で示している。
開口部19a及び19bは、スケール11Aの回転方向に沿ってそれぞれ所定の間隔で配置されている。開口部19aと開口部19bとは、回転方向に位相がずれた状態で配置されている。この場合、インクリメンタルパターンのピッチをλとすると、λ/2だけ位相がずれて配置される。
上記の場合、受光部25では、開口部18a及び開口部18bを透過してインクリメンタルパターン24aに到達し、インクリメンタルパターン24aを介した検出光L2をそれぞれ受光する。制御部30では、開口部18aからの検出光L2による信号と開口部18bからの検出光L2による信号とに基づいてインクリメンタルパターン24aを検出する。
また、受光部25では、開口部19a及び開口部19bを透過してアブソリュートパターン24bに到達し、アブソリュートパターン24bを介した検出光L2をそれぞれ受光する。制御部30では、開口部19aからの検出光L2による信号と開口部19bからの検出光L2による信号とに基づいてアブソリュートパターン24bを検出する。
このように、インクリメンタルパターン24a及びアブソリュートパターン24bがそれぞれ1列ずつ設けられる場合であっても、スケール11Aの光透過部17A側を径方向に2列に設けることにより、光透過部17Aを開口部とした構成を実現可能である。この場合、上記同様に、パターン24に到達する検出光L2の光量が大きくなるため、出力軸情報の検出精度を高めることができる。
[駆動装置]
実施形態に係る駆動装置について説明する。図7は、駆動装置の実施形態として、電動のモータ装置MTRの一例を示す図である。以下の説明において、上記した実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。図7に示すように、モータ装置MTRは、本体部BDと、減速機RGと、エンコーダ装置EAと、モータ制御部CONTとを備える。
本体部BDは、トルクを発生し、このトルクを減速機RGの入力軸SF1に供給する。減速機RGは、本体部BDから供給されたトルクを所定の減速比で調整し、出力軸SF2を介して負荷LDに供給する。
エンコーダ装置EAとしては、例えば第1実施形態に係るエンコーダ装置100が用いられるが、これに限定するものではなく、他の実施形態や変形例に係るエンコーダ装置が用いられてもよい。エンコーダ装置EAは、第1エンコーダ10と、第2エンコーダ20と、エンコーダ制御部30とを備える。第1エンコーダ10は、入力軸SF1の回転に関する入力軸情報を検出する。第2エンコーダ20は、出力軸SF2の回転に関する出力軸情報を検出する。エンコーダ装置EAは、検出した入力軸情報および出力軸情報の少なくとも一部を処理し、処理後の情報をモータ制御部CONTに供給する。モータ制御部CONTは、エンコーダ装置EAから供給された情報を使って、本体部BDの回転を制御する。
このモータ装置MTRによれば、検出精度に優れた薄型のエンコーダ装置EAが搭載されるため、回転量の制御性に優れたモータ装置MTRを得ることができ、モータ装置MTR全体を小型化することができる。また、反負荷側端部に薄型のエンコーダ装置EAが取り付けられるため、モータ装置MTRからの出っ張りが小さくなり、小さなスペースにモータ装置MTRを設置することができる。なお、駆動装置としてモータ装置MTRを例に挙げて説明したが、これに限定されず、油圧や空圧を利用して回転する軸部を有する他の駆動装置であってもよい。
[ステージ装置]
次に、上記の実施形態に係るエンコーダ装置EAを適用したステージ装置について説明する。図8(a)は、ステージ装置STGの一例を示す図である。図8(a)では、エンコーダ装置EAとして、例えば第1実施形態に係るエンコーダ装置100が用いられる場合を示しているが、これに限定するものではなく、他の実施形態や変形例に係るエンコーダ装置が用いられてもよい。
このステージ装置STGは、モータ装置MTRの出力軸SF2のうち負荷側の端部SFaに回転テーブル(移動物体)TBを取り付けた構成である。以下の説明において、上記の実施形態と同一または同等の構成部分については、同じ符号を付けて説明を省略または簡略化する。
ステージ装置STGは、モータ装置MTRを駆動して出力軸SF2を回転させると、この回転が回転テーブルTBに伝達される。その際、エンコーダ装置EAは、入力軸SF1および出力軸SF2の回転位置等を検出する。エンコーダ装置EAによる検出結果を使うことにより、例えば、本体部BDの回転を制御すること、回転テーブルTBの回転位置を検出すること、回転テーブルTBの回転を制御すること等ができる。
ステージ装置STGにおいて、エンコーダ装置EAは、検出結果を示すテータの通信時間を減らすことができる。そのため、ステージ装置STGは、本体部BDの回転や回転テーブルTBの回転を高周波数で制御可能であり、その結果、各部の回転位置などを高精度に制御可能である。なお、ステージ装置STGは、例えば、旋盤等の工作機械が備える回転テーブル等に適用されてもよい。
[ロボット装置]
実施形態に係るロボット装置について説明する。図8(b)は、実施形態に係るロボット装置RBTの一例を示す斜視図である。なお、図8(b)は、ロボット装置RBTの一部(関節部分)の構成を模式的に示している。以下の説明において、上記した実施形態と同一または同等の構成部分については同一符号を付けて説明を省略または簡略化する。図8(b)に示すように、ロボット装置RBTは、第1アームAR1と、第2アームAR2と、関節部JTとを有しており、第1アームAR1と第2アームAR2とが関節部JTを介して接続された構成となっている。
第1アームAR1には、腕部103と、軸受103a、103bとを備えている。第2アームAR2には、腕部104と接続部104aとが設けられている。関節部JTでは、軸受101a、101bの間に接続部104aが配置されている。接続部104aは、出力軸SF2と一体的に設けられている。関節部JTでは、出力軸SF2が軸受101a、101bの両方に挿入された状態となっている。出力軸SF2のうち軸受101bに挿入される側の端部は、軸受101bを貫通して減速機RGに接続されている。
減速機RGは、モータ装置MTRに接続されており、モータ装置MTRの回転を例えば100分の1等に減速して出力軸SF2に伝達する。モータ装置MTRとしては、図7に示すモータ装置MTRが用いられている。図8(b)においては図示されていないが、モータ装置MTRの軸部SFのうち負荷側端部は、減速機RGに接続されている。また、モータ装置MTRの軸部SFのうち反負荷側端部には、エンコーダ装置EAが取り付けられている。
上記のように構成されたロボット装置RBTは、モータ装置MTRを駆動して入力軸SF1を回転させると、この回転が減速機RGを介して出力軸SF2に伝達される。出力軸SF2の回転により接続部104aが一体的に回転し、これにより第2アームAR2が、第1アームAR1に対して回転する。その際、エンコーダ装置EAは、入力軸SF1及び出力軸SF2の回転情報等を検出する。従って、エンコーダ装置EAからの出力を用いることにより、第2アームAR2の回転位置を検出することができる。図8(b)では、エンコーダ装置EAとして、例えば第1実施形態に係るエンコーダ装置100が用いられる場合を示しているが、これに限定するものではなく、他の実施形態や変形例に係るエンコーダ装置が用いられてもよい。
このようにロボット装置RBTによれば、回転量の制御性に優れた小型のモータ装置MTRを搭載するため、ロボット装置RBT全体を小型化することができる。また、薄型小型のエンコーダ装置EAを備えるため、関節部JTからの出っ張りが小さくなり、この出っ張りが他の機器等と干渉するのを抑制できる。なお、ロボット装置RBTとしては、上記した構成に限定されず、例えば、関節を備える各種ロボット装置にモータ装置MTRを搭載することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態で説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。また、上記の実施形態で説明した要件は、適宜組み合わせることができる。
例えば、上記実施形態では、パターン14、24、314、324について、光透過型のパターンである場合を例に挙げて説明したが、これに限定するものではなく、光反射型のパターンであってもよい。
MTR…モータ装置 RBT…ロボット装置 SF1…入力軸 SF2…出力軸 STG…ステージ装置 11、11A、21、21A、211、311、321…スケール 13、23、213、223、313、323…検出部 14、24、314、324…パターン 14a、24a、27a、28a、314a、324a…インクリメンタルパターン 14b、24b、27b、28b、314b、324b…アブソリュートパターン 15、25、215、225、315、325…受光部 17、17A、317…光透過部 18、18I…外周側開口部 19、19S…内周側開口部 27…外周側パターン 28…内周側パターン 50…基板 50a…内面 211a…回転部材 211b…連結部材

Claims (16)

  1. 動力伝達部を介して連結された入力軸及び出力軸の一方である第1軸に取り付けられ、第1パターンを有する第1スケールと、
    前記入力軸及び前記出力軸の他方である第2軸に取り付けられ、第2パターンを有し、第1光を透過する光透過部が形成された第2スケールと、
    前記光透過部を透過し、前記第1パターンを介した前記第1光を検出する第1検出部と、
    前記第2パターンを介した第2光を検出する第2検出部と
    を備えるエンコーダ装置。
  2. 前記第1軸及び前記第2軸は、共通の回転軸の軸線周りに回転するように配置される
    請求項1に記載のエンコーダ装置。
  3. 前記第1パターンと前記光透過部とは、前記回転軸の軸線方向において、重なる位置に配置されている
    請求項2に記載のエンコーダ装置。
  4. 前記第1検出部は、前記第1パターン及び前記光透過部と、前記回転軸の軸線方向において、重なる位置に配置されている
    請求項3に記載のエンコーダ装置。
  5. 前記第1スケール及び前記第2スケールは、前記第1パターンと前記第2パターンとが前記回転軸の軸線方向に位置が異なるように配置される
    請求項2から請求項4のうちいずれか一項に記載のエンコーダ装置。
  6. 前記第1スケール及び前記第2スケールは、前記第1パターンと前記第2パターンとが同一平面上に位置するように配置される
    請求項2から請求項4のうちいずれか一項に記載のエンコーダ装置。
  7. 前記第2スケールは、前記第2パターンが形成された回転部材と、前記第2軸と前記回転部材とを連結する連結部材とを有し、
    前記回転部材は、前記回転軸の軸線方向に貫通する貫通穴を有し、前記連結部材の周縁部に固定され、
    前記第1スケールは、前記貫通穴と前記連結部材とで囲まれる部分に配置される
    請求項6に記載のエンコーダ装置。
  8. 前記光透過部は、前記連結部材に設けられる
    請求項7に記載のエンコーダ装置。
  9. 前記第1パターンは、前記第1スケールの回転方向に沿って形成された同一パターンである内周側パターン及び外周側パターンを有し、
    前記内周側パターン及び前記外周側パターンの両方に前記第1光を同時に照射可能な第1発光部を備え、
    前記光透過部は、前記第1光が前記内周側パターン及び前記外周側パターンのうち少なくとも一方に照射されるように形成される
    請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載のエンコーダ装置。
  10. 前記光透過部は、前記第2スケールに設けられ前記第1光を透過する開口部を含む
    請求項9に記載のエンコーダ装置。
  11. 前記光透過部は、外周側開口部と内周側開口部とを含み、
    前記外周側開口部と前記内周側開口部とは、前記回転軸を中心とした回転方向について位相がずれた状態で形成されている
    請求項9又は請求項10に記載のエンコーダ装置。
  12. 前記内周側パターン及び前記外周側パターンは、それぞれインクリメンタルパターン及びアブソリュートパターンを含む
    請求項9から請求項11のうちいずれか一項に記載のエンコーダ装置。
  13. 前記第1検出部は、前記第1光を受光する第1受光部を有し、
    前記第2検出部は、前記第2光を受光する第2受光部を有し、
    前記第1受光部及び前記第2受光部は、前記第1軸及び前記第2軸とは非接続で設けられた基板の同一面に配置される
    請求項1から請求項12のうちいずれか一項に記載のエンコーダ装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のエンコーダ装置と、
    前記入力軸にトルクを供給する駆動部と、
    前記出力軸から出力された情報を使って前記駆動部を制御する制御部と、を備える駆動装置。
  15. 移動物体と、
    前記移動物体を移動させる駆動装置と、を備え、
    前記駆動装置として、請求項14記載の駆動装置が用いられるステージ装置。
  16. 移動物体と、
    前記移動物体を移動させる駆動装置と、を備え、
    前記駆動装置として、請求項14記載の駆動装置が用いられるロボット装置。
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